とある騎士の詰所

【1:1】記憶にある“持ち主”の話を始めようか

モルドレッド・アーサー 6月17日19時

とある昼下がり。詰所の台所では、何かを煮詰める熱気がわずかに籠っていた
|弟子《つがい》が土産に持ってきた果実を潰しつつ、ジャムのようなものを騎士は作っていたのだ
「……こんなものか」
火を止め、鍋の中身の粗熱が取れるのを待っていた所、玄関の呼び鈴が聞こえてきた

「――客人か……誰だろうか?」

詰所の出入口を開ければ――おや、見知った顔だ
演出終了
ネメシア・ヘリクリサム 6月22日19時
…案外。あの人が持ってた時間が短すぎたから、何にも見えなかったんだったりしてね。
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モルドレッド・アーサー 6月23日09時
……見目は√百鬼の鬼に近しいが、装いは√DF(こちら)のものと類推できたのが印象に残っていたものだ
……貴殿とその御仁がいつ頃遭遇したかは知らぬ話だが、俺(わたし)が対峙した……そうだな、もう3~4年近く昔だろうか。その時は先に話した通りだ
(自分の分の茶を一口飲む)

――少なくともその数年でその御仁のモノと認識できるほどに得物が馴染んでいたという訳か
独学でそれだけ磨けるのだから、誰かに師事を受けていれば……本当、相手が簒奪者でなければ俺(わたし)自ら冒険者への道を示していただろうな
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ネメシア・ヘリクリサム 6月24日07時
そうだなぁ… あの刀握ったのが3〜4年前だっていうなら…そんなに時期が離れてるわけじゃないかもね。あの人|看取って《・・・・》からまだそんなに経過してるわけでもないし、出会ってからの期間もそんなにすごく長かったわけじゃないけど。(そうか、片手に満たない年数を背負った刀だったのか。と、刃をなでる。今手元にある刀は、荒く使われた由来で刀身こそ傷みはあるが、手入れされているのはわかるだろう)

そうなんだよねぇ、あの人は間違いなく、簒奪者の類いだった。本人にその自覚があったか怪しいけど。私が話しかけてるときにインビジブル邪魔!ってぺっぺってしてもそれには特に怒らなかったしな…(手で追い払う仕草をしながら)
話せない、話さない、わからない人だったから。何を目的に簒奪者として動いてたのかも、よくわからなかった。
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モルドレッド・アーサー 6月24日19時
――『看取って』……そうか、あの御仁は既に……

話を聞く限り、簒奪者ではあるが『簒奪者』という言葉を理解してるかも怪しそうだな……
相対した時、言葉らしい言葉を発して無かった覚えがあるが……そもそもコミュニケーションの類も取れない御仁だったわけか
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ネメシア・ヘリクリサム 6月25日00時
うん。私がそれは見届けた。で、…|ほんとに《・・・・》逝ったんだとも、確信があった。

最初私が話しかけた時もさ、もうずーっと「なんだこいつ…」みたいな目してた気がするもん。で、ジェスチャー会話ってことでこっちの剣抜けばわかってくれるかなーって思ったら、殺意満々でこの刀でガキーーンッだよ!待って待っても何にも通じないから、正直どうしてくれようかと思っちゃった。剣を抜かれたら、刃向けられたら、敵、だったんだろうなぁ…。
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モルドレッド・アーサー 6月25日17時
……その御仁でなくても、得物を抜いて刃を向けられたら大体の者は警戒はすると思うが……?
いやまぁ、そちらのことだから話が通じる相手なら「手合わせしよう」の一言は言うだろうが
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ネメシア・ヘリクリサム 6月25日19時
ちょ、なんか誤解ある!私それ(抜剣)やる前に結構話しかけたから!アクションとったから!!友好的トーンで話しかけてたから!!手合わせしたいって話も含めてね?あの人はこの刀剥き身のまま握ってたんだからさ、同じ状態になっただけだって!

それに、なんの言葉の返答はなくても、こっちは見るからさ。聞こえてなかったわけじゃなさそうだったし…言葉通じなくても、表情や声音で通じることだってあるじゃん!敵意は向けられてないなーってわかるというか…それでもダメっぽかったからだってぇ…(ジャムを入れた紅茶をスプーンでくるくるくるる)
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モルドレッド・アーサー 6月26日08時
……わかっている。ネメシア殿とて流石にそこまで常識はずれなことはしないことは理解できているとも

言葉こそ通じずとも、そちらの様子はうかがっていたか……
若干にしろ認識する機能は相手にあったわけだな……、……

……言葉が通じないからこそ、その御仁は相手の負の情に敏感だったのだろう
生存のために、相手がもたらす“敵意”に過剰に反応できるようになったというのか……その中でネメシア殿みたいな存在は珍しく感じたかもしれんな

その言葉に、挙動に、裏表らしいものが確認できない という意味で
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ネメシア・ヘリクリサム 6月26日09時
ほんとに?ほんとにわかってる?剣士にも剣技にも美味しいご飯にも目はないけど見境ない辻斬りでもバーサーカーでもフードファイターでもないからね!

それこそ、あの人だって、出会い頭に切り込んできたりはしなかったもの。全てが敵認識では…なかったはず。けど、そっかぁ、「何が敵か」には敏感、だった、か。敵じゃないって、ただ君が気になるだけだよって、ちょっとずつ伝わってたと…思いたいなぁ。なかなか警戒されっぱなしだったけど。それでも。触らせてくれたし。
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モルドレッド・アーサー 6月26日17時
……子供に対する接触と似たものだろうな
いきなり抱き上げれば泣かれるし警戒されるが、何もせず同じ空間にしばらく過ごせば子供の方が興味を持って接触を試みるような

――話してる感じだと、そちらの記憶の中にある御仁は全ての“対話”においてそちらを『敵』とみなしているわけではないのだろう?
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ネメシア・ヘリクリサム 6月27日08時
(ひとしきりジャムを混ぜ終えた紅茶を一口飲んで)あ、ジャムの風味おいしい。さすがモルドレッド。

こういうジャムとか、甘い味にさ、なんだろ、結構びっくりしてそうだったんだよね。私が食べてるのジーッと見てくるから、食べる?ってあげたら食べたし、なんとなく目がびっくりしてるように見えた。普通に珍しかったのかもだけど。
そうやって私が食べてたもの、“奪う”ことはなかったし。逆に私が渡したもの、食べてくれたし。そういう話では“敵”ってみなされてる感じはなかったかな。
それでも剣抜けば本気で殺しに来られたけど。
(そういう相手を前に呑気に甘いおやつを食べていたのか?という疑問は、ネメシアの中にはない価値観らしく。当たり前に話していた)
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モルドレッド・アーサー 6月27日17時
何枚か食パンも残っているので、塗って食べることも出来るが……

(一口茶を飲み)
……甘味は野生だとそれこそ果実とかその辺でないと取り込む機会が薄いだろうしな
言葉通りの『未知』だった可能性はありそうだ
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ネメシア・ヘリクリサム 6月27日20時
……2人の明日の朝食を取ることにならないなら、食パンも1枚もらいたいです!トーストしたい!

そうだねぇ、私が珍しい美味しいものくれるヒトみたいな認識されてたんでもいいや。甘いものって特別だよねぇ。2月の時期にさ、戦利品のチョコ分けてあげたんだけど。そりゃ珍しかったかに決まってるかぁ。(などと、思い出に浸るようで)

…そうやって、きっとあの人、知らないことばっかりだったんだろうなぁ。言葉も知らない、美味しいものも知らない、敵も味方もわからない、自分が誰かも…知らなかったのかな。奪ってきたものばかりで生きてきたなら、なおのこと。
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モルドレッド・アーサー 6月28日16時
了解した
(食パン一枚取り出しマーガリンを塗った後、トースターに入れる)

……おそらく、教育を施す存在も、世話を焼いてきた存在も皆無に等しかったのだろう
かの者の見た目は√DF(こちら)で見ることのない姿。別√より流れたのかは判然としない所だが……

――知識無き周囲にしてみれば、忌むべき存在と思われていたのだろうか
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ネメシア・ヘリクリサム 6月28日22時
(トースターからジリジリとなるタイマー音にワクワクしつつ)

そう、それね?見た目は明らかに成人男性してたけどさ、ぶっちゃけ、なんでそんなに成長できた‥生き延びれた、の方が正確かな…?のかは、謎めいてる。ずっと野生児だったって考えるには、服や装備を身につけるだけの理解力が一応あって。でもそういう文化的な理解があるとしたら、あまりにコミュニケーションがとれなさすぎてさ。いわゆる教育って共通ベースは正直感じられなくて…でもあの武器のセンスだよ?もーうわかんない。
…で。そういう|得体の知れない《わかんない》を、ただただ忌み嫌うヒトは、世の中いっぱいいるんだよねぇ…。
…なーんで君は、あそこに1人でいたのかなぁ(と、刀を何度目か見つめ、撫でる)
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モルドレッド・アーサー 6月29日18時
……安易に死なれたら困るから、最低限生き繋ぐべく周りが手を加えていた という可能性もあるだろうな

その見てくれは√DFとは明らかに異なる、そのため表に出せば何かしらのトラブルに巻き込まれることだろう……|保護者共々《・・・・・》
それを面倒に思う手合いは一定数いるのは確か……表社会では『いない存在』として、現実は監禁に近しく最低限の世話だけをした
教育する必要が無いと判断されていたならば、言葉を教えることも無かっただろう

対峙した限り、勘に長けてはいたしな……物の構造を理解するのが早いのかもしれん
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ネメシア・ヘリクリサム 7月2日20時
…言っちゃなんだけど、そんな厄介モノみたいな扱いするなら、なんで生まれてそれを確認した瞬間に「いなかったこと」にしなかったんだろうね。表に出したくないなら内内で終わりにしちゃえばいい。そんな話だとだいたいさ、それを産んだ人とかも穢れを持ち込んだとかなんだって言われて、穢れまとめて一緒に葬っておしまい!なんてのもあるじゃん。…や、わかんないけど。
案外、安易に無くしちゃいけない血筋だったりして。
でも結局、あんなふうに外出てるんだしねぇ。君があの人を簒奪者と明確に認識するくらいのことを、目の前でしてたわけでしょ?
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モルドレッド・アーサー 7月2日20時
……仮に然るべき施設に送ったところで、√DFとは異なる特徴を有した見目の者は距離を置かれ、孤独を強いられた結果道を違える可能性の方が高い
そういう輩ほど早々に冒険者への道筋を示す必要はあるだろうが……出生直後で欠落が判明する事例というのは稀ではある

秘密裏に親子共々始末するにしても、実行の労力に対しバレた後のリスクが高いのもあるし
……安易にそれを選択できない『格』が関係者にあった、というのは考えられるだろうな

仮に監禁状態にしていても、結果としては外に出て凶行を繰り返していたのだから当事者は関係性を疑われないよう祈るしかなかっただろうよ

(トースターの音を聞き)……焼けたみたいだな
(中に入れていた食パンを取り出し、皿に載せて差し出す)
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モルドレッド・アーサー 7月2日21時
そうだな、俺(わたし)がかの者と相対した際も既に襲撃の直後だった
身なりの良い御仁の四肢は概ね破壊され、護衛と思しき人物も無力化されており……こちらが介入しなければ間違いなく誰かしらの息は無くなっていただろう

結果としては相手は逃走し、死に至った者がいなかったのが幸いではあるか……こちらの力で癒した後安全圏まで送ったのを覚えている
……被害者は格ある家柄の出身で、その氏族間で執り行われていた慣習の道中で襲われたと――送っていた道すがらで話してくれていたな
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ネメシア・ヘリクリサム 7月5日00時
(トースターの音に気づかないくらい、思案に耽っている)…あの人の生まれについて、君の仮定が真実だとして。狙われた相手も格のある相手、ねぇ。たまたまかなぁ。…たまたまかぁ。格があるかどうかあの人は判断しようがないもんね。見た目が豪奢なら、その方がとるものがたくさんある…って経験則は生まれてたかもだけど。

…というかその被害者?貴族?も災難だね、氏族のどうたらこうたら…っていうなら、結構大事な慣習?儀式?だったんだろうに邪魔された感じかぁ。いや被害者はいつの誰であれみんな等しく被害者、だけどね?
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モルドレッド・アーサー 7月5日18時
……その氏族では家同士で決闘のようなものを執り行い、勝者は敗者から“証”なるものを得……それを繰り返した結果で家の中で成人・一人前として扱われるようになるらしい
……法の上の成人の概念はちゃんと存在するみたいだが氏族の間ではその慣習を経てようやく一人前と扱われるというのだから独特と言えばそうだろうな
――確か道中で聞いた時も、その御仁は“証”に意識を向けていたりもしていたそうだな

……パンの方は焼けたが、食べないのか?
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ネメシア・ヘリクリサム 7月7日00時
ーーへ?いゃっ、たべる!たべます!
(目の前に差し出されていたトーストにハッと気づく)
(ネメシアの食欲を知っている者から見れば、この反応の遅さはあまりないことに思われるだろう)

証、ねぇ。その氏族の中では大事なキーアイテムってことか。…売るとかするわけじゃないから、珍しいものだから狙ってた、ってわけでもないんだろうな。
………や、でも、なんか…
(彼を埋葬するときに、何が同じものをいくつか持っていたような…そんなのをうっすら思い出せてきた。)
…その証とやら、どんな見た目してるかまで見た?
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モルドレッド・アーサー 7月7日08時
どんな見た目、か……俺(わたし)も家々全てを見たわけではないが、そうだな――

俺(わたし)が保護・護送した御仁が持っていたのは剣の破片のようなものだったな。先端にその家の家紋が刻まれているような……
(おもむろに白紙を取り出し、それらしい品を描き込んでいく)
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ネメシア・ヘリクリサム 7月8日17時
……….(片手でトーストを持ったまま絵をじっと見て)………、…………んー………(もう片手で頬をぽりぽり)

……|狙ってた《・・・・》のかな。それと似た感じのもの、あの人、いくつか持ってたよ。何でもかんでも集めてるわけでもなさそうだったけど、確かに持ってた。

…でも、さっき言ってた一族の儀式を理解してるわけじゃ…さすがにないだろうし。
それ、なにかを引き寄せる魔術アイテムだったりするのかなぁ。(不思議そうに、けど、何か彼を知れるように、思案する
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モルドレッド・アーサー 7月8日18時
その“証”と形容される品自身に狙われる理由はあるかと道中で問うてみたが……
証は家々で保管されており量産的な品ではないという意味で稀少性はあるかもしれないが、換金するほどの価値は無いとその時は言われたな

……被害者の家、ないしは氏族とその御仁が関係あるかは判然としないが――
――対峙した際の感覚(センス)を鑑みると、全容は理解してなくてもその証に何かを感じ取っている可能性はあるか……そちらが記憶してる範囲で、得物以外で他の金品を奪い取ったというのは無かったのだよな?
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ネメシア・ヘリクリサム 7月9日21時
ないねえ。あの人が私から奪おうとしたのは命くらいだし。他もひとまず覚えはない…かな?食べ物も私が持ってるのは差し出さなきゃ食べなかったくらいだし。

それに、そのあたり言い出すと…どこまでがあの人のほんとの手持ちのものだったか、本人の身一つ以外、そもそも全部怪しくなるんだよネ。
…いやぁ、私が見てた姿だけ、私が覚えてられてればいいんだよって気持ちとさ、知らずに終わっちゃった彼の話を知りたい気持ちとは、どっちもあるんだよ。自分のことながら難しい気持ち…(複雑そうな顔を浮かべつつ、サクッと持ったままだったトーストをかじり)……んま!!このジャム、トーストめっちゃあうよ!!(表情がコロリと変わる)
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モルドレッド・アーサー 7月9日22時
どこまでが当人の手持ちにあたるのか、か……
これはいかなる境遇においてもハッキリと明文化出来ない話ではあると思う

くだんの御仁については、あまりにもパーソナル部分の情報が少ないし、我々が見た情報だけでも恐らく全体は穴だらけだろう
というか当人も自分が何者で・今までの生の時間で何を得られモノにしていったかというものを認識しながら生活していたようには正直思えぬ

――が、
それでも……優れた直感、その直感によって身につけた技量は間違いなく当人の手持ちではあるだろうよ。それがたとえ誰かの真似であっても な
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モルドレッド・アーサー 7月9日22時
俺(わたし)は自分の中で『竜としての人格』と『人としての人格』が完全に別物であると結論付ける程度には一定期間の記憶に穴がある
『竜としての人格』が『モルドレッド・アーサー(わたし)』であるという謎の確信はあれど、それ以前を生きてきた『人としての人格』はどのような名前で・どのような人生を過ごしてきたのか、それらは今もわかってはいない。手がかりとなるものがこちらが目覚めた際に半壊したドッグタグのみというな

アルスール……ミルグレイスの父と出会い冒険者の道に進むにしても戸籍らしいものも無いから偽造はしたが――それより後に身につけたもの、得られたものは俺(わたし)自身の手持ちであるとは思いたいところだ


――ああ、口に合ったのなら幸いだ。後で俺(わたし)もミルグレイスが戻った時にいただくとしよう
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ネメシア・ヘリクリサム 7月10日14時
……そうだよ。(トーストごくんと飲み込み)彼の技は、彼自身が得てきた剣だと思う。コレが、そんなふうに咄嗟に拾った武器だったらなおのこと。見様見真似はあっても、誰に習ったでもないんだろう、彼だけの感覚でつくった剣だと思ってる。だからこそ、彼を知りたくて、彼の剣と真っ直ぐぶつかりたかったんだ。
君が、君自身の目や経験を通して得てきた感覚や記憶が君自身のものなら。彼だってそうだ。それが、どんなひどい経験や所業だとしても。それが彼を作ったものだ。
…この刀使って戦って、彼の技を誰かに伝えるのも、私が知る限りの彼がいた証を残すことになるのかもしれないけど…所詮私は私だからさ。どうにも使う気にはなれないんだよね。(刀を見つめながら)
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モルドレッド・アーサー 7月10日14時
……本人がが道筋そのものを意識していたかは、当事者でもないので判断できぬ所はあるが……
我々から見えた一つ一つの“事実”はその御仁のものではあるだろうな

……使う気にはなれないのもそうだが、『模倣(真似)することができない』もあるのではないか?
相手は間違いなく理屈で物事を考えていたわけではない、感覚の戦技だ
同じように振るうには、我々が抱え込んでいる理屈を一度捨てる必要があるだろう
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ネメシア・ヘリクリサム 7月12日21時
…それでも、理解者になりたくてぶつかり続けた私の方が、排そうとした君よりは彼を知ってる。
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ネメシア・ヘリクリサム 7月12日21時
……なんてね、なんてねぇ。(ため息ついて)君の方がずっと彼の背景は知ってるみたいなんだよなぁ、手がかりっていうほうが正しいのかもしれないけど。

…ほんと、私が“よびだす”彼は、いったいどこまで私の幻想で補われてるんだか。
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モルドレッド・アーサー 7月12日22時
――理解しようと本気で臨んだそちらの意志はこちらも尊重したいところだな……
こちらはあくまで垣間見れたのは表面で、そちらは表面の内も込みで解りあおうとしていたのだろうしな

……、『呼び出す』……?
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ネメシア・ヘリクリサム 7月12日23時
…あぁ、その、なんだ、うん。
別にさ、意識して習得したわけじゃ、ないんだけどさぁ。
…はい、10秒サイレントタイム、OK?

(そうモルドレッドに、加えて自分にも言い聞かせるように伝えながら、目を伏せる。10秒の沈黙を経て)
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ネメシア・ヘリクリサム 7月12日23時
(ネメシアの背後に、影のようなら危うさはあるが。モルドレッドにも見覚えのある姿が立つだろう)
https://tw8.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=31445
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モルドレッド・アーサー 7月13日19時
――(少しポカンとしている)

……自分の記憶にある存在を一時的に写し取っている、という感じだろうか……?
能力として昇華できるほどに、そちらにとって深く記憶に刻んでいる存在でもあると……なるほど……
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ネメシア・ヘリクリサム 7月15日10時
そ。私の知ってる分しか呼び出せない…出てきてはくれないわけだけど。今日君から教えてもらった話で、また少し、補強や補正がされたかもしれないね。(つい、と自分の背後を見る)
さっきも言ったとおり…知ろうとしたけど、知れていたことは、とても少ないからさ。私の幻想とか、都合のいい解釈がいっぱい入った彼なんだろさ。
(影は喋らない。四十数秒の幻想だ。呼ばれたが、何をすることもなかった影は…うっすらと見える表情で、机の向こうの騎士を睨んだ後。目の前にいた自分の召喚者を怪訝そうにのぞきこむような仕草をしながら消えていった)
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モルドレッド・アーサー 7月15日15時
……まぁ、実際のところ“思い出”と呼ばれる類は時を経るごとに美化されていくとは思うが……

――そうやってその人の在り方について思考を巡らす誰かがいるというのは、ひとつの救いにはなり得よう
最期を看取り、死後も想われるその御仁は……少なくとも幸福ではあるだろうよ
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ネメシア・ヘリクリサム 7月17日12時
幸福ね…そうだといいなって願ってる。…いや、願ってるも傲慢なのかな、私が願うのは押し付けになる。君からそうやって言われるくらいでちょうどいいのかな。
この姿を自分の中で浮かべるのも。刀を持ってきたのも。もう知ってもどうしようもない話をまだ君から聴きたいのも。全部独りよがりだ。それはわかってることなんだ。

…たった一言聴いた『最期の声』しかないのに、ずっとそれを頼りにしてる自分もさ、どうかしてると思うよ。
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モルドレッド・アーサー 7月17日17時
人を想うのは周りから見れば傲慢に映ることはあるだろうから、そこを細かに気にしていてはキリがないと俺(わたし)は思う
そもそも相手に明確な関係者が確認されてないのだったら、第三者に指摘されても『お前に言われる筋合いは無い』としか……

――その最期の声にしがみつきたくなるほど、貴殿にとってその御仁の存在が大きかった……という解釈は出来るのだろうか?
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ネメシア・ヘリクリサム 7月19日21時
あっはは、まぁそれもそうだ。それでも、私が願うんじゃそれこそこの記憶の中にしかいないあの人をどんどん…都合よく捻じ曲げることになるだろうからさ。ほんとの君はこうじゃないんだろうな、って思いが、ずっと強くなるだけ。
だったら今んとこの情報の「客観視」の方がマシじゃない?
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ネメシア・ヘリクリサム 7月19日21時
(と、カラッと笑うように言っていたが)

…まぁ、大きいも何もなぁ、そんな長い時間一緒にいたわけでもないのに言えたもんじゃないと思うけど。
自分の名前も、あり方も、きっと何にも分かってなかった人がさ。最期にやっと、やっと聴かせてくれた声で言われたのが、私の名前なんだもん。呼んでくれたのか…なんて、わかんないけど。そりゃさ、ひっかかったままにもなるよ。
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モルドレッド・アーサー 7月19日22時
……名前を、か……

個人的な興味で申し訳ない所だが
――改めて、その時の状況を聞かせてもらっても大丈夫か?
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ネメシア・ヘリクリサム 7月21日14時
うん?うーーん…どこまで話してて、どこから伝わってないんだったっけ…話がかぶってるとこも出ると思うけど…もうここまで話したんだから、話しちゃうよ。と言ってもどう言ったもんか…(ぬるくなってきた紅茶を飲んでから、考える沈黙が起きる)

たまたま、会ったんだよ。瀕死の重傷…って言えばいいのかな、血まみれで、刀も足も引きずって、ふらっふらで歩いてる彼にさ。そこで会うとは思ってなかったよ。私が、今日はこの辺いるかなーって探すあたりとはは外れてたからさ。
事故とかじゃない、間違いなく誰かから攻撃されて受けた傷が原因で血をボッタボタ流しながら、あのひとはさまよってた。
びっくりしたよね。殺意の剣しか知らない野良犬みたいな人だったからそりゃケンカも刃傷沙汰もあったと思うし、いつか知らないとこで死んでたっておかしくはなかったんだけど…よくあれで歩いてきたなって思ったよ。
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モルドレッド・アーサー 7月21日18時
瀕死の重傷、か……『最期を看取った』ということは、その御仁はAnkerに値する人物から致命傷を受けたと言ったところか
――手負いの獣とも形容できる状況だったが、その時は敵意の類は向けられなかった……という認識で合っているか?
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ネメシア・ヘリクリサム 7月22日17時
そうだね、状況的にそうだと思ってる。その傷が原因で、死んだんだと思ってるよ。
…はーぁ、ミルグレイスにも話したけど、|それだけ《Anker》の執着や熱意を向ける相手がいたのがさぁ、なんかさぁ、悔しいっていうかさぁ…あぁごめん、それは今いいね。

うん、敵意は、向けられなかったよ。私も、認識してから、しばらく固まっちゃったけど。確かにこっち見て、私を私と見とめてた…と思う。あんな状態だったんじゃ、視界の意識がどれだけあるか、分かったもんじゃないんだけど…それでも。
駆け寄ってく私を見てたし。私を見て…手を伸ばしてた。
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ネメシア・ヘリクリサム 7月22日17時
近寄って、ようやく、聞こえる範囲だったけど。たしかに、「ねむ」って…言ったんだよ。
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モルドレッド・アーサー 7月22日21時
……なるほど

Ankerと呼ばれるものが、その御仁にとってどういう認識だったかは第三者である我々は類推出来んが――
それが完全なる|人《・》だったのか、致命傷を与えた|得物《・・》がAnkerだったという可能性もあり得るのがな……

剣の破片のような形状の“証”を求めていた御仁にとって、証の由来となった剣が実在していれば、それがAnkerになり得たかもしれんな……仮説にして戯言でしかないが
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ネメシア・ヘリクリサム 7月24日23時
あぁ、そういう考え方もあるのか。ヒトだけがAnkerじゃないもんね。思い出の風景とかがAnkerってのも聞いたことある。

それが仮説でも成り立つなら、そのどこかの一族にとっては、よほど重たい存在の剣(原本)ってことになりそうだけど……、…それを使用できた?使用を許された?人も相当すごい人扱いされてそうだよねぇ。実際そうだったのかもなぁ、|あのひと《・・・・》。…手合わせ願えばよかったかな…。
(演出終了)
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モルドレッド・アーサー 7月25日18時
仮にAnkerを得物と仮定するなら、それを携える許しを得られるほど“家門”の中でも重要な立場の御仁ではあるだろうな
……家門の当主か、あるいはその立場になり得る嫡子の類か……

――『あのひと』……?
(演出終了)
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