ねこねこ島、大捜査線!
今日のねこねこ島は、おひさまぽかぽか、いいお天気。
だから島の猫たちも自由気ままに、にゃーんとおさんぽ。
人懐っこい子は、島のお客さんや島民に、とててっと駆け寄ってはすりすり。
マイペースな子は、お気に入りの場所でお昼寝。
ヤンチャな子たちは、森や神社でおいかけっこ。
働き者な子は、島のカフェやお土産やさんで、看板猫さんのおしごと。
食いしん坊な子は、お客さんと一緒にピクニック。
したたかな子は、釣り人の横でおさかながつれるのをそわそわ待っている。
そして、そこかしこにできているのは、うとうと集まった子たちの、ねこだまり。
そう――このねこねこ島は、島を訪れたお客さんに好きなシチュエーションでもふもふな癒しを感じてもらえる、ねこねこパラダイス!
けれど……そんな平和なねこねこ島に降り立ったのは。
『『Anker抹殺計画』を、これより開始する』
ある1匹のにゃんこを狙う、外星体『サイコブレイド』であった。
●にゃんこAnker、大捜査網!
「皆は、猫は好きだろうか。俺は猫や犬やリスを飼っていたが、もふもふした子達はとても可愛くて癒されるな」
楪葉・伶央(Fearless・h00412)はそう柔く笑み、集まってくれた皆に礼を告げた後、星詠みの予知を告げる。
「皆も、謎めいた外星体同盟の刺客『サイコブレイド』の話は聞いていることだろうが。サイコブレイドは、「Anker」もしくは「Ankerに成りうる者」すなわちAnker候補を暗殺しようとしていることが予知されている」
Ankerとは要するに「普通の人や物」のため、普通は判別のしようが無い。
「だが厄介なことに、サイコブレイドは『Ankerを探知する√能力』を有しているという。この能力を用いて、サイコブレイドはAnker抹殺に動いている。なので今回は、そんな狙われたAnkerを救い、サイコブレイドの作戦を打ち砕いて欲しい」
そして、今回『サイコブレイド』に狙われるというAnker候補はと。
「ねこねこ島にいる、猫だ」
そう、猫さんであるという。
「ねこねこ島とは、√EDENの世界にある、たくさんの猫がいる島で。客人それぞれが好みのシチュエーションで自然に猫と触れ合えるようにというコンセプトの、ねこねこレジャー施設なのだというが。島で暮らすたくさんの猫たちと、思い思いのひとときを過ごせる、のどかな田舎の島――というコンセプトや設定らしい。そして今回狙われるAnkerは、このねこねこ島にいる一匹の猫だ」
伶央の言う通り、今回向かって貰うのは『ねこねこ島』という猫だらけの島。
ここは、猫と好きなシチュえーションで戯れられるというレジャー施設で、島民はスタッフであるのだが。たくさんの猫達が住むのどかな田舎の離島、という設定らしい。
そんなねこねこ島は名前の通り、数え切れないほどの猫たちが気侭に過ごしている。
ただ、島をお散歩しているだけでも、たくさんの猫たちに出会えるし。
ぽかぽか陽気ののどかな島で、猫たちに囲まれてピクニックをしたり。
猫たちに見守られながらのんびり釣りをしたり、森や川などの自然の中で遊んだり。
猫だらけなのだから、島のカフェは自然と猫カフェ状態。看板猫さんに迎えられて、かわいくて美味しいねこねこメニューに舌鼓を打ってもいいし。
島の道を走っている肉球柄の移動販売車「にゃんこスイーツやさん」を見かければ、ラッキー! この移動スイーツのお店でしか味わえない、限定にゃんこスイーツが堪能できるという。
それに勿論、好みの猫を見つけてもふもふ愛でるのもいいし、片っ端からたくさんの猫をもふりたおすのもいいし、あちこちにできているねこだまりにお邪魔して一緒にお昼寝するのもいいだろうし、ねこねこグッズなどの買い物もできる。
とにかく、猫だらけの島で、猫尽くしなひとときを存分過ごせるというわけだ。
そして今回『サイコブレイド』に狙われるというAnker候補は、そんなねこねこ島にいる、沢山の猫の中の一匹。
「そのAnker候補の猫の詳しい見目や、島の何処にいるかなどは、把握できなかったが。スタッフ……いや、島民から『社長』という相性で呼ばれている猫らしい」
このねこねこ島は、気に入った猫がいれば、里親として引き取ることも可能だというので。猫たちはそれぞれの特徴をあらわしているような愛称で島民たちからは呼ばれているという。そして件の猫は、『社長』と呼ばれているようだ。
「サイコブレイドはその能力で『社長』がどの猫なのかがわかっている。だが今回は、サイコブレイドが到着するよりも前に、島に赴くことができるので。まずは、ねこねこ島を楽しむべく訪れた客を装い、『社長』を探してみたり、いつでも襲撃者を迎え撃てるよう備えておいて欲しい」
島民という名のスタッフは、島に居る猫のことは大抵把握しているというので、さり気なく『社長』のことを聞いてみてもいいし。敵に気取られぬよう、目一杯ねこねこ島を楽しむ客として振舞ったり、これから少し戦いなどで驚いてしまうだろう周囲の猫たちと遊んで少しでも安心させたりなどなど、まずはねこねこ島でひとときを過ごして欲しい。
そして『社長』を巧みなあらゆる手段でサイコブレイドよりも上手に手懐け、『社長』を狙う敵を迎え撃ち、Anker暗殺を阻止して欲しいというわけだ。
「島民も、実際に『社長』がどこにいるかは、気侭に過ごしているだろうのではっきりとは把握していないだろうが。『社長』が好きな場所や好むもの、その容姿などは教えてくれるだろうし。呼ばれている愛称はその猫の特徴だというので、ねこねこ島を楽しみつつも、『社長』っぽい猫を探してみるのもいいかと思うし。島に遊びに訪れた客として目一杯振舞うのもまた、猫たちや島民の心を開いてもらうために、良いのではないか」
伶央はそう告げた後、猫ともふもふ戯れるのは癒されるだろうな、と笑んでから。
改めて皆へとお願いする――Anker候補の暗殺阻止をよろしく頼む、と。
マスターより

マスターの志稲愛海と申します。
よろしくお願いいたします!
※ご連絡※
第1章の受付は【6/6(金)朝8:30~6/10(火)23:59迄】です。
以降の章の受付等は、シナリオタグやMSページで連絡します。
各章の詳細を記載した断章を、各章受付開始前に掲載予定です。
戦闘章以外は、POW/SPD/WIZは気にせずOKです。
どの章からでも、気になった章のみでも勿論歓迎です。
可能な限り内容が採用できないプレイング以外は全採用予定です。
何名様ででも、何文字ででもお好みで、お気軽にどうぞ!
今回の依頼内容は以下です。
第1章、ねこねこ島でのひとときを楽しめます!
どのようなことができるかは、大体OPの通りですが。
追加掲載する断章にて詳細情報を記載しますので、チェックしてみてください。
狙われるAnker候補の猫『社長』を探してみたりだとか。
怪しまれないよう客を装い、全力でねこねこ島を楽しむのも勿論OKです!
また、気が合った、お好みの猫を連れて帰ることもできます。
お一人様からグループ、何名様ででもお気軽にどうぞ。
お気軽に好きなように、ねこねこなひとときを楽しんでください!
第2章や第3章は、前の章の皆様の行動によって分岐しますが。
基本的な方向性としては、以下になります。
第2章は、敵との猫さん手懐け対決。
第3章は、敵とのにゃんにゃんバトルになるかと。
また、もしも希望者がいれば、猫の『社長』を連れて帰る権利を、おひとり様に限りですが差し上げます。『社長』は愛称なので名前などもご自由に! ご希望の場合は、いずれかの章のプレイングに希望の旨、記載をお願いします。プレイングから判断して、どなたかに差し上げる場合は、完結する際の最後のリプレイにて告知いたします。シナリオの展開等で、希望者がいてもどなたにも差し上げない可能性もあります。
公序良俗に反する事、他人への迷惑行為、20歳以下の方の飲酒喫煙は厳禁です。
締切等はMS個別ページやTwitterでお知らせします。
●お願い等
同行者がいる場合は【相手の名前(呼称推奨)と、hからはじまるID】又は【グループ名】のご記入をお忘れなくお願いします。
グループ参加の人数制限はありません。
お一人様~何名様ででもどうぞ!
ですが、ご指定の同行者が参加していない場合は返金となる可能性もあります。
ご参加お待ちしております!
205
第1章 日常 『ようこそ、にゃんこ天国へ』

POW
猫と戯れる😺
SPD
猫に萌える😻
WIZ
猫を愛でる😽
ねこねこ島に降り立てば、早速にゃー。
たくさんの猫たちが、とてとて駆け寄ってきてお出迎え。
「その前足だけ白い人懐っこい黒猫の子は『ソックス』ちゃんです。姉妹に、片足だけ白い『かたっぽ』ちゃんもいるんですよ」
案内役の島民は皆、島の猫たちについてはよく知っている模様。
猫たちも人に慣れていて、愛情たっぷりに育っているようだ。
そして島の地図や簡易的案内が載っているパンフレットを渡されれば、あとは自由。
ねこねこ島での行動は基本フリー、訪れた客の好きなように過ごして欲しいとの事。
ねこねこ島は、数時間ほど外周をぐるりと歩けば一周できる程度の広さで。
田舎の離島を意識した雰囲気になっているが、ねこねこレジャー施設であるので、雰囲気をそこなわず且つ不便はないように工夫されている。
移動は散歩がてら徒歩も楽しいし、レンタル自転車の貸し出しもあり、ちいさいねこさんバスも島中をくるりと走っていて。
港の近くには小さな商店街のようになっており、田舎の商店街風の売店やお弁当屋、レトロな喫茶店やバー、ねこねこな土産屋などがあり、どの店もテイクアウトも可能。
もちろん、各店には『店長』『オーナー』『マスター』『メイド』などの愛称の、猫ちゃん店員さんたちもお出迎え。
飲み物やねこさんパンなどの田舎風な自動販売機もそこかしこにあり、肉球ルーレットで当たりが出れば1つおまけ!
のんびりまったり猫と戯れたり、猫と共にかわいくておいしいグルメや買い物も楽しめるし、島民に相談すれば快適に過ごせる仕様になっている。
猫のおやつもあらかじめパンフレットと一緒に渡されているので、猫と存分にもふもふ交流を深めることもできるだろう。
というわけで、これから『サイコブレイド』が入島するまでの間は、自由時間。
朝の船で皆は島を訪れているが、サイコブレイドは日が落ちた頃の、島行きの最終便でやってくるようだ。
ちなみに、島から帰る船は別に確保してあるので、帰りの足の心配は不要だ。
そして今日の入島チケットは、事情を唯一知る島の責任者の計らいで全ておさえているため、一般人の客もいない。
一般人は島民であるスタッフのみで、サイコブレイドがAnker抹殺に動き出すのは、島民たち全てが島の集会所に集まって終礼をしている時間帯だというので、一般人に関しては気にしなくていいだろう。
なので日が落ちるまでの間、狙われるAnker候補の猫『社長』を探したり、腹拵えや準備運動など襲撃に備えておいたり、猫を誘導させるに適した場所を予め見ておいたりだとか。また、仲間達のそんな行動が不自然に思われないようにであったり、島民に怪しまれたり不安に思わせないように、全力でねこねこ島を楽しむ客として満喫するのもまた良いだろう。
そして、サイコブレイドがくるまで何ができるかといえば。
言ってしまえば、迷惑行為などでなければ、島でできることならば何でも可能。
到着した港では、猫が見守る中、釣りができたり。
のどかな田舎風の島を、徒歩やレンタル自転車、ねこさんバスで、猫たちとお散歩して巡ったり。猫たちについていって、猫の気分で探検してみるのもいいだろう。
海を見ながらでも、お花畑の前ででも、広い原っぱや森などでも、どこでもピクニックやキャンプができる。必要なものも揃っていてレンタル品も豊富なので手ぶらでOK、勿論持参しても大丈夫。
食材なども揃っているので自分達でバーベキューなどをしてもいいし、店で調達したり、店内で食べてもいいだろう。
田舎風の売店やお弁当屋さんでは、ねこねこ幕の内弁当やねこさん稲荷寿司、ねこねこベーカリーコーナーで各種ねこねこパンなども買えるし。
レトロな田舎風のねこ喫茶店では定番のメニューは勿論、ねこのアイスが乗ったねこねこクリームソーダや、何枚重ねでも希望の枚数焼いてくれるねこさんパンケーキ、甘いものからお食事系まで具材選べるねこ型サンドイッチやホットサンド、ねこや肉球のラテアート、大人も頼めるねこ型プレートのねこねこおこさまランチなどがいただけるようだ。
また、島のバーでは、成人していれば好みのカクテルを作ってくれるし、猫耳がついたグラスに注いでくれる「キャッツアイ」というハニーイエローとアップルグリーンのグラデーションが綺麗な、ねこねこバーオリジナルカクテルが注文できるというし。
「プッシーキャット」という柑橘系のノンアルコールカクテルもあり、また希望の味や色のモクテルも作ってもらえるので、未成年でも入店可能で楽しめる。
そして島内を気ままに走っているのが、出逢えたらラッキーな、肉球柄の移動販売車「にゃんこスイーツやさん」。
様々なねこねこスイーツが買えるというが、中でも、チョコやホワイトチョコのお耳がついた、各種猫耳パフェは人気。黒猫チョコパフェに白猫ミルクパフェ、白黒ミックスぶち猫パフェ、抹茶和猫パフェにと、好みの味の猫パフェが楽しめるし。
他にも、猫型ドーナツに、好みのトッピングで作ってくれる猫耳クレープ、味が選べる猫型アイスキャンデー、ころんと可愛く味も選べる猫団子や猫型大福の和菓子などもあるという。
これら島の店で提供されている飲食物やアルコール類は全てテイクアウト可能なので、好きなところで食べられる。
また、土産屋には、もふもふぬいぐるみやアクセサリー、猫のブックマークなどの文房具、猫用ペット用品などなど、様々な猫グッズがあるので、今日の記念や土産に覗いてみるのもいいかもしれない。
それに勿論、猫たちと存分に戯れることができるから。
気になる子におやつをあげてみたり、たくさんの猫に囲まれてもふもふ天国を堪能したり、一緒にキャッキャ遊んだり、そこかしこにできているねこだまりにお邪魔してお昼寝したりなどなど、ねこ三昧にも過ごせる。ねこじゃらしなどの、ねこさんと遊ぶ玩具のレンタルも各種しているとのこと。
そして、もしも気に入った子がいれば、里親としてつれて帰る申請も島民に言えばできるようだ。
というわけで、サイコブレイドがやってくるまではまだまだ時間があるから。
それはでは、ねこねこ島でのフリータイム。
さぁ、たくさんの猫たちがいるこの島で、今からどう過ごそうか。
●マスターより
島にいる猫の愛称や特徴、また、ねこねこメニューやお土産など。
オープニングや断章に記載ある以外でもお好みで設定していただいて構いません。
件の『社長』に関してはマスターコメント通りですが、他のお好みの猫を連れて帰ることもできます。
ですが、もしも『社長』を見つけても、島民に監禁や拉致と勘違いされては本末転倒なので、事前に隔離や保護などはできませんが、見守ることはできます。
あとは、常識的な範囲内であればご自由に、お好みで過ごしていただければです。

わんわん、無邪気で元気な白ポメです。
わー!ねこがいっぱいいる!あそぼ、あそぼ!
あっ、今日はAnker候補のねこを探さなきゃ、いけないんだった!
いろんなねこにお話きいてみよう。
わぁ~、海だ!ぼく、海ってはじめて見た!
ねこといっしょに海を見ながら歩くよ!
ねことあそんだり、かけっこしたり!
お腹が空いてきたら…、おさかな?うーん、火をとおしたやつなら、たべれる、かも。
街の住人やお店の人に野良犬が居るって思われたら、ちょっとまずいかな?その時は…ねこたちに紛れる!……紛れる、かなぁ…?
細かいところはおまかせー!
よろしくねっ
大きなお船にゆらゆら乗って、ねこねこ島が港に到着すれば。
ぴょこんっと元気に島に降り立ったのは、ふわふわのマシュマロ……?
いえ、わんわん無邪気にお出迎えにやって来ていた猫たちにご挨拶する、コロ・マルメール(吠えぬ番・h07384)です!
「わー! ねこがいっぱいいる! あそぼ、あそぼ!」
そう尻尾をうきうきぶんぶん振れば、猫が揺れるもふもふに反応して、てしてしっ。
わふわふ駆け回れば、一緒ににゃあにゃあくるくる。
傍から見れば、なんとも癒されすぎるわんにゃんの戯れであるが。
だがコロは、ただのもふもふかわいいポメラニアンではないのだ。
そして吠えるかわりにコロが紡ぐのは、人の言葉。
人語を理解しているポメラニアンの、その実態は――。
「あっ、今日はAnker候補のねこを探さなきゃ、いけないんだった!」
そう、カミガリの新人捜査官、√能力者なのである!
だから、今回このねこねこ島にやってきた目的を思い出して。
無邪気に猫に突撃して遊びたいのはちょっぴりだけ我慢……いろんなねこにお話きいてみよう、と島をとてとて。
Anker候補の猫――社長というねこをしらない? って聞けば、知ってるよー! ってにゃんにゃんみんな教えてくれて。
でも、社長のことは知っていても、今どこにいるかはわからないみたいだから。
いそうな場所を一緒に、みんなで探してくれることに。
そして、わんにゃんみんなで島を歩いていれば、コロのお耳がぴこんっ。
「わぁ~、海だ! ぼく、海ってはじめて見た!」
初めて見る海に瞳をキラキラ、尻尾をふりふり、ゴキゲンに。
そして、猫たちと海を見ながら、ぽかぽかいいお天気なねこねこ島をぐるりとおさんぽして。
猫のお気に入りスポットにつれていってもらってキャッキャ遊んだり、よーいどんのかけっこをみんなでしたり、いっぱい仲良く遊んでいれば。
きょろりとコロが周囲を見回すのは、お腹がくぅと鳴ったから。
でもお腹が空いてきたのは猫たちも同じで、ごはんが食べられるところに案内してくれたのだけれど。
「おさかな? うーん、火をとおしたやつなら、たべれる、かも」
そうこてりと首を傾けつつ、どうしようか迷ってしまう。
人の言葉は理解できるし喋れるのだけれど、でも、かわいいポメラニアンが喋ったらびっくりするのでは、と。
けれど近くにいた√能力者の仲間が察してくれて、焼いたお魚をコロの分も買ってくれたから、ごはんの問題も無事に解決!
それからみんなでおなかいっぱいになれば、また無邪気に遊んだり、社長を探しつつも探検したり……していたのだけれど。
島民がたくさんいる商店街に差し掛かれば、コロはハッとする。
(「街の住人やお店の人に野良犬が居るって思われたら、ちょっとまずいかな?」)
だから、島民が集まっているところを通る時は、にゃーん、ってお澄まししてみて。
――その時は……ねこたちに紛れる!
(「……紛れる、かなぁ……?」)
周囲の猫たちにしれっと混ざりながら、なんとかやり過ごします……!?
🔵🔵🔵 大成功

サイコブレイドさん、ネコチャンという有機生命体の素晴らしさを知らないんだね…。かわいそーに…。
僕は「社長」を守るために居場所を探してみよう。
順当にやるなら、島民さんに聞き込みするのが早いんだと思う
でも調査官のはしくれとして、
ネコチャンにも聞き込みできるようになった方がいいと思うんだ!!
僕は島中のネコチャンに「社長はどこか知らない?」って聞いてみるよ。
船着き場、魚屋さんの店頭、喫茶店のテーブルの下、お弁当屋さんの裏口、金物屋さんの鍋の中、空き地の猫の集会場…
いろんな場所でいろんなネコチャンに聞いてみよう。
うーん、なかなか情報提供猫が現れないなぁ。
ネコ語使った方がいいのかな、知らないかニャ?って。
ねこねこ島に降り立って、早速にゃーんと。
足元にじゃれてくる猫たちのキュートな歓待を受けながらも、パドル・ブロブ(ただちっぽけな雫・h00983)がふと思い返すのは、この島にじきにやってくるという外星体『サイコブレイド』のこと。
サイコブレイドがこの島を訪れるのは、猫をもふもふするためではないのだという。
Anker候補である猫を、こともあろうに抹殺しようとしているのだというから。
ふるりと小さく首を横に振って、パドルは心底思うのだった。
「サイコブレイドさん、ネコチャンという有機生命体の素晴らしさを知らないんだね……」
かわいそーに……って、ネコチャンの醍醐味を知らないサイコブレイドに哀れみを感じてしまう。
でもねこまみれになれば、もしかしたらサイコブレイドも猫派になるかもしれないし。何より、事情があるにしても、ネコチャンを抹殺なんて言語道断だから。
(「僕は「社長」を守るために居場所を探してみよう」)
今回狙われるのだという、『社長』という愛称の猫を探してみることにするパドル。
いや、今現在どこにいるかまではわからないかもしれないが。
(「順当にやるなら、島民さんに聞き込みするのが早いんだと思う」)
社長のことを知っているだろう島民に訊ねれば情報は得られそうだと、パドルにもわかっていることなのだけれど。
だが幸い、サイコブレイドが社長を抹殺するべくこの島に上陸するまでに、まだまだ時間もあることだし。
それに、調査官のはしくれとして、こう思うのだ。
――ネコチャンにも聞き込みできるようになった方がいいと思うんだ!! って。
ということで!
「社長はどこか知らない?」
島中のネコチャンに、聞き込み開始!
いや、ネコチャンという有機生命体は、とても気まぐれだから。
尻尾をふりながらも、おねーさんあそぼ! とばかりに無邪気にじゃれてきたり。
こっちかなぁなんて素振りを見せながらも、自由気侭ににゃーんとおさんぽしたり。
船着き場でお出迎えしている子、魚屋さんの店頭の看板猫、喫茶店のテーブルの下に潜っている子。お弁当屋さんの裏口にいる食いしん坊な子や、いわゆる猫鍋という金物屋さんの鍋の中にいる子、空き地の猫の集会場にできているねこだまり――等々。
いろんな場所で、いろんなネコチャンに、社長のことを聞いてみるのだけれど。
「うーん、なかなか情報提供猫が現れないなぁ」
じゃれられてねこまみれになるばかりで、なかなか思うように進展しない聞き込み。
だからパドルは首を傾けつつ、星を宿す瞳をくるりと巡らせて。
無邪気な猫たちを見遣りながらも思うのだった。
「ネコ語使った方がいいのかな」
だから改めて、ネコチャンたちの言語で訊いてみることに……社長はどこか知らないかニャ? って。
🔵🔵🔵 大成功

ぴよ!?ね、猫さんの島……です。
ヒヨコちゃん、ひよこは猫さんにいじめられないかな?
怖いけど、ひよこが頑張らないと社長さんが暗殺されちゃうよ(社長が人だと勘違いしています)。
ヒヨコちゃん、ひよこに勇気を分けてちょうだい。
社長さんは島中を気ままに回っているらしいから、島の人にお話しを聞いたり、猫さんのお世話をしたりしているかもしれないから猫さんがいるところにいかないとだね。
ヒヨコちゃん、頑張ろう!
今日ももちろん、ぎゅっと大事に抱えているヒヨコちゃんと一緒に。
船から島へとそろり降り立ってみた後、きょろりと。
おそるおそる巡らせてみた、ことり・ひよこ(小さな鳥にも🐤ヒヨコ🐤の魂・h06291)の瞳にわらわらと映るのは。
「ぴよ!? ね、猫さんの島……です」
そう、ちょっぴりびっくりしてしまうほどの、たくさんの猫さん!
それに、猫たちはとても人に慣れているようで、すたたっと駆け寄ってくるから。
「ヒヨコちゃん、ひよこは猫さんにいじめられないかな?」
ヒヨコちゃんをいっそうぎゅっと抱きしめながらも、ドキドキおろおろしちゃうけれど。
でも、このねこねこ島にやってきた目的を思い出せば、頑張って気持ちを奮い立たせるひよこ。
「怖いけど、ひよこが頑張らないと社長さんが暗殺されちゃうよ」
そう、この島にいる社長さんが、サイコブレイドに命を狙われているというのだ。
だから――ヒヨコちゃん、ひよこに勇気を分けてちょうだい、って。
ひとりだったらきっと怖くて無理だったかもだけれど、ひよこにはヒヨコちゃんが一緒だから!
というわけで、勇気を振り絞って。
とことこ後ろをついてくる猫たちを引き連れ、社長らしき人を探してきょろきょろ。
でも、ねこねこ島はそれなりに広いから、ひよこはヒヨコちゃんと作戦会議!
「社長さんは島中を気ままに回っているらしいから、島の人にお話しを聞いたり、猫さんのお世話をしたりしているかもしれないから猫さんがいるところにいかないとだね」
それから改めて……ヒヨコちゃん、頑張ろう! と。
まずは島民という名のスタッフに、社長のことや猫がいる場所の聞き込みから頑張ります!
いえ、ちなみに――猫さんな社長を人だとひよこが勘違いしているなんてことは、ヒヨコちゃんもまだ知らない……かもしれない。
🔵🔵🔵 大成功

【リアリオ】
話は聞いていたがまさか猫まで狙われるとは
李桜も気を付けるのだぞ
急いで助けに行かねばな、いざねこねこ島へ
猫の名前は『社長』、いかにもグループの長のような猫みたいだ
『社員』猫もいるかもしれない
島民達にも居場所や特徴も聞いておこう
他にも変わった呼び名の猫や要注意の猫も聞いとくぞ
『暴君』なる猫もいるようだし
その猫には会わないよう気を付けた方が良さそうだ
と、思っていたら激しく甘えて来る猫達に遭遇してしまったぞ
凄い勢いですりすりされたり頭突きしてきたり、
中々開放してくれそうにない
引き離す事も出来なくて困ってしまうぞ
李桜も見ていないで助けて欲しいのだが
飛び跳ねる猫たちの様子につい和んでしまうぞ

【リアリオ】
リューリアは目的を忘れるでないぞ
猫達が幸せに暮らせる場所を脅かすのは許せないのじゃ
猫達も個性的だし儂の目は誤魔化すことは出来ないのじゃ
リューリアが襲われているのは島民達から聞いた『暴君』に違いないのじゃ
『社長』も近くに居るかもしれないし、少し様子を見るのじゃ
にゃんこスイーツやさんを見かけたらアイスなスイーツと猫達のおやつを買うのじゃ
儂の幸運も大したものじゃろ
『社長』相手だけに手土産も必要じゃしの
他の猫達用に多めに買っておくのじゃ
きっと『秘書』とか『部長』な猫も近くいる筈、
偉そうにしている猫グループを探すのじゃ
儂も猫達に囲まれて心が温かくなるのじゃ
リューリアも楽しそうで何よりじゃの
AnkerやAnker候補の人や物の暗殺を目論む、謎めいた外星体同盟の刺客『サイコブレイド』。
そんなサイコブレイドが目論む『Anker抹殺計画』のことは、すでに多くの星詠みが予知している案件であるが。
「話は聞いていたがまさか猫まで狙われるとは」
そう、今回狙われるのは、猫だという話であるし。
雪願・リューリア(願い届けし者・h01522)は、夢衣・李桜(ドラゴン・ドリーム・h04291)にもこう告げておく。
「李桜も気を付けるのだぞ」
何せ李桜は、サイコブレイドの抹殺対象のAnkerなのだから。
いや、今回狙われるAnker候補の猫を守ることが目的だけれど。
「急いで助けに行かねばな」
――いざねこねこ島へ、と。
猫がたくさんいるのだというねこねこ島に対する意欲や気合いも満々です……?
いや、いつものように、感情が表情などには出てはいないのだけれど。
「リューリアは目的を忘れるでないぞ」
そう逆に声をかけて返す李桜にはわかっているし。
それに李桜も、リューリアと同じ気持ちだから。
……猫達が幸せに暮らせる場所を脅かすのは許せないのじゃ、と。
というわけで、ねこねこ島に降り立てば、リューリアは早速瞳を巡らせてみて。
沢山人懐っこく寄ってきた猫達を一匹ずつ眺めてみる。
(「猫の名前は『社長』、いかにもグループの長のような猫みたいだ。『社員』猫もいるかもしれない」)
社長という愛称からして、一匹狼ならぬ一匹猫ではなさそうだ。
周囲にきっと、社員……他の猫もいる気がする、と予想しながらも。
「『社長』という猫が、この島にはいると聞いたが」
島民達にも居場所や特徴も聞いてみることに。
そして社長というだけあり、貫禄がある大きな猫で、やはり周囲に他の猫を侍らせていて、餌の時間も社長出勤なのだとか。
そんな社長がどこにいるかは、島の猫は基本みんな自由に過ごしているため、わからないとはいうが。
社長をよく見かける場所も教えて貰えたことだし。
(「猫達も個性的だし儂の目は誤魔化すことは出来ないのじゃ」)
目利きな李桜ならきっと、社長をひと目見ればわかるはず。
そして社長のことだけでなく、リューリアは他にも島民に聞いておくことに。
「他にも変わった呼び名の猫や要注意の猫もいるのだろうか」
「そうですね……のんびりどっしりした社長と一見キャラが同じように見える『暴君』は、逆に実はとてもヤンチャで。勢いよく突撃しては激しく甘えて、自分を撫でろと――まさに『暴君』ですね」
そんな『暴君』なる猫の話を聞けば、その猫には会わないよう気を付けた方が良さそうだ……なんて思ったリューリアだけれど。
――どしんっ、もふっ!
社長を探して歩いていれば、急に何かに突進されて。
振り向けば、大きな猫がどーんっ。
そんないきなり飛びかかってきた大きな猫に次々と他の猫も続いて――激しく甘えて来る猫軍団に遭遇!?
凄い勢いですりすりされたり、うにゃんっと頭突きしてきたり、てしてし猫ぱんちされたりして。
(「中々開放してくれそうにない」)
引き離す事も出来なくて、困ってしまうリューリア。
そして、そんな激しく猫まみれになっているリューリアの状況をみれば、李桜はピンとくるのだった。
(「リューリアが襲われているのは島民達から聞いた『暴君』に違いないのじゃ」)
真ん中で激しく自己主張しまくっている一番大きくてもふもふな猫が、『暴君』であると。
けれど……『社長』も近くに居るかもしれないし、少し様子を見るのじゃ、と。
暴君や周囲の猫に絡まれているリューリアの姿を、今は眺めるだけにしていた李桜だが。
ふと視線を移せば、目を向けた方向におもむろに足を向ける。
「儂の幸運も大したものじゃろ」
そう……見かけたのは、出会えたらラッキーな「にゃんこスイーツやさん」!
そして李桜はアイスなスイーツと、抜かりなく猫達のおやつを買っておく。
何せ、探している猫は『社長』なのだ。
「『社長』相手だけに手土産も必要じゃしの。他の猫達用に多めに買っておくのじゃ」
ちょっと多めに手土産も調達すれば、準備も万端。
「きっと『秘書』とか『部長』な猫も近くいる筈」
……偉そうにしている猫グループを探すのじゃ、と。
あとは、聞いた話や直感を元に、『社長』を見つけるだけです!
ということで、レアなにゃんこスイーツやさんのアイスなスイーツを手に、ご満悦でリューリアの元へ戻れば。
李桜は、ほっこりとしてしまう。
(「儂も猫達に囲まれて心が温かくなるのじゃ」)
にゃーんと沢山寄ってきた、もふもふの猫たちに囲まれて。
それにやはりいまだ猫まみれなその姿に瞳を細めて。
「リューリアも楽しそうで何よりじゃの」
「李桜も見ていないで助けて欲しいのだが」
温かく見守っている李桜にそう告げながらも、リューリアは再び飛びついてきた暴君をすかさずキャッチ。
相変わらず甘え方が激しいのだけれど、でも、続いてぴょこりと飛び跳ねる猫たちの様子につい和んでしまうのだった。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【喜楽】
ニコニコ…俺この島から出られる気がしない
にゃんこたちが…!いっぱいいる…!
こういうときは自分からぐいぐいいっちゃ駄目なんだよな
きてくれたにゃんこと遊んでると次第ににゃんこがきて…
あっ。ここのにゃんこ、ぐいぐいくる…!これは一緒にあそばなければ!
仕方ない…見せてやるぜ!俺のにゃんこじゃらしテクニック!(独楽の紐をとりだししゅぱっと構える)
ほれほれ~(独楽の紐で華麗ににゃんこを翻弄する
鍛えられた俺の紐テクでにゃんこもメロメロだ!
あっ、ふわふわボール!妹ちゃん作?すげー!
ボールはみはみすんのもかわいいな~
あっ、もってくる!えらい!って、俺に?
あんがと~!
ニコニコも紐いる?予備あるぜ!(すちゃ

【喜楽】
それな…なんて可愛いにゃんこたちなんだ…
そうそう――いや、ほんとだな!?
眺めていると自分の足もとにもすりすり
めっちゃ人慣れしてる、可愛すぎるとしゃがみでれでれ
へへ、よーし、俺たちと遊びたいやつはついて来ーい
――…(猫じゃらしをにゃんこじゃらしっつー天馬も可愛い)
(ふるふる)…って、あははっ
独楽の紐、こんなふうにも使えるのか
紐テク、ふふ、最高じゃん
負けてらんねぇ!
みてみて、妹に作って貰った猫用もふもふボール
ほら――はは、めっちゃ夢中っ
癒され眺めていると
お、くれるのか…って
天馬に、だと…!?
俺振られた…!これは俺も紐テクを…
て、天馬…!行くぜ、俺たちの|SHT《スーパー紐テクタイム》!
うきうきわくわく、船から島に降り立った瞬間。
乙女椿・天馬(独楽の付喪神・h02436)は思わずふるりと震えつつ、くるり。
ニコニコ・ロゼット(sweet world・h02232)を見つめれば、こう紡ぎ落とす。
「ニコニコ……俺この島から出られる気がしない」
――にゃんこたちが……! いっぱいいる……! と。
そんな瞳をキラキラ輝かせまくっている天馬と顔を見合わせて、こくり。
ニコニコもこう続けずにはいられない。
「それな……なんて可愛いにゃんこたちなんだ……」
早速周囲にたくさんいる、猫たちへと視線を巡らせながら。
けれど、天馬は今すぐにでも駆け寄りたい衝動をぐっと堪える。
「こういうときは自分からぐいぐいいっちゃ駄目なんだよな」
わーい! って、自分からいきたいところだけれど……でも、とててっとご挨拶に来てくれた猫をなでなでして。うにゃにゃんっと、きてくれた子とまずは遊んであげる。
そして猫と戯れ始めた天馬の様子を眺めつつも頷くニコニコだけれど。
「そうそう――いや、ほんとだな!?」
てしっとされた感触を覚えて足元を見れば――自分にもすりすりてしてししている猫たちの姿が。
そして、遊んでくれそうな空気を察してか、次第ににゃんこだまりが出来始めて。
……めっちゃ人慣れしてる、可愛すぎる、なんて。
ひょいとしゃがめば、なでなででれでれ。
「へへ、よーし、俺たちと遊びたいやつはついて来ーい」
告げたニコニコの翼がえっへん揺れれば、さらに興味を惹かれた猫たちが、うにゃにゃっとじゃれついてきて。
沢山の猫たちに囲まれた天馬は、刹那ハッとする。
「あっ。ここのにゃんこ、ぐいぐいくる……!」
――これは一緒にあそばなければ! と。
でもぐいぐい強火な子を相手にするとなれば……今こそ出さねばならない時だと。
おもむろにその手に握るのは、そう。
「仕方ない……見せてやるぜ! 俺のにゃんこじゃらしテクニック!」
すかさず取り出した、独楽の紐。
そして紐をしゅぱっと構え、しゅばばっと繰り出すのは、巧みなにゃんこじゃらしテクニック!
そんな天馬の独楽テクに、猫たちもすっかり夢中に。
そして、操られる独楽の紐をにゃにゃっと追いかける猫たちも可愛いのだけれど。
「――……」
じいと見つめながら、ニコニコは思わずこうも思ってしまう。
(「猫じゃらしをにゃんこじゃらしっつー天馬も可愛い」)
猫も、そして天馬もとても可愛いです、ええ!
それから、独楽の紐で華麗ににゃんこを翻弄する彼の姿を見れば。
「ほれほれ~」
「……って、あははっ。独楽の紐、こんなふうにも使えるのか」
「鍛えられた俺の紐テクでにゃんこもメロメロだ!」
「紐テク、ふふ、最高じゃん」
さらにみんな可愛くて、何より楽しくなって、笑っちゃう。
けれど、ニコニコだって……負けてらんねぇ! って。
しゃきんと取り出すのは、対にゃんこの秘密兵器!?
「みてみて、妹に作って貰ったんだ」
「あっ、ふわふわボール! 妹ちゃん作? すげー!」
そう、それは妹お手製――猫用もふもふボール!
ころころ~と転がしてみれば案の定、うにゃんっと猫まっしぐら!
「ほら――はは、めっちゃ夢中っ」
「ボールはみはみすんのもかわいいな~」
もふもふボールをてしてしはみはみする猫にほっこり癒されつつも、ふたり並んでその姿を暫し眺めていれば。
ふいに、はむっとボールくわえた猫が、とてとてと近づいてきて。
「あっ、もってくる! えらい!」
「お、くれるのか……」
それを受け取るべく、手を伸ばして構えんとした、ニコニコであったのだけれど。
次の瞬間、思わず瞳を瞬かせてしまう。
「って、俺に? あんがと~!」
「……って、天馬に、だと……!?」
猫がボールをちょこんと差し出したのは自分ではなく、天馬だという事実に。
そして――俺振られた……! と現実を受け止めつつも。
でも勿論、まだ諦めずに思案すれば。
「これは俺も紐テクを……」
「ニコニコも紐いる? 予備あるぜ!」
「て、天馬……!」
天馬がすちゃっと取り出すのは、予備の独楽の紐!
そんな、自分にも独楽の紐を当然のように差し出してくれる彼の善性に、ニコニコは甘えることにして。
しゃきんと一緒に構えを取れば、今度はふたりで、しゅぱっ! しゅばばっ!!
――行くぜ、俺たちの|SHT《スーパー紐テクタイム》!
翻弄するようなにゃんこじゃらしテクニックをダブルで駆使して、猫たちをみんな、超メロメロの虜にしちゃいます!
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【雨宿り】
おい、カフェに行くんだろ
全部の猫に名前つけて回る気か?
…あんたも相当猫っぽいよな
カフェに入り
僕はこの「ねこねこナポリタン」で
型抜きした具を乗せるの使えそうだな
…は?パンケーキ30枚!?
あのな
店員が困る注文は出禁って言ってるだろ
このあと?
僕は|弁当屋《同業者》のねこねこ幕の内弁当が気になるかな
…食い足りないわけじゃない
胃袋ブラックホールなのはあんただけでしょ
どでんと寝転がるまんまる猫を視つけ
折角だし撫でてやる
慈雨の言葉に驚く
うちには|でっかい猫《あんた》が来るし
これ以上、面倒は…
…お前、うちに来たいのか?
猫の目見つめ心を読む
…ふーん、そう
じゃ、一緒に帰るか「みたらし」
あとで申請しないと

【雨宿り】
猫ちゃん、ふわふわかわいー
あっちはしましま、向こうはみずたま
この子はまんまるおだんごみたい
あめ色の帽子ステキだね
うん。あなたはみたらしちゃん
慈雨が猫?
…絆、お疲れモード?
心配だからカフェまでつれてってあげるね
手をひいてごーごー
私ねこねこパンケーキ食べる!
枚数?えっと…そしたら30枚?
…むーそれじゃあ5枚にする
ナポリタンも一口ちょうだい
このあとはどうしよー?
島の見回り?
??絆実はまだ腹ペコなの?
ブラックホールはお空の話で…あっ、みたらしちゃん!
絆、嬉しそうな顔
ねーねー。みたらしちゃんにおうちに来て貰えば?
みたらしちゃんも行きたいって言ってるよ
みんなで一緒においしいごはんたべよー?
ねこねこ島に降り立てば、早速、たくさんの猫たちがにゃーんと集まってくるけれど。
白猫もいれば黒猫やぶち猫もいて、もふもふな子や小柄な子……ひとことに猫といっても、色々な子がいるから。
「猫ちゃん、ふわふわかわいー」
天深夜・慈雨(降り紡ぐ・h07194)はきょろりと雨色の瞳を巡らせて。
「あっちはしましま、向こうはみずたま」
目に映った猫たちを1匹ずつ見つめては、名前を付けてあげる。
「この子はまんまるおだんごみたい。あめ色の帽子ステキだね」
……うん。あなたはみたらしちゃん、って。
そんな、猫を見かけるたびに足を止めてはじいと見つめる慈雨に、雛埜原・絆(賜物ゆえに|愁ふ雛《みじゅくもの》・h07098)は視線を向けながらも。
「おい、カフェに行くんだろ。全部の猫に名前つけて回る気か?」
彼女の気まますぎる様子に、こう続けるのだった。
……あんたも相当猫っぽいよな、なんて。
けれど、そんな彼の言葉を聞けば。
「慈雨が猫?」
今度は絆のことをじいと見つめつつ、慈雨はこてりと首を傾けるも。
「……絆、お疲れモード? 心配だからカフェまでつれてってあげるね」
その手をひいて、紫陽花色の髪をふわり揺らしながら。
お目当てのカフェへと、ごーごー。
やはりあくまでマイペースな猫ちゃんのよう、かも。
そしてカフェに入れば、看板猫さんや店員猫さんたちに、にゃーんとお出迎えされてから。
席について、絆はぱらりとメニューを見遣りつつ。
「僕はこの「ねこねこナポリタン」で。型抜きした具を乗せるの使えそうだな」
沢山あるねこねこメニューの中から選んだのは、ねこねこナポリタン。
味は盛り付けなどの工夫が参考になりそうだと、弁当屋としての研究を怠らない。
接客は☆1評価とはいえ、でも味は良いし、さらに見目も工夫すればもっと客も増えるかもだから。
そしてそんな何気に熱心な絆に続いて、慈雨も注文を。
「私ねこねこパンケーキ食べる!」
それから、ねこねこパンケーキを何段重ねにするかと聞かれれば。
一瞬考えた後、こう答える慈雨。
「枚数? えっと……そしたら30枚?」
そう、30段のねこねこパンケーキです!?
いや、その声を聞けば。
「……は? パンケーキ30枚!?」
絆は思わず驚愕したように瞳を見開くけれど。
普段の彼女の様子を思い返しながらも、溜息をつきつつ、諭すように言って聞かせる。
「あのな。店員が困る注文は出禁って言ってるだろ」
弁当屋でも、いきなり唐揚げ30個入り弁当をと言われたら困ってしまうから。
そしてそんな彼の言葉を聞けば、ちょっぴり後ろ髪は引かれるけれど。
「……むーそれじゃあ5枚にする。ナポリタンも一口ちょうだい」
ねこねこパンケーキ5枚とナポリタンお裾分けで、慈雨は妥協することに。
それから美味しく楽しく、色々参考にしつつ、ねこねこナポリタンとねこねこパンケーキを堪能して。
ねこ店員さんたちもすりすり、もふもふのサービスも。
ということで、ごちそうさまをして、カフェを出れば。
「このあとはどうしよー? 島の見回り?」
そう訊ねてきた慈雨に、こう答える絆。
「このあと? 僕は|弁当屋《同業者》のねこねこ幕の内弁当が気になるかな」
やはり弁当屋として、同業の店はチェックしておきたいところ……なのだけれど。
ぱちりと瞳を瞬かせた慈雨は、きょとりと不思議顔。
「?? 絆実はまだ腹ペコなの?」
食いしん坊さんに、食いしん坊だと勘違いされている模様……?
けれど、ふるりと小さく首を横に振ってみせる絆なのだけれど。
「……食い足りないわけじゃない。胃袋ブラックホールなのはあんただけでしょ」
「ブラックホールはお空の話で……あっ、みたらしちゃん!」
比喩をガチに受け取りつつ、でもやはり自由すぎる慈雨がふいに見つけたのは。
先程出逢った、まんまるおだんごみたいな、あめ色の帽子の子。
絆も、とてとて自分達にいつの間にかついてきて、どでんと寝転がるまんまる猫を視つければ。
ひょいと屈んで……折角だし撫でてやる、とわしゃわしゃ。
慈雨は、そんな様子をほのぼのと見つめて。
「絆、嬉しそうな顔」
猫を撫でる彼の顔を覗き込んで、こくりと頷いてから。
改めて、撫でられてゴロゴロ喉を鳴らしてゴキゲンな猫へと視線を移せば、慈雨はふとこんな提案を。
「ねーねー。みたらしちゃんにおうちに来て貰えば?」
そしてそんな彼女の言葉に、今度は絆が、驚いたように瞳を瞬かせて。
「うちには|でっかい猫《あんた》が来るし。これ以上、面倒は……」
「みたらしちゃんも行きたいって言ってるよ」
そう言われれば、猫の目をじっと見つめてみてから。
「……お前、うちに来たいのか?」
心を読んでみると同時に聞こえたのは、にゃーんという甘えたようなお返事。
そして絆は、再び手をそっと伸ばして、わしゃわしゃ。
「……ふーん、そう」
――じゃ、一緒に帰るか「みたらし」、って。
ということで、これからはふたりと1匹で。
「あとで申請しないと」
「みんなで一緒においしいごはんたべよー?」
まずはおうちに一緒に帰る前に、ねこねこ弁当屋へ、ごーごー。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【青空と猫】
弥月とねこねこ――
わ、そうだった。敵の企み…(大事と頷き)
100匹ねこねこおしくらまんじゅう…(きらきら)
ねこ博士な弥月と一緒なら夢じゃない気がする
オレもな、そう思ってたの
ねこねこな食べ物もすごく気になったけど
折角ならいっぱいねこと弥月とのんびりしたい
ふふ、弥月、楽しそう
みんな、すっごくかわいいもんな
しゃがんで、観察。自分もにこにこしてしまう
ねこじゃらし、適当に振ったことしかなかった
わぁ、弥月。みてみて
弥月のまねっこしたら――
この子、友達になってくれたみたい
擦り寄る子にかわいい、となでなで
弥月のおかげだ
オレは…ううん、オレも選べないな
遊んでくれる子、みんなと仲良ししたい

【青空と猫】
敵の企み阻止のため、メインは猫と仲良くなるために
千羽くん、目指せ100匹ねこねこおしくらまんじゅう、もとい仲良し
千羽くんは何したい?
俺は猫とゆっくり過ごすのいいなって
おそろいだね
よし、パンフレット見て猫と戯れられる場所に行こうか
構われたい子、撫でられたい子、そうでもない子みんな可愛い
うん、かわいいねぇ(顔がにこーと溶けてる)
おやつを差し出し気を引いて、仲良くなるため遊ぼう
猫じゃらしはどうだろう
緩急つけて取れそうで取れないくらいの動きにして、最後はキャッチさせる
千羽くんも仲良しだ、よかったね
俺の真似っ子? ふふ、役に立ってよかった
千羽くんはどの子が好きかな
俺はね、選べない(真顔)
船から島に降り立てば、にゃーにゃーと早速歓迎を受けて。
翊・千羽(コントレイル・h00734)は思わず、じいと見入ってしまう。
「弥月とねこねこ――」
うにゃっとじゃれたり甘ているねこねこたちと、猫に即囲まれている猫宮・弥月(骨董品屋「猫ちぐら」店主・h01187)の姿に。
けれど、弥月の言葉にハッとする。
「敵の企み阻止のため、メインは猫と仲良くなるために」
「わ、そうだった。敵の企み……」
そう、この島にやってきた目的は、敵の企みを挫くべく、猫と仲良くなること。
そして千羽はこくり、大事と頷きつつも。
「千羽くん、目指せ100匹ねこねこおしくらまんじゅう、もとい仲良し」
「100匹ねこねこおしくらまんじゅう……」
弥月が口にしたねこねこ大作戦に、瞳をきらきら。
だって、思うから――ねこ博士な弥月と一緒なら夢じゃない気がする、って。
というわけで、ねこさんのお友達100匹とねこねこおしくらまんじゅう実現のために。
これからどう過ごすか、ふたりで作戦会議。
「千羽くんは何したい? 俺は猫とゆっくり過ごすのいいなって」
「オレもな、そう思ってたの。ねこねこな食べ物もすごく気になったけど。折角ならいっぱいねこと弥月とのんびりしたい」
そしてふたりとも、やりたいって思うことが同じだったから。
「おそろいだね。よし、パンフレット見て猫と戯れられる場所に行こうか」
ねこ博士な弥月は、猫がより沢山いそうな場所のあたりをつけつつも。
おひさま広場という名前の、いかにもねこだまりができていそうな島の公園へ。
そして予想通り、わらわらと猫さんが集まっているのを見れば、早速交流開始!
何もしないでも無邪気に寄ってくる構われたい子もいれば、甘えるようにアピールする撫でられたい子、ちょっとツンとしているようなそうでもない子……色々な子がいるけれど。
そんな猫たちをもふもふなでなでしてあげながら、すっかり顔がにこーと溶けている弥月。
「うん、かわいいねぇ」
どんな子だって、猫はみんな可愛いのですから!
そしてさすがはねこ博士、すかさず差し出したおやつでばっちり気をひけば。
「仲良くなるため遊ぼう。猫じゃらしはどうだろう」
しゃきんと手にするのは、猫大好きねこじゃらし!
というわけで、早速嬉々と遊びだした弥月に、千羽は笑み零して。
「ふふ、弥月、楽しそう。みんな、すっごくかわいいもんな」
ひょこりとしゃがんで、寄ってきた猫たちを観察しつつも。
千羽も一緒に、にこにこしてしまう。
それから、弥月の猫じゃらし捌きを見つめてみれば。
緩急つけて取れそうで取れないくらいの動きにして、最後はてしっとキャッチさせる。
そんな巧みな彼のねこじゃらしテクニックを、感心したように千羽は眺めながらも。
「ねこじゃらし、適当に振ったことしかなかった」
弥月の真似っこをして、手にしてみたねこじゃらしをいざ、ぴこぴこぴこり。
気を引くように振ってみれば――てしてしっ。
「わぁ、弥月。みてみて」
「千羽くんも仲良しだ、よかったね」
「弥月のまねっこしたら――この子、友達になってくれたみたい。弥月のおかげだ」
「俺の真似っ子? ふふ、役に立ってよかった」
擦り寄ってきた子を、かわいい、となでなでする千羽に、弥月も微笑まし気に笑んで。
「千羽くんはどの子が好きかな」
こう訊ねてみるものの。
ふとくるり、ねこねこな周囲を見回せば、真顔で続けるのだった。
――俺はね、選べない、と。
そして千羽も同じようにおひさま広場にいる子たちを見つめつつ、やはり頷いて返す。
「オレは……ううん、オレも選べないな」
――遊んでくれる子、みんなと仲良ししたい、って。
だって、弥月と100匹の猫たちと一緒に、ねこねこおしくらまんじゅうの野望を果たしたいのだから。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

ミヒャ(h05899)と
ああ、猫の暗殺なんて穏やかじゃないな
うちは最近猫を飼い始めたんだけど、このこが本当にかわいくてさ
はは、ミヒャは大袈裟だな
(うちの子も似たようなこと言ってたな)
さて、社長と呼ばれている猫を探すんだったな
……ミヒャ、これは?(猫じゃらし見て眉寄せる)
いやそういうことを訊いているんじゃないが……
こういうのはおまえの方が得意だな、猫との遊び方を勉強させてもらおう
……猫の方から勝手に寄ってくるように見えるが、ミヒャ、マタタビでも仕込んでいるのか?
はあ、よくわかったよ、俺とミヒャではスタートから違うんだな
猫じゃらし振って反応楽しみ
俺もうちのこに嫉妬されそうだが、どう対応しようかな

恭司君(h05086)と
猫を狙うとはなんて悪いやつ。そう思わないかい?恭司君
僕はね、猫は天の与えたもうた素晴らしき存在だと思っているんだ
猫かわいいよね
ふふ、近所の猫たちとも戯れるのだけどここで遊んだら嫉妬されるかな
彼女たちは聡いからね
しかしそれはそれ。浮気を咎められたら許しを請えばいいだけのこと
ということで恭司君、はいこれ(折り畳みねこじゃらし)
どこからとりだしたって? ポケットの中からだよ
僕に誘われてくれるのかい?
ふふ、君は可憐な猫ちゃん……あれ男の子か
君は素敵な猫君だね
うん?マタタビなんでもってないけどね、いやむしろ僕がマタタビ…?
恭司君、手がお休みじゃないか、しっかりじゃらしてさしあげて
……ちょっと猫とあそんでくるね、なんて。
嬉々と船に乗ってねこねこ島へと向かっている、ミヒャエル・アヒム・レーゲン(吸血鬼の警視庁異能捜査官カミガリ・h05899)であるが。
くるりとふいに連れの館花・恭司(天ヶ瀬・勇希のAnkerの√能力喪失者・h05086)を振り返れば、きりり。
「猫を狙うとはなんて悪いやつ。そう思わないかい? 恭司君」
「ああ、猫の暗殺なんて穏やかじゃないな」
恭司もこくりと即ミヒャエルに頷き返すのは、同意しかないから。
だって、恭司は何といっても。
「うちは最近猫を飼い始めたんだけど、このこが本当にかわいくてさ」
おうちの猫ちゃんに首ったけ。
そしてミヒャエルも、猫に対しての思いの丈を紡ぐ。
「僕はね、猫は天の与えたもうた素晴らしき存在だと思っているんだ」
それは、つまるところ。
「猫かわいいよね」
猫はかわいいです!
そんなミヒャエルの言葉に笑み返しながらも。
「はは、ミヒャは大袈裟だな」
恭司は何だかデジャビュを感じるのだった。
(「うちの子も似たようなこと言ってたな」)
そう、だって猫はすごくかわいくて尊い存在なのだから!
というわけで、ねこねこ島に無事到着し、満を持して上陸を果たせば。
「さて、社長と呼ばれている猫を探すんだったな」
ぽかぽかおさんぽ陽気の中、恭司が口にするのは、此処へと訪れた目的。
悪いやつに狙われる社長という猫を探すべく、歩き出そうと……したのだけれど。
早速、にゃーんととてとて寄ってくる猫たちにミヒャエルはそっと優雅に屈んで。
「ふふ、近所の猫たちとも戯れるのだけどここで遊んだら嫉妬されるかな。彼女たちは聡いからね」
カトリーヌやアンリエットやイザベル、そう勝手に名をつけて呼びつつ。
いつもメロつかせてまくっている近所の野良猫たちのことを思い返しながらも。
「しかしそれはそれ。浮気を咎められたら許しを請えばいいだけのこと」
全然悪びれなく、ぴっと取り出して恭司に差し出すのは、そう。
「ということで恭司君、はいこれ」
ちょっぴり上等そうな、特注で作らせた、マイ折り畳みねこじゃらし!
そんなぴこぴこ揺れる玩具を見遣れば、眉寄せて。
「……ミヒャ、これは?」
ミヒャエルへと視線を移す恭司であるのだけれど。
にこにこぴこぴこ、ミヒャエルは答える。
「どこからとりだしたって? ポケットの中からだよ」
「いやそういうことを訊いているんじゃないが……」
それは目の前で見ていたからわかるし、そもそもそうじゃないのだけれど。
猫のように気侭な彼は、早速ぴこぴこ。
「僕に誘われてくれるのかい?」
「こういうのはおまえの方が得意だな」
……猫との遊び方を勉強させてもらおう、と。
気を取り直して、恭司はそのお手並みを拝見。
だがすぐに、再び瞳を瞬かせてしまう。
「ふふ、君は可憐な猫ちゃん……あれ男の子か。君は素敵な猫君だね」
「……猫の方から勝手に寄ってくるように見えるが、ミヒャ、マタタビでも仕込んでいるのか?」
男の子も女の子も関係なく、あっという間に周囲の猫をメロつかせているミヒャエルのその姿に。
だが、猫に囲まれることにも慣れているように、ねこじゃらしをぴこらせながら。
「うん? マタタビなんでもってないけどね、いやむしろ僕がマタタビ……?」
そう首を傾けつつ笑む姿を見れば、恭司は理解するのだった。
「はあ、よくわかったよ、俺とミヒャではスタートから違うんだな」
とはいえ、恭司だって猫を飼っている身。
猫じゃらしをふりふり振れば、てしてしっと戯れてくる猫の反応楽しみつつも。
でもふと、こうも思ってしまう。
「俺もうちのこに嫉妬されそうだが、どう対応しようかな」
ミヒャエルが言っていた通り、猫はかわいい上に聡いから。
そして、猫たちを引き続きメロつかせまくりながらも。
そんなことを考える恭司を見遣り、ミヒャエルはテクニシャンぶりを遺憾なく発揮してぴこぴこ。
「恭司君、手がお休みじゃないか」
そう柔く笑みながらも促すのだった……しっかりじゃらしてさしあげて、って。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

●大鍋
ねこ島パラダイスなんて初めて来たなぁ
ネコ推し強火担〜なレモン君は知ってるけど
椿斬君も猫派なのかい?
お供に雪猫かぁ
シマエナガの六花ちゃんと言い
ふわほわ仲間も沢山で〜
楽しい時間を過ごせると良いよね
生物兵器・猫…!
すごい迷言も飛び出してる〜と
寄ってくるような人懐こい子は構いつつの
黒猫って美人さんな印象あるよね
この場合は美猫…?
さりげなく黒推しておこうっと
向こうの方からは移動販売車的な香りも発見〜
色々種類な猫耳クレープに
アイスキャンデーも美味しそうな
オレは黒猫チョコパフェ食べてみたーい
それぞれ好み味の猫スイーツはどんなかな?
食いしん坊さん仲間でも美味しく楽しいよねぇ

大鍋3人
ここが、ねこねこパラダイス…!
ねこだまりが僕たちを呼んでる
カナトさん椿斬さん、行きましょう!
無防備な猫の横に一緒に寝転がって
頭を撫でたり、お尻を叩いたり、無視されたり引っかかれたり
可愛い、さすが生物兵器・猫…!
椿斬さんはどんな猫が好きですか?
毛長のどっしり猫…
抱きしめた時に、愛おしさが増すフォルムですね!
カナトさんは黒猫?
なら僕は、お隣で白猫を愛でます
…そろそろ猫吸って良い?
美味しそうな匂い…移動販売車ですか?
カナトさんは、美味しいものを見つけるのがお得意ですね!
白猫ミルクパフェ…!
僕、白猫と牛乳が好きなんです、これにします!
ふふっ、椿斬さんも食いしん坊さん
お2人は何にされますか?

大鍋
お供のシマエナガ、六花は頭の上に避難中
猫がたくさんいる!
さすがねこ島パラダイスだね!
はしゃぐレモンの姿ににっこりしてカナトの言葉にうんと頷く
僕も猫は好きだよ!
雪猫っていうお供を呼び出せるんだ
すぐ逃げちゃうんだけどね…
レモンの猫戯れが、もはやプロだぁ!
圧倒される、猫戯れだ!
……生物兵器?
え?って思ったものの足元にスリスリしてきてくれる可愛い生き物に骨抜きになってしまうのは仕方の無いこと
僕はね毛が長くてどっしり構えたような大きい猫が好きだよ
もふもふしてるから抱っこして寝たら絶対暖かい
猫耳クレープにアイスキャンデー、パフェも!
猫を撫でる手を止めて美味しそうな香りにぐうとお腹がなる
うん!食べよう!
真っ先にぴょんと島に降り立って、早速くるり。
一見するとその表情は変わらないように見えるのだけれど。
「ここが、ねこねこパラダイス……!」
茶治・レモン(魔女代行・h00071)は、ひとつ大きくこくりと頷いて続ける。
……ねこだまりが僕たちを呼んでる、と。
そう、やってきたのはねこねこパラダイス、ねこねこ島!
そんな、巡らせるつぶらな瞳はキラキラ、気合を漲らせるレモンと一緒に。
「猫がたくさんいる! さすがねこ島パラダイスだね!」
「ねこ島パラダイスなんて初めて来たなぁ」
花七五三・椿斬(椿寿・h06995)と緇・カナト(hellhound・h02325)も、ねこねこパラダイスに上陸!
あっちも猫、こっちも猫、な光景を見つめていれば。
「カナトさん椿斬さん、行きましょう!」
椿斬は、逸るようにはしゃぐレモンの姿ににっこりしちゃう。
そんな彼の頭の上にちょこんと乗っているのは、お供のシマエナガの六花。
沢山の猫達にてしてしされちゃわないように、念のために避難中。
カナトは手招くレモンに続いて歩みを進めながらも、ふとそんな椿斬へと視線を移して。
「ネコ推し強火担〜なレモン君は知ってるけど、椿斬君も猫派なのかい?」
そう聞かれれば、うんと頷いて返す椿斬。
「僕も猫は好きだよ! 雪猫っていうお供を呼び出せるんだ」
何せ、彼は猫を呼び出せるというのだから。
……とはいえ。
「すぐ逃げちゃうんだけどね……」
ちょっぴりだけ寂し気に、椿斬はそうぽつり。
でも猫は気紛れな子が多いし、椿斬が猫が好きなことには変わりありません、ええ。
カナトはそんな彼の声を聞きつつ、頭の上にもふりといる六花を見ながら紡いで返す。
「お供に雪猫かぁ。シマエナガの六花ちゃんと言い、ふわほわ仲間も沢山で〜」
……楽しい時間を過ごせると良いよね、って。
そして気持ちと同様、わくわくと躍るような足取りで、早速レモンは猫たちがいっぱい寛いでいる猫だまりへと駆け寄れば。
無防備な猫の横に、ころん。
一緒に寝転がって、いざねこねこタイム!
頭をそっとよしよし撫でてあげたり、お尻をもふっと叩いたり、ぷいと無視されたり、うにゃっと引っかかれたり――。
猫を撫でたりもふるだけでなく、猫に戯れられているその姿はまさに。
「レモンの猫戯れが、もはやプロだぁ!」
椿斬の言うように、ねこねこプロ!
そしてさらに、にゃーと集まってくる猫たちを、冴えた月のような双眸で見つめていた椿斬だけれど。
「圧倒される、猫戯れだ!」
「可愛い、さすが生物兵器・猫……!」
「……生物兵器?」
猫に埋もれているレモンの声に、瞳をぱちり。
そして、え? って思ったものの、足元にスリスリしてきてくれる猫をじいと改めて見つめてみれば、納得してしまう。
だって、骨抜きになってしまうのは仕方の無いこと、って思うくらいには、可愛い生き物すぎるから。
「生物兵器・猫……!」
カナトも、すごい迷言も飛び出してる〜なんて紡ぎながらも。
寄ってくるような人懐こい子に構いつつ、もふもふなでなで。
そして至福の猫まみれになりながらも、レモンは同じようににゃんにゃん猫たちに戯れられている椿斬に訊いてみる。
「椿斬さんはどんな猫が好きですか?」
そんなレモンの問いに、猫を嬉々と堪能しつつもこう答える椿斬。
「僕はね毛が長くてどっしり構えたような大きい猫が好きだよ」
……もふもふしてるから抱っこして寝たら絶対暖かい、って。
その声に、ねこねこプロもこくりと頷く。
「毛長のどっしり猫……抱きしめた時に、愛おしさが増すフォルムですね!」
でも猫は、何て言ったって、生物兵器。
とびきりかわいいもふもふなのは勿論のこと。
「黒猫って美人さんな印象あるよね。この場合は美猫……?」
……さりげなく黒推しておこうっと、と。
そう続いたカナトの言う通り、美しくもあるのだ。
「カナトさんは黒猫?」
レモンは、そんな黒推しだという彼にも頷いてから。
美猫な黒猫さんを撫でる彼の隣で、もっふもふ。
「なら僕は、お隣で白猫を愛でます」
白い猫ちゃんをこれでもかと可愛がって愛でます!
でもまだまだプロのもふテクはこんなものではありません。
レモンは白猫さんと戯れながらも、そわり。
「……そろそろ猫吸って良い?」
ぽふりと顔をもふもふに埋めて、猫吸いタイムです!
そんな、思い切り猫達と遊んで戯れている3人だけれど。
カナトがふと視線を移せば、ふわり漂ってくるのは、美味しそうな香り。
そう――向こうの方からやってくる移動販売車を発見!
「美味しそうな匂い……移動販売車ですか?」
レモンもその美味しい気配に即、顔を上げて。
「色々種類な猫耳クレープに、アイスキャンデーも美味しそうな~」
「カナトさんは、美味しいものを見つけるのがお得意ですね!」
「猫耳クレープにアイスキャンデー、パフェも!」
椿斬も、猫を撫でる手を止めて、特別な限定ねこねこスイーツたちを見れば。
美味しそうな香りに、お腹の虫もぐうと鳴っちゃって。
「うん! 食べよう!」
「ふふっ、椿斬さんも食いしん坊さん」
レモンはそう瞳を輝かせる、腹ペコさんな同士の椿斬の姿に瞳を細めてから。
「白猫ミルクパフェ……! 僕、白猫と牛乳が好きなんです、これにします! お2人は何にされますか?」
「オレは黒猫チョコパフェ食べてみたーい」
やはり黒推しなカナトは、自分の黒猫さんは勿論のこと。
……それぞれ好み味の猫スイーツはどんなかな? って。
ふたりが選ぶねこねこスイーツも楽しみに目を向けてみる。
だって、ふたりと一緒に心もうきうき躍るから――食いしん坊さん仲間でも美味しく楽しいよねぇ、って。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

ネムちゃん(h02004)と
うむ、ねこに触ったことがないのだ
ねこはもふもふふあふあで
それはそれは心地が良いと聞く
パンフレットを覗き込み、そわそわ
早速ねこを発見すれば瞳を輝かせる
おぉ、ねこだ…! 怖がらせないように小声で
ネムちゃんの後ろから顔を出しつつ、そうっと近付き
わたくしも触ってよいのか?
で、では…、おそるおそる触れて
ふ、ふあふあでもふもふだ…
すごいな、かわいい…
こんなにか弱い、愛らしい生き物がいるとは
やさしく抱き寄せ、幸せそうに微笑む
おぉ、ねこじゃらし!
それにおやつまで
くふふ、これではもてもてになってしまうなあ?
ふむ…、ではネムちゃんも一緒に住もうではないか
きっとねこも歓迎してくれるぞぅ!

レィラちゃん(h01493)と
猫だらけの島やなんてええとこやねぇ…
レィラちゃんは猫さん触ったことないんやったっけ?
ほんなら一緒に猫さんと遊ぼか~
せっかくなら色んな猫さんおるとこがええやろか
パンフ見つつ猫だまりスポットを探し
…あ、レィラちゃん見てみ~
あこでころころしとるなぁ
驚かさんよう近付いて
寄って来た子をそっと撫で
懐っこい子やねぇ…
ほれほれ、レィラちゃんも触ってみ
ふふ…よかったなぁ
せや、猫じゃらしやらも持ってきとるよ~
こっちの子はおやつやろか
もてもて…?
あはは、せやねぇ
幸せそうな子の周りを見れば
いつのまにやら猫だまりの一員のようで
レィラちゃんも此処に住む~?
なんて冗談ひとつ
可愛い子たちに笑った
1匹いるだけでも、十分に心惹かれる存在だと言うのに。
「猫だらけの島やなんてええとこやねぇ……」
ネム・レム(うつろぎ・h02004)がわくわく向かうのは、そんな猫だらけなねこねこ島!
それから、一緒にねこねこ島へと向かうエストレィラ・コンフェイト(きらきら星・h01493)へと目を向けて。
「レィラちゃんは猫さん触ったことないんやったっけ?」
「うむ、ねこに触ったことがないのだ」
訊ねる彼の声に、こくりと頷いて返すエストレィラだけれど。
でも、実際に触ったことはないものの、知っているのだ。
……ねこはもふもふふあふあで、それはそれは心地が良いと聞く、と。
だから余計に、わくわくそわりとしちゃうし。
そんな彼女の姿を見れば、ネムもほわり。
「ほんなら一緒に猫さんと遊ぼか~」
ということで、いよいよ、ねこねこ島に到着です!
そして島に降り立てば、早速ぱらり。
「せっかくなら色んな猫さんおるとこがええやろか」
ネムはパンフレット見つつ、猫だまりスポットを探してみて。
エストレィラもひょこりと一緒にパンフレットを覗き込み、そわそわ。
それから、おひさま広場という公園に行ってみれば。
「……あ、レィラちゃん見てみ~。あこでころころしとるなぁ」
「おぉ、ねこだ……!」
日向ぼっこをしている、たくさんの猫たちを発見!
そんな猫たちを見つければ、エストレィラはキラキラと甘やかな瞳を輝かせて。
その姿に興奮して声が出ちゃうけれど、でも、怖がらせないようにちゃんと小声で。
ネムも、驚かさんよう、とそろり近付いてから。
とててっと寄って来た子を、そっとなでなで。
「懐っこい子やねぇ……」
エストレィラもそんなネムの後ろから、そろっと顔を出しつつも、そうっと近付いてみて。
「わたくしも触ってよいのか?」
「ほれほれ、レィラちゃんも触ってみ」
で、では……とドキドキ、おそるおそるちょんと触れてみれば。
瞳を刹那見開いて、ぱちり。
「ふ、ふあふあでもふもふだ……」
それから今度は掌でそっと撫でてみれば、ほわほわ。
「すごいな、かわいい……」
そして、甘えるようにすりすりしてくる子を、やさしく抱き寄せれば。
「こんなにか弱い、愛らしい生き物がいるとは」
ふわりと咲かせるのは、幸せそうな微笑み。
そんな嬉しそうなエストレィラの姿に、ネムも一緒ににこにこ。
「ふふ……よかったなぁ」
すっかり猫と仲良しになった様子になごみつつも。
ふいに、しゃきんと取り出すのは、猫が大好きな秘密道具。
「せや、猫じゃらしやらも持ってきとるよ~」
ぴこりと手にするのはそう、猫じゃらし!
早速、てしてしせんとする子たちにネムは笑みながらも、足元でお強請りしている子に気付けば。
「こっちの子はおやつやろか」
貰っておいたおかしを颯爽と手にして、猫たちにあげれば。
「おぉ、ねこじゃらし! それにおやつまで」
彼から秘密道具を受け取りつつ、エストレィラはご満悦。
「くふふ、これではもてもてになってしまうなあ?」
猫じゃらしをぴこらせてみれば、いっぱいの猫たちがうにゃっと飛びついてきて。
おやつの気配を感じた猫たちも、にゃーんと寄ってくる。
そんな彼女の言葉に、ネムは一瞬ぱちりと瞬くも。
「もてもて……? あはは、せやねぇ」
幸せそうな子の周りを見れば、笑みとともにこくりと頷く。
ほわほわ微笑む彼女も、いつのまにやら猫だまりの一員のようで。
だから、エストレィラへとこんな言葉を向けてみれば。
「レィラちゃんも此処に住む~?」
「ふむ……、ではネムちゃんも一緒に住もうではないか」
……きっとねこも歓迎してくれるぞぅ! なんて。
紡いだ冗談ひとつに返って来たそんな言葉に、ネムは笑っちゃう。
目の前の可愛い子たちの姿に、ほわほわと和みながら。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

「ねこ!」
足元に寄ってくる猫を指差し、
「こっちもねこ!」
横でじゃれあっている猫も指差し、
「あっちにもねこ!」
向こうの方で毛繕いしている猫も指差し、
「ねこねこねこねこねこだー! なんだこれはー!」
かろんは見える限りの猫を指差して、きゃー! と黄色い悲鳴を上げています。
猫を撫でたり、猫じゃらしで遊んだり、眺めたりして猫を堪能しています。
「はー……てんごくかもしれない……」
浮気されたみたいになった大神がちょっとショックを受けた顔をしていますが、猫に夢中なかろんは気付きませんでした。
きっと後で大神からの構って攻勢を受けることでしょう。どっちにしてもかろんは幸せそうです。
山の獣だとか、猿とか猪とか鹿とか犬とかイルカだとか。
普段から動物さんは好きだし、そんな眷属たちや、それに大神といつも一緒なのだけれど。
「ねこ!」
獅猩鴉馬・かろん(大神憑き・h02154)がうきうきと指さすのはそう、猫!
そんな、とてとてっと足元に寄ってきた猫を嬉々と見てから。
「こっちもねこ!」
次にわくわく指差すのは、横でじゃれあっている猫!
「あっちにもねこ!」
向こうの方で毛繕いしている猫もやっぱり、見つけては指差して。
「ねこねこねこねこねこだー! なんだこれはー!」
かろんの指は、大忙し!
だってそう――ねこねこ島に降り立てば、あっちにもこっちにも、ねこねこねこねこねこ!
そんな、ねこねこ尽くしに、きゃー! と。
見える限りの猫を指差しては、黄色い悲鳴を上げちゃうかろん。
そして早速、嬉々と猫だまりの中、ひょこりと屈んで。
動物は大好きで慣れているから、慣れたようにうきうき手を伸ばして。
猫をなでなでしてあげたり、ぴこぴこと猫じゃらしを巧みに揺らして遊んだり、じいと猫たちの様子を眺めてみたりして。
「はー……てんごくかもしれない……」
思い切り、これでもかと猫を堪能しまくっています!
でも、今はすっかり猫に夢中になっているから、かろんは気付かない。
地面をぺしっと、浮気されたみたいになった大神がちょっぴりショックを受けたような顔をしていることを。
だからきっと、後で大神からの構って攻勢を受けることが、容易に予想できるのだけれど。
猫たちと戯れることも、大神に構ってってされるのも――どっちにしても、かろんはきっともふもふ、幸せそう。
🔵🔵🔵 大成功

【萬花】
俺を連れてきた青鈍色の猫に手を振って別れを告げ
バーで同僚たちと合流
んっふふ、皆も猫を存分に堪能したみたいだね
お気に入りは見つかった?
俺は猫に囲まれながら昼寝してたら集合に遅れるところだったよ
写真?
俺はこんな感じー(自分の横で寝る猫達の写真)
さっきの猫が居なきゃ普通に遅れて…ん?
(足元に座る青鈍色の猫に気付き)
アンタついてくる気?
触りたければドウゾ、触れるかはこの子次第だけど
ファンサ猫に眠る猫、逃走劇に姉妹猫とギャングボスときたかー
うんうん、いいね
実に猫って感じ
そんなこんなでモクテルでカンパーイ
新人歓迎会が猫島とは平和だねえ
色んなものが猫だらけ…っと、
せっかくならこの様子も写真撮らなきゃ

【萬花】
…ねこまっしぐらしてたらこんな時間!
バー行かなきゃ!
氷月さんも芥さんもねこさんお持ち帰りしてる!?
こんにち、み゛っ(撫でようとして猫パンチもらう)
…懐かれてていいなぁ!
どんな戦利品できました?
私はこれ!マスター(看板猫名)のファンサ!笑顔とお手手がキュート!
玖音ちゃんのねこさん…足が!靴下柄!かたっぽさんもいる!
雪さん…(頬の傷を見る)…戦ったんですね、これは勲章もの…!
あんもにゃいと!すやすや〜!雪羽さん、ナイスショット!
お菓子みたいにふくふくさん〜…澄夜さんもお腹膨れてません?
えへへ、どの子もかわいいですねぇ!
モクテルのグラスもねこさんだぁ
かんぱ〜い!これからよろしくお願いします!

【萬花】7名
お疲れさん、各自猫と戯れたか?
寝癖気味に欠伸で待ち合わせのバーへ
へえ、皆の写真も良く映ってる
猫もファンサをするんだな
あんもにゃいとに毛繕い…
靴下にゃんこにふっくらねこ
俺は「社長」探しもしてたが
涼しそうな神社の境内で丸くなる猫達の仲間になってた
戦利品はコレ、可愛いだろ
(目つき悪いギャングボス猫の写真)
こっちは離れなかったから仕方なく連れてきた
被るフードから顔出す黒猫の仔猫
あれ、足元にも…氷月も連れて来てるじゃねぇか
くるりが猫パンチをまともにくらって…!
雪、触る?
よし、歓迎会にするか。猫に囲まれながらな
全員ねこみみグラスは持ったか?……乾杯だ
お土産に猫型ドーナツも買ってきたから食おうぜ

【萬花】
おや、君もお散歩かい?
いつの間にか大所帯だねえぇ
くすくす咲み、猫達と気儘に路地を行く
時折、甘味処に寄り道を繰返し
猫達お気に入りの場所で
日向ぼっことふわもふの触り心地を楽しんだなら
約束のバーへと向かおう
ふふ、みな随分と仲良くなったみたいだ
私が撮ったのはこれだよ
画面に映すのは気持ち良さそうに眠る猫達の姿
こういうのを“あんもにゃいと”と言うのだろう?
ふぁんさにカメラ目線、仲良し姉妹と活発さがわかる写真
どれも個性が出ているね
グラスも猫…!
可愛らしくて欲しくなってしまうな
モクテルの味はお任せで
みなとの出会いに乾杯を
どうぞこれからよろしく
猫型ドーナツも頂こう
みなで食べる甘味はより美味しいものだね

【萬花】
魅惑の猫を探す旅か、捗るな
正装で挑まねば失礼というもの
少年姿に猫耳フードパーカー、尻尾付きショーパンを合わせてこねこ(アラサー)が完成だ
折角なので喫茶店で小休憩
ねこを模したプリンを7つ程夢中で頂いていたら、目の前に看板猫がご登場
存分に撫で回しつつ、写真もぱしゃり
堪能したら皆と合流
ほう、お写真は力作ばかりだし、お猫様をお連れしたお二方は愛されているな。動画の一生懸命さも味がある
私は喫茶店の看板息子、垂れ耳ぶちのふくふくねこさんの写真を差し出そう。もっちりだ
可愛らしいグラスに注がれたモクテルは祝杯に相応しい
重ねた杯の多さにも心弾むな
……なに。ドーナツ!
最高だ芥殿、貴方は現人神であらせられる

【萬花】
どこにいってみようかな?
わ、ソックスさん!…案内してくれるの?
ついていけば、かたっぽさんがくつろぎ中
姉妹揃って遊んで可愛いの
存分に遊んで待ち合わせ場所へ
猫さん見せ合いっこ
私はね、姉妹猫さんの仲良し毛繕いが撮れました!
マスターさんもギャングさんも目線ばっちりプロ猫さん!
あんもにゃいとさん…きれいにまんまるです!
ブレブレさんも猫好きにはお宝って聞きました!
ふくふくさん…もちもちしたいな…
青鈍さんに黒猫さん!
おにいさん達に可愛いお友達ができてるの!
遊ばせて貰いたいな…ってうずうず
苺モクテルでカンパイです!
グラスにドーナツ…幸せ猫まみれ
みんなと過ごす日がこれから楽しみ
よろしくお願いしますなの!

【萬花】
あ、おい逃げんな!
目の前を横切ろうとした不吉の黒猫を追走中
ちょっと写真撮るだけだろ…!
通りすがりの移動販売車で猫用菓子を買ってやり何とか和解…できたか?
顔に引っ掻き傷を作りつつ集合場所のバーへ
黒猫の逃走劇動画(ブレブレ)しか撮れなかったけど
人の写真や持ち帰り猫に癒された
これ、撮ってる側もいい顔してそう
つーか動物に懐かれる人って普通に凄いよな
あの…俺もちょっと触っていいすか
夜鷹さんの仔猫にそーっと指先で触れてみる
か、かわいい…
マスターにお任せでモクテルを作って貰って、乾杯
わざわざ歓迎会…いい人たちだな…
と、ドーナツを頂きながら陰キャは静かに感動
俺もこれから何か役に立てるよう頑張るか
島に到着して、せーので上陸した時は、皆で一緒だったのだけれど。
ねこねこ島に着いてから早速、まずは暫くはそれぞれ、ひとりずつ探検に出発。
その目的はというと。
「魅惑の猫を探す旅か、捗るな」
狗狸塚・澄夜(天の伽枷・h00944)の言うように、各々の魅惑の猫探し!
ということで、澄夜もきりりと気合十分……正装で挑まねば失礼というもの、と。
少年姿にすちゃりと纏うのは、猫耳フードパーカーと尻尾付きショーパンを合わせた、こねこコーデ!
完成したのはそう、アラサーこねこちゃんの、とうにゃんです!
そしてとうにゃんが折角なのでと小休憩に立ち寄ったのは、ねこねこ喫茶店。
ねこねこプリンの7つ目を夢中でうにゃっといただいけいれば――ふにゃんと。
目の前にぽてっと座ったのは、喫茶店の看板猫。
澄夜はそんな猫ちゃんを存分にもふもふ撫でまわしつつ、写真もぱしゃり……猫もプリンも堪能しつつ、目的も達成です。
そして同じ頃、千木良・玖音(九契・h01131)もチェリーピンクのいろをきょろりと巡らせて。
「どこにいってみようかな?」
そうこてり首を傾けつつ、迷っていれば――にゃーん、と。
足元をてしっ、ふにっと肉球の柔らかい感触がしたから。
ぱちりと瞬き、視線を向けてみれば。
「わ、ソックスさん! ……案内してくれるの?」
まるで靴下を履いているように足先だけ毛色が違う、黒猫のソックスが尻尾をゆらりら。
にゃーと鳴いて、とててと歩き出したその後ろをついていけば……片足の先だけ色が違う、かたっぽさんがくつろぎ中。
ソックスさんとかたっぽさんは、仲良し姉妹だとは聞いていたけれど。
「姉妹揃って遊んで可愛いの」
じゃれ合う二匹と一緒に、玖音もいっぱいもふもふ遊んで、勿論ばっちり、写真もぱしゃり。
藤春・雪羽(藤紡華雫・h01263)も、ねこねこ島をゆるり歩んでいたけれど。
「おや、君もお散歩かい?」
また一匹、新しい猫がとててっとやって来たのを見て、紫式部の瞳を柔く細めれば。
思わずくすくす咲み、乳白色から移ろう藤紫を微か躍らせ、気儘に路地を行く。
……いつの間にか大所帯だねえぇ、なんて。
猫のように心ゆくまま、気が付けば増えている子たちを引き連れて。
いや、導かれているのは雪羽の方か。時折ふらりと足が向くのは、甘味処。
そしてそんな寄り道を繰返した後、今度は逸るように歩む猫達の後を追ってみれば。
辿り着いたのは、ぽかぽかな陽光降る広場。
どうやらここは、猫達のお気に入りの場所のようで。
雪羽はふわもふの触り心地を楽しみながら日向ぼっこ、ねこだまりを形成する一員に。
そんな、基本的には人に慣れていて懐っこい島の猫達……の、はずなのだけれど。
「あ、おい逃げんな!」
三ツ榊・雪(証さずの27時・h00176)は、目の前を横切ろうとした不吉の黒猫を追走中!?
オカルトオタクとしては、やはり不吉の予兆だと言われている黒猫の写真を撮りたいと、満を持してカメラを向けたわけであったのだが。
「ちょっと写真撮るだけだろ……!」
まるで追いかけっこを楽しんでいるかのように、しゅたたっと逃げては振り返って。
シャッターチャンスとカメラを見れば、ぴょこぴょこしゅたっと逃げる猫。
ようやく追い詰めたと思えば、うにゃんっと爪を立てられ猫パンチ。
撮れば自然と映りこむ心霊写真よりも、雪にとって猫写真の方が難易度が高いようです……?
そして、にゃっ! と引っかかれて途方に暮れていれば、救世主が!
雪が通りすがりで見つけたのはそう、移動販売車。
「何とか和解……できたか?」
猫用のおやつを買ってやって差し出せば、ようやく何とか写真は撮れたから。
引っ掻かれた顔はちょっぴりヒリヒリするけれど、雪が向かうのは、皆と決めておいた集合場所。
戀ヶ仲・くるり(Rolling days・h01025)も、ねこだらけのひとときを満喫していたのだけれど。
(「……ねこまっしぐらしてたらこんな時間!」)
気が付けば、集合時間がもう目前だったから。
「バー行かなきゃ!」
向かうのはそう、待ち合わせ場所である、島のバー。
そんなバーがどこにあるのかと、きょろりとしていた雨夜・氷月(壊月・h00493)も無事に到着。
迷子にならなかったのは、ここまで連れ来てくれた頼りがいのある案内人がいたから。
いや、正確に言えば、案内猫……?
ひらりと手を振って氷月が別れを告げるのは、ここまで連れてきてくれた青鈍色の猫。
それからバーの扉を潜れば、同僚たちと合流。
そして、最後に到着したのは、ふわりと欠伸をひとつ。
「お疲れさん、各自猫と戯れたか?」
ぴこりと寝癖気味に待ち合わせのバーへとやって来た、夜鷹・芥(stray・h00864)である。
「んっふふ、皆も猫を存分に堪能したみたいだね。お気に入りは見つかった?」
そんな様子に笑いながら、皆へと視線を向けて訊ねる氷月だけれど。
「俺は猫に囲まれながら昼寝してたら集合に遅れるところだったよ」
タッチの差で僅か早く到着していた彼も、芥と同じねこねこな楽しみ方をしていた模様。
というわけで、別行動をした目的は、魅惑の猫を探す旅、だから。
「どんな戦利品できました?」
くるりがそう早速、皆のことを順に見つめながらも。
「私はこれ! マスターのファンサ! 笑顔とお手手がキュート!」
一番手で披露するのは、にゃっと愛らしい笑顔ともふもふおててが魅力的な一枚。
流石は看板猫、マスターのファンサ写真です!
「写真? 俺はこんな感じー」
そして氷月の撮って来たとっておきの一枚は、ごろごろにゃーん。
自分の横ですややかに寝ている、おやすみ猫達の写真。
「へえ、皆の写真も良く映ってる。猫もファンサをするんだな」
芥はふたりの写真を眺めながら、そう口にした後。
自分が撮って来た写真も、皆の前へと満を持して取り出す。
「戦利品はコレ、可愛いだろ」
それは、ガンつけたカメラ目線すぎる、目つき悪いギャングボス猫の写真!
いや、芥の戦利品は、それだけではなくて。
「こっちは離れなかったから仕方なく連れてきた」
そうふとちょっぴり後ろを振り返れば、ひょこり。
被るフードからにゃーと鳴いて顔出す、黒猫の仔猫。
でも、何だかにゃーと聞こえるのは、この黒い仔猫の声だけではないことに気づけば。
「あれ、足元にも……氷月も連れて来てるじゃねぇか」
芥がふと視線を向けるのは、氷月の足元。
そして、そんな芥の声が届くと同時に――もっふり。
「さっきの猫が居なきゃ普通に遅れて……ん?」
氷月も気付くのだった。足元にちょこりと座る、先程案内してくれた青鈍色の猫の姿に。
それから、ひょいと青鈍色の子を抱えれば、目線を合わせ訊ねてみる。
……アンタついてくる気? なんて。
そして瞳を細めた後、自分の膝の上へ。
甘えるように、うにゃんと返って来た、猫のお返事を聞いて。
くるりは、そんな芥のフードの中と、氷月の足元を交互に見ながらも。
「氷月さんも芥さんもねこさんお持ち帰りしてる!?」
まさかの猫ちゃんの戦利品に、瞳を思わずぱちり。
玖音も彼らが連れてきた猫たちにキラキラと瞳を向けて。
「青鈍さんに黒猫さん! おにいさん達に可愛いお友達ができてるの!」
――遊ばせて貰いたいな……って、うずうず。
氷月はすっかり寛いでいる青鈍の子を撫でてあげつつも、わくそわしている皆へ視線を向けて。
「触りたければドウゾ、触れるかはこの子次第だけど」
早速そうっと、くるりが手を伸ばしてみれば――うにゃっ!
「こんにち、み゛っ」
「くるりが猫パンチをまともにくらって……!」
撫でようとした彼女の手にすかさず見舞われたのは、猫パンチ!
そんな、てしっとされた肉球の感触もぷにっとしていて、ある意味ご褒美ではあるのだけれど。
でもやっぱり、くるりはぽつりと呟きを落とす……懐かれてていいなぁ! なんて。
そして、同じかそれ以上に、猫に振られたのだろう彼を見遣る。
「黒猫の逃走劇動画しか撮れなかったけど」
「雪さん……戦ったんですね、これは勲章もの……!」
心霊現象にも見えなくない彼のブレブレの動画と、頬の引っ掻き傷を見て。
玖音も、そんな激しい逃走劇動画を見つめながらも。
「ブレブレさんも猫好きにはお宝って聞きました!」
マニアにはもしかしたらお宝かもしれない映像から滲み出ている、彼の頑張りを讃える。
いや、自分の動画こそブレブレではあるとはいえ。
雪は他の皆の写真や持ち帰り猫にほわりと癒されたから、こう思うのだ。
(「これ、撮ってる側もいい顔してそう」)
そして皆がどんないい表情でシャッターを切ったかを楽しく思い描きながらも。
雪は散々逃げられた身として、改めて思うのだった。
「つーか動物に懐かれる人って普通に凄いよな」
それに思えば、逃走劇ばかり繰り返していたから。
そろりと、こう訊いてみる。
「あの……俺もちょっと触っていいすか」
「雪、触る?」
それからくるっと後ろを向いた芥のかわりに、フードの中の黒猫さんがこんにちは。
ぱちりと目が合えば、雪はそーっと手を伸ばしてみて、ちょんと指先で触れてみて。
「か、かわいい……」
今度は掌でおそるおそる撫でてあげつつも、きゅん。
雪羽はそんな皆の様子を微笑ましく眺めながら。
「ふふ、みな随分と仲良くなったみたいだ。私が撮ったのはこれだよ」
画面に映すのは、気持ち良さそうに眠る猫達の写真。
そして、すややかにまあるくなっているその姿を改めて見遣り、続ける。
「こういうのを“あんもにゃいと”と言うのだろう?」
「あんもにゃいとさん……きれいにまんまるです!」
「あんもにゃいと! すやすや〜! 雪羽さん、ナイスショット!」
玖音とくるりも思わずこくこくと頷くような、くるんとまあるい、あんもにゃいとショットです!
そして玖音もわくわく、皆と猫さん見せ合いっこ。
「私はね、姉妹猫さんの仲良し毛繕いが撮れました!」
そんな仲良し姉妹猫さん達は、そう!
「玖音ちゃんのねこさん……足が! 靴下柄! かたっぽさんもいる!」
いっぱい一緒に遊んだ、ソックスさんとかたっぽさん。
くるりは、本当に靴下を履いているかのような姉妹猫の毛繕い写真に、わぁっと声を上げて。
雪羽のまんまる猫さん写真と玖音の姉妹猫の写真に、芥も思わずほわり。
「あんもにゃいとに、靴下にゃんこの毛繕い……」
「ほう、お写真は力作ばかりだし、お猫様をお連れしたお二方は愛されているな。動画の一生懸命さも味がある」
とうにゃんもとい澄夜も、皆のにゃんこ写真を眺め、こくりとひとつ大きく頷いてから。
満を持して差し出すのは、魅惑の猫を探す旅の、己の成果。
「私は喫茶店の看板息子、垂れ耳ぶちのふくふくねこさんの写真だな」
そう写真を差し出しながら――もっちりだ、と。
撮ったふくふくさんは、写真からでもわかるもっちり感が半端なくて。
「ふっくらねこ……」
「ふくふくさん……もちもちしたいな……」
「お菓子みたいにふくふくさん〜」
芥と玖音がそう口にすれば、くるりも澄夜の写真へと目を向けた……その直後。
こてんと首を傾けつつも、ふと気づくのだった。
「……澄夜さんもお腹膨れてません?」
ねこねこプリンを喫茶店で7個食べたことを知っているのは、とうにゃんとふくふくさんだけです。
それから改めて皆で、わいわいにゃんにゃん。
「ファンサ猫に眠る猫、逃走劇に姉妹猫とギャングボスときたかー」
「マスターさんもギャングさんも目線ばっちりプロ猫さん!」
「ふぁんさにカメラ目線、仲良し姉妹と活発さがわかる写真。どれも個性が出ているね」
「えへへ、どの子もかわいいですねぇ!」
「うんうん、いいね。実に猫って感じ」
それぞれが撮った猫との出逢いの写真や動画を、見せ合いこ。
芥もそんな皆の写真や動画を眺めながらも、ふとこうも続ける。
「俺は「社長」探しもしてたが。涼しそうな神社の境内で丸くなる猫達の仲間になってた」
神社の巫女さんな島民にも確認したが、確かにその猫は、件の『社長』であることは間違いないというが。
島民たちには、社長イスと呼ばれているお気に入りの石の上に、貫禄ある様子で座っていながらも。
人望ならぬ猫たちからも信頼されているようで、取り巻きの猫達でねこだまりができていたほどだ。
そんな社長の居場所を把握しつつも、まだ今の時間は社長ものんびり気侭な時間を満喫中だから。
「よし、歓迎会にするか。猫に囲まれながらな」
芥がそう言えば、ちょうど運ばれてきたのは、皆で頼んでおいたモクテル。
それを見れば、くるりと雪羽は思わず声を上げる。
「モクテルのグラスもねこさんだぁ」
「グラスも猫……! 可愛らしくて欲しくなってしまうな」
そして雪羽が手にしたのは、マスターにお任せで作って貰った紫色の葡萄のモクテル。雪のものも同じくマスターにお任せの、黒猫をイメージしたカカオを使った黒のモクテルで。玖音の猫耳グラスには、甘い苺モクテルが。
「全員ねこみみグラスは持ったか? ……乾杯だ」
「可愛らしいグラスに注がれたモクテルは祝杯に相応しい」
芥と澄夜も、猫耳グラスを掲げれば。
「そんなこんなでモクテルでカンパーイ」
「かんぱ〜い! これからよろしくお願いします!」
「どうぞこれからよろしく」
氷月とくるりと雪羽も、かちりと皆と杯を重ね合って――皆との出会いに、乾杯!
「重ねた杯の多さにも心弾むな」
そしてそう微笑まし気にひとくち、モクテルを口にする澄夜だけれど。
「お土産に猫型ドーナツも買ってきたから食おうぜ」
「……なに。ドーナツ!」
刹那、瞳を思わず大きく見開けば、そわり。
「最高だ芥殿、貴方は現人神であらせられる」
「みなで食べる甘味はより美味しいものだね」
雪羽も猫型ドーナツをいただきつつ、ほわり。
そう、今回の島のバーで過ごすこの時間は。
「新人歓迎会が猫島とは平和だねえ」
猫だらけの、新人歓迎会である。
(「わざわざ歓迎会……いい人たちだな……」)
雪は静かに感動しつつ、ドーナツをもぐり。
……俺もこれから何か役に立てるよう頑張るか、なんて思いながら。
玖音も、猫耳グラスにねこさんドーナツにと……幸せ猫まみれ、と笑み咲かせながら。
(「みんなと過ごす日がこれから楽しみ」)
……よろしくお願いしますなの! って、改めて元気にご挨拶。
そう、そんな歓迎会は、戦利品もグラスもドーナツも、その他のものだって。
「色んなものが猫だらけ……っと」
それから氷月はカメラをすちゃっと構え、猫いっぱいな眼前へと向ける。
魅惑の猫を探すそれぞれの旅は、大成功だったから。
だから今度は一緒に、もふもふにゃんにゃん、歓迎会を目一杯満喫しつつ――せっかくならこの様子も写真撮らなきゃ、って。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【マルサイ】
猫カフェだが、猫寺だったかってのは聞いた事はあるが……こんなに猫がいる島が実在するもんなんだな
ふと足元見てみると猫がいて、手を伸ばしてみるけど煙草臭いからか逃げてく
飯の買い出し?あぁ、構わねぇよ
ん?あー、了解。買い出しと潤の見張りは任せとけ
流石に、ここまで来てサボらねぇよ。見張りも任されたしな
動物と話せんのは、こういう時便利なもんだな
てなると、『社長』見つけれさえすれば話すのは任せる
…ん?待てよ。もしかして、自分が食いてぇから飯買いに行くって言ったか?
まぁ、この流れも慣れたが……
買い物の合間に、左目の義眼に少し意識を集中して【凶眼穿孔】で『社長』だけじゃなくて敵の気配も探っておくか

【マルサイ】
サイコブレイドも働き者だよなあ
猫を狙ってわざわざ別の星からやってくるなんて
あはは、潤も夜宵も猫に好かれてるね
俺は食べられないから、代わりにセンスのいいお土産を頼むよ
リーガルと蒔生は猫が好き?
俺は…正直苦手意識が
偶に幽霊俺の姿が見える奴がいて、じっと視線を向けてくるんだ
げ、と顔を顰めながらも入店
あの白猫、こっちを見て…
おわ、座った…!
胡座の上で寛ぐ白猫を見て、恐る恐る手を伸ばす
…触った感覚はないけど
みんなが猫を可愛がる理由がわかった気がす――
やんのかステップ?警戒!?
どうどう、一旦落ち着こう
あのお姉さん(蒔生)のところにおやつが…
ああもう!
リーガル、見てないでそいつを押さえてよ!

【マルサイ】
ほんと、にゃんこを襲おうとか許せないよね
しゃがむ度に避けてく猫、追うわたし
だめか…錆臭いのかな…
わたしサクサク系の甘いのがいい
夜宵さん、兄貴がフラフラしないように見といてね
兄貴も、迷惑かけないように!
折紙にじゃれつく猫を見てるだけでも癒される
うん、どっちかと言えば、すっごく
あはは!意外…でもないか。チェスターさんネコ科っぽいもんね
うわ、リーガルさんがわっるい顔してる
でもいいじゃん猫カフェ!憧れだったの
入ろ入ろ!早く!
ああ~食べてるぅ~!
買ってもらったおやつを置いて、食べる猫を眺める
あ、いいなぁ膝乗り…え?
わ、わ!何それ何その動き!尻尾がぶわって…!
リーガルさんこれ、にゃんこおやつ!

【マルサイ】
Ankerは僕たち√能力者の帰るべき場所
そんな存在候補を失うわけにはいかないし
それ以前に。猫、可愛いよな
僕は腹にたまるものと冷たい珈琲を頼む
……潤、夜宵。サボりメインにならないように
そう釘を刺して、と
え、蒔生を?
それは構わないが……じゃあ一緒に行くか
うん。猫は割と好きな方
パンフレットを読み込んでいた顔を上げチェスターに頷く
へえ、じゃあここで克服だな?
意地悪く笑って
ここのカフェ、猫と触れ合えておやつも買えるらしい
本当だ、チェスターを見てるな
そこの黒猫もあんたを見――
めちゃくちゃ警戒してないか!?
僕知ってるぞこれやんのかステップだろ!
お、おう
おやつを取り出し慎重に黒猫に差し出してみよう

【マルサイ】計5名
成程、ねこねこ島と言うだけのことはありますね。どこを見ても猫が…
しゃがみ込むと毛を逆立て逃げる猫
…おや、残念
折り紙の鼠をいくつか、詫びとしてその場に留め
私は皆様の食事でも買ってくることと致しましょう。夜宵様、お手伝いいただけますか?
リーガル、蒔生をお願いします
チェスター様も。何か食べたいものはありますか?
そう心配せずとも方向感覚は優れている方ですよ
さ、道中件の『社長』でも探しますか
簡単になら会話もできますし、お会いすることが叶えば大凡の事情説明はしておきたく存じます
あくまでついでですよ?私はねこさん稲荷寿司が食べたい気分ですので
誤魔化すように微笑み、折紙の鼠を探知に走らせます
ねこねこ島に降り立てば、その名前通り、にゃーんと。
とてとてお出迎えに来てくれたのは、たくさんの猫たち。
そんなねこねこ島を訪れた目的は、猫達と戯れる……だけではなく。
「サイコブレイドも働き者だよなあ。猫を狙ってわざわざ別の星からやってくるなんて」
チェスター・ストックウェル(幽明・h07379)の言うように、サイコブレイドがやってくると星詠みの予知があったからだ。
勿論、サイコブレイドがここに来るのも、猫と遊ぶためではなく。
Anker候補であるという、一匹の猫の抹殺を狙っているのだという。
そしてサイコブレイドのことを口にしたチェスターの声に、古出水・蒔生(Flow-ov-er・h00725)もこくりと頷いて。
「ほんと、にゃんこを襲おうとか許せないよね」
「Ankerは僕たち√能力者の帰るべき場所。そんな存在候補を失うわけにはいかないし」
リーガル・ハワード(イヴリスの|炁物《きぶつ》・h00539)も真剣な表情で紡ぎながらも。
くるりと周囲に瞳を巡らせれば、こう続けるのだった。
「それ以前に。猫、可愛いよな」
猫は可愛い、真理です。
古出水・潤(夜辺・h01309)も、早速たくさんいる猫を見回してから。
「成程、ねこねこ島と言うだけのことはありますね。どこを見ても猫が……」
ふとしゃがみ込めば、フシャーッと毛を逆立て逃げる、もふもふ艶やかな尻尾が自慢のおじょうさまという愛称だという猫。
そんな猫の反応に……おや、残念、と小首を傾げつつも。
折り紙の鼠をいくつか、詫びとしてその場に留め置いておく潤。
そして、天使・夜宵(熱血を失った警官・h06264)も。
「猫カフェだが、猫寺だったかってのは聞いた事はあるが……こんなに猫がいる島が実在するもんなんだな」
そう言いながらもふと足元を見てみれば、毛並みが良いおぼっちゃまという愛称の猫がいて。
手を伸ばしてみるけれど――しゅたたっと、煙草臭いからか逃げていく。
そんな猫達に振られたふたりの様子に、チェスターは笑って。
「あはは、潤も夜宵も猫に好かれてるね」
蒔生もしゃがんでみれば、猫が避けるから追いかけて。
またしゃがめば避られ、再び追うものの。
(「だめか……錆臭いのかな……」)
何となく分かってはいたのだけれど、ちょっぴりしょんぼりはやはりしてしまう。
それから潤は、こう申し出て。
「私は皆様の食事でも買ってくることと致しましょう。夜宵様、お手伝いいただけますか?」
「飯の買い出し? あぁ、構わねぇよ」
「リーガル、蒔生をお願いします」
「え、蒔生を? それは構わないが……」
夜宵と共に、そう頼まれたリーガルは頷いて返してから。
……じゃあ一緒に行くか、と蒔生に声をかけつつも。
「わたしサクサク系の甘いのがいい」
「僕は腹にたまるものと冷たい珈琲を頼む」
買い物班に、それぞれお願いしながらも。
「夜宵さん、兄貴がフラフラしないように見といてね」
「ん? あー、了解。買い出しと潤の見張りは任せとけ」
「兄貴も、迷惑かけないように!」
蒔生は、夜宵と兄を交互に見るけれど。
妹の声に、相変わらずにこやかに笑みつつも返す潤。
「そう心配せずとも方向感覚は優れている方ですよ」
いや、それもそうなのだけれど、でもそうではなくて……みたいな不安を何だか覚えてしまうのは気のせいか。
それから潤は、チェスターにも訊ねてみれば。
「チェスター様も。何か食べたいものはありますか?」
「俺は食べられないから、代わりにセンスのいいお土産を頼むよ」
「……潤、夜宵。サボりメインにならないように」
「流石に、ここまで来てサボらねぇよ。見張りも任されたしな」
釘を刺しておくリーガルに、夜宵はそう返してから。
買出しと潤の見張りをするべくふたり、売店や弁当屋があるという方へと歩き出す。
そんな買い物へと向かったふたりとは別方向に歩きながらも。
「リーガルと蒔生は猫が好き?」
そうふと訊いてみたチェスターの問いに、リーガルはパンフレットを読み込んでいた顔を上げて。
「うん。猫は割と好きな方」
「うん、どっちかと言えば、すっごく」
チェスターに頷くリーガルの隣で、蒔生もそう返す。
兄が置いた折紙にてしてしっとじゃれつく猫を見てるだけでも、やはり癒されるって思うから。
だが、ふたりに訊ねたチェスターはというと。
「俺は……正直苦手意識が」
……偶に幽霊の俺の姿が見える奴がいて、じっと視線を向けてくるんだ、と。
そんな言葉に、蒔生とリーガルは彼を見遣ってから。
「あはは! 意外……でもないか。チェスターさんネコ科っぽいもんね」
「へえ、じゃあここで克服だな?」
蒔生に続いて意地悪く笑えば、リーガルは続ける。
……ここのカフェ、猫と触れ合えておやつも買えるらしい、って。
そしてそんな隣を行く彼が宿す表情に、蒔生は気づいて。
「うわ、リーガルさんがわっるい顔してる。でもいいじゃん猫カフェ! 憧れだったの」
それはそれとして、猫カフェと聞けばわくわくしちゃうから――入ろ入ろ! 早く! と。
ふたりを逸るように促し、いざ猫カフェ状態のねこねこ喫茶店へ。
それから、買ってもらったおやつをそっと置いてみれば。
「ああ~食べてるぅ~!」
とててっと寄ってきて、はむはむ食べる猫を嬉々と眺める蒔生。
そしてチェスターも入店すれば……げ、と顔を顰めてしまう。
だって――見えないはずの自分へと、じいっと。
「あの白猫、こっちを見て……」
「本当だ、チェスターを見てるな」
「おわ、座った……!」
白猫がめっちゃ見てくるかと思えば、すとんと。
自分がかく胡座の上に座って寛ぐ白猫を見て、恐る恐る手を伸ばすチェスター。
その瞬間、ぱちりと見開いた瞳を大きく瞬かせてしまって。
「……触った感覚はないけど。みんなが猫を可愛がる理由がわかった気がす――」
「そこの黒猫もあんたを見――」
「あ、いいなぁ膝乗り……え?」
三人は揃って、思わずチェスターをガン見している黒猫を見遣ってしまう。
だって、ぴょんぴょんと跳ねだして、背中を丸めて、ふしゃー!!
「わ、わ! 何それ何その動き! 尻尾がぶわって……!」
「めちゃくちゃ警戒してないか!?」
蒔生の声に、リーガルも驚愕しつつ続ける。
「僕知ってるぞこれやんのかステップだろ!」
「やんのかステップ? 警戒!?」
チェスターは、自分を大きくみせようと、やんのかステップを踏んでくる黒猫を、必死に宥め始めるも。
「どうどう、一旦落ち着こう。あのお姉さんのところにおやつが……ああもう! リーガル、見てないでそいつを押さえてよ!」
「リーガルさんこれ、にゃんこおやつ!」
チェスターの声にぱちり、蒔生から渡された猫のおやつを受け取って……お、おう、なんて。
ちょっぴり戸惑い君に、おやつを取り出し慎重に黒猫に差し出してみるのだった。
そんな、猫カフェ班が、やんのかステップを黒猫に踏まれているとは当然いざ知らず。
「さ、道中件の『社長』でも探しますか。簡単になら会話もできますし、お会いすることが叶えば大凡の事情説明はしておきたく存じます」
「動物と話せんのは、こういう時便利なもんだな。てなると、『社長』見つけれさえすれば話すのは任せる」
潤と共に買出しに向かいながらも、夜宵も例の『社長』と呼ばれている猫を探してみることにして。
もしも見つければ、社長との会話はお任せ……なんて、思った夜宵であったのだけれど。
「あくまでついでですよ? 私はねこさん稲荷寿司が食べたい気分ですので」
そんな潤の言葉を聞けば……ん?待てよ、とふと気づいたのだ。
「もしかして、自分が食いてぇから飯買いに行くって言ったか?」
だが潤は誤魔化すように微笑んでから、探知に走らせてみるのは折紙の鼠。
それから、ねこさん稲荷寿司に何気にうきうきしている潤の姿を見れば、夜宵は溜息をついてから。
「まぁ、この流れも慣れたが……」
買い物の合間に、左目の義眼に少し意識を集中し、凶眼穿孔を発動させておく。
相変わらず猫達に潤とふたり、そっと避けられつつも――『社長』だけじゃなくて敵の気配も探っておくか、と。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【69課】
皆さんと捜査に来たよ!
多数のネコチャンが集う港付近にて
それぞれゲットした品を持ち寄って再集合したら聞き込み&ランチタイム!
ボクのはねこ型サンドウィッチ!
買い過ぎちゃったんで皆で食べましょ♪
さっきから近付いてきたネコチャンズにひたすら頭突きされてんだけど。
…マジなんなの?どんな感情?
困惑しつつも胸元のもふ毛を高速でカキカキ。
ボクのゴッドフィンガーで落とせなかった相手は居ませんからね!
櫃石さんの運命のネコチャンとの出会いをメッチャ応援しつつ
ボク自身は依月くんと、ネコチャンと真顔で会話する相棒が尊過ぎてガン見しちゃいそう。
藍ちゃんのお耳にアタックしたヤツは
秘儀・高速カキカキで蕩けさせるね!

【69課】
猫の島は全国にあるようで此処は特に地域興しが盛んなようです
私は飲み物を用意しました
アイスが乗ったクリームソーダやプッシーキャットというノンアルコールカクテルですね
ペットボトルの飲み物も用意しています
よろしければどうぞ
皆さんが買ってきたものを頂きながら猫と交流しましょう
私は動物と話せるので猫達にこの島のことや
ターゲットになっている『社長』について伺います
逝名井さん、柳さん、そんなに珍しいでしょうか……?
彼等も協力者だと思うのですが
櫃石さんは猫を飼いたいとのこと
これは縁ですので彼の言う通り見守ります
それより一戸さんが遊ばれてしまっているので宥めなくては
猫は何に興味を示すか分かりませんね

【69課】
猫がたくさんだ…!
早々俺達を歓迎してくれるとは余程慣れているのだろう
早速遊びたい所だが、まず各々食事を買って集合だったな
ではまた会おう!
俺が買ってきたのはねこねこ幕の内弁当とねこさん稲荷寿司だ
おやつにねこねこパンも買ってきたし、猫用のおやつと猫じゃらしも忘れていないぞ
今回の目的はサイコブレイドの撃退もあるのだが猫を飼いたくてな
ここでいい出会いがあるといいのだが
道明は動物と話せると聞いていたが…いや、チートには頼らないぞ
逝名井、猫の頭突きは挨拶と愛情表現なんだぞ、羨まけしからん
一戸までヒレ耳が大人気で
くっ…会話をせずともヒレがなくとも俺を好いてくれる猫はいるはずだ
この、猫じゃらしで…!

【69課】の皆さんと
擬人化装置を使用し人型になって参加
ここが猫さんがいっぱいの島……!
わぁ、さっそくお出迎えしてくれる猫さんが
かわいいですね〜
あちらで猫さんの形のドーナツを売ってました!
種類が豊富で、ついいっぱい買ってしまいました。皆さんどうぞ
皆さんが持ってきた食べ物も、どれもおいしそうです
湖武丸さん、猫さん飼われるんですか。相性ぴったりの子が見つかるといいですね
猫さんには猫用おやつを……なんだか鼻を近付けてくる猫さんが多いような……?
あー、いけません! 耳にじゃれつくのはご遠慮ください!
アロワナのヒレ耳はおもちゃでもおやつでもありませんよ〜!

【69課】
ねこねこねこねこ……
かわいいなあ。
俺、猫のいっぱいいる神社なら依頼で行ったことあるけど、あれは猫であって猫じゃなかったんだよなあ……
いわゆる猫島なのかと思ったけど、こういうレジャー施設なのか。
食い物もお土産っぽいのも全部猫だらけ。
猫好きだともう出てこれなさそう。
と、そうだった。
社長もさりげなく探しとかねえと。
俺は猫団子と猫大福をゲットしたぜ!
これも皆で食べようぜ。
おお、シェアしてるうちにもめっちゃ猫寄ってくるんだけど……
櫃石は猫飼いたいのか?
いい縁があるように祈っとくな。
俺も猫に興味はあるけど、勝手なことしたらあの人に怒られそう。
猫と話す道明さんがギャップというかなんというか……
今回、この島に降り立った理由は、依頼を請け負ったから。
だから一応、遊びに来ただけではないのだけれど。
「ねこねこねこねこ……かわいいなあ」
柳・依月(ただのオカルト好きの大学生・h00126)が向ける視線の先はまさに、ねこねこねこねこ。
いや、依月にとって、このようなたくさんのねこねこ状態は初めてではない、のだが。
(「俺、猫のいっぱいいる神社なら依頼で行ったことあるけど、あれは猫であって猫じゃなかったんだよなあ……」)
でも今回は、正真正銘、本物の猫だらけなのだ。
「猫がたくさんだ……!」
櫃石・湖武丸(蒼羅刹・h00229)も、島へ降り立つと同時に沢山の猫からお出迎えされて、わくわくそわりとしながらも。
(「早々俺達を歓迎してくれるとは余程慣れているのだろう」)
この島の猫達は人懐っこく、人に随分と慣れている様子。
そして、今日は擬人化装置を使用して、人型で参加している一戸・藍(外来種・h00772)も。
「ここが猫さんがいっぱいの島……! わぁ、さっそくお出迎えしてくれる猫さんが」
……かわいいですね〜、って。
物怖じせずにとてとて寄ってくる猫達に目を向ける。
だが、この島の猫が人慣れていることも、何ら不思議な事ではなく。
「猫の島は全国にあるようで此処は特に地域興しが盛んなようです」
道明・玻縷霞(黒狗・h01642)の言うように、猫は大人気だから、地域活性にもなるし。
そもそもここは、猫と訪れた人が戯れるための場所であるのだ。
「いわゆる猫島なのかと思ったけど、こういうレジャー施設なのか」
依月が視線をふと巡らせてみただけでも、食い物もお土産っぽいのも全部猫だらけ。
のどかな離島というコンセプトのようであるが、レジャー施設のため、過ごしやすいように工夫がさりげなくされているし。
猫が人に慣れているのも、そのためであるし。
だから余計に、依月は思うのだった。
「猫好きだともう出てこれなさそう」
けれど勿論、忘れてはいません。
「と、そうだった。社長もさりげなく探しとかねえと」
この島に来たのは、サイコブレイドに狙われるAnker候補の猫『社長』を探して守ることが目的なのである。
というわけで、皆と共にこの島にやって来た逝名井・大洋(TRIGGER CHAMPLOO・h01867)は早速、ねこねこ島の捜査を……する、その前に。
まだまだサイコブレイドがくる夜まで、時間もたっぷりあるのだから。
多数の猫が集う港付近で、まずはそれぞれ、気になったねこねこな品をゲットして持ち寄って。
再集合したら、聞き込み&ランチタイム! という作戦だから。
「早速遊びたい所だが、まず各々食事を買って集合だったな」
……ではまた会おう! と。
湖武丸も一旦皆と別れていざ、島のおいしいもの探しへ。
それから予定通り再集合すれば、猫達も美味しいものの気配を感じてか、にゃーと集まってきたから。
早速皆でねこねこピクニック気分、ランチタイムのはじまりです。
というわけで、ずらりと並べられたのは、それぞれが購入してきた戦利品。
「ボクのはねこ型サンドウィッチ! 買い過ぎちゃったんで皆で食べましょ♪」
「俺が買ってきたのはねこねこ幕の内弁当とねこさん稲荷寿司だ」
大洋と湖武丸が買ってきたのは、おなかも満たせるサンドイッチやお弁当や稲荷寿司。
勿論どれも、ねこねこ仕様の可愛さで。
それに湖武丸は、さらに追加で並べる。
「おやつにねこねこパンも買ってきたし、猫用のおやつと猫じゃらしも忘れていないぞ」
ねこねこパンや、猫たちのおやつ、そしてぴこりと揺れる猫じゃらしも。
そして、玻縷霞が購入してきたのは。
「私は飲み物を用意しました。アイスが乗ったクリームソーダやプッシーキャットというノンアルコールカクテルですね」
ごはんには欠かせない、飲み物類。
ぷかり猫アイスの浮かんだクリームソーダはひんやりしゅわりとのど越しもよく、プッシーキャットも柑橘系のトロピカルな味わいで。
「ペットボトルの飲み物も用意しています。よろしければどうぞ」
抜かりなく他に用意しているのは、食事にも適した定番の飲み物類。
そしてやはり、これは必要不可欠。
「あちらで猫さんの形のドーナツを売ってました!」
「俺は猫団子と猫大福をゲットしたぜ!」
藍と依月が買ってきたのは、いわゆる食後のねこねこデザート。
「種類が豊富で、ついいっぱい買ってしまいました。皆さんどうぞ」
「これも皆で食べようぜ」
そう、甘い物は別腹ですから!
ということで。
「皆さんが持ってきた食べ物も、どれもおいしそうです」
「皆さんが買ってきたものを頂きながら猫と交流しましょう」
猫たちも一緒に――いただきます!
そして、はむりと味わっていれば、てしてしっ。
「おお、シェアしてるうちにもめっちゃ猫寄ってくるんだけど……」
依月は、自分達にもシェアして! と言わんばかりに寄ってくる沢山の猫を見遣って。
湖武丸も、くるりと視線を巡らせれば、今回の個人的なもうひとつの目的を口にする。
「今回の目的はサイコブレイドの撃退もあるのだが猫を飼いたくてな」
……ここでいい出会いがあるといいのだが、と。
この島の猫と気が合えば、連れて帰ることもできるというから。
「湖武丸さん、猫さん飼われるんですか。相性ぴったりの子が見つかるといいですね」
「櫃石は猫飼いたいのか? いい縁があるように祈っとくな」
そう声を掛けた藍と依月は勿論のこと。
玻縷霞も、これは縁ですので、と彼の言う通り見守る姿勢で。
大洋も、彼と運命のネコチャンとの出会いをメッチャ応援している……のだけれど。
――ぽふんっ、もふっ。
「さっきから近付いてきたネコチャンズにひたすら頭突きされてんだけど」
先程から突進してくる子たちの行動に首を傾げてしまう。
……マジなんなの? どんな感情? って。
でも、困惑しつつも――猫の胸元のもふ毛を、高速でカキカキ。
「ボクのゴッドフィンガーで落とせなかった相手は居ませんからね!」
持ち前のテクニックを駆使して巧みにさわさわすれば、ふにゃ~んと蕩けていく猫たち。
自分に寄ってきてくれる猫待ちな湖武丸は、そんな大洋の様子を見て。
「逝名井、猫の頭突きは挨拶と愛情表現なんだぞ」
モテモテな彼へと紡ぎ落とす……羨まけしからん、と。
依月も、寄って来ては甘えてくる色々な子に目を向けては癒されるものの。
(「俺も猫に興味はあるけど、勝手なことしたらあの人に怒られそう」)
勝手に猫を連れて帰ったら、きっと何か言われそう。
そして、猫達と仲良くなった頃合いをはかって。
玻縷霞は、猫達に聞き込みをしてみることに。
「にゃーにゃにゃ、うにゃん?」
そう、彼は動物とお話ができるから、猫語で色々訊ねてみる。
この島のことや、ターゲットになっている『社長』について。
『にゃ、にゃん、にゃー』
「にゃにゃ、ふにゃん」
いや、意思疎通できている感はすごくするし、有力な情報も得られそうであるが。
「猫と話す道明さんがギャップというかなんというか……」
依月は、にゃんにゃん真剣に猫語で聞き込みをしているその姿を思わず見てしまうし。
大洋も真顔でネコチャンとお喋りする相棒をガン見する。ええ、尊過ぎて。
そして湖武丸も、彼へと視線を向けつつも。
(「道明は動物と話せると聞いていたが……いや、チートには頼らないぞ」)
そうふるりと決意を固めつつ、引き続き運命の猫探しを。
それから一通り聞き込みが終われば、玻縷霞はふと小さく首を傾ける。
「逝名井さん、柳さん、そんなに珍しいでしょうか……?」
……彼等も協力者だと思うのですが、なんて。
そして藍は、嬉々と猫さんたちにも、猫用おやつを……あげていたのだけれど。
「なんだか鼻を近付けてくる猫さんが多いような……?」
そう気づけば刹那、ハッとする。
「あー、いけません! 耳にじゃれつくのはご遠慮ください!」
――アロワナのヒレ耳はおもちゃでもおやつでもありませんよ〜! って。
でも思わずお耳をひくひくさせれば、余計に興味をひいちゃって、うにゃにゃっと猫たちがじゃれついてくるから。
大洋はすかさず、アロワナのヒレ耳をてしてしする子たちを抱っこして。
彼女にお耳にアタックしたネコチャンは、秘儀・高速カキカキで蕩けさせます!
玻縷霞も、そっと耳に飛び掛かる子をキャッチしつつもなでなで。
「それより一戸さんが遊ばれてしまっているので宥めなくては」
猫を落ち着かせながらも再び微か首を傾ける……猫は何に興味を示すか分かりませんね、と。
そんな、ヒレ耳で猫を夢中にさせてしまっている大人気な藍を、湖武丸は見遣りながらも。
「くっ……会話をせずともヒレがなくとも俺を好いてくれる猫はいるはずだ」
しゃきんっと手にするのは、猫が大好きに違いない秘密道具。
ということで――この、猫じゃらしで……! と。
ぴこぴこふりふり、猫にモテモテな皆に続けるようにと、頑張って運命の猫を手繰り寄せます!
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【紫の絆】で参加
「社長」さんを守るのはもちろんですが、猫さんたちが平和に暮らす島に物騒な襲撃ゆるすまじ!!全部がねこねこの素敵な島に不躾な輩は必要ないです!!
でもせっかくなのでねこねこ島を4人で楽しみます!!サンドイッチ、ねこねこパン、ドーナッツとねこ団子を買い込み、猫さんが多くいる原っぱへ!!
わ〜・・・!!本当猫だらけだ。まず腹ごしらえしてと。何気に昴さん猫型アイスキャンデー人数分持ってきてるし!!サプライズ?嬉しいなあ。
ああ、あまりにも猫が可愛くてねこだまりにお邪魔したくなった・・・お昼寝していい?許可をもらったので、ねこだまりでお昼寝します。幸せ〜。

【紫の絆】で参加
猫さんたちが平和にまったり過ごす島に物騒な襲撃をしようとしている不埒な輩、許しません!!件の「社長」さんはもちろん、島の平和もまもってみせます!!
まずはねこねこ島を満喫しなきゃですね。お弁当にサンドイッチ、ねこねこパン、ドーナッツ、猫だんご・・・買いすぎでは?まあ4人なら大丈夫ですね。
お弁当を食べてから、膝に猫を2匹ほど乗せてもふもふします。うわ、ふわふわ・・・猫の可愛い鳴き声を聞いてたら眠くなってきました・・・・お姉ちゃんはすでにねこだまりで寝息をたてていますが、私も猫1匹抱いて寝ていいですか?時間になったら起こしてくださいね。おやすみ〜。

【紫の絆】で参加
ねこが一杯暮らすねこねこ島、しかも猫と楽しく過ごす環境が充実、提供する食事も猫にちなんだもの・・・これだけ猫に振り切った島は初めて見た。猫と仲良く共生するこの島を、物騒な輩に荒らされるわけにはいかないね。
綾音と彩綾と弁当を買ってる間、昴がどっか行ったようだ。戻ってきて持ってたのはなるほど、猫にあげるカリカリとおもちゃ。ところで昴、なぜ猫型アイスキャンディーを4人分持ってるんだい?まあ、甘いもの好きならつい手に取ってしまうよね。
昴が猫と遊んで頭と肩に昇られてるのに微笑みながら猫じゃらしで遊び、カリカリをあげる。もう綾音と彩綾は夢の中か。しばらく眠らせててあげようかね。

【紫の絆】で参加
ここまで全力で猫の事を推してる島は珍しいぜ。探偵として迷い猫とか広い猫とかよくみてる身としては安心して猫が暮らしてる場所は守りたいよ。もちろん「社長」の居場所でもあるしな。
女性3人が弁当を買ってる間、猫用のカリカリとおもちゃをもらってくる。それに猫型アイスキャンディーにどうしても惹かれるので人数分もらってくる。
猫じゃらしで遊んでカリカリをあげてたら高いはずなのに頭に肩に猫に乗られて猫まみれになる。何故か動物に懐かれるんだよな、俺。嫌じゃないんだけど。
ああ、猫と一緒に綾音と彩綾が幸せそうに眠ってる。最近戦い続きだったからな。疲れてるだろうからしばらく眠らせてあげよう。
猫が沢山いる場所というだけならば、探せば結構あるだろうけれど。
藤原・菫(気高き紫の花・h05002)は降り立った島を見回し、パンフレットを再度眺めつつ、改めて紡ぐ。
「ねこが一杯暮らすねこねこ島、しかも猫と楽しく過ごす環境が充実、提供する食事も猫にちなんだもの……これだけ猫に振り切った島は初めて見た」
「ここまで全力で猫の事を推してる島は珍しいぜ」
海棠・昴(紫の明星・h06510)も、菫の言葉に大きく頷いて返してから。
今回ここに来た目的を思い返しつつ、今の気持ちを口にする。
「探偵として迷い猫とか広い猫とかよくみてる身としては安心して猫が暮らしてる場所は守りたいよ。もちろん「社長」の居場所でもあるしな」
「猫と仲良く共生するこの島を、物騒な輩に荒らされるわけにはいかないね」
このねこねこ島に来た目的は、サイコブレイドに狙われるというAnker候補「社長」という猫を守るため。
そして、敵の目的を聞いた桐生・彩綾(青碧の薫風・h01453)と桐生・綾音(真紅の疾風・h01388)も、ぐっと気合充分。
「猫さんたちが平和にまったり過ごす島に物騒な襲撃をしようとしている不埒な輩、許しません!! 件の「社長」さんはもちろん、島の平和もまもってみせます!!」
「「社長」さんを守るのはもちろんですが、猫さんたちが平和に暮らす島に物騒な襲撃ゆるすまじ!! 全部がねこねこの素敵な島に不躾な輩は必要ないです!!」
当然ながら「社長」に危害を加えさせるなんて絶対にさせないし。
平和に暮らすいっぱいの猫達にだって危険が及ぶかもしれないような目論みは阻止します!
とはいえ、サイコブレイドがやって来て、行動を起こすのは夜だというから。
「でもせっかくなのでねこねこ島を4人で楽しみます!!」
「まずはねこねこ島を満喫しなきゃですね」
猫さんと仲良くなっておいたり、島をあらかじめ見たりだとか。
あとは何より、襲撃に備えて腹拵えをするべく。
早速、島の小さな商店街風な店へとお買い物を。
というわけで――サンドイッチにねこねこパン、ドーナッツとねこ団子も!
「……買いすぎでは?」
彩綾はちょっぴりだけそうも思ったけれど、でもすぐに思い直す……まあ4人なら大丈夫ですね、って。
だから気になるねこねこな食べ物を買い込めばいざ、猫さんが多くいるという原っぱへ!
そして綾音と彩綾が弁当などを買っている間、菫はふと気づく。
(「昴がどっか行ったようだ」)
いつの間にか、昴の姿がないということに。
でも彼が戻ってきた姿を見れば、持ってるものに、なるほど、と納得。
昴がぬかりなくもらってきたのは、猫にあげるおやつのカリカリと猫じゃらしなどの猫用のおもちゃ。
いや……昴がもらってきたのは何もそれだけではなくて。
「ところで昴、なぜ猫型アイスキャンディーを4人分持ってるんだい?」
「まず腹ごしらえしてと。何気に昴さん猫型アイスキャンデー人数分持ってきてるし!!」
「猫型アイスキャンディーにどうしても惹かれたから、人数分もらってきた」
可愛くて冷たくて美味しそうな、猫さんのアイスキャンディーを人数分も。
綾音は嬉々とそんな冷え冷えなアイスキャンディーを早速受け取って。
「サプライズ? 嬉しいなあ」
「まあ、甘いもの好きならつい手に取ってしまうよね」
菫は勿論、昴が……それに綾音や彩綾だって、甘い物が好きなのを知っているから。
猫型アイスキャンディーにどうしても惹かれるので人数分もらってきたという彼から、差し出されたそれを受け取りつつ。
「わ〜……!! 本当猫だらけだ」
綾音も美味しくおなかを満たせば、いっぱい集まって来た子たちに瞳を輝かせて。
猫じゃらしでぴこぴこ遊んであげて、カリカリをあげていた昴だけれど――ひょこり、よじよじ。
高いはずなのに、頭に肩にと猫に乗られて、あっという間に猫まみれになる。
「何故か動物に懐かれるんだよな、俺。嫌じゃないんだけど」
そう紡ぐ昴の猫まみれな様子に微笑みながら、菫も猫じゃらしでぴこりと遊んであげつつ、カリカリをあげる。
それから、綾音と彩綾もお弁当やスイーツを食べておなかいっぱいになれば、もふもふふかふか。
「うわ、ふわふわ……猫の可愛い鳴き声を聞いてたら眠くなってきました……」
にゃーと鳴く猫たちの声を聞きながら、膝に猫を2匹ほど乗せてもふもふしていた彩綾の目がとろん。
いや、彩綾だけではなく、綾音だって同じく。
「ああ、あまりにも猫が可愛くてねこだまりにお邪魔したくなった……お昼寝していい?」
それから、うにゃんと許可をもらえば、ごろり――幸せ〜って、ねこだまりでお昼寝をします!
彩綾はそんな素早い姉の様子を見つつ、後に続いてごろん。
「……お姉ちゃんはすでにねこだまりで寝息をたてていますが、私も猫1匹抱いて寝ていいですか?」
ぎゅうと、1匹の猫を抱っこしながら。
「時間になったら起こしてくださいね。おやすみ〜」
暫しのおひるねタイムを満喫しちゃいます。
そんなふたりすややかな姿を、昴と菫は見守るように見つめて。
「ああ、猫と一緒に綾音と彩綾が幸せそうに眠ってる」
「もう綾音と彩綾は夢の中か。しばらく眠らせててあげようかね」
「最近戦い続きだったからな」
菫と共に頷きながらも、昴は姉妹達へと向けた瞳をそっと細める――疲れてるだろうからしばらく眠らせてあげよう、って。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【樂園】
むふふ……ふわふわの猫がたくさんいるわ
ララは猫とのふれあい方をしっているのよ
じっと見つめてはいけないんですって
ララが寄ると猫は逃げてしまうのだけど…々今日こそは仲良くなってみせるわ
マリー、宵、いきましょう
むむんと気合を入れて、猫に挑むの
マリーを倣って、ささみで釣ってみるわ
…目を逸らして合わせないようにしながら……横目で観察よ
!?
ララのももんが尻尾にのぼってきたわっ
蹴り蹴りされてるの
可愛いけどボサボサになってしまうのよ
ごろごろしてる隙をついて、抱っこを試みるの
…ふわふわ……抱っこしてもいいかしら?
…できたわ…!かなり手を突っ張っているけれど
みて、マリー、宵。
ぽかぽか猫日和もわるくないわね

【樂園】
アドリブその他諸々歓迎。
わー猫ちゃんいっぱい!
マリーちゃん、ララちゃんいっぱいいるよ!
二人は餌か……よし、僕はこれだー!と手に入れた猫じゃらしを手にして、一緒にあそぼー猫ちゃん!
こう寄ってきたくなる様に動かして……寄ってきた猫ちゃんと遊ぶの!
二人はだっこ?素敵ね!それぞれ仲良くなれていい感じーー!
僕はだっこはー……わっ!?
っと飛び込んできた猫ちゃんもふっと抱っこする感じ。もっと遊べって?いいよ、とことん遊ぼう!ともっかい猫じゃらし構え直しますの。

【樂園】
ここが噂のねこねこ島!
見渡せばあっちもこっちも可愛い猫さん達がいますね!色んな猫さん達と仲良くなれるといいなぁ。
お日様ぽかぽか日当たり良好な広場で猫さん達と遊びます。
おやつを持ってれば誰か近寄ってきてくれるかな?
ししゃもを片手に猫が寄ってくるまでのんびり待ってます。
近寄ってきてくれたら、ししゃもをあげて食べてる所を見学。
可愛いですねー!触ってみたいけど、触っても大丈夫かしら?
猫さんが許してくれそうだったら、なでなでしてから抱っこしてみる。
抱っこできたら、ララさんと十六夜さんの元に見せに行きます!
船から降り立って、くるりと見回せば。
ねこねこ島という名前の通り、あっちにも猫、こっちにも猫!
十六夜・宵(思うがままに生きる・h00457)は、そんなたくさんいる猫達を見つめた後。
「わー猫ちゃんいっぱい! マリーちゃん、ララちゃんいっぱいいるよ!」
ララ・キルシュネーテ(白虹迦楼羅・h00189)とマリー・エルデフェイ(静穏の祈り手・h03135)に、キラキラ輝かせた瞳を向ける。
そして、マリーもララも、宵と一緒にきょろりと周囲を見回して。
「ここが噂のねこねこ島!」
「むふふ……ふわふわの猫がたくさんいるわ」
「見渡せばあっちもこっちも可愛い猫さん達がいますね!
……色んな猫さん達と仲良くなれるといいなぁ、って。
そう紡ぐマリーの声を聞けば、ララはちょっぴりえっへん。
「ララは猫とのふれあい方をしっているのよ。じっと見つめてはいけないんですって」
猫と仲良くなる方法は、ちゃんと聞いて心得ている……とはいえ。
「ララが寄ると猫は逃げてしまうのだけど……今日こそは仲良くなってみせるわ」
実際はまだ試してみてないから、猫に逃げられないように仲良しになるのが目標です!
というわけで、気合をいれて、むむん。
「マリー、宵、いきましょう」
いざ、猫達と仲良しになる作戦に挑みます!
ということで、マリーがパンフレットで見つけたのは、島の公園にあるおひさま広場。
お日様ぽかぽか、日当たりも良好で。猫さん達も沢山いるし、いっぱい遊べそう。
だからまずは、猫の気をひいて、来てもらえるように。
「おやつを持ってれば誰か近寄ってきてくれるかな?」
ししゃもを片手に、猫が寄ってくるまでのんびり待つことにして。
ララもマリーを倣って、ささみで釣ってみることに。
そして教えて貰ったふれあい方を思い返しながら、その通りに、猫をじっと見ないようにと。
(「……目を逸らして合わせないようにしながら……横目で観察よ」)
ちらちらっと、目が合わないように様子をそっと窺っていれば――。
「――!?」
急に尻尾にもふっと何かが乗っかかってきて、思わずびっくり。
ふと振り返ってみて見れば、うにゃうにゃーんって。
「ララのももんが尻尾にのぼってきたわっ。蹴り蹴りされてるの」
ひしっとしがみついているその姿だって、とてもかわいいことには違いないのだけれど。
「可愛いけどボサボサになってしまうのよ」
ララはそう、尻尾を蹴り蹴りしている子へと目を向ける。
それから宵は、ししゃもやささみを手にしているふたりの姿を見れば。
「二人は餌か……」
――よし、僕はこれだー! と。
しゃきんと手にするのはそう、猫じゃらし!!
というわけで早速、ぴこり、ぴこぴこ。
「一緒にあそぼー猫ちゃん!」
でもただ、闇雲に動かすのではなくて。
「こう寄ってきたくなる様に動かして……」
猫の気をひくように、ゆうらり大きく揺らしたり、素早くぴこらせたりすれば。
うにゃんっと何匹かの猫が飛びついてきたから。
(「寄ってきた猫ちゃんと遊ぶの!」)
巧みな猫じゃらしの動きで猫達を翻弄し魅了つつも、思い切り遊びます!
そしてししゃもを手に待っていたマリーの元にも、にゃーん。
近寄ってきてくれた猫にししゃもをあげて、はむはむと食べている所を見学しつつ。
「可愛いですねー! 触ってみたいけど、触っても大丈夫かしら?」
手を伸ばしても嫌がる素振りもなく、むしろ撫でて欲しそうだったから。
マリーは猫をもふもふなでなで、そっと抱っこしてみる。
それから、思いがけず尻尾に乗られて、猫に不意をつかれたララであったけれど。
(「ごろごろしてる隙をついて、抱っこを試みるの」)
今度はこっちが不意をついて――もふり。
「……ふわふわ……抱っこしてもいいかしら?」
そうと抱っこを試みれば。
「……できたわ……! かなり手を突っ張っているけれど」
もふもふふわふわ、猫さんの抱っこに成功!
うんっと突っ張ってはいるものの、嫌がって逃げたいという素振りはなさそうだから。
「みて、マリー、宵」
「ララさん、十六夜さん、見てください、私も抱っこできました!」
マリーと一緒に、抱っこした猫さんを見せ合いこ。
そして宵にも見せてあげながらも、ララはご満悦に笑み咲かせる。
――ぽかぽか猫日和もわるくないわね、なんて。
それから宵は、ふたりが抱っこしている猫たちを交互に見ながらも。
「二人はだっこ? 素敵ね!それぞれ仲良くなれていい感じーー!」
「十六夜さんも抱っこします?」
マリーにそう言われた――次の瞬間。
「僕はだっこはー……わっ!?」
ぴょんっと飛び込んできた猫ちゃんを、もふっと抱っこ!
そんなヤンチャな猫さんだから、抱っこして貰った後も、てしてしっ。
遊んでーとお強請りされれば、宵はこくりと頷いて返して。
「もっと遊べって? いいよ、とことん遊ぼう!」
再びしゃきんと猫じゃらしを構えなおして、さらに巧みにぴこぴこ、全力で遊んであげます!
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【ビート先輩(h06435)と】
ねこ!猫!ねこ!
珠沙さんは猫又だから、猫大好き!
島に降り立って猫のおやつをいただいたら
ビート先輩をひっぱって早速猫だまりへ!
ふふふ、珠沙さんの猫又の勘が
海が近くておひなたぼっこできる場所に
猫さんはいると告げている…ほら、いた!
にゃーんと鳴きながらこんにちは!ってご挨拶
おやつをあげればきっと仲良くなれるよね
海のお魚の匂い、おひさまの匂い
猫じゃなくてもお昼寝したくなっちゃう
お前は鼻の下が黒いからきっと「部長」だね
この子は目がぱっちりだから「受付嬢」さん
社長はどこにいるのかなあってお喋りしつつ
ふわあと大きなあくび
お昼寝しようか、ビート先輩

【五十鈴・珠沙(h06436)と一緒に】
自分も猫は大好きなので
助けになれると良いなぁと件の猫島に
ほうほうこれが猫の島、と眺めていると
すぐにすずすずに引っ張られるがままに猫だまりへ
まぁここはすずすずの猫の直感を信じてみましょう
おぉ、流石猫又、面目躍如。
真似してにゃあにゃあ口ずさみながら
オヤツを手に持ち近付いてくるのを待って
夏の日差しと海からの照り返りで
程よく暖かくて猫が集まるのもわかるなぁ
お、見事な毛並み。野良でこれは中々、「お嬢様」かな?
こっちはふくよか。うーん、「富豪」?
すずすずの欠伸を見たら移ってしまってこっちも大きな欠伸
そうだね、果報は寝て待てと言うしねぇ
到着する前から、うきうきわくわく、尻尾もゆらりら。
「ねこ! 猫! ねこ! 珠沙さんは猫又だから、猫大好き!」
猫又である五十鈴・珠沙(Bell the cat・h06436)にとって、猫は同士でお友達。
そして珠沙と一緒に並ぶ浮石・尾灯(ウキヨエ・妖怪・ヒーロー・h06435)だって、勿論。
(「自分も猫は大好きなので、助けになれると良いなぁ」)
心躍らせはしゃいでいる珠沙をほっこり見守りつつも、そう件の島――ねこねこ島へ。
猫達と遊ぶこともだけれど、Anker候補の猫「社長」が、サイコブレイドに狙われるという星詠みを聞いたから。
でも、まだサイコブレイドがこの島に来る夜まで、たっぷり時間はあるから。
珠沙はぴょこんと島に降り立って、猫のおやつもばっちり貰ったら。
ほうほうこれが猫の島……なんて周囲を眺めていた尾灯の手を取って。
彼をぐいぐいひっぱって、早速目指すは猫だまりへ!
尾灯もすぐに彼女に引っ張られるがままに、島を行きながらも。
(「まぁここはすずすずの猫の直感を信じてみましょう」)
同じ猫である珠沙の直感を信じて、導かれるまま共に駆けていけば。
珠沙のお耳が、ぴこんっ。
「ふふふ、珠沙さんの猫又の勘が、海が近くておひなたぼっこできる場所に猫さんはいると告げている……ほら、いた!」
「おぉ、流石猫又、面目躍如」
思った通り、海の近くの広い公園に、たくさんの猫だまりを発見!
それから、思い思いに過ごしている猫さんたちをびっくりさせないようにそっと近寄って。
にゃーんと鳴きながら、こんにちは! ってご挨拶!
そして、にゃーんと返ってくるお返事を聞きながら、猫達に差し出すのはおやつ。
(「おやつをあげればきっと仲良くなれるよね」)
尾灯も珠沙の真似っこをして、にゃあにゃあ。
猫みたいに口ずさみながら、おやつを手に持って。
珠沙と並んで一緒に、猫達が近付いてくるのを待ちながらも、ふと思う。
夏の日差しと海からの照り返りで、キラキラぽかぽか、今日は絶好の日向ぼっこ日和だから。
「程よく暖かくて猫が集まるのもわかるなぁ」
「猫じゃなくてもお昼寝したくなっちゃう」
珠沙も尻尾をゆらゆら、夢見心地に。
だって、優しく吹き抜ける風が纏うのは――海のお魚の匂い、おひさまの匂い。
そうのんびりしていたら、おやつちょうだいーって、猫達がいっぱい集まってきたから。
「お、見事な毛並み。野良でこれは中々、「お嬢様」かな? こっちはふくよか。うーん、「富豪」?」
「お前は鼻の下が黒いからきっと「部長」だね。この子は目がぱっちりだから「受付嬢」さん」
ふたりで、来てくれた子たちの愛称を予想したりして。
珠沙はふと、くるりと猫達を見回してみながらも。
「社長はどこにいるのかなあ」
そうこてりと首を傾けるのだけれど。
どうやらまだここには「社長」はいないみたい……?
けれど、社長って呼ばれているくらいだから、のんびり社長出勤かもしれないし。
珠沙がふわあと大きなあくびをすれば、隣の尾灯もつられてふわあ。
大きな欠伸をした同士、顔を見合わせれば、頷き合う。
「お昼寝しようか、ビート先輩」
「そうだね、果報は寝て待てと言うしねぇ」
ということで、仲良くなった猫達と一緒に――猫だまりの中ですやり、お昼寝タイム。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

わぁ、猫さんいっぱいですね。思わず顔がほころびます。
にゃー、と寄ってきた猫さんにあいさつして。
『社長』ちゃん、どんな子なんでしょう?貫禄がある感じ?実はここの看板猫さんで社長って言われてるとか?駅の看板猫さんが駅長とかそんな感じで。
さりげなく『社長』っぽい猫を探しながら。
「撫でさせてくれるの?ありがとう」
この子はなでなでされるのが好きな子みたいです。背中や頭、顎の下、耳の裏とか。ゴロゴロ喉を鳴らしてのんびり。
いつの間にか他の猫さんも寄ってきてますね。
猫さん達を交互になでなで。
至福ですが、家に帰ったらこゆき(Ankerの飼い猫)にやきもち焼かれてしまいそうですね。
船からそっと降り立った今日の目的地は、のどかな離島……のような雰囲気の島。
ちょっぴり気が弱くて大人しいけれど、でも動物は好きだから。
門音・寿々子(シニゾコナイ・h02587)は、やって来たねこねこ島の風景をそっと見回せば、ほわり。
「わぁ、猫さんいっぱいですね」
思わず顔をほころばせながらも、にゃー。
人懐っこくとてとてっと寄ってきた猫さんにごあいさつしてから。
白い子、黒い子、ぶち模様の子、もふもふな子にまんまるな子。
集まってきた猫たちを、1匹ずつ見つめてみながらも。
ふと首を傾けつつ、思い描いてみる。
(「『社長』ちゃん、どんな子なんでしょう?貫禄がある感じ?」)
今回の目的は、サイコブレイドが抹殺しようとしているAnker候補の猫――『社長』を守ること。
社長というのは愛称で、この島の猫は、それぞれの猫の特徴を現わした名前で呼ばれているようで。
社長と聞いて思いつく、猫さんのイメージといえば。
(「実はここの看板猫さんで社長って言われてるとか?駅の看板猫さんが駅長とか、そんな感じでしょうか?」)
寿々子はそう、そんな『社長』な感じっぽい猫をさりげなく探してみながらも。
ふと、足元にもふっとした感覚を覚えて視線を向けてみれば――にゃー。
甘えるような声で鳴いて、すりすりしてくる猫さんが。
「撫でさせてくれるの? ありがとう」
寿々子はそうそっと手を伸ばして、猫をなでなでしてあげれば。
気持ちよさそうに瞳を細め、ゴロゴロ喉を鳴らしてのんびりしている姿。
そんな様子を見れば、寿々子は……この子はなでなでされるのが好きな子みたいです、って。
だから、背中や頭、顎の下、耳の裏とかをこしょこしょ、なでなでしてあげれば。
気持ちよさそうに、にゃあ、とさらに甘えた声が。
それから寿々子は、ふと気づく。
(「いつの間にか他の猫さんも寄ってきてますね」)
だから来てくれた猫さん達をみんな、交互になでなでしてあげて。
とても至福なねこねこのひととき……には、間違いないのだけれど。
寿々子がふと脳裏に浮かべるのは、Ankerの飼い猫のこと。
だって、こんなに沢山の猫達に、もふもふ囲まれているのだから――家に帰ったらこゆきにやきもち焼かれてしまいそうですね、なんて。
🔵🔵🔵 大成功

なんて凶悪な敵なんでしょう!
私もAnkerに定めた猫がいますが、猫は幸福の象徴ですよ?ぞんざいに扱うことだって許されないのに、抹殺……!?
ええ、ええ、絶対に許しません!お仕置きが必要です!
というわけで意気込み島に乗り込むわけですが
最初に発見したふわふわ猫にはわわっと近付いたらシャーッと威嚇され
あっ、そうでした。あんこちゃんのおかげですっかり忘れてましたが、私動物に嫌われるのが通常でした
落ち込みながら作戦を練り直し
カフェに行きましょう
美味しいスイーツと紅茶をいただきながら、店員さんに社長がどんな猫か、お好きなものは何か訊いてみます
遠巻きに看板猫を眺めるくらいなら……許されるはずです……!
うきうきと心躍らせている反面……いや、わくわくしているからこそ。
アリス・アイオライト(菫青石の魔法宝石使い・h02511)は今、とても憤っていた。
「なんて凶悪な敵なんでしょう!」
そう向ける怒りの矛先は、謎めいた外星体同盟の刺客『サイコブレイド』。
こともあろうに、サイコブレイドが今回抹殺しようとしているのは、猫なのだという。
それから改めて、大きくふるりと首を横に振りつつも。
「私もAnkerに定めた猫がいますが、猫は幸福の象徴ですよ? ぞんざいに扱うことだって許されないのに、抹殺……!?」
……ええ、ええ、絶対に許しません! お仕置きが必要です! と。
めちゃめちゃ意気込みながらいざ、目的地であるねこねこ島へと降り立つアリス。
というわけで、張り切って島へと乗り込んだわけなのだけれど。
最初に発見したのは、ふわふわ猫さん。
そして満を持してはわわっと近付いたら――シャーッ!!
これでもかと威嚇され、アリスはハッと思い出す。
「あっ、そうでした。あんこちゃんのおかげですっかり忘れてましたが、私動物に嫌われるのが通常でした」
いや、それはわかってはいるのだけれど……シャーッと自分の姿が見える限り威嚇し続けるふわふわさんの様子に、さすがにちょっぴり落ち込みながらも。
でもアリスはめげずに、作戦を練り直します!
ということで、作戦会議をするために足を運ぶのは。
(「カフェに行きましょう」)
猫たちもいっぱいいるという、島のねこねこカフェ。
美味しいねこねこスイーツと紅茶をいただきながら、島民の店員に訊いてみることに。
社長はどんな猫なのかとか、好きなものは何かとか。
「社長は、どっしりもっふりした貫禄ある猫だね。お気に入りの場所は、神社にある社長イスみたいな形をした石の上だよ」
どうやら社長は、島の猫達からの人望……いえ、猫望? もあるようで。
社長イスのような石がお気に入りで、ごはんの時間もいつも社長出勤らしい、貫禄あるもふもふ猫だとのことで。好きなものは、高級チーズとマグロ缶のようだ。
そんな話をカフェの店員に聞きながらも、アリスはちらちらっ。
(「遠巻きに看板猫を眺めるくらいなら……許されるはずです……!」)
目を逸らされたってめげずに、カフェの猫達を横目で見つめながらも。
幸福の象徴である尊い猫達を、そっとせめて遠目からでも愛でるのだった。
🔵🔵🔵 大成功

ッッかーーーー!!
何だいこの島は!天国かい!?
ここがあの世だッてンならいつでもお迎えが来てもいい!!
イヤそうはいかんな
マイスイートハート(飼い猫)も居るんだしね
キッチリ仕事熟して帰らにゃ
でもねェ、この島に居る間は猫達と戯れたっていいさね
商店街行ってみようか
こういう通りは気になッちまうのよ
通りの看板猫には許可を貰い、ひとりずつオヤツでご挨拶
『店長』っての?お勤めご苦労様だねェ
ハチワレのお前は『イワシ』ってのか!鰯好きかい?
お、駄菓子屋もある
ここの看板猫は…『姐御』?
スラっとしていて確かに迫力がある姐サンだね
猫じゃらしを揺らして素っ気なくされてもこれはコレで…いい…
猫と戯れつつ店のヒトからも情報収集を
『社長』ッて呼ばれてるにゃんこが居るって聞いたんだけど、この辺は通るのかい?
姿を見れたら商売繁盛の御利益とかありそうじゃないか
とか何とかいって、
よく姿をみかける場所を知っているのなら教えてもらおう
実際どの辺が『社長』なのかねェ
口ひげっぽい毛の模様とか?高級フードも用意して備えておこうかね
ねこねこ島――その名前からして、そんな予感はしまくっていたというか。
だからこそ、話を聞いて足を運んでみた破場・美禰子(駄菓子屋BAR店主・h00437)であったが。
島に降り立って、くるりと見回して見れば、思わず天を仰いでしまう。
「ッッかーーーー!! 何だいこの島は! 天国かい!?」
……ここがあの世だッてンならいつでもお迎えが来てもいい!! なんて。
ねこねこパラダイスならぬ、ねこねこ天国に、昂っては感無量に。
そして一瞬思わず召されそうになりつつも、でも、ふるりと首を横に振れば……イヤそうはいかんな、と。
「|マイスイートハート《飼い猫》も居るんだしね」
そう気を取り直し、現世にやはり留まることにする。
それに今回は一応、星詠みから聞いた案件を請け負って、この島へと赴いているのだから。
キッチリと仕事もして帰らないとという気持ちだって、当然ながらあるのだけれど。
とはいえ、仕事が本格的にはじまるまでは、まだまだ時間もあるとのことだし。
それはそれとして、美禰子は大きく頷いて紡ぐ。
「でもねェ、この島に居る間は猫達と戯れたっていいさね」
というわけで!
ねこねこ天国を存分に満喫するべく、いざ、躍る心のままに早速歩き出す。
この島には、ついうきうき動悸が早くなってしまうほど、どこにでも沢山の猫がいるようだけれど。
……こういう通りは気になッちまうのよ、なんて。
美禰子が足を運んでみるのは、賑やかだけれど穏やかな空気感漂う、島の商店街。
そして、にゃーと沢山の猫たちの出迎えを受ければ。
許可を貰った後、ひとりずつ、通りの看板猫達にオヤツでご挨拶!
「『店長』っての? お勤めご苦労様だねェ」
しっかり者そうな『店長』も、そんな労いの声とオヤツに、嬉しそうに喉を鳴らして。
とててっと駆けてきて、客寄せするかのように愛想良く鳴くのは、目の前の魚屋さんの子。
この島の猫たちは、猫の特徴を愛称にしていることが多いと聞いたから。
「ハチワレのお前は『イワシ』ってのか! 鰯好きかい?」
『イワシ』と名前がついているその子には、ばっちり鰯味の猫のオヤツを。
そして次々やってくる懐っこい猫たちに順に挨拶していれば、ふと美禰子は顔を上げる。
「お、駄菓子屋もある」
やはり駄菓子屋Barの店主である身として、同業の店は気になるところ。
勿論、この店にも看板猫がいるのだけれど。
「ここの看板猫は……『姐御』? スラっとしていて確かに迫力がある姐サンだね」
そんな姐御の気を引くべく、おもむろにピコらせて揺らしてみるのは、猫大好き猫じゃらし……のはずなのだけれど。
ちらりと一瞥しただけで、ふいっとそっぽを向かれて。
「これはコレで……いい……」
素っ気なくされても、これはこれで、気分屋な猫らしいので良し……なのです。
そんな、猫達とにゃんにゃん目一杯戯れつつも。
「『社長』ッて呼ばれてるにゃんこが居るって聞いたんだけど、この辺は通るのかい?」
店の人からも抜かりなく情報収集をしておく美禰子。
「ん? 『社長』かい?」
「姿を見れたら商売繁盛の御利益とかありそうじゃないか」
とか何とかいって、島の猫のことに詳しい島民に、雑談を装い訊いてみる。
よく姿をみかける場所を知っているのなら教えてもらおう、と。
「『社長』も時々は通るけど、大体は神社にいるんじゃないかな?」
「実際どの辺が『社長』なのかねェ。口ひげっぽい毛の模様とか?」
「『社長』は神社の、社長椅子みたいな石の上が定位置なんだよ。お、そうそう、『社長』はもっふり貫禄ある白黒ぶちで、鼻の周りと顎の一部が黒くて、口ひげと顎ひげがある社長みたいなんだ」
美禰子の予想通り、鼻の周りと顎の一部が黒くて口髭と顎髭があるように見えて。
耳と身体の模様も黒の白黒ぶちで、胸の毛が特にもふもふゴージャスで貫禄たっぷりな見目らしい。
あとは、いつもごはんの際、最後の方にのんびりマイペースに現れる社長出勤であるだとか。
『部長』だとか『受付嬢』だとか『エリート』などなどの猫が一緒で、人徳ならぬ猫徳もある『社長』らしい。
そして好きなものは、高級チーズとマグロ缶というグルメでもあるらしいから。
そんな『社長』の情報を色々と聞けば、教えてくれた島民へと礼を告げつつも。
よく『社長』がいるという神社に行く前に、美禰子は立ち寄ってみることにする。
(「高級フードも用意して備えておこうかね」)
いつの間にか集まってきた、沢山の猫達をひき連れつつ――『社長』が好きな高級チーズやマグロ缶が売っているという、島の売店へ。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功
第2章 冒険 『一般人の拉致を阻止しろ!』

POW
自分の強さを見せつける事で敵をおびき寄せる
SPD
狙われそうな人物を足で探し出し尾行する
WIZ
ネットなどで狙われそうな人物の行動を探り先回りする
√マスクド・ヒーロー 普通7 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
●ねこねこ誘き寄せ大作戦!
日が沈めば、ねこねこ島にも夜が訪れる。
猫たちはみんな、ごはんもおなかいっぱいに食べて。
また好きな場所へと気侭に移動し始めた頃――ねこねこ島行きの最終便の船が、港に到着する。
そして、やはり沢山の猫達に、にゃーと歓迎を受けているのはそう。
ねこねこ島に降り立った、外星体『サイコブレイド』である。
サイコブレイドは、やたら人懐っこい猫にどうしていいかわからない様子をちょっぴりだけ見せつつも。
出迎えた港の猫たちには脇目も降らず、島の道を迷わず歩き出す。
何せ、サイコブレイドにはわかるのだから――抹殺対象のAnker候補『社長』がどこにいるのか。
だがもし、島の猫に危害が加わるとわかれば、土地勘がある島民ことスタッフが邪魔をして面倒なことになるかもしれないと。
サイコブレイドは、島民ことスタッフ達が、業務の終礼で島の集会所に全員集まるタイミングで、『社長』の暗殺へと乗り出すようだ。
終礼は、猫達全てがごはんを食べ終わって、後片付けが終わった後の時間。
ごはんを食べた猫たちは、夜になっても元気にお散歩する子もいれば、早々と各猫に用意された寝床へと向かう子もいて。
また、日中と同じお気に入りの定位置で、暫くのんびり夜の時間を過ごす猫もいる。
そう――『社長』のように。
けれどそれも島民から聞いていて、把握済だから。
Anker候補の抹殺を阻止するために、『社長』がいるだろう場所――島の神社へと向かえば。
神社では、例の『社長椅子』と呼ばれている、社長お気に入りの石の上に、貫禄たっぷりに座っていて。
社長は他の猫からも好かれているようで、周囲にはそれなりの数の猫がいるようで。
これからサイコブレイドが来ることを考えれば、社長は勿論、周囲の猫達もどうにかして避難させておきたいところであるが。
社長はのんびり屋で、ごはんの時間も社長出勤。
この神社に戻ってきた頃には、すでに島民達という名のスタッフが集会所で終礼を開始していた。
だから、存分に遊んだ後に、これから役立ちそうな物の調達や、『社長』に関連する情報は、事前に得られているのだけれど。
社長をはじめとした神社にいる猫たちを避難させる時間はなさそうだ……なんて、思っていたら。
『『Anker抹殺計画』を、これより開始する』
予知通り神社へとやって来たのは、外星体『サイコブレイド』。
そして『社長』がどの猫か、その能力でわかるサイコブレイドが1匹の猫へと目を向けて。
√能力者が、その前に立ちはだかろうとした……次の瞬間であった。
――うにゃぁっ!
事前に、自分に危険が迫っていることを、動物と話す能力で知らされていた社長が、ぴょんっと社長椅子から飛び降りて。
「!? あっ!」
サイコブレイドから向けられた殺意を察したのか、神社の境内の下にもぐってしまったのだ。
他の猫達も何かの遊びかと思ったのか、境内の下に一緒にもぐっていく子も少なくなくて。
「何だと!? く……っ!」
サイコブレイドも予測していなかった様子で、境内の下にいる社長へと言い放つ。
『Anker候補、観念して出てくるんだ!』
勿論、そう威圧的に言われて、社長が出てくるわけもなく。
『何とかして、まずはAnker候補を建物の下から出さねば……!』
そうは言いつつも、外星体である彼は、猫の扱いには不慣れな様子。
どうやれば社長が境内の下から出てくるのか、頭を悩ませているようだ。
とはいえ、その気になれば、境内を破壊してそのまま社長や他の猫を抹殺することだってできるだろう。
ただ、今はまだサイコブレイドの中でも、そのような行為には踏み込めないらしいが。目的のために、そのような行動を最終的に起こすかもしれない可能性もありえる。
幸い、サイコブレイドは猫の扱いは素人のようなので。
他の猫も含め、自分達の方へとうまく猫を誘き出して保護し、猫たちの安全が確保できてから戦闘……というのが理想的だろう。
サイコブレイドも、島へ渡る際に島民から借りたらしいねこじゃらしを懸命に揺らすも、その手つきはあまり巧みではない。
というわけで、社長をはじめとする猫たちをこちらへと誘き寄せ、保護するべく。
これから始まるのはそう、ねこねこ誘き寄せ大作戦である!
ちなみに、社長の情報であるが。
愛称である『社長』の名の由来のひとつは、神社の社長椅子みたいな石の上がお気に入りの定位置で。
もっふり貫禄ある白黒ぶちの猫で、鼻の周りと顎の一部が黒く、口ひげと顎ひげがある社長のような見目である。
そして特に、もふもふゴージャスな胸元の毛がさらに貫禄たっぷりに見えるらしい。
それに、いつもごはんの際は最後の方にのんびりマイペースに現れる、社長出勤であるだとか。
好きなものは、高級チーズとマグロ缶というグルメでもあるらしい。
猫達からもそれなりに信頼があるようで、 『部長』だとか『受付嬢』だとか『エリート』などなどの猫が周囲にはいて。
他の猫も、社長の周囲に自然と集まってくる、いわゆる猫たらしタイプのようだ。
ということで、社長をはじめとした猫達を、境内の下から自分達の方へとうまく誘い出して。
サイコブレイドから守るべく、まずは保護して欲しい。
『ぐ……これは、猫が好きな得物ではないのか?』
サイコブレイドのちょっぴり下手なねこじゃらしに、猫達が興味を持つ、その前に。
<マスターより補足>
第2章では、神社の境内の下にもぐって隠れてしまった、社長をはじめとした沢山の猫たちをうまく誘き寄せ、保護してください。
この章では、POW/SPD/WIZは気にせずOKです。
ねこねこ島はテーマパークなので、夜でも神社は問題なく明かりがともっています。
境内の下は暗いですが、社長はじっと奥で身を潜めています。
サイコブレイドよりも猫達の興味をひき、あれやこれやと工夫して猫達を誘き出して保護してください!
周囲の猫をふるもっふしたり、もふもふ全力で遊んだりなども、社長に安心感を与えるかとなので、全然OKです!
事前に島で調達したものを使用することもできますので、工夫なども色々してみてください。
ただし使用できるものは、ねこねこ島で手に入りそうなもの、売店などの島の店に売ってそうなもの。また、事前に島に持ち込んでいても特に不自然ではないもの、となります。
この第2章で、サイコブレイドが襲ってくることや、境内の破壊などの力技で何かしてくることはまだなく、何とか社長をおびき出すために策を講じています。
戦闘は第3章でとなり、下手に戦って刺激すると、境内の破壊などをしてきかねませんので。
第2章では、猫を誘き寄せて保護することに注力をしてください。
それを受け、社長がどう行動したかは、当然ながら第2章のプレイング次第ですが。
社長が結果的にどう動いたかは、第3章の断章で描写いたしますので。
第2章のプレイングでは、『社長や猫達の気をどうひくか』『社長以外の猫達の誘き寄せや保護』などなどの、社長が動く前の誘き寄せ関連の行動を記してください。
社長を保護した! という内容の行動は、第2章では描写できません。
また、社長の周囲にいる猫は、第1章同様、OPなどに登場している猫でも、お好きな猫をご自由に設定していただいても構いませんし。
猫を連れ帰り引き取ることも、勿論全章通じてできますので、連れ帰りたい猫がいらっしゃる方がいましたら、お好みの子をどうぞ!
ただし、社長を引き取ることに関してのみ、マスターコメントに記した通りですので、ご希望の方はよくご確認ください。

【喜楽】
にゃんこたちの平和は俺達が守る!
もちろん、てかその紐やるよ~!
ニコニコも紐じゃらし免許皆伝だな!
よし俺も……必殺!二刀流!(まだ予備があった
あっ、さっきの…!
ここはニコニコに任せて…
!! 俺の紐に惹かれてるにゃんこさんが…!
しゅるると動かして興味をひいて
うずうずしてるとこにしゅばっと!
ぴょんと飛び出してきたとこをキャッチ!
あはは、もっと遊ぼうぜ~!
あっ、お前さんも、ほら!
なんてしてたら沢山の猫たちに囲まれ頭の上に乗られたり
皆抱っこしては無理そうだな
うーん……
(翼うずうずしてる猫をみつけ)
ニコニコ、翼をふぁさふぁさするんだ!
そしたらほら、来てくれるって!
よっし行こうぜ! 安全な場所へ!

【喜楽】
可愛いにゃんこたちは俺らが守る!
俺たちヒーローみたいだな(ふふり
予備の紐、もうちょっと借りてもいいか?
天馬のおかげで紐テクもばっちりだい
へたっぴな猫じゃらしに負ける気がしない
SHTパート2!
(華麗な手捌きを見せながら)
!二刀流かっけーっ
用意周到な姿に感服
ほらおいでおいで
俺たちと遊ぼーぜ
あっ、さっきボールで遊んだ…
わー、寄ってきてくれた!
すげぇな紐テク…紐ってこんなに猫を虜にするんだな…
天馬も相変わらず……って
いつの間に猫まみれに……!
頭にまで!?
あははっ、猫乗り天馬可愛い
どうやって連れて行こうかと
!誘導作戦だな、やってみる
翼をふぁさふぁさ(きらきらー!)
着いて来てくれそう!
例の『社長』は勿論、沢山の猫達と。
そしてサイコブレイドがやって来た、ねこねこ島の神社に。
「可愛いにゃんこたちは俺らが守る!」
「にゃんこたちの平和は俺達が守る!」
颯爽と現れたのは、そう!
「俺たちヒーローみたいだな」
ふふりと笑み合う、猫達のヒーローこと、乙女椿・天馬(独楽の付喪神・h02436)とニコニコ・ロゼット(sweet world・h02232)。
そしてニコニコは、沢山の猫をくるりと眺めつつ。
「予備の紐、もうちょっと借りてもいいか?」
「もちろん、てかその紐やるよ~!」
そうキャッキャと返す天馬とともに、びしっ!
構えも決まれば、彼のおかげで紐テクもばっちりなのだから。
「へたっぴな猫じゃらしに負ける気がしない」
――|SHT《スーパー紐テクタイム》パート2!
「な、なにぃ!?」
早速披露してみせるのは、サイコブレイドも瞳を見開くほどの、華麗な紐捌き!
そんなニコニコの紐テクに、天馬もうんうんと大きく頷いて。
「ニコニコも紐じゃらし免許皆伝だな!」
――よし俺も……必殺! 二刀流!
実はまだあった予備を、しゅば、しゅばば!!
「! 二刀流かっけーっ」
ニコニコも、用意周到な紐テク師匠の技に、わいわい感服しつつも。
「ほらおいでおいで。俺たちと遊ぼーぜ」
そう紐で猫をじゃらすべく、ふりふりすれば。
うにゃーんと駆け寄って来た猫の姿をみれば、瞳を見開く。
「あっ、さっきボールで遊んだ……わー、寄ってきてくれた!」
先程は見事に振られた猫だったのだけれど。
今度は、てしてしっとニコニコの紐に夢中で。
「すげぇな紐テク……紐ってこんなに猫を虜にするんだな……」
「あっ、さっきの……!」
天馬も、自分にボールを持ってきてくれた子だと気づいたけれど。
ここはニコニコに任せて……と。
別の猫たちに向けて、再び二刀流の紐を巧みに動かしてみれば。
「!! 俺の紐に惹かれてるにゃんこさんが……!」
思いのほか、たくさんの猫が集まってきたので。
ここぞぞ、しゅるると紐を動かして興味をひいて――うずうずしてるとこに、しゅばっと!
そして、ぴょんと飛び出してきた猫を、ばっちりもふっとナイスキャッチ!
「あはは、もっと遊ぼうぜ~!」
そんな猫とじゃれ合うように、にぱっと天馬は笑って。
「天馬も相変わらず……って、いつの間に猫まみれに……!」
「あっ、お前さんも、ほら!」
「頭にまで!?」
あっという間に囲まれるだけでなく、頭の上にまでとびつかれ猫に乗られている天馬に、ニコニコは瞳を瞬かせるも。
「あははっ、猫乗り天馬可愛い」
すぐに楽しくなって、そんな姿に笑っちゃう。
でも、たくさんの猫たちの気はばっちり引けたのだけれど。
ニコニコはふと首を傾ける――どうやって連れて行こうか、と。
天馬もちょこんとにゃんこを頭に乗せたまま、動かないようにしつつも。
「皆抱っこしては無理そうだな」
うーん……と考えてみれば、ふと見つける。
ニコニコの背中の翼の動きに、うずうずしている猫を。
そしてそれを見ればピンと閃いて、颯爽と天馬は言い放つ。
「ニコニコ、翼をふぁさふぁさするんだ!」
……そしたらほら、来てくれるって! って。
それを聞けば、ニコニコもハッとして。
「! 誘導作戦だな、やってみる」
翼をふぁさふぁさ、きらきらー!!
そうすれば、一斉に猫達が翼をてしてしし始めたから。
「着いて来てくれそう!」
ぱっと天馬を見遣れば、ニコニコの視線に大きくこくりと頷いて。
「よっし行こうぜ! 安全な場所へ!」
猫を両腕で抱っこし、頭に乗せたまま、天馬は歩き出す。
ニコニコと、そして彼の翼に着いてくる猫たちと一緒に、ねこねこ大行進!!
そんな猫達に驚き、思わず動きを止めるサイコブレイドを後目に、いざ避難です!
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【紫の絆】で参加
さすが「社長」。行動もマイペースだ。しかも猫たらしであると。昴さんが苦笑いしてるけど?そういえば菫さんも社長さんだった。え?スケジュールをたびたび破って時々変な時間に現場に出てくるけど社員の信頼は絶対だと。ふむ。社長さんに出てきてもらう為には社員猫さんに出てきてもらわないと。
すちゃっと猫じゃらしと猫の餌を取り出し、ボールをぽ〜いと投げ、猫さんに出てきて貰う。おお、この子は「受付嬢」猫か。いつもお疲れ様。猫じゃらしでじゃらし、えさをあげる。
うんうん、いい子だね。貴方の慕う「社長」さんは必ず守ってみせるよ。

【紫の絆】で参加
おお、「社長」さん、流石に身の危険を感じてひっこんだか。そういえば菫さんも社長さんだった。昴さんによると研究に夢中になって時々会議に遅れ、いきなり現場に現れると。ここの「社長」さんもこういう性質みたいだね。
よし、まず取り巻きの猫さんに出てきてもらおう!!猫ちゃんの気配はわかるので、猫じゃらしをふりふり。おお、君は「主任」さん猫だね。まさか他の猫さん達の居場所しってるとか?よし、えさあげるので案内して!!
こんなに慕われる猫さんだからなあ。「社長」さん、守り抜きたいよね。

【紫の絆】で参加
流石「社長」。身の危険を察知するとすぐ避難したか。サイコブレイドが見つける前に一緒にいる猫共々保護しないとね。昴何故苦笑い?社長の私は研究優先して会議遅刻、いきなり現場現れてふりまわされる・・・余計な事言わない!!まず一緒にいる猫を保護するよ。
なんとなく猫の気配を感じて紐をぷらぷら。出てきたね。おお、貴方は「専務」猫だね。いつも「社長」の下でお疲れ様。労りの猫の餌をあげる。
ちらりと「社長」を見たけど、堂々とした立派な猫だねえ。慕われる理由もわかる。大丈夫、貴方も「社長」さんも守り抜くことを約束する。

【紫の絆】と参加
とりあえず「社長」は避難したか。サイコブレイドに捕捉される前に一緒にいる猫共々保護しないとな。そういえば姉さんも社長だが、社長より研究者だからスケジュールの時間遅れたり、現場に連絡もなしに現れたり・・・まあ、ここの「社長」と同じ慕われてるからな。
ふむ、まずは「社長」に安心して出てきて貰う為に一緒にいる猫に出てきて貰うか。猫じゃらしをふり、ボールを転がして出てきたのはおそらく「部長」猫。おい、君、もしかして一緒にいる「社員」猫とかいたりしないか?餌はたっぷりあるから案内してくれないか?
「社長」ももちろん、一緒にいる猫達も助けてあげたい。いいコミュニティだからな。
サイコブレイドが狙うAnker候補『社長』がいるという場所。
そしてすでにサイコブレイドも到着しているのは――そう、ねこねこ島の神社であった。
けれど、サイコブレイドの姿を見れば、うにゃーん! と。
「おお、「社長」さん、流石に身の危険を感じてひっこんだか」
桐生・彩綾(青碧の薫風・h01453)の言うように、神社の境内の下に潜った社長。
桐生・綾音(真紅の疾風・h01388)もそんな社長の行動を見て、聞いた話を思い返しながら。
「さすが「社長」。行動もマイペースだ」
……しかも猫たらしである、と。
社長と一緒に境内へと潜ってしまった、沢山の猫へと目を向けて。
藤原・菫(気高き紫の花・h05002)と海棠・昴(紫の明星・h06510)も、これから自分達が成すべきことを改めて口にする。
「流石「社長」。身の危険を察知するとすぐ避難したか」
「サイコブレイドに捕捉される前に一緒にいる猫共々保護しないとな」
けれど、綾音はきょとりとふと首を傾ける。
「昴さんが苦笑いしてるけど?」
「昴何故苦笑い?」
そしてそう不思議そうに紡いで視線を向けた菫は、ぱちりと昴と目があって。
昴は、苦笑いの理由をこう切り出す。
「そういえば姉さんも社長だが……」
その言葉に、綾音と彩綾は同時に気づく。
……そういえば菫さんも社長さんだった、と。
そう、菫は、簒奪者の対応の為の会社の社長……のはずなのだけれど。
「社長より研究者だからスケジュールの時間遅れたり、現場に連絡もなしに現れたり……」
つまり、どういうことかといえば、こういうことである。
「社長の私は研究優先して会議遅刻、いきなり現場現れてふりまわされる……」
そこまで紡いだ菫は一瞬、ふむ、と頷きかけるも。
はっと顔を上げてから、自分を見ている3人へと、ぱきっと言い放つ。
「余計な事言わない!! まず一緒にいる猫を保護するよ」
そんな菫の言葉には勿論、同意の3人なのだけれど。
改めて、姉妹と昴はこんな会話を交わすのだった。
「昴さんによると研究に夢中になって時々会議に遅れ、いきなり現場に現れると」
「まあ、ここの「社長」と同じ慕われてるからな」
「え? スケジュールをたびたび破って時々変な時間に現場に出てくるけど社員の信頼は絶対だと」
「ここの「社長」さんもこういう性質みたいだね」
そんな、『社長』と菫の共通点というか性質を、改めて昴は再認識しながらも。
「ふむ、まずは「社長」に安心して出てきて貰う為に一緒にいる猫に出てきて貰うか」
やるべきことは勿論、皆できっちりとこなします!
ということで、サイコブレイドが手間取っている間に。
「ふむ。社長さんに出てきてもらう為には社員猫さんに出てきてもらわないと」
「よし、まず取り巻きの猫さんに出てきてもらおう!!」
綾音と彩綾は、猫じゃらしをふりふり。
猫の気配はわかる彩綾が、猫じゃらしをぴこらせれば。
綾音もすちゃっと、猫じゃらしとともに猫の餌を取り出して。
ボールをぽ〜いと投げれば――にゃーん!
まずは「社長」の周囲にいる猫さんたちに、境内の下から出てきて貰うよう促してみることに。
そして綾音は、ぴょこんと飛びついてきた子を見て。
「おお、この子は「受付嬢」猫か。いつもお疲れ様」
猫じゃらしでじゃらしてあげながら、そう声を掛けるのは、美猫な「受付嬢」。
菫もなんとなく猫の気配を感じれば、誘うように紐をぷらぷら。
「出てきたね。おお、貴方は「専務」猫だね。いつも「社長」の下でお疲れ様」
綾音と一緒に、「受付嬢」と「専務」へと、労りの言葉と美味しい猫のおやつをあげていれば。
「おい、君、もしかして一緒にいる「社員」猫とかいたりしないか?」
「おお、君は「主任」さん猫だね。まさか他の猫さん達の居場所しってるとか?」
猫じゃらしをふりながら、昴が転がしたボールにつられて出てきたのは、おそらく「部長」猫。
それから、「主任」な猫を誘い出している彩綾共とに、猫たちにお願いを。
「餌はたっぷりあるから案内してくれないか?」
「よし、えさあげるので案内して!!」
そんな声に、にゃーん、うにゃーんとお返事する「部長」と「主任」。
そして、猫達を安心させるために撫でてあげながらも、4人は改めて紡ぐ。
「うんうん、いい子だね。貴方の慕う「社長」さんは必ず守ってみせるよ」
「こんなに慕われる猫さんだからなあ。「社長」さん、守り抜きたいよね」
「ちらりと「社長」を見たけど、堂々とした立派な猫だねえ。慕われる理由もわかる」
「「社長」ももちろん、一緒にいる猫達も助けてあげたい。いいコミュニティだからな」
だから猫たちへと、菫は同じ社長として、代表してこう約束を。
……大丈夫、貴方も「社長」さんも守り抜く、と。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【リアリオ】
危ない所だった。
一刻も速く『社長』達を助けないといけないぞ。
だが狭い所に入り込んだ猫達を我の所に
向かわせるには中々、難しいぞ。
好物そうな高級猫缶も用意したけど
ごはんの後に与えても大丈夫なのか心配…
と、そんなことを考えていたら昼間の暴君が
現れてまたうにゃんと激しく甘えて来るではないか。
余程好かれてしまったのか猫缶にも目をくれず
大きな鳴き声を上げながらすり寄られて、
他の猫達も集まって来てたじろいでしまうぞ。
ここは社長の誘い出しは李桜に任せて
我は猫達に神社から離れるように説得しよう。
猫達の上に立つ社長なら他の猫達も無視は出来ない筈だぞ。
(もふもふと猫まみれになりながら)
アドリブ歓迎

【リアリオ】
社長だけあって賢いようなのじゃ。
リューはサイコブレイドと同じで猫の扱いは
あまり得意ではないし、ここは儂の出番じゃな。
猫缶だけだと他の猫達も引き寄せてしまうし
社長を説得するのが一番じゃな。
昼間に仲良くなった猫達や双子の
猫精霊『リア』と『リオ』を呼び出して
神社の下に入り込んでいる社長の説得に向かわせるのじゃ。
いつ攻撃されてもおかしくないしその前に逃げるのじゃ。
天真爛漫な猫精霊たちなら島の猫達の注目も引いてくれる筈じゃ。
社長なら他の猫達の意見も聞き入れてくれるに違いない。
それにしてもリューはすっかり暴君に
好かれてしまったようじゃの。
このまま島の外にまでついてきそうな勢いじゃ。
アドリブ歓迎
普段ならば、長閑な夜を迎えているねこねこ島であるのだけれど。
今宵の神社は猫達でいっぱい。
そして、そんな猫達を何とかしようとしているのは、「社長」を抹殺しにやって来たサイコブレイド。
けれど危険を察した「社長」が、咄嗟に神社の境内に潜ったのだ。
「社長だけあって賢いようなのじゃ」
「危ない所だった。一刻も速く『社長』達を助けないといけないぞ」
夢衣・李桜(ドラゴン・ドリーム・h04291)の言うように、即抹殺されることを回避した「社長」であるが。
現状も危険な状況には変わりないから、狙われている「社長」を素早く保護したいところ……なのであるが。
「だが狭い所に入り込んだ猫達を我の所に向かわせるには中々、難しいぞ」
雪願・リューリア(願い届けし者・h01522)は現状を悩ましく思う。
境内の下に潜った「社長」や他の猫をどうやって誘き出すか。
(「好物そうな高級猫缶も用意したけど、ごはんの後に与えても大丈夫なのか心配……」)
猫にも別腹が存在するのか、高級猫缶で「社長」の気を果たして引けるのか。
そんな悩まし気なリューリアと、下手な手つきで猫じゃらしを揺らすサイコブレイドを李桜は目にしながらも思う。
(「リューはサイコブレイドと同じで猫の扱いはあまり得意ではないし、ここは儂の出番じゃな」)
李桜の思うように、リューリアは猫たちを前に、どう行動するか考えあぐてねいるようであるし。
それに――もふんっ! と。
そんなリューリアにいきなりダイブしては、撫でろと言わんばかりにアピールしてくる1匹の猫が。
そう、その猫は、昼間に出会った「暴君」。
神社に現れたかと思えばまた、うにゃんと、リューリアに激しく甘えて来る「暴君」。
リューリアは自分から少しでも気をそらそうと、猫缶を「暴君」へと差し出すも。
余程好かれてしまったのか、猫缶にも目をくれずに。
大きな鳴き声をにゃんにゃん上げながら、すりすりとすり寄られて。
他の猫達も集まって来てしまって、猫の扱い方が得意でないリューリアは思わずたじろいでしまう。
だが、「社長」はまだ境内の下ではあるが、折角沢山の猫が集まってきたから。
(「ここは社長の誘い出しは李桜に任せて、我は猫達に神社から離れるように説得しよう」)
あまり得意でないなりに考えて、リューリアは猫達を安全な場所へと促すことに。
そしてリューリアに他の猫は託し、「社長」の説得を試みる李桜だが。
(「猫缶だけだと他の猫達も引き寄せてしまうし、社長を説得するのが一番じゃな」)
そうこくりとひとつ頷けば、昼間に仲良くなった猫達を見つけて。
呼び出した双子の猫精霊『リア』と『リオ』と共に向かって貰うようお願いする。
境内の下に入り込んでいる「社長」の説得に――いつ攻撃されてもおかしくないしその前に逃げるのじゃ、と。
それに、「社長」の元へと向かった猫精霊たちは天真爛漫だから。
(「島の猫達の注目も引いてくれる筈じゃ」)
……社長なら他の猫達の意見も聞き入れてくれるに違いない。
そう李桜も思うし、リューリアだって同じ考えだ。
(「猫達の上に立つ社長なら他の猫達も無視は出来ない筈だぞ」)
相変わらず暴君に激しく甘えられ、頭の上によじ登られ、もふもふと猫まみれになりがらも。
そして李桜はそんなリューリアの様子をちらりと見遣りつつ、小さくこてりと首を傾けるのだった。
「それにしてもリューはすっかり暴君に好かれてしまったようじゃの」
……このまま島の外にまでついてきそうな勢いじゃ、なんて。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【青空と猫】
ふふ、あれだとさっきのオレみたい
弱った獲物。うん
さっきの弥月のやり方、しっかり覚えたもの
弥月の注意点もしっかり聞いていざ挑戦
こうやって、こう……おいで、おいで
ふふ、うん。仲良くしよう
まだ出てきてない子もいる
あれ。弥月?
みつにゃんだ。かわいい
撫でてもいい?よしよし
ふわふわだ。ふふ、いいこいいこ
みつにゃんに癒やされ…てちゃだめだった
あれ、でもいつの間にか猫たちが近くに寄ってきてくれた
すごい。みつにゃん効果ばっちり、ばっちり
弥月の作戦のおかげだな
こんなにいっぱいいるし、やっぱり夢じゃないと思うんだ
ふふ、君も撫でていいの?
安心してくれるといいな
戦いが終わった先で、弥月の野望が叶いますように

【青空と猫】
うん、社長も猫達も危機管理しっかりしてて立派だよ
さて、あの猫じゃらしさばきはまだまだ甘いね
なんとも不慣れな様子で微笑ましさもある
コツの一つは弱った獲物のように見せかけること、と小さい声で千羽くんに教えよう
緩急つけてときに大きく、時に小さく、焦りは禁物
境内の下に隠れた猫さんをそっと誘い出そう
ついでに俺も猫に化けてじゃれますにゃん
同じ猫が遊んでたら少しは安心してもらえないかなーという甘い見通しもあり
千羽くんは安心できる場所だよと示せればなお良し
あ、俺はいくらでも撫でても良しだよ
ごろごろ喉鳴らしちゃう
猫が無事来てくれたらうれしいなぁ
ねこねこおしくらまんじゅうの野望は実は続いているので
足を運んだ場所は、夜だというのに、猫たちでにゃあにゃあ大賑わい。
いや、神社にいるAnker候補の猫「社長」を狙ったサイコブレイドも到着しているのだけれど。
猫宮・弥月(骨董品屋「猫ちぐら」店主・h01187)は、ひとまず安心する。
「うん、社長も猫達も危機管理しっかりしてて立派だよ」
自分を抹殺しにサイコブレイドが来たことを察し、神社の境内に潜ったことに。
とはいえ、ずっとこのままでも、「社長」や猫達にいずれ危険が及ぶだろうから。
まずやることは、猫達を誘い出して保護すること。
猫達に四苦八苦しているサイコブレイドが強引な行動に出る前に。
けれどまだ今は、何とかして抹殺対象の「社長」を境内から出そうと、猫じゃらしをぴこらせているサイコブレイドであるが。
弥月はその様を見遣り、小さく首を傾ける。
「さて、あの猫じゃらしさばきはまだまだ甘いね」
ねこねこプロから見て、ただ闇雲に猫じゃらしを揺らしている姿に。
むしろ……なんとも不慣れな様子で微笑ましさもある、と。
必死なサイコブレイドとは逆に、さすがの余裕をみせる弥月。
翊・千羽(コントレイル・h00734)も、意外と不器用なサイコブレイドを見て、思わず笑ってしまう。
「ふふ、あれだとさっきのオレみたい」
今までは千羽も、適当に猫じゃらしを振っていたのだけれど。
猫じゃらし捌きも巧みな弥月のお手本に倣って、随分ぴこぴこ上達したし。
さらに、そっと小さな声で千羽に弥月は伝授する。
「コツの一つは弱った獲物のように見せかけることだよ」
――緩急つけてときに大きく、時に小さく、焦りは禁物、と。
そんな弥月の注意点も、うんうんと真剣にしっかり聞いて。
「弱った獲物。うん」
……さっきの弥月のやり方、しっかり覚えたもの、と。
境内の下に隠れた猫さんをそっと誘い出すべく、弥月とともに千羽もいざ――ぴこぴこ、ぴこりっ。
「こうやって、こう……おいで、おいで」
伝授された通り、巧みに千羽が猫じゃらしを動かしてみれば……にゃんっ、と。
うずうずと本能に抗えずてしてし、猫じゃらしに誘われるまま、猫達が集まってきたから。
「ふふ、うん。仲良くしよう」
千羽は弥月の教え通り、ぴこり、ぴこぴこ。
焦ることなく緩急をつけながら、来てくれた猫たちに微笑むも。
でも、用心深い子もやはりいて。
「まだ出てきてない子もいる」
猫じゃらしで誘ってみるも、まだ境内の下でじいとしている。
でもそんな時は、弥月にお任せ!
――ついでに俺も猫に化けてじゃれますにゃん、と。
くるくるくるりと七変化、猫にどろんと変じるのは得意!
……同じ猫が遊んでたら少しは安心してもらえないかなー、なんて。
そんな見通しもあって、にゃあとひと鳴きしてみれば。
「あれ。弥月?」
千羽は一瞬ぱちりと瞳をまたたかせるも。
「みつにゃんだ。かわいい。撫でてもいい?」
……あ、俺はいくらでも撫でても良しだよ、と。
尻尾をふりふり、撫でられ体勢を取るみつにゃんを、千羽はよしよしなでなで。
みつにゃんもなでなでされて、ごろごろ喉鳴らしちゃう。
「ふわふわだ。ふふ、いいこいいこ」
そんなみつにゃんに、すっかり千羽はほわほわに癒やされ……。
「……てちゃだめだった」
ハッと気を取り直すも。
でもふと気が付けば、きょとりとしてしまう。
「あれ、でもいつの間にか猫たちが近くに寄ってきてくれた」
それは、ごろごろ気持ちよさそうな様子のみつにゃんが、猫たちへと示してくれているから。
――千羽くんは安心できる場所だよ、って。
「すごい。みつにゃん効果ばっちり、ばっちり。弥月の作戦のおかげだな」
千羽はそうこくりと頷きつつも、そして思う。
「ふふ、君も撫でていいの?」
安心してくれるといいなって、さらに来てくれた子を撫でながら……こんなにいっぱいいるし、やっぱり夢じゃないと思うんだ、って。
猫が無事来てくれたらうれしいなぁって思いつつ、弥月が目指すのは。
(「ねこねこおしくらまんじゅうの野望は実は続いているので」)
そう――100匹ねこねこおしくらまんじゅう!
すでに今でももふもふでいっぱいで、達成も目前には違いないのだけれど。
千羽は猫たちを撫でてあげながらも、そっと願う。
……戦いが終わった先で、弥月の野望が叶いますように、って。
じっくりゆっくり安心して、思う存分それが成せるようにと。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

「ねことかくれんぼだ!」
勘違いしたかろんが宣言しますが、当然のように大神に否定されました。
「ちがうかー」
「じゃーねこのにんきものになればいい?」
とりあえず猫を集めれば良いと解釈したらしく、今度は大筋で間違っていないので大神も否定しませんでした。ちょっと首を傾げてはいました。
やる事が決まった後は早いです。
「ねこーあそぼー!」
と動物と話す技能を使って誘い掛け、集まってきた猫たちを動物使いの技能でじゃらします。普段から動物と遊んでいるのでじゃらしかたは一流です。
撫でたり猫じゃらしで気を引いたり大神をアスレチック代わりにしたりしているうちに、きっとかろんの周りは猫で埋め尽くされていることでしょう。
神社にやってくれば、猫がいっぱい集まっていて。
そして猫たちの様子を見た獅猩鴉馬・かろん(大神憑き・h02154)は、わくわくはしゃいじゃう。
「ねことかくれんぼだ!」
境内の下に、うにゃんっと潜っている猫たちの姿に。
どうやら、必死に猫じゃらしを揺らしているおじさんが鬼みたい……?
いや、自分も一緒にかくれんぼをしようと、そう宣言したかろんであるが。
そんな勘違いを、当然のようにすかさず否定する大神。
そして、かくれんぼではないと言われて。
「ちがうかー」
ちょっぴり残念に思っちゃうかろんだけれど。
すぐに気を取り直し、今度はこう口にする。
「じゃーねこのにんきものになればいい?」
とりあえず、猫を集めれば良いと解釈したらしい。
でも今度は大筋では間違っていないから、違うとは否定しなかった大神。
いや、ちょっぴりこてりと首を傾げてはいたのだけれど。
けれど、違うって言われなかったから――やる事が決まれば、うきうきと即行動!
「ねこーあそぼー!」
動物と話す技能を使って、そう誘いを掛けて。
わーいと集まってきた猫たちを、じゃらして遊ぶかろん。
普段から動物と遊んでいることもあり、動物使いの技能を駆使したそのじゃらしかたは一流!
サイコブレイドの下手な猫じゃらしなど目もくれず、かろんの元へと猫たちが集まってきて。
もふもふ撫でたり、ぴこぴこ猫じゃらしで気を引いたり、大神をアスレチック代わりにしたりしてキャッキャ遊んでいれば。
かろんの周りはいつの間にか猫だらけ、もふもふで埋め尽くされています!
🔵🔵🔵 大成功

ぴよ!社長さんが境内の下に入り込んでしまったんですか?
きっとサイコブレイドさんに驚いた猫さんを追いかけて中に入ったんですね。
社長さんが入った穴がきっとある筈だけど、サイコブレイドさんに見つかる訳にはいかないから探しに行けないよ。
中に潜り込んじゃった猫さんを保護できれば、サイコブレイドさんの気を引いている隙に社長さんも入った穴から出られる筈です。
社長さん、社長さん、ひよこはことり・ひよこといいます。
社長さんの大切な猫さんはひよこたちがしっかり保護するからこちらに逃がしてください。
社長さんも入ってきた穴から出てきてください。
サイコブレイドさんと反対側から呼び掛けます。
(まだ人だと思い込んでいます)
夜を迎えたねこねこ島の神社に、ヒヨコちゃんと一緒にやって来たものの。
ことり・ひよこ(小さな鳥にも🐤ヒヨコ🐤の魂・h06291)は瞳を瞬かせ、こてりと首を傾ける。
「ぴよ! 社長さんが境内の下に入り込んでしまったんですか?」
猫たちならするりと入れそうだけれど、結構隙間が狭いようにみえる神社の境内の下を見つめて。
でも、抹殺対象になってしまっている社長のことを考えれば、ひよこは納得するのだった。
「きっとサイコブレイドさんに驚いた猫さんを追いかけて中に入ったんですね」
猫たちに悪戦苦闘しているおじさんの姿は、猫にとってはきっとこわいだろうし。
社長もそんな猫のことを心配して、この中に入ったに違いない。
でもやっぱり、境内の下に社長がどうやって入ったかは、不思議だから。
(「社長さんが入った穴がきっとある筈だけど」)
ひよこはそう、くるりと周囲を見回してみるも……そういった穴は、ここからは確認できなくて。
けれど、ひよこは下手に動くことはやめておく。
(「サイコブレイドさんに見つかる訳にはいかないから探しに行けないよ」)
だから、ヒヨコちゃんをぎゅっと抱きしめながら、どうすればいいか考えてみて。
こくりとひとつ頷けば、そっと行動に移してみるひよこ。
(「中に潜り込んじゃった猫さんを保護できれば、サイコブレイドさんの気を引いている隙に社長さんも入った穴から出られる筈です」)
だから、サイコブレイドと反対側から、境内の下に向けて、こう呼びかけてみる。
「社長さん、社長さん、ひよこはことり・ひよこといいます。社長さんの大切な猫さんはひよこたちがしっかり保護するからこちらに逃がしてください」
そんな自分の声に、うにゃーん、と猫の返事は聞こえるも。
「社長さんも入ってきた穴から出てきてください」
ひよこは、中にいるらしい社長に引き続き声をかけるのだった。
いや、社長は何気に、ひよこの声にお返事しているのだけれど。
当のひよこはすっかり思いこんでいて、まだ気づいていないみたい。
そう――社長が実は人ではなく、猫さんであることを。
🔵🔵🔵 大成功

恭司君(h05086)と
ほら恭司君、君が境内の下の猫たちを呼ぶんだよ
何でって?
僕が出てきてくださいとお願いしちゃうと一気にすべての猫たちがきちゃうだろ?
そこで恭司君が丁寧に一匹ずつお招きすればというところ
なので、境内の下から出てきてもらうのは任せたよ
恭司君!!がんばれ!がんばれ!!
え?楽しんで…楽しんでるけどね!
ぎ、ぎこちないながらもまず一匹…!
あとは僕が引き受けよう、こっちにおいで猫ちゃん
僕がたっぷり遊んであげよう。あちらは危ないからね、こっちで安全に
おや、恭司君の上にも猫が…なんだ、君もわかってきたじゃないか
その調子で猫達を楽しませてさしあげるんだよ
猫毛一杯つけて帰って、怒られるといい

ミヒャ(h05899)と
……は?何で俺が……?ミヒャの方が得意だろう
う、確かに……全員一気に出てこられても混乱が生じるだけではあるか
いやしかしおまえは絶対楽しんでるだけだろ
はあ……おまえのそういうところ、若い頃から変わらないな
仕方ない。どうせ戦いになれば俺は無力だ、今のうちに役に立とう
敵と同じく猫じゃらしを装備して、じゃらし勝負といこう
こちらは家猫と、そして今日の探索で経験を積んでる
おまけにミヒャの特注品だ、負けることはない
緩急つけて猫じゃらしを振り、一匹ずつ外へと誘い出す
飛び出す方向まで狙うのは難しいな、まあミヒャがうまくやるだろう
こら、俺の上は危ないぞ
やれやれ、スーツで来たのは失敗だったな
ねこねこ島の神社へといざ、足を運んでみれば。
夜を迎えたにも関わらず、沢山の猫たちの姿があるけれど。
同じく神社へ赴いている、Anker候補の猫『社長』を狙うサイコブレイドの姿も。
そんなサイコブレイドは、境内の下に潜ってしまった猫に悪戦苦闘している様子。
その姿を見れば、館花・恭司(天ヶ瀬・勇希のAnkerの√能力喪失者・h05086)は余裕の勝利を確信する。
何せ自分の連れは、猫をメロらせて止まない、ミヒャエル・アヒム・レーゲン(吸血鬼の|警視庁異能捜査官《カミガリ》・h05899)なのだから。
……と、思いきや。
「ほら恭司君、君が境内の下の猫たちを呼ぶんだよ」
「……は? 何で俺が……? ミヒャの方が得意だろう」
微笑みを絶やさず、まるで当然のように向けられた言葉に、思わず瞳を瞬かせる恭司だけれど。
これまた当然かの如く、にこにこと促すミヒャエル。
「何でって? 僕が出てきてくださいとお願いしちゃうと一気にすべての猫たちがきちゃうだろ?」
……そこで恭司君が丁寧に一匹ずつお招きすればというところ、と。
そう聞けば、何となく説得力があるような、気がしないでもないし。
「う、確かに……全員一気に出てこられても混乱が生じるだけではあるか」
「なので、境内の下から出てきてもらうのは任せたよ」
オーダーメイドな折り畳み猫じゃらしを差し出され、受け取って。
そっと這いつくばれば、境内の下へと向けて慎重に猫じゃらしをぴこらせてみる恭司。
そしてミヒャエルも、そんな彼の背を押すように、確りと全うする。
「恭司君!! がんばれ! がんばれ!!」
愉快気に、にこにこ見守りつつ応援です!
そんな声を受けながら、だが恭司も、よくわかっているのだ。
「いやしかしおまえは絶対楽しんでるだけだろ」
明らかに楽し気なミヒャエルのその様子は、この状況を完全に面白がっていると。
そしてやはり、案の定。
「え? 楽しんで……楽しんでるけどね!」
そんな、いつだって自分に素直な彼に、恭司は溜息をつきつつ。
「はあ……おまえのそういうところ、若い頃から変わらないな」
昔から彼はこうだし、きっとこれからもそうだろうから。
色々とツッコみたいこともあれど、だが仕事においては恭司だって、冷静沈着なブレイン的ポジション。
「仕方ない。どうせ戦いになれば俺は無力だ、今のうちに役に立とう」
これ以上何を言っても無意味だから、さっさとやるべきことに取り掛かることにして。
というわけで――しゃきんと改めて装備するのは、サイコブレイドと同じ猫じゃらし!
そして得物を手にすればいざピコピコ、猫じゃらし勝負です!
人間マタタビな彼の手を借りずとも、恭司はあくまで余裕な様子を崩さない。
サイコブレイドは明らかに、じゃらし素人。一方の自分はといえば。
(「こちらは家猫と、そして今日の探索で経験を積んでる。おまけにミヒャの特注品だ」)
だから――負けることはない、と。
ぴこぴこ、ぴこん、と緩急をつけて猫じゃらしを振ってみる恭司。
そして少しだけぎこちないながらも、うにゃんっと。
一匹ずつ慎重に、外へと誘い出してみて。
「飛び出す方向まで狙うのは難しいな」
……まあミヒャがうまくやるだろう、と。
せめてそれくらいは丸投げしたいところ。
そしてミヒャエルも、あとは僕が引き受けよう、と。
「こっちにおいで猫ちゃん。僕がたっぷり遊んであげよう」
出てきた猫に声をかければ、甘えるように、にゃーんと寄って来てくれるから。
ひょいと抱っこしてあげつつも、よしよし。
「あちらは危ないからね、こっちで安全に」
もふもふを堪能しつつも、次々と保護していって。
刹那、猫じゃらしをふりふりしていた恭司の上に、ずしんとしたもふもふ感触が。
「こら、俺の上は危ないぞ」
「おや、恭司君の上にも猫が……なんだ、君もわかってきたじゃないか」
ミヒャエルは猫にずしりと乗られている恭司へと、相変わらず微笑まし気に笑んで続ける。
……その調子で猫達を楽しませてさしあげるんだよ、って。
そしてもう、彼に何か言うことはせず、恭司は引き続き猫じゃらしをぴこぴこ。
「やれやれ、スーツで来たのは失敗だったな」
もう一度そう溜息をつけば。
……猫毛一杯つけて帰って、怒られるといい、なんて。
笑むミヒャエルの仕立ての良い高級スーツだって、猫の毛だらけなのだけれど。
でも彼が一切気にしないのは怒られるどころか、素早くしゃしゃっと即、猫の毛を取ってくれる存在がいるから。
そして恭司はミヒャエルの言動に何気に振り回されつつも、つくづく彼を見れば思うのだった。
……こういうことは楽しんだもの勝ち、なのだと。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【萬花】
猫じゃらし片手に猫の気を引こうとする外星体
マヌケな絵面に爆笑したくなる衝動をぐっと堪えて
オヤツの準備バッチリの同僚の様子を見つつ
俺たちはコレで遊ぼっか
ちゃっかりついてきている青鈍の猫へ
カシャカシャと音の鳴る蝶じゃらしを見せる
激しく動かしたり止めたり体の後ろに隠したり
青鈍と遊ぶついでに色んな猫たちを翻弄しながら
じわりじわりと人の多い保護エリアへ
藤春のマタタビは効果抜群って感じ
狗狸塚は…社畜ならぬ猫畜…
いや、もしやこれが猫の下僕というもの?
おっと千木良、一緒にこのお転婆猫の保護も…
うん?ダメ?仕方ないなあ、くるりセンパイ
なんて言いながら千木良を囲む猫を数匹確保
わあ、班長が言うと説得力あるね

【萬花】
這い蹲って猫じゃらしを振る外星体を一瞥
ナイス戦法だ、社長
猫の扱い、長けてるわけじゃないが
グルメならばやっぱりコレだろ
ちゅーるだ
くるりも用意してるならダブルで釣れるな
連れ帰ることにした黒猫へ差出し見せつけ
痛って……!こらそこの猫背中引っ掻くな
順番だぞ
序に保護目的で他の猫達も集まってくれりゃ好都合
そこの喧嘩してる猫達誰か頼む…!
雪羽のまたたびと玖音のクッションで
イチコロ喧嘩両成敗だ
氷月の玩具使いが意外とプロ。いや、意外でもないか…?
澄夜は最早猫に遊んでもらってるというか
御猫様に屈している
ほら、社長サン。上司が先だって来ないと
側近や部下が食いにくいだろ?
おいで、たらふく食わせてやるから

【萬花】
サイコブレイドさん、あんまり悪い人に見えないの私だけです?
でもねこさんたちの安全がかかってますからね!
こっちは準備万端、お腹いっぱいでも食べちゃう…チュールですよ…!
芥さんおそろい〜やっぱりこれですよねぇ
…澄夜さん多くない??猫草って猫集め効果あったっけ…?
雪羽さんはねこさん用のお薬、調合できるんですか?
おお、おもちゃに釣られたねこさん…!見事な猫じゃらし術!
おやつにも惹かれる子が…来すぎ!?食べれない子が喧嘩してるよぉ!
ああああねこさんに囲まれて喧嘩の仲裁出来ない玖音ちゃんがんばってぇ!
クッションONねこさんかわいいねぇ!
氷月さーん!雪羽さーん!遊ぶだけでなく!助けて!お願いします!

【萬花】
外星体の御仁、余所でお会いした時はもう少し悲哀を背負っていた様な……不思議に思うとうにゃんだ……
見た目も猫(っぽい服)、私に隙はない
ねこ妖怪の為に溜め込んだおやつを放出だ
ゆけ、猫草スティック(パーカーのポッケから多量に抜き放って指と指の間に挟む)
美味しいおやつは芥殿とくるり殿にお任せし、私は変わり種で更に引き込む作戦だ
食欲増進、毛玉けほけほにも効果的。我ながら隙がない
後は社長さんが食べて下されば……必要なら土下座もブラッシングもしよう。接待なら任せよ、社会人渾身の媚びスキルを見せて差し上げる
……真っ当にねこさんに貢ぐお二人やあやして差し上げているお三方との落差が凄まじいな。何故だろうな

【萬花】
おやまあ、猫じゃらしの扱いがなってないんじゃないかい?
どちらかというと残念なヒト、だろうか
ま、暫くそのままでいるといいさ
おやつはくるりと芥に任せ
私は氷月と玩具を並べようか
リボンのじゃらしに魚型のケリぐるみ
ふふふ、薬と言えば薬だね
これはね、マタタビから作った精油をたっぷり染みこませてあるんだ
じゃらしを振り、ケリぐるみをぽーんと投げる
猫と玩具で遊んでいれば何かが尾に引っかかる感覚
おや、尾でも釣れたようだ
ゆらりふらり揺れる尾に猫が数匹
はは、元気があってよろしい
だが喧嘩はいただけないね
一匹捕まえ、ぷらーん
玖音、使えそうならこのクッションも使っておくれ
澄夜の猫草も良さそ…色々苦労しているのだね

【萬花】
敵さんより怖くないよって安心させてあげればいいのかな?
くるりおねえさんたちが魅惑のおやつもってます…!
猫さんも別腹って言ってそうなの!
ここの猫さんに懐かれたの見るのも安心のひとつかも
きっと猫さんネットワーク?みたいなのあると思うの
寄ってきたのは…受付嬢さん?もしかして伝えるの得意さんです?
猫草の構え使いさんがいます!あっ、猫さんが指先狙ってます…!
喧嘩しちゃ、めっ!です
仲良しさんには…猫さんもだめにしちゃう、ふっかふかクッションのさーびすなの!
あっ、雪羽おねえさんのクッションにも集まって…またたび入りでした?
お転婆さんも任せ…わっ、素早いの!氷月おにいさん、ありがとうです!助かったの!
夜になっても、ねこねこ島の神社は大賑わい……?
いや、これは、Anker候補である猫『社長』の危機なのである。
そう、サイコブレイドが社長のことを抹殺しに現れたのだ。
だが、Ankerの居場所がいくらわかるサイコブレイドだとしても。
『……!』
咄嗟に境内に潜りこんだ猫たちの行動は誤算だったようで。
『く、出てこい……!』
不器用な手つきで猫じゃらしをふりふるしている。
夜鷹・芥(stray・h00864)はそんな、這い蹲って猫じゃらしを下手に振る外星体を一瞥しつつも口にする。
「ナイス戦法だ、社長」
「サイコブレイドさん、あんまり悪い人に見えないの私だけです?」
戀ヶ仲・くるり(Rolling days・h01025)も、必死に猫を誘き寄せるその姿を見遣り首を傾けて。
狗狸塚・澄夜(天の伽枷・h00944)もこくりと頷く。
「外星体の御仁、余所でお会いした時はもう少し悲哀を背負っていた様な……」
不思議に思うとうにゃんだ……と。
そう、サイコブレイドとは違って、彼はとうにゃん。
「見た目も猫、私に隙はない」
猫っぽい服を引き続き纏い、ばっちりにゃのだから。
雨夜・氷月(壊月・h00493)も、猫じゃらし片手に猫の気を引こうとする外星体を見遣りつつ。
マヌケな絵面に爆笑したくなる衝動をぐっと堪えて。
「おやまあ、猫じゃらしの扱いがなってないんじゃないかい? どちらかというと残念なヒト、だろうか」
……ま、暫くそのままでいるといいさ、なんて。
藤春・雪羽(藤紡華雫・h01263)に至っては、猫に翻弄されまくっているサイコブレイドは暫くは放置の構え。
千木良・玖音(九契・h01131)も猫が沢山いる神社を見回しながら、これからやるべきことを紡ぐ。
「敵さんより怖くないよって安心させてあげればいいのかな?」
そう、今は猫に四苦八苦しているサイコブレイドだが、彼は社長を暗殺しにきたのだ。
だから、いくら悪い人というよりは残念な人に見えても。
「でもねこさんたちの安全がかかってますからね!」
くるりはそうひとつ頷いてから……しゃきん!
「こっちは準備万端、お腹いっぱいでも食べちゃう……チュールですよ……!」
「猫の扱い、長けてるわけじゃないが。グルメならばやっぱりコレだろ。ちゅーるだ」
芥も同じく取り出したのは、猫まっしぐらなおやつ!
「芥さんおそろい〜やっぱりこれですよねぇ」
「くるりも用意してるならダブルで釣れるな」
というわけで、くるりと頷き合った後、芥はまず手始めにと。
連れ帰ることにした黒猫へ差出し、周囲の猫に見せつけんと――。
「痛って……!こらそこの猫背中引っ掻くな。順番だぞ」
「くるりおねえさんたちが魅惑のおやつもってます……! 猫さんも別腹って言ってそうなの!」
くるりと芥の用意した例のおやつはやはり、玖音も驚くほどに効果的です!
そして澄夜も満を持して、ねこ妖怪の為に溜め込んだというおやつを放出する。
――ゆけ、猫草スティック、と。
猫パーカーのポッケから多量に抜き放ち、指と指の間にびしっと挟んで。
そう、これもまた、とうにゃんのめんみつな作戦!
(「美味しいおやつは芥殿とくるり殿にお任せし、私は変わり種で更に引き込む作戦だ」)
いや、ただ猫を引き込むだけではないのだ。
「食欲増進、毛玉けほけほにも効果的。我ながら隙がない」
そして、そんなとうにゃんの周囲を見て、くるりと玖音は思わず瞳をぱちくり。
「……澄夜さん多くない??」
「猫草の構え使いさんがいます! あっ、猫さんが指先狙ってます……!」
「猫草って猫集め効果あったっけ……?」
何だか、ある……みたいです??
そして、ねこねこおやつ大作戦は、勿論順調なのだけれど。
おやつは任せて、雪羽は氷月と共にずらりと並べる。
そう、猫達が好きそうな玩具を。
氷月も、オヤツの準備バッチリの同僚の様子を見つつも、ひらひら。
「俺たちはコレで遊ぼっか」
ちゃっかりついてきている青鈍の猫へと見せるのは、カシャカシャと音の鳴る蝶じゃらし!
それを激しく動かしたり、かと思えばぴたりと止めたり、さっと体の後ろに隠したりとか。
青鈍の子と遊ぶついでに、色んな猫たちを翻弄しながらも。
てしてしじゃれてくる子たちをじわりじわりと、人の多い保護エリアへ。
そんな巧みな蝶じゃらしテクニックに、ちょっぴり感心する芥。
「氷月の玩具使いが意外とプロ。いや、意外でもないか……?」
人でも猫でも、氷月の手にかかればちょろいものです……?
そして雪羽も、リボンのじゃらしに魚型のケリぐるみで猫達を魅了!
いや、その玩具自体も、猫たちは好きなのだけれど。
くるりは、それにしてもご執心な様子の猫に首を傾ける。
「雪羽さんはねこさん用のお薬、調合できるんですか?」
「ふふふ、薬と言えば薬だね。これはね、マタタビから作った精油をたっぷり染みこませてあるんだ」
そしてじゃらしを振り、ケリぐるみをぽーんと投げれば、うにゃあ! ふにゃん! っと。
「おお、おもちゃに釣られたねこさん……! 見事な猫じゃらし術!」
「藤春のマタタビは効果抜群って感じ」
メロメロな猫たちの様子に、くるりと氷月も納得の効果。
そして雪羽は、そんなマタタビな玩具で猫と遊んでいれば……ふと、何かが尾に引っかかる感覚がして。
ふと視線を向ければ、瞳を細める。
「おや、尾でも釣れたようだ」
ゆらりふらりと揺れる尾にも、必死にてしてし、じゃれる猫が数匹。
それから雪羽は尻尾をゆらりら揺らしながらも、目を向けるのはとうにゃんの姿。
「澄夜の猫草も良さそ……」
「後は社長さんが食べて下されば……必要なら土下座もブラッシングもしよう」
……接待なら任せよ、社会人渾身の媚びスキルを見せて差し上げる、と。
そんな澄夜の、厳しい社会で生き抜くために身に着いた諸々を目の当たりにして、雪羽は思わずぽつり。
「……色々苦労しているのだね」
「狗狸塚は……社畜ならぬ猫畜……いや、もしやこれが猫の下僕というもの?」
「澄夜は最早猫に遊んでもらってるというか。御猫様に屈している」
氷月と芥も、その立派な猫畜というか下僕っぷりを見遣って。
澄夜は媚び媚び、猫たちのポイント稼ぎをしつつも思うのだった。
(「……真っ当にねこさんに貢ぐお二人やあやして差し上げているお三方との落差が凄まじいな。何故だろうな」)
何故なのでしょうか、ええ。
でも猫たちは、おやつに玩具に接待にと、もてなす皆の周囲に確実に集まってきていて。
玖音はふと、ひょこりと屈んで
「ここの猫さんに懐かれたの見るのも安心のひとつかも。きっと猫さんネットワーク?みたいなのあると思うの」
寄ってきた1匹の猫を見つめ、声を掛けてみる。
「あなたは……受付嬢さん? もしかして伝えるの得意さんです?」
そして、にゃーとお返事した受付嬢に、社長への伝言をお願いして。
(「序に保護目的で他の猫達も集まってくれりゃ好都合」)
芥も順調に自分達のまわりにやってくる猫達に、そう……思いは、するのだけれど。
「そこの喧嘩してる猫達誰か頼む……!」
「おやつにも惹かれる子が……来すぎ!? 食べれない子が喧嘩してるよぉ!」
くるりは慌てて、ふしゃー! と揉めている子たちを止めようとするも。
「ああああねこさんに囲まれて喧嘩の仲裁出来ない玖音ちゃんがんばってぇ!」
全然無理そうだから、玖音の応援に!
その声に応えて、玖音は満を持して。
「喧嘩しちゃ、めっ! です」
そう言い放てば――ぽふりっ。
「仲良しさんには……猫さんもだめにしちゃう、ふっかふかクッションのさーびすなの!」
そんな玖音のクッションの横に、雪羽も追加でぽふんっ。
「玖音、使えそうならこのクッションも使っておくれ」
そう、クッションはクッションでも、ただのクッションではないのだ。
「あっ、雪羽おねえさんのクッションにも集まって……またたび入りでした?」
「雪羽のまたたびと玖音のクッションで、イチコロ喧嘩両成敗だ」
「クッションONねこさんかわいいねぇ!」
くるりと芥もホッと安堵するほどの、マタタビクッションの効力です!
そして、引き続き猫達と遊んでいた氷月だけれど。
「おっと千木良、一緒にこのお転婆猫の保護も……」
「お転婆さんも任せ……わっ、素早いの!」
「氷月さーん! 雪羽さーん! 遊ぶだけでなく! 助けて! お願いします!」
くるりからの要請に、同じ玩具係であった雪羽とともにこたえて。
「うん? ダメ? 仕方ないなあ、くるりセンパイ」
なんて言いながらも、氷月は玖音を囲む猫を、ひょいひょいっと数匹確保!
「氷月おにいさん、ありがとうです! 助かったの!」
そうぺこりと、頼もしい助太刀にお礼を言う玖音だけど。
再び猫同士、またふしゃーっ! と威嚇しはじめました……!?
でもすかさず、ぷらーんと。
「はは、元気があってよろしい。だが喧嘩はいただけないね」
雪羽が一匹捕まえれば、問題なし。
それから、すっかりねこねこになった周囲を見回してから。
芥はふと屈んで、境内の下へと声を向ける。
「ほら、社長サン。上司が先だって来ないと、側近や部下が食いにくいだろ?」
……おいで、たらふく食わせてやるから、って。
そして猫におやつをてしてしお強請りされながらも告げた芥に、氷月はふっと瞳を細める。
「わあ、班長が言うと説得力あるね」
そうくすりと笑みつつ、また一匹、もふりと猫を確保しながら。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【マルサイ】
さて、猫を誘き出すんだっけか
マタタビが効くってんで、ちと先に別行動してマタタビ入りの玩具を購入
それをズボンのポケットに仕込んどけば寄り付くだろ、多分
何でも、別行動していたメンバーの話だと猫カフェで友好的な猫もいたって話らしい
それなら、そこに訪れて白猫と黒猫を引き連れてみるか
…おい、その目は何だ。この猫か、威嚇したっていう黒猫
(マタタビ反応はお任せ)
このまま引き連れて、チェスターが待機しているポイントへと向かう事に
…やたら、猫増えてねぇか?マタタビの効果ってのは恐ろしいもんだな
ついでに『社長』も来てくれりゃあ良いが、上手くいくかどうか
ほら、ある程度は連れてきた。…後で俺も寝るの混ぜろ

【マルサイ】
いいね、リーガル
やる気がひしひしと伝わってくるよ
俺も……と言いたいところだけど
どうやら猫は俺に懐いている訳ではなく!
……俺の霊気で涼を取ってるらしいんだ
自分で言って自分で少し落ち込む
だから俺は安全なポイントで、みんなが誘き出してくれた猫たちを引き止めるよ
あとはここで寝転んで――
ギャグじゃないし、サボろうともしてないよ!?
(こほん)これもマルサイ所属のカミガリとしての任務さ
そういう蒔生も堂々とサボってない?
は!? い、いや、遠慮しておくよ
潤が横にいたらおちおち寝てられな……お、夜宵いいところに!
おわっ(黒猫のやんのかステップに再び縮み上がる)
さ、さて
みんなのお手並み拝見ってところだね

【マルサイ】
片手に食いつきが良かったおやつ
もう一方に猫の手の形をした猫用レーザーポインター
両腕を身体の前で交差させ決めポーズ
これで決める
……これで決めるポーズだよ
潤の持つねこねこ稲荷が気になるが、今の僕は両手が塞がっている
後で分けてもら――むぐ!
白猫はチェスターに懐いてたわけでもないらしい
まあそう落ち込むな
……なんて励ましたことを後悔しそうだ
寝転ぶ姿に渋い顔
あ、まさにその黒猫だよ夜宵
またやんのかステップ見れるかな
昼間の白猫を思い浮かべる
お。あいつかな
目が合った白猫の足元へレーザーポインターの光を
そばにいる子猫たちの興味も一緒にひこう
じわじわ境内の下から誘き出して
寝るのは帰りの乗り物の中で頼むよ

【マルサイ】
相当数の猫が隠れてしまっているようですね
偵察に走らせていた折紙の鼠を元の紙に戻しつつ、ねこねこ稲荷寿司をひとつ口に
どの猫が『社長』なのかも判別できませんし、誘き出すのは骨が折れそうです
おや、リーガルも食べますか?はい、あーん
返事を待たず稲荷寿司を口に捩じ込む
手を拭き、折り始めるのは数匹の大きな蛇。
私が追い立て役を。蛇は境内の下に残しておけば、いざとなった際に何匹かは守れるかと
ところでチェスター様、転寝ですか?気持ちはよく分かりますが、私もご一緒できるときに行っていただければ…
と、夜宵様も帰ってきましたし、リーガルも腹が膨れたことでしょう
蒔生。私は少々集中致しますので、号令を頼みます

【マルサイ】
無意識に発する酸化熱と錆の匂いで邪魔しないよう、チェスターさんとリーガルさんのやや後方で膝を抱えてしゃがんでおく
……リーガルさん、なにその厨二病くさいポーズ
それに兄貴の前でそんな事言ったら……あ、やっぱり
あ、そういう事だったんだ?どうりでちょっと涼しいなって思った
寝転ぶ?……猫だけに?
しかもその姿勢、だいぶ誤解を生みそうだけど
こ、これは邪魔しないっていう貢献の仕方なの!
特に何もせずツッコミだけしつつ、黒猫を連れて合流した夜宵さんに手を振る
白い子は?まさか『社長』と一緒になって逃げちゃったの?
寧ろ好都合かもよ、周りの子たちを誘って出てきてくれるかも
…よし、兄貴!こっちは準備おっけー!
夜のねこねこ島も、相変わらず猫たちが気ままに夜のお散歩をしていて。
一見、平和にみえる島内だけれど……猫の抹殺を狙うサイコブレイドはもう上陸しているだろう。
というわけで、天使・夜宵(熱血を失った警官・h06264)は、先に仲間達とは別行動をして。
(「さて、猫を誘き出すんだっけか」)
猫といえば、効果的なのはやはりマタタビ。
だから、マタタビ入りの玩具を購入して、すちゃっと。
(「ズボンのポケットに仕込んどけば寄り付くだろ、多分」)
仕込んだ後、次に向かうのは、島の猫カフェ。
何でも、別行動していたメンバーから、猫カフェで友好的な猫もいたと聞いたから。
それならと、そこを訪れれば……皆が話していた猫らしき、白猫と黒猫を発見。
……引き連れてみるか、と目を向ければ、ぱちりと視線が合って。
「……おい、その目は何だ」
じいと見つめてくる黒猫を見遣れば、夜宵は察する。
「この猫か、威嚇したっていう黒猫」
そしてガンをつけてきつつも、でもマタタビには尻尾をゆらゆらさせている黒猫と。
白猫もセットで、夜宵はこのまま引き連れていくことにする。
仲間たちが待機しているポイント――ねこねこ神社へと。
その頃、すでに神社に到着している古出水・潤(夜辺・h01309)は、こてりと首を傾けて。
「相当数の猫が隠れてしまっているようですね」
サイコブレイドの殺気に気づいて、神社の境内の下に、狙われている猫『社長』が咄嗟に潜ったのはいいものの。
他の猫も一緒に、にゃーんと潜ってしまったのだ。
そんな社長を誘き出すことに、幸いサイコブレイドは苦戦しているようだから。
潤は、偵察に走らせていた折紙の鼠を元の紙に戻しつつも――はむりっ。
ねこねこ稲荷寿司をしれっとひとつ口にしながらも、もう一度首を傾げる。
「どの猫が『社長』なのかも判別できませんし、誘き出すのは骨が折れそうです」
そして古出水・蒔生(Flow-ov-er・h00725)も、無意識に発する酸化熱と錆の匂いで邪魔しないようにと。
皆や猫よりもやや後方で膝を抱えて、ちょこりとしゃがんでおきながらも。
ふと視線を向けるのは、リーガル・ハワード(イヴリスの|炁物《きぶつ》・h00539)の姿。
片手に食いつきが良かったおやつ、もう一方に猫の手の形をした猫用レーザーポインター。
それを携えた両腕を、身体の前でしゃきんと交差させて――これで決める、と。
颯爽と、決めポーズ!
……を、してみせたものの。
「……リーガルさん、なにその厨二病くさいポーズ」
「……これで決めるポーズだよ」
蒔生の声に説明して返すリーガル。
これで決める、と大事なことなので二回言いました。
だがしかし、これで決めるポーズをしていることで生じる問題点も確かにあるのだ。
「潤の持つねこねこ稲荷が気になるが、今の僕は両手が塞がっている」
そう、ちらっと視線を向ける先は、美味しそうでかわいいねこねこお稲荷さん。
けれど蒔生は、リーガルの言葉に思わず苦笑する。
「それに兄貴の前でそんな事言ったら……」
「おや、リーガルも食べますか? はい、あーん」
「後で分けてもら――むぐ!」
……あ、やっぱり、と。
案の定、返事を待たない兄のあーんで、稲荷寿司を口に捩じ込まれたリーガルに。
そんな、口いっぱいのねこさん稲荷寿司に、むぐむぐとなっているとはいえ。
チェスター・ストックウェル(幽明・h07379)は、彼のこれで決めるポーズに、こくりと大きく頷く。
「いいね、リーガル。やる気がひしひしと伝わってくるよ」
そしてふと気配を感じてか、にゃーんと白猫が寄ってきているのを見て。
俺も……と、言いたいところであったのだけれど。
チェスターは刹那、ハッと気づいてしまうのであった。
「どうやら猫は俺に懐いている訳ではなく! ……俺の霊気で涼を取ってるらしいんだ」
そして自分で言って、自分でしょぼんとちょっぴり落ち込んでしまう。
「あ、そういう事だったんだ? どうりでちょっと涼しいなって思った」
「まあそう落ち込むな」
……白猫はチェスターに懐いてたわけでもないらしい、と。
蒔生とともにリーガルもそう察したから、しょんぼりしている彼を宥めたものの。
「だから俺は安全なポイントで、みんなが誘き出してくれた猫たちを引き止めるよ」
そうぐっと気を取り直す彼の次の行動に、励ましたことを秒で後悔しそうになる。
「あとはここで寝転んで――」
ころんと寝転ぶ姿を見て、渋い顔をして。
でもそんなリーガルに、チェスターは慌ててこう付け加えるも。
「ギャグじゃないし、サボろうともしてないよ!?」
「寝転ぶ?……猫だけに? しかもその姿勢、だいぶ誤解を生みそうだけど」
ギャグじゃないつもりなのだけれど、ボケてツッコむ蒔生。
そしてチェスターは、こほんとひとつ咳ばらいをした後。
「これもマルサイ所属のカミガリとしての任務さ」
こてりと首を傾けつつもこう返すのであった。
「そういう蒔生も堂々とサボってない?」
「こ、これは邪魔しないっていう貢献の仕方なの!」
特に何もしていないのではなく、邪魔をしないようにしているのです、ええ。
そんなわいわいにゃーにゃーな中、潤はやはりマイペースに、稲荷寿司の味がついた手を拭いた後。
折り始めるのは、数匹の大きな蛇。
「私が追い立て役を。蛇は境内の下に残しておけば、いざとなった際に何匹かは守れるかと」
それから潤は、ころりとサボ……いえ、任務を完遂するべく寝転んでいるチェスターを見遣って。
「ところでチェスター様、転寝ですか?」
こう、続けるのだった。
「気持ちはよく分かりますが、私もご一緒できるときにいっていただければ……」
そしてその言葉を聞けば、思わずふるふると首を横に振るチェスター。
「は!? い、いや、遠慮しておくよ」
だって、そうなったらどうなるか、チェスターにはなんとなくわかるから。
「潤が横にいたらおちおち寝てられな……お、夜宵いいところに!」
しれっとすかさず話題を逸らすように、ちょうど神社へやってきて合流した夜宵へと声を向けて。
やはり特に何もせず、敢えて言うならツッコミだけしつつ、黒猫を連れて来た夜宵へとふりふり手を振る蒔生。
いや、白猫と黒猫だけ、のつもりだったのだけれど。
夜宵はふと周囲を見回せば、首を傾けてしまう。
「……やたら、猫増えてねぇか? マタタビの効果ってのは恐ろしいもんだな」
うにゃっと、ポケットのマタタビ入り玩具に、早速食いついて集まってくる猫達の様子に。
それから、境内の下へと目を向けてみるも。
(「ついでに『社長』も来てくれりゃあ良いが、上手くいくかどうか」)
これで社長が出てきてくれるのならば、御の字なのであるが。
「ほら、ある程度は連れてきた」
「と、夜宵様も帰ってきましたし、リーガルも腹が膨れたことでしょう」
潤がにこにこそう紡ぐのを後目に、リーガルはじいと見つめてくる黒猫へと目を向ける。
「あ、まさにその黒猫だよ夜宵」
……またやんのかステップ見れるかな、って。
そして期待通り、再び背中を丸めて毛を逆立て、小刻みにサイドステップし始めた様子に……おわっ、と。
黒猫のやんのかステップに、再び縮み上がっちゃうチェスター。
それから蒔生は、先程までそんな彼の近くで涼んでいたはずの白猫がいないことに気づいて。
「白い子は? まさか『社長』と一緒になって逃げちゃったの?」
そうきょろりと視線を巡らせてみるのだけれど。
リーガルも、昼間の白猫を思い浮かべながら、くるりと周囲を見回せば。
「お。あいつかな」
ぱちりと目が合った白猫の足元へとすかさず、レーザーポインターの光をぴかっ。
そして白猫は勿論、そばにいる子猫たちの興味も一緒にひいてみて。
じわじわと境内の下から誘き出す作戦を。
そんなリーガルの行動に、蒔生もこくりとひとつ頷いて。
「寧ろ好都合かもよ、周りの子たちを誘って出てきてくれるかも」
「蒔生。私は少々集中致しますので、号令を頼みます」
「……よし、兄貴! こっちは準備おっけー!」
兄の声に、ばっちりだと頷いて返す。
チェスターは、まだしゅたたっとやんのかステップを踏んでくる黒猫をチラ見しながらも。
「さ、さて、みんなのお手並み拝見ってところだね」
皆の姿を見遣りながらも、ころん。
寝転ぶ任務を全うせんとすれば、夜宵もそんなチェスターへと目を向けて。
「……後で俺も寝るの混ぜろ」
何気にそう転寝の仲間入りする意向を示す夜宵。
いや、確かに猫は可愛いし、猫だまりはもっふもふだけれど。
リーガルは寝る気満々な面子へと、こう言っておくのだった。
……寝るのは帰りの乗り物の中で頼むよ、って。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

●大鍋
ネコネコほご〜
さぁて夜だし、音とか匂いで
誘うのが良さそうだよねぇ
おっ、美味しそうな焼きササミの香り〜
…猫用はダメでも摘み食いワンちゃん気分なら
許されないかなぁ〜……悪ふざけは此の辺で
こんなワル〜い大人の真似あんまりしちゃダメだよう
紙袋をガサガサしたり丸めたりで
音立てたり遊び道具を作ったり〜
レモン君のビニール袋とのセッションも楽しー
椿斬君も何か音楽嗜んでいくのもどうだろ〜
ふわふわ六花ちゃんは…大丈夫なんだろうか…
さておき。紙袋みたいに狭いとこ入るのも
猫って好きだから不思議だよねェ
適度に紙ボールで遊んだりもしつつ
…ところでオレ達ってネコと
遊びに来た認識で良かったんだっけ?

大鍋
ねこねこを保護……
うん、わかった!
アイテム…
……六花、出番だよ
シマエナガの六花はふわふわでちょこまかしていて…きっと猫達の目にとまりやすいと思うんだ
決して、餌にしようとかそういうんじゃないんだよ?
ほんとだよ?
動物と話す、でレモンとカナトの用意した猫おやつも美味しいよーって宣伝してもらう
じゃあ僕もささみを分けてもらおうかな?
…美味しそうな香りがするから、齧ってみたくなるかも
僕も?2人のビニール袋のセッションに合わせて羽根団扇を素早く動かすダンスをしてみる
狩猟心を刺激するんだ
どう?寄ってきた?
あ、来てくれた
白くてモフモフの猫…僕の神社に引っ越してきてもらおうかな
抱っこして寝たら…絶対あったかい

大鍋3人
ねこねこを保護…
それならやはり…じゃん!高級焼きささみスティック!
猫はささみが好きですからね、これでお呼びします
椿斬さんは…あっ、六花さん!ふふ、看板鳥ですね
宣伝をよろしくお願いします!
このおやつは猫用なので、カナトさんは食べないように!
摘み食いもダメです!椿斬さんまで!?ダメです!
まずは猫おやつを入れたビニール袋を使って…
ガサガサ音を立てましょう!
猫ってなぜか、こう言う音が好きですよね
椿斬さんはダンス?すごい!
わ!こっちにも来ましたね
1番乗りさんには、1番大きいささみを上げましょう
何言ってるんですか、カナトさん
僕たちはねこねこ島に遊びにきたんですよ!
サイコブレイド…?知らない子ですね
ねこねこ島で、猫たちといっぱい遊んだ後は。
やはり猫でいっぱいの夜の神社で、これからやるべき任務、それは。
「ネコネコほご〜」
そう、緇・カナト(hellhound・h02325)の言うように、猫たちを保護します!
サイコブレイドが狙う『社長』に続くように、うにゃんっと。
沢山の猫たちも一緒に、境内の下に潜り込んでしまったのだ。
今の状態ではサイコブレイドもなかなか手が出せないのだけれど、しかしいずれ強引に動いてくるかもしれないから。
まずは自分達の元へと、猫たちをおびきよせて避難させようというわけである。
ということで、どうやって猫たちを誘い出すか、であるが。
「さぁて夜だし、音とか匂いで誘うのが良さそうだよねぇ」
カナトの声に、茶治・レモン(魔女代行・h00071)も思案して。
「ねこねこを保護……それならやはり……」
ねこねこプロとして、颯爽と取り出すのは、そう!
――じゃん! 高級焼きささみスティック!
「猫はささみが好きですからね、これでお呼びします」
そして花七五三・椿斬(椿寿・h06995)も、保護する方法を考えてみれば。
「ねこねこを保護……うん、わかった!」
やはりそれには、アイテムが必要……?
ということで。
「……六花、出番だよ」
神社に呼び出したのは、ふわもふころりとしたシマエナガの六花。
だって、椿斬はこう思うのだから。
「六花はふわふわでちょこまかしていて……きっと猫達の目にとまりやすいと思うんだ」
それから、思った通りにちょこまかしては、猫の気を早速引いている六花をちらり。
「決して、餌にしようとかそういうんじゃないんだよ?」
……ほんとだよ? って。
そんな六花を餌にしよう疑惑が浮上……しているかも、していないかも、しれないけれど。
レモンはもふもふなその姿を見て、表情こそ変わらないけれど、ほわり。
「椿斬さんは……あっ、六花さん! ふふ、看板鳥ですね」
「動物と話す、でレモンとカナトの用意した猫おやつも美味しいよーって宣伝してもらう」
餌ではなく、六花は猫たちへの宣伝係なのです、ええ!
そんな、余裕で境内の下に入れる六花に、レモンは、宣伝をよろしくお願いします! とお任せしつつも。
「おっ、美味しそうな焼きササミの香り〜」
猫だけでなく、手にしている焼きササミで、カナトの気までひいちゃいました……?
けれど、びしっとレモンは告げておく。
「このおやつは猫用なので、カナトさんは食べないように!」
「……猫用はダメでも摘み食いワンちゃん気分なら、許されないかなぁ〜」
「摘み食いもダメです!」
いや、焼きささみにそわりとしちゃうのは何も、猫とカナトだけではなくて。
「じゃあ僕もささみを分けてもらおうかな?」
……美味しそうな香りがするから、齧ってみたくなるかも、なんて。
ちらっと、レモンの焼きささみを見遣る椿斬。
そんな彼の言葉に瞳をぱちりと瞬かせつつも、でもやっぱりレモンは毅然として。
「椿斬さんまで!? ダメです!」
これは猫用なのです、ええ。
だから……悪ふざけは此の辺で、なんて。
「こんなワル〜い大人の真似あんまりしちゃダメだよう」
カナト曰くワル〜い大人たちは、お預け、です。
そしてただおやつをあげるだけでなく、レモンはひと工夫。
「まずは猫おやつを入れたビニール袋を使って……ガサガサ音を立てましょう!」
カナトも一緒に、紙袋をガサガサしたり丸めたり、音立てたり遊び道具を作ったりして。
「猫ってなぜか、こう言う音が好きですよね」
「レモン君のビニール袋とのセッションも楽しー」
ガサガサ、ガサガサ、猫たちも気になること間違いなしのビニール袋セッション!
そしてカナトは、椿斬にも声を掛けて見れば。
「椿斬君も何か音楽嗜んでいくのもどうだろ〜」
「僕も?」
そう一瞬きょとりとしたものの、すぐに羽根団扇をひらり、ひらりら。
ふたりのビニール袋のセッションに合わせて、椿斬も羽根団扇を素早く動かすダンスを披露!
「狩猟心を刺激するんだ。どう? 寄ってきた?」
「椿斬さんはダンス? すごい! わ! こっちにも来ましたね」
レモンはそう、にゃーとやって来た子の目線にちょこんと屈んでから。
「1番乗りさんには、1番大きいささみを上げましょう」
一等大きな焼きささみを上げれば、嬉しそうに尻尾をゆらゆら。
すりすりと身体を寄せて、すっかりレモンに甘える猫さん。
椿斬も、にゃーと足元で鳴く声に気づいて。
「あ、来てくれた」
そっと撫でてあげつつも、こう続けるのだった。
「白くてモフモフの猫……僕の神社に引っ越してきてもらおうかな」
ふわふわ柔らかな手触りに、思わず瞳を細めて。
抱っこして寝たら……絶対あったかい、って。
それからカナトは、何気にちらり。
(「ふわふわ六花ちゃんは……大丈夫なんだろうか……」)
境内の下にとてとて入っていったシマエナガの子の身をそっと案ずるも。
猫たちが境内から徐々に出てきているから、猫たちの伝言役を頑張っているはず、きっと。
というわけで、さておき、と。
「紙袋みたいに狭いとこ入るのも、猫って好きだから不思議だよねェ」
適度に今度は紙ボールで猫たちと遊んだりもしつつ、カナトはふと生じた疑問を口にする。
「……ところでオレ達って、ネコと遊びに来た認識で良かったんだっけ?」
そんな言葉に、レモンはきりりと視線を彼に向けて。
「何言ってるんですか、カナトさん」
こう続けて、力強くこたえるのだった。
「僕たちはねこねこ島に遊びにきたんですよ!」
――サイコブレイド……? 知らない子ですね、って。
大きく首を傾けつつも勿論、ふたりと一緒に、猫と全力で遊ぶ目的を全うするつもりです!
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【69課】
私もサイコブレイドと戦った事はあるのですが、これは……
それだけ殺気を出していては逃げられて当然です
貴方には分が悪過ぎますよ
私は社長の周りにいる部長達の誘き寄せを行います
動物と話す技能で此方に来るように話してみましょう
臆病な猫は戸惑っているでしょうし、此方が安全な事を伝えて連れていきます
パドルさんにも話している所を見せてみますか
それから逝名井さんがマッサージしてくださるそうで猫を彼に誘導します
一戸さんの浮遊で猫も集まりそうですし安心ですね
ちなみに移住検討されている方は居ませんか?
例えば屋内で暮らしたい、自分だけ可愛がってくれる人が欲しいでしたり
櫃石さんの参考になればと

【69課】
サイコブレイド、会うのが三度目なんだが
お前を二度斬った身として言わせて欲しい
何をやっているんだ…
もういいんだぞ、抹殺じゃなく観光と言っても
猫じゃらしや電池で動く玩具、猫缶を用意
食後らしいが小腹が空いたのもいるやも
猫缶は普通のを、毎回高級のを与えられない
俺の懐に合った子でなくては
だが一匹二匹、兄弟姉妹くらいなら飼えるぞ
一戸の集猫力や逝名井の猫テク、俺も学ばなかったわけではないのだ
パドルにも負けられん、動く玩具もある
道明も移住希望猫を聞いてくれてるしな
(来てくれる子の種類と数はお任せします)
はっ、俺のAnkerになり得る猫もあいつはわかるのでは
ネタバレはやめろ、許さないからな

【69課】
サイコブレイドさんって、真面目なかたなんですね
(猫じゃらしを振るサイコブレイドを見つつ)
さて、猫さんのおびき寄せ……やっぱりおやつでしょうか?
昼間の猫さんたちは私の耳にじゃれてきましたけど、猫さんは気まぐれですからね
(湖武丸さんが用意した電動のおもちゃを見る)……なるほど
擬人化装置OFF! アロワナ姿に戻りピチピチ跳ねて猫さんにアピール
ここに魚がいますよ〜。ピチピチですよ〜
飛びかかられるとさすがに困ってしまいますので、猫さんたちが集まってきたら空中浮遊しながら誘導しましょうか。湖武丸さんの猫さん探しのお手伝いも兼ねて
はーい、こっちですよ〜(ヒレパタパタ)

【69課】
今日のサイコブレイドさんはニャンコブレイドさんだねぇ。
うんうん。あの人のマジメなとこ、嫌いになれないなぁ。
それにしても、さっきのネコチャン達かわいかったな
結局お話はできなかったけど……えっ、道明さんネコチャンと話せるの!?
湖武丸さんは準備の気合いが満タンだし。藍さんは身体張ってるし。僕も負けてらんないや!
棒の先に紐とネズミの人形がついたおもちゃでネコチャンたちを誘い出すよ
おいで~、こっちに凄腕マッサージ屋さんがいるよ~って逝名井さんのところへ誘導
たくさん遊びたい子には、ネズミ人形をまるで走ってるみたいに動かして、狩猟本能を刺激してあげよう。
ふぅ、これだけ遊んだら満足してくれたかな…?

【69課】
非モテっぽいのサイブレおじさんを尻目に
ボクら69課も呼び込みに参戦しちゃいまぁす!
あっ、道明さん!
有力情報の協力者には無料マッサージ付ってお伝えお願いします!
引き続き高速カキカキなでなでテクを駆使して
来場ネコチャン達にご奉仕しちゃうにゃん!
藍ちゃんの身を案じ注視、やべー跳びかかりは優しく抱っこキャッチで確保したい。
遊び疲れた子達も胸元から、擦りつけてきた箇所を順にカキカキ。
ちな櫃石さんの運命のネコチャンが見つかるまで協力する構え。
胡坐かいて座ってたら
足の上とか膝上とか肩とか
空きスペースが全部埋まりそう…人間キャットタワーだコレ!
社長チームはモチロン
強面のネコチャンにも平等に接するね!
夜のねこねこ島に、ついに上陸したサイコブレイド。
その目的は勿論、Anker候補の猫『社長』の暗殺であるが。
『く、出てこい……!』
神社の境内の下に潜って隠れてしまった社長や猫たちに悪戦苦闘中。
猫じゃらしを振って、何とか社長を誘き寄せようとしているが。
慣れていない様子でなかなか難航しているようだ。
そんなサイコブレイドの姿を、パドル・ブロブ(ただちっぽけな雫・h00983)は見遣って。
「今日のサイコブレイドさんはニャンコブレイドさんだねぇ」
「サイコブレイドさんって、真面目なかたなんですね」
猫じゃらしを振る姿を見つつ言った一戸・藍(外来種・h00772)に頷いて続ける。
「うんうん。あの人のマジメなとこ、嫌いになれないなぁ」
そんなサイコブレイドは、AnkerやAnker候補を抹殺するために、最近活発に動きをみせていて。
櫃石・湖武丸(蒼羅刹・h00229)も、そんな彼とは以前対面しているのだが。
「サイコブレイド、会うのが三度目なんだが、お前を二度斬った身として言わせて欲しい」
猫じゃらしを不器用な手つきで振っているサイコブレイドへと紡ぐ。
何をやっているんだ……と。
「もういいんだぞ、抹殺じゃなく観光と言っても」
確かに、いっそもう、観光ってことにした方がいいかもしれない。
けれど敵とはいえ真面目な性分の彼は、猫相手に真剣そのもので。
『大人しく出てこい、Anker候補の猫!』
「私もサイコブレイドと戦った事はあるのですが、これは……」
猫相手に声をつい荒げている様子を見れば、指摘する道明・玻縷霞(黒狗・h01642)。
「それだけ殺気を出していては逃げられて当然です。貴方には分が悪過ぎますよ」
そんな猫心が全くわかっていないサイコブレイドには、猫を手懐けることは難しそうだから。
ならば、その隙に、と。
「非モテっぽいのサイブレおじさんを尻目に、ボクら69課も呼び込みに参戦しちゃいまぁす!」
逝名井・大洋(TRIGGER CHAMPLOO・h01867)は皆と一緒に、いざ猫のハートを掴んじゃいます!
というわけで、サイコブレイドはあの不器用な手つきを見れば、暫くは放っておいても良さそうなので。
「さて、猫さんのおびき寄せ……やっぱりおやつでしょうか?」
日中も、沢山の猫にじゃれられた藍だけれど。
まず考えたのはそう、おやつ作戦。
「昼間の猫さんたちは私の耳にじゃれてきましたけど、猫さんは気まぐれですからね」
気まぐれな猫たちでも、おやつは好きだろうから。
そしてパドルも、神社に沢山集まっている猫たちを見回しながら。
「それにしても、さっきのネコチャン達かわいかったな。結局お話はできなかったけど……」
思い返して、そう口にしたのだけれど。
「私は社長の周りにいる部長達の誘き寄せを行います。動物と話す技能で此方に来るように話してみましょう」
「えっ、道明さんネコチャンと話せるの!?」
「あっ、道明さん! 有力情報の協力者には無料マッサージ付ってお伝えお願いします!」
玻縷霞は颯爽と猫たちへと一歩近づいてから。
驚くパドルにも話している所を見せてみつつ、再び猫語で話しかけてみることに。
「にゃあ、うにゃにゃ、にゃー」
臆病な猫は戸惑っているだろうからと、此方が安全な事と。
それから、大洋がマッサージをするというから、猫を彼に誘導したり。
猫たちに伝えながらも、出てきた子を保護して連れていく玻縷霞。
そして大洋も、玻縷霞の声かけでやって来た猫ちゃんをわしゃわしゃ。
――来場ネコチャン達にご奉仕しちゃうにゃん!
引き続き高速カキカキなでなでテクを駆使して、首ったけにしちゃいます!
それから、湖武丸もすちゃり。
「一戸の集猫力や逝名井の猫テク、俺も学ばなかったわけではないのだ」
おもむろにまず取り出したのは、猫じゃらしや電池で動く玩具。
電源を入れれば猫たちも、うにゃにゃっと興味津々!
そして藍は、そんな湖武丸が用意した電動のおもちゃを見て……なるほど、と。
ひとつこくりと頷けば刹那、擬人化装置OFF!
――ここに魚がいますよ〜。ピチピチですよ〜。
アロワナ姿に戻りピチピチと跳ねて、猫さんにアピール!
いや、湖武丸が用意したのは、玩具だけではない。
「食後らしいが小腹が空いたのもいるやも」
用意したのは、スタンダードな猫缶。
普通の猫缶にしたのは、毎回高級のものを与えられないから。
「俺の懐に合った子でなくては」
そう、サイコブレイドの案件も勿論なのだけれど、湖武丸の個人的なもうひとつの目的は運命の猫さん探し。
だから、無理なく日々用意できる猫缶を選択したわけであるが。
「だが一匹二匹、兄弟姉妹くらいなら飼えるぞ」
その分、数匹ならば面倒もみられます!
そしてパドルは、皆がそれぞれ、思い思いの作戦を実行する様子を見ながらも。
「湖武丸さんは準備の気合いが満タンだし。藍さんは身体張ってるし」
……僕も負けてらんないや! と。
そう手にするのは、ネコチャンたちを誘い出すための秘密兵器。
棒の先に紐とネズミの人形がついたおもちゃ!
それから、それを巧みに動かしつつも。
「おいで~、こっちに凄腕マッサージ屋さんがいるよ~」
誘導するのは、猫メロテクを持つ大洋の元。
湖武丸も、動く玩具で猫たちの気を引いていく……パドルにも負けられん、なんて。
そして懸命に頑張る湖武丸が抱く、運命の猫探しの目的は皆も知っているから。
「にゃーにゃにゃ、うにゃん?」
玻縷霞は猫たちに、こうも訊いてみる――ちなみに移住検討されている方は居ませんか? って。
「うにゃにゃ、にゃん、にゃー」
――例えば屋内で暮らしたい、自分だけ可愛がってくれる人が欲しいでしたり、と。
(「櫃石さんの参考になればと」)
大洋も勿論、湖武丸の運命のネコチャンが見つかるまで協力する構え。
マッサージをしてあげながらも、そんな移住したそうな子がいないか見てみたりして。
「はーい、こっちですよ〜」
ヒレをパタパタ、アロワナ姿な藍も、ぴちぴちと湖武丸の元へと促すように猫さんにアピール!
でも、うにゃっ! と飛びかかられるとさすがに困ってしまうから。
(「猫さんたちが集まってきたら空中浮遊しながら誘導しましょうか」)
パタパタ、ピチピチ、ふわふわと。
「一戸さんの浮遊で猫も集まりそうですし安心ですね」
玻縷霞もそう紡ぐほど、引き続き順調に猫を集めつつ、誘導……しようとしたのだけれど。
ヤンチャな子が、空中に浮かぶ藍めがけて、ぴょこん!
突撃するように元気に跳ねてきたから。
藍の身を案じ注視していた大洋が、激しく彼女に跳びかかってきた子をすかさず、優しくもふっと抱っこキャッチ!
パドルも、たくさん遊びたそうな子へと、ふりふりしゅしゅっと。
ネズミ人形をまるで走っているかのように動かして、狩猟本能を刺激してあげる。
そしてそう目一杯遊んであげれば、猫たちも夢中になって。
「ふぅ、これだけ遊んだら満足してくれたかな……?」
パドルは誘導した子を、大洋へとバトンタッチ。
大洋はそんな遊び疲れた子達も、胸元や擦りつけてきた箇所を、順にカキカキしてあげて。
それからふと、自分の周囲の状況に気が付くのだった。
「……人間キャットタワーだコレ!」
胡坐かいて座っていたら、足の上とか膝上とか肩とか――気が付けば、空きスペースが全部埋まりそうで。
そして、にゃーんと集まってくる子たちを、大洋は次々マッサージしては蕩けさせていく。
社長チームは勿論のこと、強面のネコチャンにだって当然平等に接しながら。
それから懸命に猫と遊んであげつつも、湖武丸はふっと気づくのだった。
「はっ、俺のAnkerになり得る猫もあいつはわかるのでは」
そうちらり、サイコブレイドを見れば。
猫じゃらしを下手に動かしながら、その視線に気づいたサイコブレイドはこう口を開くも。
『お前のAnkerになるかもしれない猫? ああ、それなら……』
「ネタバレはやめろ、許さないからな」
きっと感動の対面になるだから、ネタバレ厳禁です!
だが次の瞬間、湖武丸はふと気付く。
青紫色に見えるふわふわな毛色の、青い瞳をした猫。
自分のことをめっちゃてしてししてくる、そんな一匹の猫に。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【樂園】
社長は逃げ延びるのよ……という事で猫保護する?
よしきたの。夜の闇は宵にはあんまり関係ないの<暗視>あるから。
だからいそうなところを探してそこにまたたびおいてみるのよ。後は美味しい餌もあれば置いてみるのよ。猫ちゃん来たらそこを保護するのよ。
大丈夫。宵は<怪力>だから猫ちゃん位なら幾らでも抱えれるのよ!
という訳でいっぱい保護するのよーっと。元気なもふもふっ子さん。茶トラっぽいモフモフっ子さん。いっしょにあそ……わわ、頭の上乗るの?そこ気に入った?
ララちゃん、マリーちゃんどんな感じー?とレッドタビーのモフモフ猫頭にのせて合流するの。

【樂園】
社長……しっかりと逃げ延びるのよ
お前たち、社長…猫達を保護するわよ
だけど、夜の闇に紛れて見つけにくいかしら
美味しいご飯の香りで誘い出すのがいいかもしれないわね
あぶくたった にえたった
ささみをきゅと抱えた小さな桜モモンガに変身して猫達をおびき寄せるべく猫の隠れていそうな軒下なんかに突入よ
むきゅ!と可愛く魅了してララ達の方へ誘い出す
宵とマリーが上手く保護しているはずよ
ララだって…!
ふん、猫パンチがララに通用すると?
早業で見切って躱す
…ララはご飯じゃないのよ
二人と合流し誘い出した猫をばっちり保護するわ
あら…桜花弁のような眉模様のある夜色の仔猫
…ララの尻尾が気に入ったよう
ララのうちの子になる?

【樂園】の皆さんと。
沢山の猫さん達を保護するなら、こちらも人海戦術が有効かしら?
【木精の守り手】でマタタビを生やしたウッドゴーレムを召喚して、猫さん達の気をひけないか試してみましょう。
大きいと威圧しちゃいそうなので、私より少し大きいくらいのウッドゴーレムを召喚し、境内を取り囲む様に配置、指先から伸ばしたマタタビを境内の方に向けてゆらゆらさせて、待機させる。
私もゴーレムの横で、先ほど仲良くなれた猫さんと遊びながら、他の猫さんが寄ってくるのを待ちます。
ララさんや十六夜さんの方はどうですか?
こちらに連れてきていただければ、ゴーレムで纏めて保護できますよー!
沢山の猫がいる、ねこねこ島の夜の神社。
そしてこの場所には猫だけでなく、サイコブレイドの姿もあるのだけれど。
「社長……しっかりと逃げ延びるのよ」
ララ・キルシュネーテ(白虹迦楼羅・h00189)が目を向けるのは、神社の境内の下。
サイコブレイドの殺気を感じて、彼に狙われている猫『社長』がこの下に潜ったのだという。
そしてサイコブレイドは、そんな社長や猫を誘き寄せるのに四苦八苦しているから。
十六夜・宵(思うがままに生きる・h00457)も、そんな社長の身を案じつつも。
「社長は逃げ延びるのよ……という事で猫保護する?」
「お前たち、社長……猫達を保護するわよ」
そう訊けば、返ってきたララの声にこくりと頷く――よしきたの、と。
でもララは、社長や猫達がいる境内の下へと改めて、赤咲く花眸を視線を向けて。
こてりと小さく首を傾けて思案する。
「だけど、夜の闇に紛れて見つけにくいかしら」
……美味しいご飯の香りで誘い出すのがいいかもしれないわね、なんて。
でも、宵にとっては、夜の暗さもさほど問題はないのだ。
「夜の闇は宵にはあんまり関係ないの、暗視あるから」
だから、猫がいそうなところを探して、そっと。
置いてみるのはそう、猫がメロメロになるという、またたび!
それに加えて、美味しい餌も置いてみて。
(「猫ちゃん来たらそこを保護するのよ」)
猫たちが出てきてくれるのを暫し待つ。
そしてマリー・エルデフェイ(静穏の祈り手・h03135)も状況見つつ、瞳を巡らせてから。
「沢山の猫さん達を保護するなら、こちらも人海戦術が有効かしら?」
――森よ、我が声に応えて。優しき護り手を、いま此処へ。
「――顕現せよ、木精の守り手」
そう詠唱すれば、マリーは召喚する。マタタビを生やした沢山のウッドゴーレムを。
「猫さん達の気をひけないか試してみましょう」
そしてこのゴーレムたちは、猫の気を引くためのものだから。
大きいと猫たちを威圧しちゃいそうと、マリーは自分よりも少し大きい程度のウッドゴーレムを召喚すれば。
ぐるりと境内を取り囲む様に配置し、指先から伸ばしたマタタビを境内の方に向けてゆらゆら。
猫たちがその動きやマタタビに飛びついてくるまで、待機させつつも。
マリー自身もゴーレムの横で、うにゃうにゃっと。
先ほど仲良くなった猫さんと遊びながら、他の猫さんが寄ってくるのを待ってみる。
そして、ララも……あぶくたった にえたった。
――隠して、かくして、花の蜜。
そう紡いだ瞬間、ぽふりとその姿を変じさせる。
ささみをきゅと抱えた、アネモネを飾る魅惑的な、小さくて可愛い桜モモンガに。
それからひらひら、猫達をおびき寄せるべく。
(「猫の隠れていそうな軒下なんかに突入よ」)
むきゅ! と可愛く魅了して。
(「宵とマリーが上手く保護しているはずよ」)
だから、ララだって……! と、むきゅむきゅ、猫達を自分達の方へと誘い出してみる。
そんなララに、あそぼーと言わんばかりに、にゃっと猫が手を出してくるけれど。
――ふん、猫パンチがララに通用すると?
すかさずしゅばっと早業で見切って躱すモモンガなララ。
でもやたら猫に懐かれて、ぺろぺろと舐められれば思うのだった。
……ララはご飯じゃないのよ、なんて。
そして気を取りなおせば、こっちよ、とひらりら誘導して。
二人と合流したララは、誘い出した猫をばっちり保護します!
とはいえ、その数はかなり多くて、猫だまりができるほど。
安全な場所へすべての猫を避難させるのは、結構大変……かと思いきや。
「大丈夫。宵は怪力だから猫ちゃん位なら幾らでも抱えれるのよ!」
……という訳でいっぱい保護するのよーっと。
元気なもふもふっ子さんも、茶トラっぽいモフモフっ子さんも、宵はみんなまとめてもふっと。
「いっしょにあそ……わわ、頭の上乗るの? そこ気に入った?」
一緒に遊ぼうとすれば、頭の上にも、もふっと乗られちゃいました!?
そして宵はいっぱいの猫を両手で抱っこしつつ、レッドタビーのモフモフ猫をそのまま頭にのせて合流。
「ララちゃん、マリーちゃんどんな感じー?」
「ララさんや十六夜さんの方はどうですか?」
マリーも、元から遊んでいた猫だけでなく寄って来た猫たちも、もふもふ抱っこしながらも。
安全な場所へと猫たちを保護するのは、ゴーレムにお任せ。
「こちらに連れてきていただければ、ゴーレムで纏めて保護できますよー!」
何度も行き来しなくても、これでばっちり。
それからふと、尻尾をゆらり揺らしながらも。
視線を落とせば……ララの尻尾が気に入ったよう、と。
「あら……桜花弁のような眉模様のある夜色の仔猫」
ララの瞳に映るのは、てしっと尻尾にじゃれている、桜眉の夜色仔猫。
そしてすりすりしてくる子をそっと抱きしめて――ララのうちの子になる? って。
花眸を細めて紡げば、にゃーん、と。刹那耳に届いたのは、甘えるようなお返事。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【ビート先輩(h06435)と】
なるほど、猫さんと仲良しになればいいんだね
それなら珠沙さんにお任せあれ!
(黒猫尻尾ゆらゆら)
まずはおもちゃ作戦
猫じゃらしを用意します
これを揺らしたり、前後に揺すったり
こう(そわそわ)猫が(そわそわ)興味を持つように…
にゃっ!ビート先輩上手すぎ!(じゃれてる)
次はおやつ作戦
やっぱり液体おやつは魅力だよね
あたしもお魚の匂いには弱いなあ
チキンも好き あと、かつおぶし それから…
(ビート先輩の猫おもちゃをケリケリしてる)
はっ!これではあたしが先輩に遊ばれてしまう!

【五十鈴・珠沙(h06436)と一緒に】
ふむふむ、それならすずすずが頼りになりそうだねぇ
任せました、グッドなアイデア期待してるよ
ん、猫じゃらしは定番だね
僕も筆さばき、じゃない猫じゃらしさばきには自信が有って
こういう風に、猫が、獲物に見えるのように
うんうん今日も絶好調、大きな猫が釣れました
液体おやつは匂いから猫には違ってるのかな?
今回は時間も無いし匂い強い奴で手っ取り早く行くのが良いのかな
うんうん、すずすずに効果覿面で、上手く行きそうな気がしてきたよ
ねこねこ島の猫たちは、夜になっても自由気まま。
でも、猫たちがいっぱい集まっている夜の神社は一大事!
何せ、Anker候補の猫『社長』を狙ったサイコブレイドが現れたのだから。
けれど、猫に慣れていないサイコブレイドは、境内の下に潜ってしまった社長や猫達に苦戦中。
そして猫のことをよくわかっているのは、やはり同じ猫!
「なるほど、猫さんと仲良しになればいいんだね」
五十鈴・珠沙(Bell the cat・h06436)は黒猫尻尾をゆらゆら、えっへん得意顔。
……それなら珠沙さんにお任せあれ! って。
そんな珠沙の言葉に、浮石・尾灯(ウキヨエ・妖怪・ヒーロー・h06435)も頷いて返して。
「ふむふむ、それならすずすずが頼りになりそうだねぇ」
猫の気持ちは、猫な彼女ならきっとばっちり分かるだろうから。
「任せました、グッドなアイデア期待してるよ」
猫と仲良しになる方法はお任せすることに。
というわけで――珠沙は早速、しゃきんっ。
「まずはおもちゃ作戦。猫じゃらしを用意します」
「ん、猫じゃらしは定番だね」
尾灯もうんうんと、猫じゃらしを手にして。
「これを揺らしたり、前後に揺すったり」
そう猫じゃらしを揺らしてみせる珠沙と一緒に、ぴこぴこ。
いや、実は尾灯は、ちょっとした自信があるのだ。
筆さばき、もとい猫じゃらしさばきには。
というわけで――ぴこ、ぴこ、ぴこりっ。
「こういう風に、猫が、獲物に見えるのように」
「こう、猫が、興味を持つように……」
珠沙も――そわそわ、そわそわ、てしっ!
「にゃっ! ビート先輩上手すぎ!」
思わず彼の猫じゃらしさばきテクニックに翻弄されて、ぺしぺしじゃれちゃって。
そんな黒猫さんの姿をみれば、引き続き猫尾じゃらしをぴこらせつつ、尾灯もちょっぴり満足気。
「うんうん今日も絶好調」
……大きな猫が釣れました、なんて。
それから珠沙は、ようやく少し気を取り直せば、改めて。
「次はおやつ作戦。やっぱり液体おやつは魅力だよね」
びしっと手にするのは、猫まっしぐらなおやつ!
とはいえ、そんな大人気なおやつは色々な味があるから。
「液体おやつは匂いから猫には違ってるのかな?」
尾灯はひとつずつ手に取って眺めつつ、こてりと小さく首を傾けて。
「あたしもお魚の匂いには弱いなあ」
「今回は時間も無いし匂い強い奴で手っ取り早く行くのが良いのかな」
そういくつか試しに開けてみれば、黒猫さんのお耳がぴこんっ。
「チキンも好き。あと、かつおぶし、それから……」
そして、ゆらり、ゆらゆらと揺れる二又の尻尾を見れば、尾灯は確信するのだった。
「うんうん、上手く行きそうな気がしてきたよ」
「はっ! これではあたしが先輩に遊ばれてしまう!」
そう言いつつも、自分が揺らす猫おもちゃをケリケリしている彼女の様子を眺めながら……すずすずに効果覿面で、って。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

現れましたね、サイコブレイド!
今すぐお仕置きしたいところですが、まずは社長はじめ猫達の身の安全を確保しなければ!
あえてサイコブレイドに接近し、彼のすぐそばで猫達に声かけます
社長ー!まわりの猫さん達もー!こっちで遊びましょうー!
これで私とサイコブレイドから距離取ろうと別方向に逃げ出すはず!
何で逃げるんだ!?ですか?
私が訊きたいです……なんでこんなに嫌われるんでしょうね……(涙目)
私だってこんな捨て身の作戦やりたいわけでは……
うう、帰ったらあんこちゃんに慰めてもらいましょう
猫達を逃がした先には、社長の好物と他の猫用のおやつを置いてあります
餌に寄っていけば、他の能力者がきっと保護してくれるでしょう!
ねこねこ島に夜が訪れれば、やって来るのは予知でばっちり把握済だから。
「現れましたね、サイコブレイド!」
猫たちがいっぱい集まっている神社で、びしっとそう言い放つのは、アリス・アイオライト(菫青石の魔法宝石使い・h02511)。
彼の目的は、Anker候補の猫『社長』を暗殺すること。
そんな、よりによって猫を抹殺しようとするだなんて、今すぐお仕置きしたいところなのだけれど。
くるりと周囲を見回せば、アリスはこくりとひとつ頷く――まずは社長はじめ猫達の身の安全を確保しなければ! と。
今、社長や他の猫たちがいるのは、神社の境内の下。
そしてそんな社長や猫たちをおびき出そうとしているサイコブレイドだけれど、不器用でなかなかうまくいっていないようだ。
というわけで、そんな猫じゃらしが下手な彼が苦戦している間に。
アリスはすかさず、猫達の身の安全を確保するべく。
「社長ー! まわりの猫さん達もー! こっちで遊びましょうー!」
あえてサイコブレイドに接近して、彼のすぐそばで猫達に声をかけます……!?
だが、これで正しいのだ。アリスが向けたその声は、自分の方へと猫たちを誘うためのものではないのだから。
そしてアリスの作戦通り、びくっと身を震わせて離れたり、ささっと走り去っていったり、チラ見して駆けていったりする猫たち。
その状況を見遣りながら、再び頷くアリス。
……これで私とサイコブレイドから距離取ろうと別方向に逃げ出すはず! と。
でもびっくりしているのは、声を掛けられた猫たちだけではなくて。
『なっ! 何故、猫が逃げていく!?』
猫じゃらしをぴこらせている、サイコブレイドも驚いている様子で。
「何で逃げるんだ!? ですか?」
アリスは彼へとその理由を教えて――あげられない。
「私が訊きたいです……なんでこんなに嫌われるんでしょうね……」
ちょっぴり涙目になりながら、そう遠い目をするしかできないのであった。
そう、アリスは猫に嫌われる才能が悲しいかな備わっているのだ。
そして、そうかすまん……なんて、サイコブレイドにまで少し憐みの目を向けられれば。
「私だってこんな捨て身の作戦やりたいわけでは……」
アリスはそう嘆くけれど、適材適所という言葉はよく分かっているし。
猫に何故か逃げられる性質を逆手にとり、√能力者としての任務を全うするその姿は天晴である。多分、きっと。
だから……うう、帰ったらあんこちゃんに慰めてもらいましょう、と凹みながらも。
アリスはちゃっかり、抜かりはないのだ。
猫達を逃がした先に置いているのは、社長の好物と他の猫用のおやつ。
そう――餌に寄っていけば、他の能力者がきっと保護してくれるでしょう! って。
猫に好かれている仲間に、猫たちの保護はお任せすることに。
🔵🔵🔵 大成功

今は社長ちゃんや他の猫さん達は怯えているんですね。
安心して欲しいし、保護したいです。
周りの猫さん達におやつをあげたり猫じゃらしで遊んだりして、社長ちゃん達に私達は怖い人じゃないんだって思ってもらいたいです。
|家《うち》にも猫がいるので、猫じゃらしの扱いは得意なんですよ。猫じゃらしを緩急付けてゆらゆら。まるで生き物みたいに。
ひとしきり猫じゃらしで遊んだら、みんなにおやつをあげようかな。
猫さん達に大人気の液状おやつ。夢中でおやつを食べる猫さん達。
社長ちゃんの好きな物も用意しておきました。
社長ちゃんや他の子も怖くないって思ったり、興味を持ってくれたでしょうか?
日が落ちて、夜の時間になったねこねこ島。
灯りはついているけれど、やはりそっと見つめてみる神社の境内の下は暗くて。
奥までは見えないけれど、門音・寿々子(シニゾコナイ・h02587)には分かるのだった。
(「今は社長ちゃんや他の猫さん達は怯えているんですね」)
何せ、社長を暗殺するべく、サイコブレイドもやって来ていて。
必死に、社長たち神社の境内に潜っている猫たちを、外へ出そうとしているのだから。
幸い、サイコブレイドは猫の扱いが下手なようだけれど。
でもだから尚更、余計にこわい思いをしているかもしれないから。
……安心して欲しいし、保護したいです、と。
寿々子は猫じゃらしを手にそっと屈んで、周囲の猫たちにおやつをあげたり。
猫じゃらしを巧みにぴこぴこ揺らして、いっぱい遊んであげる。
(「社長ちゃん達に私達は怖い人じゃないんだって思ってもらいたいです」)
きっと、楽しく遊んでいる姿を社長が見れば、分かってくれるだろうから。
それに、寿々子が緩急つけてゆらゆら揺らす猫じゃらしは、まるで生き物みたいで。
「|家《うち》にも猫がいるので、猫じゃらしの扱いは得意なんですよ」
それを見た猫たちが次々と集まってきては、ぺしぺし、てしてしっ。
寿々子の猫じゃらしさばきに、すっかりやみつきに。
そしてひとしきり猫じゃらしで遊んだら、さらに猫たちも尻尾をゆらりら大喜び。
……みんなにおやつをあげようかな、って寿々子が取り出したのはそう、猫たちに大人気な液状おやつ!
そんなおやつに猫まっしぐら、夢中でおやつを食べる猫さん達。
それに勿論、ばっちり抜かりなく。
「社長ちゃんの好きな物も用意しておきました」
社長の好物だというマグロ缶と高級チーズも準備済。
そしておやつタイムに喜んでいる周囲の猫を撫でてあげながら、寿々子は境内の下へと再び目を向けてみる。
(「社長ちゃんや他の子も怖くないって思ったり、興味を持ってくれたでしょうか?」)
もう随分と沢山の猫が境内の下から出てきては、仲間達の手で保護されているから。
きっと社長だって、もうすぐ出てきてくれるはず。
🔵🔵🔵 大成功

ふふーん、ボクなら境内の下にはいれるんだよね。
ねぇねぇ、だいじょうぶ?こわいやつがきてるみたい。きみをねらってるんだって。
だから、みんな守りにきたんだよ!
説得して、皆の所に行こうって、言うよ。
あ、お魚の匂い、する?うん、さっき食べたんだよ。
こわいやつ、どこか行ったらいっしょにたべにいこうね。
基本は無邪気に天真爛漫に。
白くて小さいもふもふボディを武器に社長や他の猫達とお話します。
連携やアドリブ、その他MSさんに色々お任せします。
よろしくお願いします。
いつもならば、ねこねこ島の夜は静かでのどかなのだけれど。
今夜の神社は、たくさんの猫たちでいっぱい。
それは、サイコブレイドに狙われている『社長』が神社の境内の下に逃げ込んで。
事情を知らない他の猫たちは、何かの遊びかと思って、一緒に潜り込んでしまったのだ。
けれど、サイコブレイドは猫や猫じゃらしの扱いに不慣れで、なかなか猫たちを誘き寄せられない中。
次々と、ありとあらゆる手段を使って、猫たちを保護していく√能力者達。
そして境内にいる猫も、あとわずかになった頃。
まだ猫の気を引くことができないサイコブレイドを後目に、ぴょこんと。
神社の境内の下に入っていくのは、小さくて白いもふもふ……?
(「ふふーん、ボクなら境内の下にはいれるんだよね」)
いや、そんなもふもふボディを武器にして。
境内の下へと意気揚々と向かう、コロ・マルメール(吠えぬ番・h07384)である。
仲間達の誘導で、境内の下にいた猫のほとんどがもう外に出ているのだけれど。
一番奥でじっとしている社長を見つけて、コロはいつものように無邪気に声をかけてみる。
「ねぇねぇ、だいじょうぶ? こわいやつがきてるみたい。きみをねらってるんだって」
「にゃー」
社長は最後の猫が保護されるまで、ここにいるつもりなのだという。
こわいサイコブレイドが、自分だけを狙っていることを聞いて知っているから。
でも社長以外の猫が全て境内から出たことを確認して、コロは社長へとこう続ける。
――だから、みんな守りにきたんだよ! って。
それから社長を説得してみる……皆の所に行こう、と。
そう言えば、他の猫が境内からいなくなったのを見た社長は、ひょこりと立ちあがってから。
コロのもふもふボディをくんくん嗅いで、にゃーとひと鳴き。
その声に、コロはこくりと頷いて返して。
「あ、お魚の匂い、する? うん、さっき食べたんだよ」
社長をサイコブレイドのいない出口の方に案内しつつも。
とてとて一緒に歩きながら、こう声をかけるのだった。
……こわいやつ、どこか行ったらいっしょにたべにいこうね、って。
🔵🔵🔵 大成功
第3章 ボス戦 『外星体『サイコブレイド』』

POW
ハンターズ・ロウ
【暗殺】の体勢を取る。移動力と戦闘力を3分の1にする事で、肉眼以外のあらゆる探知を無効にする。嗅覚・聴覚・カメラ・魔術等、あらゆる探知が通用しない。
【暗殺】の体勢を取る。移動力と戦闘力を3分の1にする事で、肉眼以外のあらゆる探知を無効にする。嗅覚・聴覚・カメラ・魔術等、あらゆる探知が通用しない。
SPD
サイコストライク
【装備中の「サイコブレイド」】による高命中率の近接攻撃を行う。攻撃後に「片目・片腕・片脚・腹部・背中・皮膚」のうち一部位を破壊すれば、即座に再行動できる。
【装備中の「サイコブレイド」】による高命中率の近接攻撃を行う。攻撃後に「片目・片腕・片脚・腹部・背中・皮膚」のうち一部位を破壊すれば、即座に再行動できる。
WIZ
ギャラクティックバースト
60秒間【サイコブレイドに宇宙エネルギー】をチャージした直後にのみ、近接範囲の敵に威力18倍の【外宇宙の閃光】を放つ。自身がチャージ中に受けたダメージは全てチャージ後に適用される。
60秒間【サイコブレイドに宇宙エネルギー】をチャージした直後にのみ、近接範囲の敵に威力18倍の【外宇宙の閃光】を放つ。自身がチャージ中に受けたダメージは全てチャージ後に適用される。
●サイコブレイドとねこねこ大応援!
――うにゃー。
全ての猫が保護されたことを確認した後、神社の境内の下から出てきたのは、Anker候補の猫『社長』。
きちんと√能力者達の誘導により、サイコブレイドのいる場所の反対側から出てきて。
無事に、√能力者達に保護された。
他の猫の無事と、好物のマグロ缶を食べて、社長もご満悦。
そしてその現状を目の当たりにし、猫じゃらしを手に歯噛みするサイコブレイド。
『く、何故、猫が寄ってこない……!』
猫を手懐けることに大敗し、暗殺対象である『社長』を√能力者に保護された今、サイコブレイドはこう言い放つ。
『Anker候補を誘き寄せることはできなかったが……猫を賭けた最終勝負だ』
いや、完膚なきまでに猫誘き寄せ勝負に負けたよね、と言いたいところだが。
社長は保護しているし、このままサイコブレイドを野放しにすれば、また諦めず社長を狙うかもしれない。
なので、ここは彼の勝負を受け、物理による最終戦でも勝利し、この社長抹殺事件を終わらせて欲しい。
そして真面目な表情で、サイコブレイドは√能力者を促す。
此処で戦えば、ねこねこ島を破壊してしまうかもしれないから場所を移す、と。
徒歩ですぐの場所から繋がっている、√マスクド・ヒーローの戦場へと。
サイコブレイドは真面目故に、卑怯な罠などはなく、純粋に戦闘を仕掛けてくるようだ。
いや、それだけ、幾星霜を生きた極めて強力な王権執行者であるという自信からかもしれない。
けれど――サイコブレイドにとって、最大の誤算が次の瞬間起こるのだった。
「うにゃーん」
「にゃー」
「にゃあ~」
『! な、何だと……!?』
何と、徒歩で移動し戦場へと向かう√能力者達の後ろから、社長率いる島の猫たちがついてきたのだ。
猫たちは助けてくれたお礼に、命がけで応援をしてくれるのだという。
それ自体は、ただめっちゃかわいい、という以外の効果がある訳ではないはずなのであるが。
『……っ』
サイコブレイドは明らかに苦悶の表情を浮かべ、戦闘力が大きく低下するほどの「邪悪であろうとする迷い」が生じているようだ。
外星体同盟の強力な刺客・サイコブレイド本人との戦いにおいてこれは大きな有利となり、畳みかけるならば今、である。
サイコブレイドの様子を見れば、応援してくれる猫たちに危害を加えてくることはないだろう。
猫たちも離れた場所で応援してくれているので、苦悶するサイコブレイドとの戦闘に集中しても問題はないだろう。
ということで、√マスクド・ヒーローの戦場へと移動すれば、サイコブレイドとの戦いの火ぶたが切って落とされる。
にゃーにゃーうにゃーんと、社長をはじめとした、沢山の猫たちの応援を受けながら。

【紫の絆】と参加
おお、猫ちゃん達、応援ありがとう!!元より迷っているサイコブレイドの心にクリティカルヒットだ!!ここで止めないとね!!ダメダメになっているサイコブレイドを倒しちゃおう!!
戦場変更する良識あるのに真面目に使命を果たそうと。大変だね〜。でも手加減一切しないから。猫ちゃん達を怖がらせた罪は重い!!鳳凰の戦乙女発動!!手数多いけど、4人がかりだし、【迷彩】【第六感】【エネルギーバリア】【オーラ防御】で防御し、【ジャストガード】で攻撃を大太刀で受ける!!私は【カウンター】で武器に使っている部位を【切断】するよ!!フォローは他の3人に任せた!!
まあ、可愛さは無敵ってことで。思い知ったかな?

【紫の絆】で参加
サイコブレイド、猫ちゃんたちのあまりの可愛い応援に苦悶している・・・真面目なのが仇になったか。わざわざ戦場を変更してくれるとか律儀だね。やりたくないなら素直になればいいのに。
まあ、ここで終わらせないとリベンジしてくるかもしれないからね。倒しちゃおう。お姉ちゃんと昴さんに前衛任せて私と菫さんは後ろで援護。豪雷の秘技発動!!ただでさえ手数多いから確実に動きを縛る!!手数多い分こちらにも攻撃飛んでくるかもしれないので【残像】【第六感】【エネルギーバリア】で防御の準備を。
サイコブレイドは明らかに迷いがあるようだし。こういう純粋さに弱そう。大変だねえ。

【紫の絆】で参加
全ての仲間の猫達の安全を確認してから出てきたか。猫質に取られたら大変だしね。こういうところは流石「社長」だ。まあ、また「社長」が狙われたら大変なので決着つけた方がいいか。
でも安全を考慮して場所を変更してくれるなんて真面目だねえ。アンタ、本当に本意で抹殺計画に従事しているのかい?こういう情けは無用だろう。まあ、手を抜くつもりは一切ないが。
昴が苦笑いしてる。まあ、こういうエージェントの仕事が多い身としては猫の可愛さに苦悶してるのをみるとね。手数が多いので【残像】【第六感】【エネルギーバリア】で凌ぎながらエレメンタルバレット『雷霆万鈞』で援護。
派遣先が恵まれないと大変だねえ。うん。

【紫の絆】で参加
慕ってくれる猫達の安全を確認してから出てくるのは流石「社長」だな。まあ、また社長抹殺を狙わても困るので決着つけるか。
でもわざわざねこねこ島の安全を考慮してくれるなんて妙に律儀だな。猫達の可愛い応援に苦悶してるところとか本当に計画に賛同してるのか?エージェントにこういう情けを掛けるのは腑に落ちないな。
まあ、迷ってるのはチャンスだ。綾音と共に前衛を張る。後ろで彩綾と姉さんの援護があるからな。安心して対抗できる。【迷彩】【残像】【忍び足】【目立たない】で【不意打ち】気味で明星の閃光で綾音の援護。大事な使命に隙をみせるのは命取りだぜ?
まあ、今回は派遣先がな。そこは同情するよ。うん。
沢山の猫が境内の下に潜ってしまっていた、ねこねこ島の神社であったけれど。
社長をおびき出すためにサイコブレイドが四苦八苦している中、すかさず他の猫の保護が終われば。
社長ものそりと、√能力者達の元へと姿をみせてくれた。
そんな社長の様子を確認した藤原・菫(気高き紫の花・h05002)と海棠・昴(紫の明星・h06510)は、納得するように頷いて。
「全ての仲間の猫達の安全を確認してから出てきたか。猫質に取られたら大変だしね」
「慕ってくれる猫達の安全を確認してから出てくるのは流石「社長」だな」
それからふたり同時に、これからやるべきことのために動く。
またサイコブレイドに社長が狙われることになっても困るから、そうならないようにここで決着つけた方がいいと。
そんなサイコブレイドは、『外星体同盟』からの命令を受けた刺客、通常ならばその力は大いなる脅威であるが。
『く……!』
だが今の彼は苦悶の表情を浮かべ、本来の力が出せないようだ。
その理由は――にゃーにゃーと一生懸命に鳴き声をあげる、ねこねこ島の猫たち。
「おお、猫ちゃん達、応援ありがとう!!」
桐生・綾音(真紅の疾風・h01388)は、自分達を懸命に応援してくれている猫たちにそう御礼を告げつつも。
サイコブレイドへと向きなおれば、びしっと続ける。
「元より迷っているサイコブレイドの心にクリティカルヒットだ!! ここで止めないとね!!」
……ダメダメになっているサイコブレイドを倒しちゃおう!! って。
そして桐生・彩綾(青碧の薫風・h01453)は、眼前で迷いをみせるサイコブレイドを見遣り紡ぐ。
「サイコブレイド、猫ちゃんたちのあまりの可愛い応援に苦悶している……真面目なのが仇になったか」
今、彼は敵であることには間違いないが、その性格が真面目なのは見ればわかる。
戦場だって、ねこねこ島の神社でもよかったはずなのに。
「戦場変更する良識あるのに真面目に使命を果たそうと。大変だね〜」
「わざわざ戦場を変更してくれるとか律儀だね」
綾音や彩綾の言う通り、戦う場所を変えたサイコブレイド。
「安全を考慮して場所を変更してくれるなんて真面目だねえ」
「でもわざわざねこねこ島の安全を考慮してくれるなんて妙に律儀だな」
そんな彼の行動に、菫と昴も言った後。
ふたりはサイコブレイドへとこう言葉を投げる。
「アンタ、本当に本意で抹殺計画に従事しているのかい?」
「猫達の可愛い応援に苦悶してるところとか本当に計画に賛同してるのか?」
『……お前らには関係のないことだ』
「やりたくないなら素直になればいいのに」
明らかに険しい表情を浮かべるサイコブレイドに、彩綾も首を傾けるのだけれど。
サイコブレイドは苦悶しつつも、引く気配はないし。
彼がどのような心境であれ、互いの立場が変わることはないのだから。
綾音は改めて身構え、はっきりと告げる。
「でも手加減一切しないから。猫ちゃん達を怖がらせた罪は重い!!」
そして菫と彩綾も、そんな綾音の言葉に頷いて。
「こういう情けは無用だろう。まあ、手を抜くつもりは一切ないが」
「まあ、ここで終わらせないとリベンジしてくるかもしれないからね。倒しちゃおう」
二度と社長を狙わないように、ねこねこ島の猫たちに危険が及ばないように、サイコブレイドを倒す気持ちに一切の揺るぎはない。
サイコブレイドも、猫たちの応援に心揺さぶられながらも、サイコストライクを繰り出してくるも。
「エージェントにこういう情けを掛けるのは腑に落ちないな」
……まあ、迷ってるのはチャンスだ、と。
綾音とともに、颯爽と前に躍り出る昴。
だが、ただ闇雲にふたりで前衛を張ろうとしているわけではない。
(「綾音と共に前衛を張る。後ろで彩綾と姉さんの援護があるからな。安心して対抗できる」)
自分達を後方から支えてくれる二人の存在があるのがわかっているから。
そして前へと駆けだしつつも彼が紡いだ言葉を聞いた菫は……昴が苦笑いしてる、と。
その様子を目にしながらも、でもそれも頷けるのだ。
「まあ、こういうエージェントの仕事が多い身としては猫の可愛さに苦悶してるのをみるとね」
「ただでさえ手数多いから確実に動きを縛る!!」
彩綾も前衛は綾音と昴に任せ、サイコブレイドへと仕掛けるべく、豪雷の秘技を発動させる。
残像を駆使し研ぎ澄ませた第六感とエネルギーバリアで相手の手数を凌ぎながら菫が打ち出した、エレメンタルバレット『雷霆万鈞』と同時に――やれるだけ、やってみる!! と。
|対標的必殺兵器《ターゲットスレイヤー》へと変じた得物が、衝撃と共に足止めを与えるべくサイコブレイドへと振るわれて。
反撃がくることだって想定内、残像や第六感やエネルギーバリアで防御の準備だって万全。
そして動きが鈍ったサイコブレイドへと、目立たぬよう迷彩や残像を駆使しながら。
忍び足で接近していた昴も続いて、不意打ち気味に叩き込む。
「大事な使命に隙をみせるのは命取りだぜ?」
――ちょっと痛いぜ? 覚悟しな!
『! ぐ……ッ』
明星の閃光を展開し、刹那変じた|対標的必殺兵器《ターゲットスレイヤー》による目を晦ましを伴う攻撃を。
そしてそんな3人の援護を受けて、一気に踏み出すのは綾音。
敵に向かう彼女の攻撃は真っ直ぐであるけれど、でもだからこそ、皆の支援があればより輝きを増すから。
(「手数多いけど、4人がかりだし、大太刀で受ける!!」)
迷彩や第六感を用い、そしてエネルギーバリアやオーラ防御で確りと守りを固めつつ、ジャストガードで攻撃を凌げば。
――我が力を全開に!!
『……!』
鳳凰の翼を携えた戦乙女に姿を変えた綾音がカウンターとして繰り出すのは、パワーと回避力を増した、強烈な鳳凰の戦乙女の一撃!
武器に使っている部位を切断するべく狙いすまし、3人の支援で揺らぐ敵の隙を目掛け叩き込む。
それから、連携の取れた攻撃を浴びて顔を顰めながらも、猫達の応援に動きを鈍らせるサイコブレイドの姿を見れば。
「まあ、今回は派遣先がな。そこは同情するよ。うん」
「派遣先が恵まれないと大変だねえ。うん」
「サイコブレイドは明らかに迷いがあるようだし。こういう純粋さに弱そう。大変だねえ」
思わず同情もしてしまうけれど……でも、それはそれ。
昴や菫、彩綾に続いて、綾音もこうサイコブレイドへと声を向ける。
「まあ、可愛さは無敵ってことで」
にゃーにゃー聞こえる猫達の応援に笑みながら……思い知ったかな? なんて。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【喜楽】
ねこさんたちの応援…!
こんなとこまできて危ない…!と思いつつも応援してもらえるのはめちゃくちゃうれしいし心強い
ニコニコ、ここは絶対勝っておいかえさねぇとな!
ねこさんたちは俺達が守る!!
ニコニコ! 俺が先に仕掛けるからよろしく!
猫をじゃらしてた紐も、今は相手を捕える武器になる
懐踏み込んだら足払いをかけ、そのまま縛り上げて拳で一撃!
! 五時!!
ニコニコの声にそっちの方向を避ける
撃ち込まれる銃弾に口笛ふいて、ニコニコ上手い~!と笑う
ねこさん暗殺とかほんとはしたくねーんだろ!
一緒にじゃれてたほうが幸せだもんな!
やりたくねーことはやらないのが一番
ねこさんと遊びたいなら武器離して紐もつといいぜ!

【喜楽】
え!ついてきちゃったの!?
か、可愛すぎるけど本当に危ない…いやでも可愛い
だな――にゃんこたちの応援に応えなきゃ
ねこさんたちー!俺たち頑張るからな
おう、分かった!
つーか紐、汎用性ありすぎる…!
連携を考えて&敵の近接を避けるように距離を取る
肉弾戦かっけー!
天馬の拳が命中した後間髪いれず
天馬!五時の方向、気を付けてくれ
二丁拳銃で足元を狙い動きを奪っていく
ふふん、銃の腕には自信あってな
顔に出ちゃってるし――素直が一番だぜ?
あんたが普通の人だったら良かったのにな
そーじゃねーから幸せ分けるわけにもいかないもんで
(紐もってるのを想像したらちょっとかわ…いやそんなことは)
――な、次はどこを狙われたい?
真面目な性格というのもあるし、場所をかえたのは戦いにくいと思ったからだろう。
なのに、サイコブレイドにとって、大きな誤算が生じたのだった。
『なっ……!』
それは、戦場にまでついてきて、√能力者達をにゃあにゃあ大応援し始めた猫達の姿。
いや、驚いたのはサイコブレイドだけではない。
「え! ついてきちゃったの!?」
ニコニコ・ロゼット(sweet world・h02232)も、猫達のその行動力に思わず瞳を瞬かせて。
一応危険が及ばないほどの距離はあるし、サイコブレイドの様子を見れば危害を加える可能性は低そうとはいえ。
「か、可愛すぎるけど本当に危ない……いやでも可愛い」
可愛すぎるけれど危ないけれど、でもやっぱり可愛い。
そして乙女椿・天馬(独楽の付喪神・h02436)も、自分達を一生懸命応援してくれている猫達へと目を向けながらも――こんなとこまできて危ない……! と。
そう思いつつも、でも、笑みを宿さずにはいられない。
だって、応援してもらえるのはめちゃくちゃうれしいし心強いから。
現に、サイコブレイドも悪であろうとすることへの迷いが生じているようで、苦悶の表情を浮かべているし。
何より、可愛い応援を受けて戦えるとなれば百人力!
天馬は大きくこくりとひとつ頷きながらも、ニコニコへとキラキラした瞳を向けて。
「ニコニコ、ここは絶対勝っておいかえさねぇとな!」
「だな――にゃんこたちの応援に応えなきゃ」
ニコニコも、くるりと猫達へと視線と声を向ける。
「ねこさんたちー! 俺たち頑張るからな」
「ねこさんたちは俺達が守る!!」
そしてそう告げるやいなや、天馬は大きく地を蹴って。
「ニコニコ! 俺が先に仕掛けるからよろしく!」
その手にしゃきんと握られているのは、猫を夢中にした独楽の紐。
でも、猫を巧みにじゃらしていた紐も、今度はその用途を変える。
懐へと踏み込んで足払いをかければ、そのまま鮮やかな手捌きで紐を操って。
「おう、分かった! つーか紐、汎用性ありすぎる……!」
天馬が披露するのは、連携を考えつつも敵の近接を避けるように距離を取るニコニコも目をみはるほどの紐テク!
『何……ぐっ!』
猫の応援に反応が鈍っているサイコブレイドをぐっと縛り上げれば、動きを制限した刹那、拳で一撃!
そう、猫をじゃらすだけでなく、独楽の紐は相手を捕える武器にもなるのだ。
「肉弾戦かっけー!」
ニコニコはそんな紐捌きと敵前で戦う天馬の姿に、はしゃぐように声を上げてから。
今度は自分の番だと言わんばかりに、二丁拳銃を抜き放って。
「天馬! 五時の方向、気を付けてくれ」
「! 五時!!」
掛けた声にすかさず天馬がくるりと身を翻した瞬間、迷いなくグッと引き金をひく。
暗殺の体勢を取って仕掛けてくる敵の足元へと狙いを定めて。
そしてサイコブレイドの動きをさらに奪えば大きく爆ぜる、雷撃の如く撃ち出された弾丸。
そんな見事な銃捌きに、今度は天馬がひゅーと口笛を吹いて。
「ニコニコ上手い~!」
「ふふん、銃の腕には自信あってな」
そうにぱっと笑む天馬に、ニコニコも得意顔。
でも顔を見合わせ笑うふたりとは逆に、サイコブレイドは険しい表情のままで。
動きも鈍るほどに複雑な思いを抱えているような、そんな様子を見れば。
「ねこさん暗殺とかほんとはしたくねーんだろ! 一緒にじゃれてたほうが幸せだもんな!」
「顔に出ちゃってるし――素直が一番だぜ?」
ニコニコにうんうんと頷きつつも、天馬はサイコブレイドへとこう声を向ける。
「やりたくねーことはやらないのが一番。ねこさんと遊びたいなら武器離して紐もつといいぜ!」
ゆらゆら独楽の紐を揺らしながら、屈託のない笑顔で。
そして、ニコニコもサイコブレイドを見遣りながら。
「あんたが普通の人だったら良かったのにな」
でも……そーじゃねーから幸せ分けるわけにもいかないもんで、と。
そう続けるも、けれど思わずちょっぴりだけ。
(「紐もってるのを想像したらちょっとかわ……いやそんなことは」)
独楽の紐で猫とキャッキャ戯れるサイコブレイドの姿を思い浮かべちゃうものの。
猫達にも頑張るって約束したから……きりり気を取り直せば、天馬と共に並び立って。
猫達の可愛くて一生懸命な応援を受けながらも、ニコニコは再び銃を構える。
――な、次はどこを狙われたい? って。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【リアリオ】
猫達も戦場に来てしまったのだな。
心強くはあるけど、戦う所は見られたくはなかったぞ。
でも社長や猫達を守る為にも躊躇ってはいられない。
猫達は李桜に任せて戦いに集中させてもらおう。
近接戦闘は避けたいからサイキック・ファミリアを展開させ、
遠距離からオーメンスフィアで攻撃しよう。
ヴォルテクスブレイドも遠隔操作で飛ばして、
確実にダメージを蓄積させていくぞ。
このまま諦めてくれればいいのだけど、
そうはいかないだろうし手は緩めるわけにはいかない。
猫達の中に暴君もいるようだし、飛び出してこないか心配かな。
戦いの前も簡単に離れてくれなかったし、
このまま懐いてくれるようなら飼っていいか申請しようかな。

【リアリオ】
手強い相手のようじゃし、リューは十分に気をつけるのじゃぞ。
儂は猫達と一緒にニャーニャーと応援するのじゃ。
サイコブレイドにも効果はあるようじゃしの。
社長は狙われるかもしれないから前に出てはダメなのじゃ。
って、社長よりも暴君猫が懲りずにリューに近寄ろうとしているのじゃ。
双子の猫精霊のリオとリアにも手伝ってもらって宥めるのじゃ。
確かにリューの戦う姿は危なっかしいからのう…
話なら儂が聞くのじゃ…ふむふむ、気持ちは理解できるがリューを信じるのじゃ。
このままリューについてきそうじゃが、ねこねこ島から離れる事になっても
本島に構わないのかと、暴れる暴君を宥めながら聞いてみるのじゃ。
アドリブ歓迎
サイコブレイドが戦場を戦場を移したその理由は、眼前の苦悶の表情を見ればわかるし。
雪願・リューリア(願い届けし者・h01522)も彼とは少し違うものの、心に生じているのは若干似たような思い。
視線を向けてみれば、一生懸命にゃーにゃ―と応援してくれているのは、ねこねこ島の猫達。
「猫達も戦場に来てしまったのだな」
充分サイコブレイドからは距離もあり、その余裕の無い様子をみれば、彼が猫たちを襲うことはなさそうだとはいえ。
危険がゼロではないということもだが、でもそれ以上にリューリアは思うのだった。
(「心強くはあるけど、戦う所は見られたくはなかったぞ」)
とはいえ、サイコブレイドはかなりの強敵、まともに戦えば退けられるかもわからない。
けれど猫達の応援を耳にするたび、彼は戦力が格段に低下するほど悪であらんとすることに葛藤を覚えているようであるし。
リューリアも、猫達の前で戦うのは複雑な心境ではあるものの。
(「でも社長や猫達を守る為にも躊躇ってはいられない」)
己がやるべきことは、よくわかっているから。
「手強い相手のようじゃし、リューは十分に気をつけるのじゃぞ」
(「猫達は李桜に任せて戦いに集中させてもらおう」)
依頼を完遂するべく、サイコブレイドへと改めて向き合う。
そしてサイコブレイドから十分に距離を取った場所で、√能力者を応援する猫達と共に在るのは、夢衣・李桜(ドラゴン・ドリーム・h04291)。
リューリアへと声を掛けた後、李桜は猫達の最前ににゃーと立つ貫禄たっぷりの猫へと告げておく。
「社長は狙われるかもしれないから前に出てはダメなのじゃ」
今は√能力者との戦いに意識が向いているサイコブレイドだが、彼の目的はAnker候補である社長の抹殺。
李桜もAnkerなのはサイコブレイドの能力でわかっているだろうから、突出しないように猫達を制する役を担うことにする。
そしてそんな李桜や猫達に応援されながらも、リューリアが展開させるのは、念動力で羽搏かせる鳥の形をしたドローン。
射撃を行ったりバリアを展開できるサイキック・ファミリアを用いるのは、近接戦闘は避けたいから。
そんなサイコブレイドとの距離を確りと意識して、発動させたオーメンスフィアの魔性の力で遠距離からの攻撃を仕掛けると同時に。
『……! くっ』
電気を生み出しながらも自在に飛翔するヴォルテクスブレイドの刃を遠隔から操り、確実にダメージを蓄積させんと試みるリューリア。
きっと万全の彼であれば防がれていたかもしれない攻撃も、今の迷いがある様子だと効果もあるようだから。
(「このまま諦めてくれればいいのだけど」)
悪であろうとすることに苦悶するのならば、退いてくれればよいものも。
サイコブレイドに宇宙エネルギーをチャージした後、外宇宙の閃光を放ってくる姿を見れば。
リューリアは敵の強烈な攻撃を少しでも凌ぐべく身を翻しつつも、攻勢であり続けようように立ち回る。
……そうはいかないだろうし手は緩めるわけにはいかない、と。
けれどやはり、ちらりと猫達を見ればどうしても気になってしまうのは。
(「猫達の中に暴君もいるようだし、飛び出してこないか心配かな」)
何故か自分に懐いている猫、暴君のこと。
「って、社長よりも暴君猫が懲りずにリューに近寄ろうとしているのじゃ」
まさにそんな暴君っぷりは健在のようで。
李桜だけでなく、双子の猫精霊のリオとリアにも手伝ってもらって宥めている状態。
けれど、意味なく暴君は荒ぶっているわけではないらしく。
「確かにリューの戦う姿は危なっかしいからのう……話なら儂が聞くのじゃ……」
にゃおにゃおと暴れながら鳴く声を聞けば、その理由には納得はする李桜。
「……ふむふむ、気持ちは理解できるがリューを信じるのじゃ」
リューリアを心配している様子の暴君に。
そして何とか李桜は、暴君が戦うリューリアの元へ行かぬようとどめながらも。
「ねこねこ島から離れる事になっても本当に構わんのじゃな?」
……このままリューについてきそうじゃが、と思いつつも暴君へと問えば。
迷いなくすぐに、にゃーっと肯定の鳴き声のお返事が。
そしてサイコブレイドの前に立ちはだかりながらも、リューリアも思うのだった。
(「戦いの前も簡単に離れてくれなかったし」)
相変わらず荒ぶっている暴君へと目を見遣りながら……このまま懐いてくれるようなら飼っていいか申請しようかな、と。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【青空と猫】
みつにゃ…弥月の作戦、ばっちりだったな
しっかり誘導出来て良かった――
あれ…みんなついてきちゃった?
危ないけど…オレたちのこと、好きになってくれたなら、嬉しい
しっかり守らないとな
わ、動きが止まって…弥月、すごい
おかげで隙だらけだ
(探知をする必要がなくなったらこっちのもの)
オレも思いっきり攻撃しちゃおう
機械翼で浮遊して力いっぱい拳を打ち込む
弥月が狙っている場所があれば
同じところを目掛けてダメージ蓄積を狙う
えい、やあ、とうと雷雲ぱんち
ねこねこたちに攻撃が飛んでいくことはないかな
気を配りつつ万が一があれば翼でびゅんって飛んで助ける
弥月の猫式神さんを見つける
頼もしいな
うん、もう一回、ぱんちだ

【青空と猫】
千羽くんの猫じゃらしさばきと優しい気持ちも伝わってたからね
俺も役立てて良かった
うん、せっかく仲良くなったねこねこ達だ、これからも安寧に暮らせるよう守ろう
応援もかわいいなぁ
サイコブレイドにも事情があるっぽいというのは知ってはいる
でも、猫達を毛の一筋傷つけさせたりはしないとも
俺からは千羽くんの攻撃支援に足止めと麻痺を進呈だ
ばらりと撒いた猫型の護符から猫の式神を呼び出してサイコブレイドへ
彼の狙いがそれるよう呪詛も乗せて、あと接近しないようには気をつけておく
サイコブレイドが見えなくなるなら、猫式神達の視界も使って探し出す
さあ、猫は見ている
やっちゃえ千羽くん
空をかける白雲、きれいだなぁ
猫達とにゃーにゃーねこねこおしくらまんじゅうしながらも。
ばっちり自分へと猫達を誘導してくれた、そのねこねこキュートな勇姿。
そんな、絶大であったみつにゃん効果に。
「みつにゃ……弥月の作戦、ばっちりだったな」
猫達と共に癒された翊・千羽(コントレイル・h00734)が、そうほわりと紡げば。
猫宮・弥月(骨董品屋「猫ちぐら」店主・h01187)も、千羽の上達ぶりに頷いて返す。
「千羽くんの猫じゃらしさばきと優しい気持ちも伝わってたからね」
つい、てしてししたくなるような、みつにゃんお墨付きの猫じゃらし捌きに。
そして今ふたりで顔を見合わせれば、猫達を無事に保護できたことにホッとするも。
「俺も役立てて良かった」
「しっかり誘導出来て良かった――」
あとはサイコブレイドを退けるだけ、と移動した先で、思わず瞳を瞬かせてしまう。
「あれ……みんなついてきちゃった?」
自分達を応援するために、にゃーにゃーついてきたねこねこ島の猫達の姿に。
『……くっ』
そんな可愛い応援は、強敵であるサイコブレイドの力を弱体化させるほどの苦悶を彼に生じさせていて。
十分に距離はあるので、戦闘に巻き込まれることはなさそうだとはいえ。
千羽はついてきちゃった猫達にちょっぴり驚いたけれど、同時にこう思う。
「危ないけど……オレたちのこと、好きになってくれたなら、嬉しい」
だから――しっかり守らないとな、とより一層、ぐっと気合を入れれば。
弥月も、こくりとひとつ大きく頷く。
「うん、せっかく仲良くなったねこねこ達だ、これからも安寧に暮らせるよう守ろう」
にゃーにゃーと一生懸命声を向けてくれる猫達に……応援もかわいいなぁ、とほわり和みつつ。
そして猫達の目の前で、明らかに戸惑いの色を隠せない彼を見遣れば、敵とはいえ思うのだった。
(「サイコブレイドにも事情があるっぽいというのは知ってはいる」)
だが、サイコブレイドの目的は、Anker候補である猫・社長の抹殺。
それに、その目的を達する際に、他の猫にも危険が及ぶから。
(「でも、猫達を毛の一筋傷つけさせたりはしないとも」)
いかなる事情があろうとも、弥月はやるべきことを違えない。
だから、空を翔けるように千羽が大きく地を蹴ったと同時に、弥月はサイコブレイドへと進呈する。
――そうっと探して、見つけおいで。
共に敵へと立ち向かう彼が自由に飛べるように、足止めと麻痺を。
『……!』
猫達の応援で心揺らいでいるサイコブレイドへと、ばらりと撒いた猫型の護符から喚んだ猫の式神を密かに差し向ければ。
接近しないようには気をつけつつも、彼の狙いがそれるよう呪詛も乗せておく。
「わ、動きが止まって……弥月、すごい」
そんな弥月の支援を受け、千羽は暗殺の体勢を取って探知を無効にせんとしていた敵を確りと見据えて。
(「探知をする必要がなくなったらこっちのもの」)
……おかげで隙だらけだ、と。
機械翼でばさりと浮遊した刹那、オレも思いっきり攻撃しちゃおう、って。
えい、やあ、とうと――雷雲ぱんち!
弥月が狙う同じ場所へと目掛け、力いっぱい拳を打ち込んで。
(「ねこねこたちに攻撃が飛んでいくことはないかな」)
やはり、引き続き応援してくれる猫達に気を配りつつも、万が一があればすぐに翼でびゅんって飛んで助けるつもり。
『ぐぅ……っ!』
そして本調子ではないサイコブレイドは堪らず呻きながらも、再びその姿を隠そうとするも。
――さあ、猫は見ている。
弥月は、猫式神達の視界も使ってそんな敵を探し出しつつも。
「やっちゃえ千羽くん」
「うん、もう一回、ぱんちだ」
猫式神に導かれつつ、頼もしいな、なんて頷く彼へと視線向ければ。
送り出した千羽のその姿に瞳を細める――空をかける白雲、きれいだなぁ、って。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【マルサイ】
「社長」の命を狙っていたくせに、島を破壊しないよう場所を変えるって……
さてはおじさん、猫たちと遊んで情が湧いたんじゃ?
オーケー、気合いの入った夜宵を拝めるなんて滅多にない機会だからね
取り出したP232SLをくるりと回し、狙いを定めて【霊弾】を放つ
前線に立つ仲間を援護するよう、サイコブレイドの手元を撃ち抜き、|武器落としで《剣を取り落とさせて》隙を作り出そう
加えて霊障で追加ダメージも
蒔生もやるじゃん
さあ、これ以上ない完璧なタイミングでのパス!
夜宵、リーガル、ちゃんと決めてよ
反撃は冥々を使ったオーラ防御で無効化
お土産? なになに……っと、
ギャラリーがいる中での完全勝利はやっぱり嬉しいね

【マルサイ】
さて、猫は殆ど安全となったし…後はアイツを倒すだけか
一旦前に出る、フォローは頼むぞ
妖刀『|──《無名》』に手を添えて前に出る
ヤツの剣に当たらねぇよう、しっかりと間合いは見極める
悪でいようなんざ、半端な覚悟でやってたところで何も解決しねぇぞ
躊躇するなら、さっさとこの場から去るこったな
仲間との連携を意識しながら、なるべく前衛での攻撃
サイコブレイドからの攻撃も避けつつ、仕掛けれるならカウンター攻撃を
煙草の煙で身を隠す事も忘れずに
って、おい…!
煙草の煙で悪いが、身を隠させる少しの間だけ我慢してくれよ
白煙を潤に纏わせれば少しは隠せれる、はず
終わったら、持っていたマタタビは置き土産に

【マルサイ】
敵の苦悶の表情にこみ上げる笑いを俯いてやり過ごす
絆されまくってるじゃないか
でも分かる。猫、可愛いよな
しかしそれはそれ、これはこれ
(スンッ)
二度とこんなことを起こさぬよう物理で徹底的に叩き込む
夜宵と共に近接戦を挑もう
アヴィス得物が槍であることを活かしリーチある攻防を
あの触手も一応警戒
仲間の攻撃を繋ぎ、隙を補うよう立ち回ろう
了解、チェスター
蒔生にも頷き√能力発動
怪力をのせ真正面から2回攻撃を叩き込む
そんな足元で避けきれる攻撃でもないぞ!
暗殺の体勢を取られたら障害物を背に警戒
グレンデルを襟元から生やし油断を誘う
タヌキだけど
猫たちへ応援どうもと手を振って
お土産? 相変わらず手際のいいことで

【マルサイ】
うわ、かわいい……にゃんこがあんなにたくさん
ときめきに胸を押さえつつ、ちらりとサイコブレイドを見て
……“邪悪”ってなんだっけ
チェスターさんの指摘に苦笑い
まぁ、諸共に爆発されたりするよりはよっぽど良いけど
釘の列を指でなぞり、ガチリとネイルガンに込めて
あのでかい剣……さすがに壊すのは無理っぽいね
せいぜい走り回って、こっちに意識を向けて貰おうかな
チェスターさんナイス!任せといて!
折紙にゃんこもがんばってるし、今のうちに
リーガルさん、わたし足元狙う!やっちゃってっ!
あっ、兄貴は!?
……なんだ無事じゃん。夜宵さんに感謝しなよね
隠れてホッと溜息をつきつつ、猫達に向けて勝利のVサイン

【マルサイ】
成程、情を移した存在に無下にあしらわれては自棄になるのも致し方ない事かもしれませんね
かしこまりました
蒔生、リーガルも、怪我をしてはなりませんよ
では…貴方様の配慮に感謝して、私からささやかな贈り物を
折紙の猫や豹が押し寄せ纏わりつく
Code//百獣夜行─ネコ科多めです。お気に召しましたか?
応援の猫達へのファンサも忘れずに
おっと、危ない
夜宵の背後にひょいと隠れて
有難いですが、少々煙たいものですね
誰も彼も斬り捨てて、己の行いを盲信できないのなら…貴方様に邪悪は向いていませんね
またお会いできるのを楽しみにしております
さ、皆様。お疲れ様です
お土産も用意してございますよ
勿論、猫達への礼も忘れずに
ねこねこ島からルートを移し、いざサイコブレイドとの決戦の時――なのだけれど。
古出水・蒔生(Flow-ov-er・h00725)は思わず、きゅん。
「うわ、かわいい……にゃんこがあんなにたくさん」
自分達を応援するために、にゃーにゃーとついてきた猫さんたちの大応援団に。
そしてそんな可愛い様にときめきに胸を押さえつつも、蒔生はちらり。
『ぐっ! 何故ついてくる……っ』
「……“邪悪”ってなんだっけ」
猫達の応援が心に効きまくっている様子のサイコブレイドを見遣れば。
チェスター・ストックウェル(幽明・h07379)もゆうらり、首を傾けてみせつつも、確信を突くように紡ぐ。
「「社長」の命を狙っていたくせに、島を破壊しないよう場所を変えるって……さてはおじさん、猫たちと遊んで情が湧いたんじゃ?」
『……っ』
言い返してこないあたり、図星であったのかもしれないし。
場所を変えたのも、真面目な性分そうだから、社長だけに被害をとどめたいという気持ちがあったのかもしれないが。
それにしても、邪悪とは……と蒔生は改めて二回思いつつ、チェスターの指摘に苦笑いしてしまう。
「まぁ、諸共に爆発されたりするよりはよっぽど良いけど」
「絆されまくってるじゃないか」
リーガル・ハワード(イヴリスの|炁物《きぶつ》・h00539)もつい、猫に翻弄されまくりなサイコブレイドの苦悶の表情に笑いが込み上げてしまうけれど。
俯いてやり過ごしながらも、こくりと小さく頷いてはしまうのだ。
「でも分かる。猫、可愛いよな」
猫はかわいい。ええ、とても!
だが、彼は外宇宙より飛来してきた存在、猫に不慣れであったから。
古出水・潤(夜辺・h01309)はにこにこ笑み向けながらも、しれっとちゃっかりサイコブレイドの心をしっかりと抉る。
「成程、情を移した存在に無下にあしらわれては自棄になるのも致し方ない事かもしれませんね」
けれど、猫はかわいいし、そんな猫に相手にされなかったサイコブレイドはちょっと不憫だけれど。
リーガルは改めてスンッと表情をさせつつも倒すべき相手へと視線を投げれば。
「しかしそれはそれ、これはこれ」
「さて、猫は殆ど安全となったし……後はアイツを倒すだけか」
にゃーにゃー応援してくれている猫達までの距離が十分あることを確認すれば。
天使・夜宵(熱血を失った警官・h06264)は並び立つ皆へと声を向ける。
「一旦前に出る、フォローは頼むぞ」
そんな夜宵の言葉に、チェスターと潤は頷いて返して。
「オーケー、気合いの入った夜宵を拝めるなんて滅多にない機会だからね」
「かしこまりました。蒔生、リーガルも、怪我をしてはなりませんよ」
リーガルも夜宵と共に近接戦を挑むべく、前へと出る。
二度とこんなことを起こさぬようにと、物理で徹底的に叩き込んでわからせるために。
そして全力を出したサイコブレイドはかなりの強敵であることはわかるのだけれど、猫達の応援で心に迷いが生じている今のサイコブレイドは動きにもキレがなく。
苦悶しながらサイコストライクを繰り出してくるも、妖刀『|──《無名》』に手を添えて前に出ながら、夜宵は確りと見極める。
振るわれる敵の剣に当たらぬよう、しっかりと間合いを。
そして向けられる攻撃にはカウンターを仕掛けてみつつも。
一気に距離を詰め、跳躍し先手を見舞うよう攻撃を繰り出しながらも眼前の相手へと言い放つ。
「悪でいようなんざ、半端な覚悟でやってたところで何も解決しねぇぞ」
……躊躇するなら、さっさとこの場から去るこったな、と。
煙草の煙で身を隠す事も忘れずに。
さらに同時に踏み込んだリーガルも、己の災厄の片鱗を纏わせた冷気を帯びた黒槍を振るう。
アヴィスが槍であることを活かしリーチある攻防を繰り広げつつ、触手の動きも一応警戒して。
『……、ッ!』
夜宵の終焉黙示による刃が閃くと同時に、滂湃たる波濤の鋭撃を合わせて攻撃を繋いでいき、隙を補うよう立ち回る。
そしてふたりをすかさず支援するべく動くは、チェスターと潤。
――ひと味違う弾丸はいかが?
――では……貴方様の配慮に感謝して、私からささやかな贈り物を。
じゃきんと取り出したP232SLをくるりと回した、チェスターが刹那引き金を引けば。
前線に立つ仲間を援護するよう、霊弾で狙い定めるはサイコブレイドの手元。
|武器落としで《剣を取り落とさせて》隙を作り出さんと霊弾を撃ち放ち、加えて霊障で衝撃を重ねて。
『ぐっ、この……っ』
「Code//百獣夜行─ネコ科多めです。お気に召しましたか?」
潤の折紙の猫や豹がサイコブレイドへと押し寄せ纏わりつく中、応援の猫達へのファンサも忘れない潤。
そして蒔生も釘の列を指でなぞれば、ガチリとネイルガンに込めてから。
「あのでかい剣……さすがに壊すのは無理っぽいね」
……せいぜい走り回って、こっちに意識を向けて貰おうかな、って。
サイコブレイドを翻弄するように、縦横無尽に戦場を駆けまわれば。
チェスターは満を持して再び引き金を引く。
「蒔生もやるじゃん。夜宵、リーガル、ちゃんと決めてよ」
――さあ、これ以上ない完璧なタイミングでのパス! と。
その声に、すかさずリーガルは短く頷いて返して。
「了解、チェスター」
「チェスターさんナイス! 任せといて!」
蒔生も攻勢に転じる――折紙にゃんこもがんばってるし、今のうちに、って。
「リーガルさん、わたし足元狙う! やっちゃってっ!」
刹那、蒔生によって、足元に錆の禍で触れた釘を打ち付けられながらも。
迫る攻撃を躱さんと足掻くサイコブレイドを、蒔生にも頷き返したリーガルは夜宵と共に逃がしはない。
「そんな足元で避けきれる攻撃でもないぞ!」
「テメェの居場所なんざ……何処にもねぇんだよ」
そしてたたみかけられる連携攻撃に堪らず大きく揺らぎながら、それでも尚、サイコブレイドも反撃を繰り出してくるも。
蒔生は視線を巡らせ、ハッと声を上げる。
「あっ、兄貴は!?」
サイコストライクの標的となっていたはずの兄の姿が見えなくて。
けれど、やはりマイペースにひょいと。
「おっと、危ない」
「って、おい……!」
夜宵の背後に隠れて飄々と凌ぐ潤。
「有難いですが、少々煙たいものですね」
「煙草の煙で悪いが、身を隠させる少しの間だけ我慢してくれよ」
煙いのは辛抱して貰いつつ……白煙を潤に纏わせれば少しは隠せれる、はず、と。
夜宵がその身も共に少しでも隠すよう試みれば。
「……なんだ無事じゃん。夜宵さんに感謝しなよね」
兄の姿を確認し、ホッとする蒔生。
それからリーガルは、サイコブレイドが暗殺の体勢を取った気配を察し、障害物を背に警戒して。
『……!?』
油断を誘うべく襟元からひょこりとはやして見せるのは、グレンデル。
猫ではなくて、タヌキですけれど。
そしてそんな急に生えたもふもふに気を取られるサイコブレイドへと潤は告げる。
「誰も彼も斬り捨てて、己の行いを盲信できないのなら……貴方様に邪悪は向いていませんね」
そして……またお会いできるのを楽しみにしております、と微笑んで。
「さ、皆様。お疲れ様です。戦闘後はお土産も用意してございますよ」
「お土産? なになに……」
「お土産? 相変わらず手際のいいことで」
チェスターとリーガルから声を向けられている間に、勿論、応援してくれた猫達への礼も忘れずに。
リーガルも、猫たちへと応援どうもと手を振って。
蒔生も隠れて改めてホッと溜息をつきつつ、猫達に向けて勝利のVサイン。
夜宵も終われば、持っていたマタタビは置き土産にするつもりで。
そして、苦悶し大きくよろめくサイコブレイドの姿を注視しつつ見遣りながらも。
最初こそちょっぴりだけ苦手意識があったり急にふんすとステップ踏まれたりして驚いたりもしたけれど。
チェスターも、にゃーにゃー全力で応援してくれる猫達にほわり……ギャラリーがいる中での完全勝利はやっぱり嬉しいね、って。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【69課】
お前が俺の……ああ、なんかそんな気がする
やっと出会えたなぁ
一撫でして感動しつつも一人一匹の時間を楽しむ暇はなく
よしよし、皆と応援して待っていてくれ
69課の皆にも応援してもらったからな
悪鬼片鱗、耐久を上げて道明と前に出る
お前の手の内は知っているので、また殺しに来るのだろう
動きが鈍くなったら反撃の構え、攻撃を凌いでからやり返す
一戸の援護もあるし多少怪我しても大丈夫だろう
サイコブレイド、俺と友達にならないか
お前は抹殺を企てているが、俺達にAnkerとの縁を与えられているように思えてな
やはりその力を抹殺に使うには惜しい
仮に友達になってもやり合うことに変わりはない
ちょっと仲良くなりたいだけだ

【69課】
湖武丸さん、仲良くなれそうな猫さんと出会えて良かったですね~
さて、湖武丸さんが無事に猫さんをお迎えするためにも、サイコブレイドさんにはお帰りいただかなくてはいけませんね
……先程の、猫じゃらしを振っても見向きもされない姿を見てしまったあとだと、若干不憫に感じますけど
悪いかたではないのでしょうね
応援してくれる猫さんたちのためにも、頑張りましょうか
敵の攻撃範囲内に入らないように気をつけつつ、後方から『レギオンスウォーム』のミサイルで攻撃です
威力は心許ないですが、数はありますので援護射撃で皆さんをサポートしましょう

【69課】
櫃石さんは出会えたようで良かったですね
さて、無事に帰る為にもサイコブレイドに勝たなくてはなりません
私も彼の事は今回ばかり同情します
選べない仕事をしているのを知っているからこそですね……
猫達の応援も力になります
Ankerにならなくても動物でも、真摯な気持ちは伝わるものです
前衛に配置
複合戦闘術・新式は武器落としの技能を組み合わせて攻撃
敵の持つサイコブレイドを狙い、攻撃を妨害
櫃石さんが攻撃を受けてくださるので援護をしましょう
一撃は強力ですが此方も負けるつもりはありません
境内を破壊せず、応援に来た猫達を狙う様子もない
彼の目的は止めるべきものですが、彼に信念を感じます
……複雑なものですね

【69課】
櫃石さん、ついに念願のネコチャンと…!
皆さんと並んで感動しながらも、両手に拳銃を構えて即臨戦態勢。
ボクもまずは後衛から援護射撃を行いながら
櫃石さんの提案を見守りたい。
自分も以前通った道、でも結果が同じとは限らないから。
返事の可否に関わらず√能力を発動。
牽制射撃後に素早くガン=カタの要領で距離を詰め、手錠で確保を試みる。
フード付近に唇を寄せ、そっと囁こう。
…お前の悪意はいつも覚悟が足りてないな。
ボクはボクの大切なものを傷付けるヤツを全員容赦なく始末する。
ネコチャンごめん、ボクは本当は酷いヤツなんだ。
だからボクの分まで皆さんを応援してあげて?
捕縛後はダメ押しの零距離射撃もお見舞いするね!
にゃーと甘えるように鳴く夜色の子を、そっと抱き上げて。
「お前が俺の……ああ、なんかそんな気がする」
……やっと出会えたなぁ、って。
櫃石・湖武丸(蒼羅刹・h00229)は、来てくれたその子を優しくひと撫でしてあげながらも感動する。
様々な手を尽くしながらも、本当に運命の猫が自分の元へきてくれるのかどうかと思っていたし。
サイコブレイドにあやうくネタバレされかけた気もするけれど、きちんと感動の出会いを果たせたから。
そんな姿を見守りながら、一戸・藍(外来種・h00772)もほっこり。
「湖武丸さん、仲良くなれそうな猫さんと出会えて良かったですね~」
「櫃石さん、ついに念願のネコチャンと……!」
「櫃石さんは出会えたようで良かったですね」
逝名井・大洋(TRIGGER CHAMPLOO・h01867)も道明・玻縷霞(黒狗・h01642)や皆と並んで、湖武丸と猫の出会いに感動しながらも。
『く、何故猫までついてくる……っ』
可愛い猫達の姿を見て苦悶の表情を浮かべるサイコブレイドに注視しつつ、両手に拳銃を構えて即臨戦態勢を取る。
湖武丸も、一人と一匹の時間を楽しむ暇は今はないことも分かっているから。
「よしよし、皆と応援して待っていてくれ」
応援する猫達のもとに夜色の子を促してから。
後で思い切り戯れられるように、今はやるべきことを確りと完遂するべく、改めて気を引き締めて。
「さて、湖武丸さんが無事に猫さんをお迎えするためにも、サイコブレイドさんにはお帰りいただかなくてはいけませんね」
「無事に帰る為にもサイコブレイドに勝たなくてはなりません」
藍は、そう敵を見遣り言った玻縷霞の声に頷きつつも。
猫達の可愛い応援を聞きながら迷いが生じているサイコブレイドを見れば、こう思ってしまう。
「……先程の、猫じゃらしを振っても見向きもされない姿を見てしまったあとだと、若干不憫に感じますけど」
……悪いかたではないのでしょうね、なんて。
そんなサイコブレイドは、『外星体同盟』に従って『Anker抹殺計画』をおこなおうとしているのだが。
勿論その目的を達成させるわけにはいかないものの。
「私も彼の事は今回ばかり同情します。選べない仕事をしているのを知っているからこそですね……」
玻縷霞も藍と同様、サイコブレイドには同情の気持ちを覚えるし。
十分距離を取った場所でにゃーにゃ―応援してくれている猫達へと視線移せば、ひとつ頷きながらも紡ぐ。
「猫達の応援も力になります」
……Ankerにならなくても動物でも、真摯な気持ちは伝わるものです、と。
現に、サイコブレイドはかなりの強敵だが、猫たちの応援を聞いて邪悪であろうとする迷いが見える今、戦闘力も落ちているようであるから。
そして湖武丸は夜色の子が安全なところまで移動したのを見送った刹那、隔世遺伝によって宿った祖先の羅刹鬼の力を解放して。
「69課の皆にも応援してもらったからな」
展開した悪鬼片鱗で耐久を上げ、玻縷霞と共に前へと出る。
それは、サイコブレイドとの戦闘のため……でもあるのだけれど。
「サイコブレイド、俺と友達にならないか」
『……何?』
「お前は抹殺を企てているが、俺達にAnkerとの縁を与えられているように思えてな」
サイコブレイドへとそう持ち掛け、告げる湖武丸。
サイコブレイドは一瞬驚いた様子を見せるが、すぐに複雑な表情を宿して。
『そんなことができるとでも思っているのか?』
「やはりその力を抹殺に使うには惜しい。仮に友達になってもやり合うことに変わりはない、ちょっと仲良くなりたいだけだ」
大洋はまずは後衛から援護射撃を行いながらも思うのだ――湖武丸の提案を見守りたいと。
(「自分も以前通った道、でも結果が同じとは限らないから」)
けれどサイコブレイドは真面目な性格だし、殺し屋なのだ。
だから、悪であろうとすることに苦悶はするも、任務を放棄する様子はなく。
ハンターズ・ロウを発動させて暗殺の体勢を取れば、攻撃を仕掛けてくるも。
「お前の手の内は知っているので、また殺しに来るのだろう」
湖武丸は前でサイコブレイドを引きつけつつ、動きが鈍くなったら反撃の構え。
「応援してくれる猫さんたちのためにも、頑張りましょうか」
(「一戸の援護もあるし多少怪我しても大丈夫だろう」)
敵の攻撃範囲内に入らないように立ち位置を気をつけつつも、後方から彼を支援するべく撃ち出されるのは、藍の『レギオンスウォーム』のミサイル。
(「威力は心許ないですが、数はありますので援護射撃で皆さんをサポートしましょう」)
そんな藍の援護を受けながら、サイコブレイドの攻撃を凌いでからやり返す湖武丸。
やっと出会えた運命の猫だって、今の自分の姿も見ているだろうから。
そして湖武丸と共に、戦場の最前戦へと玻縷霞は踏み込みながらも。
『……!』
前衛に配置し、殴打と足技を繰り出しながらも、武器落としの技能を組み合わせて攻撃を向けて。
攻撃を妨害するべく狙うは、敵の持つサイコブレイド。
(「櫃石さんが攻撃を受けてくださるので援護をしましょう」)
人成らざるような動きで容赦なく、複合戦闘術・新式を展開して何度でも繰り返してみせながら。
……一撃は強力ですが此方も負けるつもりはありません、と。
そして大洋も、サイコブレイドの返事の可否が何であれ、二丁拳銃の引き金をひいて牽制射撃をした後、素早く地を蹴って。
『! くっ』
東洋武術の型を想わせるようなガン=カタの要領で距離を詰めた刹那、手錠で確保を試みる。
そして、フード付近に唇を寄せれば、苦悶する彼へとそっと囁く大洋。
「……お前の悪意はいつも覚悟が足りてないな」
――ボクはボクの大切なものを傷付けるヤツを全員容赦なく始末する、と。
それから一瞬動きを止めたサイコブレイドへと、ダメ押しの零距離射撃をぶっ放しお見舞いする。
『なっ……ぐっ!』
そして一生懸命応援してくれる猫達を振り返れば、大洋は瞳を細めてそっと胸の内に紡ぐ。
(「ネコチャンごめん、ボクは本当は酷いヤツなんだ」)
……だからボクの分まで皆さんを応援してあげて? と。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

●大鍋
ネコと遊びに来たのが本命仕事なので〜
サイコブレイド氏との
戦闘はさっくり片付けて
猫達も安心させてあげないとねェ
応援迄してくれるにゃんて蛮勇ネコ…!
レモン君の最強兵器な魔法に
椿斬君の雪氷のお供サン達もスゴーイ
オレも召喚とかしちゃおうかなぁ
手向けの安寧、チャーチグリムを呼び出して
…ごめん、ネコっぽいのも居るには居るけど
今回のは墓守犬な黒ワンちゃん〜
共鳴きトーテンタンツな攻撃技メインに
負傷してそうな子も多ければ
晩鐘プレガーレの回復を指示しよう
オレ自身も精霊銃での援護射撃しつつ
最終戦までアニマルパラダイス風な様相〜
頑張れ〜…違った、ガンバロー

大鍋
!!猫達からの声援が…僕たちに力をくれるんだ!
何となくムズムズする感じもする
けど、無様なさまはみせられないね!
僕もはやく猫達を安心させてあげたいよ
猫の気持ちを代弁するレモン……流石だね
カナトのわんちゃんもカッコイイ…!
よし僕も頑張るぞ!
おいで、と六花舞で雪氷のお供たちをよびだすよ!
…雪猫はいるかな
今日は雪猫多めでいこう
華羽団扇で衝撃波を放って、椿鬼の一閃を浴びせてあげる
攻撃は空中ダッシュで見切って躱して行くよ!
雪猫の不意打ちだって甘く見ないでよね!
六花も負けずに霊力攻撃
皆で力をあわせていくぞ!
攻撃はオーラ防御で防いでやる
かわいい……ねこねこアニマルパラダイス
こういうのもたまには…いいかもね

大鍋3人
ねこねこたちからの応援…!
これが勝ち確と言う奴でしょうか
負ける気がしません!
そうですね、早く猫たちを安心させて…
ねこねこタイムセカンドを楽しみましょう!
…あれ?サードかも?
ねこねこのためならば、僕も全力で戦う気ではありますが…
猫さん方も、己の手でサイコブレイドと戦いたいですよね?
お任せください、僕の魔法でフォローします!
その名も、『最強兵器・猫』!
ダメージは僕が引き受けます!遠慮なくやっちゃって下さい!
墓守な黒犬さん、そして六花さんに雪猫さんまで…!
うーん、戦ってるどの子も可愛いらしい
勿論、カナトさんと椿斬さんを応援しているねこねこも可愛い
ねこねこアニマルパラダイス、最高ですね!
ねこねこ島から場所を移せば、いざサイコブレイドとの戦い……には違いないのだけれど。
『ぐ……!』
苦悶の表情を浮かべる、眼前のサイコブレイド。
ただでさえ、彼には邪悪であろうとする迷いが見えているというのに。
――にゃーにゃー!
サイコブレイドの誤算は、猫さん大応援団がついてきてしまったこと。
そんな可愛い猫たちを見れば、ますます邪悪であらんとする意思が揺らぐのだろう。
そして緇・カナト(hellhound・h02325)も、そんなねこねこ島の猫達の行動力には少しびっくりするけれど。
「応援迄してくれるにゃんて蛮勇ネコ……!」
「ねこねこたちからの応援……! これが勝ち確と言う奴でしょうか」
茶治・レモン(魔女代行・h00071)の表情筋は相変わらずかたいものの、大きくこくりと頷く。
応援してくれる猫たちの可愛さに心昂りながらも、これで勝ちも同然だと。そもそも、猫という存在が優勝なのだ。
だから……負ける気がしません! と揺るぎなき声で言い放てば。
花七五三・椿斬(椿寿・h06995)も、にゃーにゃー聞こえる可愛い鳴き声に反応を示して。
「!! 猫達からの声援が……僕たちに力をくれるんだ!」
そしてちょっぴりだけ、そわりともしてしまう――何となくムズムズする感じもする、なんて。
とはいえ猫たちだって、距離は十分離れてはいるものの、危険な戦場に応援にきてくれたのだから。
椿斬は改めてサイコブレイドへと向きなおり、気合を入れる。
「けど、無様なさまはみせられないね! 僕もはやく猫達を安心させてあげたいよ」
そしてその言葉に同意し、続けるレモン。
「そうですね、早く猫たちを安心させて……ねこねこタイムセカンドを楽しみましょう!」
そう、幸せいっぱいのねこねこタイムセカンドを――。
「……あれ? サードかも?」
そんなセカンドかサードかは定かではないのだけれど、でも兎にも角にも。
ふと首を傾けるレモンの隣で、カナトは言い切る。
「ネコと遊びに来たのが本命仕事なので〜」
でもそうするためには、ねこねこ島に平和を取り戻さないといけないから。
きちんと√能力者としてのお仕事も完遂します。
「サイコブレイド氏との戦闘はさっくり片付けて、猫達も安心させてあげないとねェ」
ええ、猫達のためにも、本命の目的のためにも!
そしてレモンは改めて、きりりと。
「ねこねこのためならば、僕も全力で戦う気ではありますが……」
応援してくれている猫たちを振り返れば、遊びたそうな子も沢山いるようだから。
「猫さん方も、己の手でサイコブレイドと戦いたいですよね?」
そう猫たちへと紡げば……お任せください、僕の魔法でフォローします! と。
――これぞ可愛いの暴力! ご堪能下さい。
『……なっ!?』
レモンが展開するのは、そう――その名も、『|最強兵器・猫《アルティメッッッット・ニャンコ》』!
「ダメージは僕が引き受けます! 遠慮なくやっちゃって下さい!」
付与された「ねこねこ可愛い」の気持ちになお心が揺らいで大きな隙を見せるサイコブレイドを後目に、レモンがびしっと言い放てば。
「猫の気持ちを代弁するレモン……流石だね」
「レモン君の最強兵器な魔法~」
椿斬の言葉に頷きつつ、カナトは続ける。
「オレも召喚とかしちゃおうかなぁ」
……手向けの安寧、鳴り響くは――晩鐘の音色。
「……ごめん、ネコっぽいのも居るには居るけど、今回のは墓守犬な黒ワンちゃん〜」
黄昏にて召喚するは手向けの安寧、猫っぽくはちょっとないかもだけれど、黒ワンちゃんな|墓守霊《チャーチグリム》。
そしてサイコブレイドにはメインで共鳴きトーテンタンツを、そしてもしも怪我をする仲間がいれば晩鐘プレガーレも使うよう指示しながらも。
カナト自身も精霊銃を手に、援護射撃するべく引き金をひいて。
「カナトのわんちゃんもカッコイイ……!」
椿斬も、よし僕も頑張るぞ! と紡いだ刹那――おいで。僕と共に征こう、と。
六花舞で喚び出すのは、雪氷のお供たち。
そんな頼もしいお供達は、シマエナガに雪狐、雪兎や雪鴉や白熊――。
「……雪猫はいるかな」
戦場を駆けるお供達をふと目にすれば、ちゃんと雪猫もいたから。
「今日は雪猫多めでいこう」
「椿斬君の雪氷のお供サン達もスゴーイ」
カナトの射撃と同時に、椿斬も華羽団扇で衝撃波を放ち、サイコブレイドに浴びせるは椿鬼の一閃。
「雪猫の不意打ちだって甘く見ないでよね! 皆で力をあわせていくぞ!」
サイコブレイドも苦悶しながら、サイコストライクを繰り出してくるも。
見切って躱すべく空中を駆け、オーラ防御を纏って凌がんと対抗しながらも。
「雪猫の不意打ちだって甘く見ないでよね!」
『……っ』
猫は猫でも、可愛いだけではありません。
さらに、六花も負けずに霊力攻撃!
「墓守な黒犬さん、そして六花さんに雪猫さんまで……! うーん、戦ってるどの子も可愛いらしい」
「最終戦までアニマルパラダイス風な様相〜」
ねこねこパラダイスからアニマルパラダイスになった戦場をカナトと見回しながらも、レモンはこうも付け加える。
「勿論、カナトさんと椿斬さんを応援しているねこねこも可愛い」
「かわいい……ねこねこアニマルパラダイス」
そう、今の戦場は椿斬の言うように、ねこねこでアニマルなパラダイス!
それから3人で顔を見合わせて大きく頷き合いながらも、各々紡ぐ。
「こういうのもたまには……いいかもね」
「頑張れ〜……違った、ガンバロー」
「ねこねこアニマルパラダイス、最高ですね!」
動物さんたちが頑張ってくれる……いえ、みんなで一緒に頑張る、可愛いがいっぱいな。
そんなねこねこアニマルパラダイスはそう、最高です!
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【萬花】3名
あっは!にゃんこの応援を受けての戦いなんて初めて!
一度負けたのにまだ諦めてないの?
しつこいヤツは猫に嫌われるよ?
ま、手出しはさせないけどね
おっと、あんまり素を出しすぎないようにしないと
申し訳程度の猫被り
さて千木良は初陣らしいし
留守番組の分も頑張ろうかね
前に出て気を引いてやろっと
踵を鳴らし雨花幻を呼び起こす
早業で駆けて銀片で一斬り
雨花幻を遊撃するように放って
外星体と踊るは雨夜ノ幻想曲
ダメだよ、アンタの好きにはさせてあげない
死角から夜による捕縛で藤春を援護
んっふふ、猫の扱いすら覚束無いアンタに
俺たちの相手はまだ早いかな?
ほら、猫はこうやって気を引くんだよ
と紫陽花の焔で焼く
ま、嘘だけど!

【萬花】
ねこさんたち、いっぱい応援にきてくれてるの…!
社長さんたちが安心して過ごせるように、ますます頑張らなきゃ、です!
待ってくれてるみんなの応援もしっかり背負って
サイコブレイドさんたち、ねこさんに気を取られてるみたいなの?
狙い時?かもです!
…戦うのは初めてだけど、
氷月おにいさんも雪羽おねえさんもいるから、心強いです
氷月おにいさんの遊撃に重ねるよう
星咲く蕾で後方支援
威力は少しだけど数なら負けないの!
藤の馨と花片が舞う中、雨花幻の炎に混ざるように、カルミアの蕾たちは星花咲き
雪羽おねえさんの一閃への道が開くように
ねこさんだって悪い考えはきっと見抜いちゃうの
だから、ちゃんと遊んであげなきゃだめです!

【萬花】
件の猫達は此方にいるし
賭けと言ってもねえ
お前は何を賭けるんだい?
今後、Anker候補を狙わないとか?
まさか
元手無しに賭けをしようだなんて
甘っちょろいこと考えてないだろうね?
栄えある玖音のデビュー戦だ
愛らしい応援ももらっているし
猫の一匹さえ誘惑できない男
さっさとお帰り頂こうじゃないか
ああ、そうそう
お前に言伝だ
“強く生きて”とさ
纏う馨は藤
馨に魅せ、幻に捕らえて魅せましょう
その身を侵すは華雫の毒
威力がいくら上がれども
当たらなければ無意味、だろう?
華焔と星華が花咲む合間を駆け
放たれる閃光を幻影で躱したなら
その身を散らす一閃を放つ
猫を誘惑したくば
愛らしさを識り
猫に仕えるくらいの気概が無いと、ね
確かに此処は、サイコブレイドとの戦闘が繰り広げられている戦場には、違いないのだけれど。
雨夜・氷月(壊月・h00493)は思わず笑っちゃう。
「あっは! にゃんこの応援を受けての戦いなんて初めて!」
にゃーにゃーと一生懸命応援してくれる、ねこねこ大応援団に。
いや、愉快なのはそれだけではなくて。
『ぐ、Anker候補だけならまだしも、猫までついてくるとは……!』
「一度負けたのにまだ諦めてないの? しつこいヤツは猫に嫌われるよ?」
……ま、手出しはさせないけどね、なんて言いながらも。
可愛い猫達の姿や声に、あきらかに動揺しているサイコブレイドの姿もまた、可笑しくて。
でも、ふふっと笑み零す程度にしておいて。
(「おっと、あんまり素を出しすぎないようにしないと」)
しれっと申し訳程度の猫被り。
そして、にゃーにゃー可愛い応援団のみんなに、千木良・玖音(九契・h01131)も目を向けて。
「ねこさんたち、いっぱい応援にきてくれてるの……!」
距離は確り離れているけれど、危険な戦場にまできて応援してくれるその健気な姿を見れば、こくりとひとつ頷いて。
「社長さんたちが安心して過ごせるように、ますます頑張らなきゃ、です!」
待ってくれてるみんなの応援もしっかり背負って……と、気合も十分。
そしてちらりとサイコブレイドを見遣れば、悪であることに迷いが生じている様子が見てわかるから。
(「サイコブレイドさんたち、ねこさんに気を取られてるみたいなの?」)
まともに戦えばかなりの強敵だけど……狙い時? かもです! と。
ぐっとこのチャンスを逃さないよう、全力で頑張るつもり。
そんな、少しどきどきもしちゃう玖音の姿に、藤春・雪羽(藤紡華雫・h01263)は瞳を細めた後。
「件の猫達は此方にいるし、賭けと言ってもねえ」
首を傾けてみせつつも、言葉を投げかける。
「お前は何を賭けるんだい? 今後、Anker候補を狙わないとか? まさか、元手無しに賭けをしようだなんて、甘っちょろいこと考えてないだろうね?」
『……くっ、Ankerを抹殺する、それが俺の仕事だ』
そう雪羽とのやりとりにまた複雑な表情を深める様子に再び笑み宿しつつも、氷月もふと玖音へと一瞬視線をそっと向けて。
(「さて千木良は初陣らしいし、留守番組の分も頑張ろうかね」)
(「栄えある玖音のデビュー戦だ」)
雪羽も勿論、彼女の初陣を華々しい勝利で飾れるよう尽力する気持ちであるから。
「愛らしい応援ももらっているし、猫の一匹さえ誘惑できない男。さっさとお帰り頂こうじゃないか」
そう改めてサイコブレイドを煽ってみせながらも、思い返してこうも告げておく。
「ああ、そうそう。お前に言伝だ――“強く生きて”とさ」
そして苦悶するサイコブレイドにそれだけ紡げば、お喋りはそろそろ終わり。
(「……戦うのは初めてだけど、氷月おにいさんも雪羽おねえさんもいるから、心強いです」)
玖音も頼もしいふたりと共に、いざ√能力者のお仕事の仕上げを。
ということで……前に出て気を引いてやろっと、って。
タンッと踵を鳴らし、氷月は呼び起こす――さあさあ、俺と遊んでよ、なんてわらって。
『……!』
早業で駆けて銀片で一斬り、遊撃するように放って咲かせる雨花幻の炎。
そう――外星体と踊るは、雨夜ノ幻想曲。
玖音もそんな氷月の遊撃に重ねるように生み出すのは星咲く蕾。
「威力は少しだけど数なら負けないの!」
そしてふわりと戦場に舞うは、華ノ雫が纏う藤の馨。
……馨に魅せ、幻に捕らえて魅せましょう、と。
サイコブレイドのその身を侵すは、雪羽の齎す華雫の毒。
そして藤の馨と花片が舞う中、雨花幻の炎に混ざるように、玖音のカルミアの蕾たちが星花を咲かせる。
雪羽の一閃への道が開くように、戦場に数多爆ぜて。
『くっ!』
サイコブレイドも宇宙エネルギーをチャージした刃から外宇宙の閃光を放ってくるも。
氷月は視覚から夜による捕縛で雪羽を援護する。
「ダメだよ、アンタの好きにはさせてあげない」
「威力がいくら上がれども、当たらなければ無意味、だろう?」
雪羽も華焔と星華が咲む花道を一気に駆け、放たれる閃光を幻影でひらりと躱したなら。
――馨に渙ちり、華と散ちれ。
馨しい死呪の藤花片を纏い放つは、その身を散らす散華の鋒閃。
『! ……ぐぅっ!』
「んっふふ、猫の扱いすら覚束無いアンタに俺たちの相手はまだ早いかな?」
「ねこさんだって悪い考えはきっと見抜いちゃうの。だから、ちゃんと遊んであげなきゃだめです!」
「猫を誘惑したくば、愛らしさを識り、猫に仕えるくらいの気概が無いと、ね」
それから猫達の応援を受けながら――ほら、猫はこうやって気を引くんだよ、って。
氷月は猫をじゃらすかのように、紫陽花の焔を遊ばせて。
やはり楽しそうに、改めてサイコブレイドに教えてあげる――ま、嘘だけど! なんて。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【樂園】
そんなオーラを発していたんじゃ猫は寄ってこないわ
猫達の応援を背に戦う…何だかヒーローになったような気持ちがする
悪くないわ
宵、マリー
怪我しないように
お前の戦えぬ弱きを蹂躙しようとはしない、正々堂々とした所は好感がもてるけれど…わざと邪悪であろうとするのは理由がありそうね
お前のその思いにこたえてあげる
おままごとしましょ
ララの世に生きる全てはララのもの
愛しいものたちに手出しはさせない
悪役は悪役らしく
散りなさい
銀災で串刺して攻撃を見切り躱したら
早業で駆け抜け、窕で切断するわ
破魔宿す迦楼羅焔…折角だから猫の形にした焔を放ち焼却してあげる
猫と戯れる気分はどう?
お前も猫のように自由になれたらいいわね

【樂園】
アドリブその他諸々歓迎
ふふん。猫ちゃんたちの応援あるから宵達はお前に負けはしないのよ。
もちろんよ、ララちゃん。怪我する前に終わらせちゃうのよ。
<月霊刃銃>でしっかり相手に当たるよう《弾道計算》して、【|エレメンタルバレット『電磁投射砲』《エレメンタルバレット『レールガン』》】を《制圧射撃+貫通攻撃+一斉発射+レーザー射撃》で発射するのよ。
つまりは全力全開レッツゴーよ!
あなたにも理由はあるんだろうけども一旦僕はそれを横に置く。
今は何を言ったって響かないだろうから。
もし全部終わったらこっちに来ると良いの。誰も何も言わないよきっと。

【樂園】
サイコブレイドさん、猫さんと仲良くなるにはもっと優しいオーラを纏わないと駄目ですよ。
それにしても、ねこねこ島を壊さない為に場所を移動するだなんて、真面目というか、優しいというか、なんというか……。
それはそれとして、猫さん達があんなに応援してくださってる以上、私達が貴方に負けるわけにはいかないのですよ!
それにしても、ねこねこ島を壊さない為に場所を移動するだなんて、
ララさん、宵さん、私は攻撃が出来ませんが、回復なら任せてください!
サイコブレイドさん、回復役の私から狙わないといくらダメージを与えても無駄ですよ!
サイコブレイドの注意を引いたら、逃げ足を生かして時間稼ぎをしていきます。
ねこねこ島に彼がやって来た目的は、Anker候補の抹殺。
けれどそれが裏目に出てしまっていた様子を思い返しながらも。
「サイコブレイドさん、猫さんと仲良くなるにはもっと優しいオーラを纏わないと駄目ですよ」
マリー・エルデフェイ(静穏の祈り手・h03135)はその殺気と下手な猫じゃらしさばきで、猫を誘き寄せられなかったサイコブレイドへと教えてあげつつ。
わざわざ、ねこねこ島から戦場を変えた彼を見遣りつつも、小さく首を傾ける。
「それにしても、ねこねこ島を壊さない為に場所を移動するだなんて、真面目というか、優しいというか、なんというか……」
そんな眼前のサイコブレイドに垣間見えるのは、「邪悪であろうとする迷い」。
けれど真面目故に、Anker候補の暗殺は成すべきことであるだろうから。
極力、危害はターゲットのみにしたかったのかもしれないし、心情的に戦いにくいと思ったのかもしれないが。
『……ッ』
苦悶の表情をサイコブレイドが宿すのは、大きな誤算だろうから。
にゃーにゃーと√能力者達を応援するねこねこ応援団は。
マリーはそんなサイコブレイドの律義さや真面目さを感じながらも、可愛い猫達の応援を受けつつ、びしっ!
「それはそれとして、猫さん達があんなに応援してくださってる以上、私達が貴方に負けるわけにはいかないのですよ!」
「ふふん。猫ちゃんたちの応援あるから宵達はお前に負けはしないのよ」
十六夜・宵(思うがままに生きる・h00457)も、猫を全然集められなかったサイコブレイドに、えっへん紡いでみせて。
ふたりの言葉に、ララ・キルシュネーテ(白虹迦楼羅・h00189)もこくりと頷く。
「そんなオーラを発していたんじゃ猫は寄ってこないわ」
それに、サイコブレイドにとってはさらに迷いが生じているかもしれないけれど。
「猫達の応援を背に戦う……何だかヒーローになったような気持ちがする」
……悪くないわ、なんて。ララも宵やマリーと一緒にちょっぴり得意気に。
そんなかわいらしい声援は、ちょっぴり誇らしくて嬉しいから。
だから、猫達に心配かけないようにしっかりと、と。
「宵、マリー、怪我しないように」
「もちろんよ、ララちゃん。怪我する前に終わらせちゃうのよ」
「ララさん、宵さん、私は攻撃が出来ませんが、回復なら任せてください!」
そう3人で頷き合い、気合を改めてぐっと入れれば。
宵がその手に携えるのは、物凄いでかいガンブレード!
そんな愛武器の<月霊刃銃>を構え、相手に当たるよう弾道計算して狙い定めれば。
雷の力で一気に加速して――貫く!
「つまりは全力全開レッツゴーよ!」
『なっ!? くッ!』
制圧するべく貫通する威力のレーザーで一斉発射!
サイコブレイドへとぶっ放すのは、|エレメンタルバレット『電磁投射砲』《エレメンタルバレット『レールガン』。
さらにララも、生じた隙を逃さぬよう踏み込んで。
「お前の戦えぬ弱きを蹂躙しようとはしない、正々堂々とした所は好感がもてるけれど…わざと邪悪であろうとするのは理由がありそうね」
……お前のその思いにこたえてあげる、って。
「ララの世に生きる全てはララのもの。愛しいものたちに手出しはさせない」
叶って、辿って、花の樂――おままごとしましょ、って。
甘やかな陶酔を齎す天啓の言の葉を咲かせれば刹那、迦楼羅の聖域――桜獄楽土へと周囲が変われば。
「悪役は悪役らしく、散りなさい」
銀災で串刺し、早業で駆け抜けて切断するべく窕を遊ばせる。
けれどサイコブレイドも、暗殺の体勢を取り、チャージした外宇宙の閃光を繰り出してくるも。
そんな彼へと声を向けるのは、マリー。
「サイコブレイドさん、回復役の私から狙わないといくらダメージを与えても無駄ですよ!」
――時よ、揺り戻れ。
そう回復を施してみせて、自分へと敵の注意を引くように意識させて。
そして逃げ足を生かして、時間稼ぎをするべくマリーが立ち回れば。
ララの破魔宿す迦楼羅焔が……いや、焔は焔でも。
「折角だから猫の形にした焔を放ち焼却してあげる」
……猫と戯れる気分はどう? なんて、猫形の迦楼羅焔を差し向けてあげて。
「お前も猫のように自由になれたらいいわね」
「あなたにも理由はあるんだろうけども一旦僕はそれを横に置く。今は何を言ったって響かないだろうから」
宵も雷光の貫通弾を撃ち出し見舞いながらも、苦悶の表情をいまだ宿すサイコブレイドへとこう告げるのだった。
「もし全部終わったらこっちに来ると良いの」
……誰も何も言わないよきっと、って。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【雨宿り】
あんた「外星体同盟の強力な刺客」なんじゃないの
猫たちの応援で弱体化する、ってほんとなに…?
はいはい
正直戦うの苦手だけど
早く帰ってみたらし飼う準備したいんだよね
慈雨は勝手に動くだろうし
巻き込まれないようにしよ
適度な距離を保ち
|厨の相棒《小包丁》で指先傷つけ
√能力で敵の集中力削ぐように攻撃
チャージし始めたら
敵の剣の間合いに入らないように…
…っ!?
突然視線割るように現れた慈雨に驚き
あんたほんと…わけわかんない
つーか
ずっと「視て」たけど
あの敵、やっぱ根は良い奴でしょ
フツーに猫愛でてたら良かったのにさ
っ、へいき…ちょっと貧血
明日も店は開けるし
みたらしに会うついでに
いつもみたいに弁当買いに来たら

【雨宿り】
猫ちゃん好きに悪い人はいないよね
あなたもそう?それとも違う?
しつこい人は嫌われちゃうよ
絆のピックのあめさんすごいねぇ
慈雨もまけられない
|屠龍大剣《メルクアイン》でいざ勝負ー
む、おじさんかくれんぼじょーずだね
でも、みんなの目はごまかせないよ?
猫ちゃん達の視線を追って重量攻撃でどーん
…あ。絆、ぴかぴか光線あぶない
たたっとダッシュで駆けて、大剣で武器受け
けがしてない?へーき?よかった
おじさん、絆と猫ちゃん達をこわがらせたでしょ
慈雨的にアウト、です
マントは邪魔だからぽいっ
よけたりにげたりしないでね
勝負は正々堂々、だよ?
明日のおべんとスペシャル特盛りがいーな
みたらしちゃんもふもふつきでお願いね
折角戦場を移したというのに、彼にとって大きな誤算であっただろう。
にゃーにゃーとかわいい、猫たちが応援にくるなんて。
そして、悪であろうとすることに迷いをみせる眼前のサイコブレイドに、思わず首を傾けてしまう雛埜原・絆(賜物ゆえに|愁ふ雛《みじゅくもの》・h07098)。
「あんた「外星体同盟の強力な刺客」なんじゃないの。猫たちの応援で弱体化する、ってほんとなに……?」
けれど、天深夜・慈雨(降り紡ぐ・h07194)は知っているから。
「猫ちゃん好きに悪い人はいないよね」
……あなたもそう? それとも違う? なんて訊いてみるのだけれど。
『……俺はAnker候補を抹殺しにきたんだ!』
自分に言い聞かせるように言い放つサイコブレイドに、慈雨は教えてあげる。
「しつこい人は嫌われちゃうよ」
怖い顔ばかりしてしつこくしても、猫には好かれないって。
そんな不思議なやりとりに、はいはい、と絆は溜息をつきつつも、つっこむのも面倒だから。
「正直戦うの苦手だけど。早く帰ってみたらし飼う準備したいんだよね」
……慈雨は勝手に動くだろうし、巻き込まれないようにしよ、って。
適度な距離を保てば、|厨の相棒《小包丁》で躊躇なく指先傷つけて。
『!!』
「……逃げ場所は無いよ。針の筵むしろ、ってやつ」
戦場に突如降り注ぐのは、ゲリラ豪雨よろしく弁当用のピック。
己の血で生み出したピックの雨を、相手の集中力削ぐように降らせて。
「絆のピックのあめさんすごいねぇ。慈雨もまけられない」
――屠龍大剣《メルクアイン》でいざ勝負ー。
そう慈雨も得物を手に、サイコブレイド目掛けて地を蹴るも。
「む、おじさんかくれんぼじょーずだね」
暗殺の構えを取り、探知が通用しない身になった敵にそう紡ぐも。
何せこっちには、にゃーにゃーと応援してくれる猫達がいるのだ。
だから……でも、みんなの目はごまかせないよ? って。
『!? 何……ぐっ!!』
――あなたの雨血はどんな色?見せて、教えて、私たちに。
刹那、猫達の視線を追って慈雨が振るった屠龍大剣《メルクアイン》が牙を剥いて。
サイコブレイドへと、重い衝撃をどーん!
けれど体勢をなんとか立て直さんと、チャージし始めるサイコブレイド。
その様子を見れば、絆はすかさず敵が放ってくるだろう外宇宙の閃光に警戒して。
「敵の剣の間合いに入らないように……」
「……あ。絆、ぴかぴか光線あぶない」
さらに距離を取らんとした瞬間、思わず瞳を見開いてしまう。
「……っ!?」
「けがしてない? へーき? よかった」
たたっとダッシュで駆けてきた慈雨が握る大剣で、自分へ向けられた攻撃を受け止めたのだから。
そんな突然視線割るように現れた彼女に驚いて。
「あんたほんと……わけわかんない」
そう紡ぎ落す絆の前に立ち、慈雨はびしっ。
「おじさん、絆と猫ちゃん達をこわがらせたでしょ」
――慈雨的にアウト、です。
それから、邪魔なマントをぽいっとすれば。
「よけたりにげたりしないでね。勝負は正々堂々、だよ?」
『何……ッ!?』
絆や猫ちゃんをこわがらせる悪いおじさんに、再び大剣でどーん!
猫の応援や生じている迷いによって本来の力が出せなていない様子のサイコブレイドを、絆は見て。
そして、やはり今も視えるものに思う。
(「つーか、ずっと「視て」たけど。あの敵、やっぱ根は良い奴でしょ」)
……フツーに猫愛でてたら良かったのにさ、って。
それからふらりと軽く立ち眩みがして、大丈夫? って慈雨に支えられて。
「っ、へいき……ちょっと貧血」
こう、自分を覗き込む彼女へと続ければ。
「明日も店は開けるし。みたらしに会うついでにいつもみたいに弁当買いに来たら」
「明日のおべんとスペシャル特盛りがいーな」
慈雨はわくわく、こう付け加える……みたらしちゃんもふもふつきでお願いね、って。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【WIZ】
場所を移してくれるなんて、サイコブレイドさん本当はいい人なんでしょうか?
私は直接戦うことには向いていないので、ねこねこ島に敢えて残って。
|次元越境兵器《霊能力者》としての超遠隔攻撃で援護します。
あら?おチビさん、社長ちゃん達に着いていきそびれちゃったんですか?
ここから一緒に皆さんを応援しましょう。と小さな猫ちゃんを抱きあげます。
仲間の√能力者さん達が戦いやすいように、サイコブレイドさんの攻撃を霊波攻撃で妨害します。
海の中のような感覚や集まってきたインビジブルさんで惑わせます。
おチビさん、一緒に来ませんか?何だか自分と重なって放っておけなかったんです。
※連携、アドリブ歓迎
先程まで沢山の猫と√能力者やAnker、そしてサイコブレイドの姿もあった神社だけれど。
「場所を移してくれるなんて、サイコブレイドさん本当はいい人なんでしょうか?」
ねこねこ島から、別√の戦場へと移動するべく持ちかけてきたサイコブレイド。
猫達が沢山いたら戦いにくいからか、それとも優しさなのか、その両方か。
門音・寿々子(シニゾコナイ・h02587)はそう、サイコブレイドの悪たしからぬ行動に首を傾ける。
そしてそんな寿々子が今いるのは、サイコブレイドが促した別√ではなく、今は誰の姿もない神社。
直接戦うことには向いていないから、ねこねこ島に敢えて残ることにして。
|次元越境兵器《霊能力者》としての超遠隔攻撃で仲間達を援護することに。
いや……ねこねこ島の神社に残っているのは、自分くらいかと思っていたけれど。
にゃーと声が聞こえて、ふと足元を見れば。
「あら? おチビさん、社長ちゃん達に着いていきそびれちゃったんですか?」
応援に戦場へ行っている猫たちについていきそびれたらしい、猫が一匹。
ちょっぴり不安そうでもあったから、そっと寿々子は小さなその子を抱き上げて。
「ここから一緒に皆さんを応援しましょう」
仲間達が戦いやすいように、サイコブレイドの攻撃を霊波攻撃で妨害しながらも。
ゆらり海の中のような揺蕩う感覚や集まってきたインビジブルで惑わせ、|次元越境兵器《霊能力者》として戦闘に参加しながらも。
甘えるようにすりすりしてくる小さな猫へと、こう訊いてみる。
「おチビさん、一緒に来ませんか?」
それから、にゃーと返るお返事を聞けばなでなでしてあげて、一緒に帰ることに。
……何だか自分と重なって放っておけなかったんです、って。
🔵🔵🔵 大成功

「ありがとー! がんばる!」
たくさんの猫たちに応援されて、かろんはやる気十分です。
敵は触手が生えていて美味しそうに見えるので、大神や眷属たちもやる気に溢れています。触手以外にはそんなに興味がなさそうです。
「わるいやつをやっつけろー!」
かろんの号令で大神や眷属たちが動き出し、壱獣壱式霊撃を使用します。
大神の咆哮で敵の機先を制し、その隙に眷属たちが噛み付いて四肢や触手を拘束。敵の動きを止めたところで大神が爪牙による攻撃を加えます。
触手を食いちぎったりしていますが、難しい顔をしているので味は微妙そうです。
かろんは猫たちと一緒に応援係をしています。
真剣ですが、遊んでいるように見えるかもしれません。
にゃーにゃーと、沢山集まってくれたねこねこ応援団の一生懸命な鳴き声を聞けば。
「ありがとー! がんばる!」
獅猩鴉馬・かろん(大神憑き・h02154)は、やる気十分!
そんないっぱいの猫の応援に、かろんも気合十分なのだけれど。
彼女と共に在る大神や眷属たちも、なんだかとてもやる気に溢れている様子。
そう、眼前の敵――サイコブレイドに生えているのは触手。
そんな触手が美味しそうに見えるから。
逆にいえば、触手以外にはそんなに興味がなさそうなのだけれど。
でも、理由はこの際、何であったって問題なくて。
「わるいやつをやっつけろー!」
目的はそう、猫を暗殺しようとするわるいやつをやっつけること!
そんなやる気満々なかろんの号令で、一斉に大神や眷属たちが動き出し、戦場を駆けて。
『……!!』
大神が咆哮し敵の機先を制すれば、眷属たちが動きを封じんとその牙を剥いて四肢や触手を拘束した刹那。
大神の鋭い爪牙が、サイコブレイドへと容赦なく繰り出される。
『……、っ!!』
そしてお目当ての触手を食いちぎって、嬉々ともぐもぐしてみる大神や眷属たち……なのだけれど。
何だか難しい顔をしているから、触手の味は微妙そう……?
そして、そんな大神や眷属たちが壱獣壱式霊撃で攻撃しているのを、かろんは猫たちと一緒にはりきって応援!
いえ、その様子が楽しそうだから、遊んでいるように見えるのはご愛敬。
いたってかろん本人は真剣なのです、ええ!
🔵🔵🔵 大成功

ぴよ?あの猫さんが社長さん?
…………しゃ、社長さん達も応援してくれてるし、ひよこたちも頑張ろうね。
サイコブレイドさんの攻撃はひよこじゃ躱しきれない。
だったら、受け止めるしかないよね。
何でってこの腹腹時計でだよ。
近くで爆発したら避けられないですよね。
爆発の効果は正直病です。
だから、思わず叫んじゃうんです。
ぴよよ!社長さんが人だと勘違いしていたなんて恥ずかしいです!!
ねこねこ島の神社から、猫達が無事に保護されて。
最後にひょこり出てきた、サイコブレイドの暗殺対象の社長。
そして助けてくれたお礼にと、社長率いるねこねこ応援団も、移動した戦場についてきたのであるが。
ことり・ひよこ(小さな鳥にも🐤ヒヨコ🐤の魂・h06291)は思わず瞳をぱちりと瞬かせてしまう。
「ぴよ? あの猫さんが社長さん?」
そう……ようやくやっと、ひよこは気づいたのだ。
社長が人間ではなくて、猫であるということを。
それからしばらく、その事実と自分の勘違いに、驚きと恥ずかしさをちょっぴり隠せない様子のひよこであったが。
「…………しゃ、社長さん達も応援してくれてるし、ひよこたちも頑張ろうね」
多分きっとヒヨコちゃんくらいしか、ひよこが勘違いしていたことを知らない……と思うから。
気を取り直して、慌ててサイコブレイドを追い、別√の戦場へと赴くひよこ。
そして、邪悪であろうとする迷いが目に見えていて、猫たちの応援でさらに苦悶し、弱体化しているようだとはいえ。
……サイコブレイドさんの攻撃はひよこじゃ躱しきれない、と思ったから。
「だったら、受け止めるしかないよね」
けれど、どうやって……と首を傾げているかのように見えるヒヨコちゃんに、ひよこはちょっぴりえっへん。
「何でってこの腹腹時計でだよ。近くで爆発したら避けられないですよね」
満を持して、愉快犯爆弾魔を発動させ、サイコブレイドの攻撃を受け止めた……までは、よかったものの。
ぼふんっと爆発すれば、ひよこは思わず叫んでしまうのだった。
「ぴよよ! 社長さんが人だと勘違いしていたなんて恥ずかしいです!!」
折角、ヒヨコちゃんとだけの内緒にしようと思っていたのに。
怪異腹腹時計の爆弾の効果はそう、よりによって正直病だったのだから。
🔵🔵🔵 大成功

恭司君(h05086)と
お猫様たちがわかっていらっしゃる…
下僕にとってはその応援は何よりの力…
恭司君、しっかりお守りするんだよ
ふふ、皆に囲まれてなかなか下僕としての姿が板についてきたのでは?
そう、常にじゃらしてさしあげて
僕はちょっとお猫様たちを狙っていたサイコブレイドにおしおきしてくるからね!
折角ならお猫様たちにも楽しんでもらえる攻撃を…
はっ、これだ
レーザー光線を無数に降らせよう
うずうずしたお猫様にはあとで沢山遊んであげるのでと微笑んで
恭司君の腕は鈍ってない様と懐かしさを感じつつ
あっ、僕の肩にお猫様が!
一緒に戦いたいと…
いえ戦う必要はないのです
その可愛らしさが、全てが最強最高の武器なので…!

ミヒャ(h05899)と
猫達がいたら戦闘の邪魔になる……と思ったが、サイコブレイドに効果があるようだし止めるわけにはいかないか
ミヒャもやる気になっているしな
ああ、この子達は俺が引き受けよう
応援している猫は邪魔しないよう見守り
飛び出しそうな子がいれば猫じゃらしをふりふり
それ以上近付くと危ないぞ、そう、いい子だ
(ミヒャ本当楽しんでるな、と思いつつ)
(能力者同士の戦いを見て懐かしさに微笑む)
あっ、こら……!
ミヒャへ走っていく猫を止めようと声かけるが、間に合わない
サイコブレイドの動きを止めようと、素早く拳銃を手に取り発砲
今の俺は一般人だが、警察だからな。威嚇射撃くらいできる
眉間を狙う威嚇射撃だが、な
わざわざ戦場を、√EDENのねこねこ島から√マスクドヒーローへと移した、のだけれど。
サイコブレイドは思わぬ誤算とこれまで√能力者から受けた衝撃の蓄積で、苦悶の表情を浮かべている。
『ぐ、何故猫達まで……っ』
社長率いるねこねこ島の猫たちが、戦場にまでやって来たのだから。
そして距離は十分に離れてはいるのだけれど、にゃーにゃ―と√能力者達を一生懸命応援しはじめたのだ。
館花・恭司(天ヶ瀬・勇希のAnkerの√能力喪失者・h05086)は、そんなねこねこ大応援団へと見た後、サイコブレイドへと視線を向けて。
「猫達がいたら戦闘の邪魔になる……と思ったが、サイコブレイドに効果があるようだし止めるわけにはいかないか」
「お猫様たちがわかっていらっしゃる……」
猫達の行動力に少し驚いた恭司とは逆に、ミヒャエル・アヒム・レーゲン(吸血鬼の|警視庁異能捜査官《カミガリ》・h05899)はうんうんと頷けば。
「下僕にとってはその応援は何よりの力……」
「ミヒャもやる気になっているしな」
そう自分をちらりと見る恭司に、微笑んで返してみせる。
「恭司君、しっかりお守りするんだよ」
そう告げられたミヒャエルの言葉に、今度は恭司が頷いて。
「ああ、この子達は俺が引き受けよう」
応援している猫達を邪魔しないよう、且つ危険がないように見守ることにして。
ちょっぴり張り切りすぎて、いまにも飛び出しそうな子を見つければ、すかさずしゃきんっ。
すっかり上達した手際で、猫じゃらしをふりふり。
「それ以上近付くと危ないぞ、そう、いい子だ」
うにゃにゃっと猫の気をばっちりとひきつつも、さり気なく緩急つけて猫じゃらしをぴこぴこ。
ミヒャエルは後方で猫に囲まれているそんな彼の姿を見れば、微笑まし気に笑んで。
「ふふ、皆に囲まれてなかなか下僕としての姿が板についてきたのでは?」
……そう、常にじゃらしてさしあげて、と。
常にお猫様の下僕であるべく告げてから、笑み絶やさずこう続ける。
「僕はちょっとお猫様たちを狙っていたサイコブレイドにおしおきしてくるからね!」
刹那、宇宙エネルギーをチャージした敵の得物から放たれる外宇宙の閃光を難無く見切りながらも、ミヒャエルは思案する。
「折角ならお猫様たちにも楽しんでもらえる攻撃を……」
そして――はっ、これだ、と。
『! 何……ぐっ』
刹那、サイコブレイドへと目掛け降らせる。
きっとお猫様もはしゃいじゃうような、無数のレーザー光線を。
そんな沢山なぴかぴかの光に、猫たちはにゃにゃとやはり興味津々。
「ふふ、あとで沢山遊んであげるので」
容赦なく降るレーザー光線にサイコブレイドがぐらりと揺らぐのも後目に、うずうずしたお猫様にそう微笑むミヒャエル。
そして恭司は引き続き猫達を守りつつも、そんな戦場の様子を見遣りながらも瞳を細める。
(「ミヒャ本当楽しんでるな」)
楽しく遊んでいる友の姿と、能力者同士の戦いを見て懐かしさが込み上げて。
だが、そう思っていたその時――ぴょんっと。
ミヒャエルのもとへとタタッと駆け出した猫に恭司は気づくも。
「あっ、こら……!」
止めようと声かけるが、間に合わない。
そう判断すれば、握る猫じゃらしを素早く拳銃へと持ち替えて。
瞬間、狙いを定めれば躊躇なく引き金をひく。
「今の俺は一般人だが、警察だからな。威嚇射撃くらいできる」
『……ッ!』
堪らずその足を止めたサイコブレイドへと再び銃口を向けながら……眉間を狙う威嚇射撃だが、な、と。
ミヒャエルはそんな恭司の動きに、腕は鈍ってない様と懐かしさを感じつつも。
ふいに肩の上に、もふっとした感触と重さを感じる。
「あっ、僕の肩にお猫様が!」
飛び出してきた猫が、肩の上へと飛び乗ってきたから。
それから、にゃーとやる気満々な声を聞けば、柔く瞳を細めて。
「一緒に戦いたいと……いえ戦う必要はないのです」
そうそっと撫でで差し上げれば、あっという間にお猫様をメロつかせながらも。
ミヒャエルは、すりすり甘えてくる肩の子に笑みつつも断言する――その可愛らしさが、全てが最強最高の武器なので……! って。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

はわわっ、猫さんが!猫さんが私を応援してくれてます!
こんな嬉しいことがあるでしょうか、直接触れ合うことは叶わなくても、感謝されているんですね……!!
ええ、ええ、みんなで社長を守りましょう!
私も全力で行きますよ!
魔法宝石の欠片を指先で砕き、魔力を増幅
掌サイズのクリスタルを変形させ、杖から放つ魔法で攻撃します
あっ、猫さん、凍ったサイコブレイドは確かに涼しそうですけど、危険なので近付かないでくださいねー!?
ふふ、キラキラした石が気になりますか?
戦いが終わったら、冷たくて融けない魔法宝石を差し上げますね
島に置いたら新たなねこだまりになるかもしれません……!
落ち着いたら、今度は観光で遊びに来ましょう!
物理的な衝撃と、そして耳に届く√能力者を一生懸命応援する猫達声。
そのどちらも覿面に効いていて、本来の力を出せずに思わずよろめくサイコブレイド。
そして逆に、猫達の声を聞いて俄然やる気になるのは、アリス・アイオライト(菫青石の魔法宝石使い・h02511)。
そう……何せ先程までサイコブレイドと共に、散々猫に避けられていたのに。
「はわわっ、猫さんが! 猫さんが私を応援してくれてます!」
かなり距離もあることや、人間またたびのような仲間がいるのも多分功を奏してか。
逃げられるどころか、にゃーにゃーと可愛い大合唱を向けられれば。
「こんな嬉しいことがあるでしょうか、直接触れ合うことは叶わなくても、感謝されているんですね……!!」
これまでの猫達の塩対応を思えば、アリスにとって感激してしまうような状況なのである。
だから、そんな猫達の応援に応えるべく、きりりと気合も十分!
「ええ、ええ、みんなで社長を守りましょう! 私も全力で行きますよ!」
手にして砕いた魔法宝石の欠片が、指先でキラキラと煌めき散れば。
――クリスタルよ、我が手に凍れる杖を与え給え。
増幅する魔力をもって、掌サイズのクリスタルを|水晶魔杖《クリスタルロッド》へと変じさせた瞬間。
『……!!』
アリスが杖から解き放ち、眼前の敵へと見舞うは、凍てつくほどの強烈な氷魔法。
サイコブレイドも満身創痍ながらも対抗して、サイコストライクを繰り出さんとするも。
凍結を伴う魔法の衝撃を、これまでのダメージが重なっているサイコブレイドは避けることができずに。
『くっ! Anker候補の抹殺をしくじるとは……ぐぅっ!!』
邪悪であろうとする迷いに苦悶し揺らいでいた身が氷に包まれ、そして地へと崩れ落ちるのだった。
それからアリスはふと、ぱちりと瞳を瞬かせて。
「あっ、猫さん、凍ったサイコブレイドは確かに涼しそうですけど、危険なので近付かないでくださいねー!?」
声を向けつつ止めながらも、無邪気な猫達の姿に瞳を細めながらも紡ぐ。
「ふふ、キラキラした石が気になりますか? 冷たくて融けない魔法宝石を差し上げますね」
それから、はしゃぐ猫達の姿を見れば思うのだった。
島に置いたら新たなねこだまりになるかもしれません……! なんて。
そして社長をはじめとした猫達が無事なのを確認すれば、平和が戻って来たねこねこ島へと戻るべく、皆で大行進しながらも。
アリスは改めて思うのだった……落ち着いたら、今度は観光で遊びに来ましょう! って。
🔵🔵🔵 大成功