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🟢マギカプリズム~心はいくつも~
シリーズシナリオ
シリーズシナリオは、トミーウォーカーの指定したマスターひとりが、ルートエデンの重要局面を最初から最後まで担当する連作シナリオです。途中のシナリオで王権決死戦が発生する場合もありますが、その場合は該当シナリオが始まる時に告知します(このシナリオでは絶対死しません)。シリーズシナリオでは、ページ右上の
おはよう、と誰かが言った。
その言葉で目覚めた時、人間であった自分という存在はなにひとつ残ってはいなかった。
胸の奥に在るのはたったひとつ――ぐつぐつと煮えたぎり、燃えあがるような闘争心。
誰でもいい。暴れ出したい衝動が、死んでもいいと思えるほどの闘いを求めていた。
――だから。
オレは、それ以外の感情を|知りたかった《思い出したかった》。
●たとえあなたが忘れていても
あなた達が星詠み――井碕・靜眞(蛙鳴・h03451)に呼ばれた時、そこに居る人物に驚いただろうか。それとも、納得したのだろうか。
カミガリと共に並ぶ魔法少女、|愛川《あいかわ》・|壱果《いちか》からすこし離れた場で佇む異形の青年は、√能力者達が激闘を繰り広げたデザイアヒューマンだった。
「お疲れ様です、皆さん。いよいよ人類妖魔デザイアとの決戦が近づいています――ですが、その前に説明が必要でしょう」
何名もの能力者や魔法少女、そして壱果の力によって生き永らえた青年にそっと視線を向けて、男は淡々と言葉を続ける。
「今回、彼の話してくれた情報によって判明した事実がいくつかあります。まず第一に、人類妖魔デザイアの正体です。思い当たるふしのある方は居たかもしれませんが、デザイアは全人間の歪んだ欲望が集積した妖魔――つまり、受肉化したインビジブルです」
√仙術サイバーに蔓延る怪物の群れが、脳裏によぎる者も居ただろう。
「彼は歪んだ欲望を持つ人間が多ければ多いほど、無限に強くなるそうです。ですが此処、√マスクド・ヒーローは歪んだ人間は少ない――正確には、人々の欲望が素直であり歪みにくい、というべきでしょうか。彼本来の能力を発揮しきれず、あまり強くはなれない」
ですから、と男は続ける。
「デザイアの目的は、己の封印を解き、自身がもっと強くなれる世界……√汎神解剖機関や√仙術サイバーへと飛翔することです」
|魔法少女現象《プエラマギカ・フェノメノン》を引き起こしていたのは、封印を解くためにより多くの欲望をデザイアモンスター達に蓄えさせるため。
「次に、デザイアの所持する王劍の名は“エルフの幻想劍”――所有者の想像を具現化する、厄介な代物です。ある意味、最も適切な所有者の元に在ると言っていいでしょう。彼が何処で王劍を入手したのかはわかりませんが、これに対抗するためには、デザイアのAnkerとなった愛川さんが彼にとどめを刺すほかありません」
多くの視線が、壱果へと向かう。彼女は魔法のステッキを抱きしめたまま、けれど怯えた様子は見せない。
「愛川さんは、まだ√能力者として目覚めたばかりです。皆さんの協力があるとしても、苦戦は免れません――そこで、第三の情報です。こちらは、彼から話してもらおうかと」
「は? なんでだよ」
面倒くさそうに口をとがらせたデザイアヒューマンを、カミガリと壱果は静かに見据える。じとりとした眼差しと期待を寄せる視線に、青年は舌打ちをひとつ。
「……喋ればいいんだろ、くそ」
青年は渋々と言ったようで口を開いた。
「オレ以外にも、元は人間で欲望を大量に注ぎ込まれた奴らが大勢居る。そいつらの欲望をこいつの力に変換すれば、パワーアップとかができんじゃねえのかって話だ」
こいつ、と示された壱果が頷いて、うれしそうに話しだす。
「欲望があふれて困っているなら、その分を私が戦う力に変えます。そうしたら、他のデザイアヒューマンさんも自分の欲望を抑え込めるようになって、この人と同じように味方になってくれるかもしれないんです!」
「おい誰が味方だ」
あからさまに嫌そうな顔をする青年を放っておいて、カミガリはあなた達へと向き直る。
「デザイアとの決戦に、愛川さん以外の魔法少女の方が立ち向かうことを、自分はおすすめできません。ですから、皆さんにはデザイアヒューマン達の救出に向かってもらいたい」
能力者として覚醒していない者が決死戦に赴くことは、あまりにも危険すぎる。これは適材適所だと、男は続けた。
「魔法少女の皆さんであれば、愛川さんの力に同調することで彼女のパワーアップを手助けできるでしょう。勿論、能力者の皆さんも救出に手を貸してくれたなら、これほど心強いことはない」
あなた達の掌で鈍くひかったのは、いつもの銀の鍵ではない。同じ鍵でも、それは歪な赤銅色をしていた。
「今回は彼にも同行してもらいます。十二分に、力になってくれるでしょうから」
不服そうな顔をして、デザイアヒューマンはあなた達と魔法少女を睨む。
「いいか、オレは正義の味方になりてぇわけじゃねぇ。デザイアに一泡吹かせてやりてぇだけだ、覚えとけよ」
カミガリは、お守りの言葉を唇に乗せた。
「どうぞ、お気をつけて」
マスターより
遅咲こんにちは、遅咲です。
魔法少女シリーズシナリオ『マギカプリズム』第六話のご案内となります。
魔法少女である愛川・壱果と共に鏡の世界『ミラーレイヤード』を冒険し、人類妖魔デザイアを撃破してください。
次回、デザイアとの王権決死戦となります。今回は死亡の無いシナリオとなりますので、どなたさまもお気軽にご参加いただければ幸いです。
●1章『冒険』
本シナリオは1章構成となります。
断章にて公開しますデザイアヒューマン達の救出&壱果のパワーアップの協力をお願いします。
コピーされた鍵は皆さんに行き渡るため、六話からの初参加も歓迎しております。
今回、このシナリオでの戦闘はそれぞれの対応次第となります。そのため、Ankerの方も気兼ねなく参加して頂けます。
また、次回が決死戦となりますため、Ankerの方や決死戦を不参加の方はこちらの参加を推奨しております。
(決死戦に参加される方のご参加も歓迎しております)
魔法少女、またはそれらに類似した力を持つAnkerの方は、デザイアヒューマン達の欲望を壱果の魔法の力に変換することが可能です。
また、今回同行するデザイアヒューマンは、皆さんの護衛や説得の手伝いが可能です。
●進行
断章掲載後、タグと一言雑談に記載する日付からプレイング募集開始となります。
プレイングの採用は先着順ではなく内容次第となります。
また、今回『1連撃~3連撃』までのプレイング募集、ご一緒に参加される際は『3名様』までとさせていただきます。
すべての採用はお約束できないこと、再送のお手間をおかけする可能性があること、ご了承ください。
皆さんのプレイング、楽しみにしております。
どうぞよろしくお願いいたします。
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第1章 冒険 『助けを求める声』
POW
気合を入れて救助に向かう
SPD
必要な助けを素早く提供する
WIZ
魔法的な力を使って問題を取り除く
√汎神解剖機関 普通7