屋台フェスタとおひるねダンジョン
――腹が減ってはダンジョン探索もできぬ!
そんなキャッチコピーの、今、冒険者達の間でバズりまくっている話題のお祭り。
それは、様々な√ドラファングルメが堪能できるという、『屋台フェスタ』!
ドラファングルメちゃんねるは、その見どころ・食べどころを配信しています!
食欲をそそる屋台グルメといえば、ラーメンやおでんや焼き鳥、定番は勿論のこと。
創作パフェやケーキ、珈琲紅茶等のスイーツや飲み物が楽しめる屋台カフェだとか。
ちょっとお洒落なカクテルやノンアルコールのモクテルがいただける屋台バー。
他にも、今話題の火鍋屋台、中華やフレンチが楽しめる屋台であったり。
中には、なんちゃってファンタジー飯が食べられる屋台まで。
街には沢山の屋台がずらりと並んでいるから、きっと好みの食事にありつけるし。
屋台の醍醐味、ハシゴもおすすめ。
美味しく楽しくおなかを満たして臨めば、ダンジョン探索も大成功間違いなし!
まだまだ他にも、この屋台フェスの耳寄り情報をたくさん、只今配信中。
祭りに向かう前に、当チャンネルを要チェック!
●屋台フェスタとおひるねダンジョン
「みんなは、美味しいものとかおひるねは好き? 僕はね、大好きだよー」
そうへらりと笑みながらも、話を聞きにきてくれてありがとー! と。
不知夜・史桜(桜ノ匣庭・h01121)は礼を告げた後、星詠みの内容を語り始める。
「今回、みんなに向かって貰うのは、√ドラゴンファンタジーのダンジョンなんだけど。まずはダンジョン最寄りの冒険王国を訪れて、冒険の準備を整えたりするのもいいんじゃないかなって。今ちょうどね、この冒険王国の街では『屋台フェス』ってお祭りがおこなわれていて、すごくバズってて盛り上がってるイベントみたいだから。美味しいものもいっぱい食べられそうだし、それに住民から今回攻略するダンジョンについての噂話が聞けるかも?」
その『屋台フェス』は、名前の通り、様々な屋台が街中にずらりと並ぶ祭りで。
屋台グルメの定番から、ちょっぴり変わったもの、甘い物やお洒落なものまで。
ダンジョン探索の前の腹拵えにはうってつけの、美味しいものが楽しめるという。
「なんかすごく色々な屋台があるみたいなんだけど。『ドラファングルメちゃんねる』っていう人気チャンネルが、どんな屋台があってどんなメニューがあるのかーとか、おすすめとか限定ものとか、詳しい情報を配信してるみたいだから。あとでそのチャンネルをみんなにも教えておくから、必要ならチェックしてみてねー」
そしてその後、向かってもらうダンジョンはというと。
「そのあたり、星詠みの内容もちょっとあやふやで、いくつか奥へと向かう道があるみたいだけど……メインの道をいけば、そこは『冒険者をダメにするおひるねダンジョン』らしいよー。もふもふお布団みたいなダンジョンで、すやぁって心地良くなってつい眠っちゃったり、さらには、ゲームとかインターネットとか漫画とかの本やお菓子だとかもふもふ動物さんたちだとか……堕落しちゃいそうな罠がいっぱい張ってあるみたい。他にも、わんさかモンスター集団が現れる道とかもあるみたいだけど……でも僕的には、おひるねダンジョンの方がいい気がする」
史桜はそれから、きりりと表情を引き締めて続ける。
「それで、奥には強力なダンジョンの主がいるんだけど、敵の目的は人々を堕落させることみたい。考えてみれば、おなかいっぱいになった後にこのダンジョンに抗える人って、なかなかいないよね……めちゃ狡猾な罠すぎるよね。でもそれに負けずにこのダンジョンの奥に向かって主を倒せば、ダンジョン攻略完了ってわけだよ」
おひるねダンジョンの罠は、訪れた冒険者達を堕落させることが目的らしい。
戦意を失わせ、もうダンジョン攻略とかどうでもいいや~と思わせる罠だという。
なので、多少すやりとおひるねとしたり、だらだらしたりしても問題はないが。
最後はきっちりとダンジョンの奥にいる敵を倒してきて欲しい、というわけだ。
そこまで説明を終えた後、皆を見回しながら。
「昼じゃなくても『おひるねダンジョン』なのはご愛敬、ってくらいゆるふわ設定みたいだからー。美味しいものも、もふもふおひるねも、いっぱい楽しんで。ダンジョン攻略も忘れずによろしくね!」
史桜は例の『ドラファングルメちゃんねる』を共有しつつ、そう送り出すのだった。
マスターより

マスターの志稲愛海と申します。
よろしくお願いいたします!
※ご連絡※
第1章の受付は【1/20(月)朝8:30~1/24(金)23:59迄】です。
以降の章の受付等は、シナリオタグやMSページで連絡します。
各章の詳細を記載した断章を、各章受付開始前に掲載予定です。
特に第2章は展開により内容が分岐するので、ご確認いただければ。
日常章はPOW/SPD/WIZは気にせずOKです。
どの章からでも、気になった章のみでも勿論歓迎です。
可能な限り内容が採用できないプレイング以外は全採用予定です。
何名様ででも、何文字ででもお好みで、お気軽にどうぞ!
今回の依頼内容は以下です。
第1章、様々な屋台がずらりと並ぶ「屋台フェス」を楽しめます!
どのような屋台やメニューが楽しめるかは『ドラファングルメちゃんねる』(追加掲載いたします断章)にて詳細情報をお知らせしますので、チェックしてみてください。
バズっている話題の祭りなので、訪れている人から話を聞くも良し。
探索前の腹拵えとして、好きなものを食べまくるもよし。
色々な店をはしごするのも、また醍醐味。
おひとり様からグループ、何名様ででもお気軽にどうぞ。
お気軽に好きなように、屋台フェスを楽しんでください!
第2章は、第1章のプレイングを受けて内容が分岐します。
おひるねダンジョンをすやすやエンジョイする冒険か、敵集団との戦闘になります。
戦闘希望の方が第1章のプレイングにて多くない限りは、おひるねダンジョンの冒険になります。おひるねルート希望の方は、特にその旨の記載は不要です。
詳細は第1章クリア後の断章等でご確認ください。
第3章は、ダンジョンの主との戦闘です。
詳細は第2章クリア後の断章に記載いたします。
公序良俗に反する事、他人への迷惑行為、20歳以下の方の飲酒喫煙は厳禁です。
締切等はMS個別ページやTwitterでお知らせします。
●お願い等
同行者がいる場合は【相手の名前(呼称推奨)と、hからはじまるID】又は【グループ名】のご記入をお忘れなくお願いします。
グループ参加の人数制限はありません。
お一人様~何名様ででもどうぞ!
ですが、ご指定の同行者が参加していない場合は返金となる可能性もあります。
ご参加お待ちしております!
179
第1章 日常 『お祭りに行こう』

POW
露店を巡り、買い物を楽しむ
SPD
楽しい音楽や踊りに参加する
WIZ
お祭りの由来や伝承を聞く
√ドラゴンファンタジー 普通5 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
●ドラファングルメちゃんねる!
腹が減ってはダンジョン探索もできぬ!
ということで今回の配信は、今話題の『屋台フェス』の情報を配信!
ちなみに、屋台フェスでもフェスタでも、好きな方で呼んでいいらしいです。
楽しければそれで良し!
というわけで、まずは定番の屋台から紹介。
各屋台を紹介する前に、屋台の楽しみ方は千差万別。
じっくりとひとつの屋台を極めて楽しむのも良いし。
ハシゴするのも屋台の醍醐味、色々な料理や雰囲気、人との一期一会の出会いも楽しめるかも。
各屋台、量の調節の融通も効くから、ハシゴ用のミニサイズから極める用の超モンスターサイズまでお好みで!
お一人様は勿論、団体さんにも対応しているのでお気軽に!
そして、屋台でいただけるメニューも、定番から変わり種まで目移りするほど沢山。
まずはやはり、屋台の定番といえばラーメン!
いくつもの冒険王国とラーメンダンジョンを行脚した大将のラーメン屋台は、味も具材も量も、好みに合わせて選べるから。
豚骨派、醤油派、塩派、味噌派、魚介系、つけめん等々……好みが違っても、みんな一緒に食べられます!
トッピングも、チャーシューやねぎやメンマ、海苔やもやしや煮卵の定番から、トマトや梅干し等の珍しいトッピングも選べるとのこと。
餃子やチャーハンなども絶品です!
それから、おでん屋台も定番で人気。
具の種類も沢山だから、定番を味わうのも、変わったものに挑戦するのも良し!
良い香りが食欲をそそる焼き鳥屋台も、塩派でもたれ派でも他の派閥でも、気軽に注文できます。
成人していれば、各屋台ではアルコール類も楽しめるから。
好きなものを摘まみつつ冒険に支障がない程度に、辛口の「最強竜」や甘口の「森の妖精」などの地酒を飲んでみるのもまた良し。
勿論、未成年やお酒が苦手でもソフトドリンクや、お酒を飲んでいる気分を味わえるビール風ジュースで乾杯してみるのも。
そんな定番屋台だけでないのが、このフェスの人気の理由のひとつ。
その中でも映えると評判なのが、屋台カフェや屋台バー。
屋台カフェは、好きなフルーツで作って貰える「冒険者パフェ」が人気。
HP回復イチゴパフェに、攻撃力アップのブドウパフェ、魔力が上がるメロンパフェ、全部盛りのバフもりもりパフェなど、好きな果物とバフが選べる、目でも舌でも楽しめるパフェです。
ちなみにパフェのバフは、気持ちの持ちようです!
中には、激辛デバフパフェだったり、超巨大なモンスターサイズパフェに挑戦してみるのも……!?
プチフルーツケーキやマカロンなどの一口サイズのスイーツもあるから、お好みでどうぞ。
飲み物も、拘りの珈琲や紅茶、ココアやショコラショー、フルーツジュースやフルーツサイダーなど豊富。
そして、屋台バーはその名の通り、各種カクテルが味わえる屋台。
カクテルといっても、ノンアルコールのモクテルも作って貰えるから、誰でもウェルカム!
カクテルやモクテルは定番のものは勿論、マスターに好みの味わいや好きな色、イメージを伝えてお任せなどもできるし。
カクテルでもモクテルでも両方対応の、屋台バーオリジナルカクテル「マジックポーション」を頼んでみるのも。
そして、SNSでも話題なのが、変わり種の屋台。
一番の注目屋台は、なんちゃってファンタジー飯が食べられる屋台。
ドラゴンテイルステーキにマンガ肉、魔女の紫シチューやマンドラゴラサラダ、オクトパスと魔法きのこのアヒージョに大王イカのパエリア……などなど。
何でできているかは秘密だけど安心して食べられる素材で、味も保証付き……みたい。
飲み物も、樽ジョッキのビールや蜂蜜酒などのアルコールからレモネードなどのジュース、定番も勿論あるからご安心。
他にも、今話題の火鍋屋台で、美味しく味わえる辛さから高難度の辛さまでお好みで楽しめたり。
中華などの飲茶屋台や、お洒落なフレンチ屋台などなど。
今回の配信で紹介しきれない屋台も沢山だから。
その他、おすすめ屋台を見つけたら、是非コメント欄で教えてください!
<ドラファングルメちゃんねる、概要欄補足(マスターより)>
オープニングや断章にある屋台やメニュー以外にも、様々な屋台があるので。
設定に余程無理がない限りは、お好きな屋台やメニューを創作したり指定していただいても構いません。
地元の人や偶然相席になった冒険者とも会話できたり、一期一会の出会いもOK。
食べ歩きでも宴会でも、この祭りをきっかけに出会いがはじまったり等々でも、ご自由に過ごしていただければと!
時間帯はふんわり、お祭りを楽しんでいただければそれでOKです!
そして第2章は基本、おひるねダンジョンの冒険になりますが。
もしもモンスター集団との戦闘が良い方は記載していただければと。
おひるねダンジョンの冒険よりも希望がもしも多ければそちらに分岐します。
おひるねダンジョン希望の方は記載なしで大丈夫です。
ダンジョン探索は両方は対応できませんので、多数決でどちらかになります。

美味しそうなご案内を聞いただけでお腹ぺこぺこ!
普段は贅沢できないけど、今日は美味を満喫するぞー
新鮮な冒険王国は、漫ろ歩くだけでも楽しくて
つい屋台を端まで一周
わぁぁ何食べよう、異世界の焼き鳥って何の肉か興味深い
ああ、けど、どうしようもなく惹かれるのは…創作パフェ…!
田舎者だからパフェって食べたことなくて
この芸術的フォルムが本能に訴えかけてくる…
満を持してのいただきますをして
いざ、パフェスプーンをそっと…
…!!(言葉にならない歓喜)
幸せすぎて脳がパフェに支配される…っ。魔法。え嘘…これが何層も…?
量が多いかもと思ったけど、なんと珈琲と一緒に頂いたら無限に食べれてしまう、こわい、おいしい、最高―…!
きっと、この場所を訪れた誰もが同じであるだろうし。
花片・朱娜(もう一度咲って・h03900)だって勿論、例外なく。
(「美味しそうなご案内を聞いただけでお腹ぺこぺこ!」)
おなかの虫が今にも鳴りそうなくらい、腹ペコです!
そしてやって来た『屋台フェスタ』の様子をくるりと見回し、力強くこくりと頷く。
……普段は贅沢できないけど、今日は美味を満喫するぞー、って。
というわけで、まずは美味を探しに、祭り会場を歩いてみることにして。
花のようにぱっと咲かせるのは、わくわくな彩り。
だって、新鮮な冒険王国は、漫ろ歩くだけでも楽しくて。
「わぁぁ何食べよう」
きょろりと赤い花の視線を巡らせれば、思わず目移りしちゃうし。
ふと目を惹いたものがあれば足を止めては、じいと見つめている。
(「異世界の焼き鳥って何の肉か興味深い」)
多分、鳥だとは思うし、とても美味しそうなのだけれど……何の鳥? なんて。
でも、そんな朱娜の心を一番掴んで離さないもの。
(「ああ、けど、どうしようもなく惹かれるのは……」)
それは――創作パフェ……!
話に聞いた時から気になっていて、そしていざ見つければ、そわそわ。
(「田舎者だからパフェって食べたことなくて」)
改めて、美味しそうで映える憧れのそれを目にすれば、思わず見入ってしまう。
――この芸術的フォルムが本能に訴えかけてくる……なんて。
でも勿論、眺めているばかりではありません。
わくわくそわりと、屋台パフェの中でも一番人気だという「HP回復イチゴパフェ」をひとつ頼んでみて。
運ばれてくれば、満を持して――いただきます!
いざ、手にしたパフェスプーンでひと掬いして、そっと……はむり。
「……!!」
口にしてみれば刹那、満開に咲き誇るのは、言葉にならない歓喜。
キラキラと輝かせた瞳をぱちりと瞬かせながらも、朱娜は思わず呟きを零す。
「幸せすぎて脳がパフェに支配される……っ」
そう――まさにそれは、魔法。
甘やかな味わいはとろけるようで、たったひとくちでこんなにも酔い痴れてしまって。
「え嘘……これが何層も……?」
イチゴ、アイス、クリーム、フレーク、チョコなどなど――織り成す甘味のハーモニーは、まさに魔法といわずして何と言うか。
最初見た時は、量が多いかも、なんてちょっぴり思ったのだけど。
でもすっかり、朱娜はパフェの魔法にかかってしまったから。
なんと珈琲と一緒に頂いたら無限に食べれてしまう不思議……!
ということで、こうなったらもう。
(「こわい、おいしい、最高――……!」)
甘やかな幸せの魔力にかかりまくって、目一杯味わっちゃいます!
🔵🔵🔵 大成功

むいちゃん(h05270)と
面白そうな配信してたからついつい来ちゃった屋台フェス!屋台物色をしていると見知った姿を発見
あ、やっぱりむいちゃんだー!この頃よく会うね!と言っても最後に会ったのはいつかな?僕時間だと本当最近だね
そうだ、一人なら一緒にまわらない?うんうん、君ならそう言ってくれると思ったよ
色々あるから迷うね
せっかくだからここでしか食べられないファンタジー飯いっちゃう?
このシチュー食べ物の色じゃなくてウケるー!でも味は結構いけるよ
そっちの見た目もやばー!さりげなくあーんと催促してみたら味見成功!やっぱ美味しいものはシェアした方が楽しいねー!屋台の食べ物って何故か普段よりも美味しく感じるね

レント(h00166)と
屋台フェス。わくわくするお祭りだね
あっちもご飯、こっちもご飯。悩ましくてウロウロしていると声をかけられ
振り向けば、菫から躑躅に移ろう髪が印象的な彼の姿
あ!レントだ。元気そうだね。会ったのはね、たぶん半年前くらい?……えへへ、むいも時間はあまり気にしないの。
ひとりよりふたりの方が楽しそう。一緒に行きたいな。
にこにこ、仲良しな彼について行く
ファンタジー飯、初めてかも……食べてみたいな。わ、ほんと。ラベンダーみたいな色だね。
味はおいしいの?不思議な感じがするね
こっちのアヒージョもおいしいよ。ひとくちどうぞ?
賑やかなお外で食べるからかな?特別な魔法がかかるのかもしれないね
いつもなら、ちょっぴり眠たいってまだ思う時間なのだけれど。
――あっちもご飯、こっちもご飯。
きょろりと青の瞳を巡らせる萃神・むい(まもりがみ・h05270)の視線は大忙し。
(「屋台フェス。わくわくするお祭りだね」)
やって来た賑やかな『屋台フェスタ』に並ぶご飯は、どれも美味しそうで。
でもその分目移りしちゃって、悩ましくてウロウロしていれば。
「あ、やっぱりむいちゃんだー!」
ふと聞こえた声に、首をこてりと傾けつつもくるりと振り向けば。
瞳に映ったのは、菫から躑躅に移ろう彩。
そんな印象的ないろの髪を持つ彼は、そう。
「あ! レントだ。元気そうだね」
仲良しな彩音・レント(響奏絢爛・h00166)であった。
レントも、面白そうな配信してたからと、ついつい来ちゃった屋台フェス。
そして屋台を物色をしていれば見つけたのは、美味しい物よりも先に、見知った彼女の姿だったである。
それからふたり、ばったり出会ってお喋りを。
「この頃よく会うね! と言っても最後に会ったのはいつかな?」
「会ったのはね、たぶん半年前くらい?」
よく会う……にしては、はたから聞いていれば、ちょっぴり前のことのような気がしないでもないけれど。
「僕時間だと本当最近だね」
「……えへへ、むいも時間はあまり気にしないの」
ふたりにとっては、ついこの間のことなのです。
ということで、またこうやって会ったのだから。
「そうだ、一人なら一緒にまわらない?」
「ひとりよりふたりの方が楽しそう。一緒に行きたいな」
何せふたりは仲良しさん。
レントの誘いに、むいも喜んでこくりと頷いて返して。
「うんうん、君ならそう言ってくれると思ったよ」
そう笑う彼に、にこにことことこ、ついて行くことにする。
それからふたりで、美味しそうなものが沢山の祭り会場をきょろきょろ。
「色々あるから迷うね」
やっぱりあれもこれも美味しそうで、何から食べるか悩んじゃうけれど。
ふとレントの瞳に飛び込んできたのは、思わず興味をくすぐられるような。
「せっかくだからここでしか食べられないファンタジー飯いっちゃう?」
味は美味しいと配信でお墨付きであったのだけれど。
見た目不思議で珍しい、なんちゃってファンタジー飯の屋台!
むいもレントの視線を追って、じいとメニューを見つめつつ。
「ファンタジー飯、初めてかも……食べてみたいな」
初めてなご飯に、わくわくそわり。
ということで早速、気になるファンタジー飯をそれぞれ注文してみれば。
「このシチュー食べ物の色じゃなくてウケるー!」
「わ、ほんと。ラベンダーみたいな色だね」
レントの前に運ばれてきたのは、まさに魔女が大きな壺でぐつぐつしてそうな、不思議な色のシチュー。
そして、スプーンで紫色のそれをひと掬いして、はむりと口に運んでみれば。
「でも味は結構いけるよ」
レントはもぐもぐ味わいながらも、こくこくと頷いて。
「味はおいしいの? 不思議な感じがするね」
ぱちりと瞳を瞬かせていれば、むいの前にも注文した品が到着。
それを見ればやっぱり、レントは楽し気に笑っちゃう。
「そっちの見た目もやばー!」
むいが選んでみたのは、オクトパスと魔法きのこのアヒージョ。
店主いわく、勇者が切り落とした怪物オクトパスの足と、レアリティの高い魔法きのこで作っているだとか……?
むいも試しに、そろりとひとくち食べてみれば。
「こっちのアヒージョもおいしいよ」
配信で言っていたように、味は確かみたい。
そしてふとレントを見れば、むいはアヒージョをもうひと掬いして――ひとくちどうぞ? って。
さりげなくあーんと催促している彼にも、お裾分け。
「やっぱ美味しいものはシェアした方が楽しいねー!」
というわけで、味見作戦大成功!
勿論御礼にと魔女のシチューも分け合いっこしながらも。
レントは美味しくて楽しいご飯をむいと堪能しつつ、改めてこう口にする。
「屋台の食べ物って何故か普段よりも美味しく感じるね」
「賑やかなお外で食べるからかな?」
そして……特別な魔法がかかるのかもしれないね、なんて。
食べることがだいすきなむいも、そんな幸せな魔法にほわり。
だって、仲良しな彼と一緒に食べる屋台ごはんはとってもおいしいって、レントと同じ気持ちだから。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

「ひとを堕落させるような罠の数々、そんな場所があるなら訪れないわけにはいかないでしょう」
なぜか? 私がぐうたらんど(旅団)の住人だからです
もっとも堕落を求めながら依頼に赴くというのは奇妙な矛盾
「怠惰を求めて勤勉に行き着くとはよく言ったものです」
屋台バーに立ち寄ると早速森の妖精をオーダー
お酒に強いわけではないですが、おいしいお酒は好きなんです
うっとりと吐息を漏らして、次はマジックポーション
所作はあくまで上品に、魅惑的な味わいにはにっこりと笑みが浮かぶ
二杯、三杯といっちゃいます
飲みすぎても大丈夫、ゆっくり休めるダンジョンが待っています
そのあたりの人を捕まえてご機嫌に乾杯する姿は酔っ払いそのもの
今回挑戦するダンジョン、その内容を聞けば赴かずにはいられないと。
花喰・小鳥(虚無たる裂け目ギンヌンガガプ・h01076)はきりり、改めて口にする。
「ひとを堕落させるような罠の数々、そんな場所があるなら訪れないわけにはいかないでしょう」
――なぜか? そう問われても、小鳥はこう即答できる。
「私がぐうたらんどの住人だからです」
というわけで、ぐうたらんどの旅団員として、足を運ばないといけない使命感に駆られながらも。
小鳥はふとこうも思う……もっとも堕落を求めながら依頼に赴くというのは奇妙な矛盾、なんて。
でも、こくりと、ひとり納得したように頷く。
「怠惰を求めて勤勉に行き着くとはよく言ったものです」
そういうことなので、いざ張り切って、冒険者をダメにするダンジョンへと……向かうその前に。
やはり準備というものが必要であるだろうから。
小鳥がいそいそと立ち寄ったのは、屋台バー。
そしてうきうきと早速オーダーするのは、この冒険王国の地酒であるという「森の妖精」。
「お酒に強いわけではないですが、おいしいお酒は好きなんです」
ひとくち飲んでみれば、噂通りの甘やかな味わいにうっとりと吐息を漏らして。
次に頼んでみるのは、この屋台バーのオリジナルカクテル・マジックポーション。
それもくいっと飲み干せば、確かになんとなく体力が回復しそうな美味しい味……な、気がします!
とはいえ、二杯三杯といっちゃっても、所作はあくまで上品に。
魅惑的な味わいにはにっこりと笑みが浮かべば。
その美貌に引き寄せられるように、他の冒険者達も集まってきて。
「お、いい飲みっぷりだねぇ、お姉さん」
「飲みすぎても大丈夫、ゆっくり休めるダンジョンが待っています」
「ダンジョン攻略に挑戦するのかい? なら、景気付けにもう一杯どうだい」
そのあたりの人を捕まえては、ご機嫌に乾杯する姿はそう――酔っ払いそのもの。
ダンジョンですやぁと、ダメになる準備も万端です……!?
🔵🔵🔵 大成功

屋台フェス? 行く行く!
ラーメンとくりゃあ豚骨一択
豚骨の屋台を見ていって、ピンと来たら迷わず決める
旨けりゃラッキー、まずくても話のタネになるしな
トッピングは定番全部乗せ、カタメンでよろしく!
ラーメンが出てきたら手を合わせて大声で「いっただきまーす!」
箸を割ったら、思いっきりすすりこむ
旨かったら賛辞は惜しまないぜ
「うっまーい! これホントうまいよ、最高!」
まずかったら?
「う、なんていうか攻めてる味だな」
店主に、今食べてるラーメンのこだわりを聞いてみたいな
もし聞けたら、それに意識を向けて食べてみよう
食べ終わったらお礼を言って、次の屋台へ
2軒目は変わり種のラーメンにして
3軒目はまた豚骨にして、シメっ
ずらりと様々な屋台が並ぶ、そんな祭りの話を聞けば。
「屋台フェス? 行く行く!」
八色・祥真 (豚神憑きのフリークスバスター・h05250)はそう勿論即答するし。
屋台といえばラーメン、そして。
「ラーメンとくりゃあ豚骨一択」
ラーメンといえばやはり豚骨なのです、ええ!
豚神と食って喰われてな日々を送っていて、今回はトンカツではないのであるが。
豚骨といえば豚、そう迷うことなどない。
というわけで、沢山並ぶ屋台の中でも、祥真は豚骨ラーメンの屋台を見ていくことにして。
見つけてピンと来たら、やはり迷わずここだと決めて。
(「旨けりゃラッキー、まずくても話のタネになるしな」)
満を持して、祥真は屋台の大将へとオーダーする。
「トッピングは定番全部乗せ、カタメンでよろしく!」
そして、あいよ! と威勢の良い声が聞こえたかと思えば、即座に出てくる豚骨ラーメン。
それから、目の前にどんとラーメンを置かれれば、しっかりと手を合わせて、大声でいざ!
「いっただきまーす!」
ぱきんっと威勢よく箸を割ったら、ずるずると思いっきりすすりこむ。
オーダー通りかためな細麺に、濃厚な豚骨スープがよく絡んでいて。
さすが冒険王国を行脚し、ラーメンダンジョンとやらで腕を磨いたと言うだけあって。
「うっまーい! これホントうまいよ、最高!」
その美味しさに、賛辞は惜しまない祥真。
そして店主に、今食べている豚骨ラーメンへのこだわりを聞いてみれば。
「豚骨ラーメンのこの細麺の湯で時間はな、1分以内……つまりは秒で決まる。その秒の間に、湯の温度、鍋への入れ方、火力、そして素早い湯切り。何一つミスせずに、秒でこなさなきゃならねぇ。そして逆にスープは、じっくり時間をかけてだな……」
豚骨ラーメンにも負けないくらい熱く、めちゃこだわりを語り始める店主。
それを真剣に、うんうんと聞きながらも。
「この1杯に、そんないっぱいのこだわりがあるんだな」
祥真はあらためて、ずるずる口に麺を運ぶけれど。
今度は、聞いたこだわりに意識を向けて食べてみることに。
そうすれば、先程よりもより、深い味わいを堪能できた気がして。
食べ終わったらお礼を言えば、次の屋台へ。
2軒目は変わり種のラーメンにしてみて、勢いよくまたすすりこんでみれば。
「う、なんていうか攻めてる味だな」
不味い……いえ、色々と攻めている味わいです。
それも頑張って完食すれば、お口直し……もとい、やはりラーメンといえば豚骨ですから!
3軒目はまた、安牌の豚骨ラーメンの屋台にして。
「ん、やっぱりうっまーい! 豚骨ホント最高!」
汁まで一滴残らず美味しくいただいて、シメっ――ごちそうさま、です!
🔵🔵🔵 大成功

【黒辻・彗(h00741)と】
来てしまったわ、屋台フェスタ。
ドラファングルメちゃんねるに感謝ね。こんな素晴らしい食べ放題のイベントがあるなんて。
彗と一緒に屋台を見て回るわ。一人で回る勇気なんてないもの。私が人混みが嫌いなの、知ってるでしょ?
このとっても大きなパフェが食べたいわ。彗、良いわよね?
彗にもお裾分けするけど、このパフェは私が頼んだものだし、『大食い』で満足するまで食べまくるわ。
彗は何を食べるの? やっぱりラーメン?
それなら、私も同じものを頼むわ。超特大のやつを。トッピング全乗せで。
……うん、このイベント最高ね。毎日来ても良いかも。もちろん、彗と一緒にね。

【レナ・アステリウム(h01045)と】
屋台フェスタか。食費が酷いことになってる中で有り難いかも。えっと……これ予算大丈夫だよね?
レナと一緒に行こう。俺はそこまで食べられないし、串焼きとかたこ焼き、お好み焼きみたいな……って、レナ?
特大パフェを見つめるレナに声をかけよう。覚悟は揺らがないみたいだし、構わないよって言っておくよ。
それにしても、いつも不思議に思うよ。その量が一体どこに消えるんだ……?
テーブルに座って食べるみたいだし、俺は近場にある屋台のラーメンを持ってこようか。
えぇ……これも食べるのか……。
……もっとダンジョンに潜って食費のためのお金稼がないとな。まあ、レナが嬉しそうで良かったよ。
くるりと周囲を見回し、そしてひとつ、こくりと大きく頷いて。
「来てしまったわ、屋台フェスタ」
レナ・アステリウム(星の精霊・h01045)が満を持してやって来たのはそう、様々な屋台が並ぶお祭り。
この祭りのことを耳にしたからには、赴かずにはいられなかったのである。
「ドラファングルメちゃんねるに感謝ね。こんな素晴らしい食べ放題のイベントがあるなんて」
何せ、食べ放題。何という、素晴らしいイベント!
ということで早速、わくわくそわりと屋台を見て回らんとするレナであるが。
今日も勿論、いつものようにぴたりと。
「一人で回る勇気なんてないもの。私が人混みが嫌いなの、知ってるでしょ?」
黒辻・彗(自在変異の『黒蓮ブラック・ロータス』・h00741)にくっつきつつ回る気満々である。
そんな親鳥と雛鳥のように、今回もふたり一緒なわけであるが。
(「屋台フェスタか。食費が酷いことになってる中で有り難いかも」)
食費的な面で、彗にとっても、この祭りは願ったり叶ったり。
とはいえ、やはり性分として思ってしまうのだ。
「えっと……これ予算大丈夫だよね?」
だって、すぐ隣にいる少女のことを、彗はよくよく知っているから。
というわけで、レナと共に屋台フェスの会場を巡ってみることにして。
「俺はそこまで食べられないし、串焼きとかたこ焼き、お好み焼きみたいな……」
彗はそういくつか候補を絞りつつ、屋台を眺めていたのだが。
ふと足を止め、何かをじいと見つめる様子に気が付いて。
「……って、レナ?」
声を掛けつつも、その視線を追ってみれば。
「このとっても大きなパフェが食べたいわ。彗、良いわよね?」
レナが見つけたのはそう――モンスター級の特大パフェ!
あまり表情が変わらないクールな印象を受ける彗も、思わずその聳え立つようなパフェの巨大さを見れば、一瞬だけ瞳をぱちり。
けれどやはり、お強請りするレナは、いたって本気で。
だから……覚悟は揺らがないみたいだし、と。
悟った彗はこう言っておくことにする――構わないよ、って。
そして注文したモンスター級超ビッグパフェがどどんと目の前に置かれれば、臆するどころか嬉々として。
早速、はむりと食べ始めるレナの姿に、彗はいつもながらに思うのだった。
「それにしても、いつも不思議に思うよ。その量が一体どこに消えるんだ……?」
いや勿論、彗にもお裾分けするレナなのだけれど。
……このパフェは私が頼んだものだし、なんて。
当然、満足するまで食べまくります!
そう――彼女は、大食い。それも半端ない。
生活費の大半が、この少女の大食らいのせいで消えるほどに。
そしてそんなエンゲル係数が天元突破状態な生活費をなんとか工面するのが、困った人を放っておけない性分の彗である。
というか、レナにとっては少しかもしれないが、お裾分けしてくれた量でも彗には十分であるし。
むしろ、口の中が甘くなってしまったから。
(「テーブルに座って食べるみたいだし、俺は近場にある屋台のラーメンを持ってこようか」)
モンスター級の甘味を圧倒的な大食いで難無く攻略し無双していく彼女を後目に、自分の分も調達しようとすれば。
「彗は何を食べるの? やっぱりラーメン?」
特大パフェを食べながらも、レナはこう続ける。
「それなら、私も同じものを頼むわ」
「えぇ……これも食べるのか……」
いや、同じラーメンだけれど、厳密に言うと全然同じではなく。
「超特大のやつを。トッピング全乗せで」
彼女が頼むのはそう、トッピング全部盛り盛りの超特大!
そして、モンスター級特大パフェの隣に、トッピング全乗せ盛り盛り超特大ラーメンが並べば。
レナは満足げに、こくりと頷いて。
「……うん、このイベント最高ね。毎日来ても良いかも」
このイベントは有難くも食べ放題であるが、彗はその姿を見遣りつつも改めて思う。
(「……もっとダンジョンに潜って食費のためのお金稼がないとな」)
それから、順調にもくもくと特大たちの物量を減らしていきながらも。
レナはやはり、こう付け加えるのだった。
「もちろん、彗と一緒にね」
そして普通の大きさの、デフォルトのトッピングのラーメンを食べながらも。
食費という尽きない心配はあるものの、今に限ったことではないし。
美味しそうにパフェやラーメンを食べまくる彼女の姿に、彗はそっと瞳を細めつつも紡ぐ。
……まあ、レナが嬉しそうで良かったよ、って。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

アドリブ、連携OK
おひるねダンジョンなんて素敵なお名前ね
でもその前にごはんしっかり食べてから行かないとよね
んー…オススメたくさんあってよくわからないわ
端からバランス良く食べていけば問題なさそうかしら
飲み物はこの土地のお酒があったら呑んでみたいわ
最後はやっぱり配信でも目を引いた大きなパフェかしら
キラキラして可愛かったもの
うふふ、楽しみ…
補足、まわりが引く位食べます。周囲の視線など気にしてないから気付かない
この√に点在する、様々なダンジョン。
そして今日も、名声や借金返済を求める多くの冒険者達が、そんなダンジョンを攻略するべく足を運んでいるのだけれど。
木ノ下・味香(エルフの|錬金騎士《アルケミストフェンサー》・h04816)も、これから向かうダンジョンのことを思い返す。
「おひるねダンジョンなんて素敵なお名前ね」
そう……冒険者をダメにするおひるねダンジョンの話を聞けば、赴かずにいられなかったから。
だが、ダンジョンを攻略するためには準備も必須。
(「でもその前にごはんしっかり食べてから行かないとよね」)
というわけで丁度、おひるねダンジョンのすぐ傍の冒険王国で。
美味しい物が沢山食べられる、『屋台フェスタ』なる祭りが開かれていると聞いたから。
おひるねダンジョンへと足を運ぶ前に訪れてみた味香であるが。
「んー……オススメたくさんあってよくわからないわ」
一応、この祭りの情報を提供しているドラファングルメちゃんねるも見てみたものの、たくさんありすぎてどれが良いかよくわからなくて。
周囲を見回しては、こてりと首を傾けつつも、味香は歩き出す。
こういう時の一番の解決法は、これ。
「端からバランス良く食べていけば問題なさそうかしら」
とりあえず順に屋台を巡っては片っ端から買ってみて、もぐもぐはむり。
そして、食べ物は勿論のこと。
「飲み物はこの土地のお酒があったら呑んでみたいわ」
飲み物だって、このフェスタや地でしか味わえないものを中心に、あれもそれもこれも、調達してみて。
周りが何だかざわっとしていることにも気づかずに、はむはむもぐもぐ。
そして購入した戦利品をあっという間に完食すれば、ご馳走様……では、全くまだ当然なくて。
「最後はやっぱり配信でも目を引いた大きなパフェかしら。キラキラして可愛かったもの」
うふふ、楽しみ……なんて、にこにこうきうき。
注文したのは、そう――モンスター級特大パフェ!
いや、周囲の視線など気にしてないから、味香は気付かないのだけれど。
まわりが引くくらい、めちゃめちゃ半端ない量を食べています、ええ!
🔵🔵🔵 大成功

わぁい!おいしいもの!
リアはそんなに量は食べられないから、質を重視するよ!
なになに、チャンネル見よう…
スマホポチポチり。
へええ…どれも美味しそう。
特に…1口サイズスイーツを沢山食べられるのとか、いいね!
リアはイチゴが好きだから、イチゴメインで行こう!
和も洋も好きだよ、イチゴ飴とイチゴ大福とか。んん、パフェも捨て難い。
小さめパフェにして、あとマカロンも欠かせないよね。
全部映えるように食べ物持って自撮りして。
送る相手は……ね!っと。送信!
SNSにもなう!しちゃう。
食べすぎ注意、あ、イチゴのサイダー美味しそうー!
祭りの会場に足を踏み入れれば、そこかしこからふわりと漂ってくる、食欲を擽る良い香り。
そう、それはわくわくと心躍るような。
「わぁい! おいしいもの!」
美味しい物なのです!
けれどうきうきと足取り軽くやって来たリア・カミリョウ(|Solhija《太陽の娘》・h00343)は、きちんと心得ている。
(「リアはそんなに量は食べられないから、質を重視するよ!」)
というわけで、情報収集とても大事。
なになに、チャンネル見よう……と、すちゃりと手にしたスマートフォンをポチポチり。
例の、ドラファングルメちゃんねるの配信をチェックしてみれば。
「へええ……どれも美味しそう」
あれもこれも、いっぱい気になるものはあるのだけれど。
その中でも、リアの興味を大きくそわりと惹いたのは、やっぱり。
「特に……1口サイズスイーツを沢山食べられるのとか、いいね!」
甘い物を少しずつ沢山楽しむことができるという、スイーツいっぱいの屋台カフェ!
ということで早速向かってみて、メニューをうきうき眺めてみれば。
「リアはイチゴが好きだから、イチゴメインで行こう!」
大好きなイチゴを中心としたスイーツに決定! ……なのだけれど。
「和も洋も好きだよ、イチゴ飴とイチゴ大福とか。んん、パフェも捨て難い」
美味しそうなものいっぱいで、思わずきょろりと目移りしちゃう。
けれど色々と欲張れるように、パフェを小さめにしてみたりと工夫してみて。
「あとマカロンも欠かせないよね」
さくさくキュートなマカロンも選べば、ばっちり!
全部映えるように食べ物を持って、ぱしゃぱしゃっと抜かりなく自撮りしてから。
「送る相手は……ね!」
一番最初に、見て見てってするのは勿論、幼馴染の彼って決まっている。
それからその後に、SNSにもなう! しちゃえば。
食べすぎ注意、ときりり。心に思ったのも……ほんの一瞬。
「あ、イチゴのサイダー美味しそうー!」
しゅわり弾けるイチゴのサイダーを見つければ、ついつい、追加しちゃいます。
🔵🔵🔵 大成功

【海月花】
花ちゃんと手を繋いで
んへへー、花ちゃんからいろんな食べ物があるって聞いてー、楽しみにしてたんすー
今日は花ちゃんの靴に全力でふおおー!と魔法をかけたっす。楽しい時間のために抜かりはないっすよー(むふん)
おれはねー、ラーメンー! 定番って聞いてるしー、やっぱり試しときたいすよねー
醤油でー、大盛でー、トッピングはー……選べないんでー、とりあえずぜんぶ乗せてもらおー
……クラゲはさすがにないすよねー? と一応確認しとくっす。さすがに同族食べちゃうのはちょっとー
同族食べる種のやつもいるっすけども
人間の体になってよかったことのひとつは、間違いなくおいしいごはんが食べられることっすー。うまうま……

【海月花】※スマートフォンの読み上げ機能で話します
今日は月笠ちゃんとお出掛けです
調べものの中で偶然このお祭りのことを知りましたが、賑やかでわくわくします
普段はあまり歩けないわたしですが、月笠ちゃんが今日を楽しむため、魔法を靴にかけてくれました
ゆっくりですが、月笠ちゃんと手を繋いでお祭りを楽しみます
いつもわたしを運んでくれるクラゲのくらちゃんはお休みなので、後で何かお土産を買っていきましょう
おいしいものが沢山だとあらかじめ調べて知っていたのですが、実際に見ると迷ってしまいます
でも、やっぱり甘いものが気になるので、一口サイズのスイーツを色々と
どれもとっても美味しくて、ついつい顔が綻んでしまいますね
沢山の人が訪れている冒険王国を、ゆうらりふわり、ゆっくりと。
花倉・月笠(童話の魔女にはなれないが・h00281)と一緒に手を繋いで歩きながら。
(「今日は月笠ちゃんとお出掛けです」)
志水・落花(人魚の姫にはなれずとも・h00555)はきょろりと海のような色の瞳を巡らせつつ、賑やかさにわくわく。
調べものをしていたら偶然見つけて知ったこのお祭り『屋台フェスタ』は、事前に見ていた情報通りに沢山の店が並んでいて。
「んへへー、花ちゃんからいろんな食べ物があるって聞いてー、楽しみにしてたんすー」
お祭りの雰囲気にうきうきしちゃうのは勿論、月笠も一緒。
いや、普段はあまり歩けないから、月笠から贈られた魔法のクラゲでふよりと移動しているのだけれど。
でも今日は、そんないつもとは、ちょっぴり違って。
(「月笠ちゃんが今日を楽しむため、魔法を靴にかけてくれました」)
(「今日は花ちゃんの靴に全力でふおおー! と魔法をかけたっす」)
今の落花には魔法の靴があるから、大丈夫。
そして、ふおおー! と魔法をかけた当の魔法使いは、むふん。
楽しい時間のために抜かりはないっすよー、なんて。
『いつもわたしを運んでくれるクラゲのくらちゃんはお休みなので、後で何かお土産を買っていきましょう』
スマートフォンの読み上げ機能でそう告げる落花に頷きつつも。
彼女に合わせて一緒にゆっくりと、いざ屋台巡りへ!
でも、落花は思わずちょっぴり頭を悩ませてしまう。
『おいしいものが沢山だとあらかじめ調べて知っていたのですが、実際に見ると迷ってしまいます』
事前に情報はチェックしていたのだけれど、実際に見ればやっぱり、色々と目移りしてしちゃって。
そしてそんな落花と手を繋いで歩く月笠は、もう心に決めていた。
「おれはねー、ラーメンー! 定番って聞いてるしー、やっぱり試しときたいすよねー」
そう、屋台といえば定番のラーメン!
まずはラーメン屋台に足を向けて、大将へと早速注文を。
「醤油でー、大盛でー」
「おう、醤油大盛り一丁! トッピングはどうするかい?」
「トッピングはー……選べないんでー、とりあえずぜんぶ乗せてもらおー」
頼んだのは、醤油ラーメントッピング全部乗せ!
いや、全部乗せてもらうって言ったものの……月笠には、ちょっとだけ気になることがあるから。
威勢よく麺を湯がく大将へと、一応こう確認を。
「……クラゲはさすがにないすよねー?」
だって、月笠はハナガサクラゲなのだから。
(「同族食べる種のやつもいるっすけども、さすがに同族食べちゃうのはちょっとー」)
もしも万一クラゲが入っていたら、ちょっと……なんて思っていれば。
「クラゲ……キクラゲなら入っているけど、大丈夫かい?」
「えっ?」
まさかの、クラゲ入り……!?
そう瞳を瞬かせていれば、落花が読み上げ機能で教えてくれる。
『月笠ちゃん、キクラゲはクラゲみたいな名前ですが、キノコです』
「びっくりしたー、キノコなら大丈夫っすー、花ちゃんはやっぱり情報通っすねー」
ということで、トッピング全部盛りでも安心していただけます!
そして落花も何にするか迷いながらも、ふと向かうのは。
『でも、やっぱり甘いものが気になるので、一口サイズのスイーツを色々と』
好きなスイーツが並んでいる、屋台カフェへ。
プチカップケーキやマカロン、チョコレートやクッキーなどなど、小さいものをいくつか買ってみて。
ふたりで座ってひと休みしながらも、わくわくぱくりと口に運んでみれば。
落花は口に広がる美味しさと甘さに、ほわり。
『どれもとっても美味しくて、ついつい顔が綻んでしまいますね』
月笠もずるずるっとラーメンを嬉々とすすりながら、うまうま……って。
落花に頷きつつも、改めて実感する。
「人間の体になってよかったことのひとつは、間違いなくおいしいごはんが食べられることっすー」
そしてふたり顔を見合わせれば、ほわほわふわり。
何かお土産を買える屋台をスマートフォンで調べつつも。
美味しくて楽しい今を、まだまだふたりでいっぱい満喫するつもり。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

妹の彩綾(h01453)と後援者の菫さん(h05002)と参加
屋台フェスタ!!なにその楽しそうなイベント!!菫さんがばっちり「ドラファングルメちゃんねる」を検索して情報みせてくれたので予習はばっちり。屋台いこう!!
まずはおでん。故郷いた頃はおでんなんて奥の深い料理しらなかった!!3人で具注文しよう!!私はたまごとこんにゃく!!あったかくて美味しい。
まだいけるかな?焼き鳥いこう!!私はももがいいな!!もちろんタレをつけて!!
最後は屋台でマカロン食べよう。3人で暖かいココア!!
彩綾も一杯食べれて嬉しそう。菫さんも何か楽しんでるね?二人の笑顔みれて嬉しい?菫さんの笑顔みれて私と彩綾も嬉しいよ?

姉の綾音(h01388)と後援者の菫さん(h05002)と参加
はじめて訪れるドラゴンファンタジー!!それに屋台フェスタ!!公開されている「ドラファングルメちゃんねる」は菫さんがばっちり検索してくれて視聴した!!うん、屋台いこう!!
やっぱり寒い日にはおでんだよね!!私は大根ともち巾着!!3人なら6つの具食べれるよね。あ〜・・・体温まる。
まだいけるよ。焼き鳥は皮!!塩が好きなんだよね私。
最後はマカロンに3人で暖かいココア!!
うん、お姉ちゃん、一杯食べれて幸せだよ。菫さんは私とお姉ちゃんが楽しそうで嬉しい?私とお姉ちゃんも菫さんが楽しそうな笑顔で嬉しいよ?

後援している綾音(h01388)と彩綾(h01453)と参加
3人ともドラゴンファンタジーははじめてだからね。公開されている「ドラファングルメちゃんねる」で屋台フェスタの情報はばっちり見ておいたよ。二人がはりきって屋台にひっぱっていく。
おでんは私も大好きでねえ。私ははんぺんと牛すじにするよ。うん、やっぱり寒い時にはおでんだ。
焼き鳥もたべるのかい?私は砂肝にたれでいただくよ。
まあ、甘いものは別腹ということで。マカロンとホットココアも一緒に。
私は綾音と彩綾が美味しいものたべて幸せそうに笑ってて満足だよ。え?私も笑顔で嬉しい?本当に欲しい言葉言ってくれるんだねこの子たちは・・・
はじめて訪れた√世界の、はじめての冒険王国。
後援している姉妹と共に藤原・菫(気高き紫の花・h05002)が今回やって来たのは、そう。
「3人ともドラゴンファンタジーははじめてだからね」
剣と魔法の現代世界、冒険者たちが集う、√ドラゴンファンタジーの世界!
そんな未知の世界というだけでも興味深いというのに。
「はじめて訪れるドラゴンファンタジー!! それに屋台フェスタ!!」
「屋台フェスタ!! なにその楽しそうなイベント!!」
訪れた冒険王国で行われているというお祭り――『屋台フェスタ』の話を聞けば、桐生・綾音(真紅の疾風・h01388)と桐生・彩綾(青碧の薫風・h01453)もわくわくせずにはいられない。
それに、初めての世界のお祭りでも、事前準備は万全。
「公開されている「ドラファングルメちゃんねる」で屋台フェスタの情報はばっちり見ておいたよ」
菫が耳にして検索してくれたチャンネル配信を視聴して、情報もきちんとみてチェックしたから。
「屋台いこう!!」
「うん、屋台いこう!!」
綾音と彩綾はそうふたり頷きあって、流行る気持ちのまま、いざ屋台へ!
はりきって、ふたりで仲良く菫のことをひっぱっていきながら。
というわけで、予習をしてきた3人が足を向けたのは。
「やっぱり寒い日にはおでんだよね!!」
「故郷いた頃はおでんなんて奥の深い料理しらなかった!!」
屋台といえば、まずは定番のおでん。
「おでんは私も大好きでねえ」
美味しそうな具材をきょろり見回すふたりの姿に瞳細めながらも、菫も何を頼むか吟味して。
「3人で具注文しよう!! 私はたまごとこんにゃく!!」
「私は大根ともち巾着!! 3人なら6つの具食べれるよね」
「私ははんぺんと牛すじにするよ」
3人で選んだ具を一緒に味わうことに。
そして、見るからに味が染みた熱々のおでんを、はふはふはむりと口に運べば。
「あったかくて美味しい」
「あ〜……体温まる」
「うん、やっぱり寒い時にはおでんだ」
美味しくてあったかくて、今の時期にぴったり。
3人でこうやって並んで楽しく食べれば、ほわりと染みる、しあわせな気持ち。
そしておでんを美味しくいただいて、満足感いっぱいで屋台を出た3人だけれど。
「まだいけるかな?」
「まだいけるよ」
綾音の問いに、彩綾がこくりと頷いて返せば。
「焼き鳥いこう!!」
やはり屋台の醍醐味は、はしご!
「焼き鳥もたべるのかい?」
綾音と彩綾のやり取りに、菫はそう確認してから。
次は、チャンネルでもチェック済のやきとり屋台へ。
目の前で焼かれていく香ばしい匂いが、食欲をそそるほど美味しそうで。
何を焼いてもらうか、綾音が選んだのは。
「私はももがいいな!! もちろんタレをつけて!!」
甘辛いタレを何度もつけてじゅわりと焼いた、とりももの串。
「私は砂肝にたれでいただくよ」
菫もこりこり食感な通好みの砂肝を、タレでいただくことに。
そんなタレの濃厚な味わいもかなり魅力的だし。
「焼き鳥は皮!! 塩が好きなんだよね私」
彩綾が選んだぱりっと焼かれたとり皮串も、ぱらりと振られた塩とマッチしていて絶品。
そしておでんに焼き鳥、美味を存分にはしごすれば。
おなかもいっぱいでご馳走様……の、その前に。
「最後は屋台でマカロン食べよう」
「まあ、甘いものは別腹ということで」
「最後はマカロンに3人で暖かいココア!!」
別腹のデザートと飲み物をいただきます!
ころんとしたマカロンはサクサクで可愛くて、ごはんの後に食べるのに量もほどよくて。
甘くてあたたかいココアをお揃いで口に運べば、心も身体もぽかぽか。
そしてそんなしあわせなひとときを、綾音は見ていて実感するから。
「彩綾も一杯食べれて嬉しそう」
美味しいものを満喫出来て、嬉し気な彩綾の姿に。
そんな綾音の声に、こくりと頷いて返す彩綾。
「うん、お姉ちゃん、一杯食べれて幸せだよ」
でも楽しいって思っているのは勿論、妹や自分だけではなくて。
「菫さんも何か楽しんでるね?」
「私は綾音と彩綾が美味しいものたべて幸せそうに笑ってて満足だよ」
菫だって、そう満足そうに笑んで。
「二人の笑顔みれて嬉しい?」
「菫さんは私とお姉ちゃんが楽しそうで嬉しい?」
綾音と彩綾はそう同時に尋ねながらも、こう続ける。
「菫さんの笑顔みれて私と彩綾も嬉しいよ?」
「私とお姉ちゃんも菫さんが楽しそうな笑顔で嬉しいよ?」
そんな姉妹お揃いで告げられた言葉は、菫自身は思ってもなかったことで。
「え? 私も笑顔で嬉しい?」
一瞬、ぱちりと瞳を瞬かせるけれど。
でもすぐに、ふわりと笑みを宿して返す。
――本当に欲しい言葉言ってくれるんだねこの子たちは……、って。
一緒に楽しんでいるマカロンの甘さやココアのあたたかさのように、ほっこりと。
心に染みるふたりの言葉と、3人で過ごすこの楽しいひとときに。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【兎児神の杜】で参加
※アドリブ・改変OK
みんなでお出かけなんだぜ、夕陽はお誘いありがとな!
オレは出身√だから、ものすごく珍しいってわけじゃないけど
こういうフェスはやっぱりテンション上がるなー!
さて、どの屋台に……(スイーツゾーンに目が向く隠れ甘党系男子
いやいや、男らしくガッツリ食べるんだぜ! ラーメン行くんだぜ!(後ろ髪引かれつつ
豚骨バリカタ、海苔、キクラゲ、煮卵入り、あと半チャン餃子で!
替え玉も頼んじゃんだぜ!
え、パフェも行く? しょうがないんだぜー、皆も行くなら行っちゃうんだぜー
じゃ、この1グループ1セット限りの超巨大メガトン級マシマシエベレストパフェで!
『みんなで』食べるんだぜ!

【兎児神の杜】で参加
この√で物を食べるって初めてかも
「皆はどれ食べたい? 私は変わり種に興味あるわ」
通りすがりに蜂蜜酒を買って飲みながら歩く
皆の飲み物も奢ってあげる、お金はあるしね
年齢確認されたら冒険者証見せる。21歳だから!
「ヤッベ、マンガ肉! 全√通して初めて見た。実在するんだアレ」
夕陽くんも肉に興味あるみたいだし一緒にふらふらするわ
危なっかしいから手を引いてあげる
傍目には子供に手を引かれているようにしか見えないわね、これ
「ドラゴンの指串…? 絵面大丈夫そ? ま、折角だし食べよっか」
鱗揚げ煎餅は皆でシェアしましょ、珍しいし
知り合いに会ったら手を振ったりして、皆でシェアできそうな物を探すわ

【兎児神の杜】で参加
参稀、護善、カンナ、樹先生、誘いに応じてくれてありがとう
初めてきた世界だけど、これだけ種類があるなら参稀と護善も喧嘩にならないで済むかな?
(どこで買ったか得体不明のお菓子を食べながら)
ボクは肉料理が気になるけど、カンナも同じなんだね
じゃあ一緒に見て回ろうか
ボクがはぐれないように手を引いて案内よろしくね
これだけ屋台があると目移りして……あ、ドラゴンの指串だって
向こうは鱗揚げ煎餅を売ってるよ
(ほっとけばフラフラ行ってしまう雰囲気)
そういえば“しぇあ”をするのは、仲良しなんだよね
皆で買ったものをしぇあしよう
ボクもお菓子食べたいし、後で一緒にパフェを買いに行こうか参稀
※アドリブ歓迎

【兎児神の杜】
アドリブ可
終夜は誘ってくれてありがとう
年長者としてカンナ一人に奢らせられないからね。私も出そう
今日は未成年者も多いし、流石に酒は遠りょ…って、あ(早速横で飲んでた)
いや二人はガッツリ系狙いだなと…(必死で誤魔化す)
確かこの√の名物はラーメンだったか…折角だから食べてみたいな
護善と…(色々察し)参稀も一緒にどうだ?
私は魚介系のミニサイズで
この後に本命…こほん、まだ食べ歩きたいからね
煮卵は定番として梅干し…気になるな。これも乗せよう
バフでパワーアップするパフェか
バフは多いに越したことはない。参稀の注文に乗ろう(迷いなし)
少々大きい気はするが…まぁ問題ないな(黙々と食べ進める隠れ甘党)

【兎児神の杜】参加者5名
参稀→みっ君、他の友人は下の名前に君付け
みんなで、おっでかけ嬉しいなぁ。
取り敢えずボク、点心の口なんだよねぇ。
ラーメンと肉まんと飲茶とぉ……って、みんな、待ってぇ。
夕陽君、あのね、ボクとみっ君、別に食の好みが全然違うんじゃないんだよぉ。
ただ、みっ君の好きなものって、甘すぎるんだよねぇ。
塩っけが欲しくなるというかねぇ、うん美味しぃ(いつの間にか点心を抱えている兎)
って言うか、カンナ君が一番食べてる気がするのは気のせいかなぁ……(それ以上言わない)
ボク、パフェはいいかなぁ、ちょっと生クリームの量がエグイかなあって。
樹君は、大丈夫だって!
みっ君、よかったねぇ!!(声がでかい)
今日はただでさえ、絶好のお出かけ日和であるのに。
飛白・護善(スターウォーデン・h00123)は、いつものようにのんびりとゆるゆると。
「みんなで、おっでかけ嬉しいなぁ」
でも垂れた長いお耳もゆらゆら上下するくらいに軽い足取りで、わくわく。
そして飛白・参稀(スターゲイザー・h00084)も、長く立ったお耳を楽し気にぴこりとさせながらも。
「みんなでお出かけなんだぜ、夕陽はお誘いありがとな!」
今回誘いの声をかけてくれた、終夜・夕陽(薄明の巫女・h00508)へと礼を言えば。
花園・樹(ペンを剣に持ち変えて・h02439)も、兎の双子たちに続いて、夕陽へと視線を向けて。
「終夜は誘ってくれてありがとう」
「参稀、護善、カンナ、樹先生、誘いに応じてくれてありがとう」
そんな見た目や声に感情の起伏はあらわれないけれど。
でも、誘いに乗ってくれた皆の声を聞いた夕陽の猫尻尾は、嬉し気にゆらりら。
いや、色々な種類の食べ物の屋台が並んでいるというこの祭りの内容を聞いて、夕陽は思ったから。
「オレは出身√だから、ものすごく珍しいってわけじゃないけど、こういうフェスはやっぱりテンション上がるなー!」
「取り敢えずボク、点心の口なんだよねぇ。ラーメンと肉まんと飲茶とぉ……って、みんな、待ってぇ」
賑やかな祭りの雰囲気にうきうきする参稀と、のんびりうっかり置いて行かれそうになる護善の双子を見て。
双子なのだけれど、何気に味覚の好みが違うと知っているふたりでも。
「初めてきた世界だけど、これだけ種類があるなら参稀と護善も喧嘩にならないで済むかな?」
それぞれ、好きなものがあるのではないかと。
そう、早速ぱりぽりと、どこで買ったか得体不明の謎なお菓子を食べながら。
けれどそんな夕陽の言葉に、護善はこう返す。
「夕陽君、あのね、ボクとみっ君、別に食の好みが全然違うんじゃないんだよぉ」
護善曰く、参稀と食の好みが違うのではないという。
いや、好みが全く違うわけではないのだけれど。
「ただ、みっ君の好きなものって、甘すぎるんだよねぇ。塩っけが欲しくなるというかねぇ」
ぱりぽり謎お菓子を頬張る夕陽の隣で……うん美味しぃ、って。
護善も肉まんをはむはむ、いつの間にかしょっぱい系の点心をしれっと抱えている兎さんであった。
そしてカンナ・ゲルプロート(陽だまりを求めて・h03261)も、陽の者が配信していたチャンネルを事前にチェックしておいたから。
「皆はどれ食べたい? 私は変わり種に興味あるわ」
……この√で物を食べるって初めてかも、って。
その中でもやはり気になったのは、√ドラゴンファンタジーでしか味わえそうにない珍しいもの。
それから、えっへんと皆のことを見上げつつも、くるり。
「皆の飲み物も奢ってあげる、お金はあるしね」
そう、外見は10歳ほどだけれど、カンナは皆よりも実は随分お姉さんなのだから。
そんな彼女の言葉に、樹も一緒に申し出て。
「年長者としてカンナ一人に奢らせられないからね。私も出そう」
やはり教師としての職業柄か、彼自身の真面目な性格からか、こう続けるのだけれど。
「今日は未成年者も多いし、流石に酒は遠りょ……って、あ」
「蜂蜜酒をひとつ。あ、21歳だから!」
通りすがりの屋台で、年齢確認もパスできる正式な冒険者証を見せてから。
早速、横で飲んでいるカンナに気づいて、そっと口を閉じる樹。
それから参稀は改めて周囲を見回してみて。
「さて、どの屋台に……」
ふと目が向いて、そわりとしてしまうのは、スイーツゾーン……なのだけれど。
でも何せ、参稀はお年頃な隠れ甘党系男子だから。
ハッとお耳をぴこり、ガン見していた屋台スイーツからそそくさと視線を逸らして。
「確かこの√の名物はラーメンだったか……折角だから食べてみたいな。護善と……参稀も一緒にどうだ?」
樹は、ラーメンを食べたいと元々言っていた護善と、色々察して参稀も、ラーメン屋台に誘ってみれば。
「いやいや、男らしくガッツリ食べるんだぜ! ラーメン行くんだぜ!」
威勢良く、でも何気に後ろ髪引かれつつも、ふたりと共に参稀もラーメンを食べるのです、ええ。
そしてそんなラーメン組の声を聞きながら、蜂蜜酒を飲みつつ歩いていたカンナはふと足を止めて。
引きこもっている時に配信でチェックしていた、一番気になっていた屋台を見つける。
「ヤッベ、マンガ肉! 全√通して初めて見た。実在するんだアレ」
そう、ドラゴンテイルステーキやマンガ肉などなど……架空のものであるかとばかり思っていたメニューが並ぶ、なんちゃってファンタジー飯の屋台が集まるゾーン。
そして夕陽も、カンナが見つめている方向へと視線を向けて。
「ボクは肉料理が気になるけど、カンナも同じなんだね。じゃあ一緒に見て回ろうか」
「夕陽くんも肉に興味あるみたいだし一緒に行こっか」
噂のマンガ肉に、がぶりとかぶりついてみるのもきっと浪漫!
それに屋台は沢山あるし、折角だから両手にいっぱい食べ物を持って食べ歩きたいという夕陽だけれど。
「危なっかしいから手を引いてあげる」
「ボクがはぐれないように手を引いて案内よろしくね」
気が付いたら色んな屋台へとふらふら、猫の気紛れで行ってしまいそうな彼の手を、目的の屋台までしっかりと引いてあげるつもりのカンナだが。
手を伸ばして繋ぎながらも、何気にこうも思う。
(「傍目には子供に手を引かれているようにしか見えないわね、これ」)
でも見た目は一番小さいかもだけれど、実はこの中で一番年上なのです、ええ。
そして、お目当ての肉へと早速向かうふたりのその姿を見つめながら。
「いや二人はガッツリ系狙いだなと……」
「って言うか、カンナ君が一番食べてる気がするのは気のせいかなぁ……」
必死で誤魔化す樹と、それ以上は敢えて言わないでおく護善であった。
それから気を取り直して、樹が双子と向かうのは、先程も行っていたラーメン屋台。
√EDENでも勿論ラーメンは人気だし、味もなかなかのものだとは思うも。
√ドラゴンファンタジーで定番と聞けばおさえておきたいところであるし、冒険者に評判のその味がどれ程のものか食べてみたいと思ったから。
早速、賑わうラーメン屋台へと足を向けて、それぞれ注文を。
「ラーメンとチャーハンと、あと豚の角煮かなぁ」
「豚骨バリカタ、海苔、キクラゲ、煮卵入り、あと半チャン餃子で!」
護善は念願のしょっぱいものを何品か、参稀は替え玉も頼んじゃって。
「私は魚介系のミニサイズで」
誘った樹が選んだのは、ミニサイズ?
いえ、この選択は、綿密な計画なのです。
「この後に本命……こほん、まだ食べ歩きたいからね」
でも、それはそれとして。
「煮卵は定番として梅干し……気になるな。これも乗せよう」
トッピングなら少々追加してもきっと問題ないはず、と。
定番と変わり種も、折角だから乗せちゃいます。
そして3人がずるずるとラーメンを美味しくいただいている間に。
「これだけ屋台があると目移りして……あ、ドラゴンの指串だって」
「ドラゴンの指串……? 絵面大丈夫そ?」
耳に聞いた言葉だと、何だか大丈夫か不安になるようなメニューばかりだけれど。
他の√で暮らしていたら、食べる機会もないだろうものばかりだし。
事前にチェックした配信によれば、味はどれも美味しいらしいから。
「ま、折角だし食べよっか」
夕陽の見つけたドラゴンの指串とやらを買ってみて、ひとくちはむり。
もぐもぐ食べてみれば確かに、思いのほか肉がぷりっとジューシーで、全然いけます!
それから念願のマンガ肉を見つければ、思わずじいと見遣りつつ。
ふたり顔を見合わせて、がぶり。これぞファンタジー飯の王道、まさに浪漫の味!
それから夕陽は、猫のお耳をぴこり。
「向こうは鱗揚げ煎餅を売ってるよ」
やはり、放っておけばフラフラとあちこち行ってしまいそうな彼に。
「鱗揚げ煎餅は皆でシェアしましょ、珍しいし」
カンナは逸れないように一緒に向かいながらも、知り合いを見かければ手を振ったりして。
「皆でシェアできそうな物を探そっか」
ラーメン組ともシェアできそうなファンタジーグルメを探してみることを提案すれば。
相変わらず表情や口調は淡々としているけれど。
「そういえば“しぇあ”をするのは、仲良しなんだよね」
夕陽は尻尾をゆらゆらさせながらも、こくりと頷いて返す。
……皆で買ったものをしぇあしよう、って。
それから、鱗揚げ煎餅や魔法ドライフルーツ、大王イカのスルメなど珍しいものをいくつか買い込んで。
ラーメンを食べ終わった3人と再び合流すれば、夕陽はこう参稀へと声をかける。
「ボクもお菓子食べたいし、一緒にパフェを買いに行こうか参稀」
その声を聞けば、お耳がぴこんっ。
「え、パフェも行く? しょうがないんだぜー、皆も行くなら行っちゃうんだぜー」
そう言うならーみたいな雰囲気を醸しつつも、早速うっきうきでスイーツ屋台が並ぶ広場へと軽やかな足取りで向かって。
わくわくと参稀は入店した屋台カフェで、注文を。
「じゃ、この1グループ1セット限りの超巨大メガトン級マシマシエベレストパフェで!」
どどーんとそびえる、モンスター級スイーツ――超巨大メガトン級マシマシエベレストパフェを!
いえ、だって。
「『みんなで』食べるんだぜ!」
そう、みんなで食べるのですから!
でもうきうきな参稀が頼んだそれを見遣りつつ、苦笑するのは護善。
「ボク、パフェはいいかなぁ、ちょっと生クリームの量がエグイかなあって」
ただでさえパフェといえば数口食べただけでもしょっぱいものが欲しくなるだろうくらい甘そうなのに、超巨大メガトン級にマシマシなのだ。
だが、甘味モンスター討伐にノリノリなのは、何も参稀だけではない。
「バフでパワーアップするパフェか。バフは多いに越したことはない。参稀の注文に乗ろう」
迷いなくそう力強く頷くのは、本命のためにラーメンをミニサイズにしておいた樹。
そんなある意味頼もしい先生の様子をみれば、護善は心からホッとしつつ。
「樹君は、大丈夫だって! みっ君、よかったねぇ!!」
声でかに、そう言えば。
「いや、皆も食べるなら、しょうがなくなんだぜー」
隠れ思春期甘党男子的なムーブはそのままに、すちゃりと参稀はスプーンを手にして。
「少々大きい気はするが……まぁ問題ないな」
同じく実は隠れ甘党だけれど、大人な樹はむしろ余裕の様子を見せながらも、黙々と超巨大メガトン級パフェを食べ進める。
そんな隠れ甘党男子たちの様子や、そびえたつ大きなパフェを見遣りつつ。
夕陽は、そういえば仲良しは“しぇあ”をするものだと思い出して、お菓子も食べたかったしパフェ討伐に参戦して。
「そうだ、鱗揚げ煎餅を買ったんだけど、どう?」
カンナは、陽キャがよくやっているように、映えを意識してみつつ。
買った鱗揚げ煎餅をさくりと、パフェに刺してみたのだけれど。
「えっ、あっ……ヤッベ、常軌を逸した見た目に」
陽の者デビューは、なかなか簡単ではないようです……?
けれど、なんともいえない見た目にはなったものの、護善にとって鱗揚げ煎餅はありがたくて。
ぶっ刺さっているそれをひとつ貰ってぱりぱりと口に運べば、しょっぱい味わいにほくほく。
そう、参稀の言うように『みんなで』――楽しく仲良くシェアします!
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【魔術師】のみなさんと!
全員魔術師なんて凄すぎますね♪
絶対魔女の紫シチューやマンドラゴラサラダは食べますが、刹兎さんの提案にはノリノリで乗っかりちゃいます!
「いいですね、たべましょう!」
お皿とか多めに貰えたら貰いますね!
ヴェルタさんのアヒージョも気になりますしもちろんパフェも!須神さんは何にするんでしょうか、お肉ですか?!それは絶対美味しいやつです!
「うーん!美味しくて止まんなくなっちゃう」
ダイエットは明日からにします!
まずは楽しみましょう!

【魔術師】の、みんなと!
・心情
まずは屋台をみんなで楽しむよー!
・行動
僕はね、全部盛りのバフもりもりパフェの大盛りを頼むんだ!
あのね、だからみんなでシェアしたいなーって……いい?わーい!
なら、スプーンとかなんか買えたりしないか聞いてみよ!そしたらシェアできるもん!
メリーさんのシチューやサラダも美味しいね、お酒は飲めないけど、ノンアルでヴェルタさんと同じの頼もうかな!
須神さんのマンガ肉も、とっても美味しいね!
みんなとたべてるからかなーなんだかとっても美味しく感じるよ

【魔術師】の皆で
ダンジョンの前に屋台で腹ごしらえ、だな。
滅多にない機会だ、私はお酒を飲ませて貰うとしよう。
ビールやカクテルを飲むぞ。
スカイダイビングでも頼もうか。
それなりにお酒に強いから、支障はないぞ。
アヒージョもパフェも、みんなで一緒に食べような。みんなで食べた方が美味しい、って誰かも言ってたしな。ふふ。
おや、点心セット、可愛いな…食べるのが勿体ないくらいだ。
きっと尻尾も楽しそうに振ってしまうだろう。
…ドラゴンテイルステーキ、食べていいか?
肉があると、つい寄ってしまうんだよな。
大人として、楽しみながらもみんなに危険が及ばないかは気を張っておこう。
楽しい思い出が台無しになってしまわないように。

【魔術師】の皆と
魔術師連れ4人、楽しく屋台を堪能。これほど同職だけの面子も珍しい。
ダンジョンの前に屋台で飯?楽しめそうだね(ぽつり本音)
シェアですか。あ…こっちも食べます?
(黒い肉まん的なものを銜え、桃饅やら見栄え重視の動物型の点心セットの入った蒸篭風の容器のふたをあけてみせ)
かわいらしくて本当にもったいなくなるけれど、もしよかったら。
(自分も一口ずつ皆とシェアさせてもらう。名前や見た目で警戒したものもあったけれど、シチューとサラダ、アヒージョどれもおいしい。)
ドラゴンテイルの肉も興味深いがマンガ肉もあるんだね。
(これに反応しない男子はいないのでは?ご他聞にもれず普段の丁寧口調から、ぽろり漏れる本音口調でのワクワク。しかしさすがに男女で同じ肉にかぶりつくのはどうなんだろうと変に逡巡して店員さんに相談?)
)
かぶりつくのが醍醐味なんだろうけどー。あ、これシェアできる方法とかもあったりします?
ちょっと食べ過ぎたら眠くなりそう
でもパフェを一口もらうと、名前につられて何とかなりそうな気がする…
賑やかな人々の声で溢れ、風に乗ってそこかしこかた漂ってくる美味しそうな匂い。
そんな屋台がずらりと並ぶ冒険王国に足を運んだ今回のパーティ編成は、思わず笑みが零れちゃいそうな。
「全員魔術師なんて凄すぎますね♪」
「これほど同職だけの面子も珍しい」
メリー・メロウ(La nuit porte conseil.・h05082)や須神・皓月(吸血鬼の|古代語魔術師《ブラックウィザード》・h03922)の言うように、そう――全員が魔術師!
そして、そんな魔術師連れ4人で楽しく挑むのは、ダンジョン攻略……も、なのだけれど。
「ダンジョンの前に屋台で腹ごしらえ、だな」
(「まずは屋台をみんなで楽しむよー!」)
まさに、腹減ってはダンジョン攻略はできぬ!
王国の街で開催されているこの『屋台フェスタ』のキャッチコピー通りに。
ヴェルタ・ヴルヴァール(月の加護授かりし狼・h03819)と神賀崎・刹兎(デルタ・ケーティ・h00485)も、まずは美味しそうなものがいっぱいのお祭りを目一杯楽しむつもり。
躍る心のまま歩むメリーやお気に入りの黒い羽根を楽し気にぱたぱたする刹兎、ヴェルタのふさふさの白い尻尾もゆらりらと揺れていて。
「ダンジョンの前に屋台で飯? 楽しめそうだね」
アンニュイで物憂げな皓月も、そんな本音をぽつり。
ということで、魔術師4人で早速、屋台フェスタの攻略開始です!
どの食べ物も美味しそうで、色々と目移りしちゃうのだけれど。
食べ物の前に、やはり最初はこれ。
「滅多にない機会だ、私はお酒を飲ませて貰うとしよう」
……それなりにお酒に強いから、支障はないぞ、と。
ヴェルタがぱらりと開くのは、魔導書デザインの飲み物のお品書き。
定番のビールや、その名の通り青空の如き色をしたカクテル・スカイダイビングを頼んでみれば。
「お酒は飲めないけど、ノンアルでヴェルタさんと同じの頼もうかな!」
刹兎もお揃いで、ビール風ジュースやモクテルを作って貰って。
メリーと皓月も、気になったジュースやモクテルをそれぞれ選べば――皆で、乾杯!
そして眼前に並べられるのは、わくわくお楽しみの料理たち。
メリーが絶対に頼もうと心に決めていたのは、魔女の紫シチューやマンドラゴラサラダ。
まるで魔女が大きな壺でぐつぐつ煮たような見目のシチューに、マンドラゴラっぽいシャキシャキ野菜のサラダは、ちょっぴり変わった見た目だけれど。
でもチャンネル配信によれば、美味しいと評判のようだし。
刹兎も、お祭りではこれを頼もうって決めていたのだ。
「僕はね、全部盛りのバフもりもりパフェの大盛りを頼むんだ!」
そう、バフもりもり全部盛りの「冒険者パフェ」!
けれどさすが、バフもフルーツももりもりの大盛りだから。
そびえたつ冒険者パフェ攻略のために、刹兎が提案するのはこんな作戦。
「あのね、だからみんなでシェアしたいなーって……」
「いいですね、たべましょう!」
そんな名案に、メリーもノリノリで乗っかりちゃいます!
ということで、美味しくて楽しい作戦を早速実行するために。
「いい? わーい! なら、スプーンとかなんか買えたりしないか聞いてみよ! そしたらシェアできるもん!」
「お皿とか多めに貰いますね!」
メリーと刹兎がうきうき、シェアできるように店員に告げれば。
ヴェルタも、頼んだオクトパスと魔法きのこのアヒージョを差し出して。
「アヒージョもパフェも、みんなで一緒に食べような」
「ヴェルタさんのアヒージョも気になりますしもちろんパフェも!」
「みんなで食べた方が美味しい、って誰かも言ってたしな。ふふ」
シェア作戦に勿論大賛成、そうすれば何倍も美味しい魔法がかかるって、知っているから。
そして皓月も、ぱかりと。
「シェアですか。あ……こっちも食べます?」
蒸篭風の容器のふたをあけてみせつつ、黒い肉まん的なものをはむりと銜えて。
皆にもお裾分けするのは、桃饅やらで彩られた見栄え重視の動物型の点心セット。
そんな、ちょこりと容器に並ぶ点心の動物さんたちを見れば。
「おや、点心セット、可愛いな……食べるのが勿体ないくらいだ」
「かわいらしくて本当にもったいなくなるけれど、もしよかったら」
ヴェルタの尻尾も、思わず楽しそうにぶんぶん。
そんな様子を微笑ましく見ながらも、皓月も作戦に便乗して、一口ずつ皆が頼んだものもシェアさせてもらう。
いや、ちょっぴり名前や見た目で警戒したものもあったけれど。
「メリーさんのシチューやサラダも美味しいね」
刹兎の言葉に同意するように、こくりと頷く。
シチューにサラダ、アヒージョも、どれもおいしくて。
でも皆でシェアしているから、まだまだいっぱい食べられそうで。
ふと改めてメニューを手にしたヴェルタは、大きな白いお耳をぴるり。
「……ドラゴンテイルステーキ、食べていいか? 肉があると、つい寄ってしまうんだよな」
「須神さんは何にするんでしょうか」
「ドラゴンテイルの肉も興味深いがマンガ肉もあるんだね」
……これに反応しない男子はいないのでは? なんて。
メリーに聞かれた皓月も、ご他聞にもれず普段の丁寧口調から、ぽろり。
漏れる本音口調は、わくわくの証拠。
そしてふたりの肉肉なチョイスを聞けば、メリーも瞳をキラキラ。
「お肉ですか!? それは絶対美味しいやつです!」
というわけで、ドラゴンテイルステーキとマンガ肉も追加注文!
……しようとしたのだけれど。
皓月はふと気になって逡巡してしまう。
(「しかしさすがに男女で同じ肉にかぶりつくのはどうなんだろう」)
でも変に悩んでいても答えはでないから、冒険の基本の情報収集を……そう、店員さんに相談してみれば。
「かぶりつくのが醍醐味なんだろうけどー。あ、これシェアできる方法とかもあったりします?」
「じゃあ、4等分に切り分けてきますね。勿論、ちゃんとどれも上手に骨付きで切ってきますから!」
というわけで、じゅうっといい塩梅に焼けたドラゴンテイルステーキと。
4等分にしてもらった、ちゃんと骨付きのマンガ肉が運ばれて来れば。
顔を見合わせて、皆で頷いて――いざ、一緒にがぶりっ。
「須神さんのマンガ肉も、とっても美味しいね!」
刹兎もその美味しさに、幸せそうにほわほわ。
そしてやはり、こうやってかぶりついて食べるのが浪漫です!
それから、少しずつ色々な物を皆とシェアしあい、楽しみながらも。
「みんなとたべてるからかなーなんだかとっても美味しく感じるよ」
刹兎の言葉に、メリーも決意する。
「うーん! 美味しくて止まんなくなっちゃう」
……ダイエットは明日からにします! まずは楽しみましょう! って。
まるで魔法にかかっているかのような美味しさに抗うことなんてできないし、何より楽しむことが一番!
ヴェルタは皆の様子を微笑まし気に眺めながらも、さり気なく耳をピンとして。
(「大人として、楽しみながらもみんなに危険が及ばないかは気を張っておこう」)
だって、この楽しい思い出が台無しになってしまわないように、って。
そして皓月が覚えるのは、おなかいっぱいの満腹感と。
(「ちょっと食べ過ぎたら眠くなりそう」)
ふわふわ心地良い、夢へと誘われそうな眠気。
でもパフェを一口、はむりともらえば、気を取り直してこうも思うのだった。
――名前につられて何とかなりそうな気がする……なんて。
何せ口にしたのはそう、バフもりもり全部盛りの大盛りパフェなのだから。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【暁唄】
凄いわ、美味しそうな物が沢山!
どれも食べてみたいけど
最初に見えた拉麺が食べたいかも
私は味噌拉麺がいいわ
野菜たっぷりネギ味噌バターコーンにして注文
クレスの坦々麺はお肉沢山で凄いボリュームね!
なんて驚いてたら私の器に乗せられる叉焼
わぁ、私の味噌拉麺が豪華になっちゃったわ、凄いわ
クレスは野菜も取らないと身長伸びないわよ?と
お礼に私の葱とモヤシを乗せてあげるの
拉麺の後は甘い物も食べたい
配信にもあったパフェ、食べに行きましょう?
苺と桃が気になるのだけど2つも食べられないしとても悩んだ後に苺を選択
名残惜しんでたら彼から一匙の桃パフェが
はくりと口に含んだら幸せで頬が落ちそう
私も苺パフェ一口あげる!

【暁唄】
色んな料理があって迷うよな
リアは何が食べたい?
返る言葉に
じゃあ拉麺食いにいくか
屋台から香る豚骨や塩が
胃の腑を鷲掴みにしてくるけど…
大将、担々麺に煮卵と叉焼大盛で!
俺のと違ってリアの拉麺を飾るのは野菜
おい、肉も食えよ
なんて言いながら叉焼2枚贈呈
喜ぶ姿に柔く笑ってると
聞き逃せない言葉が耳に届く
一瞬固まる俺の器に足された野菜
…仕方ねぇから食ってやるよ
拉麺を美味しく完食後
次はパフェの店へ
俺はリアが選べなかった桃パフェを注文
品が届けば
ほら、これも食いたかったんだろ?
瑞々しい桃とクリームを
ひと匙掬い幼馴染の口許へ
リアの至福に咲く笑みに
そんなに気に入ったならもっとやるよ
甘やかな幸せをもうひと匙、君へ
賑やかな屋台がずらりと並ぶ光景は、彼女の好奇心を擽るには十分で。
「凄いわ、美味しそうな物が沢山!」
「色んな料理があって迷うよな。リアは何が食べたい?」
わくわく周囲を見回すオフィーリア・ヴェルデ(新緑の歌姫・h01098)と共に、祭りの会場を巡りつつ。
クレス・ギルバート(晧霄・h01091)も、彼女が見ている同じ風景を菫の彩りに映しながら、訊ねてみれば。
「どれも食べてみたいけど、最初に見えた拉麺が食べたいかも」
「じゃあ拉麺食いにいくか」
返る言葉に頷いて、いざ向かうはラーメンの屋台。
定番で人気ということも勿論あるのだけれど、お目当ての屋台はすぐに見つけられる。
だって、食欲をそそるような美味しそうな匂いがふわりと、まるで誘うように漂ってくるから。
けれどクレスは、思わず悩んでしまう。
(「屋台から香る豚骨や塩が、胃の腑を鷲掴みにしてくるけど……」)
豚骨にするか、塩にするか、トッピングは何にするか……ひと通り迷って、そして選択したのは。
「大将、担々麺に煮卵と叉焼大盛で!」
オフィーリアもそんな彼に続いて、嬉々と注文する。
「私は味噌拉麺がいいわ。野菜たっぷりネギ味噌バターコーンにするわ」
そしてふたりの前に、それぞれのラーメンが置かれれば。
お互いのラーメンをふたりとも見遣って。
「クレスの坦々麺はお肉沢山で凄いボリュームね!」
瞳をぱちりと瞬かせ、そう驚いていたオフィーリアだけれど。
さらに新緑の瞳を煌めかせてしまう。
だって、自分のボリューム満点なものと違って。
たっぷり野菜が飾る彼女のラーメンの上にクレスが贈呈したのは。
「おい、肉も食えよ」
「わぁ、私の味噌拉麺が豪華になっちゃったわ、凄いわ」
そう、大盤振る舞いな叉焼を2枚!
そして喜ぶ彼女の姿に笑っていれば。
「クレスは野菜も取らないと身長伸びないわよ?」
耳に届いたのは、聞き逃せない言葉。
クレスは思わず一瞬固まってしまったのだけれど。
担々麺の上に乗せられたのはお礼の野菜、葱とモヤシ。
いや、きっとたぶん、まだ伸びる……! とは、信じてはいるのだけれど。
「……仕方ねぇから食ってやるよ」
肉だけでなく野菜も、大きくなるためならいっぱいもしゃもしゃ食べます、ええ。
そしてお互いトッピングを分け合いこしつつ、美味しくラーメンを平らげれば。
ご馳走様……のその前に、やはりこれ。
「配信にもあったパフェ、食べに行きましょう?」
……拉麺の後は甘い物も食べたい、って。
オフィーリアご所望の別腹なデザートを求めて、次はパフェがある屋台カフェへ。
でも足を向ければ、オフィーリアはとても悩まし気。
「苺と桃が気になるのだけど、2つも食べられないし……」
だって、苺にするか、桃にするか……でも両方は食べられないから。
それからとても悩んだ後に、苺を選択して。
わくわくそわりと苺パフェの到着を待ちながら、でもやはり桃も名残惜しくて。
少しだけ後ろ髪をひかれつつも、目の前に運ばれてきたパフェに瞳を輝かせるけれど。
「ほら、これも食いたかったんだろ?」
そう刹那、クレスから差し出されたひと匙は、選べなかった桃のパフェ。
オフィーリアが苺にしたから、クレスは桃の方を選んで。
瑞々しい桃とクリームを掬ったひと匙を、幼馴染の口許へ。
そんなお裾分けを、ぱくりと口に含んだなら……刹那オフィーリアにぱあっと咲くのは、至福のいろ。
そして――幸せで頬が落ちそう、なんて。
ほわほわ満面の笑みを宿す彼女を見つめる、菫のいろをクレスは細めて。
「そんなに気に入ったならもっとやるよ」
――甘やかな幸せをもうひと匙、君へ。
そんな、彼にお裾分けしてもらった桃のパフェ味は、やはりとても美味しいけれど。
オフィーリアも、自分のパフェをひと掬い。
「私も苺パフェ一口あげる!」
お互いのパフェを、美味しく楽しく交換こ。
だって、彼と同じ世界を見て、同じものを味わって――同じように一緒に笑みを咲かせ合いたいって、そう思うから。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【メイドウさんh00570】と
素敵なフェスがあると聞いて友達と遊びに
今日は私のおごりですよ!美味しい物いっぱい食べさせて反応を見てぐへへしちゃいます
牛串を買いに行ったら周囲から「共食い?」みたいな視線を感じてんもぅ…ってなったりしつつ
可愛いカクテル屋さんですね。私達のイメージカクテルをお願いします!
ど、毒じゃないですよぉ…!ちゃんと美味しいでしょう?
これを飲めるようになると大人として認められるんですよぉ
冗談も混ぜつつ、美味しくて私もどんどんお酒が進み
値段見ずに奢りまくり食べまくり
私のお肉美味しいですかぁーって牛串を食べさせたりメイドウちゃん可愛いねぇって健全にもふもふしたり酔っぱらい絡みします

【イナミh00003】と
イナミに誘われて来たぜ!
おごってくれるのか!?よっ、太っ牛!え、「それを言うなら太っ腹」?間違ったぜ!今日も色々教えてくれよな!
視線を気にせず色々食べるぜ!肉がうめえ!魚も野菜も甘いのもうめえ!そしてやっぱり肉がうめえ!
カクテルって何?(無知)
変わった匂いだ…毒じゃねえよな?
大人の証だと!コイツは負けられねえ!(一気飲み)
…カーッ、すんごいうめえ!熱いぜ!
好き放題食って飲んでテンションが上がり、もふもふも絡みも全てを受け入れる
おおっ、イナミの肉なのか!それを食わせてくれるって事は…そういう事だな!
イナミー!お前は最高のダチだぜー!(怪力で抱きしめる)
素敵なフェスがあると聞いて、詳しい情報を配信しているチャンネルもばっちりチェックしたから。
夜風・イナミ(呪いの石化牛・h00003)が獅出谷魔・メイドウ(暴力の化身・h00570)とやって来たのは、√ドラゴンファンタジーの世界。
早速、今回彼女を誘った『屋台フェスタ』が行なわれている冒険王国へと足を踏み入れれば。
「今日は私のおごりですよ!」
イナミは今日は、メイドウに美味しい物をいっぱい食べさせるつもり。
そう、彼女の反応を見てぐへへしちゃいます……!
そして早速、ライオンのお耳をぴこり。
「おごってくれるのか!? よっ、太っ牛!」
嬉し気に尻尾を揺らしながら喜ぶメイドウだけれど。
「それを言うなら太っ腹では……?」
「え、太っ腹? 間違ったぜ! 今日も色々教えてくれよな!」
間違ったって、むしろ新しく覚えたから良し。豪快に笑ってご機嫌です!
そしてそんなメイドウの様子ににこにこしつつも、イナミが早速屋台に買いに行ったのは牛串。
けれど、2mの巨大な牛獣人である彼女は、おどおど気質な本人の内面と反して。
何故か勝手に温泉のマスコットにされたり崇められたりと、どうしても目立つのだけれど。
それにしても、何だか周囲から感じるのは――「共食い?」みたいな視線。
そんな周囲の様子に気づいて、んもぅ……ってなったりしつつも。
「肉がうめえ! 魚も野菜も甘いのもうめえ! そしてやっぱり肉がうめえ!」
視線とか全く気にせずに、肉とか魚とか野菜とか甘いのとか肉とか。
色々美味しそうに食べるメイドウの反応を眺めれば、ぐへへと大満足で。
そんな彼女を引き続き愛でながらも、イナミがふと見つけたのは、配信でもおすすめされていた屋台バー。
そしてわくわく、マスターへと声をかけてみるも。
「可愛いカクテル屋さんですね。私達のイメージカクテルをお願いします!」
「カクテルって何?」
メイドウはそうきょとりと首を傾けた後、目の前に置かれた、黄色いレモンピールが添えられた赤いカクテルをじいと見つめて。
「変わった匂いだ……毒じゃねえよな?」
「ど、毒じゃないですよぉ……! ちゃんと美味しいでしょう?」
イナミは自分の前に置かれた、大人っぽい黒のカクテルをくいっと飲んでみせてから。
「これを飲めるようになると大人として認められるんですよぉ」
「大人の証だと! コイツは負けられねえ!」
イナミの言葉を聞けば、メイドウもごくごく、自分の赤いイメージカクテルを一気飲み!
そして、カクテルと同じような赤い顔をして実感するのは。
「……カーッ、すんごいうめえ! 熱いぜ!」
はじめて知った、大人の味と熱い感覚……?
イナミはそんな冗談も混ぜつつ、出されるカクテルがどれも美味しくて。
ぐいぐい好き放題食べて飲んでテンションが上がるメイドウと一緒に、どんどんお酒が進みまくり、値段も見ずに奢りまくり食べまくり!
そしてほわほわ、すっかりいい気分になって、出来上がれば。
「私のお肉美味しいですかぁー」
「おおっ、イナミの肉なのか! それを食わせてくれるって事は……そういう事だな!」
「うふふふ、メイドウちゃん可愛いねぇ」
イナミはメイドウに牛串を食べさせたり、健全にもふもふしたりと、酔っぱらい絡みします!
でもメイドウも、そんなイナミのもふもふも絡みも全て受け入れて。
「イナミー! お前は最高のダチだぜー!」
怪力でぎゅうっと抱きしめる彼女もやっぱり、すっかりお揃いの酔っぱらい。
ふたりとも、今のことを後々覚えているかはわからないけれど……でも、一緒にこんなに楽しくて美味しいから、それで良し、なのです!
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【春雪】
迷子に…なりそう…
沢山の屋台に目をぱちぱち
とりあえず見てみる?
色んな匂い…する
何よりみんな楽しそう
機嫌よさげに尾が揺れ
寒いから温かいのも美味しそう
氷菜お目当てある?
フルーツ…
パフェ、だ
耳ぴーんと立てじーっ
氷菜アイス好き
俺果物好き
いいとこどり
ふんわり笑う
ここがいいな
氷菜何の果物?
俺苺とメロン
全部盛り…そんなの贅沢過ぎる
ふるふる
あとフルーツサイダー
座って食べよ
ここでいい?と首傾げ
腰を下ろし頂きます
まずはメロンをぱく
!
ぶんぶん尾が揺れ
氷菜、氷菜、美味しい、ね
葡萄と氷菜の顔を交互に見て
ぱくん
葡萄も美味しいね
お返しの、メロン
差出し
サイダー飲み
わっ…
しゅわしゅわ、だ
大丈夫
氷菜と一緒だからあったかい

【春雪】
人が、多い…
一度つい遠い目をしてから
…うん、見て行こうか
なるべく晧以外とは距離を取るように歩き
屋台は、色々あるね
私は見た事無いものが多いけど…
良い匂いで少しお腹は空くかも
ん-と…
スマホを弄り
冒険者パフェっていうのがあるみたい
晧も気に入ったようだし
パフェにしようか
私は…アイス多めに
ん?
葡萄と苺にしたの
あと、ココアね
うん、此処で
並んで座り、頂きます
溶けない内にアイスをぱくり
冬のアイスも乙な物…
そうだね、と片手で晧の頭を撫で
葡萄も食べる?
スプーンで掬って差し出すね
メロンは御礼と共にぱくっと貰い
ん、美味しい
ココアを一口飲んで一息
…晧、冷えたなら暖かい食べ物もあるし…ココア一口飲む?
そっか、私も
ずらりと並ぶ数え切れないくらいの屋台と、賑やかな人々の声。
そんな『屋台フェスタ』がちょうど開催されている冒険王国へと足を踏み入れたものの。
表情にこそ出ないけれど、狼のお耳をぴこりとさせつつも。
「迷子に……なりそう……」
空廼・皓(春の歌・h04840)は、沢山の屋台に目をぱちぱち。
そして皓と共にやって来た白椛・氷菜(雪涙・h04711)も、そっと周囲を見回して。
「人が、多い……」
一度、つい遠い目をしてしまうけれど。
「とりあえず見てみる?」
「……うん、見て行こうか」
皓の言葉にこくりと頷けば、なるべく彼以外とは距離を取るように歩きはじめる。
それから、やはり控えめにだけれど、そろりと屋台をひとつひとつ見てみつつも。
「屋台は、色々あるね。私は見た事無いものが多いけど……」
「色んな匂い……する」
……何よりみんな楽しそう、って。
そう隣の皓の尾がゆらゆら、機嫌よさげに揺れているのに気が付けば、氷菜は彼の言葉にもう一度頷く。
……良い匂いで少しお腹は空くかも、なんて。
そしてどの屋台で何を食べるか、皓もきょろりと視線を巡らせてみてから。
「寒いから温かいのも美味しそう。氷菜お目当てある?」
あれもこれも美味しそうで目移りしちゃうから、そう隣の彼女に訊いてみれば。
氷菜は取り出したスマートフォンをしゅしゅっと弄って。
「ん-と……冒険者パフェっていうのがあるみたい」
このお祭りの情報を配信しているチャンネルがおすすめしているスイーツがあるという屋台カフェに行ってみることにして。
お目当ての店に到着して、ふと目を向ければ――皓のお耳が、ぴーん。
「フルーツ……パフェ、だ」
じーっと見つめる先にはそう、例の「冒険者パフェ」が。
それからやはり、表情の変化も言葉も乏しいけれど、かわりに尻尾がゆらりら。
「氷菜アイス好き、俺果物好き。いいとこどり」
そしてふんわり笑って、こう告げる……ここがいいな、って。
その様子をみれば勿論、氷菜も異論なし。
「パフェにしようか」
……晧も気に入ったようだし、と。
早速、冒険者パフェを注文してみることに。
「私は……アイス多めに」
やっぱり、好きなアイスはちょっぴりもりもりにしてもらって。
「氷菜何の果物?」
「ん? 葡萄と苺にしたの。あと、ココアね」
「俺苺とメロン」
皓はそう氷菜と、ほわほわ言葉を交わしていたのだけれど。
ハッと「それ」に気が付けば、思わずふるふる。
「全部盛り……そんなの贅沢過ぎる」
フルーツ好きだから、その豪華さにちょっぴりだけそわりとするも。
苺とメロンのパフェと、あとフルーツサイダーも頼んでから。
「座って食べよ。ここでいい?」
首を傾げ、氷菜に訊いてみれば。
「うん、此処で」
皓とちょこんと並んで座われば――ふたりで早速、頂きます!
氷菜は溶けない内にと、盛ってもらったアイスをぱくり。
「冬のアイスも乙な物……」
そうこくりと大きく頷けば、その隣で。
まずはメロンをぱく、と口にしてみた皓は。
「!」
瞳を一瞬見開いて、尻尾がぶんぶん。
それから氷菜を見つめて、機嫌よさげに尾を揺らしたまま告げる。
「氷菜、氷菜、美味しい、ね」
表情からは分かり辛いけれど、メロンの味にほわわとしている彼に、そうだね、と返しながら。
氷菜は片手で晧の頭を撫でてあげつつも。
「葡萄も食べる?」
彼のパフェにはない葡萄の部分を、スプーンでひと掬い。
そして皓は、差し出された葡萄と氷菜の顔を交互に見てから――ぱくん。
「葡萄も美味しいね」
それから同じように差し出すひと匙は。
「お返しの、メロン」
そんな御礼を、氷菜もぱくっと貰って。
「ん、美味しい」
ふたりで顔を見合わせてもぐもぐ、美味しくてしあわせな心地に。
それから皓は、一緒に頼んだフルーツサイダーを飲んでみたものの。
瞬間、お耳がぴこんっ。
「わっ……しゅわしゅわ、だ」
そんな、しゅわりとするサイダーの炭酸にちょっぴりびっくりしちゃった彼の様子に気づいて。
「……晧、冷えたなら暖かい食べ物もあるし……ココア一口飲む?」
あたたかいココアを一口飲んで一息ついた氷菜は、そう声をかけるのだけれど。
大丈夫、と返ってきた後、続いた彼の言葉を聞けば思わず。
いつもの憂い顔にも微か、驚きの色が宿る。
だって……氷菜と一緒だからあったかい、なんて。そんな声が届いたから。
そして氷菜も、彼にこう返しつつ頷くのだった。
……そっか、私も、って。
彼が言うように、心も体もぽかぽかあたたかい――楽しくて美味しい、この穏やかなひとときに。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

真人(h02066)と
まーた俺なんか居ていいのかとか
仕事の事とか色々考えてんな
こういう場は何も気にしないのが
いちばん大事なんだよ
「何考えてんのかしらねーが行くぞ」
変わった酒もいいんだが
今日は何より真人も居るからな
気分転換させるにゃ何よりこっちだ
「色々食ってみてーんだ。お前も来いよ」
油っこい肉から野菜から
見たことないようなもんまで
小さいサイズで色々食べれるのがいい
「成程な。確かにこりゃファンタジー料理だ」
特に気になったのが真人が食ってる紫のシチュー
何が入ってるのか分からないけどいい香りだ
でも真っ先に物怖じしないで
こういうの食える真人も凄いよな
あ、でも確かに旨いな
「あぁ、片っ端からいくとすっか」

カイ(h02067)と
暗殺もへったくれもない屋台フェス…
余りに呑気で明るくて
オレみたいなマックロケがいていいかどうか
そっちが心配になってくんだけどさ
「わーったわーった」
カイはどーせ酒だろって思ったら
食べ物にキョーミあるみたいだ
ああそっか、ウォーゾーンの仲間とかに
食わせてやりたいのか
「何でも食べて覚えようぜ」
勢いシェアしたりミニ系次々ってなった
本で見てただけのファンタジー飯
実際食べられるのサイコーだな
「変わったのある!行こうぜカイ!」
あれ?なんかオレが先導してねえかこれ
けど…ん、楽しいからもういっか!
「コレな、色はアレだけどすげえ旨い!」
これも再現して貰おう、ヨシ決めた
「じゃんじゃん食おうぜ!」
楽し気で活気のある人々の声、あちこちから漂ってくる美味しそうな匂い。
それは、余りに呑気で明るくて。
(「暗殺もへったくれもない屋台フェス……」)
黒野・真人(暗殺者・h02066)は、その光景を見遣りながらもこう思わずにはいられない。
……オレみたいなマックロケがいていいかどうか、そっちが心配になってくんだけどさ、なんて。
そう、自分はまさに漆黒に漆黒を重ねた、いかにもな顔立ちとスタイルという自覚が真人にはあるから。
けれど、ふと隣から耳に届いたのは、こんな声。
「何考えてんのかしらねーが行くぞ」
共犯者の櫂・エバークリア(心隠すバーテン・h02067)にはお見通しであったのだ。
(「まーた俺なんか居ていいのかとか、仕事の事とか色々考えてんな」)
それからちらり、真人の横顔を見遣れば、櫂はこう思うから。
――こういう場は何も気にしないのが、いちばん大事なんだよ、って。
そしてかけられた櫂の声に、真人も返す。
「わーったわーった」
たまにはこんな暗殺とは無縁そうにみえることも、共犯者と一緒ならばいいかと。
それにこの祭りには、酒もあると聞いたから。
(「カイはどーせ酒だろ」)
お目当ては酒だろうと、そう真人は思ったのだ。
何せ彼は、好きな事がカクテル作りと料理で。
ウォーゾーンの片隅でバーを経営している、バーテンを名乗る変わり者なのだから。
だが、そんな真人の予想とは違って。
「色々食ってみてーんだ。お前も来いよ」
(「食べ物にキョーミあるみたいだ」)
そう聞こえた言葉に、一瞬意外に思うも。
でもすぐに……ああそっか、とひとり真人は納得する。
この祭りには定番から珍しいものまで、沢山のメニューがある屋台がずらりと並んでいるようだから。
(「ウォーゾーンの仲間とかに食わせてやりたいのか」)
いや……それも少しはあるかもしれないけれど。
真人はまさか思ってもいないのである。
(「変わった酒もいいんだが、今日は何より真人も居るからな」)
……気分転換させるにゃ何よりこっちだ、なんて。
櫂のチョイスが、自分のことを考えてのものだということを。
でも、それでも真人は、ちょっぴり勘違いしてはいるものの、こくりと快く頷いてみせて。
「何でも食べて覚えようぜ」
勢いシェアしたりミニ系次々、賑やかな祭りをゆるりとふたり巡っては、いろんなものを食べてみることにして。
櫂も、屋台の醍醐味を存分に堪能する。
(「油っこい肉から野菜から見たことないようなもんまで、小さいサイズで色々食べれるのがいい」)
沢山の屋台をはしごできるような、少しずつ味わえる様々なメニューたちに。
それからくるりと屋台へと視線を巡らせていた真人は、ハッと漆黒の瞳を刹那見開く。
だって、見つけてしまったのだから。
そう――ドラゴンテイルステーキだとか、マンガ肉だとか。
(「本で見てただけのファンタジー飯、実際食べられるのサイコーだな」)
架空の食べ物かとばかり思っていたファンタジー飯が食べられる屋台に、浪漫を感じながら。
というわけで!
「変わったのある! 行こうぜカイ!」
そう逸るように櫂を促せば、ふいに気づいて首を傾ける。
……あれ?なんかオレが先導してねえかこれ、なんて。
でも浪漫溢れるメニューたちへの好奇心は抑えられないから。
(「けど……ん、楽しいからもういっか!」)
よく周囲を見れば、自分とはちょっと違うものの妖しい黒一色の魔法使いだとか、ごろつきみたいな風貌の集団とか、自分がいても大丈夫そうな気もしてきたし。
腹が減ってはダンジョン探索もできぬ、と言われればその通りだから。
気を取り直して、ファンタジー飯の屋台で注文してみるのは、いかにも魔女が大きな壺でぐつぐつしていそうな、ちょっぴり妖しい紫シチュー。
櫂も真人と共に席に座れば、こくりとひとつ頷いてみせて。
「成程な。確かにこりゃファンタジー料理だ」
特に気になっていたのは、ちょうど真人が食べている紫のシチューであったから。
見た目は毒々しいし、何が入ってるのか分からないけど……でも、いい香りだ、と。
そう思いつつ、その風味や味をうかがっていれば。
聞こえるのは、嬉々とした真人の声。
「コレな、色はアレだけどすげえ旨い!」
いや、美味しそうな匂いはしているし、配信でも味はお墨付きという話ではあったのだけれど。
櫂は、紫シチューを美味しそうにはむはむ口に運ぶ彼を見て、思うのだった。
(「でも真っ先に物怖じしないで、こういうの食える真人も凄いよな」)
それからそっとひと匙、試しに自分も口へと運んでみれば。
(「あ、でも確かに旨いな」)
思っていたよりもずっと美味でした!
というわけで、紫シチューだけでなく、謎肉や謎魚などの気になった他の料理も追加で注文してはシェアしたりしてみれば。
「じゃんじゃん食おうぜ!」
「あぁ、片っ端からいくとすっか」
真人は帰ってから櫂に、こうお願いする気満々。
……これも再現して貰おう、ヨシ決めた、なんて。
楽しくて美味しい共犯者との穏やかなこのひとときを、たまには何も気にせず、楽しむつもり。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【冒険王国へ!】
冒険王国をゆっくり廻るのははじめてね!
ダンジョン料理にパフェメニュー!
みんなパワフルで元気なのも、料理があってかしら!今日食べる料理が美味しかったら、また明日も!ってなるものね!
『冒険者パフェ!』
冬のあったかパフェでお願いしようかしら!
アップルシナモンのリンゴパフェ!
サクサクパイとフレッシュなリンゴのトッピングと甘さ控えめのジャム、アップルシナモンの香りのとってもあったかな焼きリンゴなパフェ!こういうのも私は大好き!
ダンジョン料理風の料理もあちこち見ていきたいわ!なんだかどれも興味が尽きないもの!
お肉にきのこ、どれもファンタジーで素敵じゃない?
(おひるねダンジョン希望です)
いつもぐるりとパワフルに巡っているのは、大正時代と現代が入り混じった令和の地球世界なのだけれど。
「冒険王国をゆっくり廻るのははじめてね!」
捧・あいか(いのち短し弾けよポップスタア・h03017)は、キラキラと煌めきを宿す青の視線を巡らせて、わくわく。
だって、はじめて訪れた√ドラゴンファンタジーの世界はとても賑やかで、活気に溢れていて。
さらに心を躍らせるのは、そこかしこから漂ってくる美味しそうな匂いたち。
そう――それらは丁度この冒険王国で開催されている『屋台フェスタ』でも食べられるという、ダンジョン料理にパフェメニュー!
腹が減ってはダンジョン探索もできぬ、なんて、お祭りのキャッチフレーズにもなっているくらいなのだから。
「みんなパワフルで元気なのも、料理があってかしら!」
きっと冒険者達も、冒険の前に屋台をはしごしては舌鼓を打って。
力を蓄え英気を養ってからダンジョンへといざ挑むのだろうって、あいかは納得する。
「今日食べる料理が美味しかったら、また明日も! ってなるものね!」
だから自分もパワフルで元気に、屋台巡りへと早速出発!
事前にチェックしていた配信で見た通り、つい目移りしちゃうほどに。
屋台の定番から変わったもの、珍しいものまで、色々なものが食べられるみたいだけれど。
あいかが特に気になったのは――『冒険者パフェ!』
それが食べられるという屋台カフェに向かえば、沢山の冒険者達がすでにバフを得ているかのように、幸せそうにパフェを頬張っていて。
沢山あるパフェの中からあいかが決めたのは、ぽかぽか効果が得られそうな、こんなチョイス。
「冬のあったかパフェでお願いしようかしら!」
サクサクパイとフレッシュなリンゴのトッピングと、甘さ控えめのジャム。
それに、アップルシナモンの香りの、とってもあったかな焼きリンゴなパフェ!
「こういうのも私は大好き!」
そうアップルシナモンのリンゴパフェを注文したあいかは、運ばれてきたパフェをうきうきと頬張って。
その美味しさはどんなダンジョンだって挑めそうなほど、しあわせパワーいっぱい!
でも勿論、味わうのは冒険者パフェだけではなく。
「ダンジョン料理風の料理もあちこち見ていきたいわ!」
次は、この世界ならではな珍しいファンタジー風ごはんが味わえる屋台が並ぶ方へと足を向けて。
提供される料理たちを目にすれば、まるでもう冒険しているかのようなわくわく感。
「お肉にきのこ、どれもファンタジーで素敵じゃない?」
……なんだかどれも興味が尽きないもの! って。
未知のダンジョンで宝箱を見つけたみたいに、どきどき楽しくなっちゃうから。
🔵🔵🔵 大成功

屋台なの!
んー、少しずつ色んな物を食べておきたいのよ
最後はカフェの冒険者パフェなるものを食べたいの!
とりあえず目に入ったもので辛いものや苦いものは避けながら少量ずつ食べていってみる
どれも美味しいの〜幸せなの
ある程度食べたら本命の冒険者パフェを食べに行く
んー、フルーツどうしようかな……イチゴと桃がいいなぁ?なのよ
モクテルっていうのも気になるの
何かオススメあればそれをいただきたいのよ
ふぅ、お腹いっぱいなの
たくさん食べたら眠くなってきちゃったのよ?
つぶらな青の瞳を、くるりと巡らせてから。
紗影・咲乃(氷の華・h00158)は眼前の賑やかな光景を見つめ、ひとつこくりと頷く。
「屋台なの!」
そう、屋台です!
咲乃がやって来たのは、ずらりと屋台が並ぶ『屋台フェスタ』真っ只中の冒険王国。
あらかじめ、美味しい屋台の冒険を前に、配信を見て作戦も立てたのだけれど。
「んー、少しずつ色んな物を食べておきたいのよ」
あれもこれも、見るものどれも美味しそう。
けれど、これだけは決めているのである。
――最後はカフェの冒険者パフェなるものを食べたいの! と。
でもそれは、とっておきな最後のお楽しみにとっておきたいし。
屋台の醍醐味は、はしごだという話も聞いているから。
辛いものや苦いものは避けながら、とりあえず目に入ったものをちょこっとずつ、色々と食べていってみる。
たとえば、屋台定番のラーメンをプチサイズで頼んでみたり。
不思議な生き物たちのラテアートが施されたココアだったりとか。
ちょっぴり珍しい、マンガ肉や魔女の紫シチューなどのファンタジー飯を少しずつ摘まんでみたりだとか。
「どれも美味しいの〜幸せなの」
屋台を食べ歩いては、頬が落ちそうな美味しさに、ほわりしあわせ気分。
でもある程度食べたら、いざ――食べに行くのはそう、今回の屋台巡りの大本命・冒険者パフェ!
とはいえ、ひとことに冒険者パフェといっても、好きな果物を選べるという仕様だから。
「んー、フルーツどうしようかな……イチゴと桃がいいなぁ? なのよ」
悩んだ挙句、イチゴと桃のパフェにしてみて。
わくわくと完成を待ちながらも、咲乃はふと目についた飲み物も追加注文してみる。
「モクテルっていうのも気になるの、何かオススメあればそれをいただきたいのよ」
そして、作って貰った屋台バーオリジナルモクテル「マジックポーション」をそっと飲んでみて。
お待ちかねのイチゴと桃の冒険者パフェが運ばれてくれば、瞳をキラキラ。
すちゃりと得物のスプーンを手にすれば――いただきます!
はむりと口にするたびに頬が落っこちちゃいそうなほど美味しくて、しあわせなきもちのバフでいっぱいに。
それからはむはむ、全部美味しくいただき終われば。
「ふぅ、お腹いっぱいなの」
……たくさん食べたら眠くなってきちゃったのよ? なんて。
ふわふわな魔法にかかったみたいな、うとうと夢見心地に。
🔵🔵🔵 大成功

【博物館】のみんなと参加
屋台が凄い沢山!
色々な食べ物なんかがあって目移りしちゃうね。
いったん各自気になる物を買ってきてから再集合って事なので、
目星をつけておいた【吸血種の為の血液料理専門屋台】へ、レッツゴー!
自分用に【スペシャリテ輸血パック】と、皆と食べる用に【誰が食べても美味しいブラッドソーセージ】を買っていくよ。
シェアする分がソーセージだけじゃちょっと物足りないかな?
【吸血鬼の気分が味わえる輸血パックに入ったトマトジュース】
も人数分買っていこうかな。
集合場所に戻ったら、輸血パックをドリンク替わりに、皆と買ってきた物を分け合いっこ。
どれもこれも美味しい!

【博物館】の皆の者と
おほぉ〜★美味しい屋台のバーゲンセールですなぁ〜★
これは思う存分食べまくりだぞぉ〜っ★ カロリーなんてなんぼのもんじゃ〜い!ガオーッ!!
まずはラーメン!と言ったらやっぱり豚骨!白濁スープともっちり麺に絡まって、最高…!
セットの餃子と炒飯もまた絶品ですなぁ〜!
次に冒険者パフェ!甘酸っぱいぶどうパフェを一丁!攻撃力増し増し(多分)ですなぁ〜!う〜んデリシャス〜♡
最後はファンタジー飯!
注目は何と言っても魔女の紫シチューだね★
いかにも危なげな色合いから想像できないこの濃厚なクリーミーかつ最高の味わい…これはトレビア〜ン!
ユナは大王イカパエリアとマンガ肉だぞぉ〜★皆の者でシェアしよ★

【博物館】のみんなと一緒にっ♪
わぁ…。
すっごーい。こんなに多くの屋台があるんだ。
美味しいもの沢山ありそうっ♪
ラーメンもいいけど、まずは大好きなおでんからっ♪
しみしみ大根ー♪ほくほく卵ー♪こんにゃくもいいし、じゃがいももほくほくー♪
その後は冒険者カフェにっ♪
ふむ、メロンパフェを一つー♪魔力が上がる(気がする)のはでかいよねっ♪
あ、ドラゴンステーキ。おいしそー。
これもくださいなー♪
お肉にお野菜(おでん)にデザートっ♪
こんなもんでいいかな?
後は集合場所に戻ってみんなとシェアっ♪
ねね、みんなはどんなものを持ってきたの?
あたしはステーキとおでんとパフェー♪
一人では食べられないから、みんなよろしくっ♪

【博物館】
屋台フェスタ、いいですね。
|私の出身地《√ウォーゾーン》には、こういうの無かったですから。
思う存分、楽しみましょう!
これだけたくさんの屋台があると正直迷うのですが……
この冒険者パフェって面白そうですね?
好きなフルーツで作って頂けるとのことで、桃を元にしたパフェとかありますか?
他にもマスカットとか、あんまり見ない種類のフルーツを元にしたパフェを食べてみたいです。
その後は皆で集まってシェアタイムといきましょう。
折角のお祭りだし、記念撮影とかしたいですね。
カメラを持って皆さんの写真を撮りましょう。
※撮影禁止場所などがある場合は、そこでの撮影は避けます。
※その他、アドリブ等歓迎致します。

【博物館】
なんだか最近は遊んでばかりな気がしないでもないけど……
うん、みんなと出かけるのは楽しいから仕方ないね。
さて、せっかくだしボクは定番のラーメンをいただこうかな。
あまりたくさん食べるほうではないのでミニサイズの塩ラーメンを注文。
でもトッピングに煮卵だけは追加。ふふ、煮卵の黄身がお月さまみたいでいいだろ?
おいしくラーメンをいただいたらみんなが集まっている屋台カフェに合流。
パフェは……入りそうにないからボクはマカロンをいくつか摘まんでみようかな。
ブラックのコーヒーをもらいながらみんながわいわいしているのを楽しそうにみているよ。
沢山の人が集まる、賑やかな冒険王国へとやって来て。
エアリィ・ウィンディア(精霊の娘・h00277)は、好奇心に満ちた大きな瞳をくるりと巡らせつつ、わくわく。
「わぁ……。すっごーい。こんなに多くの屋台があるんだ」
「屋台が凄い沢山!」
アドリアン・ラモート(ひきこもりの吸血鬼・h02500)も今日は布団から抜け出して、皆と共にお出かけを楽しむつもり。
だって、ちょうどこの冒険王国の街では、祭りが開かれていると聞いたから。
「屋台フェスタ、いいですね」
そう、八木橋・藍依(常在戦場カメラマン・h00541)が言うように、今日は『屋台フェスタ』!
ぱしゃりと藍依は早速1枚、活気に溢れ、絵になる風景にカメラのシャッターを切って。
「おほぉ〜★ 美味しい屋台のバーゲンセールですなぁ〜★」
ユナ・フォーティア(ドラゴン⭐︎ストリーマー・h01946)もずらりと並ぶ数え切れない屋台にうきうき。
そんな『屋台フェスタ』の会場をそれぞれ、心躍らせながら行く皆と一緒に歩きながら。
(「なんだか最近は遊んでばかりな気がしないでもないけど……」)
ルナ・ルーナ・オルフェア・ノクス・エル・セレナータ・ユグドラシル(|星樹《ホシトキ》の言葉紡ぐ|妖精姫《ハイエルフ》・h02999)は思い返す。
博物館の皆とは、月の花のお祭りに年越し詣でや温泉に、一緒に赴いていていて。
今回は、屋台がいっぱいなこのフェスティバル……やはり遊びなお出かけではあるのだけれど。
「美味しいもの沢山ありそうっ♪」
「色々な食べ物なんかがあって目移りしちゃうね」
エアリィとアドリアンが早速、どんな屋台があるか周囲を見回せば。
「これは思う存分食べまくりだぞぉ〜っ★ カロリーなんてなんぼのもんじゃ〜い! ガオーッ!!」
「私の出身地√ウォーゾーンには、こういうの無かったですから。思う存分、楽しみましょう!」
ユナと藍依だって勿論、愉しむ気満々!
そんな皆の姿を見れば、ルナも瞳を細めて、ひとつこくりと頷く。
……うん、みんなと出かけるのは楽しいから仕方ないね、って。
というわけで、美味しいものを求めて、屋台巡りの開始! なのだけれど。
なんていったってお祭り、屋台の数も美味しそうなものも、数え切れないほどあるから。
今回、より多くの美味しいものを見つけられるようにと、皆で実行する作戦は――いったん各自気になる物を買ってきてから再集合!
というわけで、まずは各人気になった屋台へ。
「さて、せっかくだしボクは定番のラーメンをいただこうかな」
「まずはラーメン!」
ルナとユナが向かったのは、やはり屋台といえば定番のラーメン!
この√ドラゴンファンタジーでは人気の食べ物でもある。
とはいえ、ラーメンとひとことに言っても、人々が楽しむ1杯は決して同じものではなく。
ユナが大将に早速注文したのは。
「ラーメンと言ったらやっぱり豚骨!」
豚骨ラーメンと、餃子と炒飯のセット。
運ばれてくれば、嬉々と割り箸を手に、いただきます!
「白濁スープともっちり麺に絡まって、最高……! セットの餃子と炒飯もまた絶品ですなぁ〜!」
ずるずるとひとくちすすれば、濃厚なスープが絡んだ麺の味わいに、堪らず感嘆の声が出ちゃう美味しさ。
そして、ルナが注文したのは。
「ミニサイズの塩ラーメンを」
あまりたくさん食べるほうではないので、計画的に、控えめな量のミニサイズにしていたのだけれど。
でも、そのかわりに。
「ふふ、煮卵の黄身がお月さまみたいでいいだろ?」
トッピングに煮卵だけは追加!
ラーメンを題材にしたグルメマンガでも見た、月のような煮卵の黄身がとろりと美味なのです。
そして足取りも軽ろやかに、賑やかな会場を元気に巡っていたエアリィが立ち寄ったのは。
「ラーメンもいいけど、まずは大好きなおでんからっ♪」
これまた屋台グルメの定番である、おでん!
味がよく染みている様々な具材がいっぱいで、あったかくて今の季節にもぴったり。
エアリィは屋台の大将に、好きな具材をいくつかよそって貰って。
「しみしみ大根ー♪ ほくほく卵ー♪ こんにゃくもいいし、じゃがいももほくほくー♪」
はふはふ、はむはむ、あったかおいしいです!
そして取材などは普段から慣れている藍依だけれど。
「これだけたくさんの屋台があると正直迷うのですが……」
どの屋台に行ってみようか、目移りしてしまう。
でも、ふと目に入った屋台に足を向けてみる藍依。
「この冒険者パフェって面白そうですね?」
見つけた冒険者パフェに、興味をひかれて。
そして好きなフルーツでパフェを作って貰えるとのことだから。
「桃を元にしたパフェとかありますか?」
メインは桃にしてもらって。
それに他にもマスカットなどの、あんまり見ない種類のフルーツを元にしたパフェにしてみて。
はむりとひと匙掬って口に運べば、ダンジョン攻略も仕事の取材も捗りそう。
そんな冒険者パフェは、このお祭りでも大人気な屋台のひとつだから。
「ふむ、メロンパフェを一つー♪ 魔力が上がるのはでかいよねっ♪」
「甘酸っぱいぶどうパフェを一丁! 攻撃力増し増しですなぁ〜! う〜んデリシャス〜♡」
同じくパフェを味わってみたエアリィとユナにも、魔力や攻撃力のバフがかかった……気がします、多分!
けれど、腹が減ってはダンジョン探索はできぬ、ガッツリごはんも食べたいところ。
「最後はファンタジー飯! 注目は何と言っても魔女の紫シチューだね★」
ユナがちょっぴり変わったメニューがいっぱいのファンタジー飯の屋台で注文したのは、気になっていたシチュー。
魔女が大きな壺でぐつぐつしたような、得体の知れない色と具材ではあるのだけれど。
聞いた話によれば美味しいらしいから、ユナは臆することなく――はむり。
それから、うんうんと頷きながらも言葉を漏らす。
「いかにも危なげな色合いから想像できないこの濃厚なクリーミーかつ最高の味わい……」
……これはトレビア〜ン! なんて。
エアリィも、面白そうな料理がいっぱいなファンタジー飯の屋台にも立ち寄ってみて。
「あ、ドラゴンステーキ。おいしそー。これもくださいなー♪」
じゅうっと良い塩梅に焼かれたドラゴンテイルステーキを注文すれば。
「お肉におでんのお野菜にデザートっ♪ こんなもんでいいかな?」
充実した戦利品を抱えて、皆と合流するべく、そろそろ待ち合わせ場所へ。
そして、ファンタジー飯もかなり変わり種であるのだけれど。
アドリアンが向かったのは、事前に目星をつけておいたとてもレアな屋台。
――吸血種の為の血液料理専門屋台へ、レッツゴー!
というわけで、まずは自分用にと『スペシャリテ輸血パック』をゲットしてから。
皆と食べる用に『誰が食べても美味しいブラッドソーセージ』も追加して。
「シェアする分がソーセージだけじゃちょっと物足りないかな?」
ふとそう思ったから、さらに人数分調達するのは、『吸血鬼の気分が味わえる輸血パックに入ったトマトジュース』。
個人的に吸血鬼であるため、興味があったのは勿論だけれど、皆と絶対かぶらないものだろうから。
というわけで、それぞれが屋台を楽しみつつも巡って。
ルナもおいしくラーメンをいただいた後、時間になれば、皆が集まっている屋台カフェに赴いて合流を。
そして全員そろえば、エアリィはそわりと興味津々、皆をくるりと見回して。
「ねね、みんなはどんなものを持ってきたの?」
「誰が食べても美味しいブラッドソーセージと、吸血鬼の気分が味わえる輸血パックに入ったトマトジュースも人数分買ってみたよ」
「ユナは大王イカパエリアとマンガ肉だぞぉ〜★ 皆の者でシェアしよ★」
「あたしはステーキとおでんとパフェー♪ 一人では食べられないから、みんなよろしくっ♪」
それぞれ戦利品を並べれば、テーブルの上が多彩に富んだグルメでいっぱい。
というわけで!
「シェアタイムといきましょう」
まずは、アドリアンの輸血パックに入ったトマトジュースで乾杯してから。
「パフェは……入りそうにないからボクはマカロンをいくつか摘まんでみようかな」
ルナはブラックコーヒーをお供に、ころんと一口サイズのさくさくマカロンを口に運びつつも。
「どれもこれも美味しい!」
「こんなメニューもあったんだ、味もおいしい♪」
「√エデンでも共有していきたい映えとおいしさですなぁ~★」
楽しそうに見つめるのは、皆がわいわいきゃっきゃとしている姿。
藍依も、皆の姿とたくさんの屋台グルメに、カメラを向けて。
「折角のお祭りだし、記念撮影とかしたいですね」
あとで折角の機会だから、全員で記念写真も撮れたらって思うし。
今だって、シャッターチャンスがいっぱい。
ぱしゃりとカメラにおさめていくのは、美味しくて楽しい皆と過ごすひととき。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

言葉君と
へぇ、だいぶスマホ操作も手慣れてきたみたいだねぇ
それじゃ案内は言葉君に任せるとしようか
流行りものにすぐ乗っかりたくなるタイプだね、君!
とその姿を見てケラケラ笑う
どれ、どんな写真……これ見てもレント君何か分からないだろ!
ツッコミしたり奢ってもらったりと楽しそうな姿に付き合い
いやぁ!やっぱり最後はコレに限るねぇ!!
元気よく乾杯して酒を煽る
年齢確認も慣れたもの、いい大人だよ!安心して酒を持ってきな!
酒は飲んでも飲まるな、酒飲みの常識だよ
酒と一緒に焼き鳥も摘まみ、この辺はいい屋台揃ってるねぇ通いたくなるじゃないか
せっかくだ、締めのラーメンもいきたいねぇとご機嫌ほろ酔いで楽しい飲み会

小鳥遊殿と
アドリブ◎
最近かんたんスマホ《楽々》デビューした爺
覚束ない操作だがそこそこ使いこなしている
でじたるとの共存も良きものよ
「小鳥遊殿、どらふぁんぐるめちゃんねるで紹介されていた店があったぞ」
ふんふんらんらんご機嫌観光地撮影
「これが映えと言うものじゃな」
どでかパフェを眺めて慄き、マカロン屋台の可愛い装飾にパシャパシャ撮影
彩音殿にも送ってやろうと二人の共通の友人に少しブレた写真を送信
「この可愛いのを4つほどくれ」
小鳥遊殿も買うてやろうか?
そして、一番好きな物は酒
「色々な酒を飲み比べ出来るのも乙じゃな」
飲み過ぎるなよと、くふり笑って煽り酒
己はザルで酔わぬがほんのり酔ったフリをするのが気持ちいい
足を運んだ冒険王国で開催されているお祭り、『屋台フェスタ』は大賑わい。
けれど、ずらりと街中に並ぶ屋台は数え切れないくらいあって。
どこから回ればいいか、迷ってしまいそうなのだけれど。
でも、玉梓・言葉 (|紙上の観測者《だいさんしゃ》・h03308)がしゃきんと手にするのは、そんな悩みなど無用の文明の機器。
「でじたるとの共存も良きものよ」
そう――最近かんたんスマホ《楽々》デビューを果たした言葉にとっては、大した問題ではない。
指でしゅしゅっと……とはいかずに、まだちょっぴり覚束ない操作な気もするけれど。
でもガラスペンなだけあって、可愛らしいきゃらくたあがついたタッチペンでぽちぽちと、そこそこ使いこなせている。
そんな、どこかちょっぴり得意気に《楽々》を操るその姿を見れば。
「へぇ、だいぶスマホ操作も手慣れてきたみたいだねぇ。それじゃ案内は言葉君に任せるとしようか」
小鳥遊・そら(白鷹憑きの|警視庁異能捜査官《カミガリ》・h04856)は、情報収集は彼にお任せすることにして。
スマートフォンと目の前の屋台を何度か見比べた言葉は、確信したように頷いて告げる。
「小鳥遊殿、どらふぁんぐるめちゃんねるで紹介されていた店があったぞ」
教えて貰ったちゃんねるとやらでおすすめされていた屋台を、ばっちり見つけて。
そして《楽々》を翳せば、パシャッ。
ふんふんらんらん、ご機嫌観光地撮影!
「流行りものにすぐ乗っかりたくなるタイプだね、君!」
そんな言葉のうきうきした様子に、そらはケラケラと笑っちゃいつつも。
彼が見つけてくれた屋台カフェへと一緒に入って。
「これが映えと言うものじゃな」
一押しだと謳われているモンスターどでかパフェを眺めては慄きつつも、パシャリ。
そして、ゆめかわマカロン屋台の可愛い装飾も、パシャパシャ。
それから試みるのは、覚えたての、いわゆる共有。
「彩音殿にも送ってやろう」
「どれ、どんな写真……これ見てもレント君何か分からないだろ!」
そう、そらがツッコんでいる間に、ぽちっと。
二人の共通の友人に少しブレた写真を送信!
そんな友人も実はこの祭りに来ているから、もしかしたらワンチャン分かるかも……いや、やはり難易度高め感。
でもちゃんと送信はできたようだから、るんるんご機嫌なままに。
「この可愛いのを4つほどくれ。小鳥遊殿も買うてやろうか?」
「じゃあ、お言葉に甘えようじゃないか」
そらも、色々ツッコミをしたり可愛いのを奢ってもらったりと、楽しそうな姿に付き合いつつも。
ひと通り巡れば――最後の楽しみに取っておいた、お待ちかね。
「いやぁ! やっぱり最後はコレに限るねぇ!!」
「色々な酒を飲み比べ出来るのも乙じゃな」
そう、一番好きな物――酒です!
童顔で低身長なそらは一瞬未成年かと疑われそうになるも。
しゃきんと公的な警察手帳を、手慣れたように提示してみせて。
「いい大人だよ! 安心して酒を持ってきな!」
元気よく乾杯して、ぐいっと景気良く酒を煽れば。
そんな姿に、言葉もくふり笑って。
「飲み過ぎるなよ」
「酒は飲んでも飲まるな、酒飲みの常識だよ」
共にくいっと、煽り酒。
そしてじゅわっと香ばしく焼かれた、酒との相性も最高な焼き鳥を摘まみながらも。
「この辺はいい屋台揃ってるねぇ通いたくなるじゃないか。せっかくだ、締めのラーメンもいきたいねぇ」
そらもご機嫌ほろ酔いで、飲兵衛同士の飲み会を楽しんで。
言葉も一緒に、ふわふわほわり。
いや、酒自体には酔わないザルだけれど、でもこの雰囲気に存分酔い痴れるように。
ほんのり酔ったフリをするのがまた、何とも愉快で気持ちいい。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

(アドリブ、絡み歓迎)
これは中々圧巻ね。これだけあると目移りしてしまうわ
ハシゴ用のミニサイズが用意されるなんて運営もわかってる
まずは軽くお酒とおつまみから
こういう場だからこそ選ぶのはなんちゃってファンタジー飯の屋台
気になったお店にふらりと入り、おすすめのお酒とそれに合う食べ物を選んでもらうつもり
両方とも大体何でもいけるからどんなものが出てくるか楽しみね
片手に美味しいお酒、片手に美味しい食べ物…、ふふっ、これが両手が幸せってことなのかしら
え?酔ってるかって?強くはないけどまだ大丈夫よ
さて、次はどのお店にしようかしら
賑やかな雑踏の中、シルバーブロンドの髪をふわりと躍らせながら。
赤い瞳をくるりと巡らせるその表情は、変化が小さくてミステリアスな印象を受けるけれど。
「これは中々圧巻ね。これだけあると目移りしてしまうわ」
……ハシゴ用のミニサイズが用意されるなんて運営もわかってる、と。
力強くひとつ、こくりと頷く兎沢・深琴(|星《せい》に魅入られし薔薇・h00008)はそう、グルメだから。
やって来た『屋台フェスタ』への意気込みも、内心満々のよう。
そんな足を運んだ冒険王国で開催されている祭りは、数え切れないほどの屋台が並んでいるのだけれど。
歩き出した深琴の足取りは、やはり気まぐれで。
でもまずは考えているお目当ては、軽くお酒とおつまみから。
気の向くままに歩いてはいるものの、何があるかは一応前もってチェックはしていて。
こういう場だからこそと選ぶのは、なんちゃってファンタジー飯の屋台。
それから気になったお店にふらりと入れば、屋台のマスターに注文を。
「おすすめのお酒とそれに合う食べ物を選んでもらいたいわ」
目に映るファンタジー飯はどれも風変りで、だからこそちょっぴりわくわく。
(「両方とも大体何でもいけるからどんなものが出てくるか楽しみね」)
そして目の前に差し出されたお酒と食べ物は。
「お嬢さんをイメージしたシルバーウィングのローズカクテルと、魔法の茨フライをどうぞ」
赤い花弁舞う銀翼を思わせるファンタジー風カクテルと、さくさくに揚げた魔法の茨だというファンタジーおつまみ。
そんなマスターチョイスなファンタジーカクテルセットだけれど、味はグルメチャンネルでも保証付きだから、嬉々と受け取って。
どちらもまずひとくち味見してみれば、ふわりとかけられるのは、酔い痴れてしまいそうな美味しい魔法。
そして表情はやはりあまり変わらないものの。
「片手に美味しいお酒、片手に美味しい食べ物……、ふふっ、これが両手が幸せってことなのかしら」
そんな微かな笑みと呟きを落とせば、それを耳にしたマスターにちょっぴり心配されてしまうけれど。
「え? 酔ってるかって? 強くはないけどまだ大丈夫よ」
そう告げてから、見繕って貰った美味しいお酒とおつまみを手に、深琴は屋台バーを後にして。
……さて、次はどのお店にしようかしら、なんて。
程良い心地良さを感じながらも、屋台巡りを引き続き楽しむつもり。
漂う美味しそうな香りに誘われるようにふらり、気の向くままに。
🔵🔵🔵 大成功

【Ǝ】
屋台フェス、わくわくするわ
ラーメンにモクテル…
ララはもう準備万端よ
くんと鼻腔を擽る美味の香りに尾が揺れ
リュドはあかいのにするのね?
火山みたいに辛そうだわ
あちあちしてるリュドを密やかに応援しつつ
ララはこってり豚骨ラーメン全部盛りで
替え玉も沢山するわ
わんこそばみたいにいくらでも食べられるわ
とろとろの味玉にこキクラゲもいい感じ
途中、辛子高菜で味変
カデも沢山食べるといいわ
負けてられないわ
腹八分目ね
モクテルは逢魔が時の空の様なのをお願いするわ
綺麗…パパの翼のよう
美味しいわ
狐々音のは和風の香がしていいわね
なんて素敵な日なのかしら
皆でお出かけララもすき
いいわね
写真を撮りましょう
晴れやかな笑顔で写るのよ

【Ǝ】
屋台フェス!みんな行くわよ!
まずあたしが食べたいのは赤いラーメンよ!
🌶️🌶️🌶️🌶️🌶️🌶️🌶️ラーメンをニンニク抜きでくださいな!
まあ!真っ赤ね!
一口啜って
からあああ?!
でも涙をぼろぼろ流しながら完食!
ララ食べ過ぎィ?!
ってヘリヤも山盛りィ?!
ひー!デンちゃんありがとう!(カリカリ
次はモクテルよ!
初めて見るわ!とてもきれいな色合いね!
あたしはこのブラッドオレンジとトマトジュースでアレンジしてくださいな!
まあ!真っ赤ね!
今度は爽やかでおいしいわ!
ニコニコしながら雰囲気を味わう
デンちゃんなあにそれぇ?!
ヘリヤは慣れた感じね!
フフッ狐々音!良いものよ!
みんなと一緒にはいチーズ!

【Ǝ】
ふむ、並ぶ屋台は賑やかじゃのぅ
はて、皆がなぜか意気軒高のような…?
まずはラーメンか
余はシンプルな醤油ラーメンを頼もう
醤油と出汁の香りが心地よいのぅ
で、リュド殿は真っ赤な激辛と闘っておる…
カデンツァ殿とララは…見た目とは裏腹に食うのぅ?!
「お主ら、何と戦っておるんじゃ…?」
余は一杯を堪能しスープまで飲んで御馳走様じゃな
お次は…モクテル?
ふむ、飲み物を混ぜたものであるか
甘酒と柚子・生姜の和を感じるのがあるならそれを頼もう
他の物もなかなかに色鮮やかであるなぁ
最後に皆で写真撮影か。
「修行一筋で過ごしてきたが…ふふ、皆で過ごすこういう時間というのも悪くないものよの」

【Ǝ】
屋台フェス、いいじゃんいいじゃん
それにしても皆のテンションが殴り込みのソレなのは気のせいか…?
初手ラーメンは鉄板だよな
猫なのに大丈夫なのかって?心配無用だぜ!魚介系全開でいっちょ頼まぁ!
リュドは何やってんだ、さっきから何と戦ってんだ…
ララは…お、お前思ったより食うんだな、こいつぁ負けてられねえぜ!
(替え玉いっちょ)(リュドに飴玉をそっと渡す)
俺は未成年だからお次はモクテルだな
せっかくだから屋台バーオリジナル「マジックポーション」を
どんなもんか頼んでみようかな、敢えての事前情報なしで来たから
何が出てきても…驚くぜ!そして、美味しくいただくぜ!
あっこれみんなの分集めて写真撮ってもいいヤツ?

【Ǝ】
むぅ、どれも食欲をそそられるが、この体では全ての店を回るわけにはいかんか。
私は味噌ラーメンをもらおう。
チャーシューに煮卵、ネギ、もやし、メンマ、玉ねぎにコーンバターと具だくさんのラーメンを頼む。
いくらでもいけそうだ……替え玉、そんなものもあるのか。私も頼む。
リュドは顔から火を噴きそうだな……?
温かい料理を食すと体も温まるな。
これもまた食事の楽しみか。
むぅ……数千年前から生きるドラゴンだというのに。
身分証明をもっと上の年齢で作るべきであった。
ジンジャーエールにライムを加えたモクテルを頼む。
酒は飲めずともこれはこれで美味だ。
ではせっかくだ、皆で写真を撮るか?
通行人に頼み、皆で写真を撮ろう。
√ドラゴンファンタジーの冒険王国は、いつだって沢山の冒険者達の活気に満ち溢れているけれど。
今日は冒険者だけでなく、様々な人がこの街を訪れている。
だって、今まさにこの地で行われているのは、グルメなお祭り。
「ふむ、並ぶ屋台は賑やかじゃのぅ」
くるりと視線巡らせる天照院・狐々音(万里一空の剣狐・h04963)に映るのはそう、ずらりと並ぶ屋台。
「屋台フェス、いいじゃんいいじゃん」
「屋台フェス、わくわくするわ」
カデンツァ・ペルッツィ(星を見る猫・h01812)とララ・キルシュネーテ(白虹・h00189)も楽しみにやって来たのは、美味な祭典『屋台フェスタ』である。
そんな冒険王国も、盛り上がっているのだけれど。
「それにしても……」
カデンツァは、ふと共に訪れた面々をちらり。
「むぅ、どれも食欲をそそられるが、この体では全ての店を回るわけにはいかんか」
「ラーメンにモクテル……ララはもう準備万端よ」
何気にあわよくば全制覇目指していたかもしれない勢いのヘリヤ・ブラックダイヤ(元・壊滅の黒竜・h02493)に、花一華の眸にやる気を満々に咲かせているララ。
そして、一見すればかわいいお嬢様な歌姫にしか見えないリュドミーラ・ドラグノフ(Людмила Драгунова.・h02800)は、レモン型の赤い瞳を皆へと巡らせて。
「屋台フェス! みんな行くわよ!」
今日も元気よく、いざゆかん屋台フェス!
そんな勢いに、狐々音は眼光鋭い印象の瞳を思わずぱちりと瞬かせて。
「はて、皆がなぜか意気軒高のような……?」
「皆のテンションが殴り込みのソレなのは気のせいか……?」
カデンツァが感じるソレと言っても、ある意味、気のせいではないかもしれない。
というわけで、美味しそうな香りがする屋台へとカチコミです!
そしてまずは皆でうきうき張り切って向かった屋台は、やはりこれ。
「まずはラーメンか」
「初手ラーメンは鉄板だよな」
そう、屋台といえばやはりラーメンです!
狐々音の言葉に頷くカデンツァの隣で、くんと鼻腔を擽る美味の香りにララの尾もゆらりら。
早速、すちゃっと皆と共に席へと座るカデンツァだが。
「猫なのに大丈夫なのかって? 心配無用だぜ!」
特技の「ネコチャンのふり」も、特に今は必要ないのだから。
いざ、素のままに、びしっと注文するのは。
「魚介系全開でいっちょ頼まぁ!」
めっちゃネコチャン!
狐々音も、カデンツァに続いて、大将へと注文を。
「余はシンプルな醤油ラーメンを頼もう」
シンプルだからこそ誤魔化しがきかない、実は奥が深い醤油ラーメンを。
けれどさすが、噂によれば数多のラーメンダンジョンを攻略してきたらしき大将のラーメン。
「醤油と出汁の香りが心地よいのぅ」
ひとくちすすれば、間違いのない美味しさです!
そして、リュドミーラも。
「まずあたしが食べたいのは赤いラーメンよ!」
「リュドはあかいのにするのね?」
ララの言葉にこくりと大きく頷いて、満を持してオーダーを。
「🌶️🌶️🌶️🌶️🌶️🌶️🌶️ラーメンをニンニク抜きでくださいな!」
というわけで!
「🌶️🌶️🌶️🌶️🌶️🌶️🌶️ラーメンをニンニク抜きで、おまちぃ!」
「まあ! 真っ赤ね!」
「火山みたいに辛そうだわ」
ララの言うように、何だかぼこんっと火山感溢れる真っ赤なラーメンがリュドミーラの前に置かれて。
ご所望通りの赤いラーメンを、早速ひとくち啜れば――。
「からああああああ!?」
やっぱり半端なく辛かったです。
いえ、ただでさえ火山的な辛さなのに、慎重さを欠落しているから、思い切りすすっちゃいました!
そんなラーメンに負けないくらい真っ赤になっているリュドミーラへとヘリヤは視線を向けて。
「リュドは顔から火を噴きそうだな……?」
「で、リュド殿は真っ赤な激辛と闘っておる……」
「リュドは何やってんだ、さっきから何と戦ってんだ……」
狐々音とカデンツァも、ひとりラーメンと謎の激闘を繰り広げているその様子を見遣れば。
ララは、あちあちしてるリュドを密やかに応援。
そして、そんな皆の見守る視線や応援を受けつつ、めちゃ涙をぼろぼろ流しながらも――🌶️🌶️🌶️🌶️🌶️🌶️🌶️ラーメン、完食です!
そんな激闘に勝利を収めたリュドミーラに、カデンツァはそっと渡す。
「ひー! デンちゃんありがとう!」
カリカリと縋るように噛んじゃうくらい今の彼女には有難い、甘い飴玉を。
それからその完食を見守った後。
「ララはこってり豚骨ラーメン全部盛りで」
ララが頼んだのは、豚骨ラーメンの……全部盛り!?
いや、つるつるっと何ともなく完食すれば。
「わんこそばみたいにいくらでも食べられるわ。とろとろの味玉にキクラゲもいい感じ」
当然のように、替え玉も沢山します!?
ちゃんと途中、辛子高菜で味変もするという、完璧な健啖ムーブ。
そんないつだって腹ペコな聖女に、リュドミーラはまだちょっと微か涙目な瞳を見開いて。
「ララ食べ過ぎィ!?」
「ララは……お、お前思ったより食うんだな」
カデンツァもぱちりと瞳を瞬かせるも、すぐにきりり。
「こいつぁ負けてられねえぜ! 大将、替え玉いっちょ!」
「カデも沢山食べるといいわ」
ララもこくりと頷いて引き続き、はむはむつるつる――負けてられないわ、って。
「カデンツァ殿とララは……見た目とは裏腹に食うのぅ!?」
その量は、狐々音も思わずびっくりなくらい。
いや、食欲旺盛なのは何も、ララやカデンツァだけではありません。
「私は味噌ラーメンをもらおう」
続いてヘリヤが頼んだのは、味噌ラーメン……なのだけれど。
「チャーシューに煮卵、ネギ、もやし、メンマ、玉ねぎにコーンバターと具だくさんのラーメンを頼む」
味噌ラーメンは味噌ラーメンでも、もりもり具だくさんすぎ味噌ラーメンです!
そしてそれをもぐもぐと口に運んでは、難無く食べていくヘリヤであるが。
「いくらでもいけそうだ……」
「ってヘリヤも山盛りィ!?」
驚くリュドミーラの目の前で、黙々と完食し終えた……かと思いきや。
カデンツァとララのやり取りを見聞きし、それに倣うことにする。
「……替え玉、そんなものもあるのか。私も頼む」
ええ、いくらでも替え玉します!
そんな謎のフードバトルをそれぞれ展開している面々を見つつも。
「お主ら、何と戦っておるんじゃ……?」
狐々音は普通に一杯分の醤油ラーメンを堪能し、スープまで飲んで御馳走様。
ヘリヤも、まだまだいくらでもいけそうだけれど、替え玉も数回でやめておいて。
「温かい料理を食すと体も温まるな」
再び完食したどんぶりをそっと重ねつつ、しみじみと紡ぐ……これもまた食事の楽しみか、と。
というわけで、傍から見たらカオスなラーメンバトルの様相を見せてはいたけれど。
「腹八分目ね」
ララも、本人曰く腹八分目でラーメン屋台を出て。
先程よりはちょっぴり舌のダメージも回復してきたリュドミーラは、やはり元気に、皆と共に次の屋台へゴー!
「次はモクテルよ!」
やって来たのは、ちょっぴり珍しい屋台バー。
バーといってもアルコール類だけでなく、リュドミーラの言うようにモクテルも楽しめるから。
「初めて見るわ! とてもきれいな色合いね!」
ちょっぴり大人な気分にわくわくしながらも、それぞれオーダーしてみることに。
「あたしはこのブラッドオレンジとトマトジュースでアレンジしてくださいな!」
「モクテルは逢魔が時の空の様なのをお願いするわ」
リュドミーラとララは、赤や橙をベースにした彩りのものを。
「お次は……モクテル? ふむ、飲み物を混ぜたものであるか」
狐々音はお品書きを眺めながらも、ふたりのものとはまた全く違った印象のものを見つけ、注文する。
「甘酒と柚子、生姜の和を感じるのがあるならそれを頼もう」
そして、酒の注文は勿論成人以上からとなっているが。
「むぅ……数千年前から生きるドラゴンだというのに。身分証明をもっと上の年齢で作るべきであった」
何気に長年生きているのに、書類上も見た目も15歳であるヘリヤも皆と同じく。
「ジンジャーエールにライムを加えたモクテルを頼む」
今回は、モクテルを。
カデンツァも当然アルコールなしのものを選んでみるのだけれど。
「俺は未成年だからお次はモクテルだな。せっかくだから屋台バーオリジナル「マジックポーション」を」
お酒ではなくても、限定といわれれば……どんなもんか頼んでみようかな、と興味津々。
ということで、オーダーを済ませて暫くお喋りしつつも待っていれば。
それぞれ頼んだカクテルがずらりと並べられて。
「まあ! 真っ赤ね! 今度は爽やかでおいしいわ!」
リュドミーラのカクテルは先程のラーメンと同じ赤でも、今度は辛くない赤です!
そしてニコニコしながら味も雰囲気も目一杯味わうその様子に、そっと頷いてララは咲かせる。
「綺麗……パパの翼のよう」
妖美なそのあかい花一華に、逢魔が時の空のいろを重ねて……美味しいわ、って。
それから、狐々音もはじめてのモクテルをひととおり眺めて。
「他の物もなかなかに色鮮やかであるなぁ」
「狐々音のは和風の香がしていいわね」
「酒は飲めずともこれはこれで美味だ」
「ヘリヤは慣れた感じね!」
わいわい皆でお喋りしながら飲む一杯は、また格別に美味しい。
そして、カデンツァの頼んだ限定カクテルは、敢えての事前情報なしで頼んだから、どんなものがくるか予想がつかなかったけれど。
「デンちゃんなあにそれぇ!?」
「あっ、なんとなく魔力が回復しそうな気がする虹色だぜ!」
そう、何が出てきても……驚きます!
そんな謎の七色マジックカクテルをばっちり美味しくいただけば、きっと魔力も満タン……かもしれません。
だがカデンツァは、その前に。
「あっこれみんなの分集めて写真撮ってもいいヤツ?」
屋台バーも拡散大歓迎だから、勿論写真だってOK。
早速、皆のカクテルを並べて、映え写真をぱしゃりと撮れば。
ヘリヤはふと、こんな提案を。
「ではせっかくだ、皆で写真を撮るか?」
「いいわね、写真を撮りましょう」
ララも当然、大賛成。
狐々音も、最後に皆で写真撮影か、と瞳を細めながらもこう紡げば。
「修行一筋で過ごしてきたが……ふふ、皆で過ごすこういう時間というのも悪くないものよの」
「フフッ狐々音! 良いものよ!」
「皆でお出かけララもすき」
リュドミーラの声に頷きつつも、ララは続ける……なんて素敵な日なのかしら、って。
だからカメラへと向けるのも、自然と宿る晴れやかな笑顔。
そして屋台のマスターが撮ってくれるというから、お言葉に甘えて、全員集まって。
カクテルにも負けない、色とりどりの表情で――みんな一緒に、はいチーズ!
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【廻下上結社】
渼熊さん(h01708)のエスコートで屋台フェスへ。
√ドラゴンファンタジーは初めてだ。物珍しさについ目移りしてしまうよ。
食べ物系だとラーメン、おでん、なんちゃってファンタジー飯も気になるね。屋台バーのモクテルも綺麗。
「良かったらお酌しようか、渼熊さん」
私はモクテルで付き合うよ。無法さん(h01820)のケーキも美味しそうだ。
「無法さん、こっちのスコーンも如何かな。ジャムとクリームも付けよう」
せっかくだからフェスならではをいっぱい楽しもう。探偵の目を活用して、露店で可愛いアクセサリーを買うのも良いかも。
おっと、情報収集を忘れていた。屋台や露店の店主にダンジョンの話を振ってみよう。

【廻下上結社】
クックック……賑やかじゃねぇか!祭りはこうじゃねぇとなァッ!
さァて、ありがてぇ事に千晴(h00379)が教えてくれたこの祭り、たっっぷりと堪能しねぇと損ってもんだ……!
渼熊(h01708)が引率してんなら、俺様は愉しむのみ!
俺様はカフェで紅茶のケーキとダージリンのストレートだ!良いねェ、スライスオレンジが乗ってるぜ。
おっ、サービス利いてんじゃねぇの、有難く貰うぜ千晴!
美味いッ!この罪な味は俺様が断罪するしか無ぇ!
あ?おいおい、もう出来上がってんな渼熊!
祭りの喧噪と同僚達の笑みを横目に愉しめるんだ、贅沢じゃねぇか!ハハハハッ!
おぉそうだ。
店主さんよ、ダンジョンに強いやつァ居るのか?

【廻下上結社】
千晴ちゃん(h00379)の提案を受けやってきました屋台フェス!
ここはひとつ結社を預かる者としてリーダーシップを発揮するときです!
とタブレット片手に配信を見つつ意気込んだものの、一緒においしそうなものを見て回っていると楽しさのノリもあって…食欲が優先してしまうのは何とも仕方がないことですよねぇえへへ♪
「いいんですかぁ?ぜひぜひ、お願いします。」
お酒も入って、執行さん(h01820)の口調もいつも以上に可笑しくて
と、お酒を確保しつつ
……ダンジョン、があるんですよねぇ?
楽しみながら祭り行く声に耳を傾けその辺の情報収集もしておきます。
ほら、喧嘩は祭りの華といいますでしょう?
多くの冒険者達で日々賑わっているとは聞いていた、剣と魔法の現代地球。
そんな世界に降り立った相場・千晴(努力99%・h00379)は、くるりと視線を巡らせて。
「√ドラゴンファンタジーは初めてだ。物珍しさについ目移りしてしまうよ」
初めて訪れた冒険王国の風景を興味津々眺めては、歩いてみることに。
今回この地へとやって来たきっかけは、そんな千晴からの誘いの声であった。
この冒険王国の街でちょうど今、開かれていると小耳に挟んだ催し。
「クックック……賑やかじゃねぇか! 祭りはこうじゃねぇとなァッ!」
「千晴ちゃんの提案を受けやってきました屋台フェス!」
そう、様々な屋台がずらりと並ぶ『屋台フェスタ』!
無法・執行(俺様も法律・h01820)も月之輪・渼熊 (熊の女・h01708)も、勿論その誘いに乗って。
「さァて、ありがてぇ事に千晴が教えてくれたこの祭り、たっっぷりと堪能しねぇと損ってもんだ……!」
そう楽しむ気満々な執行の言葉に頷きながらも、渼熊もしゃきんと。
張り切って手にするのはそう、頼もしい文明の利器、タブレット!
「ここはひとつ結社を預かる者としてリーダーシップを発揮するときです!」
この祭りの情報が配信されているチャンネルを見つつ、ふたりをばっちりエスコートします!
そして、渼熊が案内してくれるというのならば。
「渼熊が引率してんなら、俺様は愉しむのみ!」
執行は、目一杯楽しんで賑やかし役を担います!
千晴も、渼熊がチェックした屋台を眺めつつ、フェス会場をふたりと巡って。
「食べ物系だとラーメン、おでん、なんちゃってファンタジー飯も気になるね」
「……食欲が優先してしまうのは何とも仕方がないことですよねぇえへへ♪」
一緒に美味しそうなものをうきうき見て回っていれば、楽しさのノリもあって……食べ物系屋台ばかりについなっちゃうのも、ご愛敬。
そんな無邪気に笑む渼熊の案内で、折角だから、まずはグルメ三昧を楽しんで。
次に立ち寄ってみたのは、執行が見つけた屋台カフェ。
「俺様は紅茶のケーキとダージリンのストレートだ!」
そして注文した品が運ばれてくれば、満足気に頷いて。
「良いねェ、スライスオレンジが乗ってるぜ。ケーキも動物型とは、随分と凝ってるじゃねぇか!」
ぷかり浮かぶスライスオレンジはお洒落で、何気に動物好きな彼にとっては予想外にテンションも上がる動物型の和み系紅茶ケーキ。
そんなキュートなケーキも美味しそうだ、と千晴は思いつつも。
甘い物好きなのかもしれないと推理して、こうすすめてみれば。
「無法さん、こっちのスコーンも如何かな。ジャムとクリームも付けよう」
「おっ、サービス利いてんじゃねぇの、有難く貰うぜ千晴!」
早速、執行は差し出されたスコーンにジャムとクリームを乗せて、はむりっ。
そして、もぐもぐと口にするその美味しさは。
「美味いッ! この罪な味は俺様が断罪するしか無ぇ!」
もう全部食べつくして断罪するしかないくらいに、ギルティな美味しさです!
それから、次もちょっぴり珍しい、屋台バーへ。
所狭しと並ぶカクテルやモクテルの色は、鮮やかで綺麗で。
目でも千晴は存分に楽しみながらも、こう渼熊に声をかける。
「良かったらお酌しようか、渼熊さん」
お酌は勿論のこと……私はモクテルで付き合うよ、と。
そんな嬉しくて楽しい彼女の申し出を断るわけなんてなく。
「いいんですかぁ? ぜひぜひ、お願いします」
お酌してもらいつつも、乾杯!
くいっと口にすれば美味しくて、そしてほわほわ良い心地。
見た目は麗人な印象の彼女の、そんなちょっぴり頬が緩んでいる姿を見れば。
「あ? おいおい、もう出来上がってんな渼熊!」
執行はそう声をかけるも。
お酒も入って、そんな彼の言葉や口調も、いつも以上に可笑しくて。
「ふふ、執行さんも千晴ちゃんも、楽しんでますかぁ?」
お酒を確保しつつ、そうふたりへとふわほわ渼熊が笑み向ければ。
「モクテルもおいしいし、屋台フェスもとても楽しいよ」
「祭りの喧噪と同僚達の笑みを横目に愉しめるんだ、贅沢じゃねぇか! ハハハハッ!」
可笑しくて楽しくなっているのはお互い様。
顔を見合わせれば、思わずいっぱい笑っちゃう。
それから、皆でわいわい楽しいひとときに、存分に酔い痴れれば。
再び屋台巡りを再開、千晴は探偵の目を活用して。
「せっかくだからフェスならではをいっぱい楽しもう。あの店はアクセサリー屋かな?」
グルメだけでなく、装飾品が並ぶ、レアな露店を見つけて。
可愛いアクセサリーを記念にひとつ買ってみることに。
そして渼熊は、リーダーシップを今こそ発揮せんと、きりり。
「……ダンジョン、があるんですよねぇ?」
フェスを楽しみながらも、祭り行く声にさり気なく耳を傾けつつ、その辺の情報収集もしておかんと露店の店主に訊いてみる。
……ほら、喧嘩は祭りの華といいますでしょう? なんて笑んでみせて。
(「おっと、情報収集を忘れていた」)
そんな渼熊の言葉に、千晴はそうそっと肩を竦めるも。
探偵役は専ら助手の役目だけれど、でも今日は探偵役もやってみせる。
「どんなダンジョンなのかな、気になるね」
「おぉそうだ。店主さんよ、ダンジョンに強いやつァ居るのか?」
そして執行も続けて、ダンジョンの話を振ってみれば。
「いやぁ、ある意味とても強敵だねぇ。攻略できなかった冒険者も数多と聞くよ」
店主はこう教えてくれるのだった。
――屈強な冒険者も抗えず堕落しちゃう、もふもふな迷宮だよ、と。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

屋台フェス?行く行く〜!
食べ歩きするぅ〜!
狙うは変わり種の屋台だぁ〜!
んーと、ドグちゃんのおすすめは…
…いや!
まずは自分の足で探さないとね!
これもまた冒険なのだ!
どれにしようかなぁ
あっちもこっちも面白そうだよねぇ
ね〜、ヴィヴィアン(返事はない。箒だもの)
(お財布の中身を見る)
……
この後稼げばいっか!
いっぱい食べちゃお〜っと!
おいしい!おいしい!
これは香りがこう…アレっぽくて…おいしい!
こっちはちょっとクセがあるけど…これはこれでおいしい!
おいしい!おいしい!おいし〜い!!
※
アドリブ歓迎
よほど酷い味でなければ何でもおいしい
食レポは下手
元気にモリモリ食べている姿が見られればPLの寿命が伸びます
やって来た冒険王国は、其処彼処から美味しそうな匂いがいっぱい漂っていて。
最近は食べ歩きも楽しいって、ちょうど思っていたところだから。
「屋台フェス? 行く行く〜! 食べ歩きするぅ〜!」
ネルネ・ルネルネ(ねっておいしい・h04443)は無邪気な笑みを宿しながら、わくわくと。
話に聞いた『屋台フェスタ』のお祭りを、存分に楽しむつもり。
この祭りは屋台が沢山並んでいて、屋台といえばラーメンが定番。
何気に夢はダンジョン帰りに友達とラーメンを食べに行くこと……ではある、ネルネなのだけれど。
「狙うは変わり種の屋台だぁ〜!」
今日は、このフェスならではな珍しいものを、いっぱい食べまくります!
というわけで、早速何があるのかと。
「んーと、ドグちゃんのおすすめは……」
そうチェックしかけるも、刹那、ネルネはふるりと首を横に振って。
「……いや! まずは自分の足で探さないとね!」
……これもまた冒険なのだ! と。
美味しい宝を自分の力で探すべく、とりあえず屋台を巡り出す。
とはいえ、この冒険はひとりではない。
「どれにしようかなぁ、あっちもこっちも面白そうだよねぇ」
……ね〜、ヴィヴィアン、と。
そう相棒にうきうき声をかけるネルネだけれど、勿論返事はない。
だってヴィヴィアンは、空飛ぶ箒だもの。
でもそんなことは全く気にしないけれど、むしろネルネが気になっているのは。
「…………」
ふと覗いてみた、お財布の中身。
今までるんるん無邪気だった、エルフ的にはまだ少年な年齢と見目の彼は、一瞬だけ現実を目の当たりにして口を紡ぐも。
気を取り直し、こくりとひとつ頷く。
「この後稼げばいっか!」
というわけで……いっぱい食べちゃお〜っと! って。
お目当てのファンタジー飯の屋台を見つければ、早速入店して。
「おいしい! おいしい! これは香りがこう……アレっぽくて……おいしい!」
気になったものをとにかく片っ端からどんどん注文しては、はむはむ。
「こっちはちょっとクセがあるけど……これはこれでおいしい!」
何で作られているか謎なメニューも果敢に挑戦してみては、もぐもぐ。
「ねればねるほどなんか色がかわって、こうやってつけて……おいしい!」
デザートも、ちょっぴりねりねりする工程がある魔女が好みそうなファンタジースイーツを、ぱくり。
よほど酷い味でなければ何でもおいしくいただけるし、だからこそちょっぴり……いや、ことのほか、食レポは下手なネルネなのだけれど。
この祭りのキャッチフレーズ通り、腹が減ってはダンジョン探索もできないから。
――おいしい! おいしい! おいし〜い!!
あれもこれもと元気にモリモリ食べまくっては、屋台フェスを満喫しまくります!
🔵🔵🔵 大成功

●白と黒
レモン君は美味しい物とかお昼寝は好き?
常在戦場でもないけれど〜
どこでも寝れた方が色々便利そうだよね
熟睡できるか如何かは後で試してみようか〜と
まずは屋台フェスだってねぇ楽しませて貰おう
気になった屋台に足を運んじゃお〜っと
なんちゃってファンタジー飯が美味しそうだねぇ
ロマンもたくさん食べたいもの、
どんどん注文して行っちゃおう
ドラゴンテイルステーキに
タコと魔法キノコ?のアヒージョかなぁ
イカのパエリアも気になりつつ
大鍋堂を思い浮かべるマンドラゴラに〜
魔女の紫シチューもいいねぇ
レモン君の気になる料理も美味しそう〜
どんな味だった?と感想も楽しみに聞きつつ
オレも飲物はレモネードを頼もうかな
メイン料理でお腹膨らませたら
次は屋台カフェにてデザート、
人気なのは冒険者パフェだって〜
フルーツ何にしようかなぁ
珍し白い苺もレモンくん色な風味で
美味しそうだけれども
色的にも好きな葡萄パフェで
攻撃力上げたいのも満喫したなら
それじゃあ此の後は〜…冒険にする?
それとも元気いっぱい
屋台巡りを梯子してしまおうか

●白と黒
美味しいものは勿論好きです!
ただお昼寝は、あまりしたことないんですよね…
寝落ちはすること多いのですが
何となく、カナトさんはどこでも寝れそうな印象があります
でも気配に敏感で、熟睡できないタイプと見ました!
どうです、当たってますか?
お昼寝タイムは後にして、今は美味しいものたくさん食べましょう!
ファンタジー飯、ロマンがあって良いですね
カナトさんがいっぱい頼んでる…!
負けられません、僕も食べます
僕はドラゴンテイルのお肉と、マンドラゴラで作ったバーガーが食べたいです!
他にもお勧め挟んで下さい!
後はそうですね、黄金のジャガイモから作ったポテトもあれば最高です
魔女と言えば大鍋堂ですよね
でも紫のシチュー…?なかなか勇気がいる色ですね…!
飲み物はレモネードで、カナトさんとで2つお願いします
冒険者パフェ、味もバフも悩ましい…
カナトさんは葡萄がお好きなんですね
僕は何にしましょう…うーん、では…希少な白イチゴで!
バフは無難に、守備力アップでお願いしました
それなら是非、屋台巡りしたいです!
訪れた冒険王国は、冒険者達は勿論のこと、それ以外の人の姿も声もいっぱいで。
他は全て真白な中、唯一檸檬色を湛える瞳を巡らせる茶治・レモン(魔女代行・h00071)は表情こそ動かないものの、そんな賑やかさは好きで。
彼と並んで歩く緇・カナト(hellhound・h02325)も同じく、活気溢れる街を散歩気分で歩いてみながらも。
「レモン君は美味しい物とかお昼寝は好き?」
「美味しいものは勿論好きです! ただお昼寝は、あまりしたことないんですよね……寝落ちはすること多いのですが」
ふたり会話を交わしつつ、そぞろ歩きもまた楽しい。
それからレモンは、周囲を見回していた檸檬の色をした垂れ目でカナトの姿を捉えれば。
「何となく、カナトさんはどこでも寝れそうな印象があります。でも気配に敏感で、熟睡できないタイプと見ました!」
彼をじいと見つめ、続ける……どうです、当たってますか? なんて。
そんなレモンの声に、カナトはこう返しつつ。
「常在戦場でもないけれど~、どこでも寝れた方が色々便利そうだよね。熟睡できるか如何かは後で試してみようか〜」
レモンの予想が当たっているかどうかは、今回攻略するダンジョンで丁度試せそう……?
でもその前に――ふたりは顔を見合わせ、頷き合う。
「まずは屋台フェスだってねぇ楽しませて貰おう」
「お昼寝タイムは後にして、今は美味しいものたくさん食べましょう!」
いつだってお揃いの腹ペコだから、まずはこの街で開かれている『屋台フェスタ』での美味しい腹拵えを、存分に満喫するつもり。
そして『屋台フェスタ』と名が付いている通り、ずらりと沢山の屋台が並んでいるのだけれど。
……気になった屋台に足を運んじゃお〜っと、と。
食欲をそそる匂いに誘われるようにカナトがふと見つけたのは。
「なんちゃってファンタジー飯が美味しそうだねぇ」
変わった料理がいっぱい、なんちゃってファンタジー飯の屋台。
そんなカナトの視線をレモンも追って、再びこくり。
「ファンタジー飯、ロマンがあって良いですね」
「ロマンもたくさん食べたいもの、どんどん注文して行っちゃおう」
おなかもロマンもいざ、いっぱいに満たしちゃいます!
ということで、カナトは早速。
「ドラゴンテイルステーキに、タコと魔法キノコ? のアヒージョかなぁ」
イカのパエリアも気になりつつ、結果的にそれも注文しちゃって。
やはり表情は動かないけれど、レモンは瞳をぱちり。
「カナトさんがいっぱい頼んでる……!」
それからお品書きに視線を戻せば……負けられません、僕も食べます、と。
自分は成長期でよく食べるほうだと、本人はそう思っているレモンは告げる。
「僕はドラゴンテイルのお肉と、マンドラゴラで作ったバーガーが食べたいです! 他にもお勧め挟んで下さい!」
そんな彼の注文に、屋台の店主はこんな具材の提案を。
「マンドラゴラの他に……そうだなぁ、じゃあ、サーモンなんてどうだい」
「サーモンですか、美味しそうですね……!」
「おっと、ただの鮭じゃないよ、お客さん達。獣を相手に下克上した王者、幻の鮭って言われてるキングサーモンさ!」
そう聞けば、思わずふたり視線を見合わせて。
「獣……もしかして熊、とかですか?」
「でも、王者もバーガーになっちゃってるねぇ」
なんだか熊をくわえてそうな鮭に、心当たりがある気がするかもしれない……?
いや、注文はそれだけにはとどまらずに。
「大鍋堂を思い浮かべるマンドラゴラに〜魔女の紫シチューもいいねぇ」
「魔女と言えば大鍋堂ですよね。でも紫のシチュー……? なかなか勇気がいる色ですね……!」
「レモン君、マンドレイクは漢方なんだっけ?」
「はい、マンドレイクは漢方です。後はそうですね、黄金のジャガイモから作ったポテトもあれば最高です」
「レモン君の気になる料理も美味しそう〜。黄金のジャガイモ、ポテトもピカピカなのかなぁ?」
「黄金ですから、きっとピカピカなポテトです!」
気になったものを、どんどん片っ端から頼みます!
そして、忘れずに。
「飲み物はレモネードで」
「オレも飲物はレモネードを頼もうかな」
「カナトさんとで2つお願いします」
ごはんのお供の飲み物は、お揃いのレモネードで。
そして見目も愉快な珍しい料理の数々が、どーんとテーブルに並べば――いざ、いただきます!
「レモン君、どんな味だった?」
「ん、とても美味しいです……!」
見た目は奇抜だけれど、でも噂通り、味は絶品です!
そしてあれだけ注文した料理もふたりで綺麗に完食して。
メイン料理でお腹膨らませたら、ご馳走様……なんてことはなく。
「人気なのは冒険者パフェだって〜。フルーツ何にしようかなぁ」
「冒険者パフェ、味もバフも悩ましい……」
デザートは別腹、次は屋台カフェで「冒険者パフェ」をいただきます!
とはいえ、トッピングはお好みで選べるというから。
「僕は何にしましょう……うーん、では……希少な白イチゴで!」
「珍し白い苺もレモンくん色な風味で美味しそうだけれども、色的にも好きな葡萄パフェで」
「カナトさんは葡萄がお好きなんですね。バフは無難に、守備力アップでお願いしてみようかと」
「葡萄で攻撃力上げたいのも……あ、レモン君、これもふたりでひとつ追加してみない? 幸運アップのバフだって~」
それぞれ、白イチゴパフェと葡萄パフェに、幸運バフの白黒ミニカヌレもお互いの色のを半分こ。
そして美味しい甘さをいっぱい頬張って、攻撃力も守備力も幸運もぐんと上がった……かもしれないから。
屋台カフェを出たカナトは、こうレモンに訊いてみれば。
「それじゃあ此の後は〜……冒険にする? それとも元気いっぱい、屋台巡りを梯子してしまおうか」
「それなら是非、屋台巡りしたいです!」
はしごも屋台の醍醐味、屋台フェスを美味しく元気にまだまだ攻略しちゃいます!
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

《水琴窟》
屋台フェス、何とも楽し気な言葉です
本当ね、お腹の準備は万全ですか?ムジカさん
ふふ、どこからでも
では参りましょう!
沢山のお店と熱気に目を回してしまいそう
そうね、どうせなら珍しいものを
ムジカさんのお耳の動きに微笑みながら
己も耳を澄ませ、気になる言葉を拾いあげる
――マンガ肉!此方にも聞こえました
以前文献で見た事がある、正体不明のお肉ですね!
試してみま…まあ大きい
いえ、臆してはなりません!1つ下さいな
ムジカさんは何になさいます?
マンドラゴラサラダ、確かに気になります
ふふ、ウサギさんは本当にお野菜が好きなのね
ちゃんと人型になっていて…流石マンドラゴラ
所でこれは根菜?でいいのかしら?
喜んで!
モクテルが入ったグラスを手に
冒険と今日という日に、乾杯!
まあ、良い飲みっぷり!
此方もと器を傾けて
ふむ、力が湧いて来るようなお味がします!
お肉は行儀悪に齧りつきます
表面はカリッと中は…ええ、本当にジューシー!
サラダも幾らでも頂けそう
マンドラゴラって美味しいわ
新たな料理と美味の発見
これも立派な冒険ですよね

《水禽窟》
これが屋台ふぇす!
鳰ちゃん!おいしそうな食べもの、たーっくさんあるよっ
ねぇねぇ!どこからいく?(きらきらっ)
食べものの匂いは、ぐーっとお腹の虫を鳴らす!
ラーメンもおでんもいいけど…こう…ファンタジーなものが食べたい!
(ぴーんっと兎耳を立てると、気になるメニューが飛び込んでくる)
――み?いま、まんがにくって聴こえた?
あの、おっきなおっきなおにく?!食べてみたい!
うん、うん!なにごともちょーせん!
ふたりならおっきくても食べれるよっ
ぼくは~…あれがたべたい!マンドラゴラサラダ!
どんなサラダなんだろ~?
ぬいぐるみだけど、うさぎの本能でおやさいにひかれる!
ひゃーっ…マンドラゴラのかたち!…だいこんの味がしそうっ
飲みものは
モクテルのマジックポーション!
鳰ちゃん、これでかんぱいしよ?
ここは冒険者らしく
たのしく!かんぱーい!
ぷは~♪これがポーションの味っ
さっそくお肉からパクッ!
お口に広がるじゅーしーなおいしいがしみわたる!
おいちいね!鳰ちゃんっ
マンドラゴラサラダも、幸せな味!しゃきしゃきなのっ
きょろきょろり、巡らせる赤い赤い宝石眼に映るのは、賑やかな冒険王国の風景。
いや、眼前の賑わいは特別なもの。だって今日は――。
「これが屋台ふぇす!」
「屋台フェス、何とも楽し気な言葉です」
そう、冒険者から一般人までいっぱいの人が訪れているお祭り『屋台フェスタ』!
ぴょこんと跳ねる足取りと同じように声を弾ませるエメ・ムジカ(L-Record.・h00583)に、香柄・鳰(玉緒御前・h00313)も柔く笑んで頷いて。
「鳰ちゃん! おいしそうな食べもの、たーっくさんあるよっ」
「本当ね、お腹の準備は万全ですか? ムジカさん」
「ねぇねぇ! どこからいく?」
きらきらっと向けられる彼の眼差しに、おっとり朗らかな声で、でも張り切って返す。
「ふふ、どこからでも。では参りましょう!」
ということで、いざ屋台巡りに出発!
吹く風がふわりと美味しそうな匂いを運んでくれば、エメのお腹の虫がぐーっ。
鳰も、ずらりと並ぶ沢山のお店と熱気に目を回してしまいそう。
屋台の種類も豊富で、思わずあれもこれもと、目移りしちゃうのだけれど。
エメは誘惑に負けずにぐっと、一番気になっているものを口にする。
「ラーメンもおでんもいいけど……こう……ファンタジーなものが食べたい!」
「そうね、どうせなら珍しいものを」
鳰もこくりと頷いて朧の瞳を細めた、その時。
ぴーんっと彼の兎耳が立って、ぴこぴこ。
そんなお耳の動きに微笑みながらも、一緒に耳を澄ませた鳰が拾い上げたのは、ふたりしてとっても気になる言葉。
「――み? いま、まんがにくって聴こえた?」
「――マンガ肉! 此方にも聞こえました」
マンガ肉――それはファンタジー飯の中でも、誰もが溢れる浪漫溢れる食べ物で。
勿論、エメと鳰もふたり顔を見合わせ、大きく頷き合って。
「以前文献で見た事がある、正体不明のお肉ですね!」
「あの、おっきなおっきなおにく!? 食べてみたい!」
ファンタジー飯がいただける屋台を見つければ、うきうき突撃!
早速、まず頼んでみるのは勿論マンガ肉! なのだけれど。
「試してみま……まあ大きい」
鳰は思わずその予想以上の大きさに、瞳をぱちり。
けれど今の柔和な表情からは想像はつかないが、彼女は何せ、誰が呼んだか玉緒御前。これまでも幾つもの死線を駆け、命しらずにも見えると言われているのだ。
「いえ、臆してはなりません! 1つ下さいな」
大きなマンガ肉をも、見事攻略してみせる心意気。
それに、何よりも。
「うん、うん! なにごともちょーせん! ふたりならおっきくても食べれるよっ」
ひとりではなく、一緒に楽しむ頼もしい黒兎さんとふたりなのだから。
マンガ肉とそしてやはりガッツリメニューに添えたいのはこれ。
「ムジカさんは何になさいます?」
「ぼくは~……あれがたべたい! マンドラゴラサラダ! どんなサラダなんだろ~?」
「マンドラゴラサラダ、確かに気になります」
マンドラゴラという謎のファンタジー野菜は気になるが、サラダ系は欲しいところ。
いや、さっぱりサラダとガッツリ肉は確かに相性もばっちり良いのだけれど。
「ぬいぐるみだけど、うさぎの本能でおやさいにひかれる!」
「ふふ、ウサギさんは本当にお野菜が好きなのね」
ぴこりとお耳を揺らすエメは、ウサギさんらしく野菜にそわりと心惹かれるから。
そしてわくわく待っていれば、頼んだマンガ肉とサラダが運ばれてきて。
思わずふたりで、ファンタジー飯をじい。
「ちゃんと人型になっていて……流石マンドラゴラ」
「ひゃーっ……マンドラゴラのかたち!」
「所でこれは根菜? でいいのかしら?」
「……だいこんの味がしそうっ」
一緒に見つめる不思議野菜は、大根っぽいと予想……?
それから気を取り直してふたりが手にするのは、やはりファンタジー飯にぴったりな虹色のドリンク。
「モクテルのマジックポーション! 鳰ちゃん、これでかんぱいしよ?」
「喜んで!」
ということで、ここは冒険者らしく。
――冒険と今日という日に、乾杯!
たのしく! かんぱーい!
かちりとグラスを重ねて音を鳴らせば、エメは景気良く、ごくごくっ。
「ぷは~♪ これがポーションの味っ」
「まあ、良い飲みっぷり!」
鳰も続いて、此方もと、器を傾けてみれば。
「ふむ、力が湧いて来るようなお味がします!」
心も体も、元気いっぱい全回復! ……したような気がします。
そしてやはり、腹が減ってはダンジョン探索もできぬ!
じっくり香ばしく焼き上がった、焼き立てのマンガ肉が到着!
それにこういう時はお行儀なんかよりも、豪快に齧り付くのが醍醐味だから。
ふたり一緒に、早速お肉からパクッ!
「お口に広がるじゅーしーなおいしいがしみわたる!」
「表面はカリッと中は……ええ、本当にジューシー!」
「おいちいね! 鳰ちゃんっ」
幸せそうに笑みながらはむはむお肉を頬張るエメの言葉に、鳰もほわりと笑んで返して。
「サラダも幾らでも頂けそう。マンドラゴラって美味しいわ」
「マンドラゴラサラダも、幸せな味! しゃきしゃきなのっ」
引き抜かれる時に噂通り悲鳴を上げたのかはわからないけれど、味は絶品で美容効果も高いらしいです!
そしてエメのはしゃいだようにぴこぴこ揺れるお耳に微笑みながらも、鳰はさらにひとくち。
エメと一緒に見つけた未知の味わいとわくわくに彩られながら、ふたりで見つけたお宝をはむり。
新たな料理と美味の発見――これも立派な冒険ですよね、なんて。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【雨月堂】の皆と。
ふふ、折角の機会だ。ここのフェスタだからこそなグルメを堪能したいね。
互いの好きな物を買ってシェアしたりもしてみたいな。
物珍しさが強いからかあれこれと目移りしてしまうね…どれも美味しそうだ。
…おや、冬臣君はお酒が気になるのかな?
ボクは飲めないけどほら、ご当地的なのもあるかもしれないし遠慮はいらないよ。
光君の言葉に甘えてボクはジュースを買ってこようかな。
戻ってくるまでは何も見てないよ、なんてね。
あ、ボクが気になっていたのは魔女の紫シチューの屋台さ。
ボクも魔女と語る以上、この料理は外せないかなって。
見た目がいかにもファンタジーってね。
マンガ肉…うん、実物を見ると何とも迫力があるね。
被りつく姿も見てみたい気もするけど…食べ歩くのも大変そうだ。
実を言うとね、魔法きのこも気にはなってたんだ。
ほら、魔法って付いてるとどうしてもね?
あとで分けてもらおう、と思いながら。
あ、どうせなら席でじっくり味わうのはどう?
食べる前に写真を撮りたいし、料理を前に3人で撮ってもらうのもいい記念になるよ。

【雨月堂】の皆と
2人と一緒に変わり種屋台巡りへ
やっぱりこの√独特のものを味わいたいし
皆と一緒だと楽しいし、お裾分けもできるし良いことずくめだね
若い人が多いからお酒は我慢しておこうかな
(樽ジョッキからそっと目を逸らし)
うっ……いや、サツキさん、僕は一度言ったことは曲げないよ!
ありがたいけど誘惑禁止!
……でも、光さんの言う通りこの蜂蜜酒は店長へのお土産にしようかな
そう、お土産だから……
僕が気になるのはマンガ肉かな
食べ歩きもできそ……できる?
大きいね……ナイフでカットして分けようか
齧りつかないのも失礼な気がするけど、折角皆で来ているしね
魔法きのこ、気になるよねえ
この色で食べられるってどうなってるんだろう?
ご飯ものか
パエリアを見かけた気がするけれど、食べられるなら買っちゃおうか
魔女の紫のシチューかあ
すごくファンタジーっぽいね
ふふ、魔女の名に相応しい料理だ
味も美味しそうだな
写真を撮っておくのはいいね
色鮮やかだし料理だけの写真も、皆で撮るのも映えそうだ
通りがかりの人に頼んでみようか

【雨月堂】で。
この√は初めてなので逸れないようにしないと。でもスマホは使えたよね。エデンのスマホでもちゃんねるは確認できるかな。
(マップがあればなおよし、とチェック)
そういえば柊さん、猫又横丁でも居酒屋に行った話してましたよね。
お土産として探すのは良いんじゃないんですか?
星村さんも、何か飲み物を選んだらどうだろう。
僕たちがお酒を選んでいる間に。
(さりげなく自分のお土産用の果実酒を見ながら)
お祭りだし、多少行儀が悪い方が作法じゃないでしょうか。
それにしてもアテになるものが多いな。
アヒージョは避けたいけれど魔法きのこ自体が気になって。
マルシェとかないですか?
(寄った屋台の店員に素材自体買えないかと尋ね。
結局、別の大判の茸のチーズ焼きなどを買って来る)
日本人のサガというか、お米もの欲しいですよね。
パエリアはダイオウイカメインでしたっけ。
紫のシチューも初めてみたけど、ちゃんと美味しそうなのが凄いな。
mapを見て席の場所を探して確保。沢山買ってしまったけど全部乗る?
写真は僕も欲しいな。
美味しそうな匂いに、沢山の人達の賑やかな声。
そんな冒険王国に足を踏み入れれば、星村・サツキ(厄災の月セレネ・h00014)が笑み零すのも至極当然である。
何せ、今この街で開かれているのは。
「ふふ、折角の機会だ。ここのフェスタだからこそなグルメを堪能したいね」
そう、沢山の冒険者グルメが味わえるという『屋台フェスタ』!
そんなサツキの隣で、尾崎・光(晴天の月・h00115)は確りとチェック。
「この√は初めてなので逸れないようにしないと」
√ドラゴンファンタジーに降り立ったのは、これが初めてであるから。
迷子にならないようにと、しゅしゅっ。
「でもスマホは使えたよね。エデンのスマホでもちゃんねるは確認できるかな」
光がスマートフォンで確認しておくのは、この祭りの情報が満載だと教えて貰った配信チャンネル。
おすすめの店もだけれど、まずは……マップがあればなおよし、と確りとチェックして。
そんな情報収集は光に任せて、サツキと冬臣はくるりと視線を巡らせてみつつ。
「互いの好きな物を買ってシェアしたりもしてみたいな」
「やっぱりこの√独特のものを味わいたいし。皆と一緒だと楽しいし、お裾分けもできるし良いことずくめだね」
「物珍しさが強いからかあれこれと目移りしてしまうね……どれも美味しそうだ」
今回のお目当てはそう、変わり種屋台巡りへ。
そして早速、ファンタジー飯の屋台へとわくわく足を向けて。
冬臣が思わず暫し見つめてしまったのは、屋台といえば、やはり楽しみたくなるもの。
けれど、それ……酒が注がれている樽ジョッキからそっと目を逸らしたものの。
「若い人が多いからお酒は我慢しておこうかな」
「……おや、冬臣君はお酒が気になるのかな? ボクは飲めないけどほら、ご当地的なのもあるかもしれないし遠慮はいらないよ」
「うっ……いや、サツキさん、僕は一度言ったことは曲げないよ!」
サツキの言葉に、じゃあ、と言いたいところだけど……なんとか我慢!
――ありがたいけど誘惑禁止!
そう、ふるりと首を振った矢先に。
「そういえば柊さん、猫又横丁でも居酒屋に行った話してましたよね。お土産として探すのは良いんじゃないんですか?」
光が提案するのは、名案という名の、やはり誘惑。
とはいえ、今此処で飲むわけではないから。
「……でも、光さんの言う通りこの蜂蜜酒は店長へのお土産にしようかな」
そう、お土産だから……と、早速お品書きのアルコールのページをぱらり。
そして光は、そんな冬臣からサツキへと今度は視線を移して。
「星村さんも、何か飲み物を選んだらどうだろう。
……僕たちがお酒を選んでいる間に、なんて。
さりげなく自分のお土産用の果実酒を見ながらも、そう声を向ければ。
「光君の言葉に甘えてボクはジュースを買ってこようかな」
紫と金の瞳をくすりと細め、続ける。
……戻ってくるまでは何も見てないよ、なんてね。
そして、飲み物やお土産を調達すれば。
「それにしてもアテになるものが多いな」
スマートフォンでマップと実際の屋台を見比べて確認しつつ、光はメニューもチェック。
やはりお酒が欲しくなるようなものが多め……?
そんな中、話を聞いた時からサツキの興味を引いていたのは、これ。
「あ、ボクが気になっていたのは魔女の紫シチューの屋台さ」
まるで魔女がぐつぐつ大きな壺で作ってそうな、紫色のシチュー。
一応、配信チャンネルでは、味は美味しいらしいと聞いてはいるのだけれど。
「魔女の紫のシチューかあ。すごくファンタジーっぽいね」
「ボクも魔女と語る以上、この料理は外せないかなって」
「ふふ、魔女の名に相応しい料理だ」
魔女として、サツキにとっては外せない一品。
冬臣もそんな彼女の言葉に頷いて笑んで。
早速ひとつ、注文してみれば――。
「見た目がいかにもファンタジーってね」
噂に違わず、ぼこんっと熱々な紫のシチューが到着。
でもこれもやはり聞いていた通りに、漂ってくる香りはとても美味しそうだから。
「味も美味しそうだな」
「紫のシチューも初めてみたけど、ちゃんと美味しそうなのが凄いな」
冬臣と光もそう、思わずまじまじとちょっぴり毒々しい色だけれど、意外と香り高いシチューを見つめながらも。
「日本人のサガというか、お米もの欲しいですよね」
「ご飯ものか。パエリアを見かけた気がするけれど」
「パエリアはダイオウイカメインでしたっけ」
「食べられるなら買っちゃおうか。僕が気になるのはマンガ肉かな」
ふたりもそれぞれ、気になっているメニューを注文してみたのだけれど。
運ばれてきたマンガ肉をふと見遣れば一瞬、冬臣は瞳をぱちり。
「食べ歩きもできそ……できる?」
「お祭りだし、多少行儀が悪い方が作法じゃないでしょうか」
確かに光の言うように、がぶりとこういうのはかぶりつくのがきっと、浪漫ではあるのかもと思いつつ。
「大きいね……ナイフでカットして分けようか」
「マンガ肉……うん、実物を見ると何とも迫力があるね」
「被りつく姿も見てみたい気もするけど……食べ歩くのも大変そうだ」
「齧りつかないのも失礼な気がするけど、折角皆で来ているしね」
とりあえずマンガ肉は、カットして分けっこすることにして。
「実を言うとね、魔法きのこも気にはなってたんだ。ほら、魔法って付いてるとどうしてもね?」
「魔法きのこ、気になるよねえ。この色で食べられるってどうなってるんだろう?」
「アヒージョは避けたいけれど魔法きのこ自体が気になって。マルシェとかないですか?」
何気に3人お揃いで興味を抱いていたのは、謎の魔法きのこ。
果たして何が魔法なのか、本当に食べられるのかとはちょっぴり思ってしまうのだけれど。
寄った屋台で素材自体買えないかと尋ねた光に、店員はファンタジー野菜が並ぶ、闇マルシェという名のファンタジー食材が手に入る場所を教えてもらって。
あとで分けてもらおう、と何気に思うサツキ。
だが結局光が買って来たのは、また別の、大判の茸のチーズ焼きなどであった。
そしてそうこう気になるものを調達して、それぞれ購入すれば。
「あ、どうせなら席でじっくり味わうのはどう?」
「沢山買ってしまったけど全部乗る?」
サツキの言葉に、光はマップを見て席を探して確保した後、改めて自分達の戦利品を見遣るも。
「食べる前に写真を撮りたいし、料理を前に3人で撮ってもらうのもいい記念になるよ」
「写真は僕も欲しいな」
「写真を撮っておくのはいいね。色鮮やかだし料理だけの写真も、皆で撮るのも映えそうだ。通りがかりの人に頼んでみようか」
折角だから、全員での記念写真も、ちょっと変わった珍しいメニューの映え写真も。
美味しくいただく前に――ぱしゃり、楽しくいっぱい撮っちゃいます!
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

リーガル(h00539)と
どうしました、リーガル。眉間に皺が寄っていますよ
屋台フェスのグルメチャンネルを拝見していたらラーメンが食べたくなったので、リーガルも食べたいだろうと思いまして
ラーメンに憤る訳もありませんし、となると勝手に有給を申請しておいたことをお怒りで?
大丈夫、食べれば忘れます
やはり最初は醤油でしょうか
問うておいて意見も聞かず、手近にあった屋台の暖簾を潜る
ご店主、おすすめを小でふたつ
次があるからですが?食べ過ぎは健康によくありませんよ、リーガル
おっと、前髪がスープに浸かってしまいますよ
こちらをどうぞ
眼帯(厨二病デザイン)とお花のヘアピンを差し出す
ああ、煮干出汁の効いたスープが癖になりますね
叉焼も素晴らしい出来栄え
何よりこの焼き海苔、この一杯に海を感じます
あっという間に完食し、店主に深々と頭を下げて次の店へ
次は豚骨が良いですね
どうかしましたか?
ご満足いただけたようで、何よりでございます
良い休暇を提案したものだと心から自賛する
どうぞ、お口直しのジンジャーエールです
次が楽しみですね

潤(h01309)と
憮然とした顔で潤の後ろをついていく
有給は消えていくだけだったし丁度良かった
僕が夜中にラーメンを食べたことないのを覚えていたんだな、とも
だから言う
……いちいち近いんだよ!
そんなに顔を近づけなくとも聞いているし背中を押さなくてもついていくって!
っおい!
潤の顔を押し戻す
僕は塩しか食べたことはない――
夜の屋台は灯りも雰囲気も暖かだ
座る人々も楽しそうで
つい観察してしまう
成程、夜食だから小……え、違うのか
そうだった
左目を覆う長い前髪を気遣い、潤が差し出したものに
ありが――何だこれどっちもいらん!
持ち歩いている黒ピンで前髪をとめつつ
ラーメンはとても美味しくてスープまでしっかり楽しんだ
ごちそうさまと店を後にした途端提案される次の味
あんたもう次のラーメンのこと考えてるのか
呆れて笑ってしまう
ジンジャーエールは僕の好きな飲み物
驚きつつも受け取って
そうだな、美味しかった
ありがとう。夜に食べるラーメンは格別なことを知った
潤が一緒だったのもあると思うけど、言うとまた近寄られるから内緒にしておこう
屋台がずらりと並ぶ祭りは、夜になっても賑やかさを増すばかりで。
各屋台に明かりが灯れば、さらにわくわく心も……躍る、はずなのだけれど。
古出水・潤(夜辺・h01309)はふと気が付いて、こてりと首を傾ける。
「どうしました、リーガル。眉間に皺が寄っていますよ」
何だか憮然とした顔で後ろからついてくる、リーガル・ハワード(イヴリスの炁物・h00539)の様子に。
いや、此処へと潤が赴いたのは、良かれと思ったからだ。
「屋台フェスのグルメチャンネルを拝見していたらラーメンが食べたくなったので、リーガルも食べたいだろうと思いまして」
そしてリーガルにそんな表情をさせているのは、ラーメンではないのだ。
(「有給は消えていくだけだったし丁度良かった」)
むしろ――僕が夜中にラーメンを食べたことないのを覚えていたんだな、とも思っているほどで。
潤も、ラーメンに憤る訳もありませんし、とそこはわかっているみたいなのだけれど。
「となると勝手に有給を申請しておいたことをお怒りで?」
不思議そうに自分を見つつも、憮然としている理由を、彼なりに考えてみているようだが。
でも、実はそのどれでもない理由だから……リーガルは潤へと言う。
「……いちいち近いんだよ!」
至近距離にもほどがある、そのどう考えてもおかしい距離感に。
「そんなに顔を近づけなくとも聞いているし背中を押さなくてもついていくって!」
そして、はっきりと理由を告げれば。
「大丈夫、食べれば忘れます」
「っおい!」
全然言っても近すぎる潤の顔を、いよいよ物理的に押し戻すリーガル。
そして、潤は。
「やはり最初は醤油でしょうか」
手近にあった屋台の暖簾を颯爽と潜る。自分で問うておいて意見も聞かずに。
そんな姿に、やっぱりまだ憮然とはしてしまうものの。
「僕は塩しか食べたことはない――」
彼に続いてリーガルも屋台へと足を踏み入れて、席に腰を落ち着かせつつも。
(「夜の屋台は灯りも雰囲気も暖かだ」)
内心、わくわくそわり。
同じ椅子に並んで座る人々も楽しそうで、つい観察してしまう。
そして聞こえるのは、相変わらずよく言えば自分のペースを決して崩さない潤の声。
「ご店主、おすすめを小でふたつ」
その注文に、リーガルは納得してひとつ頷くのだけれど。
「成程、夜食だから小……」
「次があるからですが?」
「……え、違うのか」
「食べ過ぎは健康によくありませんよ、リーガル」
何故だか謎に窘められてしまう始末。
そうこうしているうちに、大将おすすめのラーメン(小)が目の前に運ばれてきて。
熱々なうちにいただきます――の、その前に。
刹那、潤はすかさずリーガルにこう声をかける。
「おっと、前髪がスープに浸かってしまいますよ」
そして……そうだった、とハッとすれば。
「こちらをどうぞ」
左目を覆う長い前髪を気遣い、潤がおもむろに取り出したそれを。
「ありが――何だこれどっちもいらん!」
受け取らないリーガル。
差し出された、厨二病デザインな眼帯とキュートなお花ヘアピンを。
それからお花や眼帯ではなく、持ち歩いている黒ピンで前髪をぱちりと留めれば。
今度こそいざ、愛いなくいただきます!
「ああ、煮干出汁の効いたスープが癖になりますね」
潤はひと啜りした後、どこか満足げにこくりとひとつ頷いてから。
「叉焼も素晴らしい出来栄え。何よりこの焼き海苔、この一杯に海を感じます」
潮の香を感じる一杯をずるずるっと口にしていけば、あっという間に完食して。
店主に深々と頭を下げて、屋台を出る。
リーガルも、ラーメンはとても美味しくてスープまでしっかり楽しんだから。
ごちそうさまと、店を後にすれば。
「次は豚骨が良いですね」
「あんたもう次のラーメンのこと考えてるのか」
途端に提案されるのは、次のラーメンの味。
そんな彼の言動に、リーガルは呆れて笑ってしまうのだけれど。
「どうかしましたか?」
「そうだな、美味しかった」
「ご満足いただけたようで、何よりでございます」
良い休暇を提案したものだと心から自賛する潤は、何だかえっへん得意顔。
けれどリーガルは、思わず驚いてしまう。
「どうぞ、お口直しのジンジャーエールです」
だって差し出されたのは、自分の好きな飲み物で。
それを受け取りつつ、リーガルは潤の顔をちらりと見遣りながらも。
「ありがとう。夜に食べるラーメンは格別なことを知った」
彼へと告げるのは、そんな礼の言葉なのだけれど。
「次が楽しみですね」
やはり次のラーメンのことしか考えていなさそうな今の彼には、内緒にしておくことにする。
言うとまたきっと至近距離まで近寄られるだろうから……潤が一緒だったのもあると思うけど、なんていう心の内は。
だって、屋台が並ぶラーメンな夜は、まだもう少し続きそうだから。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功
第2章 冒険 『ダンジョンのトラップ』

POW
トラップを正面突破
SPD
トラップを見切る
WIZ
トラップの仕掛けを解く
√ドラゴンファンタジー 普通7 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
●いざゆけ、おひるねダンジョン!
最寄りの冒険王国でおなかもいっぱい、英気も十分に養われて。
「あのダンジョンに入ってすぐに分かれ道があるんだけど、メインの道はおひるねダンジョン、もうひとつは普通の道だけどモンスターがうじゃうじゃいるって話だ」
「何気にあのダンジョンはやばい、攻略者が出ないのもうなずけるよ……」
屋台フェスタで聞いた情報をもとに、いざ、件のダンジョンへと向かってみて。
情報収集した通り、ダンジョンに入ってすぐに、分かれ道が。
まっすぐ行けばおひるねダンジョン、横道をいけばモンスターうじゃうじゃ――。
「まっすぐ行こう」
即決であった。
それも全員一致という、迷いのなさ。
というわけで、まっすぐ進み、ダンジョンの奥へと向かえば。
「……?」
なんだか、ころんと寝転がったら絶対気持ち良いだろうってくらいに、足元がふっかりとしてきて。
ふと大きく視界がひらけたかと思えば、視界に飛び込んできた、かなりの広さを誇るそこは。
「――天国か??」
……天国??
「いや、これが、おひるねダンジョン!!」
そう、おひるねダンジョンであった。
そしてその光景を見遣れば、思わず震えてしまう。
「――天国か???」
あからさまに張り巡らされた、けれど抗うことなどできそうにない、おそるべき罠に……!
屋台フェスタでも、人々は口々に言ってた。
おひるねダンジョン――それは『冒険者をダメにするダンジョン』であることを。
まずは、ふっかふかの、冒険者をダメにするクッションや枕、お布団やベッド、ソファーにハンモック。
ダンジョン攻略のためにきっとおなかを満たしてやってくるだろう冒険者達の眠気を促しまくる、なんとも秀逸すぎる敵の罠。
快適な空間に、ひとたびごろんと寝転がれば――すやぁっ。
めっちゃいい夢がみられそう。
だがさらに、それだけではないのだ。
ダンジョン内には、ヒツジさんやアルパカさん、ねこさんにいぬさんにうさぎさんなどなど。
沢山のふわもこ動物風な、無害なマスコット的ゆるかわモンスターたちがいて。
「めえぇ~」
「にゃーん」
何だかめちゃ人懐っこい動物達の群れが、甘えるように集まってきては、もふもふもこもこ。
あっというまに、ふわふわ動物だまりの中に埋もれてしまったりだとか。
モンスターだからダイブしたりぎゅうっと抱きしめたり、欲望のまま、存分に全力で戯れられるという。
また、この世界は、魔法と科学が発達した、剣と魔法の現代地球。
つまり……ダンジョン内のネット環境もばっちり最高。
これみよがしに、パソコンやタブレットやモニター、各種ゲーム機などなどの娯楽機器類が、ご自由にどうぞとばかりに置かれていて。
だらだら寝ころびながら好きな動画やチャンネルを観れたり、音楽を聴いたり、ゲームしたり、先程の屋台フェスタの配信動画の作成だってできそうだ。
さらには、お布団やベッドでの禁忌――スナック菓子などの各種おやつ類や飲み物まで用意してあって。
広場の一角には、充実したマンガや本のコーナーまで。
希望者用には『冒険者をダメにする着ぐるみパジャマ各種』まで用意されているから、パジャマパーティーとかもできるかもしれない。
そんな、どうぞ堕落してくださいといわんばかりの、このダンジョンの罠の目論み。
それは――「もうダンジョン攻略なんていいや、やる気なくなったし帰ろ~」と。
冒険者達を堕落させ、戦意をこれでもかと失わせ、ダンジョン攻略を行なう気力を奪うことだと思われる。
なので、このダンジョンを攻略するために、必要なことは。
「ダンジョンの奥にいるボスを倒すことを、とりあえず最後忘れなければOK?」
そう――いくらごろごろもふもふきゃっきゃしたとしても。
言ってしまえば、最後にダンジョンの主であるボスを倒せば、それでOK!
ダンジョンのこのおひるねエリアには、敵は一切現れないらしい。
いや、堕落してもらうためにもそれは当然であるから、存分に心置きなく。
逆に戦いの前に、心身ともに無理をするのもなんだから。
きっちり最後はダンジョンを攻略さえすれば、このおひるねダンジョンをエンジョイしても問題はなさそうです!
というわけで、ここを通り抜けないと、ボスのいる場所にも辿り着けないから。
「よしっ、いざ天国……いや、おひるねダンジョンへ!!」
最後は敵を倒すという強い意思を心に抱きながらも勇ましく、そしてうきうきと。
おひるねダンジョンへといざ、足を踏み入れる。
🐏マスターからの捕捉
色々な罠にことごとくはまっても、ついつい誘惑に抗えずにころんと寝転がっても。
全力でだらだらしたり、パジャマパーティーしたり、ゲームなどで遊んだり、動物さんともふもふ戯れたり等々。
POW・SPD・WIZは気にせず、お好きに罠にかかっていただければです!
無理なく持ち込めるグッズ等を持参したりだとか、屋台フェスタでの戦利品の持ち込みもOKです。
きっと皆様は、最後には立ち上がって前へと進んでいただけるかと思うので。
おひるねダンジョンを全力で楽しむ……ある意味、もふもふすやりと攻略するプレイングだけでOKです。

逃した……!おじさん、せっかく美味しい物沢山食べられると思ったのに!お腹もすかせて来たのに!!
のんびりしてたおじさんが悪いのはそう
反省します……それはさておき、このダンジョン凄い和やかというかほのぼのというか不思議よね
ダンジョンに巻き込まれて助かりそうに無い人が――とかより一億倍良いけどさ
でもそれはそれとして卑怯でしょ、このトラップの数々!
しかし、ダンジョン攻略して多少なりとも生活費を稼がないといけない故、ここで引っかかるわけには行かない……!
……でも、でもさぁ。どうせ前に進むんだったら、ボスの手前までかわいい動物連れてたとしてもいいんじゃない?いいよね?抱っことかして進めばいいでしょ、多分
たらふくの酒やご飯を堪能してお腹もいっぱいなれば、さぁいざダンジョン攻略!
……という当初の予定であったのだ、一応。
いや、グレン・アレイシャ(memoria・h00446)は今、確かにダンジョンの中にいる。
予定通り、ダンジョン探索には赴いているのだけれど。
(「逃した……! おじさん、せっかく美味しい物沢山食べられると思ったのに! お腹もすかせて来たのに!!」)
なんだかんだあれそれしていたら、屋台を堪能する時間がなくなってしまいました。
しかも、なまじお腹をすかせてきたものだから、今のグレンは腹ペコイケメンお兄さん。
……いや、見目は十分若いが、本人曰くお兄さん呼びは止めたという彼は。
「のんびりしてたおじさんが悪いのはそう」
反省します……と、しょんぼり腹ペコイケメンおじさん状態なのだけれど。
何だか足元がふかふかしてきたダンジョン内を進めば、拓けた眼前の光景を見遣り、思わず口にする。
「……それはさておき、このダンジョン凄い和やかというかほのぼのというか不思議よね」
ふかふかお布団やクッションに、もこもこふわもこゆるかわモンスター、だらだらと各種娯楽なども揃っている。
そう、何せこのダンジョンはこんな異名があるのだから――『冒険者をダメにするダンジョン』と。
そして、そんな謎のほのぼの空間を見つめながらも。
グレンはふるりと小さく首を横に振って続ける。
「ダンジョンに巻き込まれて助かりそうに無い人が――とかより一億倍良いけどさ」
――でもそれはそれとして卑怯でしょ、このトラップの数々! って。
ある意味巻き込まれたら最後かもしれない、ごろごろすややか的な意味で。
とはいえ美味しいものをふいにしてまで、この場にやって来たのだ。
「しかし、ダンジョン攻略して多少なりとも生活費を稼がないといけない故、ここで引っかかるわけには行かない……!」
目の前の誘惑に負けて、結局得るものが何もなかったら、もっとそれこそしょんぼりだ。
だからここは、つよいこころをもって――。
「……でも、でもさぁ。どうせ前に進むんだったら、ボスの手前までかわいい動物連れてたとしてもいいんじゃない?」
……いいよね? 抱っことかして進めばいいでしょ、多分、と。
あそんでーと言わんばかりにてしてししてくるウサギさんを、もふっと抱っこ!
ちゃっかりちょこんと腕の中におさまっているふわもこをぎゅうと抱きしめながら。
うさぎさんのおやつと、おじさんの好きな甘いものもちょこっと拝借しつつも。
もふもふうさうさ、ダンジョンの奥へと進みます!
🔵🔵🔵 大成功

(アドリブ歓迎)
あぁ、一目見て分かる。これ抗えないやつだ
もうここは下手に抵抗しないで、存分に満喫しましょ
しっかり休めば起きた時には先に進む気分になれるんじゃない?
冒険者をダメにするクッションよし、薔薇のアロマよし
背もたれがある大きいクッション背中を預ければ完全にだらけモード
時にはこういう時間も大事なのよ
いつのまにか寄ってきたもふもふの動物たちに囲まれて、そのぬくもりと共に一時の夢の中へ
とはいえ、この空間は魅力的よね
後ろ髪をひかれる思いで先に進むことになりそう
何だかふわふわ心地良い感触を覚えるのは、お酒も入っていい気分だからというだけではない。
実際に足元が、めっちゃふかふかしているからである。
そしてダンジョンの奥を目指し進んでいた兎沢・深琴(|星《せい》に魅入られし薔薇・h00008)は、一瞬にして悟ったのである。
――あぁ、一目見て分かる。これ抗えないやつだ、と。
眼前に突如広がった、魅惑のもふもふおひるね空間に。
けれど、ひとつ大きくこくりと頷けば、冷静にこう判断するのだった。
「しっかり休めば起きた時には先に進む気分になれるんじゃない?」
……もうここは下手に抵抗しないで、存分に満喫しましょ、なんて。
全く抗わずに、むしろ目一杯楽しもうという作戦です、ええ!
というわけで早速、ふかふかもふもふ。
「冒険者をダメにするクッションよし、薔薇のアロマよし」
優雅にふんわりリラックスできるアロマまで炊いて。
ぽふんっと、背もたれがある大きいクッション背中を預ければ。
「時にはこういう時間も大事なのよ」
完全にだらけモードです!
そしてふと気が付けば、とことこ。
キュートなもふもふ動物さんたちもいっぱい集まってきて。
いつの間にかふわもこに囲まれて、ふっかふかでぬっくぬく。
もっふり埋もれちゃえば、そのぬくもりと共に、すやぁと一時の夢の中へ。
いや……めっちゃ堪能しながらも、当初の目的は決して忘れてはいません。
だから、これでもかとだらだらころころして、動物さんたちをぎゅうともふもふしまくった後。
英気も十分に養った深琴は、ダンジョンの奥へと再び進み始める。
敵の思惑通りこのままずっと堕落するわけにはいかないから。
だがこの冒険者をダメにする罠を、身をもって全力でエンジョイしたからこそ、その恐ろしさが深琴にはわかるのだ。
(「とはいえ、この空間は魅力的よね」)
けれどそんな誘惑を振り切って、先へ……とてもすごく、後ろ髪をひかれる思いで。
🔵🔵🔵 大成功

【暁唄】
美味しい屋台も堪能できたし
気合いを入れてダンジョン攻略頑張りましょ
こんな事もあろうかと
日々旅団のぐうたらできる遊園地で
堕落の耐性はつけてきたつもり
どんな誘惑にも負けたりしないわ……って……
まぁ……見てクレス、ダンジョンの中なのに
可愛い動物が沢山
魔物なの?首刈りしてきたりしない?
撫でても抱っこしても逃げないわ可愛いわ
色んな動物がいっぱい集まってきたわ!
クレスだってふわもこ嫌いじゃないでしょう?
ちょっとだけでも触ってみて?
戦いの前に心の癒しは大切でしょう?癒された?
ううっ、こんなに懐いてくれている子達を
振り払って奥に進まないと行けないなんて
連れて帰りたいくらいだけど
そろそろ……行かないとね

【暁唄】
腹拵えも済んだし
次は食後の運動だな
さっさとボスを倒しにいこうぜ
誘惑に心奪われたりしな……リア?
おい、嘘だろ
何でもふもふに引き寄せられてんだ?
見た目は可愛いけど魔物だろうな
…敵意はなさそうだけど
てか、敵の計略に嵌ってんじゃねぇよ
ほら、行くぞ
幼馴染に伸ばそうとした手は
少女が抱くもっふりしたネコの毛に埋もれて
…確かにこの手触りは癒される
此方を見つめる円らな眸も愛らしい
けど屈する訳にはいかないと
リアに視線を遣れば
なんとも幸せそうに緩んだ笑顔
……少しだけだぞ
そう言ってリアの隣に腰を下ろせば
傍にやってきたふんわりもふもふなイヌ
綿あめみたいだなと優しく撫でつつ
ま、偶にはのんびりするのも悪くねぇか
野菜や叉焼をお裾分けし合ったラーメンに、デザートのパフェだって美味しくいただいて。
「腹拵えも済んだし、次は食後の運動だな」
「美味しい屋台も堪能できたし、気合いを入れてダンジョン攻略頑張りましょ」
「さっさとボスを倒しにいこうぜ」
クレス・ギルバート(晧霄・h01091)とオフィーリア・ヴェルデ(新緑の歌姫・h01098)が足を踏み入れたのは、星詠みの話で聞いたダンジョン。
美味しい物を食べた後の運動に丁度いいと、真っ直ぐに目指すは勿論、ダンジョンのボスの元。
いや、このダンジョンに張り巡らされているという罠は、事前に知らされているから。
ふたりは、その対策や心構えだって万全。
「こんな事もあろうかと、日々旅団のぐうたらできる遊園地で堕落の耐性はつけてきたつもり」
そう……いくらこのダンジョンが『冒険者をダメにするおひるねダンジョン』という、あからさまに堕落へと促そうとしているものだとしても。
「どんな誘惑にも負けたりしないわ……って……」
「誘惑に心奪われたりしな……リア?」
決して惑わされは――なんて、紡いだ矢先であった。
ぱちりと瞳を瞬かせ、ふいに足を止めたオフィーリア。
そんな幼馴染の様子に気づいたクレスがふと目を向ければ。
「まぁ……見てクレス、ダンジョンの中なのに、可愛い動物が沢山」
「おい、嘘だろ。何でもふもふに引き寄せられてんだ?」
ダンジョン内を自由気ままにお散歩している、もふもふ動物さんたちに心奪われています!?
そんなキュートでふかふかした動物さんたちを、じいとクレスは見つめてみれば。
「見た目は可愛いけど魔物だろうな」
「魔物なの? 首刈りしてきたりしない?」
「……敵意はなさそうだけど」
とててっと人懐っこく寄ってくる姿は、どうやらモンスターといっても、ただもふもふ可愛いだけの存在のようだ。
いきなりざしゅっと首を狙ってくるなんてこともなさそうで。
試しに、近寄ってきた猫さんへと手を伸ばしてみれば――もふっ、もふもふ。
「撫でても抱っこしても逃げないわ可愛いわ」
むしろ、もっとなでてーと言わんばかりに甘えてきたから。
オフィーリアがそうっとその子を抱っこしてあげれば、自分もーと言わんばかりに、ぽてぽてもふもふ。
「色んな動物がいっぱい集まってきたわ!」
あっという間に、キュートなもふもふアニマル空間に!
そんなすっかりほわほわ、もふもふたちと戯れている彼女を見遣って。
「てか、敵の計略に嵌ってんじゃねぇよ」
……ほら、行くぞ、と。
幼馴染に手を伸ばそうと、したのだけれど。
「クレスだってふわもこ嫌いじゃないでしょう? ちょっとだけでも触ってみて?」
――もふり。
クレスのその手は、少女が抱く猫さんのふわもこボディーにもっふりと埋もれて。
「……確かにこの手触りは癒される」
そうふと思わずもふもふすれば、ちょっぴりどや顔で、にゃあ。
鳴いた猫さんとぱっちり目があえば、クレスももう頷くしかない……此方を見つめる円らな眸も愛らしい、と。
だがしかし、これは敵の罠なのだ。
だから、けど屈する訳にはいかないと、改めてオフィーリアへと視線を遣れば。
「戦いの前に心の癒しは大切でしょう? 癒された?」
菫の眸に刹那映るのはふわり、なんとも幸せそうに緩んだ笑顔。
そんな顔を見れば、すとんと。
「……少しだけだぞ」
クレスはそう言ってリアの隣に腰を下ろして。
とてとてと傍にやってきた、ふんわりもふもふなイヌさんをわしゃり。
「ま、偶にはのんびりするのも悪くねぇか」
……綿あめみたいだな、なんて。
優しくもふもふ撫でてあげつつも、ほんの少しだけ、幼馴染と一緒にもふもふタイム。
それからオフィーリアはクレスが見守る中、たくさんいっぱい、動物さんたちともふもふ過ごして。
とてもみんなと仲良くなったのだけれど。
「ううっ、こんなに懐いてくれている子達を振り払って奥に進まないと行けないなんて」
でも、名残惜しいけれど――そろそろ……行かないとね、と。
後ろ髪を引かれる思いで幼馴染と共に向かうのは、この魅惑のもふもふ空間を作ったボスがいるというダンジョンの奥。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

●白と黒
思った以上にもふもふ天国ですね
あっ、楽々さんじゃないですか!
こうして会うのは初めてです
良いですね、一緒に行きましょう
ダッシュです、ダッシュ!
勢いをつけて、そのまま巨大な猫モンスターにダイブ
わっ、わっ!小さいのも長いのも三つ目のもいる…!
可愛いですね、遠慮なく吸わせて頂きます
カナトさんも一匹どうですか?可愛いですよ!
…あ、カナトさんが楽々さんに引っ張られてる…!
手が空いてたら写真を撮ったのですが…
残念です、猫っぽいので埋まってます
昼寝スタイルのカナトさんの周りを、猫っぽいので埋めていきます
よし、僕も両脇に猫っぽいのを抱えて…できました!
幸せの縮図と言う奴です
カナトさん、おやすみなさいませ

●白と黒
おひるねダンジョンって
どんなかと思っていたけれど
オレの連れてる地這い獣に
何処となく雰囲気が似ているような…
特大ダックスフントみたいな楽々ってヤツだけど
…っと仕事に呼んだ訳じゃないのに
出てきてしまったようだし
ついでだから同行もさせてしまおうかぁ
もふもふ猫達に囲まれてるレモン君は
天国満喫しているようで〜
ネコ派だったのも新情報かもねぇ
オレも遊ばせるなら猫の動きは
眺めるの楽しいと思ってて
…浮気じゃないよ〜と服の裾引っぱる
地這い獣のビロード毛並みに背中預けたりも
いつもと似ているようで
多少異なる風景のなか…いつの間にか
もふもふ周りでも埋められてる気がするなぁ
幸せの縮図かぁ、ゆっくりおやすみ〜
相変わらず表情は変わらないように見えるけれど、檸檬色の瞳がばっちり捉えたのは。
「思った以上にもふもふ天国ですね」
そう、見渡す限りのふわもこ!
お布団もクッションも、ダンジョンの床でさえふっかふかなのだけれど。
茶治・レモン(魔女代行・h00071)がじいと見つめる先に、緇・カナト(hellhound・h02325)も視線を向けてみれば。
「おひるねダンジョンってどんなかと思っていたけれど。オレの連れてる地這い獣に何処となく雰囲気が似ているような……」
特大ダックスフントみたいな楽々ってヤツだけど――なんて口にした瞬間、ぴょこりと。
ふいに現れたのは、モップのようにもこもこした、脚と口と尻尾が多い狗の如き地這い獣。
そんな黒いビロードを思わせる毛並みの子を見たレモンはハッとする。
「あっ、楽々さんじゃないですか!」
そして……こうして会うのは初めてです、とその声は嬉し気で。
ぴょこぴょこ複数ある尻尾を振っているその姿を見れば、カナトはこう続ける。
「……っと仕事に呼んだ訳じゃないのに出てきてしまったようだし、ついでだから同行もさせてしまおうかぁ」
勿論、レモンはその言葉に異論などなし。
「良いですね、一緒に行きましょう」
そしてそうと決まれば、表情筋はそのままだけれど、ぐっと気合十分。
――ダッシュです、ダッシュ!
逸る気持ちを抑えきれず、すたたっと駆け出せば、その勢いで――ぽふんっ!
そのまま巨大な猫モンスターにダイブ!!
まさにその姿は、猫にまっしぐら。
そしておっきな猫さんにぎゅうとしがみついてもふもふしながらも、さらなる猫さんたちを発見して。
「わっ、わっ! 小さいのも長いのも三つ目のもいる……!」
……可愛いですね、遠慮なく吸わせて頂きます、と。
わくわくみんな、ふるもっふ!
そんなもふもふ猫さん達に囲まれているレモンを、天国満喫しているようで〜なんて見つめながら。
カナトはまたひとつ、知れたのであった。
「ネコ派だったのも新情報かもねぇ」
レモンが、めっちゃネコ派であるということを。
そして、両手どころか全身猫さん状態なレモンは、自分を見つめる彼にもこんな誘いの声を。
「カナトさんも一匹どうですか? 可愛いですよ!」
そう、ネコ派への勧誘!
その声にカナトも、遊ばせるなら猫の動きは眺めるの楽しいと思っていた……のだけれど。
「……浮気じゃないよ〜」
「……あ、カナトさんが楽々さんに引っ張られてる……!」
何か言いたげな楽々が、服の裾をぐいぐい。
そしてそんな引っ張り合っこ見つめつつ、レモンはその様子を激写……したかったところだったが。
「手が空いてたら写真を撮ったのですが……」
残念です、猫っぽいのでもっふりすっかり埋まっちゃっています。
けれどレモンはしっかりと瞳と脳内にその姿を焼きつけつつも。
地這い獣のビロード毛並みにもっふりと背中預けた、おひるねスタイルのカナトの周りを埋めていくことにする。
ネコ派として――いっぱいの、猫っぽいので。
そしてそんな、地這い獣に身を預け、しかも猫っぽいもので埋められていけば、いつもと似ているようで。
でも、多少異なる風景のなか……カナトは思うのだった。
(「……いつの間にか、もふもふ周りでも埋められてる気がするなぁ」)
それからカナトを猫っぽいのですっかりもふもふ包囲し終えれば。
レモンは勿論、自身もむぎゅぎゅっと、両脇に猫っぽいのを抱えて。
「よし……できました!」
完成したのは、そう!
「幸せの縮図と言う奴です」
――というわけで。
「カナトさん、おやすみなさいませ」
「幸せの縮図かぁ、ゆっくりおやすみ〜」
もふもふすやすや、ねこねこ楽々――みんなでしあわせ、おやすみタイムです。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

潤(h01309)と
冒険者をダメにする……
こういう視点から攻めるのも有りなんだな
うんうんと神妙な顔でひとり納得
すでにお休みモードの潤を支える
待て待て、立ったまま寝るな
……あんたなあ
躊躇いのない潤に冷めた視線を送りつつ
寝転ぶことに抵抗はないが本当に大丈夫なのか?
全体を観察していれば後ろからふわふわもっこもこな羊の頭突き
う゛っ!
勢いよくビーズクッションに埋もれれば
いや、これはなかなか良い……
潤、ちょっと来い
霊紙を一枚くれ
胸ポケットにさした槍化前のアヴィスで『敵を倒す』と記入
そのまま潤の額にぺんと貼り付ければ
よし、これなら当初の目的を忘れずに済みそうだ
僵尸というんだったか
起きたら眼鏡忘れるなよ(すや

リーガル(h00539)と
満足感で既に目が閉じつつある
人間災厄の管理業務はどこへやら、肩を借りて小路を進む
おひるね…なんと甘美な響き
時間的にはお夜寝ですが、許可いただけるでしょうか
進んだ先の広間には、ぷわぷわのクッションが点在していた
入るや否や大きなクッションに歩み寄り、眼鏡を置いて躊躇いなく背中を沈め
これは素晴らしい…
あなたもどうぞ。一休みと致しましょう
意識を手放しかけた時、名を呼ばれ目を開ける
身体は拒否しているが、紳士たれという教えに殉ずるべくのろのろ立ち上がり
…どうぞ。手慰みに折紙でもなさるので―むぷ
手控えは良い事ですが、私の顔に貼る必要はあるのですか?リーガル?
…寝付きが宜しいのですね
ダンジョンに足を踏み入れて暫く歩けば、何だか足元がふかふかしてきた気がして。
ちょっぴりふんわりあったかい、でも絶妙に心地良い温度感。
そして進んだ道の先、視線がひらければ。
「冒険者をダメにする……こういう視点から攻めるのも有りなんだな」
無意識的に背中の翼をぱたぱた。
リーガル・ハワード(イヴリスの炁物・h00539)は、うんうんと神妙な顔でひとり納得してしまう。
だって現に、うつらうつらと。
「おひるね……なんと甘美な響き」
……時間的にはお夜寝ですが、許可いただけるでしょうか、なんて。
すっかり、おひるね……いや、お夜寝に抗う気ゼロな様子の古出水・潤(夜辺・h01309)の姿がすぐ傍にあるものだから。
というか、自分の肩に身を預けて小路を進む彼は。
「待て待て、立ったまま寝るな」
すでにお休みモードである。
そんなリーガルに支えられつつ、ダンジョンの広間に入るや否や、潤はすちゃりと。
眼鏡をちゃんときちんと置いてから、すたたと歩み寄り――ぽすんっ。
「これは素晴らしい……」
躊躇いなく早速背中を沈めたのは、眼前に点在するぷわぷわふかふかクッションたち。
そしてまさに聞いていた通り、冒険者をダメにするクッションに埋もれてダメになっているその姿を見遣れば。
「……あんたなあ」
躊躇いのない潤に冷めた視線を送りつつ、リーガルはじいと全体を観察してみる。
(「寝転ぶことに抵抗はないが本当に大丈夫なのか?」)
何せここはダンジョン、どんな罠が張り巡らされているのか――なんて思っていれば。
「う゛っ!」
後ろから、めっちゃふわふわでもっこもこな衝撃が!?
そして、そんな羊さんの頭突きを不意打ちで受けたリーガルも――ぼふんっ。
絶妙な心地良さのビーズクッションに勢いよく埋もれれば。
「いや、これはなかなか良い……」
「あなたもどうぞ。一休みと致しましょう」
ふたり揃って、ダメになっちゃうやつ。
けれど、リーガルはもふもふに完全に埋もれるその前に。
「潤、ちょっと来い」
ふとそう、意識を手放しかけている彼へと声をかけて。
名を呼ばれ目を開けた潤は、めっちゃ渋々、仕方なくのろのろと。
身体は拒否しているが、紳士たれという教えに殉ずるべく立ち上がって。
「霊紙を一枚くれ」
そう言われれば……どうぞ、と取り出したそれをリーガルへと手渡せば。
「手慰みに折紙でもなさるので――むぷ」
「よし、これなら当初の目的を忘れずに済みそうだ」
刹那、ぺんと額へと貼り付けられる。
胸ポケットにさした槍化前のアヴィスで『敵を倒す』と――そう彼が記入した霊紙を。
それから潤の姿をじいと見て、リーガルは続ける。
「僵尸というんだったか」
「手控えは良い事ですが、私の顔に貼る必要はあるのですか? リーガル?」
そして額にお札ならぬ霊紙をぺたりとされたことに、そう疑問を紡ぐ潤だけれど。
「起きたら眼鏡忘れるなよ」
そう言うやいなや――ビーズクッションを抱きしめて、すやぁ。
うとうとしていたはずの自分よりも先に、秒でお夜寝タイムに入ったリーガルに目を遣りながら。
自分も改めてころんと寝転がりながら呟きを落とす潤であった。
隣のすややかな寝顔を見つつも……寝付きが宜しいのですね、なんて。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

「ちょっと飲み過ぎたような気がします」
ほうと吐く息は無闇に熱い、そしてお酒の匂いに溢れていた
千鳥足ではないもののふわふわと歩く様は見ればわかるレベルで酔っている
「とはいえ休める場所があるという話ですから」
休む前からすでにダメになっている気もするが、歓待されて悪い気はしないものだから
「本当にあるなんて、ダンジョンの主はよほど自分に自信があるのでしょう」
にっこりと笑顔でベッドに身を任せる
シャワーを浴びてさっぱりできるならそちらを優先したかも知れなかったが、どうやら温泉などはないらしい
ならばまずはゆっくり休んで、戦いはそれからでも遅くはないでしょう
すやすやと眠りの世界に一直線
透き通るような真白の肌も、美しく可憐な顔も、心なしかほのかに火照っていて。
「ちょっと飲み過ぎたような気がします」
ほうと吐く息は無闇に熱く、そしてお酒の匂いに溢れている。
そんな花喰・小鳥(虚無たる裂け目ギンヌンガガプ・h01076)の足取りは、床のふかふかさも相まって、何だかふわふわ。
千鳥足というほどではないものの、見ればわかるほどではあった。
そう……すっかり酔ってしまっている、と。
けれど何も、小鳥は無計画では決してないのだ。
「とはいえ休める場所があるという話ですから」
星詠みから、ひと休みするのに良いというダンジョンがあると、事前に聞いているのだから。
いや、一応攻略するためにこのダンジョンにやって来てはいるのだけれど。
人々に『冒険者をダメにする』と言われるのも納得するほどのそこは、まさに実際、すややかにおひるねするにはうってつけで。
休む前からすでにダメになっている気もするが……それはともかく、歓待されて悪い気はしないものだから。
「本当にあるなんて、ダンジョンの主はよほど自分に自信があるのでしょう」
そうにっこりと笑顔を宿せば、早速――ぽふんっ。
ふかふかもふもふなベッドに身を任せる小鳥。
ちょっぴり言えば、シャワーを浴びてさっぱりできるのならばそちらを優先したかも知れなかったが、どうやら温泉などは残念ながらないらしいから。
(「ならばまずはゆっくり休んで、戦いはそれからでも遅くはないでしょう」)
もふもふお布団に包まれ埋もれながら……眠りの世界にすやすや、一直線。
お酒も入っているから、心地良くふわふわと――まだもうちょっと暫しの間、酔い痴れながら。
🔵🔵🔵 大成功

いちごのシュワシュワ持ち込んで、んー……ふわふわかぁ。
リアはキラキラしたものが好きかな。
でもまぁここは……楽しまないと損みたいな所はあるよね。
動物さんには自分からは触れないよ。
寄ってきたら断らないけど。
ふわふわに寝転がってみよう。
ゴロゴロしながらその辺を見渡して。
ちょっと何枚か写真を撮って、写真をシューって送るよ。
リアは近くに居てくれる人が居ないと眠れないから、眠りはしないんだけど、ゴロゴロでスマホ弄って、ふわふわり。
ん、ふわふわも……悪くないかも。
顔はダメだよ、摩擦は肌に良くない。
これ、髪の毛に絡まらないかなぁ……ふわふわしながらヘアケアでもしようかな。ブラッシング!
片手には、先程の戦利品のいちごのシュワシュワを持ち込んで。
リア・カミリョウ(|Solhija《太陽の娘》・h00343)が向かうのは、星詠みの話で聞いたダンジョンであるのだけれど。
進んでいた道が刹那ひらけば、小さく首を傾けて呟きを落とす。
「んー……ふわふわかぁ」
……リアはキラキラしたものが好きかな、なんて。
とはいえ、キラキラではないにしても。
(「でもまぁここは……楽しまないと損みたいな所はあるよね」)
折角だから、ふわふわだって、目一杯楽しむつもり。
それから、おひるねエリアへと差し掛かれば、沢山のふわもこな動物さんがいて。
自分からはそんな動物さんたちには触れないけれど、でもとてとて寄ってくる子がいれば、特に断ったりはせずに。
リアはふと――ころん。
(「ふわふわに寝転がってみよう」)
冒険者をダメにすると言われているクッションに身体を預けつつも。
ゴロゴロしながらも周囲をくるりと見渡してから――ぱしゃぱしゃり。
ちょっと何枚か写真を撮れば、それをシューってまた送った後。
(「リアは近くに居てくれる人が居ないと眠れないから、眠りはしないんだけど」)
でもやっぱり楽しまないと、だとは思うから……ゴロゴロころんとスマートフォンを弄って、ふわふわり。
集まって甘えてくる人懐っこい子たちの、擽ったいようなもふもふの感触に、思わず瞳を細める。
「ん、ふわふわも……悪くないかも」
そして、じゃれてくるように伸ばされた肉球のおててを、そっと触れる前に包んで。
「顔はダメだよ、摩擦は肌に良くない」
ふわふわな心地を楽しみながらも、ふとリアは思う。
(「これ、髪の毛に絡まらないかなぁ……」)
それから小さく首を傾けるも、すぐにこくりと頷けば。
「ふわふわしながらヘアケアでもしようかな」
白い髪も、ついでに寄ってくるもふもふなたちの毛並みも、もっとふわさらにと――始めるのはそう、ブラッシング!
🔵🔵🔵 大成功

【ふわふわもふもふ】
モンスターなのー?おいでおいで、みんなふわふわのもふもふにしてあげるわ!
周りにふわふわの動物系モンスターたちに囲まれて、すっかりピンチ!じゃなくて上機嫌。
こんなこともあろうかと手際よく準備したブラシで、四方八方からやってくるもふもふをふわふわにしてあげて、とっても楽しい気持ち!
どんどんふわふわになって満足していくふわもこモンスターたちを相手に、すっかりふわふわもふもふモンスターが気持ちよさそうに眠ってて、ついついうとうと。
みんなふわふわになったし、お昼寝したら良い夢が見られそう。
ぐっすりと休んで元気いっぱい!名残惜しそうに手を振って、もふもふモンスターとは一時のお別れ。
冒険者パフェだって食べたし、ぽかぽかあったか、元気もいっぱい!
そしてダンジョンへといざ足を踏み入れた捧・あいか(いのち短し弾けよポップスタア・h03017)の目の前に、ぴょこりと現れたのは。
「モンスターなのー? おいでおいで」
やはり冒険ダンジョンなだけあって、モンスターの群れ……!?
けれど、歌うように紡がれた声に、とことことモンスターたちは歩み寄ってきて。
あっという間に囲まれて、すっかりピンチ! ……かと思いきや。
「みんなふわふわのもふもふにしてあげるわ!」
現れたダンジョンのモンスター、ふわふわ動物さんっぽい子たちに囲まれて上機嫌!
そして――こんなこともあろうかと、しゃきんっと。
満を持してあいかが手にするのは、手際よく準備したブラシ。
ということでまずは、てしてししてくる子をなでなでしてあげながらも、しゅしゅっ。
すりすりしてくる子を抱っこしてから、しゃしゃっ。
ちょっぴり人見知りしている子は声をかけてから、そうっと優しく。
四方八方からやってきては人懐っこく甘えてくるもふもふたちを順にふわふわにしてあげれば、あいかもとっても楽しい気持ちになるし。
ブラッシングしてあげつつ、とろんと気持ちよさそうにしていたり、ぴょこぴょこ尻尾を振って喜んでいる姿を見れば、嬉しくなっちゃう。
そして、どんどんふわふわになっていくふわもこモンスターたちも満足した様子で。
あいかの手ですっかりふっわふわでもっふもふになれば、順にすやぁと、気持ちよさそうにおひるねタイム。
そんなふわもふな子たちに囲まれて、すややかな姿を見れば……あいかもつられて、ついついうとうと。
ふわふわあったかな心地に思わずふわりとあくびをしつつ、もふもふたちをなでなでしてあげながらも、こう思うから。
(「みんなふわふわになったし、お昼寝したら良い夢が見られそう」)
だから、この幸せ空間に今は抗わず――仲良く一緒に、すややか夢の中へ。
けれど勿論、やるべきことだって忘れていないから。
目が覚めれば、ちょっぴり名残惜しいけれど……もふもふモンスターたちとは一時のお別れ。
でも、ぐっすりと休んで元気いっぱい!
ふわもこたちに手を振っていざ、ダンジョンの奥へと向かいます!
🔵🔵🔵 大成功

ふっ、か、ふか…!
寝床は畳にお布団で、ベッドでさえ憧れの対象なのに。これは。なんて。わー。
とりあえず腰を下ろしてみる
ああ、これは心地良…あれ?
上体が、勝手に傾く…!抗い難い引力が…!(ぽすん
とろける~
丁度頭の下にあった羊さん枕のフィット感いいn
―…(はっ
あれ?意識飛んでた?
実は敵地で眠るのはちょっと心配かもって思って、さっき珈琲を飲んでいたのだけど!
…昨日。宿題やったあとなんか調子よくて予習までやって。
つまりちょっと寝不足で。
さっきははしゃいで眠気飛んでたけど、一度気がゆるむと…
ゆるかわいいひつじさんモンスターに囲まれて、もこもこめえめえ、うとうとねむねむ
あたたかい…意識が…ふわふわ…(すや…
これは、敵の罠。そう、とても恐ろしく抗い難いほどの。
それはわかっては、いるのだけれど。
「ふっ、か、ふか……!」
花片・朱娜(もう一度咲って・h03900)の花のような瞳が、ぱっと綻ぶように煌めき咲く。
だってだって、目の前にあるのはそう――ふっかふかの、ベッド。
普段の寝床は畳にお布団だから、朱娜にとってベッドというもの自体、たださえ憧れの対象だというのに。
……これは。なんて。わー。
なんて、言葉にならないくらいにドキドキしちゃって。
とりあえず、そうっと腰を下ろしてみれば。
「ああ、これは心地良……あれ?」
刹那、朱娜は思わずぱちりと瞳を瞬かせてしまう。
そして次の瞬間、冒険者をダメにするふっかふかベッドの恐ろしさを身をもって知ったのだ。
「上体が、勝手に傾く……! 抗い難い引力が……!」
――ぽすん。
気が付けば全身を包み込む、極上のふっかふか感触!
――とろける~。
うっとりするような、心地良すぎる肌触り!
しかも、計算尽くされた絶妙な配置。
「丁度頭の下にあった羊さん枕のフィット感いい―……」
――すやぁ。
だが、何とかはっと、辛うじて閉じかけた瞳を開けば。
「あれ? 意識飛んでた?」
ちょっぴり夢の中に行きかけた意識を呼び戻しつつも、ふと振り返ってみる。
(「実は敵地で眠るのはちょっと心配かもって思って、さっき珈琲を飲んでいたのだけど!」)
そう……それは、昨晩のこと。
宿題をやった後、なんか調子よくて、予習までやっちゃって――つまりは、ちょっと寝不足で。
さっきははしゃいで眠気も飛んでいたのだけど、でも、一度気がゆるむと……。
いや、ちょっぴり寝不足というだけではない。
これでもかと追い打ちをかけてくるのは、たくさんのふわふわもこもこたち。
とててっとやってきたゆるかわいいひつじさんモンスターたちに、もふんっと囲まれてしまって。
「あたたかい……意識が……ふわふわ……」
寝不足ならばむしろいっそ、ちょっと寝たらすっきりするはずだから。
もこもこめえめえ、うとうとねむねむ――ほわほわすややか、おひるねタイムです!
🔵🔵🔵 大成功

《水禽窟》
こんなダンジョンもあるのですね
くれぐれも油断しないようにせねば……あら、ムジカさん
のびのび、ふかふか楽しむそのお姿に和んでしまう
私もムジカさんを見習いましょう
ふわもこさんに手招き
貴方はいぬさんにアルパカさんね?ごきげんよう
まあ…なんて柔らかいの…
時を忘れてもふもふと
わ、是非聞きたいわ!
ムジカさんのお歌はいつか聞いてみたかったのです
いぬさんを膝に乗せて開演の時を待ちましょう
目を閉じ、耳を傾ける
優しい歌詞に音色
胸の裡から温かくなるようで
…そう、ムジカさんは素敵な優しい音楽を貰ったのね
少し、羨ましいわ
そろと力みを解き微睡みに身を委ねる
戦いはいずれ訪れるのだから
偶にはこんな時間もいいでしょう

《水禽窟》
こんなダンジョンもあるだなんて
この誘惑にのるしかなーい!
ぴょん!とふかふかダイブ!
はぁ…ふかふかでここちいい
…あ!うさぎさんにひつじさんもいるよ~♪
えへへ、こんにちは~
すり寄ってくるふわもこさんをなでなで
すきなことをしていいなら…
おひるねの前にお歌一曲、どうかな?
おやすみ前の子守歌!
うさぎさんを抱っこしながら鳰ちゃんに笑いかけ
ぼくが教わったぽかぽかな歌があるの
♪るりらるりら…おやすみ世界
時の振子も優しく歌う
柔らかな毛布につつまれて
たのしい夢をいっしょにみよう♪
るりら…魔法の音
歌えば心が柔らかに安らぐ
君がうとうとすれば
ぼくもうとうと
少しだけおやすみ
おはようしたら
誰かの為に頑張れるように
これまで、様々な戦場へと赴いてきたのだけれど。
「こんなダンジョンもあるのですね」
香柄・鳰(玉緒御前・h00313)は何だかふかふかしている足元の感覚を覚えながらも、足を踏み入れたダンジョン内へと瞳を巡らせる。
いや、数多の戦場を駆け抜けてきたからこそ、くれぐれも油断しないようにせねば……と。
ひらけた視線のその先を注視するように見遣るも。
ふと刹那、瞳に飛び込んできたのは――ぴょん! と。
「こんなダンジョンもあるだなんて」
……この誘惑にのるしかなーい! って。
早速、冒険者をダメにするふかふかへとダイブする、黒兎さんの姿。
「……あら、ムジカさん」
そんなエメ・ムジカ(L-Record.・h00583)の様子に、ぱちりと一瞬だけ瞳を瞬かせた鳰だが。
「はぁ……ふかふかでここちいい」
のびのび、ふかふか楽しむそんな黒兎さんに和んでしまう。
それからエメはふかふかを堪能しながらもふと、お耳をぴこり。
「……あ! うさぎさんにひつじさんもいるよ~♪」
ひょこりとやって来た、ダンジョンのもふもふ動物モンスターさんたちを見つけて。
そして――えへへ、こんにちは~って。
人懐っこくすり寄ってくるふわもこさんたちをなでなでしてあげる。
鳰は、そんなすっかり動物さんたちと仲良しになった彼のことを見つめながらも。
……私もムジカさんを見習いましょう、と。
「貴方はいぬさんにアルパカさんね? ごきげんよう」
ふわもこさんに手招きして、もふもふなでなで。
ふっかりと手が沈むようなふかふかの感触に、思わず瞳を細めて。
「まあ……なんて柔らかいの……」
暫し時を忘れて、もふもふもふ。
ここへと訪れた目的は勿論、ダンジョン攻略。
けれどそれを達成できるのならば、どうダンジョンを攻略するかは冒険者しだい。
ということで。
「すきなことをしていいなら……おひるねの前にお歌一曲、どうかな?」
エメが響かせるのは、おやすみ前の子守歌!
もふもふうさぎさんをぎゅうと抱っこしながら、鳰に笑いかければ。
「わ、是非聞きたいわ! ムジカさんのお歌はいつか聞いてみたかったのです」
鳰も勿論笑んで返して、いぬさんを膝にちょこん。
アルパカさんも一緒に、待望の黒兎さんによるリサイタルの開演の時を心待ちに。
そしてエメが披露するのは、そう。
「ぼくが教わったぽかぽかな歌があるの」
♪るりらるりら……おやすみ世界
時の振子も優しく歌う
柔らかな毛布につつまれて
たのしい夢をいっしょにみよう♪
るりらるりら、時を刻むようなラプソディー。
鳰は目を閉じ、その歌声に耳を傾けて。
優しい歌詞に音色、胸の裡から温かくなるような彩りが心のキャンバスに満ちるよう。
そして瞳を細めれば紡ぎ落とす。
「……そう、ムジカさんは素敵な優しい音楽を貰ったのね」
少し、羨ましいわ――なんて。
それから、そろと力みを解けば、微睡みに身を委ねることにする。
だって、鳰は知っているから。
(「戦いはいずれ訪れるのだから」)
そして、だからこそ――偶にはこんな時間もいいでしょう、と。
るりらるりら……響き渡るそんな、魔法の音を耳にしつつも。
エメも魔法を紡ぎ歌えば、心が柔らかに安らいで。
(「君がうとうとすれば、ぼくもうとうと」)
ふたりお揃いのうとうとに微睡んで、もふもふに身を委ねながら――少しだけ、おやすみを。
おはようしたら、誰かの為に頑張れるように、って。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

妹の彩綾(h01453)と後援者の菫さん(h05002)と参加
(正々堂々と罠に引っかかります)
ああ、何この天国!!羊やうさぎ懐かしい・・・生まれ故郷にもいたっけ・・害がないようだからうまっちゃおう!!あ!!彩綾も埋まってる・・・猫や犬とも戯れるとぐっすり寝てしまいそう・・
え?何故かサイズぴったりのパジャマが!!菫さんも着てるんだけど!!菫さんもうパソコンいじってる!!え?動画作成?何故マカロン持ち込んでるんだろう。
よし、マカロンとポテトチップ食べて寝ちゃおう!!思い切りだらしないけどね!!彩綾もたまにはいいでしょ!!菫さん、時間になったら起こしてね!!おやすみ〜!!

姉の綾音(h01388)と後援者の菫さん(h05002)と参加
(正々堂々と罠にひっかかります)
これは・・・ひつじやうさぎが一杯!!生まれ故郷に一杯いたなあ・・・うん、お姉ちゃんと一緒に動物だまりにダイブしちゃう!!ねこやいぬさんとも存分に遊ぶ!!
こんな状況・・・寝ちゃうよね。何故ぴったりのパジャマあるんだろう。もう菫さんパジャマ着てすでにパソコンいじってる・・・動画配信・・もうできるんだ。すごいなあ。
そうだね、この頃お仕事忙しいし、おやつ食べてのんびりするのもいいよね。クッキーとマカロン食べておやすみなさい。時間になったら菫さん起こしてね!!

後援している綾音(h01388)と彩綾(h01453)と参加
(綾音と彩綾が真っ先に罠に引っ掛かるので見守る方針のようです)
おや、ここは・・・何故に動物がいたりパソコンやゲームが揃ってる!?あ、綾音が彩綾が真っ先にもこもこにダイブしていった・・・まあ、ひつじやうさぎ、ねこやいぬが一杯いると二人には我慢できないだろうね。
さて。私はパソコンいじらせてもらおうか。あ、今の服じゃくつろぎにくいしね。(パジャマを着る)さて、動画配信、と。さっきの屋台の様子と今の様子をブログにあげて、と。
ああ、最近綾音と彩綾は疲れてるだろう。起こしてあげるから寝てなさい。さて、動画の仕上げ、と。(チョコをつまみながら}
おなかも心もいっぱいに満たされれば、次はダンジョン攻略本番!
早速、ダンジョンへと乗り込んだ……はずなのだけれど。
藤原・菫(気高き紫の花・h05002)は、ひらけた広間の光景に思わず目をみはってしまう。
だって、一言でいえばそう。
「おや、ここは……何故に動物がいたりパソコンやゲームが揃ってる!?」
菫の言うように、パソコンもゲームもネット環境だって完備の、至れり尽くせりな空間なのだから。
いや、それだけではない。
「ああ、何この天国!!」
ダンジョンをとことこ歩くその存在を目にすれば、桐生・綾音(真紅の疾風・h01388)は猛然とダッシュ!
綾音だけでなく、桐生・彩綾(青碧の薫風・h01453)だって同じく。
「これは……ひつじやうさぎが一杯!!」
もこもこなヒツジさんたちや、ふわふわなウサギさんたちの群れを見つければ、テンションも上がってしまう。
その子たちがとても可愛くてふわもこなことは勿論だけれど。
「羊やうさぎ懐かしい……生まれ故郷にもいたっけ……」
「生まれ故郷に一杯いたなあ……」
そんな動物さんたちを見てふたりが思い出すのは、生まれ故郷。
のどかな故郷には、眼前にいるモンスターに似たヒツジさんやウサギさんがいっぱいいたから。
そしてやはり、もふもふが目の前にいるとなれば!
「害がないようだからうまっちゃおう!!」
「うん、お姉ちゃんと一緒に動物だまりにダイブしちゃう!!」
――もふんっ!
――ぽふりっ!
姉妹揃って、もふもふにダイブしました!
そしてさらに、ヒツジさんやウサギさんだけでなく。
「ねこやいぬさんとも存分に遊ぶ!!」
「あ!! 彩綾も埋まってる……猫や犬とも戯れるとぐっすり寝てしまいそう……」
ネコさんやイヌさんも、とててっとやってきて。
「こんな状況……寝ちゃうよね」
追いもふもふを堪能すれば、あったかくて思わずうとうと、眠くなっちゃう。
そして、正々堂々と真っ先に、もふもふの罠に引っかかっている姉妹の姿を見遣れば。
「あ、綾音が彩綾が真っ先にもこもこにダイブしていった……まあ、ひつじやうさぎ、ねこやいぬが一杯いると二人には我慢できないだろうね」
菫もそう納得しつつ、見守る方針のようです。
これは敵の罠、そうは勿論わかっているのだけれど。
彩綾はふと律義に準備されているそれを見つけて、思わずこう呟きを落とす。
「何故ぴったりのパジャマあるんだろう」
「え? 何故かサイズぴったりのパジャマが!!」
なんともご丁寧に、ふわもこパジャマまで用意してあります!
けれどそのパジャマを、姉妹よりもいち早くすちゃりと着用したのは。
「さて。私はパソコンいじらせてもらおうか。あ、今の服じゃくつろぎにくいしね」
「菫さんも着てるんだけど!!」
そう、菫であった。
しかもすかさずパジャマ姿になっただけではなく。
「さて、動画配信、と。さっきの屋台の様子と今の様子をブログにあげて、と」
「もう菫さんパジャマ着てすでにパソコンいじってる……」
「菫さんもうパソコンいじってる!!」
いつの間にか、パソコンで作業をすでにはじめているという。
まさに、仕事が出来る女性! パジャマ姿ですけれど、ええ。
そんな菫を見つめ、彩綾と綾音は思わず瞳をぱちり。
「動画配信……もうできるんだ。すごいなあ」
「え? 動画作成? 何故マカロン持ち込んでるんだろう」
おやつのマカロンまでいつの間にか用意している徹底ぶり。
だから、綾音と彩綾も、ふたりで顔を見合わせ頷き合って。
「よし、マカロンとポテトチップ食べて寝ちゃおう!!思い切りだらしないけどね!! 彩綾もたまにはいいでしょ!!」
「そうだね、この頃お仕事忙しいし、おやつ食べてのんびりするのもいいよね」
ポテトチップやクッキーやマカロンを食べて――おやすみなさい!
いや、それは一見すると、敵の思うつぼのように見えるのだけれど。
「ああ、最近綾音と彩綾は疲れてるだろう。起こしてあげるから寝てなさい」
「時間になったら菫さん起こしてね!!」
「菫さん、時間になったら起こしてね!! おやすみ〜!!」
菫がきちんと起こしてくれるから、何も問題ありません!
そして、姉妹がもふもふさんたちにもっふりと埋もれながら、しあわせおひるねタイムをすややかに満喫している中。
「さて、動画の仕上げ、と」
菫はカチカチ、チョコをつまみながら動画編集の仕上げを。
快適もふもふ空間で、作業もぐんと捗ります!
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【博物館】のみんなと一緒にっ!
お腹いっぱい食べた後はのんびりしたいよね。
え?ここでパジャマが沢山?
しかも、サイズもばっちりっ!?
いそいそと着替えに行くよ。
着ぐるみパジャマ、ペンギンさんのパジャマにしようかな?
どうかな?似合うかな?(腕をぱたぱた)
もふもふさん達にはダイブしてふっかふかな感じを満喫っ!
はぁ、きもちいいー(すやぁ)
はっ!?気持ちよすぎて寝ちゃったっ!
す、すごい罠だよね、このダンジョン…。
え、ジュースサーバーにお菓子?
え、ゲームとか本とかも??
……なんか、ここで過ごせそうな気がしてきたんだけど。
せっかくだから、みんなで楽しいひと時を過ごすよ。
でも、もうちょっとごろごろ寝たいなぁ~

【博物館】の皆の者と!
こういうダンジョン、欲しくなっちゃうかも!
お?この衣服の山って…
着ぐるみパジャマじゃないですか〜!(目を輝かせる)
えっとどんなパジャマにしようかな!
おっ!エアリィ氏はペンギン、八木橋氏はクマさん、ラモート氏は羊さん!ルナ氏はニャンちゃん!
ユナと来たら…ワンちゃんかな!ユナも似合うかな?皆の者可愛らしさ満点じゃ〜ん♡
ほわぁ、動物さん達が沢山…(目が潤う)
ずっと抱きつきたいくらいにもふもふもこもこ…夢見心地〜♡
はっ!?抱き心地最高すぎて寝ちゃったっ!
……ここは最高で究極の天国かな?
思いっきし皆の者とた〜くさん遊んじゃえ〜!
先に進むべきけど動物さんこのままお持ち帰りしたいよ〜!

【博物館】でおひるねダンジョンへ
うん、どうやらかなり強力なトラップが仕掛けられているみたいだね。
みんな、意識をしっかりと保つんだよ。
――数分後、ねこの着ぐるみパジャマに着替えて、寝転がりながらダラシナイ恰好でマンガを読んでいるルナの姿が!
あ……れ……?
な、なんでボクはこんな可愛らしいパジャマなんて着てごろごろしてるんだ?
普段はこんなだらだらした生活なんてしていないんだよ。
いや、うん。みんなのパジャマ姿はとてもかわいくて似合っているけど。
しばらく抜け出せそうにないし、ちょうど読みたかったドキドキ少女漫画に夢中になってしまうのであった。

【博物館】のみんなと参加
ふわふわ羊さんパジャマに着替えて準備完了!
おひるねマイスターとして、おひるねダンジョン、その全てをテイスティングする使命がある!!
まずはゆるかわモンスターにダイブ!すやぁzzz
この愛くるしさ、もふもこ感。とてもいい気持ちだ。
次はこの明らかに高級そうでふわふわあったかなベッドでゴロゴロ。
すやぁ……。
うーん、これはわざわざダンジョンで味わう必要性は薄いかな。
皆の着ぐるみパジャマ姿も可愛いし、これは写真に残して置くべきでは!?
あ、でもカメラ持ってきてないや……。
同行者の皆が居るから安心して眠れるね!
ダンジョンの奥には僕を引きずってでも連れて行ってzzz

【博物館】
これは凄いですね。
人が住めそうなダンジョンというのは初めて見ました。
人間社会に理解あり過ぎでは。
ダンジョンも多様性の時代なんですかねえ……。
折角なので使えそうなものは使わせて頂きましょうか。ダンジョン探索へ向かいます。
トランプとボードゲーム、布団と目覚まし時計、そして人数分の着ぐるみパジャマを発見しました。
着替える場所を見付けたらそこで着替えましょう。
私はクマさんのパジャマにしましょうか。
皆さんは何か遊んでみたいものとかありますか?と提案してみます。
一通り遊んだら、しばらく仮眠を行いましょう。束の間の休息です。
布団を敷き、目覚ましを用意、先程色々と食べたので歯磨きを行うのも忘れずに。
屋台フェスをおなかいっぱい、楽しく満喫すれば。
いざ挑むのは、この世界にやって来た本来の目的――ダンジョン攻略!
そして話に聞いたダンジョンへと足を踏み入れれば。
「これは凄いですね」
八木橋・藍依(常在戦場カメラマン・h00541)はそう紡ぎつつも、くるりと視線を巡らせる。
「人が住めそうなダンジョンというのは初めて見ました。人間社会に理解あり過ぎでは」
難攻不落といわれている『冒険者をダメにするおひるねダンジョン』の光景を。
そう……的確に人を堕落させるような、至れり尽くせりな罠の数々。
「ダンジョンも多様性の時代なんですかねえ……」
まさに藍依のいうように、此処に住みたくなるほどの罠が満載なのである。
そして、ルナ・ルーナ・オルフェア・ノクス・エル・セレナータ・ユグドラシル(|星樹《ホシトキ》の言葉紡ぐ|妖精姫《ハイエルフ》・h02999)もダンジョンの奥へと進みながらも、きりり。
「うん、どうやらかなり強力なトラップが仕掛けられているみたいだね」
それから、共にダンジョンに挑む皆へと声をかける。
――みんな、意識をしっかりと保つんだよ、と。
というか、ルナがそう言った矢先に。
「お腹いっぱい食べた後はのんびりしたいよね」
「こういうダンジョン、欲しくなっちゃうかも!」
エアリィ・ウィンディア(精霊の娘・h00277)とユナ・フォーティア(ドラゴン⭐︎ストリーマー・h01946)の意識が、何だかすでに若干あやしげだ。
だが藍依は、罠が張り巡らせている光景を眺めつつも、勿論しっかりとダンジョン探索もするつもり。
「折角なので使えそうなものは使わせて頂きましょうか」
というわけで、早速見つけたのは――トランプとボードゲーム、布団と目覚まし時計。
……そして。
「人数分の着ぐるみパジャマを発見しました」
「お? この衣服の山って……着ぐるみパジャマじゃないですか〜!」
ユナもきらきらと目を輝かせながら、藍依と同時に発見する。
めっちゃ着心地良さそうな、もこもこふかふか着ぐるみパジャマを。
いや、ただ適当に用意されて置かれているわけではないのだ。
「え? ここでパジャマが沢山? しかも、サイズもばっちりっ!?」
小柄なエアリィにだって、ぴったりジャストサイズ!
大きいサイズから小さいものまで、抜かりなく揃っています、ええ。
なので、それぞれのサイズで好きなパジャマを選んでみて、ご丁寧にも着替える場所まで用意してあるという。
いや、すでに誰よりも早くパジャマに着替えて、とっくに準備完了しているプロが実はいるだ。
「おひるねマイスターとして、おひるねダンジョン、その全てをテイスティングする使命がある!!」
そう、ふわふわ羊さんパジャマをもこもこ着た、アドリアン・ラモート(ひきこもりの吸血鬼・h02500)である。
そしてそんなアドリアンに続いて、わいわいきゃっきゃ。
「えっとどんなパジャマにしようかな!」
「私はクマさんのパジャマにしましょうか」
「着ぐるみパジャマ、ペンギンさんのパジャマにしようかな?」
ちょっぴりどのパジャマにするか迷ってしまうユナを後目に、藍依とエアリィはクマさんとペンギンさんのパジャマを手にして。
いそいそとお昼寝モードにチェンジ!
そして先程、意識をしっかりと保つようにと皆に声をかけていたルナであるが。
その数分後の、現在の姿がこちらです。
「あ……れ……? な、なんでボクはこんな可愛らしいパジャマなんて着てごろごろしてるんだ?」
ねこちゃん着ぐるみパジャマに着替えて、ころんと寝転がりながらダラシナイ恰好でマンガを読んでいます。
いや、普段はこんなだらだらした生活なんてしていないんだよ、というのは本人談。
そんな、どこからどう見ても完全にだらだらエンジョイしている様子ながらも、言葉ではちょっと悪足掻きをし気味なルナの隣で。
「どうかな? 似合うかな?」
そうペンギンさんの羽のような腕を、ぱたぱたさせるエアリィペンギンさん。
ユナも、沢山種類があってどれにしようか悩んでいたのだけれど。
「おっ! エアリィ氏はペンギン、八木橋氏はクマさん、ラモート氏は羊さん! ルナ氏はニャンちゃん!」
皆の着ぐるみアニマルな姿を見つめながらも決めるのだった。
「ユナと来たら……ワンちゃんかな!」
そして早速、もふんと着てみれば。
「ユナも似合うかな? 皆の者可愛らしさ満点じゃ〜ん♡」
ワンちゃんも、ペンギンさんもクマさんも、羊さんにねこさんだって――皆、かわいさ優勝!
ルナも1冊読み終わって次の巻のマンガに手を伸ばしつつ、皆の格好を見遣って。
「いや、うん。みんなのパジャマ姿はとてもかわいくて似合っているけど」
「皆の着ぐるみパジャマ姿も可愛いし、これは写真に残して置くべきでは!?」
アドリアンが口にするのは、そんな天才的な名案!
……で、あったのだけれど。
「あ、でもカメラ持ってきてないや……」
そもそも、もこもこすぎてシャッターを押すのも困難かもしれない。
けれど、それでめげるようなおひるねマイスターではない。
ということで、アドリアンは早速――まずはゆるかわモンスターにダイブ!
――すやぁzzz。
即、秒で眠りに落ちそうになるも。
「この愛くるしさ、もふもこ感。とてもいい気持ちだ」
もこもことお昼寝のマリアージュは、おひるねマイスター的にも満足度高いようです。
現に、ユナの目もすっかり潤いまくっていて。
「ほわぁ、動物さん達が沢山……」
エアリィも、ぽふんっ! ともふもふさん達にダイブ!
じゃれてくる子たちのふっかふかな感じを全力で満喫しながらも――すやぁ。
「はぁ、きもちいいー」
「ずっと抱きつきたいくらいにもふもふもこもこ……夢見心地〜♡」
ユナも一緒に、ぎゅうっとふかふか、ふわふわした感覚は夢の中にいるみたい。
いや……いるみたい、ではなくて。
――うとうと、すぴー。
「はっ!? 抱き心地最高すぎて寝ちゃったっ!」
危うく、敵の罠にはまって、もふもふさんたちとずっと寝ちゃうところでした!
だがそれは何も、ユナだけではなくて。
「はっ!? 気持ちよすぎて寝ちゃったっ!」
エアリィは慌ててつぶらな瞳をぱちりと開きつつも、身をもって改めて思い知るのだった。
「す、すごい罠だよね、このダンジョン……」
だがむしろ、そんな罠の数々をアドリアンはテイスティングしていって。
次は、明らかに高級そうでふわふわあったかなベッドでゴロゴロしてみれば。
――すやぁ……。
そしてマイスターはふかふかベッドに身を預けながらも、小さく首を傾ける。
「うーん、これはわざわざダンジョンで味わう必要性は薄いかな」
このダンジョンに設置されている罠は多彩で。
もふもふに、快適なベッドに――それに。
「皆さんは何か遊んでみたいものとかありますか?」
藍依がそう提案してみるほど、ゲームや本などの遊び道具がいっぱいあるのだ。
いえいえ、それだけではありません。
「え、ゲームとか本?? え、ジュースサーバーにお菓子とかも?」
「……ここは最高で究極の天国かな?」
「……なんか、ここで過ごせそうな気がしてきたんだけど」
本気で、住めそう。
でもやっぱり、こうなったらこれしかありません。
「思いっきし皆の者とた〜くさん遊んじゃえ〜!」
「せっかくだから、みんなで楽しいひと時を過ごすよ」
いや、きちんとちゃんとわかっているのです。
此処へ来た目的は、敵のボスを倒して、このダンジョンの攻略を果たすということは。
けれど、それはそれとして。
「先に進むべきけど動物さんこのままお持ち帰りしたいよ〜!」
「でも、もうちょっとごろごろ寝たいなぁ~」
そうすっかり休憩モードなユナとエアリィの言葉に、藍依もこくりと頷いて。
「一通り遊んだら、しばらく仮眠を行いましょう。束の間の休息です」
「同行者の皆が居るから安心して眠れるね!」
アドリアンも頼もしい皆へと、こうお願いを。
「ダンジョンの奥には僕を引きずってでも連れて行ってzzz」
さすがおひるねマイスター、言い終わる前にすでに、すややかに夢の中!?
そして、思い思いにダンジョンをもふもふすやぁと皆が満喫しまくっている中。
きっちりと藍依は布団を敷き、すちゃりと目覚ましを用意して。
「先程色々と食べたので歯磨きを行うのも忘れずに」
何気に本格的に寝る準備が整っています……!?
そして、改めて意識をしっかりと保つためにも??
「しばらく抜け出せそうにないし、ちょうど読みたかった」
これ幸いにと、皆とお揃いのもふもふ着ぐるみパジャマ姿で。
目覚まし時計が鳴るまでに読破するべく――気になっていたドキドキ少女漫画に夢中になってしまうルナであった。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

・心情
な、なんて強敵なんだろ……
これ、みんなは大丈夫?!
・行動
【魔術師】のみんなと!
ゆるふわモンスターと戯れ…戦えるときいて!
羊さんや猫ちゃんわんちゃん、うさぎさんとかといっぱいもふもふ……戦うんだ!
みんなは誘惑に負けてない?うん!ダメそう!
というわけである程度もふもふしたら、気力をだして、アルデバランで攻撃して次に向かうよー!みんなーーー!い、行くよー!!!

【魔術師】の皆さんと!
こ、これはなんという楽園……!いえ、せ、戦場ですね……!
こんなもふもふな戦場があっていい訳ありません!ここは私ちゃんと調査します!!!(既に羊さんにもふーーーーー)
はっ、すみません!眠ってたらちゃんと起こしてから次に向かうだけの理性はあります、大丈夫ですからね!(手はずっともふもふもふもふもふもふ)
く、名残惜しいですが私もウィザード・フレイムで攻撃です!
さぁ最後のステージに向かいましょう!

ありがとうございます心情
もふもふで敵意ない存在。あの子Ankerだって懐いてくるものと無理に戦う必要はないはずって優しく言うだろう。
あの子への土産話が出来たら僕も戦闘にきちんと戻るよ、きっと。
・行動
【魔術師】の皆様と
ゆるふわモンスターにお昼寝や思い思いにすごすには最適な空間…これは攻略するのが惜しくなるのもわかりますね。
この誘惑には少しの間負けてしまっても仕方ないのでは?
微笑ましげに皆様の様子をみていたら自身ももふもふにのまれて。
(あの子Ankerの分まで、もふもふと戯れてからでもいいでしょうか?)と思ってしまう。
もふもふに埋もれてみるのも、たまにはよいでしょう…。懐いてきてくれるのならば、無駄に戦うことなどしなくてもきっと…。
ある程度もふもふを堪能した後、ちょっとこの素敵なルートを壊すのは気が引けますがと、ルートブレイカーで道を拓くことを試みる。

【魔術師】の皆で
なんだ、このダンジョンは。
…天国か?
愛らしいふわふわのモンスター…モンスターなのか、この子達は…。
ここはダンジョン、ダンジョンだ、やめろ、尻尾、暴れるな…!嬉しいけど。
ああ、為す術なくふわふわに囲まれて…。
お酒飲んだのは悪手だったか…?
あったかい、ふわふわ、あ、眠気が…ぐう。
……一番年上が寝てどうする…。
すっきりした頭で項垂れるぞ。
耳も尻尾もしょんぼりしてしまってるだろう。
とりあえず、なにも持ち物を盗られていないことを確認する。
【追い縋る血濡れ狼】を呼んで、【餌の時間だ】を指示、他の子達が撃ち漏らしたモンスターを撃退してもらう。ああ…可愛い子達が…。
いや、大丈夫だ。先に進もう。
屋台巡りに引き続き、冒険に向かうパーティも勿論、魔術師4人。
そんな、全員魔術師で挑む今回のダンジョンへと足を踏み入れた神賀崎・刹兎(デルタ・ケーティ・h00485)であるが。
思わずお気に入りの黒い羽根をぴんっ。
(「な、なんて強敵なんだろ……」)
くるりと赤と青の瞳を巡らせて、ぱちりと瞬いてから。
視線を移すのは、共にやって来た仲間達の様子。
――これ、みんなは大丈夫!? って。
いや、話には聞いていた。ここはそう、冒険者をダメにする魔力があるのだと。
「なんだ、このダンジョンは」
ヴェルタ・ヴルヴァール(月の加護授かりし狼・h03819)も、白いお耳をぴこり。
だって、ダンジョンに広がる光景は、まさに。
「……天国か?」
強敵すぎる天国です!?
メリー・メロウ(La nuit porte conseil.・h05082)も皆と一緒に、何だかふかふかしている地に並び立って。
「こ、これはなんという楽園……! いえ、せ、戦場ですね……!」
楽園もとい、戦場に思わずふるりと震える。
ここはダンジョン、ダンジョンといえば、冒険者の行く手を阻むモンスターがいるのが定番だけれど。
このダンジョンの道中に出現するというモンスターの情報は聞いている。
「ゆるふわモンスターと戯れ……戦えるときいて!」
それは、ゆるふわかわいいモンスターの群れなのだという。
もふもふきゃっきゃ、そんな子たちとの戯れ……いや、戦いを思えば、進む足取りもふかふかわくわく。
そして刹那、現れたモンスターたちを見れば、刹兎はぐぐっと気合十分!
「羊さんや猫ちゃんわんちゃん、うさぎさんとかといっぱいもふもふ……戦うんだ!」
「こんなもふもふな戦場があっていい訳ありません!」
メリーも、そうびしっと言い放ってから。
――ここは私ちゃんと調査します!!!
それはもう勢いよく、羊さんモンスターの群れに、もふーーーーー!
身体を張った調査です、ええ。
そんな既にもふもふに飛び込んでいるメリーの姿を見遣りながらも。
「愛らしいふわふわのモンスター……モンスターなのか、この子達は……」
ヴェルタは、あそんでーと言わんばかりにとてとて寄ってくる子たちをじいと見つめる。
愛らしくてふわふわだけれど、一応ダンジョンのモンスターみたいです。
そして、須神・皓月(吸血鬼の|古代語魔術師《ブラックウィザード》・h03922)はそんなモンスターたちを前に抱く想いは、ありがとうございますの気持ち。
だってこの子たちはモンスターではあるのだけれど、もふもふで敵意ない存在だと聞いているから。
(「|あの子《Anker》だって懐いてくるものと無理に戦う必要はないはずって優しく言うだろう」)
……あの子への土産話が出来たら僕も戦闘にきちんと戻るよ、きっと、って。
そう執着と激重感情を密かに宿す瞳を細めつつ、もふもふモンスターと仲間達の様子を見守る姿勢。
そしていつの間にか、めっちゃいっぱいのふわもこアニマルズに囲まれて、もふもふパラダイス状態になっている中。
刹兎はこう、皆へと訊いてみるのだけれど。
「みんなは誘惑に負けてない?」
「はっ、すみません! 眠ってたらちゃんと起こしてから次に向かうだけの理性はあります、大丈夫ですからね!」
メリーのその手はずっと、もふもふもふもふもふもふ――。
そんなエンドレスもふもふの魔力にかかっている彼女の隣で。
「ここはダンジョン、ダンジョンだ、やめろ、尻尾、暴れるな……! 嬉しいけど」
ぶんぶん揺れる尻尾と、隠しようのない本音が漏れるヴェルタ。
そしてそんなめっちゃ揺れている白い尻尾に、もふもふさんたちもじゃれついてぴょんっと飛びついてきて。
(「ああ、為す術なくふわふわに囲まれて……。お酒飲んだのは悪手だったか……?」)
「あったかい、ふわふわ、あ、眠気が……ぐう」
お酒も入っているから、ふわふわほわほわとても心地良く、健やかな眠りに誘われました。
そして、微笑ましげにそんな皆の様子をみていた皓月も、もふんっと。
(「|あの子《Anker》の分まで、もふもふと戯れてからでもいいでしょうか?」)
そう思ってしまいながらも、もふもふにのまれてしまう。
ということで。
「うん! ダメそう!」
それから、そんな刹兎の声をもふもふに埋もれつつも聞きながら。
皓月は改めて実感するのだった。
(「ゆるふわモンスターにお昼寝や思い思いにすごすには最適な空間……これは攻略するのが惜しくなるのもわかりますね」)
この『冒険者をダメにするおひるねダンジョン』の、抗い難い強力な魔力を。
だから、白いもふもふがしょんぼり。
「……一番年上が寝てどうする……」
普通に寝たから頭は何気にすっきりしているのだけれど、そう項垂れるヴェルタ。
それからとりあえず、なにも持ち物を盗られていないことを確認すれば。
「この誘惑には少しの間負けてしまっても仕方ないのでは? もふもふに埋もれてみるのも、たまにはよいでしょう……」
しゅんとしている彼女に、そう皓月は紡いだ後。
(「懐いてきてくれるのならば、無駄に戦うことなどしなくてもきっと……」)
ある程度、もふもふをちゃっかりしっかりと堪能した皓月は、道を拓くことを試みる。
……ちょっとこの素敵なルートを壊すのは気が引けますが、なんて。
もふっとモンスターさんたちに右手で触れて発動させたルートブレイカーで。
そして刹兎もやはりある程度もふもふしたら、頑張って気力をだして。
――降り注げ、雨の如く。
次に向かうべく誘惑を振り払うかのように、アルデバランで頑張って攻撃を。
そんな、皓月や刹兎に続いて。
「く、名残惜しいですが私も!」
「ああ……可愛い子達が……」
メリーがウィザードフレイムを創造すると同時に。
ヴェルタも|追い縋る血濡れ狼《ブラッド・ハウンド》を呼んで指示をだす――餌の時間だかみくだけ、と。
そして、ある意味で強敵であったもふもふさんたちがいなくなれば。
「みんなーーー! い、行くよー!!!」
「いや、大丈夫だ。先に進もう」
「さぁ最後のステージに向かいましょう!」
かわいくてもふもふな新手が現れないうちに、ダンジョンの奥へと進みます!
そして皓月も、そんな皆と一緒に歩き出す――|あの子《Anker》への、愉快でもふもふな土産話もできたから。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【爺+】
来てるならいいなよ~!(無茶振り)
友達の友達はもう友達ってね、そらだよ。よろしく、むい君
楽しいことは皆で楽しむに限るね、この先にあるのダンジョンだけど
屋台もだったけど言葉君今日ははしゃぎっぷりがい……よすぎだろ!?
語彙とキャラを溶かすな!レント君も止め……だめだ!もうだらけてる!
むい君……はもう最初からふわふわだ!!
おかしいな、私もツッコミ担当ではなかったはずだが???
思わぬ状況に元気よく口が回るがふわもこぬくぬく気持ちよさそうなのはそれはそう
誘われてしまえば抵抗も時間の無駄ってね
そう、大人は休めるときに休むもんさと元気よくダイブ、ぼふん!
ここの子はだめだろ~とツッコミもゆるくなる

【爺+】
アドリブ◎
合流した二人に手招き
心霊…はて、インビジブルでも写り込んだか
彩音殿の愛い友人にもにこり
「玉梓言葉と申す。よろしく頼む」
きゅるるんるんるん(謎BGM)
「はわ……夢の国じゃ、夢の国があるぞ」
目を煌めかせる爺(178cm)精神年齢5歳
儂、人の身を得て約5歳じゃもん
「ふわふわじゃー」
「もこもこじゃー」
語彙力よさらば
好きなだけもふもふごろごろする幼女(爺)
「うむ、むい殿も共に戯れようぞ」
愛らしいモンスターに寄りかかり
愛らしいモンスターに菓子をやり
「ほれ、皆にもやろう」
食べるなり餌やりするなり好きにすればよい
「儂、ここの子になる。帰りとうない~~」
くふふ、小鳥遊殿も愛い誘いは断れぬとみた

【爺+】
僕の携帯に心霊写真が届いていた時にこうなることは察していました
こっちはお友達のむいちゃん。そっちが愉快な二人組のそらちゃんと言葉くんだよ
と挨拶を交わしてる間にも言葉くんが色々な罠にのまれていく…!
ああでも、ふわふわもこもこ気持ち良さそー。僕はだらだらに関しては割とスペシャリスト。何十年だって平気だよ
お爺ちゃん、ご飯はさっき食べたでしょう?幼女(仮)のお菓子攻撃をかるーく流して、もふもふに埋まりうとうと。あ、これよく見たらむいちゃんの尻尾?まあいいや、お借りしまーす。遠くでそらちゃんに呼ばれてる気がするけどもう動けなーい
むいちゃん、よく見ててね。あれが俗に言う「ダメな大人」ってやつだよー

【爺+】
アドリブ◎
レントに紹介されたなら、ごあいさつを
「むいは、萃神むい。よろしくね。」
ゆかいな二人……明るいのかな?
明るい二人もいっしょなら、ダンジョンも平気だね
「レント、すごいの!ふわふわなの。」
おひるねによさそう!とにこにこ
かわいい動物さんたちもいるし、安心しちゃうな
「言葉、むいもいっしょにいい?」
動物さんをもふもふ愛でていると眠たくなってきて
なんでかなと思ったら、レントが尻尾に埋まってる
「レントもねむたい?ふふ。いっしょに寝よっか」
レントに尻尾を貸したまま、自分もうとうと
「だめなおとな?ねむたくて見れないかも……」
「……そら?そらも、いっしょに寝よ?」
起きたくなくて寝る方へと誘っちゃう
いや……こうなることは察していたのだ。
「僕の携帯に心霊写真が届いていた時に」
彩音・レント(響奏絢爛・h00166)の携帯に、ぴこんと届いたもの。
それは何だかやたら禍々しい、ぶれぶれな心霊パフェ画像であった。
そして自分達を見つければ、ゆるりと柔い笑みで手招いて。
「心霊……はて、インビジブルでも写り込んだか」
首を傾けて不思議そうにする玉梓・言葉(|紙上の観測者《だいさんしゃ》・h03308)こそ、あの呪いみ溢れたブツを送信してきた張本人である。
むしろ、同じ場所にいると解析できたことが不思議なくらいの高難易度であった気はするが。
「来てるならいいなよ~!」
しれっとそんな無茶振りをする小鳥遊・そら(白鷹憑きの|警視庁異能捜査官《カミガリ》・h04856)とも、無事に合流を果たして。
レントは、自分と一緒にいる彼女を紹介する。
「こっちはお友達のむいちゃん」
「むいは、萃神むい。よろしくね」
ふたりも、実はさっきのお祭りで偶然ばったりと出会ったのだけれど。
紹介されれば、萃神・むい(まもりがみ・h05270)は尻尾をゆらりら、言葉とそらにもごあいさつ。
そしてレントは今度は、むいに紹介する。
「そっちが愉快な二人組のそらちゃんと言葉くんだよ」
「友達の友達はもう友達ってね、そらだよ。よろしく、むい君」
「玉梓言葉と申す。よろしく頼む」
そうにこりと笑まれれば、むいはそろりと紹介されたふたりを見つめつつも思う。
(「ゆかいな二人……明るいのかな?」)
さっきだって、ひとりよりふたりの方が楽しかったし。
それがよにんになれば、もっときっと楽しそうであるし。
(「明るい二人もいっしょなら、ダンジョンも平気だね」)
これから向かう先――ダンジョンの冒険も、きっと大丈夫そう。
そう……これから向かうのは。
「楽しいことは皆で楽しむに限るね、この先にあるのダンジョンだけど」
そらも言うように、モンスターが棲息するというダンジョンなのだ。
そしてダンジョンなのだけれど……何だか、ふいに聞こえてくる気がするのは。
――きゅるるんるんるん。
それは……謎BGM? 愉快なハミング??
そしてレントは、思わず瞳をぱちりと瞬かせる。
「はわ……夢の国じゃ、夢の国があるぞ」
「挨拶を交わしてる間にも言葉くんが色々な罠にのまれていく……!」
眼前でうきうき目を煌めかせる身長178cmの爺、精神年齢5歳の姿を目の当たりにして。
いや、ある意味一応、間違いではない。
「儂、人の身を得て約5歳じゃもん」
言葉が、5才爺であることには。
そして、そんなるんるんな5才爺に対して。
「屋台もだったけど言葉君今日ははしゃぎっぷりがい……よすぎだろ!?」
そらのツッコミが今日はやたら忙しいのである。
そんなこんなで到着した、|夢の国《ダンジョン》をくるりと見回せば、愛いお耳がぴこり。
「レント、すごいの! ふわふわなの」
そう、むいはにこにこしちゃう――おひるねによさそう! と。
それに、とてとてやってきたもふもふモンスターさんたちを見れば。
(「かわいい動物さんたちもいるし、安心しちゃうな」)
ほんわかな気持ちになって、ホッとする。
だがそれは勿論、むいだけではなくて。
「ふわふわじゃー」
言葉だって、同じように。
「もこもこじゃー」
かわいい動物さんを前にすれば、語彙力よさらば。
早速、好きなだけもふもふごろごろする|幼女《爺》。
そんなきゃっきゃしている|幼女《爺》へとすかさず。
「語彙とキャラを溶かすな! レント君も止め……」
ツッコミつつも、そらはレントへとヘルプ! ……を出したはずなのだけれど。
「ああでも、ふわふわもこもこ気持ち良さそー」
「だめだ! もうだらけてる!」
「僕はだらだらに関しては割とスペシャリスト。何十年だって平気だよ」
本当に数十年だらけかねない、だらだらスペシャリストでした。
そして、もふもふ動物さんたちにもこもこ囲まれてすっかり色々蕩けている彼へと、むいは訊いてみる。
「言葉、むいもいっしょにいい?」
「うむ、むい殿も共に戯れようぞ」
というわけで、むいも言葉と一緒に、もふもふさんたちとおひるね仲間。
いや、むしろ。
「むい君……はもう最初からふわふわだ!!」
そらの言うように、むいは元からふわふわさんです。
それからむいは、動物さんをもふもふほわりとと愛でていたのだけれど。
ふわりとあくびが出ちゃうくらい、何だか眠たくなってきて
……なんでかななんて思っていたら。
「あ、これよく見たらむいちゃんの尻尾?」
もっふり、レントが尻尾に埋まっていました。
そう、彼に尻尾をむぎゅっと抱っこされれば、ほわりとあったかくて。
「レントもねむたい? ふふ。いっしょに寝よっか」
「まあいいや、お借りしまーす」
レントに尻尾を貸したまま、むいもうとうと。
言葉も愛らしいモンスターに、ぽふりと寄りかかって。
愛らしいモンスターに菓子をあげながら。
「ほれ、皆にもやろう」
……食べるなり餌やりするなり好きにすればよい、と。
愛らしいモンスターだけでなく、連れの愛い子たちへも、ちょっと対象年齢層の高そうな菓子をぐいぐい。
けれど、そんな幼女(仮)のお菓子攻撃を。
「お爺ちゃん、ご飯はさっき食べたでしょう?」
そうかるーく流して、引き続きレントはもふもふに埋まって、うとうと。
そんな、ほのぼの微笑ましいはずなのだけれど。
「遠くでそらちゃんに呼ばれてる気がするけどもう動けなーい」
「おかしいな、私もツッコミ担当ではなかったはずだが???」
何だか色々とツッコミどころも満載な光景を見遣りながらも。
そうならざるを得ない謎状況に、首を傾けるそら。
だが……思わぬ状況に元気よく口が回るが、ふわもこぬくぬく気持ちよさそうなのは、それはそう。
ということで!
「そう、大人は休めるときに休むもんさ」
ぼふん! と元気よくダイブ!
そんな大人達を、うとうともふもふしながらもレントはチラ見して。
「儂、ここの子になる。帰りとうない~~」
「ここの子はだめだろ~」
「むいちゃん、よく見ててね。あれが俗に言う「ダメな大人」ってやつだよー」
「だめなおとな? ねむたくて見れないかも……」
こてりと首を傾げるむいも、ダメな大人と一緒に、ねむねむのおねむ。
そして、もふもふに包まれてツッコミもゆるくなっている彼女に、むいが向けるのはこんな声。
「……そら? そらも、いっしょに寝よ?」
起きたくなくて、寝る方へと誘っちゃう。
そして、そう誘われてしまえば、抵抗も時間の無駄って知っているから。
一緒にすやぁとおひるねタイムに興じるその姿を見て、言葉はくふふ、と笑む。
ふわふわもこもこに埋もれ、皆で微睡みながら……小鳥遊殿も愛い誘いは断れぬとみた、なんて。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【兎児神の杜】で参加
このダンジョンは難攻不落でボスに辿り着けないらしい
どんな罠があるか分からないし皆も気をつけてね
(いつの間にかホワイトタイガーのマスコットに跨がりながら)
でも、ここは休憩所みたいだし、休憩してから進もうか
お腹いっぱいだし、暖かいし、ふわふわもいっぱい
このうさぎのますこっと?とか、ふさふさで抱いて寝るのにちょうど良さそう
(参稀と気づかず抱きついてわさわさと毛並みを堪能する)
参稀はどこか行ったみたいだけどカンナと樹先生も一緒に寝る?
すごくふさふさだよ
うさぎのマスコット?や他の動物たちに埋もれるようにして気ままにごろごろ
あ、もう時間?
じゃあ切り替えてボスを倒しに行こう
※アドリブ歓迎

【兎児神の杜】で参加
ここ無料レジャー施設として開放しておく方が、世の為にならない?
うーん、でも無料だと目論見通り堕落してしまうから、行政で管理して入場料取るとか…中の警備も必要になるし、街の財源にもなるし悪くないよね
リングでフィットするアドベンチャーゲームをしながら、そんなことを考えたり
…ま、何かやんごとない目的があるかもしれないし、ちゃんと倒すけどねっ、と
結構いい運動になるわね、これ。皆もやってみ…て寝てるのね
まあ、私は余り眠くならないし…
蝙蝠と黒猫と烏を偵察に出しておき、ダンジョンの構造とボスのいる場所を探らせておくわ
探索完了後、適度な所でゲームを切り上げ皆を起こす
そろそろお仕事の時間よー

【兎児神の杜】で参加
※アドリブ・改変OK
むむ!(耳ピコン
ここは……また正月気分に浸れそうな空間!
やっぱり冬はおこたにみかんなんだぜー、だらだらするんだぜー(すっぽり
もうここから動きたくないんだぜー、春まで冬眠するんだぜー
って、夕陽? その手は一体……?
あっ、やめるんだぜ! オレはこのダンジョンの構造物じゃないんだぜ!
あっ、あっ、そこは! あっ、そこも、ああっ、ダメなんだぜ!
あああっ、オレのファーストもふもふ(?)が、なんか奪われてる気が、あっ、するんだぜー!?
…………もうお婿にいけないんだぜー(ぺそぺそ

【兎児神の杜】
アドリブ可
なんという抜け目のない罠…!
いや終夜、私は教師だからね
居眠りなんてしようものなら方々から苦情が来てしまう
だから参稀もゆっくり…(目の前で繰り広げられるカオスを眺めつつ微笑
念の為√能力で狗神を呼ぶ
もし眠ってしまったら起こしてくれ
…くれぐれも甘噛みで頼むよ?
よし、大丈夫だな(ふらぐ
色々な意味で落ちた仲間にお布団をかけたり、カンナのゲームに付き合ったり(※下手)世話をやいて
一通り回った後はソファで読書
来年度はもっと良い授業を…って、あ、狗神か?見回り…ご苦労さ…(集まったのはもふわんこの群れ。程よい疲れと共に寝落ち
暫く後
狗神に齧られつつ仲間達を起こして回る先生の姿があったとか
屋台フェスで、このダンジョンのことを訊ねてみた人々は皆、口々に言った。
あそこは――『冒険者をダメにするダンジョン』である、と。
というわけで早速、足を運んでみたわけであるが。
「このダンジョンは難攻不落でボスに辿り着けないらしい」
……どんな罠があるか分からないし皆も気をつけてね、と。
終夜・夕陽(薄明の巫女・h00508)は皆へとそう声をかけながら、ダンジョン内を奥へと進む。
いつの間にかしれっとホワイトタイガーのマスコットに跨がりながら。
そしてそんな彼の言葉を聞いた矢先に。
「むむ!」
刹那、飛白・参稀(スターゲイザー・h00084)の長いお耳がピコン!
「ここは……また正月気分に浸れそうな空間!」
「なんという抜け目のない罠……!」
花園・樹(ペンを剣に持ち変えて・h02439)も眼前に広がった光景に、思わず紡がずにはいられない。
それが、敵の仕掛けた罠であるとは、重々わかっている。
わかっているのだけれど……すっぽり。
「やっぱり冬はおこたにみかんなんだぜー、だらだらするんだぜー」
参稀が嬉々ともぐりこんだのは、ぬくぬくあったかなおこた!
しかも、みかん山まで準備している用意周到さ。
そんなおこたにひとたび入ってしまえば。
「もうここから動きたくないんだぜー、春まで冬眠するんだぜー」
参稀はすっかり、こたつむり。
とはいえ、言ってしまえば、最後にダンジョンのボスをまぁ倒せばいい話で。
くるりと周囲を見回せば、夕陽はこんな提案を。
「でも、ここは休憩所みたいだし、休憩してから進もうか」
だって、屋台巡りをしてお腹いっぱいだし。
ダンジョン内は謎の絶妙な温度管理がされていて、おこたやお布団があってあたたかいし。
それに、もふもふ動物さんモンスターとか抱き枕とかクッションとか、ふわふわもいっぱいなのだから。
けれど、樹はきりりと気を引き締め、ふるりと首を横に振る。
「いや終夜、私は教師だからね。居眠りなんてしようものなら方々から苦情が来てしまう」
ダンジョン攻略中に樹先生がすややかにおひるねしていました! なんて、教師として言われるわけにはいかない。
立場的にここは、休憩する皆を見守る役割を担うべきだろう。
というわけで。
「だから参稀もゆっくり……」
ふと、こたつむりになっている彼へと視線を向ければ。
「このうさぎのますこっと? とか、ふさふさで抱いて寝るのにちょうど良さそう」
「って、夕陽? その手は一体……?」
――ぎゅぎゅっ、わさわさっ。
「あっ、やめるんだぜ! オレはこのダンジョンの構造物じゃないんだぜ!」
目の前で繰り広げられるカオスを眺めつつも微笑む、樹先生。
そして、参稀と気づかず抱きついては毛並みを堪能する夕陽の様子を後目に。
「ここ無料レジャー施設として開放しておく方が、世の為にならない?」
足にくるりとバンドを巻いて、大きな輪っかをすちゃり。
「うーん、でも無料だと目論見通り堕落してしまうから、行政で管理して入場料取るとか……中の警備も必要になるし、街の財源にもなるし悪くないよね」
ふと、そんなことを考えてみたりするカンナ。
スクワットで敵を倒しつつ、リングでフィットするアドベンチャーゲームをしながらも。
それから、リングをぎゅーっと引っ張ったり、体力が回復する飲み物をゲーム内で飲んだりしつつ。
……ま、何かやんごとない目的があるかもしれないし、ちゃんと倒すけどねっ、と。
「結構いい運動になるわね、これ」
ダンジョンならぬ、アドベンチャーなゲーム内の最初のワールドをクリアすれば。
「皆もやってみ……て寝てるのね」
すっかり皆、すややかな休憩モードのよう。
そんなカンナや皆へと、夕陽は逆にこうお誘いを。
「参稀はどこか行ったみたいだけどカンナと樹先生も一緒に寝る?」
それから――わしゃわしゃ、もふもふ。
「すごくふさふさだよ」
「あっ、あっ、そこは! あっ、そこも、ああっ、ダメなんだぜ!」
やはりいまだ、まさか参稀だとは思わずにその毛並みを楽しむ夕陽と、そんな夕陽の手つきに色々慌てる参稀。
そんなおこたやお布団も、確かに心地良さそうではあるのだけれど。
「まあ、私は余り眠くならないし……」
何せカンナは、実は隠しているけれど吸血鬼。皆が寝るような時に活動する宵っ張りタイプである。
だから、むしろ引き続き、リングでフィットな冒険を続けつつも。
念のため、蝙蝠と黒猫と烏を偵察に出しておいて、ダンジョンの構造とボスのいる場所を探らせておくことにする。
そして、抜かりがないのはカンナだけではなくて。
――荒ぶりし狗神の御霊よ鎮まりたまえ……!
「もし眠ってしまったら起こしてくれ」
樹も念の為、荒魂『狗神』で狗神を呼んでおいて。
「……くれぐれも甘噛みで頼むよ?」
……よし、大丈夫だな、と大きくひとつこくり。
きっちりとフラグまで立てておくのだった。
そして夕陽はさらに、もふもふを満喫するために。
うさぎのマスコット? や他の動物たちに身を預けるようにして、気ままにごろごろ。
ぽふりと埋もれては、ふかふかすりすりすれば。
「あああっ、オレのファーストもふもふが、なんか奪われてる気が、あっ、するんだぜー!?」
参稀のファーストもふもふ(?)が、なんだかピンチです……!?
そんな様子にやはりあたたかい目を向けつつ、樹は大人な引率者として行動する。
たとえば、色々な意味で落ちた仲間に、ふさぁとお布団をかけたりだとか。
カンナのリングなゲームに付き合って冒険しては、雑魚敵に即やられたりだとか。
一通り世話をやいて回った後は、ふかふかソファで読書に勤しむ。
それから、てしてしっとされた感触がしたから、ふと顔を上げれば。
「来年度はもっと良い授業を……って、あ、狗神か? 見回り……ご苦労さ……」
――ぽふり、もふもふっ。
そう……集まったもふわんこの群れにもっふり埋もれて、程よい疲れと共にすやぁと寝落ちしちゃいました。
それからカンナは偵察に出しておいた子達が探索を完了した後、適度な所でゲームを切り上げて。
「そろそろお仕事の時間よー」
おひるねモードの皆へとそう声をかければ。
狗神は事前に言われていた通り――がぶっ、がじがじ。
「……!?」
樹を齧って、フラグをきっちり回収です!
それから狗神に齧られつつも、仲間達を起こして回る樹先生の姿が。
「あ、もう時間? じゃあ切り替えてボスを倒しに行こう」
夕陽もたっぷりこれでもかと、うさぎのマスコットさんを十分にもふり倒して英気を満たしたから、いざ出発!
いえ、威勢はいいのだけれど……参稀は何気に繊細な、草食系思春期男子。
「…………もうお婿にいけないんだぜー」
お耳もへちょり、ぺそぺそしつつも――でも皆と一緒に、ダンジョンの最奥へ。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【イナミh00003】
ダンジョンだ!行くぜ〜!
わあ〜床がふわふわだあ、おもしれえなあ!モンスターもふわふわだ!それ〜、ブン投げとばすぜ〜!(酔ってる)
いいじゃんいいじゃん、ダンジョンは暴れる所だぜ〜!(完璧に酔ってる)
(投げ返され)ほあーっ!イナミも分かってるじゃねえか〜!
わあーっホントに柔らかいなあ〜!楽しいなあ、わはははは!
わーいわーい、投げても投げてもふわふわがいっぱいだ!気持ちいいなあ、楽しいなあ
わーーーーっ、でっけえ!ぼふうっ
(でかクッションが直撃してふにゃふにゃ猫と化す)
あーーー遊んだ遊んだ。ちょっと休むかあ…zzz
(イナミをがっしり抱きしめて寝る)

【メイドウさんh00570】
わぁ…天国ですねぇ…。
お酒も入ってゆらゆらうとうと、早速良さげなデカベッドを確保してさぁメイドウさんもこっちに……ぶえっ(飛んできたモンスターが被弾
そ、そんなに暴れたら迷惑になっちゃいますよぉ…!ダンジョンですがー…!
気持ちよく寝たいのでメイドウさんも堕落させます
だらけるためには本気出しますよ
もふ枕魔物をキャッチしてそのままメイドウさんに投げ返しもふの気持ちよさを味あわせます!もこもこで気持ちいいでしょう!
猫をだめにするでかクッションも投げつけもこふわに埋まらせ、能力も使ってふにゃふにゃにさせます
無力化したら私も同じクッションでどっしりもふもふ寝ですぐへへ
肉も酒も、これでもかというくらい、たらふく食べては飲んで。
「ダンジョンだ! 行くぜ〜!」
その勢いやテンションのまま、いざダンジョンへと乗り込むのは、獅出谷魔・メイドウ(暴力の化身・h00570)。
ダンジョンの道を真っ直ぐ進んでいけば、何だか足元がふかふかしてきて。
「わあ〜床がふわふわだあ、おもしれえなあ!」
ぴょんぴょんもっふり、きゃっきゃと愉快な気持ちに。
そして視界がひらけて、広い場所へと出れば。
夜風・イナミ(呪いの石化牛・h00003)は思わず感嘆の声を漏らす。
「わぁ……天国ですねぇ……」
そう、ここは『冒険者をダメにするダンジョン』。
くるりと見回してみただけで、もふもふいっぱい、至れり尽くせり。
その中でも、イナミが早速目をつけて確保したのは、良さげなふかふかデカベッド。
先程の祭りでお酒も入って、ゆらゆらうとうと――。
「さぁメイドウさんもこっちに……」
ベッドの上へといざ、彼女を手招くイナミだけれど。
「モンスターもふわふわだ! それ〜、ブン投げとばすぜ〜!」
「……ぶえっ」
――ぼふんっ!
酔っぱらっているメイドウがむんずと掴んでぶん投げた、もふもふモンスターが被弾!
そんなムードどころではないもふもふの奇襲を受けつつ、イナミはおどおど慌てて。
「そ、そんなに暴れたら迷惑になっちゃいますよぉ……!」
「いいじゃんいいじゃん、ダンジョンは暴れる所だぜ〜!」
「ダンジョンですがー……!」
完璧に酔っているメイドウの姿を見れば、決意する。
「だらけるためには本気出しますよ」
再び飛んできた、もふ枕魔物をキャッチして――ぼふぅっ!
そのままメイドウにぶん投げ返して、もふの気持ちよさを味合わせて。
彼女も堕落させます! だって気持ちよく寝たいので!!
そして、もふもふモンスターが投げ返されれば。
「ほあーっ! イナミも分かってるじゃねえか〜!」
「もこもこで気持ちいいでしょう!」
「わあーっホントに柔らかいなあ〜! 楽しいなあ、わはははは!」
メイドウの気分も最高潮に楽しくなって、上機嫌!
投げられては投げ返されているもふもふ動物さん達も、なんだか楽しそう?
そして、イナミは満を持して。
「わーいわーい、投げても投げてもふわふわがいっぱいだ! 気持ちいいなあ、楽しいなあ」
そんなきゃっきゃはしゃぐメイドウを埋めるべく、掴んだそれをお見舞いする。
そう、それは――猫をだめにするでかクッション!
さらに、囁くように同時に発動させるのは、|堕落の呪い《ダラク》。
「だらけるのは気持ちいいですよ……」
怠惰な欲望に身を任せたくなる気持ちを与えては、ふにゃふにゃにさせます!
ということで!
「わーーーーっ、でっけえ! ぼふうっ、ふにゃあ……」
猫をだめにするでかクッションが直撃したメイドウは、ふにゃふにゃ猫と化して。
「あーーー遊んだ遊んだ。ちょっと休むかあ……zzz」
すっかりすやりと無力化したメイドウと一緒に、ベッドにごろんっ。
がっしり怪力で抱きしめられつつも、イナミはぐへへと存分に堪能する。
そう――同じクッションで、どっしりもふもふ寝です!
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【海月花】
花ちゃんふわふわの動物好きっすからねー。花ちゃんと動物ちゃんの様子いっぱい撮るんすー
楽しい記録はいくらあってもいいっすもん
笑い声は聞こえなくても、楽しそうなのは様子でわかる
その様子をスマホで撮っていれば、スマホに興味を持ったのか動物ちゃんたちに囲まれ
んえぇダメっすこれはおもちゃでもおやつでもないっすーっ(ひーん)
わたわたしていればうっかりふかふかのお布団に倒れこみ、襲ってくるもふもふとねむけ(スマホは死守した)
わーぁふかふかーぁ……
そもそもおれってもともとは夜行性なんで、おひるねには抗えず……
花ちゃん……もしもおれがあんまりにも起きなかったら、無理にでも起こしてほしいっす……(ぐう)

【海月花】
ふわふわの動物さんたち……! モンスターとのことですが、なんて愛らしいのでしょうか
映像や写真で見ることはありましたが、こうして触れ合うのは初めてです
抱き上げたり撫でたりしてもいいのでしょうか……とそっと様子を伺って
ふわふわと愛らしさに感動です
記録をしようとしたら、月笠ちゃんがしてくれるそうなのでお言葉に甘えます
月笠ちゃんが眠ってしまったら、そっと傍に寄り添って
ここでの時間を満喫し、そろそろといったところで月笠ちゃんを揺すってみます。……起きません
もう一度揺すってみます。……起きません
少し待っても駄目なので、よしっ、と気合いを入れて
ぱちーん、と勢いよく頬を挟む音が聞こえることでしょう
そのダンジョンは、冒険王国の人々に聞いていた噂通りに。
『ふわふわの動物さんたち……!』
ふわふわもふもふした、動物さんがいっぱい!
そしてやはり、スマートフォンの読み上げ機能の音声であるのだけれど。
でも志水・落花(人魚の姫にはなれずとも・h00555)が告げるその音声がうきうきしているように聞こえるのはきっと、花倉・月笠(童話の魔女にはなれないが・h00281)が知っているからであろう。
「花ちゃんふわふわの動物好きっすからねー」
『モンスターとのことですが、なんて愛らしいのでしょうか。映像や写真で見ることはありましたが、こうして触れ合うのは初めてです』
落花が、ふわもこ動物さんたちのことが好きだということを。
それから、その手を伸ばしてみて。
抱き上げたり撫でたりしてもいいのでしょうか……なんて、そっと思いつつも様子を窺ってみた後。
落花は刹那、ぱあっと瞳を輝かせる。
ぎゅうと優しく抱っこしてみたり、なでなでしてあげたりした、ふわふわほわほわな感触と。
人懐っこく甘えてすりすりしてくる、その愛らしさに感動して。
だからそわりと、今のひとときを記録しようとした落花だけれど。
「花ちゃんと動物ちゃんの様子いっぱい撮るんすー」
(「月笠ちゃんがしてくれるそうなのでお言葉に甘えます」)
スマートフォンを構えては、ぱしゃりと。
月笠は、ほわほわ嬉しそうで楽しそうな落花とふわもこさんのことをいっぱい沢山、撮るつもり。
「楽しい記録はいくらあってもいいっすもん」
……笑い声は聞こえなくても、楽しそうなのは様子でわかる、って。
またもう1枚、幸せそうな時間を切り取って大切に閉じ込める。
いつだって、その顔を見られるように……いつでも、思い出せるようにと。
そしてぱしゃりとまたその様子をスマートフォンで撮っていた月笠であるのだけれど。
刹那、大きく瞳を見開いて、ひーん。
――てしてし、ぴょこんっ。
「んえぇダメっすこれはおもちゃでもおやつでもないっすーっ」
スマ―トフォンに興味を持ったのか、もふもふ動物ちゃんたちに一斉に囲まれ、飛びつかれて――ぽふんっ。
わたわたしていれば、うっかり月笠が倒れ込んだ先はそう。
「わーぁふかふかーぁ……」
ふっかふかで、もっふもふのお布団です!
身体がもっふりと沈みこめば、襲ってくるのは、もふもふとねむけ。
「そもそもおれってもともとは夜行性なんで……」
おひるねの強力な魔力には抗えず、でもスマートフォンだけはしっかりと死守しました!
そんな布団に埋もれて、ふよふよとクラゲが揺蕩うように、すややかに月笠がおやすみタイムに入れば。
落花は眠ってしまった彼の傍に、そっと寄り添って。
「花ちゃん……もしもおれがあんまりにも起きなかったら、無理にでも起こしてほしいっす……」
そう言い残して、速攻で――ぐう。
極上のふかふかベットで、すやりとお昼寝をはじめた月笠にお願いされたから。
ここでの時間をしばらく満喫した後、そろそろといったところで。
月笠の身体をゆるりと、そろりと揺すってみる落花だけれど。
(「……起きません」)
だから、少しだけ考えてみた後。
もう一度、彼のことをゆさゆさ揺すってみたものの。
(「……起きません」)
それでも起きる気配がない彼を、じいと暫く見つめてから。
少し待ってはみたのだが……やっぱり、起きないから。
よしっ、と気合いを入れて勢いよく!
「……っ、!?」
ダンジョン内に響き渡ったのは――ぱちーん、と落花の両の手が、彼の頬を挟む音。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

カイ(h02067)と
ココはマジでダメんなる場所だな
色んな幸せそーなダメが溢れて
正直目移りして困る
カイはズンズン先進む
一番目移りしそうなタイプなのに珍しい
「…あ、そーゆーコトか」
そいやゲームしてみたいって言ってたな
指南?ガキの頃は色々したしいいぜ
けどRPGは時間的にムリだし
ちょこっとやるならこれだなと
レトロ系横スクロアクションに落ち着く
「このボタンで飛んでー…踏んで―」
一通り操作して見せて
カイが操作するの見て…3面目から記憶がない
ドヤ顔のカイに起こされて飛び起きた
「え、クリアした!?」
オレガキん時大魔王倒せてないんだけど!?
今はちゃんと先行くけど絶対こっそり練習して
次はいいスコアで勝つからな!

真人(h02066)と
なんでも揃ってるけど俺はあれ一択だ
奥へ向かって進めば
目的の機械は色々揃ってる
ただウォーゾーンにゃ此処まで凝ったのはない
どれにするかと見て回るが全然ピンとこないな
「真人。どれでもいいから指南してくれよ」
気にはなるけどどうも決まらないなら
こういう時は任せちまうのがいい
真人なら面白いの知ってるだろ
選んだのはシンプルなやつだな
操作を教えて貰って右に進んで
「なあ、何でこの髭男はずっと右に…」
ふと疑問に思って声をかけると
クッションにもたれて寝息かいてる
休めるならそれがいいって思うから
後は一人で淡々と進めてみるが
なんか気づいたらエンディングか
「ほれ、真人。クリアしたからそろそろ行くぞ」
話にも聞いていたけれど、やはり実際にくるりと見回してみれば。
黒野・真人(暗殺者・h02066)は、改めて思うのだった。
「ココはマジでダメんなる場所だな」
……色んな幸せそーなダメが溢れて、正直目移りして困る、と。
今回やって来たこの場所は『冒険者をダメにするダンジョン』だと、冒険王国の人々に言われていて。
実際に、快適に過ごすあれやらこれやらが完備されているのだ。
そしてそれは、敵が仕掛けた罠には違いないのだけれど。
櫂・エバークリア(心隠すバーテン・h02067)は迷うことなく、ダンジョン内をズンズンと進んで。
「なんでも揃ってるけど俺はあれ一択だ」
先を歩いていくその姿に……一番目移りしそうなタイプなのに珍しい、なんて。
真人は一瞬、思ったのだけれど。
でも、奥へ向かって進む櫂のお目当てがわかれば、納得する。
「……あ、そーゆーコトか」
レトロなものから最新のものまで、ずらりと並ぶハードの数々。
(「そいやゲームしてみたいって言ってたな」)
そう――それは、ゲームである。
そんな目的の機械は聞いていた通り、色々と揃っていて。
(「ただウォーゾーンにゃ此処まで凝ったのはない」)
だから、ゲームをしたいとは思ってやって来た櫂なのだけれど。
さてどれにするかと見て回ってみても。
「……全然ピンとこないな」
何のゲームをするかは、決めていないというか、詳しく知らないからピンとこない。
ということで、沢山のゲームから連れへと視線を移して櫂は紡ぐ。
「真人。どれでもいいから指南してくれよ」
……気にはなるけどどうも決まらないなら、こういう時は任せちまうのがいい、って。
(「真人なら面白いの知ってるだろ」)
そしてそう振られれば、頷いて返しながら。
「指南? ガキの頃は色々したしいいぜ」
どのタイトルがいいかと、一通り眺めてみる真人。
RPGは有名タイトルも多いし面白いのだけれど、でも時間的に無理であるだろうし。
だから……ちょこっとやるならこれだな、と落ち着く。
選んで手にしたのは、レトロ系の横スクロールアクションゲームに。
というわけで、まずはお手本を!
「このボタンで飛んでー……踏んで―」
一通り操作して見せて貰った後、櫂もいざチャレンジ。
(「選んだのはシンプルなやつだな」)
操作を教えて貰えば、さほど難しいものではなくて。
ジャンプしたりダッシュしたり敵を踏みつけたりしながら、ひたすら右に進んでいって。
「なあ、何でこの髭男はずっと右に……」
左に戻ろうと思っても、どうしても右にしか行けない、赤帽子の髭男の行動の不自由さに首を傾けつつも。
疑問に思って声をかければ、ふと櫂は気づく。
(「クッションにもたれて寝息かいてる」)
自分の操作を見ていたはずの真人が、もふもふクッションに埋もれて、すやぁといつの間にか寝ていることに。
どうやら、3面目あたりで寝落ちしたようであるが。
櫂は寝かせたまま、ぴこぴこと、後は一人で淡々と進めてみる。
だって、思うから……休めるならそれがいいって。
そしていくつもの面をクリアしていって、大きな城の奥にいる大魔王をぽこんと倒せば。
……なんか気づいたらエンディングか、とそう気づいて。
「ほれ、真人。クリアしたからそろそろ行くぞ」
「え、クリアした!?」
ちょっぴりえっへんドヤ顔の櫂にそう起こされれば、思わず飛び起きる真人。
だって、実はまだ見たことがないのだ。
「オレガキん時大魔王倒せてないんだけど!?」
全面クリアして姫を救った、このゲームのエンディングを。
でも今は、ゲームではなくちゃんとこのダンジョンを攻略するべく、先へと進むけれど。
真人はこう櫂を見遣りつつ、心に決めるのだった――絶対こっそり練習して、次はいいスコアで勝つからな! って。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

ふぁ…
いっぱい食べたら眠くなって来ちゃった…
でも散財した分稼がないと…
……!?
こんな所に炬燵が…!?
なめやがって!こんなあからさまな罠に引っかかるわけあったかぁ…(吸い込まれるようにin)
(もふっ)
……!?
足に当たるこの感触はまさか…
おこたでイイ感じに温められてよりもふもふ感が増した…ネコチャン!!
(もふもふもふもふ)
(靴下を脱ぐ)
(もふもふもふもふ)
(至福の表情)
お、ちょうどいい所にクッションがあるや
(もふっ)
……!?
違う、これはクッションじゃない!
クッションと見紛うサイズの…ばかでけぇネコチャン!!!
(ぷにぷにぷにぷに)(肉球を揉む)
(毛皮に顔を埋める)
スゥーーーーーーーッ(吸う)
スヤ…
人の身体とは、そういうものなのだけれど。
(「ふぁ……いっぱい食べたら眠くなって来ちゃった……」)
おなかいっぱい食べた後は、やたら眠気が襲ってくる。
けれど、ネルネ・ルネルネ(ねっておいしい・h04443)はふるふると首を横に振って。
「でも散財した分稼がないと……」
攻略達成したあかつきに出る報酬目当てで、ダンジョンへと足を踏み入れたものの。
眼前に置かれているそれを見つければ、思わず瞳を大きく見開く。
だってそれは、ダンジョンに置かれているには、不自然すぎるもの。
「……!? こんな所に炬燵が……!?」
そう――ぬくぬくほかほか、炬燵です!
いや、それにしても、敵の仕掛けた罠だと一目瞭然であるのだけれど。
「なめやがって! こんなあからさまな罠に引っかかるわけあったかぁ……」
吸い込まれるようにin!
こたつむりに秒でなったネルネであるが……だがしかし、これで終わりではないのだ。
――もふっ。
「……!?」
何だか炬燵の中で伸ばした足に当たる、この感触は。
まさか……とそろり、炬燵の中を覗いてみれば。
「おこたでイイ感じに温められてよりもふもふ感が増した……ネコチャン!!」
猫は炬燵で丸くなるとはよく言ったたもので。
しかも、炬燵の中にいたことにより、ほっかほかになったもふもふネコちゃんなのです!
ということで、この現状ですべきことは明確。
――もふもふもふもふ。
それから、直接そのもふを感じるべく、おもむろに靴下を脱いで。
――もふもふもふもふもふもふ。
ほかほかネコちゃんをもふりまくれば、至福の表情!
そして満足げにひと休みせんと、背を預ける。
「お、ちょうどいい所にクッションがあるや」
――もふっ。
「……!?」
刹那、ネルネはまたもや瞳をぱちりと瞬かせる。
だって、違うって、わかったのだから。
「違う、これはクッションじゃない!」
そして改めて、もふもふの正体を確かめれば――。
「クッションと見紛うサイズの……ばかでけぇネコチャン!!!」
というわけで!
――ぷにぷにぷにぷに。
ふにふに肉球を揉みまくってから。
もっふりな毛皮に、ぽすんっと顔を埋めれば。
……スゥーーーーーーーッ。
ネコチャンを目一杯めっちゃ吸います!
それから、ほかほかふわふわ、もこもこもふもふに包まれながらも。
あからさまな罠だとはわかっているのだけれど、スヤ……と。
抗う間もなく、おひるねしちゃいます。
🔵🔵🔵 大成功

【Ǝ】
やっべえな、これは猫だけじゃねえ
どいつもこいつもダメにする魔性のダンジョンだ!
お前ら、油断し…てる…お昼寝する気満々じゃん…
もふっ…これは、極上のオフトゥン!
クソッ、流石の俺もこれにはヘソ天でギブアップだわ
普段はもふもふされる側の俺だが、今日はくつろがせてもらう…ぜ…
おわあちょっと待て、結局もふもふされんのか!?しょうがねえなあ!
大サービスだ肉球も触らせてやる!
俺に合うサイズのパジャマもあるのか?
あったら喜んで着替えるぜ
スナック菓子、俺ももらおうかな
すげえ、無料のWi-Fiも使えんのかよ!?
さっき屋台で堪能したものの画像、スマホで加工してSNSにアップできるじゃん
ヤベえ…俺ここに住むわ…

【Ǝ】
ふぁあ
たくさん食べたら眠くなってしまったわ…
よく食べてよく寝るのが、大きくなる秘訣だって
ダンジョンだって利用してやるの
こんな所にちょうどいいふかふかがあるわね
ぽふんとアルパカに寄りかかるわ
いい感じのふわふわね
ララの擬態ももんがのしっぽも負けてないけど
ふかふかもふもふ
なんて心地いいの
へそ天のカデも気になるわ
ぱじゃまに着替えるの?
ララも着るわ
ふかふかのももんがぱじゃまよ
ふふ、リュドも似合うわ
瞼がおもくてたまらない
でも菓子を食べるの
起きてなきゃ
ヘリヤもポテチを食べましょ
ジュースものんで……
狐々音、良い作法でしょ
むにゃ
皆の楽しげな声を子守唄に気がつけばすやりと夢の中
夢の中でも皆でお菓子を食べるわ

【Ǝ】
これは、恐ろしい罠……なのか?
む、なんだ猫が集まって……ふわぁ……
なんだ、このもふもふは……く、離れられん、つい猫のお腹に顔を埋めてしまう……!
ダンジョンの不思議なパワーでいつの間にか来ていたパジャマを着て、うつぶせで猫と戯れる。
い、いやこんなことをしている場合ではない。
立ち上がらなければ……うっ。
せ、腰に柔らかな重みが。これは、肉球……!
はっ。上で丸まって寝られている感触が。
私はもうダメだ。起きたら猫を落としてしまう。そんなことはできない……!
しばらくはこうしているのもいいか……
皆とともにコーラやポテチ?などを手にくつろぐ。
ほう! 芋を揚げた料理がこんなにも美味だとは……!

【Ǝ】
ダンジョンでお昼寝か…
本当に良いのであろうか…?
悩みつつもなんか堂々としてる皆に同行する
迷っていると数匹のひつじが寄ってきてもふもふに包まれる
「むぅ…これは、悪い気はせぬのぅ…」
ひつじたちを撫でて不慣れながらなごむ
リュド殿の「赤いきつね」という言葉に悪寒を感じて一瞬ビクっとする
パジャマ…余は寝巻でよいじゃろう
ただ、布団の上でお菓子を食べたりするのはどうなのじゃ…?
「さ、作法か…ならば仕方あるまい」
と流されてパジャマパーティに入る
寝てしまったララにそっと毛布を掛ける
いや、お主ら本来の目的は忘れておらぬよな…?

【Ǝ】
レッツお昼寝タイムよ!
ふふっデンちゃん!油断と見せかけて……まずモフるわ!
そこのふわもこの赤いきつね!
モフっと抱きついてかわいがるわよ!
ふかふかしっぽが気持ちいいわね!
そしパジャマでポテチよ!
パジャマはコウモリさんよ!ぱたぱた
よく食べてよく寝ましょう!
みんなでふかふかお布団の上で遊んだりお菓子を食べたりするわ!
慣れてなさそうなヘリヤにポテチをあげるわ
狐々音!これがお作法よ!
ララと一緒にふにゃーんと眠るわ!
絵に描いたような堕落ね!
もちろん目的は忘れて……なんだっけ?!
冒険王国の人達も、確かに口々に言っていた。
あのダンジョンは難攻不落……それが罠とだよく分かっていても、抗えないほどの魔力を持つのだと。
そして今、カデンツァ・ペルッツィ(星を見る猫・h01812)はお耳をぴこぴこと。
このダンジョンの恐ろしさを目の当たりにし、その恐ろしさをもふもふの肌で感じていた。
「やっべえな、これは猫だけじゃねえ」
――どいつもこいつもダメにする魔性のダンジョンだ! と。
聞いた話によれば、ここは『冒険者をダメにするダンジョン』と言われているようだが。
あからさまな罠だとわかっていても、思ってしまうのだ……ここは天国ですか? と。
そしてカデンツァは、共にダンジョン攻略にやって来た仲間達にもきりりと声を掛ける。
声を……掛けるのだけれど。
「お前ら、油断し……」
「ふぁあ、たくさん食べたら眠くなってしまったわ……」
「レッツお昼寝タイムよ!」
「油断し……てる……お昼寝する気満々じゃん……」
めっちゃお昼寝する気みたいです。
そしてちょっぴり遠い目をするカデンツァに、ララ・キルシュネーテ(白虹・h00189)は続ける。
「よく食べてよく寝るのが、大きくなる秘訣だって」
……ダンジョンだって利用してやるの、って。
ある意味、やる気に溢れた表情で。
そして、これ以上ないほど明確に堂々とお昼寝タイム宣言をしたリュドミーラ・ドラグノフ(Людмила Драгунова.・h02800)達と共に、ダンジョンに赴いたものの。
「ダンジョンでお昼寝か……本当に良いのであろうか……?」
ひとり真っ当な悩みを抱きつつも歩むのは、天照院・狐々音(万里一空の剣狐・h04963)。
眼前に広がるお昼寝環境はこれでもかとばっちりだが、そもそもダンジョンでお昼寝とは……と思いはするも、とりあえず皆に同行して。
ヘリヤ・ブラックダイヤ(元・壊滅の黒竜・h02493)は思わず、敵が張ったであろう罠の数々を見遣ってみて。
「これは、恐ろしい罠……なのか?」
そう呟きを落としつつ、こてりと首を傾ける。
だが――次の瞬間。
とてとてとやって来たのは、何だかいっぱいのふわもこ。
そしてそのふわもこの群れが、ふにゃーんっと。
「む、なんだ猫が集まって……ふわぁ……」
もこもこ大集合すれば、ヘリヤに甘えるようにてしてしとせがむのは、抱っこ。
そんな猫さんに反射的に手を伸ばして、いつの間にか抱っこしてしまったかと思えば――ぽふり。
「なんだ、このもふもふは……く、離れられん、つい猫のお腹に顔を埋めてしまう……!」
何というもふもふ引力――ふかふかお腹に、ついつい顔を埋めてしまいます!
そしてララも、赤き花一華の眸で早速見つける。
「こんな所にちょうどいいふかふかがあるわね」
ということで――ぽふんっ。
ちょこんとのほほん座っていたアルパカに寄りかかれば、こくりとひとつ頷く。
「いい感じのふわふわね」
いや、ララ自身の、自慢の擬態ももんがしっぽも負けていないのだけれど。
それにしても、ふかふかもふもふで。
……なんて心地いいの、とぬくぬくもこもこ。
そして迷っている狐々音にも、容赦なくとことこと寄ってくるふわもこ。
まんまるもっこりとした数匹のひつじに周囲を囲まれれば、あっという間にもふもふに包まれて。
「むぅ……これは、悪い気はせぬのぅ……」
そうっと伸ばした手でひつじさんたちを撫でてみれば、不慣れながらほわりとなごむ気持ちに。
そしてやはり、抗い難いものといえば、これです!
「もふっ……これは、極上のオフトゥン!」
いや、カデンツァにはわかっているのだ。
これにころんと身を委ねては、もう抗えないと。
けれど――軽率に、ころん。
「クソッ、流石の俺もこれにはヘソ天でギブアップだわ」
寝転がってしまったが最後、無防備にお腹をみせてヘソ天しちゃいます!
ということで。
「普段はもふもふされる側の俺だが、今日はくつろがせてもらう……ぜ……」
こうなったら満喫するしかない。
そして、そんなへそ天状態の猫さんが放っておかれるわけなどなく。
「ふふっデンちゃん!」
しゅたっとやってきたリュドミーラもお昼寝するためにすっかり油断……と見せかけて。
「……まずモフるわ!」
「おわあちょっと待て、結局もふもふされんのか!?」
ころんとひっくり返っているから、もふもふされるがままです!
そしてララも、そんなへそ天のカデンツァが何気に気になっていたのだけれど。
「しょうがねえなあ! 大サービスだ肉球も触らせてやる!」
ふわもこボディーだけでなく、ふにふに魅惑の肉球までお触りオッケーがでました!?
そしてリュドミーラは、そんなカデンツァをもふもふしながらも。
「そこのふわもこの赤いきつね! モフっと抱きついてかわいがるわよ!」
赤いきつねさんも、もふり倒すつもりです!
そんな耳に聞こえた「赤いきつね」という言葉に、狐々音は悪寒を感じて一瞬ビクっとするも。
「ふかふかしっぽが気持ちいいわね!」
当のリュドミーラはもふもふ天国にご満悦です!
それから、ふわもこをもふもふしまくった、次は。
「パジャマでポテチよ!」
皆で、パジャマパーティーです!
「俺に合うサイズのパジャマもあるのか?」
「ぱじゃまに着替えるの? ララも着るわ」
パジャマは各サイズ、尻尾などにも対応したものもちゃんと揃っています、ええ。
というわけで、カデンツァはいつも猫耳フードだから、敢えて今回は大好きなシメサバにちなんだ、鯖のもふもふ着ぐるみパジャマへと喜んで着替えてみて。
「ふかふかのももんがぱじゃまよ」
「パジャマはコウモリさんよ!」
「ふふ、リュドも似合うわ」
ふかふかももんがさんパジャマにすちゃっと着替えたララは、蝙蝠さんの羽をぱたぱたさせるリュドミーラの姿に瞳を細めて。
「パジャマ……余は寝巻でよいじゃろう」
着ぐるみさんではないけれど、ちゃんと寝巻着用には付き合う狐々音。
そして、ヘリヤもいつの間にか、うつぶせで猫と戯れていた。
きっとこのダンジョンの不思議なパワーのせいかなんかで、ちゃっかりとパジャマを着て。
だがここへとやって来た目的はダンジョン攻略、このお昼寝空間は敵の罠だから。
「い、いやこんなことをしている場合ではない。立ち上がらなければ……うっ」
懸命に抗って、立ち上がろうとした――その時であった。
ふいに、背中や腰に感じる柔らかな重み。
そして刹那、ヘリヤはハッと気づく――これは、肉球……! と。
だが、猫さんたちのもふもふ追撃はさらに続いて。
(「はっ。上で丸まって寝られている感触が」)
よじよじヘリヤの上に乗ってきた猫さんがもっふり丸まって、すやぁ。
というわけで、全員がパジャマに着替えたところで。
「よく食べてよく寝ましょう!」
リュドミーラがそう声を上げれば、パジャマパーティーのはじまりです!
ふかふかお布団の上で、皆で遊んだりお菓子を食べたりします!
いや、先程も何気にめちゃめちゃ食べていたから。
ララの瞼はとろんと、おもくてたまらない。
けれど、パジャマパーティーははじまったばかりだし。
(「でも菓子を食べるの。起きてなきゃ」)
やはりお菓子も食べたいのです。
そして一生懸命、ララが頑張って起きている傍で。
ある意味、私はもうダメだ、と口にするヘリヤ。
だって、むくりと身を起こすわけには、今の彼女にはいかないのだ。
(「起きたら猫を落としてしまう。そんなことはできない……!」)
もしかしてこれも、敵の罠……!?
けれど、もふもふとか肉球とかの感触は、悪くはないから。
ヘリヤはこういう結論に至るのだった。
(「しばらくはこうしているのもいいか……」)
それに、パジャマパーティーには慣れてはないのだけれど。
リュドミーラはそんな動けないヘリヤに、パジャパには欠かせないポテチをあげて。
「ヘリヤもポテチを食べましょ。ジュースものんで……」
ララも、ポテトなスナック菓子と合わせると大変ギルティなジュースを注いであげれば。
ヘリヤも皆とともに、おやつを手にくつろぐことにして。
上に乗っている猫さんを起こさないよう、そうっと手を伸ばせば。
「ほう! 芋を揚げた料理がこんなにも美味だとは……!」
ぱりっとチップスを1枚、口に運んだ瞬間、知るのだった。パジャパにお菓子という醍醐味を。
そしてカデンツァも勿論、その手を伸ばして。
「スナック菓子、俺ももらおうかな」
わいわい、パジャパを楽しみます!
とはいえ、賑やかな中、狐々音はやはりちょっぴり気になってしまうのだけれど。
「ただ、布団の上でお菓子を食べたりするのはどうなのじゃ……?」
リュドミーラは迷いなく言い切る。
「狐々音! これがお作法よ!」
普段はやはりちょっとやるのは憚れるのだけれど。
お布団の上でおやつは、パジャマパーティーのお作法です、ええ!
そしてそう教われば、ぱちりと瞳を瞬かせつつも。
「さ、作法か……ならば仕方あるまい」
狐々音も流されて……いや、作法に倣って、お菓子を零さないようそっと口に運んでみて。
「狐々音、良い作法でしょ」
ララもそう笑み咲かせながら、パリパリ。
けれどやはりずっと食べているし、お布団はふかふかだから
……むにゃ、と皆の楽しげな声を子守唄に――気がつけばすやりと夢の中。
勿論、夢の中でも皆でお菓子を食べています、ええ。
そして幸せそうにすややかに寝てしまったララへと、狐々音はそっと毛布を掛けてあげつつも。
ちらりと見遣るのは、全力でお布団に転がる皆の姿。
「すげえ、無料のWi-Fiも使えんのかよ!? さっき屋台で堪能したものの画像、スマホで加工してSNSにアップできるじゃん」
おやつを摘まみつつもごろごろ、スマートフォンをしゅっしゅと弄るカデンツァはそう。
「ヤベえ……俺ここに住むわ……」
完全にダメになっている猫です。
そして、まさにそれは。
「絵に描いたような堕落ね!」
というわけでリュドミーラも、ララと一緒にふにゃーんとおひるねします!
そんな皆に一応、狐々音は訊いてみる。
「いや、お主ら本来の目的は忘れておらぬよな……?」
そしてリュドミーラは、やはり堂々と答えるのだった。
「もちろん目的は忘れて……なんだっけ!?」
まさかそんな忘れるわけは――えっと、おひるねから起きたらでいいので、ダンジョン攻略もお願いします!
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【春雪】
ここが噂の…
なる、ほど…
これは…間違いなく、強敵
氷菜…
まず偵察、しよう
集まって来るふわもこモンスターをもふもふ
このひつじ…
めちゃめちゃ、もふもふ
ふわもふ…埋もれ…
すやぁ…
はっ…危ない
まだ偵察始めたばかり…
それに寝るならパジャマ、だ
氷菜
どれにする?
俺のも選んで
お揃いでもいい
ふんわり期待に尻尾が揺れる
兎!
いそいそと着替え
氷菜似合ってる
俺は?
…似合う?
寝床も
より取り見取り…
俺ハンモック、興味ある…
ハンモックに転がり
連れて来たふわもこ羊抱き枕にすやぁ…
とても…よく、寝た…
氷菜…
俺、もうこのダンジョン、そのままでいいと思う
…ダメ?
……ダメかぁ
しゅーん
耳と尻尾が垂れ
じゃあ
もうちょっと…堪能していく

【春雪】
…ダンジョンなのに、正しくお昼寝空間…
え、偵察?
う、うん…?
集まって来たモンスター達をおいでおいでして
もふもふ
猫な子を抱えて撫でて、ほっこり
ああ、羊さんはそう…って、晧…
起きて、と晧の背中をぽんぽん叩き
それ既に寝る気満々では…まあ、いいか
パジャマを見て
むしろ、お揃いを期待されている気がする
ん-…
狼に兎を被せるのは良いのかな…
一応、兎の着ぐるみパジャマを取って
一つは晧へ
似合うけど…狼的に良いのかな
…晧、早いわね…
私はソファーにしよう
何かあってもすぐ起きられるし
先程の猫な子を抱えて、ソファで横になるわ
…ねむねむ
起きたら伸びをして
あ、晧、おはよう
…いや、他の世界に繋がったら困るでしょ
あ、私も
いざやって来たダンジョンをくるりと見回せば、尻尾もお耳もゆうらゆら。
入り口から暫く進んだ先、ひらけた空間にずらり並ぶのは、まさに敵の仕掛けた罠。
それらを見遣れば、思わず尻尾をふりふり、空廼・皓(春の歌・h04840)は口にせずにはいられない。
「ここが噂の……なる、ほど……これは……間違いなく、強敵」
そう、話には聞いていたのだ。
「……ダンジョンなのに、正しくお昼寝空間……」
白椛・氷菜(雪涙・h04711)の言うように、ここは快適にお昼寝ができる――『冒険者をダメにするダンジョン』である、と。
今回赴いたのはそんな、罠だとわかっているのに抗えない、ある意味強敵すぎるダンジョンなのだから。
皓はきりりと、こう提案を。
「氷菜……まず偵察、しよう」
まずは、敵の仕掛けた罠を堪能……いえ、偵察して知ることがきっと多分大事。
そしてそんな皓の言葉に、氷菜は瞳をぱちりと瞬かせつつも。
「え、偵察? う、うん……?」
何となく頷いてしまって。
皓は早速、まずはダンジョン内に棲息しているモンスターの偵察から始める。
ということで――いつの間にか集まって来たふわもこモンスターを、もふもふします!!
氷菜も、とことこやって来たモンスターの子達をおいでおいでして――もふもふ。
猫さんな子を抱えて撫でてあげれば、ほっこり。
そして皓がじいと見遣るのは、まんまるなもこもこ。
「このひつじ……めちゃめちゃ、もふもふ」
そんな声に、氷菜も彼の方へと目を向けて。
「ああ、羊さんはそう……って、晧……」
――ふわもふ……埋もれ……すやぁ……。
早速もふもふに包まれて夢の中へと誘われそうになった晧の背中を、ぽんぽん。
起きて、と声をかけて起こせば、なんとかおめめをぱちり。
「はっ……危ない。まだ偵察始めたばかり……」
即寝てしまっては勿体無い……いえ、危うく敵の罠に秒でかかるところでした……!
それから偵察を続ける皓はふとあるものを見つけて、こくりとひとつ頷く。
「それに寝るならパジャマ、だ。氷菜、どれにする?」
「それ既に寝る気満々では……まあ、いいか」
というわけで、用意されているパジャマに折角だから着替えようと思うのだけれど。
「俺のも選んで……お揃いでもいい」
そう尻尾が揺れている皓を見れば、そのふんわり期待を察する氷菜。
(「むしろ、お揃いを期待されている気がする」)
そして、ん-……とパジャマを見てから。
「狼に兎を被せるのは良いのかな……」
一応、その手に取ってみたのは、兎の着ぐるみパジャマ。
それを自分の分と、もうひとつ皓にも手渡して。
「兎!」
ぴこんとお耳を立たせた皓はいそいそと着替えて、いざもふもふ兎さんに!
氷菜もお揃いの兎さんに着替えてみれば。
「氷菜似合ってる。俺は?」
……似合う? なんて、そわりと自分の言葉を待つ彼へと視線を向けて。
氷菜はこう返すのだった。
「似合うけど……狼的に良いのかな」
けれど当の皓本人は、尻尾やお耳をみれば、兎な狼さんであることにうきうきみたいだし。
「寝床も、より取り見取り……」
きょろりと、どこにころんと身を委ねようか、品定め中。
ふっかふかで上質そうなベッドも良いし、冒険者をダメにするクッションも秒でダメになりそうだし、先程のひつじさんたちにぽふりとまた埋まるのもいいのだけれど。
皓が見つけたのはそう……いわば、お昼寝界の浪漫。
「俺ハンモック、興味ある……」
ゆらゆらハンモック!
ということで、ハンモックに転がって。
やはりひつじさんのもこもこは捨てがたいから、連れて来たふわもこ羊抱き枕をぎゅうと抱えて、すやぁ……。
「……晧、早いわね……」
その寝つきの速さに、氷菜はそう口にするけれど。
視線を巡らせれば、ぽふり。
「私はソファーにしよう。何かあってもすぐ起きられるし」
先程の猫な子を抱っこして、ソファにそっと横になれば。
もっふり沈む感覚が心地良くて、猫さんな子はもふもふあったかくて。
……ねむねむ。
やっぱり皓とお揃いで、暫し夢の中へ。
これもれっきとした偵察、それに先へ進むためには英気も養っておかなければいけないですから、ええ。
というわけで、すやすやぐっすり。
存分におひるねした後、起きた氷菜はうんと伸びをして。
「とても……よく、寝た……」
「あ、晧、おはよう」
ちょうど起きた彼へと、そう声を向けるけれど。
皓はふときりりと、こう紡ぐのだった。
「氷菜……俺、もうこのダンジョン、そのままでいいと思う」
幸せいっぱい、尻尾を揺らしながら。
けれど、いえ、確かに、至福のおひるね時間には違いなかったけれど。
「……ダメ?」
「……いや、他の世界に繋がったら困るでしょ」
「……ダメかぁ」
氷菜から返ってきた言葉に、しゅーん。
皓のお耳と尻尾もしょんぼりと垂れてしまうけれど。
でもダメかなとはわかってはいたから……だったら、せめて。
「じゃあ、もうちょっと……堪能していく」
勿論、ダンジョンの冒険も頑張るけれど……ボスさえ倒せば、ちゃんと攻略したことなるから。
だから、その前にもうちょこっとだけ、このおひるね空間を、皓は堪能するつもりだし。
氷菜も、猫さんな子をなでなでしてあげながらもこう続ける――あ、私も、って。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【雨月堂】
どこを向いても誘惑だらけ。
これはいいお土産話が出来るかな?
気を抜く訳には行かない…とは言えこれは中々危険だね。ある意味で。
光君は気になるのはある?
興味を惹くためだから面白そうな本もありそうだけど…ボクはそうだね、ちょっとゆるかわ系が気になるかな。
ハティがいるからか中々動物って懐かなくて…あぁ、ハティって言うのは狼の姿をしたボクの護霊なんだけど。
だからかな、可愛い動物がいるなら触れ合いたくって。
…あ、このひつじもこもこしてる。もこもこ。
ふふ、つい緩んでしまいそう。
光君のお姉さんもこう言うのが好きなら、ボクも写真を撮ろうか?
撮ってもらうだけなのも申し訳ないし、きっといい土産話になるよ。

【雨月堂】
柊さんは所用で離脱。時間がある面子はもう少し遊んで行こうか。
できれば行き損ねたマルシェで少しだけ買い物を。
魔法きのことか、エデンにない素材をね。
敵が来ないお墨付きはありがたいけど、確かに。
本が気にはなるけれど、帰ればお店でもできるし。
ハティ? そうか、頼もしい相棒でも、時と場合があるって事か。
ゆるかわは姉さんが好きだから僕も見たいな。
遊んでいる星村さんを見ながら、僕は満遍なくフォルムやら肌ざわりを確認するけど我ながら土産を選んでいるみたいだな。
星村さん、お気に入りの子はみつかった?
連れていけないけど写真なら撮れるよ。どう?
僕もか…じゃあそうして貰おうかな、後で写真は交換しようね。
やって来たのは、冒険王国からほど近い、話に聞いていたダンジョン。
所用がある彼は、今回は一緒ではないけれど。
星村・サツキ(厄災の|月《セレネ》・h00014)は、足を踏み入れたダンジョン内へと視線を巡らせて。
「どこを向いても誘惑だらけ。これはいいお土産話が出来るかな?」
帰ったら、冒険者をダメにするダンジョンの冒険譚を話してあげようと思うし。
「時間がある面子はもう少し遊んで行こうか」
尾崎・光(晴天の月・h00115)は今度こそ、ゆっくり堪能したいとも思っているから。
(「できれば行き損ねたマルシェで少しだけ買い物を。魔法きのことか、エデンにない素材をね」)
そして今度は心行くまで巡りたいから、まず成すことは今回の目的であるダンジョン攻略から。
というわけで、目的を達成するために、ダンジョンの奥を目指すふたりだけれど。
「気を抜く訳には行かない……とは言えこれは中々危険だね。ある意味で」
「敵が来ないお墨付きはありがたいけど、確かに」
ひらけた広間に出れば、さらに誘惑いっぱいな罠だらけ。
敵の目論見は、これでもかとだらけさせて、冒険者達の戦意を失わせること。
だから光の言うように、だらだらするのを邪魔しないためにも、このダンジョンにボス以外の敵は出てこないとのことだが。
足止めには十分すぎる罠は、罠とわかっていても抗えない魅力満載。
そんな罠を一通り見回して、サツキは光に訊ねてみる。
「光君は気になるのはある?」
「本が気にはなるけれど、帰ればお店でもできるし」
そしてダンジョン内の一角に並ぶ本棚を見つつも言った彼に頷いて返してから、続ける。
「興味を惹くためだから面白そうな本もありそうだけど……ボクはそうだね、ちょっとゆるかわ系が気になるかな」
敵ではないが、このダンジョンには様々なもふもふ動物風のモンスターが棲息しているとのこと。
サツキにとって、そんなもふもふとのふれあいタイムは、ある意味貴重。
「ハティがいるからか中々動物って懐かなくて」
普通の動物はハティがいるため、あまり寄ってきてくれないのだ。
そしてそう理由を話す彼女の言葉に、ふと首を傾ける光だけれど。
「ハティ?」
「……あぁ、ハティって言うのは狼の姿をしたボクの護霊なんだけど。だからかな、可愛い動物がいるなら触れ合いたくって」
「そうか、頼もしい相棒でも、時と場合があるって事か」
そんなゆったり交わすお喋りもまた、楽しいし。
「……あ、このひつじもこもこしてる。もこもこ」
サツキはとことこ寄って来たもこもこひつじに触れてみれば、ふふ、と笑み零して。
そのもっふり手触りに、ついほっこり緩んじゃう。
そして光も、サツキのハティの話の次は、今度は自分の姉の話を。
「ゆるかわは姉さんが好きだから僕も見たいな」
そして、もふもふひつじと戯れている彼女を見ながら、光も動物さんへと手を伸ばしてみるけれど。
満遍なくそのフォルムやら肌ざわりを確認する自分の触れ方に、我ながら思うのだった……土産を選んでいるみたいだな、なんて。
それからふと、こうサツキへと持ち掛けてみる。
「星村さん、お気に入りの子はみつかった? 連れていけないけど写真なら撮れるよ。どう?」
でもつい先程、姉の話をしたばかりだから。
「光君のお姉さんもこう言うのが好きなら、ボクも写真を撮ろうか?」
逆にそう、彼女から提案されれば。
「撮ってもらうだけなのも申し訳ないし、きっといい土産話になるよ」
「僕もか……じゃあそうして貰おうかな」
……後で写真は交換しようね、って。
こくりと頷き――ぱしゃり。
もふもふと一緒の姿にシャッターを切って、お互い写真の撮り合いこを。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【廻下上結社】
なんだァ、この堕落しきったダンジョンは。
罪深すぎるが、正確に罪を量るにも堪能してやらねぇとだ。
行くぞ千晴に渼熊!
(冒ダメクッションに足を組んで座りながら、何処で手に入れたのか右手には赤ワイン注がれたワイングラス片手に傍におつまみのお菓子揃え、そして左手で傍に寄ってきたふわもこ動物(猫っぽいの)の頭を撫でている)
クックック……やるじゃねぇか。下手な本家の施設より快適だぜ。
千晴、渼熊、乾杯だ。ああ千晴は酒じゃ無くても良いからよッ!
さァて、こんなんじゃ本家の施設も商売あがったりだ。
名残惜しかろうが行くぞ! 英気を養ったし断罪の時だッ!

【廻下上結社】
露店で買った悪夢避けのアクセサリーを身に着け、自信満々で推理を披露する。
このダンジョンの正攻法は全力で休むこと。
これまで攻略が進まなかったのはプロ意識から来る躊躇だ。何とも罪深いダンジョンだねぇ!
自ら羊の群れに埋もれ、温もりの中で微睡もう。
西日の差す探偵事務所で、お気に入りの石鹸の香りがするタオルケットを被る。背中からはスプリングのへたれたソファが軋む感触。そして私の頭には羊の――羊? これは夢だね?
無法さんの乾杯の声に寝ぼけ眼で覚醒。渼熊さん、無法さんと魔法瓶入りのホットミルクを掲げる。
ここから先はハードボイルドに行こう。
冒険王国に点在するダンジョンの内部はそれぞれで、多彩だとは聞いているけれど。
無法・執行(俺様も法律・h01820)は、何だかふっかふかな感触を足元に覚えながらも、今回訪れたダンジョンをぐるりと見回してみれば。
「なんだァ、この堕落しきったダンジョンは」
一言でいえばそう、至れり尽くせり。
おひるねするに最適な環境が整った、まさに執行の言うように、堕落しきったダンジョンである。
だが、訪れた冒険者をダメにして堕落させ、戦意を削いで攻略を諦めさせる……それが恐らく、敵の作戦で。
冒険への意欲を完全に失わせるため、徹底された快適環境を作り上げるべく罠が張り巡らされているのだ。
そして、そんなダンジョンを見遣って。
相場・千晴(努力99%・h00379)は、先程露店で買った悪夢避けのアクセサリーを身に着ければ。
「このダンジョンの正攻法は全力で休むこと。これまで攻略が進まなかったのはプロ意識から来る躊躇だ。何とも罪深いダンジョンだねぇ!」
自信満々で披露するのはそう、探偵の名推理!
そして執行も千晴の言うように罪深きこのダンジョンを、断罪するべく。
「罪深すぎるが、正確に罪を量るにも堪能してやらねぇとだ」
……行くぞ千晴に渼熊!
そう仲間にも声をかけつつ、このダンジョンがどれだけ罪を重ねているか確かめるべく、いざ奥へ!
いや、ここはダンジョンだから、仲間とちょっとはぐれたりもしたけれど、最終目的地は一緒だから。
千晴は早速、己の先程の推理に則って――もふんっ。
ダンジョンでのんきに群れている羊さんの群れに、自ら埋もれてみます!
そしてもふもふもこもこに包まれれは、ほわほわあたたかくて。
その温もりの中で、うとうと微睡んじゃう。
そして刹那、彼女の目の前の光景は……探偵事務所?
千晴は西日の差す探偵事務所で、お気に入りの石鹸の香りがするタオルケットを被って。
背中から伝わるのは、スプリングのへたれたソファがぎしりと軋む感触。
そして、頭にはもっふもふな羊の――。
「――羊?」
そこでハッと、千晴はいつのまにか閉じていた瞳を再び開けて。
再び、推理を口にする……これは夢だね? って。
言ってしまえばつまりは、夢を見るくらい、羊さんに埋もれて爆睡していました!
そして執行も勿論抜かりなく、もふりと。
冒険者をダメにするクッションを早速確保し、足を組んで、もふもふふっかりと座りながらも。
何処で手に入れたのか、右手には赤ワイン注がれたワイングラスが。
そして濃厚な赤が満ちるグラス片手に、傍にはおつまみとして、お菓子もばっちりと揃えて。
さらには逆の左手で、傍にとてとてと寄ってきた猫っぽいふわもこ動物さんの頭を、もふもふ撫で撫でしている。
そんな快適堕落空間は、やはり罪深いし。
「クックック……やるじゃねぇか。下手な本家の施設より快適だぜ」
執行はさらに、このダンジョンを共に攻略する彼女とそれを共有するべく。
「千晴、乾杯だ。ああ酒じゃ無くても良いからよッ!」
羊さんの中でうとうとしている千晴へとそう声をかければ。
その声に千晴も、寝ぼけ眼でぱちりと覚醒。
そして魔法瓶入りのほかほかホットミルクを掲げれば――乾杯!
それからも存分に、もふもふふわふわ、満喫し尽くせば。
このダンジョンの罪深さは、よーくわかったから。
「さァて、こんなんじゃ本家の施設も商売あがったりだ。名残惜しかろうが行くぞ!」
……英気を養ったし断罪の時だッ!
執行はそう、猫っぽいふわもこを抱っこしつつも言い放って。
千晴も、彼の声にこくりと頷く――ここから先はハードボイルドに行こう、と。
推理した正攻法通り悔いのないよう、いざダンジョンの最奥へと向かうその前に。
羊さんを最後にもう一度、もふもふしておくのだった。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功
第3章 ボス戦 『堕落者『ジュリエット』』

POW
レガシー・オブ・デス
【処刑鎌型の遺産『ルート・ハーヴェスター』】による近接攻撃で1.5倍のダメージを与える。この攻撃が外れた場合、外れた地点から半径レベルm内は【√能力無効化空間】となり、自身以外の全員の行動成功率が半減する(これは累積しない)。
【処刑鎌型の遺産『ルート・ハーヴェスター』】による近接攻撃で1.5倍のダメージを与える。この攻撃が外れた場合、外れた地点から半径レベルm内は【√能力無効化空間】となり、自身以外の全員の行動成功率が半減する(これは累積しない)。
SPD
フォービドゥン・フルーツ
爆破地点から半径レベルm内の全員に「疑心暗鬼・凶暴化・虚言癖・正直病」からひとつ状態異常を与える【禁断の果実(食べた者にも効果がある)】を、同時にレベル個まで具現化できる。
爆破地点から半径レベルm内の全員に「疑心暗鬼・凶暴化・虚言癖・正直病」からひとつ状態異常を与える【禁断の果実(食べた者にも効果がある)】を、同時にレベル個まで具現化できる。
WIZ
スレイブ・オブ・ジュリエット
あらかじめ、数日前から「【地域に生息する存在を無差別に隷属化する】作戦」を実行しておく。それにより、何らかの因果関係により、視界内の敵1体の行動を一度だけ必ず失敗させる。
あらかじめ、数日前から「【地域に生息する存在を無差別に隷属化する】作戦」を実行しておく。それにより、何らかの因果関係により、視界内の敵1体の行動を一度だけ必ず失敗させる。
√ドラゴンファンタジー 普通11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
●堕落者の誤算
これでもかというくらい、ダンジョン内を快適空間にしたのだから。
きっと抗えず堕落して、冒険なんてもういいや~って。
どんな冒険者だって、このダンジョンを攻略のが面倒臭くなるに決まっていると。
おひるねダンジョンの最奥で『簒奪者もダメにするクッション』をもふりつつも。
堕落者『ジュリエット』は、ふわもこ動物さんと戯れながら、余裕な様子で他ダンジョンの冒険者の攻略配信動画を眺めいた。
『こんな罠のダンジョンなら、すぐ攻略されるのも無理はないわ。その点、このおひるねダンジョンは難攻不落。どんなに腕の立つ勇者だって、堕落させちゃえば無効化できるもの』
そう笑って、高みの見物と決め込みながら。
それから、ふっと赤き瞳を細めて、こう続ける。
『私は清らかなるものが堕ちていく姿を見たいのよ』
彼女は、欲望のために堕落したセレスティアル。
他者を自身と同様の堕落した存在に貶めることを愉悦とする者。
けれど彼女はこの時、思ってもみなかったのだ。
堕落しまくって逆にすっきり英気を養った者達がいるということを。
そしてこのダンジョンを攻略するべく、すでにそこまで迫っているということを。

「ごきげんよう。すっかりくつろがせてもらいました」
お酒を楽しみ、ダメになる数々に埋もれてぐっすり眠った私はいつになく調子がいい
ただ、浮かない顔をしているのは自覚がある
「そのお礼があなたという存在を倒すというのは、なんだか恩を仇で返すような気持ちです」
せめて苦しませないように
澱みない動きから【告死鳥】を発動
恐怖すら感じる美しい刀が煌めいた
奇しくも彼女も同種の力を使うらしい、攻撃を避けるも身体が重くなる
「ひとつ忠告を。本当にダメにするなら温泉は必要でした」
少なくとも私には効果覿面です
だから、いまの私は汗を流してさっぱりしたいんです
「甘き死よ、来たれ」
|死の舞踏《ダンスマカブル》を続けましょう
ダンジョンの最奥にいる、堕落者『ジュリエット』の過ち。
ひとつは、かすかに漂うフリージアの香に、堕落していて気づけなかったこと。
それから、もうひとつの誤算は。
「ごきげんよう。すっかりくつろがせてもらいました」
これでもかとおひるねダンジョンを満喫した冒険者がダンジョン最奥まで進んできて、さらにその英気が養われているということ。
花喰・小鳥(虚無たる裂け目ギンヌンガガプ・h01076)だってそう。
(「お酒を楽しみ、ダメになる数々に埋もれてぐっすり眠った私はいつになく調子がいい」)
ダンジョン攻略を成す前に、万全すぎるコンディションであると自覚するほどである。
けれど、小鳥のその表情は美しい笑顔ではなく、何だか浮かない顔。
そしてその理由を、彼女自ら口にする。
ジュリエットが張り巡らせた罠、おひるねダンジョンを全力で楽しんだのに。
「そのお礼があなたという存在を倒すというのは、なんだか恩を仇で返すような気持ちです」
『なっ、冒険者がここまで来た、ですって!?』
だらだらしていた堕落者も、ようやく小鳥がダンジョン攻略のためにやって来た冒険者だと気づき、慌てて『簒奪者もダメにするクッション』からやっと立ち上がるも。
……せめて苦しませないように、と。
『っ!』
澱みない動きから発動するは――|告死鳥《ナハティガル》。
恐怖すら感じる美しき刀が煌めけば生じるは、敵へと死を囀り告げるが如き斬撃。
だが相手はだらけていても簒奪者、咄嗟に処刑鎌型の遺産『ルート・ハーヴェスター』を振り翳し、強引に鋭撃を弾くも。
『……!』
刹那広がるのは、無の領域。
そして今度は、処刑鎌型から強烈な衝撃がジュリエットによって繰り出されれば。
行動成功率が下がっているその刃を、小鳥はすかさず躱したのだけど。
(「奇しくも彼女も同種の力を使うらしい」)
己の斬撃と同じように、避けた瞬間√能力の成功率を下げる空間が周囲に広がり、身体が重くなる感覚をおぼえる。
だが小鳥はそんな中、眼前の簒奪者へとこう教えてあげる。
「ひとつ忠告を。本当にダメにするなら温泉は必要でした」
……少なくとも私には効果覿面です、と。
その言葉に、ジュリエットは思わず歯噛みする。
『温泉……くっ、確かに。温泉と岩盤浴も作ればよかったわ』
というか、今の小鳥はつまるところ。
「だから、いまの私は汗を流してさっぱりしたいんです」
温泉に入って、すっきりしたいのである。
だがこのダンジョンにないとなれば、もうゆっくりは休んだし、長居は無用。
「甘き死よ、来たれ」
小鳥は再び、煌めきを湛える人造オリハルコン製の刀を手に軽やかに地を蹴れば、ジュリエットとの距離を改めてつめて。
『折角、だらけていたというのに……くっ!』
――|死の舞踏《ダンスマカブル》を続けましょう。
眼前の堕落者へと閃かせるのは極めて美しき刃、天羽々斬から放つ冴えた強撃。
🔵🔵🔵 大成功

妹の彩綾(h01453)と後援者の菫さん(h05022)と参加
ああ、セレスティアルって天使の種族って理解でいいかな。何人かみたことあるね。清らかな方々な分、堕ちると反転するように白を黒にしようとするのかな。
でも今回は用意周到すぎたね?美味しいものたべたし、一杯寝たから、とても動きやすい!!あ、菫さんにちゃんと起こしてもらったし、ちゃんと着替えたし、歯磨きもしたし、髪も梳かした!!
でも飛んでくる実はいやな予感がするので【残像】【第六感】で回避して【オーラ防御】で実ダメージを防ぐ。あ、危ない。かすっただけでも嫌な感情が湧き出てきた。
彩綾、菫さん援護ありがとう!!疾風の秘技を喰らえ!!

姉の綾音(h01388)と後援者の菫さん(h05002)と参加
堕ちたセレスティアル・・・堕天使といった方がいいかな?わかりやすくストレートに堕落してこさせようとするんだね。もしかしてあの施設用意したの貴方かな?でも充実しすぎて英気を十分養ったんだけど?菫さんにちゃんと起こしたもらったし、歯磨きもしたし、髪も梳かして、戦闘準備完了!!
なんかとんでくる実が嫌な予感するので【残像】【幻影使い】【エネルギーバリア】でできるだけ実ダメージを防ぐ。うん、少しかすっただけで嫌なこと思い出した。まともに当たったら大変だった。
刹那の光芒発動!!【レーザー射撃】も交えて菫さんとお姉ちゃんの必殺技のお膳立て!!

後援している綾音(h01388)と彩綾(h01453)と参加
もしかして、あのすごい部屋を用意したのは貴女かい?まあ、堕落するにはいいところだったけど、充実しすぎて英気を養ったんだが?用意周到過ぎ。
あ、3人とも着替えたし、なんか綾音と彩綾につられて歯を磨いた上に髪もゆいなおしたしね。さあ、いくか。
確かに飛んでくる実は悪い予感しかしないね。【残像】【エネルギーバリア】【回復力】も使って回避しながら掠った実から漂う悪感情に歯噛みする。まったく、タチが悪い。できれば飛んでくる実をを【レーザー射撃】で撃ち落としたい。
ああ、任せて、彩綾!!エレメンタルバレット『雷霆万鈞』!!綾音の技の手助けを!!
ダンジョンの最奥、そこでだらだらしていたのは、天使のような風貌の少女であった。
いや、正確に言えば、この堕落者『ジュリエット』は。
「堕ちたセレスティアル……堕天使といった方がいいかな?」
桐生・彩綾(青碧の薫風・h01453)が言うように、星詠みによれば、元セレスティアル。
だが今は、簒奪者に堕ちてしまった存在だという。
そんなジュリエットの姿を、桐生・綾音(真紅の疾風・h01388)も見遣りながら。
「ああ、セレスティアルって天使の種族って理解でいいかな。何人かみたことあるね」
『新手……!? く、私は清らかなるものが堕ちていく姿を見たいのよ』
ここまでやってくる者が現れるという誤算に眉を潜めながらも、そう紡ぐジュリエット。
彼女は、欲望のために堕落したセレスティアルであり。
そして、他者を自身と同様の堕落した存在に貶めることを愉悦とするのだという。
そんな堕落者の言葉を聞きながら、改めて彩綾と綾音は眼前の敵を見遣る。
「わかりやすくストレートに堕落してこさせようとするんだね」
「清らかな方々な分、堕ちると反転するように白を黒にしようとするのかな」
セレスティアルであった頃の彼女のことを知る余地はないが。
今のジュリエットの姿は、まるで黒き堕天使。
そして、藤原・菫(気高き紫の花・h05002)はそんな堕ちた天使へとこう口にする。
「もしかして、あのすごい部屋を用意したのは貴女かい?」
「もしかしてあの施設用意したの貴方かな?」
彩綾も同じように疑問に思っていることを訊ねてみて。
『ええ、そうよ! 私の作ったおひるね空間は、戦意が削がれるほど快適だったはず……!』
そう自分達がここまで来ている事実に、ふるりと首を横に小さく振るジュリエット。
確かに、あのおひるね空間はかなり快適だった。
だった、のだけれど……綾音と彩綾は彼女に教えてあげる。
「でも今回は用意周到すぎたね?」
「充実しすぎて英気を十分養ったんだけど?」
「まあ、堕落するにはいいところだったけど、充実しすぎて英気を養ったんだが?」
菫も同じく、用意周到過ぎ、と続けて。
「美味しいものたべたし、一杯寝たから、とても動きやすい!!」
充実した休憩が取れた綾音は、むしろ絶好調である。
いや、ひと休みもふた休みもできて、英気を養っただけではなく。
「あ、菫さんにちゃんと起こしてもらったし、ちゃんと着替えたし、歯磨きもしたし、髪も梳かした!!」
「菫さんにちゃんと起こしたもらったし、歯磨きもしたし、髪も梳かして、戦闘準備完了!!」
綾音と彩綾は、お願いしていた通りに起こして貰って、準備だって万全に済ませられるほどの余裕もあったし。
ふたりを起こした菫だって、何気にきっちりと。
「あ、3人とも着替えたし、なんか綾音と彩綾につられて歯を磨いた上に髪もゆいなおしたしね」
身嗜みもばっちりすぎるほどに済ませられたから。
同じく準備も完璧な、後援している姉妹へと視線を向けて紡ぐ――さあ、いくか、と。
けれど相手は、先程までだらけていたとはいえ、強力な簒奪者。
『誤算はあったけど……でも、ダンジョン攻略はさせないわ!』
刹那、戦場へとばらまくのは、一見美味しそうなように見える禁断の果実。
けれどそれは、ジュリエットが具現化させた、状態異常を相手に与えるフォービドゥン・フルーツ。
だが爆ぜた地点から自分達へ向けて飛んでくる果実は……いやな予感がする、と。
残像と第六感を駆使し綾音は回避を試み、彩綾も残像と幻影使いを使用して躱さんと立ち回れば。
「確かに飛んでくる実は悪い予感しかしないね」
菫も、残像やエネルギーバリアを生み出し、回復力も使って回避しつつも。
まったく、タチが悪い……そう思わず歯噛みする。
掠った実から漂う、悪感情に。
だが、だからこそこれ以上、そんな思いを抱きたくないから。
『禁断の果実を食べて、負の感情を抱えつつ堕落しちゃいなさい……なっ!?』
飛んでくる実を、レーザー射撃ですかさず撃ち落としてやって。
「あ、危ない。かすっただけでも嫌な感情が湧き出てきた」
「うん、少しかすっただけで嫌なこと思い出した。まともに当たったら大変だった」
綾音と彩綾も、守りのオーラやエネルギーで張ったバリアで、できるだけダメージや実から与えられる状態異常を防げば。
次は、此方の番と言わんばかりに、3人同時に攻勢へと転じる。
――きっちり捉えれば、いける!!
「刹那の光芒発動!! レーザー射撃も交えて菫さんとお姉ちゃんの必殺技のお膳立て!!」
「ああ、任せて、彩綾!!」
――エレメンタルバレット『雷霆万鈞』!! 綾音の技の手助けを!!
瞬間、彩綾と菫が声を掛け合って繰り出すのは、精霊銃と雷属性の弾丸。
『……!』
そしてそんな爆発が巻き起こる戦場の中、ふたりの連携攻撃に一瞬だけ怯んだ、ジュリエットに生じた隙を逃さずに。
「彩綾、菫さん援護ありがとう!!」
――疾風の秘技を喰らえ!!
握る得物を対標的必殺兵器ターゲットスレイヤーへと変形させ、全力で綾音はお見舞いする。
『なっ……ぐぅっ!』
倍に膨れ上がった威力と裂けるような傷を与える、その名の通り疾風の如き衝撃を。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【メイドウさんh00570】
まだだらけてたいですぅ……まだダンジョン壊さなくてもぉ……
堕落しきってるけど元気いっぱいメイドウさんに連れてこられ
ボスの前で寝てるわけにもいかないので……頑張りますよぉ……
堕落するのは好きですが……それを笑われるのは嫌ですねぇ…。
きっとメイドウさんは突っ込んでいってくれるので私は援護牛になります
石化の魔眼で敵本体や邪魔してくる隷属化されてるものを石化させて無力化を狙います
防御力も上がっちゃうけど元気いっぱいならメイドウさんならきっとかち割ってくれますね。思いっきりやっちゃってください!

【イナミ!h00003】
遊んで眠ってすっかりリフレッシュ!これ以上寝てたらドロになっちまうぞ!イナミを担いで突撃だ!
イナミ!しっかりしろ!今こそ戦いの時だ!
よおし、大剣構えて特攻だ!と思ったら、なんか邪魔者が出てきやがった!転んだ!大剣がどっか行ったー!?
な、何しやがる!|強敵との戦い《一番楽しい事》をジャマすんなー!
くっそお、なんてズルい奴だ!ぜってーブチのめしてやるぞ!
隷属する生物の妨害にも負けず、敵に向かって走って近づく!
イナミの呪術が助けてくれる!アタシも負けないぜ!
よっしゃ!蹴って殴ってタックルで崩し、激昂阿修羅でとどめだ!
飲んで暴れてもふもふ寝して、遊んで眠ってすっかりリフレッシュ!
ということで、すっきり目覚めた獅出谷魔・メイドウ(暴力の化身・h00570)は張り切って、夜風・イナミ(温泉カトブレパス・h00003)と共に。
目指すは、敵のボスがいるダンジョンの最奥! ……なのだけれど。
「まだだらけてたいですぅ……まだダンジョン壊さなくてもぉ……」
いまだだらだらと、イナミはだらけて堕落していた。
けれど、そんなイナミを怪力で元気いっぱいメイドウは担いで。
「これ以上寝てたらドロになっちまうぞ!」
いざ、ダンジョンのボスの元へ突撃!
『また冒険者が!? でも、堕落してるみたいね』
堕落者『ジュリエット』はふたりの姿を見て一瞬驚きはしつつも。
担がれてだらけているイナミの姿を見れば、作戦成功といったように満足気に瞳を細める。
けれど、メイドウはそんなイナミを起こすべくゆさゆさ揺らして。
「イナミ! しっかりしろ! 今こそ戦いの時だ!」
「ボスの前で寝てるわけにもいかないので……頑張りますよぉ……」
イナミもようやく、んもう……と目をこすりながら、だらけタイムは名残惜しいけれど一旦終わり。
そんなイナミの様子を見れば、メイドウはますます張り切って。
「よおし、大剣構えて特攻だ!」
……と思ったのだけれど。
『ふふ、そうはさせないわ』
「なんか邪魔者が出てきやがった!」
だらだらしながらもジュリエットが実行するのは、あらかじめ数日前から準備しておいた「地域に生息する存在を無差別に隷属化する作戦」!
もふもふ動物さんの群れが、メイドウの周囲をもこもこ取り囲んで。
ぽすんっともふもふ一斉にじゃれられて、すてんと転んだり。
「な、何しやがる! |強敵との戦い《一番楽しい事》をジャマすんなー! あっ、大剣がどっか行ったー!?」
もふもふに埋もれて、無骨で巨大な剣がどっか行っちゃいました!?
『ふふ、もふもふに埋もれて存分に堕落すればいいわ』
「くっそお、なんてズルい奴だ! ぜってーブチのめしてやるぞ!」
そしてどや顔で笑う敵を見れば、イナミはふるりと小さく首を横に振って。
「堕落するのは好きですが……それを笑われるのは嫌ですねぇ……」
何とかもこもこたちをかき分けて、ジュリエットへと突っ込んでいかんとするメイドウの援護牛となるべく。
――と、止まってください!
イナミがふたつの目から放つは、鎮メ牛の呪詛から創造した石化の視線。
そして発動させた石化の魔眼が、眼前の堕落者と邪魔をしてくるもふもふたちを石化させ無効化を狙い繰り出されて。
『何、これ……っ!?』
(「防御力も上がっちゃうけど元気いっぱいならメイドウさんならきっとかち割ってくれますね」)
ジュリエットが大きく瞳を見開き、もふもふたちと共に動きを止めれば、イナミはメイドウへと声を向ける。
「思いっきりやっちゃってください!」
その声を受けて、メイドウは隷属するもふもふの妨害にも負けず、敵に向かって一気に走って近づいて。
(「イナミの呪術が助けてくれる! アタシも負けないぜ!」)
「よっしゃ! 徹底抗戦! ガオォォ!」
『なっ!? うぐっ!!』
蹴って殴ってタックルで崩せば、堕落した簒奪者へとお見舞いする。
容赦なき激昂阿修羅の、嵐の如く連発し叩き込む打撃と衝撃波を。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【爺+】
いやぁ、やっぱり休息って大事だよねぇ
ツッコミで持って行かれた元気も気力も元通り!
あとは盛大に暴れてやればいっぱい食べた分のカロリーも0、いいこと尽くめってやつさね
物騒なモン振り回しているのはいただけないね
【煙燕】一吹き、鎌を《捕縛》するよう絡め手
そっちがその気ならこっちもってね!と同じく物騒なモン【鷹爪】を振り回して<霊震>
アンタの相手は私だよ、余所見してるとぶっ飛ばされるよ!
相手と近接でやりあうのはこっちの仕事、気を引いてるうちにそっちは頼んだよとアシスト
例え能力封じられてもそのまま潰せばいいってねぇ!!
皆うまい立ち回りだ、言葉君の奢りの言質は取った飯のおかわりに行こうじゃないか

【爺+】
アドリブ◎
「ふー、整ったのう……」
休息後のお肌ピカピカつやつやすっきり顔
後は美味い飯と酒をたらふく…
火鍋…いや中華、フレンチもいいか
「皆は何か食いたいものはあるか?馳走してやろう」
先日イカサマギャンブルで荒稼ぎした懐は随分と温かい
「儂は欲深での、残念じゃがここの子にはなれん」
【翠煙】咥え周囲に吐き出す煙は《呪詛、精神汚染》で《恐怖を与える》バステ広げ、《魔力吸収》で相手の力を削ぐ
若いもんは元気でいいのうと笑いながら
自分の影から【闇の眷属】呼び寄せ
「ミケよ、皆を守っておくれ」
牽制、捕縛、猫パンチ
闇の瘴気にふわもこ感はないが、じゃれている様は愛おしい(飼主の欲目)
やはりうちの子が一番じゃな

【爺+】
ふわぁ…まだねむーい
あーもう、寝起きに堕落とか貶めとかごちゃごちゃ言わないでよ、めんどくさい
お?言葉くんの奢りでもぐもぐアンコール?
いいねいいね!それじゃ目覚めの一曲といきますかー!
開幕、√能力で牽制の一音
そらちゃんの捕縛に僕も加勢だよ
そのまま三連符決めちゃおう!
みんな、よく寝起きにそんなに機敏に動けるねえ。すごいすごい
もし√能力の無効化をされたら、武器【pesante】の演奏で重力攻撃。空を飛ぶ敵さんの動きもこれで少しは妨害できるかな?
詠唱中のむいちゃんへ敵の注意がいかないよう派手に音を鳴らし、こちらへ【おびき寄せ】るね
ほらほら、そらちゃん。ぶっ飛ばすなら今!遠慮なくやっちゃってー!

【爺+】
ふわあ……よく寝たの。
お菓子も食べて元気いっぱい!いつもより魔法もいっぱい使えそう
「食べたいもの?むいは、みんなといっしょならなんでも!」
言葉の質問ににこにこ答えて
あなたがこのダンジョンの主なの?
さっきの、すてきな場所だったけど……悪い人は悪い人。手加減はしないの!
レントと言葉、そらの戦い方にかっこいいと瞳をキラキラさせつつ
そらが相手と近距離で戦ってくれるから
むいは言葉と一緒に後方から【魔導書】で《全力魔法》
《高速詠唱》で魔法の数を増やすよ
安全な場所に移動して〈Kiyay〉を発動したら、うっかり移動しないよう気をつけつつ。
破魔の光で目潰し、敵の視界を奪って攻撃できなくするよ
ある意味、一番体力を使っていたかもしれないけれど。
「いやぁ、やっぱり休息って大事だよねぇ」
小鳥遊・そら(白鷹憑きの|警視庁異能捜査官《カミガリ》・h04856)は、やたら忙しかったツッコミで持って行かれた元気も気力も、ゆっくり休んで元通り!
「ふわあ……よく寝たの」
萃神・むい(まもりがみ・h05270)もまだちょっぴりあくびは出ているけれど。
でも、お菓子も食べて元気いっぱい!
「いつもより魔法もいっぱい使えそうなの」
「あとは盛大に暴れてやればいっぱい食べた分のカロリーも0、いいこと尽くめってやつさね」
そらの言葉に、むいもこくりと頷いて。
最奥に辿り着けばそこは、さらなる快適空間なボスのお部屋……?
いや、そこには冒険者たちを待ち受けるダンジョンのボス・堕落者『ジュリエット』の姿が。
『また新手!? く、私は清らかなるものが堕落していく姿を貶めたいのに!』
待ち受ける、というよりは、ここまでやって来たことに驚いているようだが。
「あなたがこのダンジョンの主なの?」
『ええ、そうよ。冒険者なんて、このおひるねダンジョンで、存分に堕落しちゃえばいいのよ!』
「さっきの、すてきな場所だったけど……悪い人は悪い人。手加減はしないの!」
むいはきりり、ダンジョン攻略のために、簒奪者を倒します!
そんな中、ふわぁ……まだねむーい、なんて。
「あーもう、寝起きに堕落とか貶めとかごちゃごちゃ言わないでよ、めんどくさい」
彩音・レント(響奏絢爛・h00166)はまだ、ふわふわ心地でいたいところだったけれど。
「ふー、整ったのう……」
いろんな意味で5才爺にまで若返りまくっていた玉梓・言葉(|紙上の観測者《だいさんしゃ》・h03308)だが。
休息後のお肌はピカピカのつやつや、すっきり顔に。
それから、そうとなればやはり次はこれ。
「後は美味い飯と酒をたらふく……火鍋……いや中華、フレンチもいいか」
お爺ちゃん、お酒もご飯も菓子も、屋台やおひるねダンジョンで食べたでしょ! なんて野暮なことは言いません。
「皆は何か食いたいものはあるか? 馳走してやろう」
何せ、先日イカサマギャンブルで荒稼ぎした爺の懐は今、随分と温かいのだから。
そしてその言葉の質問を聞けば、むいはにこにこ答えて。
「食べたいもの? むいは、みんなといっしょならなんでも!」
「お? 言葉くんの奢りでもぐもぐアンコール?」
まだ眠そうだったレントも、それを聞けばおめめもぱっちり。
そういうことならば早速、開幕の高音ノイズの一音を掻き鳴らして。
「いいねいいね! それじゃ目覚めの一曲といきますかー!」
『堕落し足りないなら、強制的に眠らせてあげるわ……、っ!?』
「物騒なモン振り回しているのはいただけないね」
処刑鎌型の遺産『ルート・ハーヴェスター』を振り翳してくるジュリエットへと、そらは煙燕をひと吹き。
刹那、吐き出す清浄なる煙草の煙が霊力を帯び、簒奪者を締め上げんとすれば。
――暫く僕のターン! なんてねー。
レントもそらの捕縛に加勢するように五線譜を戦場に生み出し、音の衝撃波の旋律を鳴らせば、|嫌がらせ三連符《バッド・パフォーマンス》の完成!
そして、そらも眼前の堕落者と同じく、物騒なモンをその手に握って。
「そっちがその気ならこっちもってね!」
巨大な爪を思わせる無骨な大剣・鷹爪をぶん回し、霊能震動波を繰り出して地を大きく揺るがせる。
そう、相手と近接でやりあうのはこっちの仕事だと。
「アンタの相手は私だよ、余所見してるとぶっ飛ばされるよ!」
レントと連携して積極的に先行するのは、気を引いてるうちにそっちは頼んだよという、皆へのアシスト。
それを受けて、言葉が咥え燻らせるは、そらが吐いてみせたものとはまた異なる煙。
「儂は欲深での、残念じゃがここの子にはなれん」
存分にむしろ誰よりも快適空間を満喫しまくった言葉だけれど、でもそれでも、此処に留まるには至らぬ欲深なのだから。
翠煙から煙を吐き出せば、霊気纏いし妖し煙がゆうらり。
『……!』
呪詛に精神汚染、恐怖を与える霊気をぷかりと広げてみせれば、魔力吸収で相手の力を削ぎにかかる。
そんなレントと言葉、そらの戦い方にかっこいいと、むいは瞳をキラキラさせつつも。
そらが相手と近距離で戦ってくれるからと、ぱらり開くは古代の叡智と呪文が書き記された魔法の書物。
魔導書を手に高速詠唱して魔法の数を増やしながら、言葉と一緒に後方からの全力魔法で悪い人をやっつけます!
「みんな、よく寝起きにそんなに機敏に動けるねえ。すごいすごい」
「若いもんは元気でいいのう」
そんなたっぷり休んで絶好調な皆に、レントと言葉も笑って。
『くっ、こんなこともあろうかと、数日前からもふもふ仕込んでおいたのよ!』
堕落者・ジュリエットは4人の連携に顔を顰めながらも実行する。
その名も『地域に生息するもふもふ動物さんな存在を無差別に隷属化する作戦』!
刹那、もふもふ動物さんがもこもこ押し寄せてきて、再び皆を堕落させて行動を失敗させんとするけれど。
そんな敵の手段は星詠みの予知でお見通し、そのために一度は不発に終わるも。
「ミケよ、皆を守っておくれ」
――たまには存分に遊ばせてやらねばのう。
言葉がそう自分の影から呼び寄せるは、己の可愛い|闇の眷属《ミケ》。
|闇の眷属《ミケ》が戦場へと解き放たれれば、闇から覗く二つの目で牽制し、冷気漂う黒い靄しっぽでくるりと捕縛、地より這い出る強靭な腕ネコパンチで強烈にじゃれ合うように遊んで。
その姿をみれば……闇の瘴気にふわもこ感はないが、じゃれている様は愛おしい、と。
言葉が発動するのは、飼主の欲目という爺馬鹿。
もこもこ押し寄せる動物さんたちも確かに愛い存在ではあるのだけれど。
「やはりうちの子が一番じゃな」
今も共に在る一番愛らしい黒き猫が、もふもふ動物を追い出す姿に瞳を細める。
だが、簒奪者の振るった処刑鎌の攻撃を凌いだそらとレントの周囲は今、√能力無効化空間と化していて。
再び懲りずにジュリエットがもふもふ作戦を実行すれば、もこもこたちが向かうのは、むいの元。
だがすかさずレントは、たまにはギター以外もと、ベース『pesante』へと刹那持ち替えて。
むいへ敵の注意がいかないよう派手に音を鳴らし、自分の方へとおびき寄せながら。
(「空を飛ぶ敵さんの動きもこれで少しは妨害できるかな?」)
振動と重力属性の衝撃を奏で、もふもふだけでなくジュリエットだって、詠唱中の彼女の元へは行かせない。
そして――きらめく光をあなたに、と。
安全な場所に移動したむいが創り出すのは、きらきらと耀く破魔の光。
うっかり移動しないよう気をつけつつも、その眩い煌めきを戦場に迸らせれば。
『! 目が……っ』
破魔の光で簒奪者の目を潰し、敵の視界を奪って攻撃できなくする。
それから、ジュリエットの目をむいが晦ませれば、訪れるのは|最高潮《クライマックス》で絶好の|機会《チャンス》!
「ほらほら、そらちゃん。ぶっ飛ばすなら今! 遠慮なくやっちゃってー!」
「例え能力封じられてもそのまま潰せばいいってねぇ!!」
瞬間、√能力が無効ならば、物騒なモンを叩きつけるのみ! と。
『! うぐっ!!』
堕落者へとそらが全力の一撃をお見舞いすれば。
堪らず大きくよろめく敵を後目に……皆うまい立ち回りだ、と。
そらはくるりと3人を見回した後、決して忘れてなどいないのだった。
「言葉君の奢りの言質は取った。飯のおかわりに行こうじゃないか」
相も変わらず|闇の眷属《ミケ》を存分に愛でている言葉の、ご馳走してくれるという、美味しいごはんのアンコールを。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

《水禽窟》
無邪気な黒兎、戦時は青年の様な口調
ふわぁ…よく寝た~
おはよう!鳰ちゃんっ
素敵な時間をありがとう、天使さん
冒険には時に思い切った休憩も必要だから
でも、ごめんね?
みんなが困ることはやっぱりダメなんだ
ココはぼく達が攻略するよ
Sanctuaire de loi.を構え
鳰ちゃんに合わせ行動開始
竪琴鳴らし
軽快な演奏による音響弾を放つ
もふもふさんに当てないよう狙い定めて
行動の失敗確認後は態勢を整え
任せて!と彼女に伝え
Code_Release
高速詠唱すれば剣が弓の如く形状変形
弦を鳴らせば音響弾が矢の役割
――音に触れたらビリビリしちゃうよ?
ニッと笑み音を射て
敵の動きを鈍らせた後は
鳰ちゃん!いっくよ~♪

《水禽窟》
おはようございます、ムジカさん
食も睡眠も確りとって
後はお仕事ね
誰かが堕落する姿が見たいと
お仲間が欲しかったのかしら?
ムジカさんの言う通りね
それに私達、あなたの罠のお陰ですっかり元気なの
覚悟、して下さいね?
ムジカさんの琴と合わせ抜刀
琴音の反響に耳を澄ませ、
ジュリエットさんの位置を把握し駆け斬りかかる
隷属化したものはもふもふさん?それとも別の何かか…
傷つけてしまわないように注意しましょう
行動が失敗したとしても織り込み済です
ムジカさん、お願いしても宜しい?
ふふ、いつもの可愛らしい様子から一転
戦場では頼もしいこと
繋いで頂いたならば応えねば
鴫を使用し連撃を重ねます
寝ざめの舞をひとさし、ご一緒に
すやすやぐっすり、至福のおひるねタイムが終われば。
「ふわぁ……よく寝た~」
エメ・ムジカ(L-Record.・h00583)は大きくうーんと伸びをした後、黒くて長いお耳をぴょこり。
――おはよう! 鳰ちゃんっ。
そう元気いっぱい、おはようの挨拶を告げれば。
いざ向かうは、ダンジョンの最奥!
そして辿り着いた、快適すぎる部屋に居るのはそう、ダンジョンのボス。
『次から次に……どうして堕落しないの!? 私は清らかなるものが堕ちていく姿を見たいのよ』
目論見が外れて歯噛みしている、堕落者『ジュリエット』であった。
そんな彼女に、エメは無邪気にぴょこんとお礼を告げて。
「素敵な時間をありがとう、天使さん。冒険には時に思い切った休憩も必要だから」
「誰かが堕落する姿が見たいと。お仲間が欲しかったのかしら?」
エメとともに並び立ち、堕落者を眼前に、香柄・鳰(玉緒御前・h00313)は聞こえた彼女の言葉からそう紡ぐけれど。
「でも、ごめんね? みんなが困ることはやっぱりダメなんだ」
「ムジカさんの言う通りね。それに私達、あなたの罠のお陰ですっかり元気なの」
ダンジョンのボスであるジュリエットへと、ふたり揃って宣言する。
――ココはぼく達が攻略するよ。
――覚悟、して下さいね?
今こそ、此処へとやって来た本来の目的を果たすために。
エメが『Sanctuaire de loi.』を構えれば、同時に鳰もすらりと抜刀して。
黒兎が鳴らすソードハープ型の錬成剣の音に共鳴し術式が展開される中、その音色に耳を澄ませて。
敵の位置を把握し駆け振るわれるは、鋭く正確な玉緒御前が閃かせる斬撃。
そんな息の合った衝撃に、苦々しい表情を浮かべるジュリエットであるけれど。
『ぐ、この……堕落しなさい!』
堕落していても簒奪者、すかさず戦場に投じ実行してくる。
いかにも美味しそうな禁断の果実を生み出し、数日前からあらかじめ準備していた『地域に生息するもふもふを無差別に隷属化する作戦』を。
だが、鳰にとってもエメにとっても、そんな敵の行動は織り込み済。
「隷属化したものはもふもふさん? それとも別の何かか……傷つけてしまわないように注意しましょう」
「もふもふさんに当てないように、軽快に演奏するよ!」
行動が失敗することもわかっているけれど、だがそれも一度だけ。
だから一度空振って態勢を素早く整えれば、次が攻め時。
竪琴を鳴らし軽快な演奏による音響弾を放つエメに、鳰はこう声掛けを。
「ムジカさん、お願いしても宜しい?」
「任せて!」
そして一瞬視線を重ね合わせ、頷き合って。
刹那、歌うようにエメが高速詠唱すれば、竪琴の錬成剣が弓の如く変形しその形状を変えて。
|狙撃型竪琴剣《スナイパー・ハープボウ》の弦を爪弾けば、音響弾が化すのは音の矢。
そして発動するは、Code_Release≪ Ritenuto ≫。
「――音に触れたらビリビリしちゃうよ?」
ニッと笑み、エメは音を射て衝撃を奏でる。
紡ぐ言の葉通り、五線譜の如く編み上げた術式に展開する、痺れるほどの反撃の音の閃光を。
『ぐっ!! く、身体が……っ』
そして、吟遊詩人の如く自由に歌を唄う彼の姿を見れば、鳰もふわり咲かせた笑みを零す。
「ふふ、いつもの可愛らしい様子から一転。戦場では頼もしいこと」
だが敵の動きが鈍ったことを察した瞬間、輪郭を結ばない朧な瞳で敵を捉えて。
「鳰ちゃん! いっくよ~♪」
エメの声を背に……繋いで頂いたならば応えねば、と。
リンと連れ行く鈴音と共に、鳰は眼前のジュリエットへと誘いの声を。
「踊りましょう」
けれどそのこたえを聞くその前に、一気に踏み込めば。
『! そうはさせない……なっ、ぐぅっ!!』
繰り出すその剣撃の名は、|鴫《シギ》――刃を閃かせ、連撃を重ねて。
有無を言わせず、敵の身へと鮮やかに躍らせる。
音の閃光に合わせた、目の覚めるような刀の斬撃を……寝ざめの舞をひとさし、ご一緒に、と。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

真人(h02066)と
美味い飯と遊びで体もスッキリしてる
これできっちり攻略に行けるな
「久しぶりに体調もいいぞ」
まずは敵の観察から
気が抜けるようなダンジョンだけど
敵にも気を抜いて良いとは限らないしな
「攻略の為にも必要だしな、いくか」
真人が先に行くって飛び出すから
一息ずらして俺も攻撃を仕掛ける
「分かった。合わせるぞ」
真人が消えたところに俺が出て
俺へ慌てて対処するなら
消えた真人が敵へ攻撃を
敵が慌てれば慌てる程
まともに対処もできないしさせない
これが俺達の連携だ
「まーたお前はなんか名前つけてんのか」
悪いが敵に情けはないし
敵に手番も一生やるつもりはない
俺達の攻撃連打で詰みだ
「これでダンジョン攻略って事だ」

カイ(h02067)と
めっちゃリフレッシュした
ここ暫くで一番元気かも
カイもなんかイイ顔してんな
隠れて様子窺うけど
オレの世界で言うとまんま堕天使か
「余計に腕鳴るし絶対殺す」
殺しても何も問題ない相手の方が有難いしな
「ガキのオレのが気を散らせると思う」
つまり先に行くぜって事
跳躍で目の前に躍り出る
暗殺には闘気出さねえけど今は別
ほらすぐ初撃!これが欲しかった
先制殺戮で攻撃後消える
オレを探す一瞬にカイも同じ攻撃でまた消える
必殺技ぽくいうと殺戮乱舞って感じかな
「何でわかんだよ!」
攻撃は全てこっちの発動条件
異常っても結局殺戮を呼ぶだけ
つまりアンタは詰んでるのさ、おキレイな堕落者サン
「舐めてる場合じゃねえぜ!」
片っ端から美味い飯を沢山食って、夢中になって全力で遊び倒せば。
櫂・エバークリア(心隠すバーテン・h02067)は明らかに感じる……体もスッキリしてる、と。
だからこのまま満足したから帰路に――なんて、わけなどは勿論なく。
(「これできっちり攻略に行けるな」)
足取りもどこか軽い感覚をおぼえながら向かうは、そう、ダンジョンの最奥。
そして、櫂がゲームをクリアしていたことは、ちょっぴりだけ悔しかったものの。
(「めっちゃリフレッシュした。ここ暫くで一番元気かも」)
その間、すややかにおひるねしていた黒野・真人(暗殺者・h02066)も、身体の軽さを実感していて。
「久しぶりに体調もいいぞ」
ふいに聞こえた声に目を向ければ、隣を征くその顔を見て思う。
(「カイもなんかイイ顔してんな」)
そんなわけで、敵の思惑とは裏腹に、心身ともに絶好調なふたりであるけれど。
(「気が抜けるようなダンジョンだけど、敵にも気を抜いて良いとは限らないしな」)
ダンジョンのボス戦に備え、慎重に行動する。
そしてまずは敵の観察からと、隠れて様子を窺ってみれば。
真人は討伐対象の簒奪者を目にしつつも思う。
(「オレの世界で言うとまんま堕天使か。それにしても、だらだらしてんな」)
先程のおひるねダンジョンみたいに快適な部屋で、『簒奪者もダメにするクッション』をもふりながら、だらだら動画を見ているその姿を見れば。
だが程なくして他の√能力者に仕掛けられ、慌てる堕落者の様子を見れば、ですよねとしか言えないが。
幾人もの√能力者に奇襲されても尚、倒れずにいるのを見れば、やはり油断ならない相手だとわかるから。
「攻略の為にも必要だしな、いくか」
「余計に腕鳴るし絶対殺す」
櫂の言葉に続きつつ。
(「殺しても何も問題ない相手の方が有難いしな」)
殺しても問題なく、そして殺し甲斐がある敵を前に、やる気を漲らせる真人。
それから、こう櫂へと告げれば。
「ガキのオレのが気を散らせると思う」
その言葉を聞いた櫂も察する。
……つまり先に行くぜって事、と。そんな真人の意図を。
だから、すぐにこくりと頷いて返して。
「分かった。合わせるぞ」
先に行くって言った矢先に飛び出し、跳躍して敵前へと躍り出る真人と一息ずらして、櫂も地を蹴って。
『また新手だなんて、一体どれだけ……ぐっ!!』
――ほらすぐ初撃!
(「暗殺には闘気出さねえけど今は別。これが欲しかった」)
仕掛けた真人の姿を、ダンジョンのボス・堕落者『ジュリエット』は一瞬にして見失う。
『……!?』
けれど、闇を纏い隠密状態な真人を見つけるのは至難の業であるし。
「暗殺は、影に潜んで影に舞い、ってな」
『!? ぐ、うっ!』
その言葉通り、漆黒の得物を密かに閃かせ、同じように攻撃を見舞えば、闇へと姿を晦ます櫂。
先制殺戮で攻撃後消えては、相手が攻撃を見舞って、また自分の番。
『くっ、ちょろちょろと! ふたりして姑息に隠れて……、ッ!』
(「敵が慌てれば慌てる程、まともに対処もできないしさせない」)
――これが俺達の連携だ、と。
櫂は順に攻撃を繰り出しながらも、ふと真人へと視線を向けて。
(「必殺技ぽくいうと殺戮乱舞って感じかな」)
「まーたお前はなんか名前つけてんのか」
「何でわかんだよ!」
その顔を見れば、お見通し。
そんな色々な意味で息の合ったふたりの連携に、ジュリエットは唇を噛みつつ。
『禁断の果実を食べて、仲良く堕落しなさい……きゃっ!!』
爆破させた地点の周辺に、状態異常を与える禁断の果実を沢山具現化させるも。
「攻撃は全てこっちの発動条件、異常っても結局殺戮を呼ぶだけ」
「悪いが敵に情けはないし、敵に手番も一生やるつもりはない」
「つまりアンタは詰んでるのさ、おキレイな堕落者サン」
『何ですって、そんなこと……、くっ!』
――殺刃!
――俺達の攻撃連打で詰みだ。
「舐めてる場合じゃねえぜ!」
「これでダンジョン攻略って事だ」
真人曰く殺戮乱舞を、容赦なく敵へとぶち込んでは順に浴びせ続ける。
敵には一切の慈悲を持たない、ただ殺すだけ。
同じ穴の貉だからこそ、屠る|標的《ターゲット》へと向ける意識は同じ――それが自分達の仕事だから。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【博物館】のみんなと一緒にっ!
ん-、よく寝たぁ~。
気力体力魔力全快ってね。
それじゃ、元気に退治に行きましょーっ♪
せっかくだし、久しぶりに前に出ようかな?
空中ダッシュと空中移動も使って、前後左右上下に動いて揺さぶっていくよ。
揺さぶりつつ、左手の精霊銃で敵を撃っていくよ。
撃ちながら接近を行いつつ、高速詠唱と多重詠唱を行使。
多重詠唱で魔力溜めを限界突破まで行って、同時に√能力の詠唱も行うよ。
使うのは、六芒星精霊収束砲・零式。
チャージ迄時間がかなるのが難点だけどね。
接近して剣で攻撃しつつ、60秒経ったら銃と剣を真上に放り投げてから、敵のお腹部分に手を当てて√能力を使用!
全力魔法限界突破でいっけーっ!

【博物館】のみんなと参加
むにゃむにゃ……。あれ?もうボス部屋についた?
眠たい目をこすりながらもパジャマはそのまま戦闘準備。
お姉さんがこのダンジョンの主?良いセンスしてたよ!
個人的には倒したくは無いんだけど、そういう訳にもいかなさそう?
後衛からNoirgeistで枕を生み出して投げつけて攻撃していくよ。
真面目に戦ってる傍ら不真面目に見えるかもしれないけれど、いたって真面目。
最後までこのダンジョンの流儀にしたがってあげるのも礼儀ってものだよね!!
枕投げの邪魔をされたら接近して√能力で攻撃するよ。
お姉さん、来世ではダンジョンじゃなくて、外の世界でお昼寝ランドを作って平和にくらしてね。

屋台フェスタ
【博物館】の皆の者と
あ〜もふもふ天国で過ごしてユナちゃん、ドラゴンパワーMAXだぜ!
名残惜しいけど可愛い動物さんとバイバイ(ウルウル目で)して、コア退治といこっ♬(パジャマそのままで)
いつも通り前衛で戦うぞ⭐︎
空中ダッシュと空中移動しつつ、大剣で2回攻撃かつ怪力を使った重力攻撃でラッシュを決めるよ!
レガシー・オブ・デスは外したら厄介な能力だから、振りかざすタイミングで武器受けで受け止める!
隙を見せたら、すかさずドラゴン⭐︎ボルケーノで
火砕流で牽制、固まる溶岩で捕縛!
そして溶岩を纏った燃え盛るデカい鉤爪(パジャマは燃えない)で全力ラッシュだー!ガオーッ!
えへへ〜またもふもふしようね〜

【博物館】
こほん。うん、みんな十分に英気を養えたみたいだね。
それじゃあ、そろそろダンジョンの主に会いに行こうか。(まだ着ぐるみパジャマのままである)
急いでいつもの装備に着替えてやってきました、ボス部屋。
部屋の様子を見て……なにやら色々言ってるけど自分がダラダラしたかっただけじゃないのかな?
前衛は仲間達に任せて後衛で魔法の詠唱を続けるよ。
次々と【ウィザード・フレイム】を生み出し、仲間を援護。
ふむ、敵の√能力は周囲の存在もダメになっていそうだけど、注意は必要だね。
行動の邪魔をしてきたのをウィザード・フレイムの反射で撃退するよ。
最後はありったけのウィザード・フレイムをジュリエットに叩き込んでやるよ。

【博物館】
よく眠れました。おはようございます。
目が覚めたら、準備運動とストレッチをしておきましょう。
皆さんの準備が出来ましたら、戦いに行きましょう。
恐ろしいダンジョンでしたよ。私もすっかり皆さんと遊んでおりました。
目覚まし時計を掛けていなかったら私もまずかったかもしれません。
おかげさまでスッキリ目覚めることが出来ました!
戦闘では、装備している各種武器を使い戦います。
√能力は「新聞記者の格闘術!」を使用します。
万全の状態で、この√能力の格闘術を使いたかったので準備運動を行っておりました。
即座に再行動し、攻撃の手を緩めることはしません。
体の一部位を破壊するくらい今の私にとっては造作もないことです。
皆でもこもことパジャマパーティーを楽しんで、ゆっくりおひるねした後。
「ん-、よく寝たぁ~。気力体力魔力全快ってね」
「よく眠れました。おはようございます」
大きく伸びをひとつして、エアリィ・ウィンディア(精霊の娘・h00277)は元気いっぱいの万全に。
八木橋・藍依(常在戦場カメラマン・h00541)も目が覚めて皆へとおはようの挨拶をすれば、準備運動とストレッチをしておくことにして。
「あ〜もふもふ天国で過ごしてユナちゃん、ドラゴンパワーMAXだぜ!」
「こほん。うん、みんな十分に英気を養えたみたいだね」
可愛いもふもふ動物さんとこれでもかと戯れたユナ・フォーティア(ドラゴン⭐︎ストリーマー・h01946)も、ドラゴンパワーMAX!
ルナ・ルーナ・オルフェア・ノクス・エル・セレナータ・ユグドラシル(|星樹《ホシトキ》の言葉紡ぐ|妖精姫《ハイエルフ》・h02999)はそんなおひるねダンジョンを満喫しまくった皆の姿をくるりと見遣りながらも、咳払いひとつ。
「それじゃあ、そろそろダンジョンの主に会いに行こうか」
紡ぐのはそう、このダンジョンにやって来た目的である。
決して目的は忘れていません、いません……けれど。
そんなルナの装いは実は、まだニャンちゃん着ぐるみパジャマのままである。
いや、それは何もルナだけではない。
名残惜しいけれど、ウルウル目で可愛い動物さんとバイバイして。
「コア退治といこっ♬」
そう気持ちを切り替えるユナもまた、ワンちゃん着ぐるみパジャマのまま。
だが、ダンジョンの最奥へと向かう際、特に着ぐるみパジャマでも多分きっと、問題はないだろうし。
要は最終的に、ダンジョン攻略を成し遂げればいいのだから。
「皆さんの準備が出来ましたら、戦いに行きましょう」
「それじゃ、元気に退治に行きましょーっ♪」
藍依とエアリィの声に頷いて、皆でいざ、元気に出発です!
そして、アドリアン・ラモート(ひきこもりの吸血鬼・h02500)は、むにゃむにゃ……とまだ全然寝ぼけ眼で。
「……あれ? もうボス部屋についた?」
ふと眠たい目をこすりながらも気付けば、皆に連れられていつの間にか、ダンジョン最奥に到着!
ちなみに、まだちょっぴり眠いながらも戦闘準備に入る彼はまだ、もこもこパジャマ姿の羊さんです。
そしてダンジョンの最奥といえば、アドリアンの言うようにボスの部屋。
『あら、もふもふパジャマで堕落してる? 私は清らかなるものが堕ちていく姿を見たいのよ』
そう――ここで待つのは、堕落者『ジュリエット』。
まだパジャマ姿である自分達を見て満足そうなジュリエットに、アドリアンは羊さんのまま、素直に称賛する。
「お姉さんがこのダンジョンの主? 良いセンスしてたよ!」
ひきこもりの彼が言うのだから、おひるねダンジョンはかなり快適な空間であったことはうかがえるし。
(「個人的には倒したくは無いんだけど、そういう訳にもいかなさそう?」)
何気にちらりとそう過ったりもするけれど……そういうわけには、ちょっといかなそう。
そして藍依も、先程までのおひるねダンジョンのことを振り返りつつも紡ぐ。
「恐ろしいダンジョンでしたよ。私もすっかり皆さんと遊んでおりました。目覚まし時計を掛けていなかったら私もまずかったかもしれません」
何も対策せずに、すやぁと皆で熟睡したままであったら、いまだすややかなおひるねタイムであったかもしれないけれど。
きっちりと新聞社特別製のクロノグラフ懐中時計でアラームをかけていたから、問題なく起きることができたし。
それにやはり、何よりも。
「おかげさまでスッキリ目覚めることが出来ました!」
そんな藍依の言葉に、大誤算であるといったように。
『く、私自身が身をもって改良しつつけた、快適なおひるねダンジョンのはずが……!』
もふもふ『簒奪者もダメにするクッション』を抱っこしながらも、表情を険しくするジュリエットであるが。
ルナは一応急いで、いつもの装備にしゅばっと着替えた後、そんなことを紡ぐボスの部屋の様子を見つつ。
『ああもうっ、早く貴方達もだらだらと堕ちてしまいなさい!』
「……なにやら色々言ってるけど自分がダラダラしたかっただけじゃないのかな?」
そう言わずにはいられなかったのであった。
だが、相手は今までだらだらしていたとはいえ、ダンジョンを守るボス。
ユナはいつも通り前衛で戦うべく、空中ダッシュで空中移動をしつつも。
『……!』
すかさず振り翳すは、巨大な剣型竜漿兵器・ドラゴン⭐︎ブレイド。
握る大剣で連撃を繰り出しながらも、且つ怪力を使った重力攻撃でラッシュを決めるべく攻め込めば。
『寝起きを襲うなんて野蛮ね!』
ジュリエットも処刑鎌型の遺産『ルート・ハーヴェスター』の刃を素早く放ってくる。
だがその攻撃手段と、生じる効果は、既に星詠みから聞いてわかっているから。
向けられる斬撃を躱すのではなく。
(「レガシー・オブ・デスは外したら厄介な能力だから、しっかり受け止めるよー!」)
敵が振りかざすタイミングを見計らい、ドラゴン⭐︎ブレイドで確りとユナが武器受けすれば。
刹那、戦場に生み出されていくのは、ウィザードフレイム。
前衛は仲間達に任せて、後衛で魔法の詠唱を続けるルナが、次々とウィザード・フレイムを生み出しては、仲間を援護するべく放っていく。
だが、移動できないその場所から、ルナは敵の様子を見遣りつつ。
『く、私には、数日前からあらかじめ用意していた作戦があるのよ!』
そう――堕落者が満を持して実行するのは『地域に生息するもふもふな存在を無差別に隷属化する作戦』!
(「ふむ、敵の√能力は周囲の存在もダメになっていそうだけど、注意は必要だね」)
現れたふわもこたちは、クッションにすりすりしたり、気ままに遊んではいるけれど。
油断は禁物だし、行動の邪魔をする存在としてはある意味脅威であるから。
ウィザードフレイムを生み出す行動が一度もふもふ作戦効果で無効にはなるも、それは一回きりだということも把握済だから。
再度ウィザード・フレイムを創造すれば、その反射で撃退するルナ。
そんな仲間達と共に、エアリィも颯爽と地を蹴って。
「せっかくだし、久しぶりに前に出ようかな?」
ユナと同じ空中ダッシュと空中移動も使って、敵を翻弄するかのように。
『もうっ、ちょろちょろと……!』
前後左右上下へと自在に動いては、揺さぶっていって。
そして揺さぶりつつも、左手に携えた精霊銃『エレメンタル・シューター』で敵へと狙い定め、引き金をひきながらも。
敵との距離を詰めつつもエアリィが行使するのは、高速詠唱と多重詠唱を行使。
そう……ちょっとチャージまで時間がかかるのが難点ではあるのだけれど。
でも、皆も一緒に戦っているのだから、仲間が敵の相手をしている間に多重詠唱を駆使して魔力溜めを限界突破まで行うべく、同時に詠唱も行っていくエアリィ。
満を持して、六芒星精霊収束砲・零式を放つために。
だが堕落者とはいえ、ジュリエットは強敵には違いないから。
『禁断の果実ともふもふ作戦に溺れて、堕落すればいいわ!』
√能力者が繰り出す攻撃の合い間を縫って、すかさず投じたり、嗾けたりする。
状態異常を与える魅惑の禁断の果実や、隷属化したもふもふ動物さんたちを。
だがアドリアンは、後衛からNoirgeistによる影を変化させて。
『……!』
攻撃するべく無音で投げつけていくのは、生み出した枕。
いや、まだ羊さんパジャマな彼が枕を投げている姿は一見、まるで楽しい枕投げ大会のような様相で。
真面目に戦ってる傍ら不真面目に見えるかもしれないけれど。
「最後までこのダンジョンの流儀にしたがってあげるのも礼儀ってものだよね!!」
いたってきりりと真面目なアドリアンである。
そして、枕投げのルールを無視して突撃してくるもふもふの群れに気づけば。
「暗黒よ、双嵐の刃を形作れ。その黒き力の前にすべてが沈黙する」
――Zwillingssturm Noir《ツヴィリングストゥルム・ノワール》!
接近して詠唱すれば刹那、連撃かつ広範囲に渡る攻撃を至って真面目にお見舞いする。
そして藍依も、しっかりと携えた得物を駆使して。
――命より大事なカメラを守るためなら……これしきのこと!
『なっ!? くぅっ!』
狙い澄ました徒手空拳、|新聞記者の格闘術!《マーシャルアーツ》 をすかさず展開して。
(「万全の状態で、この√能力の格闘術を使いたかったので準備運動を行っておりました」)
……体の一部位を破壊するくらい今の私にとっては造作もないことです、と。
腹部へと見舞った狙い澄ました衝撃を受け、溜まらず顔を歪める敵へと目掛けて。
準備運動も怠らず軽やかな身のこなしで即座に再行動し、藍依は攻撃の手を緩めることはしない。
それでも、懲りずに状態異常を与えんと、禁断の果実をいくつも具現化させてくるジュリエットだけれど。
仲間達の猛攻で一瞬の隙をみせた敵へと、ユナは繰り出す。
「大人しくしててね〜⭐︎」
すかさず展開したドラゴン⭐︎ボルケーノによる牽制の火砕流を。
さらに、固まる溶岩で捕縛すれば。
――全力ラッシュだー! ガオーッ!
『……ぐっ!!』
溶岩を纏った燃え盛るデカい鉤爪で強撃の連続攻撃を叩き込む。
ちなみに鉤爪は燃え盛っているけれど、ユナの着ているワンちゃんパジャマは燃えない仕様です!
そしてルナも大きく揺らいだ敵へと、ありったけのウィザード・フレイムを叩き込んでやって。
接近して剣で攻撃していたエアリィは瞬間、手にしていた銃と剣を真上に放り投げてから。
敵の腹部分に手を当てれば、60秒経った今こそ、全力でぶっ放す。
「これがあたしの奥の手っ! 六界の使者よ、我が手に集いてすべてを撃ち抜きし力を……!!」
――全力魔法限界突破でいっけーっ!
『!? ……がっ、はぁっ!!』
精霊六属性の魔力砲撃、|六芒星精霊収束砲・零式《ヘキサドライブ・エレメンタル・ブラスト・ゼロ》を。
そして明らかに、自分達の連携攻撃を浴びてダメージを受けている堕落者へと、アドリアンとユナは紡ぐ。
「お姉さん、来世ではダンジョンじゃなくて、外の世界でお昼寝ランドを作って平和にくらしてね」
「えへへ〜またもふもふしようね〜」
ダンジョンはしっかりと攻略するけれど。
着ぐるみパジャマは可愛くて着心地いいから何なら皆でお揃いで着て帰ろうかとも思うし、おひるねダンジョンはもふもふで超快適ではあったから。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【兎児神の杜】で参加
君がここのボス?
楽しい時間を過ごさせてくれてありがとう
じゃあ、倒すね
(引き続きホワイトタイガーのマスコットに背負われ、さらにどこで増えたかその子供まで連れて)
参稀とも無事に合流できたし、皆で最後までがんばろー
なんて覇気のない声を掛けて
今のボクは巫女でありながら欲に負けて動物に堕落してる気がするけど
こんな姿を見るのが楽しいのかな、よく分からないや
手を合わせてスッと気持ちを切り替える
皆とその周囲の仲間の背に心身一如を貼り付けて詠唱
禊祓・陣を発動して、さあ、皆の出番だよ
皆の無事と活躍と幸運を祈りに乗せて
自分はマスコットに運ばれ戦場をとてとて
※アドリブ・連携歓迎

【兎児神の杜】で連携
※アドリブ・改変OK
オレのファーストもふもふ……(ぺそぺそ(まだ引きずってる
お前が、お前がここのボスだな!(ピコン
お前のせいで、オレは、オレは大事に、大事に取っておいたファーストもふもふを奪われたんだぜ!
お前の全身の経絡という経絡を極めて、極めて、極め抜いて、ありえない方向に曲げてやるんだぜ、覚悟しな!
『致命式関節技・崩』!
牽制の小技を織り交ぜつつ、怒涛の連続関節技を仕掛けるんだぜ!
まずはその鎌を持てなくしてやるぜ、逆十字腕ひしぎ固め!
ダメージ発生部位の経絡を折って、被ダメージを減らす戦法で反撃は受けて立つ!!
途中でギブアップなんてさせないからな!

【兎児神の杜】で参加
「あなたすごいわね? 快適すぎてやる気なくなるって、まるで大企業のボンクラ役員会議みたい。次は仮死状態になる薬と恋人即死薬でも販売して、保険金詐欺やったらどう?」
とか言いつつ蝙蝠と黒猫を放って死角と音をフォロー
この中じゃ戦闘には一番私が慣れているし、挑発して的になってあげる
「ていうか快適空間のせいで、逆にあなたの作戦が失敗? あっは、笑える。実は芸人なの? そろそろオチつける時間じゃない?」
影技と影装で牽制攻撃し、相手の√能力は影装で飛び道具を作って遠くで撃墜
爆破地点に自分達が入らない様に
不意打ちで相手の意識外から瞬動術で殴り倒す
「笑い話はね、短い程いいのよ」
※アドリブ歓迎

【兎児神の杜】
アドリブ可
くっ…私としたことが居眠りを…(まだイヌガミ(装備の方)に齧られてる)
こんなダンジョンが√EDENに現れたら生徒達が授業中居眠り放題になってしまう
ここで止めさせてもらうよ
終夜のバフを受けつつ敵と対峙
とりあえずイヌガミ…噛みつくのは|あっち《敵》にしてくれないか
自身も√能力でチョーク(のようなもの)を数本投げる
…が、どちらもフェイント
無効化されたら残りのチョーク(略)を撃ち込みつつ狼牙を構え敵へダッシュ、参稀と共に連携攻撃
カンナ、敵の気を引いてくれるのはありがたいが…そこまでやらなくても大丈夫だぞ…(遠い目
今回の冒険は色々と生徒には見せられないやつだな…と心の底から思った
その姿を見れば、堕落という誘惑に抗う気が、そもそもない気しかしないし。
『なに、その虎さん! 私も乗って移動したい!』
敵をも羨ましがるような、まさにだらだら移動できる優れもの。
引き続き、そんなホワイトタイガーのマスコットに背負われ、さらにはどこで増えたのかその子供までもふもふ連れながらも。
「君がここのボス? 楽しい時間を過ごさせてくれてありがとう」
終夜・夕陽(薄明の巫女・h00508)は尻尾もだらんと、もふもふに身を預けたまま、さくっと言い放つ。
……じゃあ、倒すね、って。
そして、そんな夕陽と共に、ダンジョンの最奥までついにやってきたものの。
「くっ……私としたことが居眠りを……」
「オレのファーストもふもふ……」
浮かぬ顔をしているのは、花園・樹(ペンを剣に持ち変えて・h02439)と飛白・参稀(スターゲイザー・h00084)。
樹先生は、まだ装備の方のイヌガミにガジガジ齧られつつも、教師としての不覚にふるりと首を横に振って。
参稀の方はというば、奪われたファーストもふもふショックを、いまだ引き摺ってはぺそぺそ。
そんな皆に、夕陽は死線を向けて。
「参稀とも無事に合流できたし、皆で最後までがんばろー」
……なんて掛けるのは、覇気のない声。
いや、何気にその参稀のぺそぺその元凶が己であるなんて、彼は思ってもいないのであるが。
『私は清らかなるものが堕ちていく姿を見たいのよ、みんなやる気をなくすくらい堕落しちゃえばいいのよ!』
そんなダンジョンのボス・堕落者『ジュリエット』の声を聞けば、思わずこてりと首を傾ける。
(「今のボクは巫女でありながら欲に負けて動物に堕落してる気がするけど」)
……こんな姿を見るのが楽しいのかな、よく分からないや、と。
そして、お耳をぴこりとさせながらも不思議そうな様子の夕陽の隣で――ピコン!
「お前が、お前がここのボスだな!」
長い兎のお耳を大きく反応させた後、参稀はまだ少しぺそりながらも、わなわなと湧き上がる怒りの言葉を眼前の敵へとぶつける。
「お前のせいで、オレは、オレは大事に、大事に取っておいたファーストもふもふを奪われたんだぜ!」
『……ファーストもふもふ?』
大事なそれを奪ったのは何気に身内だから、敵のジュリエットは当然ながらきょとりとするけれど。
元はといえば、もふもふを奪われるようなダンジョンを作ったボスこそ、事の元凶。
ということで!
「お前の全身の経絡という経絡を極めて、極めて、極め抜いて、ありえない方向に曲げてやるんだぜ、覚悟しな!」
ファーストもふもふを奪われた心の衝撃を、目の前の簒奪者にぶつけるのみです。
そして樹も、その恐ろしさを身をもって体験したから。
「こんなダンジョンが√EDENに現れたら生徒達が授業中居眠り放題になってしまう」
自分もすややかに気持ちよく居眠りしてしまったことを思い返しつつ、堕落者へと告げる……ここで止めさせてもらうよ、と。
そしてさらに颯爽と続くのは、カンナ・ゲルプロート(陽だまりを求めて・h03261)。
『生徒も先生も、全員堕落しちゃえばいいじゃない。やる気がなくなって、おうちに帰ればいいわ』
「あなたすごいわね? 快適すぎてやる気なくなるって、まるで大企業のボンクラ役員会議みたい」
そう口で畳みかけながらも、蝙蝠と黒猫を放って死角と音をさり気なくフォローして。
『は!? ふっ、でもそれもいいじゃない? 大企業のボンクラ役員だなんて、だらけ放題だわ』
「じゃあ、次は仮死状態になる薬と恋人即死薬でも販売して、保険金詐欺やったらどう?」
……この中じゃ戦闘には一番私が慣れているし、挑発して的になってあげる、と。
そういう目論見ではあるし、効果もてきめんのようだけれど。
『そんな面倒なことしないわよ、何もせずだらだら過ごしたいわ。それより、何で貴方達ここまできたの? 堕落したままでいればいいものを』
「ていうか快適空間のせいで、逆にあなたの作戦が失敗? あっは、笑える」
『! な、なんですってっ』
「実は芸人なの? そろそろオチつける時間じゃない?」
影技と影装で牽制攻撃し、爆破地点に自分達が入らない様に立ち回りながらも。
キーッ! とむきになってジュリエットが怒りのまま投げてくる禁断の果実を、遠くから影装で作った飛び道具で撃墜するカンナ。
いや、その様相はある意味戦闘よりも激しいかもしれない、女子同士の喧嘩のようで。
「カンナ、敵の気を引いてくれるのはありがたいが……そこまでやらなくても大丈夫だぞ……」
さり気なく、遠い目をしつつもカンナに声を掛けた樹であるが。
『リングなフィットだって、私の方が上手いわよ!』
「堕落してるのに? あなた矛盾してるしオチとして0点ね、面白くないわよ」
あっさりそのリングのやつでゲームオーバーになった先程の自分を思い出して。
何気にちょっぴり、うっと密かに、女子たちの言い合いに被弾する先生。
けれど十分すぎるくらい、敵の意識を逸らしてくれているから。
夕陽は刹那、手を合わせてスッと気持ちを切り替えて。
皆とその周囲の仲間の背に心身一如を貼り付ければ。
「――汝今已能。破諸魔賊。壊生死軍。諸余怨敵。皆悉摧滅。百千諸仏。以神通力」
詠唱するは、|禊祓・陣《ソギハライ・ジンダテ》を発動するための文言。
そして唱え終われば――さあ、皆の出番だよ、と。
己の霊力を受信する護符を接続完了、切断されるまで命中率と反応速度が強化されて。
皆の無事と活躍と幸運を祈りに乗せながらも、夕陽はとてとて。
自分は、例の簒奪者も羨ましがるもふもふ白虎さんマスコットに運ばれていく。
そしてそんな彼の強化を受けつつ、きりりと樹も敵と対峙して。
「とりあえずイヌガミ……噛みつくのはあっち敵にしてくれないか」
そう申し出てみれば、わふ、とやっとイヌガミのガジガジ対象が堕落者の方へと向いたようだから。
満を持して、樹自身も投擲する。
――そこ、授業に集中するように……!
こんな姿、さすがに生徒には見せられないな……とは毎回ちょっぴり思いつつも。
|脅威苦的指導《キョウイクテキシドウ》も、多分教師としてのつとめ。
数本のチョーク……のようなものを、敵へ。
『先生がチョークを投げるなんていけないわね。謹慎処分になって、いっそだらければいいわ』
だが……そう難無くジュリエットが叩き落し躱したそれらは、実はどちらもフェイント。
敵が数日前から用意していたという『地域に生息するもふもふな存在を無差別に隷属化する作戦』を実行し、もふもふにぽすんと最初に投じたチョークが埋もれて無効化されれば。
『……!!?』
すかさず、残りのチョークのような以下略を堕落者へと撃ち込みつつ。
大口真神の霊気を宿す狼牙を手に、神鈴の音を鳴らしながら樹が地を蹴り、一気に駆け出せば。
――『致命式関節技・崩』!
「まずはその鎌を持てなくしてやるぜ、逆十字腕ひしぎ固め!」
『く、この処刑鎌型の遺産『ルート・ハーヴェスター』で、まとめて強制的に眠らせてあげるわ……、ッ!!』
共に怒涛の連携攻撃を仕掛けるのは参稀。
「一撃確殺の|王者の技《サブミッション》! しかとその身に刻んでやるぜ!」
そして参稀は、持ち前の天運と引き換えに得た『気』を読む|超感覚《シックスセンス》で、繰り出される処刑鎌の攻撃を凌駕する。
ダメージ発生部位の経絡を折って、被ダメージを減らす戦法で……反撃は受けて立つ!! と。
『なっ、うぐっ!?』
「途中でギブアップなんてさせないからな!」
あれこれショックを受けた色々な鬱憤を、今こそちょっとでも晴らすかのように。
そんな樹と参稀の猛攻に、思わず揺らぐジュリエッタ。
何とか崩れた体勢を立て直さんとするも……勿論、そうはさせない。
夕陽にかけてもらっているバフの効果はまだ繋がっていて、命中率と反応速度も上がっているから。
「笑い話はね、短い程いいのよ」
カンナは仲間達に気を取られている堕落者の意識外から、不意打ちで殴り倒すべくぶち込む。
「笑い話はね、短い程いいのよ」
――ぶっ飛ばしてあげる。
『!! ぐぅっ!』
そう瞬間移動じみた速さの踏込みで生じた瞬発力に乗せた、瞬動術の衝撃を。
そしてさらに大きく揺らいだ簒奪者から目は離さないまま、樹は思うのだった。
今回の冒険は色々と生徒には見せられないやつだな……なんて、そう心の底から。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【廻下上結社】
連携重視、アドリブ歓迎。
遅れて登場、剣を銃へと形態変化させて撃ち込みながら現れます。
「途中ではぐれて心細かったんですよお二人とも!」
堕落の姫に対峙するは忙しなさの化身のようなこの私!
SPD:ゆえにお疲れ様なんて言われて渡されたら食べてしまうかもしれない……なんてね?
敵から与えられるものは口にするべからず、御伽噺にもありますし。
実がなったそばから撃ち落としてしまいましょう!
せめて貴方がその力と理念で人のために使えたのであれば……そうでないのなら仕方ありません。
廻下上結社があなたの眠りに朝をもたらしましょう!

【廻下上結社】
連携重視、アドリブ歓迎。
広いからしゃーねぇさ、渼熊!
聞いたか、ジュリエット?心細さは堕落じゃ埋め切れなかったようだぞッ!
さァて、開廷にして即判決を言い渡すぜ!
堕落幇助罪により、「地獄裁判所の法廷・強制招待」の刑に処す!
人をダメな方向に導いたその罪は重いぜぇ?
周囲を堕落幇助罪をイメージした堕落風法廷に変えつつ三叉卒塔婆鎌で千晴や渼熊とは別方向から攻める!
ハッ!何か用意してたみてぇだが俺様の地獄裁判所はお前の地域に生息する存在は居ねぇんだよ。たった今俺様の手で生まれた法廷な以上、準備する事も出来ねぇ!
敗訴を受け入れなァッ!
渼熊の射撃に千晴の剣も良い腕してんじゃねぇか!
ハハハハッ!

【廻下上結社】
連携重視、アドリブ歓迎。
渼熊さんって案外寂しがり屋?
それともダンジョンの|堕落力《だらくちから》が足りなかったか。もしかして一番堕落していたのはジュリエットさん自身だったのかも。
いずれにせよ、
「君の堕落に幕を引くのは私達『廻下上結社』だ」
僭越ながら廻下上結社の先駆けを務めるよ。
初太刀は早業の居合だ。仕込み杖を抜き放つと共に、《解き放つは我が業牙》で蛇腹剣に変形させて不意打ち。鋭い太刀筋で状態異常【崩壊】でジュリエットさんの態勢を崩した後、本命の二の太刀、霊力攻撃で切り込む。
ジュリエットさんの√能力は根性と狂気耐性で耐えるつもりだけど、仲間の援護があれば心強いな。
真打は遅れてやってくる、とはいうものの。
ようやく辿り着いたダンジョンの最奥で早速、|女獅子の忘れ形見《ディア・マム》を発動させて。
|獅鷹狩りの刃《グリフォンブレイド》を|雷哮砲態《レオンハウルロングバレル》へと形態変化させて撃ち込みながら現れたのは、月之輪・渼熊(熊の女・h01708)。
そして、やっと合流できた相場・千晴(努力99%・h00379)と無法・執行(俺様も法律・h01820)を交互に見つつ、渼熊は必死に訴える。
「途中ではぐれて心細かったんですよお二人とも!」
そんな彼女の言葉に、千晴はこてりと首を傾けて。
「渼熊さんって案外寂しがり屋?」
「広いからしゃーねぇさ、渼熊!」
執行もそう聞けば、渼熊へと声を掛けるも。
「それともダンジョンの|堕落力《だらくちから》が足りなかったか」
『そんなわけないわ、私のダンジョンは最高の|堕落力《だらくちから》を誇る、おひるね空間なんだから!』
千晴の推理を否定するように大きく首を横に振るのは、ダンジョンのボスの堕落者。
けれど執行はそんな彼女に、千晴の推理をさらに裏付ける言葉を投げる。
「聞いたか、ジュリエット? 心細さは堕落じゃ埋め切れなかったようだぞッ!」
『そんなことないわ、私はひとりでも心細くなく快適だもの』
そして千晴は、眼前の堕落者が発したその言葉から再び推理する。
……もしかして一番堕落していたのはジュリエットさん自身だったのかも、と。
けれど、真実が何であれ――いずれにせよ。
「君の堕落に幕を引くのは私達『廻下上結社』だ」
そう言い切れば、僭越ながらと、廻下上結社の先駆けを務めるべく大きく地を蹴って。
簒奪者へと見舞う初撃の太刀は、早業の居合。
敵の肉を喰らうが如き銘が付いた仕込み杖を抜き放つと同時に、崩壊を与える蛇腹剣へとその刃を変じさせれば。
『! なっ!?』
――食らいつけ!
展開した『解き放つは我が業牙』によって変形した刃に一瞬動きを止めた敵へと、不意打ちの一閃。
鋭い太刀筋でまさにジュリエットの態勢を崩壊させた上に、閃きを重ねて。
霊力を宿し斬り込むは、本命の二の太刀。
そんなたたみこむように放たれる鋭き斬撃に、ジュリエットは思わず顔を顰めるも。
『ぐっ、禁断の果実で堕落しなさい!』
爆破と共に戦場に具現化させるは、状態異常をひきおこす魅惑の実。
けれどもう、ひとりではないから。
――堕落の姫に対峙するは忙しなさの化身のようなこの私! と。
千晴に続き攻めるは、|雷哮砲態《レオンハウルロングバレル》の引き金をひく渼熊。
「ゆえにお疲れ様なんて言われて渡されたら食べてしまうかもしれない……なんてね?」
そう瞳を細めてみせつつも、禁断の果実を銃弾でぶち抜いて。
「敵から与えられるものは口にするべからず、御伽噺にもありますし」
『! くっ』
実がなったそばから、次々と撃ち落としていく。
そして執行は、眼前の罪深き堕落者へと下す。
「さァて、開廷にして即判決を言い渡すぜ!」
――堕落幇助罪により、「地獄裁判所の法廷・強制招待」の刑に処す! と。
『はぁ!? 冒険者達だってみんな、堕落して幸せそうだったじゃない!』
「人をダメな方向に導いたその罪は重いぜぇ?」
いくら喚こうとも、一度下された判決は簡単には覆らない。
刹那、周囲が堕落幇助罪をイメージした堕落風法廷へと変化したかと思えば。
罪人に対し必中となった三叉卒塔婆鎌の刃で、千晴や渼熊とは別方向から攻めこむ執行。
それでもまだ足掻くように、ジュリエットは抵抗をはかるも。
『こうなったら、「地域に生息するもふもふな存在を無差別に隷属化する作戦」を実行するわ!』
だが――この地獄裁判所の法廷内では、執行自身が法律。
「ハッ! 何か用意してたみてぇだが俺様の地獄裁判所はお前の地域に生息する存在は居ねぇんだよ」
『何それ、そんなの異議ありだわ! 数日前から準備してたはずが!?』
「たった今俺様の手で生まれた法廷な以上、準備する事も出来ねぇ!」
だから改めて、執行は罪深き堕落者へと言い渡す。
――敗訴を受け入れなァッ! と。
それでもまだ懲りずにジュリエットが生み出す禁断の果実の誘惑を、千晴は根性と狂気耐性で耐えつつも。
「せめて貴方がその力と理念で人のために使えたのであれば……そうでないのなら仕方ありません」
「渼熊の射撃に千晴の剣も良い腕してんじゃねぇか! ハハハハッ!」
「廻下上結社があなたの眠りに朝をもたらしましょう!」
ぐっと踏み込んで刃を閃かせながらも、千晴は感じるのだった。
「もう一度言うよ。君の堕落に幕を引くのは私達『廻下上結社』だ」
ふたりと共に再び攻勢に転じつつ、その心強さを。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【暁唄】
幼馴染の軽口に
「堕落するならさっきのフロアで堕落してきなさい」
と頬を膨らませつつ軽く脳天チョップ!
私思うのだけど
お姉さんは癒しカフェでも開いたら
美人が経営する店として大繁盛すると思うの
今回も癒しを求めてこんなに大勢の冒険者が集まったんだもの
堕落させるとか止めて一考して貰え…ない?無理?無理かぁ…
相容れないなら仕方がないと腹を括って
距離を取りつつ鋼鉄の花弁舞う【花吹雪の宴】を唄い出す
下手に動くと花弁が貴女を傷つけるからどうぞその場に留まって
彼が今から逢いに行くわ
歌とは別にディヴァインブレイドに祈りを込めて周囲を飛翔させ
相手からの攻撃はそれで受け流し
自分が狙われていない時は援護射撃を行うわ

【暁唄】
お、綺麗なお姉さんじゃん!
どうせ堕落するなら
あんたに相手して欲し……痛ってぇな!
おいリア、頭叩くんじゃねぇよ
背が縮んだらどーすんだ…
密かにぼやきながら
改めて簒奪者を見遣る
堕落というか…寛がせて貰ったから
戦うのは忍びないけど
これ以上お姉さんに見蕩れてると
俺の幼馴染が拗ねるからな
悪ぃけど斃させてもらうぜ
リアの唄紡ぐ聲に添うように
鯉口を切ると同時
距離を殺し間合いへと踏み込み
皎刃を横一閃に薙ぐ
其の軌跡より生じるは霆く雷刃
鋭き花片の刃と共に連ねて
簒奪者の命を穿ち貫く
疾雷を数多奔らせる
相手の攻撃は極力避け
難しい場合は刀で受け流し
返す刃で苛烈な一閃を
リアが狙われたら
多少の怪我は気にせず身を挺して庇う
やって来たダンジョンの最奥、菫の眸にその姿を捉えれば。
「お、綺麗なお姉さんじゃん!」
クレス・ギルバート(晧霄・h01091)の嬉々としたそんな第一声。
『あらそう? 冒険者でも、見る目があるわね』
そして満更でもなさそうなダンジョンのボス・堕落者『ジュリエット』へと続けるクレスだけれど。
「どうせ堕落するなら、あんたに相手して欲し……痛ってぇな!」
「堕落するならさっきのフロアで堕落してきなさい」
そんな幼馴染の軽口に、むぅと。
頬をぷくり膨らませつつもオフィーリア・ヴェルデ(新緑の歌姫・h01098)が軽くお見舞いするのは、脳天チョップ!
それから、びしっとチョップされたクレスは。
「おいリア、頭叩くんじゃねぇよ」
背が縮んだらどーすんだ……なんて。
密かに、でも切実にぼやきながらも、改めて簒奪者を見遣る。
軽口を叩いていた先程までとは違う印象を纏う視線で。
そしてオフィーリアも、同じように眼前のジュリエットへと目を向けてから。
楽しくてリラックスできた先程の空間を思い返しつつ、割と本気で持ち掛けてみるのはこんな提案。
「私思うのだけど。お姉さんは癒しカフェでも開いたら、美人が経営する店として大繁盛すると思うの」
……今回も癒しを求めてこんなに大勢の冒険者が集まったんだもの、って。
だから、さらにこう続けてみるも。
「堕落させるとか止めて一考して貰え……」
『癒しカフェ? 私はね、清らかなるものが堕ちていく姿が見たいのよ』
「……ない? 無理? 無理かぁ……」
癒しカフェの夢叶わず、ちょっぴり残念で、しゅん。
そしてクレスもおひるねダンジョンで過ごしたひとときを思い出しつつ、こう思うのだけれど。
「堕落というか……寛がせて貰ったから、戦うのは忍びないけど」
でも、菫の眸をどこか楽し気に細めて続ける。
「これ以上お姉さんに見蕩れてると、俺の幼馴染が拗ねるからな」
……悪ぃけど斃させてもらうぜ、と。
『いくらでも見蕩れて堕落していいのよ?』
オフィーリアもジュリエットのそんな言動に腹を括る。
……相容れないなら仕方がない、と。
けれど相手は、堕落しているとはいえ、ダンジョンのボスをつとめるほどの簒奪者。
『じゃあ、私の作戦で堕落させちゃうわ』
刹那、ジュリエットが展開するのは――「地域に生息するもふもふな存在を無差別に隷属化する作戦」!
そしてもふんっと、オフィーリアへと勢いよく駆けてきたもこもこ羊さんの突撃を見れば、身を挺して彼女を庇いつつも。
このもふもふに埋もれたら堕落してしまいそうだから、極力もふもふを避けたり、刀で受け流したりと凌ぐクレス。
それから戦場に刹那響き渡るは、オフィーリアが口遊む魔力の歌。
――鋼鉄の花の一片よ、刃となり全てを切り裂け。
そう『花吹雪の宴』を唄い出し、鋼鉄の花弁を舞わせれば。
『……!』
「下手に動くと花弁が貴女を傷つけるからどうぞその場に留まって」
オフィーリアは微笑み咲かせ、そう花中に在るジュリエットに教えてあげる。
――彼が今から逢いに行くわ、って。
だがそう告げられる前、リアの唄紡ぐ聲に添うように鯉口を切ると同時――距離を殺し、クレスは間合いへと踏み込んで。
すかさず横に薙ぐは、無垢なる皎刃の閃。
『! ぐ……!』
刹那、葩が戦場に散ずれば瞬く合い間、朱き晨光を彩って。
――悉く、穿て。
鋼鉄の刃のひとひらたちと戯れ連なり霆くは、|霆哭《カミトキ》。其の軌跡より生じる雷刃。
そして、紫電纏う一太刀より生まれた数多の閃耀は穿ち貫く。
『なっ、ぐぅっ!!』
奔らせた疾雷を以て、眼前の簒奪者の命を。
さらに、それに寄り添うように周囲を飛翔するのは、歌とは別にオフィーリアが躍らせる刃。
敵の攻撃をはらりひらりと受け流し、時に援護射撃を行なうそれは、祈りを込めた竜漿の剣。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

●白と黒
屋台もおひるねも楽しかったですね
確かに、いつもより元気な気がします
強ボス前にセーブポイント…
なるほど、親切設計
ゲームは一応、スマホでパズルをやってますが
皆さんと一緒に、パーティゲームも楽しそうです!
RPGはやったことがないのですが、色々名作は多いそうですね
わっ、七蜜馨の良い香り
外れて欲しいような、そうでないような
…えっ、敵も同じ√能力なんですね
なら僕は、効果範囲外に移動しましょう
いい感じに、能力者もダメにするクッションもありますし
違います、サボってないです、ホントです
玉手による攻撃と、技能攻撃を相互にお披露目
カナトさん、最後の締めはお任せ…えっ、チームプレイですか?
やります、行きます!

●白と黒
最奥にいるのが堕落者って話だっけ
思うんだけどさァ
あんな快適で英気養いまくりポイントあるなんて
強ボス戦前にセーブポイント置かれて
幾らでも準備万端にして下さいって
言ってるようなモンだよねぇ
…レモン君はゲーム経験は少ない感じ?
皆んなで集まってやるのも楽しいよー
オレのお勧めはRPG〜っと其れでは
仕事にも取り掛かろうかぁ
魔香を纏った斧を片手に
存分に毒花の薫りを味わってねェと
多少ハズレてしまってもオレは無問題だけれど
敵側も無効化空間を齎すなら
書き換え合戦にもなるかなァ此れは愉しい
レモン君の大立ち回りにも期待して……
とてもダンジョン満喫してる!
最後の締めの返礼には
パーティゲームでチームになろうねぇ
目いっぱい一緒にもふもふ、すややかに過ごせば。
「屋台もおひるねも楽しかったですね」
表情筋こそかたいものの、茶治・レモン(魔女代行・h00071)の檸檬色の瞳はキラキラ。
ゆっくり休んで、足取りもどことなく軽やかで。
緇・カナト(hellhound・h02325)と共にいざ向かうは、ダンジョンの最奥。
とはいえ、この先にいるのは。
「最奥にいるのが堕落者って話だっけ」
カナトの言うように、簒奪者であり堕落者である、このダンジョンの主。
だが、ダンジョンのボス・堕落者『ジュリエット』を倒せば、この冒険も攻略完了となるし。
それに、カナトはふとこう続ける。
「思うんだけどさァ。あんな快適で英気養いまくりポイントあるなんて、強ボス戦前にセーブポイント置かれて、幾らでも準備万端にして下さいって言ってるようなモンだよねぇ」
これから強い敵がいますから、体力も魔力も諸々全快にしてね! と。
堕落どころか、英気を養う効力がむしろあるのではと。
そんなカナトの声に、レモンは今の自分のコンディションを意識してみれば。
「確かに、いつもより元気な気がします」
それから、聞いた言葉をそっと反復してみて。
「強ボス前にセーブポイント……」
こくりとひとつ、納得したように頷いては紡ぐ――なるほど、親切設計、と。
そして彼の様子を見れば、カナトは首を傾けながらも訊いてみる。
「……レモン君はゲーム経験は少ない感じ?」
「ゲームは一応、スマホでパズルをやってますが。皆さんと一緒に、パーティゲームも楽しそうです!」
「皆んなで集まってやるのも楽しいよー。オレのお勧めはRPG〜」
「RPGはやったことがないのですが、色々名作は多いそうですね」
それからふたりでわいわい、ゲーム談義に花を楽しく咲かせていれば。
『でも盛り上がるものよりもやっぱり、でもだらだらしながらできるものがいいわ』
謎に会話に入って来たダンジョンのボスこと堕落者『ジュリエット』を見遣ったカナトが片手に握るは、魔香を纏った斧。
「っと其れでは、仕事にも取り掛かろうかぁ」
刹那――存分に毒花の薫りを味わってねェ、と。
『え、だらだらお喋り終わり? ……ッ!』
振り下ろされた魔の鉄槌からふわり広がるは、七蜜馨の香り。
そんな香りが鼻を擽れば、レモンは思わず紡いで零す。
「わっ、七蜜馨の良い香り」
……外れて欲しいような、そうでないような、なんて。
もしも攻撃が外れた場合に見られる、ベラドンナの魔香漂う幻影の花畑は、ちょっぴりだけ気になるから。
けれど相対する堕落者も、すかさず処刑鎌型の遺産『ルート・ハーヴェスター』を揮ってくれば。
「多少ハズレてしまってもオレは無問題だけれど」
星詠みの予知で聞いている敵の攻撃手段を思い返しつつ、続けるカナト。
「敵側も無効化空間を齎すなら、書き換え合戦にもなるかなァ此れは愉しい」
「……えっ、敵も同じ√能力なんですね」
そんな聞こえた声に、やはり表情は一見変化ないけれど、円らな瞳をぱちり。
レモンはちょっとだけ一瞬驚いたように瞬かせつつも……なら僕は、と。
戦況を確りと把握し考慮して、移動するはふたつの√能力同士が齎す効果の範囲外。
「レモン君の大立ち回りにも期待して……」
「いい感じに、能力者もダメにするクッションもありますし」
『あ! それは私のダメになるクッションよ!』
「とてもダンジョン満喫してる!」
そしてそう紡ぐカナトに、レモンはふるふると首を横に振りつつも。
「違います、サボってないです、ホントです」
クッションを取られまいと喚く敵へと向けるは、真白き刃が煌めく無骨なアーミーナイフ。
命中する限り、何度でも無限ループで繰り返せるという|魔導式短剣技巧《アマテル・ダガーアーツ》を以て。
レモンはサボっていないことを証明するべく、真白き玉手による攻撃と技能攻撃を相互にお披露目!
『なっ、クッションは渡せないけど、堕落しちゃえばいいのに……っ、!?』
そしてジュリエットが堪らず揺らぐ中。
「カナトさん、最後の締めはお任せ……」
そう退こうとしたレモンだけれど。
さっき丁度、彼も楽しそうだと言っていて、自分も勧めたから。
カナトが持ち掛けるのは、こんなわくわくな提案。
「最後の締めの返礼には、パーティゲームでチームになろうねぇ」
「……えっ、チームプレイですか?」
その声に、向ける檸檬色を瞬かせたレモンだけれど。
「やります、行きます!」
『! ……ぐ、うっ!』
このダンジョンをクリアするべく――ふたりでチームを組んで、ボスを倒して攻略します!
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

リーガル(h00539)と
メモとしての役目は終えましたし、もう外しても良いでしょうか
ところで私の眼鏡はどちらに?
流石はリーガル、優秀なバディですね
眼鏡を拭いて満足気に掛け直し
これで首魁を倒すのに不備はありません
いざ攻略と参りましょう
これはこれは、麗しき方
その上趣味も合いそうです
つれないことを仰らず、お話致しませんか―そちらのクッション様
クッションの所持者の記憶に対話を試みる
彼女との因縁があれば、極小の牢紙が彼女に襲いかかる
なければ…
すみません、リーガル。後は宜しく
おや、美味しそうな果物が
…仕方ありませんね
牢紙を指に挟み、【闇に紛れ】て【暗殺】を仕掛けます
ええ、班室に置いて昼寝に使いたいものです

潤(h01309)と
眼鏡?
額――その紙のもっと上に自分でずらしてただろう
いや褒められることでもないが!?
この男を脅す時は眼鏡にべったり指紋をつけよう、そう思いつつ頷いて
…………
……クッションて
無意識に煽る潤の姿に深い溜息
まあ敵の感情を乱し隙を生む意味では有効だな
言われなくともそのつもりだ!
アヴィスを手に敵へ躊躇なく切り込もう
攻撃が敵に届こうが届くまいが続けて√能力を発動
昼寝のおかげで頭も冴えた
敵の鎌はアヴィスで武器受けを試みる
グレンデルとラエナムにもサポートしてもらおう
凍てつき動きの鈍る相手なら勝機はある。そこを潤に……
潤! 果物食ってる場合か! 働け!!
ここのクッションは土産に欲しくなるな
ぴらぴらと視界を遮っては揺れるそれは、やはり気になるから。
「メモとしての役目は終えましたし、もう外しても良いでしょうか」
一応断ってから『敵を倒す』と書かれた額の霊紙をぺりっと剥がして、ようやく僵尸状態を解除する古出水・潤(夜辺・h01309)。
それから、きょろりと視線を巡らせて。
「ところで私の眼鏡はどちらに?」
「眼鏡?」
リーガル・ハワード(イヴリスの炁物・h00539)にそう訊ねれば、またその眉間に皺が寄って。
じいと 紫の瞳で見つめる先は、上。
「額――その紙のもっと上に自分でずらしてただろう」
それはまさに、完全なる眼鏡の様式美である。
というわけで、すちゃりと。
「流石はリーガル、優秀なバディですね」
「いや褒められることでもないが!?」
眼鏡を隅々まで拭いて、満足気に掛け直すその姿を見れば。
リーガルは心に決めるのだった。
(「この男を脅す時は眼鏡にべったり指紋をつけよう」)
そしてそう思いつつも頷いていれば。
「これで首魁を倒すのに不備はありません」
……いざ攻略と参りましょう、と。
眼鏡を再び得た潤は、きりりと途端にやる気に。
そしてダンジョンの最奥へとやって来れば、磨きたてぴかぴかな眼鏡の奥に湛える青い瞳を細めて。
「これはこれは、麗しき方。その上趣味も合いそうです」
『えっ、私? うふふ、よくわかってる冒険者じゃない』
そこにいた堕落者『ジュリエット』は、潤の突然の声かけに驚きつつも、満更ではない様子。
……であったのだけれど。
潤はふと手を差し伸べ、麗しきその方を、もふりと抱える。
「つれないことを仰らず、お話致しませんか――そちらのクッション様」
「…………」
『……え?』
「……クッションて」
『……クッションて』
思わず敵と同じことを口にしてしまうリーガル。
そして、それはもう深い溜息をつく。
『ちょっ、ちょっと!! こっち! 麗しい方はここよ!』
無意識に簒奪者を煽る潤の姿に。
そして、クッションに負けてキーキー言っている敵を見遣れば、こう思うことにする。
(「まあ敵の感情を乱し隙を生む意味では有効だな」)
いや、煽る気は多分なくて、単に素なのだろうけれど。
「麗しきこちらのクッション様の所持者様、お話してくださいませんでしょうか」
今度は、クッションに話しかけ始める潤。
いや、これはれっきとした戦闘行為、所持者の記憶に対話を試みれば。
「ふむ、水洗い禁止のマークがあるのに洗濯しようとした……なるほど、そのような彼女との因縁が」
『だ、だって綺麗にしたかったから……、っ!?』
刹那クッションとの交渉に成功すれば、ジュリエットに襲いかかる極小の牢紙。
さらに、因縁があるか聞いてみれば。
「ありませんか……すみません、リーガル。後は宜しく」
優秀なバディにあとは丸投げします!
というわけで。
「言われなくともそのつもりだ!」
アヴィスを手に敵へと躊躇なく切り込むリーガル。これ、ボス戦ですから。
そして――昼寝のおかげで頭も冴えた、と。
「凍らせてしまえば解決だ」
攻撃が敵に届こうが届くまいが続けて発動させるは、|アルブダの微睡《アヴァランチ》。
『ぐっ!! く、そう簡単にはさせないわ』
そして振るわれる処刑鎌型の遺産『ルート・ハーヴェスター』をアヴィスによる武器受けで凌ぐよう試みつつ。
己の背後から現れた害意満載のグレンデルと、敵の影から現れたラエナムにも、サポートしてもらいながら。
「凍てつき動きの鈍る相手なら勝機はある。そこを潤に……」
「おや、美味しそうな果物が。しかも凍っていてアイス的な実のようです」
「潤! 果物食ってる場合か! 働け!!」
そう声を上げるリーガル。
そんな向けられた声に、しぶしぶと。
「……仕方ありませんね」
『アイス的な実、美味しそう! ……って、眼鏡のほうがいない!? ……きゃっ!』
眼鏡のほう、で認識されている潤は牢紙を指に挟めば、闇に紛れて暗殺を仕掛けて。
ふと翼をぱたりと揺らしながら、リーガルはちらり。
「ここのクッションは土産に欲しくなるな」
水洗いはしないから、クッションさんを持って帰りたいと。
何だかちょっと色々疲れたのもあってか、そんな気持ちに駆られて呟きを落とせば。
眼鏡をくいっとしつつも麗しき方を見つめ、頷きつつ潤も紡ぐ。
手にした時の手触りを思い返しながら……ええ、班室に置いて昼寝に使いたいものです、と。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

ほわほわすややかだったー…(うっとり余韻
堕落はとても危険な作戦だったけど
食べて寝たら動かないと危機感を覚えるのが乙女というもの
√能力に覚醒して日が浅く、未だ戦闘は得手とは言えず
接近戦は怖い!と花の糸で結界を張り、距離を保って
失敗し(結界を破られ)ても焦らず
戯花の扇を揮って敵の攻撃を払うと同時に
実はこの扇には予め睡眠効果のある花の霊を降ろしているから
霊力を籠めて睡眠効果を強化した香を送って、眠りのお返し
これで少しでも勢いを鈍らせることができれば
距離を保ったまま破魔弓を引き絞り、敵に狙いを付けた!と見せかけ
√能力で位置を変え、至近距離で射る
近付けないと思わせての奇襲。まだ近付かないと威力出ないんだ
憧れのベッドにぽふんと飛び込んで、羊さん枕にぽふんと埋もれて。
「ほわほわすややかだったー……」
もこもこめえめえ、思わずうっとりと余韻に浸っちゃう、花片・朱娜(もう一度咲って・h03900)だけれど。
でも、きりりと改めて気を引き締めて、ダンジョンの最奥へと向かう。
だって、敵が仕掛けた堕落の誘惑の数々はとても危険な作戦だったけれど。
(「食べて寝たら動かないと危機感を覚えるのが乙女というもの」)
というわけで、気になるカロリーを頑張って消費するべく、ダンジョンを進む朱娜だけれど。
でも――接近戦は怖い! なんて、ちょっぴりふるり。
何せ√能力に覚醒して日が浅く、未だ戦闘は得手とは言えなくて。
『また新手なの!? く、私は清らかなるものが堕ちていく姿を見たいのよ!』
ダンジョンのボス・堕落者『ジュリエット』を見れば、花の糸で結界を張って距離を保つことを心掛ける。
やっぱりちょっぴりどきどきしちゃうけれど……結界を破られて失敗しても焦らず、と自分に言い聞かせながら。
それから、敵が仕掛けてくる攻撃に刹那、思わず目をみはってしまう。
『あらかじめ、数日前から「地域に生息するもふもふな存在を無差別に隷属化する作戦」を実行しているのよ!』
敵が嗾けてくる、もふもふな存在たちに。
でも、ふわりと咲かせるのは、一見すると真白の扇。
それをふるりと綻ばせるように揮えば、心を鬼にして、もふもふさんたちを遠くに追いやって。
敵の攻撃を払うと同時に、眠りのお返しを。
そう――実は戯花の扇に予め降ろし纏わせているのは、睡眠効果のある花の霊。
さらにえいっと霊力を籠めて、睡眠効果を強化した香を送れば。
『なんだか眠く……簒奪者もダメにするクッションに横になりたいわ……』
これまで、かなり多くの√能力者を相手取ってきたこともあってか、おねむになっている様子のジュリエット。
そして少しでも勢いを鈍らせることができればと、実行した此方の作戦が嵌れば。
距離を保ったまま引き絞るは、御雪の力を宿す雪椿の破魔弓。
だがそんな、敵に狙いを付けた! と言わんばかりの朱娜の様子に気づいて。
『はっ、そうはさせないわ!』
そう破魔弓からの攻撃をジュリエットは警戒するも。
でもそれは、実は見せかけ。
『えっ、何で……くっ!!』
薔薇の花棘が齎す、近付けないと思わせての奇襲。
そして位置を変えて今度こそ、ぐっと番えた破魔弓を引き絞って。
「まだ近付かないと威力出ないんだ」
『……っ!』
雪椿を開き咲かせるように、また一歩、勇気を乗せて。
射とめた敵を凍らせる一矢を、至近距離から堕落者へとお見舞いするのだった。
🔵🔵🔵 大成功

【Ǝ】
そこの堕落者さん!
ゆっくりおやすみして元気いっぱいのあたしたちは
無敵よ!
ずびしっと指差して決めポーズ
一通り挨拶が終わったら
√ミンナオイデ!発動
ア・バオア・クー、一ツ目の蝙蝠、ちっちゃいドラゴン、あたしが描いたみんな!ここに集いてあたしを手伝って!
ぞろぞろと召喚
おやすみしていた分数が多い!
そして
敵の攻撃の果実を
全部食べちゃいなさい!
あたしは手をつけないけど!
狐々音!ララ!デンちゃん!ヘリヤ!
さあ今よ!攻め込んで!
まあざっとこんなものね!頼りになる仲間がいっぱいいて助かるわ!

【Ǝ】
ふぁあ……よく寝たわ
むに…堕落者?なぁに、お前がララ達を堕落させたというの?
慾望にのまれるだなんて
まぁ…美味しそうではあるけれど
ふふ、リュド
ララも元気いっぱいよ
頼もしいのもたくさん呼んでくれたのね
さぁ……かごめかごめ、しましょうか
外れてしまったとしても平気よ
死ぬまで殺せば問題ないわ
もう一度、遊びましょ
何度でもお前が尽きてしまうまで
生命を喰らってあげる
幾度でも切断して、串刺しにして
お前の慾望ごと焼却してあげるわ
花一華のオーラで身を守り攻撃を見切って即座に反撃
カデの爪も鋭いし
狐々音の斬撃の見事なこと
ララも負けていられない
ありがとう、ヘリヤ
繋がれた攻撃の手を絶やさずに穿つ
もっと
愉しみましょう?

【Ǝ】
うむ、おかげで私も休息はとれた。
一度も戦闘を行っておらんゆえ、体内の竜漿も十分だ。
……少々名残惜しい気はするが、仕方あるまい。
「黒竜覚醒」を使用し、ブラックダイヤのような輝きを放つ鱗を持つドラゴンへと姿を変える。リュドの召喚した西洋の怪物たちに混じり攻撃を仕掛けよう。必要なら禁断の果実とやらも食そう。
敵の振るう鎌を尾で受け、√能力無効化空間を作らせないようにする。
言ったはずだ。私の体内の竜漿は万全だと。精神に揺らぎの一つ、傷一つも付けられると思うな!
敵を黒い結晶と化す黒色のブレスを吐き、敵の手や足から結晶化させ動きを封じることで狐々音とララ、カデンツァの攻撃へと繋げる。

【Ǝ】
ふむ、こちらは休息十分であったが…
これで良かったのかのぅ?
まあ何であれ、全力で対処させてもらうがの
まぁ小細工は無用、【四神の王】で真っ向から切り伏せようぞ
「せっかくのもてなしじゃ、全力で返させてもらうとしよう!」
リュド殿とヘリヤ殿の援護、ありがたく活用させていただこう
「お二人の援護、感謝しよう。さて、ではこちらも行くぞ!」
余も切り込み役として仕事をさせてもらおう
「ララ、カデンツァ殿、余が埒を明けようぞ!」
黄龍のオーラを纏い叩き切る
「天狐冥響流・神王龍!余の太刀に、断てぬもの無し…じゃ」
怠惰に染まったのなら此処まで来ぬじゃろうに
万全な状態で来ると思い至らなんだか…
まぁ、同情はせぬがな?

【Ǝ】
ふわーあ、気持ち良かったぜ
猫は寝るのが仕事ってフシもあるからな、おもてなしとしては合格点だ
こいつぁきちんとツラを拝んでお礼しなきゃ筋が立たねえってもんよ
堕落者ねえ、いい趣味してんじゃねえか
はなから煤けてる俺はともかく、うちの面子を舐めんなよ
どいつもこいつも強者揃いだからな
禁断の果実が厄介だなと思ったら
リュドの援護がありがてえ
代わりに食ってくれたお前らの犠牲、無駄にはしねえ!
狐々音やララ、ヘリヤの攻撃がヒットするのを確認するため
俺は敢えて行動順を遅らせる、いいとこ取りをする訳じゃねえが
【死に至る猫の爪】で傷口をえぐる一撃をぶち込むぜ
攻略されねえダンジョンなんてのはねえんだよ
残念だったなあ!
冒険者をダメにするおひるねダンジョン、それを身を持って存分に堪能すれば。
「ふぁあ……よく寝たわ」
「ふわーあ、気持ち良かったぜ。猫は寝るのが仕事ってフシもあるからな、おもてなしとしては合格点だ」
ララ・キルシュネーテ(白虹・h00189)とカデンツァ・ペルッツィ(星を見る猫・h01812)も至れり尽くせりなおひるね環境に、大満足な様子。
いや、それは何もふたりだけではない。
「うむ、おかげで私も休息はとれた」
「ふむ、こちらは休息十分であったが……これで良かったのかのぅ?」
ヘリヤ・ブラックダイヤ(元・壊滅の黒竜・h02493)もゆっくりできたし、天照院・狐々音(万里一空の剣狐・h04963)も戸惑いつつも十分に皆と共に楽しく休めた。
そして確かに、このままだらだら過ごすのも良いかもしれないけれど。
冒険者を怠惰させ、もうダンジョン攻略とか面倒だと、やる気を削ぐことが敵の狙いなのはわかっているし。
「一度も戦闘を行っておらんゆえ、体内の竜漿も十分だ。……少々名残惜しい気はするが、仕方あるまい」
「こいつぁきちんとツラを拝んでお礼しなきゃ筋が立たねえってもんよ」
「まあ何であれ、全力で対処させてもらうがの」
むしろ、英気も養われたのだから。
当初の目的を見失うことなく、いざ皆で進むは、ボスの待つダンジョンの最奥。
そして、すっかり油断してだらだら過ごしていた堕落者『ジュリエット』を見つければ。
先行して攻め込んでいる仲間達に続いて、リュドミーラ・ドラグノフ(Людмила Драгунова.・h02800)も、ずびしっ。
「そこの堕落者さん! ゆっくりおやすみして元気いっぱいのあたしたちは無敵よ!」
指差して、決めポーズ!
そんなリュドミーラや続く皆の姿をみれば、ジュリエットはあからさまに顔を顰めて。
『く、欲望のまま堕落して、そのままダンジョン攻略なんてやめればいいものをっ! 私は清らかなるものが堕ちていく姿を見たいのよ』
「むに……堕落者? お前がララ達を堕落させたというの?」
そんな堕落者の言葉に、ララはあかい花一華の眸を細める。
……慾望にのまれるだなんて、まぁ……美味しそうではあるけれど、なんて。
そしてカデンツァも、やんのかステップを踏む勢いで。
「堕落者ねえ、いい趣味してんじゃねえか」
眼前の簒奪者へと勇ましく言い放つ。
「はなから煤けてる俺はともかく、うちの面子を舐めんなよ。どいつもこいつも強者揃いだからな」
狐々音も先程までのゆるふわ展開には躊躇い気味であったけれど。
倒すべきを前にすれば、そのような心の迷いなどもなく……まぁ小細工は無用、と。
「せっかくのもてなしじゃ、全力で返させてもらうとしよう!」
真っ向から切り伏せるべく、悪しき魔を斬る事に優れた神霊刀を抜き放つ。
だが敵は堕落していても簒奪者、すかさず爆破とともに禁断の果実を生み出し、全員に状態異常を与えんと仕掛けてくるけれど。
――ひれ伏せ。
ヘリヤがそう口にした刹那、|黒竜覚醒《ブラックドラゴン・アウェイクン》が発動し、その姿を変じさせる。
『な……っ!?』
体内の竜漿も十分、ブラックダイヤのような輝きを放つ鱗を持つドラゴンへと。
同時に、一通り相対するダンジョンのボスへの挨拶が終わったタイミングで、リュドミーラも戦場へと召喚する。
「ア・バオア・クー、一ツ目の蝙蝠、ちっちゃいドラゴン、あたしが描いたみんな! ここに集いてあたしを手伝って!」
|描かれし太古の怪物の顕現《ミンナオイデ!エガカレシタイコノカイブツノケンゲン》を、満を持して展開して。
そう、現在の状況は、様々な西欧の怪物の群れを沢山呼ぶのにうってつけ。
「おやすみしていた分数が多い!」
大量の怪物たちがぞろぞろと、ダンジョンを埋め尽くす勢いで召喚されて。
西洋の怪物たちに混じり、ドラゴンと化したヘリヤもすかさず攻撃を仕掛ける中。
リュドミーラは召喚した子たちへと指示を出す。
「敵の攻撃の果実を、全部食べちゃいなさい!」
勿論……あたしは手をつけないけど! と。
禁断の果実を食べて貰うのは、怪物たちにお任せ。
何なら今無敵状態なのだから、ヘリヤも禁断の果実を怪物たちと一緒にむしゃりと食してみせて。
『は!? あの果実を食べ尽くすだなんてっ』
ジュリエットも思わず声を上げる中、ララとカデンツァもわらわらやたら数がいる怪物たちへと目を向ける。
「ふふ、リュド、ララも元気いっぱいよ。頼もしいのもたくさん呼んでくれたのね」
「禁断の果実が厄介だなと思ったら、リュドの援護がありがてえ。代わりに食ってくれたお前らの犠牲、無駄にはしねえ!」
そして厄介な果実が綺麗に食べ尽くされれば。
リュドミーラは声高らかに、びしっと言い放つ。
「狐々音! ララ! デンちゃん! ヘリヤ!」
――さあ今よ! 攻め込んで! と。
『くっ、私の攻撃手段は、あの禁断の果実だけではないわ!』
そうジュリエットが素早く振るってくるのは、処刑鎌型の遺産『ルート・ハーヴェスター』。
だが、その攻撃が齎す効果は星詠みの予知で事前に把握済だから。
――言ったはずだ。私の体内の竜漿は万全だと。精神に揺らぎの一つ、傷一つも付けられると思うな!
ヘリヤのドラゴンの尾が振るわれたその鎌を受け、避ければ形成されるという√能力無効化空間を作らせないようにすれば。
『……!!』
堕落者へとお返しに吐くは、あらゆるものを黒い結晶に変える黒色のブレス。
敵の手や足から結晶化させ動きを封じることで、仲間が攻撃を仕掛ける隙を作り出して。
「ありがとう、ヘリヤ」
「お二人の援護、感謝しよう。さて、ではこちらも行くぞ!」
狐々音は作ってもらった攻撃の機を、ありがたく活用させてもらう。
(「余も切り込み役として仕事をさせてもらおう」)
刹那、大きく地を蹴って踏み込んで。
「ララ、カデンツァ殿、余が埒を明けようぞ!」
――神の四方の央にして王なる者よ、我が身我が刃に宿れ!
太古の神霊「黄龍」のオーラを纏い、眼前の敵を叩き切るべく閃かせる。
『なっ、ぐっ!!』
「天狐冥響流・神王龍! 余の太刀に、断てぬもの無し……じゃ」
敵の装甲を貫通するほどに鋭さを増した、刃の一撃を。
そしてララも迦楼羅焔を纏って――後ろの正面、だぁれ。
「さぁ……かごめかごめ、しましょうか」
――かこって、囚って、花の毒。
窕の光と銀災の鳥籠を以て、眼前のジュリエットを、かごめかごめ。
『く、そう易々と攻撃なんてくらわないわ!』
「外れてしまったとしても平気よ。死ぬまで殺せば問題ないわ」
……もう一度、遊びましょ、何度でもお前が尽きてしまうまで、と。
生命を喰らい、幾度でも切断して、串刺しにして。
「お前の慾望ごと焼却してあげるわ」
『う、ぐ……!』
そんな狐々音やララ、ヘリヤの攻撃が着実にダメージを与えていることを確認するために。
(「いいとこ取りをする訳じゃねえが」)
敢えて行動順を遅らせて戦況を見極めていたカデンツァも、今が攻め時だと。
「変に耐えると逆に苦しいぜ、一撃で終わっとけ!」
万全に研いでおいた爪を、暗殺用必殺武器へと変えて。
満を持してぶちこむのは、皆がつけた傷口をさらにえぐる|死に至る猫の爪《デッドエンド・キャットクロー》の一撃。
『ぁっ! う、ぐ……!』
ジュリエットはたたみかけるように繰り出される連携攻撃に、堪らず声を上げるも。
『く、それなら……数日前から仕掛けて置いた、「地域に生息するもふもふな存在を無差別に隷属化する作戦」を実行するまでよ!』
だがもふもふたちがやってきても、行動が必ず失敗するのは一度だけと分かっているから。
「カデの爪も鋭いし、狐々音の斬撃の見事なこと」
ララは仲間達の立ち回りにそう言葉を咲かせながらも。
花一華のオーラで身を守り、もふんと突撃してくるもふもふな存在の攻撃を見切って、即座に反撃。
「もっと、愉しみましょう?」
皆で繋がれた攻撃の手を絶やさずに、敵を穿つために。
『ぐ、こんな……なんで堕落しない、のっ』
「怠惰に染まったのなら此処まで来ぬじゃろうに」
そして狐々音は、誤算だと言わんばかりに呻く堕落者を見遣りつつも思う。
(「万全な状態で来ると思い至らなんだか……」)
……まぁ、同情はせぬがな? と。
これまでは、あれだけ快適空間だったのだから、冒険者のやる気を削いで堕落させることに成功していたのだろうけれど。
眼前のジュリエットに、びしっと教えてあげるカデンツァ。
「攻略されねえダンジョンなんてのはねえんだよ。残念だったなあ!」
「まあざっとこんなものね!」
リュドミーラもそう言い放てば、くるりと視線を巡らせて、大きくひとつ頷く。
――頼りになる仲間がいっぱいいて助かるわ! って。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

魔術師のみんなと!
・心情
こ、こんな強敵溢れるダンジョン作ったのきみ?!
本当に大変だったんだからね!
お仕置きしちゃうよ!
・行動
カペラと狐火で敵に攻撃を仕掛けるよ!
【暗殺】の知識を活かして【不意打ち】を狙いつつ攻撃が当たれば【傷口を抉るように】してダメージを与えていくよ!【連携攻撃】で連携出来るところは連携を。
狂信者の願いで与えるダメージは多めに行こう
「カペラなら僕の望みを叶えられるよね?」
君の神様は僕だもの、ね、そうでしょう?みんなを守るよ!

【魔術師】の皆で
堕落させて帰らせる魂胆か。
残念だったな?私たちには効かないみたいだ。
杖を構え…ずに背負ったまま、腰のホルダーに手を伸ばす。
短剣を取り出すぞ。横に振るって刀身を2倍に伸ばす。
かっこいいだろう?
手で小さな火球を飛ばして【牽制攻撃】したり、かと思えば剣で【不意打ち】で攻撃したり。
攻撃されれば【カウンター】を。自分から【鎧無視攻撃】でダメージを与えに行ってもいい。
【追い縋る血濡れ狼】を呼んで、刹兎の狐火と【連携攻撃】を狙う。
相手の攻撃が他の子を狙うようなら【かばう】ことも厭わないし、【挑発】してヘイトを稼いでもいいかもしれない。
【激痛耐性】があるから、ある程度の痛みにも耐えられる。

【魔術師】の皆様と
なかなか好い罠のダンジョンでした。
でもその快適さを超えて、その完全な攻略までを求める者もいるのです。
なかなか厄介な能力をお持ちのようですが、こちらもしっかり英気養わせてもらいましたので技能やルート能力を駆使して戦うお二人とうまくかみ合えばと後方からの支援攻撃に回る。
微力ながら【全力魔法】でこのダンジョンを閉じる手伝いを。
ルート能力を封印されない限りは魔道書を開いて、ウィザードフレイムを召還。反射・攻撃・目潰しいずれかの効果があれば後方支援になりそうかな?
攻撃が当たった際【吸血】効果をねらった魔力をこめた通常攻撃も試みてもいいかもしれません。
すややかにおひるねできる快適空間に、沢山のふわもこ動物さんたち。
それはまさに、楽園や天国という表現がぴったりの場所ではあったのだけれど。
名残惜しくはちょっぴりあったものの、当初の目的を果たすべく、皆で向かうはダンジョンの最奥。
そして辿り着いた先で、他の√能力者と交戦しているダンジョンのボス・堕落者『ジュリエット』を見つければ。
神賀崎・刹兎(デルタ・ケーティ・h00485)は、お気に入りの黒い羽根を思わずぱたぱた。
ダメになる系クッションに快適なネット環境、ダンジョンの最奥さえも、先程まで眼前の敵がだらけていた様子がうかがえる快適空間であったから。
「こ、こんな強敵溢れるダンジョン作ったのきみ!?」
思わずそう声を向ければ、何だかどや顔で返してくるジュリエット。
『ええ、そうよ。私は清らかなるものが堕ちていく姿を見たいのよ』
そしてそんな言葉を聞いたヴェルタ・ヴルヴァール(月の加護授かりし狼・h03819)は敵の目論見を察して、白いお耳をぴこり。
「堕落させて帰らせる魂胆か」
「なかなか好い罠のダンジョンでした」
須神・皓月(吸血鬼の|古代語魔術師《ブラックウィザード》・h03922)は、彼女が仕掛けた罠にそう紡ぐけれど。
最奥までやってくる者がいることが誤算だと言わんばかりに自分達を見る堕落者に、教えてあげる。
「でもその快適さを超えて、その完全な攻略までを求める者もいるのです」
そう……敢えてその快適さに抗わず、全力で受け入れて満喫すれば。
逆に心も体もすっきり、英気が養われるのだと。
「残念だったな? 私たちには効かないみたいだ」
そんな快適空間までも完全に攻略した者達が今、この場所にいるのだ。
『な、なんですって……!』
一度はどや顔したものの、続く皓月とヴェルタの声に歯噛みするジュリエット。
でも確かに、ゆるふわモンスターとキャッキャ戯れて、皆で誘惑に負けまくったのは事実。
だから、そのことを思い返せば、刹兎は眼前の敵へと目を向ける。
「本当に大変だったんだからね!」
……お仕置きしちゃうよ! って。
というわけで、ダンジョンのボスに挑む魔術師パーティ。
ヴェルタは魔術師らしい大きな杖を構え……ずに、背負ったまま。
手を伸ばすのは、腰のホルダー。
そこから取り出して手にしたのは、短剣型詠唱錬成剣。
それを横に振った瞬間、刀身が倍に伸びて。
「かっこいいだろう?」
そしてヴェルタは、その短剣を振るう……かと思いきや。
『……なっ!?』
手から小さな火球を飛ばして、牽制攻撃!
だがジュリエットも、あらかじめ数日前から仕掛けていたという「地域に生息するもふもふな存在を無差別に隷属化する作戦」を実行して。
現れたもふもふとの何らかの因果関係で、不意打ちを狙った刹兎の行動を失敗させるけれど。
黒いローブを翻し接敵したヴェルタがすかさず、今度は刀身の伸びた短剣で不意打ち攻撃を仕掛けて。
そんな敵が隷属化したというもふもふな存在の謎の効力は一度だけだから。
刹兎も暗殺の知識を活かして、ヴェルタに一瞬意識が向いた敵へと、再び不意打ちを試みれば。
『く……っ!』
ヴェルタと連携しながら、生じた傷口を抉るようにしてダメージを与えていく。
そんなダンジョン内の戦場で、手にした魔導書をぱらりと開いて。
「なかなか厄介な能力をお持ちのようですが、こちらもしっかり英気養わせてもらいましたので」
技能やルート能力を駆使して戦う刹兎やヴェルタとうまくかみ合えばと、後方からの支援攻撃に回る皓月。
そして……微力ながらこのダンジョンを閉じる手伝いを、と。
全力魔法をもって召喚するは、ウィザードフレイム。
反射か攻撃か目潰し、いずれかの効果があるという炎を創造すれば……後方支援になりそうかな? と。
『! ……っ!?』
攻撃を仕掛けているふたりに気を取られている敵へ目掛け、燃ゆる炎を解き放って。
皓月のウィザードフレイムの効果で目が眩んだ敵へと、さらに一斉にたたみかけるべく。
刹兎が嗾けるのは、ゆらゆらと揺れる3本の尻尾を持つ影業の狐。
そしてそんな彼の狐火に合わせ、古代語で詠唱を終えたヴェルタが呼ぶのは|追い縋る血濡れ狼《ブラッド・ハウンド》。
狐火と血濡れ狼が同時に連携して猛攻を仕掛ければ、堪らず表情を歪めるジュリエットだけれど。
再び、刹兎へ向けて「地域に生息するもふもふな存在を無差別に隷属化する作戦」を実行すれば。
もふもふな存在の突撃から、彼を咄嗟に庇うヴェルタ。
「言っただろう? 私たちには効かないと」
『く……堕落しない、ですって?』
挑発してヘイトを稼ぎつつ、ちょっぴり突撃されてもふっとはしたけれど。
激痛耐性を駆使すれば、ある程度の痛みにも耐えられるから。
そして庇って貰った刹兎がすかさず発動させるのは、|狂信者の願い《シンタク》。
「カペラなら僕の望みを叶えられるよね?」
……君の神様は僕だもの、ね、そうでしょう? みんなを守るよ! って。
だって敵へと差し向けるカペラは、自分を信仰していた狂信者のひとりなのだから。
『……!!』
向けられた言葉にこたえるように、多めにダメージを与えんと敵へと攻撃を向けて。
それでも尚、処刑鎌型の遺産『ルート・ハーヴェスター』を振るってくる簒奪者の攻撃を躱せば、瞬間、√能力無効化空間が形成されるけれど。
『な……っ!?』
そんな無効化などお構いなしに、鎌の一撃に合わせ、ヴェルタがカウンターをお見舞いして。
皓月も堕落者へと攻撃を当てれば、すかさず試みる。
『……う、ぐぅっ!』
√能力ではなく、吸血効果をねらった魔力をこめた攻撃を。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【雨月堂】
いやぁ、可愛かったねぇ。
まだあの愛らしさと触り心地が思い出せるよ…とは言え。
それはそれ、切り替えていこう。
あぁ、ボクは基本|護霊《ハティ》頼みだよ。
だから近接と言えば近接になるね…ふふ、ここは光君に合わせるよ。
しかしボスの…あのだらだらっぷりは見るに堪えないね。
さぁ、行こうかハティ。
光君とは反対の方向から攪乱を狙っていくよ。
勿論、隙あらばハティにも攻撃してもらうけど…ちょっと仕掛けてみようか。
空中浮遊からの|杖で攻撃《物理》なんてどうだい?
ふふ、多少なりと恐怖を与えられるなら光君への誘導も成功率が上がるかな?
ボクや光君が動けなくなるような怪我をした時は、ハティに回復をお願いするよ。

【雨月堂】
可愛いモノも楽しんだしそろそろ行こうか?
ところで軽く作戦会議というか。僕は近接系なんだ。
きみは魔法?あ、先刻話題に出た相棒の狼くん?
早々に共闘できるのは光栄だね。よろしく。
先ずは手の届く所まで降りて貰おう。
複数の護符に焼却、幻影の霊力をランダムに乗せに放つ。防がれるのは想定内。目晦ましだからね。本命は右手首の蔦の偽刺青。
霊力で具現化し、捕縛を仕掛け引きずり下ろす。
この時点で僕は無手。護符が切れたと見せ掛ければ襲ってくれるかな?攻撃を放ってきたら√能力で逃れる。失敗に備えて防御の護符は仕込んでおくよ。
逃れた先で蝶を招いて背後から一閃。
居合と切断で足ならぬ片翼をいただいていこう。
おひるねダンジョンは、噂に違わぬ、冒険者をダメにすると言われても頷けるような空間であったけれど。
星村・サツキ(厄災の月セレネ・h00014)は、そんな快適に過ごしたひとときを思い返しながらも。
「いやぁ、可愛かったねぇ。まだあの愛らしさと触り心地が思い出せるよ」
「可愛いモノも楽しんだしそろそろ行こうか?」
尾崎・光(晴天の月・h00115)の声に頷いて返す。
戯れた動物さんたちもとても可愛かったけれど……それはそれ、切り替えていこう、と。
そして向かうは、ボスがいるというダンジョンの最奥であるのだけれど。
光はふと、こうサツキへと訊ねておく。
「ところで軽く作戦会議というか。僕は近接系なんだ。きみは魔法?」
「あぁ、ボクは基本|護霊《ハティ》頼みだよ。だから近接と言えば近接になるね」
そしてそんな彼女の言葉を聞けば、つい先ほど聞いた話を思い返して。
「あ、先刻話題に出た相棒の狼くん? 早々に共闘できるのは光栄だね。よろしく」
「……ふふ、ここは光君に合わせるよ」
互いの戦闘スタイルを確認し合い、作戦会議もばっちりした後。
辿り着いた最奥にいるボスの姿を見て、サツキは呆れたように紡ぐ。
「しかしボスの……あのだらだらっぷりは見るに堪えないね」
簒奪者をダメにするクッションに身を預け、だらだらごろごろ動画を見ている様子を見れば。
けれどやはり、自分達と同じように最奥へとやって来ていた仲間に攻撃を仕掛けられて。
『こんなはずじゃ……なんで堕落しないのっ』
背中の大きな黒い翼でばさりと、空へと逃れようとするボス・堕落者『ジュリエット』。
けれど光はそんな敵の行動にも慌てることなく。
「先ずは手の届く所まで降りて貰おう」
そう手にした複数の護符に焼却、幻影の霊力をランダムに乗せて放つ。
『……!』
だが咄嗟に堕落者が実行したのは、あらかじめ数日前から仕掛けていたという「地域に生息するもふもふな存在を無差別に隷属化する作戦」。
もふもふたちが、ジュリエットを庇うようにもふんっと現れ、謎の因果でこちらの行動を失敗へと導くけれど。
でも、星詠みから敵の能力の情報は聞いているから。
防がれるのだって、想定内。
「目晦ましだからね」
そして光が放つ本命は、右手首の蔦の偽刺青。
『!? きゃっ!』
霊力で具現化した刹那、捕縛を仕掛けて、眼前の堕天使を引きずり下ろす。
そんな光の立ち回りに、作戦会議通りに合わせて。
――おいで、ハティ。
サツキが戦場に喚ぶのは勿論、月追う黒曜の|護霊《ハティ》。
「さぁ、行こうかハティ」
光とは反対の方向から攪乱を狙い、敵へとその牙撃を見舞うべくハティを解き放って。
勿論、隙あらばハティにも攻撃してもらうのだけれど。
(「……ちょっと仕掛けてみようか」)
刹那、サツキは杖を握って振るってみせる。
『!? くっ!!』
……空中浮遊からの|攻撃《物理》なんてどうだい? なんて。
そして視線をふと彼へと向ける。
(「ふふ、多少なりと恐怖を与えられるなら光君への誘導も成功率が上がるかな?」)
それにしっかりと、もしも自分達が怪我をした際はハティに回復もお願いしているから。
そして光も、思惑を巡らせて。
(「この時点で僕は無手。護符が切れたと見せ掛ければ襲ってくれるかな?」)
『早く堕落しなさいっ!!』
再び隷属化したもふもふな存在で攻撃してきたジュリエットの攻撃を、失敗に備えて仕込んでおいた防御の護符でやり過ごした後。
発動するのはそう――|鑿心抄 第肆連《イレカワリ》。
『……!?』
それから、目の前から忽然と姿を消した自分を、敵が一瞬見失った隙をついて。
逃れた先で光は指に招く。周囲に揺蕩う蒼白めた蝶を。
そして――背後から見舞うは、蒼き蝶が変じた冴えた刃の一閃。
『がっ!? はぁっ!』
ハティの牙撃と合わせ、居合と切断で狙い澄ました斬撃をお見舞いする。
……足ならぬ片翼をいただいていこう、と。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

正直こんなダンジョンならずっと残ってて欲しいけど…
モンスター化とか困るし!
報酬が貰えないのも困る!!
モルガンにマヒスールをセットして…
(足元に擦り寄ってくる猫)
んん〜ネコチャン!?
よちよちよちどちたのぉ〜?
お腹空いちゃったのかなぁ〜?
じゃあおいちいの作ってあげようねぇ〜
ちょっと待っててねぇ〜
『即席ポーション作成!』
猫まっしぐらなちゅるちゅるする感じのやつを作るよ!
おいちい?ゆっくり食べてねぇ〜
ハッ!?
これも敵の邪魔する能力って事!?
こんな可愛い子達を悪さに使って…許せねぇ!!
モルガンにマヒスールをセット!
マヒ攻撃で敵の動きを止めてマヒスールをバクヤークに交換!
爆破だああああああああ!!!!!!
たとえ敵の罠だとよくわかっていても、やはりこうは思ってしまうのだ。
「正直こんなダンジョンならずっと残ってて欲しいけど……」
だが、ネルネ・ルネルネ(ねっておいしい・h04443)はふるりと首を横に振って。
「モンスター化とか困るし! 報酬が貰えないのも困る!!」
向かうは、ダンジョンの最奥。
ダンジョンの攻略にきたという、当初の目的を果たすために。生活費も稼がないといけないし。
ということで、すちゃりと。
「モルガンにマヒスールをセットして……」
しっかり準備をして最奥のボス戦に挑もうと……そう、思ったのだけれど。
――にゃーん。
可愛らしい鳴き声と、もふっとした感触を足元におぼえて。
視線を落とせば、先程のおひるねダンジョンからきたのか、どこからきたかわからないけれど。
「んん〜ネコチャン!? よちよちよちどちたのぉ〜? お腹空いちゃったのかなぁ〜?」
そこにいたのは、ネコチャン……?
そして甘えるようにすりすりしてくるから。
「じゃあおいちいの作ってあげようねぇ〜」
……ちょっと待っててねぇ〜、って。
「今必要なのは……これだ! 即席ポーション作成!」
謎のBGMが聞こえる気がしつつも、ネコチャンのために作成したのはそう。
「おいちい? ゆっくり食べてねぇ〜」
猫も思わずまっしぐらになっちゃうような、ちゅるちゅるする感じのやつ!
そして夢中に食べるネコチャンをほのぼの見つけていたネルネであったのだけれど。
『ふふ、あらかじめ数日前から「地域に生息するもふもふな存在を無差別に隷属化する作戦」を実行しておいたのよ!』
「ハッ!? これも敵の邪魔する能力って事!?」
いつの間にかいたのは、ボス・堕落者『ジュリエット』の存在。
そして、このネコチャンをジュリエットが隷属化していることに気付けば。
『ネコチャンの可愛さに、堕落しちゃいなさい……って!?』
「こんな可愛い子達を悪さに使って……許せねぇ!!」
ネルネはしゃきんと、モルガンにマヒスールをセット!
瞬間、相手を麻痺させる魔法薬をぶっぱなし、敵の動きを止めれば。
すかさず次は、マヒスールをバクヤークに交換!!
ということで!
――爆破だああああああああ!!!!!!
『ちょっ、ぎゃあっ!?』
バクヤークは飲んでもおいしいのだけれど、お見舞いするのは爆破です!
🔵🔵🔵 大成功

これがボス?だらけきった姿…強そうに見えないけど…
いやいや、確かにあの場所は魅力的だった、正直ずっといてもいい位
あんな恐ろしい罠を仕掛けてきたという意味では強敵なのかもしれない
でも、詰めが甘いかな
メリハリって大事。一仕事終えたら楽しみが待ってると思えば先に進めるものよ
ずっとごろごろしてて飽きない?欲望のままに過ごし続けてもありがたさが薄れていくのに
というわけで、ごめんなさいね。ここで倒れてくれる?
終わったら家でおひるねダンジョンの余韻に浸りたいの
もっともらしいことを言って動揺を誘い、護霊「星の深淵」を敵の背後に呼び出して攻撃させる
さぁ、出番よ
下手に抵抗ぜず、存分に満喫しまくったのがやはり功を奏して。
しっかり優雅に休んだ後、何とか後ろ髪引かれつつもダンジョンの最奥へとやって来た、兎沢・深琴(|星《せい》に魅入られし薔薇・h00008)であるのだけれど。
「これがボス? だらけきった姿……強そうに見えないけど……」
向けた赤の瞳に映るのは、先程自分も堪能したものによく似た、簒奪者をダメにするクッションに身を委ねて。
だらだら動画を見ているダンジョンのボス・堕落者『ジュリエット』の姿。
そんな様子を、暫し窺うようにじいと、疑いの眼差しで見遣る深琴であったが。
ふるりと首を振って、思いなおす。
(「いやいや、確かにあの場所は魅力的だった、正直ずっといてもいい位」)
……あんな恐ろしい罠を仕掛けてきたという意味では強敵なのかもしれない、と。
だが同時に、こうも思う――でも、詰めが甘いかな、って。
だって、メリハリって大事。
そして先行していた仲間達に、強制的に戦闘というメリハリを強いられ始めた堕落者へと教えてあげる。
「一仕事終えたら楽しみが待ってると思えば先に進めるものよ」
『く、先に進まないでごろごろしてる方がいいに決まってるじゃない!』
そう返ってきたジュリエットの言葉を聞けば、深琴は逆に問う。
「ずっとごろごろしてて飽きない?」
……欲望のままに過ごし続けてもありがたさが薄れていくのに、って。
けれど、もう眼前の簒奪者は恐らく、それを知ることができないし。
「というわけで、ごめんなさいね。ここで倒れてくれる?」
だらけることも、もうきっとできないから。
「終わったら家でおひるねダンジョンの余韻に浸りたいの」
『それならこのダンジョンでずっと堕落すればいいのに、何で……、っ!』
もっともらしいことを言って動揺を誘うことに成功すれば――さぁ、出番よ、って。
敵の背後に呼び出すは、護霊「星の深淵」。
そして、眠りは眠りでも、リフレッシュできるおひるねではなくて。
『!? がっ!』
攻撃を向けるよう深琴が星の護霊に導かせるのは、永遠のおやすみなさい。
🔵🔵🔵 大成功

アドリブ連携可
付き合ってくれてありがとね、うさちゃん
……さて、のんびりしすぎちゃった。気合入れていきますか
事前に氷華水月を使用し分身を一人生成
分身が突っ込むと同時に天狼の翠斧で地面を破壊し砂煙を出し
おじさん自身は作った岩陰に潜み、消えた分身を再生成
…最初から物陰あったらそれに越したことは無いけど
分身には本体のカモフラとして詠唱する振りをしてもらいつつ
おじさんがガンガン氷狼を出して、攻撃と反射で立ち向かう
痺れ切らして分身に飛び込んで来たら物陰から飛び出し
分身を消滅させ、対象が無くなった敵を天狼の翠斧で切り裂く
残念ながらおじさん賭け事も酒も可愛い物もぜーんぶ大好きだからさ
最初から堕落気味でごめんね
暫く一緒に、もふもふとダンジョンをお散歩していたのだけれど。
「付き合ってくれてありがとね、うさちゃん」
そっと地におろしてあげれば、ちょっぴり名残惜しそうに見つめてきた後。
ぴょこりと元居た場所に戻っていく、うさちゃん。
その姿を見送ってから、グレン・アレイシャ(memoria・h00446)が足を向けるのは、うさちゃんとは反対の方向。
「……さて、のんびりしすぎちゃった」
そして、気合入れていきますか、と見遣る先は勿論、ダンジョンの最奥。
『私は、清らかなるものが堕ちていく姿を見たいのよ……!』
のんびりしている間に、先行していた仲間達が、ボス――堕落者『ジュリエット』へと既に攻撃を仕掛けていて。
猛攻を受けまくった後だとわかるほど、見るからに満身創痍な様子。
だから、事前に氷華水月で生成しておくのは、己の分身を一人。
それからタイミングを見計らい、分身を突っ込ませると同時に。
『えっ、何!?』
自身の身の丈ほどの巨大な戦斧、天狼の翠斧を思い切り地面に叩きつけるグレン。
そして地を揺るがすほどの轟音と共に地面が破壊されれば、発生するのは砂煙。
そんな突然鳴った衝撃音と急に悪くなった視界に、敵が動揺している様子がわかるけれど。
だが、決して攻め急がずに。
(「……最初から物陰あったらそれに越したことは無いけど」)
ぽふんと埋まったら気持ちよさそうなもふもふクッションは、一瞬ちらりと目に入ったものの。
すかさずグレンは物陰となる岩陰を作って素早く潜めば、消えた分身を再度作り出して。
『一体、どれだけの新手がくるのよ! く、魔法なんて撃たせないわっ』
魔法を放つべく詠唱する分身……と、見せかけて。
それは「詠唱する振り」、本体のカモフラ。
そして物陰からガンガン出した氷狼を、攻撃と反射で立ち向かわせれば。
刹那、表情を歪めつつも痺れ切らし、敵が分身へと飛び込んで来た――その時こそ、好機。
『なっ!? 一体なんなの!?』
物陰から一気に飛び出したグレンが分身を消滅させれば、攻撃対象を見失って、思わず声を上げるジュリエット。
グレンはそれからもう一度、握る巨大な戦斧を思い切り叩きつける。
『!? ぐっ、がはっ!』
振るうその天狼の翠斧で切り裂くべく、今度は、隙のできた簒奪者へと目掛けて。
『く、はっ……私は、人が、堕ちていく姿を見たいのよ……っ』
そして堪らず上体を揺らし、大きくよろめきながらもそう口にする彼女へと、グレンは向けた琥珀の色を細めて告げる。
そう――だって何せ、堕ちるも何も。
「残念ながらおじさん賭け事も酒も可愛い物もぜーんぶ大好きだからさ」
……最初から堕落気味でごめんね、って。
🔵🔵🔵 大成功

はぁ、堪能した。休憩終わり、っと。
さて。倒す相手は君?
堕落は良くないね、でもリアは完全に心を堕落させた訳じゃない。
何時だって戦えるんだから。
歌を、歌うよ。√能力でね。
【歌唱】で音速の攻撃をするよ、高い高い音、グラスが割れるくらいの高い歌。リアの士気を高める高揚の歌。鼓膜を劈く、物語を紡ぐオペラのような歌。
そうしてもう片手でツァウバーに炎の魔弾【属性攻撃】で【弾道計算】しながら、的確に狙っていくね。
【エネルギーバリア】を張りながら【第六感】で攻撃を避けて。
君も眠ってしまうといいのよ。楽にしてあげる。
ゆっくりふわふわを堪能して、ごろごろスマートフォンを弄って。
「はぁ、堪能した」
……休憩終わり、っと。
リア・カミリョウ(|Solhija《太陽の娘》・h00343)は、満喫したおひるねダンジョンをあとにする。
ふわふわ動物にブラッシングしてあげると一緒に、自分も勿論髪を梳いてつやつや。
身嗜みも確りと整えれば、きっちり向かうはダンジョンの最奥。
『う、く……私は、清らかなるものが……堕ちていく姿を見たいのよっ』
「さて。倒す相手は君?」
先行していた√能力者達の猛攻を受けて、もう堕ちるどころか、今にも落ちそうなダンジョンのボス・堕落者『ジュリエット』の姿が。
けれどそれでも、簒奪者の彼女は、他者を自身と同様の堕落した存在に貶めることを望み続けている。
確かに、このボスが仕掛けた罠は、堕落してしまう冒険者も多数いるかもしれない。
けれど、存分に満喫はしたのだけれど。
「堕落は良くないね、でもリアは完全に心を堕落させた訳じゃない」
リアにとっては、心が堕落したのでは決してないのだ。
だって、リアは。
「何時だって戦えるんだから」
そう――今、しっかりと戦場に立っている。
だが眼前のジュリエットも簒奪者、満身創痍ながらも己の欲望を諦めようとはしない。
『く、数日前から仕掛けておいた「地域に生息するもふもふな存在を無差別に隷属化する作戦」を実行よ! もふもふに埋もれて……今度こそ堕落しなさいっ』
そして繰り出すは、ダンジョンに生息するもふもふな存在。
けれど確かにその存在は可愛いし、相手の√能力の効果で、エネルギーバリアを張ることは失敗したけれど。
でも行動を必ず失敗させるもふもふ動物の効力は、星詠みによれば一度だけ。
突進してくるもふもふを第六感で咄嗟に避けてから。
リアはガイコツマイクの骸さんへと声を乗せ――歌を、歌う。
『……!』
「ちょっと痛いよ?」
今日も骸さんは、声を良く拾ってくれる頼もしい存在。
歌唱するその声が響く戦場に、|範囲内攻撃《マイフィールド》を展開すれば。
そこはもう、リアのステージ。ジュリエットへと向けた、音速の歌の衝撃を歌い上げる。
それは――高い高い音、グラスが割れるくらいの高い歌。
そして、リアの士気を高める高揚の歌。
鼓膜を劈く、物語を紡ぐオペラのような歌。
『ぐ……! 私は……見たいのっ、人々が堕ちていく姿が……っ』
その音撃に耐えられず、でも必死に抗わんと堕落者は足掻くも。
与えてあげるのは何も、歌だけではない。
骸さんを握る手と反対のもう片方の手で構えるは、リアが持つには少しばかり厳つめの魔弾銃・ツァウバー。
きっちりと弾道計算しながら、的確に狙いを定めれば。
「君も眠ってしまうといいのよ。楽にしてあげる」
引き金をひいて、リアは引導を渡す。響く音撃と燃ゆる炎の魔弾をもって。
そしてそれが、攻略完了の瞬間。
『まさか、このダンジョンが……攻略される、なんて……ぐ、あっ!!』
数多の冒険者をダメにしてきたというダンジョンともども。
眼前の堕落者『ジュリエット』を、永遠の眠りへと落としたのだった。
🔵🔵🔵 大成功