💠 陽炎の如く幽けき・まよひが

（残り香・h04958）

『世を越え、界を超えて。』

まよひがとは。√能力者、天國・巽の住む屋形とその屋形が建っている山を内包する極小の√世界である。(巽は√と√の狭間と思っているが)誰がいつ作ったのか、または元の世界から切り離されたのかは不明。欠落を抱える存在のみと縁を繋ぐ結界で閉ざされている。巽自身、もともとは剣の師が住んでいた場所ということくらいしか知らない。山には名も知れぬ神を祀る神社と、巽以外訪れる者のない墓が、何処かに存在する。