⑤美味しい香りは、あちこちに
●
『私達とお茶にしましょ♪』
『美味しいお茶を召し上がれ♪』
福岡市、中洲の屋台街にて。
ガルガンチュア商会による、インビジブルを収奪が行われようとしていた──のだが?
姿を見せた『茉莉花の妖魔精』達は、美味しい食事に合う美味しいお茶をもてなしてるとか。
屋台に並ぶメニューは、ラーメンに餃子、明太だし巻き玉子、焼き鳥、おでんと様々な料理が楽しめるようで、お店によってこだわりがまた違うのも一興。
お酒を飲みながら楽しむ人もいれば、飲めなくてもお茶と共に楽しめるようだ。
●
「集まってくれてありがとう。遂に始まってしまったわね……ゾディアック継承戦争が」
頬に手を添えて、九條・桜彩(妖し美・h12213)は苦笑する。今は人化けしているものの、狐火をそっと手に翳して改めて説明し始めた。
「福岡の中洲といえば、屋台街が有名なのを知ってるかしら? ここにどうやら襲撃が起きるはず……なのだけれど、私が見たのは少し違ったのよ」
何でも妖魔がお茶を振る舞ってくれるようで、敵意があまり見えないとの事。茶器の扱いは気を付けた方が良いかもと話しながら、にこやかに言葉を続けていく。
「敵意が無いとはいえ、警戒を怠るのは良くないわ。……でも、せっかくの屋台街だもの。これから戦いも激しくなると思うから、しっかりここでスタミナつけてもいいんじゃないかしら」
戦争はまだ始まったばかり。
いつ、どこが戦場となり、戦いが激しくなるかも分からない。だからこそ、英気を養うのも大事な事だと桜彩は付け足した。
「とはいえ、くれぐれも気を付けて頂戴な。あなた達が怪我をするなんて、私も嫌だもの」
「気を付けてね」と小さく手を振り、現地へ向かうEDEN達を見送るのだった。
マスターより
レンカ皆さん、こんにちは!レンカです。
ここまで目を通していただき、ありがとうございます。
ゾディアック継承戦争にて、屋台街のお客や店主を殺戮してインビジブルを収奪の阻止をお願いします!
(今回は非戦闘内容となります! のんびり屋台を楽しんで頂けたらと思います!)
プレイングボーナス:沢山いる屋台のお客に紛れ、敵を待ち伏せて迎撃する。
制圧効果:⑭の戦力を半減する。
●プレイング・受付締切について
プレイング書ける範囲で採用していきたいと思います。
グループ参加は3名まで。迷子防止のため、必ず【グループ名】or 同行者名(ID)の記入をお願いします。
プレイング受付締切ですが、成功目処が立った時にタグにて告知します。
●一章
シナリオ公開後、タグにて受付開始日を告知します!
103
第1章 集団戦 『茉莉花の妖魔精』
POW
このお茶会には彩りが足りないわ
移動せず3秒詠唱する毎に、1回攻撃or反射or目潰しor物品修理して消える【薫り高い茉莉花】をひとつ創造する。移動すると、現在召喚中の[薫り高い茉莉花]は全て消える。
移動せず3秒詠唱する毎に、1回攻撃or反射or目潰しor物品修理して消える【薫り高い茉莉花】をひとつ創造する。移動すると、現在召喚中の[薫り高い茉莉花]は全て消える。
SPD
ほら、貴方も一緒にいかが?
【お茶の香り】を放ち、半径レベルm内の自分含む全員の【精神干渉】に対する抵抗力を10分の1にする。
【お茶の香り】を放ち、半径レベルm内の自分含む全員の【精神干渉】に対する抵抗力を10分の1にする。
WIZ
とっても良い香りでしょう?
【戦意を失わせる鎮静】の感情を与える【茉莉花と中国茶の香気】が、全身から溢れ出し続ける。[茉莉花と中国茶の香気]はその後風下や低所に流れ徐々に薄まるが、密閉空間では最大8倍に濃縮される。濃度が高い程抵抗は困難。
【戦意を失わせる鎮静】の感情を与える【茉莉花と中国茶の香気】が、全身から溢れ出し続ける。[茉莉花と中国茶の香気]はその後風下や低所に流れ徐々に薄まるが、密閉空間では最大8倍に濃縮される。濃度が高い程抵抗は困難。
空地・海人※アドリブ、連携歓迎
へぇ、こういう優しい妖魔もいるのか。こりゃ、いいな。ちょっと一息ついていこう。
お酒もいいけど、今回は折角だから茉莉花茶をいただこうかな。それにラーメンと餃子を合わせて……中華セット風にしてみるか。
よしっ、いただきます!
……うまいッ! 思ったとおり、ベストな組み合わせだったぜ!
味と香りもさることながら、この屋台の雰囲気ってのもまたいいよなぁ。戦争が終わったら、また改めて食べ歩きと写真撮影に来てみたいぜ。
さてと、ごちそうさまでした!
腹ごしらえも済んだし、茉莉花茶でリラックスもできた。これ以上ないくらい最高のコンディションだぜ!
それじゃ、また平和のために戦いに行くとするかな!
●
福岡で有名な中洲の屋台街にて。
あちこちから美味しそうな香りがしてくるのを眺めながら、空地・海人(フィルム・アクセプター ポライズ・h00953)はどの店でグルメを堪能しようかと考えていた。
豚骨スープの香り、食欲そそる餃子や焼き鳥の香りと、どれも空腹を刺激するものばかり。その中で、ふわりと優しいお茶の香りが混ざっているのに気付いた。
『ねぇねぇ、私達とお茶しない?』
「へぇ、こういう優しい妖魔もいるのか。こりゃ、いいな。ちょっと一息ついていこう」
可愛らしい妖魔『茉莉花の妖魔精』達に誘われるままに、海人は一つの屋台で一息つくことに。愛らしい妖魔達が|茉莉花茶《ジャスミンティー》を振舞ってくれるらしく、それならと組み合わせを考えて。
「お酒もいいけど、今回は折角だから|茉莉花茶《ジャスミンティー》をいただこうかな。それにラーメンと餃子を合わせて……中華セット風にしてみるか」
味付け的には、お酒との相性だって抜群だけれど。サッパリとした口当たりのお茶と組み合わせられるように、豚骨ラーメンと一口餃子を選ぶことに。
「へいお待ち!」と店主の威勢いい声と共に、熱々出来立てのラーメンと餃子のセットは香りと見た目から美味しいのが分かるほど。そこに『茉莉花の妖魔精』達が|茉莉花茶《ジャスミンティー》を入れてくれたら、海人は「ありがとな!」とお礼を伝えた。
「よしっ、いただきます! ……うまいッ! 思ったとおり、ベストな組み合わせだったぜ!」
豚骨スープの濃厚でありながらクリーミー、醤油ダレのコクや塩味のバランスは丁度よく、スープ絡みやすい細麺との相性は抜群。この店ではやや硬めの茹で加減で提供されるが、それがまた美味しさを増していて。そこに一口餃子のジューシーさが加わる事で、ガツンとスタミナが感じられて。
口直しに|茉莉花茶《ジャスミンティー》を一口飲むと、口の中が一気にサッパリしてくれるのもあり、更にこってりとした味を求めたくなる無限ループ。
(味と香りもさることながら、この屋台の雰囲気ってのもまたいいよなぁ。戦争が終わったら、また改めて食べ歩きと写真撮影に来てみたいぜ)
がやがやと賑わう人々の声、活気溢れる屋台店主達の声。そして、時折聞こえてくる川のせせらぎがまた風情を出してくれているような気がして。今はゆっくり観光出来るわけではない。写真家を志す一人として、落ち着いたら改めて足を運びたいと思えるほどに気に入っていた。
「さてと、ごちそうさまでした! 腹ごしらえも済んだし、茉莉花茶でリラックスもできた。これ以上ないくらい最高のコンディションだぜ!」
美味しいご飯に、美味しいお茶もご馳走になった。
まだまだ戦争が始まったばかりだからこそ、身体を休めることだって大事な事だから。
「それじゃ、また平和のために戦いに行くとするかな!」
正義のヒーローとして、平和のために再び進み始める。
ポジティブな青年の瞳には、真っ直ぐな正義感に満ちていた。
🔵🔵🔵 大成功
妖魔にここまで丁寧にもてなされると、調子が狂うな
まあ、敵意がねえなら無理に構えることもないか
席につき、茉莉花の妖魔精達へ茶器の扱いや、料理に合う茶の選び方を聞いてみる
ラーメンならこれ、焼き鳥ならこっち、と勧められるまま素直に試す
へえ。油っ気のあるもんの後だと、随分さっぱりするな
酒とはまた違うが、こいつも悪くねえ
少しずつつまみながら、香りや温度の違う茶を楽しむ
せっかくなので淹れ方も眺め、茶器は壊さないよう慎重に扱う
こういうのばっかりなら、戦争も随分平和なんだがな
と、しっかり腹を満たしておく
この先また、面倒な戦いが待っているだろう
ま、仕方ねえな。ご馳走さん。次の仕事も、どうにか帰ってくるとするか
●
中洲にある屋台街のあちこちから聞こえてくるのは、威勢のいい声や、どの店に行こうかと悩みながら楽しむ声。ここに襲撃が起きるなんて物騒だと思いながら、折木・龍也(伏龍・h13162)は人波に紛れながら歩いていた。
変に身構えても警戒されかねない。あくまで一般客を装いつつ、様々な屋台を見ていると可愛らしい声が聞こえてきた。
『ねぇ、おにいさん! 私達とお茶しない?』
『美味しいご飯と、美味しいお茶でゆっくりしよ♪』
「妖魔にここまで丁寧にもてなされると、調子が狂うな……。まあ、敵意がねえなら無理に構えることもないか」
まさか、声掛けてきたのが妖魔だということに龍也は思わず驚きを見せる。襲撃とは? と思わなくもないものの、敵意が無いなら無理に戦う必要もない。ましてや、せっかく美味しいものも食べれるとなれば少しくらいは満喫してもいいかと考え、『茉莉花の妖魔精』に誘われるまま一つの屋台で食事をすることに。
「せっかくだ、茶器の扱い方とか料理に合う茶を教えてくれるか?」
『うんとね、この辺りの料理なら|茉莉花茶《ジャスミンティー》がとっても合うのよ♪』
『茶器は優しく使ってね? 割っちゃダメなのよ』
「ほぅ、なるほどな」
ラーメンは豚骨ラーメンか焼きラーメンがオススメ、焼き鳥は豚バラが美味しいと教えてくれるままに、龍也は焼きラーメンと焼き鳥数種類を店主に注文していく。「お待ちどうさん!」と注文したものが出されれば、味付けが濃いめのメニューだと香りからも感じていて。そこに組み合わせる|茉莉花茶《ジャスミンティー》のサッパリ感が合うのも納得で。
まずはと、龍也は割り箸を手にしてから焼きラーメンを一口。豚骨スープを使って炒められた麺は、しっかり染み込んでいて濃厚な味わい。焼き鳥もまたお酒に合うようにと味付けが濃いめにされてるところから、お酒が好きな人ならば飲み歩き出来ると考える。今回は妖魔達のおすすめで選んだ|茉莉花茶《ジャスミンティー》を合間に飲んでみると、一気にサッパリする感じから組み合わせとして完璧だと頷いた。
「へえ。油っ気のあるもんの後だと、随分さっぱりするな。酒とはまた違うが、こいつも悪くねえ」
せっかくならと、様々なお茶を楽しみたくて『茉莉花の妖魔精』に聞いてみたり、お茶を淹れる様子を眺めてみたり。学ぶものも結構多いなと思いながら、茶器も丁寧に扱い飲んでいく。
(こういうのばっかりなら、戦争も随分平和なんだがな)
皆が皆こうして友好的ならば、そもそも戦争という物自体も起きないはず。実際は、今この時もどこかが戦場になっている。民間人までも巻き込もうとしているからこそ、戦わねばいけない事も分かっている。
「ま、仕方ねえな。ご馳走さん。次の仕事も、どうにか帰ってくるとするか」
もてなしてくれた『茉莉花の妖魔精』達の頭を撫で、龍也は立ち上がり次の戦場へと歩き出す。面倒事はさっさと片付けるに限るなら、今癒された分しっかり働こうと心に決めて。
ひとときの安らぎは、次に進む力へと変わっていく。
🔵🔵🔵 大成功
霧島・恵妖魔がお茶を振舞ってくれるんだ?
妖違いだけど元は悪妖の俺が人助けしたりしてるんだからそう言う子もいるんだろうね。
さてさて、折角博多に来たんだし前から気になってた一口餃子でも堪能してみようかな? おや、この店はバリエーションも豊富そうだし此処にしてみよう。最初はプレーンな物を頂こうかな?
普通の餃子より小ぶりだけど食べやすそう。先ずは何も付けずに・・・おや?
やあ、可愛らしい妖魔さん。折角だからお茶を頂けるかな?餃子は美味しいけど少し口の中をさっぱりさせたいんだ。
お茶をご馳走になったらお礼の印に酒饅頭を。気に入ってもらえると嬉しいな。
(アイコンの姿で行動します。アドリブ歓迎です。)
●
時刻は日没。
福岡市博多区を流れる那珂川沿いに、中洲エリアと呼ばれるこの場所で街灯と共に並ぶのはたくさんの屋台。地元に住んでる人達はもちろん、観光客も多く足を運んでいるのもあり、福岡グルメを楽しもうと賑わいを見せていた。
そんな中、ゆるりとした足取りで霧島・恵(狐影蕭然・h08837)は屋台街を歩いてみる。せっかく来てみたし、何か食べてみたいなと思いながらどの屋台にしようか悩んでいた。
『お兄さん、お兄さん! 私達と一緒にお茶しない?』
『私達が美味しいお茶でもてなしてあげる♪』
「妖魔がお茶を振舞ってくれるんだ? 妖違いだけど、元は悪妖の俺が人助けしたりしてるんだから、そういう子もいるんだろうね」
野狐として悪事を働いていた祖先は、善行を重ねて今では人助けするようになった。悪い妖や悪い妖魔もいる中で、中には心優しい妖や妖魔がいたって不思議じゃない。
可愛らしい妖魔『茉莉花の妖魔精』からのお誘いを受け、恵は屋台で楽しめる福岡グルメを堪能することに。
「さてさて、折角博多に来たんだし……前から気になってた一口餃子でも堪能してみようかな?」
『それなら、ここがとっても美味しいよ!』
「おや、この店はバリエーションも豊富そうだし、此処にしてみよう。最初はプレーンな物を頂こうかな?」
オススメしてくれた屋台を選び、そこで注文するのは一口餃子。玉ねぎの比率が多めで、ニンニクは控えめのものを最初にチョイス。つけダレは酢醤油とラー油を組み合わせたものや、自家製柚子胡椒でも楽しめるようになっていて。
「普通の餃子より小ぶりだけど食べやすそう。先ずは何も付けずに……おや?」
『美味しいお茶、どーぞ?』
「可愛らしい妖魔さん。折角だからお茶を頂けるかな? 餃子は美味しいけど、少し口の中をさっぱりさせたいんだ」
『それなら、|茉莉花茶《ジャスミンティー》がぴったりなの♪』
しっかり味のついた餃子だからこそオススメと自信満々に教えてくれるなら、『茉莉花の妖魔精』は心を込めて恵のために|茉莉花茶《ジャスミンティー》を用意してくれた。
「ありがとう。……ん、本当にぴったりだね。口の中がさっぱりして美味しいよ」
タレをつけずに食べた一つ目は、野菜の甘みがたっぷり感じられるもの。二つ目は酢醤油とラー油、三つ目は柚子胡椒と味変しながら楽しめるのが醍醐味で。そこに|茉莉花茶《ジャスミンティー》で口の中をリセットすれば、その相性の良さに恵は満足そうに微笑んだ。
ゆっくりと一口餃子を堪能した後、恵は『茉莉花の妖魔精』達にお礼をしようと分けて食べれそうな酒饅頭を用意し、そっと差し出してみる。
「お茶をご馳走になったお礼の印に、君達には酒饅頭をあげよう。気に入ってもらえると嬉しいな」
『わぁい♪ お饅頭!』
『嬉しい、ありがとう♪』
みんなで分けっ子しようねと和気藹々と話す様子を微笑ましく眺めながら、こんな出会いも悪くないと感じていて。
争うばかりでなく、一緒に楽しむ時間が楽しいのも今だからこそ分かる。こんな平穏な時間が、一秒でも長く続きますようにと願わずにはいられない。
屋台街での出会いは、とても癒されるものだった。
🔵🔵🔵 大成功
お茶をいただけるのかしら(わくわく)
私ねぇ、|茉莉花《ジャスミン》ティーって飲んだことがないのですよ。妖魔さんたち是非とも教えて欲しいわぁ。
ふわふわのだし巻き玉子も気になるの。明太子も美味しそうで、辛いだけではなく、お出汁とも仲良くできるのが良いですねぇ。
のんびりとお茶とごはんを楽しめてよかったわ、ごちそうさまでした。
●
ガヤガヤ、ガヤガヤ。
時刻は夕暮れから夜へと変わろうとする中で、福岡市博多区にある中洲エリアの屋台街は多くの人達で賑わいを見せていた。
その中で、ゆらりとゆったりとした足取りで水倉・千冬(滄浪と悠々と・h13417)は、あちこちから漂ってくる美味しそうな匂いに誘われながら歩いていた。
「わぁ、色んなものがあって美味しそうですね。どれ食べようか悩んじゃうかも」
食べれる量に限界はあるけれど、気になるメニューばかりで迷うのも無理はない。餃子や焼き鳥の焼ける香ばしい香りや、豚骨の濃厚な香りを楽しんでいると、ふわりと爽やかな香りが混ざってきた。
何の香りだろうと不思議に思い、千冬は香りに誘われるまま屋台へと立ち寄ってみる。するとそこには、可愛らしい妖魔『茉莉花の妖魔精』達がせっせとお茶の用意をしていた。
『わ! 見つかっちゃった!』
『お姉さん、私達とお茶しない?』
「わぁ、お茶をいただけるのかしら。それじゃ、折角だからご馳走になろうかな。私ねぇ、|茉莉花茶《ジャスミンティー》って飲んだことがないのですよ。妖魔さんたち是非とも教えて欲しいわぁ。ふわふわのだし巻き玉子も気になるの」
可愛いお誘いに喜んでと微笑み、それなら屋台で何を食べようかなとメニューとにらめっこ。あまり量は食べれないかもと思い、ここで選んだのは明太だし巻き玉子。
注文すると目の前で焼いてくれるのもあり、その手際の良さはまさに職人技。「へい、おまち!」と目の前に置かれた明太だし巻き玉子は明太子の色で薄いピンクに染まっていて、出汁の香りがふわりと鼻をくすぐる。そして、『茉莉花の妖魔精』が淹れた|茉莉花茶《ジャスミンティー》も置かれると、千冬は微笑みながらお礼を伝えた。
「明太子も美味しそうで……では、いただきます。──ん、辛いだけではなく、お出汁とも仲良くできるのが良いですねぇ」
割り箸で一口大に切り分け、ふぅふぅと冷ましてから一口。じゅわりと出汁が口いっぱいに広がり、ぴりりと明太子の辛みがアクセントになって美味しいと表情が緩む。
合間に|茉莉花茶《ジャスミンティー》を飲む事で、口の中はサッパリ爽やか。
「こんなに美味しいなんて。美味しいお茶、教えてくれてありがとうございます」
『茉莉花の妖魔精』へ改めてお礼を伝えれば、嬉しそうにニコニコ笑顔ではしゃいでいて。微笑ましい様子を眺めながら、ゆっくりと明太だし巻きと|茉莉花茶《ジャスミンティー》を楽しむ。
「のんびりと、お茶とごはんを楽しめてよかったわ。ごちそうさまでした」
しっかり味わって食べ終わり、千冬は手を合わせてから立ち上がる。「またね」と可愛らしい妖魔達を撫でてから、千冬は屋台を後にする。
まだまだ戦いは始まったばかり。
戦場に赴く事もだが、星からの予知が見える事もある。少しでも早くこの戦争が終わることを祈りながら、千冬は次の仕事へと向かうのだった。
🔵🔵🔵 大成功
ネメシア・ヘリクリサムへぇ?へぇ?美味しいお茶のおもてなし?こういうとこだと、お酒とか、もしくはぷはっと飲めちゃう飲み物選びがちなんだけど、しっとり味わう時間を提供してくれるならそれもまた楽しむべきもの!どこも屋台がひしめいてて迷っちゃうけど、明太卵焼きを一押しにしてる屋台に入ってみるよ。
ねぇ茉莉花の妖精さん?君たちの茉莉花茶も気になるんだけど、この博多がある福岡って「八女茶」っていう美味しいお茶があるって聞いたんだ。君たちはそれも淹れられる?どっちも飲みたいのはわがままかな?君達お気に入りの茶器も見たいんだ!
君達本職のパワーかな、今日は茉莉花茶がとびきり美味しくかんじるよ!おもてなしありがと、妖精さん!
●
「へぇ? へぇ? 美味しいお茶のおもてなし?」
たくさんの観光客で賑わう中洲の屋台街にて、ガルガンチュア商会が襲撃仕掛けてくる──はずなのだが。どうやら、襲撃ではなくおもてなしをしてくれる妖魔がいるとの事で、ネメシア・ヘリクリサム(剣と共に歩み、息づき、愉しむ人生・h08297)はどんな感じなんだろうとワクワクしていた。
「こういうとこだと、お酒とか、もしくはぷはっと飲めちゃう飲み物選びがちなんだけど。しっとり味わう時間を提供してくれるなら、それもまた楽しむべきもの!」
現に屋台で楽しむ客の多くが、様々なお酒と共に濃い味付けの料理を楽しんでいて。賑やかなもてなしも勿論楽しいが、時にはしっとりとした時間を過ごすのだって乙なもの。
どのお店で楽しもうかなと悩みながら歩いていれば、見つけたのは明太だし巻き玉子などの明太子料理がメインの屋台。ここで美味しいものを楽しもうと決めれば、ネメシアは迷うこと無く店主に声掛けた。
「すみませーん! 明太だし巻き玉子一つ!」
「はいよ!」
迷いなく注文を済ませると、ひょっこりと小さな妖魔『茉莉花の妖魔精』達がネメシアの様子を見ていた。これに気付くと、ネメシアはおいでと小さく手招きして、こんなお願いごとをしてみる。
「ねぇ、茉莉花の妖精さん? 君たちの|茉莉花茶《ジャスミンティー》も気になるんだけど、この博多がある福岡って“八女茶”っていう美味しいお茶があるって聞いたんだ。君たちは、それも淹れられる?」
『八女茶?』
『知ってるよ! |茉莉花茶《ジャスミンティー》一番得意だけど、ここに来てから覚えたの!』
「どっちも飲みたいのはわがままかな? 君達お気に入りの茶器も見たいんだ!」
ネメシアの言葉を聞いて、『茉莉花の妖魔精』達は顔を見合わせる。けれど、茶器を見たい、美味しいお茶を飲んでみたいという言葉が嬉しくて『がんばるね!』と気合十分に。
よいしょ、うんしょ、心を込めて。『茉莉花の妖魔精』達は、手分けして作業をしていく。そして得意げな笑みを浮かべて『お待たせしたよー!』と淹れ立ての |茉莉花茶《ジャスミンティー》と八女茶をこだわりの茶器に入れてもてなした。同タイミングで明太だし巻き玉子も運ばれてくれば、ネメシアは美味しそうとご満悦。
「これが明太だし巻き! ぷるっぷるだね! それにお茶はどっちも美味しそう! いただきます!」
割り箸を手に、まずは明太だし巻き玉子を切り分けて一口。ぴりりとした辛さと、じゅわりと染み出る出汁の旨味が絶妙で。合間で|茉莉花茶《ジャスミンティー》でさっぱりさせるという組み合わせもまた美味しさが増すもの。
「君達本職のパワーかな、今日は|茉莉花茶《ジャスミンティー》がとびきり美味しくかんじるよ!」
『やった!やった!』
『喜んでくれた!美味しいでしょ!』
だし巻き玉子と|茉莉花茶《ジャスミンティー》を楽しんだ後、食後は八女茶をゆっくりと味わう。甘くてコクのある贅沢な味わいでホッコリと寛いだ後、手を合わせて「ご馳走様」を伝えると、ネメシアは改めて『茉莉花の妖魔精』へ視線を向けた。
「おもてなしありがと、妖精さん!」
『どういたしまして!』
『飲んでくれてありがと!』
可愛い妖魔達からのもてなしと美味しい料理のおかげで、ネメシアの元気チャージはフル満タン。この後の戦いも頑張るぞ!と気合いを入れて歩き出す。
──ふわり、爽やかな香りは元気の源。
🔵🔵🔵 大成功
深見・音夢屋台でお茶、それもすっきり系のジャスミンティーってやつっすか。なんだか飲茶的な異国情緒ある感じっすねぇ。
星詠みさんの予知通り戦う気は無さそうっすけど、何かあった時には対処できるようにしておくっす。ほら、一般客の人が酔ってトラブル起こしたりしたら大変っすから。
さてさてボクは何にしようかなと。折角だからと福岡グルメのお勧めをネットで調べてみたっすけどやっぱり迷うっす!
色々目移りするっすけど折角だから色々食べたいっすよ。というわけで、明太だし巻き玉子に焼き鳥に……締めにうどんを一つ!
振舞って貰えるならお茶も頂くっす。飲み方とか茶器のマナーとかあれば素直に教えてもらいつつ、グルメを満喫するっすよー!
●
「屋台でお茶、それもすっきり系のジャスミンティーってやつっすか。なんだか、飲茶的な異国情緒ある感じっすねぇ」
ワイワイと賑わいを見せる中洲エリアの屋台街を歩きながら、深見・音夢(星灯りに手が届かなくても・h00525)は日本の屋台でも異国情緒を感じられるのも悪くないとも思うけれど。
(星詠みさんの予知通り戦う気は無さそうっすけど、何かあった時には対処できるようにしておくっす。ほら、一般客の人が酔ってトラブル起こしたりしたら大変っすから)
ふと一つの屋台の前で立ち止まると、そこには小さな妖魔『茉莉花の妖魔精』達が、美味しいお茶でおもてなししようと一生懸命動いていた。
「さてさて、ボクは何にしようかなと。折角だからと 福岡グルメのお勧めをネットで調べてみたっすけど、やっぱり迷うっす! 色々目移りするっすけど……折角だから、色々食べたいっすよ」
中洲に足を運ぶと決めた時から、音夢は何を食べようかと事前に調査をしていた。どれも美味しそうで、あれこれ食べたくなるのも納得するものばかり。そのまま屋台に近付けば、店主へ声掛けて注文する事に。
「というわけで、明太だし巻き玉子に焼き鳥くださいっす!」
「明太だし巻きと焼き鳥だな! ちょい待ってな!」
注文を受けてから、店主は手際よく料理をし始める。プルプルとしたふわっふわな明太だし巻き玉子と、香ばしい香り漂う焼き鳥数種類を作り上げ、「へいお待ち!」と提供してくれた。
「おぉ、だし巻きふわふわっすね! 明太子のピンクがまた鮮やかっす。焼き鳥もいいっすね、豚バラも美味そうっす!」
音夢は早速割り箸を手に、まずは明太だし巻き玉子を切り分け一口。少し噛むだけでじゅわりと出汁が染み出し、そこに明太子のピリリとした辛味とプチプチ食感が加わって美味いと舌鼓。そこから、豚バラ串を頬張ればジューシーな肉の旨味が楽しめる。
『ねぇねぇ、一緒にお茶しない?』
『私達のお茶、おいしいよ!』
「もしかして振舞ってくれるんすか? そんじゃ、是非頼むっす」
『茉莉花の妖魔精』達からお茶を勧められ、音夢は是非と笑顔を見せる。『任せて♪』とご機嫌に準備してくれれば、淹れ立ての|茉莉花茶《ジャスミンティー》を用意してくれて。
「ありがとっす。そんじゃ、早速。……ん、これ結構さっぱりするっすね!」
こってりした料理が多いのもあり、|茉莉花茶《ジャスミンティー》を飲むことで口の中をリセット。これは食が進むと食べ進めた後、音夢は追加の注文しようと再び店主へ声をかけた。
「すいませーん、ごぼう天うどん一つ追加で!」
「あいよ!」
博多で麺類といえばラーメンはもちろんだが、うどんも同じくらい有名で。博多うどんと呼ばれるメニューの一つにごぼう天うどんがあり、サクサク揚げたてのーーまたはスープに浸してトロトローー大きなごぼう天が乗ったうどんをメニューとして扱う屋台も多いほど。
音夢が選んだ屋台で提供してくれたのは、サクサクごぼう天が楽しめるところで。目の前に置かれたうどんを見ると、まずは揚げたてごぼう天を食べてみる。
「んっ、サクサクで美味いっすね! 出汁も優しい味で、〆には持ってこいっす」
うどんのつゆは、アゴだしや昆布が効いた優しい味わいが特徴的。お酒を楽しむ人も多い事から、〆に食べるにはまさにピッタリ。
美味しい料理を堪能しつつ、可愛らしい妖魔達とのお話も楽しくて。本来は敵同士でも、こうして穏やかな時間を一緒に過ごすのも悪くないと思えるもので。
少しでも早く、この戦いが終わればいいのに。
そう思いながら、美味しく楽しい時間を過ごしていく。
🔵🔵🔵 大成功
柊・七瀬アドリブ歓迎。
茉莉花茶はカフェインがないのでよく頂くのですが、こんな可愛い妖魔精さんが淹れてくださるなら、それだけでも癒されますね。
あまりお腹は空いていないのだけれど、折角ですから明太オムレツ、お願いできますか?
ピリッとした辛味のオムレツを頂いた後に、爽やかなジャスミンの香り。
美味しいです。蓋碗の絵柄も可愛らしいですね。妖魔精さんたちのおもてなしの気持ちが感じられます。
こんなにいい香りなら、茶葉を再利用したくなってしまいますね。
ふりかけとか、クッキーなども作れそう。
もし興味を示されたら、お礼としてレシピを教えて。
今日は素敵なひと時を、ありがとうございます。
この香りを力にして、次へ参りましょう。
●
時刻は日没。
中洲エリアの屋台街は、たくさんの人達で賑わいを見せ始める。あちこちから聞こえてくる活気のある声を聞きながら、柊・七瀬(鎮魂歌・h07075)もまたゆっくりとどんな屋台があるのか眺めていた。
「ここは、とても活気のある場所ですね。こうして見てると、戦場になっているとは思えません」
ここに簒奪者が襲撃に来るなんて、想像出来ないほど平和そのもので。だが、星詠みが言うには現れた妖魔『茉莉花の妖魔精』は襲撃ではなく、美味しいお茶をおもてなしをしてくれるようで。
ふと覗き込んだ屋台に、その可愛らしい姿は確かにいて。普段からよく飲むお茶を楽しめるのならと、七瀬も少しグルメを楽しむことに。
(|茉莉花茶《ジャスミンティー》はカフェインがないのでよく頂くのですが、こんな可愛い妖魔精さんが淹れてくださるなら、それだけでも癒されますね)
「いらっしゃい、何にする?」
「えっと……そうですね。明太オムレツ、お願いできますか?」
そこまで空腹ではないけれど、少しご当地グルメを楽しむのも悪くないと思い店主へ注文。店主は手際よく調理し始めれば、たまごの中に明太子をまるまると一本閉じ込めた綺麗な形のオムレツを作り上げる。トッピングに軽くマヨネーズをかけ、「おまちどうさま!」と七瀬の前に置いてくれた。
『美味しいお茶もどうぞ♪』
「良い香り……ありがとうございます」
「いただきます」とスプーンで一口分切り分けると、中に閉じ込められた明太子が顔を出す。ピリリとした辛さの明太子に、たまごの優しい甘さが絶妙なバランス。そこに|茉莉花茶《ジャスミンティー》を一口飲むと、その美味しさに七瀬の表情は柔らかくなる。
「美味しいです。蓋碗の絵柄も可愛らしいですね。妖魔精さんたちのおもてなしの気持ちが感じられます。こんなにいい香りなら、茶葉を再利用したくなってしまいますね。ふりかけとか、クッキーなども作れそう」
美味しい茶葉だからこそ、お茶として楽しむ以外にも使いたいと思いながら、可愛らしい妖魔達と共にゆっくりとオムレツとお茶を味わう。
福岡グルメを楽しんだ後、ご馳走様と手を合わせてから改めて『茉莉花の妖魔精』へ視線を向けてお礼を一つ。
「今日は素敵なひと時を、ありがとうございます」
『喜んでくれた、嬉しいの!』
『楽しんでくれて、ありがと!』
「お礼にですが、クッキーの作り方など教えたいのですが……」
『クッキー? お茶と合うの!』
『知りたいの! おしえて!』
七瀬の言葉に興味惹かれた『茉莉花の妖魔精』達は教えて教えてとはしゃいでくれるなら、分かりやすいようにメモを記して手渡した。
美味しいおもてなしがもっと出来る!と喜ぶ様子に安心しながら、七瀬は小さく手を振って屋台を後にする。
(この香りを力にして、次へ参りましょう)
まだ戦いは始まったばかり。
可愛いおもてなしに元気をもらった。少しでも多くの人を助けるため、街を守るため、七瀬もまた戦場へと向かうのだった。
🔵🔵🔵 大成功
赫夜・リツわぁー、美味しそうなにおいがいっぱいする
においかいだら、お、なか…お腹すいた…
色々美味しそうなものがたくさんあるけど
とにかくラーメン…ラーメン食べたい…
後、明太子だし巻きと…おでん…も食べたい
博多のおでんってなんだろ?気になるなぁ
妖魔さんが淹れてくれたお茶、良い香りだね
ありがとう、いただきます♪
いいね、ほっとするし美味しいなぁ
ギョロにもお茶を…と思ったけど
ここで異形の腕を出すのはびっくりさせちゃうよね
また今度に…って、なんか左腕から舌打ちが聞こえたな
ごめんってば、今は大人しくしててね
全部残さず食べて飲んで、手を合わせて
ごちそうさまでした♪
こうしてゆっくり過ごす時間が増えるように頑張ってこよう
●
「わぁー、美味しそうなにおいがいっぱいする。においかいだら、お、なか……お腹すいた…」
中洲の屋台街に辿り着くと、あちこちから美味しそうな匂いが漂ってくる。あまりに食欲をそそるものばかりで、赫夜・リツ(人間災厄「ルベル」・h01323)のお腹も空腹を訴えてくる。
「色々美味しそうなものがたくさんあるけど、とにかくラーメン……ラーメン食べたい…。後、明太子だし巻きと……おでん…も食べたい。博多のおでんってなんだろ? 気になるなぁ」
あまりに誘惑ばかりで、リツはどれから食べようか悩んでしまう。これだけ多くの屋台があるからこそ、ハシゴしながら食べ歩くのが屋台街の楽しみ方。まずは、定番の博多ラーメンを食べようと屋台へ入っていく。
「すみません、豚骨ラーメンください」
「はいよ!」
空いている席に座り、店主が手慣れた様子でラーメンを作り始める。そして「へいお待ちどうさん!」と目の前に置かれた豚骨ラーメンを見て、思わずお腹が鳴ってしまう。
「見た目から美味しいのが分かる……いただきます」
割り箸を割ってから、熱々の豚骨ラーメンを一口食べてみる。固めに茹でられた細麺に乳白色の濃厚な豚骨スープがしっかり絡み、クリーミーな味わいが口の中でふわりと広がっていく。そこに合わせてチャーシューなども食べ進めているところに、『うんしょ、うんしょ』と小さな妖魔『茉莉花の妖魔精』達が|茉莉花茶《ジャスミンティー》を運んできてくれた。
『美味しいお茶、召し上がれー♪』
『私達とお茶しよう?』
「妖魔さんが淹れてくれたお茶、良い香りだね。ありがとう、いただきます♪ ……いいね、ほっとするし美味しいなぁ」
用意してくれたお茶を飲むと、口の中はサッパリしてリセットされればラーメンを啜る手は止まらない。追加で明太だし巻きとおでんも頼めば、どれも美味しいと味わっていく。
(ギョロにも……って、ここじゃあげれないよな)
せっかく美味しいお茶だしと思ったけれど、【ギョロ】の見た目を考えると周りにいる人達を驚かせてしまう可能性がある。下手に混乱させるのは良くないと判断すれば、小さな声で【ギョロ】に聞こえるように謝罪する。
「悪い、また今度な……」
《……チッ》
「ごめんってば、今は大人しくしててね」
|左腕《ギョロ》から舌打ち聞こえてくれば、リツは謝りながらも苦笑いするしかなく。そんなやり取りがありながらも、美味しい福岡グルメを心ゆくまで堪能。
「ふぅ、ごちそうさまでした♪ こうしてゆっくり過ごす時間が増えるように、頑張ってこよう」
可愛いおもてなしに、定番グルメもしっかり楽しんで英気は養った。まだまだ始まったばかりの戦いだが、少しでも早く終われるように頑張ろうと、リツは改めて気合いを入れ直す。
平和な日々を取り戻す。
強い思いを胸に抱き、屋台街を後にした。
🔵🔵🔵 大成功
野分・時雨ひとり飯!
今日は孤牛のグルメです。
そう思ったけど、猫ついてきてました。最悪。
孤牛と猫死霊の|Ulthar《ウルさん》のグルメ。
九州って焼酎の印象。
なので、まず麦で。つまみにアゴの炙り!香りから良~い。みりん干しは甘辛い感じ。いいかも。
……死霊ですけど。猫はやめたほうが良さそう。塩分すごそうだし。引っかかないで。乗ってこないで!重い!ぼくが注文したんですけど!!
視線も態度もうるさいので、ほぐして、極ちょっとあげてみます。
もう一杯は辛口の日本酒に。
焼き鳥合いそう。オススメあります?
視線うるさい。これは猫にダメ。
……ウルさん、妖魔精さんに遊んでもらったら?
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「ひとり飯! 今日は孤牛のグルメです」
ワイワイガヤガヤと賑わいを見せる中洲の屋台街にて、野分・時雨(初嵐・h00536)は一人黙々と食事を楽しむグルメドラマのように食事を楽しもうと歩いていたのだが──。
(……そう思ったけど、猫ついてきてました。最悪)
深緑の瞳を持つ真っ黒な猫の|墓守霊《チャーチグリム》【|Ulthar《ウルさん》】が後ろについてきてるのに気付くと、時雨は盛大な溜息をついた。
ついて来てしまったものは仕方がない。気分を取り直して、あらゆる屋台のラインナップを見てみる。どれも美味しそうと言えるものばかりだが、グルメだけでなく楽しみたいのはお酒も。九州といえば焼酎のイメージが強く、どのお店も拘りの酒を仕入れるほど。まずは一件目と屋台を選べば、時雨は迷いなく屋台店主へ注文をし始めた。
「まず麦で。つまみにアゴの炙り!」
注文したのは麦焼酎と|アゴ《トビウオ》の炙り。香ばしい香りだけでもお酒が進みそうなほどで、早く飲みたい食べたいとソワソワしてしまう。
「お待ち!」と目の前に置かれると、まずは早速アゴの炙りを一口。噛めば噛むほど、凝縮された上品かつ濃厚な旨みがジュワッと口の中に広がって。そこから麦焼酎を一口飲めば、喉越しはキリッと爽快で、飲んだ後に鼻に抜ける麦の香ばしい余韻が堪らない。
「香りから良~い。みりん干しは甘辛い感じ。いいかも」
炙りと焼酎を交互に楽しんでいると、じぃい…と【|Ulthar《ウルさん》】からアツい眼差しを向けられていることに気付く。明らかに狙いはアゴの炙り。普通ならば味がついてる時点で猫に与えるのはダメなのだが、相手は生きている猫ではなく墓守霊なわけで。少しだけ猫について学んだ時雨は、暫く悩んでいた。
「……死霊ですけど。猫はやめたほうが良さそう。塩分すごそうだし」
死霊とはいえ、やはりあげるのは良くない気がした。やめておこうと呟いた途端に、《|にゃう、にゃああ《さかな、よこせ》》と言わんばかりに足を軽く引っ掻き、更には時雨の膝に乗ってきた。
「引っかかないで。乗ってこないで! 重い! ぼくが注文したんですけど!!」
あまりに視線が煩い、アピールがすごい。根負けした時雨は、渋々顔でちまっとした量をほぐしてあげてみる。ようやくくれたかと言わんばかりに、少量でも喜んでるのかはぐはぐ食べながら尻尾を揺らしていた。
これで落ち着いて食べれると安心し、麦焼酎を飲み干した後は辛口の日本酒をチョイス。そこに合わせるつまみは焼き鳥にしようとメニューを見て。
「焼き鳥合いそう。オススメあります?」
「日本酒に合わせるんなら、塩焼きした|せせり《首肉》と砂肝がオススメだよ!」
「あ、それじゃそれで」
そうして次の注文を済ませ、辛口日本酒と焼き鳥が時雨の目の前に。まずはせせりの串を手にして一口食べれば、プリっとした弾力と噛むほどに溢れる脂の旨味が口いっぱいに広がる。そこから日本酒を煽れば、キリリとしたシャープなキレの良さが楽しめて。
そして、当然とばかりに【|Ulthar《ウルさん》】からの視線はアツいけれど。今度こそダメと死守の姿勢。
「視線うるさい。これは猫にダメ。……ウルさん、妖魔精さんに遊んでもらったら?」
そう話して指差した先に『茉莉花の妖魔精』達がいるのを見つけると、遊び相手だと言わんばかりに飛びかかる。『ぴゃー!ねこさんがー!』と怖がってるのか、はしゃいでいるのか。きゃっきゃと賑やかな声が聞こえてくるのを聞きながら、時雨は静かにグルメを楽しむ。
こういうのでいい、こういうので。
そう思いながら味わう食事は、とても満足の行くものだった。
🔵🔵🔵 大成功
架間・透空※アドリブ連携等歓迎
わ、わぁ……とっても美味しそうな香りがしますね!
っと、これは……『焼きラーメン』? 初めて聞きますけど、一体どんなお味なんでしょう
おっと、ありがとうございます、親切な妖精さん! それでは、いっただっきま~~~す!!!!!
むむ……これは! 焼きそばとはまた違った食感ですね
麺に豚骨ラーメンの旨味が凝縮されているというか、なんといいますか
ラーメンだけど、焼きそばじゃないんですよね
汁はないけど、お味はまさしく豚骨ラーメンのそれで
麺が伸びないラーメンって思うと、これを発明した人は本当に凄いなって思います
とっても美味しかったです!
ごちそうさまでした!(ぱちん、と手を合わせて)
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「わ、わぁ……とっても美味しそうな香りがしますね!」
肉の焼ける香ばしい香り、豚骨の濃厚な香り。中洲エリアの屋台街に着いた架間・透空(天駆翔姫・h07138)にとって、あちこちから誘惑ばかり。
あれも食べたい、これも食べたい。よく食べる方と自認しているからこそ、ここまで来たなら気になるものをたくさん食べるぞ!と気合いを入れていた。
「っと、これは……焼きラーメン? 初めて聞きますけど、一体どんなお味なんでしょう」
どの屋台で食べようかと悩んでいたところで、目に入った焼きラーメンの文字に首を傾げる。普通のラーメンとの違いが何なのか気になると、透空は早速屋台の暖簾をくぐった。
「すみませんっ、焼きラーメンください!」
「焼きラーメンだな!ちょいと待ってな!」
空いてる席に腰掛け、焼きラーメンを作る工程も少し覗いてみる。茹でた麺を豚骨スープでしっかり炒め、豚バラやキャベツ、もやしと炒めて、トッピングに紅しょうがやネギ、白ごまを散らして完成。
出来たて熱々の焼きラーメンが目の前に置かれると、香ばしい香りが透空の空腹を更に刺激した。
「こ、これが焼きラーメン! すごく美味しそうですね! いっただきま〜〜〜〜す!!!」
ぱちんっと手を合わせてから、割り箸を手にして早速一口食べてみる。スープがないのもあり伸びにくいのはもちろん、麺に染み込んだ豚骨の旨味が口いっぱいに広がると、あまりの美味しさに思わず頬を押さえた。
「むむ……これは! 焼きそばとはまた違った食感ですね。麺に豚骨ラーメンの旨味が凝縮されているというか、なんといいますか……ラーメンだけど、焼きそばじゃないんですよね。汁はないけど、お味はまさしく豚骨ラーメンのそれで! 麺が伸びないラーメンって思うと、これを発明した人は本当に凄いなって思います」
これはこれで何杯も食べれそうと思いながら食べ進めていると、ひょっこりと『茉莉花の妖魔精』達が姿を現した。
『ねぇねぇ、私達とお茶しない?』
『私達の美味しいお茶、めしあがれ〜♪』
「おっと、ありがとうございます、親切な妖精さん!」
まさかお茶のおもてなしまでしてくれるとは!と嬉しそうにお礼を伝えてから、淹れたての|茉莉花茶《ジャスミンティー》を飲んでみる。こってりな焼きラーメンを食べた後なのもあり、スッキリとしたお茶の味わいが口の中をリセットしてくれて。これは無限ループになりそうと思いながら、透空は幸せそうに食べ進めた。
「とっても美味しかったです! ごちそうさまでした!」
手を合わせてから店主と『茉莉花の妖魔精』達へお礼を伝えれば、透空は席を立って歩き出す。
いっぱい食べてスタミナつけて、まだまだ続く戦いに備えるべく屋台街でグルメを堪能しようと再び屋台選び。
この賑わいを失わせない。
──その決意を胸に秘めていた。
🔵🔵🔵 大成功
