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⚡️【オーラム逆侵攻】フラガラッハの鋒

#√ウォーゾーン #オーラム逆侵攻 #一言雑談は現段階からご自由にどうぞ! #断章投下済み_受付期間をお待ちください。 #第二章プレ受付_8/3(日)_08:35~8/5_22:00

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 #√ウォーゾーン
 #オーラム逆侵攻
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●侵略からの、逆侵攻
「√ウォーゾーンが動き出している。それも、かなり大規模な√EDENへの侵攻計画だ」
 集まってもらった√能力者を前に、今回の予兆を受け取った星詠みワーズ・ディアハルトはゆっくりと言葉を置いた。
「目的は、王劍『アンサラー』――敵さんにして見れば、√EDENに鹵獲されていると息巻いているようだが……√EDENに、そんな物騒なものはまだ現れても――いや、まだ誰もその在処を知らない、という非常にはた迷惑な状況でな」
 星詠みは、その事象に深いため息をつくと、すっと息を吸い平静を伴って話を続ける。
「だが……放置していれば攻め込まれるのは時間の問題、ということだ。実際、大規模侵略に使えと云わんばかりに、そこには互いに大きな√の繋がりが見つかっている。――とはいえ、どうやら奴さん方は内々に抱えていた二重スパイの活躍により今は軍備を整えるどころでは無いらしくてな。ならば、」
 場の星詠みは、一拍置いて言葉を告げた。
「今回は――これを機に【通常より弱体化している、とも云える√ウォーゾーンに先手で忍び込み、|派閥《レリギオス》のその1拠点『レリギオス・オーラム』を急襲する】――それが今回の目的だ」

●作戦
 星詠みは、一拍間を置き言葉を続ける。
「今回は圧倒的な先手を取っている為、未来の詳細なゾディアックサインこそ詠めないが、行動の優位性は保証されている……当然大失敗こそしなければ、だが」
 そして、持ち出し不可としてこの場に集めてきた閲覧用タブレットを各自に配り、随時説明に必要な情報を送り込んだ。
「データはスマホなり電子機器、魔法等で保存しておいてくれ。この行動データをベースに、作戦に参加してくれる人には臨機応変にソフト内の【一言掲示板】で、やりとりをして今後の目的を立てて欲しい」
 星詠み自身も、己のスマホにそれらを表示させながら、
「予兆の中で、レギオンス・オーラムの支配地域である『川崎市』の一部地域に、戦闘機械群の支配下において、人類がすれすれながらも文明と生活を維持している地域を見つけた。まずはここに向かって現地の情報収集や、整理をしてもらえれば幸いだ」
 そして、と、星詠みは続ける。
「今回ばかりは、個別単独活動のみで勝利が掴めるほど甘いものでもないだろう。何しろ敵側に戦力が整っていないとはいえ、各個撃破される可能性も高い。だから、収集した情報を元に、皆で相談した後に現地で最適と思われる行動を取ってほしい。それが作戦成功の鍵になる――かなりふわっとではあるが、星詠みとして目にした作戦の目安はタブレットのソフトに移しておいた。そちらをご一読願いたい」
 タブレットを見れば、【1.統率官ゼーロットの撃破】【2.オーラム派機械群の壊滅】【3.大黒ジャンクションの破壊】【4.囚われている√能力者の解放】【5.カテドラル・グロンバインの破壊】――という内容が並んでいる。
 仔細は、後で細かに読んだ方が良いかも知れない。到着現地で、詳細な情報を集めることも可能であろう。

●逆侵攻の意義
「本来ならば、これだけ詠み切ったのでこれだけ行えばいい! と宣言出来ればいいのだかね。ゾディアックサインの予兆について、俺は相変わらず役立たずでな……申し訳無い……」
 情けなさを浮かべつつ、冷静に表情を切り替えて星詠みは口にした。
「『|派閥《レリギオス》オーラム』は人類殲滅派だ。ここで叩く事には、確実な意味があると思いたい。√能力者を殺す王劍との関わりもあるしな――それでは、どうか宜しく頼む」
 そう告げて星詠みは一礼すると、集まってもらった√能力者に静かに頭を下げた。
これまでのお話

第2章 冒険 『封鎖されたゲート』


POW ゲートの破壊を試みる
SPD ロックの解除を試みる
WIZ 隠し通路を発見する
√ウォーゾーン 普通7

●大黒ジャンクション
 規則は正しくも、人を圧倒する巨大さでひたすら無尽に旋回する巨大通路――大黒ジャンクション。ここから行き着いた先には√EDENに通じる『道』がある――。
 それを戦闘機械群のレリギオス・オーラム統率官『ゼーロット』が知ったことが、【オーラム逆侵攻】に至る全ての切っ掛けとなったと言っても過言ではないであろう。

 √能力者の一行は、意志の交流による相談を重ねた結果、情報を元に苦渋の決断を迫られつつも、ここ大黒ジャンクションの破壊を次の目標として立てる事にした。
 現状――情報収集を行っていた拠点で、通信諜報と偽情報拡散といった次につながる手際によって、重要拠点でありながら、群がっていた敵の監視を撤退させる事に成功していた。
 そのため、あちこちから電子稼働音は聞こえるものの、今のところ敵対勢力の影は見受けられない。
 しかし、現地に向かった√能力者を待ち受けていたものは、無数の物理バリケードに、強固なゲート、ロックの掛かった巨大扉など多岐無数にわたる妨害壁だった。
 大黒ジャンクションの中核に辿り着くためには、これらを何かしらの方法で突破しなくてはならない。

 その方法を咎められる事はないであろう。
 √能力者に今、未来の窮地を救うため、この場を乗り越える手段が問われている――