シナリオ

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ねこねこ島、大捜査線!

#√EDEN #Anker抹殺計画 #1章受付:6/6(金)朝8:30~6/10(火)23:59迄 #プレイング受付中

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 #√EDEN
 #Anker抹殺計画
 #1章受付:6/6(金)朝8:30~6/10(火)23:59迄
 #プレイング受付中

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 今日のねこねこ島は、おひさまぽかぽか、いいお天気。
 だから島の猫たちも自由気ままに、にゃーんとおさんぽ。
 人懐っこい子は、島のお客さんや島民に、とててっと駆け寄ってはすりすり。
 マイペースな子は、お気に入りの場所でお昼寝。
 ヤンチャな子たちは、森や神社でおいかけっこ。
 働き者な子は、島のカフェやお土産やさんで、看板猫さんのおしごと。
 食いしん坊な子は、お客さんと一緒にピクニック。
 したたかな子は、釣り人の横でおさかながつれるのをそわそわ待っている。
 そして、そこかしこにできているのは、うとうと集まった子たちの、ねこだまり。

 そう――このねこねこ島は、島を訪れたお客さんに好きなシチュエーションでもふもふな癒しを感じてもらえる、ねこねこパラダイス!
 けれど……そんな平和なねこねこ島に降り立ったのは。
『『Anker抹殺計画』を、これより開始する』
 ある1匹のにゃんこを狙う、外星体『サイコブレイド』であった。

●にゃんこAnker、大捜査網!
「皆は、猫は好きだろうか。俺は猫や犬やリスを飼っていたが、もふもふした子達はとても可愛くて癒されるな」
 楪葉・伶央(Fearless・h00412)はそう柔く笑み、集まってくれた皆に礼を告げた後、星詠みの予知を告げる。
「皆も、謎めいた外星体同盟の刺客『サイコブレイド』の話は聞いていることだろうが。サイコブレイドは、「Anker」もしくは「Ankerに成りうる者」すなわちAnker候補を暗殺しようとしていることが予知されている」
 Ankerとは要するに「普通の人や物」のため、普通は判別のしようが無い。
「だが厄介なことに、サイコブレイドは『Ankerを探知する√能力』を有しているという。この能力を用いて、サイコブレイドはAnker抹殺に動いている。なので今回は、そんな狙われたAnkerを救い、サイコブレイドの作戦を打ち砕いて欲しい」

 そして、今回『サイコブレイド』に狙われるというAnker候補はと。
「ねこねこ島にいる、猫だ」
 そう、猫さんであるという。
「ねこねこ島とは、√EDENの世界にある、たくさんの猫がいる島で。客人それぞれが好みのシチュエーションで自然に猫と触れ合えるようにというコンセプトの、ねこねこレジャー施設なのだというが。島で暮らすたくさんの猫たちと、思い思いのひとときを過ごせる、のどかな田舎の島――というコンセプトや設定らしい。そして今回狙われるAnkerは、このねこねこ島にいる一匹の猫だ」

 伶央の言う通り、今回向かって貰うのは『ねこねこ島』という猫だらけの島。
 ここは、猫と好きなシチュえーションで戯れられるというレジャー施設で、島民はスタッフであるのだが。たくさんの猫達が住むのどかな田舎の離島、という設定らしい。
 そんなねこねこ島は名前の通り、数え切れないほどの猫たちが気侭に過ごしている。
 ただ、島をお散歩しているだけでも、たくさんの猫たちに出会えるし。
 ぽかぽか陽気ののどかな島で、猫たちに囲まれてピクニックをしたり。
 猫たちに見守られながらのんびり釣りをしたり、森や川などの自然の中で遊んだり。
 猫だらけなのだから、島のカフェは自然と猫カフェ状態。看板猫さんに迎えられて、かわいくて美味しいねこねこメニューに舌鼓を打ってもいいし。
 島の道を走っている肉球柄の移動販売車「にゃんこスイーツやさん」を見かければ、ラッキー! この移動スイーツのお店でしか味わえない、限定にゃんこスイーツが堪能できるという。
 それに勿論、好みの猫を見つけてもふもふ愛でるのもいいし、片っ端からたくさんの猫をもふりたおすのもいいし、あちこちにできているねこだまりにお邪魔して一緒にお昼寝するのもいいだろうし、ねこねこグッズなどの買い物もできる。
 とにかく、猫だらけの島で、猫尽くしなひとときを存分過ごせるというわけだ。

 そして今回『サイコブレイド』に狙われるというAnker候補は、そんなねこねこ島にいる、沢山の猫の中の一匹。
「そのAnker候補の猫の詳しい見目や、島の何処にいるかなどは、把握できなかったが。スタッフ……いや、島民から『社長』という相性で呼ばれている猫らしい」
 このねこねこ島は、気に入った猫がいれば、里親として引き取ることも可能だというので。猫たちはそれぞれの特徴をあらわしているような愛称で島民たちからは呼ばれているという。そして件の猫は、『社長』と呼ばれているようだ。

「サイコブレイドはその能力で『社長』がどの猫なのかがわかっている。だが今回は、サイコブレイドが到着するよりも前に、島に赴くことができるので。まずは、ねこねこ島を楽しむべく訪れた客を装い、『社長』を探してみたり、いつでも襲撃者を迎え撃てるよう備えておいて欲しい」
 島民という名のスタッフは、島に居る猫のことは大抵把握しているというので、さり気なく『社長』のことを聞いてみてもいいし。敵に気取られぬよう、目一杯ねこねこ島を楽しむ客として振舞ったり、これから少し戦いなどで驚いてしまうだろう周囲の猫たちと遊んで少しでも安心させたりなどなど、まずはねこねこ島でひとときを過ごして欲しい。
 そして『社長』を巧みなあらゆる手段でサイコブレイドよりも上手に手懐け、『社長』を狙う敵を迎え撃ち、Anker暗殺を阻止して欲しいというわけだ。

「島民も、実際に『社長』がどこにいるかは、気侭に過ごしているだろうのではっきりとは把握していないだろうが。『社長』が好きな場所や好むもの、その容姿などは教えてくれるだろうし。呼ばれている愛称はその猫の特徴だというので、ねこねこ島を楽しみつつも、『社長』っぽい猫を探してみるのもいいかと思うし。島に遊びに訪れた客として目一杯振舞うのもまた、猫たちや島民の心を開いてもらうために、良いのではないか」
 伶央はそう告げた後、猫ともふもふ戯れるのは癒されるだろうな、と笑んでから。
 改めて皆へとお願いする――Anker候補の暗殺阻止をよろしく頼む、と。

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第1章 日常 『ようこそ、にゃんこ天国へ』


 ねこねこ島に降り立てば、早速にゃー。
 たくさんの猫たちが、とてとて駆け寄ってきてお出迎え。
「その前足だけ白い人懐っこい黒猫の子は『ソックス』ちゃんです。姉妹に、片足だけ白い『かたっぽ』ちゃんもいるんですよ」
 案内役の島民は皆、島の猫たちについてはよく知っている模様。
 猫たちも人に慣れていて、愛情たっぷりに育っているようだ。
 そして島の地図や簡易的案内が載っているパンフレットを渡されれば、あとは自由。
 ねこねこ島での行動は基本フリー、訪れた客の好きなように過ごして欲しいとの事。

 ねこねこ島は、数時間ほど外周をぐるりと歩けば一周できる程度の広さで。
 田舎の離島を意識した雰囲気になっているが、ねこねこレジャー施設であるので、雰囲気をそこなわず且つ不便はないように工夫されている。
 移動は散歩がてら徒歩も楽しいし、レンタル自転車の貸し出しもあり、ちいさいねこさんバスも島中をくるりと走っていて。
 港の近くには小さな商店街のようになっており、田舎の商店街風の売店やお弁当屋、レトロな喫茶店やバー、ねこねこな土産屋などがあり、どの店もテイクアウトも可能。
 もちろん、各店には『店長』『オーナー』『マスター』『メイド』などの愛称の、猫ちゃん店員さんたちもお出迎え。
 飲み物やねこさんパンなどの田舎風な自動販売機もそこかしこにあり、肉球ルーレットで当たりが出れば1つおまけ!
 のんびりまったり猫と戯れたり、猫と共にかわいくておいしいグルメや買い物も楽しめるし、島民に相談すれば快適に過ごせる仕様になっている。
 猫のおやつもあらかじめパンフレットと一緒に渡されているので、猫と存分にもふもふ交流を深めることもできるだろう。

 というわけで、これから『サイコブレイド』が入島するまでの間は、自由時間。
 朝の船で皆は島を訪れているが、サイコブレイドは日が落ちた頃の、島行きの最終便でやってくるようだ。
 ちなみに、島から帰る船は別に確保してあるので、帰りの足の心配は不要だ。
 そして今日の入島チケットは、事情を唯一知る島の責任者の計らいで全ておさえているため、一般人の客もいない。
 一般人は島民であるスタッフのみで、サイコブレイドがAnker抹殺に動き出すのは、島民たち全てが島の集会所に集まって終礼をしている時間帯だというので、一般人に関しては気にしなくていいだろう。
 なので日が落ちるまでの間、狙われるAnker候補の猫『社長』を探したり、腹拵えや準備運動など襲撃に備えておいたり、猫を誘導させるに適した場所を予め見ておいたりだとか。また、仲間達のそんな行動が不自然に思われないようにであったり、島民に怪しまれたり不安に思わせないように、全力でねこねこ島を楽しむ客として満喫するのもまた良いだろう。

 そして、サイコブレイドがくるまで何ができるかといえば。
 言ってしまえば、迷惑行為などでなければ、島でできることならば何でも可能。
 到着した港では、猫が見守る中、釣りができたり。
 のどかな田舎風の島を、徒歩やレンタル自転車、ねこさんバスで、猫たちとお散歩して巡ったり。猫たちについていって、猫の気分で探検してみるのもいいだろう。
 海を見ながらでも、お花畑の前ででも、広い原っぱや森などでも、どこでもピクニックやキャンプができる。必要なものも揃っていてレンタル品も豊富なので手ぶらでOK、勿論持参しても大丈夫。
 食材なども揃っているので自分達でバーベキューなどをしてもいいし、店で調達したり、店内で食べてもいいだろう。
 田舎風の売店やお弁当屋さんでは、ねこねこ幕の内弁当やねこさん稲荷寿司、ねこねこベーカリーコーナーで各種ねこねこパンなども買えるし。
 レトロな田舎風のねこ喫茶店では定番のメニューは勿論、ねこのアイスが乗ったねこねこクリームソーダや、何枚重ねでも希望の枚数焼いてくれるねこさんパンケーキ、甘いものからお食事系まで具材選べるねこ型サンドイッチやホットサンド、ねこや肉球のラテアート、大人も頼めるねこ型プレートのねこねこおこさまランチなどがいただけるようだ。
 また、島のバーでは、成人していれば好みのカクテルを作ってくれるし、猫耳がついたグラスに注いでくれる「キャッツアイ」というハニーイエローとアップルグリーンのグラデーションが綺麗な、ねこねこバーオリジナルカクテルが注文できるというし。
 「プッシーキャット」という柑橘系のノンアルコールカクテルもあり、また希望の味や色のモクテルも作ってもらえるので、未成年でも入店可能で楽しめる。
 そして島内を気ままに走っているのが、出逢えたらラッキーな、肉球柄の移動販売車「にゃんこスイーツやさん」。
 様々なねこねこスイーツが買えるというが、中でも、チョコやホワイトチョコのお耳がついた、各種猫耳パフェは人気。黒猫チョコパフェに白猫ミルクパフェ、白黒ミックスぶち猫パフェ、抹茶和猫パフェにと、好みの味の猫パフェが楽しめるし。
 他にも、猫型ドーナツに、好みのトッピングで作ってくれる猫耳クレープ、味が選べる猫型アイスキャンデー、ころんと可愛く味も選べる猫団子や猫型大福の和菓子などもあるという。
 これら島の店で提供されている飲食物やアルコール類は全てテイクアウト可能なので、好きなところで食べられる。
 また、土産屋には、もふもふぬいぐるみやアクセサリー、猫のブックマークなどの文房具、猫用ペット用品などなど、様々な猫グッズがあるので、今日の記念や土産に覗いてみるのもいいかもしれない。
 それに勿論、猫たちと存分に戯れることができるから。
 気になる子におやつをあげてみたり、たくさんの猫に囲まれてもふもふ天国を堪能したり、一緒にキャッキャ遊んだり、そこかしこにできているねこだまりにお邪魔してお昼寝したりなどなど、ねこ三昧にも過ごせる。ねこじゃらしなどの、ねこさんと遊ぶ玩具のレンタルも各種しているとのこと。
 そして、もしも気に入った子がいれば、里親としてつれて帰る申請も島民に言えばできるようだ。
 
 というわけで、サイコブレイドがやってくるまではまだまだ時間があるから。
 それはでは、ねこねこ島でのフリータイム。
 さぁ、たくさんの猫たちがいるこの島で、今からどう過ごそうか。

●マスターより
 島にいる猫の愛称や特徴、また、ねこねこメニューやお土産など。
 オープニングや断章に記載ある以外でもお好みで設定していただいて構いません。
 件の『社長』に関してはマスターコメント通りですが、他のお好みの猫を連れて帰ることもできます。
 ですが、もしも『社長』を見つけても、島民に監禁や拉致と勘違いされては本末転倒なので、事前に隔離や保護などはできませんが、見守ることはできます。
 あとは、常識的な範囲内であればご自由に、お好みで過ごしていただければです。