宵牙楼

【体格检查】

黑・宵刃 4月25日17時

 ”祖のような人間に出会った”。
そう、長兄に告げれば、彼はたいそう驚いてから、連れてこいと宣った。
犬は最初、長兄の意図が読めずに狼狽えたがほとんど反射で頷いてしまう。|調教された《刷り込まれた》忠誠心が機能していた。
 悪いようにはしないと彼は言うものの、その基準は犬で測れない。
 しかも、あなたにその旨を尋ねてみれば、あっさりと快諾してしまったのだ。
危機感など微塵もなく、面白がっていて強者の余裕すら感じる。その振る舞いに、安心を覚えながらも、僅かな心配という違和感が犬の中に芽生えていた。
 屋敷の道まで案内する。栄えた都会のはずれにある、雄大な国土から必然、余る自然の中。守るよりも隔離するように並んだ城壁をたどる最中、あなたを担いで持ち運んだ。犬にとっては散歩道でも、あなたにとっては獣道ほかならない。
あなたの華奢な手足を疲労させるわけにはいかない、犬長い手足が跳躍した。城門までいつもならもっと速度を出していたが、犬の体と人の体は違うから、せめてあなたが景色を楽しめる程度の速度で駆けた。
 敷地内に入れば、この犬を恐れて無数の“仔犬”たちが蜘蛛の子を散らしたように、庭の木々や置物に隠れていく。唸り声をわずかに上げているそれらは、何の脅威でない。しかし、犬はそれでも固くあなたの肩を抱いていた。離れれば、あっさりと喉笛に幼い牙が食い込んでしまうから。

 あなたと長兄が対面する際、犬は自室に戻るように命ぜられた。
あなたの余裕と、長兄から殺意や敵意が滲んでいないかわりに、野心の香りがしているのを嗅ぎ分けて、影のように潜み、早々に部屋に戻る。
とはいえ、やはり心は落ち着かない。自分の尾を追いながらぐるぐると、寝台と姿見以外は何もない部屋をうろつきながら、時折窓の外をみたり、耳で何かを感じ取ろうとしてみたりして、――時間をつぶすほかなかった。

 不思議だった。
|自分《イヌ》が、|長兄《リーダー》の行動にどこか、苛立ちを感じている気がする。 
黑・宵刃 4月25日17時
哎,――|我到底怎么了?《私に何が起きている?》 
(休みを挟んでしまったから、だろうか。)
(犬は、尾を追う自分を抑え込むように両手で視界を覆った。かちかちと指先の鋼が嗤う。)
(自分ではない何かの意志が介在しているかのような違和感だった。できることなら、この家族のような体毛が生えてこない体を自分の手で開いて、中身の臓器ごと洗ってやりたい心地である。それか、泥の中に体を浸して気が済むまで転がっていたいくらいだった。どちらもきっと、こっぴどく長姉に叱られるだろうが――)
(それもこれも、今は主たる人物がいないせいに違いない。犬はそう、結論付けていた。主がいればこのような違和感は生じない。頭の中がたった一人への|執着《忠誠》でいっぱいになって、それ以上の感情が波立たない。尽くすことを考え、道具であるだけでよい。自分のことなど、考えなくていいのだから。)
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黑・宵刃 4月25日17時
(早く、次の仕事が与えられないだろうか――分離不安の発作であることもわからず、犬は次に、自分の腕を噛んでいた。ともかく、落ち着きたかったのだ。)
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如月・愛々 4月25日17時
(おっっっっっきいワンちゃんでしたねぇ……!!♡♡)
(黑家には興味がありました♡宵刃さんのおうち、√仙術サイバーではあまりに風変わりな家庭!♡忌み嫌われる血を薄めていくなら未来も感じられますが、まして濃くしていく破滅の一途をたどってなお、金融という力で成り上がろうとしている一家!♡♡はうう、武力一辺倒の社会に根付いてくれてよかったですよぅ♡これが「金にもっと意味がある」世界だったら、彼らは私に会おうなんて思わなかったかもしれませんからね♡♡)
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如月・愛々 4月25日17時
(さて、宵刃さんの案内で連れてきていただいたものの、当主のお兄様はとっても大きいワンちゃんでした!♡♡遊園地のアトラクションでもなかなか見ない、暗闇からぬうっと顔が出てきたときは悲鳴をあげてしまいます♡♡しかし、まったく犬らしい香りもしませんでした……吸われている煙管のせいでしょうか?♡ともかく、かなり口と頭の回るお方でしたので、いったいどこまで掘り下げられるのだろう……♡♡わたし、暴かれちゃうのかな……♡♡と、思っていたのですが……♡♡)
(しばらく世間話をしたところ、触れてきたのは“タコちゃん”のことでしたぁ……♡妖魔の部分として気になるのでしょうか♡わたしの意識がある限り、眠ったままですよとお伝えすると、少し安心されたようです♡とってもスマートで、優しすぎる対応に拍子抜けしましたが……♡)
(黑家のことを調べたがっているのは、見抜かれてしまいましたね♡♡)
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如月・愛々 4月25日17時
(うーん、やはり人心掌握とビジネスに長けている人相手に、わたしのはぐらかしは通じそうにもなく……♡敵意どころか、崇拝を感じましたから、力もうまく扱えず……♡どうされちゃうかと思いきや、提案はシンプルでした♡)

健康診断、かぁ……♡
(それも、宵刃さんの、です♡)
(これはとーっても貴重な機会で、わたしにお家の情報を明け渡すようなことですから、よろしいんですか?と確認しても快い返事だけが返ってきて……♡うーん、あやしい……♡♡しかし、少し段取りが早まっただけですから、逃さず実施といたしましょうか……♡)

宵刃さぁーん♡♡
(自室、と案内された部屋はずいぶん屋敷の奥にありました♡きっと、日が一番最初に届かない場所だろうなぁ、なんて……♡ノックを三回、してみましょう♡)
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黑・宵刃 4月25日17時
(においがした。すぐ、犬は自分の腕を噛むのをやめる。それから、ドアの前で立っていた。むやみに開け放つようなことはしない。犬に用がない可能性もあるからだ。しばらくたって、足音がドアの前で止まる。ノックが三回響く。聞き届けて、鍵を開けて、それからそっとドアを引いた。押戸だと、この犬が相手を弾き飛ばしてしまうから、という理由で特別仕様にされていたのだった。)

如月さん。
(あなたを見下ろす赤が、安堵と期待で揺らめいている。)
兄さまとはもう、よろしいのですか!?
(尻尾が左右に激しく揺られるのも隠しもせず、犬はあなたに問うた。)
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如月・愛々 4月25日18時
わ、――♡♡はい、はい、おちついてくださいねぇ♡♡
(⚠HATE値急下降 55%――――)
(お、お待たせしちゃったのでぇ……♡♡♡っとに、そうですよねぇっ……♡♡“期待”させちゃいますよねぇ……♡♡)
(あぶないあぶない、宵刃さんはあまりに感情が純粋……いいえ、単純というべきでしょうか♡なので、プラスの感情の純度が高いわけですから、まともに受けるとあっという間にわたし、死んじゃいますよぅ……♡♡)
お兄様の宵主さまから、ご依頼をいただいていて……宵刃さんの健康診断をしてほしい、とのことだったんです♡わたし、お医者さんじゃないので明確な病理なんかは判断できかねるのですが……♡♡
(|それでもいいから《・・・・・・・・》と、仰っていましたので♡)
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如月・愛々 4月25日18時
(身体のスキャンと、できれば臓器の状態や簡易的な断面を計測から想定した3Dモデルの作成、それから採血、は――できないので、次の機会になりそうです♡コンタクトレンズの調子は悪くないので、今の充電値のままできるだけやってみましょうか♡)

ご協力、いただけます?♡
(わたしも、知りたいので♡)
(彼が何故、そんなことを知りたいのか♡)
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黑・宵刃 4月25日18時
健康……?
(犬は、しばらくきょとんとしてからあなたを見下ろしていたままの体を少し退ける。あなたが中に入りやすいようにだ。)
私、どこか悪いのですか!?頭は元から悪いです!!
(自己申告が必要なことであるかよりも、自分にふりかけられた嫌疑に動揺していた。)
(この体が不調であったことは少ない。成長するときに背が伸びる質量に対して体がついてこない痛みは身もだえしていたが、兄らの中にいる薬師から与えられた痛み止めでどうにか耐えられる体のはずだ。)
(百を超える鞭打ちにも、熱を持った鉄も、切り傷も擦り傷も、殴られても折られても、かならず立ち上がってきた体のはずだ。突き付けられた要件に吠えるように返事をしてから、耳を伏せた。)

どれくらい深刻で、……死に至るようなもの、なのですか?
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如月・愛々 4月25日18時
(お部屋に入っていい合図ですよね?♡失礼しまーす♡……わぁ、何もないお部屋♡本当に、寝るためだけという感じですねぇ……♡♡)
わかりません、まだチェックしてませんからねぇ♡
(ぐるりといったん、部屋を見てみます。あまり女性の部屋を見るような失礼なこと、したくはないんですが……♡これもまた、解析のうちですから♡)
(彼女は気質がどうも犬っぽいので、おそらく部屋に何もモノを置かないようにしているのは、ご家族の意向でしょうか?♡|おもちゃ《・・・・》が多いと所有欲を強めて、我儘な犬になりやすいと聞きます♡)
(ああ、そんなに悲しそうにしないで……♡♡いずれ死んだってわたしたち、蘇る定めだというのに……まあ、何度も何度も死に続ける状態にはなりたくないでしょうから、そこに対する恐れなのでしょうね♡)

まあまあ、いったん落ち着いて♡ベッドに座って……最近ご自分で不調だなと感じることはあります?♡
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如月・愛々 4月25日18時
あ、上の服少し緩めてくださるとうれしいです♡♡肌に少しだけ、(服の袖から、タコちゃんの腕を出しましょう♡)接触したいので♡
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黑・宵刃 4月25日19時
(指示された通り、ベッドに座る体はとても緊張していた。)
(死ぬことに恐れはない。しかし、体が何かに蝕まれているとなると途端に怖かった。自覚のないそれは目に見えない敵そのもので、先ほど感じた違和感が、長兄が心配する|病《・》だったらどうしようと――急いで衣服のボタンを緩めていく。肌をヒトにさらすことを恥ずかしいと思ったことがない。)

は、はい、ただいま!
(己の装備を外し、胸元を開く。女らしい脂肪の無い代わりに締まる筋肉がうかがえるだろう。肌こそ女のそれだが、明らかに|中身《・・》がちぐはぐである証だ。)
(見慣れない吸盤たちに明らかに顔をしかめた。しかし、あなたがそれで触れるというのなら、犬は甘んじて受け入れるしかあるまい。)

呀,如月さん、……|これ《・・》は? 
(それでも、ささやかな抵抗は見せていた。牙を隠さず、触手を目で追っている。今にも唸りだしそうな顔だった。)
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如月・愛々 4月25日19時
(ひたり、あなたの肌にひんやーりとした半透明の触手が触れるでしょう♡だいじょーぶ、聴診器くらいのものですよ♡♡)
んふふ、わたしのお手伝いさんです♡気になさらないでいいですよ――
(緊張しないでね、なんていつか見たお医者さん真似事です♡ああ、センパイがいてくれたらなぁ……♡♡このひとを人間としてみた角度からの検証ができて、解析がすすんだはずです……♡♡もっと適切な検査が、この場とはいえ可能だったかも……♡♡)
(今回は、わたしの頭の中にある“知識”と照らし合わせるだけになってしまいます、が)

……んん?♡♡
(おもわず、首をかしげてしまいました。心拍の音もするし、呼吸の音もしています。でも、――)
すみません、ちょーっと……失礼しますねぇ……♡
(ぴと、ぴと、ぴと――♡触手の数を増やして、『中』を見てみましょう♡あきらかに人の|皮《・》で|肉体《・・》のはずですが……♡♡)

なんです、これ――――♡
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如月・愛々 4月25日19時
(目に、解析情報が流れ込んできます♡)(⚠ファイルが大きすぎます⚠)(もう少しじっくり時間をかけてロードしてみましょう、あなたの情報を小分けにして圧縮すればギリギリ持ち帰れそうですから……♡♡)
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黑・宵刃 4月25日19時
(あなたは、その優秀な脳で『理解』しただろうか。あなたが、『神を理解した容器』ならば。)
(この『犬』の中にあるのは、|混沌《・・》そのものである。)
(まるで臓器のようなものが、あるべく位置におかれているだけだ。碌に資料も見ないで描いたような、うろ覚えの何かが体に詰まっている。いたずらに組まれた骨格と肉体から、あなたは一つの事実に直面するだろう。たしかに、この犬は一族で唯一、ひとの身体をしていた。)

(しかし、その体が――『無理やり』犬の体を、ひとのものに近づけようとした結果であることを。)
 
(関節を増やした、骨を削った、犬の内臓を無理やり人間のサイズに引き伸ばして、体は男なのか女なのかわからなくなっている。)
(もし、神が人を造ったというのなら、この身体は神が酒におぼれて作ったに違いない。または、子供のいたずらで、無理やりパーツを入れ替えられたロボットの模型のよう。)
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黑・宵刃 4月25日19時
(生物として欠けていて、人間としても犬としても余分で、何かが足りない。破綻しているのは――体内を巡る、黒い|混沌《・・》が弄んだ結果なのかもしれなかった。)

……如月さん?

(内臓が、血が、黑が、混沌が、あなたに無数の赤を向ける。)
(犬の鳴き声だけは、現実らしいものだった。)
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如月・愛々 4月25日19時
(視界に映る、出鱈目な……生命への冒涜ともとれる、この|中身《・・》……♡)
んふ、ふふふ♡♡♡
(これ、こんなもの、わたしに教えてどーしてくれるんでしょうか……♡それは、こちらの世界では手に余るでしょうねぇ……だってこれ、普通の妖魔の仕業ですか?めちゃくちゃな|情報《なかみ》じゃないですかっっ……♡♡♡♡なるほど、こんなの、最っっっ高に……|知的好奇心擽られちゃう《怖くてしょうがない》   
じゃないですかぁ~~~~~~~~っっ♡♡♡♡)

(いけない、深呼吸深呼吸……♡スクショスクショ♡データ保存データ保存……♡)

だぁいじょうぶですよ、宵刃さん♡
結論から言うと、入院したほうが良いレベルにあなたは寝不足です!♡

(あ、嘘じゃないですよ♡)
(中身の問題と身体的な問題が別々にあるというだけで、本当に寝不足みたいなんですもん!♡)
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黑・宵刃 4月25日20時
(犬は少し混乱した。隠匿された香りと、真実の香りがあるからだ。)
(すん、と鼻を鳴らしたものの、結局言い渡されたものにまず、リアクションを取ることにした。)
ねぶそく。
(聞きなれない言葉だ。)
(誰からも、言われたことがない。誰も、この犬の中身を知らないのだ。)
(犬の体を無理やり人間にあてがわれたこの犬は、まぎれもなく犬のほうが要素として近い。しかし、人間レベルまで引き伸ばされた身体にはやはり、犬と同じだけの睡眠が必要だった。)
(涼しくなった胸元の半透明を見ながら、眉を顰める。)

……体の中が、ザワザワするような感覚も、ですか。
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如月・愛々 4月25日20時
はい♡寝不足由来だと思います♡♡
(しょ~~~~じきに伝えるわけにもいかないのが、辛いところでもありますが……♡♡)
(関係がないとは言い切れません♡実際、あなたのからだは無理やり人間に改造されたような中身になっていますから、妖魔の血を|濃く《・・》引いている分、人間の模倣をさせられている負担が大きいのでしょう♡それに、ほんとうは、あなたもご家族と同じ姿で生まれてくる予定だったのですなんて打ち明けたら、パニックになってしまいそうですし、あくまで一旦は……有力な説というだけですしね……♡)

寝不足だと情緒が……心が安定しなかったり、思考力が落ちたりします♡
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如月・愛々 4月25日20時
宵刃さんは判断力と集中力に長けているので、あまりお仕事には差支えがなかったのかもしれませんね♡……そういった点を、お兄様は心配なさっていたのでは?♡♡
(データを自分のデスクへ送信しましょう!♡お話しながら、タコちゃんの触手をしまいます。あまり長時間“外”に出していると、あまり周囲に良い影響を与えませんからねぇ……♡ああ、これは帰ったら解析が忙しくなりますよぅ!♡センパイにも何かアイデアをいただけないでしょうか、ほんと~にしばらく没頭できそうな情報を見つけてしまいました♡♡♡)
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黑・宵刃 4月25日20時
(こころが安定しない。)
(自分が落ち着かない。)
(言い渡される簡易的であれど、一切自分のことを顧みることのなかった犬は、何度か目を瞬かせていた。盲点だったのだ。)
(今までの主の貌を奪ってしまっていたのも、昂ぶりやすいのも、きょうだいたちの汚点のようであるのは、すべて――この身体が、休まっていないから?)

そう、ですか……。

(腑に落ちないが、それしか情報がもらえない。目の前にいるあなたをもう少し|ゆする《・・・》ことも考えたが、やめた。社会的な動物である犬は、あなたという人間の隣人でいたいのだ。詳しいことはきっと、聞いても理解できないだろうともわかっていた。考えるのに向いていない頭をしているなと、つくづく自分を恥じた。)
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如月・愛々 4月25日20時
(……少し、可哀想になってしまいました♡♡舞い上がっている自分を落ち着けて、ケアに回りましょう♡)
宵刃さん。
本当のことを言いたいのですが、やはり準備がわたしたちには必要だと思います……♡
(わかってくれますか?♡どうでしょうね、あなたは犬だから、聞き分けはいいかもしれませんが、ひとのこころは持ち合わせていないでしょうし……でも、ちゃんとあなたのことを考えての決断でもあります……♡♡)
一旦持ち帰って、きちんと調べてから、わかりやすくお伝えするために整理する時間をいただけませんか?
簡易検査しかできていないのもありますし、わたしは情報をいただいたぶん、ちゃんと精査して、管理しないといけませんから……♡♡

(あからさまにしょんぼりとした姿は、本当に人の顔をしているだけのわんちゃんなのが、恐ろしいですよねぇ……♡♡うっかり触れてしまいそうなんですもの♡)
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如月・愛々 4月25日20時
(わたしが触れてしまったら、きっとお互い|おかしく《・・・・》なってしまうでしょうから……♡)
お兄様にも、すこし進言させていただきますから、ね♡
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黑・宵刃 4月25日20時
(やはり、自分には欠陥があるのだ。)
(埋められない何かがある。補うしかない何かがある。そうでなければ、兄姉の心を乱し続けてしまう。)
(犬は、おとなしく頷いた。考えてもわからないことと、あなたが悪意を持って秘する人ではないのはわかっているからだ。)
(耳と尾が垂れ下がり、切ない顔をする。恵まれすぎた美を携えた顔が、あなたに通用しないのもわかっていたが、無意識に強請るように見上げていた。)

……はい。

(それでも、素直に聞き入れた。)
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如月・愛々 4月25日20時
(っっっああ~~~~~~~~~~~ッッッ……♡♡♡すんごい美貌!!天然100%の美貌なんですか、これが!!目の保養どころか、もはや毒ですよ!!!!!!???♡♡♡っととと、あぶないあぶない。フィルターONにして……♡♡よし、脳内で補正OKです♡)
(おそらく、この整いすぎた顔からも、……より『仮説』が補強されて行く気もします。もし、わたしの今考えていることが確かであれば……♡♡)
(宵刃さん、『混沌』の血を色濃く引いたあなたは……♡♡♡)

うん、Goodgir……いや……んん?♡
宵刃さん、つかぬことをお伺いするのですが、その……?♡♡

(よく聞き入れてくれましたね、と褒めようとしたのですが……簡易スキャン結果が出ました♡もちろんパーソナル情報については、上澄みから深部まで、ほんとーにさわりだけ。基本ステータスのみが出てくる、のですが……♡)
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如月・愛々 4月25日20時
メス、ですよね?
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黑・宵刃 4月25日21時

(質問の意図がわかっていないのか、一度首をかしげる。それから、ああ、と声を上げた。)

主が求めた役割に合わせています!
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黑・宵刃 4月25日21時
(あなたが屋敷から出るとき、兄に何を話したのかはわからない。しかし、あなたも兄もどこか上の空だった。あなたはホルモンバランスがどうだとか、適合がどうだとか、正気が何だとかを言ってただろうし、兄は兄で、犬の体が人のようであることに思うことがあるのか、教育の仕方が間違っていたのだろうかだとか、姉と相談し合っている。)
(大きく家の中の空気が変わってしまった。それは心地いいことであり、輪が乱れつつある根拠にもなる。どうしよう、と心のうちが翳る犬は、自分のことを思い悩もうとして、)

……?

(何に悩んでいたのかを忘れて、しまう。)
(あなたを送り届けてから、難しい話をしているだろう家族の下へ戻っていく。)
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黑・宵刃 4月25日21時
(犬の影が、揺らめいた。)
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黑・宵刃 4月25日21時
(〆)
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