シナリオ

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【王権決死戦】降る雪を昏く染めて

#√マスクド・ヒーロー #√EDEN #デュミナスシャドウ #王権決死戦 #王劍『縊匣』 #二刀一対の王劍 #リプレイ準備中

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王権決死戦

これは王権決死戦です。必ずこちらのページを事前に確認の上、ご参加ください。
また、ページ右上の 一言雑談や特定の旅団等で、マスターが追加情報を出すこともあります。

『二刀一対の王劍』関連シナリオ

王劍『縊匣』から生じた二本一組の王劍を巡る、コウモリプラグマデュミナスシャドウの争いに関連したシナリオです。これまでの物語は、#二刀一対の王劍で確認できます。

「――どうやら、俺達は奴等に踊らされていたようだ」
 遠隔操作で呼び寄せたシャドウ・ヴィークルに跨り、デュミナスシャドウは背後の√能力者達を一瞥する。プラグマの弱小組織を乗っ取る形で手勢を増やし、その過程で現れたコウモリプラグマから、もう一本の王劍を奪い取る――そんな彼の計画は、悉く阻止された。
 √EDENの能力者からすると偶然による部分も多かったかもしれないが、デュミナスシャドウから見ればどこまでが『狙い通り』だったのか判別することは難しい。星詠みの力を駆使し、そして王劍を手にしてなお上手くいかぬ状況に歯噛みしながら、デュミナスシャドウは愛車を走らせる。
「撤退するぞ。仕切り直しだ」
 バイクや戦闘車両で駆け付けた戦闘員達と共に、駅方面へ。

 コウモリプラグマもまたこの場を去り、収まらぬ吹雪が激戦の跡を白く染めていく。
 だが、戦いはまだ終わっていない。積もった雪を蹴立てるように、新たな轍が刻まれていった。

●追撃戦
「皆さん聞いてください! 王劍『縊匣』の件で進展がありました!!」
 集まった√能力者達に向けて、漆乃刃・千鳥(暗黒レジ打ち・h00324)が大きな声で呼びかける。√マスクドヒーローの簒奪者達、コウモリプラグマとデュミナスシャドウ――対となる王劍を所持した双方の争いは、ついに両者の直接対決に至った。
 共に策略を巡らせ、衝突する二人。勝者はその王劍を揃え、莫大な力を手にするはずだったが。
「現地に居合わせ、介入した方々のおかげで、それは見事に阻止されました! 目標を達成できなかった両者は、それぞれ手傷を追いながら逃走しています!!」
 言うまでもなくこれは最大の好機。現地で戦った√能力者達は既に追撃に入っているものと思われるが、敵側も援軍と合流しており、連戦となる彼等だけでは苦戦は免れないだろう。
「そこで、お集まりいただいた皆さんにも、現場に駆け付け戦いに加わっていただきたいのです!!」
 戦場となったのは北海道の滝川市、商店街にあったプラグマの拠点から、デュミナスシャドウは滝川駅の方へと移動している。そこでこちらのチームには、急ぎ滝川駅へと向かい、その頭を抑える形で迎撃してほしいのだと星詠みは言う。既に現地で追走しているチームとうまく連携が取れれば、逃走するデュミナスシャドウに対し挟撃の形を取ることができるだろう。
 何とか敵の撤退を阻止し、戦闘の末にデュミナスシャドウを撃破、王劍を奪取することが目的となる。

「先の戦闘で手勢を失ったデュミナスシャドウですが、現在は新たに駆けつけた精鋭戦闘員達と合流しています。まずはこの戦闘員達を撃破し、デュミナスシャドウに肉薄する必要があるでしょう!」
 愛車であるバイク、シャドウ・ヴィークルに乗ったデュミナスシャドウと共に、戦闘員達もまたバイクや戦闘用の車両に乗って移動している。直接的な攻撃のほか、『足』を潰すことでも戦場から脱落させることが可能だろう。
 とはいえ、手負いの状態のデュミナスシャドウは、配下を削られようが撤退を優先するに違いない。だからこそ、敵に肉薄できれば次の段階に進む必要がある。
「撤退に専念された場合、止める術は無いと言ってもいいでしょう! ですので、皆さんには何とか敵をこの場に引き留めてほしいのです!」
 ルートを完全に塞ぐなどして撤退が困難な状態に追い込み、彼の高いプライドを刺激する事が出来れば、決戦の場に引きずり出す事ができるはず。
「デュミナスシャドウの性格等については、直接戦って追撃している方々ならよくわかっていることでしょう!」
 特に、一度刃を交え、結果的に煮え湯を飲まされた相手の言葉であれば、デュミナスシャドウも無視はできないだろう。

 王劍を揃えることが叶わず、真の実力を発揮できない。なおかつダメージを負ったデュミナスシャドウ。これほどの好条件で戦える場面はそうそうない。だからこそ、ここで確実に決着をつけておきたいところだ。
「とはいえ、デュミナスシャドウが『王権執行者|《レガリアグレイド》』であることは変わりません! 戦いに臨めば√能力者であっても死の危険から逃れることはできません! 覚悟を持ってご参加ください!!」
 くれぐれも気を付けるように、と付け足して、星詠みは一同を送り出した。
これまでのお話

第2章 冒険 『デュミナスシャドウへの挑戦』



 √EDENの能力者達の挟撃によって、敵集団は大きくその数を減らした。直属の精鋭として目を掛けてきた者達とはいえ、戦闘員ではこの辺りが限界か。マスクの奥でそんな見立てをしながら、デュミナスシャドウは配下の者達に発破をかける。
「この程度すら満足に出来んのか、お前達は」
 凍り付くような言葉にその身を震わせた戦闘員達は、決死の覚悟で抵抗を始めた。
「身を賭してでも道を開くんだ!」「デュミナスシャドウ様のために!」
 そんな戦闘員達の向こう側、迫るEDENの尖兵達の姿に、デュミナスシャドウが低く呟く。
「……見逃してやったというのに、しつこい連中だ」
 倒したところで得るものが何もない、その程度の相手――そんな彼の評価が滲む言葉は、吹雪く風に流され消えていった。

 この機を最大限に生かすには、『もう一手』がなくてはならない。それを成せるのは、君達だけだ。