シナリオ

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⚡️戦雲、羽田沖

#√ウォーゾーン #オーラム逆侵攻 #13日8:30よりプレイング受付

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 #√ウォーゾーン
 #オーラム逆侵攻
 #13日8:30よりプレイング受付

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⚡️大規模シナリオ『オーラム逆侵攻』

これは大規模シナリオです。1章では、ページ右上の 一言雑談で作戦を相談しよう!
現在の戦況はこちらのページをチェック!
(毎日16時更新)

●巨鯨、襲来
 晴れ渡る空の下、風も海も静かな羽田沖の空を飛行機が飛び交い、海を船舶が行き交う。だが、その平和な光景は侵略者によって喪われようとしていた。
 突如、広範囲にわたって大気がビリビリと振動し、海面がザブザブと波打ち始める。

「くっ、何だこれは――!?」

 空が、海が突然荒れ始めたことに、飛行機の機長達が、船舶の船長達が困惑しながらも、揺れる機体、船体を制御しようと尽力する。幸いにして、彼等のほぼ全てがそれに成功した。

「一体、何が起きているんだ……?」

 彼等は訝しがりつつも、為すべき事を為した。少しでも空が、海が落ち着いている方へと退避し、安全を確保したのである。
 その頃、人工島程の大きさはあろうかと言う巨大な戦闘母艦『Great-Invasion『ORCA』』が、√ウォーゾーンからの転移を完了させていた。ORCAの艦橋で、白い軍服姿の艦長テイ=トックは麾下の戦闘機械達に出撃命令を下す。

「総員、出撃だ! 目標、眼前の空港! あれを、我等の拠点とする!」

 その命に従い、今まさに『ORCA』から無数の戦闘機械が出撃せんとしていた。

●羽田空港を守り、√ウォーゾーンへ逆侵攻せよ
 『ORCA』が√EDENの羽田沖に転移する少し前。羽田空港国内線のタクシープールで、|九門・絢介《くもん・けんすけ》(しがないタクシー運転手・h02400)は星詠みとして視た光景に、チッ、と舌打ちをしていた。

「――よりによって、羽田が狙いかよ」

 絢介にとって、羽田空港は重要な営業拠点の一つだ。此処を侵略されると、営業収入、ひいては収入に影響してしまう。そんなことを、やらせるわけにはいかなかった。
 絢介自身の生活への影響をさておいても、√ウォーゾーンからの侵略など捨て置くわけことは出来ない。
 早速、絢介はタブレットを起動すると、インターネットを介して√能力者のコミュニティに情報を流し、解決への協力を要請していく。
 羽田空港が戦闘機械の襲撃に晒される前に、戦闘機械諸共『ORCA』を撃破して欲しいと。
 その後は√ウォーゾーンに逆侵攻し、作戦目標を相談の上で決定しながら何らかの形で√EDENに侵攻せんとしている『統率官『ゼーロット』』の企みを挫いて欲しいと。

「向こうで何を作戦目標にするかは任せるしかねえが……上手くやってくれよ。頼んだぜ」

 情報の送信を一通り終えると、絢介は運転席のシートを倒して身を預け、ふう、と大きく息を吐く。そして、祈るように独り言ちながら、タブレットの画面を見遣るのだった。
これまでのお話

第3章 ボス戦 『統率官『ゼーロット』』


POW マルチプライクラフター
自身のレベルに等しい「価値」を持つ【新兵装】を創造する。これの所有者は全ての技能が価値レベル上昇するが、技能を使う度に13%の確率で[新兵装]が消滅し、【爆発】によるダメージを受ける。
SPD スマッシュビーム
指定地点から半径レベルm内を、威力100分の1の【腹部から発射されるビーム光線】で300回攻撃する。
WIZ リモデリング・フィンガー
視界内のインビジブル(どこにでもいる)と自分の位置を入れ替える。入れ替わったインビジブルは10秒間【放電】状態となり、触れた対象にダメージを与える。
イラスト V-7
√ウォーゾーン 普通11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

イリス・ローラ
アドリブや連携はお任せします。

「ここまで来たら同じ戦法でいこうかな」と前回と同じく√汎神解剖機関の羽田空港内から√能力の霊能波でゼーロットに攻撃する戦法を取ります。

地這い騎蟲「センチピード」に騎乗して、霊能波で√ウォーゾーン側の羽田空港を観察してゼーロットを探します。
√汎神解剖機関の羽田空港内で付近にいる警備員や利用客などは√能力の支配の領域と催眠術の組み合わせで、「問題無し」として遠くに離れるように命令します。

人払いが済んでゼーロットを発見したら、霊能波での攻撃を開始します。
攻撃開始時点でゼーロットが大きなダメージを受けていたら、とどめを刺すように急所に攻撃します。
逆に大きなダメージがないようならば、まずはゼーロットの両脚を狙って攻撃します。周辺の人払いは済ませているとはいえ、ゼーロットに逃げられた場合、こちら側で追いかける際に警備員や利用客に見つかって対処するのに時間が取られた結果、ゼーロットを取り逃がすことを避けるためです。

●避けられども、避けられども、なお――
「見つけたよ」
 √汎神解剖機関の羽田空港にて、イリス・ローラ(支配魔術士見習い・h08895)は独り言ちた。自身の√能力を介して、√ウォーゾーンの羽田空港にいる統率官『ゼーロット』を発見したからだ。
 既にイリスは、√ウォーゾーンにいる戦闘機械群「シャクティ」を√汎神解剖機関からの攻撃で殲滅している。ならばと、ゼーロットも同じく√汎神解剖機関から攻撃することにしたのだ。
「それじゃ、攻撃に集中したいから人払いしておこうかな」
 そうつぶやくと、イリスは√能力『支配の領域』を改めて発動し、周囲の人々に催眠術を仕掛ける。
「貴方は嫌な予感を感じている。貴方はすぐにでも此処から離れたい。
 そして、此処に他人を近寄らせたくない」
 元より、巨大なムカデの姿をした地這い騎蟲「センチピード」に騎乗しているために目立っており、周囲の注目を集めたり警備スタッフから呼び止められたのを、「センチピードは、荷物運搬用の乗物」「だから、此処にいても全然おかしくない」と言う催眠にかけながらシャクティを攻撃していたが、今回は相手が相手だけに徹底して人払いしておくことにしている。
 果たして、イリスの周囲にいる人々は蜘蛛の子を散らすかのように支配の領域の効果範囲から離れ、外側から領域内に入ろうとする人々を妨げる壁となる。
(まず、脚から潰すね)
「ぬうっ!? これは……!」
 イリスの放った霊波が、ゼーロットの両脚に次々と痛撃を与えていく。次々と霊波が浴びせられる度に、ゼーロットの両脚の装甲は歪み、剥がれ、内部の機械が露出した。
 もっとも、ゼーロットもやられっぱなしではいない。√能力によって、機動力を上昇させるバーニアを自身の背後に出現させながら、周囲に漂うインビジブルと自身とをランダムなタイミングで入れ替えていく。
(やっぱり、そう簡単にはいかないみたい……でも!)
 イリスの霊波は、空蝉の術の如きインビジブルとの入れ替わりか、バーニアによってゼーロットが得た人並み外れた技量によって回避され続けた。だが、イリスは諦めることなく執拗に霊波をゼーロットに向けて放ち続ける。
 やがて、その努力が報われる時が来た。

 ドォーン!

 何度目であっただろうか。肩で息をしながら放ったイリスの霊波を回避した瞬間、ゼーロットの背中のバーニアが爆発したのだ。
「ぐおおっ!」
 その衝撃に、ゼーロットの動きが止まる。イリスはここぞとばかりに、霊波を連続してゼーロットの両脚へと浴びせていった。
「くっ、しまった!」
 インビジブルと入れ替わる余裕もなく、ゼーロットはイリスの霊波をまともに受けてしまう。そして、先に右脚が、次いで左脚が破壊された。既に装甲が剥がれて内部の機械が露出している以上、脚の破壊は容易いことであった。
(そろそろ、潮時かな)
 支配の領域と催眠術の効果が薄れてきたことに加えて、霊波を連発した疲労が著しくなってきたことから、イリスは一度後退することにした。ゼーロットを仕留められなかったとは言え、両脚を潰すと言う十分な戦果を得たこともあり、ちょうどキリが良いというのもある。
「おのれ! おのれおのれおのれええええっ!!」
 イリスの後退によりそれ以上攻撃されることがなくなったゼーロットは、一方的に攻撃された挙句に両脚を潰されて立っていられなくなった自身の無様さに、独り口惜しさと憤りの叫びを上げるのだった。
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​ 大成功

都留・臻
いよう、漸く会えたなぁ
お前らにはさんざ痛い目に逢わされてんだ
テメェが痛い目見る準備ができてねぇとはいわせねぇぜ……!

ゼーロットを視認したら突貫、速攻
目指すは相手の懐に入り込むこと
大仰なマントの下がどうなってるかは知らねぇが
見えている部分に打突、払いを重ねて崩しを狙う

ビーム攻撃は当たらないに越したことはない、奴のいる空間に遮蔽物か
拾って盾代わりにできそうなものがあれば積極的に利用する
アドレナリン過剰の余波も想定
高密度攻撃だしな、多少食らうのは仕方ねぇ
耐えてみせるさ


十分に近接できたら拳を固めて
「これでーー仕舞いだ!」
2008-SolanalesDatura発動

二度と顔みせんなよ

アドリブ連携歓迎

●二撃必殺――ならず
 先行した√能力者との戦闘により、両脚を破壊され立っていられなくなったゼーロットの前に、|都留・臻《とどめ・いたる》(|枳殻《きこく》・h04405)が姿を現した。
「いよう、漸く会えたなぁ。お前らには、さんざ痛い目に逢わされてんだ。
 もう脚をやられてるみてぇだが、そんなもんじゃすまさねぇぜ……!」
「――ええい、来るな! 来るなっ!」
 臻は途中でゼーロットの両脚の残骸を拾いながら、突進。だが、ゼーロットは臻を近付かせまいとして、腹部から無数のビームを放つ。
(多少食らうのは仕方ねぇ。耐えてみせるさ)
 両脚の残骸を盾代わりにしてビームを受け止めながら、臻はなおゼーロットに突き進む。残骸で防ぎきれなかった分のビームが臻の身体を灼くが、臻は痛みに耐えながら突進の勢いを保ち続ける。
 そして臻は、突進の勢いのままにゼーロットの肩を蹴って上半身を倒しにかかる。首尾良く上半身が床に倒れると、臻はその上に馬乗りになってマウントポジションを取った。
「今度は、俺の番だぜ。これで――仕舞いだ!」
 すかさず、臻は√能力『|2008-SolanalesDatura《ダチュラ》』を発動し、左拳でゼーロットの胸板を殴りつける。ゼーロットは両腕をクロスさせて、臻の拳を防ごうと試みるが――。
「ぐおおおおおおっ!!」
 グシャアッ!! と大きな音が響くと共に、臻の拳をガードしたゼーロットの両腕が千切れ、胸部の装甲が大きく凹んだ。だが、その反動で臻の右腕も折れている。
「もう一丁だ! ブチ抜いてやる!」
 だが、それに構わず臻は左拳を握りしめると、ゼーロットの凹んだ胸板に再度叩き込む。
「うぐうっ!!」
 派手な破壊音が再び響くと共に、臻の左拳はゼーロットの胸部を半ば以上まで貫いた。
「――ちっ、足りなかったかよ」
 だが、臻の攻撃はゼーロットを虫の息までには追い込んだものの、その命にまではわずかに届かなかった。
 そのわずかを届かせようにも、臻の左腕もまた反動で骨折してしまい、これ以上の攻撃は不可能となってしまっている。
(まぁ、いいさ。ここまで追い詰めれば、コイツはもう生き残れねぇ)
 臻はゼーロットを仕留めきれなかった口惜しさを滲ませたが、あと一歩まで追い込んだだけでも十分と考えることにして、ゼーロットの前から退いていった。
🔵​🔵​🔵​ 大成功