⚡️病を超えて
●蔓延る病
「みんな倒れちゃった……!」|迷宮配信者《ダンジョンストリーマー》のスライムハンター子は困惑していた。彼女のファンである冒険者、スラ友達がダンジョンの奥で突如倒れだしたのだ。原因はダンジョンの奥に溜まっていた瘴気だった。偶然免疫のあったスライムハンター子は無事だったが、スラ友達は次々と高熱を出して倒れ込み、ついにはスライムハンター子以外の冒険者は全滅してしまうこととなってしまった。
「こんなことになっちゃって、配信してる場合かな?いや、今こそ配信で助けを求める時かな……!」スライムハンター子は言い、配信を始めた。「みんな、スラハロ〜☆スライムハンター子だよっ!……いきなりで悪いんだけど、腕利きのスラ友の誰か、助けて……!」
●病を超えて
「√ドラゴンファンタジーの千葉県佐倉市にある『ユーカリが丘冒険王国』で事件が起きたよ」星詠みのエマ・ローレライ(月光の歌姫・h12720)は集まったEDENに言う。「ヘッドスライムっていう下級のモンスターが大魔王の力を吸収して、超古代の魔王の力を蘇らせたんだ。その事は|迷宮配信者《ダンジョンストリーマー》のスライムハンター子さんが知らせてくれたんだけど、そのスライムハンター子さんのファンのスラ友がダンジョンの奥で病に倒れちゃうみたい」
エマはそう言うと、いくつかの不織布マスクをEDEN達の前に取り出す。
「病自体はインフルエンザに似たもので、マスクをつければ感染を防げるし、ダンジョンから運び出して適切な治療を受ければすぐにでも治せるものなんだけど、発症したのがダンジョンの奥なのが問題なんだよね。運び出そうにも無事なのがスライムハンター子さんしかいないし、モンスターの妨害やダンジョンのトラップも当然ある。みんなにはモンスターやトラップをかいくぐってスラ友の元まで駆け付けて、彼らを助け出して欲しいんだ。その場で治療できるならそれでよし、無理でもダンジョンの外まで運び出せれば何とかなるはず。それにスライムハンター子さんの助けも借りられるはずだよ。彼女はスラ友を全員助け出すつもりでいるみたいだし、全員助け出すまでは地上に戻る気もないみたい。病気で死ぬ人間は少ない方が当然いいよね。どうか彼女の願いを叶えて欲しいんだ。よろしくね」
エマは一息つく。そして、説明を続ける。
「スラ友を助けた後もユーカリが丘冒険王国でやる事はある。まずはヘッドスライムの対処だね。ダンジョン最奥部の魔王城にいるからこいつを倒して欲しい。王劍ロンゴミニアドを手にしてるけど王劍は沈黙しているし、ヘッドスライムもこれの価値に気づいてないから気づく前に倒しちゃおう。二つ目は大魔王の復活に反応した簒奪者への対応だね。ダンジョンの外で交戦して、魔王城にたどり着く前に倒して欲しい。ユーカリが丘線を走る迎撃電車「こあら号」に搭載された各種兵器——ユーカリ毒ミサイルとか、竜漿魔導砲とか――も使えるよ。三つ目は大魔王軍への対応。大魔王の復活に呼応して、凶暴なモンスターがダンジョン内に現れているらしいんだ。これがダンジョンの外に出る前にやっつけて欲しい。四つ目は|迷宮配信者《ダンジョンストリーマー》の救出。スライムハンター子さんと他の|スラ友《ファン》を救出して欲しいんだ。五つ目は古代遺跡「天空聖堂」で『誰かスレイヤー』を作れるんだって。ユーカリが丘線の内側でしか使えない代わりに深い傷を与える武器を作れるみたい。それで、肝心のどこに行くかなんだけど……みんなで相談して決めてほしいんだ。どの作戦も無視できないものだからね。それじゃあみんな、頼んだよ」
そう言うとエマはユーカリが丘冒険王国に向かうEDEN達を見送った。
マスターより
ギャッツこんにちは、初心者マスターのギャッツと申します。
よろしければ皆さんが持つキャラクターの旅路の一つを描かせてください。判定は甘めです。サポートも利用して完結を目指します。
これは大規模シナリオ『ユーカリが丘迷宮戦』です。第2章の内容は一言雑談の話し合いの内容で決まります。一言雑談で相談して、第2章以降の作戦目的を決めてください。
第1章は病に倒れたスライムハンター子のファン、スラ友をダンジョンの奥から救出して貰います。マスクの着用を忘れずに。
第2章は当シナリオの一言雑談で決定したシナリオに分岐します。一言雑談への積極的な参加をお願いします。
●複数人参加について
同行者を伴う場合は、【ID】(呼び名があると助かります)、旅団やグループ参加は、【チーム・旅団名】を表記の上、提出時間を合わせて頂けると助かります。
皆様、どうかよろしくお願い致します。
6
第1章 冒険 『病魔の蔓延』
POW
物資や薬の運搬など体力仕事をする
SPD
容態が改善するように環境を整備する
WIZ
病気に関する知識から治療方法を考える
√ドラゴンファンタジー 普通7 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
●瘴気を目指して
感染を防ぐ不織布マスクを渡されてEDENがやって来たのはユーカリが丘冒険王国にあるダンジョンだ。この奥に病に倒れた冒険者達がいるという。しかし、軽く入っただけでもモンスターやトラップが目に入る。ここから病に倒れた人間を助け出すのは骨が折れるだろう。
幸いにも、救急車や迎えの車や馬車の数々がダンジョンの出口で待ち構えている。ダンジョンから救出することができればその後の心配はいらないだろう。
EDEN達はダンジョンの中へと足を踏み入れる。冒険者達の命運は彼らの手にかかっている。
馬車屋・イタチん~…。入口に救急車とかが来てるなら、イタチさんたちは徒歩で向かった方がいいかな~? 【救助活動、探索の心得】で、分隊の姉妹たちと一緒にダンジョンに潜るよ~。【掘削、切断・プラズマカッター】で道を切り開きつつ進むね~。医療用のマスク、よし! 二次感染への対策、よし! 指差し呼称をして安全を確認しつつ救助にあたるよ~。とりあえず…トリアージ?かな? 他にも来るヒトがいるだろうから、先行して周辺の安全確保・歩哨・搬送順序の判定を優先するね~。・・・頭数を揃えられるのが、イタチさんたち少女人形の強みだからね~。ほか、細々とした手伝いとかフォローできるように周りの能力者さんたちの様子を伺うよ~。
●オペレーション:レスキュー
瘴気立ち込めるダンジョンの入り口に、乳白色の髪に琥珀色の瞳をした|少女人形《レプリノイド》が現れる。彼女は|馬車屋・イタチ《まぐるまや・いたち》(|偵察戦闘車両《RCV》の|少女人形《レプリノイド》の素行不良個体・h02674)。|偵察戦闘車両《RCV》の性能を具現化した|少女人形《レプリノイド》だ。彼女は救急車や馬車でごった返すダンジョン入り口を見ながら、自分達は徒歩でダンジョンに向かった方がいいと判断する。幸いにも彼女には卓越した救助活動能力と、十分な探索の心得がある。彼女は√能力『|少女分隊《ダーティダース・シスターズ》』を発動、12体の95%くらい同じ外見の同型姉妹たちを呼び寄せ、指揮する。
「医療用のマスク、よし!二次感染への対策、よし!」少女分隊は指差し呼称をして感染対策をする。自分たちが病に倒れ、ミイラ取りがミイラになっては元も子も無い。念入りに準備をし、13人の少女達がいよいよダンジョンに潜り込む。
ダンジョン内には様々なトラップや下級のモンスターがおり、救助活動を阻もうとしていたが、イタチさんたち13人の少女人形はプラズマカッターで壁やトラップを掘削、切断し、モンスターもプラズマカッターで両断する。ダンジョンの障害ももろともせず突き進み、遂にダンジョンの奥、スライムハンター子と、病にふせる彼女のファンであるスラ友達の元にたどり着いた。
「助けに来てくれたんだね!」スライムハンター子は言った。「早速運び出しをお願い!」
イタチさんたちは一先ずトリアージを行い、重症かつ救助可能なスラ友を選び出す。幸いまだ死者は出ていないようだ。後に続く者のために周辺の安全確保、歩哨、搬送順序の判定を行いながら、余った少女人形が患者のスラ友を一人ずつ背負い、ダンジョンの外へと連れていく。これが合計で13人もの分隊を指揮することのできる|少女分隊《ダーティダース・シスターズ》の力、医療の場で何より必要となる人力を効率よく提供していた。その手際は圧倒的である。過酷な戦場であるウォーゾーンで培った技術は異郷の地でも有効だ。
「凄い手際!助けに来てくれて本当にありがとね!」スライムハンター子は自身も救助活動を行いながら、イタチさん達に礼を言った。
🔵🔵🔵
大成功
霧島・光希瘴気か。割と厄介なんだよな……。
行こう、|影の騎士《シャドウナイト》。
相棒たる護霊、影の騎士と共に参戦。
不織布マスクで口と鼻を覆い、その上から兜(クローズヘルム)を被る。少々息苦しいが、こうした対策(「環境耐性」)をすれば大丈夫なはず。
配信で助けを求めるのはいい判断だ。常に情報を共有できる。
【召喚、影の騎士】……相棒たる影の騎士と並び立つ。影の騎士と自身、得物こそ異なるが大小の剣による二刀流。
邪魔なものは全て斬って撃って叩き潰して進む。魔物や罠を掃討してしまえば、帰りの安全確保になるし運び出すのも容易になるはずだ。
焦らず、急ぐ。魔物の攻撃や罠からの被害は装備(「鉄壁」)で軽減しつつ、突き進む!
●騎士達の救命活動
ダンジョンの入口で、一人の……いや、一人の少年と一騎の騎士が中を覗き込んでいる。少年の髪は黒い短髪で、青い瞳をしている。一方の騎士は漆黒の鎧に身を包んでいる。少年の名は|霧島・光希《きりしま・こうき》(ひとりと一騎の冒険少年・h01623)。そして傍らに立つ騎士は彼の護霊にして相棒の|影の騎士《シャドウナイト》だ。瘴気か、割と厄介なんだよな……と光希は思う。だが、救うべき人々がこの奥にいる。行こう、|影の騎士《シャドウナイト》と彼は伝えた。
光希は不織布マスクで口と鼻を覆い、その上からクローズヘルムを被る。少々息苦しいが、これで十分な環境耐性を得られる。瘴気を吸い込んでも病にかかる危険性はないだろう。光希はスマートフォンを取り出し、スライムハンター子の配信を聞ける状態にする。配信で助けを求めるのはいい判断だ、と光希は思う。これで常に情報を共有できる。
光希は√能力『|召喚、影の騎士《サモン、シャドウナイト》』を発動し、相棒たる|影の騎士《シャドウナイト》を召喚し、並び立つ。|影の騎士《シャドウナイト》と光希自身、得物こそ異なるが大小の剣による二刀流の騎士が二人、ダンジョンの中に入り込む。
光希達はダンジョン内のモンスターやトラップなど、邪魔なものを片っ端から斬って、剣の投射能力で撃って、叩き潰して進んでいく。スライム状のモンスターが真っ二つになり、トラバサミが粉々になり、スイッチが潰れて機能停止していく。|影の騎士《シャドウナイト》もいるため効率は二倍だ。時折飛んでくる攻撃も着こんだ鎧で弾き返す。|影の騎士《シャドウナイト》がヘビ型のモンスターを剣で突き刺して倒した先で、光希達はスライムハンター子とそのファンであるスラ友の元にたどり着いた。
「助けに来てくれたんだね、ありがとうっ!」スライムハンター子は二人の騎士に言う。「早速だけど、スラ友達を運びだして欲しいのだ!瘴気を吸い込んじゃって、病気を発症しちゃって、自力じゃ動けなくなっちゃったんだ……」
「わかった。ぼく達に任せて」光希は言う。「運び出そう、|影の騎士《シャドウナイト》」
光希と|影の騎士《シャドウナイト》はスライムハンター子と共に病に倒れたスラ友を背負い、ダンジョンの外へと運び出し始める。人を運ぶのは重労働だが、相棒と一緒ならすぐ終わるだろう。光希は|影の騎士《シャドウナイト》がいることに改めて感謝した。
🔵🔵🔵
大成功
エレノール・ムーンレイカー救援を頼まれたら断る理由は何処にもありませんね。急いで現場に行きましょう!
念のため、より強力な毒や瘴気をシャットアウトできるように、自前の防毒マスクを装備してダンジョンへ突入しますよ!
まずは救助のためにモンスターやトラップの突破が必要になりますね……。モンスターはオンディーヌで撃ち抜き、トラップは第六感で察知し、回避していきましょう。
現場に到着したら、聖樹の護霊を召喚し、彼女たちに魔法でスラ友さんたちの毒の治療を行わせましょう。
治療を終えたら念のためにスラ友さんたちを地上まで護衛していきましょう。ダンジョンは地上に出るまで、何が起こるかわかりませんからね。
●清き水の救い
一人の女性の手元にあるスマートフォンから、スライムハンター子からの救援を求める配信が流れる。救援を頼まれたら断る理由は何処にもありませんね、急いで現場に行きましょう!とスマホを持っていた女性、エレノール・ムーンレイカー(蒼月の守護者・h05517)は思う。彼女は銀色のセミロングの髪に琥珀色の瞳をしたエルフだ。彼女は念のため、強力な毒や瘴気をシャットアウトできるように高性能防毒マスクを身に着けて瘴気の立ち込めるダンジョンの中へと突入する。
救助のためにはまず、モンスターやトラップを突破してスライムハンター子のファン、スラ友の元までたどり着かなければならない。エレノールは水の精霊の加護を受けたライフル型の竜漿兵器、オンディーヌを構える。エレノールの前にコウモリ型のモンスターが姿を現したが、彼女はオンディーヌで一体また一体と撃ち落としていく。モンスターを撃ち落としたエレノールは油断しない。彼女の優れた第六感がトラップの存在を知らせる。そのトラップは一見すると何の変哲もないタイルだ。しかしそれは踏むと発動するスイッチであり、エレノールが試しに踏んですぐに身を引っ込めると、スイッチのあった場所に巨大なギロチンが落ちてくる。エレノールは無事だ。瘴気を抜きにしても危険なダンジョンですね、と彼女は思う。やがて、エレノールはスライムハンター子と病に苦しむスラ友の元にたどり着いた。
「配信を見てくれたのかな?」スライムハンター子は言う。「スラ友のみんなが大ピンチなのだ……助けて、お願いっ!」
「もちろんです。そのために来たのですから」エレノールは言い、詠唱を始める。「全ての命ささえる聖樹よ、我等を庇護したまえ!」すると、√能力『|聖樹の護霊《ガーディアンズ・オブ・ユグドラシル》』が発動、色とりどりの衣を身に纏った、姿の異なる9体の聖樹の護霊が現れる。聖樹の護霊はエレノールの指示に従い、傷や身体の不調を癒す魔法を病にふせるスラ友達にかけていく。魔法をかけられたスラ友達は快癒とまでは行かないまでも、少なくとも自力で歩けるほどには回復する。
「ありがとう!これでここから抜け出せる!」スラ友の一人が言う。
「喜ぶのは早いですよ」エレノールは言う。「ダンジョンは地上に出るまで、何が起こるかわかりませんからね。私が護衛していきましょう」
そしてエレノールは動けるようになったスラ友の護衛をする。途中危ないところはあったが、オンディーヌの銃弾とエレノールの第六感が帰り道でも活躍し、多くのスラ友が再び陽の光を浴びることができた。
🔵🔵🔵
大成功
エピフィラ・ルニフローラ「お迎えに参りました。皆様揃って、地上へ戻りましょう」
不織布マスクを着用。
罠を見極め、安全な帰路を標しつつ患者の元へ。
スライムハンター子様に人数と容態を伺い、重症者から持参の担架に収容。
動けない患者に声をかけ『月華影心流・護花』を発動。
抜刀の一閃を白花の蕾へ結び、防御十倍と負傷回復で搬送中の命を護る。
病の治療は地上の救護班へ託し、わたくしは確実な救出に専念。
患者を揺らさぬよう機械躯体で担架を支え、魔物には身を盾として割り込み、居合で退路を開く。
スライムハンター子様と協力して出口まで運び、人数を照合し、容態を伝えて引き渡す。
「この刃にも、命を守る使い道がございます」
●月光の刃
黒く長い髪を束ねて下ろし、緑色の瞳をしたメイド服姿の完全機械人のエピフィラ・ルニフローラ(A.N.C.-L-XVI《LUNIFLORA》記憶無き花・h13547)がダンジョンの奥を覗き込む。ダンジョンから立ち込める瘴気は全身が機械である彼女にも悪影響を及ぼすかもしれない。彼女は念のため不織布マスクを着用し、ダンジョンの中へと潜り込む。
エピフィラは罠を見極め、モンスターの視線をかいくぐりながらダンジョンを突き進んでいく。安全そうな帰路を頭に叩き込んでいく。その途中、蜘蛛の姿をしたモンスターに見つかりそうになる。エピフィラは虫が苦手だ——硬直してしまう程に。幸いにも蜘蛛型モンスターに見つかることはなく、彼女はダンジョンの奥にたどり着く。
「お迎えに参りました」エピフィラは言う。その姿は気品ある侍女のようだ。「皆様揃って、地上へ戻りましょう。一先ず残り人数と容体をお教えください」
「救援ありがとうっ!」スライムハンター子はエピフィラに言う。「あと二人でここにいるスラ友は全員運びだせるのだ。でも自力では歩けないほど消耗してて……運び出すのを手伝って、お願い!」
「もちろんです」エピフィラは言う。「わたくしはそのために来たのですから。この刃にも、命を守る使い道がございます」
エピフィラは病にふせるスラ友に声をかけるが、咳き込むばかりで返事もままならない様子だ。やむなく彼女は乳白色の鞘と黒銀の刀身を持つ長刀、月下美人を抜き√能力『月華影心流・護花』を発動、月下美人を抜刀した軌跡から白い花のつぼみの形をした月光の花弁をスラ友達に放つ。月光の花弁をつけられたスラ友達は動けなくなる代わりに圧倒的な防御力と治癒を得る。これで搬送中の安全を確保できるだろう。
エピフィラはスライムハンター子と共にスラ友の一人を担架に乗せる。エピフィラは機械体躯で担架を支え、全力で運んでいく。スライム状のモンスターが立ちはだかったが、彼女は身を盾にしてスライムを弾き、担架をゆっくり下ろすと高速の居合でスライムを斬り伏せた。再び担架を掴みダンジョンの外を目指すエピフィラ。無事一人をダンジョンの外へ送り届けると、再びダンジョンの奥に潜っていき、同じ要領で最後の一人を連れ出した。
エピフィラは運び出した人数を照合する。他のEDENも運び出しを行った甲斐あって配信で伝えられていたスラ友を全員外へと運び出すことができた。彼らは後程適切な治療を受け、回復するだろう。
「みんなありがとう!とても助かったのだ!」スライムハンター子は言った。
🔵🔵🔵
大成功
第2章 冒険 『ダンジョンに埋もれし遺跡』
POW
遺跡内を手当たり次第調べてみる。
SPD
遺跡内を電子器具を用いつつ調査する。
WIZ
遺跡内を魔力を用いつつ調査する。
√ドラゴンファンタジー 普通7 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
●続く救助作戦
「瘴気の中からスラ友達を助け出してくれてありがとうっ!」スライムハンター子は言う。「とても助かったのだ!」しかし、彼女がダンジョンから出る様子はない。
「実は……」スライムハンター子は言う。「他のスラ友達がダンジョンの別のエリアに向かったのだ。スラ友達にさっきスマホで連絡を送ったんだけど返事が返ってこなくて。モンスターやトラップに襲われて動けなくなってるのかも……彼らのことも助けて欲しいのだ。お願い!」
スライムハンター子曰く、残りのスラ友が向かった別のエリアは瘴気が立ち込めている訳ではないが、複雑怪奇な迷路になっており、その上先ほどと同じように下級のモンスターやトラップが待ち受けているという。スマートフォンでの連絡が通らなかったことから電波も阻害されている可能性が高い。スライムハンター子はそこに向かったスラ友達も助け出すつもりでいる。が、やはり一人では骨が折れるだろう。手を貸した方が良さそうだ。
エレノール・ムーンレイカー瘴気の次は迷路ですか……。真っ当に攻略を試みて時間がかかってしまえば、被害を受けるスラ友さんも増えるでしょうし、ちょっと狡い手を使わせてもらいましょうか。
梟の使役霊を使用し、千里眼で迷路の構造を把握してもらってから、フクロウさんたちに迷路のナビをしてもらいましょう。遭遇するモンスターは下級ということなので、フクロウさん達の攻撃でも対処できるでしょうし、トラップも千里眼でサーチ済みですので気を付ければ回避できると思います。
スラ友さん全員と合流出来たら、引き続きフクロウさんたちにナビをしてもらいつつ、最後まで油断はしないように、と声を掛けながら彼等を護衛して脱出を目指しましょう。
●フクロウは全てを見通す
ダンジョン内、瘴気が満ちていたエリアを逸れると、そこは複雑に入り組んだ迷路だ。大声で何かを訴える声は聞こえてくるものの、くぐもってハッキリとは聞き取れない。この迷路の中にスライムハンター子さんのファン、スラ友さんがいるのは確かなようですが、真っ当に攻略を試みて時間がかかってしまえば、被害を受けるスラ友さんも増えるでしょう、とエレノール・ムーンレイカー(蒼月の守護者・h05517)は思う。ちょっと狡い手を使わせてもらいましょうか。
エレノールは√能力『|梟の使役霊《ファミリア・ストリクス》』を発動、62体のフクロウの使役霊を召喚する。霊体のフクロウ達は千里眼で迷路の構造を見抜くと、エレノールの先導を始める。千里眼による空間把握はずば抜けており、フクロウ達は複雑怪奇な迷路を自宅か何かのようにすいすい進んでいく。途中、狼型のモンスターと遭遇するが、フクロウの群れが空中から大量の蹴りを浴びせ、あっという間に倒す。それからエレノールが歩みを進めようとすると、一羽のフクロウが彼女の道を遮り、別の一羽が進む先にある床を踏んで羽ばたく。すると、床が抜け落とし穴が現れた。底には棘が敷き詰められており、落ちた者の運命を雄弁に物語っていた。幸い穴は冒険者ならば楽に飛び越えられるサイズだった。エレノールは穴を飛び越え、ダンジョンを突き進む。
千里眼による探知は迷い込んだスラ友の居所も突き止めている。エレノールが彼らに近づくとフクロウがスラ友の前に姿を現し、エレノールの元へ誘導する。迷路に突入してからわずかな時間で、多くのスラ友を発見することができた。
「さて、帰るまでがダンジョンですよ」エレノールはスラ友達に言う。「最後まで油断しないように」そして彼女は彼らの先導を始める。
フクロウの使役霊のお陰もあり、エレノールはスムーズに多くのスラ友達を迷路から脱出させることに成功する。スライムハンター子は脱出したスラ友達とスマートフォンで通信し、ダンジョンに入ったメンバーを管理するアプリで誰が脱出したかを確認する。
「またスラ友達を助けてくれてありがとう!」スライムハンター子はエレノールに礼を言う。「頼りになるのだ!この調子で全員助けだすよん!」
🔵🔵🔵
大成功
馬車屋・イタチ電波ダメか~…。(いちおう、念のため脅威電波探索装置を持っていきつつ)【情報収集、地図作成、探索の心得】でダンジョンのマッピングしつつ進むよ~。イタチさんたち姉妹はスリーマンセルを徹底・・・1人余る? ほな、1人だけは単独行動か~…。(怒れるイタチさんたち13人による厳正な殴り合いの結果、チーム分けをします) 要救助者を発見したら、肩を貸して【救助活動】するイタチさん、先行して安全確認するイタチさん、後方警戒するイタチさんに分担して来た道を戻る~。・・・罰ゲームめいた単独行動イタチさん1人は…とりあえずダンジョンの一番深い奥まで潜ってもらう方向で~。気合で残されたスラ友を探索してくるんだよ~!
●救助活動異常なし?
「電波ダメか~……」|馬車屋・イタチ《まぐるまや・いたち》(|偵察戦闘車両《RCV》の|少女人形《レプリノイド》の素行不良個体・h02674)は脅威電波探索装置を迷路に向けて言う。何らかの素材で電波が遮断されているのか、ダンジョン探索用スマートフォンを持っているはずのスラ友達の反応が無い。イタチは至近距離なら通信が繋がるかもしれないと思い、念のため脅威電波探索装置を持っていくことにする。
イタチは√能力『|少女分隊《ダーティダース・シスターズ》』で12体の95%くらい同じ外見の同型姉妹たちを招集する。これによってスリーマンセルを徹底し救助活動を……イタチさんたちは13人いる。3で割ったら一人余る。
「ほな、1人だけは単独行動か~……」イタチが言うと、怒れるイタチさんたちは突如殴り合いを始める。最初に倒れた一人が単独行動だ。そこから先は倒れた順番に三人一組のチームとなっていく。困惑するスライムハンター子を尻目に、イタチさんたちはチーム分けを終えた。
イタチさんたちはスリーマンセル4組と単独行動一人で迷路の中を突き進んでいく。迷路の情報を収集し、地図を作成し、そこに磨いてきた探索の心得を加えることで複雑怪奇な迷路を突き進んでいく。途中トラップやモンスターの襲撃もあったが、探索慣れしているイタチさんたちは止まらない。迷子になったスラ友達を次々と見つけていく。
迷路に迷い込んだスラ友の中にはモンスターやトラップに襲われ負傷している者もいる。だがイタチさんたちは手慣れた救助活動を行う個体、先行して安全確認する個体、後方警戒する個体に分担して効率よくスラ友達を運び出していく。その一方で、罰ゲームのように単独行動をすることになったイタチは迷路の一番深いところまで潜ることになっていた。気合で突き進みながら進む単独行動イタチは足元に違和感を感じ、ガコンという鈍い音を聞いた。探索の心得に従いすぐさまその場を離れるイタチ。間もなく、スイッチの上を巨大な鎌が振り子のように高速で飛んできて、壁に突き刺さり、止まった。その奥に、運よく先のスイッチを踏まずに済んでいたスラ友を発見、出口まで気合で連れ帰る。
イタチさんたちの活躍で、迷路から多くのスラ友が助け出された。スライムハンター子は救助されたスラ友と通信を行い、スマートフォンのアプリを利用して、誰が助け出されたかを確認する。
「突然殴り合いを始めた時はどうなるかと思ったけど……またまた助かったのだ!」スライムハンター子はイタチさんたちに言った。
🔵🔵🔵
大成功
霧島・光希当然だ。やるからには全員助ける。みんなで生きて帰らないと。
迷宮内での救助活動を継続。
目的となる場所は複雑な迷路と聞けば、先程とは違うパターンで挑む。
影の騎士は“影”に控えさせ、代わりに──【見えざる従者】、起動。
自らを起点として半径50m程度まで展開可能な、50体以上の不可視の“従者”たち。
かれらと視界を、謎めいた超感覚を。時に共有、時に遮断しつつ。
簡単なマッピングもしながら複雑な迷路を進み、発見した魔物や罠は片っ端から叩いて潰す。多数の“従者”たちによるエネルギー弾の投射で撃ち砕いていく。
進んだ先でスラ友たちを発見し次第、安全な場所まで運んでいく。可能なら他のEDEN達とも情報を共有しよう。
●従者の導き
瘴気からスラ友を救い出した後、迷路に迷い込んだスラ友の救出をスライムハンター子は頼む。それに対し光希は、当然だ、やるからには全員助ける、みんなで生きて帰らないと、と思う。
「もちろんスラ友さん達は全員助け出すよ」光希はそう言い、ダンジョンの迷路への道へと歩みを進める。
目標となる場所は複雑な迷路だ。光希はより効率的な救助のため、|影の騎士《シャドウナイト》を影に控えさせ、√能力『|見えざる従者《インビジブル・サーヴァント》』を起動、53体の不可視の小さな精霊、”従者”達を展開する。彼らは光希と共有、遮断が可能な、視覚や超感覚による探索か、謎めいたエネルギーの投射による弱い攻撃ができる。”従者”達は地形やトラップ、モンスターやスラ友の位置など、有益な情報を次々光希に送るが、彼らが拾って来る情報の中には昔迷路に迷いこんで息絶えた冒険者や既に倒されたモンスターなどの不要な情報もあったため、光希は適宜不要な情報を遮断していった。
光希は帯属性、投射機能を持つ長剣型竜漿兵器「ステラ」と短剣型竜漿兵器「イグニス」を手にダンジョンを突き進んでいく。火を放つトラップを火の射程の外から投射攻撃で破壊し、木槌を持ったモンスターを”従者”のエネルギー弾の嵐が撃ち抜いていく。光希と不可視の”従者”はスラ友達の安全を確保するため、モンスターという名のモンスター、トラップという名のトラップを破壊しながら突き進んでいった。
光希は一通り破壊を終えると、スラ友達の出口への誘導に移った。見えざる”従者”の導きに従い迷子になったスラ友を一人また一人と見つけていく光希。やがて彼の後ろにはスラ友達の列ができていた。混雑による危険を回避するため、一度スラ友達を出口へと誘導する光希。スライムハンター子はスラ友達を迎えながらスマートフォンでの通信を行い、誰が脱出したかのリストを埋めていく。
「こんなに効率よく迷子のスラ友達を助け出してくれるなんて!」スライムハンター子は光希に言う。「あなたは優秀な冒険者なんだねっ!」
「そう言われると照れるな……」光希は自分を支えてくれた先輩冒険者や”従者”、そして|影の騎士《シャドウナイト》のことを思い浮かべながら言った。
🔵🔵🔵
大成功
エピフィラ・ルニフローラ「お迎えは、まだ終わっておりません。どうぞ、わたくしの後ろへ」
スライムハンター子様に人数と最後の連絡場所を伺い、灯りと担架を携えて先導。
通信に頼らず紙に見取図を描き、分岐には番号と帰路の矢印を残す。
足跡や争った痕跡、微かな声を辿り、床の継ぎ目や仕掛け糸を確かめ、罠を避けた道を繋ぐ。
魔物には救助対象との間へ入り、自分への攻撃を誘って『月華影心流・宵待』。
安全を確かめた足場へ跳び、黒銀の一閃で先制。白い花弁に身を隠しても護衛範囲を離れず、追撃より退路確保を優先。
虫型に指が強張っても、助けを待つ声へ意識を戻す。
発見時は目線を合わせ「もう、お独りではございません」。
歩けない負傷者へは声をかけて抜刀。
『月華影心流・護花』の剣閃を白い蕾に結び、防御十倍と負傷回復で護り、担架で揺らさず搬送。
交戦時は担架を安全な壁際へ下ろす。
彼女には歩ける方の誘導をお願いする。
彼女も含め人数を照合し、印を辿って地上へ。救護班へ引き渡すまで護衛を続け、静かに一礼。
「これにて、お迎えは完了でございます」
アドリブ等歓迎
●月光の導き
「お迎えは、まだ終わっておりません」エピフィラ・ルニフローラ(A.N.C.-L-XVI《LUNIFLORA》記憶無き花・h13547)は追加の救助を頼むスライムハンター子に言う。「どうぞ、わたしくの後ろへ。スライムハンター子様、残りの人数と最後の連絡先をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
エピフィラはスライムハンター子から残り人数と集合場所——この迷路の入口だ——を確認すると、灯りと担架を持ってスライムハンター子を先導し始める。エピフィラは機械に頼らず紙に迷路の見取り図を描き、分岐に番号と帰路の矢印を残しながら丁寧に探索を進めていく。彼女はスラ友のものと思しき足跡やモンスターと争った痕跡、微かに聞こえる声を辿りながら迷路を進んで行く。彼女は床の継ぎ目や仕掛け糸の有無を確かめながら慎重に迷路を進んでいく。その途中、エピフィラは仕掛け糸が壺と繋がっているトラップを発見する。彼女は糸を壺から外し、壺をあらためる。
「あっ、この仕掛けアプリで見たことある!」後ろから来たスライムハンター子がエピフィラに言う。「その壺の中身は油と壺が割れた時に発動する発火の魔術で、不用意に糸を通れば油がこぼれて壺から発火、密室を火と煙で満たす危険なトラップだよ。踏む前に見つけられてよかったね!全く危ないなあ、もう」
「まるでブービートラップですね」エピフィラは言う。「安全のため、誤って蹴り倒しにくい場所に移しましょう」そして壺の位置をずらす。
迷路を進んでいった先でハッキリとした叫び声を聞く。迷い込んだスラ友達の声のようだ。
「助けて!巨大な蜘蛛が!」
「このままじゃ死んじゃう!」
「出口はどこ!?わからないよ!」
エピフィラはスラ友達と蜘蛛型モンスターの間に入る。蜘蛛型モンスターは人と同じくらいのサイズで壁を這い、スラ友を捕食しようとしていた。エピフィラが間に入ったことで、その狙いを彼女に移す。彼女は再び苦手な虫と遭遇し、指が強張るのを感じる。しかし、後ろには自身の助けを待つ者がいる。エピフィラは勇気を振り絞り、長刀『月下美人』に手をかける。
巨大な蜘蛛が糸を吐こうとする。エピフィラは先んじて√能力『月華影心流・宵待』を発動、月下美人の一閃で先んじて蜘蛛を斬り、白い花弁を纏って隠密状態になる。エピフィラを見失った蜘蛛はスラ友達に襲い掛かろうとするが、エピフィラは隠密状態のまま蜘蛛を斬り裂き進行を食い止める。その間にスライムハンター子がスラ友達に呼びかけ、安全な場所へと避難させる。やがて巨大な蜘蛛はエピフィラの姿を捉えることができず、無数の斬撃を受けて倒れた。
スラ友は助けたが、まだ全員ではない。エピフィラは先程発見したスラ友達の誘導をスライムハンター子に頼むと、迷路の奥深くまで進んでいき、そして迷路に迷い込んだ最後のスラ友を見つける。しかし、そのスラ友は脚を負傷して歩けない状態になっている。側にはスライム状のモンスターの死骸があり、恐らくそれとの交戦で負傷したのだろう。
「もう、お独りではございません」エピフィラは目線を合わせ、言う。「お迎えに参りました」
「助かった……!」スラ友は言う。「けど、この脚じゃ動けない……」
「ご心配なく。動かないでください」エピフィラは言うと√能力『月華影心流・護花』を発動、月下美人の抜刀軌跡から生み出した月光の花弁を負傷したスラ友に付け、動けなくなる代わりに硬い護りと治癒状態を与える。そして最後のスラ友を担架に乗せると、完全機械人の力で持ち上げる。目指すは迷路の入口だ。幸い、迷路の構造は既に把握している。運び出すことさえできれば一件落着だろう。
だが、そうは問屋が卸さないのがダンジョンだ。迷路から運び出す途中で、エピフィラはスライムの群れに囲まれる。一体一体は大したことないが、スラ友を守りながら戦うには本来ならば骨が折れるだろう。だがエピフィラは担架を下ろすと月下美人でスライムを次々と斬り伏せ始める。大量のスライムはエピフィラの猛攻をかいくぐって傷ついたスラ友に攻撃を加えるが、月華影心流・護花に守られたスラ友は傷つかない。間もなく、エピフィラはスライムを全滅させ、再びスラ友の運び出しに戻った。
やがて、最後のスラ友を迷路の外、そしてダンジョンの外へと運び出したエピフィラ。スライムハンター子はスマートフォンの通信を行い、ダンジョンに一緒に入ったスラ友が全員助け出されたことを改めて確認する。
「本当にありがとうっ!」スライムハンター子はエピフィラに言う。「みんな無事に帰れたのだ!一時はどうなるかと思ったけど……無事でよかったよん」
「これにて、お迎えは完了でございます」エピフィラは礼儀正しく答えた。
救助されたスラ友達は、治療が必要な者達は適切な治療を受け、間もなく元気を取り戻すだろう。EDENの救助活動は多くの命を救ったのだった。
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大成功