第八汎神資料室

【RP】悪魔に憐れまれる歌

斎川・維月 9月1日22時

 それはまた随分と性質の悪い冗談だ。





 所は廃屋。本当は路地裏の方が良いのだろうけれど、そこ迄一方的に相手の領域に踏み込んでしまえば流石に不利過ぎる。……まあ、別に不利でも良い気もしているのだけど、そう言ったら博士が滅茶苦茶怒り出したので止めて置く事にした。
 此処は廃屋。廃屋になる前の名前は斎川家。自分の、領域だ。違うとは誰にも言わせない。
 まあ、それなりに有利なのではないかな。きっと。多分。

 食卓を横に退けて作ったスペースに魔方陣を描く。聞く所によると本来の魔方陣や魔法円は、召喚した存在から己を守る為に寧ろ術者が入るためのものだったとも聞くが、今回はそれはどうでも良い、水木しげるは凄いんだなあと感心しつつてきとうに流して置く。
 描くのに使った染料は煮沸した水に赤い絵の具と少しの血を混ぜたもの。どうも赤ければ何でも良いらしいので、じゃあトマトスープにしてやろうかと少しだけ考えもしたが、食べ物で遊ぶのはいけないと教育されてる身だし、匂いが残りそうでもあるので自重した。
 図形は、ネットで拾った画像をそのまま写した。流石にそこで余計なオリジナリティを出そうとするほど浅慮ではない。
 生贄は生物の死骸であれば何でも良いらしい。極論虫でも良いとの事で、その絶妙な条件付けの甘さが実に今時風だと思わなくもない。ネズミ捕りに引っ掛かって絶命していたクマネズミを使う事とした。

 ネットで知られているフォークロア。多くの人が認識している都市伝説。複数の人に観測されたおまじない。

 そう言った物で在る事が大事で。別にディティールの質や拘りの有無はどうでも良い。
 だったら逆に拘って見たいと言う天邪鬼精神が無いわけでは無いが、それもグッと堪えてただ噂通りに儀式の準備を完成させる。
 悪魔召喚の儀式。
 噂話の内容はまちまちで内容は変動するが、多くの場合は『願いを叶えてくれる悪魔』を呼ぶらしい。なるほど即物的だ。おまじないはそうでなくては。

「じゃあ、願い事を叶えて貰いましょーかねー」

 指先を浅く切って、魔方陣にの上で傷口を下に向ける。
 逆の手で圧迫した傷口から滲み出た血が玉の雫となり……

『ねがいごとはなんですか?』
『みつけにくいものですか?』
『かばんちゃんはたべてはいけませんか?』

 周囲をふよふよと気ままに浮遊していた古霊達がそう問うて来た。
 いや、最初の一つ以外は断じて質問じゃないけど。

「そりゃー勿論」
 そこまで言った所で血の一滴が魔方陣に落ちた。

「お話しましょ? でーすよ」

 笑って迎える。
 何を? 無論、悪魔を。



・基本的には1:1前提のRPスレッド。
・斎川・維月、くらがりの・こえ(及び、流れによっては戀ヶ仲・くるり)のみが発言できます。
・場所は√汎神解剖機関の廃屋。と言うか維月の実家です。
斎川・維月 9月1日22時
(名前を教え、呪いと力を与えられ、繋がりは充分過ぎる程にある筈。であれば、儀式をした時に最優先で『呼ばれる』のは……)

あの子になる筈です。
いわばピックアップガチャ。

『そういうといっきにこなさそうなきがしてきますな』
『すりぬけのおしえですな』
『かきんはやちんまで』

やかましいです。
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くらがりの・こえ 9月2日23時
人が居る場所は、須く“悪意の目がある”。そう言って誰かが納得するなら“そう”なる。
“夜”や“影”、“暗がり”は、悪魔の領域。そう言って誰かが納得するなら“そう”なる。
──だから、戀ヶ仲くるりが“アクマ”と定義した存在は、“人が居る領域をどこでも見ていて”“暗がりに潜む”ものだ。
「見てる?」と問われれば気軽そうに「見てるよ」と応え、暗がりの中から現れる。
そう言う存在。
……つまりはその手続き、無くてもいいね!けれど、型にはめるように“呼ばれた”からには、こう言おうか。

『呼んだ?|常に悪を欲し、却て常に善を為す、彼力の一部《I am part of that power which eternally wills evil and eternally works good.》だよ!』

笑いを含んで呼んだ?と返した癖に、魔法陣からではなく家屋の影を介してくらがりが部屋を満たした。
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斎川・維月 9月3日21時
お、来ましたか来ましたか……ん?
ってアレエッ!? 
(魔法陣と全然違う所から暗がりが広がったの見回してステーンと引っ繰り返る。それはもう昔のコミックの如く足を上に向けて引っ繰り返る。古霊さん達もひっくり返ってる。一部は手前(どこのだと聞いてはいけない)端から斜めに飛び上がってたり振り返って目を飛び出させてたりしてる)

……ふー。
(起き上がる。周囲を見回す。暗い。不平を言うより灯りを着けるべきかちょっと悩む。まあ良いか)

弟君! ボクは猛烈に感激して居ます!
想定を外す何時からの出現! まさに王道! 見事ですよ見事な鉄板ギャグ! 流石です! こんな『出来た』弟を持ってお姉ちゃんは鼻が高いです!
(それいて滅茶苦茶褒め始める。後、当たり前の様に弟呼ばわりである)

『これをてんねんでやるからこいつたちわるいのです』
『こわいわあ』
『いっしょになってあそんどいてどのつらー』
『おまえもなー』
『てへぺろ』
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斎川・維月 9月3日21時
まー、でも弟君。
メッフィストフェレスを名乗るにはちょっと悪辣さが足りないかもですよ?
何気に誠実だと思うのーで。
(ニコニコと笑って隅に追い遣っていたテーブルと椅子を引っ張って来て、その場でクルクル二週半ほど回ってから周囲に呼び掛ける)

ともあれようこそようこそなーのでーすー。
さ、先ずは座って下さいな。
(椅子を勧める)


(つまり、言葉と態度に示して『歓迎』する)
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くらがりの・こえ 9月4日21時
『はは、そう』

斎川・維月と古霊達がひっくり返る様や、斎川・維月が高らかに褒め称える声、古霊達が普段と同じように与太を話すのを静かに笑った。
面倒なのかもしれないし、悪手だと判断したのかもしれないし、人間らしく冷笑したのかもしれないし、やっぱり面倒なのかもしれない。

『メッフィストフェレスは契約を遵守して、誠実だったよ!』

まるで友人を庇うかのような真摯な声色でそう言ってから、人型めいた姿で空中に留まる。輪郭が揺らぐ影は、文字通り掴みどころがない。

『|お前には十分な自由がある《Therein you have full liberty.》──維月、オレの“召喚内容”は?』

それを聞かなければ卓にはつけない、とばかりに影の裾野を広げながらアクマは尋ねた。
フォークロアになぞらえて、“悪魔”という型に落とし込んだのは、そちらだろう?
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斎川・維月 9月5日08時
……弟君?
(静かに笑う声に少し眉根を寄せる。その声色に感じるところがあったのだ)
ひょっとして……今、ボクが面倒くさい奴と思いませんでした?
面倒くさい奴だと!
面倒くさカワイイお茶目で美人で時にセクシーな罪作りお姉ちゃんだと思いませんでしたか!?
『かみがかってめんどうくさい』
(古霊の呟きが滅多に見ない位に冷たかった)

ふーむー。
誘惑は誠実とはまた別と勘定しますか。まあ、それはそうなのかもですけども。
でもまあ、確かに主体はファウストなのですね。そもそも彼が呼んだのですから。
(空中に人型を作る影を見上げながら、自分は進めた椅子とテーブルを挟んで正面の椅子に遠慮なく座り)
……そこはあなたとは違うのか。それとも違うのか。

召喚内容?
内容ですか……名付けるなら『弟召喚』ですけど。枠を広げて『家族召喚』でも良いですけど。
定義するには目的も必要と言うなら質疑応答を求めての事ですね。
まあでも世間話もしたいので。
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斎川・維月 9月5日08時
なのでこれも大枠で『対話』を求めての事と言うのが妥当です。

古くは秘密の知識をどうの。昨今でもコックリさんを代表に。
割とポピュラーな目的だと思いますし。
それに『対話』は、『相手』が居なければ出来ない事です。
ボクは、対話出来る事を望みます。
つまり、あなたが『居る』事を望みます。
(ニコリと笑う)
そう言う事ですよ。
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くらがりの・こえ 9月5日10時
『面倒くさいって維月の“類型”が言ってるよ』

アクマが古霊の発言を示す。発言には責任が伴うものなので。

『さぁ?』

アクマが笑う。

『評価は“人”がするよ』

このアクマにとって、“悪魔”の評価はそういうものだった。なお、人の評価はフィルターひとつで反転するものとする。

『はは!維月にとっての“家族”は、“手順に則り”“召喚”しないといけない?…それって本当に“家族”かなぁ!』

定義の根を鼻で笑う。家族のパブリックイメージに置いて、そうではないだろう?

『対話だね。対話をするなら場に居なければいけないね。──いいよ!』

そんなことを言った癖に、手軽に頷いた。元より求められたことを拒否する事項はさしてない。
トン、と置かれた椅子に影が触れる。きみの目の前。同じ卓に。

『対価はなにを貰おうか?』

“悪魔の召喚”で求めたものは、当然“契約”になると宣いながら。
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斎川・維月 9月6日16時
面倒くさくありません!
可愛くてお茶目で美人で時にセクシーで罪作りなお姉ちゃんではあります。
(ムスーっとした顔で腕組みして口を尖らしてこう仰っております)
『このながれでこいつのるいけいといわれるのじゃっかんていこうがあります』
『いっしょにされたくねーのせいしんですね』
『あくまであねをなのるふたいてんのせいしんはひょうかする』
『あくまだけに』
(古霊達はどうでも良い事を言っている)

……うーん。でも、まあ、それは、そうですか。
自己評価何て他者からの観測の前には本当に自己申告でしか無いのは確かに。
でも、それはそれで意味があるものだと思いますよ?
自分だって観測者の一人なのですから。
例え、空ろだろうと幻だろうと存在しなかろうと、です。

(首を傾げて)
家族ですよ?
まあ、確かに手順は色々多様ですけどね。
意思確認、相互了承、婚姻届け、養子縁組、まあ、最終的にお互いを家族だと思ってればそれで良いんですけど。
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斎川・維月 9月6日16時
だから、其処に至る手順がどんなものかは然程大事では無いんですけーどーねー。
でも手順自体は何かしらありますよ。
『弟になれ』『りょ』って遣り取りだって手順には違いないのですから。
お手軽でしょ? どーです、やって見ません?
(勧誘チャンスを逃さない)

よーし砂糖とミルクの希望は必要なら言って下さいねー
(座ったのを見てそれはもう嬉しそうに笑い、紅茶とお茶菓子を準備)

対価?
うーん、すいません。ぶっちゃけ相場が分からないので、もしOKならそっちから提示して貰う方が有難いんですけど。そう言うのってボクから提示しなきゃ駄目な感じですかね?
(物凄く普通の会話の調子で悪魔と定義した影にキャスティングボードを差し出す)
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くらがりの・こえ 9月7日22時
『そうだね、維月は面倒くさくないと思うんだね』

否定も指摘もせず客観的な肯定をする。鏡のような返答だった。
古霊たちは歯牙にもかけない。
同じように、自己評価への問いも温度なく笑っていた。
人の皮を重数年被り続けた災厄と、定義づけられてから星が一巡りのアクマの、明確な差異を示すように。

『うんうん、ファジーだね。灰色の回答だ。いいと思うよ!』

曖昧でぼやけた境目。“人間”的で“感情”的だ。要求が混じり合い、明文化されず。提示された“対話”の定義から逸している。
アクマが笑う。
いいね!厳密に定めないなら、

『オレも“そう”する。維月の求めはやってみないけど!』

“悪魔召喚”の定義のテーブルにつくのは、先程の問いが最後だ。

『対価はなんでもいいの?』

紅茶もお茶菓子も一瞥せず、きみを見てただ笑った。

『それじゃあ、オレのお願いひとつ、聞いてくれる?』

笑ったまま、路地裏に現れた時と同じことを提示した。
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斎川・維月 9月8日16時
万能返答鸚鵡返しですって……!?
(ガビョーンとショックを受けたポーズで固まる)

……
(それから少しくらがりを見る。人の形に近く、けれど人の形そのものにはならないその暗がりを。近い事と、同じである事には、決定的な隔たりがある。そして定まった形を持たぬ『影』が前者の形を取るのであれば、そこには明白な意図か、或いは『意図の様なもの』が存在する事となる。それもまた、明確な差異だ)

むう……
(なので、拗ねた様に口を尖らす。何故と言うに、拗ねているからだ。もっと言うなら、『不満だしとても気に入らないけど、それを否定したり翻意させたりする権限や筋合いを自分が有さない事を納得している』からだ。だから拗ねてむくれるしかないのである)

ふーんだ。
そりゃそうですよ、家族って言うのは白一色だったり黒一色だったりするものじゃないですもの。
灰色で当然。と言うかもっとカラフルなものです。万色!
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斎川・維月 9月8日16時
まあ、全部混ぜたら結局灰色なんで弟君の理解であってるんですけーどーもー
(溜息を一つ)

でも曖昧な事って結構良いです。だから、やって見るならそれは応援します。
存在定義に悪い影響出る要素も多分あんま無いでしょうし。
それと、今回やって見なくても明日やって見ないとは限りません。
ボクは諦めませんよ(ふんす)



ん。
お願いですね。良いですよ。
(自分の分の紅茶に砂糖をドバドバ入れながら了承する)

勿論、出来ない事は出来ませんし。超絶嫌な事だったりしたら抵抗するかもですけど。
まーその辺は良い塩梅にそっちで調整して下さい。
(砂糖まだ入れてる)
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