シナリオ

⚡️紅涙最終決戦~もういいかい

#√妖怪百鬼夜行 #紅涙流離戦 #紅涙最終決戦

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⚡️最終決戦:|東京百鬼夜行《トウキョウデモクラシィ》

これは大規模シナリオの最終決戦です。
5/25朝8:30までに成功した全ての最終決戦シナリオの舞台に『絶対防衛領域』が完成します。
絶対防衛領域の内部では、不思議な力によって、簒奪者に民間人が殺される事がなくなります。

また、その時点での「戦勝数」によって、各「絶対防衛領域」の広さが決まります!
戦勝数=作戦1〜5の成功シナリオ数÷2+最終決戦の成功シナリオ数
※つまり、現存する作戦1〜5を攻略する事も、勝利に貢献します!
※到達した戦勝数までの全結果を得られます。つまり戦勝数80なら全ての結果をゲット!

絶対防衛領域の広さ

戦勝数50:各シナリオの舞台の「マニアックな個人商店ひとつ」。
戦勝数60:各シナリオの舞台の「最も有名な建物ひとつ」。
戦勝数70:各シナリオの舞台の「最も有名な建物から最寄り駅までの道及び周辺建物」。
戦勝数80:√EDENの同じ地域も絶対防衛領域になる。

●お祭り騒ぎのはじまりしこと
 ハーモニカ横丁でべろんべろんになっていた、大勢の妖怪大将さんを叩き起こしたことで、ふたたびの『|東京百鬼夜行《トウキョウデモクラシィ》』が発生しました!
 お札に火をつけて「どうだ明るくなったろう」とのたまっていた人魂さんや、お酒の飲み過ぎでマーライオンのようになっていた狛犬さんも、しゃきっと気合を入れ直して百鬼夜行に加わっていきます。
 おや、ざんぎり頭をべしべし叩かれているのは赤鬼さんのようです。なんだか文明開化の音が聞こえてきそうですが、叩いていた化け猫さんは爪とぎをしていたようで、戦う準備はばっちりといったところです。ぷにぷにのにくきゅうが眩しいです。
「ふしゃー!」
 彼らの向かおうとしている先は、名のある古妖が待ち受ける――その名もずばり「古妖のなわばり」です。迷宮建築と化したそこは無数の鳥居が立ち並ぶ古びた神社で、彼らがまずやろうとしていることは――、
「「「お祭り騒ぎじゃああああぁぁぁ!!」」」

●星を詠む
 √妖怪百鬼夜行での『紅涙流離戦』も、いよいよ最終決戦に突入しました。福来・ハルト(ふっくら・h05800)の話では、『東京百鬼夜行』で集まった妖怪たちと一緒に東京全体を巡り、古妖の群れを一掃する作戦が展開されることになったそうです。
「古妖のなわばりは迷宮建築になっているから、速やかに……そして静かに潜入しないといけないんだけどね……!」
 野良スズメの彼はぴょんぴょんと羽ばたきを繰り返して、|百鬼夜行《デモクラシィ》の背景に混ざろうと必死ですが、何せ妖怪さんが多すぎるので埋もれてしまっています。
「だけど、正義の妖怪さん達は“お祭り騒ぎ”をするとパワーアップするから、皆には敵の奇襲を警戒しつつ大騒ぎして欲しいんだ!」
 三つ目の狗神さんの眼光におびえつつ、そんな風にハルトは言います。バランス感覚が求められそうですが、今回はそんな難題を(少しだけ)解決する方向で行くとのこと。
「それは……“隠れ鬼”だよ!」
 ルールはシンプルで、鬼側と隠れる側に分かれてのかくれんぼで、鬼に捕まれば負けとなります。これなら警戒しながら騒げるかもしれませんね。
「みんながどっちをやるかはお任せで……鬼役のひとは何人いてもいいけど、ちゃんと鬼のお面をつけてもらうからね!」
 はい、と手を上げる赤鬼さんは、既にお面をかぶってやる気満々のようです(顔がふたつあるみたいでややこしいです)
 古妖のなわばりは無数の鳥居が立ち並ぶ古い神社のようで、広さは程よい感じですが、奇妙建築特有のややこしさはありそうです。ながーい石段で鬼に見つかったりすると大変かもしれません。
 だけど、ここを住処にしている双子の鬼は悪戯好きだと聞きますから、こちらが楽しそうにしていると油断して、警戒もせず「僕たちも混ぜテ」とひょっこり現れるかもしれませんね。そんなこんなで最終決戦のどんちゃん騒ぎ――正義の妖怪さん達と楽しく行きましょう!

マスターより

柚烏
 大変ご無沙汰いたしております、柚烏と申します。久しぶりの依頼は√妖怪百鬼夜行での『紅涙流離戦』、1章のみの最終決戦シナリオとなります。リプレイはオープニングのような、ほのぼのした文体になりそうです。

●第1章について
「東京百鬼夜行」で集まった正義の妖怪たちと一緒に、「古妖のなわばり」に攻め込みます。なわばりは迷宮建築になっており、古妖から奇襲される恐れがありますが、隠れ鬼を楽しむことで有利になります(そのぶん戦闘にプレイングを割かなくても大丈夫になります)

●隠れ鬼
 正義の妖怪たちは「お祭り騒ぎ」でパワーアップするので、皆でかくれんぼをして進んでいきましょう。鬼側、隠れる側、どちらでも参加OKです(鬼の方はお面をつけてもらうのでプレイングに【鬼】とご記入ください)もし見つかっても鬼から逃げ切ればセーフです(ちなみに自首はできません)妖怪さんの中には隠れるのが下手な方、足が遅い鬼役もいて難易度はまちまちです。
 フィールドは古い神社の周辺で、無数の鳥居や長い石段、幾つかの社や鎮守の森などもあります。奇妙建築なので「こんな建物もありそう」というのがあればプレイングに記入してみてください。

●シナリオ参加について
 シナリオの内容に興味を持たれましたら自由にプレイングを書いてみてください。「こんなことをしたい!」というノリと勢いで参加して大丈夫です。

●合同プレイングについて
 ご一緒に行動したいPCさんがいらっしゃいましたら、【グループ名】もしくは、お相手の【名前】【ID】の記入をお願いします。

 何かありましたらマスターページやタグで連絡します。楽しんで参加すれば大丈夫なのでご新規さんでもお気軽にどうぞ。それではよろしくお願いします。
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マスターより・プレイング・フラグメントの詳細・成功度を閉じて「読み物モード」にします。
よろしいですか?

第1章 ボス戦 『双鬼子』


POW 遊べヤ 遊ベ
【鉞】による近接攻撃で1.5倍のダメージを与える。この攻撃が外れた場合、外れた地点から半径レベルm内は【禁則地】となり、自身以外の全員の行動成功率が半減する(これは累積しない)。
SPD 語りヤ 語リ
【人】を語ると、自身から半径レベルm内が、語りの内容を反映した【姿】に変わる。この中では自身が物語の主人公となり、攻撃は射程が届く限り全て必中となる。
WIZ 呪えヤ 呪エ
【女鬼の呪い】により、視界内の敵1体を「周辺にある最も殺傷力の高い物体」で攻撃し、ダメージと状態異常【悪夢障害】(18日間回避率低下/効果累積)を与える。
イラスト もりさわともひろ
√妖怪百鬼夜行 普通11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

不破・ふわり
【鬼】
お祭り騒ぎ。私もお祭りは大好きです。
妖怪の皆さまと一緒にめいっぱい楽しみます。

私は鬼です。
探すのも楽しくいきましょう。√能力も使ってしまいます。
風船。天使さまの翼になってもらえば、ふわふわ空を飛べるのです。

鬼のお面。天使さまの翼と一緒だとちょっと変かもしれません?
……お祭りは何でもありです。きっと大丈夫です。

空を飛べば長い石段だってへっちゃらです。
森の天辺だって見てこれます。
奇妙建築。森の天辺に隠れやすい社があったりしないでしょうか?

とっておきの作戦もあります。
見つけた妖怪さまに捕まった証として風船をお渡しするのです。
きっと風船が欲しくて出てくる妖怪さまもいると思います。
大勝利、です。
ルスラン・ドラグノフ
アドリブ・連携◎
【鬼】
隠れ鬼ね
むかし妹としたことがあるな
上手く隠れていたら妹が手当たり次第に燃やしてきたのがトラウマだったな
大丈夫
僕は見つからないからといって辺りを燃やしたりしませんので

さぁ見つけていきますよ!
ここは神社の宝物殿かな?
柱の影や箱の中とか隠れる場所は多そうだ
上手く隠れるのはいいけど物は壊さないようにね?

幸運と野生の勘で当たりをつけた箇所を探す
どこかな〜?
見つけた
隠れ鬼は見つかったあとの追いかけっこも醍醐味
だから相手に合わせて追いかけていこう
って早ぁ!
逃げるのが早い相手には空中ダッシュで捕まえにいこう
久しぶりにやったけれど
懐かしくて楽しいな
動きが素早い相手を捕まえるのは一苦労だけど

 ひとつ、ふたつ、みぃっつ――さやさやとした葉擦れの音に混ざって、少女の透き通った声が響いていきます。
 奇妙建築の入口の、古いしめ縄の張られた鳥居の前。両手で顔を隠して数をかぞえているのは、不破・ふわり(ふわふわり・h00647)でした。これから始まる隠れ鬼で、鬼役をやることになったふわり達に先駆けて、隠れる側の妖怪たちが次々に気配を消しながら、古妖のなわばりへ忍び込んでいきます。
「――……もういいかい、です?」
 じゅう、にじゅうと数を増やし、三十をかぞえたところでふわりは目を開けました。
 すると、まるで神隠しに遭ったみたいに辺りの|百鬼夜行《デモクラシィ》はかき消えていて、周りにいる他の鬼役たちも、楽しそうに追いかける準備を始めるのでした。
「さあ、妖怪の皆さまと一緒に、めいっぱい楽しむのです」
 鬼のお面を手にふわりがそう宣言すれば、周りにいた正義の妖怪たちも「おー」と拳を突き上げて鬨の声を上げます。そんな中、涼やかな月白色の髪に鬼面を飾ったルスラン・ドラグノフ(月白・h05808)は、かつての記憶を思い起こして遠い目をしました。
「隠れ鬼、ね。……むかし妹としたことがあるな」
 その時は隠れる側で、上手く隠れていたら妹さんが手当たり次第に燃やしてきたことがあったそうで、軽くトラウマになったそうです。山狩りにでも遭ったのでしょうか。
 しかし大丈夫、ルスランはそんな事をしないと決めているのです。隣で人魂さんが、何かを期待するように彼のほうを見ても、決して燃やしたりはしません。
「さぁ、見つけていきますよ!」
「はい。探すのも楽しくいきましょう」
 そう言って、顔を見合わせたふわりとルスランは、さっそく神社の奥に向かって進んでいくことにしました。ルートは幾つかあるようですが、長い石段を突っ切っていくのが最短のようです。そのまま登るのはけっこう大変なようですが――、
(翼でふわふわ空を飛べば、長い石段だってへっちゃらです)
 そこでふわりの背に、|風船《バルーン》でできた天使の翼が生まれました。
 鬼のお面をつけているのでちょっぴりミスマッチかもしれませんが、お祭りは何でもありなのできっと大丈夫でしょう。護霊の力でゆっくりと空に浮かんでいく少女は、そのまま隠れやすそうな場所の偵察を行い、仲間の鬼たちに報告していきます。
「あの森の天辺の外れ……丁度いいところに社がありますね」
「なるほど、宝物殿かな? 大事なものを隠していそうな感じですね」
 彼女の話を聞いたルスランが、勘を働かせて目星をつけます。さっそく駆けだして現場に向かいますが、後から続く鬼の赤鬼さん(ややこしいですね)は足が遅いらしく、石段を登るのでもたついています。お面のサイズが合っていなくて、前がよく見えていないのかもしれません。
 ――そうしている内に社の中に入ったふたりは、うっすらと感じる気配を元に妖怪さんを探し始めますが、隠れる場所が多くて骨が折れそうです。
「さぁ見つけていきますよ! まずは柱の影と、あとは箱の中……?」
 葛籠の中から顔を覗かせた化け猫さんは、隠れている内に眠くなったのか、ルスランに抱かれたままごろごろと喉を鳴らして大人しくしています。あと一、二人くらいはいそうなのですが、そこでふわりがとっておきの作戦を披露しました。
「見つけた妖怪さまに捕まった証として風船をお渡しするのです。そうすれば、きっと風船が欲しくて出てくる妖怪さまもいると思います」
 直後、その手にぱっと現れたバルーンめがけて、柱の影から新たな化け猫さんが姿を現しました。「ふしゃー!」と大興奮しているようですが、そこで隠れていたことを思い出したらしく、慌ててUターンします。
「見つけた……って早ぁ!」
 宝物殿を飛び出して、石段を駆け下りていく猫をルスランが追いかけます。見つけたあとの追いかけっこも、隠れ鬼の醍醐味ですよね。
 すばしっこい猫がターゲットなので、空中でのダッシュも駆使して接近すれば、ちょうど石段にいる赤鬼さんと挟み撃ちする形で追い詰めました(まだ登っていたようです)
「ねえ、僕らにも風船ちょうだイ」
 おや、いつの間にかそこに紛れ込んでいたのは、白い着物の双鬼子のようで――、
(あっ)
 手にした風船をふわりが渡そうとした瞬間、何と勢いのついた赤鬼さんがそのままタックルを食らわせていました。ぽふーんとどこかへ飛んでいくおにっこ達。
(ま、まぁ久しぶりにやったけれど……懐かしくて楽しいな)
 空の彼方に目を遣りつつも、二匹目の化け猫さんを確保したルスランは、そんな事を思ってひと息つくのでした。
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​ 大成功

花喰・小鳥
【兎鳥】

「張り切って隠れましょう!」

えいえいおーと音頭を取ればモーラットコミュたちが唐揚げ串を天に突き上げる

「兎比良さんどうかしましたか? 今回は盛り上がりが最重要です。照れている場合ではありません」

などと言いながら隠れるポイントを探します
モーラットたちは透明化して見えなくなりました、ずるくないですか? 唐揚げのよい匂いはしてますけどね

「自然に溶け込むのが最善でしょう」

ナマケモノに擬態して木に|ぶら下がっておきます《注目を集める》
逆に目立ってる? 兎比良さんを隠し通すための囮なんです
|影を滑るように《高速移動》追跡を振り切ります
その間もモーラットたちが『情報収集』をして鬼からの逃走に役立てます
瀬条・兎比良
【兎鳥】

照れていません、呆気に取られていただけです
隠れ鬼とは聞いていましたが、なぜそこまで気合が入っているんです

は?そのモーラット達も参加なさるんですか?
隠れるも何も食べ物の香りが、いえそもそもなぜ唐揚げを持ったまま……
……小鳥、貴方は何をしてるんですか

ツッコミが追いつきません
諦めて腹を括りましょう

遊び?いいえ、これは真剣な任務ですので全力で遂行します
警備で培った死角と動線を見極める逃亡阻止能力を逆に活用し
潜伏に適した場所で「消失と沈黙」を発動し身を潜めます

万が一発見された場合、能力は潔く解きます
規矩準縄機構でワイヤーを射出し、
木々や鳥居を縫うように渡って飛び移りながら小鳥と共に逃走しましょう

 ――さてさて。一方の隠れる側の皆さんはと言えば、こちらもお祭り騒ぎを楽しんでいるようでした。
「さぁ、隠れ鬼です。張り切って隠れましょう!」
 召喚した|偵察班《リーコン・スクワッド》を前に、えいえいおーと音頭を取るのは花喰・小鳥(ミグラトリス・シェルシューズ・h01076)で、隊員のモーラット・コミュ達も唐揚げ串を天に突き上げてもきゅもきゅ鳴いています。
「………………」
「おや、兎比良さんどうかしましたか?」
 と、そんな彼女たちの姿を、離れた場所から見つめるのは瀬条・兎比良(|善き歩行者《ベナンダンティ》・h01749)のようです。眼鏡のブリッジに手を押し当てた彼は、一体何から突っ込めばいいのかと真剣に考えている様子でしたが、小鳥のほうは真顔のまま、諭すように兎比良に語りかけます。
「今回は盛り上がりが最重要です。照れている場合ではありません」
「いえ。照れていません、呆気に取られていただけです」
 とりあえず、それだけは否定しておくことにして。なぜそこまで気合が入っているのかとか、そのモーラット達も参加するのかとか、兎比良の疑問は尽きないのでした。
 さて。気を取り直し、隠れるポイントを探して鎮守の森に分け入っていくと、透明化の能力を持つモーラットの姿はたちまち見えなくなります。ずるくないですか? というのは、主である小鳥の感想です。
「……と言いますか。隠れるも何も食べ物の香りが」
 ふよーんと辺りに漂うのは、神域には似つかわしくないジューシーな唐揚げの香り。そう言えば、モーラット達が唐揚げの串を持っていましたね。
「よい匂いですよね」
「いえ、匂いの良し悪しはさて置き、なぜ唐揚げを持ったまま……って、」
 呑気に返した小鳥に、兎比良がふと目を向けて――直後にそのまま固まります。
「……小鳥、貴方は何をしてるんですか」
 近くにそびえる大きな木。いつの間にかその枝に、ナマケモノに擬態した(らしい)小鳥がぶら下がっていました。
「自然に溶け込むのが最善でしょう」
「逆に目立っていると思うのですが。……その、最初は死体がぶら下がっているのかと」
「いえいえ。むしろこれは、兎比良さんを隠し通すための囮なんです」
 ぶらーんぶらーんと枝に掴まって揺れている小鳥に、兎比良のツッコミが追いつきません。そうしている間にも、周囲には唐揚げのいい匂いが充満していき――|ぶら下がる《注目を集める》小鳥を狙って、殺気立ったにわとりみたいな妖怪さんが突っ込んできました。鬼のお面をつけていますが、鶏肉の恨みを晴らしにきたような勢いを感じさせます。
「――では、諦めて腹を括りましょうか」
 そこで、影を滑るように枝から飛び降りた小鳥を、兎比良が片手で抱えると。
 そのまま義肢に仕込んだ|規矩準縄機構《マクガフィン》からワイヤーを射出し、離れたところにある木の枝へ向かって一気に飛び移ります。
「遊び? いいえ、これは真剣な任務ですので――全力で遂行します」
 こけー! と木にぶつかって目を回している妖怪さんの頭上で、さらにふたりは遠くの木へと跳躍――ざわざわと森が騒いだのも一瞬で、あとは何ごともなかったかのように静寂が戻ってきたのでした。
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​ 大成功

常磐・兼成
お祭り騒ぎだ…!
隠れ鬼をすれば良いんだっけ?
警戒しながら騒げるとしたら隠れる側に回ろっかな

古妖のなわばりは鳥居が立ち並ぶ古い神社かぁ
イイねぇ、奇妙建築特有のややこしさに
社や鎮守の森の中は散策する甲斐もありそうで
ちゃんと隠れ場所を探すのも得意だよ、っと

大体の生きものは自分の目線の高さに重点を置くから
其れより高い場所だったり
低すぎる物はあんまり見ないんだよなぁ
目立つ社に隠れ場所が多ければ
近くの藪の中までは探そうとしないとかねぇ
まぁ念には念を入れといて
探しモノしてそうな鬼役の気配を感じたら
ひと気の無さそうな方向に
音立てないよう逃げ隠れしつつ
こうしてると童心にでも還れそうだよなぁ

アドリブ歓迎
ゾーイ・コールドムーン
【鬼】
隠れ鬼か……名称を聞いた事はあるよ。隠れている子たちを探して追いかければ良いのかい?
折角の機会だ、沢山楽しもうか

おれは森を重点的に探そうかな
喚び出した使い魔たちを散開させて、視界を共有しながら歩き回るよ
木の上に木陰に草むらの中、色々な所をこっそり覗き見れるね。誰か隠れていたならそっちへ向かおう、逃走ルートも使い魔の視界で把握し易くて助かる

これはズルではなく、土地勘が無い分のハンデだと思って欲しいな。それに、捕まえるのに全力を尽くすのが鬼の楽しみ方だろう?
土地に慣れていない分、逃げ道の少ない方向に追い立てて捕まえる方針で追いかける
これはこれで、追われる側もスリルがあって楽しいんじゃないかな
ココ・ロロ
【鬼】
あそんでるですか?あそんでますね!
ココもいっしょにあそぶ~!

おめんかっこいいだから
ココがオニさん!
森のともだちをよんでみんなでさがすのです
ようかいさんみつけたら
あぶないやもだからココにおしえてくださいね
ふふふ、つかまえちゃうぞ~!がお~!

きっとどうぶつさんみたいなようかいさんは
くらくてせまいところにいそうなのです
木のあなのなかとかくさのなかとか
ココたちはちいさいだから
たてもののしただってさがせちゃうのです

あ!にげちゃいました
でもでも~…おいかけっこならココまけない!
ダッシュでおいかけちゃいますよ!
まてまて~!
ふふん、ココはそらもとべちゃいますからね
そらへにげてもだめなのです
つ~かまえた!

 百鬼夜行のお祭り騒ぎはひそやかに――時おり激しい逃走劇を交えつつ続きます。
 捕まった妖怪さん達は結構な数になっており、今は隠れている仲間を応援したり、あるいは寝返って鬼に情報をリークしたりと、思い思いに隠れ鬼を楽しんでいるようでした。
(イイねぇ、お祭り騒ぎ……! 散策する甲斐もあるってもんだ)
 そんな中、上手い具合に隠れ続けているのが常磐・兼成(酒侵讃歌・h10142)でした。奇妙建築特有のややこしさを利用して、鳥居の隙間から井戸の中に入ったり。かと思えば並んだ末社のひとつが、そっくりな別の神社に続いているのを発見したりして、フィールドを把握しつつ鬼たちの追跡を振り切ります。
「勿論、水分補給は忘れずに……っと」
 軽く周囲を一回りして、彼らを撒いた兼成が広場に戻ってくれば、一部の妖怪たちが酒盛りを始めていました。兄ちゃん頑張ってるな、まぁ一杯、なんてお酒を差し出す河童さんに笑顔で頷き、一気にぐい呑みを煽る兼成。
「「「おおー!」」」
 その豪快な飲みっぷりに、周囲から歓声があがります。さて、騒ぎを聞きつけた鬼たちがやって来る前に、ふたたび隠れるとしましょう。
(大体の生きものは、自分の目線の高さに重点を置くから……其れ以外かな)
 目線より高い場所、あるいは低すぎる物が狙い目かな、と兼成が考えを巡らせていると、そこで辺りを飛び交う「何か」の存在に気づきました。
「……えぇ、それってちょっとズルくない?」
 翼持つ眼球の群れ――√能力によって生み出された使い魔でしょうか。
 兼成がフードを被り身をひるがえした瞬間、近くの鳥居からすっと、不思議な雰囲気を纏った青年が姿を現します。
「否、これはズルではなく、土地勘が無い分のハンデだと思って欲しいな」
 眩い黄金を思わせる髪と瞳。性別のはっきりしない、ひととは違う存在。
 生ける災厄である、ゾーイ・コールドムーン(黄金の災厄・h01339)はそう言って柔和に微笑むと、頭に乗せた鬼の面をトントンと指で叩きます。
「それに――、捕まえるのに全力を尽くすのが鬼の楽しみ方だろう?」
 その答えに兼成が、陽気に笑って頷くと――直後に彼は、ぱっと森の奥へ向かって駆け出しました。わっと辺りがどよめき、そこで騒ぎを聞きつけた新たな挑戦者が現れます。
「わっ、あそんでるですか? あそんでますね! ココもいっしょにあそぶ~!」
 ふわふわ黒い毛のココ・ロロ(よだまり・h09066)が、背中の羽をぱたぱたさせてゾーイの使い魔たちに混ざりました。
 そう、おめんが格好良いので、ココも鬼役になることにしたのです。節分の鬼のような、こわいけどちょっぴり愛嬌のあるお面をつけてみると、何だか強くなった気がして勇気が湧いてきます。
「隠れている子たちを探して、追いかければ良い……のだそうだよ」
「ふむふむ、だったらみんなでさがしたほうがいいですね!」
 ちなみにゾーイのほうは般若のお面で、こちらも悪人を華麗に成敗しそうで格好いいです――とそれはさておき。現れた森の友達に、ココが一緒に探してくれるようお願いをすると、さっそく仲良しネズミ達が茂みの中へと飛び込んでいきました。
「あっ……もしみつけたら、あぶないやもだからココにおしえてくださいね」
 そうして木の上には小鳥さん達が、物陰にはすばしっこいリスさんが。もちろんココだって小柄な体を上手く使い、縁の下にだって潜り込んで探すのです。
「……なるほど。不自然な場所にある像、だね」
 と、使い魔の報告を聞いたゾーイが現場に急行すれば、森の奥に狛犬の像がぽつんと置かれていました。じぃっと観察していると、像がぷるぷる震えてきます。そうしておもむろに後ろを向くと、口を開けてマーライオンのようにお酒を吐き出しました。
「これは、このまま確保でいいのかな?」
 二日酔いが抜けていなかったらしい狛犬さんの背をさすりながら、ゾーイが首を傾げます。大変お見苦しいところを見せてしまい失礼しました、と平謝りの狛犬さんです。
 ――そうこうしている内に、隠れ鬼もいよいよクライマックスになりました。
 やはり手ごわいのは、地の利を活かして立ち回る兼成でしょうか。こうなれば数の多さを武器に、逃げ道の少ない方へ追い立てて捕まえる方針で行こうかと、ゾーイとココが勝負に出ます。
「ふふふ、つかまえちゃうぞ~! がお~!」
 使い魔と動物たちがタッグを組んで、いつしか舞台はひと気のない森の奥に。そこには枯れてしまったご神木が、ひっそりと地面に横たわっていたのです。
 ココが這って進んでみると、中には息をひそめて隠れていた鬼双子が。あッ、と声をあげたおにっこは呪いを放って逃げようとしますが、いつしか辺りに降り出していた雨が古妖の抵抗力を奪っていきます。
「もういいかい……なんてねぇ?」
 そっと藪の陰から姿を現したのは、|四維式・艮《ウシトラ》で雲海を放った兼成で。
 その近くには「|邪眼《バスカニア》」でじわじわとダメージを与えるゾーイも、さらにお祭り騒ぎでパワーアップした妖怪さん達までもが続々と集まってきました。
「あ!」
 すっかり囲まれてしまった鬼双子ですが、それでも無理やり逃げようと駆け出します。でもでも、追いかけっこならココだって負けてはいないのです。
「まてまて~! そらへにげてもだめなのです!」
 宙に浮かぶおにっこ達の元へ、翼を広げたココが追いつきます。
「つ~かまえた!」
 ちっちゃな手で着物にタッチ、そこで封印の力が発動して、古妖の姿が雨に溶けるように消えていきました。その最後、「あーあ、つかまっちゃっタ」なんて残念そうな――それでも楽しそうな声が聞こえてきた気がして、そっと兼成は口元を緩めます。
(……こうしてると、童心にでも還ったみたいだなぁ)
 ずっと隠れていたはずなのに、最後に鬼をつかまえたのもまぁ良しで。お祭り騒ぎの余韻に浸りつつ、そんなことを思った彼なのでした。
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​ 大成功

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