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ヨーロッパ「天使化」事変~魔術士路地裏暗殺作戦

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「奴らめ、何という進軍速度だ……|王権執行者《レガリアグレイド》の権能を以てしても、”王権決死戦”を防げるか……否、防げんな」
 自身の確定した死……絶対死が待ち受ける戦いを想い、ヨーロッパの魔術を統べる組織の代表者……その一人たる『アマランス・フューリー』は苦い顔立ちで路地裏を散策する。
 絡むチンピラを一蹴しながら、不衛生な暗がりを早足で女は疾走していく。
「既に私はどれまで殺されている? ただでさえ”王権決死戦”は私ですらも未知数な部分が多いのだぞ……」
 既に百に届こうかとしている『ヨーロッパ天使化事変』の星詠み。
 その数近い分だけ羅紗の魔術士は死んで、復活している。
「……その数が、”王権決死戦”に影響しないという事だけはないだろうよ」
 歯噛みしながら、フランスの治安の悪い路地裏を『アマランス・フューリー』は走る。
 ここらをたむろする破落戸等、彼女の敵ではない。
 彼女を苛むのは、この|世界《汎神解剖機関》の、外なる|世界《√》を渡る√能力者だけである――。

「ここで『アマランス・フューリー』の討伐数を稼ぎましょう……つまりは、暗殺ですわ」
 そう言って人間災厄『ウタウタイ』たる星詠み……|アレクシア《Alexia》|・《・》|ディマンシュ《Dimanche》(ウタウタイの令嬢・h01070)は羅紗の魔術士を暗殺する依頼を√能力者に紹介する。
 今回、件の|王権執行者《レガリアグレイド》はフランスの某スラム街……その路地裏で隠匿しながら逃亡を図っている。
 既に回収した『オルガノン・セラフィム』を手土産として、本拠地である『羅紗の魔術塔』に帰還するつもりだろうか。
「ですが、予知出来た以上は活用しましょう――路地裏で、奇襲を仕掛けて下さいな」
 まず、√能力者達は暗殺の為に先回りして路地裏に辿り着く事が出来る。
 そこで暗殺の準備等が出来るだろう。
「どれだけ有利に準備を整えられるか。それを完遂した後、路地裏にやってきた魔術士に奇襲を仕掛けて下さいな」
 そうしてイニシアチブを握った戦いで『アマランス・フューリー』を葬った後、速やかに路地裏から脱出すれば依頼は完了だ。
「汚れ仕事となりますが、4月中旬に行われる”王権決死戦”……其れは『アマランス・フューリー』の討伐数が影響する事でしょう」
 そう言って、アレクシアは深々と√能力者達に頭を下げるのであった。
これまでのお話

第3章 冒険 『路地裏を駆けるもの』


 暗殺は完遂された。
 後は、魔術塔からの追撃などのリスクを考慮して路地裏から撤退するのみ。

 √能力者は、これより脱出のシークエンスに移るのであった。