ファウ・アリーヴェの日記帳

酷く、酷く痛んだ身体が落ち着いたと思ったのに。
今度は間抜けな事に、肩凝りからくる頭痛だ。
どちらがマシかと思うならば、息も絶え絶えで何日も苛まれるけれど、身体の方が慣れたもので……。
マッサージ、とやらは怖いけれど……受けたい気もする。
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闘技場とやら、楽しかった。
一人で参加かと思ったけれど、通りすがりに手を貸してくれた方々に感謝だ。
メンバーは、毎日変わるのだろうか?
何にせよ、一期一会を楽しもう。
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(ありがとう。と思える人が一度に増えた為か、書きながら長い尻尾が左右にぶんぶん揺れている。長く共に、肩を並べて戦える人が一人でも増えたら嬉しいと、寂しがる心は訴えた)
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一目見たら忘れられない、思わず酔いしれてしまうような、記憶に焼き付く女性と再会が叶った。
金木犀が一番好きなのは確かにそうだが、まるで彼女のようだと思い選んだんだ。
一年、皆さんと四季を楽しみたい。
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(得た知識だったり、様々なメモをつらつらと書き連ねては、筆の肋骨を顎に添えて思案する。ふと、英名の方を名前で呼んでしまった事を思い出し、申し訳なさに苦い顔をした後に、間違うはずもない和名の方を名前で呼んでいた事に気付いて、驚きや動揺で白い顔を青くした。よりにもよって|あの人《彼女》を。何故、名前で呼んでしまったかわからないが、次は気を付けようと溜息をついて頭を抱えた。)
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共に時間を過ごす為に約束をして出掛けるというのは、思い返せば初めてだ。
緊張というものは無いが、只々、妙に思考が散らかっている。
此れを浮かれていると表現するのだろうか。
(箒星が煌めくような、夜明けに移ろう空の空気を纏う少女を思い浮かべて、日記へ筆を滑らせた。)
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