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朋友との出逢い

#√EDEN #ノベル #護霊「プリズマティック・ブルー」

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敷石隠・船光
お世話になっております。前回は敷石隠船光の種族ノベルを書いていただきありがとうございました。
今回は続きというか、軍刀の付喪神「敷石隠・船光」が、主を求めて彷徨う日々の果てに、崩れかけた社で護霊「カマエタチノヤシャ」と出会う場面を描写してください。
夜叉の口調は船光の口調の夜叉が憑依しての部分を漢字カタカナで表記していただき、設定については必要であれば友達欄のAnkerとして設定しているカマエタチノ・ヤシャをご参照ください。
様々な√を彷徨い戦いに明け暮れる船光が他の√に渡った際に社の中に入ってしまい夜叉を目覚めさせ両者に強い共感を得て、二人が語り合う事で船光が「刀として使い手を求め、力を振るう場所を求めている」、夜叉には「武人として力と技を尽くし、自らの力を貸すに足る相手を探している」こと、両者とも忘れられた存在であり、共通して「力がある者は助けを求める者を守るために動くべき」という考えを根本に持っています。
二人が共感し、共に戦う覚悟を決め次の旅に進むといった形にしていただけると幸いです。
夜叉のセリフ回しは例を挙げるなら
「オヌシモマタ、振ルワレルコトナク、朽チ果テル刃カ……拙者モ、同ジク風ニ散リシ身ナリ。」
「刃ハ、振ルワレテコソ価値ヲ成ス。使ワレヌママ終ワルハ、無上ノ悲シミニゴザロウ。」
みたいな感じで考えていただけると幸いです。


 村落の入り口に守り神を祀る建物があった。
「御社か」
 雨雲で薄暗くなり『彼』は周辺を確認した。
「ここは何処のルートかな?」
 別のルートに迷い込む事があったからだ。

「勝手に入って良いか迷うけど、雨が降るとあっては仕方ない。失礼します」
 色々と悩むが雨が本格的に成って来た。
 軒先でも借りたいがサイズ的へ中に入るしかない。
『誰ゾ』
「え?」
 そこで彼は誰かの声が聞いた気がした。

『目的ハ?』
「御祭神であられましょうか? 屋根を暫しお借りしたく」
 人間は隠れて居ない。
 守り神として祀られたナニカだろう。
『拙者ハ、コノ地ヲ守ル者。例エ誰モガ忘レヨウト役目ハ役目。答次第デ斬ル!』
「太刀を構えた鬼……いえ転じた守り神、夜叉の像か」
 段々と目が暗闇に慣れ相手の姿が見えて来た。

「俺は主無き刀の付喪神、元は護国の刃だ。守る事はあっても害することは無い、相応しい使い手を探し諸国を歩いている」
 刀として使い手を求め、力を振るう場所を求めている。
 彼……船光はその思いを気負いもせずに述べた。
『コノ平和ナ世ニ?』
「人には知られぬ戦いがまだ存在する。だからこそ武人として力と技を尽くし、自らの力を貸すに足る相手を探しているんだよ。俺は……戦う為に生まれて来た」
 力がある者は助けを求める者を守るために動くべき。
 その思いを抱くからこそ、相手もまた親近感を抱いたのかもしれない。

『人ノ知ラヌ戦ガ?』
「幽冥境を異にする場所で、敵や味方として強者と出逢う事もある……巡り合わせが悪く苦戦する事も」
 そう言って船光は己の手を眺めた。
 本来の力を相応しい使い手が使えば、苦戦などせぬという切実さがあった。
『刃ハ、振ルワレテコソ価値ヲ成ス。使ワレヌママ終ワルハ、無上ノ悲シミニゴザロウ。力ヲ御貸シ申ソウ』
「良いのかい?」
 彼もまたその思いに同調したが、安易に己が使うとは言わなかった。
 己が有するエネルギーを分け与えるとだけ。
『オヌシモマタ、振ルワレルコトナク、朽チ果テル刃……拙者モ、同ジク風ニ散リシ身ナリ』
 かつて剣の腕を磨くために流浪した剣客が、この地を守る為に死した。守り神として祀られたが詳しい経緯は忘れ去られて久しい。
『拙者モマタ誰ヲ守ル戦人ナリ。朋ヨ、名ハナント?』
「敷石隠・船光」
 遠方より朋来たる在り。
 この言葉は友人ではなく、志を同じくする相手に使う言葉だ。
 彼らはこの時より現世を共に彷徨う朋友となった。
🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​ 成功

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