狙われたドラゴンプロトコル――喰竜教団の狂気
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「わたくしどもは、真竜の復活にこの身の全てを捧げます」
そんな教義を掲げた宗教団体がある。
その名は【喰竜教団】。
教祖の【ドラゴンストーカー】を中心として、かつて√ドラゴンファンタジーの大地、空、海――あらゆる世界を支配していた|竜《ドラゴン》を崇めている。
そこまではいい。
問題は、その竜を復活させるための方法がまずい。
「か弱き姿に堕とされたドラゴンプロトコル様の御聖体を教祖様のお身体に移植し、ドラゴンプロトコルの皆さまに『強き竜の力と姿』を取り戻しましょう!」
――要するに、ドラゴンプロトコルを殺害し、その遺骸をドラゴンストーカーに埋め込むという、常軌を逸した教義なのである。
そして、戦う力を持たないドラゴンプロトコルが、その狂気の教団に狙われているのであった……。
●
「√ドラゴンファンタジーにドラゴンプロトコルが好きすぎてドラゴンプロトコルを殺してる、わけわからん宗教団体があるらしい。クレイジーだね」
星詠み――|氷室《ひむろ》・|冬星《とうせい》(自称・小説家・h00692)が「ヤンデレってやつかな?」と首を傾げている。
|小説家を自称している胡散臭い男《コイツもそこそこデタラメである》が言うと説得力がある。
「で、その喰竜教団がドラゴンプロトコルを虐殺しようとしている、というゾディアック・サインのお告げがあった。キミたちにはその凶行を阻止してほしい」
冬星の説明によるとこうだ。
狙われているのは一般市民として暮らしているドラゴンプロトコル。一般人なので戦うすべも力も持っていない。
喰竜教団――ドラゴンストーカーの信者が首謀者で、下級モンスターをけしかけて冒険王国の広場を襲撃、そこにいるドラゴンプロトコルを殺害し、その遺骸を持ち帰って、ドラゴンストーカーに移植するという狂気の計画だ。もちろん、広場にいる者はドラゴンプロトコル以外も無差別に殺されるだろう。
そんなテロに近い大事件が起こる前に、あなたたちは街へ行き、喰竜教団の企みを阻止しなければならない。
「ところで、今度書く小説、亜竜人を主人公にしてヤンデレ女子を登場させるラブコメはどうかな?」
……この不謹慎男は出かける前に黙らせたほうがいいかもしれない、とあなたは思うだろうか。
マスターより

こんにちは、マスターの永久保セツナです。
今回の冒険譚は√ドラゴンファンタジーと、近頃よく名前を耳にするかもしれない噂の宗教団体【喰竜教団】にまつわる事件の解決です。
何の罪もないドラゴンプロトコルたちが惨殺される前に、このテロ事件を止めましょう。
第一章は、まだ平和な冒険王国の広場へ行き、散策などしつつ喰竜教団の襲撃に備えましょう。
第二章は、喰竜教団のけしかけた下級モンスターの群れを退けましょう。
第三章は、モンスターをけしかけた黒幕――喰竜教団の信者を倒せば本案件は終了です。
√ドラゴンファンタジーの平和のため、ドラゴンプロトコルたちを悲惨な運命から守るため。
あなたの力が必要です。よろしくお願いいたします。
6
第1章 日常 『広場の風景』

POW
屋台の料理を食べる、買い物をする、パフォーマンスを見る。
SPD
自分がパフォーマンスをする、屋台を出す。
WIZ
のんびりと広場を歩く。
√ドラゴンファンタジー 普通5 🔵🔵🔵🔵🔵🔵
あなたは√ドラゴンファンタジーの冒険王国、その広場にやってきた。
そこでは屋台が出ており、食べ物の香ばしい匂いが食欲を誘う。
大道芸人もパフォーマンスをしており、広場に来ている観客を喜ばせていた。
標的であるドラゴンプロトコルたちも何も知らずにのんびりとしており、今は平穏な光景。
あなたは喰竜教団が襲撃に来るまでの間、束の間の平和を楽しむことができる。

選択 POW
街中の警戒(「第六感」を使いながら)しながら、屋台巡りを楽しみます。あ、依頼に出発する前に冬星お兄ちゃんには、金だらいを落としていきます。
「...祖国のワラキア公国に帰ってきたみたい。とても楽しいわ!」
ぬいぐるみや小物が売っているお店を見て周り、食べ物の屋台で何か美味しいものを食べましょう。
あとは、「情報収集」や「世界知識」を使って街の構造を調べて、避難経路や戦闘に有利な地形を把握しておきます。
「この街は守るわ。我がローゼス家の名にかけて。」
ルビナ・ローゼス(黒薔薇の吸血姫・h06457)は、己の第六感を使い、街中を警戒しながら屋台巡りを楽しむことにした。
ちなみに依頼に赴く前に、不謹慎な星詠みに金だらいをきっちり落としてから出発している。
「……祖国のワラキア公国に帰ってきたみたい。とても楽しいわ!」
広場にはぬいぐるみや小物が売られている店も出ていた。手作りのぬくもり感が出ていて、とても可愛らしい。ルビナはそれを見て回り、食べ物の屋台にも興味津々である。
「お嬢さん、フルーツ飴はいかが? 今朝採れたての果物を使っているから味は保証付き!」
「では、その赤いのをいただくわ」
新鮮な苺が水飴でコーティングされ、キラキラと宝石のように輝いていた。
口に含むと、パリッと水飴が割れる音と同時、甘くみずみずしい果汁が口の中に広がって多幸感に包まれる。
「とても美味しいわ。ところで、ここに来たのは初めてで、この街にどんなものがあるのか知りたいのだけれど……」
「観光に来たのかい? それなら広場の入口の近くに地図の看板があるよ」
情報収集をしつつ、入口に戻って看板を確認、いざというときに人々を誘導するための避難経路を把握しておく。
「たしか、下級モンスターが襲ってくるのよね。開けた場所なら避難を完了したあとの広場が一番戦いやすそう。一匹ずつ倒すなら狭い路地裏でもいいけれど、被害を広げたくないからなるべく街には行かせたくないわね……」
地図を視線でなぞるように街の地形を脳に焼き付け、ルビナは決意を新たにする。
「この街は守るわ。我がローゼス家の名にかけて」
🔵🔵🔵 大成功

なんでかなーすごく懐かしい感じがする
それに美味しそうな匂い!
広場に着くなり匂いのする屋台へ一直線
屋台で買った串焼き肉を両手に持ちつつ、面白そうなパフォーマンスを見たり、何かないかなとお店を眺めたりしながら街中を見回って
みんな楽しそうだし私も楽しいし
しっかりみんなを護らないとー
でも⋯⋯今はお腹いっぱい食べたいから
さっきのお店にもう一回行こっと!
「なんでかなーすごく懐かしい感じがする。それに美味しそうな匂い!」
ミラ・レギナ(|幻燈竜《ドラゴファンタズマ》・h06576)は、広場に着くなり食べ物のいい匂いがする屋台へと一直線に向かった。
肉のじゅわぁと焼ける音、香辛料やタレの香り。それにつられて串焼き肉を買い、両手に持ってニコニコである。
大道芸人がジャグリングや楽器演奏などをしているパフォーマンスを眺めながら串焼き肉を食べ、なにか目を引くものがないかとお店を見て回った。一通り街中を見て回ったが、現状特に異常はないようだ。平和、平穏そのものの光景。
「みんな楽しそうだし私も楽しいし、しっかりみんなを護らないとー」
ミラは未来に起こる惨事を食い止めるため、気合い充分である。
「でも⋯⋯今はお腹いっぱい食べたいから、さっきのお店にもう一回行こっと!」
せめて、現在のこの穏やかなときを精一杯楽しみたい。
彼女は再び串焼き肉の屋台へと駆け出すのであった。
🔵🔵🔵 大成功
第2章 集団戦 『鉱石竜「オーアドラゴン」』

POW
尻尾攻撃
【竜の尻尾】を用いた通常攻撃が、2回攻撃かつ範囲攻撃(半径レベルm内の敵全てを攻撃)になる。
【竜の尻尾】を用いた通常攻撃が、2回攻撃かつ範囲攻撃(半径レベルm内の敵全てを攻撃)になる。
SPD
ローリングアタック
【ゴロゴロ転がる回転攻撃】による近接攻撃で1.5倍のダメージを与える。この攻撃が外れた場合、外れた地点から半径レベルm内は【転がる拍子に散らばる鉱石で、不安定な足場】となり、自身以外の全員の行動成功率が半減する(これは累積しない)。
【ゴロゴロ転がる回転攻撃】による近接攻撃で1.5倍のダメージを与える。この攻撃が外れた場合、外れた地点から半径レベルm内は【転がる拍子に散らばる鉱石で、不安定な足場】となり、自身以外の全員の行動成功率が半減する(これは累積しない)。
WIZ
フレイムオーア
【体内で赤熱させた鉱石による火】属性の弾丸を射出する。着弾地点から半径レベルm内の敵には【エネルギーを内包した爆発】による通常の2倍ダメージを与え、味方には【自身の鉱石を打ち出し食べさせ】による戦闘力強化を与える。
【体内で赤熱させた鉱石による火】属性の弾丸を射出する。着弾地点から半径レベルm内の敵には【エネルギーを内包した爆発】による通常の2倍ダメージを与え、味方には【自身の鉱石を打ち出し食べさせ】による戦闘力強化を与える。
√ドラゴンファンタジー 普通11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴
――そして、襲撃が予知された時間。
「モンスターが攻めてきたぞー!?」
広場に悲鳴がこだまする。
下級モンスター『オーアドラゴン』の群れが広場になだれ込んできたのだ。
「鉱山にいるようなモンスターがなんでこの街に!?」
戦うすべを知らない街の住人たちは恐慌状態に陥る。
オーアドラゴンはやはりドラゴンプロトコルを優先的に狙うようだが、広場にいる人間を無差別に攻撃するつもりらしい。
あなたはモンスターを倒し、それを止めなければならない。

ついにモンスターが来ましたわね。さっそく、行動開始ですわ!
前回調べた街の地図を元に、広場に居る一般の人を安全な場所に避難させていきます。わたしは避難する人の後ろにつき、襲ってくる敵を倒して護衛します。
相手が複数の場合は「なぎ払い」、「2回攻撃」で、単体の場合は「2回攻撃」のみで攻撃します。
襲われている人がいたら、「かばう」を使い、√能力「ルートブレイカー」を発動して防ぎます。
避難が完了したら広場に戻り、残りの敵を「なぎ払い」、「2回攻撃」で倒していきます。
連携、アドリブ歓迎です。
「ついにモンスターが来ましたわね。さっそく、行動開始ですわ!」
ルビナ・ローゼスは予知された襲撃が起こる前に街の地図を覚えている。
広場にいた一般人を、地図にあった避難ルートへ誘導した。
「皆様、落ち着いて広場から脱出してくださいませ!」
そして避難する人々の最後列につき、襲ってくるモンスターを相手取って護衛する。
避難民を追ってくるオーアドラゴンの群れを往復する薙ぎ払いで2回攻撃し、絶対に一般人には近づかせない。
モンスターがゴロゴロと転がりながらドラゴンプロトコルに突っ込もうとすれば、それを咄嗟にかばい、「させませんわ!」と右手をかざした。
――√能力【ルートブレイカー】。右掌で触れた能力を無効化させる力。
オーアドラゴンのローリングアタックによるダメージを無効化し、さらに攻撃が外れたわけでもないので本来であれば不安定な足場になるという副次効果も避ける。
避難が完了すれば広場の開けた場所に戻り、残ったモンスターを再び2回薙ぎ払いにより倒していく。
仲間が地面に倒れ伏し、邪魔をされて気が立っているオーアドラゴンたちは、ルビナを睨みつけ、低く唸り声を上げていた。
🔵🔵🔵 大成功

「う~ん…いいのが売ってないわね」
考え事をしながら広場を散策していて、お店をくまなく回った後
今回ここに来たのは、喰竜教団からの襲撃を守るのもあるけど…広場で様々なモノを売っているという話を聞き、刀を打つのに適した素材を探す為ね
ただ使えそうなのは見つけられず、途方に暮れていると襲撃の音を聞き、現地へ
敵を見るなり「なんか着いてるけど…それ使えないかな?」と敵を品定めしながら素体を刀に戻していくの
敵の攻撃を見極め、もし攻撃が当たりそうになったら【素体融合】で『斬馬刀・千恵』を引き寄せ融合し受け止めるわ
その後、刀にした素体達と融合した斬馬刀で斬りつけにいくわね
いい素材、手に入るといいな
刀の性能を具現化した人造人間――|杉崎《すぎさき》・ひなの(しがない鍛冶師・h00171)がオーアドラゴンの襲撃までの時間をどう過ごしていたのか、見ていこう。
「う~ん……いいのが売ってないわね」
彼女は考え事をしながら広場を散策し、店をくまなく見て回っていた。
そもそも、ひなのが今回ここに来た理由は、喰竜教団からの襲撃を守るためだけではない。
予知があった広場に様々なものが売られていると聞き、刀を打つのに適した素材がないかと探しに来たのである。
√ドラゴンファンタジーの冒険王国に存在する素材、それでどんな刀が打てるのか、興味深い。
ただ、残念ながら広場には素材に使えそうなものはなく、落胆し途方に暮れていたところ、襲撃の音を聞いて現地に急行した、という経緯であった。
しかし、鉱石を身に纏ったオーアドラゴンを見るなり、「なんか着いてるけど……それ使えないかな?」と敵を品定めするあたり、根っからの刀鍛冶といったところか。
己の所持する素体を刀に戻し、オーアドラゴンの動向を見極める。
「■■■――ッッ!!」
モンスターがその尻尾を振り回し、薙ぎ払い攻撃をしようとすれば、【|素体融合《ソタイユウゴウ》】により『斬馬刀・千恵』と融合し、さらに空間を引き寄せてオーアドラゴンの尻尾攻撃を受け止めた。
そして、刀に戻した12体の素体たち全てと斬馬刀を駆使し、モンスターに斬り掛かっていく。
「いい素材、手に入るといいな」
おそらく、オーアドラゴンを倒したのちに身体の鉱石を剥ぎ取るのだろうと思われる。
🔵🔵🔵 大成功

なんかドラゴンの名を冠しているけれど激強という訳でも無く何ならお手頃感もあるとかいうちょっと小首を傾げるような存在が暗躍していると聞いてひょっこり来てみたんだけど…。
あ、まあ、確かにドラゴンか。
そう名乗るなら、そこは尊重しないとね。
スピンムーブから剣山みたいのぶん回してくる?
いいねぇ、ちょっと踊ろうか?
ルート能力は【機人は舞う夢幻の如く】を。
避けたら避けたで色々周辺に弊害があるみたいだからね。いいでしょう。受け止めていくムーブで。
勿論、残像・見切りやバリア系も活用して急所は外していくよ。
その上で、オーラを纏う打撃でカウンターを見舞っていこう。
さあ、どこまでお付き合いいただけるかな?
「なんかドラゴンの名を冠しているけれど激強という訳でも無く何ならお手頃感もあるとかいうちょっと小首を傾げるような存在が暗躍していると聞いてひょっこり来てみたんだけど……」
|天翳《あまかげり》・|緋雨《ひさめ》(天眼浪士・h00952)が戦闘中の広場にやってくると、オーアドラゴンが「不服」と言いたげな目でジロッと睨んだ。
「あ、まあ、確かにドラゴンか。そう名乗るなら、そこは尊重しないとね」
緋雨は飄々とした態度を崩さず、その言動は掴み所がない。
それに苛立った――のかどうかは分からないが、鉱石を身に纏ったモンスターは敵意を隠さず、ローリングアタックからの剣山のような尻尾攻撃をお見舞いしようと緋雨に向かってゴロゴロ転がりながら突進してくる。
それでも彼は「いいねぇ、ちょっと踊ろうか?」と、オーアドラゴンの攻撃を甘んじて受ける。
「避けたら避けたで色々周辺に弊害があるみたいだからね。いいでしょう。受け止めていくムーブで」
――【|機人は舞う夢幻の如く《キジンハマウムゲンノゴトク》】。
敵の巨体を受け止めつつ、残像で反撃することで確実にダメージを与えつつ、自分の傷は全回復する√能力。
さらに見切りやエネルギーバリアなどで急所は外しつつ、打撃にオーラを纏わせてモンスターの硬い身体を打ち抜く。敵の悲鳴とともに鉱石は宙に舞い、砕け散った。
「さあ、どこまでお付き合いいただけるかな?」
緋雨とオーアドラゴン、どちらかが|踊り疲れる《力尽きる》まで舞踏は終わらない。
そして、着実に地面に倒れ伏すモンスターの数が増えていく。
🔵🔵🔵 大成功

気の強いお嬢様、アナタです。
「そんなの絶対ありえませんわ」と相手の√能力を否定してルートブレイカーにより打ち消します。
問題に直面したりやりたいことが生まれたりすると、無意識のうちに神聖竜詠唱を使い神聖竜を召喚します。
しかし本人は神聖竜のことを知らないので「またあのドラゴンですの?ありえませんわ」と逃げ出します。
あとは神聖竜が勝手に問題を解決してくれているので、後で戻ってきて「ラッキーですわね」と驚きます。
一瞬ドラゴンのことが頭によぎりますがすぐに「ありえませんわね」と切り捨てます。
戦う時はルートブレイカーを宿した掌で相手をばちこんとビンタします。
「キャアア! 何なんですの!?」
アナタ・オルタ・クエタ・ナントカ・ヴァルカス(人間(√EDEN)のルートブレイカー・h00637)は、自宅玄関から突然√ドラゴンファンタジーに繋がってしまい、オーアドラゴンの姿を見て悲鳴を上げた。
モンスターがゴロゴロと回転しながらこちらに向かってくるのを「ありえませんわ!」とすんでのところで躱す。
しかし、攻撃が外れたことで、オーアドラゴンの身体についている鉱石が散らばり、不安定な足場ができてしまう。
「歩きにくいですわ! 困りますわ!」
――ところで、アナタは問題に直面したり、やりたいことが生まれたりすると、無意識のうちに【|神聖竜詠唱《ドラグナーズ・アリア》】を使ってしまう癖がある。
そうして神聖竜を召喚してしまうわけだが……。
「またあのドラゴンですの? ありえませんわ!」
……自分で召喚した神聖竜を見て逃げ出すのも毎度のことであった。
それはさておき、神聖竜は顕現した時、「誰も傷つけることのない願い」を叶えて去る。
今回はオーアドラゴンが撒き散らした鉱石を消し去り、足場をもとに戻して姿を消した。
逃げ出したアナタは、「これは夢に決まっていますわ! 早く目が覚めないかしら」と現実逃避しつつ、恐る恐る広場に戻って来る。
「あら、歩きにくかった場所がもとに戻っていますわね。ラッキーですわ。きっと夢だからこういうこともありますのね」
一瞬、神聖竜のことが頭によぎるものの、「ありえませんわね」と切り捨てた。
モンスターは戻ってきたアナタに敵意を向け、剣山のような尻尾を振り回して攻撃するが――。
「これは夢ですもの、何でもありなら私も好きにさせていただきますわ」
ルートブレイカーを宿した右掌でばちこんとオーアドラゴンをビンタする。
モンスターの√能力を無効化し、さらに√能力者としての力で吹っ飛ばす。
「さて、どうしたら夢から覚めるのかしら……ひとまず玄関を開けたらここに来たのですから、玄関ドアを探せばよろしいのかしら」
――本人は√能力者である自覚もなく、√能力についても頑なに否定しているのだが。
🔵🔵🔴 成功
第3章 ボス戦 『神罰執行官『シスター・パニッシュメント』』

POW
|神の威光《ゴッドブレス》
【光の翼】を纏う。自身の移動速度が3倍になり、装甲を貫通する威力2倍の近接攻撃「【|慈悲の剣《クルタナ》】」が使用可能になる。
【光の翼】を纏う。自身の移動速度が3倍になり、装甲を貫通する威力2倍の近接攻撃「【|慈悲の剣《クルタナ》】」が使用可能になる。
SPD
|破魔の聖句《マッド・スクリプチャー》
自身の右掌で触れた√能力を無効化する。
自身の右掌で触れた√能力を無効化する。
WIZ
|神の御使い《エランド》
【守護天使「エンジェルさま」】を召喚し、攻撃技「【エンジェリックアロー】」か回復技「【エンジェルヘイロー】」、あるいは「敵との融合」を指示できる。融合された敵はダメージの代わりに行動力が低下し、0になると[守護天使「エンジェルさま」]と共に消滅死亡する。
【守護天使「エンジェルさま」】を召喚し、攻撃技「【エンジェリックアロー】」か回復技「【エンジェルヘイロー】」、あるいは「敵との融合」を指示できる。融合された敵はダメージの代わりに行動力が低下し、0になると[守護天使「エンジェルさま」]と共に消滅死亡する。
√ドラゴンファンタジー 普通11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴
オーアドラゴンたちの襲撃を退けた√能力者たちに、「ゴルァー!!」と怒鳴る人影がある。
「喰竜教団で飼っている可愛いドラゴンちゃんたちに何しとるんじゃー!!」
シスターの姿をしている女があなたたちに敵意を向けた。
「しかもドラゴンプロトコル様をひとりも殺せてない! アタシたちの愛を理解できないやつは血祭りじゃー!!」
オーアドラゴンをけしかけた喰竜教団の信者――シスター・パニッシュメントが、あなたたちに襲いかかってくる。
この信者を撤退させれば、今回の事件は無事に終幕を迎えることができる。

罪の無い人たちを傷つけるようなモンスターを放っておいて、何を言ってるのかしら?
常に「第六感」を使い、「見切り」、「戦闘知識」で敵の攻撃を回避しながら接近して、「怪力」、「2回攻撃」を使って攻撃していきます。
「神の御使い」を敵が使ってきたら、√「ルートブレイカー」で阻止します。
「貴様のようなゲスは、わたしが地獄に落としてやる。覚悟するんだな」(目を赤く光らせて)
「罪の無い人たちを傷つけるようなモンスターを放っておいて、何を言ってるのかしら?」
ルビナ・ローゼスの口調には、|無辜《むこ》の民を虐げる喰竜教団に対しての怒りが滲んでいた。
第六感を研ぎ澄ませ、シスター・パニッシュメントの振り回す大剣を見切りで躱す。
「うるせーですよ! ドラゴンプロトコル様以外は全部|塵《ゴミ》に等しいんじゃー!! 死のうが死ぬまいがアタシらには関係ねーです! うらーっ!!」
ドラゴンプロトコルもどのみち殺すのだが、シスターは支離滅裂なことを叫びながらルビナを剣で斬りつけ続ける。
それを戦闘知識で回避し続けながら素早く懐に潜ると、シスターの胸ぐらを左手で掴み、怪力で持ち上げた。
「うおおっ?」
目を白黒させるシスターを怪力で振り回しながら、空いた右手で2回攻撃――往復ビンタをかます。
「少しは目が覚めたかしら?」
ルビナが冷たい目でシスターを睨むと、女は「チビっ子のくせにやってくれるですね……!」と頬を腫らしながら負けじと睨み返した。
「エンジェルさま! この愚か者を射抜くですよー!!」
「させないわよ」
シスター・パニッシュメントが√能力【|神の御使い《エランド》】を発動する前に、再び右手で頬を叩く。
【ルートブレイカー】――ルビナの右掌で触れた√能力を無効化する。
「うわーん、いてぇですー!!」
「貴様のようなゲスは、わたしが地獄に落としてやる。覚悟するんだな」
ルビナは目を赤く光らせ、シスターに怒りをあらわにした。
他人を無差別に攻撃し、テロ事件を起こそうとした喰竜教団を、断じて許すわけにはいかない。
🔵🔵🔵 大成功

うん、まぁね。多様性とか個人の権利も大切だからさ。
何を愛して、何に注力してもいいとは思うんだよねぇ。
ただ、自分と自分の好きなモノ以外に価値を認めなくて、害するなら。
立ち向かうしかないし、示すしかないってだけだよね。その願いは通らないと。
通さないために、オレ達が立ち塞がるのだと。
√能力は【魔眼は統べる其の命運を】を。
サード・アイを魔眼と化し、チカラを削ぐよ。
右手を翳して聖句で軽減できる可能性もゼロでは無いと考えて、距離を取りつつシスターの左側面を捉えるように意識していこう。
更に精霊銃から重力弾を放って選択肢を封じつつ退路を阻むよ。
シスターが万策尽きて果てるまで、この魔眼は見逃さない。
「うん、まぁね。多様性とか個人の権利も大切だからさ。何を愛して、何に注力してもいいとは思うんだよねぇ」
天翳・緋雨は口を笑みの形にしたまま、シスター・パニッシュメントを見据える。その目は、しかしシスターの暴挙を許しているわけではない。
「ただ、自分と自分の好きなモノ以外に価値を認めなくて、害するなら。立ち向かうしかないし、示すしかないってだけだよね。その願いは通らないと」
――通さないために、オレ達が立ち塞がるのだと。
緋雨の言葉に、シスターは「要するにアタシらに敵対しやがるってことですよね?」と逆上した。
「喰竜教団を、|教祖《ドラゴンストーカー》様を邪魔するやつは全員地獄に葬ってやるです! 覚悟―!!」
大剣を振りかぶるシスターだったが。
「【サード・アイ】オーバードライブ」
緋雨の額に埋め込まれた『|第三の瞳《サード・アイ》』が輝きを増した瞬間、シスター・パニッシュメントの動きが明らかに鈍る。
そのノロノロとした攻撃を、緋雨はあっさりと躱した。
「お、お、お……?」
シスターは突然速度を増した緋雨に動揺している。否、敵の体感時間が遅くなったことで相対的に緋雨が速く見えるのだ。
――【|魔眼は統べる其の命運を《マガンハスベルソノメイウンヲ》】。
緋雨の『第三の瞳』を『メビウスの魔眼』に変形することで敵の体感時間を遅らせ、結果的に速度を下げる√能力。
「右手の【|破魔の聖句《マッド・スプリクチャ―》】を使われると厄介だからね。対策はさせてもらうよ」
距離を取りつつ、シスターの左側面を視界に捉える。
ダメ押しに、精霊銃を構えて重力弾を放ち、敵の動きを極限まで鈍らせて選択肢を封じ、退路を阻んだ。
シスターが万策尽きて果てるまで、緋雨の魔眼は見逃すことはないだろう。
🔵🔵🔵 大成功

「さぁ貴様の業を数えろ…」
心は熱く頭は冷静に。
【忍び足】で接近し攻撃。
防御は【エネルギーバリア】【受け流し】を使用、間に合わない場合のみ左腕を盾変わりに。
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の√能力者に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
「さぁ貴様の業を数えろ……」
|龍統《りゅうどう》・ミツアキ(千変万化の九頭龍神・h00681)は、心は熱く頭は冷静に、忍び足で接近し攻撃を繰り出す。
「うおっ、あぶねっ! 何しやがるですか!」と【|神の威光《ゴッドブレス》】により、光の翼を纏ってスレスレで攻撃を躱すシスター・パニッシュメントであったが、ミツアキの姿を見た途端コロッと態度を変えた。
「貴方様はもしや、ドラゴンプロトコル様では!?」
そう、喰竜教団はドラゴンプロトコルを崇拝する宗教団体。ミツアキに対して好意的なのである。
「ドラゴンプロトコル様をぶっ殺して|教祖《ドラゴンストーカー》様に持って帰るですよ!!」
……好意的ではあるが、その好意は狂気に満ちている。
シスターが【|慈悲の剣《クルタナ》】を振り回して向かってくるのを、ミツアキは絶装・干将で受け流しをしながら霊剣・絶で斬りつけた。
「退け、退かぬなら斬る」
「――ッ、まだまだぁ!!」
シスターが諦める様子はない。
ミツアキは「……そうか」とエネルギーバリアや受け流しで防戦一方を強いられる。
「ドラゴンプロトコル様、アタシらと一緒に来るですよ! ドラゴンストーカー様がきっと力を取り戻してくれるです!」
「……愚問だな。俺は既に力を持っている。それが見抜けぬようでは喰竜教団とやらも程度が知れる」
「はぁ!? アタシにやられっぱなしのやつが何言って――」
シスターはその瞬間、ミツアキから膨大な何かを感じ取った。
敵に回してはいけないものを相手取っている――そんな感覚を抱いただろう。
「内に秘めたる九頭龍よ、今此所に顕現せよ」
――【|九頭龍顕現《クズリュウケンゲン》】。
ミツアキが龍氣をチャージして、ミツアキ専用の龍気術【九頭龍】を放つ大技。
その威力は、実に通常の18倍というものである。
「ぎえっ――」
シスターの身体は大きく吹き飛ばされ、広場中心の噴水を越えて向こう側にある屋台にぶつかる。
「退けと言ったぞ。まだやるか?」
ミツアキの敵を見る目は冷たい。
🔵🔵🔵 大成功

私は明星葵。何でも屋を営んでるよ。
重甲着装者だけど普段は軽装で闘うんだ。
何故かというと、強化改造された私の細胞によって私の体は重甲並かそれ以上に強靭になっているから何だよね。
得意戦術はとにかく接近戦!近づいて拳打や蹴りを組み合わせて連続攻撃で闘うんだ。
相手の攻撃も何のその!簡単には怯まないよ!
むしろ体の強靭さが私の強みだから相手の攻撃の直撃を耐えて反撃するような展開があると嬉しいな。
√能力は指定した物を何でも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動するよ!
他の√能力者に迷惑をかける行為はしないし、公序良俗に反する行動もしないよ!
よろしくね!
「何でも屋だよ。あの人にお引き取りいただけばいいんだね!」
|明星《あけぼし》・|葵《あおい》(重装級超常体改造格闘少女・h00947)は、シスター・パニッシュメントを見て気合十分で臨んだ。
「まずはちょっとだけ本気出すよ!」
葵の【秘めたる力】を発揮することで、普段リミッターをかけている底力が覚醒し、腕力が2倍に増強される。
「エンジェル様! あの愚か者を射抜くのです!」
シスターは守護天使「エンジェル様」を召喚し、エンジェリックアローで葵を貫く――はずだった。が。
葵の強化改造された細胞で構成されている筋肉は、天使の弓矢などものともしない。
「そんな攻撃じゃ傷つけられないよ! じゃあ今度は私の番だね!」
目にも留まらぬ高速連続パンチによる牽制、神通力による捕縛、クレーターを作るほどの必殺パンチによる強撃――【|神通壊拳《エナジーフルブレイク》】だ。
「ぐううううう……ッ!」
シスター・パニッシュメントはエンジェル様ごとクレーターの中心で攻撃に耐えるが、守護天使は耐えきれず消滅した。
「チクショー! ドラゴンプロトコル様をぶっ殺しに来ただけなのに、どうしてこんな目に!?」
「反省の色はないみたいだね……じゃあ今から……この拳で君をぶん殴ってあげるよ!」
葵はラフで丈夫な服――その上着を脱いでシスターの攻撃を待つ。
シスターは光の翼を身に纏い、|慈悲の剣《クルタナ》をかざして、「ナメんな――ッ!」と葵を突き刺しに突進した。
……それこそが、決定的な敗因であっただろう。
シスターの剣を手で弾き、カウンターのごとく葵の拳が炸裂する。
――【|破山滅甲拳《ハザンメッコウケン》】。
葵が「攻撃を宣言し」「防具を脱ぎ」「敵の攻撃を弾いた後」「正面から」「汎ゆる防御を貫く、必殺の拳で近接攻撃する」場合のみ、与えるダメージが通常の8倍にもなるという大技。
シスターの慈悲の剣は真っ二つに折れ、敵の戦意も同じく折れた。
「うわーん! |教祖《ドラゴンストーカー》様に言いつけてやるです! 覚えてろー!!」
とうとうシスター・パニッシュメントは逃げ出したのである。
広場は戦闘でめちゃくちゃに荒らされたものの、住人は無事に避難し、死傷者が出ることなく、この事件は終結した。
とはいえ、喰竜教団が存在する限り、こういった事件はまだまだ多発するであろう。
このテロ未遂事件は氷山の一角なのかもしれない。
🔵🔵🔴 成功