迷子、何周目?

【RP】√:汎神 案内:夜鷹・芥

戀ヶ仲・くるり 1月3日12時

ここは√汎神某所。

戀ヶ仲・くるりは『ここは√汎神だ』ということに気付いて顔を真っ青にした。
今まで歩いていたのは√EDENで、全く意図せず迷い込んだからだ。
ただ迷子になるのと訳が違う。
まず、√EDENに戻るための道を探さなければいけない。
でも一般人に尋ねても、忘れられて、なかったことになる質問だ。

来た道を戻っても、通ってしまった扉らしきものはなかった。
帰れないかも。という恐怖が膨らんで、顔色が青を通り越して白くなっていく。

じわ、と涙が滲んだ。
前が上手く見えていなかったからか人にぶつかってしまい、
ごめんなさいと謝ろうと顔をあげてーー顔見知り程度だが見覚えのある顔。
そのまま、涙の膜は決壊した。

♯夜鷹・芥
♯戀ヶ仲・くるり
戀ヶ仲・くるり 1月3日21時
お、お兄さん!お兄さん!お兄さん、私、お兄さんと会ったことありますよね!?
(だってこんな人、早々忘れられない。声をかけるのを躊躇うくらいの独特な雰囲気)

√EDENにスライムいっぱい湧いた時!!スライムばんばん撃ってましたよね!?√能力者ですよね!?√EDENに行けますよね!?
私√EDENに帰りたいんです固定の扉教えてください〜〜〜〜〜!!
(でも今は!そんなこと!躊躇ったら!ワンチャン死ぬ!!と泣きついた。
一般人は忘れてしまうから、√ワードばんばん出しても事案な構図でも大丈夫!多分!)
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夜鷹・芥 1月3日21時
(其れはいつもの日常、終えた仕事の報告を端末で済ませて根城へと戻るか、その辺で一服でもするか、ぼんやりと薄雲の空へ意識を向けていた。逸れていた意識に誰かがぶつかるまで気づかないまま、眼の前の少女へ視線を遣る)――、っと、悪い、
あれ、アンタ……先日の。バールのようなものを振り回してた子じゃねぇか。
(泣きながら矢継ぎ早に話す彼女に頭が若干処理しきれないまま、取り敢えず記憶に残る彼女を手繰り寄せた結果がこの反応だ。)
……何だ、迷ったのか?
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戀ヶ仲・くるり 1月3日21時
そう、そうです!バールのような…(あの棒、なんて名前なんだろ…と思いを馳せたかそんな話ではないと頭を軽く振る)
バールのようなもの振り回してた者です!
覚えてもらえててよかった、…えっと、悪い√能力者じゃないです!!(勢いだけで話をする。言った方が怪しい、という観念は薄れていた)

(迷ったのか、の言葉にその勢いもしなしなと萎れる)
はい…来るつもりじゃなくて、迷い込んで…来た時の入り口、もう無くなったみたいなんです…
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夜鷹・芥 1月3日21時
(己で悪いものじゃない、と宣言をする勢いに気圧され乍らも。途中で可笑しくなって、くく、と笑い声を洩らす)自分で云うのかよ。安心しな、悪人とは鼻っから思ってねぇし。
(其れなら俺の方が――、と言いかけたところで出しかけていた煙草を握り潰した)

あー……と、帰る場所は、スライムのときと同じなら√EDENの方か。
俺で良いなら、……まァ、案内する。
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戀ヶ仲・くるり 1月3日21時
(小さな笑い声を聞いて、ぱちり、と瞬きする。口許が隠れていても、雰囲気が柔らかくなったのが分かった。要らぬ力の入ったくるりの気も緩む)
……すいません、大分、焦ってて……悪くなさそうに見えるなら、よかったです。
あ、そうだ、私、|戀ヶ仲《こいがなか》・くるりって言います。すいません、名乗りもせず…
(こぼれなかった言葉には気付かず、ふにゃりと笑った)

はい、√EDENに……本当ですか!ありがとうございます!ご案内お願いします…!(あなたの返事を聞いて、ぱぁっと顔が輝いた。)
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夜鷹・芥 1月3日21時
そうだな、何となく見知り相手だから良かったが、涙目であの勢いで知らねぇ奴なら警戒されてるぜ。特に『此処』じゃな。(気をつけな、と、彼女の額を軽めに小突こうとして)
――ああ、(そういえば、俺も名乗ってなかった。)俺は夜鷹。夜鷹・芥だ。
(連れ歩く以上は身元を明かそうと、笑む彼女へ警察手帳を開いて示し)俺も、怪しいもんじゃないからな。

……偶然出会った縁ってことで。……今更だが、くるりはいくつなんだ?
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戀ヶ仲・くるり 1月3日22時
あっ、あぁっ、ああ〜〜〜〜〜(注意されてぐうの音も出ない。√汎神。昨年の12月に√能力者になったばかりで、知識が乏しいとは言え、√EDENよりも平和ではないとは理解していた)
き、気を付けます…ここ、苦手な雰囲気で、顔見知りくらいでも、知ってる人に会えてうれしくて…。
夜鷹、芥さん。…夜鷹さん?芥さん?(どっちで呼んだらいいですか、のニュアンスで疑問符がついた)
……はっ、警察手帳…!警察のお兄さんなんですね…!(信頼度が爆上がりする。日本の警察は大変頼りになるので!)

私の年、ですか?えと、16歳ですよ。高校生です(コートのボタンをいくつか外すと、セーラー服の襟が見えるだろう)
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夜鷹・芥 1月3日22時
(まだ余り知られていない部分もあるだろうが、と添えて)
俺も、また会えるとは思って無かったが。√世界は広しといえどこんなことも有るんだな。
(疑問符に目を細めて、)あー……と、呼び易い方で好きにしな。俺もくるり、って呼んでるし。
そ、警察のオニーサンです。一応な。真っ当、とは少し毛色が違う、が付くが

(証明するように見せた制服姿に瞠目する)16歳…………?(一度顔を逸らした)
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戀ヶ仲・くるり 1月3日22時
(わからないところばっかりです、とこくこく頷く)
私も、会えるとは思ってなくて…案内してくれそうな人と会えてよかった、本当によかった…!
ええっと、…芥さん、って呼んでも、いいですか(見た目よりもずっと気安い態度に、近所のお兄さんめいた親しみを感じて、口ごもりながら提案する)
こっちの√だと、警察のお仕事も変わってるんです…?

(瞠目する様を見て、流石に察する!これ、年下に見られてた!多分!
思わず食いつく。年下に見られるのに敏感な年頃なので)
えっ、ええ…!何歳に見えてたんですか!?聞き方とか反応見るに、年下に見えてますよね!?
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夜鷹・芥 1月3日22時
(――逆に俺とぶつからず、邂逅していなければ一体どうなっていたんだろう。という疑問は胸に仕舞って、深く肯くだけに留めた。)
……ああ。良いよ。 少し慣れてはない。名前で呼ばれることがあんまり無いから。
いいや、概ねくるりが想像するイメージと相違ないだろうが、俺は特攻要員みたいな……もんというか。(言い澱む、説明が上手くもなければ少女へ話せる範囲も難儀なものだ)

………いや、そう、だな…高校生、とは正直……
小……はさすがにアレだが、中学生、くらいかと(気まずそうに目線は斜め下、地面を見つめている)
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戀ヶ仲・くるり 1月3日23時
(深く頷いてから、やや不器用にも取れる言葉に、緩く首を傾げた)
…慣れてないのに、いいんです?
うう…ううーん?ケガには、気をつけてくださいね。
(分からないなりにあなたの説明内容を咀嚼して、特攻という危うい印象の単語に、気遣いを返した)

ちゅ、中学生…!うううう、私も1年前は中学生だったけど…だったけど…!
(なんともしがたい気持ち。膨らむ気持ちを抑えようとジタバタする。)
こう…ご案内のお礼をしたり、しっかり挨拶したり、結構ちゃんとしてるなこいつ!というところをお見せするので、今後の私に期待ください!
(真面目な顔で見上げる。その言動が幼い、という自覚は薄い。)
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夜鷹・芥 1月3日23時
――良い、アンタなら気にならない。慣れてないから慣らしてくれ。
(しれっと、読み取りにくい表情で狐は返す、問題無いと)
歳下に気遣わせちまったな。此の仕事をやってれば怪我は然程気にならねぇが…
心に留めておこう。

よし、一年前か。なら、誤差ってことで。
(彼女の年齢なりの所謂乙女心みたいなものと全く無縁な男は内心など露知らず。失礼極まりない言動は無自覚のようで、)
……?いや、ちゃんとしてないわけじゃないぜ。
何だろうな、小鳥みてぇな……ぐるぐる回る子犬の様な……(顎に手を添え本気で悩んでいる。)
っと、そろそろ扉へ向かわねぇとな。門限とかあるか、女子高生。
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戀ヶ仲・くるり 1月3日23時
(うわ)
(うわぁ…!)
(効くな、この一言…!とくるりは胸を押さえた。こんなの胸に響くだろ!こっちは耐性0だぞ!)
(でも当人は素で言ってそうなのも分かったのでぐっと頬を噛む。自意識過剰はよくない!)
も、問題ないならよかったです私も呼びやすいのでよろしくお願いします芥さん!!
(早口で言ってのけ、全部受け取らずとも払わなかったあなたに、緩く笑った)
…あは、そうしてもらえれば、うれしいです。

誤差かなぁ!?あっなんか…芥さんがやさしい理由が分かったような…
(言動から、小鳥か子犬かハムスターか。そういう扱いされている疑惑が浮かぶ。
それで助けてもらえるならありがたいことだ…!と心で泣きながらポジティブに受け止めた)

あっ、すいません、話し込んじゃって。門限とかはない…ですけど、帰れるならすぐ帰りたいです!!
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夜鷹・芥 1月4日00時
(数拍の間の後、急に早口になった彼女を不思議そうに金の眸が見つめて、――ああ、とだけ短く応えた)
(幾分か、最初に出会ったときより声音は気安くなっていただろう)

……は、俺が優しい?そんな心算は無い、と云うと其れはそれで非情になっちまうんだが
か弱そうな生き物にはそりゃあそういう対応はするけど。
(但し、彼女だって√能力者だ。別に侮っていたわけでもないが、生来から来る雰囲気のよるものか、等と考えを巡らせてみるが)あー……愛くるしいってことで。ひとつ。許して、お嬢サン。

……そうか、また扉が見つからなくなる前に送る。
次は迷子になるなよ、くるり。
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戀ヶ仲・くるり 1月4日00時
か弱そう……愛くるしい……お嬢サン……。
(日常生活で早々聞かない単語を浴びつつ、いやこれ全部に『小動物的』がつくから!!と自分で添削する。
許す云々は、まぁ、バカにした感じはないので怒ってはない。ちょっと尊厳がへこむだけで。)
…私としては、やさしいじゃなくても、ありがたいですよ。
芥さん、私が迷子のままでも問題ないのに、案内してくれるから、親切です。

あは、あはは…迷子にならないと…いいんですけどねぇ…
(心配の言葉に気をつけます!と真っ直ぐ言えなかったのは、√EDENにおいても相当迷子になるから。
迷子常習だなんて、この流れでは、言えない。)
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戀ヶ仲・くるり 1月4日00時
(「案内ありがとうございます、行きましょうか」
案内に対しての、くるりからのお礼と出発の言葉。
そうして2人は、√汎神の街を歩き出す。)

(少しばかりのトラブルがあったかもしれないが、無事に扉についたはず。
扉を潜った先は、何も問題なく、くるりの行動範囲である√EDEN。
その後、くるりが迷子になったかは、別の話。)

(別れ際に、案内のお礼をしたいので、連絡先を教えてください!と戀ヶ仲・くるりと夜鷹・芥の連絡手段が確立したかも、また別のお話)


【このおはなしは、これでおしまい】
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