セレブお嬢様のどきどき☆ごほうび大作戦?

【米満・積音 (h01220)と一緒のノベルを希望します】
自身のAnkerとのデートの様子を描いたノベルをお願いします。
相手の呼び方は
兄様・つみ兄様
です。
全体的にわちゃわちゃイチャイチャしてる感じでお願いします。
|冒険王国《村》にあるゴミ処理場併設の温水プール施設で開催されている、
ダイエットコースのスイミングスクールに参加します。
ストレッチ・水中ウォーキング・長距離スイミングなど、
冒険者にとって運動負荷は大したことないものの、日常の中で長時間やるのは面倒くさい、ぐらいのイメージです。
「終わったらご褒美……終わったらご褒美……」
ご褒美として、施設内にある水着を着て入る浴室を1時間程度借り切ってAnkerと一緒に入り、イチャイチャします。
「頑張りました!のでご褒美を要求します!」
「とりあえずマッサージを、あと抱っことなでなでをお願いします!」
マッサージ
意識して艶っぽい感じの声を出そうと画策していましたが、
実際にはおっさんが温泉に入ったような声が飛び出します。
「あ゛ぁ゛~~」
「効きます~~」
抱っこ
浴槽内で抱っこして貰います。
浮力があるので、普段よりも気楽に体重をかけるように抱き着きます。
「とりあえず前から、20分位したら後ろからでお願いします!」
「兄様の手、優しいです……」
(もっとやらしくても良いのですが……そうなったらそうなったでこういうスキンシップはしてくれなさそうなんですよね……)
(このご褒美は美味しいですね……リピ確定です!)

【米満・満代 (h00060)と一緒のノベルを希望します】
自身をAnkerとする√能力者とのデートの様子を描いたノベルをお願いします。
相手の呼び方は
みっちゃん
で口調は
(俺、~くん、~ちゃん、だ、だね、だろう、だよね?)
です。
相手を一族の末子・末妹としてダダ甘に甘やかしてはいますが、
シスコンでもなく、異性として意識はしていない、ぐらいのイメージです。
全体的にわちゃわちゃイチャイチャしてる感じでお願いします。
満代がダイエットコース受講中
プールの外で仕事用スマホ+ブルートゥースキーボードを使用してクラウドワークスペースに接続し、仕事をこなします。
「実質的な拘束時間はご褒美の1時間だけ……助かるなぁ」
ご褒美
(わざわざ浴室を借り切ったのは、俺たち二人が「そういう関係」であると村の人たちにアピールするためかな?)
(少しずつ外堀を埋めていくのも目的か)
満代の裏の意図を推測しますが、まあいいか、と要求に従います。
「とりあえず水分補給を忘れずに、のぼせるのにも注意してね」
「自分でできるクールダウンのストレッチも覚えていこう」
抱っこ
小さい子をあやすように抱っこして、撫でます。
体重のかけ方で普段は遠慮していたことを察し、遠慮はいらないことを伝えます。
「もしかして、普段は遠慮してた?」
「さすがに冒険者ほど頑丈ではないけれど、みっちゃんに抱き着かれて怪我するほどヤワじゃないよ」
「お兄ちゃんを信じなさい、ね?」
√ドラゴンファンタジーの、とある冒険王国。ここは米満の家が代々受け継ぐ、由緒正しき王国である。
……まあ一般的な『王国』という言葉のイメージとは大分反すると言うか、牧歌的な感じだが。どちらかと言うと『代々村を受け継ぐ庄屋どんの家系』って感じである。
それはともかく、その王国にあるゴミ処理場、そこに併設された温水プール施設――ますます王国感はないが、それはそれとしてちゃんと栄えてる感じはある――で、その王国の末娘である、米満・満代(マウンテンセレブ・h00060)は、はぁはぁとその息を切らしていた。
「終わったらご褒美、終わったらご褒美……」
呪文のようにそう唱えながら、プールを無心で歩き続ける満代。彼女が今参加しているのは、このプールのダイエットコースである。
実際彼女の小柄な身体には、大分たっぷりと贅肉が蓄えられている。丸っこくて可愛らしくはあるが、逆に『ギリギリそこに収まっている』とも言える訳で。
基本的に甘やかされ体質の彼女だが、流石にこのまま無思慮に太り続けるのはまずい、という意識はあるのだ。
『一旦プールから上がってください、休んだ後は今度は長距離スイミング行きますよ!』
「はひぃぃぃぃ……!」
それはそれとして運動は結構きつく、インストラクターの言葉に思わず声が漏れる。満代は√能力者であり冒険者なので、普段から運動自体はこなしており、やっている運動の強度自体は軽いのだが……その分だけ量が多く、肉体より精神の方がキツい。
まあ、キツくないと痩せられないので、仕方ないのだが。そもそも普段から運動していると言う事は、普段から運動していてなおこの体型と言う事なので、その分頑張らないといけないのだ。
「はぁぁ……終わったらご褒美……!」
頑張って呼吸を整えながら、萎えかける自分をその言葉で鼓舞していく。今の厳しさよりもっと、楽しい事を考えようと。
「……おっと、もうこんな時間か」
そことは少し離れた、プールサイドのテーブル。仕事用スマホの時刻に気づいた米満・積音(執事中学生・h01220)は、作業を止めて無線キーボードから手を離して大きく背伸びをする。
クラウドに接続してがっつり仕事に打ち込んでいたが、根を詰めすぎても能率は良くない。軽く休憩しようと、横においたペットボトルを手に取った。
「実質的な拘束時間はご褒美の1時間だけ……助かるなぁ」
彼の今日の仕事は満代の付き添いだが、その役目のほとんどは何かあった時のための待機であり、自由時間である……まあその自由時間にやる事と言えば、仕事な訳だが。
米満の家に生まれながら希少な一般人である彼は、一族の者と違って恐怖心や危機感を欠落していない。ゆえに中学生でありながら、こうして労働に励んでいる。
――言い換えるとそれは、危機感のない冒険者一族の尻拭いに奔走している訳で、境遇に不満を抱く暇もない。
「みっちゃんは……結構頑張ってるみたいだな」
スマホからも視線を離してプールに向ければ、満代がその幼い手足をばたばたと動かして必死に泳いでいる。彼から見れば満代は親戚だが、一族の末子である彼女の事を、本物の妹のように可愛がっている。
まあそうして満代を可愛がっているのは、彼だけではないが。一族にとっての満代は、可愛い可愛いお姫様なのである。だからあんなに太ってしまった、とも言う。
「さて……もうひと仕事頑張りますか」
しばらくぼうっと満代の事を見て脳を休めていた積音は、その頑張る姿に元気を貰い、再び仕事用スマホの画面に向かっていく。
「兄様、つみ兄様」
「……おっと、もう終わった?」
そこから仕事に集中していたら、いつの間にかプールの方は終わっていたらしい。満代に声をかけられて、作業を中断して顔を上げる積音。
「はい、頑張りました! のでご褒美を要求します!」
「了解、と。どんなご褒美が欲しい?」
ふんす、と鼻息荒く胸を張る姿を可愛らしいと思いつつも、椅子から立ち上がり、頭ひとつ小さな相手を見下ろす。
問われた満代の方はここぞとばかりに、グッと身を乗り出して来て。
「とりあえずマッサージを、あと抱っことなでなでをお願いします!」
「うん、それじゃあ行こうか……と、引っ張らなくても大丈夫だから」
積音が頷くとすぐに、その手を取って歩き出す満代。積音にとっての満代は先に言った通りだが、満代にとっての積音は、親戚で家庭教師と言うだけではない。
大事なAnkerであり、もう少し親密な間柄だ。いや、親密になりたい間柄と言った方が正しいか。
(「兄様はただのご褒美と思っているでしょうが、関係を深めるチャンスです!」)
(「とか考えてるんだろうなぁ」)
そんな満代の考えは、積音には筒抜けだ。だが彼にとってはあくまで可愛い妹的な立場で、それ以上の感情はない。
「さあ、ここですよ!」
(「わざわざ浴室を借り切って……俺たち二人が『そういう関係』であると村の人たちにアピールするためかな?」)
外堀を埋めたがっている満代の意図も、しっかりと見抜き――それでもまあいいかと受け入れる辺りは、やはり積音も甘い。
恋愛感情はなくとも、可愛い妹分である事に変わりはないのである。
「それでは早速マッサージを……」
「と、その前に、ほら。とりあえず水分補給を忘れずにね」
やや前のめりな満代に新しいペットボトルを取り出し、甲斐甲斐しく世話を焼く。実際その様子は本当に、兄妹のようである。
満代もその言葉は素直に受け入れ、こくこくと喉を鳴らして水を飲む。なんだかんだ運動で喉が乾いていたのか、あっという間に1本飲み干してしまった。
「ふぅぅぅ……さあ、今度こそマッサージですよ!」
「分かってるって、逃げないからさ」
その後は、敷いたタオルの上にうつ伏せになっていく満代。急かす様に苦笑する積音だが、満代が積極的なのは理由が――作戦がある。
(「こうやってセクシーな姿を晒せば……兄様もドキドキするはず!」)
水着に包まれた豊満な身体を、無防備に差し出していく。完全に油断しきった姿を見せつければ、男なら邪な考えを抱かずにはいられない。
さらにさりげなく身体をくねらせて、背中からお尻のラインをアピール。その大人っぽい色気には、当然グッと来るだろう。
あとはマッサージを受けながら艶めかしい声を上げれば、もはや積音は興奮を抑えられない。誰の目もない浴室、大胆な事もしてくるはず――。
「それじゃあやるけど、痛かったりくすぐったりしたかったら言ってね」
「はい、良いですよ、どんと来てくださ……あ゛ぁ゛~~」
とか言う作戦は、マッサージを受けた瞬間温泉に入ったおっさんのような声を上げた事で、初手で瓦解した。どんなにドキドキしていたとしても、その一言でやる気が削がれるだろう。
ましてや実際には、積音は別に最初から興奮などしていない。そもそも10歳の子どもの『せくしーあぴーる』など、積音でなくてもまず可愛らしいと言う感情の方が先に立つだろう。
(「……多分、あれはアピールだったんだよ……な?」)
さらに言えば、満代の意図はなんとなく理解している積音でも、若干自信がなくなる程度には、色気がなかった。
例えるならそう……お好み焼きの上のかつおぶしとか、そんな感じだった。
「効きます~~」
(「まあ、どっちでも良いか」)
色気はないが気持ちよさそうな満代の姿を見ていると、裏の意図など推察するだけ無駄と言う気にもなる。雑念を払ってマッサージに専念し、指を動かしていく積音。
一見して甘やかされぷくぷく太っているだけのように見える満代だが、こう見えて立派な冒険者。その脂肪の下にはそれなりに筋肉を湛えており、その張りを丁寧に丁寧に解していく。
「脚が随分強張ってるなぁ。念入りにほぐしておかないと」
「ええ、頑張りましたからね~……おっ、おっ、そこもっとぉ」
逆に言うといくら普段から運動していても、使っていない筋肉を長時間使った時は筋肉痛の恐れがあるだろう。満代が痛みに苦しむ姿は見たくないので、手抜かりはしない。
……そんな生来の真面目さと職務意識、そして満代への甘やかしが入り混じった結果、彼の思考に艶っぽい部分など欠片も介在しない。
「これからは、自分で出来るクールダウンのストレッチも覚えていこう」
「兄様に毎回マッサージしてもらえばぁ……ああ、そこ、お゛お゛お゛~~」
満代は満代で、油断して無防備ではあるが色気とは縁遠い声を浴室に響かせていく。なんと言うか、そう……ぽっちゃりとした身体と相まって、陸の上のあざらしと言うか。そんな感じであった。
(「……先ほどは失敗しました! ですが次こそは!」)
(「今度は何をするつもりなんだろうなぁ」)
マッサージを終えた後、浴槽に浸かる満代。すっかり作戦が失敗した事に消沈する事もなく、新たな作戦に意気込んでいく。
そしてそんな満代の意気込みは、一緒の浴槽に浸かっている積音にも当然のように伝わっている。水着着用とはいえ異性との混浴だが、今更それにドキドキするような間柄でもない。
「と言う訳で、約束通り抱っこを要求します」
「良いよ、じゃあおいで」
いや、満代はドキドキする間柄にしたいのだ。全く動じる様子のない積音に不満を抱くと、湯の浮力に身を任せ、一気に距離を詰めていく。
そのまま体重をかけるように、ギュッと積音を抱きしめて。なんなら、胸とかも押し付けていく。
「とりあえず前から、20分位したら後ろからでお願いします!」
「大分長いなぁ。のぼせそうになったらちゃんと言ってね」
長いと言いつつ素直に受け入れる辺りは、やっぱり積音も甘い。身体を押し付けてくる満代にも動じる事なく、優しく抱き返してやる。
「もしかして、普段は遠慮してた?」
「む……」
それどころか、そんな風に気遣うような声もかけていく。満代が自分を強く抱きしめているのは、必ずしも誘惑のためだけではない――それを鋭敏に感じ取っての事だ。
先にも言った通り彼はAnker、すなわち一般人であり、逆に√能力者である満代は人並み外れた力を持ち、そしてまだ幼く、完璧にその力を制御出来ている自信はない。もしかしたら壊してしまうのではないかと言う危惧は、常に持っている。お湯の中でなら、浮力があるので押し潰してしまう事はないだろう……満代が積音を遠慮なく抱きしめられているのは、そんな思いによるものだ。
いや、危惧と言うのは正しくないか。米満家の√能力者は基本的に恐怖心や危機感が欠落しており、それは満代も例外ではない。
つまりこれはまた、その欠落した感情のどちらとも別の感情だろう。積音に対してだけ抱くこの感情は、満代自身もはっきりと言葉には出来ない。
「みっちゃんに抱き着かれて怪我するほどヤワじゃないよ」
さすがに冒険者ほど頑丈ではないけれどね、と付け加えながら、満代に対して微笑みかける積音。その頭を優しく、撫でていく。抱き方と言い、まるで小さな子をあやすかのように。
実際、満代は小さな子ではある。積音とてまだ13歳ではあるが。
「お兄ちゃんを信じなさい、ね?」
「兄様の手、優しいです……」
満代は目を閉じて、その撫でる手を心を委ねていく。言われるがままに緊張を解くと、積音をぎゅっと強く抱きしめ、湯に包まれながらも相手の身体を、体温を感じて。
こうやって抱かれていると、とても安心する。満代の中にわだかまる、言葉に出来ない気持ちが溶けていく。
(「それはそれとして……もう少しもっとやらしくても良いのですが!」)
まあ、頭の中ではそんな事を考えてもいるのだが。どれだけアピールしても一向に手を出してこない事については、とても不満がある。
……満代のアピールが拙いがゆえ、と言う原因も多分にあると思われるが、今はそこは棚に上げる。絶対、兄様が朴念仁なのが悪いのだ。
(「まあそうなったらなったで、こういうのはしてくれなさそうなんですよね……」)
そこがまた悩み所ではある。真面目な積音の事だ、仮に今より満代の身体に興奮するようになったら、逆に自分を律してしまう事だろう。
こうして抱き返してくれるなんて事もせず、離れるように促してくるはずだ。きっとその時も、優しく振る舞ってくれるのだろうが……。
(「イチャイチャはしたい……でもドキドキはさせたい……むぅ、ジレンマです」)
(「また何か考えてるなぁ」)
むむむと唸って悩み始める満代に、やれやれと肩を竦める積音。だが、さっきのような無理な遠慮がなく、前向きな悩みのように感じるので、まあ良いかと口には出さない。代わりに優しく丁寧に、その頭を撫で続けていく。もう何度目かの繰り返しになるが、積音も恋愛感情のようなものが無いだけで、満代に大概甘い。
……ただそれも、満代がまだ10歳のお嬢様であるから、と言うのはある。13歳からすれば10歳はまだ子どもだが、これがあと数年経てば、今のままではいられないだろう。
その時、一体この関係はどのように変化するのか……今はお嬢様の考えが手に取るように分かる積音だが、未来の事までは分からない。
「兄様、そろそろ後ろからお願いします!」
「おっと、もうそんなに経ったか。良いよ、おいで」
まあ今は考えても仕方ないし、分からないままで良いとも思う。満代の言葉に我に返って益体もない思考を打ち切った積音は、要求されるがまま、膝の上に満代を座らせた。
そして後ろから優しく抱きしめ、やはり子どもにするように、頭を撫でていく。
(「とりあえずこのご褒美は美味しいですね……リピ確定です!」)
今はこれで良いと結論付けたのは、満代の方も同じ。いろいろ考えたが、積音に甘やかしてもらうのが嬉しい事は確かなのだ。
背中に積音の身体を、頭に積音の手を感じながら、湯の中でぱたぱたと脚を動かしていく。犬が喜んでいる時に尻尾を振る有り様と、良く似ているかもしれない。
「そのためにも、今後もダイエットを頑張らないとですね……!」
「まず食べる量を減らした方が良いような気がするけどなぁ……」
満代のそんな思考の推移を大まかに読み取り、苦笑を浮かべる積音。まあそうは言いつつ、自分も甘やかしてしまうんだろうなぁとは思うが。
まあ健康に害が無い程度なら、多少太っている分には構わないだろう。普段から運動しているし、ダイエットにもちゃんとやる気を出してくれるようだし。
「そろそろ出ないと、のぼせるよ?」
「もう少しお願いします!」
それはそれとして、直近でこの甘やかしは、ちゃんと身体に害がありそうな気がする。でも、撫でられてご満悦でもっともっととねだる満代は確かに可愛い。
さて、一体どうしたものだろうか。後の事を何も考えていなさそうなお嬢様に代わり、中学生執事は真剣に――あるいはだだ甘に、頭をひねるのだった。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴 成功