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桜井・日向の日記帳

桜井・日向 4月6日23時
(一頁目に『魔法少女マジカル・ミラクル・ドコドコ・コーンフレークプリンセスゼツナ ミ⭐️』というサインが書かれている)
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桜井・日向 4月12日22時
日記を始めようと思い、こうして筆を取った。
毎日とまでは言わないけれど、印象的な出来事があった日は欠かさずつけられるよう頑張りたいとは思う。
1ページ目が贄波さんのサインに占拠されたのは、まぁ、愛嬌ということにしよう。
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桜井・日向 4月16日23時
ここ最近は、どうも飲食店と縁がある日々だったみたい。

学校帰りに、雪儺さんという子が切り盛りするおでん屋さんに寄る機会があった。
多分、私が暮らしているのとは違う√のお店なのだと思う。
最近はすっかり春めいて暖かい日が続くけれど、それでも暖かいおでんは美味しかった。あの日は大根と餅巾着だけで終わらせたけど、次は別のタネも試してみたい。

それから、エマさんもあのお店は行きつけらしい。
雨深さんのところ以外でもお話しする機会があるとは思わなかったから、あの日で会えたのは少し嬉しい。

彼女も、何かしら過去にある人のように思えた。
私も、過去にはあまりいい思い出がない身だ。できれば、優しくしてあげたいと思う。
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桜井・日向 4月17日00時
それから

Unknown、というカフェーにお邪魔する機会もあった
アレも違う√に存在するお店なのだろう。
店主の暗明さんを初めてみた時は死̶ぬ̶ 強制送還も覚悟したけれど、(多分)紳士的な人で助かった。
それに、四之宮さんの淹れてくれた珈琲。今まで"ちゃんとした"珈琲は中々飲む機会はなかったけれど、あれは本当に美味しかった。

あとは

立川さんの存在は正直、得体がしれなかったとしか書きようがない。
私と同じような小心者のように思えて、けれどもどこかふてぶてしい印象もあって、なにより

(何か文字が書かれているが、何重にも線を引いて消されている)

彼女も人間災厄で、災厄名はぐるぐるバットだと名乗っていた。
本当にそうだろうか。何か、違和感があった。
何かもっと、危ないモノのような。そんな。

……正直、またあのお店に行くのは躊躇われる。
けど、焦るあまりお代を払うのを忘れていた。いつか、お詫びと一緒に払いに行かないと。
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桜井・日向 4月21日12時
https://tw8.t-walker.jp/scenario/show?scenario_id=10415

悪い夢を見た。一刻も早く忘れてしまいたいけれど、自戒として記録する。

私が誰彼構わず誑かして、破滅させる。そんな最悪の夢だった。
私はあんな事をしたいと思った覚えはない。
でも、なぜああなってしまったかは理解できる気がする。

誰かに頼られたい。求められたい。その間だけ、私は生きていてもいいと言ってもらえる気がするから。
あの日から、ずっと私の中にそんな強迫観念が棲みついて離れない。そんな自覚がある。

誰にでも優しくて、誰からも求められて。あの夢の中の私は、ひどく歪んでいたけれど。もしかしたら私の——認めたくはないけれど——理想の姿なのかもしれない。

寝る前に、火事のニュースなんて見たから、変な夢を見たのかもしれない。
こうして日記には書くけれど、気に病みすぎるのはやめるよう、心がけよう。
とある一夜の昏い夢
ミヒツ・ウランバナ
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