【1:1】片眼が覗く、興味の先
――初めての印象は、なんとも軽い男なのだと。そう思っていた。そこから既に、興味の矛先は向いていたのだと気が付くのも、そう掛からなかった。
( https://tw8.t-walker.jp/thread/club_thread?thread_id=3511 )
若くして一大組織を成り立たせた手腕、何を思って歩いているのか。
種族世界を問わず門戸を開き迎え入れる度量は何処から生まれたものなのか。
人として生まれ30年そこそこの人間が持つには、余りある|何か《力》を感じざるを得ない。
贅沢は言わない。ほんの欠片、爪先程の何かでも理解出来れば満足だ。
それ程に興味をそそられてしまう。一体いつ以来だろうか。
――年は生きてきている老人の、些細な楽しみ。それを得られるなら、彼の軽さ位は叶えてあげよう。
●場所:ミルクホール『ちゃちゃ』カウンター
●時間:偶々客が少ない夜間
●相手:神薙・ウツロ

演出終了

(いつもは賑わうミルクホール『ちゃちゃ』。
されどそんな場所にも時折静寂に近い時間が訪れる時がある。それがまさに今。
最近この場での給仕を行っているからか、暫くは客は多くならないだろうと肌感覚で感じていたのだ。
それを見越していたのか、はたまた偶然か。ちゃちゃのカウンター席、それも端の方は"予約席"として確保されていた。
来たるお客様を待つべく、面を被ったメイドはその席の前で礼儀正しく立っていた)
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(そんな夜分の静寂がぼつぼつ破れる。――店の出入口より開閉音。やって来たのは、)
うぇ~~~い。いーま戻ったゾ~~~イ。
(酔客より始末が悪そうな手合いだった。残念! しかもこの店のオーナーだったりするのだ!)
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(静寂が切り裂かれるとはまさにこの事だろう。
馴染みの古びた居酒屋でしっぽりと猪口を傾けていたところに突然一見様が突然やってきたかのように。
――要は、ここの会長であるのだ)
…………お勤めの程お疲れ様でございます、会長様。
貴方様のお席はこちらに御座いますよ。
(ふらふらされるよりはいいかもしれない、と。
それを見越していた……訳でも無いが、確保していた席。カウンター越しに呼び掛けていた)
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(今日は、黒スーツに白羽織とかいういつもの不可思議なファッション――ではなく。ストリート系のジャケット姿とかいうまあまあラフな格好だったりした。それでも抜かりなく「青グラサン」「白シャツ」「赤のサングラスストラップ」「黒ジャケ」と、術行使に大いに関わる象徴四色を盛り込むことは欠かしちゃいないのだが)
あっサヱちゃんだぁ! わんばんこー。今日はシフト入ってくれてる日だったんだ? ありがとねぇ。
――って、うん? 私に席キープ済? あはは、用意い~い。もしもここが洋風のミルクホールじゃなくって玄関の|三和土《たたき》だったら三つ指ついてくれてた? ブヘヘ。
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不定期では御座いますが。増員が必要な日に私がその役目を受け、給仕をしております。
席を押さえておいたのは…………そう、勘です。長年の。
三つ指を求めるくらいですから、『貴方を考えて用意しておりました』という方が嬉しいのでしょう?
(等と言ってはいるが、そんな非科学的なものは一切なく"統計"である。
ここに居れば出入りが分かる。どの頃合いで出て、どういう時に戻って来るか。
メイドとはそう言うもの。如何に主の動きを先読みできるか、それが肝要なのだ)
改めて、お帰りなさいませ。
何方へ参られていたかは存じ上げませぬが……まだ休むにはお早い筈。
当方も手を持て余しておりました故、談話等如何でしょう?
(ただ話すだけでは寂しいもの。と、注文を伺った)
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それを言うなら「お風呂にする? ゴハンにする? そ・れ・と・も――」までやってほしかったなー? うぇへへへ。
(ここが√百鬼でなしに√EDENの座標だったなら、経営者のコンプラ云々で即爆死できそうなことをのたまいながら、勧められた席へ進む)
てか、なーにー? ゆーて今夜は随分と積極的じゃん? なに、お客さん少ない時間帯で喋り相手も居なくって人恋しくなっちゃった? イイヨイイヨー、それじゃあ――
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私は高うございますよ?
尤も、それを願うのはたった一人になさってください。赤点です。
(この軽口こそ、彼の代名詞なのだろう。寧ろ、真に受けて絆される相手がいるのだろうか?
いいや、居ないだろう。恐らく。絶対)
手隙なのは事実です。
それに、こんな私とて……いいえ、私だからこそ人との交流は飢えております。
そも、貴方は多忙の身。こういう機会でなければ腰を据えて話せませぬから。
故に、お付き合いいただければこれ幸い。と言うことです。
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…………
承知しました。では席はすぐそこの二人席へ。
お飲み物をお持ち致しますので、少々お待ちください。
(笑わなかったし、靡くことも無かった。
『アーハイハイ、ワカリマシタヨー』とでも言ってそうな感じは、右目だけでも分かるくらい露骨だった)
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アッルェ~~~? おかしくない? 微塵も刺さってなくなくない? トゥンクとか聞こえてきてもよかったとこじゃない?
(ほっぺをカウンターテーブル上に乗っけてぐでーんと突っ伏しながら、サヱが行ってそして帰って来るのを待つ)
…なんでここらの女の子たちって、評価評点容赦ない子ばっかなんだろ…。
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……その自信は何処から出てくるのですか。若く初心な少女であれば分からなくもありませぬが。
残念ながら百年単位で生きている身、早鐘で五月蠅くなる心臓はどこかへ置いてきてしまいました。
(注文の品は良く出てくるもの。手慣れた様子でそれぞれの前にレモン牛乳を置き、改めて対面した)
あちらこちらに粉を掛けていれば、そう言う風に評されるのは当然かと。
人生経験が遥かに多い方もいらっしゃるでしょうし……
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ああ、そーねー。華奢な女の子のナリして「百年越え」とか、マジでザラなやつ。
(ありがと、と一言挟みながらレモン牛乳を手に取り、)
サヱちゃんもまあまあそういうクチではあるにしても、でも、初心な頃もなくはなかったわけ? なんで私はその頃の君に出会えなかったの?
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長命の種族それなりに多くいらっしゃいますし、そもそも人外である存在も当たり前にいらっしゃいますから。
下手に粉を掛けて、後ろから喰われても知りませぬよ?
(自身に用意したレモン牛乳にはグラスにストローが刺さっていた)
何を以て初心と言うのかは分かりませぬが……あぁ、初めて握られたときは不思議な高揚感はありましたね。けれどその程度。
そも、私は覚えている限り四百五十年は存在しております。会える訳もありませぬ。
それと、一つ申しますが――
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後ろぉ? あはは、|南方《うしろ》の守護ならだいじょーび。私、方位守護の護霊憑いてるから。
(ピィ。)(肩口に、文鳥サイズの「朱い翼の鳳凰」をちょい出現させて見せた。)
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火の象徴、朱雀……でしたか。
日ノ本でも寺院や古墳の壁画に四獣が描かれているものも御座います故、良く知られているものです。
幸運を運び、火から生まれる姿は生命の象徴ともされている。良き従者で御座いますね。
この様子なら他の四神も同じように扱うのでしょう。物理や霊的な守護は問題ないのでしょう。
…………女難の守護に関しては如何なものか。
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そう言えばそんな話もしましたね……既に懐かしく思えてなりませぬ。
年齢に関しては途中から数えだした年齢に過ぎません。元服など大噓に御座います。
人間関係については、それこそ経験に基づくものが多いのです。
召使は昔から行っている身、それは当然鳴れると言うもので御座いますよ。
(ふと、グラスを手に取る。飲み物を飲むのならば面は外す。誰もがそう思うだろう。
だがそんな当たり前は起きず。ほんの少しだけ口元を開け、ストローを差し込んで啜った。
また上手い事、上手に隠れている)
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初顔合わせの時の話がしれっと大嘘でござい宣言とか、結構なビッグニュースじゃんね??
(この100年オーバーの長生きさん一筋縄じゃいかねえ~~~って顔で相槌を打ちながら、)
…ふーん? メイド働きを? 昔っから? そりゃー、ここらでの給仕っぷりもー、堂に入っててー、然りー、だー、ねえ――?
(相槌を打ちながら。)
(頬杖ついた顔の向きを90度近くまで傾けて。)
(サヱちゃんの面の下の顔が横からでも覗けねえかなーって頑張ってたいやムリだった飲み物口にする時ですらこの鉄壁加減!!)
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特段間違えてはいないでしょう?
正直なところ、五十でも百でもなんでもよかったのです。ですが生まれてこの方この姿なので……
成人した見た目とは言えぬ体型である為、元服の年齢にしたのです。
結構取り回しも良いのですよ?無理に酒を飲む必要もありませんので。
……あわよくば顔を覗き込めないかと、そう言う魂胆がありありと顔に顕れておりますが?
残念ですがぬかりなく。いいえ、人前で飲食は基本行いませんから、ある意味で貴重とも言えましょう。
召使については、私が生まれた御家がそう言う立場にあったから、手持ち無沙汰だった為に行いました。
人に仕えるというものは、刀剣は道具である為に使われる部分と近いものがあるから馴染んでいるのかもしれませぬ。
(残念でした、と聞こえてきそうな片手ピースを向けた)
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ちぇ~~~~~
(もう隙を伺う程度では素顔拝見は成らなさそうだ。スパッと諦めて、頭の向きを元に戻した。再度レモン牛乳ぢるぢる)
…ふぅん。使われてナンボの道具のサガ、ねえ…。
って――ああ、そだそだ。そういえば、あれ、最近どんな感じ? 理想のご主人様探し。
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諦めは肝心。藪を突いて蛇を出してはなりませんよ?
見つかっていれば苦労などしておりませぬ。そもそも自身でも理想の形が何なのか、良く分かっていないのです。
基本は人に使い、人に使われ。よくよく思い返せば自ら探すと言ったことを今までしてこなかったので……まぁ難儀しておりますよ。
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なーるほ、難儀してるんだ? やっぱり。
…ゴメン。訊いといてなんだけど、その答え、想像は付いてたんだ。っていうか、それについて私から謝罪しとかなきゃいけないまである。
――ゴメンね、サヱちゃん。
なまじ君の行動範囲に、そう、私みたいな、強くて賢くて顔がよくって全体的にスタイリッシュで顔がよくって気配り細やかで仕事できて諸人からの信頼も厚ければ極めつけには実家も太い、パーフェクトイケメンがいるから…無意識のうちにハードル高くなっちゃってるんだよね? わかるよ。
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ふむ…………
確かに、その年齢で術法を修め、聡明且つ美男子、縁は広く深く、後方に関しても憂いなし。
事実貴方は恵まれ、才も備えつつ努力もして経験を重ね、人との関わりを怠らなかったから人脈も深い。
その結果がこの組織。配慮も出来るから、憂慮することなく活動できる場所を提供することにも繋がった。
えぇ、そこにはとても尊敬の念を抱いております。己の事をよく理解しており、軟派な行動も一定の線を無碍に超えようとはしない。
…………とまぁ、何が言いたいのかと言いますと。
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