【個】夜霧に沈む街角
とある地方都市で行方不明者が頻発していると言いう噂があります。行方不明となった人達は皆、霧の深い夜の日を境に消えてしまったとか。
さらに消えた人の記憶も段々と霧がかかったように朧になってしまうと言います。
一見するとよくある怪談の一つのようでそういうものに実体があるのがこの√汎神解剖機関。
貴女は春先に霧の立ち込める夜の地方都市へと歩み出しましたのでした――。
🌫演出終了🌫
井號・嬰凛 4月11日08時(貴女はこの地方都市を行方不明者の調査で訪れた。
貴女が取った依頼の他にも幾つかこの街からの行方不明の調査の依頼が届いて居る。
この街では夜霧を切っ掛けに人が忽然と行方知れずになると言う事が度々起こり、その真相は警察や他の組織も未だ掴めてはいないようだ。
「この街には何かある」そんな予感と共に貴女は街の中心にある駅を降り歩き始めた。
はずだった――)
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井號・嬰凛 4月11日08時(急に辺りを真白い霧が包み込む。50m先の様子も解らない程の濃霧。何時の間にか車も人も見かけなくなり、ただ街灯のぼんやりとした光だけ霧の中に浮かんで見える。まるで違う世界、違う√へと迷い込んでしまったかのようですが、辛うじて√能力者の勘として先程と同じ√に居る事だけは解る状況――そんな時、貴女は霧の向こうから人影が近づいて来るのを見ます。ゆっくり、しかし、何か目的をもって貴女の方へと近づいて来て居るのを感じるでしょう)
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哘・詞 4月11日13時(眼前に現れた人影に神経をぴんと張らせた。が、その正体が制服の少女であり、しかもこの状況にありて平然たる調子で話しかけてきたという事実に驚きつつ)
……いえ、私は"調べ物"のために外部から来た者です。こんばんわ……あなたは、この霧に呑まれた側の人ではないようだけれど……。
(無効票)
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井號・嬰凛 4月11日18時(少女は傍まで来て貴女の姿を確かめるような仕種をします。互いの姿は霧越しの街灯の明りでややぼんやりとみえます、傍で良く確かめようとしているようでした。単純に湿度で眼鏡も曇るのでしょう)
"調べ物"ですか。私も似たような所ですね。
この街の民俗というか伝承というか、そう言ったモノを調べに来ました。学生ですからね。
この街にはいわゆる神隠しの伝説があるというので、その伝説の背景にあるモノを調べようかと……。
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井號・嬰凛 4月11日18時しかし、急に霧が出て来てしまって困りました。
(そう言って近くに浮かぶ柱のような影、電柱の方へと視線をやります。
よく見ると幾つものチラシの様な物がビッシリと張り付けられて居ました。
「この人を探して居ます」「行方不明者」「この男性をみませんでしたか?」「妹を探して居ます」「失踪人」「行方不明者捜索のお願い」「24歳」「6歳」「71歳」「8歳」「12歳」「43歳」「失踪時」「現在の年齢」「中肉中背」「猫背」「瘦せ型」「左耳にほくろ」「右目の下にほくろ」「手の甲にあざ」「眼鏡」「茶髪」「黒髪」「名前」「名前」「名前」「名前」「名前」「名前」「名前」「名前」「名前」「名前」「名前」「名前」「名前」)
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井號・嬰凛 4月11日19時(「名前」「名前」「名前」「名前」「名前」「名前」「名前」「名前」「名前」「名前」「名前」「名前」「名前」)
(「「「「「霧の深い夜に外出し帰って来なかった」」」」」)
(幾つもの行方不明者捜索のビラ。最近張り付けた物から色あせて顔写真の所が滲んだ物まで幾つも張り付けてありました)
どうにも、この街では実際に行方不明者が多いようですからね。
もしや、貴女の調べ物というのは、こちらの方の?
(🌫演出終了🌫)
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哘・詞 1時間前そう……勉強熱心なのは感心ね、学生さん。
(こんな夜に女子学生が一人で出歩くなんて──|警察官時代《むかし》の癖でそんな言葉が出そうになったが、彼女の落ち着きからしておそらく慣れたものなのだろう、と飲み下す)
神隠し……?
(と、電柱に向いた彼女の視線を追いかける)
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哘・詞 1時間前(一人や二人ぶんではない捜索願のビラを見て、首の当たりに手をあてる。──おそらく、自分が依頼された行方不明者の名前もこの中にあるのだろう。が、あまりに多い。これは、やはりただの人探しではない。──という厄介そうな仕事に対する感情のしるしだ)
……なるほど。
その話、ただの風説ではないかもしれない。
ええと、実を言うと私も、ここには人探しの依頼を受けてきたの。
(と、胸ポケットの薄い金属ケースから、私立探偵であること、そして"哘・詞"という名であることを証す名刺を見せる)
(🌫演出終了🌫)
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