咲樂・祝光の日記帳

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日々のまにまに、気ままに記す。
書き込みはご自由に。
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日々のまにまに、気ままに記す。
書き込みはご自由に。
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エオストレとサーフィンをしてきたよ。
美しい海の情景に、波音に潮風、そして冴えるような夏の空と、熱を。踏みしめた白砂の感触まで、全てをしっかり感じさせられたな。
海は、久方ぶりだったんだ。
祖父たちに仕込まれたサーフィンをいかせてよかったよ。
エオストレはコツさえ掴めば、なんでもすぐできるようになるんだよな。そういう所が──。……でも、いい。
こんな夏も、いいな。
イースターまんぼうってなんだ?
https://tw8.t-walker.jp/scenario/show?scenario_id=5214
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夏の夜に一瞬だけ咲く、花。「花火」とは粋な名付けだと思うな。終わったあとは、少し切なくなったりしてさ。
はは、わかるよ。花火の音、初めて聴いた時はびっくりしたなぁ。ミコトは花火の音が苦手ですぐ隠れてしまうんだ。
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私も終わりは苦手。その瞬間がずっと続けばいいのにと思ってしまうもの。
祝光も?ドンって鳴るとつい体も反応しちゃうのよね。ふふ。隠れはしないけれど、ミコトとお揃いなの。
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俺も思うよ。楽しいと思う時こそ、ずっと続けばいいのにって。それでも終わりは来ちゃうんだけどさ。
そ。俺も。身体に響いてくる、感覚がさ。リリアーニャやミコトは、獣耳だから……俺よりもっとはっきり音が聴こえそうだ。花火大会とかは、音大丈夫なの?
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ね、そうよね。そう思うものよね、ふふ。
普段は小さい音も拾えて便利なのだけど。花火大会とかは、はじめのうちはしばらく体が反応しちゃうけど徐々に慣れてくるわ……!
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そう思うよ、永遠があったとしても……おわってほしくないときはある。終わって欲しいものに限って続いたりするしね。(なんて少しおどけて)
……慣れる、ものなの?耳がキーンと痛くなりそうで心配だよ。
大丈夫、リリアーニャがいてくれてうれしいよ。そうだね、今度は別の場所で話すのもいいかもしらないな。
ここはほら……ボロボロの縁側だから。
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ふふ、そうね。……時に儘ならないものよね。(息を溢すように小さく笑う)
確かにうるさくなくなるってわけじゃないけれど。祝光は優しいのね。
本当?それなら、もう少しだけ居座っちゃおうかしら。私は図々しい兎だから、だめなことはちゃんと教えてね?あら、こういうお屋敷ってあまり縁がなかったからとても新鮮よ。
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……儘ならないから余計に求めてしまうのかもね。(小さな笑みに、囁くような笑みを重ねる。自嘲がすこし、まじったような)
リリアーニャに優しいって言ってもらえるなんて光栄だね。
うん、歓迎だよ。俺とミコトしかいないしさ。
君の時間をもらってしまうから、俺の我儘になってしまうかもしれないけどね。
そういってもらえるなら、もっと整えておけばよかったな。和の屋敷だけど、何処もかしこもボロボロなんだ。
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(その笑い方をよく知っている気がした。気のせいかもしれないけれど)……私も同じよ。(だから、短い言葉で寄り添うように)
突然現れた兎をもてなしてくれてありがとう。
んふ。それをいってしまえば、私もあなたの時間を頂いているのだし。後悔しても返してあげられないのよ?(戯けて言って片目を閉じる)
そうなの?手入れが必要なのかしら。よかったらお手伝いしましょうか。
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リリアーニャもおなじ?
それは──(よかったと言うべきなのか。それとも。澱むような闇が擽られる感覚に、ふと綻んだ)……心強いね。もしかしてこういうのって、同志、というのかな?
(寄り添われた言葉に寄り添い返せればいい)
はは、逆に俺がもてなしてもらえてる気もしてきてるよ。
もちろん。返品なんて求めないさ。
有意義な時間を過ごさせてもらってる。俺の時間を払うに相応しいくらいにね。(くすくすと、悪戯に笑って)
え、いいの?なかなかのボロ屋敷なのに。リリアーニャは、修繕とか得意なタイプなのかな。
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ふふ。なんとなくそんな気がしているわ。本当に、なんとなくね。(彼のことをまだよく知らないから、遊び心を含めて繰り返した。これから知っていければいいと思いながら)
私があなたを?さすがにそれは言い過ぎじゃないかしら。(くすくすと笑った後に、光栄だと大袈裟な手振りで返す)
もちろん。……、……それより得意な魔法のほうが多いけれど、できないわけではないのよ。ええ。
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なんとなく。(言葉を繰り返し、花咲む。その遊び心が心地よかったから。それに決めてしまうより、なんとなくの方が良い気がして)
そうだね。なんとなく、そうなんだろうな。
言い過ぎでもない気がするよ?お陰で俺は楽しいからね。
リリアーニャが来なかったらいつものようにミコトの昼寝を眺めていただろうからさ。
(少しの間に、はたと瞬いて)
ふふ、冗談だ。まさか遊びに来てくれた女の子に、修繕とか力仕事なんてさせられないよ。
得意な魔法──そっちの方に興味があるな。どんな魔法が得意なの?前に闇を扱うと、聞いたけれど……
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(やさしく共感を寄せてくれる彼へ、満足そうに微笑みを重ねて)
それならよかった、……あ、ミコトのお昼寝時間を邪魔しちゃっていないかしら。(急に声量を抑えてひそひそと。視線はミコトを探して)
ちがうの。本当に手伝いたいの。ただ、|直す《治す》魔法は……任せてと言い切れるほど得意ではなくて。
私が得意なのは、闇魔法と植物魔法と、空間魔法……かな。
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いいや、大丈夫だよ。(頬を綻ばせ)
ミコトは──屋根の上辺りかな?(あの辺、と瓦の剥がれそうな屋根を指さす)
あいつは昼寝が趣味だからね。隣で爆竹が弾けても起きやしないさ(だから大丈夫だよ、と彼女の気遣いにも感謝を告げる)
え、本当に?本気にしちゃうよ?(手を煩わせてしまうことには気が引けるが、猫の、兎の手をかりられるならこんなに心強いことは無い、と)
闇魔法と植物魔法に、空間魔法──リリアーニャはすごいね。そうだな……(異彩の双眸が彷徨って──うつしたのは近くに生える、桜の木々)
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(不思議と、内側から光を発しているような。それでいて花のひとつもつけていない。触れれば光に解けて消えてしまう──そんな木々だ)
この木々ははるか昔、或る『光』に灼かれてしまってね。俺ではどうも、なおせなかったんだ。
……君の魔法で、この桜の木に──闇を与えてあげることはできるかな?
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魔法と向き合う時間だけは、いくらでもあったのよね。(彼に倣って視界に収める桜の木々───季節柄花をつけていないのは当然と思えるけれど、話を聞けばその内情を理解する)光に灼かれる……それはなんとも、……痛そう。(このあたりは闇使いらしい感想だろうか)与えすぎても枯らしてしまうでしょうね。だけど調整に気を付けながら、少しずつ注げばできるはず。
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魔法と向き合う時間、か。すごいね、俺もリリアーニャを見習わなきゃかな。俺の術は、まだ……未熟すぎるからさ。
痛い──(はたと瞬いて)そう、だね。
この木々はずっと痛みを感じているのかもしれない。
それは、たすかるよ。コツがわかれば、俺にもできるだろうか?(リリアーニャの闇魔法。どんなものであるのか、好奇心と探究心が擽られる)
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(優しいという言葉には擽ったそうに笑って)
あの頃の私には、それしかなかっただけ。大丈夫よ、祝光だってこれから色々な魔法や術を使えるようになるわ。(真摯に向き合う心に魔法は答えてくれると兎は知っている。否、信じているからこそ、疑わずに答えた)
……近くで見る?(音もなく立ち上がる。声と瞳に彼の好奇心を見つけるとそう声を掛け、桜の下まで歩いて行こうと)
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(それしかなかった。その言葉に、どこか物寂しさを感じてしまって)
……けど、今は違う、のかな?(魔法以外にも、君に。あって欲しいと)
ふふ、ありがとう。未だ未熟なのが恥ずかしいけれど──心強いね。センスがないわけではないと思うんだけどな……。
(力を扱いきれていないのだ、と苦笑いを浮かべた)
……!
いいの?(パッと、喜色が咲いて。きらきら、曙と宵の双眸が好奇心に煌めく)ぜひ、見せて欲しいな。
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……ふふ、(やさしさの含まれた心遣いを感じ取れば、つい悪戯をしたくなって微笑む)昔よりは、きっとね。
何かを学んでいるときって自分だとそう思いがちなの。でも、自覚以上にできていたりもするのよ。(未熟だと苦みを乗せる彼へ、慰めではなく思うままを述べて)
(眼差しで彼を傍に誘うと両手で桜の木に触れる。樹皮を撫で、亀裂に指を這わせ、その奥にある光を感じ取りながら)|闇よ《Gloom,》、(小さな呼び掛けと共に指先から漆黒に染まり出す。手首、腕───徐々に影を纏うように)
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なら、良かった。魔法が疎かになってしまうほど、たくさん。あって欲しいと思うよ。(言葉にしつつも、彼女ならきっと疎かになどしないのだろうな、なんて思いつつ)
……だと、いいなぁ。(素直な言葉が嬉しくて、五分咲きの笑みを浮かべて)
なら次は……自覚できるくらいに、ならなきゃだね。
誇れるように、さ。
(傍らで、じっと。漆黒に染まる指先を、手首を、腕を──見つめる)
……!
(影に呑まれてしまいはしないのか、大丈夫かと声をかけそうになり、堪える。リリアーニャの邪魔をしないように)
(彼女と彼女の魔法を信じて)
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(暫く見ていれば気付くかもしれない。その闇はただ魔女を覆い隠しているのではなく、内からも滲み出ていることに。伏せられた碧色が鮮やかな水面の如く揺れている。霧のように揺らぐ闇は指先から木へと流れ込み、徐々に浸透していっているようだ。灼きつけられた光が弱まっていく───)
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────、それが……君の闇?(闇が、彼女の裡から湧き出している様だと感じた。なのに、伏せられた碧は冴えるような彩やかさで、まるで──)
……夜明け、みたいだ
(闇を与えている、のに。まるで逆のことばを。桜唇がぽつりとおとす)
(まるで沈まぬ太陽のように灼きついた光が、ゆっくりと。闇の安寧を齎されていくのが感じられた)
……噫……この子はもう、ねむれそうだね
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(半身を闇に浸したまま、幹にそっと耳を添えた。苦しみに似た騒めきは聞こえない。周囲は一段と暗がりに沈み、その中で鮮やかな瞳をぱちりと開くと傍の彼を見る)
……これで、よかった?(扱う闇を夜明けだなんて美しいものに喩えられたことがなくて。些か気恥ずかしそうに、声は静か)
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(闇の安寧を得た桜の樹の幹をそっとなでる。その眼差しは優しく……安堵が込められている)
ありがとう、リリアーニャ。眩くような闇だった。
……俺ではできなかったから。感謝するよ。
君にも、君の闇にもね。(ふ、と綻ぶように微笑めば、蕾のひとつもつけていなかった桜樹に──あわく、ほどけるように光を抱いた桜が|咲いて《灯って》 いく)
……その魔法は、リリアーニャの魔力の性質……体質的なもの?それとも、後天的に学んだものなのかな。
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(自ら齎した闇であるのに、その力が咲かせる花を不思議そうに見上げた。こんな風に、何かを与えられるなんて)
……ふふ。(お礼の言葉にやっと視線を戻し、眉を下げて笑う。はじめて褒められた子供みたいに)大したことじゃないの。きっと、この子自身に強い願いがあったから。
この闇は、……生まれたときからずっと身近にあったもので。あまりに近すぎて、私自身のようになって、……それを後から|魔力に変換《自らの糧に》したの。
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大したことだよ、リリアーニャ。
この桜の、時が動き出したんだから。届かなかった願いが──叶えられた。きっと他の桜も、解けていくはずだよ。
よかったら、今度お礼をさせてほしいな。何がいいだろう、希望があったら教えて。
……生まれた時か、ずっと、か。リリアーニャは、その闇を……自らの糧にと受けいれたんだね。黒薔薇みたいで綺麗だと思うな。
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お礼……、(遠慮や謙遜でなく、本当に大それたことはしていないという思いから何も浮かばなくて)じゃあ、祝光におまかせしてもいい?(なんて、一番難しいかもしれない要望を)
光を選ぶ道もあったかもしれないわね。でも、私にはできなかった。……黒薔薇みたい?
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お任せ……!?
(一番難しいことだった)
そ、そうだな……(口元を金の爪が彩る指先で隠して、お礼……お礼、……なんて呟きながら考える)
………食事をご馳走するとか、そういうのじゃありきたりだよね?俺にできることって言ったら……
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何かあった時に、手を貸す……とかじゃあ、お礼にはならない……?
君は闇を選べて、よかった?
(問いかけているようで、ぽつりと呟いているような、そんな声)
うん、黒薔薇みたい。俺の故郷ではね、黒薔薇はとっても縁起がいい花って言われてたんだよ。
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(迷う瞳の動きと美しく彩られた指先を眺める。こうして自分のためを思って考えてくれる時間が何よりも嬉しかったりするわけで)
祝光が選んでくれたことなら、なんでも。
手を貸す─── 万能な響きだけれど、いいの?(碧色が少しだけ企みを含むように煌めく)……なんて、あなたを困らせるようなことは頼まないようにしなくちゃね。
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闇を選ばなければ、わたしは私にならなかっただろうし。……よかった、のよね?
(思わず尋ね返してしまって)
祝光に出会えたのだって、私だからだもの。
そうなの? 私ね、黒薔薇が一番好きなの。
だからそういってもらえて嬉しい。
(縁起がいい、と覚えるように反芻しながら微笑む)
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