【個】空を見上げて
メゾン・ド・エデンの屋上。普段室内にいる者にとっては、太陽を浴びるととても眩しく感じる、そんな晴れの日のこと。
少年が一人、そこに立ち寄っていた。
☀
#イリス・フォルトゥーナ
#水藍・徨
発言終了▽

……。
(ずっと室内にいてもいいのだけども、今日は何となく外に出たくなって)
(古びた自由帳と、何本か鉛筆をもってやってきたのだが……)
誰も、いない、かな……?
(なんとなくきょろきょろと周りを見渡している)
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(よく晴れて日差しがとってもぽかぽかな日、こんな日は)
洗濯物を干して、お日様の匂いでいっぱいに!
(なんて、鼻歌交じりに洗濯物を干している少女が、どうやら先客としているようです)
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……!
(洗濯物、という言葉が聞こえてきた)
……、邪魔、しないようにしないと……
(自分の目的はせいぜい絵を描くことくらいだ)
(邪魔にならないように、あなたの視界の端にだけお邪魔して、屋上にある柵の近くまで行こうとするだろう)
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(とはいえ洗濯物の量も少なめ、早々に干し終えて)
あとは乾くまで……って、あれ?
えぇっと、こんにちは……?
(視界の端に少年の姿を見つけて)
(どうしたのかななんて、近寄ってみます)
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(お辞儀にはお辞儀で返してしまう、使徒の性です!)
はい、こんにちはっ!
お邪魔なんてとんでもない、ここは屋上、誰のものでもないですから。
それに……こんなにお日様が気持ちいいんですもん!
(人好きのする明るい笑みでえへへーっと)
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確かに……日当たり、良いですよね。
(笑顔を見て……■しい。微笑むとまでいかない、表情の乏しい顔で頷く。)
なら、良かった……です。
……あの、僕は、水藍・徨、と言います。あなたは……?
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えへへ、とってもぽかぽかです!
(でも、春はまだ遠いから)(干したばかりの洗濯物が乾くにも、時間がかかってしまう)
私はイリス、イリス・フォルトゥーナと言います!
一応、使徒見習いをさせてもらってます!
(彼が手にしたノート?を眺めて)
(絵を描きに来た、とかでしょうか?)
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まだ寒い、ですけど……陽は温かい、ですよね。
(そう言って、自由帳に視線が向けられるのを見る)
これ……気になり、ます?
(見たいのだろうか? と小首を傾げた)
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ね。もう少ししたら、外でお昼寝だってできちゃいそうな……
(いけませんいけません、使徒ともあろう者がそんな……!!)
あ、はい!
その……ノートを持って、ってことなら。
もしかして、絵か何かを描かれるのかなって!
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その……じゃあ、後で、お昼寝……します?
(と、なんとなく言ってみて)
はい、仰る通り……絵を描きに、来ました。
どんなものを描くかは、決めてない、ですが……
(管理されていた時は、上辺だけ褒められることが多かったから……どう言われるのだろう、■■。)
(……戸惑うように、俯いて、あちらこちらに視線を移ろわせている)
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え、えぇ……っ!?
その、風邪ひいちゃいますよ……!?
(わたわた慌てて)(あっでもナノマシンのおかげで風邪は大丈夫なんでしょーけど!!)
えとえと、じゃあ描くとこを見せていただいても?
その……きっとこれも、何かの縁ですから!
(そんな彼の戸惑いをよそに、好奇心から訊いてみて)
(尻尾があったら、きっとぱたぱた振ってるだろう)
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風邪……それもそう、ですね。寒い、ですし……
(病気はなりたくない、と納得して)
あ……その、じゃあ、えと……(少し言いにくそうにして)
…………お願いが。
(ちら、とあなたを見る)
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だから、春になったら、ですっ
(その時は、きっとお花見だって!)
……はい、私にできる事なら?
(なんだか言いにくそうですけど)
(どんなお願い、なんでしょう?)
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ありがとうございます……
(じっと見られて、想像して、創造するのが僕の力だけども……)
(……上手くできないことの方が多かったから)
……ちょっとだけ。
(ちら、とあなたを見る。今まで色んな人を見たけれども、服装が珍しくて……)
(そのデザインを元に、協会に住む聖職者の服装を新しく考えてみることにした。天使の羽モチーフの服装、頭飾り……)
(自由帳に、その絵を描いている。徨の周囲に、ほんのりと描いたものが浮かんでいるようだ)
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(邪魔にならないようにと、さっき干した洗濯物の方を眺めて)
(これでいいのでしょうか……なんて考えながら)
(ちょっとだけ、徨さんの方を見て)
(なんか、徨さんの周りに浮かんで……今描いてるもの、でしょうか……?)
(一度見てしまうと、どうしてもそっちの方に興味を惹かれてしまう)
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(色々思いついてきた。協会の内装、ステンドグラスのイラスト……)
(ふわりふわり、と浮かんで、消えるものもあって)
聖職者のアイテムは……
(アクセサリーも幾つか思いつく。星が重なったネックレスや、子供向けの小さな祝福の花……)
(じっと見られていても、気になっていないようだ。今なら近づいても、気付かないだろう)
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(浮かんでは消えるものに魅入ってしまって)
(すごい……とっても集中されてます……!)
(邪魔しないように、けれど気になるものは気になるからと)
(すこしだけ、彼の近くへと寄ってみます)
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それから……
(一番下の聖職者のデザインは決まったから、武器は……)
(六角水晶のついたメイス、宇宙の星……冥王星などをイメージした短杖……が、浮かんで消えていく)
うぅん……あとは、退魔のアイテムを……
(どうやら、近寄られても気づいてないようだ)
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(あれは……「アルカディア」でしょうか……?)
(自分たちの扱う聖祓杖を思い出すデザインで、気になって)
(大丈夫そうかな……と、ノートをのぞき込んでみようと)
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……!! あ、わ……!
(もう一度見てみよう、とあなたの方を見たら近くにいた。そのことに……ほんの少しだけ驚いた様子を見せる)
……あ、あの……。
(自由帳には、様々な絵が描かれている。そのどれもが、中学生が描くには上手の部類で精巧であり、細かい設定まで書かれているようだ)
(『聖の短杖:退魔効果、水晶の部分に当てると、アンデッドは大ダメージ』……などなど)
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あ、ごめんなさいっ
驚かせるつもりはなかったんですけど……その、とっても上手に描かれるから!
(実際、描かれた絵は精緻で)(思わず感嘆の声を漏らしてしまうし)
すごい……それに、設定まで……!?
(自分たちが扱うものに似て非なるものだけれど)
(けれどだからこそ、新鮮にも映って)
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それなら……私もちょっと、お礼じゃないですけれど。
私の使徒としての力も、きっとイメージの助けにはなるでしょうか……
……天使さま。ちょっとだけ、力を貸してくださいね。
――|慿装《オーバーレイ》!
(首飾りに宿した天使、「聖祓天「マグ・メル」」を慿装して)
(もとより法衣を纏っていた身体に、さらに天使を思わせる装備が追加される)
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(上手、だと言われて、その素直な様子が、胸の内を温かくするようで……)
(ほんの少しだけ、ごくごく僅かに口角が上がったのが見えるかもしれない)
あ、はい……大雑把、なのですが……
(少し、恥ずかしい気もする)
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あ……
(目の前で、天使となったあなたを見る。使徒としての力、と言っていたけども……その姿は神々しくて)
……、ありがとう、ございます。
(数秒間は惚けていたものの、女神像や、噴水、協会周りにある設備を簡単に描いていく。大司教がいたら、赤くて綺麗な法衣を纏っていそうだ、なんて想像して)
(大人の女性司教の姿が、幻のように浮かぶことだろう)
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ほんとに、上手なんですもん。
もっともっと、誇ってくださいっ
(こちらもにっこりと笑って)
わ、わ……なんか、いっぱい描かれてます……!?
それに……イヴ、さま……!?
(大天使を思わせる女性司教の姿が――オラシオンの教祖イヴに、重なって見えて)
(反射的に跪き、祈りを捧げて)
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そ、そんなに言われたら、その……
(なぜだか、恥ずかしさを覚えて……ふと、周りを見る)
え、あ……僕の力は、想像を具現してしまうようで……、……イリス?
(いきなり跪いて祈りを捧げる姿に、どうしたんだろう、と、具現化した大司教とあなたを交互に見る……しか、ない)
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(徨さんの声で我に帰り、祈りを解いて顔を上げて)
あ……その。
徨さんの絵、イヴさまにとっても似ていたので……
い、いえその、上手なのもあるんですけど!!教祖さまを思い出してしまって、と言いますか……!!
(傍から見ればいきなり跪いていたのを思い出して)
(わたわた慌てて説明しだす)
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教祖、様……(赤い法衣の女性を見る)
僕は、その、|想像《イメージ》しただけ、なのですが……
(あなたの言う教祖は、意図せず、同じような存在を思わせる見た目になったようだ)
(創造した大司教の女性は、表情を変えることなく佇んでいる)
その……す、すみません。
(何故か、謝りたい気持ちになった)
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いえ、それでも……とてもとても、似ていたこと。
何かしらの縁を、感じてしまいますから。
(だからこそ、ここでこうして祈る事にも)
(ただ祈るだけではない……きっと、意味があるはずですから)
徨さんが謝る事なんて、なにもありませんよ。
徨さんは徨さんのまま、描いてくださっただけですから!
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縁、ですか……
(自分の絵で、勝手にあなたにとっての教祖を描いてしまって……と、そう思っていたけれども)
……描いていたのは、僕が想像する夢の世界の住人、なんです。
良かったら、建物の中で、この中を見ますか……? 風、結構吹いてきましたし……
(気付けば、日が傾くほどの時間が経っている。自由帳と、屋上の扉を見て、あなたを見るだろう)
(発言終了▽)
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わ、そうなんですね!
それじゃあ……ちょっと、お邪魔してもいいでしょうか。
あ、でもでもその前に、洗濯物を取り込んでから、ですけど!
(気付けばしっかり乾いていて、むしろちょっと冷たくなってしまっていた)
(籠へと手早く仕舞って)(改めて)
そんなわけで……もうちょっとだけ!お邪魔しますね!
(想像の世界の住人とは言え、気になるものは気になってしまうから)
(まだもう少し、彼の絵の世界に触れていたかった)
(発言終了▽)
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