【個別】妖し怪しき、求むもの
ひときわ寒さを感じられる今日この頃。コクリコ商店街の、狗の区画にある古書店では相も変わらず、客が来たり来なかったり……
はたまた、少し美味しそうな匂いを漂わせていたり……?
さて、今日はどんな出会いがあるのだろうか……
📘発言可能📘
#七瀬・禄久
#夢見月・桜紅
📘発言終了👻

(思いの外仕事が早く片付き、久しぶりの自由時間。以前、ふとした際に見つけた商店街を歩いてみるかと、ぶらつく最中に見つけた場所)
…書店、……夢、現?
(何ともな名前だ。夢と現実、どういう意味合いの名か。ともあれ、書店というからには、色々あるのだろう。実に興味深い、と指を鳴らし)
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(入口から、店内に足を踏み入れる)
は──(中に入れば、なるほど本の…ではなく)
香ばしい匂い…?(あれ、カフェか?そうは見えないが、と首を傾げた)
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……あら?
(さっそくみたらしのたれを……といったところで、お客様が来た気配が。)
わぁ、し、少々、お待ちください、です、よー!
(とたとたた、と店の奥からあわただしい気配を漂わせて)
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──いらっしゃいませ、です、よー?
(ひょっこり、と顔を出す。ついでに焼き立てのみたらし団子つきだ)
古書店【夢現堂】へ、ようこそ、です。えぇと、何かお探しのものがあれば、仰ってください、ね。
(あ、食べます? と、近くにあるテーブル席を示しながら、様子を伺うのだった)
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え、あ、はい。
(走る音と共に現れた、若い店主に目を丸くして)
探しの物というか、時間が出来たから本でも──と思って、なんで。
(馬鹿正直に、来店理由を口にしながら、タハハ…と苦笑い)
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あ、団子は欲し、…って、良いんすか?
一見さんみたいな客に、そんな。
(とか言いながら、そそくさとテーブルに近づいた。身体は正直である)
しかし、【夢現堂】ですか。
また意味ありげな名前っすね。
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ふふっ、古書店なので、古い書物が多いです、が……比較的新しい書物もある、ので。焼き立てのみたらし団子と一緒に、良ければ楽しんでください、ね。
(どうぞ、とテーブルにみたらし団子を二本置いて、そっと緑茶も置いておく)
本を求めていらっしゃる方に、サービスしてはいけない、なんてことはありません、し……リラックスしながら読むと、思わぬ発見もあります、から。
(小さく微笑んで、あなたを見る)
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お店の名前に、ご興味があるのです、か?
(少しうれしそうにして)
私は、このお店を継いだ者なのです、が……元々、良い夢が良い現実になるように、なんて、言われていたと思い、ます。
夢と現の境界は、曖昧とも言われてます、から、せめて、本を読んで良い夢を見て、現実にも良いことが起こるように、なんて……
(そうだった、ように思うと、たどたどしくも伝えてみるのだ)
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古書も仕事柄読むし、昔の著書も味わいがあって好きだよ。
物語の風情から、調べ物をする時まで、昔の叡智に触れてる感じがさ。
(ありがたや、と手を合わせる。瞬間、お腹からぐーっと音が)
いやはや、今日は何かとツイてるね。
確かに、本は穏やかな気持ちで読み耽って、一日過ごしたいもんなぁ。
(書物に浸り、その世界に入り込む。贅沢だ)
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ああ、珍しい名前だなとね。
善き夢、それが現世の幸となり…か。
確かに、書物の世界も夢と似ているね。楽しい話、明るい話、未知の話──読んでいくうちに、グッと入り込むことがある…か。
(納得した、とばかりに頷くと、お茶を啜る。あたたかい)
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まぁ! そうなのです、ね。同じ書店……いえ、私とは、全く違うお仕事、です……?
(ふむふむ? と目を輝かせながら、あなたを見て)
っと、あまり詮索してはいけないことでしたら、ごめんなさいです、よー。
ここにある古書は、本当に多い、ので……読みたい本があれば、申し付けてください、な。
おおよそのものは分かる、ので、持ってきます、から。
(にこ、と微笑む)
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えぇ、時には、生きる者たちの運命まで変えてしまうくらいのものも、あります、ね。
本というのは、そういう意味では摩訶不思議なものでも、あるのです、よ。
(徐に、奥の書棚に向かっていくようだ)
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いや、どちらかと言うと資料を活用する側だ。
警察官──所謂、怪異や異界、悪夢を祓うのが専門、だがね。だから昔の知識は大事なんだ。
(構わないよ、と笑顔で明かす。もとより、隠すような身分でもない)
ほほう、良いな。
大凡か、そういやあ最近纏まった時間で読書も出来てなかったな…。
(ふむ、と思案顔をしながら、何を読むかと唸り)
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生き字引という言葉があるが、本も生き物だから、あながち人を導くというのも間違いではないか。
それに魅入られて、物書きや演じる人を目指す人もいるわけだし。
(みたらし団子を口にし、もくもく食べながら)
ん。…美味いな、これ。
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まぁ! 警察官さんでした、か。であれば、ある程度詳しい書物も入用でしょう、ね……。
(妖怪、怪異、この世界では魑魅魍魎は溢れているし、書物も面白おかしく書かれたものもあるし、図鑑として置かれている物もある)
(だけども)
ふむ、今日はこちらの方が、求めていらっしゃいそうです、ね。
(一応一冊取ってから、少し変わった妖怪話ものを一冊。それから……)
これで、よし。
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お待たせしました、よー。
三冊くらい、見繕ってみました、ので、お好きな本があれば読んでみてください、ね。
一つ目は、これは寄贈本なので、タイトルがないのです、が、妖怪の住み心地の良い場所や、聞いたことのない怪異に遭遇した話、そして、妖視点の小説を一冊にまとめた本なのです。
同人誌、が近いでしょう、か……これを書いたのは、かまいたちの兄弟たちなの、です。
(興味をひくだろうか、と選んだものだ)
二つ目は、妖怪百鬼図鑑。有名な妖怪から、名もない噂の怪異とか、そういうものが、纏められています、ね。
(真偽は定か、というものではないけれども、参考にはなるだろうか)
三つ目は、絵本です。……木霊という妖怪が描いたものなの、です。
(夕焼けの風景が美しい、と思えるような、そんな絵本だ)
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そうさな、相対した時にわかりませんは、割と致命的でなぁ。
確かに資料があれば有難い──。
(んだが)(今日はたまの癒しに恋愛小説なんかでも、と言い掛けたところで、既に目の前ではなく書物の前)
………若いのは、速いな。
(団子をもぐ、と頬張り、お茶を啜る)
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(ぱたぱた戻って来た店主を見て、瞬き)
タイトルが無いとはまた。
妖視点…つまり、共存というか、ある程度の信頼を得たうえで、一緒にいたのかな。
(興味深いな、と眉を跳ね上げる)
ああ、それもいい。既に資料が無い妖や、知られていないものがいた時に助かる。
あとは絵本か、部署の若い子達に受けがよさそうだ。
(妖が描く、か。──害なければ、人と変わらぬものな)
……店主、薦め上手だな。
良い感じに俺の欲しいポイントを押さえてくる。
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ふふっ、タイトルは終ぞ決まらなかったよう、で。
風の噂で聞いた場所とか、少々、その兄弟達の視点が強めです、が、だからこそ、参考になるかな、と。
妖怪百鬼図鑑、は、ちょっと、手続きがいります、が……それさえ済めば、お手元に所持できます、よ。
あ、読む分には自由なの、で、古書店から持ち出す場合は、お声がけくだされば、と。
(少し苦笑いを浮かべる。)
絵本は……、えぇ、心を安らかにしたいときは、じっと絵を見てください、ね。
きっと、温かな気持ちになれます、から。
(くす、と小さく微笑んで、良かった、と安堵することだろう)
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なるほど、益々信憑性の高い資料になりそうだ。
妖の生活、考え、日々を知れば、善き隣人になれるかもだしな。
(そうなれば、それはとても楽しい話だ、と笑う)
…よもやだが、実はまだその世界にいたりしてな。だとしたら、続きを描いて欲しいものだが。
ふむ──参った。
買うのは良いが、またここに来る口実も欲しいから、読みに来るのもありだな、とな。
(ね?と片目を閉じ、ニマッと笑い)
…──なるほど。
異界を歩いた後に最適かもな。割とささくれた気持ちになるから、さ。
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まぁ! もしまた、いらっしゃるようなら、かまいたちの兄弟さんも、きっと会えるでしょう、ね。
でも、「飽きた!」とか言っていました、から……続きを書くのは、ちょっと分かりません、が……あなたの感想があれば、もしかしたら。
(書く気になるのかも? なんて、小さく笑って)
まぁ。であれば、いつでもいらっしゃってください、な。大体は、お店にいます、ので。
それと……もし、よければ。
少し、絵本の中を、"体験"されます、か?
(なんて、伺ってみたり)
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かま──えっ?かまいたち、…いるの?ホントに?!
(声が裏返った。何を隠そう、この男が相対する異形は、正気を削ってくるものや、悪意や怨念の塊ばかりだから、純粋な妖は興味津々だった)
飽き、…ふむ、感想か。読んだら、ひたすら気になった事や疑問を聞いてみれば、或いはか。
手土産に何が持てば、良い感じに話が…ん?
(作者、壮健なのか?そんな疑問が浮かぶ。そうなれば、目の前の店主は)
あ、…そうだな、また来る。絶対──え?
体験…できるなら、してみたいな。
(どんなだろう。興味が湧き立ち、頷く)
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えぇ、います、よ? 古書店には、人も、妖怪も、いらっしゃいます、から。
(至極当然、といった風に告げて)
かまいたちの兄弟さん、は、塗るお薬はいくつあってもいい、と仰っていた、ような……
(とか言いながら、疑問符を浮かべるあなたには、にこやかだ)
体験、承りました、よー。えっと、体験したい絵本の|頁《ページ》を開いて……
(自分が、お気に入りの場面ではあるが……パッと広がるのは、夕陽が広がる広大な草原の景色。そこに三人の影が手を繋いで、「さぁ、帰ろうか」と話している場面だ。)
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そう、なんだ。
塗り薬…ああ、確か伝承でかまいたちは、転ばせ、切り、薬を塗り…だったかな。
(他世界から色々薬持って来てみるか?と腕組み。とはいえ、自然由来成分が良さげだが)
ふんふん、本を開く。
(帰ろうか。三人。ずきり、と胸が痛む)
で、手を…(義手を出し掛け、首を振る。ここは生身だろうと、左の手のひらを重ね、頷く)
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──さくら、さくら……
(そう聴こえるのは、幻聴か。)
(気付くと、視界に広がるのは……夕陽の眩い光と、広がる草原に香る草の匂い)
(少し、子供が遊ぶようなわいわいきゃっきゃとした声が、エコーのように響いてくるだろう)
(あなたは、こう感じるかもしれない。──懐かしい、と)
(勿論、現実の自分を強く保っても良い。所詮は夢。|夢幻《ゆめまぼろし》なのだから)
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(唄が聴こえる)
(香る匂いが、記憶の奥底にあるものだ)
(空の色や、風も全て、自分が大事に仕舞い込んだ優しい記憶にあるものに近い)
(そして、声──)
………あ。
(惚けたように、声が漏れて。ぽたり、と瞳に浮かんだ滴が、流れて落ちた)
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……(そんなあなたの様子を、そっと見て)
歩きたいだけ、歩いて大丈夫なの、です。
(歩けば、草の香りと、優しい陽だまり、あたたかなそよ風が迎え入れるのだ。あなたの日々の痛みを労わるように)
暫くは、ここにいることもできます、よ。
(帰りたいときは、声をかけてくれれば、それで大丈夫です、と)
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…────。
(袖で、流れる水を拭う。優しい世界だ、温かい空気だ。だから)
いや、…そろそろ戻ろう。
ずっと居たら、浸り過ぎてしまいそうなんだ。
(深く息を吸い、吐き出す。──ありがとう。そう、絵本の空気に呟き、礼をして)
ありがとう、店主。
….凄く、安らいだ。
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(分かりました、よ、と呟くと同時、絵本で見えた光景が浮かんで)
──さぁ、家に帰ろうか。
──うん! 帰ろう!
(女の子か、男の子かは判別できないが、両親らしい二人に連れられた小さな影が、草原の先へと向かい)
(そうして、元の古書店に戻ってくることだろう)
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安らいだようで、良かったのです、よ。
(す、と乗せられていた手をゆっくり下ろそうとしながら)
……お茶、お代わりを持ってきましょう、か?
(なんて、問いかけてみる)
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(帰るのか、そうか)
気を、つけてな。
(少し震えた声で見送り、手を振る。それを境にして、風景が変わり、元場所へ戻り来る)
ああ、…凄く懐かしかった。
おかしいな、記憶にある昔の場所とは、全然違うはずなのにな。
(うん、とお茶のおかわりに頷く。なんだか胸がいっぱいだ)
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……ふふっ、そう言ってくれると、私も嬉しいのです、よ。
(店の奥に入り、新しいお茶を淹れ直して)
あの絵本を書いたのは、私の友達……の、ご両親で。夕焼けが綺麗なお話を、絵本にしていたの、です。
いつ読んでも、懐かしい子供の頃を思い出せるように、と……そんな思いが、あの絵本に込められているの、です。
私も、大好きなのです、よ。
(小さく笑って)
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ふふっ、この絵本を気に入る人が、また増えたの、です。
嬉しい、ですね……あ、お茶のお代わりです。どうぞです、よー。
(そっ、と、お茶のお代わりを差し出しておく)
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素晴らしい絵本を描く方々なんだな。
これを開けば、どんな気持ちが傷を負っても帰ってこれそうなくらい、優しい気持ちになれた。
子供の頃って、謂わば原点に近しい時だから、色んなことを思い出すには最適だな。
(目を細め、ふっと頭に残る匂いに、胸がすく気持ちだ)
あ、ありがとう。
んじゃ団子食べながら、他の本もちょっと見るかな…最初に言ってたやつがさ、気になってて。
(長居するのも悪いと思いながら、なんとも居心地が良い)
(📘発言終了👻)
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そうでしょう、そうでしょう? 心を癒したいときは、もってこいなの、です。
(くす、と小さく笑って)
分かりました、よー。思う存分に読んでいって、ください、ね。
(そう言いながら、自分は店の奥で……また、団子を焼き始めるのだ)
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(時には一緒に団子を食べ、たまに語らう……そうする内に、妖怪や人も、ぽつりぽつりとやってくるのが、古書店の日常)
(あなたが帰る、それまでも……今日の店主は妖怪達に集られて、みたらし団子を振る舞っていたとか……)
(📘発言終了👻)
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