【RP】まいごのまいごのシンシアさん
ここは√EDENの某所。都会の街と分類される、ビルが建ち並ぶ街並み。
大通りを一本越えれば造りも変わっていくが、戀ヶ仲・くるりが佇んでいるのはそんな場所だった。
大通りにはいいことがある。
地名の標識や看板がたくさんあり、ここら辺一体の地図があったりして、迷子にやさしい…!
※迷子の知恵
注釈:迷子にならない人には関係なく、√EDENの日本語が読解できないと役に立たない
早々に迷子になってはいるが、悪いことばかりではない。
街並も人混みもよく見るとなにかしら発見があるし、
美人さんやかっこいい人を見つけるとちょっとうれしい。
(あそこのお姉さんなんか綺麗な羽で…)
(羽??)
(あっ!?あれって…翼!?)
「うわぁ天使さんだ!?」
「……√EDENは道が複雑でわかりません!」
セレスティアを初めて見たくるりが大きな声を上げたのと
|いつもとちがう世界《√EDEN》で迷子になったあなたが声をあげたのは、同時だった。
♯シンシア・ウォーカー
♯戀ヶ仲・くるり

あっっっ
(人に向かって大声を上げてしまったことに気付き、よくない!!と口を手で覆う。
人混みを見回すが、ビックリするくらいに怪訝な目は向けられてなかった。まるで、|忘れられた《・・・・・》みたいに。)
(ぱちり、と瞬きする。他√の人が迷い込むのは、よくある話らしい。自分も迷い込んだことがあるし、この人もそうかもしれない)
(でも、この人、今、なんて言ってた?)
(『√EDEN』)
あの…もしかして…√能力者の人で、なにか、お困りです、か…?
(翼が見えることが、『√EDEN』という単語が、一般人はすぐに忘れてしまって、√能力者でなくては出ないとあなたが知っているなら。
『あなたも?』と問うような目線が交わることだろう。)
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(「あの…もしかして…√能力者の人で、なにか、お困りです、か…?」
声のしたほうを振り返る。見れば、そこにいたのは制服姿の少女。自分とは違う世界の出身者であろうことは想像に難くないが、『√能力者』という単語が出るあたり、彼女もまたそうなのだろう)
(警戒…することもなく、ほっと胸をなでおろす。わざわざ声を掛けてくれる人に悪い人はいないだろうし、それに…√能力者にしか聞けない!この救いの手を逃すまいと、やや食い気味に話しかける)
ああ、あの…道に迷ってしまって。
それで、一つお聞きしたいのだけれど…そもそもここ、√EDENで合ってる?
ほら、√マスクド・ヒーローも街並み似てるじゃない!?(※シンシア個人の感想です)
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あっ、道に迷っちゃったんですね。
(問いかけに反応した様子に、間違いないだろう。と思った。
話出しが友好的な様子で、ほっと胸を撫で下ろした。
それになんだか…親しみある雰囲気の人な予感!と声をかけた時は強張っていた表情が緩む。
道案内に関しては正直全く自信はなかったが、する気持ちはあるので、聞きたいこと。と耳にして内容を待つ)
えっ。(√マスクド・ヒーロー、行ったことがない!まだ√能力者になって一月経ってないから!)
……、……√EDEN…ですね!多分!はい、そうです!
(√を違えてしまった時のような違和感のある事象はほぼなかったので、そう返答する。
大変自信のない発言になってしまったが、本人の全力で嘘が苦手な性格故である)
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ありがとう!あまりにも見つからないから、別√に来てしまったかと…。
(たどたどしい返答だったが、彼女が誠意をもって答えてくれていることは伝わった)
買い物に行くつもりが、部屋にお財布を忘れてしまって…。来た道を戻るだけならなんとかなると思ったら、こう…完全に、迷って、しまいました。携帯も充電切れそうだし、もうどうしようかと。
(そう言って懐から取り出したのは、そこそこの都市にならどこにでもあるようなホテルチェーンのルームキー。ちなみに携帯の充電が無いのは、単に寝る前に電源ケーブルをさし忘れていたからである)
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(あなたが安心したように笑ったので、くるりも笑った。
誠実さくらいしか示せるものがないので、少しでも伝わって、あなたの安心に繋がったのならよかった)
わぁ!それは大変…!道って、なんでか見失いますよね…分かる…。
(人のことは言えないが、中々の迷子っぷりでうんうんと頷きながら聞く。
とても共感した。分かる。道を戻るだけのはずが何故か戻れない。分かる…!返答する様は、とても実感こもっていて、助けたい心も増し増しになった)
√EDENは、歩き慣れてないんですか?大変でしたねぇ…。
ホテルの名前、鍵に書いてあるなら…場所、調べましょうか。
(スマホを取り出しながら、あなたの持っている鍵に目をやる。ホテルに縁はそこまでないが、ホテル名は書いてあるだろう。書いてなくとも、あなたが覚えていれば問題ない)
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(実感のこもった頷きをしながら聞いてくれる彼女を見て、根拠はないが確信する。たぶんこの人もよく迷子になるタイプであると!)
そうなの、√EDENはまだ数えるほどしか来たことがなくて。ただでさえ道わからないのに他√への入口が至る所にあるの、完全に罠よね。迷子殺しが過ぎます。
調べてくれるの?ありがとう、えっとホテル名は…この駅の、どこでしたっけ。近くに3つくらいあるのです、このホテル。
(鍵に記載されているホテル名を読み上げるが、途中で口が止まる。見れば鍵に書いてあるホテル名の末尾がかすれて判読できない上、シンシア当人も記憶していない。ただし、"北口""南口"程度の違いなので、場所さえわかれば総当たりで探してもさほど時間はかからないだろう)
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ああ〜…いつの間にか別の入り口、通っちゃったりもするんですよね、分かります、分かります…!
ビル街なんて道が入り組んでるのに、気付いたら別の√だったなんて、ひどい話です!
(話を聞きながら共感が高まる。この迷子トーク、とっても共感できる…!
迷子+迷子、迷子力が高まりそうでしかないが、好感度はどんどん上がって行った)
なるほど?あ、本当だぁ(ホテル名を見て検索をかけて、出てきた地図表記を見て頷く。)
これは……、……駅の周りをぐるっと一周しながら見てまわったらなんとかなりそうですね!
(それなりに大きな駅でやることじゃねーぞ!な結論を出す。ひとつでも辿り着く難易度が高いので、下手に歩き回るより確実!という迷子力の高さにおける結論だった)
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本っっ当にそうよね。ビル街はもう設計からして悪意があります、あんなの迷子になれと言われているようなものです。
かと思ったら結局同じところぐるぐるしてただけの時もあったりするし、もう何がなんやら…。
(実感のこもった迷子トークにテンションが上がる。この人は絶対いい人、だって迷子の同志であるから!)
調べてくれてありがとう!近そうなところから一周すれば辿りつけそうね。
その…あなたのお時間が許すのなら、なのだけれど。一緒に来て頂けると…有り難いのですが…!
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ねぇ…本当に、本当にそうですよねぇ…!
(うんうん、と迷子トークに深く頷く。同意しかない。これは迷子の同志の予感…!)
ーーはい!もちろん!
(そんなテンションだったので、いっしょにとお願いされて、ぱぁっと顔を輝かせて頷いた。
このお姉さんがちゃんとホテルに着くのを見届けたいと思っていたから。
謎のシンパシー:迷子の同志が発揮されていた。
でも、これは言っておかないと、と思って補足を口にする)
あっ…あの、私も結構迷子になりやすくて…色々、対策はしてます。本当に。でも迷っちゃうんですが…!
それでよければ、ごいっしょさせてください!お姉さんがホテルにつくところまで、いっしょにいたいです!
あ、そうだ、私、くるりです。|戀ヶ仲《こいがなか》・くるりっていいます。ホテルに着くまでよろしくお願いします!
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ありがとう!私一人だと辿り着けない可能性が高かったから、本当に心強いわ…!
私はシンシア。シンシア・ウォーカーよ。よろしくお願いします、くるりさん。
(対策をしても迷う、身に覚えがありすぎる。やはりこの人は迷子の同志だったのだ!こちらも名乗ったのち軽く一礼し、右手を差し出す)
大丈夫、二人でいればそれはもはや迷子じゃないわ。(根拠のない断言)
ええと、まずは…こっちね。あ、逆だった。
(地図とにらめっこをしながら、一番近いホテルの方向を確認する。初めから方向を180度間違える前途多難なスタート)
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2人でいれば…それはもはや迷子じゃない…それは、すてきな言葉ですねぇ…!
(迷子+迷子でも、迷子×迷子でも、=迷子では?という計算式はくるりの頭の中になかった。感銘を受けたかのように目を輝かせた。
あなたの差し出してくれた手を、ぎゅっと握って笑う)
…はい、シンシアさん!よろしくお願いします!
なんかぐるっとするんですよねぇ、不思議だなぁ
(現在位置を示すGPSの記号は、なんだかぐるっと落ち着かない。進行方向が定まらないので、地図の中から地名を拾い、地名のある看板を探して、ここだ…!と思った方向を指さす。
文明の利器がイマイチ活用されていない瞬間だった)
多分、おそらく、きっと…あっちです!行きましょう!
※突然ですが、以降ダイスロールで迷子判定をします。
ダイス目50以上or前回ダイス目より上なら無事ホテルが発見できます!
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あったわ!なるほど、道が一本ずれていたのですね。
(GPSの位置情報のブレが多少落ち着き、正しい道へと戻ることができた。程なくして目的のホテルの看板を発見する。文明の勝利)
ありがとうございます。一人ではたどり着けないところでした…!ここが私の宿泊していたところなのか、フロントに確認してきますね。
[d≧50で正解]
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(少しして、フロントで話しこんでいたシンシアが戻ってきた)
私が宿泊していたのはここだったわ!案内していただけて本当に助かりました、ありがとうございます。
GPSを用いたスマートで完璧な道案内…くるりさん、貴方迷子のプロなのね!
(はたして"迷子のプロ"は褒め言葉なのか大いに疑問符がつくが、シンシアなりの賛辞ではあるのだろう。あなたを尊敬の眼差しで見ている。)
なんとお礼したらよいものか。
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わぁ!ホテルありましたね…!シンシアさんが迷子の原因見つけられたからですよ、お役に立ててよかったぁ
(役に立ったのは主に文明の利器である。褒めていいんだぞ、と言わんばかりにスマホの画面がピカピカしていた。)
…なんということでしょう、一つ目のホテルが探してた場所だったなんて…!見つかってよかったですね!
(あなたの報告を聞いて、くるりはぱぁっと目を輝かせた。
ホテルから出てきて迷ったのだから、一番近いホテルに宿泊していたのは道理なのだけれど。
そういう道理に気付かず感動している)
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迷子のプロ。プロ…誇っていいのかなぁ、それ…いや、でも、褒めてくれてありがとうございます…!
お礼してもらうほどのことじゃ、……、
(お礼を辞して、それじゃあと言ったら、あなたとはこれでお別れなんだ。そう思うと、名残惜しい気持ちでそのまま去りがたかった。
何かお礼を、と言ってくれるなら。それに託けてもいいだろうか。伺うように目線を上げる)
えと、あの、じゃあ。今度どこか、いっしょに遊びに行きません、か…?
ご趣味合うか、分かりませんけど!あの、…シンシアさんと遊びに行くの、楽しそうだなぁ。また会いたいな、って思うので…!
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ええ、勿論です!私も短い時間でしたがくるりさんと一緒に居られて楽しかったですもの!
私、自慢じゃないけれど…観光からダンジョン踏破まで、世の大抵のことは楽しめる自信がありますから。ぜひ次は、くるりさんのお好きなことに呼んでくださいませ。
これ、私の連絡先です。よかったら。
(彼女の申し出を断る理由などなかった。鞄から携帯を取り出して、メッセージアプリを立ち上げる)
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本当ですか!?わぁ、うれしい!(あなたの快諾の声に、緊張で強張っていた顔がふにゃりと緩んだ)
ダンジョンに…観光…(普通は並ばないだろう単語に、感心したようにうなずく)
すごいアクティブなんですね、シンシアさん…!私も見習いたいです!
あっ、ありがとうございます、これ、私の連絡先です…!
(持っていたスマホをタップして、同じようにメッセージアプリを立ち上げる。
ピコピコッと軽快な電子音が、連絡先の交換が終わったのを教えてくれた)
…なにか楽しいこと思いついたら、誘いますね。よろしくお願いします!
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戀ヶ仲・くるりさん…っと。よし、登録完了。
観光地のダンジョンだと両方楽しめる上に|お宝も見つかる《稼げる》からお特よ。
今日は本当に助かりました。それでは、またいつか。
(仕事を終えたとばかりに電源が落ちた携帯を懐にしまい、深々と礼をしたのちにホテルへと戻っていった。後ろ髪を引かれることなくすっぱりと別れられたのは、彼女とはそう遠くないうちにまた会えると確信していたから)
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(側から見れば、とてもあっさりとしたお別れだったかもしれない。
迷子と迷子の共演は、片方が迷子でなくなったらおしまい。それはそう。
それでも寂しくないお別れなのは、お別れの言葉が「またいつか」だったから。
スマホ画面にはしっかり名前が登録されて、興味深そうな話題もして、これでおしまいじゃないなと思える証がいくつも残る。
きっと、また会える。
その日を楽しみにして、別れた背中を目で追うこともなく、今日はさようなら!)
【このおはなしは、これでおしまい】
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