旅団

【賽戯】チンチロリ

玉・蓮 12月17日00時

これは博戯よ。
アタシが席に座っている間、お前と賭け事をするの。
何を賭けるかは気分次第。お前が何を賭けるかも自由になさい。

【参加】
・通りすがりのどなた様でもご自由に

【ルール】
・玉蓮が席に座っている間のみ参加可能です。席を立つまで1:1のRPです。
・各プレイヤーが1d100を1回振り、その結果をもとに役を決定します。
・十の位の数字を「目」として扱います(例: 出目86なら「目8」)。
・0が含まれる出目は「役なし」となります(例: 出目07、出目40など)。
・ゾロ目が最も強い役であり、ゾロ目同士の場合は数字が大きい方が勝ちです。
・賽は3回まで任意で振ることが可能ですが、最後に確認した役が最終決定となります(例: 2回目「目6」、3回目「目2」の場合、3回目が最終決定)。
・役を打ち止めにしたい場合は『出目決定』と宣言してください。
・決着がつき次第『再戦』を申し込む、または『終了』を宣言してください。
・『再戦』は2回まで、合計3回の勝負が可能です。

※一週間以上動きがない場合は終了です。
※あなたは投票しなくて大丈夫です。
※アイテムの配布はありません。持ち帰ってのアイテム化はご自由にどうぞ。
席に座る
席を立つ
玉・蓮 in 【賽戯】チンチロリ  12月17日01時
アタシ、暇しているのよ。お前はどうかしら。こんな辺鄙なところまで来て、暇してるんじゃないかしら。ちょうどね、賽子があるのよ……。賭け事をしましょうよ。得るものも、失うものも、あった方が熱が入るじゃない。
(霧が白む蓮池だ。そこに佇む東洋式のガゼボで女はあなたを誘った。机の上には賽子と——賭けの品であろう——鬼の面を模した小さな香炉がぽつねんと存在している)
一緒に遊んでくれるのなら、お前の賭ける物を教えてちょうだい。高価な物じゃなくていいわ。お菓子でもなんでも。

それから、先攻か後攻かも選んでいいわ。お好きになさい。
(無効票)
0
蓼丸・ベロペローネ in 【賽戯】チンチロリ  12月17日19時
oh……なるほど、この度の迷い路はまた風情がございますね。
(▼ うっかり迷い込んだその幻想的な風景に目を細めガゼボへと歩みを進め)

かしこまりました。この|蓼丸《たでまる》ベロペローネがお相手をつとめさせて頂きたく存じます。
(▼ 机に近付くとその対面に居る女性に対して軽く一礼をする。海藻を思わせるような波打つ黒髪からほんの少し潮の香りが漂った。)

そうですね、吾輩サボりで出てきましたので……少々お待ちを。
(▼ 鞄などは持っておらずポケットをさぐり、賭けの対価に使えそうな物を探す。そしてふと思いついたようにシャツの胸ポケットに刺していたものを抜いた)

……吾輩はこちらを賭けさせて頂にましょう。
(▼ 漆塗りの軸に螺鈿の牡丹があしらわれた万年筆を机の上にそっと置くと、席に付いた。)

可能でございましたら、そちらから先に賽を投げて頂きたく存じます。
1
玉・蓮 in 【賽戯】チンチロリ  12月17日20時
アラ、お前。ここらじゃ嗅ぎ慣れないわね。(スン、潮の香りが鼻をくすぐる)それに、髪もなんだか不思議な艶めき……いったい何処から来たのかしらね。
(遊んでくれるのなら、別に何処からでもいいけれど——などと言葉をこぼしながら、あなたを迎え入れる。あなたの自己紹介に応えるように「|玉蓮《イーリャン》よ」と女は名乗った)

フゥン、いいじゃないの。綺麗な万年筆だわ、俄然興味がそそられる気分よ。
(置かれた品の繊細な美しさに女は満足げに目を細める。何よりも、文具というのがまた好い)

それじゃあ、アタシが先攻。

1
玉・蓮 in 【賽戯】チンチロリ  12月17日20時
サボりってことは、今勤務中ってことかしら。お前、結構悪い子なのね。勤務中に賭博なんてしちゃって。
(あなたの言葉を思い返すように、女は問うだろう。しかしながら、あなたは答えを返しても、返さなくてもよい)

目2……ちっとも強くないわ。
(こうした遊びは好きなくせに、女はどうにも運気がない。ダイスの女神に嫌われているのかもしれない。納得がいかないという顔をしながら、2回目の賽を振る)

1
玉・蓮 in 【賽戯】チンチロリ  12月17日20時
目なし。最後の振り直し。

1
玉・蓮 in 【賽戯】チンチロリ  12月17日20時
フフン、いいじゃない。『目9』アタシの手番はこれで終わりよ。
(なんと…驚くべきことに、目が高い。これには女も誇らしげだ。そうして、あなたの手番だと言って賽子を袂に寄せる。『出目決定』)
1
蓼丸・ベロペローネ in 【賽戯】チンチロリ  12月18日05時
oh……これはまたずいぶんと。
(▼大きな出目に困ったように眉を寄せ)

玉蓮さん、でございましたね。
吾輩は妖怪が跋扈する世界から、もしくはその海の底から。
(▼ 彼女達と共に。と笑みを浮かべた男の背後からにょろりと半透明の白い手が1本伸び、袂に寄せられた賽子を拾い上げる。)

そんな出自でございますから同僚には妖怪ワカメ頭などと呼ばれる事が多く、そのような素敵な表現を頂きますと些かくすぐったく感じますね。
(▼ 白い手から賽子を受け取ると机の上に軽く投げた。)

1
蓼丸・ベロペローネ in 【賽戯】チンチロリ  12月18日05時
【4】

お察しの通り、勤務時間中にございます。
悪い子と言えば悪い子でございますが、吾輩お巡りさんでございますので良い子と言えば良い子かもしれませんね。
(▼ 有事の際はきちんと働いておりますので。と苦笑い。)

ふむ……こちらは少し悪い子の様子でございますので振り直させて頂きます。
(▼ 出目に満足がいかず、賽子を手に取る。白い手は男の肩に手を置いていた。)

1
蓼丸・ベロペローネ in 【賽戯】チンチロリ  12月18日05時
【8】
あぁ、惜しいですね。
もう一度。
(▼ 納得いかず、最後の振り直し)

1
蓼丸・ベロペローネ in 【賽戯】チンチロリ  12月18日05時
【7】出目決定

賭博の女神は貴女に微笑んだご様子。
……ですが、吾輩これでも諦めが悪い方でございまして。よろしければもう一戦お願い出来ますか?
(▼ もはや勝負とやり取りが楽しくなって来ている様で、やや浮き足だった様に再戦を申し込む。白い手は呆れたように男の肩を軽くはたいた。)
1
玉・蓮 in 【賽戯】チンチロリ  12月18日17時
アラ、本当に、惜しいわ。アタシの出目が半端だったなら、お前が勝っていたに違いないもの。運気の軍配はお前にあがりそうよ。
(己の出目を思うと、やはり最後の一振りは女神の気まぐれ。いつだって簡単に見放される範疇だが、)

ふン、良いわよ。もう一戦しましょ。素敵なひりつきだわ。
(むしろそれが好ましい。あなたの浮き足だったご様子に、女も共鳴するように愉しげだ。呆れ仕草の|あなたのご友人《白い手》に、いいじゃないの、と悪戯に咲う)

アタシも鬼じゃないわ。だから、お前の賭け品は今回なくてもいいわよ。(そも、手持ちが少なそうであるからにして)(しかし、賭けたいというなら女は咎めない)お前が勝ったら、お前の品を取り戻すか、アタシの品を貰うかなさい。

先攻後攻は続投でもいいし、交代してもいいわ。
(続けて振ってもよかったが、賭け品のすり合わせをせずに事を急くのはよろしくないだろう。ゆえに、ついでに聞いてみる女である)
0
玉・蓮 in 【賽戯】チンチロリ  12月18日17時
(そうして、あなたの答えが出るまでは、女は会話を思い出しながら気まぐれに言葉をひろう)
(指先で、おやすみ中の賽子を弄びながら……コロコロ、)

妖怪が跋扈する世界の、海の底から、ね。
海にはお前のようなものもいるなんて、知らなかったわ。アタシの世界には——所謂、√汎神解剖機関には——もっとぬらぬらと生っぽくて、不浄で、醜いモノが犇めいているから。
(お前は綺麗ね、と女はいう。これは不快感を与えない風体だという意味で)

くすぐったいってことは、嬉しいってことかしら。
いいわね、嬉しいなら。いいことだわ。お前も海の妖怪なの?
(白い手のご友人に目を向ける。妖怪というものは怪異とも違った意味で多種多様。好奇、関心、探求、のまなざし)
0
玉・蓮 in 【賽戯】チンチロリ  12月18日17時
それから、それから、お巡りさん。
お前ってお巡りさんなのね。気づかなかったわ——|否《いいえ》、見えなかった、かしら。
(言葉通りである。霧のせいか、はたまた認知の歪みか……姿形の詳細は未だ見えづらいものですから。あなたが警官服を纏っているか皆目検討がつかない女です)

お巡りさんって、なんだか息が詰まりそう。……偏見かしら。アタシ、誰かのために働くって、できないのよ。まァ、息が詰まっても、詰まらなくても、息抜きは大事でしょう?楽しみましょ。
(コロコロ……弄ばれた賽子は女の指先から逃げ出した。先攻であればあなたが、後攻であれば女が拾い上げるだろう、ちょうど良い距離)
1
蓼丸・ベロペローネ in 【賽戯】チンチロリ  12月19日02時
(▼ ありがとうございます、と再戦受け入れに対し感謝を述べた男は女性の申し出に思考を巡らせる。
一方、妖怪かと問われた白い手は悩んだように人差し指をくるくると回した。)

ん……あぁ、彼女たちは分類的には幽霊でございます。

(▼ 男の補足説明に白い手はそう!それ!と言うようにサムズアップをして見せた。)


それでは……ふむ……かしこまりました。
(▼ 思考が纏まったように男は顔を上げ)


お言葉に甘えまして賭け品は無しで……
(▼ シャツにボトムス、ふらりと散歩に出てきたようなその格好で、これ以上賭けに釣り合う品がないと肩をすくめて見せ)

此度は吾輩が先に賽を投げさせて頂きましょう。
(目の前、程よい距離にある賽子を拾い上げ、そのまま机の上に転がす)

0
蓼丸・ベロペローネ in 【賽戯】チンチロリ  12月19日02時
【目なし】
ふむ……ご機嫌斜めのご様子。
もう一度。

(▼ ことんと落とした賽子は当り所が良かったのかくるくると独楽のように回転した。
自分に興味を持って話をしてくれる相手に居心地の良さを感じ、まだ止まらない賽子を眺めながら、男は口を開く)

先ほどのお話ですが、吾輩は安心致しました。

吾輩のような者が人の世に出る場合、恐怖心や不快感を与えぬよう、人に化ける事が義務化されているのでございますが……人の感覚は吾輩にはよく解りませんゆえ。

(▼ 苦笑いを浮かべ、肩に置かれていた白い手を撫でる。賽子はそろそろ止まりそうだ。)

0
蓼丸・ベロペローネ in 【賽戯】チンチロリ  12月19日02時
【目8】出目決定

(▼ 回転を止め、ころりと出た目に男は微笑む)

あぁ、良いですね。
欲張ってまた賭博の女神のご機嫌を損ねてはいけませんから、吾輩はこれで役を決定したく存じます。

(▼ 白い手がにゅっと伸びて賽子を拾うと、そっと|対面に居る女性《玉蓮さん》の目の前に置く。
と、男は耽るように周囲をぼんやりと眺め、そのまま口を開く。)

改めて見ましても、ここは不思議で……どこか引き込まれるような場所にございますね。
(▼ いつもこちらに?と|対面の女性《玉蓮さん》に向かって軽く首を傾げる。他愛のない軽い会話。返答はしてもしなくても男は気にしないだろう。)
1
玉・蓮 in 【賽戯】チンチロリ  12月19日19時
お前、女の子だったの。フゥン……愛いわね。お前のために、指輪を賭けるのもよかったかもしれないわ。肌が白くて、宝石が映えそうだもの。
(彼女たちという言葉を思うに、複数の内には男もいるかもしれないが。サムズアップをしているご友人に関しては女性だろうと解釈をする)

……アラ、
(睫毛をふるわせて、瞬きの、間——賽を掬った色白い手。届けられたそれを拾い、手の内で軽く|可愛がる《ふるう》)
目8、ね。目8……目が高くて、ひりつくわ。善い子だから、いい目をだして頂戴ね、お前。

(願掛けて、いざ、賽は落ちて回る回るコロロロロ…………)

0
玉・蓮 in 【賽戯】チンチロリ  12月19日19時
(目で追いながらもあなたへの興味も忘れない)

——言葉通りなら、お前はもっと悍ましい貌をしているのかしら。
義務化だなんて律儀で窮屈。でも正しいわ。賢い選択。……多くの人間にとって、未知は畏れだもの。親しみやすい形であるうちは、傷つかずに済むんじゃないかしら。
(人も、妖怪も、お互いに……と付け足す。先のあなたの苦笑と、ご友人との触れ合いに、人知れず思う事もあるのだろうと思考した)

目2。相変わらず、ふるわないわね、アタシ。
振り直しよ。

0
玉・蓮 in 【賽戯】チンチロリ  12月19日19時
そうね。此処はアタシの庭よ。
(待っている間、あたりを眺めて首を傾げたあなたの言葉もまた、少し遅れて答えるだろう)
(いつも気が向いた時に、気が向いた分だけ相槌を打つ。それくらいがちょうどいいのだと女は思っている)

よく霧が出るけれど、こうして一段と霧の濃い日はお前のように誰かが迷い来ることもあるの。帰りは、また適当に歩いていけばそのうち元の路にでも戻るでしょう。安心なさい。
(しんと静かな、ひんやりと冷たい場所だ。白白とあたりを包む霧の中、池には蓮の影が茫と浮かんでいるだろう。その池の水はどうにもくろぐろと泥めいて、魚も住めななさそうである)

目なし。
これで最後ね。この瞬間が一番胸が高鳴るわ。

0
玉・蓮 in 【賽戯】チンチロリ  12月19日19時
『9のゾロ目』……驚き、こんなの出るのね。
アタシ、今回は負けたと思ったのよ。女神様って本当に気まぐれだわ…。
(あまりにも珍しく、女のめもまんまるだ。しかし確かに9が並んでいる——出目決定)

正直言って、接戦よ。
あと一戦くらいなら付き合えるけれど、お前はどうする?そろそろお帰りの気分かしら……。
(再戦を申し込むのも、帰路に着くのもあなたの自由である)
(あなたの気分が乗らないのであれば、あなたが帰り支度をするまでの間、賽を降らずにお喋りするのも悪くないと女は思っているようだ)
1
蓼丸・ベロペローネ in 【賽戯】チンチロリ  12月20日06時
(▼ 2つ並んだ9の出目に男も大きく目を見開き、白い手も男の手を借りてパチパチと拍手をした。)

いやはや大変驚きました。
負けております吾輩ですが、このような盤面を見せられてはいっそ清々しい限りでございます。
(▼ 大変良い勝負でございました。と、おだやかな笑みと共に会釈程度にかるく頭を下げる。)

あぁ、時間……そうでございますね。
いつまでもお邪魔している訳には参りませんしそろそろ……むぐ
(▼ |女性《玉蓮さん》の言葉にしばらく考えた男が帰りの言葉を紡ぐよりも先に白い手が男の口を塞ぎ、次に賽子を指差す。
「私もやりたい」と訴えるように。)

あぁ、なるほど……
0
蓼丸・ベロペローネ in 【賽戯】チンチロリ  12月20日06時
【再戦申込】

では玉蓮さん、申し訳ないのですがもう一戦お願いしてもよろしいでしょうか?
よろしければ、貴女が先に振って頂けますとありがたく。
(▼ 再戦を申し込む。そして男は少し迷ってからもう一度口を開いた。)

……それから、不躾なお願いではございますが、可能でしたら吾輩の手番は彼女に賽を振らせても?
(▼ やりたいそうです、と人差し指で賽子つついている白い手を苦笑いで示す。
断っても男はですよねと笑い自分で賽を投げ、白い手も潔く諦めるだろう。)
1
玉・蓮 in 【賽戯】チンチロリ  12月20日16時
ええ、もちろんよ。最後にもう一戦しましょ。
フフ、白いお前に意欲があってよかったわ。アタシ、ちょっと寂しかったのよ。……賽は振りたい者が振るべきよ。だから、お好きになさい。
(女と女の勝負ね、と仄かに微笑いかけ、賽を掬う)

お言葉に甘えて、アタシから。
(やわく、やさしく、零れ落つ。弾んで回る賽の二つ……)

1
玉・蓮 in 【賽戯】チンチロリ  12月20日17時
目4……まずまずね、悩みどころ。
でも、まだ、高みを目指せると思わない?アタシは欲張りなのよ。
(満ち足りないなら、やはり賽は振るわれるべきである。今一度、振り直し、いざ)

1
玉・蓮 in 【賽戯】チンチロリ  12月20日17時
目1、目1よ。最後の一振りで、アタシ勝ってきたんだから。
(何度やっても、最後の振り直しは緊張が背中まで伝う。ただの遊び、だけれど……熱っぽくなるほど楽しい方が、狂気に満ちた日常への気も紛れる)

1
玉・蓮 in 【賽戯】チンチロリ  12月20日17時
『目3』、アラ……残念。これで出目決定よ。
最後の最後で、振るわなかったわ。でも、お前の出目が決定するまでは、勝負の行方はわからないもの。さ、お前の手番……振ってちょうだい。

(賽をそっとあなたの前へ、ないし、白い手のご友人の元へと届けられる。女は両の手で頬杖をついて、賽が振るわれるその時を楽しみに待っているよだ)
1
蓼丸・ベロペローネ in 【賽戯】チンチロリ  12月21日07時
ふふ、まだ解りませんよ。
(▼ 残念がる|女性《玉蓮さん》に笑いかけ)

さ、どうぞ。ご了承を頂きましたから。

(▼ 男に促されると白い手はそっと賽子を取ると軽く掌の中で転がす。
賽子同士がぶつかり小気味良いリズムを奏で、白い手がご機嫌である事を示した。)

1
蓼丸・ベロペローネ in 【賽戯】チンチロリ  12月21日08時
【目9】出目決定

(▼ 白い手によって ぽん。と投げられた賽子はからころりと鳴り出目を成す。)

おや。まあ。
(▼ 男は自分の今までの手番で一番高いその出目に少し目を見開く。
白い手ははしゃぐように手を握ったり開いたり、振ってみたりと忙しない。)

吾輩より彼女の方がよほど運が良い様子にございますね。
どうされます?これで決定なさいますか?
(▼ 男の言葉にもちろん!と言うかのように白い手はサムズアップを形作った。)

……との事ですので、この度は吾輩。というよりは彼女の勝利にございますね。

(▼ 思ったよりもずいぶん早くに終わってしまい手持ち無沙汰なのか、まだ熱冷めやらぬ様子の白い手をよそに再び庭を眺める。
ぼんやりと池に浮かぶ花の影。先ほど眺めた際は何か解らなかった様だが、しばらく眺めてようやく像を結んだ。)

池の花は蓮でございましょうか。
これだけ泥が豊富ですと泥中の根もよく育っていそうですね。
1
玉・蓮 in 【賽戯】チンチロリ  12月21日17時
アラ、アラ、まァ……強いのね。
(ぱちぱち、瞬きを数回。そうして、アタシの完敗……と目を細めた。客人が嬉しげにしているのなら、案外負けも悪くない)

さあ、勝者のお前。戦利品を選びなさいな。万年筆を取り戻すのか、香炉を手にするのか……選べるのはひとつよ。
(どちらを失っても女に損はない。お二人との時間を楽しんだことを踏まえると、十二分に得ともいえよう。はしゃぐご友人にひとまず促し——庭を見遣るあなたへ)

ええ、蓮の花よ。泥中の穢れた養分を糧に、今日も素知らぬ顔で花弁を淡く染めているわ……でも、近づいて、覗いちゃ駄目よ?……|お前は《﹅﹅﹅》落ちても這い上がってこれるかもしれないけれど。
(裏を返せば、常人は沈むほかないのだと示唆される。目に見える美しさの足元にこそ、悍ましい秘密が隠されているものだ、とも語った)
1
蓼丸・ベロペローネ in 【賽戯】チンチロリ  12月22日07時
秘密、でございますか。

(▼ |女性《玉蓮さん》の言葉に少し興味を誘われるも、人の庭で駄目と言われた事を実行するほど男は不躾ではない。
秘密を持つからこその美しさもあるのかもしれませんね。
と、|女性《玉蓮さん》に微かな笑みを見せる。

そして、勝利を祝われまだそわそわしている白い手へと目を向けた。)


(▼ 香炉と万年筆。|女性《玉蓮さん》に促されるも白い手はどちらにするか迷っているかのように二つを交互に指差してみたり、指をくるくると回したりと落ち着かない。
しかし、何かを思い付いたのか、不意に人差し指を立てると男の方を指差してから万年筆を取る。そして……)
0
蓼丸・ベロペローネ in 【賽戯】チンチロリ  12月22日07時
……なるほど。

(▼ 男のシャツの袖にその万年筆で何やら書き始める。
男は少し納得したような反応をすると、それを止めずにされるがままとなった。)


『アリガトウ
タノシカッタ
トテモ』

『コレ アゲル
私カラノ オ礼』

『私ノ戦利品
ドウシヨウト
私ノ自由 デショ?』


(▼ 白い手は男のシャツの袖に万年筆でそう書くと、|女性《玉蓮さん》の目の前にその万年筆をコトリと丁寧に置く。
受け取らなくても白い手は遠慮なく万年筆を取り戻し、新しいメッセージを男のシャツに書くつもりでいる様子。)
1
玉・蓮 in 【賽戯】チンチロリ  12月23日02時
そう、秘密。
剥ぎ取りたくなるほどに、綺麗な薄膜に覆われた、秘密。
(あなたの微かな笑みに返す言葉を残して、流れていった視線を追い、ご友人へと目を向ける。一連の葛藤を見届けて)

ン、フフ……粋な子ね、お前は。
でも、女はそれくらい我儘じゃないと。
(目前に置かれた万年筆。漆塗りの軸に、螺鈿の牡丹があしらわれた綺麗な万年筆だ。女は手を伸ばし、確かに受け取る)

贈り物なら、素直に受け取るのが礼儀でしょう?だから、有り難く頂戴するわ。
(持ち上げると共に、螺鈿細工が幽かな光を受け止めて。貝特有の瑞々しい遊色は、宝石とはまた違った美しさでゆらめいていた)

お前の故郷海が育んだ、素晴らしい逸品ね。
(好いものは大事にする女だ。インクが詰まらないように手入れし、ペン先が己の癖に馴染んだ書き味になるまで、永く使うことだろう)
1
玉・蓮 in 【賽戯】チンチロリ  12月23日02時
さて、そろそろ頃合いみたい。
夜が来ると帰り道もわからなくなってしまうもの。

それから、アタシからも遊んでくれたお礼。
アイシングクッキーよ。クリスマスの。なんでか知らないけど、家にいっぱいあるのよね。
(使用人が買ってきているのかしら。そう言って、女は小袋に分けられた市販のクッキーをテーブルへ。いかにも子供が喜びそうな、愛らしい雪だるまとサンタクロースだ)

(受け取るかどうかは自由である。断りを入れても、女はさして気にせず、自分のおやつとして消費するだけだ)

また、機会があればいらっしゃい。
蓼丸と……、白い手のお前。名前を聞きそびれていたわ。
そもそも名前はあるのかしら。最後に聞いても?
1
蓼丸・ベロペローネ in 【賽戯】チンチロリ  12月23日19時
名前……ですか?そうですね。
彼女たちの名称は『|沖呑手《オキノテ》』。
彼女個人の名でしたら―――……

(▼ 男は途中で言い淀み、チラと白い手を見やる。
恐らく|女性《玉蓮さん》が知りたいのは全体の名前ではなく彼女自身の名前のはず。しかし生前の名を勝手に教えても良いものか―――そんな男の思考をよそに白い手はあっけらかんとした様でサムズアップをキメる。
それを見て男は即決とばかりにノーリアクションで再び口を開いた。)

彼女は『おふき』さんです。
『富』に貴族の『貴』と書いて『ふき』と読むそうですよ。

(▼ |白い手《おふきさん》は|女性《玉蓮さん》に指ハートを作って見せる。年頃の少女だったのかもしれないと思わせるような、ノリの良い愛嬌のある仕草。
それは「よろしくね」か「ありがとう」か、もしくはそのどちらもか。
何であれそれは|女性《玉蓮さん》に対する彼女なりの最大限の好意的表現なのだろう。)
0
蓼丸・ベロペローネ in 【賽戯】チンチロリ  12月23日19時
(▼ そして、テーブルへと差し出されたサンタクロースと雪だるまに男は目を丸くし、白い手はわぁ!と言うかのように手を開いた)

おや、まあ。
ありがとうございます。
もうクリスマスが近いですし、プレゼント交換のようで嬉しく思います。
(▼ 礼を述べ、男は可愛らしいクッキーを手に取る。
使用人という言葉に 良いお家の出なのでしょうか と考え、遊んで頂いた中で見てきた所作の丁寧さにも勝手に納得した。)


そちらも、気に入って頂けましたようで何よりです。
吾輩も、|彼女《おふきさん》も。
(▼ 女性の言葉や万年筆を扱う所作から伺える丁寧さに、男も白い手も万年筆は大切に使って貰えるだろうと感じた様子。)

では、|玉蓮《イーリャン》さん。吾輩たちはこれにてお暇致します。大変楽しい一時でした。
ではお言葉に甘えまして、またいずれ。
(▼ 立ち上がり、そう笑みを浮かべ女性に一礼するとその場を後に )
0
蓼丸・ベロペローネ in 【賽戯】チンチロリ  12月23日19時
あぁ、そうでございます。
(▼ 何か思い出したかのようにくるり、と男は振り向く)

その万年筆、元はおふきさんの物ですのでどこかに名前が書かれているかと。
吾輩は見付けられませんでしたが。

(▼ よろしければ探してみて下さい。と会釈すると男は再びガセボに背を向け帰路に着く。
|白い手《おふきさん》もぶんぶんと大きく手を振って|女性《玉蓮さん》に別れを告げる。
徐々に姿は霧の向こうへ消えて行き、いつしかその影すらも見えなくなった。)



(▼ いつかペン先の金属部分、そのハート穴の少し上をよくよく見た時、メーカーのロゴと見間違うほどに流麗な装飾を施された書体で『富貴』と彫られている事にあなたは気付くかもしれない。
気付かなくても使用感は変わらないし、気付かなかった事にすら誰も気付く事はないでしょう。)

【退室となります】👍️🐜⑩👋
(席を立つ)
1
玉・蓮 in 【賽戯】チンチロリ  12月24日17時
沖呑手の、富貴ね。アタシも『おふき』と呼ぶべきかしら。
(√汎神解剖機関においてはすっかり古風な愛称だが、あなた方の世界においては未だ冷めやらぬ|流行り《ブーム》の一つであろう。特に、うら若い乙女の名は可愛く呼んで然るべきなのだ)

ええ、またおいでなさい。
蓼丸とおふき。お前たちの名前、忘れないでおくわ。アタシ、これでも大事にするのよ。楽しかった思い出は。
(おふきさんの指ハートに応えるように、女もまた控えめに己の指を重ねて真似た。微かな微笑み。瞬きの間。指はもう、ひらり、ひらひら……さよならと揺らめいて)
1
玉・蓮 in 【賽戯】チンチロリ  12月24日17時
(消えていく背中を見届ける。あなたの姿が霧に消えてようやく、女は最後の言葉を確かめるように万年筆を摘んで眺めた。外装には見当たらないわ、と言葉を溢して席を立つ)

……あら、雪。
(気づけば霧は薄らいで、鈍色の雲から幽かな白が降り注ぐ。ほんの少しの間だけ賑やかだった空間は、本来の静けさを取り戻したかのように無音が残響していた。そうして、女もまた己の日常へと戻ってゆく。静寂は退屈だという顔をしながら)
(席を立つ)
1