シナリオ

⑦Eden's Kitchen~至高の卵料理~

#√ウォーゾーン #ゾディアック継承戦争 #ゾディアック継承戦争⑦

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⚔️王劍戦争:ゾディアック継承戦争

これは1章構成の戦争シナリオです。シナリオ毎の「プレイングボーナス」を満たすと、判定が有利になります!
現在の戦況はこちらのページをチェック!
(毎日16時更新)

●ハンプティ襲来
 博多祇園山笠。舁き山笠と呼ばれる神輿を男たちが担いで街中を駆け回る、伝統的な祭礼である。十全機関七席『サマータイム・モルガーナ』は、そのメイン会場である櫛田神社に、とんでもない戦闘機械群を送り込んだ。
「それじゃあこの場所はよろしくね、ハンプティさん」
 彼女は他のハンプティを引き入れに、さっさとその場から離れてしまう。
 食べ物系の屋台が並ぶ通りを任されたハンプティたちは、やる気に満ちた様子でハンドミキサーを高速回転させた。
「こんにちは、卵さん! あなたはどんな卵料理になりたいですか?」
 彼らは祭りを楽しみに来た一般人を『卵』として扱い、|調理《殺戮》しようとしている。

●卵料理を作ろう
「なんでもかんでも卵判定して調理してしまうなんて、見境が無さすぎます。食材はきちんと見極めてこそ。そのへんの生物を雑に捕まえて調理するなんて、絶対に美味しくありません」
 |泉下・洸《せんか・ひろ》(片道切符・h01617)は、全自動卵調理機『ハンプティ』のやり方が気に入らないらしい。若干ズレているが、気にしてはいけない。
「彼らは全自動卵調理機『ハンプティ』。突如として暴走し、殺戮マシンと化した家庭用ロボットです。あらゆる生命体を『卵である』と誤認し、各種の器具を用いて"調理"を行おうとしてきます。皆様にはこの機械を倒していただきたい」
 そこでひとつ提案が、と洸は続ける。机の上には、なぜか野外調理用の道具と卵を始めとした食材がズラリと並べられていた。
「皆様には卵料理を作っていただきたいのです!」
 意味不明だと思うだろうか。これにはちゃんとした理由があるのだ!
「生物を卵に誤認するということは、皆様のことも卵であると誤認するということ。つまり、卵料理を作る皆様の姿を見た場合、『卵が卵料理を作っている』と認識するはずです」
 それは何を意味するか? 洸はどこか楽しそうに話を続ける。
「間違いなく混乱するでしょう。注意を引き付けて一般人を守れますし、混乱によって生じた隙を突いて有利に立てます」
 万が一、料理に失敗して焦がしたり、卵料理に見えない謎のダークマターが生成されても安心してほしい。それはそれで卵を粗末にしたことでハンプティの怒りを買い、積極的に襲いに来てくれることだろう。ヘイトを集めて一般人を守る! EDENらしい戦い方ではないか!

マスターより

鏡水面
 こんにちは、鏡水面です。戦争がはじまりましたね。
 そういうわけで皆様、卵料理を作ってください。

 プレイングボーナス/ハンプティによる殺戮を阻止する(つまり卵料理を作る)
 ※卵料理はこのシナリオでの評価基準です。他のシナリオでも同様の評価になるとは限りません。

 野外調理用の道具で卵料理を作り、ハンプティの気を引いてください。彼らが一般人から離れた所を攻撃して倒しましょう。
 プレイング内容は卵料理プレ+戦闘プレが安定かと思います。忙しいですね。
 同行者様がいる場合は、連携プレイで料理担当・戦闘担当と分けるのも面白いかもしれませんね。
 
 ※このOPが公開された時点から、プレイング受付を開始しています。
 ※今回は受付期間が短いです。7/12/08:30までにシナリオ達成に必要な人数が揃った場合、7/12中にシナリオ達成分のリプレイを更新予定です。(ここが実質的な締切になります)
 具体的な更新時間は未定ですが、見通しが立ち次第、一言雑談にお知らせします。

 その他詳細については、OPの説明をご確認ください。
 ここまで読んでいただきありがとうございます。それでは、皆様のご参加をお待ちしております!
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第1章 集団戦 『全自動卵調理機『ハンプティ』』


POW オーバーハード
命中する限り「【灼熱のホットプレート、鋭利な鋼製ターナー】による攻撃→技能攻撃→[灼熱のホットプレート、鋭利な鋼製ターナー]攻撃→技能攻撃」を何度でも繰り返せる。技能攻撃の成功率は技能レベルに依存し、同じ技能は一度しか使えない。
SPD ポーチドエッグ
【レードルの殴打】による牽制、【複数体の組み付き】による捕縛、【熱湯の一斉放水】による強撃の連続攻撃を与える。
WIZ スイスメレンゲ
【過負荷状態となり、高温の水蒸気噴流】を纏う。自身の移動速度が3倍になり、装甲を貫通する威力2倍の近接攻撃「【超速回転ハンドミキサー】」が使用可能になる。
イラスト ひろん
√ウォーゾーン 普通11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ゼロ・ロストブルー
アドリブ連携アレンジ歓迎
(出張中に√迷い込み)

…卵?はは、とんでもないことになったな…協力できそうだし、俺も料理を作らせてもらうよ。

と、言ったが…思えば俺の料理は男所帯の大皿料理だったな。おいしければいい、か。
キャベツとモヤシと豚バラを炒めて、鶏ガラスープと醤油…卵入れてかき混ぜたら出来上がり。味が足りないなら麺つゆなりかけて食べてくれ。
後はゆで卵潰してツナ缶とマヨネーズと塩コショウいれて…パンに乗せて、よし。チーズ乗せて焼いてもいいぞ。

混乱か怒りを引き起こせたら…はは、おいしい料理はいいがちゃんと食材は見定めるんだぞ。敵の攻撃を見切ったら、そのまま脳天へ双斧を振り下ろすよ(重量攻撃+鎧砕き)

●ゼロ'sキッチン
 出張で博多に来ていたゼロ・ロストブルー(消え逝く世界の想いを抱え・h00991)は、櫛田神社の屋台通りに迷い込んだ。
「卵型のロボット? どうやら大変な状況のようだな」
 近くにいたEDENから事情を聞き、卵料理を作る必要があると知る。
「……卵? はは、とんでもないことになったな……協力できそうだし、俺も料理を作らせてもらうよ」
 とは言ったものの、ゼロの料理は男所帯の大皿料理。卵料理と言って良いか少し迷うが、卵は使うし問題ないだろう。
「……まあ、おいしければいい、か。素材の持ち味を生かそう。少し借りるよ」
 道具と食材を借りて調理開始だ。
「まずは野菜から。キャベツとモヤシを食べやすいサイズに切る」
 慣れた手つきでトントンと切っていく。切り終えたら、豚バラと一緒にフライパンへ投入だ。
「次は、豚バラと一緒にフライパンで炒める。鶏ガラスープと醤油を入れるのも忘れずにな」
 じゅうじゅう、しゅうしゅう。
 肉と野菜の焼ける音と共に香ばしい匂いが漂う。火が通ったところで、ゼロは卵を手に取った。
「仕上げは卵を入れて、掻き混ぜたら出来上がりだ」
 ゼロ特製『野菜と豚バラの卵炒め』の完成だ。
「味が足りないなら麺つゆなりかけて食べてくれ。後はゆで卵を潰してツナ缶とマヨネーズと塩コショウもいれて……パンに乗せて、よし。チーズ乗せて焼いてもいいぞ」
 贅沢に卵を使う様子に、ハンプティたちは視覚センサーを赤く点滅させた。
「卵さんが、卵料理を作っています……? 卵さんなのに?」
「卵さんが卵さんを料理するなんて。料理するのはわたし達です!」
 混乱しながら襲い来るハンプティたち。
 ゼロはハンドミキサーを見切り、青刃の双斧を敵の脳天に振り下ろした。
「ふぎゃっ!?」
 重い衝撃がハンプティの頭を砕く。
「はは、おいしい料理はいいがちゃんと食材は見定めるんだぞ」
 お騒がせなロボットたちに、ゼロは困ったような笑みを浮かべるのであった。
🔵​🔵​🔵​ 大成功

シャルロット・メルロット・エーデルワイス
※アドリブ連携お任せ
「卵で機械生命体。となればワタシたちが行かねば」
「そ、そうですね、わたしが、倒さなきゃです」

「「二人でひとつの|ワタシ《わたし》。さあ、あなたも割ってみましょうか」」
双子が作るのはプリン。卵を溶いて、砂糖を入れて、ミルクを入れて。濾したらあとはレンジでチン。
時間が経つまで二人で鐘を鳴らしましょう。躍る様に、手を繋いで。
奴から|ワタシ《わたし》はどう見えるでしょう、二黄卵? ならば尚更混乱するでしょうか?

……さて頃合い。負荷が掛かって頭が茹れば儲けもの。鳴らし続けた鐘はドローンの操作機器、天より降らすは黄金の嵐。卵型の光弾を間断なく打ち下ろして、民間人と敵を分断しましょうか。

●双子のたまご
 卵型の戦闘機械群。その存在は、双子の少女たち――シャルロット・メルロット・エーデルワイス(二律一体・h09326)の使命感を刺激する。
「卵で機械生命体。となればワタシたちが行かねば」
「そ、そうですね、わたしが、倒さなきゃです」
 少女たちは櫛田神社に足を踏み入れた。調理の準備はバッチリだ。
「「二人でひとつの|ワタシ《わたし》。さあ、あなたも割ってみましょうか」」
 彼女達が作るのは卵料理の定番『プリン』。姉妹は、交互に工程を口遊む。
「卵を溶いて」
「砂糖を、入れて」
「ミルクを入れて」
「濾したら、あとは、レンジでチン」
 電子レンジについては、屋台で使われている大型発電機を利用して電力を確保した。
 レンジの中でプリンの器がくるくる回る。
 焼き上がりを待ちながら、時間が経つまで鐘を鳴らす。躍る様に、手を繋いで。
「「奴から|ワタシ《わたし》はどう見えるでしょう、二黄卵? ならば尚更混乱するでしょうか?」」
 二人の言葉はシンクロする。同じ仕草でハンプティたちを見やれば、彼らは視覚センサーを小刻みに震わせていた。
「二つの卵さんが、おどりながら卵料理を作っています……?」
「夢です、わたし達は夢を見ているのです!」
 機械だって、きっと夢を見る。だが、彼らの見ている景色は夢でなく現実だ。
「……さて頃合い」
 シャルロットが呟くと共に、メルロットが頷く。
「混乱しているよう、ですね」
 負荷が掛かって茹で上がった頭に、アツアツの卵を降らせる時だ。
 鳴らし続けた鐘はドローンの操作機器である。シャルロットのT:DAMとメルロットのT:DEEは共鳴し、天より黄金の嵐を降らす。
「「座標固定。鐘を鳴らしましょう」」
 |EGG:KONOCK-burnt fried-《エッグノック・バーンフィード》を展開。卵型の光弾は敵の進路を塞ぎ、彼らのボディを撃ち砕く。
「分断完了。民間人の安全は確保できました」
「はい。綺麗に、割れました」
 姉妹は互いの片手を軽やかに打ち合わせた。
🔵​🔵​🔵​ 大成功

紬・レン
…目には目を、卵には卵を、的な?
しかし、物騒な機械がいるもんだ。俺の料理で気が引ければいいんだが

通りの目立つ所で野外調理用道具を準備し、シンプルに目玉焼きを。それと個人的な好みでベーコンエッグも作っちゃおう
卵料理くらいなら普段からよく作るしお手のものさ
…あー、良い匂い。お腹空いてきた…と思いながらもハンプティ達を注視しておく
もし近くに一般人がいたらここから離れるよう伝える。ごめんな…!美味しい匂いを漂わせて…!

敵が混乱したら好機。霊剣"花霞"を抜き、√能力で一気に殲滅にかかる
水蒸気噴流を纏う個体から優先で剣を振り、接近されるより先に仕留める勢いで
野外調理の仕上げは、綺麗にスライス調理って訳さ!

●卵料理と舞う花
 軽めのフライパンにカセットコンロ、卵とベーコンも持ち込んで、|紬・レン《つむぎ・れん》(骨董品店「つむぎや」看板店主・h06148)は櫛田神社の屋台通りに足を運んだ。
「……目には目を、卵には卵を、的な? しかし、物騒な機械がいるもんだ。俺の料理で気が引ければいいんだが」
 ハンプティからよく見えるよう、通りの中央を陣取って調理開始。フライパンに油を引いて、カセットコンロに火を点ける。卵をフライパンの端で割り、ぱかんと中に落とした。
「よし、上手く割れた。卵料理くらいなら普段からよく作るしお手のものさ」
 最初に作るのはシンプルに目玉焼きだ。綺麗に焼き上がったら、お次はベーコンエッグ。まろやかな卵にベーコンの旨みがよく合う一品だ。
 じゅうじゅうと肉の焼ける音がする。
(……あー、良い匂い。お腹空いてきた……さて、ハンプティ達の様子は……)
 ハンプティ達を注視しつつ、ふらりと近付く別の気配に気付いた。小さな子供がレンに寄ってくる。
「おいしそうー」
「ごめんな……! 美味しい匂いを漂わせて……! ここは危ないから離れてくれ。えっと、あそこにいる赤い目の白い卵さんは、近付くと襲ってくる怖い卵さんだから」
 子供をその場から離れさせて、レンはホッと息をついた。一方で、ハンプティは目前の光景に混乱中だ。
「卵さんが卵さんを焼いています! 意味がわかりません!」
 レンは霊剣"|花霞《はながすみ》"を抜く。
「意味がわからないのはお前達の方だ」
 誤認だか何だか知らないが、人を殺そうとするなら放ってはおけない。混乱している今が好機と、|風花繚斬《フウカリョウザン》を発動した。
「穢れ無き花、清浄なる風───無数の敵を斬り祓え」
 水蒸気噴流を纏う個体を狙い剣を振るう。花吹雪と吹き荒ぶ風が、敵を寄せ付けない。
「た、卵さんに近付けません~!」
 切り刻まれるハンプティに、レンは高らかに言い放った。
「野外調理の仕上げは、綺麗にスライス調理って訳さ!」
🔵​🔵​🔵​ 大成功

絡見・御影
……料理。

……繰り神様、料理した事ありますか? ありませんよね。神様ですもんね。

俺もです(顔には出ないが冷や汗が止まらない)

それでこれを使って料理をして、ハンプティを混乱させろと……?

無理だ(絶望)

だが、人々が調理されるのを放っておく訳にはいかない。何とかやってみるか。とりあえず簡単そうな目玉焼きだけでm

あっ(火加減を間違える)
繰り神様?! 好奇心のままに調味料を入れないでくださあっっっ

>黒焦げの何か完成<

……ヘイト、溜まるだろうな……だが、俺が傷ついたら【繰り神の腕】でハンプティを糸に引っ掛けたりしていればどうにかなると思うので……一般人の逃げる隙くらいにはなるだろう……すまない、卵……

●初めての料理
 |絡見・御影《からみ・みかげ》(神様の人形・h13191)は試練に直面していた。
「……料理」
 ぽつりと呟く、その言葉が重い。
「……繰り神様、料理した事ありますか?」
 傍に寄り添う繰り神が、巨大な手を左右に揺らす。
「ありませんよね。神様ですもんね」
 御影は深く息を吸い込んで、ゆっくりと吐き出す。
「俺もです」
 深呼吸しても、冷や汗が止まらない。顔に出ないことだけが救いか。
 手が震える。借りてきた道具と食材が、手元の袋で一緒に揺れた。
「それでこれを使って料理をして、ハンプティを混乱させろと……?」
 ――無理だ。
 御影は始める前から絶望した。
 だが、人々が調理されるのを放っておく訳にはいかない。
 覚悟を決め、カセットコンロにフライパンをのせる。卵を割って落とせば、殻の欠片も一緒に落ちた。
「何とかやってみるか。とりあえず簡単そうな目玉焼きだけでm」
 そんなつもりはなかったのに、気付けば強火でゴーファイヤー!
「あっ」
 時すでに遅し。おまけに繰り神が追い討ちをかける。
「繰り神様?! 好奇心のままに調味料を入れないでくださあっっっ」
 繰り神は大量の砂糖を燃え上がる卵に振りかけた。
 砂糖は焦げやすい。瞬く間に黒焦げの何かが誕生する。
「わぁ……卵の面影が1ミリもない……」
 生成されたダークマターに、ハンプティたちも悲鳴を上げた。
「卵さんが卵さんを台無しにしています!」
「許せません! 食材を無駄にするなんて!」
 高温の水蒸気を噴き上げながら彼らは迫る。
「やっぱりすごく怒ってる……」
 怒りのハンドミキサーを受け止める御影。傷付く度、|繰り神の腕《クリカミノカイナ》が増えてゆく。神力を纏う糸がハンプティの腕を絡め取った。糸は敵の腕を締め上げ、逆方向に捻じ曲げる。
「調理機能を損傷、卵さんを調理できません……!」
 卵は犠牲になったが、これで人々は救えるだろう。
「……すまない、卵……」
 卵だったモノを見つめ、御影は謝罪を口にするのであった。
🔵​🔵​🔵​ 大成功

黒木・摩那
あらゆる生命体を卵と認定して卵料理を作るとか、バグにしてもとんでもないですね。
もう卵調理機としては壊れているんじゃないですかね?
だから、殺戮兵器として利用されてはたまったものではありません。

卵料理を作れば混乱するということですから、ここは腕の見せ所。
まずはお手軽にゆで卵から初めて、目玉焼き玉子焼き、お好み焼き。フライも卵料理扱いかな?
玉子は食材の基本ですから、いくらでも料理レシピはでてきますね。

野外調理用の道具でも料理はできますが、ここはちゃんとした道具を使わせてもらいましょう。
√【饗宴領域】を発動してキッチンを登場させます。
射程内当て放題なので、、ヨーヨーも使ってハンプティを片付けます。

●バトルキッチン
 |黒木・摩那《くろき まな》(異世界猟兵『ミステル・ノワール』・h02365)は、暴走するハンプティを観察する。
 ご家庭の頼もしい味方になるはずだった卵調理器の末路がこれか。
「あらゆる生命体を卵と認定して卵料理を作るとか、バグにしてもとんでもないですね。もう卵調理機としては壊れているんじゃないですかね?」
 本来の機能を致命的に損なっている。その上、殺戮兵器として利用されてはたまったものではない。
「ともあれ、卵料理を作れば混乱するということですから、ここは腕の見せ所。私の卵料理フルコースを見て行ってください」
 摩那は今後のお料理プランを語り始めた。
「まずはお手軽にゆで卵から始めて、目玉焼き玉子焼き、お好み焼き。フライも卵料理扱いかな? 玉子は食材の基本ですから、いくらでも料理レシピはでてきますね」
 調理レシピを語れば、摩那を取り巻く環境が調理器具完備のキッチン空間に変わる。
 |饗宴領域《アレ・キュイジーヌ》――世界の食を堪能する者として、屋外でも本格的なキッチンを使いたい。
「野外調理用の道具でも料理はできますが、ここはちゃんとした道具を使わせてもらいましょう」
 使用する卵は、北海道の大自然でのびのびと育った鶏の卵だ。
「さあ、お料理始めましょう!」
 鍋に卵を入れて茹で始めつつ、別のコンロではフライパンで目玉焼きを作り始める。さらに別のコンロでは、卵焼き器を用いて玉子焼きを調理中だ。ボウルには薄力粉と卵を入れて混ぜ合わせ、豚肉、キャベツ、塩コショウも投入。
 お好み焼きを鉄板で焼き、ついでに揚げ物鍋で豚カツも作る……キッチンはまるで戦場だ。
「卵さんが大量の卵さんを一人で……!?」
 ハンプティ達が息を呑む。飲食店のワンオペ営業を思わせる光景だが、摩那は余裕の表情だ。
「料理は得意なんですよ」
 超可変ヨーヨー『エクリプス』を放つ。驚いて動けない敵の頭を、質量を増したヨーヨーが鉄球の如く打ち砕いた。
🔵​🔵​🔵​ 大成功

折木・龍也
卵料理ねえ
凝ったもんは専門家に任せるとして、オジサンは腹に溜まるやつでいこう
少し厚めの、ちょっといいベーコンをフライパンで焼く
脂が出て、表面がこんがりしてきたところへ卵を二つ
白身の縁はカリッと、黄身は半熟に仕上げる
炊きたての飯へまとめて乗せ、醤油をひと回し
仕上げに黒胡椒
「腹が減ってる時はこういうのでいいんだよ、むしろこれが至高」
ベーコンエッグ丼を掲げ、ハンプティの注意をこちらへ引きつける
「卵が卵料理を作ってるように見える?俺に聞くなよ」

一般人から十分に離れたところで、WZを決戦モードで起動
狙撃銃で撃ち抜き、逃げる個体は体当たりでまとめて転がす
「悪いな。黄身が固まる前に片付けさせてもらうぜ」

●王道
 卵料理には複雑な物から簡単な物まで、様々なレシピが存在する。
「卵料理ねえ。凝ったもんは専門家に任せるとして、オジサンは腹に溜まるやつでいこう」
 |折木・龍也《おれき.たつや》(|伏龍《Quiet Fuse》・h13162)は、少し厚めのベーコンをフライパンで焼き始めた。
 いつもより少しだけ奮発した、ちょっといいベーコンだ。じゅうじゅうと、肉の焼ける音が心地よい。
「いい香りだ」
 脂が出て、表面がこんがりしてきたところで卵を二つ。
「白身の縁はカリッと、黄身は半熟に仕上げるのがポイントだな。……よし、そろそろいいだろう」
 飯盒で炊いた米を、どんぶりにこんもりと盛り付ける。
 そこに焼き立てのベーコンエッグをまとめてのせれば、ほわっと湯気が漂った。
「飯がベーコンの旨みと卵の味わいを受け止める。そこに醤油をひと回し、仕上げに黒胡椒をふれば……」
 完成だ。ハンプティの注意を引き付けるように、ベーコンエッグ丼を高く掲げる。
「腹が減ってる時はこういうのでいいんだよ、むしろこれが至高」
「こ、これは……! 早くて美味い、忙しい人の強い味方! ベーコンエッグ丼!」
「卵さん自らこの黄金メニューを作り出してしまうなんて……!?」
 ハンプティは視覚センサーをカッ! と強く光らせた。
「卵が卵料理を作ってるように見える? 俺に聞くなよ。というか、やたら興奮してないか?」
「そのベーコンエッグ丼にあなたを追加して、さらなるマシマシエッグ丼を作るのです!」
 敵群が押し寄せる。今が好機と、龍也はプロジェクトカリギュラを起動した。
 『ユーサネイジア』を決戦モードに変形し、|狙撃銃《Last Call》の照準を迫る敵に合わせる。
「本物の卵ならアリなんだがな」
 空気を鋭く裂きながら銃弾は飛び、ハンプティの装甲を砕く。
「ギャアッ!?」
「悪いな。黄身が固まる前に片付けさせてもらうぜ」
 逃げようとする個体は体当たりで転がしながらも、丼がこぼれないよう気を遣う。
 食べ物は粗末にしない主義なのだ。
🔵​🔵​🔵​ 大成功

斯波・紫遠
アドリブ共闘大歓迎

たまごがたまごを調理する…共食い?

とりあえず卵料理を作ったらいいの?
…調理台あるの面白すぎるでしょ
今日の夕飯にするつもりでズボラカニ玉にしよう
たまご割って、カニカマ割いたのまぜる
味付けは白だしとみりんちょっと、後は焼くだけ
たまごに味付けとくと餡を作らなくていいからオススメ
ちょっと濃い目に作るとつまみにもなるよ

ハンプティは機械だからアリスさんの独壇場なんだけど…(ハッキング、ジャミング、煙雨での射撃)
作ってる間相手してくれてたんだ、ありがとう
ん?なに、アリスさん。その√能力僕知らないよ!?

わ、わー…アリスさんつよーい
(爆発を眺めながらカニ玉をタッパーにつめる)

●秘技
 √EDENの危機であることは間違いないはずなのに、まさか料理を作る事になろうとは。|斯波・紫遠《し ば・しおん》(くゆる・h03007)は、奇妙な事態に首を傾げる。
「たまごがたまごを調理する……共食い?」
『実際は共食いなど発生していませんし、おかしな話ですね』
 アシスタントAIのIrisは興味なさげだ。
「とりあえず卵料理を作ったらいいの? ……調理台あるの面白すぎるでしょ」
 他のEDENが使った調理台が、そのまま放置してある。撤去する暇がなかったか、他の仲間用に残しておいたか。
「ちょうどいい。今日の夕飯にするつもりでズボラカニ玉にしよう」
 材料は貰ってきた。卵、カニカマ、あとは各種調味料も揃っている。
 まずはカニカマを手でほぐしてボウルに投入した。お次に卵を割り同じく投入、ヘラで掻き混ぜる。
「味付けは白だしとみりんをちょっと。……これでよし、あとは焼くだけだね」
『料理が出来上がるまでの待機時間を有効活用しましょう。敵は既に混乱していますから、先に戦闘を開始しています』
「たまごに味付けとくと餡を作らなくていいからオススメ。ちょっと濃い目に作るとつまみにもなるよ……って、アリスさん!?」
 |code:fūrtum《コードフールトゥム》が展開された。ウィルスが仕込まれたレーザーの雨が、ハンプティに容赦なく降り注ぐ。
「ギャーッ!?」
 敵は|analysis《Iris》の超高性能なハッキング、ジャミング能力に為す術もない。
「作ってる間相手してくれるのは嬉しいけど、その√能力僕知らないよ!?」
『もっと感謝してくださっても良いのですよ』
「わ、わー……アリスさんつよーい……ありがとう、ありが、とう……?」
 さすが、象が踏んでも大丈夫なだけある。いや、それは関係ないか。爆発するハンプティを眺めながら、紫遠はタッパーにカニ玉を詰めるのであった。とりあえず√能力なので、きっと紫遠の力が源であり、深い繋がりがあるのだろう……。
🔵​🔵​🔵​ 大成功

史記守・陽
☀陽雪

天藍さんが来るまで一人暮らししていたんだよ?
当然、簡単な料理くらいはできるよ!

卵料理と言えば卵焼きだよね
きっちりレシピを確認して、計量
こうやって明確に大さじとかmlとかって書いてあるのはいいよね
「ひとつまみ」とか「少々」という表現は困るし

フライ返しを使って巻いていくけど
…あれ?端が崩れてぼろっとなっちゃった
ああ、でも、これくらいならリカバリーきくよね
でも、見るも無残な姿になっていく
卵焼きからスクランブルエッグへ
スクランブルエッグから炒り卵
…ねぇ、炒り卵も卵料理ってことでいい?
どうしようかなって思ってたら天藍さんが上手に炒飯にリメイクしてくれた
…最初から天藍さんが作ればよかったんじゃない?
神花・天藍
❄陽雪

陽、折角だから今回はお前が料理をしろ
こういった機会でもなければなんだかんだせぬだろう
…一人暮らししていたといってもな、それで自活していたとは言えぬのだぞ
我が着たばかりの頃、冷蔵庫の中には缶こーひーとえなじーぜりー
それに棚に大量に入ってた|ぼそぼそ《かろりーばー》…
あれで生活していたのは一人暮らしではないぞ

ふむ、そうだな、卵焼きというのは安直だが悪くはない選択だ
だが卵焼きは意外と難しい
無理をせずにすくらんぶるえっぐにしたほうが…ああ、言った傍から…

彼奴らも殺気立っておる
ここは我が介入しよう
ご飯を用意してさっと炒め
塩こしょう醤油で味付けだ
…なんでもかれーと炒飯にしてしまえば何とかなるのだ

●焦げなかっただけマシ
 調理道具と食材を引っ提げて、|神花・天藍《かんばな てんらん》(白魔・h07001)と|史記守・陽《しきもり はる》(黎明・h04400)は櫛田神社に訪れた。
「陽、折角だから今回はお前が料理をしろ。こういった機会でもなければなんだかんだせぬだろう」
 天藍の言葉に、陽は心外だと言うように返す。
「天藍さんが来るまで一人暮らししていたんだよ? 当然、簡単な料理くらいはできるよ!」
「……一人暮らししていたといってもな、それで自活していたとは言えぬのだぞ」
「えっ」
「当然であろう。我が来たばかりの頃、冷蔵庫の中には缶こーひーとえなじーぜりー。それに棚に大量に入ってた|ぼそぼそ《かろりーばー》……あれで生活していたのは一人暮らしではないぞ」
 天藍の指摘は磨かれた刃のように鋭い。
「うっ、そ、それは……」
 あまりの切れ味に陽は反論できない。全て事実なのだ。言葉に詰まる陽に、天藍はさらに問いかける。
「最後にまともに料理をしたのはいつだ?」
 トドメの一撃だ。陽は視線を泳がせ、しゅんと縮こまるしかなかった。
「……ええと、ずっと前だね……」
 さすが天藍、隙を与えない言論だ。――いや、相手が誰であっても陽の生活ぶりを知っていれば、陽に勝ち目はなかっただろう。
「さあ、作れ。久しぶりの料理だ」
「うん、わかったよ……任せて!」
 調理開始だ。陽はスマホで卵料理のレシピを確認する。
「卵料理と言えば卵焼きだよね」
 きっちりレシピを確認して、調味料もぴったり計量。
 明確に分量を書いてくれるのは助かる。「ひとつまみ」や「少々」と表現されても、個人の感覚で変わってしまうから正確ではない。
「ふむ、そうだな、卵焼きというのは安直だが悪くはない選択だ」
 卵を溶き始める陽を眺めながら、天藍は懸念点を口にする。
「……だが、卵焼きは意外と難しい。久々の状況で上手く巻けるかどうか」
 天藍の心配をよそに、陽は卵焼き器に油を引き、溶き卵を流し込む。フライ返しを使って巻いていこうとするが――。
「……あれ? 端が崩れてぼろっとなっちゃった」
 早速、形が崩れた。
「無理をせずにすくらんぶるえっぐにしたほうが……ああ、言った傍から……」
 陽にはスクランブルエッグも難しい現実を、天藍はすぐに理解することになる。
「でも、これくらいならリカバリーきくよね」
 陽は粘るが、頑張れば頑張るほど、卵は見るも無残な姿になっていく。
 卵焼きから、スクランブルエッグへ。
「えっと、おかしいな……こんなはずじゃ……」
 そして、スクランブルエッグから炒り卵へ。陽は火を止めた。
「……ねぇ、炒り卵も卵料理ってことでいい?」
 ハンプティ達が、ぎゃんぎゃんと文句を言い出す。
「卵焼きを作るのではなかったのですか? 何ですか、この体たらくは?」
「卵が固まる前に巻こうとしないでください!」
「卵さんは卵さんらしく、わたし達に調理されていればよいのです!」
 怒涛の駄目出しが陽を襲った。
「うぅ……」
 落ち込む陽に、天藍は仕方なく助け船を出した。
「彼奴らも殺気立っておる。ここは我が介入しよう」
 こんな時のためにと、パックご飯も準備しておいたのだ。フライパンにご飯と炒り卵を投入し、さっと炒める。実に手際がよい。
「仕上げは塩こしょう醤油で味付けだ」
 塩コショウ、そして醤油を適度に混ぜて、料理は完成。
「できたぞ。卵炒飯だ」
 美味しそうな香りを漂わせる卵炒飯の出来上がりだ。
「さすが天藍さん!」
「失敗作を見事誤魔化しましたね」
 称賛するハンプティに、陽は|暁光《ルクス・アウローラエ》を繰り出す。
「言葉が胸に突き刺さる……そろそろ黙ってください!」
 光焔はどこか悲しい色を帯びていた。燦めく光焔を眺めながら天藍は炒飯を食べる。
「……うむ、美味い。なんでもかれーと炒飯にしてしまえば何とかなるのだ」
 ハンプティの群れを焼き払いながら、陽は複雑な気持ちで呟いた。
「……最初から天藍さんが作ればよかったんじゃない?」
 きっと、その場にいる誰もがそう思ったことであろう。
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​ 大成功

ケテル・システィーナ
ラビィナ/h12925と

ラビィナ、料理の心得は?
僕は勿論ありませんが猊下の怨敵を『調理』するのは得意ですよ
僕はオーソドックスな玉子焼きを作ります!
美味しく作って猊下に食べていただくのです
梔子はじっとしててくださいね
嘴の毒が混入しますから
…ポーチ?なんとかというの絶対名前と響きで選んだでしょう?

調理をはじめますよ!
卵を割り出汁や醤油をいれます
猊下なら血が入ってた方が…梔子!なんですかその目は!
入れませんよ
ラビィナ、火を通せばなんとかなりますよ

何とかできましたね
これは玉子焼きです
誰がなんと言おうとね
猊下も褒めてくださるはず
梔子?玉子焼きを咥えてどこへ?
早速おすそ分けですか!
ふふん!やさしいですね!
ラビィナ・クラウディオス
ケテル(h12910)と

卵料理か…
俺は料理得意な方じゃないけど
卵割りは結構自信あるんだ、ね?
ハンプティを見ながら卵を叩き割る
ケテルは卵焼き?
俺も猊下の為に作ろう
きなこも手伝ってくれ
梔子は大人しいな
とりあえず、ポーチドエッグだ
美味しいえっぐべねでくと?を召し上がって欲しい
ぐ、ばれてる
フライパンに混ぜた卵を流し入れる
どうしたきなこ、何か言いたげだ
えっ違う?
ケテル、ここからどうしたらいい…?
了解、加熱だな

何とか出来たな…猊下のはもっと練習する…
ケテルは結構上手に出来てるんじゃないか?
見てたか、卵ども
一寸食べてみたいだろう
梔子は優しいな、もうお裾分けに…
絶対毒入ってる気がする
さよならハンプティ

●料理の練習
 猊下に美味しい料理を召し上がっていただくための練習台。
 ケテル・システィーナ(Ain Soph Aur・h12910)とラビィナ・クラウディオス(Onyx blood・h12925)には、ハンプティがそのように見えている。
「ラビィナ、料理の心得は? 僕は勿論ありませんが猊下の怨敵を『調理』するのは得意ですよ」
「卵料理か……俺は料理得意な方じゃないけど、卵割りは結構自信あるんだ、ね?」
 ケテルの呼びかけに、ハンプティを見ながら卵を叩き割るラビィナ。中から卵白と卵黄がこぼれ出る。
「僕はオーソドックスな玉子焼きを作ります! 美味しく作って猊下に食べていただくのです」
 声高に宣言するケテルに、キーウィ型の相棒……梔子がぴょんと跳ねた。
「キィー」
「梔子はじっとしててくださいね。嘴の毒が混入しますから」
「ケテルは卵焼き? 俺も猊下の為に作ろう。きなこも手伝ってくれ」
「チュイ」
 チンチラのきなこが頼もしく鳴いた。
「梔子は大人しいな。とりあえず、ポーチドエッグだ。美味しいえっぐべねでくと? を召し上がって欲しい」
「……ポーチ? なんとかというの絶対名前と響きで選んだでしょう?」
 ポーチドエッグ。またの名を落とし卵。素晴らしい響きだ――首を落とすみたいで。
 ケテルの言葉に、ラビィナはぎくりとする。
「ぐ、ばれてる」
「ふふ、それくらいお見通しですよ」
 得意げにケテルは笑いながら卵を手に取った。卵を割り、ボウルに落とす。
「さて、調理をはじめますよ!」
 出汁や醤油も適量入れて、ヘラで程よく混ぜる。
 混ざり合う材料を見つめながら、ケテルはぽつりと呟いた。
「猊下なら血が入ってた方が……」
 じ……、と梔子が見つめてくる。
「梔子! なんですかその目は! 入れませんよ、冗談ですって」
 一方で、ラビィナも混ぜた卵をフライパンに流し入れている。
「ん? どうしたきなこ」
 きなこが必死に何かを訴えている。
「プ、プ……!」
 ――ポーチドエッグとは、卵を割って、そのまま酢を加えた湯の中に入れ、半熟状に茹でた料理だ。酢を使わない方法もあるらしいが、割愛させていただく。つまり、使うのはお鍋が適切。卵をかき混ぜる必要もない。
「えっ違う?」
 気付くも時すでに遅し。フライパンの上で、溶き卵には火が通りつつある。
 ラビィナは困り果て、ケテルに助けを求めた。
「ケテル、ここからどうしたらいい……?」
「火を通せばなんとかなりますよ」
 実際、食べられる物にはなる。こうなっては仕方ないと、ラビィナは覚悟を決めた。
「了解、加熱だな」
 二人は卵料理を完成させる。ラビィナの料理は、薄焼き卵が近いだろうか。
「何とか出来たな……猊下のはもっと練習する……」
 ケテルも完成品を皿にのせる。
「何とかできましたね。これは玉子焼きです。誰がなんと言おうとね。猊下も褒めてくださるはず」
「ケテルは結構上手に出来てるんじゃないか?」
 多少形が崩れているものの、玉子焼きの体裁は保っている。
 ラビィナの言葉に、ケテルは誇らしげに胸を張った。
「そうでしょう!」
 料理ができた所で、二人はハンプティたちに視線をやる。
「見てたか、卵ども。一寸食べてみたいだろう」
 料理を見せ付けるラビィナに、ハンプティは視覚センサーを点滅させた。
「卵さんが、玉子焼きと薄焼き卵を作っています!?」
「キ~」
 梔子が玉子焼きを嘴に挟んだ。
「梔子? 玉子焼きを咥えてどこへ?」
 とてとてとハンプティの元に走る梔子に、ケテルは全てを理解する。
「早速おすそ分けですか! ふふん! やさしいですね!」
「梔子は優しいな、もうお裾分けに……絶対毒入ってる気がする」
 ラビィナの予想も的中した。猛毒と化した玉子焼きがハンプティに触れた瞬間、毒が装甲を侵蝕する。
「ギャアアアッ!」
 活動限界を迎え、ハンプティが大爆発を起こす。
「綺麗に吹き飛んだな。さよならハンプティ」
 冷めないうちに、薄焼き卵を食べ始めるラビィナなのであった。
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​ 大成功

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