シナリオ

⑯駆けろ、グロンバイン!

#√ウォーゾーン #ゾディアック継承戦争 #ゾディアック継承戦争⑯

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⚔️王劍戦争:ゾディアック継承戦争

これは1章構成の戦争シナリオです。シナリオ毎の「プレイングボーナス」を満たすと、判定が有利になります!
現在の戦況はこちらのページをチェック!
(毎日16時更新)

●次回の第三戦線は!?
 ようみんな! オレの名前はグロンバイン! 名前は覚えてくれたかな?
 √EDENに降り立ったオレは、なんとそこで『ボディユニット』にぴったりのドーム球場を見つけたんだ!
 ちょうど人間もいっぱいいたから、カプセルに閉じ込めたし準備は万端!
 これで|完全機械《インテグラル・アニムス》に一歩近付けちゃうかも!?

 そんな時、EDENって奴らが現れた!
 けど、オレはお前達なんかに負けはしない! 出るか、俺の新しい必殺兵器!?

 次回、合体ロボットグロンバイン『ペイペイドームの戦い』!
 君のハートに、グロンバイン!

●なぜなにグロンバインのコーナー!
 ねぇお姉さん! グロンバインってなんで合体ロボットって呼ばれてるの?
「それはね、グロンバインが『森羅万象すべてと合体』出来る能力を持っているからだよ」
 しんらばんしょう?
「何とでも合体できるってこと。今回グロンバインはみずほpaypayドームと合体して、グロンバインPDになったんだ」
 わぁー、すごく大きいよ!
「この状態のグロンバインに攻撃するには、頭まで駆け上がるしかないんだ。変形はしてるけど、ドームの内部構造をそのまま残しているところも多いから、ドームの形状を知っていれば昇りやすいかもしれないね」
 お姉さん、あれは何?
「あれは人間が入ったカプセル。グロンバインはドームにいた人とか周辺住民を取り込んで、カプセルにしまってるんだよ。中の人は仮死状態で眠ってるから、傷つけないようにしなきゃね」
 ありがとうお姉さん、また一つグロンバインについて賢くなっちゃった!
「皆も対策、してみてね」
 それじゃ、また来週~~~!

「…………というわけなんだ」
 |雨深《あまみ》・|希海《のあ》(星繋ぐ剣・h00017)は少し目を逸らしつつ語った。
 ともかく、レリギオス・グロンバインの統率者はpaypayドームと合体し、人々を攫っていこうとしている。
「絶対に、止めなきゃいけないよ」
 だいたいの説明はなんか終わってるが、今一度要約すると、今回の戦いの趣旨はこうなる。
「paypayドームを駆けあがること、そして、グロンバインに囚われた人々を傷つけないようにすること」
 あ、と希海はそこで一つ思い出す。
「こいつはすごくデカいから、グロンバインが動くだけで物凄く揺れるはずだよ。昇っている最中に振り落とされないようにも注意してね」
 グロンバインを倒しさえすれば、paypayドームも元通りになるはずだ。少々壊れたとしても、その時一緒に修復されるという。
「簡単そうに見えて、案外考えなきゃいけないことは多いよ。みんな、頑張ってね」
 希海はそう言って、√能力者達を見送るのであった。

マスターより

G.Y.
 こんにちは。G.Y.です。
 グロンバイン、おもしれーやつ。

 というわけで今回相手となるのは√ウォーゾーンの合体ロボット『グロンバイン』です。
 グロンバインはみずほpaypayドームと合体して、巨大化しています。
 ダメージを与えるにはpaypayドーム部分を駆けあがって、頭部に達さなくてはいけません。
 ドーム内部には囚われた人々がカプセルに詰められていますので、傷をつけないように注意しましょう。

 今回のプレイングボーナスは『paypayドームを駆け上がる/グロンバインに振り落とされない/囚われた人々を傷つけない。』となります。

 それじゃ、みんなのプレイング待ってるぜ!!
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よろしいですか?

第1章 ボス戦 『合体ロボット『グロンバインPD』』


POW DX合体変形グロンバイン!
【paypayドーム分断変形】を放ち、半径レベルm内の自分含む全員の【地揺らし】に対する抵抗力を10分の1にする。
SPD 光って唸る!DXグロンバインキャノン
自身の【合体ボディ】に刻まれた【カプセルに囚われた人間達】と融合し、【レーザー砲塔大量出現モード】に変身する。レベル秒の間、自身の現在地周辺に24時間以内に存在した全対象の√能力が使用可能になる。
WIZ 飛び出す!DXミニミニグロンバイン
半径レベルm内にレベル体の【ミニミニグロンバイン】を放ち、【頭部アイセンサー】による索敵か、【腹部ヘッドかみつき】による弱い攻撃を行う。
イラスト 落葉
√ウォーゾーン 普通11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

サティー・リドナー
さて、ペイペイドームに突入しグロンバインヘッドに痛打を与えるよ
内部はドーム球場のままだから、スタッフ用地下駐車場から侵入する
その際【ミステリーカー】に乗車し、途中空中落下防止と内部を関係者通路からマウンドエリア目指しブルペン入りするわ
「さながらピッチャー交代のリリーフカーみたいにね」
あとはドーム点検用関係者口を客席に上昇して通路にでて探す
人質が各所に点在してるから建物事態に
攻撃しないよう注意もする
もしドーム天井に危害を与えなくてはグロンバインヘッドまで到達無理なら詠唱錬成剣範囲攻撃で引っ剥がすか、全力魔法で追撃する
ミニバインの妨害も剣で斬る
頭部攻撃は射程ある【竜尾鞭】に【疑似聖剣水流】で攻撃よ

『レッツ! |変形合体《グロンバイン》!!』
 その掛け声とともにみずほpaypayドームの壁に亀裂が走る。
 ゴゴゴと地響きを上げながら、ドームの観客席は腕に、天井が胸の装甲へと変わる。
『完成、グロンバイーーん、PDーーー!』
 キメポーズを取ったグロンバイン。巨大ロボットとなったグロンバインは、周辺の人々を攫おうと動き出す!
 そんな中!
「内部はほとんどドーム球場ですね」
 サティー・リドナー(人間(√EDEN)の|【創成の錬成師】錬金騎士《ヒラメキマイスターアルケミスト》・h05056)はグロンバインの内部にいた!
 スタッフ用の駐車場から侵入したおかげで、変形合体にも巻き込まれなかったようだ。
 さらに、急角度となった通路も『ミステリーカー』の乗ってさえいれば、いつものドームとほとんど変わらない。
 スタッフ用通路をうまく使えたのも正解だった。スタッフの数は観客より多くは無いので、人質のカプセルも少ない。傷をつけずに昇ることが出来そうだった。
「このままマウンドエリアを目指して……ブルペン入りするわ」
 サティーはミステリーカーを走らせる。そう、この感覚は。
「さながらピッチャー交代のリリーフカーみたいにね」
 ほとんど90度に近い道もあるが、そういうシチュエーションだと考えるとワクワクである。
 だが、その時。
『あっ! 何かがオレを登ってるな!?』
 グロンバインがサティーの存在に気が付いた。
『離れろ~~っ!』
 paypayドームが鳴動する。壁にさらなる亀裂が入り、がしゃがしゃとより複雑になってゆく。
「これは……」
 サティーは目を輝かせた。今の分断変型が起きたおかげで、天井のヘッドユニットへと至る道を見つけたのだから。
 これがなければ、攻撃までしなくてはいけないところだった。サティーは早速ミステリーカーを走らせ、paypayドームへの登頂を果たす!
『な、なにー!』
 驚くグロンバインをよそに、サティーはその手に竜漿破邪護符を作り出した。それを竜尾鞭に貼り付ければ、力が爆発的に強くなってゆく!
「我が前に立ちふさがる怪異を浄化せよ」
 放たれる極光の水流! この技であれば、例え遠くからでも十分なダメージを与えられる!
『うわぁぁーっ!!』
 グロンバインが悲鳴を上げた。見事、サティーはグロンバインの一部を破壊することに成功したのである!
🔵​🔵​🔵​ 大成功

薄野・実
ノリは正義のスーパーロボットなのに、やってる事が悪そのものなの、おかしいだろ!!
くそ、僕が戦隊相手に戦ってる組織の怪人だったら巨大化して――
…いや、やめよう、このベクトルの思考は

ピアスをタップし怪人変身
そのまま飛行形態に移行

何も両の足で走って昇れなぞ、言われていない
私は鳥の怪人、故に高速移動手段はこの翼で空を切ること
振り落とされる心配はありません
空中移動に空中ダッシュで一気に地に足付けずに進みますから

グロンバインの頭部が見えたら、三段跳びの要領で反動つけて蹴爪の足で全力キック浴びせ
無論鋼のボディに効果抜群取れそうな朱雀の炎も纏った上で
あれです、ライダーキックみたいな真似は怪人でも可能なのですよ

『うわぁっ!』
 √能力者からの攻撃を受けて、グロンバインが叫んだ。
『くっそー、オレの攻撃が通用しないなんて! けど、まだ負けないぜ! オレには使命があるんだから!』
 拳を握ってポーズを取ったグロンバインの姿に、|薄野《すすきの》・|実《みのる》(金朱雀・h05136)は呆れ気味に呟いた。
「ノリは正義のスーパーロボットなのに、やってることが悪そのものなの……」
 そして、思わずツッコミを入れる仕草をしながら叫ぶ。
「おかしいだろ!!」
 うっかりすれば勇ましいテーマ曲とかが流れてきそうな空気感だが、実際グロンバインがやっているのは建造物の占拠(強奪)に一般人の誘拐だ。完全に悪の幹部がやるお仕事である。
「くそ、僕が戦隊相手に戦ってる組織の怪人だったら巨大化して――……」
 そこまで考えて、実は首をぶんぶん振った。
「いや、やめよう、このベクトルの思考は……」
 考えるだけで少し疲れてしまったが、ともかく勝負はここから始まる。ピアスをタップすると、実をみるみる燃えるような羽毛が覆ってゆく。
 そうして実は怪人の姿に変身すると、翼を大きく羽ばたかせた。
 グロンバインは超巨大。攻撃が通用するヘッドユニットまではドーム内部を駆けあがる必要がある。……が、それは空を飛べない者の話。
「何も両の足で走って昇れなぞ、言われていない」
 いかに超巨大ロボットと言っても、飛べない高度では無いのだ。実は風を切り、ぐんぐん上昇してゆく。
『何だ!? 空からかっ!?』
 グロンバインが気付いた時、既に実はヘッドユニットとほぼ同じ高度にまで上り詰めていた。
 これまでに何度も分断変型を繰り返していたグロンバインであったが、それは実に対してはまったく意味を成さなかったということになる。
 だが、敵の姿が見えたならばグロンバインもただ手をこまねいているばかりではない。
『くっそー! くらえ、グロンバインパーンチ!!』
 paypayドームを変形させた巨大な拳が轟音と共に突き出された。そのパンチは空気に渦を作り、気流を乱す。
 だが、実はその気流を器用に乗りこなすと、突き出された拳の上に着地した。
 いや、着地したのではない。実はそのまま膝を大きく曲げて、ヘッドユニット方向へと跳ね上がる。
 一段、二段、三段。跳ねるたびに勢いがついてゆく実の身体がが炎を纏う。そしてヘッドユニットの上空にまで到達した実は、これまでに得た勢いと、炎の噴出エネルギーを乗せて急降下する!
「あれです、ライダーキックみたいな真似は怪人でも可能なのですよ」
『ぎゃーーーっ!!』
 鋼のボディを焼き、グロンバインに衝撃が走る!
 表情を写す画面に『×』がつき、ぐらんぐらんと揺れる姿は、グロンバインに大きなダメージを与えた、揺るぎない証拠であった。
🔵​🔵​🔵​ 大成功

八月一日・圭
アドリブ歓迎
ドームに着くと、迷わず関係者通路へ駆け込む。
「PayPayドームには、バックヤードツアーがあるそうですね」
平時なら一度参加してみたいと思いながらも、今は人命が最優先。
関係者通路から天井裏のキャットウォークを渡り、囚われた人々のいるカプセルを避けながら屋根へ到達する。
揺れで振り落とされぬよう、梁や手摺を利用して重心を低く保ち、一歩ずつ確実に駆け上がる。
「囚われた方々は、必ず助けます」
ミニミニグロンバインは必要最小限の迎撃に留め、本体への到達を最優先。
頭部へ辿り着いた瞬間――
修羅顕現。
業火を纏う修羅をその身に宿し、一気に間合いを詰める。
「人を取り込んで完成する機械など、認めません」

「PayPayドームには、バックヤードツアーがあるそうですね」
 |八月一日《ほづみ》・|圭《けい》(螺鈿を纏う修羅の語り部・h09402)は、普段のPayPayドームで行われているイベントを思い出す。
 ドームがこんな姿じゃないならば、きっと興味深いツアーになったろう。が、今から行われるのはそんな楽しいものではない。
「捕らわれた方々は、必ず助けます」
 圭はそう決意して、関係者通路を駆けあがり始めた。

 関係者通路を走る圭は、キャットウォークへ向かう道を見つけて飛び移る。
 平時に比べて角度や段差がついているが、√能力者の身体能力であれば問題はないレベル。
 時折一般人が詰め込まれたカプセルを発見すると、圭はカプセル内部の人に呼びかける。
「待っていてくださいね」
 仮死状態の彼らにその声は届いていないだろう、が、そう言えばより一層闘志が湧くというもの。
 そして、彼らに傷をつけないようにしながら手摺を掴み、重心を低くしながら駆け上がってゆく。
 その時、グロンバインの声が響いた。
『んー……? またオレの身体の中をうろついている奴がいるな!?』
 エコーのかかるような大きな声は、館内にいても嫌でも聞こえてくる。そして圭は自身の存在が気付かれたことを察し、身構えた。
『いっけー! ミニミニグロンバイン!!』
 その声がしてから少しの間の後、暗がりの奥からガシャガシャと無数の駆動音が近付いてきた。
「おっ……と」
『ミツケタ、ミツケタ!』
『ター! ター!』
 現れたのはミニミニグロンバイン。しかし、ミニミニというには本体が大きすぎるせいで、成人男性くらいのサイズはある。
「構ってはいられません!」
 そう、今回は頭部への到達が最優先。圭はミニミニグロンバインに向けて鏢を放ち、その身体の一部を撃ち抜く。
 そうして体勢を崩したミニミニグロンバインを飛び越えて、さらに上へと向かってゆく。
 そして、冷たい風が吹いた。ハッチのようになっているドアをこじ開けると、そこは、グロンバインの頭頂部。
『あ、あれ!? もう来たのか!?』
 驚くグロンバインに、圭は間髪入れずに構えをとる。
「――修羅顕現」
 瞬間、圭の身体は業火を纏い、修羅をその身に宿す。ゆるりと腰に差した刀を抜く所作とは裏腹に、その身体は跳ねるようにグロンバインへと一気に間合いを詰める。
「人を取り込んで完成する機械など、認めません」
 一閃! 霊剣術・夢想修羅が炸裂した。
『うわぁぁああーっ!!』
 グロンバインの装甲が吹き飛び、内部機械が爆発する。圭の一撃は、グロンバインを倒すための強烈な一撃となったのであった。
🔵​🔵​🔵​ 大成功

シャルマ・トレベル
大した大きさだこと。
これだけのサイズなら普通に登っても気づかれにくそうだけれど、
捕まっている人も気にするなら大人しく行くべきね。
ハンティングチェイスを使用して登っていくわ。

登る際に不意に動いたり変形されるのだけは注意しておきましょう。
後はこういう施設の隙間やダクト、通気口は結構大きいわよね。
通れそうなら活用しましょう、粗方の場所に通じるはずなのだから。

ロボットの肉眼の定義ってどうなるのかしら。
あるとすれば多分目標の頭の所くらい。
頭へは一応後ろから回りましょう。
動力偃月刀と雷鳴刀、一撃で根本まで差し込んであげませんと。
気づかれず仕留めたいものですけれど、倒しきれずとも怯まずそのまま追い打ちよ。

 しゃらん、と、合体ロボット『グロンバイン』の足元に、一匹の猫が現れた。
「大した大きさだこと」
 しなやかな身体を伸ばし、全身を使って跳ねれば、猫は見事グロンバインの外壁に辿り着き、爪を立てて張り付いた。
 その猫の名はシャルマ・トレベル(野良猫の仙術武侠・h12870)。エジプシャンマウの√能力者だ。
「まったく、昇るだけでも一苦労じゃないかしら」
 シャルマは昇りながら息をついた。目指すは、外壁に付けられたほんの小さな排気ダクト。
「こういう施設の隙間やダクト、通気口は結構大きいのよね」
 勿論小動物進入用にカバーなどは取り付けらているが、シャルマにとっては障害物にもならない。軽々とダクト内部に入り込んだシャルマは、耳をピクンと立てた。
「動くわね」
 直後、ゴゴゴと地鳴りにも似た音とともに、大きな振動が走る。
 シャルマは身体を小さく縮こめて、その振動が収まるのを待つ。
「……おさまったわね」
 シャルマは直感する。今の振動はシャルマを発見したから発されたものではないのだ、と。
 おそらく他の√能力者と戦っているのか、あるいはただ身体を動かしただけか。
「けれど、油断は禁物ね」
 シャルマが長距離狩猟の体勢を取ると、その気配が一気に消えてゆく。
「大人しくいきましょう」
 静かに、そしてしなやかに。
 シャルマは細く長い排気ダクトの中を慎重に進んでゆく。

「思った通り。こういう場所なら粗方の場所に通じていると思ったわ」
 長い通路を抜けた先、入り口と同じように取り付けられたカバーを外せば、外の清らかな空気が流れ込む。
 ひくひくと鼻を動かして、シャルマがダクトの外へと飛び出した。
 そこはグロンバインのヘッドユニットが存在する頭頂部。それも、都合の良いことに後頭部側である。
「さて、一撃で根本まで差し込んであげませんと」
 そう言ってシャルマが手にしたのは、エンジン駆動の|動力偃月刀《どうりょくえんげつとう》と、雷鳴刀。
 それを構えて、シャルマが跳ねた。
『……い、ってぇぇぇ!!?』
 グロンバインが叫ぶ。見事、シャルマの刀はグロンバインの装甲を突き破り、深く突き刺されたのだ。
『ち、ちっくしょー!』
「浅かったわね……けど」
 シャルマはしなやかに着地して見せて、怯むことなく告げた。
「このまま追い打ちよ」
 グロンバインの破片が地面に落ちる。グロンバインへのダメージは着実に蓄積しているようであった。
🔵​🔵​🔵​ 大成功

ドクター・トーマス
すごいなぁ、グロンバイン!
同意を必要とせぇへん一方的な変形合体! 人間をエネルギーにする兵器の精製!
流石にその能力は放置できへんわ。
止めに行くで、敵はペイペイドームにあり!

……『夜長月』は結構使い回し取るし、ここは風味を変えて挑もか。
配膳ロボット(小型メイド風)『皐月』らにわしを運搬してもらおう!
小さなお手てで掴んでもろうてせっせと登っていく訳やね。
数がおるから振り落とされそうになっても皆でしがみつけば耐えられるやろ、たぶん。

√能力みたいな派手さはない分、グロンバインにも見咎められにくいと願って……。
こそこそヘッドユニットに後ろから迫って、後頭部にミサイルランチャーをドカン! とデリバリーや!

「すごいなぁ、グロンバイン!」
 ドクター・トーマス(『博士』・h07991)は、PayPayドームと合体したグロンバインを興味深げに観察してから声を上げた。
「同意を必要とせぇへん一方的な変形合体! 人間をエネルギーにする兵器の精製!」
 その結果ドームと一体化した超巨体。どこをとっても感心しかない。もちろん、悪い意味で。
「流石にその能力は放置できへんわ」
 そう言って、トーマスは運搬機能強化型配膳機械群『皐月』らを伴い、遥か高みのヘッドユニットへ指さした。
「止めに行くで! 敵はペイペイドームにあり!」

 そういう訳で、トーマスは皐月らに指示を出す。小型メイド風の配膳ロボット達はコクリと頷くと、トーマスの身体を掴む。
 小さな手がいくつも伸びてトーマスの服を掴むと、いっせーのせ、という感じで同時に動き出す。
「『夜長月』は結構使い回しとるしな」
 皐月たちに運ばれている間、これまでの戦いを思い返す。既に何度も交戦をしているということもあって、戦い方もある程度は把握できている。
「振り落とされそうになっても皆でしがみつけば耐えられるやろ、たぶん」
 そうして、皐月たちとトーマスは外壁を伝い、ドーム内部に入り込み、道なき道をせっせと昇ってゆく。
「さぁて……」
 トーマスは願う。グロンバインがこちらにあまり注目してこないことを。
 √能力を使っている訳でもなく、派手さもない行動であるなら見つかりにくい、という想定は勿論あった。
 それに加えて他に戦闘をしている√能力者達にグロンバインが気を取られているというのもその作戦を後押ししたのだろう。見事、トーマス達はグロンバインに見つかることなく登頂を成功させたのである。

「よっしゃ、ここまで来たらこっちのもんや!」
 トーマスはグロンバインの後頭部に回ると、ミサイルランチャーを構える。
 照準は勿論グロンバインのヘッドユニット!
「ドカーン! とデリバリーや!!」
『えっ!?』
 爆発! ミサイルランチャーがグロンバインの砕けた装甲をさらに広げたのであった!
『ち、ちくしょー! 卑怯だぜ!』
「どの口がいっとんのや」
 グロンバインの抗議にトーマスは呆れ気味に呟いた。
 ダメージの蓄積は大きい。破壊ももう間もなくであろう。
🔵​🔵​🔵​ 大成功

冬月・楠音
グロンバイン……!
こんなやつのすきかってにはさせないよー!

なかはドームきゅーじょーだよね?
あ、たしかここってやねがパカッとひらくんだよねー
そこからはいっちゃうよー!

なかにはいったら、フェンスとか、かんきゃくせきのイスとかをあしばにして、えっちらおっちら
これがクリフハンガーってやつかなー
カプセルのいちはおぼえとこー
あとでたすけにこないとね、うん

グラグラがつよくなったら……
【天翔『黄道辿り流星は翔ける』】はつどー!
つーろをとんで、いっきにグロンバインのもとに!
あとは、狙撃銃のヘッドショットで攻撃だー!
「そんなのがったいじゃないー、「どーか」か「ほしょく」だよー!」

「グロンバイン……!」
 |冬月《ふゆつき》・|楠音《くすね》(氷原より貫く一閃・h01569)は、巨大なグロンバインを見上げて呟く。グロンバインはPayPayドームを自分の身体にしてしまっただけではなく、一般人を沢山取り込み、カプセルに閉じ込めてしまっているというのだ。
「こんなやつのすきかってにはさせないよー!」
 そう言って楠音は量産型WZ「タウゼントフュスラー」を駆り、空へと舞った。
 目指すは胸のドーム部分。
「たしかここって、やねがパカッとひらくんだよねー」
 そう言って付近のインビジブルへと目を付けた楠音は、機体を無理矢理押し上げるかのように飛んでゆく。
「とうちゃーく」
 見事天井に到着した楠音は、開閉する箇所に力をかけて、屋根をスライドさせてゆくと、立派な侵入口の完成だ。
 内部に入り込んだ楠音は、ヘッドユニットのある先を見据えて、椅子やフェンスを足場に、クライミングのような要領で着実に昇ってゆく。
「これがクリフハンガーってやつかなー」
 そんなふうに呑気なことを言いながら登っていると、途中でカプセルを発見する。
 あの中に一般人が閉じ込められているというのだ。
「あとでたすけにこないとね、うん」
 楠音はそう言って、一つ一つの場所を記憶する。だが、その時。
『オレを倒そうったってそうはいかないぞー!』
 館内に大きな声が響いた。
「いまの、グロンバイン!?」
 楠音が驚いて周囲を見渡す。すると――。
「あっ、カプセルが!」
 カプセルがドームからせり出した機械に取り込まれ始めていたのだ。
『オレはまだ諦めない! お前達の力を、今度はオレが使う番だ!』
 カプセルの代わりに現れたのは、大量のレーザー砲塔。これまでEDEN達が使ってきた数々の√能力を発動させることのできる、DXグロンバインキャノンである。
 このままではハチの巣になる。楠音は上空を見上げる。まだヘッドユニットまで距離はありそうだが……。
「そんなの……!」
 楠音は意を決し、泳ぐインビジブルを見据える。
「いっけー!!」
 試製六式噴射装置 晴嵐が唸りを上げた。ブースターはタウゼントフュスラーを浮かび上がらせ、一気に加速させる。
「てぇぇーい!」
 そのままの勢いで外壁を破り、ヘッドユニットの存在する頂上へと到達する楠音。
 楠音は狙撃銃を構えて叫ぶ。
「そんなのがったいじゃないー!」
『わ、わぁっ!?』
 突然の出現に、グロンバインが驚きの声を上げる。だが、そんなの構わず楠音は照準をグロンバインに合わせてトリガーに指をかける。
「そんなの『どーか』か『ほしょく』だよー!」
 トリガーが弾かれた。大型の銃身から放たれた弾丸は凄まじい勢いで加速し、グロンバイン目掛けて真っ直ぐ飛んでゆく!
『や、やめろー!!』
 その叫びは弾丸の破裂音に消えた。楠音の放った銃弾は、グロンバインの眉間を完全に貫通させたのであった。
 直後、グロンバインが爆発四散する。激しい炎を上げながら、何度も爆発は巻き起こり、パーツが散り散りに飛散してゆく。
 グロンバインを完全に倒すことが出来たなら、きっと飛び散ったパーツを使って新たな武器の研究も可能となるだろう。
 ゾディアック継承戦争の決着は近い。√能力者達は次なる戦場へと向かってゆく――。
🔵​🔵​🔵​ 大成功

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