シナリオ

0
探し物は捜査資料!? うっかり異能捜査官の厄災日和

#√汎神解剖機関 #ゾディアック・ミラー #プレイング受付中

タグの編集

作者のみ追加・削除できます(🔒️公式タグは不可)。

 #√汎神解剖機関
 #ゾディアック・ミラー
 #プレイング受付中

※あなたはタグを編集できません。

ゾディアック・ミラー

これは2章構成の期間限定シナリオです。10/25(日)16時頃までに完結したシナリオの結果により、宿敵の運命が変わります。
なお、期間中に宿敵主によって倒された場合、通常のルール通り宿敵は絶対死します。

「この度は、お集まりくださってありがとうございます。実は、少々やっかいな怪異の出現が予知されまして……」
 レゾネ・未収 (Catalogue Raisonné・h13785)は、集合した√能力者を出迎え、実は、と説明を切り出した。

「怪異『荒魂ノ辻』、という名を御存じでしょうか。『見た者に厄災をもたらす能力」をもっており、今回は荒魂ノ辻自身でさえも認識していない災厄』が捕捉された形となります」
 その災厄とは、地を揺るがす強烈な局所地震。
 範囲は限定的だが、アスファルトが割れ、一部の地層が露出するほどの大災害だ。
「今回の厄災は、とある|警視庁異能捜査官《カミガリ》が怪異『荒魂ノ辻』を目撃したことがきっかけとなって発動します。ですので、皆さまには目撃者となる予定の警視庁異能捜査官を保護していただき、厄災の影響をできるだけ小さく抑えてほしいのですが……」
 そこで、レゾネは嘆息した。
「この警視庁異能捜査官、少々トラブルメーカーのようで……怪異『荒魂ノ辻』と遭遇する直前、捜査資料を落としたり、どこかに置き忘れたりといったミスをしでかしています。既に本人も気づいており、慌てて無くしたものを捜索中です。かなりパニックになっているようで、まともにこちらの話を聞いてくれる状況ではありません」

 ……既に日の暮れた街角で、警視庁異能捜査官の制服を着た女性が悲鳴をあげている。
「いーやー!? なんでなんでなんでどっこにもないのォ!? 捜査資料をなくしたなんて言ったら、今度こそクビにされちゃう!! やだやだ、どこどこどこォ——!? ない、ない、ない!! どっこにもなーい!!!」

 レゾネは神妙な顔で、厄災に巻き込まれる予定の警視庁異能捜査官の名前を『|椛島《かばしま》』、年齢は二十歳、性別は女性だと告げた。性格は忘れっぽく、そそっかしくて、考えるより先に体が動くタイプ。
「……皆さんにはいくつか選択肢があります。まず、最初から『椛島』は放っておくという手です。厄災をもたらす強力な怪異と戦うのに目撃者は足手まといです。彼女も警視庁異能捜査官ではありますが、怪異『荒魂ノ辻』相手の戦力に数えられるほどの能力はない。いっそのこと、放置しておくというのも悪くはありません。最悪でも警視庁異能捜査官のはしくれ、死にはしないでしょうし」
 もしくは、こういう手もある。
「彼女の探し物を手伝い、こちらに協力してもらう方法もあります。相手はとにかく、なくした捜査資料を探したい。それらが無事に戻れば、皆さまの話を聞き入れる余地も生まれるでしょう。厄災は彼女と怪異『荒魂ノ辻』が遭遇した地点で発動する。ならば、できるだけ人や建物の少ない場所に彼女を連れて行けば、厄災である局所地震の被害は最小限に留められる」
 もっとも、とレゾネは目を伏せる。
「彼女がなくした捜査資料、全部で8点もあります。まず、紙の書類が5枚。そして、封筒に入った証拠品の写真、関係者の連絡先が入った通信端末、捜査メモが書かれた警察手帳。時間の猶予もあまりありませんし、ひとりではとても探しきれません。全てを見つけるには、よほど効率よく探すか、手分けが必要です。こんなの、見つかる方が奇跡です」
 もし、なくしものを探している途中で怪異『荒魂ノ辻』と遭遇してしまったら最悪の展開が待ち受けている。ならば『椛島』には構わず、安全策を取るか? あるいは『椛島』の身柄を強制的に拘束するという手もなくはないが……そうなると彼女は全力で抵抗するだろう。無傷で捕らえられる保証はない。

「どのような手段を選ぶのかは皆さま次第です。最終的には怪異『荒魂ノ辻』さえ討伐できればいいのですから。それだけはどうかお忘れなく。皆さまの無事の帰還を、心よりお祈り申し上げます」
これまでのお話

第2章 ボス戦 『荒魂ノ辻』


POW 地変
【大地を揺らす事】による牽制、【液状化現象】による捕縛、【土石流】による強撃の連続攻撃を与える。
SPD 天変
【暴風】による牽制、【竜巻】による捕縛、【落雷】による強撃の連続攻撃を与える。
WIZ 水難
【間欠冷泉】による牽制、【渦潮】による捕縛、【大瀑布】による強撃の連続攻撃を与える。
イラスト らぎ
√汎神解剖機関 普通11

 √能力者たちの尽力によって椛島が失くした捜査資料のうち、紙の書類2枚と証拠写真以外の5点が回収された。荒魂ノ辻との遭遇前にすべてを発見することはできなかったが、パニック状態にあった椛島を落ち着かせて信頼関係を結ぶことができた。
 いまなら、椛島はこちらの話を聞いて、戦いに協力してくれるだろう。

「皆さん、私のために失くしものを探してくれました。だから今度は、私が皆さんのお役に立ちたいんです!」
 椛島が叫んだ時、その足元がぐらぐらと揺れ始める。
「地震……!?」
 地面が割れ、雷鳴轟く空に荒魂ノ辻が現れた。
 虹色の龍の瞳は椛島だけを見ている。
 否、彼女が犠牲になった時に得られるだろうインビジブルを視ているのだ、無意識に。もしもその魂を喰らわれてしまえば、荒魂ノ辻はすべての√能力を同時に使用することが可能になる。
 
 喰らいたい、という本能的な衝動に突き動かされた荒魂ノ辻が、椛島に襲いかかる——!!