【新入】穂照・カイセ【会員】
(状況・ミルクホール『ちゃちゃ』入り口前。人間態でいる。以下地の文は内心)……√能力者の集まりがあると聞いてやってきた。が、本当にここで良いのか? ミルクホールと書いてあるぞ……
まあ、良いか。餃子が美味いという話だし、とりあえず飯を食ってみて違っていれば帰ればよい!
どのみち、今の私には旅団に加入しないという手はないのだから。
(意を決して、入り口を勢いよく開ける)
「一名だ! すまんが餃子一人前、それとレモン牛乳を!」
※
●新入会員「穂照・カイセ」
海星型超実存怪人のゴーストトーカー × 重甲着装者
年齢: 55歳 男(8月20日生まれ)
https://tw8.t-walker.jp/character/status/h01290
・スレ設置期間【~1/4(土)】
・会員みんなでこのスレに書き込んで新参者を囲もう!


お客様一名ェ! ハイヨロコンデー!
餃子一人前とレモン牛乳いただきェしたー! ッシャス!
(妖怪の店員さん達に「この|人《オーナー》何してんの…?」みたいなツラで遠巻きに眺められつつも手は止めない。ちゃんとまともに餃子の皮に肉ダネ落として器用に包んでいた)
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にしても、初手から「通」な注文するじゃん? そうそう、今の二つがこの店のカンバンでさぁ。おじいちゃん、ここ初めてでしょ?
(一見さんにペラペラ喋り掛けて来るタイプの距離感のうざい店員ムーブ)
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(なんだ完全に中華料理屋のムーヴではないか、間違えたのか。まあ多分違っているがこの店員に一応聞いてみようか)
うむ、事前にここの名物が餃子とレモン牛乳とお聞きしてね。せっかくだからまずは名物からと思ったのさ。……
ところで、つかぬことを聞くが、君は『YellowDragon』というものを知っているかね?
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イエロー…ドラゴン?
(ピタ、と。一瞬動きが止まった)
…。……。………。
(ややもして、動きを再開させる。しばらくの後、カイセの前に皿をスッと出し――置いた。丸皿の上に円盤状に並べられた焼餃子六個、それら全てにかぶさるように薄い焦げ目から成るパリパリの羽が広がっている。箸を入れて割り裂く感触、ひいては食感とを楽しめる「魅せる餃子」だ)
アンタ…あの組織に、興味があるのか? なら先に「会長」について知っておくに越したことはない。私は関係者だ。少し話をさせてもらっても?
>いいよ
そうか…殊勝だな。あの「会長」は只者じゃねえ。心構えはいくらしてもしたりないだろうさ。
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まず…この世の者とは思えぬほどのグッドルッキングガイだということだ。まるで雪と月が交わって生まれたかのような男、異形の域の「美」…。例え横顔でも、迂闊に直視すると脳と魂が焼かれる――気を付けな。噂によると、その凶悪なまでのイケメンぶり一本槍で「人間災厄」へのカテゴライズが日々『機関』で慎重に議論されているらしい。
次に、圧倒的なまでの聖人君子…。言葉を一言交わしただけでいかなる宗教者もアウトローも滂沱の涙を流しながら膝を屈すると聞く。「56億7千万年早くやって来た未来仏の意思そのもの」と専らの評判さ…。
極め付けに、√能力者としての腕も立つと来た。この間、表で悪酔いしてた|馬頭《めず》を、唐突に諸肌脱いで「ハヤグリーヴァ!」と一喝しただけで鎮めちまったらしい。護法善神の類を使役する使い手らしいが、詳細はわからねえ…。界隈では、前鬼後鬼を従えし|役小角《エンノオヅヌ》の再来との呼び声も高いぜ…。
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(思わぬ反応が返ってきた)
「あ、食べながらでもいいかね?」
(こう目の前に置かれたのであれば食欲を刺激されて敵わない。こちらが注文した以上客なのだから食べ方に文句はつけまい。
繋がった羽根を外してタレを付け、染み込んだ味と歯触りを楽しむ──私は餃子のこの部分が好きだった)
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………………。
(得られた情報はとんでもないものだった。
どうしようか。このまま帰ろうか。
いや、√を跨いで活躍するならば、これぐらいで丁度いいのかも知れない。
どうするかは、会ってみてから決めても遅くはないだろう)
「そうなのか! 聞いておいて良かった。
あらかじめ聞いておけば心構えもできるというものだ。少しばかり予想と違ったが。
もっと、こう、『イエロードラゴンの会長たぁあっしのことでござんす!』とか、『俺めのことは会長と呼べ。そんで称え敬え』とか、そういう感じのノリかと思っていたのだが。
思っていた以上の変じ………… 大変な人物のようだな。
関係者なら話しても問題はなかろう。
実は私は√能力者で、イエロードラゴンメンバーに加えて貰おうと思ってきたのだ。
その会長とは、どうすれば会えるのかね?」
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(姿勢そのままでゆっくりと降下してきてまた座る)
き、きみが会長!?
私はてっきり
『禍津宮餃子怪人』
あたりかと思っていたぞ!
なんで会長が厨房で働いているのだ?!
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えっ何この愉快なおじいちゃん。ギャグマンガの挙動でリアクションしてくれたし。 (ちょっと感動の目でカイセの浮遊&下降↕を眺めてた)
ああ、なんでって? そりゃあーた。初見の人様にドッキリ仕掛けたいからよ。
…って、何その餃子怪人って。居るの? もし知り合いなら今度紹介してよ。サイン貰いに行くし。
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大成功か?
大成功だな!
(※ドッキリの成功度)
いや、今のは私がたった今想像した、禍津宮市のご当地怪人だ。実在するかどうかは保証しかねる。というか欲しいのか、サイン。
……改めて。自己紹介をさせて頂こう。
私は穂照・カイセ。
まずこれだけは明らかにしておかねばなるまい。私は√能力者にして、悪の組織の怪人だ。
だが、今は悪事に荷担するつもりはない。√EDENを守る側に寝返ったのだ。
ここまで、問題はないかね?
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――『YellowDragon』会長、神薙・ウツロの名前で保証する。問題ないよ。
( |こっち《・・・》に与すると決意した元簒奪者サイドさんの話なのだ。そればかりは、茶化して聞きはしなかった)
まあでも、そうしようと思った契機とか聞きたいかなぁ。話しても大丈夫なやつ?
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契機だな。大丈夫だとも。
悪の組織にも色々とあってな。中には別の組織を侵略して併合し、勢力を拡大しようとするものがあった。
私が元々所属していた組織は、そういった組織に襲われて併合されたのだ。
私を含む生き残りは捕らえられて服従か死かを選ばされた。
しかし元々所属していた組織の代表が私の古くからの親友でな。彼はこの抗争で命を落とした。
それが『欠落』となって私は√能力に覚醒したのだ。√能力者であれば√EDEN側に付くことができる。力ずくで服従を強いる組織などに仕えてはいたくなかったので、寝返ることにしたというわけさ。
理念も随分と違っていたしね。
元々所属していた組織……超実存主義というのだが、人類の革新を目指していた。場合によっては現代の社会を破壊することも許容していた分は悪だったが……崇高な目的はあった。
今の組織にはそれがない。
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(元「悪の組織」。が、聞いた通りの故あって対簒奪者側にという歴の持ち主。しかし話を聞いた限りでは、カイセ自身は今なお往時の所属組織が掲げていた理念に否とは言い切っていない――そこが引っかからなくもない。例えば |秘密結社 《プラグマ 》やらをガチでしばき終わった後、彼はまた社会一般の価値観に照らせば「悪」と見做されなくもない「人類の革新」を追求しての行動に及ぶのだろうか? いや、そこを今時分から懸念するのはさすがに取らぬ狸が過ぎるか。呉越同舟、敵の敵なら今は味方の論法、いやいや、そのかつての組織さんの掲げる理想次第では諸々すり合わせての落としどころを探ることもできなくはなかろうか――とかなんとか、色々と思う懸念はなくもないわけだが)
…ふーん。亡くして『欠落』になるってことは、それだけ大事な友達だったんだ。
(一番最初に出た相槌は、これだった)
彼ってことは、男だよね。何歳差? 馴れ初めは?
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馴れ初め……そう言うと夫婦みたいだな。一応、恋愛関係ではないと言っておくぞ。
親友で、師のような存在だった。
私達は最初から悪の組織だったわけではないのだ。
もともと、哲学を学ぶ集団だった。
自由な解釈や考察を許していたために過激な思想も時にはあったことは否めないが、悪として断罪される程のものではなかったはずだ。
彼は、その代表だった。
私とは大学生だった頃に知り合い、その知識と人柄に惹かれて共に学ぶようになった。年齢は私より上だった……10は離れていなかったと思うが……。
いつしか彼は、怪人というものを知り、怪人になることをより良く生きる方法の一つと捉えるようになった。
……その頃は、人間は自由であるべきだが、自由に生きるにはあまりに弱い、その弱さを補うための何かが必要だ、という考え方が集団に広がっていたのだな。
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とはいえ怪人化などという方法がいきなり出てくるのは今にして思えば不自然だった。思うに、メンバーの中にプラグマの構成員が潜入していたのではないだろうか。
だが結果として彼は怪人となることを選んだ。そして私も倣った。
客観的に見て悪の組織だろうが、その集団で学び続けられるのならそれでいいと思っていた。
その名は、|深淵泊《しんえんはく》・|阿鼻主《あびす》先生。
……怪人には怪人らしい名前を、といってそう名乗ることにした、お茶目な人だ。
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…組織の名前。「超実存主義」って言ってたっけ? なるほど、やっぱ哲学から始まった集まりだったんだ。しっかし、方針転換に プラグマの影が、ねぇ…? やっばいねプラグマ。そういうサークラみたいな陰謀も仕掛けて来るんだ。 (相槌ながらに、)
シンエンハク・アビス―― |深淵《アビス》って? はは、確かに。クールなネーミングセンスだ。
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私は今でも哲学者のつもりだよ。
サルトルやキュルケゴール、ニーチェ等の思想を実践していきたいと思っている。
当時は思いもよらなかったが……
あのまま続いていたらプラグマにいいように利用されていたのかも知れない。
さて、後は……そうだな。
今も私はとある悪の組織に参加してることになってるわけだが。
裏切りが発覚すれば、追手を差し向けてくるかも知れん。
その場合、私の事情に旅団を巻き込んでしまうことになるが、それを攻略のきっかけぐらいに捉えていただければ幸いなのだが。
(要するに自分を保護してくれという意味の事を、あたかも旅団にメリットがあるかのように説明してみたが……)
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せっかくだしさ? このネットワークの面子と色々絡んでってよ。
カイセの爺さんみたいな風変わりな手合いから話を聞いたりするの、きっと 若い子らへのちょっとない刺激になると思うんだよね。それでさ、ン年後かにきっと思い出したりするんだよ。なんか小難しいこと言ってる爺さんが居たな、でも今ンなってみると何を言わんとしてたのかわかるようなわからんような気もしてきたな――みたいなさ? うはは。
どうよ? 哲学の |先生《センセ》。
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ふふふ、君は哲学の価値を解っているようだな。気に入ったよ。
できる限り「変な爺さん」の自分を表に出していこうじゃないか……鬱陶しがられない程度にな。
それにしても……
「普通」で満足できない自分が怖い。
(他者から風変わりと見られるのは、その気質の結果なのだ。少なくとも自分はそう思っている)
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