妖古書店【夢現堂】

【個別】春うららに、来る人と

夢見月・桜紅 4月4日21時

桜が咲くくらい、ほんのり暖かな時期になってきたある日のこと。

古書店の女店主は、どこか嬉しそうにお茶の葉や急須、湯呑みや桜模様のお皿も準備する。

さぁ、どんなお話をしよう……そんな思いを馳せながら。

🌸ご予約の方と📚
🌸発言終了🌸
夢見月・桜紅 4月4日21時
(そんな浮かれた心地でいるものだから、ついつい緑茶だけ準備して……ふと気づく)

……あ、紅茶やコーヒーも、いるでしょう、か?
(それとも、ちょっぴり変わった飲み物? と、奥へ行ったり、用意したテーブルに戻ってきたり……)
(あなたが訪れる頃には、そんな店主のわたわたとした様子が見受けられるだろう)
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栞沢・読美 4月4日22時
(からからと音を立てて引き戸を開ける。春のつむじ風をいくらか店の中に引き入れながら、女がひとり、店に顔を覗かせる)
(薄い桜色の和装にインバネスコートを身にまとった、妙な風体の女である)
(片手に若草色の紙に包まれた折詰を手に、彼女は室内を見回す。店の奥にひとりの女性の姿を見つけると、安心したように微笑んだ。)
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栞沢・読美 4月4日22時
こんにちは、店主さん。先日はいい本をありがとうね。
これ、ちょっとしたお礼。そこの辻で買ってきたの、よかったら、受け取って頂戴な。
(若草色の折詰を女性に向けて差し出す)
「さくら横丁顛末記」読んでたら、どうしてもこれが食べたくなっちゃってね。
道明寺桜餅、お口に合うといいんだけど…。
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夢見月・桜紅 4月4日22時
(あっちへうろうろ、こっちへうろうろ……なんて動いていたら)(扉が動く音がした)

あ、読美さん! いらっしゃいませです、よ。
(知的なコートに、桜色が華やかさを添えている……そんな印象のあなたに微笑んで)
まぁ! その桜餅、美味しいところの……わざわざ、買ってきて下さったのです、か?
(ありがとうございますね、と受け取って)
ふふっ……読んで下さるだけでも、とても嬉しいこと、なのです。はっ、良ければ、座ってください、な。
桜餅、一緒に食べましょう、か。
(あなたを木のテーブルと椅子の席へ案内し)(お茶をお出しますね、と奥に引っ込んで)
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夢見月・桜紅 4月4日22時
(そうして暫くすれば、熱々の湯呑みを二つと、桜模様のお皿に、桜餅を一つずつ。お盆に乗せて持ってくる)

読美さんには、本のお手伝いをたくさんして頂きました、し……感謝するのは、こちらなのです。
(ほわほわと、微笑んで)
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栞沢・読美 4月4日22時
(あちらこちらへぱたぱた歩く店主の様子を見ながら、小さく微笑む。どこかわくわくした様子でうろうろしているその様子は──言葉にこそ出さないが──どこか小動物の飼育風景を思い出させていた)
お気遣いありがとう。それじゃ、遠慮なくお邪魔するわね。
(小さくとも年季と品を兼ね備えた古めかしい椅子に腰かける。)
ふふ、どうも。こっちの√じゃすっかり春ね…。緑茶と桜餅、うん。季節を感じる落ち着いた組み合わせだわ…。
(ずず、とお茶を一口頂いて)
お手伝いのこと、気にしないでちょうだいな。書棚の付喪神・栞沢読美。本の整理は生き甲斐みたいなものだもの。
それに整理の途中でたくさんの素敵な本にも出会えたし…こっちがお礼を言いたいくらい、ってね。
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栞沢・読美 4月4日22時
この書店…【夢現堂】は、店主さんおひとりでやっているのかしら。
前にも話したけど、このお店の本は…どこか優しさを感じるのよね。子供からお年寄り、人間妖怪を問わず、色んな人の心に寄り添うようなラインナップというか…。
店主さん…桜紅さんが選んでいるのなら、なんとなく納得も出来るような気がするなって。
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夢見月・桜紅 4月4日22時
(お茶を飲むあなたにも、嬉しそうに微笑んで……自分も、椅子に座って湯呑みを傾ける。まだ少し肌寒い分、温かいお茶が美味しい)
春です、ね……(ほっこり)

なるほど、付喪神さんだったのです、ね。それに、書棚の付喪神……随分長く、大切にされたのでしょう、ね。
(くす、と小さく微笑みかけてから)
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夢見月・桜紅 4月4日22時
(質問には、小さく相槌をうち、一つ一つ聞き届けて)
そうです、よ。今は私一人で、この古書店を営んでいるの、です。
元々は、別の人──というより、妖怪さんが店主だったのを、私が引き継いだ形になるの、です。
この本の大部分は、前店主が引き取ったものもあります、が……人々や妖怪が、古書店に売りたいと持ち寄ってきたものがあります、よ。

そうです、ね……例えば、ろくろ首による首の長い話をまとめた自叙伝とか。
(ちょっぴり、悪戯っぽく笑う)
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栞沢・読美 4月4日22時
大切に……(少し、驚いたように目を見開く。今までそんなことは思いもよらなかった、という風に)
…そうね。きっと…そうなんだと思うわ。
そりゃあもう、常に本で埋め尽くされていたような…ぎっちぎちの書棚だったに違いないわね!(うって変わって、やたらと明るく言う)
ふむふむ、先代から受け継いだお店ってことね。
書店を引き継げるなんて…夢のようなお話ね!私はあまり一ヶ所に店を構えるタイプではないのだけど…。それでも、本に囲まれた自分の居場所、その素敵さは十分に理解できるわ…!
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栞沢・読美 4月4日22時
あらあら、あら!その本、私読んだことないかも…!ヒトと比べて寿命がいくらか長いせいか、妖怪が伝記や自伝書くことってあまり無いのよね…!首の長い話…種族的な悩みや日常が描かれてるなんて、すっごく面白そうじゃないの…!(うっとりと、憧れるように目を輝かせる)
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夢見月・桜紅 4月4日23時
(明るく話すあなたに、小さくクスッと笑って)
えぇ、きっと。ふふっ、本棚が本でいっぱい……書店が出来そうです、ね?
(なんて、そこは冗談交じりに)

夢のような話……そうです、ね。本当に、今でも夢かと思うくらいに、幸せです、よ。
これからも、何事もなく……読美さんを始めとした皆さん、に、素敵な本をたくさん、提供したいです、ね。
(柔らかく、優しく微笑んで)
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夢見月・桜紅 4月4日23時
ろくろ首さんの本は、言わば、同人誌になります、ので……書店での取り扱いというのが、あまりないものなのです、よ。ご本人も、勢いで書いた、とかで……

こちらは、差し上げることは出来ません、が……後で、読んでみます、か? 先に、桜餅を食べてから、で。
(どうだろう? あなたを見てみる)
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栞沢・読美 4月4日23時
読む、読みます、読ませていただきますっ!(食い気味に、テーブルから身を乗り出しながら)
(そう言われて、お話に夢中でまだ卓上の桜餅に手を付けていないことに気づく。自分から先に手を伸ばすのもやや失礼な気もしたが、お見合いになっても仕方がないのでひょいと一つ手に取った)
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栞沢・読美 4月4日23時
一般流通には乗らない、趣味で書かれた自叙伝…ふふ、すごくいいわね、それ!
個人的には、商業流通に乗らない本こそ「これを書きたいっ!」って思いがすごく強く籠っていることが多い気がするのよ…!
…なるほど。一ヶ所に居を構えれば…向こうから希少本を持ってきてくれることもある、ということね…。私が突然その人を訪ねても、まずその本は譲ってもらえなかったでしょうし…。
桜紅さんの人徳のなせる技、ということね。ふふ、私、すごくいい出会いをしたのかも…!
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栞沢・読美 4月4日23時
(やや飲みやすい温度になったお茶を一口いただきながら、桜餅を食べる。柔らかな餅米の甘みと葉の塩気、よく練られたこしあんの強い甘みが口に広がり、それを緑茶でさっぱりと洗い流していく)
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夢見月・桜紅 4月4日23時
(身を乗り出すほどの勢いに、少しだけ驚くも)
ふふっ、では、後で持ってきます、ね。
(次の瞬間には、すぐ微笑みに変わる。本を読んでくれるだけで、そして読みたいと言ってくれるのが、やはり何より嬉しいのだ)
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夢見月・桜紅 4月4日23時
……いえ、凄いのは、前店主で。色んな人や妖怪とお話して、ここまで本を集めて、営んでいて……!
(わたわた、とするけれども、褒められると嬉しいのか、ほんのり頬が赤みを帯びる)
(それを誤魔化すように、ぷるぷると首を横に振って)
読美さん、は、今までどれだけの本と、縁が出来たのか、聞いても……?
(桜餅をひと口頬張ってから、心を落ち着かせて聞いてみる)
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栞沢・読美 4月4日23時
ふふ、照れることはないのよ。
人の縁は足跡であり宝でもある。あなたと前の店主さんとの繋がりも、店長になってからのお客様との繋がりも、全ては桜紅さんの歩いてきた道のりなんだから。
胸を張って、こんな素敵な出会いをしてきましたよ、って言うの。私だって、今日この出会いをきっと別の場所で自慢しちゃうんだからさ。
(後輩を見守るような、優しい笑みを浮かべながら)
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栞沢・読美 4月4日23時
ふふ、私の縁の話をすると長いわよ?
さっきも言ったけど、私はひとところに落ち着くよりあちこち放浪して本を集めるタイプだから。
特に最近は新しい書店がたくさん出来ててね…。「烏の九爪」、「夏之目書店」、「月影のページ」、「records」、「画廊キャラメリゼ」…。いろんなお店でいろんな本と出会ってきたけど…。
…でもやっぱり、そこにいる本好きな店主さんやお客さん、そういう人たちの顔ばかり思い出しちゃうわね。本好きの人からオススメされる本は、やっぱりすっごく面白い本ばっかりだから!
(そう言いながら、外套裏の書棚から本を取り出しては並べてゆく。)
(「若草色の古代語の本」「ミシマ流筋肉魔術大全」「影の告白」そして「さくら横丁顛末記」…。ジャンルも年代もバラバラな本からは、特定の嗜好を読み取ることは出来ないが…)
(それを語る女の顔は、どれも等しく明るく輝いていた。)
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夢見月・桜紅 4月4日23時
(あなたの優しい言葉が、想いが、温かく染み渡るようで)
……そうです、ね。人との縁は、かけがえのない、もので……だから、私は、人が、妖怪が、大好き、です。
(そう笑う女店主は、純粋な子供のように、見えたかもしれない)
そ、その、自慢されていると思うと、やっぱり恥ずかしいのです、けど……!
(直後、はわわわ、と両頬に手を添えた)
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夢見月・桜紅 4月5日00時
そういえば、あちこち旅をしていらっしゃる、ような感じでしょう、か。
(本を求める旅人……そんな印象もあったあなたの話に、興味津々に耳を傾けて)

まぁ、まぁ……! まだまだ知らない、書店も、本も、あるのです、ね……!
(嬉々として語る、あなたの話に耳を傾けては)
(出された本も眺めたり、温かいお茶を淹れ直し……その傍ら、話していたろくろ首の自叙伝を持ってきて)

(あなたとの時間は、まだまだこれからも続いていく──)
(🌸発言終了🌸)
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夢見月・桜紅 4月5日00時
【〆】
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