【1:1】語るは目的、それと身の上
そろそろ家庭が就寝の支度をする頃合203号室のリビング、そのテーブル上に数枚の写真と書類が並べられていた
誰かが撮ったであろう写真にはある男性が写り込んでいる
その写真を、睨むような目つきで赤の双眸は見つめていた
「……ようやく、確認できた――“我が主”」
机上に広げられた書類は、調査報告書
その中には彼が“我が主”と呼んだ人物の現在について、簡易的な情報が記載されているようだ
解古連盟・灰席『黒桐・不澄』
古妖の解放を目的とした解古連盟、その席に属している と
「……より詳しいことはこっちも足使って調べなくちゃならねぇとこだな……」
「……けど……」
怪訝とした表情で、一枚の写真を見る
そこにはテーブルを挟んで“我が主”が一人の女性と会っているというものだった
――この写真の女は、誰だ……?
演出終了
木邑・零壱 6月16日21時(幼少期の食事環境によって成長後の身長に影響が出るって話があったが……コキューの小柄な見た目はそれが原因だろうか)
(所々抜けた記憶も、恐らくストレスの過負荷による健忘か……記憶に蓋がされるくらいにはろくでもねぇ生活を強いられてた……胸糞悪い話だな……)
俺か? そうだな……(しばし考え)……自分の本当の苗字に、実際の漢字がどうだったかなんてのは覚えてねぇな
『レイイチ』って名前だったのは、確かだと思うが……
記憶にこびりついてるのを挙げるなら、血の繋がってる方の親共がこっちに向けてきた視線の冷たさか……親のツラは覚えてねぇのに、それだけはずっと記憶に残ってるんだ
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小弓・佐倉 6月17日18時……そっか。(冷たい目線、という言葉に、零壱さんの袖をギュッと握る)れーちは、れーち。それは…かわらない。
…わたしは……ちゃんと覚えてるの、なんだろう。名前は…書けるけど…誰に教えてもらったのかな。名前…お母さんに、…何回呼ばれたかな…でも、わたしは、小弓だって、それは、覚えてるの。
……わたし、いろんなこと、ちゃんと覚えてないけど。何かのとき…入院…?して。…それから帰ってきたときかな。お父さんも、お母さんも…|困った《・・・》顔してた、きがした。…それからあとは、ずっと…サラちゃんとは違うお顔しか向けられてなかったな、とは、思う。…それが、れーちが覚えてるのと同じ、冷たい目、だったのかな…。
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木邑・零壱 6月17日18時――入院……?
どこか怪我とか、病気でも抱えてたのか?
……さんざん冷遇してきた、何なら目を覚ました時に困ったようなツラする親が、わざわざ病院を手配するのかって疑問も出てくるが……
親が呼ばずとも家の中の誰かか、あるいは通行人が手配した可能性はゼロじゃねぇな。そっちの方がむしろ自然か……
……そういやヤグロとはどのくらいの付き合いになるんだ?
退魔を生業とするような家なら、護霊が継承されるようなことあるかもだが……コキューの環境的にそういった経緯でいるのとは違いそうだよな
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小弓・佐倉 6月17日20時…目、覚めたら、病院。外で倒れてたって。…なにか、けがとか、したわけじゃなかったけど…それより前のこと、全部、色々…ぼやけてる。…あの家で育ってきたはず。あの家で、小弓・佐倉だった…はずなんだけど。……何があったか、具体的なこと…思い出せない。なんでかな。
ヤグロは…わかんない。|見えた《・・・》のは、わたしが、れーちに会うより少し前からだったから。でも…でも…もっと前から…いてくれた、気はする。いろいろ、わたしのこと、知ってる…気がするから。話せないから、分からないけど…。
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木邑・零壱 6月17日21時(外傷無し……親の冷遇の中で食生活がどうなってたかによるが、栄養失調か……精神的なものが原因か……)
少なくともコキュー視点ではヤグロと遭遇したのはざっくり一年くらいだったのか……
だがまぁ、能力者に覚醒したのがそのくらいでそれ以前からヤグロの方は接触してたってのはあり得そうだな……
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小弓・佐倉 6月17日22時ヤグロは…あったかいし。こわくない。…なんでそばにずっといてくれるかは、わからないし。急に見えたら、急に見えなくなっちゃう…いなくなっちゃうことも、あるかもしれないけど…、…れーちに会う前に、ただただ、ずっと一緒にいてくれたのは、ヤグロだけ。……思ったより….主張するなって、最近、思うけど。
…れーちも。今は、一人で、動いてるけど。|そばにいて《支えて》くれるひと、いる…のかな。バレンタインのとき、いっぱい入ってるチョコ、買ってた。
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木邑・零壱 6月17日23時――コキューを独りにしない、かけがえのない存在ってのは確かだろうよ
それに……最近のコキューは友達も出来たり色んな事に興味を持てるようになった、それは大きな前進だし保護者目線として嬉しいとこなんじゃねぇかな? 俺も嬉しいと思ってるし
……そうだな……
独りじゃねぇ、ってのはそうかもしれねぇな……ちょいと『表に出てくれる』か?
(その言葉を合図に、少し透けた体躯の人影が数名姿を現す)
(こぎれいな見た目の少年少女に、使用人の装いをした人が数名姿を見せては、一礼する)
……あの事件で喪った奴等の魂を、俺の血に憑かせてるんだよ
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小弓・佐倉 6月18日08時そう、だね。…いてくれたら、いいな。ヤグロが、ほんとにヤグロって名前かも、わからないし。わたしの昔のことと同じくらい…分からないこと、多いけど…いろんなとこに、わたしを案内してくれたのは、ヤグロだから。ヤグロも…、れーちもうれしいのは、わたしもうれしい。
…?(零壱さんの反応に小首を傾げていると)
わ…??(現れた人影にどう反応していいか迷いさらに零壱さんの腕にしがみついたが、礼をされたところで自分もぺこりと頭を下げる)
………あ、じゃあ…れーちの…いっしょに、くらしてた、|かぞく《・・・》の、ひとたち…?
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木邑・零壱 6月18日17時ああ、あの時の“家族”
……主の奥様はすでにインビジブルになっちまってたみたいだが……その子供達と使用人はこうして俺の血に憑いて過ごしている
……俺の血に憑かせてるってことで、あの方と決着をつける時その結末を 見させちまうことになるだろうがな
(ひとしきり一礼した魂は、彼女の頭をふわりと撫でた後姿を消す。彼の血の中に戻っていったのだろう)
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小弓・佐倉 6月19日08時(感覚のあるような、ないような、でも、たしかに柔らかな暖かさを覚えたような。そんな仕草を残して消えた姿の跡を見つめていた)
…でも、れーちが、みんなを、離すのも。みんなが、れーちから離れようとするのも、できるんでしょ?…でも、みんな、いるなら。みんな、きっと、れーちの味方。…それか…お話の終わりを、ちゃんとみとどけたい。こわいお話でも。悲しいお話でも。お話の終わりまで。あとがきまで。最後のページまで、ちゃんと…きっと、みんなは、見届けたい。………の、かも、しれない。
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木邑・零壱 6月19日15時……そうだな、血に憑かせは出来たが正直それそのものに拘束力らしいものは無ぇ。俺は別に術師の家柄とかそういうわけじゃねぇし
――事の結末を見届けたい、そう思ってもらえてるなら幸いだよ。ホント
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小弓・佐倉 6月19日21時…なら、みんな、れーちがさしだしてくれた手を、握った。わたしと一緒。そのまま、一緒にいるよ、って選んだ。…わたしは、一緒に行けない場所、たくさんある。でも…かぞくのひとたち、いっしょにいる。…だから、いつも、誰か、一緒だから…無茶、ダメ、なんだよ。
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木邑・零壱 6月19日22時――
(目の前の少女が、正面からそう言ってきたことに違和感は無いものの内心驚いている)
(能力者はAnkerと呼ばれる存在と絶対死と呼ばれる特例以外、基本的には不死だと聞いた)
(……俺にとってあの方がその例外に含まれる存在なのかは、現時点では判然としない。実力差も考えたら相討ちも覚悟していたが――)
(――仮に相討ちになったら、目の前の彼女はこの先どうなるだろうか?)
(家族に冷遇され、まだ誰かの庇護下にいないと危ういその存在を……)
(俺は、置いていけるのだろうか?)
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木邑・零壱 6月19日23時……ありがとよ
本格的な無茶をしようとしたら、きっとその時は家族(コイツら)や……竜魔――俺の霊剣に宿ってる存在辺りが止めてくれるし
……お前もその時は、ヤグロと一緒に止めてくれるだろ?
(口元をわずかに綻ばせつつ、目の前の彼女の頭をポンと撫でる)
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小弓・佐倉 6月20日05時(撫でられた頭をそのまま、でも…こちらは、口端が上がらず、サングラスを外している彼の目をじっと見る)
……わたしは、よわいから、その無茶の時、一緒にいない。…かもしれない。つれてってほしいとも、いえない。いわない。邪魔になっちゃう。
だから、かぞくのひと、と、‥りゅ…?….一緒にいつもいれるひとに、おねがい、するし。その人がいるから、無茶しちゃダメだよって、れーちにおねがい、する。…しか、できないの。
…わたしは、なんにも、できないの。
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小弓・佐倉 6月20日05時……わたしが、ちゃんと、一緒にたたかえたら。
わたしが、しっかり、いろんなこと、わかれば。
わたしが、もっと…つよかったら。
もっと…
(まっすぐに目線が合う互いの赤い目)
(同じ赤い目だ。同じ?本当に?)
(もっと。強くなれたら。自分に力があったら。)
(その願いに応じて、少女の赤い目が、|揺れる《・・・》。涙ではない、動揺でもない、何か、別の…)
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木邑・零壱 6月20日21時……コキュー……?
(思い詰めているのだろうか、いつもの調子にしてはわずかな違和感を覚える。そして大概こういう時に感じる違和感(直感)というものは――信用して良いものだとも考えられるだろう)
(彼女をこのままにしてはならない、きっとそれは確かなところだ)
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木邑・零壱 6月20日21時――なんにもできない、わけじゃねぇよ。お前は(撫でるのを続ける)
誰かを想える優しさってのがお前にはちゃーんとある
確かに他人(ヒト)より身につけている知識も技も少ないかもしれねぇが……それは後から身につけることだってできるわけだしな
気になる事があったなら、一緒に学びや経験をしていこうぜ? コキュー
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小弓・佐倉 6月21日21時…足りるのかな。追いつけるのかな。
……境華ちゃんは、自分の…お役目、ちゃんと背負って。ウララさんは、みんなをまもる、ヒーロー。真白さんは、お料理挑戦してて。アビィさんは、手を引いてくれて。れーちも…。…みんな、自分のやること、いっぱいあるのに。できることもいっぱいあるのに。そのなかで、|遅い《・・》わたしに、合わせて、やさしくしてくれる。……|はやく《・・・》ならなきゃ、みんなが、困るの。
…わたしが、もっと、つよかったら。きっと、
(|あのとき《・・・・》も)
(……あのときって、いつ?)
…………?
(不思議そうに首を傾げる。自分の中の思考の泡がパチンと弾けたように)
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小弓・佐倉 6月21日21時(そのまま、撫でられる手に、スリ、と頭を、頬を寄せた)
…遅い、けど。ついていけない場所も、いっぱいあるけど。一緒に来てくれる場所は、行ける場所は…うん、いっしょ。いっしょがいい。
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木邑・零壱 6月22日14時(『いつもの彼女に戻ったな』とわずかな安堵を覚えつつ、すり寄る彼女の様子を微笑ましく見つめる)
……そうだな、色んな思い出を共有できるようにしたいところだ
楽しい思い出ってのは、独占するより分かち合う方が幸せだしな
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小弓・佐倉 6月23日13時…うん。
…ずっと、ひとり、だったの。ついていっちゃ、だめだったし。近づいちゃダメだったし。誰かと一緒にいちゃ、ダメだった。(チラ、ともう一度ファイルを見て、また目を正面に戻して。零壱さんの胸にぽすんと頭を預ける)…こんなふうに、あったかいの、|分けてくれる《・・・・・・》の、なかった。
一緒、また…夏も、お出かけ、しよ…したい、です。
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小弓・佐倉 6月23日20時(心音と温度で、安心する。夏になるにつれ夜も温度は高くなるが、それでも体温とは心地いいもので)
…前に、バリさんに、キャンプのお話、された。みんなで行けばいいって。山かな。川かな。プール…も、れーちとなら、いけるかな。ひんやりした、森の中とか。おいしいかき氷も。…おうちで…冷たい、ぜりーとか。いっしょに作って…それから…
(いろんな夢を、考えて、口にしてもいい空間。ほわ、ほわ、とシャボン玉のような夢を見て。だんだん、まぶたも、おもくなる。語尾が曖昧になりながら、うと…と瞼が下がっていく)
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木邑・零壱 6月23日20時(部屋のひらけたスペースに、突如人影が姿を見せる)
(シルエットは零壱に近しいのに、違和感を感じる人影。それは悪辣を帯びた笑みを浮かべながら二人の様子を眺めていた)
〘前から貴公らの姿を“似ている”とは思うていたが、こうも微笑ましい絵面をしているとますます、な……〙
(虚空に目線を移して)〘そう思うだろう? ……返事すらせぬか、つまらん〙
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小弓・佐倉 6月23日20時…………………。
(目の前の零壱さんにしがみついたまま、顔だけ見たことのあるはずの、知らぬ姿の誰か…本当に、誰かなのか…?…を、瞠目状態で見る)
(先程までの眠気はどこへやら。見開いた目のまま、見遣って、見上げて、また見遣って。)
……れーち、は、ここにいる。…れーち、….|あのれーち《・・・・・》、だれ?
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木邑・零壱 6月23日21時〘お初に目にかかるな、娘よ〙
〘改めて。我が種は血奏精、名はシビト……以後お見知りおきをだ〙
〘我々血奏精は契約の際に契約者の血を取り込むのだが……以降は契約者が死するまでその姿をかたどるのでなぁ。違和感を覚えるやもしれぬな?〙
(おどけた調子でクツクツと笑い声をこぼす)
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小弓・佐倉 6月23日21時……精霊……(この前のお祭りで共にやってきた、三体の小さな精霊たちを思い出す。…この姿も精霊のなせる技なのか、と、頭の中では繰り返すが)
(……なんだか、ヤなかおする、れーち)
(おどけた仕草。どことなくただよう悪辣の笑み。漏らす笑みの声音はほんとにこちらを“微笑ましい”と思ってるのかわからない)
……お見知りおいた方が、いい?れーち……
(零壱に、こういう顔ができる、こういう声が出せるということを知っていくなら)
(零壱が、|こういうことが似合う《・・・・・・・・・・》ことを思うかもしれなくて)
(それは、とても)
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木邑・零壱 6月23日21時〘クク、それは失礼した〙
〘どうしても貴公らの姿が過去に見た者達と重なったものでな、ついつい表に出てしまった。今後は気を付けるとしよう〙
(彼女の肩を包むように現れたヤグロを一瞥して)
〘……時間が時間だ、こちらも領域の中でゆるりと眠りにつくとしよう。貴公らも夜更かしはせぬようにな?〙
(その言葉と共にふっと姿を消す)
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小弓・佐倉 6月23日22時(姿が消えたのを見て、気づけば硬く強張っていた肩がゆるりと落ちる。ヤグロに包まれた肩はまたじわりとあたたかい)
……びっくり、した。
(目をゆっくりとぱちり、ぱちりとさせる)
……消えちゃった、けど。契約…してるなら。いつもいっしょに、ほんとは、いる?
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木邑・零壱 6月23日22時……悪ぃな、アイツ割と気まぐれっつーか神出鬼没なとこあるからよ
あー……俺が持ってる銃あるだろ? 赤い石が吊り下げられてるやつ
あの、吊り下がってる石の中がアイツの寝床みてぇなモンだからよ。そういう意味では『いつも一緒』って言葉は合うかもな
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小弓・佐倉 6月24日06時……ん。そうだね。もう…寝なきゃの時間。
(零壱から体を離し、ぽわぽわと虚空を見つめる)
…れーち。さっき、えっと…シビト…さん…?が言ってた、わたしたちが誰かに似てるって、何のことか…わかる?
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小弓・佐倉 6月24日20時…そっか。なら、大丈夫。…いっぽーてきに、自分の知ってることだけで、じぶんだけでたのしんで、はなして、帰っていった…ってこと、だよね。……(珍しく、どことなく、むくれたような顔をしている)……でも、れーちのこと助けてくれてる、精霊さん、だもんね。れーちのこと、邪魔したりは、しない。なら、|我慢する《だいじょうぶ》。
…おやすみなさい、れーち。
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木邑・零壱 6月24日22時……ああ、おやすみ
しっかり寝るんだぞ
(どことなくむくれたような様子の彼女を珍しく思いつつ、その言葉を境に自分も寝室に向かう)
【背後】
そんな感じでぼちぼち締めに進んでも良さそうですかね?
お互いが寝室に向かった後に、ちょいとエンディングというか描写挟もうかと思ったんですけど
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小弓・佐倉 6月24日22時(ぺこり、とおやすみなさいの頭を下げて。扉を出ていく)
(…寝る前のこの当たり前の挨拶もさせてはもらえなかった以前を、思い出した。おやすみなさいと家族に告げて1日と物語が閉じられる、きっと「当たり前」の絵本の終わりが、自分にはなかった。今は、それがある)
(ヤグロはゆっくりと寝室へついていく)
ん。ヤグロも…おやすみなさい。
…明日には…おはようが、待ってるからーー。
(そう言って寝室へ入っていった)
【背後】
締め大丈夫です&演出了解です!
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木邑・零壱 6月25日17時(互いに寝室で床に就いて、しばらく――)
(赤い月が天を照らし、地には黒色の彼岸花が咲き誇る領域には人影が一つと、黒き竜が佇んでいた)
(人影はクツクツと笑い声を漏らし、それを鬱陶しげな眼差しで竜は見下ろしている)
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木邑・零壱 6月25日17時(クツクツと笑みをこぼし)
〘そう睨むな。あの二人がこの世を去ってから月日もそれなりに流れているのだ、輪廻を巡っていてもおかしくなかろう?〙
〘貴公にとっても良い知らせではないか。古妖の贄として始末された兄と、死を望んだ果てに|貴公が食らった《・・・・・・・》妹が、時を経て生まれ変わりまた兄妹として安寧を得られたのなら〙
〘現代(いま)で言うなら……そうだな、『エモい』というのだったか?〙
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木邑・零壱 6月25日17時〘娘の方と一度話をしてみたいものだなぁ……だがどうも、彼女は我のことを快く思ってないようだ――護霊ともども〙
〘レイイチの身内みたいなものだしな――夢という形で、我々の領域に踏み込んでもらうとしよう〙
〘……どんなことを話すのか、実に楽しみだ〙
(悪辣な笑みを深めたシビトは招くように手を動かし、その先の展開を待ちわびるのだった――)
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