4
シナリオ

3
狙われた冒険者学校

#√ドラゴンファンタジー #喰竜教団 #プレイング受付中 #再送歓迎


●『冒険者学校』へようこそ
 『冒険者』の素質を持つ子供たちに正規の教育を施しつつ、冒険者としての技術や知識を習得させる『冒険者学校』の出現は√ドラゴンファンタジーにおける必然であった。
 ここ『ドラゴンアイ冒険王国』――他ルートにおける岩手県八幡平市――に開設された『バロウズ冒険者学校』もその一つ。現地住民にドラゴンプロトコルが多い地元事情を反映してか、ドラゴンプロトコルに特化した独自の教育カリキュラムが評判を呼び、他地域からも入学者がやってくるほどだ。

「今日は練習用ダンジョンで探索訓練を行います。」
 教師が子供たちに授業を行っている。学校の敷地内に設営された練習用ダンジョンにはいくつかの種類があるが、今回はトラップの代わりにボールプールやトランポリンなどのアトラクションが設置された低学年用のものを使用することになっていた。
「オレこの授業が一番好き!」
 少年のドラゴンプロトコルが訓練用の模造屠竜大剣を手にワクワクとした笑みを浮かべている。
「どっちが先にダンジョンの奥まで行けるか勝負しようぜ!」
 別のドラゴンプロトコルの少年が模造自動詠唱剣を振り上げる。
「ちょっと男子ー、うるさいんだけど静かにしてくれる?」
 身の丈より少し長い模造ウィザードロッドを抱えた少女のドラゴンプロトコルが2人を制止しようとする。
 そんな平和な日常が、子供たちの未来が簒奪者たちによって失われようとしていた。

●『喰竜教団』なる輩について
「皆様、本日はお集まりいただきありがとうございます。」
  集まった√能力者たちを前に神部・明日未 (慈愛のファム・ファタール・h01866)が頭を下げた。
「単刀直入に言いますと、√ドラゴンファンタジーにて学校を襲撃しようとする不逞な輩から、子供たちを守って欲しいのです。」
 不審者案件か。そう楽観的に考えていた√能力者たちを打ち砕くように、明日未が言葉を続ける。
「近頃ドラゴンプロトコルの肉体を狙い、跋扈する『喰竜教団』の話は皆様もご存じかと思います。」
 『喰竜教団』とはドラゴンプロトコルを神の如く崇めている宗教団体なのだが、その教義というのが「か弱き姿に堕とされたドラゴンプロトコルを殺し、その遺骸を自身の肉体に移植することで、いつか『強き竜の力と姿』を取り戻させる」というはた迷惑極まりないものだ。彼らのせいで何の罪もない、一般市民として暮らしているドラゴンプロトコルが何人も犠牲になっている。
「その『喰竜教団』がドラゴンプロトコルの子供たちの通う冒険者学校に目を付けました。このままでは子供たちの未来が奪われてしまいます。」
 明日未の声色に若干の怒りが籠る。
「幸いにして連中の襲撃までには若干の時間的余裕があります。そこで皆さんには冒険者学校の教員、あるいは学生として潜入していただき、敵を迎え撃ってもらいます。こちらで既に根回しをしているので、勤務や編入学についての問題はありません。」
 元々政治家の妻として多忙な夫の代わりに地元回りや選挙演説をすることもあった明日未にとって、このくらいの根回しは当たり前なのだ。
「当日は子供たちと一緒に練習用ダンジョンで行われる探索訓練に参加してください。敵はこのタイミングで使役モンスターと共に襲撃してきます。子供たちは教師が練習用ダンジョンの奥へ避難させますので、足止めをお願いします。」

 明日未の傍らにいるフグ型のインビジブルが2枚の写真を提示した。片方は金髪に赤い瞳の光る剣を携えた少女、もう片方は青い肌に白髪、異形然とした女だ。
「今回襲撃してくるのは『ドロシィ・ロランス』という信徒です。教祖たる『ドラゴンストーカー』は不在のようですね。」
 インビジブルが金髪の少女の写真を少し高く上げた。これが『ドロシィ・ロランス』らしい。
「コイツは自分の眼をドラゴンプロトコルのものに移植していて、『竜漿魔眼』を使ってきます。こちらもそれに対する策が必要です。」

●怒れる人間厄災
 ところで、ドラゴンプロトコルでもない明日未が何故『喰竜教団』に怒りと敵意を向けているのか。
「私、話し合いに応じる気のない輩がこの世で一番嫌いなの。」
 何か、とても辛いことを思い出したように吐き捨てる明日未だったが、意を決して√能力者たちに道を示した。
「この道を進むと『バロウズ冒険者学校』の正門に出ます。皆様準備はよろしいでしょうか?」

 覚悟を決めて、道を歩き出す√能力者たち。明日未は深々とお辞儀をしてその背中を見送るのであった。
これまでのお話

第3章 ボス戦 『ドロシィ・ロランス』


POW サンダーアイアン・verトワイライト
命中する限り「【明雷のメイスと追尾する夕雷剣 】による攻撃→技能攻撃→[明雷のメイスと追尾する夕雷剣 ]攻撃→技能攻撃」を何度でも繰り返せる。技能攻撃の成功率は技能レベルに依存し、同じ技能は一度しか使えない。
SPD サンダーソード・verトワイライト
【2つの武器を合体させて】【夕雷強化状態 】に変身する。自身の【総合速度】【雷の出力】【斬撃の威力】が2倍になり、新武器【夕雷轟刃剣】を入手する。
WIZ サンダーエッジ・verトワイライト
【宵雷のサーベル】で戦いながら【夕雷 】属性の弾丸を射出する。着弾地点から半径レベルm内の敵には【電磁力】で追尾する【夕雷剣】による通常の2倍ダメージを与え、味方には【電磁加速】と【夕雷剣の守護】による戦闘力強化を与える。
√ドラゴンファンタジー 普通11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

●雷たる信徒
 √能力者たちの活躍により、学校敷地内に入り込んでいた使役モンスターの群れはすべて排除された。
 同じ頃、訓練用ダンジョン入り口には忌々し気な表情を浮かべた金髪の少女が立っていた。彼女とダンジョン内部から出てきた√能力者たちが対峙する。
「貴様らが噂の√能力者か。教祖様より話を聞いていたとはいえ、あれだけのモンスターを倒すとは、その実力本物のようね。」
 少女が黒い稲妻を身に纏う。
「我が名は喰竜教団が信徒、ドロシィ・ロランス!我らの行く手を阻むものは全て、この雷で打ち砕いてやる!」
中村・無砂糖
「若者の将来の芽を潰そうとする不届き者はおぬしじゃな?」
狂信者を説くなんて無理な話じゃが
「悪いことは言わぬ。早う襲った事を謝ったほうがよいぞ」

前置きはこれぐらいにして
仙術手榴弾を転がしいざ『仙術、リアルタイム変身変化』じゃ!
UMAのスカイフィッシュに変身して回避に専念して鬱陶しく動き回り相手の隙を伺うのじゃ
執拗に「謝ったほうがええぞー?」

間合いと方向性と相手の動きの確認をしたら
瞬時に光の巨人に変身して両腕の巨腕で連続往復ビンタじゃー!
「やっぱり行き過ぎた若人にはこうしたオシオキが必要なようじゃな!」

ああ、ビンタが外れたら巨体のままダイビングしてボディプレスじゃ

(アドリブ/連携OKじゃ!)
矢神・霊菜
ようやくお目当ての登場ね
子供達を狙った事、しっかり反省してもらうわよ

たしか、竜漿魔眼が使えるのだっけ
なら、こちらから動いて下手に隙を作らない方が良いかしら
【第六感】で敵の動きを常に警戒しておきましょう

敵が攻撃モーションに入ったらすかさず√能力を使用する
反撃は氷翼漣璃、あなた達に任せるわ
その隙に私自身は氷の粒を纏い隠密状態になって敵へと接近
【フェイント】と【部位破壊】で厄介なその目を潰させてもらうわ
相手も実力者、無理は禁物ね
目を狙うのが難しそうなら素直に標的を変えて鎧に守られていない部位を狙うわ

※アドリブ・連携大歓迎

●竜喰らう雷

「ようやくお目当ての登場ね。」
 霊菜の目が怒りに満ちている。
「若者の将来の芽を潰そうとする不届き者はおぬしじゃな?」
 無砂糖の問いに「違う」と言わんばかりに首を横に振るドロシィ。
「『不届き者』とは人聞きが悪いわね。私は早いうちにドラゴンプロトコル様をヒトの身からお救いしようとしているだけよ。」
 対話の余地もない発言に、霊菜の怒りが頂点に達する。
「子供達を狙った事、しっかり反省してもらうわよ。」
 霊菜がドロシィに『融成流転』を突き付けた。
「悪いことは言わぬ。早う襲った事を謝ったほうがよいぞ。」
 無理だと分かってはいる。だがほんの少しでも頭が回るのならそれが最良である。無砂糖もドロシィが説得に応じてくれるとは思っていない。それでもポーズだけは示しておきたいのだ。
「だから、何故私が誤る必要があるのかと。」
 ああ、やはり無理だったか。無砂糖は力なく、首を小さく横に振った。

 星詠みの言葉が正しければ、ドロシィの眼はドラゴンプロトコルのものが移植されている。それ故に彼女は√能力の一つ『竜漿魔眼』を使用してくる。この√能力はこちらの隙を視認できるようにするもので、ドロシィはこの力を本来持つ雷の力と併用してくる。
「こちらから動いて下手に隙を作らない方が良いかしら。」
「なら、わしに一つ策がある。」
 無砂糖が霊菜に耳打ちをした。策を聞かされた霊菜が小さく頷いた。

「こちらから行くわよ!」
 ドロシィが手にした2振りの武器――『宵雷のサーベル』と『夕雷剣』を合体させ、一振りの巨大な剣『夕雷轟刃剣』を生み出す。心なしか、彼女が身に纏う黒い雷の出力も上がっているようだ。
「随分とご立派な剣じゃの。だがこれはどうかな?」
 無砂糖が『仙術手榴弾』を投げつける。『夕雷轟刃剣』の斬撃が『仙術手榴弾』を豆腐のように切り裂いた。だがそれは無砂糖の罠。煙幕と閃光がダンジョンを包む。
「しまった!何も見えない!」
 無砂糖の策というのは、要するにドロシィの視界を潰すことで『竜漿魔眼』の発動を阻止するというシンプルかつ的確なものだった。
「謝ったほうがええぞー?」
 スカイフィッシュに変身した無砂糖がドロシィの周囲を飛び回る。ドロシィも無砂糖を斬ろうと『夕雷轟刃剣』を振り回すのだが、何せ小型かつ高速で飛び回る無砂糖を斬るには『夕雷轟刃剣』は大きすぎたのである。

 第六感にてドロシィの攻撃を読んだ霊菜が『氷翼漣璃』の射程距離まで跳躍する。彼女から放たれた2体1対の氷の鷹がドロシィに飛びかかると同時に、霊菜の体が氷の粒子に包まれる。氷の粒子は光を乱反射させ、光学迷彩の如く彼女の体を覆い隠した。
 無砂糖が『氷翼漣璃』と入れ替わるようにドロシィから離れ、間合いを取る。
「シュワッチ!」
 どこかから怒られそうな掛け声と共に『光の巨人』へと変化する無砂糖。その巨大な両腕から繰り出される往復ビンタはドロシィの体を空中に放つのには十分な威力だった。
「やっぱり行き過ぎた若人にはこうしたオシオキが必要なようじゃな!」

 宙に投げ出されたドロシィの眼を貫こうと、氷のダガーに変形した『融成流転』を手に霊菜が舞い上がる。彼女が身に纏う光学迷彩と化した氷の粒子により、ドロシィの回避が少し遅れた。
 ドロシィの左眼を氷の刃が貫く。
「くっ、ドラゴンプロトコル様の眼が!」
「本来なら両目を潰すつもりだったけど、流石の回避ね。」
 敵ながら感心したように霊菜が呟いた。

 戦いはまだ、始まったばかりだ。
🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​ 成功

アリス・グラブズ
※アドリブ・連携歓迎

ふー、なかなか楽しいレジャーランドだったわ!
十分堪能したし、そろそろ何か食べに行こうかな!
某教団の信徒とか!

という事でとつげきー!別個体『ワタシを』沢山呼び出し
メイスとか追尾する剣とかビリビリして強そうだけど、結局本数以上の攻撃はできないよね!
攻撃は『ワタシ』で受け止めて群れで敵を押し込むよ!
敵に近づけたらみんなでガジガジ齧っちゃおう!
ワタシアリス個体は両手に『ワタシ』を持って技能:怪力飛んできた攻撃を受け止めるわ!
駄目になった個体は適当に捨てて新品を再装備!
敵が射程に入ったら手に持った『ワタシ』を叩きつけて吹き飛ばすわよ!技能:なぎ払い

●楽しいメインディッシュ

「ふー、なかなか楽しいレジャーランドだったわ!」
 満足げな顔のアリスが校舎の敷地内を歩く。彼女は『エンジェル・フラットワーム』をいたくお気に召したらしく、イチゴ狩りの要領で狩って校内中の『エンジェル・フラットワーム』を捕食していたのだった。
 だが、まだ食べ足りない。まだメインディッシュにありついていない。この学校に現れるはずの狂信者を探そうと訓練用ダンジョンのある方向へと歩を進める。

 ああ、いた。片眼は既に潰されているけれど、まだまだ健在だ。アリスは笑顔を浮かべると別個体たる『ワタシ』の群れを召喚した。
「モンスターの群れだと!?」
 驚きを隠せぬドロシィだが、自身の周囲に大量の『夕雷剣』を召喚し『明雷のメイス』を握りしめると、本体たるアリスへと向かっていった。
 『夕雷剣』が別個体の群れに向かい、ミサイルの如く飛翔する。アリスの別個体は特に防御行動をとるわけでもなく『夕雷剣』に貫かれる。しかしこの別個体、とにかく数が多い。倒しても倒しても次から次へと湧いて出てくるのだ。
「このっ!」
 『明雷のメイス』をアリスに振り下ろすドロシィ。だがアリスは慌てるそぶりもなく、近くにいた『ワタシ』を掴むとそのまま『ワタシ』で受け止めた。ちなみにこの『ワタシ』、目視で体長2m近くある。そんなものを軽々と振り回すのだから、アリスの小柄な体に秘められた怪力は凄まじい。
「数は力よ!」
 アリスの言葉通り、次第にドロシィが押されるようになってきた。あれだけあった『夕雷剣』が数を減らし、それでいてアリスの別個体はむしろ数を増やしている。

「それじゃ、いただきまーす。」
 捕食行動に移ろうとしたアリスの口に思わず『明雷のメイス』を突っ込んだドロシィ。
「あ、パチパチしてる!レモンの飴みたい!」
 慌てることなく、棒付きのキャンディを舐めるように『明雷のメイス』を食するアリス。その隙を突いてドロシィは逃げることにした。

「何なのアイツは!」
 それは天の星に聞くべき案件だろう。
🔵​🔵​🔵​ 大成功

猫屋敷・レオ
「やっぱり教祖は来ないんでありますね」
予め聞いていたとはいえ、本命が来ない事に少しがっかりしつつも今回の事件を起こした張本人という事で気を引き締め直します。

「隙が見えたぐらいで捉えられると良いでありますね」
戦闘が始まるや否や神千切カミチギリ・カゲトビを発動、空間を飛び越えいきなり背後から強襲、そのまま腕を喰い千切りに行きます。
反応され反撃をされそうになった場合は神千切カミチギリ・カゲウチの自動先制で先に喰い千切り阻止します。

上手く両腕を喰い千切る事が出来れば、もう獲物としての価値は無いと興味を無くし、とりあえず煽るだけ煽って他の人にトドメを譲ります。
「お前達の教祖には会った事があるであります、真竜トゥルードラゴンになる為に優秀なドラゴンプロトコル達の身体を集めてるらしいでありますね」
「でもそんな教祖が他人にドラゴンプロトコルの身体を渡している辺り、さしずめ気に入らなかった部位の処分を兼ねているんでありましょう」
「救うと言っておきながら殺すだけ殺して気に入らない部位は信者に渡して処分…本当に救えないやつらであります」

他にトドメを刺す人が居なければ神千切カミチギリ・カゲヌイを発動、首を狙ってトドメを狙います。

●稲妻よりも速く

 ドロシィが逃げた先は体育館裏であった。古来より体育館裏と言えば喧嘩の舞台であったが、それはこの√ドラゴンファンタジーにおいても変わらないらしい。

「やっぱり教祖は来ないんでありますね。」
 頭上から残念そうなトーンを帯びた声が降る。
「何者!?」
「ここですよ。」
 レオが高所から降りてきた。彼女はドロシィを確実に仕留めるべく、狩人の如く追跡していたのだ。
「貴様も√能力者か。」
 『宵雷のサーベル』を構え、自身の周囲には大量の『夕雷剣』を召喚するドロシィ。
「隙が見えたぐらいで捉えられると良いでありますね。」
 だがそれよりも早く、影を纏ったレオが両腕を狙い噛みちぎろうと一撃を放つ。ドロシィは咄嗟の身かわしで致命傷こそ回避したが、左腕は暫く使い物になりそうにない。
 ドロシィが返す刀でレオに向かい夕雷の弾丸を放つ。レオもまた跳躍し回避するものの、着弾地点には弾痕と強力な電磁波が残されている。電磁波はドロシィの動きを加速させ、『夕雷剣』の追尾能力を強化させる。
「行けっ!」
 ミサイルの如き『夕雷剣』の雨がレオに襲い掛かる。レオは回避しながらも時に足で蹴り落とし、時に『超すごい卒塔婆』を振り回してなぎ払い、時に鉄爪で斬り捨てた。

「お前達の教祖には会った事があるであります。」
「何?ドラゴンストーカー様にお会いしたことがあると?」
 レオが切り出した話に反応するドロシィ。それはとあるドラゴンプロトコルの少年を助ける為、レオが仲間と共にダンジョンに向かった時の話であった。
真竜トゥルードラゴンになる為に優秀なドラゴンプロトコル達の身体を集めてるらしいでありますね?」
「よく知っているわね。まぁドラゴンストーカー様が我らの教義を語られたのでしょう。」
 ドロシィが武器を『夕雷轟刃剣』へと組み替える。本来なら両腕で構えるものだが、左腕が使えない現在では右手だけで扱う必要がある。本来の攻撃力を生かしきれないとはいえ、それでも一撃は侮れない。
「でもそんな教祖が他人にドラゴンプロトコルの身体を渡している辺り、さしずめ気に入らなかった部位の処分を兼ねているんでありましょう。」
 ブラフを掛けるレオであったが、ドロシィの表情に変化はない。
「はっ、あなたはドラゴンストーカー様の御心が分かってないわね。これもまた慈悲なのよ。あのお方一人の身では全てのドラゴンプロトコル様をお救いすることができない。だから我々信徒にお体を下賜くださるのよ。」
 ダメだこの狂信者、話が通じない。いや、話が通じないから狂信者なのか。
「救うと言っておきながら殺すだけ殺して気に入らない部位は信者に渡して処分……。本当に救えないやつらであります。」
 ポツリと吐き捨てると、レオは影を纏いドロシィの首を狙う。ドロシィもまた『夕雷轟刃剣』を振るい、迎撃しようとする。果たして、レオの鉄爪は確かにドロシィの首筋に触れたが、ドロシィの『夕雷轟刃剣』もまた、レオの胴を打ったのであった。

 ドロシィの首筋から赤い血が流れる。彼女の肉体はもう、長く持たない。
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​ 成功

タグの編集

作者のみ追加・削除できます(🔒️公式タグは不可)。

 #√ドラゴンファンタジー
 #喰竜教団
 #プレイング受付中
 #再送歓迎

※あなたはタグを編集できません。

画像選択

キャラチェンジ


ログイン順並び替え

一言雑談


Xで共有


エラー


友達を呼ぶ

このページに友達をお誘いします!
誘いたい友達を選び、お手紙を送ってください。


お手紙を出す

さんにお手紙を出します。

グリーティングカード

お手紙にグリーティングカードを同封します。

シナリオ無料券

お手紙にシナリオ無料券を同封します。

確認

お手紙を出す


お問い合わせ


個人情報の変更パスワード再発行

ログオフ(クリックで確認)

お問い合わせ

  • このページ、もしくはゲーム内容についての疑問・質問等をお寄せください。
  • 全ての質問に必ずしも返答できるわけではありませんが、ご意見は必ず全て確認し、検討させていただきます。


違反報告

  • このページを利用しているユーザーに問題があると感じられた場合は、こちらよりご報告ください。
  • 報告内容は必ず全て確認し、対処を行うか検討させていただきます。