祝・開通!! めでてぇなあ!!
●ひがいしゃ、なし!よし!
よくはない。
ここは√EDEN。さて唐突だが、ここに大きな穴がある。
ああそうだ穴だとも。兎の穴のように落っこちるような縦穴ではなく横穴なのだが、採石場に突如として空いた大穴だ。
爆音と共に開き、土煙をあげている大穴。そこからわらわらと現れるは……。
「ヒャッハーー!! 久々のシャバだぜェ!!」
「うおぅっっ日光まぶしっっ」
「バカお前!! 目ェならしとけって言っただろうが!!」
「めでてぇ〜〜旧正月かな!?」
溢れ出てくるは戦闘員! どいつもこいつもツルハシやらドリルやらを持ちウキウキワクワクで飛び出してきている!! 最後のやつはちょっとマトモ気味でしたね季節と時期的に。
ヘルメットを投げ捨て太陽に手をかざしていたり、風の寒さにぶるぶる震えている戦闘員にブランケットをかける優しい戦闘員がいたり。
何をしてるんでしょうか彼らは?
……あのー、もしかして。
「「「掘ってよかったーー!!」」」
なんかわかんないけど、穴、掘ってたみたいですね……。
無事に開通したみたいです……。
「ハーッハハハ! ようやくの『開通』だ! 祝え祝え! あとで酒でも飲もうじゃないか! さっむ、ちょっと今の時期の√EDENの日本寒くない?」
穴からずしずし歩いて出てきたのはおしゃべりな爬虫類のような怪人である。明らかにこの作戦の指揮官だ。背負うはガラクタと……カンテラと……あっ、貴方も掘ってたんですかね。
「|指揮官《ドン》!! こっからも予定通りっすよね!」
「おうとも! きちんと整えてしっかり使ってやらなきゃなァ!!」
さてまだまだ中から溢れてくる戦闘員! この掘った穴を、何に使おうというのか!
しっかり者たちは入り口なんか整えちゃったりしはじめてるぞ! さっきまで出口だっただろうが!!
しかし残念だ……星詠みにゾディアック・サインが降り感知された以上、お前たちの行く末は決まっている――。
「えー。わたくしあんまりこんなの見たくなかったかもしれない」
……翼で包まれたような姿の星詠み『怪人』は、降りてきたそーんなゾディアック・サインに対し、げんなりとした声で肘をついた。
あー。なんか……もっのすごい『暗喩』がね……あるもんね……。
●おかえり。
「『おかえり』、諸君。頼み事だ」
壁にもたれ掛かり、銀の蛇が巻き付く杖をつき、翼に包まれたような『怪人』の姿がそこにある。
ディー・コンセンテス・メルクリウス・アルケー・ディオスクロイ(辰砂の血液・h05644)。星詠み。元たる怪人名は【錬金賢者・メルクリウス】、ゆえにそう呼ぼう。
「穴が空いたのだ」
はい。メルクリウスさん、シンプルな説明ありがとうございます。
「詳細説明をする価値があるのかと脳が悲鳴を上げていてな。いや脳は悲鳴など上げはしないのだがこれは表現として。ともあれ穴が空いた。今は使われていない採石場に唐突に大穴が開けられたのだ。爆発物でも使ったのだろう、それはもう結構な……」
説明する気が起きないと言いつつお喋りなのは星詠みとしての性分ではなくメルクリウスの性格である。大挙なイントネーションの声と手の動きで丸を描いたりなんだりと。
「何かに使おうとしているらしい。まあ十中八九ろくでもないことだ。なぜ分かるか? わたくしはそういう『ろくでもないこと』をしてきた側であるからだ。誘い込んで戦場としたり、閉じ込めて分断したり、中に基地などを作るのも良いな。都合の良い穴なんていくらあってもよい」
そこで一度、間を置いて。
「すまない語弊があった」
翼で覆われた目元はどうだか分からないが、口元があきらかにごにょごにょ笑いをこらえている。お前まで暗喩を……。
「まあとにかく。この穴、なんとかしてきてもらえないかね。今から向かえば、穴が空いた直後に到着できるだろう。適当に塞いでもらえると助かる。野次馬などは介入してこない。しかし、うむ……戦闘員は邪魔してきそうだが、穴を埋めるまでは、本気にはならないだろう」
顎を揉みながら複雑そうな顔をしているが、これは笑いをこらえるための仕草であって。彼は考え込んでいるわけではない。
「指揮官も判明している。わたくしにとっては親近感を覚える能力だが、まあそんなものはどうでもいい。穴を埋め、邪魔者を蹴散らし、指揮官を引っ叩け。最初の一点だけが特殊だが、それ以降は諸君らの得意分野だろう?」
ふふんと鼻を鳴らしこつこつと杖で床を鳴らす怪人。水銀の蛇が彼の腕へと這い上がり、『煩いぞ、そういうのやめろ』とばかりに締め上げているが彼は気にしない。
「日常に空いた穴は塞がねばならん、そこから溢れてくるものは大抵ろくでもない。今回のようにな。さあいざ行け諸君!! わたくしは働かないぞ!!」
そうだね、星詠みってそういうもんだからね。
でもさあ……こんな事件で働かされる我々ってさあ……。
マスターより

おはようございます、親愛なる皆様!
R-Eと申します。
ごめん、これって極めてアホなシナリオなんだ。
知能指数をかなり下げて穴にお越しください。
わたくしもそうする。
●1章
穴を、埋めてください。いいから、埋めてください。
戦闘員の苦労とか考えなくていいんで。何も考えなくていいんで。
暗喩? いやいやいいんで。
考えると余計な演出(ほんとに余計)が入ります。
ワンチャンここで「大変だったね」とか懐柔しとくといい事……起き……るかなあ……。
●2章
なぜか分岐します。穴の埋め方とかワンチャンが起きたらダルいことになります。気をつけましょう。
どう気をつけるんですかね、星詠みにもよくわかっていないみたいですよ。
●3章
穴と言ったら爬虫類です。なんのことだよって想ったそこの君!
……そのままでいでくださいね。
なんか雑に強いみたいですが蹴散らしましょう!! 雑に強くても雑なので!!
冬にこんな寒そうなところに放りだしてごめんね……。
48
第1章 冒険 『日常にも穴はあるんだよな…』

POW
緊急出動、避難誘導、応急処置など
SPD
情報収集、物資・資機材確保など
WIZ
戦況分析、報告連絡、組織対応など
√EDEN 普通7 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

開けたら閉める。出したら仕舞う。掘った穴は埋めねばならぬーーそれは森羅万象世の理。
彼奴等が掘ったと言うならば、埋めて見せよう蔓延る理不尽!
そういうわけで久瀬・八雲、只今推参!
わたしです!!穴なんぞパパッと埋めて帰りますよ!!!!
穴を掘ったと言うことは当然四方八方土塊だらけと言う事。
じゃけん手っ取り早く埋めるには爆破が一番ってね!
浄化の焔を穴にぶち込んではいはい爆破爆破。
採石場ってことはでっかい岩なんかもあるでしょうし、土砂崩れなんかは岩で防いだりして制御しつつバンバン埋めていきましょうね!
ダメ押しに爆破で岩を埋めた穴の上に動かして重石にしておけば文句ないでしょう!
アドリブ連携◎
開けたら閉めて出したらしまって掘った穴は埋めねば――埋めねば? アレッ? 埋めたらいけない穴もたまにはあると思うのだがそれはそれ、これはこれ。
森羅万象! 世の理! 埋めるべき穴はすぐそこに!!
「掘ったと言うなら埋めて見せよう蔓延る理不尽ッ!」
ドンッと穴が開いた直後、もわもわ砂埃が舞う中――そういうわけで、わたしです!! 熱風背負って久瀬・八雲(緋焔の霊剣士・h03717)、ただいま推参!!
「や~! お疲れさまでーす!」
「あ~お疲れ様っす~……って、イヤ待って誰ェ?」
穴から出てきて早々にぽんぽん肩を叩かれた戦闘員。
なんかめっちゃあったけえ風吹いてんなぁ……。そんな事を考える戦闘員の横を抜け、しれっと大穴へと向かう八雲。あまりにも堂々とした様子に、彼らは何がなんだか分かっていない様子で顔を見合わせる。
「穴なんぞ! パパッと埋めて、帰りますよ!!」
先ほど爆破されたばかりの大穴。整えられる前ゆえに土塊、でっけえ岩、それはもう素材ならいくらでもございます。今なら追加も可能でしょうよ!
じゃけんもっかい爆破しましょうね~。
「すりー! つー! わんっ!」
カウントダウンはお元気に。あれっコレちょっと悪い予感してきた。ざわつく戦闘員だが時既に遅し。
「ゼロぉ!」
穴に向けて炸裂するは、霊剣・緋焔が纏いし浄化の焔。一直線に放たれた破砕の炎はものの見事に命中した。ざっくり半分ほど埋まった穴の中からすんごい悲鳴が聞こえてくる。あっちいとか言っているが、そんなもんに気を使うのは無用!!
爆破! 焼却! 汚いもんには蓋をせよ! ぱわー!!
……ん? 八雲ちゃん、普段はもうちょっとおとなしい感じに見えていた気がする……とか思っているかもしれない諸君。
|わたくし《地の文》もちょっとそう思った。たま~に超元気なのが魅力でしてね、覚えて帰りな。アグレッシブかつシンプル、効率的だけどド派手な塞ぎ方だねえ。
「おっ……おいおい何すんだよォ! せっかく開通したってのに!!」
慌てて穴へと駆け寄り、シャベル(地域によってはスコップと呼ぶがここでは大型のそれをシャベルと呼びます。ここはたぶん西のほう!)を用いて土砂を退けようとする戦闘員。
「ごめんなさい、これも仕事なんです!!」
「ぐえっ!」
その背中にでっかい岩がドンっと乗った。八雲はよいしょよいしょと小さな体で、土砂崩れしそうな場所に石を積んだりなんだりと。さっきの温かい風ってバフでしてね。小柄な彼女も今はとってもハイパワー。
まあまあ埋まったかな~! といったところで。
ほんなら、さあもう一発、いっちゃいましょうよ!!
「はいドーン!!」
ダメ押し一発! ちょっと高めなところを崩す!
落ちてきた石はしっかり重石になってしまわれた。あわれ埋まった戦闘員……だがまだ元気に生きているらしい。脚をばたつかせる彼の脚を懸命に引っ張るお仲間を見て、八雲はふふんと鼻を鳴らした。
わあい! 半分くらい埋まりましたね!!
たぶんまだ中から崩しにかかってくることでしょうが、そんなもんはええのです。
空いたら埋めりゃよろしくてよ!
🔵🔵🔵 大成功

※連携アドリブ歓迎
すげえ!採掘場にでっけー穴!!
特撮に出てくる爆発シーンの跡みたいだ!(テンションUP!!!)
これ閉じないといけないのか?何かもったいなくない?
まあ星詠みが「塞げ」って言ってるならそうするしかねぇか。
という訳で(その辺に居た?採掘員に肩ぽふ)お前たちには悪いけど……通行止め、させてもらうわ。
穴は横穴ということで……『風拳三段法』を上手く使えないかな?
発生させた強風と竜巻で、周囲に散らばった土やらなんやらを雑に穴の前に集結。
後は集まった土やらなんやらをひたすら殴って穴に放り込め!
ついでに穴の回りも殴って、回りを崩していくのも良いかもしれない?
細かいことは分からんぜ!!(どーん)
「すげえ! 採掘場にでっけー穴!! 特撮に出てくる爆発シーンの跡みたいだ!」
そうなんですよ、実はコレけっこうすごくって。今ちょっと半分以上埋まっちゃったのを戦闘員たちが頑張って40%くらいの開通度に戻している最中なんですけれど。
ていうかホントに|プラグマ《悪の組織》がブチ空けた穴なので特撮爆破の跡というのはあながちどころではなく、間違いなく。
しかしテンションアガりますよね発破掘削って。そう思いますよね矢神・疾風(風駆ける者・h00095)くん!!
「……これ閉じないといけないのか? 何かもったいなくない?」
残念そうに顎を揉み穴を眺める疾風。それが、塞がないとたぶん中「余計なもの」が出てくる気配がしているとのことで……。ほら今に頑張って這い上がってきて、外を見て何事だよって顔している戦闘員がそこにいたりするわけです。
ま、星詠みもよくわからない! と言っていたので中の様子は本当にわからないのだが。どうなってるんだろう。主に首謀者とか。
「――ウオーッ! 太陽の光!!」
……なんかさっきから半分くらい埋まってた戦闘員が引っこ抜けたようです、おめでとう!!
そんな喜ぶ戦闘員たちの肩へとぽふんと手を置いて。
「喜んでるところ悪いんだけどさ……」
「エッ? 誰? また誰??」
ほんとにね。こういう手合はね、次々現れる√能力者に対して混乱してるうちに、畳み掛けるのが一番ええんですよ。
「……通行止め、させてもらうわ」
に~っこり笑顔の疾風を見て、妙な命の危険を感じて後ずさる戦闘員たち。えっさほいさと土砂を掻き出していた戦闘員も彼を振り返る。
「待ッえぇッ!? ちょっホントになんで埋めるの!? 開いてていいじゃん!? どうせこの後のこと阻止すれば穴なんて塞がなくていいじゃん!?」
慌てた様子で疾風に訴えかける戦闘員。それはそうなんですけど、埋めておいたほうがいいんですよ。現実的に。増援とか面倒じゃないですか。
穴は横。縦だと埋めるのにも時間がかかるか、派手すぎる方法を取るくらいしかなかったかもしれないが。横なのだ。こだわりなんですけれど。横って都合が良くてですね。
「さぁ~て……ちょっと上手いこと、頑張っちゃおうかな!」
周囲に渦巻く風の流れ。砂を巻き上げるは風龍神の加護。風速が強まり、周囲の土塊や岩が浮き上がり、穴の前に集まる――! あ、ちょっと雑。でも雑でいいから埋めろってんでコレでいいんすよ。
「そーら退いてなっ、巻き添え食らうぜッ!!」
竜巻により捕縛された岩や土砂。疾風の拳がそれらを空いた穴を埋めるように叩き込む!
……『質量』って正義でェ……パパッと埋めるにゃちょうどよく! あっそういや疾風さんって父……おっといけない余計なことを。
ついでとばかりに穴の周囲へ一撃入れれば、さらに周囲の岩が崩れる。
あっともーうちょい! そーらもーうちょいっ!
細かいこと?
そんなの気にすんなよ! 埋まればなんでもいいんだからよぉ!!
努力の結晶が僅かな時間で文字通り潰えていく戦闘員の気持ちなど、横に置いたり尻に敷くといいのだ!!
🔵🔵🔵 大成功

アドリブ&連携歓迎
……すごい……。本当に、穴、開いてる。
(とりあえず穴は塞ぐのが命令だったな……。やり方は……俺にできる範囲で頑張ろう)
まず爆発で散らばった大きな岩や瓦礫など掃除がてら、怪力でひょいと持ち上げ穴へ投げ込む。
(あとは……ここ、崩せば完全に埋まるかな?)
……っ……!
力加減を慎重に、穴の近くを殴って崩して穴を塞ぐ。
※止めようとする戦闘員がいるなら、言霊で邪魔できないよう「動くな」と言っておく。
(邪魔して来るなら、敵……のはずだから……)
「……すごい……。本当に、穴、開いてる」
「開いてるっていうか開けたんすけどみんな塞ぎにかかってくるんすよォ〜!!」
コウガミ・ルカ(人間災厄「麻薬犬」・h03932)の言葉に半泣きで訴えかけてくる戦闘員。先ほどから忙しなく土砂や岩を外へとせっせと運ぶ様といったら、アリの巣穴掘りにもよく似ている。ルカくんも観察したことがあるかもしれない。彼らの働きっぷりったらカワイイものなんですけど、残念なことに今回は戦闘員のため……はい。
穴を塞げ、というシンプルな命令、指示だ。どのようにかは指定されていない以上、自由で良い。
マージで自由で良いので、みなさんとりあず岩や土塊で塞いでおります。ヨシ!! それにならいましょう!!
「(……俺にできる範囲で頑張ろう)」
初めの爆破、それから戦闘員や√能力者によって周囲に散らばっている大きな岩などを、外見に似合わぬ怪力でひょいと抱え上げるルカ。それを見て戦闘員がおずおずといった様子で声をかけてくる。
「……て……手伝ってもらえますう?」
みごとなゴマスリの手とともに。明らかに敵である√能力者にも縋りたいほどに、彼らのメンタルは追い詰められつつある……。ちょっぴり心は痛むかもしれないが、残念ながら……逆なんだよなぁ〜!!
「――ん!」
持ち上げた岩を勢いよく……投げた!!
ジャストミート!! ほどよく開いていた|穴《ゴール》へシュート!! 超・エキサイティング!!
最近またちょっと流行っているらしいですねこの言葉。
「あーっ! やっぱり貴方もなんすねーっ!?」
すっぽりはまった岩を見て慌てる戦闘員。まるで道の大きめの石ころを拾って投げるかのようにぽいぽいと岩や土塊を投げていくルカ。慌てる戦闘員が止めようとしてくるも、そこへルカが呟くように告げる。
「動くな」
――言葉と共に繰り出される足払い。「へぶぅ!!」とうつ伏せに倒れた戦闘員は『何故か』身動きが取れず、哀れルカを見上げて立ちあがろうと必死になっている……。
体術、言霊、そこで止めてやった。無力化をするならここまででいい、とどめをさすのは後で良い……何故なら、まだ任務が残っているし、たぶんトドメを刺しても……うん。
中から聞こえるは『くらいよー!! こわいよー!! なにがおきてるのー!!』という間抜けな声である。
……ん? 何か声質の違うタイプの声も聞こえたような……まあいっか。
「(あとは……ここ、崩せば完全に埋まるかな?)」
粗方整えられてしまった穴。ああ……穴が開いてたことしかわからない……。
そんな元・大穴、今やほぼ壁のやや上。崩れそうな地層を見つけ、ルカは軽く跳躍する。
「ちょっエッ待っ……待ってェー!!」
戦闘員くん、彼は待たないぞ。だって任務なので。どこまでも真摯で真っ直ぐに星詠みの依頼を達成しようとする彼が止まるはずがないのである。
打ち込まれる拳! 加減された一撃で崩れた土砂が、デコボコになっていた壁の目地を埋めるかのように降り注ぐ。
さあ、見事に穴は塞がった!!
穴は塞いでナンボですからねえ〜。
🔵🔵🔵 大成功
第2章 集団戦 『戦闘員』

POW
戦闘員連携戦闘
半径レベルm内の味方全員に【悪の組織製の通信装置】を接続する。接続された味方は、切断されるまで命中率と反応速度が1.5倍になる。
半径レベルm内の味方全員に【悪の組織製の通信装置】を接続する。接続された味方は、切断されるまで命中率と反応速度が1.5倍になる。
SPD
新規戦闘員部隊
事前に招集しておいた12体の【新たな戦闘員の部隊】(レベルは自身の半分)を指揮する。ただし帰投させるまで、自身と[新たな戦闘員の部隊]全員の反応速度が半減する。
事前に招集しておいた12体の【新たな戦闘員の部隊】(レベルは自身の半分)を指揮する。ただし帰投させるまで、自身と[新たな戦闘員の部隊]全員の反応速度が半減する。
WIZ
戦闘員特攻モード
自身の【戦闘服】を【危険な蛍光色】に輝く【特攻モード】に変形させ、攻撃回数と移動速度を4倍、受けるダメージを2倍にする。この効果は最低でも60秒続く。
自身の【戦闘服】を【危険な蛍光色】に輝く【特攻モード】に変形させ、攻撃回数と移動速度を4倍、受けるダメージを2倍にする。この効果は最低でも60秒続く。
√マスクド・ヒーロー 普通11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
「……塞がれちゃった……」
膝から崩れ、四つ這いになって嘆く戦闘員。そうだね……まあ塞がれて当然の穴だしね……。
「くっ……かくなる上は! 排除! 排除だ!! 我らが悲願のためにー!!」
襲いかかってくる戦闘員!
相変わらずツルハシやらシャベルで武装しているが、まあ足しにはならない武器なので大丈夫です。
というか彼ら自身の体術とかのほうが強いので。
そして『強い』と言っても彼ら、やっぱり『戦闘員』なんですよね……。
さあ蹴散らせ√能力者! 穴の中からはまだ間抜けな声がしているが、そんなもん気にして戦っても仕方がないぞ!!
長期間の穴掘りで疲労してるので簡単に蹴散らせると思います。
今のうちに労わって戦意喪失させるのもありですよ。メンタルやられちゃっているやつもいますからね……。

アドリブ&連携歓迎
……っ?……グルルル。
(襲って来るからには、敵……なんだろうけど……殺さなくても、大丈夫なのかも……?珍しく「認識操作」がバグっている)
戦闘員が疲弊していることを利用し、スピード重視で片付ける。姿勢を低くして、怪力が加わった体術で相手のバランスを崩し倒れさせる。起き上がれないよう、言霊を使う。
言霊の使用許可は出たままなので拘束が緩んだマスクを外す。
……動くな。
敵の弱攻撃は「痛覚麻痺」を利用し敢えて受け、体術カウンター。致命傷は聴覚や嗅覚、身体能力を活かして察知し、かわす。
(なんか、変な感じだ。敵と味方の区別が曖昧になったの、初めてだな……薬、増やしてもらおうかな……)
とうとうしっかりと埋められてしまった穴――仕方がないと割り切って、喊声を上げながら迫り来る戦闘員たち。
「緊急! 緊急ー!! 穴掘り中断!!」
通信装置で連絡を取り始める戦闘員たち。ようやくスイッチが入ったらしく突撃してくる彼らに対し、グルルと唸り声を上げながら身構えるコウガミ・ルカ(人間災厄「麻薬犬」・h03932)。
わりと話が通じる様子の相手だったことからか、自らの感覚に違和感を覚える。
「(襲って来るからには、敵……なんだろうけど……殺さなくても、大丈夫なのかも……?)」
自らの憑依武装、「認識操作」がやや誤作動を起こしている、ような気がする。
優しいね……こうなった奴らって殴ったり蹴ったりしていいんだよ……まあだいたい√能力者だしね。|わたくし《地の文》がそう思ったところで彼の行動は変わらないのだが。
「ぬおお穴の仇ーー!!」
そんなものがあってたまるか。疲労が溜まっているからかやや動きが鈍い戦闘員の懐へと姿勢を低くし潜り込むルカ。すぐさま足元を払い、そのまま膝を戦闘員の腹部へ打ちつけてバランスを崩して倒し。
まだ『言っていい』――。緩んでいるマスクの拘束。指をかけ、そのまま首へと下げて外し。
「『……動くな』」
一言。たった一言だ。それだけで戦闘員はぴたりと動きを止め、手足を動かそうとびくびく指先などを震わせている。言霊による無力化――あれが、自分たちに向かえばどうなるか。
「……口!! 口だ、口を塞げーぃ!!」
言葉遣い自体はやや呑気だが、彼の√能力を察した戦闘員達が群がる――!
だがルカの対応は実に冷静かつ、獰猛だ。振り下ろされるシャベルを腕で受け止め、逆にその柄を掴んで引き寄せて思い切りにその横っ面をぶん殴る。昏倒した戦闘員がどさりと倒れた。
「ぐえっ……!」
次に振りかぶられた拳を手のひらで受け止め往なし、殴りかかられたままの勢いを利用し地面へと伏せさせた。
「こっ……この……! こいつ、どうなってんだ!!」
どうもこうもない。彼は『痛覚を遮断している』。シャベルでの一撃も手のひらで受けた拳も本来ならば痛むはずだが、この優秀な「猟犬」は多少の傷では止まらない――!
「(なんか、変な感じだ)」
次々襲いかかる戦闘員の足を払い腕を掴み投げ背後から迫る者へ肘打ちを!
「こ……このっ!! 優男ひとりに蹂躙されてどうする!? もっと全力でかかれぇ!!」
そう叫んでルカを指差している戦闘員だが、彼は戦闘に参加していない。なーに指揮官みたいなツラをしているんだ。
案の定、ルカが彼に向け、失神した戦闘員をぶん投げた。
「ぐはぁっ!?」
哀れ共倒れで昏倒。まあそうなるよね、うるさいやつ狙うよね。
「(敵と味方の区別が曖昧になったの、初めてだな……薬、増やしてもらおうかな……)」
……えー、それたぶんね、こいつらがちょっと特殊だから……。
不用意な増薬は心身に悪いぞ!! ちゃんと様子を見るんだ!! |わたくし《地の文》との約束な!!
🔵🔵🔵 大成功

※連携アドリブ歓迎
みんな、穴掘りおつかれ!!
そんで塞いじゃってごめん!!まぁ穴って基本的にそういう運命だし?
きっとみんな鬱憤溜まってるだろうから、まとめてオレにかかって来ーい!
まとめて倒してあげるからなっ!(超スマイル)
『風龍神の逆鱗』を発動、旋風で複数の戦闘員を捕らえて、空間引き寄せ能力でまとめて引っ張り出す!そして攻撃!!
「まとめて倒してやる」というのも、あながち嘘ではないだろう?ははっ
容赦なくボコボコに……え?お前の方がなんか悪役っぽい??
うるさいなー、これが仕事なんだから仕方ないだろっ!?
「みんな、穴掘りおつかれ!! そんで塞いじゃってごめん!!」
「あーっ! 埋めたやつ! 埋めたやつがなんか言ってる!!」
よっ! と気楽な挨拶をする矢神・疾風(風駆ける者・h00095)を指差しぎゃあぎゃあ喚く戦闘員。そらァみなさん派手に埋めてましたんでね……。顔も覚えられるというものだ。
でも、穴ってそういう運命だし? 掘られたからにはちゃんと埋めなきゃだし?
縦穴横穴どれにしろだいたい危険なのだ! 開けたやつらが開けたやつらだし、埋めるべきなのだ! たぶん。……まだ中からは声がしている。増援阻止という目的などは果たしている様子である。まあ√能力者たちとしては「埋めろ!」「わかった!」で埋めた感じなんですけど、コレきちんと意味ある行為だったんでありがとうございます。まことに。
「よーし。きっとみんな鬱憤溜まってるだろうから、まとめてオレにかかって来ーい!」
拳を自分の掌に打ちつけて宣言する疾風。あまりにも堂々としすぎている宣言に思わず顔を見合わせやや狼狽える戦闘員たち……。そして続く疾風の言葉。
「まとめて倒してあげるからなっ!」
もんっっのすごい、いい笑顔である。爽やかイケメンから繰り出されるこの笑顔とこのセリフ。
どうなってるんだいこのパパは? 戦闘狂とかではなくシンプルに明るく元気なだけなんですよ、本当です信じてください。
「え、えぇい!! 言われるまでもねェーッッ!!」
「かかれェーッッ!!」
戦闘員が指差すと同時、集団で襲いかかる戦闘員!! だが……疾風はまさしく、「集団でかかってはならない相手」である。なぜならば。
「ぬぅおあ!?」
突如、戦闘員たちの体が浮き上がる。足元に現れた旋風に巻き上げられ……すぐさま離れようとした戦闘員も引き寄せられて、そのままぐるぐると宙を舞う――!
「逆鱗に触れりゃ、後悔するぜ……っとぉ!!」
ひと塊にした戦闘員をまとめてぶん殴り、勢いよく吹っ飛ばす疾風。「まとめて倒す」、文字通りだ。嘘どころか正真正銘――!!
「こ、このっ! なんつぅ事になってんだコレぇーッ!?」
土埃が舞い上がり戦場に残っていた土塊が吹き飛び、戦闘員と共に戦場へばたばたと落ちていく。容赦のない攻撃になす術がない彼ら。
「どうもこうもない――お前たちがろくでもない事をするからだ、よッッ!!」
飛びかかってくる戦闘員を掴み、旋風へと放り込む疾風。笑顔のままでボコボコにするさまといったら、それはもう――。
「穴掘ってた俺たちより悪役してんじゃないっすかぁ〜〜!!」
……ぐるぐると乾燥機に回されているような状態で宙を舞っている、戦闘員の嘆く声が響き渡る……。
「これが仕事なんだから仕方ないだろっ!?」
それはそう〜。お仕事ですしね、相手は悪の組織ですし。こんな奴らにゃ容赦なんてしなくてナンボですからね〜。
「寒い!! ねえ寒い!! おろして!! おろしっオェッ」
なんかちょっとよくまわってますね。
🔵🔵🔵 大成功

戦闘員さんのお仕事って、大変ですよね……
うう、なんだか昔を思い出して、ちょっとだけ見につまされますが……
うん、こちらもお仕事ですので、えと、全力でお相手しますね!
あなたたちの集団での戦闘方法、(昔やってたので)結構把握できてます。
かわしたりちょこまか動きまくっての同士討ちを狙ってみましょぅか。
…と思ったんですけど、なんか散々な目にあってる戦闘員さん達を見てたらこう、可哀想に…
ええと、私で良ければお話聞きますからね。元気だしてくださいね?
転職とかも、いいと思うので…!
(元下っ端戦闘員です。面白おかしく調理して頂ければ!)
√能力者たちにあっけなく蹴散らされていく戦闘員たち。なんとも爽快な光景であるはずだが、そんな様子を見て一人、物思いに耽る女性がひとり――。
「(戦闘員さんのお仕事って、大変ですよね……)」
見下・七三子(使い捨ての戦闘員・h00338)はべしょりと地面に臥せている戦闘員を見ながら、そんな事を考えていた。なぜならば七三子は元・戦闘員である。過去はこうして、指揮官の下でえっさほいさと働いていた側……見につまされる思いで、あわれな戦闘員たちを眺めていたが。
「新手だァーー!!」
そんな彼女にも当然、空気なんて読まず戦闘員は容赦なく襲いかかる! そういうものなのでもう仕方がない。相手もお仕事、こちらもお仕事。そうなれば、お互い全力を出さねば失礼というものである!
殴りかかってきた戦闘員の一撃を躱し、挟撃しようとしていた背後の戦闘員へと攻撃を逸らす。続いて狼狽える眼前の相手の腹部へと拳を一撃! 彼女を挟み込もうとしていた二人が倒れる。続く戦闘員が繰り出すツルハシでの横薙ぎをジャンプで回避し、着地と同時にその頭を蹴りつけて昏倒させた。
さすがは元・戦闘員である。囲まれての集団戦闘は得意中の得意といったところだ!
まだまだ尽きない戦闘員。繰り出されたキックをあえて受け、その脚を掴むと群れている戦闘員たちの方へと放り投げてカウンター! 死角から狙い撃とうとしたレーザー銃での一撃も避け、目にも留まらぬ動きで腹部へ一撃、二撃――!
……と、そこまで決めた所で。
「お……おい……なんだコイツ、やけに手慣れてるぞ!?」
中々隙を見せない七三子の動き――それに違和感を覚えた戦闘員が騒ぎ始め、狼狽える。
「何者だ……!?」
警戒心たっぷりな様子で七三子に問う戦闘員。しかし彼女の返答は、彼らの予想を上回っていた。
「えっと……その……元戦闘員です」
もじもじ。そんな言葉が似合うように、ちょっと申し訳無さそうに戦闘員に告げた七三子。
するとぴたりと彼らの動きが止まった。
「えっ」
「……マジ?」
「ほんとです……なのでその、知ってるんです、戦い方の基本というか」
七三子の言葉に困惑する戦闘員たち。戦意よりもすっかり七三子の経歴に気を取られている。
「え……大変だったでしょ女の子なのに……」
「い、いえ、そういうの関係職場ですし」
「ああ……でもわかる……」
頷く数人の戦闘員。始まるは苦労話と愚痴大会である。今回の穴掘り作戦は「基地の制作」のためで、縦穴を掘ったあとで横穴を掘り始め、ようやく開いた穴だった、とのことである。
相当な無茶をさせられてきていたようだ、疲労しているのも当然だったのだ。
「ええと、私で良ければお話聞きますからね。元気だしてくださいね? 転職とかも、いいと思うので……!」
「転職……それもいいかもなあ……普通の√能力者になるのも……」
なんとも言えない様子で空を仰ぐ戦闘員。
こんな重労働から開放される、自由な生活……ああ、なんて夢のような……。七三子に話を聞いてもらったからか、一部の戦闘員はすっかり戦意を喪失してしまったようだ……。
🔵🔵🔵 大成功

ゲェーーー!!?(女の子は相手しにくいという理由で男が戦闘員に袋叩きにされてる現場からお送りしております
ま、待て!!いたいけなヤニカスに寄ってたかって恥ずかしいと思わネーノ!!?
アアーーそんな重そうなシャベルを振り上げたらァー!疲れるっしょ?
フフフペース配分を誤ったナァ戦闘員サンたち……!
これまでなさっけない声で殴られてたのは元々お疲れ気味だったキミらを更に疲弊させる策だったって訳ヨ……!
おれはホラこの通り、まだまだ余裕が!
(顔面ボッコボコ)(衣服ボロッボロ)
キミらに最早おれの神速の拳を見切ることは不可能!くらえフカシストレート!!満身創痍に見えるかもだけどちゃんと動くヨ!
ゆっくり寝てナ!
なにがおきてるんです?
すんごい良い音がしている。殴る蹴るってこういう音が乗せられるよねとお手本のような|効果音《SE》。戦闘員に囲まれまさしく袋叩き、何故かボッコボコにされているのは煙谷・セン(フカシの・h00751)だ。
いやホントに何が――よし! 少し時間を遡ろう!!
それはセンが戦場へと現れたあたりまで遡る。いや、なんか本当にちょっとだけ前だったので遡らなくても良いかもしれない。
「――ッしッつこいわね、どんだけ現れるのよ!」
新手の敵だとみなし、センへと攻撃を仕掛ける女戦闘員。| 《無駄に》華麗にその殴打を避けて、彼女を往なしたあたりから。
「ふ……戦闘員とはいえ、女の子に手ェ上げるなんざ、おれには出来ないネ……」
――それが着火剤となったのである。一瞬の沈黙の後――センへと一斉に襲いかかる戦闘員!
「あぁテメー何だ新手のアレか!? ポリのコレ!!」
ちがうよ。戦闘員のみなさんだからだよ。
「男女平等キック!!」
うん、それは普通だけどそういうコト言いながら蹴るのやめなさいよ貴女。
普段から自分達の扱いに鬱憤が溜まっている彼らに、ちょ~っとカッコイイ事を言ってしまったら……こうなったのだ。主に女戦闘員のみなさんと、それに混ざってすっごいキレてる男戦闘員が混ざっている。鬱憤、晴らしてるなあ。
「ま、待て!! いたいけなヤニカスに寄ってたかって恥ずかしいと思わネーノ!?」
「思ってたらこの仕事してねェんだよォ~~!!」
それはそうかも。大変ボコボコ、どこから出てきた金属バット。たぶん誰も知らないし出どころのわからない武器がべっしべっしとセンへと振り上げられているのである。
「アアーーそんな重そうなシャベルを振り上げたらァー!」
疲れるっしょ。
うん、君もじゃないかな。
ともあれ……センの纏う雰囲気が、三下じみたものから変化したのを感じ、戦闘員たちが距離を取る。
「フフフペース配分を誤ったナァ戦闘員サンたち……! これまでなさっけない声で殴られてたのは……元々お疲れ気味だったキミらを更に疲弊させる策だったって訳ヨ……!」
言葉出てるって、出てるよ、それって戦闘員の方が言うタイプのセリフなんですよ!
ふらふらと立ち上がり、口を袖で拭い。顔を上げ――疲労しきって息を切らしている戦闘員達を睨むセン――!
「おれはホラこの通り!」
カッコイイ眼光とかはない。顔ボコボコやんけ。
「まだまだ余裕が!」
服も相当やられたねえ!? ダメージ加工っていうかダメージだね!?
「さァ……おれの速度に、ついて来れっかなァ!!」
一気に駆け出すセン。近くに居た戦闘員の腹部へ叩き込まれた一撃。今更慌てる彼ら、だが色々残念ながらもう遅いのだ。彼の速度に反応できたとしても対応できるかは、また話が別。腕を殴打され吹き飛ばされる者、頭部に拳を喰らい背から倒れる者。センは自身の受けた累計ダメージ以上を戦闘員たちにブチ込んで、昏倒させていく!
さて立っているものはもう居ない。逃げる者はさっさと逃げていった。
風吹く採石場に、センが咥えた煙草の煙が立ち昇る……。
「――ゆっくり寝てナ!」
君もちょっと休んでいいからね!? ほんとボコボコだよ無茶しやがって!!
🔵🔵🔵 大成功
第3章 ボス戦 『幹部怪人うっかりヤ兵衛』

POW
鰐大混乱大作戦
あらかじめ、数日前から「【電撃ワニガオガオ大】作戦」を実行しておく。それにより、何らかの因果関係により、視界内の敵1体の行動を一度だけ必ず失敗させる。
あらかじめ、数日前から「【電撃ワニガオガオ大】作戦」を実行しておく。それにより、何らかの因果関係により、視界内の敵1体の行動を一度だけ必ず失敗させる。
SPD
スーパー雑に強化弾
【雑に強化する謎】属性の弾丸を射出する。着弾地点から半径レベルm内の敵には【衝撃波】による通常の2倍ダメージを与え、味方には【超巨大化】による戦闘力強化を与える。
【雑に強化する謎】属性の弾丸を射出する。着弾地点から半径レベルm内の敵には【衝撃波】による通常の2倍ダメージを与え、味方には【超巨大化】による戦闘力強化を与える。
WIZ
はい、戦闘員集合!
半径レベルm内にレベル体の【現地の雑魚戦闘員】を放ち、【視覚・聴覚・嗅覚】による索敵か、【特攻戦闘員体術】による弱い攻撃を行う。
半径レベルm内にレベル体の【現地の雑魚戦闘員】を放ち、【視覚・聴覚・嗅覚】による索敵か、【特攻戦闘員体術】による弱い攻撃を行う。
√マスクド・ヒーロー 普通11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
――唐突なる爆音!
いや採石場に爆音はつきものなんですけど。√マスクド・ヒーローならばそう言うべきだが、ここは√EDEN――こんな音が日常なわけはない!
……崖に新たな穴が空いている。
空いた穴を√能力者がせっせと埋めたのに……また穴が、空いている。
「だぁっ……はーっ……!! この! ヒトがせっかく空けたモンを簡単に埋めるたァどういう了見だァ!?」
こちらとしても勝手に穴作られて困っているのですが、そこのところどうなのでしょう。
穴から現れたるは爬虫類の特徴を持った怪人と疲労困憊そうな少しの戦闘員。
幹部怪人、うっかりヤ兵衛――!
ああ名前がすべてを物語っている! すなわち、何も考えず殴って良い相手ということだ!
……穴と緑の爬虫類。そうだね。気づかなくていい。何も気にしなくていいぞ。
そら行け√能力者!! 野望、打ち砕くべし!!

アドリブ&連携歓迎
………グルルル……!
(殺した方が良いな)
「認識操作」のバグがようやく消えて、確実に敵と認識する
(また穴、空いた……。戦いながら埋めていこうかな)
高い身体能力を活かして敵の攻撃を穴付近まで引きつけ、穴を埋める。敵が空けた穴は敵に埋めてもらう
大体穴が埋まったら鰐大混乱大作戦をわざと使わせるために、高く跳躍。敵とともに地面が割れる勢いの拳を振りかざす
■大作戦で敵を粉砕することに失敗したら
……外した。
(潰れれば簡単だったけど、やっぱり無理か……)
次に銃を使えなくするため、間合いを詰めてマスクを外し近距離で確実に言霊を放つ
……銃を捨てろ。
敵の攻撃は「痛覚麻痺」や聴覚、嗅覚で察知し避ける

√汎神解剖機関と全然違うノリなのは√ごとの特異性を感じさせるねい。
暴力的な相手は暴力的だろうけれど……少なくともこのワニさんは抜けてる部分もありそうだねい。名前には言霊ってものもあるし。
というわけで採石場の崖の上に座るでもしながら御伽語り・妖妖。
たくさんの妖精と妖怪の幻影を呼び出して、どんどん殴っていこうねい。
こっちの√能力の効果で埋め戻しがやりづらいのが惜しいねい。並行して埋めていくのとかも面白そうではあったけど。
相手の√能力はこっちのと相性がいいというわけではないけれど……現地の雑魚戦闘員は……まあ、数も元気もお察しだしねい。
共闘・アドリブ歓迎だよう。
「げぇッ! さっき穴埋めてたヤツだ!?」
「……グルルル……!」
出てきてすぐ。影を見て思わず指を指し声を上げる戦闘員。穴を埋める際、中に閉じ込められてしまった組なのだろう。新たに空いた穴から出てきた指揮官、幹部怪人うっかりヤ兵衛と戦闘員を見て唸るはコウガミ・ルカ(人間災厄「麻薬犬」・h03932)。
先程までは「こいつらそんなに悪くないかも」と思っていた彼だったが、流石に滅茶苦茶なことをやっている彼らとその指揮官を見て、バグっていた認識操作が正常に動作するようになったようだ。
いや本当、ちょっとね……み~んなノリがゆるかったからね……。
「(殺した方が良いな)」
思考の切り替えは極めて迅速、獣のそれだ。だが。
「(また穴、空いた……。戦いながら埋めていこうかな)」
――えらすぎる! こんな状況になっても……穴を、埋めようと……!
あとで埋めてもいいんだよ本当に!! 健気だねえきみ!? 犬属性だねえ!?
そんな様子を遠目に、採石場の崖の上に座り眺める夜白・青(語り騙りの社神・h01020)。
「√汎神解剖機関と全然違うノリなのは、√ごとの特異性を感じさせるねい」
まことにそうだと思います。√汎神の皆さんは本気で殺しにかかってくる怪異で溢れていますからね。たまに面白怪異や災厄も居る様子ですが。
「暴力的な相手は暴力的だろうけれど……少なくともこのワニさんは抜けてる部分もありそうだねい」
こちらを害する気がある簒奪者。√EDENへ侵攻してきた時点で、排除すべき存在なのだが、どうにも……。
「名前には言霊ってものもあるし」
……名は体を表すという言葉がそのまま通用するような相手である。ルカに対しぎゃんぎゃん喚いている戦闘員と指揮官を眺めながら、青が詠唱を始める。いち、にい、さん……増える妖精、妖怪たち。ついでとばかりに創造されたドワーフたちがツルハシ片手にせっせと崖から降りていく。
……青さんもこの穴、しれっと埋めようとしてません!? 律儀、律儀だよみんな!! もっとふざけていいんだよ! いやもう十分ふざけているわけですがね!!
敵の視界からは見えない、ルカにのみ見える位置で動き始めた青を見て。味方の増援だと理解したルカがタイミングを見計らい、動く。
「うおっ! あっぶね、おいおいマジで!? 話くらい聞けぇ!!」
牽制するようにナイフを振れば当然後ずさる敵の皆様。応戦しようと殴りかかってくるが先ほどまで新たな穴を開けようと格闘していた彼らだ。ルカはその攻撃を軽々避けながら、敵を後退させていく。
そんな中、わっせわっせと静かに穴を埋め戻す青のドワーフ。平和だね。
タイミングを見て――戦闘員からの攻撃を往なしていたルカが、高く跳躍した。大技が来ると本能で理解したのか、大慌てで身構えるうっかりヤ兵衛。
だが――。
「……外した」
轟音と土煙の中呟くルカ。地を破る拳、本気で潰す気で繰り出されたそれ。その付近で倒れているのは戦闘員だ。
「なっ……お前……俺を庇って……!!」
「へっ。へへ……|首領《ドン》を守って死ねるなら、悪くねえや……」
「せ、戦闘員十三号――!!」
……何してるんでしょう、彼ら……。どうやら√能力の因果のあれこれで、当たるはずの攻撃が、うっかりヤ兵衛の部下により阻止されたようだ。それはそれとしてあちらのノリはなんだかシリアス風味だが此度の戦闘員って√能力者でェ……つまりなんやかんや生き返ってたぶん再会できるのでェ……。
「(芝居が上手いんじゃなくて、本気でやってるねい、あれは……)」
見物していた青がやれやれといった様子で。先ほどのルカの一撃、その揺れでだいたい穴が埋まったようで役割を終えたドワーフ達が消え、残るは――そう。
「って、ぬぉぉ!? 何!? 何これちょっと待っいだだだだ痛いっ!?」
いまじゃーい。とばかりに戦闘員とうっかりヤ兵衛に群がる妖怪と妖精達。ルカに集中している間にちゃっかり増えに増えていた彼らが襲う!
主に足を狙って。お疲れでしょうすっ転んで寝てなァ!!
それでもやはり幹部、強靭なうっかりヤ兵衛は倒れはしない。地団駄を踏むようにしっしと追い払おうとしているが。
そんな中なんとか立ち上がり、青の存在に気づいた戦闘員が彼へと光線銃を向ける――!
「……銃を捨てろ」
ルカの『言霊』。戦闘員が落とした銃は地面に落ちる前に、ルカのナイフにより切り刻まれた。
「ぐっ……くう……! 何だ、やたら強いぞこいつら……!!」
うっかりヤ兵衛の言う事にも一理あるんですけど、本気出した√能力者のことナメてもらっちゃあ困るんですよね〜。
文字通り出足を挫かれた怪人の皆様の行方はどちらか――!!
「フラグを立てるのが上手いねい……」
……ええ。破滅への道をわっせわっせと舗装してるんですよ、我々も相手も。
ちょっと残ったドワーフがぺたぺたと埋めた穴の土を整えている。
ああいう感じでね、丁寧に仕事させていただきましょうね。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

※連携アドリブ歓迎
ヒト……ヒト……キミ、どう見ても爬虫類だよね?あ、そこはツッコミ入れてはいけないところ?
穴と爬虫類の関係性はオレはよく知らないが!(ごめんな爬虫類怪人くん……)
採掘場とはいえ、こんなにボコボコと穴を開けてもらっては困るんだ。
キミの仕事が穴を開けるということなら!悪いが成敗させてもらうぜ!!
今回は『風拳三段法』で戦おうか。
何か敵は事前に策を練っているようだが……そんなもの、強風による牽制で実行させないぜ!
そのまま竜巻で捕らえ、群青のトンファーで殴り倒してやる!
じゃあな爬虫類怪人くん、もう余計な穴を開けてくれるんじゃないぜ!!
最後に、何しようとしてたかチラッと教えてくれない?
「ヒト……ヒト……キミ、どう見ても爬虫類だよね?」
首を傾げ顎を揉む矢神・疾風(風駆ける者・h00095)。ワニだかイグアナだか曖昧なフォルムだがワニらしい怪人を見て、シンプルな疑問をぶつけてみる彼。地団駄を踏みながらも、うっかりヤ兵衛は律儀に答えてくださる。
「うるせーッ!! 怪人にも人権ってのがあるんだよ!!」
まことに。広義ではヒト扱いだと思います(所感)。なんなら此度の星詠みの姿を思い出したって良い、あれも怪人なのである。ヨシ!
「ともあれ……穴と爬虫類の関係性はオレはよく知らないが!」
あ、それマジで関係性に気づいた瞬間「ワ゛ー!」ってなるのでそっとしといて大丈夫ですよ疾風くん。だいじょうぶ!
「採掘場とはいえ、こんなにボコボコと穴を開けてもらっては困るんだ――キミの仕事が穴を開けるということなら! 悪いが成敗させてもらうぜ!!」
疾風がトンファーを構えると同時に吹きすさぶ強風。砂埃が視界を奪い、ふらつくうっかりヤ兵衛の足元。風吹けば桶屋が儲かるとはよく言ったもの!
「ぐっ……ぐぐ……! こんなもので止まる俺じゃねえぞ……!!」
だが怪人は――耐えてみせた! そうそれは、彼が数日前から実行していた作戦の結果である。何の作戦をしていたか? ええ、それは――。
「だっはっははここ最近ずっと穴掘って鍛えてたからなァ!!」
純粋な鍛錬! 確かにこの恰幅を見れば重労働、大作戦と言っていい――! 鍛えたら逆に痩せそうとか思っちゃダメです。
だが牽制自体は失敗しても問題のない行動。何故なら直ぐに、次の攻撃を繰り出せば良いだけなのだから!
「そっか、じゃあキミもきちんと、掃除してやらないとな!!」
「また風かッそう簡単に浮くわけがぬあーっ!?」
竜巻には流石に耐えきれぬか体が浮き、手足をじたばたとさせて足掻くうっかりヤ兵衛、フラグを立てて即回収。そこに容赦なく繰り出されるトンファーでの打撃の嵐! 良い一撃が決まり、竜巻がうっかりヤ兵衛の体を遠くへとぶっ飛ばす!
「じゃあな爬虫類怪人くん、もう余計な穴を開けてくれるんじゃないぜ!!」
余計な穴……だったのかな。
「最後に、何しようとしてたかチラッと教えてくれない?」
しばらく遠くで伸びていたが、なんとか立ち上がろうと転がり、四つ這いになって疾風を悔しげに睨むうっかりヤ兵衛。吠えるように絞り出した言葉は――。
「ここに拠点を作って! 侵略の足がかりにしようとしてたって言うのによぉ……!」
なんでも吐いちゃうんですよねえ……。
🔵🔵🔵 大成功

うんうん。怪人さんも中間管理職みたいなものですし、大変ですよね!
部下に任せっきりにしないで、一緒に穴掘りしてる実直さも嫌いじゃないです。
でもね。
中間管理職って、責任を取るためにいる訳ですしね。
さて、ごめんなさい、しましょっか。
せめて部下を動かすなら、ちゃんと生産性のあるプランを用意しましょうね!
どちらかというと、陽動とか、撹乱とかの方が得意ですけど…。なんだかちょっとだけ、暴れたい気分なので、頑張っちゃいますね。戦闘員さんたち、見ててくださいね。今めってしますから。
周りに戦闘員がいた場合、極力彼らの攻撃は躱し、危害を加えないようにします。
ワニさんには積極的に攻撃していきますね!お覚悟っ!
「うんうん。怪人さんも中間管理職みたいなものですし、大変ですよね! 部下に任せっきりにしないで、一緒に穴掘りしてる実直さも嫌いじゃないです」
共に仕事に励む仲間――その意識自体は本物である。仕事に真摯に向き合い、目的のために共に行動し、達成した後には部下と酒宴を開こうとしていたのだから。
見下・七三子(使い捨ての戦闘員・h00338)は、今まで『戦闘員』として働いてきた己の過去を思い出しながら頷く。重労働であったことを除けば、彼が築き上げた職場はわりと待遇が良かったのだろう。
でも。だが。しかし……。
「中間管理職って、責任を取るためにいる訳ですしね」
――ごめんなさい、しましょっか。
にこやか笑顔に圧を込め。その表情は、そう、とても爽やかで……そこはかとな~く、怒りが見える……!
「せめて部下を動かすなら、ちゃんと生産性のあるプランを用意しましょうね!」
「グッ……あったのだ! お前たちに台無しにされただけで!!」
七三子を指差し声を荒らげるうっかりヤ兵衛。台無しにするのが仕事な我々になにを今更言っておられるのか。
「では、台無しにされたあとのプランは用意していましたか? 「なんとかする」の一種類だけじゃダメです。ABCの三種でもまだ足りませんよ」
「……ぐう……!!」
これは『マジ』の説教である。万が一は起こるものとし、考えられる限りの行動は用意しておくべきだったのだ……これには彼も唸るしかない!! ほんとにうっかりしてたね。い~や本当に。
戦闘員もやや困惑した様子で上司を見る。信頼する相手とはいえ七三子の言葉は確かに、確かに響いているのだ。苦労が、見えちゃってさあ……。
「それじゃあ……いつもなら、陽動とか、撹乱とかでお相手をするんですけど……」
なんだかちょっとだけ、暴れたい気分なので。
「頑張っちゃいますね」
一瞬だ。距離が、詰まる。なんとかうっかりヤ兵衛への一撃目を防ぐ戦闘員――!
「大丈夫です。戦闘員さんたち。見ててくださいね。今……『めっ』てしますから」
その『めっ』て、すごいやつじゃない? 狼狽える戦闘員の首を加減しながら打ち気絶させ、本命たるうっかりヤ兵衛の襟を掴むとそのまま地面へと叩きつける!
「ぐえっ!?」
苦しげな声を上げようとも七三子は止まりはしない!
「――お覚悟っ!」
「できてねぇ~~!!」
そりゃできねえよな。
掴んだままの襟を持ち上げ宙へとうっかりヤ兵衛を放り投げジャンプし、蹴りを加えてまた地面へと打ち付ける。たっぷりの脂肪でバウンドする体!
距離が離れたがそこにすぐさまダッシュし駆け寄り、立ち上がった彼へと七三子が一撃、二撃と顎下へ拳を振るう!
負けじと七三子へ拳を振るううっかりヤ兵衛だが、彼女はそれを見切って避け腹部へ一撃! よろけながらも顎による噛みつきを試みたその口を掴み――カウンター!!
「ごめんなさいができないなら――こうです!!」
目一杯に開いた顎がごぎゃっと鳴る。物理的な口封じ――容赦、ナシ!!
これには流石の戦闘員たちも見ているほかなく……。
「えっ、つよ……」
「どういうコト……?」
「も……元戦闘員……」
「なるほど……!!」
先ほど――そう、数分前。七三子に伸され倒れ込んだままの戦闘員がひいひい呼吸しながら言って、ぱたりとまた気絶した。
……怒らせると怖い相手って、いるのよ。
🔵🔵🔵 大成功

アドリブその他諸々歓迎やで。
助太刀に来ましたわ。どうぞよろしゅう。
んでもって、開けたら閉める。つまり掘ったら埋める。よくある常識ですわ。なあお客様。
ま、きた早々すいませんけど、とっととお帰り願いましょか。……ケホ。と一つ乾いた咳をした後に襟を正して。
――お帰り下さいませご客人。此処は貴方方のいる場所ではございませんので。
ほな、お願いします。【|月の御霊の式神達《ヒキツガレシイチゾクノイサン》 】。
<月の御霊の式神達>を使用した√能力で相手に対して突撃を行わせる。
相手の数がどれ位いようとも此方の数もまた多い。せやから数の根気比べやな。
さらに相手の動きを制限するために|霊震《サイコクエイク》 。ゆらゆら揺れてて気持ち悪いやろ。と視界に入ってる敵を揺らして行動に制限をかける。
これで動きづらいやろ?そこに式神の突撃。数に押されて呑み込まれ、押し流されよ。
(使用技能:
式神達への多数の命令には命令を術の様に扱い、かつ高速で終わらせる<多重詠唱・高速詠唱>。式神の突撃という名の<弾幕・制圧射撃>。)
さて、そろそろ死屍累々(厳密にはまだ死んではいないのだが、戦闘員のみなさんは√能力者なのでそのうちどこかの√へかっ飛ばされることでしょう)。
そんな中、ゆらり優雅に現れるは朔月・彩陽(月の一族の統領・h00243)。
「助太刀に来ましたわ。どうぞよろしゅう」
青年の丁寧な挨拶に、倒れているうっかりヤ兵衛を心配し介抱していた戦闘員たちが振り返る。
あっっすっごい真面目……! すいません、わざわざこんな所に来ていただいて……!
それでは、|わたくし《地の文》も真面目に!
「んでもって、開けたら閉める。つまり掘ったら埋める。よくある常識ですわ。なあお客様」
――どのような形と目的でも。√EDENへと訪う|簒奪者《お客様》は招かれざる客である。楽園への侵略、それを許すような我々ではない。星詠みが感知し、ゾディアック・サインが降りた以上、見逃すわけにはいかない。
どのような相手でも全力で。その作戦が既に失敗しており、相手がもはやすごすごと退散するしかない状況だとしても……まだ敵対するというのなら。
徹底的に叩きのめして――。
「ま、きた早々すいませんけど、とっととお帰り願いましょか」
――帰ってもらう必要がある。
ケホ、乾いた咳払いをひとつ。襟を正す彩陽の姿に狼狽えている戦闘員――その中心からようやく立ち上がったうっかりヤ兵衛が、痛む顎を手でごきごき戻しながら、彩陽を確と見た。
「――お帰り下さいませご客人。此処は貴方がたのいる場所ではございませんので」
「くそっ……どいつもこいつも……! タダで帰れるかってんだ!!」
実際、今回の彼らの手柄や収穫は「ほぼ無し」なのだ。
ただ穴を掘り埋められた、それだけの結果。成功していれば基地を設ける計画だった。なんなら、協力者だって用意していたのだ! ――もっとも、協力者たる『彼女』は「こんなところにいられなーいっ! 敗北確定じゃん!」と、さっさと退散してしまったのだが。
ここを拠点として、√EDENへの侵攻を進めやすくするつもりだった。しかしもはやそうはいかない。
すべての可能性を潰された彼ら。せめて√能力者たちを痛めつけて帰る程度でしか、|プラグマ《組織》に対して示しがつかないといったところである。
「行けェ!! 何が何でも一人くらい、別√の彼方にブッ飛ばしてやれ!!」
その指示を受け、彩陽へ向かい走り出す戦闘員たち。だがその瞬間、彼らの足元――否、体がぐらりと揺れる!
「どわァッ!? 何コレッちょっ今回こういうの多くない!?」
多いと思います。広く視界の開けた採石場……動きを阻害するという点で非常に効率的な方法を√能力者たちは取っている。うっかりヤ兵衛を含めて、|霊震《サイコクエイク》により上手く身動きが取れない中。
「ほな、お願いします――」
|月の御霊の式神達《ヒキツガレシイチゾクノイサン》。彩陽の周囲に現れるは無数の式神達――表情がいまいち分からない戦闘員たちでも、明らかな危機的状況に焦っている。
突撃してくる式神。うっかりヤ兵衛が「ひい!」などと言いながら腹を掠めていくそれを一体避けた。それだけなら弱い攻撃だが……こちらは、数で勝るのだ。根気比べと言っても、有利なのは間違いなく彩陽である。
「おぇっ……ちょっ……揺れっ……ゆれ……!!」
「うん。ゆらゆら揺れてて気持ち悪いやろなあ」
揺らされ続ける戦闘員へやや冷めた目を向ける彩陽。そんな戦闘員に、式神がさらに突撃する。
バランスも受け身も取れないまま、彼らは式神と共に波となり……うっかりヤ兵衛へと迫る!
「うぉおっ!? 待て! 待て待てこっちに来るなァ~~!!」
呑み込まれ、押し流されよ。戦闘員とともに地面へとごろごろ叩きつけられながら流されていくうっかりヤ兵衛。
聞こえてくるはどんどん遠くなる悲鳴。――だがそれも、しばらくすれば止んだ。
「お……覚えておけよ、√EDEN……」
最後の言葉までしっかりと三下じみた雰囲気で。うっかりヤ兵衛と戦闘員たちの体はインビジブルとなり、別√の彼方へと消えていった……。
「――さて。穴のほうは……」
ちらり横目で眺める「穴」。人を呪わば穴二つとなっていたわけだが、しっかりと、どちらも塞がれた後である。
「一件落着、って所やね」
日常に空いた穴は、確りと塞がれたのであった。
●ところで……。
「出してェ~……くらいよォ~……」
「また掘るなんでやだぁ~……」
穴の中、実はまだ戦闘員、いるんですけれど……。
穴を掘りなおすような体力、もうないみたいなので。放置して帰っていいとおもいます。
さよなら、戦闘員……! 二度とこんな穴開けるなよ……!
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功