【新入】来生・笹百合【会員】
(√妖怪百鬼夜行の者と|雖《いえど》も、何かに夢中になっているうちに思いもよらぬ道にいることがある。この時だって、きっかけはただ本を読みながら歩いていただけだったのに)「五常ビル」……ほう、こんなところにこんな建造物があったとは。
(本から目を離したときには眼の前にあったそのビルを見上げる。なにか惹きつけるものがあったのか、彼女はそこから他の場所に移ろうという気にならなかった)
入口を覗くくらいなら、怒られもすまいが…。
(と、ビルと共に視界に入ったのは、一人の人間。入る前に彼に聞けば、何かわかるかもしれないと感じて)
もし、そこの御仁よ。この立派なビル、前からあったものなのかご存知か?
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●新入会員「来生・笹百合」
人妖「玉兎」の不思議武具店『兎津火堂』店主 × どろんバケラー
年齢: 28歳 女(4月3日生まれ)
https://tw8.t-walker.jp/character/status/h00144
・スレ設置期間【~1/5(日)】
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(~五常ビルまえ~)
(もし、そこの御仁よ。この立派なビル、前からあったものなのかご存知か?)
うーん? ワオ、逆ナンかなハニー・バニー?
(ざんねん! その声を掛けた相手はクッッッソチャラそうなやつだった!)
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ここのビルヂング? オゥイェ、あったよー。築十年は行かないかな…私が二十ン歳の時に、ネットワークのスタートに合わせて新築したから…7・8年? そんくらい前かな。
なに、興味アリ? それじゃあさ、中でゆっくり話でもしてかない? ここねぇ、1・2階が壁も天井もぶち抜いてまるごとミルクホールになってんの。色々説明できるし。オゴったっていいし。
(来生のサイドへとっとこ回って、肩へ手ェ回そうとして――しかし腕は浮かせたまま! なんかの条例とかで訴えられないギリのラインを見極めた身のこなし!)
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ぅおうっ。
(フレンドリーな対応に一瞬彼女らしからぬ声が出る)
逆ナン、というほどのものではないが…ちいと縁のようなものを感じたでな、このビルに。
そうか、七・八年ほど前からあったというのならば、どうやら本当にわらわの知らぬ地まで来てしまっていたらしい。
ははあ、フロアまるごとミルクホールとはまたモダンなことよ。俄然興味が湧いてきたわ。
どれお言葉に甘えて、話を聞きたいな。
(肩に回された手を、これまた触れないように引きこむような仕草をしてみせる。相手の流儀には、相手の流儀に倣った反応を、というわけだ)
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ヒー…ヒー…フーッ…! ヒィーッス…ヒィーッス…! (ええんかな肩に腕回してええんかな置いちゃおっかなって感じで腕を一生、来生の傍で浮かせている)
まあともあれ一名様ごあんなーい。
(ミルクホール『ちゃちゃ』内へ、いざ来生を伴って入店)
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でも運がよかったよ、おねーさん? 何を隠そう、私ここのオーナーでさぁ。
あと、あれだ。ここで√能力者向けのネットワークを主宰してる。
『YellowDragon』会長、神薙・ウツロ。よろしくね。
おねーさんの名前はぁー? どこ住み? 普段どこで何してんの? カレシ居る?
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(ここのオーナーでさぁ。その言葉を聞いた瞬間に頭上の兎耳がびくりと立つ)
ほう…!これはなんたる偶然。これは良き話が色々聞けそうじゃ。
ウツロ殿か、わらわの名は|来生《きつき》・笹百合じゃ。御覧の通り、兎の妖よ。好しなに頼むぞ。
住処はこの√妖怪百鬼夜行にある。
普段はちょっとした|商《あきない》のようなことをしておる。
彼氏はおらぬ。
(一つ一つ律儀に返し、にんまりと笑いかける)
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(店内。フロアを先んじて進んだ後、来生にテーブル席の椅子をスッと引いたげたりする。こういう身のこなしは無駄に洗練されていた)
へえ、自営業――あっカレシいない? っしゃあ! じゃあボーイフレンドからお願いします。
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おお、ありがとうな。さすがオーナー、大変に心遣いが深い。
(ウツロの引いた椅子にゆったりと座り、中を見渡す。なるほど立派なものだ)
ってボーイフレンドとな!?
…ふ、ふふ、よい、よいぞ。勢いがあるのはわらわも嫌いでないわ。
"城"を持つ者ならば、そのくらいのエネルギーがなくてはな。
しかし、まだ新参者のわらわに|斯様《かよう》にべたべたとしておっては、もしや他のスタッフや馴染みの客たちが黙っておらぬのではないか…!?
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新顔をぞんざいにしてる方が怒られるよ。
(場慣れしたホストみたいな身のこなしで、来生から見て斜め手前らへんに椅子を持って来ちゃスッと座る。「真正面に座る」とか「すぐ隣に座る」よりか親密さをブチ上げたりするとかなんとか、そういう心理学的統計がガチで存在する始末に負えないポジショニングの妙でお送りしています)
――さ、もっとおねーさんのこと教えてよ。それとも、私のことから訊く? どっちでもいいよん。
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(ウツロの意図に応じるように、両腕で頬杖をついてみせる)
はは、それはたしかに。良きスタッフを持ったな、オーナー。それならば、お言葉に甘えてべたべたとされようぞ。
さて何を訊きたい?
わらわも色々話せることがあるが……
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(ぽん、と手を叩き)
ああ、わらわの|商《あきな》いのことをもっと話しておかねば。
わらわは不思議な武器屋を営んでいてな、小さい店じゃが和洋問わず様々な武器を揃えておる。武器を新調したいときなどは、相談に乗ろう。
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武器の新調…か。そだね、会員の皆にも共有させてもらおっかな。
それで? その「不思議な武器屋さん」っていうのは? 何がどう不思議な武器なわけ? よく斬れる? 刃こぼれしない? 敵目掛けて勝手に飛んでく? なんなら喋ったり?
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|嗚呼《ああ》、武器がというよりは…否、武器自体に不思議な力を持つものも置いていたりするが、わらわの店の不思議さは、そこに”あったりなかったりする"点よ。
ほとんど壁しかないような裏路地でも、わらわの力をもってすれば、まるでそこに以前からあったかのように店ができる。
逆に、店を出た後の客人が次に背の方を振り向いたときには、もうただの壁に戻っていることだってあり得る。
ゆえに、”あったりなかったりする”不思議な武器屋ということよ。
(とまで話し終え、にんまりとする)
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(バケラー、の言葉を聞いてゆったりと足を組みだす)
術者。そんなところじゃ。まあ、なんの術にせよ、悪しき用い方はせぬつもりよ。
古妖どもと、わらわの友や恩人に害なすものを除いてはな。
(半分冗談めかして)
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ねっとわーく仲間か、なんとモダンな響きよ。
天網恢々疎にして失せず、人網恢々密にして失せずというわけじゃな。
あいわかった、名を記そう。
(筆で何かを滑らかに書くような仕草)
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はは、兎は寂しがりやじゃ。密になるのは嫌いではない。
が…はいでは喜んでとすぐ応じるのもなにか味わいに欠ける。わらわがここに慣れた頃、勝負ごとの一つでもして決めようではないか。
(兎からの小さな挑戦状)
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あっそう? へっ、おもしれーオンナ――まあいいけどさぁ。
でも、慣れられる前に押し切っちゃうのも作戦としてはアリだよね。
(こっちもこっちで挑戦状返し。サングラスのレンズをやたら開閉させて、裸眼が露わになる瞬間のカッコよさを推してチラッチラッチラッチラッ流し目を送りまくっていた)
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