森の書庫

森の暮らしを訪ねて

リリィ・インベント 10月19日15時

連絡された住所は、検索すると森の只中を示していた。
「駅を出たら右にまっすぐ。パン屋さん(メロンパンが美味しい!)の前に入口があります、そこからは一本道です!」と申し添えられていなければ、どこから訪ねれば良いのかすら分からなかったかもしれない。

森のなかの小道を進むと、やがて白塗りの小さな家が姿を現す。
重そうな木扉に付けられたドアノッカーを鳴らせば、すぐに家主が招き入れてくれるだろう。


※お約束した方のみ。到着をお待ちしていますね!
ルイ・ミサ 10月19日18時
(駅を出て商店街を抜ける。住宅街に入ると、どの道も似た景色で少し迷いそうになった。スマホをのぞき込み、経路案内を確かめる)

右へまっすぐ。あとは……パン屋の前か。

(案内の言葉を頼りに坂を上ると、小さなパン屋が見えた。店先にはメロンパンのポスター。どうやらお勧めらしいと知り、それを2つ、手土産代わりに買ってみる。片手にはパン屋の手提げ、もう片方には分厚く黒い本を抱えていた)
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ルイ・ミサ 10月19日19時
うーん……確か、フェンスをくぐるんだっけ?(辺りを見渡すと、途切れたフェンスが目に入った。隠れ家に行くようで少し胸が高鳴る。童心をくすぐるような道順だ。そこからは森の小道が続いてた)

(喧騒が苦手なのかな……?)(土を踏みしめ木漏れ日の中を進むと、やがて白塗りの家が現れた。恐らく――いや、確実にあの家だ。だって他に家は見当たらない。軽くドアノッカーを鳴らし、家主を待った)
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リリィ・インベント 10月19日21時
あっ、はーい! お待ちくださいね!

(とっとっと、と微かな足音が向かってきた。足音がやむと同時に、ギィと音を立ててゆっくりとドアが開き、花の甘い香りがふわりと外へ流れ出る。少し遅れて、枝のような角のドラゴンプロトコルが顔を覗かせた。あなたの顔を見て、笑顔が浮かぶ)

ルイミサちゃん! 遠いところをいらっしゃい! 駅から森まで、道に迷いませんでした? どうぞ入ってくださいな……!
(ぐいと両手でドアを引いて入口を大きく開け、靴のままどうぞ中へ——と手で示す。大きな本棚とカウンターのある空間が、その先に広がっている)
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ルイ・ミサ 10月21日20時
(開いた扉の向こうから、漂ってきた甘い香りは好みだった)やあ。ちょっと……いや、結構迷いそうな道順だったかな。パン屋までのナビがなかったら危なかったかも。

(手提げを差し出しながら)これ、お土産。あの店のメロンパン。二つ買ったから一緒に食べよう。

(彼女に招かれ、靴のまま中へと入る。木製の家具が並ぶ室内は彼女の雰囲気にぴったりだった。森の住人らしいと言えばしっくりくる。特に大きな本棚は存在感が素晴らしく、見上げるようにして眺めた。棚に並ぶ物が見たくて、近づいてみる)
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リリィ・インベント 10月22日23時
あらら。でも無事来られてよかったですよ。ほら、道中が住宅街だから、パン屋ぐらいしか伝えられる目印もなくて……。スマホのナビに感謝です。

あっ! 買ってきてくれたんですね! 嬉しい! これ、本当に美味しいんですよ、サクサクで。
(差し出された手提げを受け取り、尻尾を揺らして)

じゃあ、お持たせ一緒にいただきましょうか。ルイミサちゃん、コーヒーと紅茶……どちらがお好きですっけ?
(話しながらカウンターの奥にあるキッチンへ向かう。カウンター越しに、本棚を眺めるあなたが目に入った。本棚に興味を持ってもらえるのは、自分に興味を持ってもらったようで、嬉しい)

ちょうどルイミサちゃんの前あたり……標本箱に入った石は、ファラオ島で拾った物ですよ。本も物も、棚の物は好きに手に取って見てくださいねー。
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ルイ・ミサ 10月28日11時
(尻尾を揺らして喜ぶ姿に、思わず笑みを浮かべた)
へえ、楽しみだな。……うーん、どちらも好きだけど、紅茶をもらおうかな。

え、ファラオ島の?(彼女の許しを得て標本箱に手を伸ばす。中の石に見覚えはないかと、じっと見つめた。こんな石があったのか覚えていない。何も思い出せないけれど、一緒に過ごした場所の思い出が飾られているというだけで、不思議と少し嬉しい気がした)
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ルイ・ミサ 10月28日11時
何か特別な石なのか?これ。どこへ行ってもそうだけど、石を拾って帰ろうと思ったことはなくて……。正直、よくわからないんだ。こういうものの価値って。

(棚に並ぶ物へ視線を移す。どれも個性的に感じた。興味を引かれるままに一つひとつ眺めていく)色々な物があるな。集めている基準は?
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リリィ・インベント 10月29日22時
了解です、じゃあ今回は紅茶ですねー。メロンパンに合わせて、コクのあるものにしましょうか。
(ちらりと表情を伺い、モダンな白磁のカップを取り出した。きっとあなたに良く似合う)

うーん、特別っていうほどではないかも知れませんねー? 土地によって拾える石の種類は様々で、宝石が拾える場所もありますけど……それは石灰石かな、まぁ普通の石と言って良いです。でも、そうやって箱にしまってラベルを貼ると、特別な思い出の品って感じになるでしょ? 眺めるたびに島のこと、今年の夏のことを思い出せますしね。
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リリィ・インベント 10月29日22時
(ポットとカップ、砂時計を盆にのせて、キッチンから出てきた)

だから、その石は価値のあるなしというより、思い出の切り抜きって感じです。(紅茶が出来るまであと少しある、と盆をカウンターに置いて傍へ行く)

そうですねー、基準……珍しいもの、可愛いもの、興味がわいたもの、思い出に残しておきたいもの、たくさん種類があるもの……などなど、心動かされたものを節操なしに、って感じですかね?
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ルイ・ミサ 11月2日00時
(「思い出の切り抜き」という言葉が腑に落ちる) ……なるほど。そういうふうに考えると少し面白い。

(紅茶の香りが漂う方へ一度視線を向けた後、ゆっくりと石に手を伸ばした)いい思い出を思い出すためのトリガー……それなら沢山あったほうがいいかもしれないな。自分で自分を幸せにできる。

知り合いにも、物をたくさん持っているような物好きがいる。そういう人はある意味、強欲だと思ったけれど。(くすっと笑い、指先で触れた石を眺めた)可愛いリリィ君には何故かそんな言葉が浮かんでこない。
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リリィ・インベント 11月3日22時
それです、トリガー! 幸せにもできますし、「思い出の切り抜き」じゃないものも、自分自身の整理に使えますしね。ここにあるのは、全部「私を表すもの」です。ルイミサちゃんの興味を惹くものがここにあるのなら、それは私とルイミサちゃんの共通点かもですね。

物好き——私も物好きで、きっと強欲ですよ? キャパシティさえあれば、何もかもを宝箱に収めるのに! 今は、このお家に収まるだけで我慢してるんです。私の可愛さがもしそこにあるのなら、お家の狭さに救われましたね……!
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ルイ・ミサ 11月6日21時
リリィ君を表すものか……。(可愛らしく清らかな雰囲気の彼女と自分に共通点などありはするのだろうか――少し気後れするような感覚で微笑み返した)

ふふ、何もかも宝箱に……確かにそれは強欲かも。(笑いながらそっと石を戻すと、今度は本へと視線を移す)
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ルイ・ミサ 11月6日21時
この家が好き?(家を基準にしてるような彼女の物言い。物を増やしたくなったら、この家を手放す選択肢もあるのだろうか)

近くに住宅街もあるのに、静かな森の中を選んだのは、喧騒が嫌いなのかなぁなんて思いながら歩いてきた。森は癒されるが、一人だと寂しくなりそうな気もする。……あ、同居人がいるとか?
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リリィ・インベント 11月9日00時
そうです、表すもの。大なり小なり……普段は皆に見せていないような心の内まで、ここには入ってますからね。だから、ちょっと恥ずかしくもあるんですけど(照れを隠すようにして、カウンターへ。紅茶をカップに注いでいく)


この家は、結構気に入ってますよ? ちょっと私の強欲を収めるには小さめですけど……取捨選択して、大事なものだけをコレクションするには不自由してませんしね。収まりきらなくなったら、建て増しでもしようかな……?
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リリィ・インベント 11月9日00時
森が好きなのは間違いないですけど——喧噪が苦手、というほどではないですね。来る途中にあった住宅街に住んでいた時期もあったんですよ。
この森には昔、簡単で実入りのない、でも遺産がなかなか見つからなかったダンジョンがあって。それを封印したから、ここは私の森なんです。住宅街と違って、家賃もかからないですしね!

うーん、あまり寂しくはないかも? 同居人はいないですけど、出かければルイミサちゃんたちにも会えますし、学校もあるし……。ここにも、リスや小鳥がよく遊びに来ますしね。

さぁ、紅茶がはいりましたよ。(本を眺めている姿を見て)——本はお好きです? 本棚が見える場所で、飲みながらお話しましょ。(小さなカフェテーブルとソファを指し)
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ルイ・ミサ 11月11日20時
(誰か来たら見られてしまう場所に、心の内を飾るなんて……ある意味、度胸があるな)(本の背表紙を眺めながら、彼女の心はどんなものだろうと想像して微笑む)誰にも見られたくないコレクションは……隠してあるのかな。
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ルイ・ミサ 11月11日20時
(きょとんとした後に、思わずクスクスと笑った)建て増し、か。なるほど、その手があったな。しかも、森ならいくら建て増ししても苦情はこないし……そう考えると欲次第では、ここもそのうちお城くらいになっちゃう可能性だってあるわけだ。
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ルイ・ミサ 11月11日21時
え?……ダンジョンを封印?(しかも森を私物化!?瞬き数度)今さらっとすごい事を言ったな?

(紅茶の香りに誘われてソファへ向かう。腰を下ろせば、ちょうど本棚がよく見える位置だ)学校にも行ってるんだ。なんか意外。

(窓辺から小鳥の囀りが聞こえる)小鳥やリスは喋らないからなぁ……それに、夜の森はちょっと怖そうでもある。
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リリィ・インベント 11月14日23時
誰にも見られたくないコレクション……さて、どうなんでしょうね? 内緒です!(しぃ、と唇に指を当てて笑い)

お城くらい! 良いですね! それくらいあれば、私の欲はきちんと整理して収納できそう。それを目標にしようかな?
まぁ、駆け出し冒険者だった私でもなんとかできたくらいには人気のないダンジョンだったんですけどね。(『難しさ★☆☆☆☆』です、ところころ笑い)次はもっと人気のダンジョンを制覇して、大きな冒険王国を築いて——そうすれば、本当にすごいって言えるんですけどね! ルイミサちゃんもダンジョンの遺産を封印したら自治区が手に入りますから、穴場のダンジョンは探してても損ないですよ。
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リリィ・インベント 11月14日23時
意外です? 女子高生冒険者って、この√では珍しくないんですよ。
——どうぞ、お持たせですけど。ミルクはお好みで(メロンパンと紅茶、ミルクを机に並べて。落ち着いた花が香る紅茶は、秋摘みのアッサムだ)。

結構感情は豊かなんですけどね、リスも鳥も。でも、そう言われたら、それほど人と喋らなくても平気な方なのかな、私……?
あれ、意外ですね。ルイミサちゃん、夜の暗さや静けさは平気な方なのかと思ってました。人気の少ない、夜の街とか。(そうしゃべりながら、そういうシチュエーションでご一緒したことないな、と気づき。印象で判断してるなぁと少し反省)
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ルイ・ミサ 11月15日14時
本当の秘密なら、語りたくないものだ。どこに隠してあるかは探らないでおこう。ふふ、リリィ城。完成したら壮観だろうな。後世に残る博物館になりそうだ。

駆け出し冒険者、ダンジョン、冒険王国……(口にしながら、どこか現実味のない単語に微笑んで)この√には馴染みがなくて。その、ダンジョンとか冒険者という響きからしてもう新鮮だから。……え、私でも自治区がもらえるのか?本当に?ちょっと挑戦してみたくなるな。(自治区ってなんだろう。地主みたいなものか?)
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ルイ・ミサ 11月15日14時
あ。ありがとう、いただきます。
(普段は口にし慣れない言葉を自然と零していた。なぜか彼女の前では、礼を尽くすのが正しい気がしている。カップを手に取り、そっと口をつける。紅茶の香りを楽しむように)うん、美味しい……こういう香りは好きだ。

うん、平気。いつも一人だから……夜の静けさは慣れているけど。森となると、少し違う気がして。もっと得体の知れない何かが潜んでいそうで……まあ、小さい頃に読んだ絵本のせいかもしれないな。怖い経験はなかった?
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リリィ・インベント 11月16日23時
ふふふ、助かります。
後世に残る博物館……はちょっと照れちゃうかもですね。手紙も日記も残してるから、本当の秘密も全部暴かれちゃいそう。残すものと残さないもの、整理する必要がありそうですね。

あー、そうですね。私も他√の文化にそこまで詳しくはないですもんね。冒険者の資格を持てば、ダンジョン探索に優遇があるんですよ。自治区の他にも、宝物も非課税になったりして——富や名声を求めて、私達冒険者はダンジョンに潜るんです。危険はありますけど、楽しいお仕事ですよ。
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リリィ・インベント 11月16日23時
本当? 良かったです!(自信があるとはいえ、お茶を出すのは少し緊張する。お友達がこの家に来て、何かをお出しすることは、そう多くないから)
買ってきてもらったメロンパンも、美味しいです!

あぁ……私も夜の森は怖くないですけど、知らない建物に夜一人だと怖いかもですね。知らない何かが居そうで。幸い、この森で怖い経験はないですよ。凶暴なモンスターや動物がこの森に居ないことは、私が一番知ってますしね。この辺は変な人も居ないし...。
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