【個】アテンションプリーズ!
何か、悲鳴が聞こえてくるような気がする。どこから? どこだろう?
──そう、空から聞こえてくる!!
これは、そんなある日のお話。
◇
#神桜木・祐希
#透羽・花羅
発言終了

うわぁぁぁああ!?!?
ちょっとこらぁぁぁ!! 落ち着いて二羽ともぉぉぉ!!!
(声のする方へ視線を上げれば、少女が空中を目まぐるしく移動している様子が見えるだろう)
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(今日は空がきれいだな――)
(澄んだ空気に季節感を感じながら、何となしに中庭へと歩を進める――――空中で慣性やらなにやらを無視する自在(?)に動き回る少女の姿を見つけて)
――って暴走してねぇか!?
(もしかしてやべぇのか、と表情を変えて少女の元へと走り寄るがいる場所ははるか上空、手が届くような場所では到底なく)
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わ!? 人いる!? 危ないから離れてー!!!
あ、ちょ、ハクヒ、ユウヒ、ストッ、ストーップってばー!
(ぐるんぐるるんと足があっちにこっちに引っ張られていると思えば……向かう先は、中庭の大きな木だ)
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あっ
(ぶつかりそうなら、木の幹を蹴って退避する、という方法もあった)
やば
(大きな木の、少し上まで来たかと思ったら……霊力があるなら、突然、少女の上空に二羽の白い烏が現れるのが見えるかもしれない)
い!?
(少女はその瞬間、大きな木の上から重力に任せて落下を開始したようだ)
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(はくひ?ゆうひ? 何のことだ、と思いながらもどこか焦った様子で大きな木まで駆け付け)
(――木と少女の間に入るべきか、と迷いながらも少女の機動にどこか選択肢があるようにも見えてすぐ下で構え――――)
……いや、何か考えが――
(と思いきや急激に自由落下を始める少女を咄嗟に受け止めようと両腕を広げるように伸ばした)
――ねえのかよっ!?
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(少女はというと、ただ今落下中であり)
ぶ、ぶつかる──!!
(自分の下にあなたがいるのが見えて、思わずぎゅっ、と目を瞑る)
(……そのまま、あなたに向かって落ちた。少女は頭から落ちたため、どこかにぶつかるかもしれない)
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(体で無理やり受け止める――青年がただの正義感の強い男性だったらそうだったかもしれないが。ここにいたのは能力者――しかもそれ相応の力を持った特殊と言われる部類に入る青年だった)
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(頭かか包むように受け止めて空中でくるりと足と頭の位置を変えてやり地面に柔らかく着地させてやる)
……
(きつく目をつぶったままの少女の頭にゴツンと痛くない拳骨を落としてやって)
あぶねーだろっ。
怪我したらどうするつもりだったんだ、ちみっこいの
(俺怒ってます。というもともと悪い目つきを悪くして少女へそう言い放った)
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(絶対どこかぶつけてしまう、頭か腕か、上半身のどこか……)
(そう思っていた矢先に感じたのは……浮遊感。重い頭が軽くなった、かと思えば、いつの間にか自分の足で着地していて……)
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──あいてっ?
(固い何か、拳骨? が軽く当たって、素っ頓狂な声が出てから、恐る恐る目を開く。目が合った)
……、はっ、ご、ごごごごごめんなさいっ!! 鍛錬してて人がいないと思ってましてつい……!
(90度ピッタリなごめんなさいの姿勢!!)
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人がいなくてもお前と木がぶつかったら怪我するだろーが。
ってかその慣れた感じ、初犯じゃねぇだろさては。
(じとー、と疑うような視線を90度曲がったことで見える少女の背中へと向けて)
……で、実際のところ何度目くらいなんだ。今日みたいなのは?
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正直者なのが裏目にでたなちみっこいの。
俺は正直者は好きだし、元気なのも長所だと思う。ああ、謝れるのもいいところだな。
(出会って数分で見つけた少女のいいところを指折り数えていき)
が、危ねーことを危ねーままにするアホは嫌いだ。
……ってか木にぶつかる直前どうにか出来そうだっただろ。なんでこんなことになってんだ。
(それともそれを含めてミスったのか?と怒った顔に怪訝そうな感情の色を混ぜて)
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う。
(むすっとした表情も、良い所を列挙されればちょっと照れ恥ずかしい感じになるが)
(なぜこうなったのか、と言われると、頭が痛いのかうむむと唸りながら、顔を上げた)
えーっと……一言で言うなら、鍛錬不足で……
二言三言言うなら……うちの|双子烏《ふたごからす》が言うこと聞かなかったから……木にぶつかる直前、このブーツに憑依させてたのが強制解除されちゃったんだよ。
(見た目はただのブーツであるそれを、示した)
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(……このちっこいの結構わかりやすいな)
(むすっとしたり照れ臭そうになったり)
双子烏?
(そういや何か名前を叫んでたな、と少し前のことを思い出して)
……まぁ事情はあるのかもしれねぇがペットがいうこと聞かないのも飼い主の責任だ。
怪我しないようにちゃんと言うこと聞かせておかねぇとな。
……ちなみに怪我はねぇのか。
俺の拳骨以外の痛みとかそういう話だが
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(実際のところは、毎日のように繰り返しているので……10回そこらではないのだけども)
はぁい……
(それを言ったらもっと拳骨されそうだと感じたのか、大人しくしておくことにした!)
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うん、双子烏の|白日《ハクヒ》と|夕日《ユウヒ》って言うんだ。
うぅー! 簡単に言うー! 言うこと聞かせるの、難しいんだよ!?
(ぶーぶー! と反論!!)
さっきの拳こ……以外なら大丈夫!(ぶいっ!)
なんかふわって浮いた感じがしたんだけど……助けてくれた、んだよね?
あー、えっと、そのー……今更だけど、ありがと!
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……まぁ動物ってのは意外と賢いもんだ。
言うことを聞かせるのは難しいかもしれねぇ。だが、裏を返せばこの人の言うことは聞かないとダメなんだと思わせれば言うことを聞くもんだ。
威厳ってやつが大事だぜ、きっとな。
(ぶーぶー!の声にもどこ吹く風。という様子でしれっとそれこそ簡単にそんなことを言いながら)
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……なんだ、分かってたのか。
(コイツ、体の感覚鋭いな……。と、内心で関心しながら)
ま、どうにせよ別に礼を言われることじゃねーよ。
危ないと思ったから勝手に出てきただけだ。
が、礼を言えるのはいいことだな、ちっこいの。
(怪我がねぇならよかった、とそう言いながら)
神桜木・祐希だ。
最近ここに越してきた。
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(ぶーたれた顔も、話を聞くうちに、ちょっとむすっとした顔になって)
そーなのかなぁ……威厳、威厳かぁ……
(確かに、知ってる人を思い浮かべると、そんな気がするのか……納得しつつあるようだ)
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……祐希おにーさんって、優しいんだね?
危ないと思ったら身体が動いてて、出会ってすぐの私の長所まで数えられて!
でも! 私はちっこいのとかちみっこって名前じゃないよ!
透羽・花羅! 私も最近ここに……って、お互いご近所さんだったの!?!?
(ものすごくびっくり!!)
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花羅な。
(どこか変わった響きの名前。だけどそれもらしいな、なんて思いながら名前を呼んで)
東棟の307号室だ。
悪いことしたら説教してやるからいつでも遊びにきていいぞ。
(と、冗談を言うように笑いながらそういった)
(発言終了)
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(恥ずかしがるあなたに、どこか得意げににこにこ顔をして)
(改めて名前を呼ばれると、なんか嬉しい!)
えっへへー。あ、私は北棟の106号室だよ!
おにーさんは三階かぁ……うん、お説教はやだけど、ブーツでひとっ飛び……して窓を割ったらいけないから、歩いて遊びに行くね!
(嫌な予感がするかもしれない!)
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(そんな会話をしながら、少女とあなたのひと時はのんびりと過ぎて行くのでした)
(双子の烏が、そんな二人を見て、退屈そうにカァ、と一回鳴いていたのは……内緒の話。)
(発言終了)
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