シナリオ

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⚡誰が為に剣を造ろう

#√ドラゴンファンタジー #ユーカリが丘迷宮戦 #ユーカリが丘冒険王国 #【プレイング募集中】現在~9/24(木)11:59am

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⚡️大規模シナリオ『ユーカリが丘迷宮戦』

これは大規模シナリオです。1章では、ページ右上の 一言雑談で作戦を相談しよう!
現在の戦況はこちらのページをチェック!
(毎日16時更新)

 ユーカリが丘冒険王国のダンジョン最奥部。あろうことか、封印されし大魔王の遺体を、雑魚モンスター『ヘッドスライム』が獲得してしまった!
 これは事実上、大魔王の復活──!
 頭部を包む不定形モンスターが王劍"ロンゴミニアド"の真の価値に気付く前に、他の簒奪者に奪われる前に、古の大魔王軍が集結する前に……!
 最悪の未来を回避するため、フットワーク自慢のEDEN達は星詠みの予知した戦場へと、最速で向かう!


「……というわけですが、ここは是非、急がば回れ。多くの皆様が敵勢を抑えている間に、私達は必殺武器『誰かスレイヤー』を造りにゆきましょう」
 こんなに興味深いものがあるのですから、とゆったり話す半透明の星詠みは|誉川《ほまれかわ》・|晴迪《はるみち》(幽霊のルートブレイカー・h01657)。好奇心が原動力のユーレーだ。
「まぁ使える場所も時間も対象も、制約があるからこその超威力、なのですけれど。得は有っても損は無し。戦う前に宿敵や簒奪者へのヤル気を高めておくのも、最終決戦前にはいいと思いますよ」

 場所はユーカリが丘冒険王国、古代遺跡"天空聖堂"。
 ユーカリが丘線に魔力を供給する施設だが、"ユーカリが丘中学校駅"に融合する形で存在しているため、見た目は少し不思議な、小さな電車駅そのものだ。
「ここで武器の製造をすれば、"ユーカリが丘線の内側"で"最終決戦の初見(第一章)"でしか使えない代わりに、"特定個人"に大ダメージを与える超武器『誰かスレイヤー』となります。ただ作るだけではなく、しっかりと相手の情報と、何より念を込めることが重要です」

 改札口に向かって祈りを捧げ、遺跡パワーで新たな概念武器を創造する。
 ホームで愛用の既存の武器に更なる改造を加え、聖堂の力を込める。
 いっそ駅の片隅で鍛冶から始め、素材の粒子一粒一粒へ自らの強い念を注ぐ。
 ──打ち倒したい相手、使い手である自分に最もふさわしい方法を取ることで、その威力はゆるぎないものになるだろう。

「こんな時に横槍に来たら絶対に許さない、と思える王権執行者や宿敵の姿、誰か思い浮かびますか? なお、武器の形状も名称も、お好きにお選びいただけます。素晴らしい逸品を、お待ちしておりますよ」


 EDEN達の力量ならば当日中にもう一カ所、助太刀に入ることが可能だろうと星詠みは語る。
 作戦1、ダンジョン最奥部で『ヘッドスライム』の撃破。
 作戦2、簒奪者達を迎え撃つユーカリが丘線の防衛。
 作戦3、目覚める大魔王軍とのダンジョン攻防戦。
 作戦4、取り残された|迷宮配信者《ダンジョンストリーマー》達の救出。
 作戦5、再び武器の量産を試みる『誰かスレイヤー』の創造。

「相対する簒奪者の、そして仲間である√能力者達の動向を読み、望む未来に近付く選択をしてください。──どうぞ、その行動が実を結びますように」

 灰のような、香のような微風を残して、ユーレーの姿が消える。
 辿り歩き角を曲がれば、異世界の喧騒が聞こえてくる。
 |誰《た》が為に剣を|造《つく》ろう。
 ユーカリが丘迷宮戦は、もう始まっているのだ。

マスターより

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第1章 日常 『『誰かスレイヤー』の創造』


黄・夜巡

「誰かスレイヤーかぁ。ちょい脱力する響きだけど効果は間違いなしっぽい?」
 駅にしては変わった造形、遺跡にしては現役すぎる建物。そんな"ユーカリが丘中学校駅"の前に降り立つは|黄《こう》・|夜巡《よじゅん》(夕立巡り・h13090)
 ストリートニンジャらしく洗練された無駄のない足さばきで入口へと進む少年は、しかし切符を買うでも改札を抜けるでもなく、改札口の前でピタリと立ち止まる。
 此度は駅としてではなく、概念武器を創造する"天空聖堂"として利用しに来たのだから。

「祈るのに線香が無いのは、やっぱり不思議な感じだなぁ」
 肩の上の雷素トビネズミを撫でつつ、空の手を合わせて香港式の参拝に倣い三礼。心の中で己の氏名と住所を唱え、対峙すべき宿敵──黑星詠士『アルバート・ウォンカイ』の姿を強く思い浮かべる。
 二振りの大刀を背負う、圧倒的な武を誇る香港マフィアの重鎮。
 故郷たるスラムを脅かした、忘れようもない手練れだ。

(武力と知略で正義を示せ、か。……先回りして超武器を作るのも、アンタの言う『知略』のうちだろ?)
 かつて男が告げた理念を胸に刻み、文句のつけようのない得物をイメージする。
 狙うはヤツの厄介な秘技『黑鳥告死剣』。
 視界と意識を奪うカラスの大群ごと、黒い闇を鮮烈に撃ち抜く一撃だ。

「ヤツの凶星となる『弾丸』を……作ってやるぜ!」
 改札口へ深く祈りを捧げた瞬間、轟音と共に閃光が走る!
 溢れ出した聖堂の魔力と落雷の如き閃光に、夜巡は咄嗟に腕で目を庇った。

「チー、チー!」
 やがて相棒の鳴き声にそっと目を開くと、そこには雷の余韻を纏う小さな箱。
 中には稲妻を閉じ込めたように強く輝く、長細い弾丸が詰められていた。

「よし……待ってろよ、ウォンカイ」
 宿敵を打ち倒す確固たる確信を手に、雷の|精霊銃士《エレメンタルガンナー》は軽やかな足取りで決行の地へと歩み出した。