シナリオ

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ドローの特訓から始まるヒーロー劇場

#√マスクド・ヒーロー

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●√マスクドヒーロー
『フィルルルル……フィルルルル……』
 秘密結社『プラグマ』の大首領に忠誠を誓う「悪の組織」の怪人は、ひとり薄暗い部屋で映画を見ていた。
『オレの力。上映銃シネマグナムに相応しきムービーフィルム。これを創造するには、熱い情熱パワーが必要』
 彼の名前はフィルム・アクセプター『シネマプラグマ』。
 映画の力を持った悪の怪人である。
『力を得るための参考として見ていたが……素晴らしいぞ!』
 そして彼が今見ていた映画は……カードバトルで世界を救うようなアニメであった。
『熱き闘い。逆転につぐ逆転。そして……奇跡のドロー!!これだ!!』
 カードバトルにおいてなんやかんや必要となったのは、最終的にドロー力!
 シネマプラグマはそう結論づいていた。
『そうだ!最も熱き、ドロー力を誇るもの!それを、攫い、オレの映画の材料としてやろう!』
 シネマプラグマはカード型のムービーフィルムを、己の銃、上映銃シネマグナムにセットするとガチャコン!
 空に向かって放つと、そこにはムービーフィルムに封じられていた彼の配下が召喚される。
『そうと決まれば、こい!配下ども!強いドロー力を持つものたちを、攫ってくるのだ!』
『イーじゃーん!』

●ゾディアックサイン
「少年少女諸君。ドローの特訓をしようじゃないか」
 アーマリア・アマクサ(人間災厄「カタリナカタリ」お姉さん・h01673)が唐突にそんな事を言ってきた。
 説明しよう!
 皆さん当然ご存知かと思うが√マスクド・ヒーローでは今絶賛大流行中のカードゲームが存在する。
 そんなカードゲームを利用する悪の組織の怪人が現れようというのである。
「彼の名前はフィルム・アクセプター『シネマプラグマ』。映画の能力を持っているようだね」
 自身の力を強化するために、ドロー力を持った子供を攫い、武装化するつもりのようだ。
 どういった理屈なのかは分からないが実際に予知されているのでそうなってしまう。
「放っておけば、一般人のカードゲームの強い子供たちが攫われてしまう……そこで、お姉さんは考えたのさ」
 子供たちよりも、ドロー力を鍛え上げれば、シネマプラグマの配下は√能力者の元へ来るのではないか。
 彼らはどういった理屈かは分からないが、なんかドロー力の強い人の元へやってくるのだ。
 よって、ドロー力を鍛え上げておけば、勝手に敵がこちらに来るのである。
「敵が来たら、君達を攫ってムービーフィルムにしようとしてくるから、撃退して欲しい」
 周囲は暴れても大丈夫な場所で修行してもらうことになる。
 好きに戦って欲しい。
 ある程度撃退に成功すれば、シネマプラグマ本人もやってくる。
「シネマプラグマも当然君達を狙ってくるから、逆に反撃して倒してくれたまえ」
 召喚された配下などは本体であるシネマプラグマを倒せば全て消える。
 全力で倒して欲しい。
「カードゲームを悪用するなんていけすかないね。少年少女諸君。君達ならやれるだろう。頑張ってくれたまえ」
 さあドローの修行をしないと!
これまでのお話

第3章 ボス戦 『フィルム・アクセプター『シネマプラグマ』』


POW ニュー・シネマ・プルガトリオ
【映画のあらすじ】を語ると、自身から半径レベルm内が、語りの内容を反映した【シネマプラグマ劇場】に変わる。この中では自身が物語の主人公となり、攻撃は射程が届く限り全て必中となる。
SPD 妖械大戦争
半径レベルm内にレベル体の【「索敵型の戦闘機械」か「妨害型の妖怪」】を放ち、【「超感覚センサー」】による索敵か、【「小狡い妖術」】による弱い攻撃を行う。
WIZ 呪魔ンジ
【「攻撃型の怪異」か「回復型のモンスター」】を召喚し、攻撃技「【呪殺攻撃波】」か回復技「【ヒーリングマジック】」、あるいは「敵との融合」を指示できる。融合された敵はダメージの代わりに行動力が低下し、0になると[「攻撃型の怪異」か「回復型のモンスター」]と共に消滅死亡する。
イラスト 滄。
√マスクド・ヒーロー 普通11 🔵​🔵​🔴​

鳳・楸(サポート)
年齢の割に怜悧で落ち着いた娘です。良く言えば優等生的、悪く言えば面白みのない人間。どんな相手にも丁寧で穏やかな物腰で対応します。冷静沈着を旨としどんな状況でも年齢に不釣り合いなくらいの落ち着きと豪胆さを持って応じます。戦いは果敢で小さな体躯に似合わない中大型の刀を危なげなく操り前衛に立ちます。手足の短さはリーチの短さなので、後の先を取った戦い方をします。基本は刀のみで戦いますが裏をかいて至近距離で銃を抜くこともあります。

●第三章 ボス戦 フィルム・アクセプター『シネマプラグマ』


『フィルルルル……フィルルルル……クマぐるみ怪人たちは上手く子供たちを誘拐できたか』

 √能力者たちがクマぐるみ怪人を軒並み撃退してところに、更なる新手が現れた。

『オレの力。上映銃シネマグナムに相応しきムービーフィルム。これを創造するには、熱い情熱パワーが必要』
 彼の名前はフィルム・アクセプター『シネマプラグマ』。
 映画の力を持った悪の怪人である。

『力を得るための参考として見ていたが……素晴らしいぞ!』
 そして彼が今見ていた映画は……カードバトルで世界を救うようなアニメであった。

『故に!ドロー力の高い子供を攫い、我がムービーフィルムの材料としてやろうというのだ!』

 彼の目的は、偶然ハマったカードバトルアニメの情熱を、悪用しようとしていたのだ!
 放っておけば、無垢の子供たちが攫われ、犠牲になっていたに違いない。

『フィルルル……フィルル?なんだか様子が変だな?』

 ……が、シネマプラグマがやってきた場所に待ち構えていたのは√能力者であった。

「貴方の野望は阻止させてもらいました」
 鳳・楸(源流滅壊者・h00145)がシネマプラグマの前に現れる。
『な、なにぃ!?ドロー力の強い子供はっ!?どこに!?』
 シネマプラグマはドロー力を測定する能力があったらしい。
 そしてドロー力の強い存在のいる場所に転移してきたのだが……。
 それを逆手にとって、事前に√能力者たちがドロー力の特訓をしていたのだ!

 ここは、他に一般人が誰もいない、戦闘に支障のない自然の中!

 悪の怪人を倒すために、√能力者たちが待ち構えていた場所だったのだ。

『く、くそ、ドロー力の高い子供はどこに!?妖械大戦争をセット、探せぇ!』
 シネマプラグマは己の銃にカードをセットするとそれを発射。
 機械の見た目の怪人が召喚されると、それに索敵を命じる。
 もちろん、周辺には√能力者しかいないのだが。

「ー」
 フェイクショット。
 楸はそんな機械に密かに近づくと、【密接状態からの至近距離銃撃】を発射。
 強烈な一撃で敵の身体を破壊する。
『ぐおぉぉぉ!!オレの力がぁ!!』
 召喚された機械を破壊しただけだが、シネマプラグマの銃に装填されていたカードが燃え尽きた。
 どうやらシネマプラグマ自身を倒してもいいが、シネマプラグマの召喚する怪人たちにも残数があるようだ。

「悪事を働こうというのであれば、私たちが止めてみせます」

 こうして、ドロー力の強い子供を攫う計画を立てた敵の黒幕との戦いが始まったのだった。
🔵​🔵​🔴​ 成功

※3章は事件の黒幕『シネマプラグマ』戦です。
 やっぱり敵が転移して来て、ドロー力の高い皆さんを攫うつもりで来ます。
 彼は劇場パワーを持っており、なんやかんや劇場や映画っぽい力を使います。
 どうやら基本的にはカードを装填した銃から、配下を召喚するようです。

 この戦闘では、映画や物語りっぽい雰囲気を上手く利用するか、高まったドロー力を上手く使うとなんやかんやで戦いが有利になります。
(修行を実際にしてなくてもこの場のドロー力が高まっています)

 因みにシネマプラグマは、普通のカードバトルは特に受けてくれません。
 クマぐるみ怪人は単純だったのと、出来るだけ攫う時に傷つけたくないと思っていたのと、バトルに負けた精神的ショックで隙が出来ていただけです。

 でもシネマプラグマ君って実はプラグマの中では若い新人でそこまで戦闘能力は高くないみたいです。
 普通に戦っても倒せます。

 それでは素敵なプレイングをお待ちしております。