君がいないんだ・聞き取り用スレ
√EDEN、白羽家豪邸。アビィとレントは、被害者・朝良の夢の中へと入っていく。
二階の、朝良の部屋に残ったままのルメルは、ある程度自由に屋敷を動くことができるだろう。
朝良の部屋の外には、こわごわと様子をうかがっている使用人たち。
おじさまも、一階を静かにさせたのち、また二階へと上がって来たようだ。
したいことが終わったならば。
朝良から出ている、薄桃色のもくもくした入口に入れば、二人に合流できる。
ルメル・グリザイユ 7月3日00時(雲の中へと消えていく二人を見送った後、「さて、と。」と小さく呟き、くるりと振り返って柔和な笑みを浮かべ)
急に押しかけちゃってごめんねえ。改めましてこんにちは~、僕はルメル。こういう不思議現象の解決を専門にしている、EDENっていう超人集団の一員だよお。
今回は僕等が追っている夢魔が、朝良くんを狙うっていう情報を掴んでね~。様子を窺いながら慎重に対応していたんだけれども……突然悲鳴が聞こえたから、慌てて飛び込んじゃったってわけなんだ~。
(持ち前の[コミュ力]を駆使して周囲の警戒心を少しずつ解きほぐしながら、滑らかに嘘と真実を織り交ぜていく。一通りの説明を終えたところで、ふと部屋の入り口の向こうへと視線を走らせ)
……な~んて説明されたところで、いきなり全部を信じることなんて難しいよね。でも僕等の身元については、そこのおじさまが保証してくれるみたいだから。怖がらないで見守ってもらえると嬉しいな。
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治部・亞比栖 7月3日13時(|ルメル《知らない人》に振り向かれて、使用人たちがビクッとした。だが、謝罪から入る柔らかな物腰と、不思議現象を解決してくれそうだという期待に、だんだん空気が落ち着いていく。ダメ押しのおじさま発言である)
「確かに、旦那様もEDENっておっしゃってたわ」
「不思議現象なんて聞いても、信じられなかったでしょうけど、このもくもくが目の前にあったらね……」
「それはそう。なんだか難しくて、よくわからないけど……」
(使用人たちは、まんまとルメルの口車に丸めこまれたようである)
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治部・亞比栖 7月3日13時【白羽家当主・東雲】
(先ほどのおじさまは、使用人たちの発言から「旦那様」――白羽家のご当主であるようだ。ルメルが使用人たちを落ち着けるために、自分に言及したことは、特に怒るなどはしていない様子である)
すまないね、ルメル君、でいいかな?
私はこの白羽家の当主、白羽・|東雲《しののめ》。好きに呼んでくれて構わない。
残ったということは、何かすることがあるのだろう。時間があればで結構だが、できるだけ先に許可を取ってもらえると嬉しいね。
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ルメル・グリザイユ 7月5日21時ふふ。丁寧なご挨拶、どうもありがと~。改めまして僕は「ルメル・グリザイユ」。うん、ルメルでおっけーだよお。おじさまのことは~…そうだなあ、じゃあ「ご当主様」って呼ばせてもらうね~。
(普段であれば「東雲くん」と呼ぶところだが、流石に状況が状況だ。一見して年上の相手を「くん」呼ばわりすることは、この場では避けておいたほうが賢明だろう。口調だけはいつもの調子を保ちつつ、)
勿論だよ~。さっきは緊急事態だと思ったから強行突破しちゃったけれども、今はもう特段急ぎでもないからねえ。これからはちゃあんと事前にお伺いを立てさせてもらうよ~。あの二人に任せておけば、朝良くんはもう大丈夫だろうしね~。
(本当に大丈夫かどうかはわからない、が。万が一、この東雲という人物が偽物、あるいは既に敵の側に堕ちているのだとすれば――……あえて底知れない余裕を見せつけておくことで、それなりの揺さぶりにはなるだろう。)
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ルメル・グリザイユ 7月5日21時というわけで早速なんだけれども。|ここの子《使用人》達にお話を聞いて回っても良いかなあ? あ、勿論あとでご当主様からもじっくり聞かせてもらいたいな~。ただまずは、彼女たちの不安を和らげてあげるっていう意味でも…ね。
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治部・亞比栖 7月5日21時【白羽家当主・東雲】
ふむ。心強いかぎりだ。
(当主、というだけはある。ルメルの余裕に対しても、油断なく、かといって揺さぶられることもなく。堅い石のような様子である)
ああ、いいだろう。気遣いもありがとう。
お前たち(使用人たちに声を投げて)ルメル君に協力しなさい。
私はここから見ている。何かあれば止めよう。
彼は朝良を助けようとしてくれている。朝良のためにも、知っていることを話してくれるかね。
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治部・亞比栖 7月5日21時(使用人たちは、まだおっかなびっくりではあるが、当主に是の返事をする。それは、ルメルが使用人たちの不安へ気遣ったということが大きい。その気遣いそのものが、彼女たちの不安をいくらか減らしてくれたのだ)
「は、はい旦那様」
「……超人集団とかじゃなかったら、すっごいイイ男よね……」
「(隣の使用人を小突く)はい、旦那様」
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ルメル・グリザイユ 7月7日08時(一切の動揺を見せず、かといって安堵する素振りもない。どこまでも隙のないその佇まいに、やはり強く警戒されているのだと確信する。つまりは――|そういうこと《・・・・・・》だろう。
「ふふ、これは崩し甲斐がありそうだなあ。」 そんな酷薄な思考を慈愛に満ちた瞳の裏へと隠しながら、)
快諾ありがと〜。朝良くんは絶対に助けるから、安心してね〜。
それじゃあ早速だけれども……使用人さん達、改めてよろしくねえ。ええと…キミ達のことはなんて呼べば良いかな〜? 皆とっても可愛いから、区別をつけちゃうのがなんだか申し訳なくって。
(遠巻きに様子を窺っていた彼女たちのもとへ、ゆったりとした足取りで歩み寄っていく。まずは残った警戒心を完全に解きほぐしてしまおうという算段のようだ。)
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治部・亞比栖 7月7日19時(イイ男発言をしていた使用人が真っ先に、次いで二人も目配せしながら名乗る。ルメルのような色男から可愛いと言われて、悪い気はしない)
「あたしはミツキっていいまーす。ルメルさん、よろしくっ」
「……ムツミと申します。お好きにお呼びください。朝良様をよろしくお願いします」
「えっと……レイカ、です。私たちまで、こわい、ことには、ならないです、よね……?」
「それで、あたしたちに聞きたいことって?」
「ま、待って待ってミっちゃん……っ」
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ルメル・グリザイユ 7月9日20時ミツキちゃん、ムツミちゃん、レイカちゃんだねえ。大丈夫だよ〜、あの夢魔の狙いは今は朝良くんだけだし。彼の事はちゃんと助けて、夢魔はやっつけて、キミ達にも手出しはさせないから。
ただそのためには、キミ達の協力が…具体的には、情報が欲しいんだ〜。本当は連絡先とかを聞きたいところなんだけれども……ふふ。
もし良ければ、キミ達が知っている朝良くんのことを、何でも良いから教えてもらえないかなあ。
例えば普段の様子とか、何処に出掛けることが多いとか、最近の食欲とか。
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治部・亞比栖 7月9日21時「む、ムツミちゃん……」
「よかった……。えっと、えっと、朝良様のこと……」
「あっ、あたしの連絡先は」
「ミっちゃん!」
「朝良様は、優しく素直な方でいらっしゃいます。一方で、これと決めたことには非常に頑なで、わたくしどもがそのご意志を変えることはまずできません」
「できましたよ~。前に、それよりこっちのほうが~って話したら、ホントだって言って考え変えてましたもん」
「できるんだ……。朝良様のお出かけ先は、私たちは分からないです。食欲は、いつも通りでした。本当にいつも通りで、外から帰っていらしたら、急にこもってしまわれて……」
「その日。帰っていらしたときに、何か封筒をお持ちでした。お出かけのときには、お持ちではなかったものだと思います。……ああ、もくもくで見えにくいですが、ベッドの上にある、あれです」
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ルメル・グリザイユ 7月13日20時あはっ、嬉しいなあ。素直な子は好きだよ〜。それじゃあミツキちゃんはあとでこっそりと……ね。(ぱちん、と悪戯っぽくウインクをひとつ落とし、ほんの僅かに[魅了]の気配をまとわせる。その一連の仕草は、いかにも「女好きのナンパ男」そのものの振る舞いだった。)
ふむふむ……基本は一度決めたことを曲げないけれども、決して頑固者というわけでもなくて。ちゃんと納得のいく話であれば進んで聞き入れてくれる、と…。芯の強い、しっかりとした子なんだねえ。
(三人の言葉を頭の中で分析しながら。ムツミの視線の先にあるものを捉え、ゆったりとした足取りでベッドの側へと近づいていき)
……これ、か…。ね〜えご当主様、コレ開けちゃって良〜い?
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治部・亞比栖 7月14日19時「はっ……はァ~~い💕💕」
「ちょ、ちょっとミっちゃんっ」
【白羽家当主・東雲】
いや、一度あらためさせてもらおう。
(さすがにもくもくに注意をしながら、手紙を取りに行き、すでに開いている中身を確認する)
……見てもらって構わない。
(そう言うと、ルメルに手紙を差し出した)
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治部・亞比栖 7月14日19時(以下、手紙の内容である)
『朝良へ
俺によくしてくれてありがとう。
朝良のくれたたこ焼き、本当に美味しかった。
それに、ずっと友達だと言ってくれたことは、生きてて一番嬉しかった。
本当にありがとう。
だから、俺は消えないといけない。朝良、生きてくれ。
ロア』
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ルメル・グリザイユ 7月18日09時(「もちろん」と道を譲り、当主の一挙一動をつぶさに観察する。雲に触れぬよう注意しているということは、少なくとも内部の夢世界にまで干渉するつもりはないらしい。あくまで現実世界での監視・連絡要員なのだろうか。そんな風に思考を巡らせているうちに差し出された手紙を受け取り、その中身へと視線を落とす。他愛のない、なんてことのない些細な事柄に対して深い感謝を述べ、そして唐突な別れを告げる手紙。この「ロア」という人物……。
たこ焼き程度でこれほど喜ぶということは、それが大好物だったか、あるいはそんなもので大喜びするほど困窮していたか。はたまた、どん底の状態で元気づけに差し出された食べ物が、たまたまたこ焼きだったのか。
「ずっと友達」という言葉がこれほど心を打っている点から見ても、ロアの置かれていた環境や境遇、精神状態が極めて過酷なものであった可能性は高い。ロアにとって朝良が唯一の心の支えだったのは確実だ。)
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ルメル・グリザイユ 7月18日09時(と同時に――「自分は朝良の足枷になっている」と考えていたのではないだろうか。自死するほどの覚悟を抱くに至った背景。朝良がロアに関わることによって、朝良の日常生活に何か致命的な悪影響が出ていたのではないか?
……一先ず、ここらで当主にも話を聞いておこうか。)
ん、ありがと〜。ねえご当主様。ここに書いてある「ロア」って子…朝良くんにとって、とっても大事なお友達だったのかな〜って思うんだけれども。朝良くんから、ロアくん……ないし、お友達の話とかは、普段から何か聞いてたりしなかったの~?
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治部・亞比栖 7月18日11時【白羽家当主・東雲】
……ふむ。
(ゆっくりとほかの人々から距離を取る。万一、覚えていられたら困ることだ)
√能力者は正直病を使うことができる、のだったね。
であれば、嘘をつけば単に立場が悪くなる。そう心得ているよ。
まず、我が家の話をさせてもらおう。
白羽家は世界の裏にも通じ、潤滑油としての地位を得ている。
「忘れようとする力」への対策は、幼少時から√能力者を目の当たりにし、不思議なものではないと認識することでおこなっているよ。
非√能力者の、こういった立場の者も、世界には必要なのだ。
朝良も当然、私と同じ教育を受けている。
我々はかなり特殊な立ち位置にいる。
懐柔、あるいは精神操作の対象として狙われやすい。
監視を得意とする√能力者に、広範囲を一括で監視してもらっている。
……その事情を踏まえて、だ。
ロアという者のことは、私は一切知らない。監視からも連絡は入っていない。
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ルメル・グリザイユ 7月20日19時……なるほど。だから何も言わずに僕等のことを通してくれたわけだね~。ふふ、緊急事態だからあえてスルーしていたんだけれども。一般人から「EDEN」という言葉が出てきて、おかしいと思ってたんだ~。
(当主の話に小さく安堵の溜息を漏らし、警戒心を解いた[演技]をしてみせてから。すぐに今得た情報の整理に取り掛かる。)
(ふむ。『|今日いきなり来た俺《事前調査を行う時間が無かった相手》が、”正直病を会得していない”ことを知ったうえで、あえて嘘をついている』…という可能性はかなり低そうだ。彼自身が既に懐柔されている可能性はまだ拭えないが、一旦は言葉通りに受け取って構わないだろう。)
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ルメル・グリザイユ 7月20日19時(しかし、厳重な監視網が存在するにも関わらず、それに一切引っかからなかったということは…現実世界ではなく精神世界で交流を重ねていた相手、ということになるのだろうか。「たこ焼きが美味しかった」と書き残している以上、味覚すら共有できる特殊な能力の類、あるいは精神干渉の技術によるものだろう。)
(つまりこの「ロア」という存在について考えられる可能性は……第二の人格か、幽体による憑依か、あるいは他者の精神へ間接的に入り込むことができる何者か。であれば、ロアの言う「消える」という言葉にも納得がいく。比喩表現などではなく、文字通り精神体としての消滅を意味していたのだろう。)
(……当主が「知らない」と言っている以上、この段階で得られる情報から推測できるのは、この辺りが限界か。)
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ルメル・グリザイユ 7月20日19時それじゃあ僕もそろそろ、二人を追って中に入ってみようかな~。…っとその前に……ちょっとお手洗い行きたくなっちゃった。ミツキちゃん、よかったら案内してもらえるかな?
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治部・亞比栖 7月22日10時「はァ〜いルメルさんっ💕(魅了にすっかりかかっている様子だ。お手洗いのほうに歩き出しながら)こっちでーす。……連絡先、ちょっと待ってね。はい(仕事中のスマホは厳禁だが、メモとペンは常備している。名前と電話番号を書いたメモをルメルに差し出した) あたしけっこールメルさんに本気かも。あ、お手洗いはここね」
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ルメル・グリザイユ 7月24日19時(ミツキの後について行き、道中で差し出された紙を手ごと受け取る。そして、それに軽く口付けて)
ふふ、ありがと。僕のも渡したいから、|それ《メモとペン》、貸してもらっても良いかなあ?
それと、ミツキちゃんにもう一個だけ聞きたいことがあるんだけれども……良~い…?
(手を取ったまま|じっと見つめ《強く[魅了]をかけ》、甘く囁くように、そうっと声を近付けていく。)
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治部・亞比栖 7月25日14時ひゃッ……(手に口付けられれば、余裕の表情が一転、顔を真赤にする)
あ、う、うん……(ドキドキバクバク。取られた手を引くこともできず、片手でメモとペンをごそごそ。なんとか掴んで、不格好ながらも差し出して)
えっ……は、はぁぁぁい……💕💕(そのままするりと心の中に入りこまれ、抵抗もなく掌握されてしまった。ルメルの下ごしらえがあったからこそだ)
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ルメル・グリザイユ 7月28日09時(壁に優しく追い詰めながら、顔を近付け耳元で低く、低くく。)
……ここ最近…ご当主様に変わったところはなかったかなあ…? なんでも良いんだ。癖が変わったとか、いつもと違う意見を言うようになった…とか。
(耳元をくすぐる小声。自身の立ち振る舞いや言動の蓄積が、他者にどのような印象を与えるかなど熟知している。端から見れば、ただメイドを口説いているだけの不しだらな男にしか映らないだろう。だが、それで良い。わずかでも誰かの役に立つのなら、どんな愚者だって演じてみせる。俺の評価など、最初から存在しないのだから。)
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治部・亞比栖 7月29日19時(背の高さで覆われる圧迫感、ルメルの美しい顔が近い。低い声が、脳を揺さぶるようで)
「えぇ……旦那様ぁ……? 旦那様はぁ……?? うぅ、変わって、ないと思うけどぉ……」
(ルメルのために、一生懸命頭を絞る。それくらい、魅了されてしまっている)
「あっ、奥様がひさびさに『いる』って。奥様、霊感? みたいな? のがお強いみたいで、朝良様が伏せられてから、奥様もお部屋からお出にならなくってぇ。今もいないでしょ? あっ、か、関係なかった……?」
(ルメルにいらないことを話したかもしれない。ミツキが顔をサーっと青くする。嫌われるんじゃないかと)
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ルメル・グリザイユ 8月2日13時あ、このお屋敷、奥方様も居たんだ~? 確かにここまで気配すらないから、てっきり…。……ふむ。
(ミツキの語る「霊感」とは恐らく、√能力を認識できない彼女が、奥方に対して抱いた違和感を脳内で補完した結果なのだろう。しかし……何かおかしい。ロアは手紙で「俺は消えないといけない」と綴っていた。だが時系列を整理するならば、ロアが去ると告げた時期と、奥方が久々に「いる」と溢した時期、そして彼女が自室に引き籠もった時期が奇妙に符合する。……ロアはまだ、消滅していないのではないか……?)
(不意に沈思黙考へ没入していたことに気づき、不安げな視線を向けるミツキへ向き直る。柔らかく表情を緩めて微笑みを浮かべ、)
あ……怖い顔しちゃってた~? ごめんねえ。むしろ逆だよ、ミツキちゃんのお陰で何かヒントが得られそうだ。ありがとう。
(そのまま彼女の口端に軽く口付けを残すと、すっと身を引いてお手洗いの中へと消えていった。)
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ルメル・グリザイユ 8月5日20時(個室の戸を閉め、扉に背を預ける。さて、一度ここまでに得た情報を整理しておくとしよう。……とはいえ、既にそこそこの時間を使ってしまっている。これ以上滞在を長引かせるのは愚策だろう。ふう、と短く息を吐き出すと、[高速思考]を発動させて脳内の情報を一気に編み上げていった。)
【白羽家での調査・推理結果】
■白羽家の実情と監視網
・当主(白羽 東雲):非√能力者だが、世界観や√能力について教育を受けており「正直病」等も熟知している
・屋敷の防犯:裏社会の潤滑油という立場上、監視系√能力者による広範囲監視網が常時敷かれている
・当主の証言:「ロア」という人物の存在は一切認知しておらず、監視網にも一切引っかかっていない
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ルメル・グリザイユ 8月5日20時■親友「ロア」に関する手紙と考察
・内容:朝良への深い感謝(たこ焼き、友達と言ってくれたこと)と、「俺は消えないといけない」という別れ
・考察:極度の困窮または過酷な環境にいた人物。現実世界の監視網を一切すり抜けた点、および「味覚共有(たこ焼き)」の記述から、現実存在ではなく「第二の人格」「憑依」「精神干渉」等の精神体であった可能性が高い
■メイド(ミツキ)からの裏情報と新仮説
・奥方の存在:霊感(√能力への無意識な認知)が強く、朝良が伏せってから自室に閉じこもっている
・時間軸の符合:ロアが「消える」と告げた時期、奥方が久々に「いる」とされた時期、奥方が自室に籠もった時期が奇妙に一致する
・新仮説:ロアは消滅したのではなく、現在も消えずに「奥方」の精神または身体に留まっている(あるいは関係している)可能性がある
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ルメル・グリザイユ 8月5日20時(現時点での推論としては、概ねこんなところか。思考のギアを落とし、お手洗いから出て朝良の部屋へと足を進めていく。)
お待たせ~。それじゃあ僕もいい加減、二人を追って中に入ろっかな~。欲しい|もの《情報》も手に入ったことだし、ね。(先程ミツキから貰ったメモを取り出し、軽く口元へと寄せてウインクしてみせる。)
当主様、こっちはこのまま任せちゃって大丈夫かな~?
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治部・亞比栖 8月6日12時【白羽家当主・東雲】
ああ、こちらは任せてくれて構わない。
朝良を、どうかよろしく頼む(ぴしりと、静かに礼をして)
朝良は、跡継ぎだからであるとか、犠牲者だからであるとか以前に……私の、大切な息子だ。
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ルメル・グリザイユ 8月7日23時ふふ。その言葉、信じてるよお。それじゃ代わりに、こっちは任せてね~。
(東雲が吐露した「父親としての言葉」、それ|は《・》流石に真実だろう。親愛を装った眼差しの中に冷徹な情動を秘めたまま……二人の後を追い、茫洋とした雲の奥へと消えていった。)
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治部・亞比栖 8月9日15時【ありがとうございます!! ルメルさんは、夢の中のスレへ移動をお願いします。移動先ではルメルさんからの発言をお願いしております。ペースはまったく構いませんので、どうぞよろしくお願いします。あと、すんごい考えてくださってめっちゃ嬉しいです。いつもありがとうございます!!】
【↓移動先】
https://tw8.t-walker.jp/thread/club_thread?thread_id=37892
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ルメル・グリザイユ 8月10日22時【こちらこそ進行の調整等、様々なご配慮をいただきありがとうございます。好きにして良いとのことでしたので、いつもは省略する脳内の思考整理を好き放題語らせていただきました。とても楽しかったです。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。】
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