『アンドロスフィンクス』VS夢野・きらら
覚悟の強さは同じ、それでも王劍の力を持つ『アンドロスフィンクス』からの攻撃は重い。ある程度は防げたとしても、きららの肌や衣装は蜘蛛糸に切り裂かれ、あちこちから赤い血が流れていく。痛みはある。けれど、決して歩みは止めない。話し合える距離。
知性の無い『アンドロスフィンクス』は、ただただ悲鳴を上げ続ける。
「恨むなら、ぼくたちをどれだけ恨んでもいいさ。けれど、このままエンディングまで行かせて貰う!」
魔法の杖からキラキラの虹を放てば、その攻撃は見事アンドロスフィンクスに直撃。
何本も脚を失い、体はボロボロ。
放たれた虹の光による微弱なダメージが、更に追い込んでいく。
「ぼくたちはもう少しだけ、まだ話し合いの余地がある時に出会いたかった。時と場合が違えば、どうにかなったかなんてわからないけれど……そう思いたくなるような相手だったよ。きみたちの望んだ永遠の平和の先を、知りたかった」見守っていた『清羅』が動き出す。
消えないでと、置いてかないでと、悲しみに満ちた声で呼び続ける。
だが、その言葉も虚しく──『アンドロスフィンクス』は画用紙に描かれた絵と化して散っていく。
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