⑪Summer Castle Shopping!
●真夏のお城
王劍『ファルの心髄』に呼ばれた、新たなる|王権執行者《レガリアグレイド》――魔物達の聖母『ユリア・クラウディウス』。彼女の手によって、ららぽーと福岡はモンスター城へと変貌していた。
ユリア・クラウディウスの元へ向かうには、蔓延るモンスターを倒して進まなければいけない。とはいえ、元々広い建物がモンスター城へと変化したことにより、現れるモンスターも様々。
危険なモンスターから、無害なモンスターまでがこの城を闊歩している。更には、取り込まれたショッピングパーク内部も、なんだかんだで営業していたりして。
夏真っ盛りの今、主戦力は水着に浴衣、そして夏コスメ! ずらりと並んだ色とりどりの水着は、シンプルなものから優美なもの、スポーティーなものまで揃っており、種類も豊富。
浴衣は和風なものから、少しばかり洋装を取り入れたものまであり、小物も和洋折衷なんでもござれで、なんとも幅広いコーディネートを楽しめそうだ。
夏コスメは夏の新色が豊富に揃っていて、虹色に煌めくアイシャドウやうるつやリップ、汗や水に強いウォータープルーフコスメなどが所狭しとディスプレイされている。
そんな夏物がぎっしりと集められたフロアで、楽し気に飛び回るのは煌めく妖精翅を持つ『フェアリー・ラビット』達。気に入った商品を手にし、思い思いに組み合わせては楽しんでいるようで――。
●お買い物大冒険
「皆、お買い物って好き? 僕は大好きなんだけど!」
鷲宮・セト(人間爆弾のジェネラルレギオン・h09024)がそう言って笑うと、これは星詠みでわかったことなんだけど、と前置きをして話し出す。
魔物達の聖母『ユリア・クラウディウス』の手により、ららぽーと福岡がモンスター城になってしまったこと。そして、『フェアリー・ラビット』という可愛らしい妖精兎がショッピングパーク内のとある売り場で、群れを作っていること。更には、そこを突破しなければユリア・クラウディウスが待つ城の奥へは進めないこと。
「なんかね、その売り場をすっごく気に入っちゃってるらしくって」
どんな売り場を気に入ったのかといえば、夏の季節商品売り場。夏真っ盛りということもあり、水着に浴衣、夏コスメなどが広く展開されているのだとか。
「倒して進めばいいじゃん? って思うかもだけど、そうなると周囲の売り場にも影響が出ちゃうんだよね。何より、フェアリー・ラビット達は基本的に無害な子達みたいだから、できれば穏便に切り抜けたいなって思うんだよね~」
水着や浴衣、夏コスメを選んでいれば、フェアリー・ラビットがあなたに似合う物を考えて、選んで届けてくれたりもするらしい。
「今は水着や浴衣の季節だからね、新調するのもいいんじゃないかな!」
フェアリー・ラビット達も、皆が楽しんでいるのを見れば満足して大人しく道を開けてくれることだろう。
買い物を楽しんで道が開けるなら、これって一石二鳥じゃない? なんて笑って、セトはららぽーと福岡に向かうEDEN達を見送るのだった。
マスターより
波多蜜花閲覧ありがとうございます、波多蜜花です。
こちらのシナリオは『ゾディアック継承戦争』、⑪ららぽーと福岡城のシナリオとなっております。夏のショッピングを楽しんでくださいませー!
●プレイングボーナス
モンスター城の危険な仕掛けに対処する。
●できること
夏のショッピングを思う存分楽しんでください。水着や浴衣、夏コスメ以外のお買い物もOKです。夏のショッピングパークにありそうなものであれば問題ありません。
フェアリー・ラビットに選んでほしい方は、🐰の絵文字をプレイングの冒頭に入れてくだされば、こちらで選ばせていただきます。お好みに沿わない場合もあるかと思いますが、ご愛敬ということでご容赦いただければ幸いです。
●プレイング受付期間について
公開と共に受付いたします、受付締め切りはタグやX(Twitter)でお知らせ予定です。
●同行者がいる場合について
同行者が複数の場合【共通のグループ名か旅団名+人数】でお願いします。例:【夏3】
プレイングの失効日(連撃数)を統一してください、失効日が同じであれば送信時刻は問いません。朝8:31~翌朝8:29迄は失効日が同じになります(プレイング受付締切日はこの限りではありません、受付時間内に送信してください)
公序良俗に反するプレイングは反映されないか、不採用となる場合があります。成年済みの方の飲酒・喫煙は可能ですが、容姿が成年に見えない等の場合は反映されないかもしれません。あらかじめ、ご了承くださいませ。
また、戦争シナリオということで、流れてしまうこともあるかと思います。全採用で進めてまいりますが、流れてしまった場合はこちらのキャパ不足だと思っていただければ……!
それでは、皆様のプレイングをお待ちしております!
114
第1章 集団戦 『フェアリー・ラビット』
POW
ワンド・アタック
【杖】を用いた通常攻撃が、2回攻撃かつ範囲攻撃(半径レベルm内の敵全てを攻撃)になる。
【杖】を用いた通常攻撃が、2回攻撃かつ範囲攻撃(半径レベルm内の敵全てを攻撃)になる。
SPD
ラビット・ハウリング
視界内の全ての敵に、防御不能の【鳴き声】を放つ。命中した対象はレベル秒間、発動者が指定した方向が「下」になる(対象毎に異なる方向を指定可能)。
視界内の全ての敵に、防御不能の【鳴き声】を放つ。命中した対象はレベル秒間、発動者が指定した方向が「下」になる(対象毎に異なる方向を指定可能)。
WIZ
エレメンタル・ライトニング
【雷】属性の弾丸を射出する。着弾地点から半径レベルm内の敵には【爆発】による通常の2倍ダメージを与え、味方には【帯電】による戦闘力強化を与える。
【雷】属性の弾丸を射出する。着弾地点から半径レベルm内の敵には【爆発】による通常の2倍ダメージを与え、味方には【帯電】による戦闘力強化を与える。
暁・蓮月🐰◎
兎の妖精、すごく可愛い
戦わなくて済んで良かったよ
それにしてもまさか戦場で買い物することになるなんてね
売り場が夏一色で見てるとなんだかウキウキする
妖精たちが気に入るのもわかるよ
えっと、水着が欲しいかな
まだ泳いだことないんだけど興味があって
上に羽織るものやサンダルも合わせて買いたいな
選んでくれる?
俺は青色とか寒色系が好き
紫も好きだけどこれって寒色だっけ?
ファッションには疎いんだよね
選んでもらえるの助かる
君は何色が好き?
好きな色を教えてもらえたらその色のシュシュかリボンを兎の耳につける
これは俺からのプレゼントだよ
素敵なものを選んでくれたお礼に
ふふ、可愛いね
……お代はレジに置いておけばいいかな
●妖精兎にお任せ!
夏らしい飾りつけがされたフロアを飛び回る『フェアリー・ラビット』の姿を目にし、暁・蓮月(霧中之蓮・h12991)は美しい青い瞳を瞬かせる。
「……すごく可愛い」
光を受けて煌めく妖精の翅を背に、桃色の兎が楽しそうにしているのはモンスターといえど和む景色だ。
「こんなに可愛い妖精と戦わなくて済んで良かったよ」
ここで夏物を選んでいれば満足して道を開けてくれるなら、それに越したことはない。フェアリー・ラビット達を驚かさないように歩きつつ、それにしてもと蓮月は笑みを浮かべる。
「戦場で買い物することになるなんてね」
思ってもみなかったことだけれど、しばしの息抜きになるかもしれないと、蓮月は何を見ようかと視線をあちらこちらへと向ける。夏一色に染まった売り場は見ているだけでも心が浮き立ってくるもので、なんだか足取りも軽やかだ。
「夏物といっても色々あるんだね」
浴衣に水着、涼しげな洋服やアクセサリーなどの小物まで多種多様。どれかひとつ見るならば、水着がいいだろうかと蓮月が立ち止まっていると、フェアリー・ラビットがふわふわと寄ってきて、何か欲しいものがあるの? というように小首をかしげて蓮月を見上げる。
「えっと、水着が欲しいかな。まだ泳いだことないんだけど興味があって」
今年の夏は泳ぐ機会もありそうだから、水着はきっと必要だろうと思い、そう伝えるとフェアリー・ラビットがこっちだと蓮月の手を引っ張った。
連れてこられたのは男性向けの水着が揃っているコーナーで、数え切れないほどの水着がハンガーに掛けられている。
「どんなものがいいのかわからないんだけど、上に羽織るものやサンダルも合わせて買いたいな。選んでくれる?」
助けてくれたら嬉しいと蓮月が言えば、フェアリー・ラビットが長い耳をぴこりと揺らし、まずは蓮月に似合いそうな水着を幾つか持ってきてくれて、その中から蓮月が好みのものを指さしていく。
「俺は青色とか寒色系が好きかな。紫も好きだけど、これって寒色系だっけ?」
首を傾げた蓮月と同じように首を傾げたフェアリー・ラビットが、彼が選んだものの中から組み合わせて選んだ一式をハンガーラックへ掛けて、これでどう? と胸を張る。
「俺、ファッションには疎いんだけど、これが素敵な組み合わせなのはわかるよ」
水色をベースにし、藍色へとグラデーションしていく生地に流水紋の刺繍が入ったサーフパンツ。薄いシフォン素材を使った羽織は藤色で、飾り紐が吉祥結びになっている。サンダルは厚底の濃紺色をしたスポーツサンダルで、ベルト部分にさりげない金の飾りが付いていた。
「ありがとう。ね、君は何色が好き?」
好きな色を聞かれ、フェアリー・ラビットは迷いなく赤色を前足で示す。
「赤? じゃあ、これ」
夏の小物が並ぶ中から、赤色のシュシュを選んで蓮月がフェアリー・ラビットの耳に付けてやる。
「これは俺からのプレゼントだよ」
素敵なものを選んでくれたお礼だと言うと、フェアリー・ラビットが嬉しそうに宙をくるりと舞う。
「ふふ、可愛いね」
ひらひら、ふわふわと舞うフェアリー・ラビットを眺めつつ、お代はレジに置いておけばいいかな、と蓮月は微笑むのだった。
🔵🔵🔵 大成功
アイン・スフィア🐰
買い物をするだけで解決……。おー、誰も痛い思いをしなくて済むのは素晴らしいですね!
わたくしも、ようやく人間の姿への変身が上達してきましたので、秋にはきっと浴衣を着る事が出来ると思っているんですよ。
ですから、今のうちに選んでおくのは決して無駄にならないはず!
わぁ~、とても力の入った刺繍。素敵な浴衣ですね! 水着……は、間に合わないので。あと……日傘とか見ましょうか?
とはいえ、わたくしは人間ではありませんから、感性が不安ですね。ここはフェアリー・ラビットさんのチカラをお借りしましょう!
好きな人の隣に並ぶときには、お洒落をしたいものです。そうすれば、相手が喜びますからね。
●お洒落のいろは
ららぽーと福岡ならぬ、ららぽーと福岡モンスター城へと足を踏み入れたアイン・スフィア(在らざる・h00834)は、頭部を覆うように被ったフードの虚空から生えた三つの翼をきゅるんと回す。
「買い物をするだけで解決……。おー、誰も痛い思いをしなくて済むのは素晴らしいですね!」
危険なモンスターのいない道、更には夏物の買い物まで出来てしまうなんて!
「浴衣はどこにあるのでしょうか」
人のような姿をとってはいるが、人型の輪郭をしているにすぎない。触れられたところで、人のような温みも質量もない人間災厄――浴衣なんて着られるはずもないのだけれど。
「わたくしも、ようやく人間の姿への変身が上達してきましたので、秋にはきっと浴衣を着る事が出来ると思っているんですよ」
るんるん気分で歩を進める彼、どうやらひっそりこっそり練習してきた人化が上手くいっている様子。最初の頃は頭だけ大きかったり、手足が長すぎたりと、苦労したんですよね、なんて呟きながらもご機嫌で浴衣のコーナーの前で足を止めた。
「ですから、今のうちに選んでおくのは決して無駄にはならないはず!」
あわよくば、恋人とお揃いとか……! とまで考えて、恥ずかしくなったのか三つの翼が扇風機ばりに回りだす。
「いえいえいえ、そんな、恐れ多いと申しますか、ええ、でもいいよって言ってもらえたら……!」
いいな~~と照れながら、揺れる浴衣を覗き込んだ。
「わぁ~、とても力の入った刺繍。素敵な浴衣ですね!」
黒地に流水と桜の花びらが刺繍された浴衣や、シンプルながら肌触りも良いしじら織りの浴衣にランダムな縞模様の浴衣。男性用ゆえに華やかさはないけれど、帯や小物を合わせて個性を出すのもセンスの見せ所だ。
「あとは日傘とか見ましょうか……あ、水着」
きゅるんと回転した翼の瞳が僅かに見張り、煌びやかな水着コーナーに視線が吸い寄せられる。
「水着……は、間に合わないので」
人化の練習も佳境だけれど、完璧にするにはもう少し時間が足りないのだ。
「来年は、たぶん……」
恋人がいいよ、と言えば喜んで! なのだが、海とか好きだろうか、今度聞いてみようと思いながら、アインは浴衣に視線を戻す。
「とはいえ、わたくしは人間ではありませんから……」
ちょっと感性が不安なんですよね、とアインはふわふわ飛んできた『フェアリー・ラビット』を見遣った。
「! そうです、ここはフェアリー・ラビットさんのチカラをお借りしましょう!」
呼びかけられたフェアリー・ラビットが、耳を揺らしながらアインのところへやってくる。
「あのですね、わたくし好きな人の隣に並ぶときに、お洒落をしたくて」
そうすれば、相手が喜んでくれるんですと照れたように言えば、フェアリー・ラビットが任せてというように浴衣に帯に小物にと幾つか選んでくれる。
「わ、これも素敵ですね。こちらも……」
藍染された生地に、波と千鳥の模様。それに白の角帯と黒の下駄、おまけに扇子も揃えれば恋人の隣に立っても恥ずかしくないはずだと、アインがフェアリー・ラビットにお礼を言って、次は恋人へのお土産だと更に張り切るのであった。
🔵🔵🔵 大成功
オッター・リバーライツ🐰
〇考え
わぁわぁ、かわいいうさぎさんだねもふもふだねぇ
でも、かわうそさんももふもふさなら負けてないのよぉ。ふふふー
えー?かわうそさんに、お服選んでくれるのぉ?うれしーぃ♪
それじゃあねぇ、かわうそさんに似合いそうな浴衣を選んでほしぃなぁ
去年はねぇ、きゃわゆいふりふりな奴だったからぁ
今年はかわうそさんのすらっとぼでーに合う感じのがいいかなぁ
えへへー、よろしくねぇ🦦✨
〇行動
兎さんに浴衣を選んでもらいます。
変化してサイズが自由なかわうそさんなので
サイズ的には子供サイズなら着られます。
デザインはどんなのでもOK,なんでもにっこりぃなかわうそさんです。
アドリブも歓迎
●かわいくって、もふもふで
モンスター城と化したららぽーと福岡の中をぽてぽて、とてててて、と悠々進むのは、かわうそ姿のオッター・リバーライツ(いつもふんわりまったりぃ・h00218)である。
目指すは魔物達の聖母『ユリア・クラウディウス』のいる場所だけれども、そこへ向かうには『フェアリー・ラビット』達がいる夏の季節商品売り場を突破しなくてはならない――ということで、妖精兎さんと一緒にお買い物、なのである。
「わぁわぁ、かわいいうさぎさんだねもふもふだねぇ」
ふわふわ、もふもふの妖精兎が売り場を飛んでいる姿に、オッターがうふふと笑う。
「でも、かわうそさんも……」
浴衣コーナーの前で立ち止まり、オッターがえっへんと胸を張り。
「もふもふさなら負けてないのよぉ。ふふふー」
と、しゅっとした尻尾をぱたりと振れば、フェアリー・ラビットも気になったのか耳を揺らして寄ってくる。
「もふもふともふもふねぇ」
なんとなく気が合ったのか、互いにハイタッチをするとフェアリー・ラビットが浴衣、選ぶ? と言うように浴衣の前で妖精翅を羽ばたかせた。
「えー? かわうそさんに、お服選んでくれるのぉ? うれしーぃ♪」
沢山あると、どれにしようか迷っちゃうのよねぇとオッターが笑い、フェアリー・ラビットを見上げる。
「それじゃあねぇ、かわうそさんに似合いそうな浴衣を選んでほしぃなぁ」
去年の浴衣はとっても可愛らしいフリル満載の浴衣だったから、今年は――。
「かわうそさんのすらっとぼでーに合う感じのがいいかなぁ」
もふもふすらっとぼでーに似合う浴衣、とオーダーを受けたフェアリー・ラビットが浴衣を探すためにぱたぱたと飛んでいく。
「えへへー、よろしくねぇ」
きらきらの笑顔で見送って、オッターも何か素敵な小物がないかと眺めていれば、両手に浴衣を抱えたフェアリー・ラビットが戻ってくる。
「わぁわぁ、かわいい浴衣!」
フェアリー・ラビットが選んでくれたのは、生成り地にオレンジや桃にチェリー、キウイなどのフルーツ柄の浴衣。帯はオーガンジーの兵児帯で、赤と黄色の二色を半々に重ねて背中で花結びにすれば可愛いこと間違いなしだ。
下駄はオッターの可愛いかわうその足では難しいかもと考えたのか、鼻緒のないサンダル風の下駄。インステップバンドの部分に、帯と同じオーガンジー素材で出来たリボン飾りがあり、足元が華やかになるとオッターがつぶらな瞳を輝かせた。
「どーってもかわいいわぁ♪ ありがとうねぇ、うさぎさん」
この浴衣セットになら、さっき見ていた苺の髪飾りやレース模様が美しい巾着も合うだろう。なんて素敵なお買い物ができたのだろうかと、オッターはうきうきした気持ちで買い物を済ませ、フェアリー・ラビット達に手を振りながら夏物売り場を後にした。
🔵🔵🔵 大成功
架間・透空🐰
※アドリブ連携等歓迎
おっかいもの♪おっかいもの♪
私、お買い物だいすきですっ!
しかも今回はかわいいウサギさんが
私の夏コスメ、選んでくれるんですか!?
へへへぇ……是非是非、お願いしますっ!
(ぺこり、と頭を下げながら)
もちろん、浴衣とか水着もコーデしてくださるのなら、喜んでっ!
私もうさちゃんさん達のファッション審美眼、参考にしたいのでっ!
ふふっ♪
私以外の人に選んでもらうなんて……
とっても楽しみですっ!
どんなコーデ、夏コスメが来たとしても、ルンルン気分で喜んじゃいますよっ!
なんならそのコーデ・夏コスメを選んだ理由について根掘り葉掘り聞いてしまうかも!
私も、ファッション大好きなのでね!
●夏ファッションにときめいて
「おっかいもの♪ おっかいもの♪」
夏物の買い物ができると聞いて、モンスター城と化したららぽーと福岡の内部を足早に進んでいけば、架間・透空(|天駆翔姫《ハイぺリヨン》・h07138)の目の前に広がったのは夏物の売り場と、そこに並んだ商品の間を楽しそうに飛んでいる『フェアリー・ラビット』達の姿。
「わぁ、夏物がたっくさん!」
お買い物が大好きだという彼女の前に広がるのは、まさにパラダイス。しかも、今回は可愛い妖精兎がお買い物のお手伝いをしてくれると聞いて、透空のテンションは夏の気温よりも高いくらいだ。
ふわふわ、ひらりと飛んできたフェアリー・ラビット達と目が合えば、何か選ぶ? と言うようにフェアリー・ラビットの赤い瞳が瞬く。
「私の夏コスメ、選んでくれるんですか!? へへへぇ……是非是非、お願いしますっ!」
ぺこりと頭を下げた透空の周りとくるりと飛んで、フェアリー・ラビットが選んでくれたのは煌めく夏空のようなアイシャドウのパレット。夏の日差しのようなシャンパンベージュ、抜けるようなライトブルーと鮮やかなサマーブルー、柔らかなコーラルピンクの四色がセットされたパレットはクリア素材で、ビジューストーンがあしらわれている。
「か、かわいい……っ!」
こんなのときめくに決まっているじゃないですか、と透空が瞳を輝かせれば、夏らしい血色感を出してくれるピンクリップにチーク、更には白地にブルーの花咲く浴衣と紺地に白の花刺繍の入った帯まで用意してくれて、透空は鏡の前でコスメを試したり浴衣を身体に当てたりと、気分は夏のファッションショーだ。
「うさちゃんさん達の審美眼、あまりにも参考になりますっ」
自分では選ばなかったかもしれない組み合わせや、夏らしいチョイスのコーデに夏コスメ。まるでひと夏の冒険に出掛ける準備のようだと透空の心が弾む。
「あの! どうしてこの夏コスメを選んでくれたんですか!? こっちの浴衣コーデも、理由とか教えてもらえたらうれしいんですが!」
ファッション好きとしてはやはり選んだ基準が知りたくなるもので、透空がキラキラした眼差しをフェアリー・ラビット達へと向けた。
そんな視線を受けて、フェアリー・ラビット達が思わず顔を見合わせる。どうして? なんて、そんな理由はないの! だって直感だもの! と言うようにフェアリー・ラビット達が楽しそうに笑って透空の周囲を飛び回る。
「直感……確かに一目見て惹かれるお洋服なんかもありますもんね!」
ファッションの道は奥が深い……! と頷きながら、透空はフェアリー・ラビット達が選んでくれたもの一式をお買い上げするのであった。
🔵🔵🔵 大成功
ヴォルフガング・ローゼンクロイツ🐰【旅狼】
「トラちゃん(h03015)、ショッピングパークを見に行かないか?もうすぐ誕生日(7/30)だろう?そのあたりで新婚旅行に行かないか?候補として、シチリア島を考えていてさ。水着は必要だろう?」
売り場に到着後、自分の水着も必要だとは考えているが、獣人なので尻尾が干渉しないか?と気にしている。
「どういう水着がいいかなあ?トラちゃんはスタイルがいいし、パレオもあった方のいいだろうか。兎も角は俺は旅行先で、一緒に過ごしたいんだ。」
尻尾がぶんぶんで、感情ダダ漏れ。
「ん?この子(フェアリー・ラビット)達が選んでくれるのか?折角だからお願いしてみるか?」
良さげな水着を選んで貰い会計。
アドリブ歓迎
エレクトラ・テスタロッサ🐰【旅狼】
「ヴォルフ(h02692)、旅行考えてくれてるの?楽しみ!シチリア島かいいわね!じゃ早速、売り場を見に行きましょう!」
腕に抱きついて売れ場に連行(?)。
「ヴォルフの水着は、ボードショーツとかがカジュアルで格好いいんじゃない?ぇ、スタイルが良いって、(顔赤くして)そんなの褒めすぎでしょ。(手を握って)一緒にってそんなの私もよ。」
顔赤くして照れてると、『フェアリー・ラビット』達が寄ってくる。
「ま、まあ私はどんな水着でもそりゃ何でも似合うわよ!?何がいいのかな。この子(フェアリー・ラビット)が選んでくれるの?私が似合うのわかるかしら?」
お任せしてみようかしら、旅行が楽しみ。
アドリブ歓迎
●幸せ色のサマーコーデ
モンスター城と化したららぽーと福岡の内部を歩きながら、ヴォルフガング・ローゼンクロイツ(螺旋の錬金術師|『万物廻天』《イザヴェル》・h02692)は隣を歩くエレクトラ・テスタロッサ(赫霆の薔薇|『神魂合一』《ウニオ・ミスティカ》・h03015)に向けて、何気ない提案をするように唇を開く。
「トラちゃん、ショッピングパークを見に行かないか? もうすぐ誕生日だろう? そのあたりで新婚旅行に行かないか?」
その言葉にぱちりと琥珀色をした瞳を瞬かせて、エレクトラがヴォルフガングを見上げた。
「ヴォルフ、旅行考えてくれてるの?」
「うん、トラちゃんが喜ぶかなって思って」
「~~~! 喜ぶに決まってるわ!」
ぎゅっとヴォルフガングの腕に抱きついて、エレクトラが嬉しい嬉しいと笑みを零す。
「候補として、シチリア島を考えていてさ。水着は必要だろう?」
「シチリア島か、いいわね! じゃあ早速売り場を見に行きましょう!」
楽しみ、と言いながらエレクトラがヴォルフガングの腕に抱きついたまま、ぐいぐいと引っ張って――『フェアリー・ラビット』達が待つ夏物を集めた売り場へと到着したのである。
今年の流行から定番のものまで、ぎっしりと集められた夏物売り場の中、二人はお目当ての水着のコーナーで立ち止まり、どれがいいかと悩みだす。
「トラちゃんの水着が一番の重要事項だけど、俺も選ばないとなぁ」
でも、この尻尾が干渉しない水着なんてあるだろうかと、ヴォルフガングが賢狼獣人の証でもある尻尾を揺らす。
「どういう水着がいいかなあ?」
「ヴォルフの水着はボードショーツとかがカジュアルで格好いいんじゃない?」
街着としても使えるボードショーツは、シチリア島でもきっと大活躍だとエレクトラが頷く。
「じゃあ、俺のはボードショーツで考えようか。トラちゃんはスタイルがいいし、パレオもあった方がいいだろうか」
「ぇ、スタイルが良いって、そんなの褒めすぎでしょ」
ナチュラルに褒められて、エレクトラが頬を赤くして水着からヴォルフガングへと視線を向ければ、彼の表情はいたって真面目。
「褒めすぎなんてことはないんだぞ、トラちゃんはスタイルも性格もいい。兎も角、俺は旅行先でトラちゃんと一緒に楽しく過ごしたいんだ」
「ヴォルフ……一緒にって、そんなの私もよ」
ぶんぶんと揺れるヴォルフガングの尻尾からは、エレクトラが大好きでしょうがないのだという感情が読み取れて、エレクトラも自分の気持ちを伝えるように彼の手をぎゅっと握りしめた。
そんなラブラブな彼らに対して、興味津々といったフェアリー・ラビット達が姿を見せる。
「ヴォルフ、この子達が似合う水着や夏物を選んでくれるっていう妖精兎達じゃない?」
「ん? この子達が選んでくれるのか? 折角だからお願いしてみるか?」
「いいわね、素敵な水着を選んでくれそう」
「トラちゃんはどんな水着だって似合うんだぞ」
「ま、まあ私はどんな水着でも、そりゃ何でも似合うわよ!?」
顔を赤くしつつもエレクトラが胸を張り、どんな水着だって着こなしてみせるわよと言うと、フェアリー・ラビット達が選んだ水着を持って戻ってくる。
ヴォルフガングに渡されたのは、シンプルながらスタイルの良さが際立つ黒のボードショーツで、サイドに赤いラインが入っている。上着はボルドーのシャツで、普段から赤い色を好んで着ているヴォルフによく似合っていた。
「いいじゃない、素敵よヴォルフ。私のは……白い水着ね」
エレクトラも普段からヴォルフガングと揃いの色でもある赤を好んでいるのに、どうして白なのかと思いつつ、水着を当ててみれば――。
「トラちゃん、ウェディングドレスみたいだな。すごく綺麗だ」
それはウェディングドレスに見立てた白の水着、ビキニの胸元は白いリボンで結ばれ、繊細なレースで作りこまれたパレオはまるでドレスのトレーンのようにも見えて、ヴォルフガングが見惚れるのも当然といったところだろうか。
「本当に似合ってる?」
「もちろんだ、世界一似合ってるぞ」
ヴォルフガングが褒めると、フェアリー・ラビット達が二人を祝福するように飛び回る。
「嬉しい。旅行が楽しみね、ヴォルフ」
「すごく楽しみなんだぞ」
フェアリー・ラビット達が選んでくれた水着を抱え、お会計を済ませ――幸せいっぱいの彼らは旅行の計画を話し合いながら、モンスター城の奥へと向かう。
さっさとこのららぽーと福岡を元に戻し、旅行へ行くために――!
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功
🐰
きなこは何か欲しいのある?
肩乗りのチンチラに話し掛けながら
ち!と指したのはひまわりの種
食べ物かーーだよね
俺はあんまり物欲が無いし
きらきらのコスメも覗いてみるけど
男だから詳しくないし
あ、この桜色リップ可愛いね
んー……浴衣は少し着てみたいかな
きっと|猊下《あるじ》も着たら素敵だろうし
隣に並んでも恥ずかしくないような…
ね、其処の可愛いウサギたち
浴衣でも良いし、合うような小物でも
何か見繕って欲しいな
きなこも何か夏の装いかアイテム買ってあげよっか
選んだくれたものはすぐに試着や身に着けてみて
どうかな。似合う?
ありがと、ってウサギ達にもお礼の代わり
アイスを差し出して
一緒に食おうよ
たまには買い物も楽しいね
●夏を彩る日のために
可愛らしいチンチラを肩に乗せ、モンスター城と化したららぽーと福岡を進むのは黒瑪瑙の髪を揺らすラビィナ・クラウディオス(Onyx blood・h12925)だ。
「ここが|件《くだん》の夏物売り場だね。きなこは何か欲しいのある?」
きなこ――肩に乗せたチンチラに話しかければ、ぴるぴると耳を震わせて『ち!』ときなこがひまわりの種を指す。
「食べ物かーー、だよね」
うーん、とラビィナが腕を組み、どうやってこの夏物売り場を突破しようかと考える。
「俺はあんまり物欲がないんだよね」
キラキラとした夏コスメの売り場も覗いてみるけれど、生憎と自分は男でそこまで興味があるわけでもないし、詳しくもないから欲しいと思うものもない。
「あ、この桜色リップは可愛いね」
これくらいなら普段から使えるかもしれないかな? なんて思いつつ、ラビィナは他のものはないかと売り場を進んでいく。
「んー……浴衣は少し着てみたいかな。きっと|猊下《あるじ》も着たら素敵だろうし、隣に並んでも恥ずかしくないような……」
ずらりと並んだ浴衣は男性ものに女性もの、それに|ユニセックス《男女兼用》なものまでと幅広く取り揃えられていて、全部見るだけでも時間が足りないくらいだ。
「俺に似合う浴衣を探すだけで日が暮れそうだね」
休日であればそれもまた、といったところだが今は戦争中でもある。さてどうしようかと思ったところで、浴衣の海を泳ぐように飛び回る『フェアリー・ラビット』達の姿を見つけ、そういえば似合うものを選んでくれるのだっけとラビィナが彼らに声を掛けた。
「ね、其処の可愛いウサギたち。浴衣でも良いし、合うような小物でもいいから、何か見繕って欲しいな」
可愛い? わたしたちのことね? とフェアリー・ラビット達が寄ってきて、ラビィナを上から下まで観察すると似合うものを探す為に飛んでいく。
「きなこも何か夏の装いかアイテム買ってあげよっか」
その言葉にぶんぶんと尻尾を揺らしたので、何かないかとラビィナが探しているとフェアリー・ラビット達が戻ってくる。彼らが選んだのは黒地でシンプルながらも、裾に夜空の星が|鏤《ちり》められたもの。帯は白銀の兵児帯で、飾り結びによって可愛らしくも凛々しくもできそうだ。下駄は台も鼻緒も黒で、シルバーのネイルと一緒に差し出される。
「あとは……うちわ? 背中に挿したりするんだね」
フェアリー・ラビット達のジェスチャーやマネキンを使ったレクチャーにラビィナが頷く。
「これをこうして……どうかな、似合う?」
試着してみせると、フェアリー・ラビット達から小さな拍手が巻き起こった。
「ありがと。そうだ、これあげるね」
お礼、とアイスを差し出せばフェアリー・ラビット達が嬉しそうに飛び回る。
「一緒に食おうよ」
浴衣一式のお買い上げを決めたラビィナがいつもの服に着替え、アイスを食べながら頷く。
「たまには買い物も楽しいね」
きなこには新しいリボンを買おうかと、肩の上のチンチラの頭を撫でた。
🔵🔵🔵 大成功
不忍・ちるは🐰
フェアリー・ラビットさんこんにちわ
季節限定の売り場ってわくわくしますよね
ぜひ私にもおすすめを選んで頂けますでしょうか?
今日は浴衣と浴衣に合うマニキュア狙いです
去年はうすい山吹色のような落ち着いた浴衣なので
明るい…?いえでも目立つよりはしっとりと…?
並んで歩く御仁は渋めのお色かと思うので
少しおとなっぽい雰囲気もいいなあと思います
ネイルは学校で有機溶剤を使うので
すぐ落とせるマニキュアやチップにしたいです
夏らしい新色やおすすめカラーはありますか?
フェアリー・ラビットさんのはねのような
きらきらな透明なオーロラカラーもすてきです
お話しながらのお買い物は捗りますね
素敵なお品のご提案ありがとうございます
●彼の隣で、夏を纏って
季節限定、なんてときめく言葉だろうかと胸を弾ませて、不忍・ちるは(ちるあうと・h01839)はモンスター城と化したららぽーと福岡を難なく進む。目当ては『フェアリー・ラビット』達がいるという、夏物が集められたフロアだ。
「ここが……! 夏っぽさ溢れるディスプレイですね」
青に黄色、夏空に向日葵を連想させるような色が溢れ、その空間をフェアリー・ラビット達が飛び交っている。
「フェアリー・ラビットさん、こんにちわ」
敵意が無いことを示すように、ちるはがゆっくりと彼らに近付けばフェアリー・ラビット達が興味深げにちるはへと近寄った。
「季節限定の売り場ってわくわくしますよね、ぜひ私にもおすすめを選んで頂けますでしょうか?」
ぜひ! とちるはが意気込めば、フェアリー・ラビット達が嬉しそうに耳をぴこぴこと動かす。
「お願いできるなら、浴衣と浴衣に合うマニキュアをですね」
ちるはの要望を聞き入れて、フェアリー・ラビット達が品物を探す為に飛んでいく。待っている間に、ちるはもずらりと並んだ浴衣を眺めて歩く。
「去年はうすい山吹色のような落ち着いた浴衣でしたから、今年は明るい……いえ、でも目立つよりはしっとりと……?」
浴衣を眺めながら思うのは、浴衣を着た自分の隣を歩く彼のこと。
「きっと渋めのお色でしょうから、それに合わせるのもいいですよね……少しおとなっぽい雰囲気も……」
ダンディで大人な雰囲気を持つ彼の隣に並ぶなら、おとなっぽく攻めるべきか。
「あれ、でもどちらの姿で浴衣を着るんでしょう」
人の姿と、いつもの姿と――そう考えて、どちらでも渋いお色なのは間違いないと、ちるはが頷いたところでフェアリー・ラビット達が戻ってくる。
「ありがとうございます!」
早速、選んでくれた浴衣を身体に当てて鏡の前に立つ。
「わあ……!」
生成り地に、|黄支子《きくちなし》色と紺のレトロな縦縞が大人っぽくもあり、ちるはらしい元気さもあって。帯は二種類、紺の兵児帯で大人可愛くか、紺と黄色のリバーシブルになった半幅帯を両方の色が見えるように結んで大人っぽくか。
「すごい、迷っちゃいますね」
全部買って、その時の気分でもいいかもしれないと、ちるはは財布の紐を緩めていく。
「次はネイルなのですが、夏らしい新色やおすすめカラーはありますか?」
学校で有機溶剤を使うから、すぐ落とせるマニキュアやチップにしたいのだと説明すれば、これもいい、あれもいいと様々なマニキュアがちるはの前に並ぶ。
「今年の流行はグリッターやシアーカラーなんですね」
きらきらと夏の輝きを纏ったマニキュアは色とりどり。偏光パールが煌めくピンクも、夏の空と海のようなブルーも、夏の陽射しのようなオーロラカラーも、どれもちるはの指先を可憐に彩ってくれるだろう。
「フェアリー・ラビットさんのはねのような、きらきらな透明なオーロラカラーもすてきです」
お話しながらのお買い物は、どうしてこんなにも捗ってしまうのか。
「素敵なお品のご提案ありがとうございます」
更に緩んでいく財布の紐を感じながら、ちるははフェアリー・ラビット達にお礼を言いつつ、両手いっぱいの夏物に満足そうに笑みを浮かべたのであった。
🔵🔵🔵 大成功
竜雅・兎羽◎🐰
あらまあ素敵な兎さん達♪
折角なので浴衣を見ていきたいと思っています。
フェアリー・ラビットさんに選んでもらえると嬉しいです♪
私の浴衣は護霊「竜兎」とお揃いで着る予定なので
竜兎と私に似合いそうなのをお願いしたいです。
楽しみですね、竜兎♪
それにしても可愛らしい兎さん達です
戦わずに済んでよかった…さすがに攻撃するには胸が痛みますから…
兎さんには親近感がありますから、こうして友好的で助かりました
ショッピングで解決というのも不思議な気分ですが…
こうゆう事もあるのですね
ふふ、こんな平和的な解決方法があるなんて、たまにはいいものですね
いつもこんな風ならいいのに、なんて…
思うくらいは悪くはないですよね
●たまには平和なひと時を
ららぽーと福岡、本来ならばゆっくりと遊びに来たい場所だけれど、今は魔物達の聖母『ユリア・クラウディウス』の手によってモンスター城へと変貌していた。
そんな場所へと足を踏み入れた竜雅・兎羽(歌うたいの桃色兎・h00514)は夏物を集めたフロアを楽し気に飛び回る『フェアリー・ラビット』の姿を見つけ、その愛らしさに思わず微笑む。
「あらまあ素敵な兎さん達♪」
折角の機会だ、浴衣を見ていこうかと兎羽は 護霊「竜兎」と共に浴衣が並ぶコーナーへと向かう。
「そうだ、もしよかったら私と竜兎の浴衣を選んでもらえますか? お揃いで着る予定なのです」
だから、自分と竜兎に似合いそうなものを、とリクエストしてみれば、フェアリー・ラビット達は張り切って妖精翅を羽ばたかせ、浴衣を吟味していく。
「楽しみですね、竜兎♪」
兎のような、竜のような、不思議な護霊の竜兎も、兎羽に同意するようにぴょんと跳ねる。そんな竜兎を撫でていると、フェアリー・ラビット達が浴衣を抱えて戻ってきた。
「まあ、白い浴衣なのですね」
白地に大きなピンクの薔薇模様が描かれた浴衣は、ピンク色の髪をした兎羽とピンク色の竜兎によく馴染んでいて、何とも可愛らしい。それに合わせるのはピンク色の兵児帯、背に薔薇が咲くように結べばより一層華やかになること間違いなしだ。
「それと、これはレースの手袋と足袋ですね?」
レースで編まれた手袋と足袋は兎羽の白い肌が透けて、ほんの少しのセクシーさと甘い雰囲気を両立させている。試着をした兎羽と竜兎をもっと飾り立てようと、色々な髪飾りや巾着なども持ってきてくれて、兎羽はフェアリー・ラビット達のコーディネート力に感心しつつ、好みの物を手に取った。
「私が選ぶものとは違う切り口で、とっても新鮮です」
それに、選んできた品を見て見てと持ってくる姿がとても可愛らしい。
「戦わずに済んでよかった……さすがに攻撃するには胸が痛みますから……」
名前に兎が入っているのもあって、兎には親近感がある兎羽は友好的で助かったと笑う。
「ショッピングで解決というのも不思議な気分ですが……こうゆう事もあるのですね」
モンスター城というから、戦うことも覚悟してきたのだけれど――こんな平和的な解決方法があるなんて。
「ふふ、たまにはいいものですね」
フェアリー・ラビット達が選んでくれた浴衣をお買い上げしようと、両手に抱えながら兎羽はいつもこんな風ならいいのにと胸の奥で呟く。
「……なんて、思うくらいは悪くないですよね」
そう、たまにはこんな、平和があったっていいはず。
「さ、お会計を済ませてしまいましょう、竜兎♪」
そうして、ここを抜けたなら――魔物達の聖母との戦いが待っているのだから。
🔵🔵🔵 大成功
ジャン・ローデンバーグ【渚2】
まっすぐダンジョンに向かうから、何処に行くのかと思った。
へー!こんなとこがあるんだ!
おい、王様を連れてきといて何ぼーっとしてんだよ。
お前誰にでもそれ言ってんじゃねえの?
今日は俺の買い物にバッチリ付き合ってもらうからな!
今年の水着は~……くま……あ、しろくまいいな!涼しそうだし!
これどう?とクリア素材のしろくまパーカーを羽織って
おい、見る前に入れただろ
そんだけ入れたら来年でも全部着るの無理だって
お前は?
去年のピンクは悪役らしくなかったんだ?
ふぅん、黒ね
じゃあ超かっこいいの選んでやる
お前は黙ってれば手足長くてかっけーんだから、シンプルなの選べばいいんだよ
何足止めてんだ。ほら、こっちこっち!
七・ザネリ【渚2】
ガキを連れて買い物に行く
クソカワイイガキが水着を新調するのは夏の風物詩だからな、必然だ。
昨年より少しだけ近くなった視線
思うに、子どもが子どもでいてくれる時間ってのは随分と短いらしい
ジャン、ひとつ困ったことがあってな
お前は何を着せてもクソカワイイ。一つに絞るってのは無理があるだろ……
よって、とりあえずカゴにぶち込め
イイだろ、来年また着りゃいいじゃねえか
俺か?…去年は浮かれアロハだろ
今年こそ、この名悪役に相応しい悪役っぷりを披露しねえとな
とりあえず、………黒か?
なあジャン、どれを着せたいか選んでくれ
そうか
俺は手足が長くてかっけーのか。ひひ、そうかそうか。
……じゃあ、より男前にしてくれよ
●今年の夏も、その先も
ららぽーと福岡がモンスター城となってしまったので、買い物ついでに突破してきてほしいと星詠みから聞き、なるほど? と七・ザネリ(夜探し・h01301)は思う。
夏物があるということは、水着があるということ。そうとなれば、ジャン・ローデンバーグ(裸の王冠・h02072)を連れて買い物に行くのは自然の摂理ともいえよう。
「何故ならばクソカワイイガキが水着を新調するのは夏の風物詩だからな、必然だ」
一息に言いきって、ザネリはジャンを連れてららぽーと福岡に向かうことにしたのだ。
「おい、どこに行くんだ?」
まっすぐに自分の手を引いて城型ダンジョンに向かう彼に、さすがの王様も問いかけざるを得ない。
「買い物」
「ダンジョンで???」
様々なダンジョンがあるから、買い物ができるダンジョンがあってもおかしくはないけれど、それにしたってここ戦場だよな? とジャンは思う。思うけれど、有無を言わさぬ勢いにちょっと押され気味でここまでついてきてしまったのだ。
「此処だ」
「へー! こんなとこがあるんだ!」
確かに道中はダンジョン、モンスター城ではあったが√EDENのショッピングセンターをダンジョン化したのであれば、夏物売り場がそっくり残っていてもおかしくはないだろう、多分。
さて、ジャンを半ば強引に連れてきたザネリはといえば、昨年より少しだけ近くなった視線にひとりしんみりとしていた。昨年買った洋服は、今年は少し丈が短くなっていて来年には着れなくなるのだろう。子どもが子どもでいてくれる時間というものは、随分と短いのだと、今の彼をこの目に焼き付けなくてはと見つめて――ジャンにその背を叩かれる。
「おい、王様を連れてきといて何ぼーっとしてんだよ」
不敬だぞ、不敬、というジャンもカワイイ、写真を撮らなくては。
「なんでカメラを構えるんだよ、買い物なんだろ。今日は俺の買い物にバッチリ付き合ってもらうからな!」
「それはそうなんだが――ジャン、ひとつ困ったことがあってな」
「?」
「お前は何を着せてもクソカワイイ。一つに絞るってのは無理があるだろ……」
だってほら、ここには数えるのも馬鹿らしくなるほどの水着があるのだ。
「お前誰にでもそれ言ってんじゃねえの?」
お前以外の誰に言うんだ、とザネリが口を開くよりも前にどの水着にしようかと歩き出す。
「今年の水着は~……くま……あ、しろくまいいな! 涼しそうだし! これもいいな、こっちも悪くないし」
どうだ? と、まずはクリア素材のしろくまパーカーを羽織って、ジャンがザネリを見遣った。
「よし、とりあえずカゴにぶち込め」
「おい、見る前に入れただろ」
「イイだろ、来年また着りゃいいじゃねえか」
ジャンが気になったものを片っ端からカゴに入れるザネリを見て、ジャンが軽くため息をつく。
「そんだけ入れたら来年でも全部着るの無理だって」
「入れた分だけ出掛けりゃいいだろ」
そして全てを写真に収める、完璧な計画である。
「お前は?」
お前は、と問われてザネリは俺の写真はいらんが――と思ってから写真の話ではないことに気付く。
「俺か? ……去年は浮かれアロハだろ。今年こそ、この名悪役に相応しい悪役っぷりを披露しねえとな」
「去年のピンクは悪役らしくなかったんだ?」
あれはあれで、胡散臭い悪役みがあったのではないかとは思うけれど。
「じゃあ、今年は何色?」
「とりあえず、………黒か?」
「ふぅん、黒ね」
安直ではあるが、確かに悪役といえば黒だな、とジャンが頷く。
「どれがいいんだ?」
どれ、と言われて水着を眺め、その多さにザネリが眉根を寄せた。
クソガキの水着を選ぶのはどれだけでも時間を掛けるけれど、自分の水着となるとそうはいかない。どれも同じに見えてきて、ザネリはジャンに視線を向ける。
「なあジャン、どれを着せたいか選んでくれ」
「じゃあ超かっこいいの選んでやる。お前は黙ってれば手足長くてかっけーんだから、シンプルなの選べばいいんだよ」
「そうか。俺は手足が長くてかっけーのか。ひひ、そうかそうか。……じゃあ、より男前にしてくれよ」
とっておきを選んでやると、水着を掻き分けて進んでいくジャンの後姿をやさしい瞳で見つめていると、くるりと振り向いたエメラルドの瞳がザネリを射抜く。
「何足止めてんだ。ほら、こっちこっち!」
早く、と急かされ、ザネリは男前にしてもらう為に去年より少し背が伸びた王様の後を追うのであった。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功
ララ・キルシュネーテ🌟ラライサ2
🐰
モンスターもショッピング中なのかしら
イサ、浴衣を買いにいくわよ
ふん
本当は嬉しいくせに素直じゃないわね
まぁいいわ
お前らしい
ララは去年はアリスのモチーフの浴衣にしたのよ
今年は正統派な感じもいいかしら
あまりお洋服を選ぶのは得意ではなくて、迷ってしまうの
イサなら可愛いのも着こなせると思うわ
また黒?黒も似合うだろうけれどたまには他の色にしてみるのいいと思うのよ
…イサと、お揃いにするのも素敵だと思っているのよ
む!お前はララの|護衛《女神》 だわ
当然ね
そこのうさぎ、ララ達にも浴衣を選んでもらえるかしら?
小物も合わせたりしたらもっと素敵
うさぎに感謝ね
お揃い浴衣、気に入ったわ
早速買ってこなきゃ
詠櫻・イサ🫧ラライサ2
🐰
店の中にモンスターだらけは異様な光景だな…
ララ、一人でうろちょろするなよ
はいはい、聖女サマは浴衣をご所望なんですねー
じゃ、仕方ないから買い物に付き合ってやる
…そ、そんなわけじゃないから!
嬉しくて、にやけてしまうのを悪態の裏に必死に隠す
ララの浴衣、可愛かったな
洋風のやつ
今年は正統派っていいかも
選ぶの苦手なのか?それは意外だな
俺は…可愛いのよりカッコイイのがいいし
やっぱり黒のがいい
黒と桜のやつ
俺とお揃いに?
はは!聖女サマは可愛いことをいうね!
とはいっても俺も選ぶの苦手なんだよな…お、いい所にフェアリー・ラビットが
俺とララの浴衣を選んでもらおう
ほー、なかなかいいね
俺も気に入ったな
●ニコイチコーデは妖精兎にお任せ!
城型ダンジョンとなったららぽーと福岡の内部を進んでいけば、モンスターの姿がちらほらと目に映る。
「店の中にモンスターだらけは異様な光景だな……」
敵意のあるモンスターに見つかる前に、目的地に向かわなくてはと詠櫻・イサ(深淵GrandGuignol・h00730)は思う。
「モンスターもショッピング中なのかしら? ララもお目当てがあるのよ」
モンスターがショッピングをするならば、ララだってしたいわ。そう、ララ・キルシュネーテ(白虹迦楼羅・h00189)がイサに向かって微笑む。
「さあ、イサ。浴衣を買いにいくわよ」
「はいはい、聖女サマは浴衣をご所望なんですねー。じゃ、仕方ないから買い物に付き合ってやる」
「ふん、本当は嬉しいくせに素直じゃないわね」
「……そ、そんなわけじゃないから!」
イサのことなら、ララはお見通しなのよと視線で返し、ララは前を行く。
「まぁいいわ、お前らしい」
「あっ、一人でうろちょろするなよ」
嬉しくてにやけてしまうのを悪態の裏に隠しつつ、危ないだろ、とイサがララの前に出る。にやけそうになる表情を隠すのにも役立って一石二鳥だと夏物売り場を探して進んでいけば、見つけたのは夏らしい飾りつけがされた浴衣のコーナーだ。
「浴衣がいっぱいあるわね、ここだわ」
女性向け、男性向け、性別を問わぬ浴衣まで、幅広く売り場を展開しているだけあって、売り場は広い。もしかしたら、城型ダンジョンと化した際に広がっている可能性もある。
「去年のララの浴衣も可愛かったな、洋風のやつ」
「ララ、去年はアリスのモチーフ浴衣にしたのよ」
「ああ、アリスっぽかったな」
兎の耳に、持ち手がフラミンゴの和傘、浴衣はエプロンドレス風のミニ浴衣で、ララにとてもよく似合っていた。
「あれもお気に入りだけど、去年とは違うものが欲しいのよ」
ここはやはり正統派な浴衣だろうか、とララはずらりと並んだ浴衣を眺める。
「今年は正統派っていいかも」
「そうでしょう? でも、ララはあまりお洋服を選ぶのは得意ではなくて、迷ってしまうの」
「選ぶの苦手なのか? それは意外だな」
だって、いつもララの洋服は可愛らしく、どれもララに似合うものばかりだから、てっきり得意なのかと思っていたのだ。
「あれもこれも、どれも素敵なのだもの」
迷って、全部お買い上げなんてことも珍しくはない。けれど、この身はひとつなので、浴衣をたくさん買っても困ってしまうでしょう? とララが笑う。
「イサはどんな浴衣がいいの?」
「俺は……カッコイイのがいいし、やっぱり黒のがいい。黒と桜のやつ」
「あら、イサなら可愛いのも着こなせると思うわ。それに、また黒? 黒も似合うだろうけれどたまには他の色にしてみるのもいいと思うのよ」
それに、とララが言葉を続ける。
「……イサと、お揃いにするのも素敵だと思っているのよ」
「はは! 聖女サマは可愛いことをいうね!」
お揃いという言葉にはイサの心も揺れたけれど、それよりもララが可愛くてイサは思わず笑ってしまう。
「む! お前はララの|護衛 《女神》だわ。当然ね」
「はいはい、とはいっても俺も選ぶの苦手なんだよな……」
お揃いの浴衣にすることは決まったけれど、さてどうやって選べばいいのだろうか? と悩んだところで、イサがひらひらふわりと飛ぶ『フェアリー・ラビット』の姿を見つけ、笑みを浮かべた。
「お、いい所に。ララ、フェアリー・ラビットに俺とララの浴衣を選んでもらおう」
「あら、いい考えね」
フェアリー・ラビット達に向かって手を振れば、なぁに? と寄ってくる。
「そこのうさぎ、ララ達にも浴衣を選んでもらえるかしら? お揃いにしたいのよ」
お揃いの浴衣選び! と、フェアリー・ラビット達は喜んで飛び回ると、二人のもとに選んだものを届けてくれた。
「あら、白い浴衣なのね?」
フェアリー・ラビット達が持ってきたのは白地に桜が咲いた浴衣。そして――。
「ピンクと黒のチュール素材の浴衣……?」
イサが首をかしげると、ララが面白いわと微笑む。
「浴衣とチュール素材の浴衣を重ねて着付けるのね」
チュール素材の浴衣は薄く、それだけでは着られないけれど、重ねればお揃いの浴衣でも表情を変えてくれる。
「これならお揃いだし、イサは黒でララはピンクの浴衣になるわ」
「なるほど……帯は普通の帯と兵児帯を重ねるのか」
これなら使う色によって可愛らしくもあり、格好よくもできるはず。それに、アレンジだって無限大だ。
「ほー、なかなかいいね」
「小物も合わせたりしたら、もっと素敵。うさぎに感謝ね」
真珠をあしらった小物や桜の小物、巾着バッグや籠バッグとも合うだろう。レースの足袋や手袋も、彩りの一つになるはず。
「お揃い浴衣、気に入ったわ。早速買ってこなきゃ」
「俺も気に入ったな」
フェアリー・ラビット達にお礼を言って、どんなコーディネイトにしようかと、二人は楽しい悩みに笑みを浮かべるのだった。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功
小弓・佐倉【旅娘3】
夏の、雑貨屋さん…広いね、何、売ってるのかな?
境華ちゃんと合わせた目は、表情希薄でも確かに期待と楽しみを映す
これは…持ち歩ける、扇風機?ですか?(首傾げてシンシアさんに尋ね
色、形、どれもかわいいね。…あ、猫耳ついてる。これ、いいな…。
透き通って涼しげ、水の中みたいな雑貨を一緒に楽しんでいたら、透明なペンのポップアップに興味が惹かれる。
…ガラスペン?初めて見た…きらきらな、夏色のインクで文字を書けたら…たのしいのかな。
ざつようさん…?
吊り下がりの話から、シンシアさんの“雑用さん”の話を聞く。ヤグロ(※護霊)みたいだね。いつか…ご紹介。
夏の思い出、もうできた。…これからも、楽しみだね。
シンシア・ウォーカー【旅娘3】
境華さん、小弓さん。令和の夏の必須アイテムといえば……ハンディファン!ご存知ないですか?
ともあれ行きます、雑貨屋さん!
そうです、これを持てば外でも涼しい風が!
種類もカラバリも色々ありますね。私は風量特化の大きいのを!お2人もお好きな製品、ありましたか?
ガラスペンに興味深々なお2人を微笑ましく眺めつつ。
クレカの準備は万全、これもまた淑女の努め――
境華さんが足を止めているのを見て近寄れば、視線の先は海月を模した吊り飾り。
わあ、青くて綺麗なのですが……うちの雑用インビジブルに似ていて複雑な気分に。あっ雑用というのは文字通り雑用で……けど可愛い、買っちゃおっと。
皆で選ぶと楽しいものですね!
神隠祇・境華【旅娘3】
夏雑貨の売り場は涼しげで可愛い品が並び
思わず小弓ちゃんと顔を見合わせ
これが今の夏には必須……なのですか?
シンシアさんの説明を聞きながら
3人で見比べて
私は小さな淡い水色のものを手に取ります
小弓ちゃんが選んだ猫耳型のものは
可愛らしくて、よく似合うと思います
様々な夏の雑貨が次々と目に留まり
どれも夏らしくて……素敵ですね
ガラスペンに興味を示す小弓ちゃんに、少し説明をしてあげて
青い硝子のクラゲを模した、緑が垂れる吊り飾りの前でふと足を止めて
……これは、雑用さんに似ているような
シンシアさんが買われるのであれば
飾ったところを、今度見せてください
皆で選ぶ夏の支度は
思っていたよりも、ずっと楽しいですね
●煌めく夏の思い出ひとつ
城型のダンジョンと化したららぽーと福岡に、軽い足取りでやってきたのは小弓・佐倉(夜黒の椿・h08163)とシンシア・ウォーカー(放浪淑女・h01919)、そして神隠祇・境華(金瞳の御伽守・h10121)の三人娘。
本来であればダンジョンは危険な場所、こんな気軽に足を踏み込んでいい場所ではないけれど、ららぽーと福岡がダンジョン化したことにより、ショッピングも可能な不思議な空間となっていて――彼女たちの求める夏の雑貨も、幅広く展開されている。
夏物雑貨といってもジャンルは幅広く、パッと見ただけでも何やら可愛らしい品が並んでいるのが見えた。
「すごい、とっても広いです……!」
「夏の、雑貨屋さん……広いね、何、売ってるのかな?」
あまりの広さに、思わず境華が小弓と顔を見合わせ、期待に満ちた瞳を煌めかせた。
「境華さん、小弓さん。令和の夏の必須アイテムといえば……ハンディファン! ご存知ないですか?」
シンシアが夏雑貨といえば、今はこれなのですと笑う。
「ハンディ……」
「ファン」
境華の言葉に続き小弓が言うと、そうです! とシンシアが頷く。
「百聞は一見に如かずですからね。ともあれ行きます、雑貨屋さん!」
シンシアがまずはハンディファンだと雑貨コーナーに向かえば、二人が素直にその後ろをついて歩く。するとハンディファンを見つけたのだろう、シンシアが小型の携帯扇風機を手にすると、くるりと二人に向かって振り向いた。
「こちらがハンディファンです」
「これは……持ち歩ける、扇風機? ですか?」
「これが今の夏には必須……なのですか?」
シンシアが手にしたハンディファンを凝視しながら、二人が目を瞬かせてシンシアを見遣る。
「そうです、これを持てば外でも涼しい風が!」
実際にスイッチを入れれば、羽が回りだして風を送り出す。
「すごい……小さいのに、風が」
「これを首にかけて、ハンズフリーで歩くこともできるんです」
「便利ですね、ハンディファン……!」
「種類もカラバリも色々ありますね。私は風量特化の大きいのを買おうと思います!」
小弓も境華も、シンシアのプレゼンに聞き入り、自分にはどれがいいだろうかと並ぶハンディファンをひとつひとつ吟味していく。
「色、形、どれもかわいいね。……あ、猫耳ついてる。これ、いいな……」
「私はこれにしましょうか」
小弓が猫耳型のハンディファンを手に取る横で、境華は小さな淡い水色のハンディファンを手に取る。
「お二人とも、お好きな製品、ありましたか?」
大きめサイズのハンディファンを手にしたシンシアが問いかけると、二人が手にしたものを見せて頷いた。
「これ、可愛いかなと思って……」
「猫型ですね、大変可愛らしいと思います!」
「私も、可愛らしくて小弓ちゃんによく似合うと思います」
「……ありがとう、嬉しい」
お気に入りのハンディファンを手にし、三人は他には何があるのだろうかとフロアをそぞろ歩く。マリンカラーに彩られた雑貨屋にシーグラスを使ったアクセサリーが並び、南国の海のようなグラデーションを描くビーズカーテンが揺らめいて。
「透き通って涼しげ、まるで、水の中にいるみたい……」
「どれも夏らしくて……素敵ですね」
「歩いているだけでも楽しいフロアです」
小弓の言葉に境華が楽し気に頷き、シンシアが笑う。まるで魚が泳ぐように、三人でウィンドウショッピングを楽しんでいると、きらりと光った何かに惹かれ、小弓が足を止めた。
「透明な……ペン……?」
「これはガラスペンですね」
小弓の問いに境華が答え、ガラスで作られたつけペンの一種なのだと簡単に説明をすれば、小弓が興味深そうにガラスペンを手に取って、光に透かす。
「……ガラスペン? 初めて見た……きらきらな、夏色のインクで文字を書けたら…たのしいのかな」
「きっと、とても楽しいと思います」
それで手紙を書いたり、葉書を送りあったり、きっと、とても。
「お揃いで買いましょうか」
ガラスペンに興味津々な二人を微笑ましく眺めていたシンシアが、|魔法のカード《クレジットカード》を手にしてそっと二人に囁く。
「……お揃い」
「お揃い、いい響きですね……」
小弓が気に入ったデザインのもので色違いのものを買うことになり、それぞれが好きな色を選び取る。それから、キラキラと光る夏色のインクも一緒に。『これもまた淑女の務めです』とシンシアが笑いながらクレカを切った。
「……ありがとう、お礼、するね」
「私も、ぜひ!」
「お礼なんて……では、お二人からのお葉書をお待ちしていますね!」
ガラスペンで書かれた葉書が欲しいとシンシアが微笑み、ならば葉書も見に行こうと再び歩き出す。その途中、青い硝子のクラゲを模した、緑が垂れる吊り飾りの前で境華が足を止めた。
「境華さん?」
「……これは、雑用さんに似ているような」
「ざつようさん……?」
雑用さんとは? と小弓が首をかしげると、シンシアが笑って説明してくれる。
「雑用さんは、うちの雑用インビジブルのことですね」
「雑用……」
「あっ雑用というのは文字通り雑用で……」
雑務を任されがちなインビジブルの話を聞いて、小弓がなるほどと頷く。
「ヤグロみたいだね。いつか……ご紹介」
自分の護霊みたいだと小弓が言えば、ぜひ紹介してくださいとシンシアが微笑んだ。
「それにしても、青くて綺麗なのですが……確かにうちの雑用インビジブルに似ていて複雑……けど可愛い、買っちゃおっと」
少し複雑な気持ちになったものの、繊細な硝子細工は美しく、窓際に吊り下げたらきっと涼しげだとシンシアは購入を決める。
「シンシアさん、飾ったところを、今度見せてください」
「もちろんよ!」
「皆で選ぶ夏の支度は思ったよりも、ずっと楽しいですね」
楽しみが増えていくと、境華が笑えば小弓も手にした紙袋に視線を向けて。
「夏の思い出、もうできた。……これからも、楽しみだね」
「ええ、夏はこれからですから!」
まだまだ、皆で色々見て回りましょう! と、シンシアが笑い、三人は再び夏雑貨を見て回りだすのだった。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功
平岸・誠【誠実】
🐰
この状況で店はやってる事あるんだな
仕事じゃなかったら来ないだろうなあ……営業してたところで客は来るのかこれ
夏物売り場……か
夏服?
仕事用のシャツとTシャツがあれば足りてるだろ
普段コンビニくらいしか行かないんだし
実はまあ何着ても似合うけど俺が着飾ったところで別に、なあ
妖精兎……いや確かに可愛いなこいつら
え、この兎が服選ぶのか? まあなんか手に色々持ってるからそうなんだな
……う……まじまじと見られると抵抗できないぞ
分かった、分かったから行けばいいんだろそんなくっつくなよ
仕方ない、着替えるか……似合ってるのかどうかすらよくわからんが
まあなんか実が喜んでるから良いのか……?
薄野・実【誠実】
🐰
建物がこんな事になってるのに博多っ子の商魂、凄いや
僕も見習うべきなのかな
誠もちゃんと労働しててエラいエラい
さて、君の夏服選ぼうか
僕も長袖で涼しそうなの探してるし
大体、君は放っておいたらクソダサTシャツか芋ジャージしか着てないだろ
仕事とコンビニ以外に行く服の種類増やそうよせめて
素材が良いのにマジで台無しなんだよ…
あ、話に聞いてたウサギちゃん
おいでおいでと手招き
僕も誠も怖くないよ
そうだ君達…この誠お兄さんに似合いそうな夏の服選んであげて
僕以外が選んだ服着てる誠を見たいんだ!僕は!
おお、映える似合う尊い…
謙遜は無しだよ?もう少し君には自信持って欲しいな
ふふ、良いんだよ、僕の為ってことでさ
●夏色推しコーデ!
モンスター城と化したららぽーと福岡に足を踏み入れ、薄野・実(金朱雀・h05136)は素直な感想を口にする。
「建物がこんな事になってるのに博多っ子の商魂、凄いや」
むしろ夏のアトラクションみたいな気持ちなのかもしれない、肝が据わっていると実が感心しながら平岸・誠(Blue Bullet Brave Blue・h01578)を見遣った。
「この状況で店をやってる事、あるんだな」
むしろ自棄になっているのかもしれないが、と誠は思う。
「僕も見習うべきなのかな」
それはどうだろうな、と誠が実に視線を向ける。
「仕事じゃなかったら来ないだろうなあ……というか、営業してたところで客は来るのか、これ」
「誠もちゃんと労働しててエラいエラい。まあ、僕らみたいなのが来るんじゃないかな?」
さりげなく誠を褒めつつ、実は身も蓋もないことを言う。
「それはそうだが……夏物売り場、か」
モンスター城でありつつも、ららぽーと福岡の姿を残すフロア――つまりは、夏物をぎゅっと集めたこのフロアを見渡し、誠は本当に売っているんだなと零した。
「さて、君の夏服選ぼうか。僕も長袖で涼しそうなの探してるし」
「夏服?」
ナチュラルに提案されたそれに、誠が首を傾げる。
「仕事用のシャツとTシャツがあれば足りてるだろ。普段コンビニくらいしか行かないんだし」
それはそれとして、実の服を探すのには付き合うが、という瞳で見返せば、実が凪いだ瞳で柔らかく微笑む。それはまるで、服に無頓着な相手を見守るような表情にも似て――。
「あのさ? 大体、君は放っておいたらクソダサTシャツか芋ジャージしか着てないだろ」
それも、どこで買ったのかと小一時間問い詰めたくなるようなクソダサTシャツだ。
「仕事とコンビニ以外に行く服の種類増やそうよせめて。素材が良いのにマジで台無しなんだよ……」
迷ったらマネキンが着ているコーディネートの服をそのまま買え、という言葉もあるというのに。
「実はまあ何着ても似合うけど俺が着飾ったところで別に、なあ」
「本気で言ってるの、それ」
あまりにも自分の容姿に無頓着すぎる……! だめだこいつ早く何とかしないと、という気持ちで夏服売り場に誠の手を掴んで引っ張り込めば、ふわふわと飛んでいる妖精翅が背中に生えた兎を見つけ、二人の動きが止まる。
「あ、話に聞いてたウサギちゃん、可愛いね。僕も誠も怖くないよ、おいでおいで」
実が優しく手招きすれば、『フェアリー・ラビット』達が呼んだ? と警戒心もなく近寄ってくる。
「妖精兎か……いや、確かに可愛いなこいつら」
暫しの間、可愛い妖精兎と戯れて、ふっと実が思い付く。
「そうだ君達……この誠お兄さんに似合いそうな夏の服選んであげて」
「え、この兎が服を選ぶのか? 実が選ぶんじゃなくて?」
「僕以外が選んだ服着てる誠を見たいんだ! 僕は!」
色々な姿の推しが見たい――ただそれだけの純粋な叫びはフェアリー・ラビット達に確かに届いて、任せろとばかりに飛び立っていく。
「……う……まじまじと見られると抵抗できないぞ。まあ、実がいいならいいが……兎に服が選べるのか?」
「言質はとった、じゃなくて大丈夫だよ」
よし、と実が拳を握りこむと、フェアリー・ラビット達が洋服を手にして戻ってくる。
「まあなんか手に色々持ってるから選べるんだな……」
選んできてくれたならば仕方ない、と覚悟を決めた誠がフェアリー・ラビット達に押されるままに試着室へと向かう。
「分かった、分かったから行けばいいんだろ。そんなくっつくなよ」
「可愛い兎にくっつかれる誠もいい……尊い……」
思わず拝みつつも、誠を待っている間に実も長袖シャツを物色する。ゆったりとした袖に、スカーフも付いていてお得だなと手にすれば、試着室のカーテンが開く音がして視線を向けた。
「おお、映える似合う尊い……」
実の口をついて出た言葉に、誠が首を傾げるさまもセットで良い、尊い。
「似合ってるのかどうかすらよくわからんが……」
「似合ってる、最高」
今回、フェアリー・ラビット達が選んだのは体の線が出難い服。オーバーサイズの半袖テーラードジャケットに、ワイドカーゴパンツ。インナーはTシャツでも、襟付きシャツでも合うのがポイントだ。
「……そうか?」
「謙遜は無しだよ? もう少し君には自信持って欲しいな」
「そうは言ってもな」
わからないものはわからない、けれど、実が喜んでいるから多分良いのだろうとは思う。
「うんうん、じゃあ僕の服と一緒にお買い上げしちゃおう」
「自分の服だろ、自分で買う」
「ふふ、良いんだよ、僕の為ってことでさ」
これくらい安いものである、何せ実質無料みたいなものなのだから。
「さ、他にも何か見に行こうよ」
夏の買い物はまだまだこれからだよ? と、実が笑った。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功
物部・真宵🐰【廻花3】
ふふ
ではとびきり可愛いものを見つけましょうね
わたしも夏用に新調しようかしら
ふたりが楽しそうにリップを試すのを見守って
彩度低めの落ち着いた粘膜リップがすきなのだけれど
せっかくだから…
うさぎさん、わたしのリップも選んでくださる?
ありがとう、大切にするわね
夏らしさに彩られた雑貨屋は明るくて眩しいくらい
夏がくるのはあっという間ですねぇ
マリンモチーフの雑貨
みんなで何か買っていきませんか?
形はちがっても、おそろいになると思うんです
わたしは控えめなフリルリボンのバレッタを
これならバッグの紐に止めてもきっとかわいい
おふたりのもすてき
今度ゆっくりお会いしたときに
ぜひ一緒にお写真を撮らせてくださいね
吉祥・わるつ🐰【廻花3】
お友達とお買い物
故郷ではあまりできないことでそわそわ
私、新しいリップがほしいんです
学校も夏休みだし
せっかくだから色つきにしたくて
ほんのり淡いピンクも
ラメ入りオレンジもいいし
どれもかわいくて迷っちゃう
…選んでくれるの?(兎に訊ね
わぁ、ありがとう!この色、かわいい…
あ、あっちにかわいい雑貨屋さん
爽やかなマリンモチーフのコーナーを発見
おそろいの言葉にはぱぁっと華やいで
はい、是非!
チャームのかわいい斜め掛けポーチを見つけてうきうき
きっと、夏のおでかけにぴったり
バレッタとスカーフのアレンジ方法もおしゃれですね
写真!皆で撮りましょうね!
自然と次のお出かけの約束もできて
うれしくってにこにこ笑顔
フルール・ペタル🐰【廻花3】
こんなにおおきな建物にお店がたくさん!
ふたりのおめあてはある?
リップを?ワルツちゃんはおしゃれさんね!
どれもかわいくて、なやんでしまうの
あら!選んでもらえるのなら、私もひとつお願いしてもいいかしら?
きらきらが入っているものがきになるわ
まぁ、きれい!ありがとう、うさぎさん!
さわやかで、夏にぴったりのモチーフね
みんなでおそろい?とてもすてき!
私は髪を飾るものにしたいのだけれど…
スカーフなら結べて編みこめて、いろいろなことができそうね
この子にしましょ!
ポーチもバレッタもかわいいわ!
おなじモチーフで、それぞれちがうものを選ぶのもたのしいわね
お写真に?ぜひそうしましょ!
ふふっ次のお約束ね!
●夏色の宝もの
モンスター城と化したららぽーと福岡は、内部が元々の建物をベースとした城型ダンジョン。つまりは、買い物できる巨大ダンジョンとなっていて――。
「こんなにおおきな建物にお店がたくさん!」
すごいすごい、とフルール・ペタル(花揺籠・h05932)が指さしたのは、夏物をぎゅっと集めたフロア。水着に浴衣、夏コスメに雑貨まで、幅広く集められた夏物がまるで宝物のように訪れる人々を待っていた。
「なんでもありそうです……!」
お友達とのお買い物に、吉祥・わるつ(浄刹・h05247)はそわそわとした気持ちを隠し切れない様子で物部・真宵(憂宵・h02423)へと振り返る。
「本当ね、とても広くて買い物のし甲斐があるわね」
楽しそうな二人に微笑んで、何を買おうかしらと真宵が微笑む。
「ふたりのおめあてはある?」
フルールの問い掛けに、わるつがこくりと頷く。
「私、新しいリップがほしいんです」
「リップを? ワルツちゃんはおしゃれさんね!」
真宵ちゃんは? と視線を向けられ、真宵がそうねと小首を傾げる。
「わたしは特にはないのだけれど、ふたりと探せたら嬉しいわね」
「すてき! じゃあ、まずはワルツちゃんのリップからね!」
いきましょ! と、フルールが二人の手を引っ張って、夏コスメのコーナーへと足を向けた。
夏コスメのコーナーは通常の売り場よりも広く、主戦力であるリップやアイシャドウ、ネイルなどの他にも下地やファンデーションにマスカラ、夏向けの化粧水にシートマスクなどがずらりと並んでいて、思わず感嘆の声が上がるほど。
「ワルツちゃんはどんなリップがほしいのかしら?」
「えっと、学校も夏休みだし、せっかくだから色付きにしたくて」
「ふふ、ではとびきり可愛いものを見つけましょうね。わたしも夏用に新調しようかしら」
なんて話をしながら歩いていくと、すぐにお目当てのリップが並ぶコーナーへと到着した。
「いっぱいあるのね。どれもかわいくて、なやんでしまうの」
シンプルな黒の容器のリップや持つのが楽しくなるような容器のリップがあり、更には色が何種類もあって、どれがいいか迷うのは必然ともいえよう。
「ほんのり淡いピンクも、ラメ入りオレンジもいいし……どれもかわいくて迷っちゃう」
テスターのリップをテスター用紙に塗っては色を確かめ、どの色がいいかとわるつとフルールが頭を悩ませる。そんな楽しい悩みに笑みを浮かべるふたりを見守っていた真宵が、ぴょこりと揺れた兎耳に、あら? と声を上げた。
「真宵さん?」
その声に反応し、わるつが顔を上げて名を呼ぶ。
「大丈夫よ、ほら」
うさぎさん、と真宵がそっと指させば、『フェアリー・ラビット』達がリップを選ぶ二人に惹かれてやってきたのが見えた。
「かわいいうさぎさん!」
「もしかして……選んでくれるの?」
わるつが問えば、フェアリー・ラビット達がこくこくと頷く。そして、わるつに似合うと思ったリップを両手で抱えて、手の上に置いてくれた。
「わぁ、ありがとう! この色、かわいい……」
フェアリー・ラビットがわるつに選んだのは艶めくピンクのリップ。容器も可愛らしく、リップの色と同じビジューが一粒飾られていて、手元にあれば気分も上がるようなリップだ。
「あら! 選んでもらえるのなら、私もひとつお願いしてもいいかしら? きらきらが入っているものが気になるわ」
フルールもフェアリー・ラビットにお願いすると、任せてというように妖精翅を羽ばたかせ、フルールに似合うものをと持ってきてくれる。
「まぁ、きれい! ありがとう、うさぎさん!」
フルールの為に選ばれたのは、パール系のリップ。見る角度で色味が変わり、光を受けて潤む唇にしてくれるのだ。容器もパール系で、角度を変えて何度も眺めたくなるような素敵なリップだ。
「ふたりとも素敵なリップね。せっかくだから……うさぎさん、わたしのリップも選んでくださる?」
普段は彩度低めの落ち着いた粘膜リップを好む真宵だけれど、可愛いフェアリー・ラビットが選ぶのならば、この夏はそれを試してみようかしらと願い出る。
そんな彼女の願いを叶えるように、フェアリー・ラビットが選んだのは夏らしい透明感のある、リップブラシタイプのグロス系リップ。色は自然な血色感を演出する、青みピンク。
「あら、素敵」
夏っぽさのあるピンクは、きっと真宵の唇に馴染むだろう。
「ありがとう、大切にするわね」
喜ぶ三人の顔を見て、フェアリー・ラビット達も満足そうに耳を揺らして飛んでいく。それを見送りながら、他に何かないかフロアをそぞろ歩くことにした。
「あ、あっちにかわいい雑貨屋さん」
わるつが見つけたのは爽やかなマリンモチーフの雑貨コーナー、部屋に置いたら楽しくなりそうなものから、夏のお出かけにぴったりなアクセサリーまでと内容も充実している。
「さわやかで、夏にぴったりのモチーフね」
鮮やかなマリンブルーやスカイブルーの雑貨達に、フルールが心をときめかせる。
「マリンモチーフの雑貨……ね、みんなで何か買っていきませんか? 形はちがっても、おそろいになると思うんです」
真宵の提案に二人が瞳を瞬き、すぐにぱぁっと華やいだ笑みを浮かべて頷く。
「みんなでおそろい? とてもすてき!」
「はい、是非!」
そうと決まれば、どれにしようかと三人が青い海のような雑貨コーナーを思い思いに見て回る。
「リップはうさぎさんに選んでもらったけれど、これはみんなとのおそろいだもの」
「はい、とっておきを探しましょう」
とっておきを自分の瞳で選ぼうと、わるつもフルールも一生懸命だ。
「わたしはどれにしましょうか……」
提案者である真宵もまた、二人に負けないくらい真剣に雑貨を選ぶ。少しして、全員が選び終わったら何に決めたのかをせーので見せ合う。
「私はこれです、チャームのかわいい斜め掛けポーチ! きっと、夏のおでかけにぴったりです」
好みに合うポーチを見つけて、わるつはうきうきとした気分で二人に見せる。
「私は髪を飾るものにしたの、スカーフなら結べて編みこめて、いろいろなことができそうでしょう?」
スカーフにしようと決めた時に、目に飛び込んできたこの子に決めたのだと、フルールが笑う。
「わたしは控えめなフリルリボンのバレッタを。これならバッグの紐に止めてもきっとかわいいと思うんです」
髪に当てたり、バッグの紐に当てたりして、何度も吟味したバレッタは真宵にとても似合っていて、フルールとわるつが素敵と頷く。
「ポーチもバレッタもかわいいわ!」
「バレッタとスカーフのアレンジ方法もおしゃれですね」
「ありがとう、おふたりのもとってもすてき」
納得のいくマリンモチーフの雑貨が見つかったと、三人は大満足だ。
「おなじモチーフで、それぞれちがうものを選ぶのもたのしいわね」
「はい!」
「そうだ、今度ゆっくりお会いしたときに――」
ぜひ、一緒にお写真を撮らせてくださいね、と真宵が微笑む。
「写真! 皆で撮りましょうね!」
「お写真に? ぜひそうしましょ! ふふっ、次のお約束ね!」
「はい、とっても楽しみです!」
思いがけずできた次の約束に嬉しくなって、わるつが向日葵のような笑顔を浮かべれば、フルールも真宵もとびきりの笑顔になって。
その約束が果たされるのは、きっと遠くない夏の日――。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功
雪願・リューリア🐰
【雪雷2】
あずさと一緒にショッピングだ
フェアリー・ラビットは無害なようだし心配はいらないぞ
思わず撫でてしまいたくなってしまいそうだ
折角だしお揃いの服とかコスメを
選んでもらうのがいいのではないだろうか?
何なら水着とかでも構わないぞ
あずさならこういうの好きそうだし
一緒に楽しんでもらえると思ったのだが
迷惑ではなかっただろうか?
っと流石に試着している所を撮影されるのは恥ずかしいのだが…
当然我も撮らせてもらうぞ
あずさなら何を着たり付けても似合いそうだけどな
やっぱり意外としっかりしているのだな
フェアリー・ラビット達が道を空けてくれるなら
この場はあずさに任せ我は先に進ませてもらうとしようか
心配は無用だぞ
雷道・あずさ🐰
【雪雷2】
リューリアと一緒にショッピングね
幼なじみのお嬢様とか最近仲良くなった子達も居るのに
どうして私なのかは気になるけれど
意外と手が早いという事なのかしら?
別に迷惑ではないしショッピングは好きだし楽しませてもらうわ
選んでくれたのなら有難く使わせてもらうわ
どうせだし試着とかもしてその姿をしっかりと
スマホで撮影しておこうかしら
今更恥ずかしがっても遅いわよ
お返しのつもりだけれど私は恥ずかしがったりしないわよ
モンスター城化してもお代を払うのは忘れないわ
フェアリー・ラビット達は確かに無害そうね
道を空けてくれて心を許してくれるなら彼等を撫でながら
リューリアを見送らせてもらうわ
別に心配はしていないわよ
●夏のお揃いペアコーデ
ショッピング、それは心ときめく言葉――そう、それがたとえモンスター城と化したららぽーと福岡であっても、だ。
「フェアリー・ラビットは無害なようだし、心配はいらないぞ」
EDENではない雷道・あずさ(雪願・リューリアのAnkerの同級生・h12436)を安心させるように、雪願・リューリア(願い届けし者・h01522)が笑顔を向けた。
「ええ、そうみたいね」
夏物が集められたフロアに到着してから、ピンク色の可愛い兎が飛んでいる姿を見かけたけれど、こちらを襲う様子はなくウィンドウショッピングを楽しんでいるように見えた。
それよりも、とあずさはリューリアにばれないように、ちらりと視線を送る。
――幼馴染のお嬢様とか、最近仲良くなった子達もいるだろうに、どうして私を連れてきたのだろうか? そんな疑問を心に浮かべながら、あずさはリューリアに促されるまま夏物を眺めていた。
あずさにとって、リューリアからの誘いはとても嬉しいもの。ずっと友達になりたいと思っていて、やっと友達になれたのだから。
「フェアリー・ラビットは可愛いな……思わず撫でてしまいたくなるな」
あの背に生えている妖精翅も綺麗で可愛いと、リューリアがあずさに振り向く。
「あら、意外と手が早いのね?」
兎にも、私にも――なんて口には出さず、あずさが笑う。
「可愛いものを撫でたいと思うのは当然だぞ?」
「ふふ、そうね」
なんて笑っていれば、フェアリー・ラビット達がふわふわ、ふわりと寄ってきて。
「そうだ、折角だしお揃いの服とかコスメを選んでもらうのがいいのではないだろうか?」
「お揃い?」
あずさの問い掛けに、リューリアがこくこくと首を縦に振る。
「何なら水着とかでも構わないぞ。あずさならこういうの好きそうだし、一緒に楽しんでもらえると思ったのだが……迷惑ではなかっただろうか?」
もしかして、迷惑だったかもしれないと、不安げにリューリアの瞳が揺れたので、あずさはすぐに首を横に振って否定する。
「別に迷惑ではないし、ショッピングは好きだし楽しませてもらうわ。それに、選んでくれたのなら有難く使わせてもらうわ」
ほっとしたようなリューリアに微笑み、それじゃあお願いねと二人はフェアリー・ラビット達にお揃いの水着を選んでもらうことにした。
「どんなのを選んでくれるんだろうな?」
「どうかしらね、でもリューリアとお揃いならどんなものでも着てみせるわよ」
「我もだ!」
水着なら、海やプールに遊びに行ける――なんて話をしていれば、フェアリー・ラビット達が水着を抱えて戻ってきてくれる。
「どれどれ……あら、結構可愛いわね」
「夏らしい青だな」
フェアリー・ラビット達が選んでくれたのは、今年流行のタンキニとロング丈のワイドパンツのセット。ビキニの上に重ねるのはビスチェ風のトップスで、ワイドパンツと揃いのトロピカルプリントだ。
リューリアのはターコイズブルーのビキニで、ビスチェ風トップスとワイドパンツは白にターコイズブルーメインのトロピカルプリント。あずさのはネイビーのビキニで、ビスチェ風トップスとワイドパンツは白にネイビーメインのトロピカルプリントという、色違いのお揃い水着となっている。
「さっそく試着してみよう!」
今年の流行はロングのワイドパンツなのだな、と言いながらリューリアが試着する。
「どうだ?」
「いいじゃない、よく似合ってるわ」
折角だし、とあずさがリューリアの水着姿をスマホで撮影していく、なんなら連写機能も使いこなしていた。
「っと、流石に試着している所を撮影されるのは恥ずかしいのだが……」
「今更恥ずかしがっても遅いわよ」
しっかりと試着した姿はフォルダの中へ収められているのだから。
「私も試着してくるわ、待ってて」
あずさが満足したとスマホを仕舞い、自分も試着して出てくるとリューリアがスマホを構えて待っていた。
「当然、我も撮らせてもらうぞ」
「お返しのつもりだと思うけど、私は恥ずかしがったりしないわよ?」
「むう……しかしあずさなら何を着たり付けても似合いそうだと思っていたが、似合っているな」
一緒にビーチやプールサイドを歩くのが楽しみだな、とリューリアが微笑んだ。
試着を終え、水着を買うことにしたあずさはお代を払ってくるわとリューリアに申し出る。
「やっぱり意外としっかりしているのだな」
「意外とって何よ、意外とって」
もう、とあずさが頬を膨らませ、リューリアが笑って謝っていると、フェアリー・ラビット達が道を開けるように飛んでいく。
「道が空いたようだな。あずさ、我は先に進ませてもらうぞ」
リューリアがあずさを見つめると、あずさもまた彼女を見つめ返して。
「ええ、見送るわ」
こくり、と頷いた。
「心配は無用だぞ!」
駆け出す彼女の背中に、あずさが言葉を返す。
「別に心配はしていないわよ!」
「ふふ、いってくる!」
風のように走る彼女の背中はあっという間に見えなくなって、あずさは買った水着を手にし、リューリアの背中を見送るのだった。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功
破場・美禰子🐰
ほォ、でかいショッピングモールだ
こんだけデカい所ならば絶対にあるだろう
そう、アタシの愛猫にピッタリの猫チャン用の水着や浴衣がね…!
お、フェアリー・ラビットてのはアンタかい?
良けりゃ選ぶの手伝っておくれでないか
獣からの観点からの助言があると助かるんだ
ああ、因みにね
アタシの宝物の猫チャンはフワフワで、毛足の長くて可愛いコでねェ
あ、スマホの写真見るかい?
んで賢くって気遣いも出来てそうそうこの前なんか(以下略)
おっ、猫チャンの浴衣コーナーがあるじゃァないか
やっぱ大きなお店だと選択肢が多くて有難いね!
花火柄に紫陽花柄、
向日葵柄なンかも捨てがたいねェ……
兎さん達や、出番だよ
おススメ全部買っちまおう!
●夏の大盤振る舞い~愛猫サマーコーデ!
ららぽーと福岡、それは大型の商業施設。そして、今は魔物達の聖母『ユリア・クラウディウス』の手によってモンスター城と化した場所である。
「ほォ、でかいショッピングモールだ」
城型ダンジョンとなっても、そのショッピングモールは健在。これだけ大きな所なら、あるに違いないと破場・美禰子(駄菓子屋BAR店主・h00437)はららぽーと福岡の内部を進む。
「そう、アタシの愛猫にピッタリの猫チャン用の水着や浴衣がね……!」
八割、いや九割……十割、美禰子がこの場にいる理由はこれである。
「ここだね」
早足で進んだ先に見えたのは、端から端まで夏物で埋め尽くされたフロア。水着や浴衣は言うに及ばず、夏コスメに夏雑貨、夏に相応しいものが一堂に会しているといっても過言ではない。
そんな夏物売り場に、ふわふわと飛び交うのは背中に妖精翅を生やした兎、『フェアリー・ラビット』だ。
「お、フェアリー・ラビットてのはアンタかい?」
呼び止められたフェアリー・ラビットは、何のごよう? と美禰子に寄ってきてくれる。
「すまないね、良けりゃ選ぶの手伝っておくれでないか。獣からの観点からの助言があると助かるんだ」
獣からの助言、愛猫への夏物を買うのは美禰子の楽しみだけれど、本猫が気に入らなければ意味がない。その点、同じ獣であるフェアリー・ラビットなら的確な助けがあるはず……!
「ああ、因みにね。アタシの宝物の猫チャンはフワフワで、毛足の長くて可愛いコでねェ」
ふわっふわの長毛種である愛猫は、肉球が艶めくピンクでつぶらな瞳も可愛くて、と美禰子がやさしく目を細める。
「あ、スマホの写真見るかい?」
取り出したスマホをスワイプし、愛猫専用フォルダを開けばスクロールを何度しても尽きぬ猫の写真。
「んで賢くって気遣いも出来てそうそうこの前なんかアタシがちょっと頭痛で寝てたら添い寝なんかしてくれてねェ」
止まらない猫自慢、ノンブレスノンストップである。
長いお耳をぴるぴるさせて、美禰子の話は半分くらい聞き流しながら、フェアリー・ラビットは猫の写真から視線を外すと、こっちだと言うように飛んでいく。
「ん、そっちかい?」
どれ、と付いていけばそこにはペットコーナーが広がっていて、猫や犬達の冷感グッズなどが並んでいた。
「おっ、猫チャンの浴衣コーナーがあるじゃァないか」
来た甲斐があったと、美禰子が浴衣コーナーに噛り付く。
「花火柄に紫陽花柄、向日葵柄なンかも捨てがたいねェ……」
こんなの決められるわけがないと、美禰子が嬉しい悲鳴をあげる。そんな彼女に、フェアリー・ラビット達があれもこれも、とお勧めを持ってくるではないか。
「こっちはレトロ柄かい? おや、猫が隠れてるんだねェ」
椿に猫も可愛いし、幅の違う縦縞の中にひょっこりと猫がいるのも可愛らしい。
「ン? ちょっとお待ちよ、これはもしかして……人間用のもあるのかい!?」
そう、つまり……愛猫とお揃いコーデも出来てしまうのだ!
「く、こいつは盲点だった……いいさ、太っ腹なところを見せてやろうじゃないか」
お揃いコーデは帯だけでもできると考えて、美禰子はフェアリー・ラビット達へと笑う。
「兎さん達や、待たせたね。おススメ全部買っちまおう!」
買ったものが無駄になることなんてない、全部着せて写真を撮ればいいのだから。
美禰子は心底楽しい気持ちで、愛猫への買い物を済ませたのであった。
🔵🔵🔵 大成功
セレネ・デルフィ【工房6】🐰
水着に浴衣にコスメ…皆さんは何を探しますか…?
皆さんきっとどれも似合って素敵なんだろうなって、そわそわ
けれど自分に合うのはわからなくて
皆さんについていってきょろきょろ見て回るばかり
どの色も輝いて見えて…何がいいかなと
特にコスメは詳しくなく
でも宝石のようでとても気になるの
…ウサギさん、私に似合いそうなものを、いくつか選んでもらえませんか…?
ふんわり、どんなふうに使うかも教えてもらえると…
選んでもらったものを手にふんわり笑って
私はこれを選んでもらいました…!
今度皆さんも使ったり着ているの、見てみたいです、ね
ふふ、アイス…いいですね
お礼もとても素敵な案…!
今日みたいな日にぴったりです
鴛海・ラズリ【工房6】🐰
わーい夏のショッピング!
涼し気なブルーやビタミンカラーが
店内を彩っていて可愛いね
水着や浴衣も選びたいし
小物アイテムにも惹かれちゃうかな…?
夏コスメもじっと眺めて
ベビーブルーにミントグリーン
シェルと真珠に人魚のデザインのコスメがたくさん!
ネイルや香水も良いな
ふんわり飛んでる妖精兎さんへ手を振り
私に似合いそうなもの選んで欲しいですっ
お仕立ては兎さんへお任せしてみて
今日は女子会気分だから
皆のお気に入りをお披露目会もしたいのよ
私のはこれです!みてみてー!
無事にウサギさんに道を開けてもらったら
…帰りにアイス屋さんでも寄っちゃう?
欲張り三段に皆へお裾分けと味見のひとすくい
ふふ、美味しいね
夕星・ツィリ【工房6】🐰
みんなと楽しいショッピングのお時間
素敵なお品物との出会いがありますように!
水着に浴衣に夏コスメ
店内の品々はどれもきらきら輝いてみえて
あれも素敵だしこれも素敵って目が忙しい
気になる物すべて購入したいけれど私の体は一つだけ…!
うさぎさん、選びきれない私のお手伝いをお願いしてもいい…?
出来ればコスメを選んでほしいです…!
どんな時でも使えるものか夏らしいカラーの限定品で迷っていて
あとアイテムのおすすめの組合せとかあったらそれもぜひ…!
選んでくれてありがとうってうさぎさんにお礼を伝えて
みんなのお品物もみせてもらう
どれも素敵…!
帰りのアイス賛成ー!
私もお礼のアイスお裾分け仲間に立候補!
靜石・鏡子【工房6】🐰
えへへ、ショッピング楽しみっ!
妖精兎さんも楽しんでもらって、素敵な時間にしたいなって思う!
可愛い妖精兎さんにご挨拶しつつ
さっそく選んでもらっちゃう!
私はコスメと浴衣をお願いしようかなっ
えへへ、メイクはお勉強中だけど、
おすすめとか初心者にも優しいものってありますか…っ!
浴衣は完全にお任せで!
どんなものを選んでくれるかワクワクでドキドキ!
みんなの素敵な姿に感想を言いつつ、
妖精兎さんに有難うと感謝の言葉を!
帰りのアイス屋さんは大賛成!
ダブル以上のアイスを頼んで、
妖精兎さんにお礼のお裾分けだよ!
えへへ、ラズリちゃん有難うー!
私からもみんなへ一口どうぞっ!
兎沢・深琴【工房6】🐰
ショッピングを楽しめばいいのね、じゃぁ遠慮なく
気になっているのは浴衣と夏コスメ
浴衣を服の上から合わせてみたり、テスターを手に取ってみたり
皆が気になっているものがあったら、試してみたらと声をかけて
色々悩むのもショッピングの醍醐味よ
自分が選ぶとつい薔薇をイメージしたものに惹かれがちだから
似たようなものが増えていくのよね
妖精兎さん、私にはどんな物が似合うと思う?
妖精兎さんには、そう見えていたのね
ふふ、何か新鮮かも
皆のも素敵、今度実際に使ったりした感想聞かせて
アイス屋の寄り道、大賛成
お買い物の締めは、やっぱり甘いものよね
お裾分けに味見、最後まで楽しんでじゃいましょ
クラーラ・ミュスティアウゲン【工房6】🐰
穏便に通るには、買い物を楽しめばいいと
……なるほど、変わった戦場ですね
せっかくですし、フェアリー・ラビットに任せてみましょう
浴衣と小物、それから夏コスメも
気乗りするかと言われると少々難しいですが、選ばれるものには興味があります
浴衣は涼しげで落ち着いた色合いを
小物は帯飾りや髪飾り、扇子などでしょうか
コスメは……詳しくありませんので、控えめなものをお願いします
皆さんが楽しそうに選んでいるなら、それを眺めつつ
選ばれた品を受け取れば、確かに手触りは悪くなさそうで
私に似合う、ですか
判断は皆さんに任せましょう
道が開いたなら頷いて
帰りのアイス屋さんも、悪くありませんね
●夏色煌めくショッピングデイズ!
魔物達の聖母『ユリア・クラウディウス』の手により、モンスター城と化したららぽーと福岡。本来であれば、危険なダンジョンであるはずの場所なのだが、その広さゆえかフロアによっては夏の楽しみが目一杯詰まったショッピング空間へと姿を変えていた。
水着や浴衣、夏コスメに涼しげな雑貨、マリンカラーに彩られたフロアはまるで夏の宝石箱みたいで、このフロアを目当てに訪れた鴛海・ラズリ(✤lapis lazuli✤・h00299)が楽しそうな声を上げる。
「わーい、夏のショッピング!」
どんな素敵な商品があるのかと、興味津々で一緒に来た彼女達に向かって振り返る。
「涼しげなブルーやビタミンカラーがいっぱいで可愛いね」
「本当に……あれもこれも、全部素敵だね……!」
水着に浴衣に夏コスメ、どれもきらきら輝いて見えると、夕星・ツィリ(星想・h08667)が星が瞬くかのように瞳を煌めかせた。
「えへへ、私もショッピング楽しみっ!」
雪のように真っ白な狼耳を楽し気に揺らし、靜石・鏡子(|天白狼《アメハクロウ》の|巫女《ミコ》・h00865)がぴょんっと跳ねた。
「この場を穏便に通るには、買い物を楽しめばいいと……なるほど、変わった戦場ですね」
「平和な戦場ってことかしら。でも、ショッピングを楽しめばいいのなら、遠慮なく」
クラーラ・ミュスティアウゲン(閉ざした瞳の武侠剣士・h12663)の言葉に頷きつつ、兎沢・深琴(星華夢想・h00008)は遠慮なくという言葉通りに気になるものを買おうと微笑む。
「水着に浴衣にコスメ……皆さんは何を探しますか……?」
夏のフロアに圧倒されつつも、セレネ・デルフィ(泡沫の空・h03434)が皆に問いかける。
「私はコスメと浴衣!」
「水着や浴衣も選びたいし、小物アイテムも、夏コスメもきになるかも……!」
鏡子が元気よく答えると、ラズリが選びきれないと笑う。
「全部気になるけど、一番はコスメかな……?」
気になる物は、すべて購入したいけれど自分の体は一つしかないから厳選しないと、とツィリが拳をぎゅっと握りしめる。
「私は浴衣と夏コスメかしら」
「私は浴衣に小物、それから夏コスメでしょうか」
深琴とクラーラがそう言うと、セレネが参考になりますと頷く。
「皆さん、きっとどれも似合って素敵なんだろうな……」
夏に彩られた彼女達を想像するだけで、セレネはほう……っと吐息を零す。
「セレネは?」
「自分に合うのは、なんだかわからなくて」
ラズリに問われ、セレネはほんのりと眉を下げて答えた。
「では、せっかくですし、フェアリー・ラビットに任せてみてはどうでしょう」
ほら、とクラーラが指さした先には、可愛いうさ耳を揺らしてふわりふわりと飛び交う『フェアリー・ラビット』達の姿。
「ウサギさんに……!」
自分で選びきれないのならば、頼れるフェアリー・ラビットにお任せしてもきっと素敵なものを選んでくれるはず。わくわくする気持ちと一緒に、六人はショッピングを楽しむことにしたのである。
「こんにちは、妖精兎さん!」
フェアリー・ラビットに挨拶をしつつ、さっそく自分に似合うものを選んでもらおうと鏡子が笑う。
「私はコスメと浴衣をお願いしようかなっ」
メイクは勉強中の身だけれど、新しいアイテムは心がときめくもの。
「おすすめとか、初心者にも優しいものってありますか……っ! あ、浴衣は完全にお任せで!」
鏡子のお願いを聞いたフェアリー・ラビット達がふわりとフロアを飛び回り、ほどなくして戻ってくる。その可愛らしい手には鏡子が望んだものが抱えられていた。
「わわ、可愛い……!」
まずは四色パレットのオレンジ系アイシャドウで、夏らしいオレンジがセットされたもの。ベースのピンクベージュにオレンジブラウン、締め色の落ち着いたブラウンと控えめなゴールドラメのセットはパッケージも可愛くて鏡子は金色の瞳を瞬かせる。
そして浴衣は生成り地に稲穂が揺れ、豊穣を思わせるもの。一見地味に見えるけれど、帯を華やかにして小物やレース襟などを付ければ鏡子らしい素敵な着こなしができそうで。
「すごい、素敵! ありがとう、妖精兎さん!」
これは皆にも見てもらわなくちゃと、鏡子はフェアリー・ラビット達に手を振った。
夏コスメをじっと見つめているのはラズリで、惹かれるものしかないと視線が揺れる。
「ベビーブルーにミントグリーン、シェルと真珠に人魚のデザインのコスメがたくさん!」
ネイルも気になる色が幾つもあるし、香水だって気になっちゃうとショッピングを満喫していた。
「でも、せっかくですから私に似合いそうなもの選んで欲しいですっ」
ふわふわと飛んでいるフェアリー・ラビット達に手を振って、似合いそうなものを選んでほしいとお願いする。どんなものを選んでくれるのだろうかと、わくわくそわそわしていれば、すぐにフェアリー・ラビット達が戻ってきてくれて。
「わ、わ、とっても可愛いですっ!」
ラズリが気になっていた人魚をモチーフにしたアイシャドウのパレットは、海辺を思わせる爽やかな色のパレット。シャンパンベージュに、シェルホワイト。ミントグリーン、ベビーブルー、サンドブラウンにコーラルピンク、それらのシャドウがオーロラ加工が施されたシェル型の容器に収まっているのだ。
「真珠とヒトデのチャームも付いてるのね!」
これは間違いなく買いだと、ラズリは弾む気持ちでお買い上げを決めて、フェアリー・ラビット達に大きな声でお礼を言うと皆のところへ走り出した。
同じように夏コスメで迷っていたツィリは、迷わずフェアリー・ラビット達に声を掛ける。
「うさぎさん、選びきれない私のお手伝いをお願いしてもいい……? 出来ればコスメを選んでほしいです……!」
選びきれないほどのコスメ、しかもパッケージまで可愛いなんて、選べないに決まっていると嬉しい悲鳴をツィリがフェアリー・ラビット達に訴える。
「どんな時でも使えるものか夏らしいカラーの限定品で迷っていて……あと、アイテムのおすすめの組合せとかあったらそれもぜひ……!」
ツィリのお願いを叶えるために、フェアリー・ラビット達があちらこちらへ飛び回る。わくわくして待っていると、ツィリに手渡されたのはラベンダーグラデーションの美しい、半透明のケースに入ったアイシャドウ。ふたの部分には一番星が輝くように、一粒のビジューがはめ込まれていた。
そっと開いてみれば、アイボリーにシャンパンゴールド、ピーチベージュにコーラルピンク、ラベンダーモーヴにサンセットオレンジのシャドウが詰まっていて、まるで夏の夕焼け空を閉じ込めたよう。
「か、可愛い……!」
様々なシーンに対応できる色数に、組み合わせ方は無限大にも思えてツィリが早く使ってみたいと笑みを浮かべる。更にローズコーラルのシアーティントも添えられて、このコスメを使うためのお出かけがしたくなるほどだ。
「選んでくれてありがとうっ」
皆はどんな素敵な品物を選んでもらったのだろうと、手元の宝物を大事そうに抱えてツィリは皆の元へと向かう。
ウィンドウショッピングを楽しみつつ、気になった浴衣を服の上から合わせたり、夏コスメのテスターを試しているのは深琴だ。
「これも素敵だけど、こっちも……ふふ、色々悩むのもショッピングの醍醐味ね」
それにしても、と深琴は自分が手に取った浴衣を眺めて、ふっと笑う。
「自分が選ぶと、つい薔薇をイメージしたものに惹かれがちなのよね」
たまには違うものをと思っても、つい薔薇モチーフを買ってしまうから似たようなものが増えていくのが彼女の悩み。
「そうだ、ねえ妖精兎さん。私にはどんな物が似合うと思う?」
自分ではない誰かの意見を聞いてみたくて、フェアリー・ラビットに問いかけると、少し迷いつつもフェアリー・ラビットはこれ、と深琴に似合うと思った浴衣を差し出した。
フェアリー・ラビットが選んだのは、夜のように深い紺地に星の煌めきが鏤められた浴衣。裾へ向かうにつれて、群青から紫へと美しくグラデーションしていて美しい。帯は月明かりを思わせる淡い銀色。帯飾りには星と三日月の小さな硝子細工が添えられている。
「妖精兎さんには、そう見えていたのね。ふふ、何か新鮮かも」
こういうのも悪くないわと深琴が笑い、一着くらい持っていてもいいかもと一式を手にしてお会計へと向かった。
皆が楽しそうに選んでいる中で、クラーラはさてどうしようかと浴衣を見遣る。
「フェアリー・ラビット、お願いしてもいいですか」
どれどれ? なぁに? と寄ってきたフェアリー・ラビットに、少し悩みつつも簡単に要望を纏めて伝えることにした。
「浴衣は涼しげで落ち着いた色合いのものを。小物は帯飾りや髪飾り、扇子などでしょうか。コスメは……詳しくありませんので、控えめなものをお願いします」
なんて選び甲斐のあるお願いだろうと、フェアリー・ラビット達が楽しそうに飛んでいく。その後姿を見つめながら、クラーラは気乗りするかと言われれば少々難しいけれど、妖精兎が選ぶものには興味があると小さく微笑んだ。
戻ってきたフェアリー・ラビット達が選んだのは淡い灰青の地に、白百合が静かに咲き誇る浴衣。派手ではないけれど、品のある一着だ。帯はラメの入った濃紺の兵児帯で、大人可愛い結び方をすれば上品さを残しながらも抜け感のある着こなしになるだろう。
髪飾りは銀細工の簪で、先端に飾られた白いとんぼ玉が印象的。扇子は白地に銀の流水紋で、洗練されたイメージだ。コスメはアイボリーやグレージュ、スモーキーモーヴを揃えた控えめな色合いのアイシャドウと、自然な血色感を添えるローズベージュのリップが添えられていた。
「思っていたよりも素敵な品のようですね」
受け取った浴衣は手触りも悪くなく、小物やコスメも実際に浴衣と組み合わせれば控えめながらもクラーラの可愛さを引き立ててくれるだろう。
「……私に似合う、ですか。判断は皆さんに任せましょう」
そうと決まれば、フェアリー・ラビット達に礼を言い、皆の元へと向かうことにした。
皆が選んでいるのを眺めつつ、さて自分はどうしようかとセレネは思案顔。どの色も輝いて見えて、何がいいだろうかと迷うばかり。このままでは何も買えないと、セレネは勇気を出してフェアリー・ラビット達に声を掛けた。
「……ウサギさん、私に似合いそうなものを、いくつか選んでもらえませんか……?」
特にコスメは詳しくないのだと、セレネがはにかんだように笑う。そんな彼女の笑みを受け、フェアリー・ラビット達がセレネに似合うコスメをと飛んでいく。
「ドキドキします……!」
どきどき、そわそわと待っていれば、フェアリー・ラビット達が戻ってきて、セレネの為に選んだコスメを渡してくれた。
透明なクリスタル風のケースは片手に収まるサイズでありながらも、六色も入ったアイシャドウ。蓋には星や花を模したカットが施され、光を受けるたびプリズムのような虹色を映しだす。
シャンパンホワイトやミルクベージュ、ローズクォーツピンク、ライラック、ペールアクアにモーブブラウンと、どれも柔らかな色合いがセレネにぴったりで、淡い発色で自然な透明感を引き出してくれる逸品だ。
シアーローズのリップとオパールのように輝くハイライトも添えられ、フェアリー・ラビット達は『この順番で使うのよ』とでも言うように、小さな前足で色を順に示してくれた。
「な、なるほど……! このように使うのですね、勉強になります……!」
素敵なアイシャドウに、セレネの唇に笑みが零れる。
「頑張って、使いこなしてみせますね」
フェアリー・ラビット達にお礼を言うと、選んでもらったものを大事そうに手にして、皆が待つ場所へとセレネが向かう。その足取りは軽く、迎えた仲間達は素敵な品物が手に入ったのだとわかるほどだった。
フェアリー・ラビット達に選んでもらったものを手に取り、六人は互いの品を見せ合う。
「私のはこれです! みてみてー!」
「ラズリさんの、夏らしくていいわね」
ラズリのアイシャドウパレットを覗き込み、深琴がいいチョイスだわと微笑む。
「クラーラさんも、とっても素敵! 似合ってるわ」
「似合う……そうですか、それは何よりです」
ツィリがクラーラの浴衣を褒めれば、クラーラが静かに微笑んで。
「セレネさんの、とっても似合いそうです!」
「皆さんのものも、とても素敵です……!」
どの品物も、その人にしっくりとくるようで六人の笑顔がきらきらと煌めいていて、フェアリー・ラビット達も満足そうに翅を揺らしていた。
「お買い物もしっかりできたし……ウサギさん達も道を空けてくれたし……帰りにアイス屋さんにでも寄っちゃう?」
なんて、ラズリのという提案にすぐに賛成の声が上がる。
「アイス、大賛成!」
「お買い物の締めは、やっぱり甘いものよね」
暑い夏にはアイスが一番だと、深琴も微笑む。
「私も大賛成! ダブル以上のアイスを頼んで、妖精兎さんにお礼のお裾分けもしちゃおうっ!」
「ふふ、アイス……いいですね。お礼もとても素敵な案……!」
「私もお礼のアイスお裾分け仲間に立候補!」
賛成! の声が響く中、六人はアイス屋へと向かう。それぞれに、自分の好きな味のアイスを頼み、フェアリー・ラビット達にもお裾分けをして、皆への一口も忘れない。
「はい、お裾分けと味見のひとすくい」
「えへへ、ラズリちゃん有難うー! 私からもみんなへ一口どうぞっ!」
美味しいアイスをシェアしあって、この夏の日のショッピングを最後まで楽しんで――夏の思い出は綴じられたのであった。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功
