堀・允人の日記帳
堀・允人 2025年7月12日【補足設定】
物心つく前に父は身罷り、母との暮らしになった
允人はいわゆる他害児であったため、出先ではあらゆる" あり得ない無体"をはたらき周囲を憔悴させた。母親はそのたびにヒトの倫理を説き、おまえはそんなことをしない筈だと言い聞かせていた。
心のままのふるまいが、造り主にはどうやら歓迎されていないことを悟ると、少年になってからは隠すことを覚えた。而してそれは簡単に、順調に、彼女を満足させてしまった。
自分の声が届いてすっかり良い子、普通の子になってくれたのだと、|一時《いっとき》気が触れていただけなんだと、半ば願望のこもった幸福な事実誤認
中学に上がる前、母は再婚のため自分のもとを離れていった。
それは成長を見届けた安心からの決断であったのだが、
允人は「自分の行いが悪いので、母をとりあげられた」と感じていた。
どこか当然のことのようで、反発することもなかった。
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堀・允人 2025年7月12日預けられた親類の家へ帰る気になどなれず、今の雇い主の縁者である反社の手合いの溜まり場に入り浸っていた。「頭がいいから」と闇金業の男が舎弟に迎えてくれたのは、それからすぐのこと。
もちろん人間ではないが、自分をヒトだとかたく信じている
自分がヒトでないことを示す証左は今までいくらでも見てきたはずで、
それらをみなご都合解釈で葬って、埒外の自己肯定で塗り込めてきた
血が|黝《あおぐろ》い。贔屓目に見ても紫。
左腿側面に隆起したやや広範囲の火傷傷がある
債務者との|蜜月《たのしみ》は利子の免除や債務の一部肩代わりなどを条件に
あくまで互いの合意のもと行っている……らしい
とはいえボスの一声で懲罰棒の代わりもやるので、
債務者からすれば" できる限り見たくない顔"であることに変わり無い。
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堀・允人 2025年7月28日・食事への関心は薄い。うまいものはうまいと言い、まずいものは無言で捨てるものの、おいしいものや味の違いに執着する様子がない。放っておくとめんどくさそうに携帯食ばかり食べている。普通の食事はどうやら必要ではあるものの、吸血鬼でいう血のような本質的な糧を本人も気付かないうちに|別のところ《・・・・・》から得ているらしい。
・嘘のような話だが基本的に殺意は薄い。死んでしまうともう苦しんでもらえないので。然るべき指示のあるものや必要な殺しには何の躊躇いもないし、もちろん人命に対する慈悲とかは無い。
・自分より悪辣な者の隣で安心感を得る。それが種族:人間であれば尚更である。
強者には阿るし、逆らえない相手もある。
自覚はないものの、悪魔や、それに準ずる身体特徴に惹かれていることがある。無意識に同胞を探しているのかもしれない。
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堀・允人 12月30日05時【old home 補足/『悪魔』について】
当人は知らない姿。与える影響については少なからず自覚しながらも、√能力のそれだと片づけてきた権能。
近代における戦争や独裁の中、囚われた人の苦悶から生まれた苦役の悪魔
他に抑留・拷問を司る
天蛾の灰翅、鋭利な脚、厄災の青い手
その身から飢餓や疫病を撒くのを得意とし
長い髪は全てヒトを繋ぐ鎖になり得る
鼠、蝙蝠、蚊、羽虫ほか、牢獄に湧くものを眷属とし
彼らの含む病毒と共に従えている
徒に命を狩ることは良しとしない
望むとすれば、悶えぬいた緩慢な死を 尊厳の陵辱を 魂の剥離を
できるなら、この手の内にずっと繋がれていてほしい。
( 悪魔、悪魔。 まだ拙い採餌をしている )
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