シナリオ

⑮ぼくの眼球をなめて

#√汎神解剖機関 #秋葉原荒覇吐戦 #秋葉原荒覇吐戦⑮ #グロテスク #ヤルダバオート #第3番

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⚔️王劍戦争:秋葉原荒覇吐戦

これは1章構成の戦争シナリオです。シナリオ毎の「プレイングボーナス」を満たすと、判定が有利になります!
現在の戦況はこちらのページをチェック!
(毎日16時更新)

●陽気に楽しくいこう
 エレクトリック・マーメイド、彼女の歌声が招いたのはハッピーエンドだけではなかった。文字通りに泡沫となった彼女は王劍『縊匣』の欠片を地に残してしまったのだ。妄執極まった縊匣はより細かくなって数多の『怪異』や『人間災厄』、つまりは、簒奪者の瞳の味を覚えようと試みたのだ。さて、此処にひとつ、素敵な厄介な人間災厄がある。ぱちくり、と、違和感にやられた『それ』は奇天烈な思考とやらを巡らせてくれた。
「これも、常識に縛られるなという、神様からのお告げかな。まさか。ぼくがそのような『もの』に耳を傾けるわけがないだろう。せいぜい、これは面白そうなきっかけにすぎないのだから、ぼくは、きみを全力で玩具にしたって良いんだろう?」
 なんとも妖艶な、なんとも上等な、タッパの宜しい『それ』は鍵盤にキスでもしたのかと思われるほどの柔らかなタッチで『演奏』を始めた。人間災厄「グノシエンヌ」と呼ばれる彼女の瞳には――しっかりと、縊死の意思とやらが煌めいている。
「縊死……? 縊り殺すだって? きみ、面白くないな。それなら、ちゃんと、頭を開いてくれるまで教唆をしてやらないと。そもそも、ぼくと付き合いたいなら、もう少しマシな口説き文句を考えてくれよな。まあ、良いや。今日は機嫌良いし、遊んであげるよ」
 外出をしてはいけない。
 驕り高ぶってはいけない。
 彼女のように、ちくちくと、眼球を虐められるのだから。

●本当に悩みの種だよ
「君達ぃ! ちょっと面倒な事になった」
 星詠み、暗明・一五六は『無い頭』を掻くようにした。
「エレクトリック・マーメイドの最期は知っての通り、縊匣の欠片の行方も聞いての通りだ。で、問題なのは刺さった相手の方なのさ……人間災厄「グノシエンヌ」、エリック・サティの名曲、その名を冠する厄介な女さ」
「人を誘惑し、狂わせ、挙句、脳味噌をスムージーにするおそろしい奴さ。電子の泡もしっかりとついてきている。まあ、つまりは、仮にAnkerを連れてきても、発狂してしまう可能性は否めないってわけだねぇ。ともかく、万全に、準備をしてから挑むと良いぜ」

マスターより

にゃあら
 にゃあらです。
 スムージーおいしい。

 プレイングボーナス:「電子の泡」に対処する(Ankerなら効果倍増)。
 制圧効果:エレクトリック・マーメイドから抜いた縊匣の欠片を元に、終戦後「縊匣特務隊」を結成する(詳しい説明は戦争説明ページを参照して下さい)。
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第1章 ボス戦 『人間災厄『グノシエンヌ』』


POW 第1番
自身の【幻影の鍵盤】を【蒼白】に輝く【ピアノ線のようなレーザー鞭】に変形させ、攻撃回数と移動速度を4倍、受けるダメージを2倍にする。この効果は最低でも60秒続く。
SPD 第2番
【幻影の鍵盤を演奏して放つ音波】を用いた通常攻撃が、2回攻撃かつ範囲攻撃(半径レベルm内の敵全てを攻撃)になる。
WIZ 第3番
【幻影の鍵盤】から【洗脳効果のある音楽・音波】を放ち、命中した敵に微弱ダメージを与える。ただし、命中した敵の耐久力が3割以下の場合、敵は【発狂】して死亡する。
イラスト shio2
√汎神解剖機関 普通11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

 縊死寸前の悦楽については――泡沫よりも朦朧とする恍惚については――最早、描写をする必要もないだろう。瞳に刺さった|縊匣《かけら》とやらを、まるでチョコレートのように舐めてくれ、なんて、口にするほど狂っているのか。
 人間災厄「グノシエンヌ」は名前の通りに鍵盤へと向かっていた。窪みを作るかのように、窩を抉るかのように、唯々、第3番をオススメとしてみせる。ぼそりと、リキュールめいた酩酊具合を演出しながら君達の存在を認めたらしい。
「ようこそ。ぼくの演奏会へ。それとも、キャンディを味わいたいから、群れているのかな。汚らしい声で鳴くのはやめてくれよ。さあ、頭を開いて……」
 ヤルダバオートは頭の中、たっぷりと詰まったそれを、
 掻き乱さんとした。
四之宮・榴
アドリブ・アレンジ・連携歓迎。

心情
……また、ですか。
…正直、縊匣の悪趣味は…面倒、です。

…相変わらず、置き土産は…残ってますし…。
…放置したら、厄介極まり…ないですから…。

……貴女様に、人魚姫の夢と、終わりを…穢されるのは…懲り懲り、です。

……速やかに、お帰りを。

行動
|半身《レギオン》達には泡掃除と、僕は本体のお帰りを願って毒使いを振る舞ってタロットに貴女様の頭が震えるほどの幸福を運びましょう。
…但し貫通(攻撃)しますけど。
回復は、インビシブル融合と生命力吸収で。
泡や彼女の攻撃は、第六感を駆使してジャストガードか受け流しを。武器はある物は全て使いましょう。
深海の捕食者やファイアースターターを。

 ひどいめにあう日常、その味わい方。
 ロスタイムの産声に――延長戦の戯言に――四之宮・榴、オマエは溜息すらも忘れたのか。幻想的な、幻影的な鍵盤の数々については、最早、それが正解なのか間違いなのかもわからない。……また、ですか。|偽りの神《ヤルダバオート》、グノーシスの音遊びとやらを、さっさと塞いでやると良い。幾分かはご機嫌らしいグノシエンヌ、第3番の始まりはモドキの集結と謂えよう。……正直、縊匣の悪趣味は……心の底から、面倒でしか……。佛々、神様の前で経を唱えるかのような、そんな居心地の悪さ。ずぐずぐと腐りつつあった脳味噌を丸ごと入れ替えてやればよろしい。きみはあの時の……いや、いったい何があったんだ。まあ、ぼくには、まったく関係のないことだけれどね。何かを察したのだろうかグノシエンヌ、わしゃわしゃと、脳天とやらを掻いてみせた。……相変わらず、置き土産は……残ってますし……放置したら、厄介極まり……? 泡沫だ。何もかもは泡沫だ。脳味噌をスムージーにする必要性もなく、只、泥濘が如くに。……貴女様に、人魚の夢と、終わりを……穢されるのは、冒されるのは……。性懲りもなくやってきた鋭利さの嗤笑、舐るようにして。
 拡張された感覚は、ああ、まるで音楽のように伸びていく。|半身《レギオン》どもが泡掃除を遂行する中、オマエ、お帰りを願いながらも毒杯を振る舞うのか。ぼくは随分と機嫌が良かったけど、きみのせいで、それが反転してしまったよ。ぶす、と、頬を膨らませながらグノシエンヌ。顔色を悪くしてしまった。……気分が優れないのなら、速やかに……。外出をしたのがいけない。そっくりそのまま、歌ってやれ。
 運命の輪に囚われた簒奪者の脳髄、ぐりんと、無理やり逆位置にされて蹲るのか。……これで、貴女様こそが……野菜ジュースと謂える筈です……どうか、今直ぐに、教唆をされて、ください……。何処かの乙女心も吃驚な捕食の仕方だ。がいんと、側頭部あたりに食らわせる。くそっ……ぼくは散歩していただけだっていうのに!
 眼球を舐ってやる所以はない。貫き、穿ち、虚を孕む。
🔵​🔵​🔵​ 大成功

神咲・七十
アドリブ・連携お任せ

楽しそうに演奏会をしてると聞いて
後、チョコと飴をくれると聞いて♪

(√能力を使用。フリヴァくを呼び出して、『チル・マイ』を歌い隷属者達に電子の泡を受け止めさせて)

……あぁ、それですか
いえまぁ、舐って欲しいと言うなら舐ってもいいですけど……終わったら大人しく帰ります?

(甘い物じゃなかったと残念がり、舐めてと言われて少し恥ずかしそうにしながら了承はして)

まぁ、その前に私ももう少しゲリラライブをしましょうか♫

(途中『アイズ』を歌い、隷属化を促しながら隷属者達に泡と鞭を受け止めさせてつつ、グノシエンヌを攻撃させて)

演奏は聞いてあげますからもう少し静かな時に来てくださいね

 隷属した者どもの合いの手、ヒロインに対して何をするのか。
 腹に刻まれた、胃に記された、ハート・マークの意味については、神咲・七十、何処までも大地のようであった。未曾有に積み上げられた柘榴へと接吻を試み、振り返る事に慣れてしまったオマエは、嗚呼、己の冒涜性こそを頭の中身としなければならないのか。不意に、やってきたのは衝動である。ベルゼブブの羽音を彷彿とさせる、ひどく厄介な、お転婆なお姫様のかけっこ。楽しそうに演奏会をしていると聞いて。後、チョコと飴をくれると聞いて♪ 欲してくれるのは結構だが、お願いするのは結構だが、オマエ、愛おしい誰かさんは『リキュール』とも謳っていた筈だ。仮に、総ての罪が赦されるのだとしても、この枷だけは外す事ができない。たとえば、それこそ、周囲を漂っている泡沫が如くに。割れる事を運命とした魔障が如く――ところで、この舞台は邪神系アイドルにとっても上等なのではなかろうか。ようこそ、フリヴァく、ひっくり返るよりも先に『チル・マイ』披露してやるといい。ぱちん、ぱちん、ぱちん、ようやく、お目当ての『もの』に近づけそうだ。
 人間災厄「グノシエンヌ」、その肢体、独り歩きした痴女の噂も仕方のないことか。小惑星のように押し寄せてくるエウリュディケ、そのオッドアイとやらを見つめ返すかの如くに。「きみ、ご執心なのは結構だけどね。ぼくはまだ、きみを全部消化しきれていないんだ。まさか、おかわりが欲しいなんて、ぼくは一言も口にしていないはずだよ」びくりと、何故だろうか。√能力者の脳味噌が雀躍とした。まるで、琴のように。まるで、鍵盤のように。押し込まれる感覚が――永久に――めまいとやらを演出してくれるのだ。「ぼくは珍しく機嫌が良いからね。きみが、ぼくの眼球をなめてくれるなら、それで『おわり』にしてやってもいい」つまり、今度は此方が奏でる側に立てと謂うことか。
 あぁ……それですか。
 いえまぁ、舐ってほしいと言うなら舐ってもいいですけど……終わったら、大人しく帰ります? √能力者、引っ張られた腸の入れ直し、残念そうな面構えを隠そうともしない。「やっぱり、きみには『まだ早い』よ。眼球よりもまっかなくせに」指摘された。けらけら、ひどくまごついているオマエへ。指の代わりとしてのレーザー。もしかしたら、欠片が刺さるべき人物はオマエだったのかもしれない。
 まぁ、その前に私ももう少しゲリラライブをしましょうか♬
 蒼白の鞭が虚空を薙いで、そろそろ、お届けされそうな頃、偶像サマは何を歌う。この『アイズ』にほんのり捕まって、眼球、棒付きのようにしてくれないか、と。演奏は聞いてあげますから、もう少し、静かな時に来てくださいね。
「うるせっ。ぜんぶ『欠片』のせいだよ。あの時のきみとおんなじだ」
🔵​🔵​🔵​ 大成功

オーガスト・ヘリオドール
さっむ。ほんとに
だってのに見覚えあるだかないだかの寒そうな痴女だ
あ~でもイイね、たまにはそういうオアソビも
『ターヘル・アナトミア』で電子の泡をハッキング
ほら、消えろ、あっちいけよ

洗脳したいのならそれはもう、どうぞどうぞ…
こっちも相応楽しくするさ
|環状機構《システム・メビウス》起動
イヴの心臓に聞こうじゃないか
…回りくどいから思考能力もっと落として。『原罪』を思い出しな
なにがシたい。俺たちと、俺と、君は。カワイイ演技は得意だよ?
舐めろというならなんでも舐めるさ
スムージーのお味が恋しい?ならどうぞ
罪と罰と未来の味
ぜび感想お聞きしたいから|楽園症候群《ペインキラー》
痛みふっ飛ばしとこ
おあじは いかが?

 ちょっとした痛痒は天使の宝なのだ。
 |今《●》の空想未来人には必要ない。
「味に関しては悪くない。悪くないけれども、しつこいな」
 仮に、夏場だったとしても『その格好』は如何なものか。オーガスト・ヘリオドールの双眸、まるで蛇のように映り込んできた『それ』は機嫌を刹那に悪くしてくれた。さっむ、ほんとに。だってのに、ほら、見覚えあるだかないだかの寒そうな痴女だ。あ~……でも、イイね、たまにはそういうオアソビも。おあそび? お遊びがしたいって? さっきまで、機嫌が良かったのに「きみ」の所為で台無しだ。そもそも、きみ、やけに『あいつ』の臭いがするんだけど、ぼくの気の所為かい? あいつ? あいつってだれ? 俺にはまったく、よくわからない『もの』だけど。『ターヘル・アナトミア』、人間の心の在り方とやらをしっかり探索してやると宜しい。まるで泡沫のように、まるで電子のように、只管、干渉するのを躊躇う事などない。ほら、消えろ。あっちいけよ。それこそ、ハッピーエンドを迎えた簒奪者のようにね。運んでみせた『おわり』の三文字、アンコールをするには早すぎた。
 むかつく……きみ、いったい、何を開こうとしているんだ。それは、本当に『あたま』なんだろうね? 第3番における『まごつき方』講座だ。しかし、ああ、問題とやらを無視する事はできない。そもそも、一番『まごついている』のは奏者自身だ。きみ、どうして、ぼくではない『なにか』を見つめているんだ。……洗脳したいのならそれはもう、どうぞどうぞ……こっちも相応楽しくするさ。『おもしろ』に対しての情熱か、或いは、鎖のような相棒への想い。これが放逐されても尚、抱え続けている眼球であるのなら。
 イヴの心臓に聞こうじゃないか。
 それが一番、良いとは思わないか、アルテスタ。
 |環状機構《システム・メビウス》起動、加護を身に宿したオマエは鍵盤の地獄へと耳を傾けた。回りくどいから、絡まっているから、思考能力もっと落として『原罪』を思い出しな。なにがシたい。俺たちと、俺と、君は……。随分と可愛らしい演技ではないか。おそろしいほどに甘そうな雰囲気ではないか。舐めろというならなんでも舐めるさ。それが、痴女の目玉だろうとね。……ぼくは……そう、ぼくは……きみのような幻想に、頭の中に、指を這わせて、舌を這わせて、しまいたい……。結局のところ『在り処』とは信仰なのかもしれない。三番目のはじまり、情け容赦なく、簒奪者も含めて、ごくりと咽喉から。一種、神様の目玉、強化されたのかと疑わしく。
 スムージーのお味が恋しい? ならどうぞ。
 罪と罰と未来の味、ぱかりと、心地の良い開栓の仕方。
 楽園症候群――吹っ飛ばしてしまった痛みの中、虜となったのは『ぼく』だけか。おあじは いかが? なんて、視界を右往左往させたなら、こたえがひとつ。
「困ったな。ぼく、実はさっきから、腹八分目なんだ」
🔵​🔵​🔵​ 大成功

プレジデント・クロノス
私は、エンターテイメント系大企業、PR会社『オリュンポス』のCEO。近頃、この周辺は演者たちのたまり場と化しているようだが、テーマに沿って表現しているこの流れはここ最近の私の楽しみでもある。
ほう、本日はミュージシャンか…ホロバブルと組み合わせても中々の見応えがある。
おっと、静かに鑑賞するのがマナーだな。随分と心揺さぶるかのように前衛的な演奏のような気もするが、こういうものこそ流行の最先端なのかもしれない(精神抵抗、狂気耐性)

ハハハ、素晴らしい演奏だった。これは拍手を送るべきだな。
ふむ、どうやらその様子では君の演奏を最後までまともに聞いた者は少ないのではないのかね?
その旋律は魂すら揺さぶるものかもしれないが、君自身にとって、君の為の音楽なのか他の為の音楽なのか判然しなくなっている気がするな…今一度考えてもいいのかもしれない。

おっと、チップ代わりに、このイベント恒例の早業でとげ(欠片)抜きをしてあげよう。そんなものがあっては、実力も出せないだろうさ。

 人類には早すぎた、なんて、言の葉まで作られる始末なのだ。それを身に纏って進むなど、成程、悪魔の証明に他ならない。ヤルダバオートの身勝手な振る舞いに頭を抱えるのは何時だって本物なのだ。開いて閉じてを繰り返すお遊戯のように、裁縫セットを失くしてはならない。私は、エンターテインメント系大企業、PR会社『オリュンポス』のCEO。近頃、この周辺は演者たちのたまり場と化しているようだが、テーマに沿って表現しているこの流れ、泡沫のような賑やかさは、ここ最近の私の楽しみでもある。まごつく気配などミリ単位としてもなく、プレジデント・クロノス、逸般人たるオマエは怪物のように耳を傾けた。ほう、本日はミュージシャンか……ホロバブルと組み合わせても中々の見応えがある……。仮面の奥の表情を窺う事は出来そうにない。しかし、オマエは如何にも、不可思議なまでに正気である事だけが|彼女《それ》に伝わっていた。きみ……おもしろくないな。そんなにも『頭が固い』なんて、ぼくにとっては、莫迦げた、缶詰の蓋みたいなものだ。……おっと、静かに鑑賞するのがマナーだな。随分と、心揺さぶるかのように前衛的な……いや、聞いたことがある。思い出した。君は『グノシエンヌ』が得意なようだ。こういうものこそ流行の最先端なのかもしれない。ふん。人間災厄は|名前《●●》を当てられ、むすっとしたご様子。されど、始めたのだ。始めたからには『演奏』を止めるワケにはいかない。
 驕りたかぶるな――そんな、注意書きを脳髄に刻まれたような気分だ。勿論、この一言については『うなずく』以外にありえない。しかし、ああ、この男は『うなずく』だけで、それ以上の事はしなかったのだ。きっと、通常の人間であれば、既にスムージーとなっている頃だろう。……ぼく、ちょっと、自信を失くしてしまいそうだ。きみは、こうして『何もかも』を鯨飲するつもりかい? む……何か、悪い事をしてしまった居心地だが……そんな事よりも、素晴らしい演奏だった。これは拍手を送るべきだな。パチパチ、パチパチ、花火のように。もしくは、線香花火のように。
 どうやらその様子では君の演奏を最後までまともに聞いた者は少ないのではないかね? その旋律は、その戦慄は、魂を揺さぶるものかもしれないが、脳髄を撹拌するものかもしれないが、君自身にとって、君の為の音楽なのか他の為の音楽なのか、判然しなくなっている気がするな……今一度考えてもいいのかもしれない。これは、どのような『人間』でも、どのような『存在』でも、必ずといっていいほどに激突する。困難のようなものだ。
 うるせっ……なに? ぼくに説教でもするつもりかい?
 説教……ハハハ、違う違う。これは、私自身に対しての『言葉』でもあるのだ。おっと、チップの代わりに、このイベント恒例の『やつ』で〆とさせていただこう。そんなものがあっては、実力も出せないだろうさ。既に、欠片は失せていた。火中の栗を拾うよりも素早い、キャストの得意のような。わかった。今回はぼくの負けだ。
 ひどいめにあった。
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​ 大成功

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