【1:1】血奏は虹色と邂逅する
禍津宮市街からほど近いとある路地裏から、ずるりと|それ《・・》は姿を見せた〘やれ……領域での損傷はだいぶ癒えたようだな〙
どこぞの黒ずくめと同じ顔立ちをした|血奏精《シビト》は、自身の肉体の感覚を確かめている
損傷の類は概ね塞がれ、単独行動をするのに問題が無い程度には回復しているようだ
同じような顔立ちで、それでいて違和感を覚える血奏精の姿を。木邑・零壱を知る者が見れば何を思うだろうか
――どうやらココにも、血奏精の姿を見ていた者がいたらしい
【状況】
時間:曜日は何であれ昼間
場所:禍津宮市街から近い路地からスタート(移動の有無次第で変わる)
演出終了
ウララ・ローランダー 10月2日11時(目をパチパチ。目の前に居るのは、零壱の姿をした零壱じゃない何かだった。
まずスーツじゃない。スーツ萌えを誘発させる普段の零壱からは、このチラリズム的服装は考えられない。これはこれで格好いいけど。)
むー……?零壱ちゃん、サングラスは無くしちゃったの?
(何を言うか悩み、そんな事を聞いてみたり。)
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木邑・零壱 10月2日11時〘『レイイチ』……? (声をかけた人物の顔をよく見て)――嗚呼、見覚えがあるな。昨年の万聖節にて仮装したレイイチに黄色の声を上げてた魔女か〙
〘そういえば、我は公的な場で姿を見せることは無かったものな……自己紹介でもしておこう〙
〘我が種は血奏精にして、名はシビト。この姿はレイイチと契約を交わしたことによるものだ。だが……〙
(コツコツと歩み寄る)
〘我はあくまで契約を交わした当時のレイイチの体躯を写し身したもの。背格好は今のレイイチとは異なるものだ〙
(近くで見れば違和感が増すだろう? と付け加えて笑みを浮かべる)
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ウララ・ローランダー 10月3日17時(コツコツと近付いてきたシビトに、イケメンハンターのウララの目の輝きは増すばかりだった。
顔が強い!イケメン!!
ただ、イケメンハンターだからこそ、現在の零壱との違いもなんとなく気付く)
……あ。確かによーく見たら、いつも会う零壱ちゃんよりちょっと若い気がするわ。
いつも会う零壱ちゃんの方が、ほんのちょっとだけ筋肉が育っている気がする……
あと、シビトちゃんは若干お肌が荒れているわね、もしかして零壱ちゃんが大変な時に契約を交わしたのかしら?
(謎の観察眼を発揮してから、首を傾げる)
んー……そもそも血奏精って何かしら、シビトちゃん?
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木邑・零壱 10月3日18時〘血奏精は契約の要を血とする精霊の一種だ〙
〘肌質については、これは我の性質の問題であろう……これは触った方が解りやすいか〙
(そう言って右手を差し出す。手袋を含め、触った質感は人の肌や布というより、鎚を触っているような感覚に近い)
〘血奏精の本質は血のような赤黒き泥……契約を交わせば契約者が死ぬまで契約者の姿を形どるが、本質の泥の部分は変わらぬのだよ〙
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ウララ・ローランダー 10月4日21時………?
(イケメンがそんなに気安く触らせてくれるのか、と怪訝に思いながらも、差し出された右手にそっと触れる。
人の温かみのない、正に土のような触り心地に、ウララは目をまん丸にした)
わぁ……肌が荒れているとか、そんな次元じゃなかったわ。
本当に、なんだろう……粘土人形のような感触ね?
……ええと、血奏精というのは精霊だって、さっき言ってたかしら?
精霊ちゃんが実体を持つと、粘土人形みたいになるのね~~おもしろいわ!
(興味深そうにシビトの右手を揉んだり、サラサラと撫でたりを続けている。
そんな事をしていたら、ふと新たな疑問が湧いてきた)
ええと、シビトちゃんは零壱ちゃんの契約精霊、って認識で合ってるわよね?
今は零壱ちゃんの姿が見えないけれど、零壱ちゃんはどうしたのかしら?もしかしてシビトちゃん、迷子?
(少女の瞳に、心配の色が載った)
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木邑・零壱 10月4日21時〘本質が泥であるのは血奏精だけで、全ての精霊がそういうわけではないだろうがな〙
(クツクツと笑う)
〘レイイチか……確かに我はレイイチと契約を交わしているが、日がな一日奴の傍にいるわけではない。これは精霊銃士と契約精霊によって差があることなので、必ずしも同じ境遇になるわけではないがな〙
〘我も基本的には銃に吊るした意志を介して領域の中で休んでいるが……こちらは比較的単独で動けるタイプの精霊であるゆえ。時たま独り外出もしているのだよ〙
〘契約を交わしている以上、レイイチがこちらの力を貸してほしいと願えばその場に転移することも可能だしな。それまで思い思いに過ごさせてもらってるというだけだ〙
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ウララ・ローランダー 10月5日21時……ということは、色んな種類の精霊ちゃんが居るってことなのね?知らなかったわ!
(へえ~~と言いながら、シビトが手を引かないのを良いことに、手をサラサラサラサラと撫で続けている。
素朴な焼き物のような触り心地は、慣れると気持ちいい)
あら、零壱ちゃんに呼ばれるまでは、シビトちゃんも自由行動なの?
とーっても良い労働環境ね!素敵な雇い主が見つかって、シビトちゃん良かったわね!!
(にぱっと笑顔を見せる。
見慣れた零壱の姿だからといって、警戒心皆無の笑顔だ)
ねえねえ、シビトちゃんって血奏精っていう精霊で、本質は泥なんでしょ?
じゃあシビトちゃんが使う力って、泥に関係があるのかしら??
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木邑・零壱 10月5日21時〘……貴公も精霊銃士だった覚えがあるが、そちらは精霊と契約を交わしてないということか。それはそれで稀有な気もするな?〙
〘レイイチが関与する霊剣も、我も。厳密に言えばトリガーとなるのは“血”だが……そうだなぁ〙
(失礼、と断りを入れて手を放した後。己の手を一部|引きちぎった《・・・・・・》)
(ちぎれた部分は血肉のようなものは見えず、土気としており。千切ったモノを下に落とせばぺしょりと音を立て、しばらくするとむいむいと動き出す)
〘まぁ、我単体で戦うのであればこうやって己が身をちぎって分け身を生み出し、使役するということは可能だな。――それそのものが契約を交わしてない状態であれば、取り込んで元に戻ることも出来なくはない〙
(と言いながら千切った分け身を引き戻し、自分の中に取り込んでいく)
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ウララ・ローランダー 10月7日22時えへへ、そうなの。僕様ちゃんと精霊は|都度契約《・・・・》しているみたいなものなのよ。
僕様ちゃんの血液って色んな属性の要素が入っていて、それを変換装置で各属性に特化させたものがいつも使っているインクね。
そのインクに呼応して、空間に居る各属性の精霊が力を貸してくれるって感じなの!
……これ、そんなに稀有なタイプなのね?
(コテンと首を傾げつつ。
シビトがいきなり自らの手をちぎったことに、目をまん丸にして驚いた)
わ!!え!?し、シビトちゃん、痛くない!?
……って、あれ?
(ぺしょりと落ちた、シビトの手であったものがむいむいと動き出したことに、目を奪われる。
あまりにも奇怪な動きに興味をそそられ、しゃがんでそれを眺めた)
わあ……な、なるほどなのよ?
シビトちゃんはそうやって、分裂して戦うことが出来るのね?
それって……それって、けっこう強いわね!?
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木邑・零壱 10月7日22時〘……己の身を実質削ってるわけだから、現実で行使すれば消耗は相当ではあるがな〙
〘やはり、我が単独で本領を発揮できるとしたら実体を問わぬ領域の範囲か……現の世ではある程度の制約は覚悟しておかねばな〙
〘そして貴公の方は……なるほど? 契約を一時的な形式とすることで多様な属性を担えるわけか〙
〘確かそちらの媒体として“色”がカギとなるのだったか。……色から属性を結び付ける、何なら色の掛け合わせによる複数属性の可能性も広げられる……戦力としての幅広さはそちらに軍配がありそうだ〙
(クツクツと笑みをこぼす)
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ウララ・ローランダー 10月10日15時ほへー……やっぱり分裂って強力だから、それ相応のリスクがあるのね。
……領域ってなにかしら?
(しゃがんでもにもに動く手を突っつきつつ、シビトを見上げて再び首をコテンと傾げつつ。
シビトの分析にうんうんと頷いた)
えへへー、色の可能性は無限大だからね!
ただ、今のところインクを混ぜると色が混ざりきっちゃって属性も変わっちゃうから……混ざりきらない粘度を保って属性も維持出来るようになったら、僕様ちゃんかなり強くなっちゃうかも!?
(ぶいっ、とシビトに向けてピースした)
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木邑・零壱 10月10日16時〘……|我等《・・》の塒(ねぐら)〙
〘常に赤き月が上る、常夜の領域。辺りには黒色の彼岸花が咲き誇り、人工の街並みは|存在しない《・・・・・》〙
〘元々は実体を迎え入れられるほど存在が確立できていたが、世紀単位の月日が経った今では、家主とそれに連なる者が招かぬ限り――招かれても夢という形に留めねばならぬほど、その領域の力は弱まっている……と言えば良いか〙
〘何にせよ、安易に人が入り込めぬ場所であるのは確かであろうなぁ〙
(来た方が面白いのに、と付け加えて肩をすくめる)
〘ふむ……どちらの属性を併せ持つのではなく、混色は混色として一つの属性と処理される訳か〙
〘色というのはグラデーションも存在するし、混色の度合いで名も変わるが……そう上手く多様できるわけではないのか〙
(ほーんと唸っている)
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ウララ・ローランダー 10月17日15時ふうん?つまりシビトちゃんの住処は、僕様ちゃんたちにとっては夢のような空間……っていうことで合ってる?かしら?
赤い月と黒い彼岸花、格好いいわね!僕様ちゃんも見てみたいなぁ。
(るんるんといった様子で想像を巡らせている。
おそらく、ウララの中で『領域』はかなり美化されている!)
そうなのよ、でもそれって色の数だけ属性が存在しうるのよ!それはそれですごいでしょ!
今はね、インクの粘度を上げてマーブル状に混色出来たら、二つの属性が共存出来るんじゃないかしら?と思って実験中なのよ!
……ふふ、うっかり実験中の戦略を喋っちゃったわ、やっぱりイケメンには敵わないわね!?
(からころ面白そうに笑う。
口を滑らせたことについてはあまり気にしていないようだ)
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木邑・零壱 10月17日17時〘夢のような空間、という形容は間違いではないだろうな〙
(多分空いたが想像する領域がこちらが認識してる領域とは異なるだろうとわかっているが、それはそれで愉快だと思ったのかクツクツと笑っている)
〘なるほど、己の技術の研鑽を重ねているのは良きことだ〙
〘何、うっかり口を滑らせても相手が対処できない状況を生み出していけば問題は無かろう。理屈が解ったとしても……展開を早めるなど、相手が余裕を持って対処できる糸口を減らせばそれで済む話ではある〙
〘……そういえばカクテルで多色の層を生み出す場合、それぞれに含まれてる糖度辺りが肝になるのだったか〙
〘そのような感じで色にしても材質に手を加えたりすれば色を維持出来る状態は……ふむ、可能性あるな〙
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ウララ・ローランダー 10月23日22時やった、合ってたわね!
じゃあもしかして、零壱ちゃんにお願いしたら、僕様ちゃんもその領域に遊びに行けるのかしら?ぜひスケッチしに行きたいわね!!
ほほー……(目をまん丸にして驚く)
シビトちゃんも一緒に僕様ちゃんの戦略を考えてくれるのかしら?良いヒントをありがとうなのよ!
確かに、粘度を上げちゃうと少し取り回しが良くなくなるからそこが難点よねぇ、と思っていたのだけれど……糖度の差、要は溶媒の濃度差で分離させた状態を維持するってことよね?
それは思いつかなかったわ!
ふんふん……それならインク変換装置を少し弄れば……ふんふん……
(楽しそうにクロッキー帳にメモをしている)
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木邑・零壱 10月23日22時〘……スケッチをするのも良いが、したところで夢として忘却される可能性の方が高いだろうな〙
〘それと――領域に招く権利はどちらかといえば我やアダム……領域の家主の方が権限はある。レイイチは招待のための品を提供は出来るかもだが……それよりも我らが招いた方が容易ではあるなぁ〙
〘まぁ我の記憶違いで実際の理屈は異なるかもしれんが、多少の参考にはなるだろうよ〙
〘……弾の用途に応じてその辺調整していたりするのか?〙
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ウララ・ローランダー 10月25日10時えーっそうなの!?……あ、そっか、そこって夢みたいな場所だから……本物のクロッキー帳は持ち込めないものね……う~~ん残念なの。
(しょぼんとしつつ、でもやっぱり綺麗な景色は見てみたいという欲が勝つ)
……でもやっぱり、人工物の無い景色は見てみたいわね!!シビトちゃんは僕様ちゃん呼んでくれないの?
……アダムちゃんは、ちょっと存じ上げないけれど……
(うるうる目で頼んでみる)
すごく参考になるの!!ありがとうなのよ!
(目がキラッキラに輝いた!)
そうね、今までは粘度や濃度までは調整して来なかったのだけれど……これから戦術を広げるには、そういう細かい調整も必要だと思ったわ!
(演出終了)
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木邑・零壱 10月25日18時〘あくまで精神の類が領域に足を踏み入れるといった形だからな、流石に物質の持ち込みは難しいだろうよ〙
〘……アダムは、レイイチが“竜魔”と呼ぶ存在だ。個体としての銘はアダム――だが、奴はその名をあまり良く思ってないようなのでな。我はあえてその名で呼び続けている次第だ〙
〘――以前、諸事情でそのアダムにシメられてそう期間は空いてないが……打診くらいはしてしんぜよう。我、その辺の約束事はちゃんと守る方なのでな?〙
(演出終了)
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