八百万屋敷

【RP】一階:玄関の間

目・魄 12月22日20時

和風庭園を両脇に、道を進んで式台を上がり主屋の中ほどにある部屋に直接通される。

案内は代人店主か、はたまた小間使いか...
話しかけるは脳に直接響く店主の声。
姿は見られない。

 私?店主であり、屋敷神だよ。

 畳部屋に慣れない方も居る事でしょう。
 苦手な方は式台に座布団を置いて腰掛、
 庭園を見ながらも乙です。
 隣の万屋に直接”モノ”を探しに行くのもいいでしょう。

 そこらへんは、お好みで場所は変えましょう。 
 
 では、ごゆっくりどうぞ。

勧められるまま、あなたは―――

 ※※※

◆店主や代人店主or小間使いより|案内《物や手紙》を貰った方のみ
◆ゆっくりお返し、希望あればリアタイでも可
◆RPメインで、メタは薄めに

◆基本1:1ですが、お約束方々がOKなら複数でも可
※お入りの際、【入室:】選んでお入りください。後変更も可。
※お帰りの際、【お帰り】 またのお越しをお待ちしております。
入室:1:1(2名のみ入室)
入室:複数(上限は自由に)
お帰り
竜胆・雪之進 12月26日08時
え〜何やねん。|いけずやん。《意地悪じゃん》(むっとする)

うわっ!すげぇ!|ちまい《小さい》のが出てきた。(雪兎が飛び出す様子に思わず声が弾む)幸運と危険察知能力持ち?便利やん。なぁなぁ、形状ってどう変えられるんや?
0
目・魄 12月26日12時
(笑みを崩さず指を二本立てて見せ)うん、だから二人に1羽ずつだよ。

おや、こっちのが受けが良かった様だ。
この子は持ち主の能力を力としてるから、結晶部分を指で触れながら想像した姿になるよ。(もう一度トントンと触れれば、大きさはそのまま雪兎からシマエナガに変わり)
大きさは手のひらサイズ、雪を元にしているから白い姿で出てきてしまうけど。
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竜胆・雪之進 12月26日15時
ふ〜ん。まぁいいや。兄弟と"仲良う"遊ぶわ。
━━おもろいな。今度は鳥になってん。ジブン、この姿だと空も飛べるん?(シマエナガの姿に変わったそれに話しかけた)
俺の名前と同じ"雪"に関係してるところもええな。ちなみにこないな子の扱いでやっちゃいけないこととか、気ぃつけることってある?
0
目・魄 12月26日18時
少し余分に力を込めたらいけるかい?
(てちと歩くシマエナガを手にして少々、得意気に羽を広げたと思ったらちんまり浮いている)うーん、後は相性次第化だね。常に身に着けて置けばそれだけ身近な物にもなるだろうし。|それ《雪》の事もあって一応候補の一つだったんだよ。
能力の与えすぎには注意、器が小さいのもあるから与えすぎると消えちゃうだろうね。

気に入ったなら、この子にするかい?(返事次第では物に寄せた品を出すつもりで)
0
竜胆・雪之進 12月27日15時
ハハ、マジで浮いとる〜。頑張りややな。身に付けることが大事で、能力の与えすぎにも注意すること〜と。
(ラペルピンを気に入っとる様子ではあるものの)せっかくやし、この子はキープして他の物も見してもらうことってできるん?
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目・魄 12月27日17時
それもありだね。
(シマエナガは竜胆の側に丸くなって目を閉じ)
もう一個おすすめの品は、日常品。
それだけでなく、目で見て楽しめる物を用意したよ。

なんでも、体の大きい妖怪の為の物だったんだけれど……(前置きをしてから一見普通サイズのグラスを取り出し、底には魚の姿が描かれた物で)この大きさでショットグラスだそうだ。
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竜胆・雪之進 12月28日14時
そいつはええな。酒好きにはぴったりや。このグラスにも何か特別な効果があんのか?
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目・魄 12月28日17時
お酒好きなら興にはまるかもしれないね。

(冷えた水をグラスに注いで)水を灌ぐまではただの絵の魚も……こうして液体を注ぐと見ていて、実体ではないし触れないけど可愛らしい動きを見せるんだ。
(覗いているとグラスが小さな波紋を作り始め。そこには泳いでいるように見える魚が、時折ぽちゃんと跳ねていたり)
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竜胆・雪之進 12月28日19時
乙やん〜。ほんまもんの魚が泳いどるみたいやけど、これって幻術的なもん? (グラスの中で泳ぐ魚から、視線を魄に向けた)同じものはある?これがペアだったら嬉しいんやけど。
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目・魄 12月28日22時
造ったのが妖怪だから、恐らく幻術の類だろうね。
(跳ねた魚は透明では無いが、出した指をするりと通り抜けている)
確か、あった気が……(取り出した場所からもう一つ同じ物を取り出して)ペアってわけではないけど、同じ物はあるよ。
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竜胆・雪之進 12月29日20時
ほんまに触れへんのか。ほんまもんに見える分、不思議やな。
(同じものが並び、揃ったのを見て満足そうに)俺の誕生日プレゼントにはさっきのラペルピンを、こっちのショットグラス二つは個人的に購入したいんやけど、できる?
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目・魄 12月30日14時
昔ながらも良いけど、こういった幻想的な物を好む妖怪も居るからね。
(以外も然りと目の前の彼を見て満足気ににっこり微笑む)気に行って貰えたようだから、誕生日の品としても申し分なさそうだ。

ふむ、購入も可能だよ。御代は……お金でも、物でも、情報でも興味深いと思うものなら対価となるから遠慮なく出してくれると嬉しいよ。(購入と聞けば商人の顔を覗かせ)
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竜胆・雪之進 12月30日18時
珍しいもんを扱うだけあって、支払いにも色々あるんやな。じゃあ、金で頼むわ。小切手は|使えへん?《使える?》
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目・魄 12月30日21時
俺が扱う部類は多岐にわたるからね。
(小切手と聞いて少し残念そうに)おや、それは残念。取り扱いは可能だよ。
二つだとこれの倍ぐらいだけど……今回は初回、足も運んで貰った分で少しお手軽にしておくよ。(そこそこ良いグラスが買える値段をメモに書き込んでスッと差し出して見せ)
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竜胆・雪之進 12月31日14時
━━期待に添えへんようで悪かったな。(全然悪いとか思ってない軽い笑み)金で解決できるからそれが一番やろ。
|かまへんで。《その金額でいいよ》(金額を確認後、さらさらと慣れたように小切手に書き込む。意外にも達筆に書かれたそれを彼に差し出した)
ええ買い物が出来よったで。また来てもええ?
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目・魄 12月31日14時
まあ、今回は|そちら《話》の縁はなかったという事で。
また今度に期待して置こうか(しっかり確認して貰えば、差し出された小切手をすっと受け取り)頂戴したよ。
(丁寧にグラスを包んで、ラペルピンも彼の元に受け渡してシマエナガは彼の自由に任せ)勿論構わないよ。万屋に直接来てくれてもいいし、込み入った場合は手紙でも出してくれれば折り返し返事をしよう。

ああ、お土産の事も忘れずに。ちょっと待ててくれるかい?
(すっと万屋の部屋の戸を開け)
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竜胆・雪之進 12月31日15時
おおきに。また遊びにくるわ。 (腕に乗せたシマエナガを指先でつついたり、撫でたりして反応を愉しみつつ)ん〜?他にも何かくれるん?
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目・魄 12月31日15時
忘れたのかい?案内鶴とは別の子をお土産にって話があったろう。
(姿を消しても隣の部屋なので声を掛けながら)

今手追っているからね……っと、これがいいかな。
(ものの数分で奥から戻ってきて、手に納まる程度の|折り鶴《澤瀉》を二つ)
集中力、感情の制御、要は心を落ち着けてくれるお守りみたいなものだよ。紙だと長続きしないから特殊な布で織り込んだ一品だ。
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竜胆・雪之進 12月31日18時
あ〜…忘れとった。そういやくれるって言うてたな。
(折り鶴を見て口角を上げた)可愛い御守りやんな。兄弟が気に入りそうや。

━せや、コレやるよ。
(とあるBARのショップカードを差し出した。表にはとあるBARの名前と住所などの基本情報、裏面に地図が載ってる【https://tw8.t-walker.jp/club?club_id=472】 )

俺のお気に入りの店〜。兄弟とよく飲みに行くねん。店の近くを通ることがあれば来ぃや。もし会えたら一杯奢るぜ?
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目・魄 1月1日12時
それだけ祝いの品の方が魅力的だったようで
(くすっと笑い、差し出されたカードを受け取りまじまじと地図を拝見)
バーですかい?あまり酒には強くないが、近くに行ったらお邪魔させて貰うよ。

その時に会えたら、おすすめを一杯頂こうとしよう。
(近々行こうかと大切にカードを懐に収め)
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竜胆・雪之進 1月1日21時
まぁな〜。さすが商人やで。紹介してくれた商品はどれもおもろかったし。
酒強くねぇの?めっちゃ飲む方やと思っとった。(そんな印象を抱いていたらしい)
今回は客としてやったけど、向こうでは友人として話せたらええな。会うのを楽しみにしてんで。

(肩に移動したシマエナガが、ちちちと囀る。店主に別れを告げているよう)
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目・魄 1月2日00時
嗜む程度なら飲めるのだけど……あまり良くない酔い方をするので制限を掛けているんだよ。(よく言われるので苦笑いして)
今回話せて楽しかったですし、今度は談笑をしにお邪魔しようか。楽しみだ。
気を付けてお帰り。
(既に彼の元で落ち着いているシマエナガにくすりと笑い、屋敷の門まで見送りに行くつもりで)
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竜胆・雪之進 1月3日21時
またな。(門まで見送りに来てくれた店主に向かい手を振る。次に会う時が楽しみだ)
(お帰り)
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目・魄 1月3日23時
ええ、またゆっくり。
(軽く約束といえるかわからない言葉を交わし、去る背中を手を振り見送り中へと戻って行くだろう)
……何時お邪魔しに向かおうかな。
(無効票)
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目・魄 1月11日19時
======別の日の出来事======
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目・魄 1月11日19時
【|福の鶴《おりがみ》】が狸より出たとの報告を受け
何時でも案内できるように|黒猫又《小間使い》は塀の上で待機

来訪者の姿をみた黒猫又がひょいと地面へ降り
意図を聞き、ひと鳴きした後に魄の元へ案内してくれるようだ。
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シルヴァ・ベル 1月11日20時
(林の中を黒い西洋犬が駆けている。影のように木々を抜けてゆき、やがて屋敷の門をみとめると、その手前でトンとひとつ大きく跳ねる。それは次の瞬間には、ちいさなちいさな――本当にちいさな少女の姿に変わっていた。身の丈は|五寸《15cm》ほど。紋白蝶の翅で|空《くう》に浮いている)
(同じく地面に降り立ち、どこか気取った仕草で|お辞儀《カーテシー》を一つ。もしも出迎えがふつうの猫又ならば、きっとこちらの方が身の丈は小さい)

ご機嫌麗しゅう。
先日こちらの……八百万屋さま、でよろしいのよね?
ええ、こちらの割引券をいただきました。それで伺いましたの。御覧になって。
(買い物に来たのだと率直に言ってみせて、それから自分が抱えるほどの大きさの折り鶴をどこからか取り出した。顔がちょっと隠れて視界も遮られる)
(無効票)
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目・魄 1月12日13時
(鶴を持った者が向かってきたのを薄目を開けて、耳を震わせて塀の上から聞き耳を立てれば普通の猫サイズである自分よりも小さな少女の丁寧なお辞儀姿に興味津々に目を開いてひと鳴き。妖怪ではないのならと、仕方なく口を開いて言葉を紡ぐことにし)
聞いていた子か、いらっしゃい。僕は案内をお願いされたただの黒猫又だ。

八百万屋で間違いないな。では、案内しよう。
(見える少女には大きな鶴に間違いはないと頷き。さて、少女の様子を伺えば少々目につく大きさなので良ければと背中を向け)良ければ背に乗るといい。

(乗るのならゆっくり地面を歩き、自身で着いて来るのならゆっくりした足取りで玄関の間まで歩みを勧めようか)
(無効票)
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シルヴァ・ベル 1月12日21時
あら。まだ先でしたの?住まいより外は不慣れなもので。ごめんなさいね。
ええ、ええ。八百万屋さまで相違ありませんわ。それでは失礼して……。
(スカートを均しながら猫の背に横向きに腰かける。ありがとうとよく通る声でお礼を述べ、さも慣れているかのように振る舞うが、誰かの背に乗るのは――しかも猫又なんて――初めてだ)
(内心あふれだしそうな好奇心を抑えつつ、玄関が見えてきたのならあっと小さく声を漏らす。それが自らを運んでくれる彼に聞こえていないことを、そっと祈った)
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目・魄 1月13日07時
君の様な小さな子が来るのも初めてではないし、不慣れなのはしょうの無い事だろう。
(背に微かに重みを感じ、落ち着いた所でゆっくり歩き出し。庭園を抜けてすぐ、玄関戸を開いて玄関の間まで迷いなく進んでいく。その間も背中での彼女を気にしながらではあったが、心配はいらないようだと漏れ出た声に、にゃぁんと鳴いて店主代理を呼ぶ)

おや、いらっしゃい。聞いた通り、小さなお客さんだ。
(黒猫又の声を聴いてそれほど間もなく、魄が顔を出し。猫の視線に合わせる様に玄関の間に膝をついて来た彼女をやんわりとした声音で迎える)
万屋店主代理の目・魄と云う。さ、どうぞ。
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シルヴァ・ベル 1月13日14時
(猫又の背から降り、どうもご苦労さま、と声をかけた。そして店主の前でスカートの裾を摘まみ、こうべを垂れる)

ご店主様みずからお出迎えいただき光栄ですわ。
|ひとと妖怪の混血《人妖》、妖精のシルヴァ・ベルと申します。どうかお気軽にシルヴァとお呼びくださいな。
(彼は、声も物腰もやわらかい。整った顔立ちに優しげな雰囲気を纏った、好ましい人物だと思う。だからか、ちょっと隙が生まれてしまった。当然かもしれない疑問がぽろりとこぼれた)

……このお店、お靴は玄関で脱いだ方がよろしいかしら?
こうしたつくりのお店にお伺いするのは初めてですの。
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目・魄 1月13日17時
これは丁寧に。では、シルヴァさんと呼ばせて貰うよ。
(返事代わりにひと鳴きし仕事は終わったと二人の顔合わせと共に、黒猫又は来た道を戻り。彼女からついて出た質問に焦ることなく、自分の並べてあった下駄の隣に手を向けてこうするんだと仕草で伝え)
靴は其方に並べて置いてあがってくれるかい?
座布団は、大きいから丁度九十九が使っていた物が……あった。

(彼女が脱いで上がってくる間にと、先日丁度日干しした九十九用の小さな座布団を玄関の間である座敷の卓上に置き。その前に座れば多少視線の高さの違いはなくなるだろうと)
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シルヴァ・ベル 1月13日19時
分かりました。そのように。
(あなたが使う下駄の横に、ひとの指先程度の靴が並ぶ)
(振り返れば座卓の上に自分でも使えそうなサイズの座布団が置かれていた。記憶を失った身空であるが、確か日本の文化ではこの上に収まるように腰を落ち着けるのだと覚えている。足を折りたたんで正座のかたちで座った)

ゆきとどいたご配慮をありがとう。地に足をつけていると首が痛くなることが多いんですの。
こうしていただけるとお話がしやすくて助かりますわ。
(ちいさな頭がくるりと辺りを見渡した)

して、ご店主さま。こちらの八百万屋さまは、何を商っていらっしゃるのでしょうか。
その素敵な装いを拝見いたしますに……そうですわね……呉服というもの?
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目・魄 1月14日04時
(小さな座布団は丁度彼女の大きさに合うもので、座ったのと同じように前に腰を落ち着けてよかったと頷いて)
良い大きさの物があってよかった。

おっと、店の事を説明し忘れていたね。
服の類もあるけど、万屋と言う名の通り色々な”モノ”を扱っているよ。
今朝仕入れた”モノ”だと……
(手を打ち。物があった方が分かりやすいだろうと、例えばと仕分け前の物品を卓上に並べ始め。なるべく可愛らしい物をと一つは髪飾り、一つは手編みコースター、一つは額縁と置いたものをそれぞれ示しながら興味を示したものへは説明交え様かと様子を伺い)
こんな感じだね。気になる事や”モノ”はありますかい?
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シルヴァ・ベル 1月14日18時
まあ。ほんとうに八百万の品々を扱っておいでなのね。
髪飾りに、額縁に、これはきっとコースター。それもいい手仕事の品物だわ。
(華やかな装飾品はサイズが合わなくても眺めていて楽しい。気に入った絵画や写真を額縁に入れたなら暮らしを豊かにしてくれるだろう。手編みのコースターは自分の大きさならソファに掛けておけば彩りを添えてくれそうだ。どれも自分に合った品々のように思う。が、せっかくの|機会《折り鶴》だ。少し考え込む)

難しいかもしれないのですけれど……ミニチュアのティーセットなんかはありますかしら。
ふつうの大きさのかたがたがお土産に買ったり、雑貨店に置くようなものです。わたくし、綺麗なティーカップを集めていますの。
少し大きければ飾っておりますし、ちょうどよければ使っております。
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目・魄 1月14日19時
(一意見として受けが良く、品としては文句はないようだと嬉しく思い。悩む様子を急かす事無く待って望みの物はあったかと、思い出す様に目を細め)
そうですね、以前ティーカップを仕入れた気が……大きさや種類はあったかな。
少々お待ちを

(セットはあったか、それに準ずるものはとうっすら思い出した記憶を頼りに一言失礼と声を掛けてから席を立ち。隣の万屋へと一度姿を消し。暫くして、5㎝ほどのガラス窓の付いた木箱を手に。中から白い陶器に可憐な鈴蘭の絵柄が映えるデザインのカップ。同じ柄のミルクジャグ、ソーサーが入った物を目の前に)ポットはなかったけど、この大きさならどうだろう。
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シルヴァ・ベル 1月15日00時
(小さいからこそ高級感がある木箱入り。すべらかな陶器の肌に、清楚な花の模様。揃いの皿はもちろんミルクジャグまで揃ったひと品に、青い目をきらきらと輝かせる。まあ、まあ!と、口の前に手をやって)

……とっても素敵!それに使えそうなサイズだわ。
手に取ってみてもよろしいかしら?重さを確かめたいの。
もちろん「支払うまで触れては駄目」というルールならかまいませんわ。この場で買い取らせてくださいな。
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目・魄 1月17日05時
(そこまでの品かと此方も嬉しくなり、折角ならばと寧ろ勧める様に手仕草で)
買って頂く者の手に馴染まなければそれこそ意味はない。
開けて手にして貰ったらいいよ。

なんでも”獏”という獣妖が夢のお供に紅茶を嗜むらしくてね。
大小それぞれセットで作って貰ったらしいんだが、大1セットで事足りたようで。小1セットを譲り受けて殆ど新品のままだよ。
(目の前でティーセットを手にし良し悪しを探り始めるのなら、その品にまつわる話を挟みながら返答次第での提示額を出すため頭で算出していて。弾き出た金額を懐のポケットから取り出してさらさらと書き留めては)どうだろう、あなたの手には馴染んだかい?
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シルヴァ・ベル 1月17日15時
ありがとう。それでは失礼いたします。
(声と仕草こそ淑やかであったが、表情から喜色は消えない。硝子窓を開けてカップとソーサーを手に取る。左手にソーサー、右手にカップ。内に紅茶の入った様子を想像しながら軽く持ち上げつつ、あなたの話に耳を傾ける)

獏、存じ上げております。夢を食べるけもの。そんなかたがたともお取引をお持ちですのね。
それにしても食事の供に紅茶を飲むなんて。存外、わたくしたち人妖と近いところがあるのやも――
(カップとソーサーを検め終わればミルクジャグをそっと手に取る。精緻な紋様にほうと溜息をこぼし、うっとりと見つめて。どうだろう、と問われてはたと気がつく)

――ああ、ごめんなさい。あんまりにも綺麗で見とれてしまいました。
それはもう、しっくりと。工芸品ではなく実用品として作られただけのことはありますわね。
こちら一式、ぜひとも買い取らせていただきたく存じます。
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目・魄 1月18日06時
うちに来る方々は、変わった方や不思議な方が多いからね。
(時折零れる吐息や、話の返事に此方も相槌しながら彼女の姿を見れば満足して貰えているようだと嬉しく思い。鑑賞もそこそこに、買取の言葉を聞けば先程メモした紙をすっと卓上を滑らせ提示し)

本当にお好きなのが分かって、俺も嬉しいよ。それに、お眼鏡にかなった様でよかった。
では、此方一式の入れ物込み。提示させて頂いた金額になります。既に、御持ちになった鶴割の分は計算されているのでご安心を。
(提示金額は小さい物であっても、アンティーク品であり通常の大きさとさほど変わらない値段。ブランドカップ程度のものでよければと返答あれば持ち帰りやすい様に可愛らしいレース調の風呂敷で包んで渡そうと)
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シルヴァ・ベル 1月18日18時
「不思議なになに店」が軒を連ねるなかでもとびきり不思議なお店ですもの。風変わりなかたが多くいらっしゃるのも道理ですわ、ご店主さま。
(口を隠してころころと笑う。メモ書きの数字を見れば軽く肯いた。よい品物に相応の価格だと確かめるように)

わたくしの体はこの通りですから、|金子《きんす》の持ち運びかたもすこし…風変わりでして。驚かないでくださいましね。
(小さな掌に隠せる大きさの箱を開ける。するとその中から花でも咲きこぼれるかのように、なおかつ「にゅっ」と音がしそうななめらかさで、紙幣の端が覗いた。まるで押し込められていたお札が膨らんだかのように見えるが、皴ひとつないピン札である)
(背丈にして自分と同じくらいの大きさの紙幣数枚、難ないそぶりで両手で差し出した。一連の仕草は普通のひとびとが紙幣をやりとりするのとほぼ同じテンポであったが、あなたにとっては少し視線が低いだろうか)
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シルヴァ・ベル 1月18日18時
どうぞ、お確かめになって。
……あら、あら。かわいらしいラッピングまで!よろしいの?
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目・魄 1月19日07時
本当に、目にも面白い方々が多いんだよ。
(前置きもあったので金銭のやり取りにも期待しつつ、多少の不可思議な状況にも小さく声を上げる程度で。目の前に現れるお札が急に膨らもうとも、直ぐに差し出されたのを手にして枚数確認をはじめ)玉手箱の様な物かな……近々その類の物も仕入れたいね。

こういう時には、以前人間が言っていた電子まねーとやらだと持ち込みに楽だと聞いた覚えがあるよ。俺はこのお金のやり取りも好きなんだけどね。
(ぴんと二度めの最後の一枚を数え終えて相違ない事を確認して同じように懐にしまい込む仕草の後、丁寧に包んだそれも使い様によっては一つの品になるだろう)
ええ、此方はここまで足を運んでくれたおまけだよ。
上手く使ってあげてくれるかい?
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シルヴァ・ベル 1月19日21時
(小箱をエプロンのポケットにしまい、両手でレース調の風呂敷包みを手元に引き寄せる。大事そうに、自分のもとへ招くように)

ちょっとした魔法ですわ。百鬼夜行の妖精が編み出した暮らしの知恵と申しますか。生活を便利にする技術といえば、電子マネーと同じですわね。
(はて、と感じて思わずもう一度あたりを見た。もしかして使えるのだろうか?電子マネー。想像の中にある「電子マネー」のための端末はごつごつとした機械の塊で、此処にそんな無骨なものが置かれる余地はないように思えたのだ。もちろん自分が預かる店は未対応である)

お恥ずかしながら日本の風呂敷というものには慣れておりませんの。ですけれど、これを機に勉強してみますわ。
布一枚ですぐさまバッグを作るなんて、それこそ魔法のようなことですもの。
(愛しむ手つきでひと撫で。嬉しくって頬が緩みそうになるのを、どうにか「嫋やかな微笑み」に見える程度にこらえる)
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シルヴァ・ベル 1月19日21時
(このままでは本当にニコニコと笑い出しかねない。「商いの場に長居してもいけませんわね」と、その場を辞そうと立ち上がった)

今日は本当によいお取引をさせていただきました。どうもありがとう。大事にいたしますわね。
わたくしもお店を…店主ではないなりに、預かっております。
西洋の妖怪が集う一角にありますから、ここからはすこし遠いのですけれど。お散歩やお買い物のついでにでも、ぜひ遊びにいらしてくださいな。
アンティークの宝飾店ですから|平生《へいぜい》あまり忙しくしておりませんの。お茶でも飲んでいかれて。
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目・魄 1月20日18時
そう考えると、別に電子まねーでなくてもいい気はするね。
実は機械関係が駄目でね。どうにも、だめにしてしまうんだよ。
(一度入れようとした事もあったが、そのための前段階と使い勝手の分からなさを思い出しついつい肩を竦めて苦笑し。しっかりと品は彼女の手の中に納まったのに此方も釣られ微笑み)
風呂敷でなくても、ハンカチやタオルでも似たようなことはできるのでお好きな布を使えば覚えも早いのではないかな?

お誘い頂いたのもあるし、宝飾店とは縁も所縁もない場所なので見たいなとは思っていたんだ。今度お邪魔させて頂こう。
その時に、あなたの手ずからのお茶も頂けるならきっと素敵な時間になるだろうね。
(彼女が席を立ったのを見ては”黒”と何もない場所に声を掛け、直ぐに先程来た時と同じ黒猫又がすっと姿を現し)
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シルヴァ・ベル 1月20日19時
機械とは相性がありますものね。あやかしの血が流れておりますと、知らず知らずのうちに霊障を起こすこともある……なんて聞き及びもいたします。ご店主さまもそのたぐいやも。
ふふ、練習に使うのなら頂いたこちらの布ですわね。わたくし、すっかり気に入ってしまいました。
(包みを軽く持ち上げてみせ、冗談めかして笑う)

手狭で古い店ですけれど、居心地の良さと品物の華には自負するところがございますの。
近いうち、手紙と地図をお送りいたしますね。いっとうよい茶葉を用意してお待ちしておりますわ。

……あら、送ってくださるの?まあまあ、行き届いていらっしゃること。あやからなくては。
黒様、とおっしゃるのね。帰りの道行きもよろしくお願いいたします。
(猫又にお辞儀をひとつ。来たときと同じく背中をお借りして)(腰かけたところから振り返って、あなたに手を振る)

それでは魄様、またお会いいたしましょうね。
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目・魄 1月21日18時
そうか、それの可能性もあるかもしれないね。
(何しても壊すので自分の性だろうと思っていた為。思い至る事も無かった可能性にはっと口を押さえ)
それなら……俺も練習すれば、うまく扱えるかもしれないだろうから試してみる事にするよ。あなたも、うまく出来るように応援してますね。
(持ち上げられた物を伺い、本気でも冗談でも使ってくれるのならと進めておき)
(お茶も楽しみだと、想像してはほくほくと嬉しそうに微笑み)
古風というのも、また一興。ぜひ楽しみに手紙と地図待っているよ。

後、彼は黒いから”黒”と呼んでいるだけだから
……気になるのなら黒猫又に直接聞くといいよ。
(出てきた黒猫又に後は任せれば安心だと一撫でして、彼女が背に乗ったのと手を振る姿を見送る様に手を振り返し。もういいか?と一鳴きした黒猫又はゆっくりと玄関外を目指し歩き出す)シルヴァさんも、お気をつけて。
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シルヴァ・ベル 1月21日19時
ええ、お気遣いありがとう。さようなら。

(――その後は鼻歌でも歌い出しそうな上機嫌で、口数だって内心緊張していた行きの道よりずっと多い。黒猫又にあれこれと訊ねもしただろう。「お名前はなんとおっしゃるの?」とか、「運び屋のお仕事をしていらっしゃるの?」とか、「ご店主さまとのお付き合いは長いの?」とか)
(どれほど言葉を交わしたか、どんな答えを得られたか、知るのは当人らのみである)
(お帰り)
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目・魄 1月24日07時
(魄は出迎えた時と同じように腰を屈め上機嫌な彼女見送り、黒猫又は背に乗せた彼女と他愛無いお喋りを軽く交わしながらゆっくりと歩みを勧めた)
只の野良で、彼奴と利害の一致での仲とだけ伝えておこう。
名はない。そうだな、妙な物でなければ好きに呼ぶといい。

(会話をしていれば時間は短く思え、気づけば最初に出会った場所で足を止め)

ここからは道も分かるだろう。
(顔を合わせ、躱した言葉も少しだが少女の物腰を気に入った事を素直に伝えようと。去り際の一時「君の事を覚えておこう」と言い置き挨拶代わりに、にゃぉんと一言鳴き声を上げてするりと姿を消した)
(お帰り)
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