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ふわふわ微睡みの星
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√EDENのとある場所。
新しく出来たプラネタリウムで、少し変わった企画が開催されていた。
《満天の星を眺めながら、ゆったりとくつろぎタイムを体験してみませんか?》
なんでも、本来なら座って眺めるプラネタリウムを寝転びながら眺められるというもの。座席は全てリクライニング機能があったり、ベッドに近いものが多く、オルゴール調のBGMを聴きながら、更にはアロマも炊いてあったりと贅沢な空間。しかも、そこでお昼寝しちゃってもOK。
さらにさらに!夜に訪れると、なんとそこで一泊出来ちゃうことも出来てしまうという。
日々、忙しくしてる人が何も考えずに休む空間を提供したいという、プラネタリウム館長の心粋。もちろん、普通のプラネタリウムを楽しむエリアもあるため、どちらでも十分に楽しめるようだ。
お土産コーナーやカフェもあり、毎日たくさんの人で賑わっている。
そんなプラネタリウムに惹かれて、どうやら怪異(?)も紛れ込んでしまってるようで──?
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新しいプラネタリウムのチラシを見せながら、アドルフ・ラルトラス(白夜の双子・h00618)はウキウキした様子で集まってくれた人達に説明をし始める。
「プラネタリウム見ながらお昼寝、なんて贅沢だよね。今新しく出来て話題になってるみたいだから、みんなもどうかな?」
ごろごろしながら、くつろぎながら、どんな楽しみ方も出来るからこそ好きな時間帯に訪れてもいいかもしれない。
そんな中──でも、と少し付け足して。
「ここにも、何かが紛れ込んじゃってるみたい。今のところ安全……かな?でも、いざという時のために、戦う準備はしておいてね」
ゆったり過ごす時間を壊そうとするなら退治を、そうでなければ無害かもしれないというのを伝えてから、楽しんできてねと見送ったのだった。
第1章 日常 『宙色プラネタリウム』

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満天の星が楽しめるプラネタリウム。
季節ごとで楽しめる上映はもちろん、このプラネタリウムではお昼寝したり出来るスペースも用意されているようで、少人数でゆったりと星を見ながら穏やかなBGMの中で過ごしたり出来るようになっている。
お土産コーナーやカフェも中にあり、星にまつわるグッズやメニューが楽しめるようにもなっているため、どのように過ごすかは訪れた人達次第。
さぁ、ゆったり星の夢を楽しんでみませんか?