不思議なたまごとイースター祭
ぴょこん、ぴよぴよと、沢山の動物たちが春の訪れを喜ぶ冒険王国。
そしてこの冒険王国が最も活気に溢れ、盛り上がる時期が今年もやってくる。
春の訪れを祝う、イースターのお祭りの季節が。
そんなイースターのお祭りの話題で、冒険王国は持ち切り。
それに……不思議ないきものが生まれるかもしれない、魔法のたまごのうわさも。
この冒険王国は、もふもふなうさぎやひよこが、街のそこかしこにいて。
他にも様々な動物が生息している、自然豊かで長閑な王国。
そしてこの王国では、うさぎやひよこを連想するイースター祭を、冒険者に配信して貰ったり、祭りを盛り上げて人を呼び込めればと、毎年催しているのだという。
宗教的なものではなく、純粋に春の訪れを祝う趣旨の祭りだというが。
様々な趣向が凝らされているこの王国のイースター祭は好評で、この祭りの様子が配信された動画は毎年沢山バズるほどなのだという。
そんな祭りの内容の詳細は、参加者希望者へと後で送る紹介動画を見て欲しいが。
エッグペイントにエッグロール、エッグハントなどのイースター定番のものや、巨大なイースターエッグ風巨大たまごを転がすこの祭りならではなものなど、様々なイベントに参加出来たりだとか。
イースターパフェに、レモンひよこといちごうさぎのケーキ、ひよことうさぎのイースタープリン、ウサ耳付きクレープ、カラフルドーナツに、イースターエッグマカロンなどのイースターを思わせる映えスイーツだったり。
デビルドエッグやローストラムやベイクドハム、スコッチエッグやホットクロスバンズなどのイースターメニューは勿論のこと。旬の具材たっぷりな春キッシュ、イースターオムライスに巣ごもりサラダなどの、映えフードもたくさん。
飲み物も、ひよこミルクセーキやうさみみいちごスムージーにアニマルクリームソーダ、イースターにちなんだカクテルやモクテルも用意されているし、ホットエッグノッグもアルコールの有無や様々なカスタマイズができてほっこりイースター気分に。
それにイースターらしい装いの人で街も華やかだから、うさ耳カチューシャや映えるボンネットを着用してもいいだろう。自前でもいいし、レンタルもしてくれる。
そして、密かに噂になっている出店が、今年もこの祭りに現れるという。
それは、不思議な魔法のたまごの店。
様々な大きさや模様のものを選べるというが、何やら普通のたまごではないらしい。
ある条件を満たせば――その持ち主ごとのいきものが生まれるたまごだという。
それが本当かはわからないが、生まれた子は自分の相棒やペットにしてもいいし、この王国の人に託すこともできるらしい……という噂があるようだ。
うまれるいきものも、普通の動物のような子から空想の生物っぽいものまで、まさにその人それぞれだという話だ。なのでもしも見つけてみたら、試してみるのも良いかもしれない。
そして、もうひとつの魔法のたまごに関する噂。
魔法のたまごの秘密が、王国の近くに出現したダンジョンにあるかもしれない、と。
●マジカルハッピーイースター!
「みんなは、イースターのこと知ってる? 春の訪れを祝うお祭りみたいだけど、うさぎとか、たまごとか……春っぽくてかわいいイメージだよね」
そう皆を迎え入れるのは、物静かだけれど、ほわりと微か笑む少女。
星読みである楪葉・望々(ノット・アローン・h03556)は観た内容を語り始める。
「今回、みんなに向かってもらうのは、√ドラゴンファンタジーのダンジョンだよ。でもまずはダンジョン最寄りの冒険王国を訪れて、冒険の準備を整えたりするのもいいんじゃないかなって。今ちょうど、この冒険王国の街では『イースター祭』がおこなわれていて、すごくバズってて盛り上がってるお祭りみたい。かわいくて美味しいものもいっぱい食べられそうだし、楽しそうなイベントがあったり、あと……うわさなんだけど、条件を満たせば、持ち主によってそれぞれ違ういきものがうまれる、魔法のたまごをもらえる出店もあるんだって。本当かわからないけど、ちょっと興味あるよね。それに住民の人からこのお祭りで、今回攻略するダンジョンについての噂話が聞けるかも」
その『イースター祭』は、名前の通り、春の訪れを祝う祭りで。
屋台グルメの定番から、ちょっぴり変わったもの、甘い物や映えるものまで。
ダンジョン探索の前に立ち寄るにはうってつけの、楽しい祭りだという。
「それでね、すごく色々な屋台や催しがあるみたいなんだけど。『ドラファングルメちゃんねる』っていう人気チャンネルが、どんな屋台があってどんなメニューがあるのかとか、おすすめとか限定ものとか。あと、魔法のたまごのうわさとかも……この『イースター祭』の詳しい情報を配信してるみたいだから。あとでそのチャンネルをみんなにも教えておくから、必要ならチェックしてみて」
そして祭りを楽しんだ後、向かってもらうダンジョンはというと。
「そのあたり、星詠みの内容もちょっとあやふやなのだけど……メインの道をいけば、そこは『天空航路』、精霊の力を借りて、空を飛んで進むダンジョンみたい。魔法のたまごの秘密も、このダンジョンにあるってうわさだよ。ダンジョン攻略のついでに、魔法のたまごを孵してみるのもいいかも。それでダンジョンの奥にいる敵を倒せば、ダンジョン攻略完了だよ」
普通にダンジョンを攻略しに行くのもいいし。
もしも、イースター祭でうわさの魔法のたまごをもらっていれば、それを孵す条件がこのダンジョンで満たされるかもしれない。
そこまで説明を終えた後、皆を見回しながら。
「美味しいものも、楽しい遊びも、もふもふも、いっぱい楽しんで。魔法のたまごも気になるし、ダンジョン攻略も忘れずによろしくね」
望々は例の『ドラファングルメちゃんねる』を共有しつつ、そう送り出すのだった。
マスターより

マスターの志稲愛海と申します。
よろしくお願いいたします!
※ご連絡※
第1章の受付は【4/20(日)朝8:30~4/24(木)23:59迄】です。
以降の章の受付等は、シナリオタグやMSページで連絡します。
各章の詳細を記載した断章を、各章受付開始前に掲載予定です。
戦闘章以外は、POW/SPD/WIZは気にせずOKです。
どの章からでも、気になった章のみでも勿論歓迎です。
可能な限り内容が採用できないプレイング以外は全採用予定です。
何名様ででも、何文字ででもお好みで、お気軽にどうぞ!
今回の依頼内容は以下です。
第1章、冒険王国で催される「イースター祭」を楽しめます!
どのような屋台やメニューが楽しめるかは『ドラファングルメちゃんねる』(追加掲載いたします断章)にて詳細情報をお知らせしますので、チェックしてみてください。
孵す人によってそれぞれ違った不思議ないきものがうまれるという魔法のたまごを貰える店も、見つけられるかと思います。
おひとり様からグループ、何名様ででもお気軽にどうぞ。
お気軽に好きなように、お祭りを楽しんでください!
第2章、空を飛んで最奥を目指す、天空航路ダンジョンの攻略です。
普通に空を翔けながらダンジョンの奥を目指していただくも良し。
この章で、条件を満たせば、魔法のたまごをお持ちの場合はたまごが孵ります。
うまれるお好きないきものを無理ない範囲でですが指定できますし、おまかせでも可能です。うまれた子はつれてかえってもいいし、冒険王国に引き取ってもらうことも出来ていつでも会いにいけます。
第3章は、ダンジョンの主との戦闘です。
詳細は第2章クリア後の断章に記載いたします。
公序良俗に反する事、他人への迷惑行為、20歳以下の方の飲酒喫煙は厳禁です。
締切等はMS個別ページやTwitterでお知らせします。
●お願い等
同行者がいる場合は【相手の名前(呼称推奨)と、hからはじまるID】又は【グループ名】のご記入をお忘れなくお願いします。
グループ参加の人数制限はありません。
お一人様~何名様ででもどうぞ!
ですが、ご指定の同行者が参加していない場合は返金となる可能性もあります。
ご参加お待ちしております!
204
第1章 日常 『お祭りに行こう』

POW
露店を巡り、買い物を楽しむ
SPD
楽しい音楽や踊りに参加する
WIZ
お祭りの由来や伝承を聞く
√ドラゴンファンタジー 普通5 🔵🔵🔵🔵🔵🔵
●ドラファングルメちゃんねる!
腹が減ってはダンジョン探索もできぬ!
ということで今回の配信は、今話題の『イースター祭』の情報盛りだくさんでお送りします!
そもそもイースターとはどういうお祭りか?
気になる人はいますぐ、「イースター」で検索!
今回紹介する冒険王国の『イースター祭』は、春の訪れを祝う意味合いが強いから。
春だーやったーわーい! イースターわくわく! の心で参加OK!
ということで、まずは皆も気になるだろう、注目のイースターメニューをご紹介!
イースターパフェは、これでもかとイースター要素を盛りまくった贅沢パフェで、カラフルなミニイースターエッグチョコにウサギさんアイス、ヒヨコミニプリン、お花デコがちりばめられたイースターてんこ盛り! サイズも選べて、超特大サイズにすればミニイースターエッグハントができるし、ちょっとずつのいいとこどりなミニサイズもあるし。お好みとお腹の具合で選んでみてください!
可愛い見目のスイーツといえば、レモンひよこといちごうさぎのケーキに、カスタードひよことイチゴうさぎのイースタープリン……ひよこさんとうさぎさん、どっちがお好み?
そして、クリームといちごがたっぷりのウサ耳付きクレープ、イースターエッグみたいな色々な模様をしたカラフルドーナツやイースターエッグマカロンなども、映えまくりスイーツ!
それからやっぱり、腹が減ってはダンジョン探索もできぬ!
イースターでよく食べられているメニューや、イースターモチーフのフードも紹介しちゃいます!
まずは、イースターの時によく食べられる、ゆで卵の卵黄を味付けをして卵白に盛り付けるお洒落なデビルドエッグや、ゆで卵をひき肉の中に隠したスコッチエッグ、レーズンなどのドライフルーツが入った十字架模様の甘いパンであるホットクロスバンズ、オーブンでカリッと焼き上げるラム肉のローストやこんがり焼き上げるベイクドハムもイースター料理の定番。
それに加えて、旬の具材たっぷりで春らしいエディブルフラワー咲かせた春キッシュに、ふわふわ半熟たまごが楽しめる白身の水玉模様がかわいいイースターオムライスに。レタスやカラフルな春野菜が敷き詰められた上に揚げ麺の巣、カリカリな巣の中には、たまごの親鶏とうずらの卵なひよこさんがいる巣ごもりサラダなど。イースターモチーフのフードも要チェック!
飲み物も、定番で普通の飲み物は勿論のこと。
ひよこミルクセーキやうさみみいちごスムージー、動物さんアイスが選べるしゅわりアニマルクリームソーダなど、キュートであがるドリンクだとか。成人していれば、アルコール類の用意もあります! たとえば、イースターエッグみたいにたまご型にくり抜かれた様々な冷え冷えシャリシャリ果物が入ったグラスに、アルコールを注いだカクテル「イースターポンチ」は好きな酒を注げるというし、酒の選択に迷うならシャンパンがおすすめとのこと! 勿論、アルコールをサイダーにしたノンアルコールでも楽しめるから、お酒が飲めない人も注文OK! それと当チャンネルが注目しているのが、牛乳、卵、砂糖を使って作る、少しとろみがついた甘いドリンク・ホットエッグノッグ! そのままで飲んでもとても美味しいし、シナモンを加えたり、大人風にラム酒やブランデーやコニャックなどの好みの洋酒もいれてみた大人のスパイシーエッグノッグに挑戦するのもまた良し、です!
あとは、催し物関連も要チェック!
イースターらしい装いの人で街も華やかだから、うさ耳カチューシャや映えるボンネットを着用して歩いてみるのも、きっと気分上がります! 自前のものでもOK、レンタルもあるから、気軽な気持ちでつけてみよう!
それにイースターといえば、楽しめる遊びも盛り沢山!
まずは、イースターエッグペイント。イースターには欠かせないイースターエッグを作れちゃいます! 好きに卵に絵を描いたり色を塗ったりして、あなたのオリジナルのイースターエッグを作ってみてくださいね。
それから、イースターエッグロール。イースターエッグを割らないようにスプーンで転がしつつ、ゴールまで走る遊び。わいわい競って盛り上がること間違いなし。
イースターエッグハントは、王国のそこかしこに隠されたエッグを探してゲットできます! 見つけたエッグをぱかりと割れば、出てくるものは、たまごごとにそれぞれ違うという話だから……何が出てくるかは、お楽しみに。
そしてこの冒険王国ならではな注目の人気催しといえば、イースターエッグ風巨大たまごを坂の上から転がして、坂の下に並べられたピンを倒し、より高い点数を目指すたまご転がし――略して「たまころ」! 抱えるほどのカラフルなイースターエッグ風の巨大ボールを坂道の上から投げて、坂の下に並べられたうさぎさんピンを2投のチャレンジの合計でどれだけ倒せるか、というものらしい。ボールの大きさ選びもなかなか重要で、個体差があってたまご型だから結構難しいし、障害物などもあるからよく軌道を読んでみて!
あとは、好きな模様のミニたまごのパーツに、花やうさぎやひよこなどなどのモチーフを加えたりもできる、オリジナルエッグチャーム作りなどのワークショップも、思い出作りやお土産に最適!
それから……このドラファングルメちゃんねるの独占スクープ!
今年も噂の「魔法のたまご」の店が、冒険王国にやってくるという情報をキャッチ!
この魔法のたまごは、条件を満たせば、その人それぞれの不思議生物が孵る……何ていう噂が。
そのいきものの姿は、普通の犬猫やウサギやひよこみたいな動物さんであったり、動物さんに羽が生えているなどの空想の世界の子だったりだとか、妖精さんみたいに小さな人型であったりなど……本当に人による、ということみたい。
たまごの大きさや模様は様々だというから、ビビッときたたまごを貰って飾るだけでも思い出になるし。貰うだけ貰ってみるのも全然あり!
何やら、この冒険王国の近くにあるダンジョンに、条件を満たす鍵があるのかも、という気になる噂も。
もしも魔法のたまごを孵す方法がわかったら、是非当チャンネルのコメント欄で教えてくださいね!
ということで、どうぞ良きイースターのひとときを!
チャンネル登録も、是非ぽちっ♥と、よろしくお願いします!
<ドラファングルメちゃんねる、概要欄補足(マスターより)>
オープニングや断章にある出店やメニュー以外にも、様々な店や物があるので。
設定に余程無理がない限りは、お好きな出店やメニューを創作したり指定していただいても構いません。
地元の人や偶然相席になった冒険者とも会話できたり、一期一会の出会いもOK。
食べ歩きでも店内でも、この祭りをきっかけに出会いがはじまったり等々でも、ご自由に過ごしていただければと!
魔法のたまごは、1章では手に入れるところまで、孵すのは2章になります。
1章でたまごを貰う内容を入れなくても、2章で実はもらっていました、などもOKですので、臨機応変、どうぞお好きなように楽しんでください!

【白森】
ルーチェ:ルーちゃん呼び
ん〜、ちょっと違う気がするけどぉ、そんな感じかなぁ?
…って、ルーちゃんったらすごぉい。いっぱい食べるねぇ
それならルゥは春キッシュとぉ、巣ごもりサラダも美味しそ〜
スコッチエッグも食べたいからぁ、1口ちょーだい?
スイーツも可愛いねぇ。一緒に食べよぉ
あとねぇ、ルゥはエッグノッグもぉ。クリームシェリーで甘ぁく作ってほしいなぁ
んふふ〜、ルーちゃんは美味しそうに食べるからぁ、見てて楽しいよぉ
…わぁ、走ったら危ないってぇ。お祭りは逃げないからゆっくり歩こぉ?
そう言って繋ぐ手の指をからめ、所謂恋人握りで走るルーチェを止めて
ハント〜?狩りってことかなぁ、それならルゥ負けないよぉ

【白森】
イースターってうさぎとタマゴの祭なんだな?
ちょっ、美味そうなもんいっぱいじゃねーか!これは、食えるだけ食うしかねぇ!
スコッチエッグってのとか、イースターオムライスは食うだろ?それから…肉も食いてぇ!
スイーツはカラフルドーナツにうさ耳付きクレープ、イースターエッグマカロンってのも食おうぜ?
一口?良いぜ、シェアも楽しいしな♪
どれも美味すぎる♪ こういう祭は食べ歩かなきゃ損だよな♪
あ、あっちにも美味そうなもんあんじゃん!
ルチアの手を引いて、目的のお店までつい走り気味に
恋人繋ぎで止められたら、ゆっくりに
あっちでエッグハント?とかもあるみたいだから、そっちも行こうぜ♪
イースターと言われても何の祭りなのか、これまではふんわりしか聞いたことなかったけれど。
くるりと周囲を見回してみたルーチェ・モルフロテ(⬛︎⬛︎を喪失した天使・h01114)は、こう把握する。
「イースターってうさぎとタマゴの祭なんだな?」
そんな彼女の言葉に、ふわふわのしっぽをゆうらり揺らしながら。
「ん〜、ちょっと違う気がするけどぉ、そんな感じかなぁ?」
当たらずとも遠からず……いや、まぁちょっと違っても、大きくは間違ってはない気もするから。
ルチア・リリースノウ(白雪のワルツ・h06795)はそう返しつつも、春色でいっぱいな冒険王国を、ルーチェと共に巡って……みようとした、その時。
ふいに吹き抜けた風が纏う香りに誘われるように。
「ちょっ、美味そうなもんいっぱいじゃねーか! これは、食えるだけ食うしかねぇ!」
何気なく祭りの様子を改めて眺めてみたルーチェはそう瞳を輝かせて、気合も十分。
すかさず気になる屋台を、うきうき張り切って巡ってみれば。
「スコッチエッグってのとか、イースターオムライスは食うだろ? それから……肉も食いてぇ!」
「……って、ルーちゃんったらすごぉい。いっぱい食べるねぇ」
そんなルーチェの勢いに、まぁるいお耳をぴこりとさせながら。
「それならルゥは春キッシュとぉ、巣ごもりサラダも美味しそ〜」
ルチアは、ルーチェが買ってきた美味しそうなたくさんの戦利品に、さらにキッシュとサラダも追加してみる。
いや、でも味わうのは勿論、イースターなごはんだけではなくて。
「スイーツはカラフルドーナツにうさ耳付きクレープ、イースターエッグマカロンってのも食おうぜ?」
「スイーツも可愛いねぇ。一緒に食べよぉ」
イースタースイーツはやはり別腹、可愛くて美味しそうで、わくわく購入して。
ルチアがふと持ち掛けるのは、こんな提案。
「スコッチエッグも食べたいからぁ、1口ちょーだい?」
「一口? 良いぜ、シェアも楽しいしな♪」
だって交換こすれば、色々な種類のものを食べられるから!
それから、食べ物とスイーツが揃えば。
「あとねぇ、ルゥはエッグノッグもぉ。クリームシェリーで甘ぁく作ってほしいなぁ」
ルチアがほこほこと選んだ飲み物は、とろりと甘いクリームシェリー入りエッグノッグ。
いっぱい美味しい物を買い回って、それからちょっと多くなった荷物を頑張ってパステルカラーのテーブルに並べて。
たまご型の椅子に腰を落ち着ければ――いただきます!
そしてルーチェははむはむと、あれもこれも逸るように、戦利品を色々と頬張っていけば。
「どれも美味すぎる♪ こういう祭は食べ歩かなきゃ損だよな♪」
「んふふ〜、ルーちゃんは美味しそうに食べるからぁ、見てて楽しいよぉ」
たくさんあったはずのフードやスイーツも、難無くぺろりと完食!
でも勿論まだ、ご馳走様ではなくて。
「あ、あっちにも美味そうなもんあんじゃん!」
ルチアの手を引いて、目的のお店までついわくわくそわり、走り気味になっちゃうけれど。
その足が止まって、今度はゆっくりとルーチェが歩き出した理由は。
「……わぁ、走ったら危ないってぇ。お祭りは逃げないからゆっくり歩こぉ?」
そんなルチアの声と、繋いでいる手の指がからめられるのを、感じたから。
そして所謂恋人握りをして、ルチアがルーチェのダッシュを無事に止めれば。
ルーチェは、美味しそうな食べ物以外にも色々な屋台があることに気づく。
「あっちでエッグハント? とかもあるみたいだから、そっちも行こうぜ♪」
「ハント〜? 狩りってことかなぁ、それならルゥ負けないよぉ」
例えばそう、冒険王国中でかくれんぼしているたまごたちを見つけるお楽しみ。
そしてやる気漲らせるルーチェのお誘いに、同じくふわふわのしっぽをゆらりら。
まぁるいお耳もぴこんと気合を入れて、ルチアもこくりと頷いて返す。
狩りなら負けないし、それにお互い見つけたたまごに何が入っているのか――考えれば、わくわくしちゃうから。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【狐】
『イースター祭』……綺麗なものばかりで楽しそうだ、おい二人とも「ハッピーイースター」って叫ぶのもいいがまずはボンネット選んで被らないとだろ?星斗はその星とうさ耳がついたやつとかどうだ?リアはこの花とリボンたっぷりのやつで俺はこの青い花々が彩られたのにするか……自分に似合いすぎるうん流石俺だ
星斗は相変わらず旨いもの見つけるのがうまいよな、ん?リアはどうした……魔法のたまご?まぁ俺はいらないけどお前が気に入ったのなら貰っておけ……おい星斗、確かに俺は鴉の獣妖だがペットじゃねぇぞ
まぁなんにせよそのたまごから何が生まれてくるのかは楽しみだな、ほら行くぞもっと食い倒れするんだろ?
【アドリブ歓迎】

【狐】
ハッピーイースター!美味しそうなものばかりだね!……何?マレス、ボンネット?んーまぁ確かにこれ僕に似合いそうだから被るね、リアもマレスも似合うじゃん!よしじゃあ早速美味しいもの探すぞー!
(屋台見て回り三人分の席を確保)とりあえずラム肉のローストに春キッシュに巣ごもりサラダ!ひよこミルクセーキにイースタープリン!第一陣はこんなもんかなー!ほら皆の分買って席確保したから食べよ……ってリアどーしたのそれ?イースターの魔法のたまご?ペットならマレスがいるじゃんってジョーダンだよ!
ならたまごも一緒にイースター楽しもう!ご飯は生まれてからね、そうそうイースター食い倒れするんだからさ!
【アドリブ歓迎】

【狐】
ハッピーイースター!凄いわねこんなにも素敵なお祭りがあるなんて!……マレス?ボンネット?そうね!イースターお祝いするなら必要よね!……似合うかな?うん二人もボンネット似合ってるわ!
ご飯もそうだけど色んなものあるのね……ん?なんだかたまごがいっぱいの屋台……あっ星斗にマレス……そう魔法のたまご!なんかこの柄?色?がね見た瞬間ときめき?心惹かれちゃって……買ってきちゃった、しかも運が良ければ何かが孵るらしいのよ
うーんマレスはペットじゃないし鴉や鳥系が孵るかもわからないし……うんそうねこのたまごもイースター楽しんでもらいましょうか!それじゃイースターメニュー第一陣いただきます!
【アドリブ歓迎】
やって来た冒険王国は、パステルカラーの彩りでいっぱい。
だってこの王国で今、開催されているのは、そう!
――ハッピーイースター!
そう声を揃えてうきうきと、妹尾崎・リア(きつねあめは晴れ間に降る・h01915)と七夜・星斗(願い星は夜空に煌めく・h04589)が叫んだように。
春の訪れを祝うお祭り、イースター祭である。
「凄いわねこんなにも素敵なお祭りがあるなんて!」
「美味しそうなものばかりだね!」
そしてそうそれぞれ、興味の向くものへと視線を巡らせる二人に。
「『イースター祭』……綺麗なものばかりで楽しそうだ」
マレス・クレフィント(妹尾崎・リアのAnkerの従者・h06283)も、カラフルで可愛くて洒落た雰囲気に、ひとつ頷きながらも。
ふたりへとふと目を移せば、まずはこう言い放つ。
「おい二人とも「ハッピーイースター」って叫ぶのもいいがまずはボンネット選んで被らないとだろ?」
それを聞けば、再びリアと星斗は仲良く一緒にきょとり。
「……マレス? ボンネット?」
「……何? マレス、ボンネット?」
そして首を傾けて自分を見るふたりに、すかさず選んで差し出す。
「星斗はその星とうさ耳がついたやつとかどうだ? リアはこの花とリボンたっぷりのやつで」
星斗には、煌めく星たちとうさぎさんのお耳が付いたボンネットを。
リアには、カラフルな花たちと蝶々を思わせるようなリボンがたっぷりついた、お花畑のようなものを、それぞれに手渡せば。
「そうね! イースターお祝いするなら必要よね!」
「んーまぁ確かにこれ僕に似合いそうだから被るね」
マレスのチョイスしたそれを、すちゃりとかぶってみるふたり。
そして勿論、マレス自身も。
「俺はこの青い花々が彩られたのにするか……」
そう手にしたボンネットを満を持してかぶり、置かれた鏡を見てみれば。
「自分に似合いすぎる、うん流石俺だ」
相変わらずの感動するほどの自分の美しさに、とっても満足げ。
そしてひょこり、リアもマレスと一緒に鏡を覗いてみて。
「……似合うかな?」
「リアもマレスも似合うじゃん!」
「うん二人もボンネット似合ってるわ!」
星斗も一緒に3人ならべば、さらにわくわく高まるイースター気分!
ということで装いもばっちり、ボンネットのうさ耳をぴこり揺らしながらも。
今度は星斗が吟味して、皆の分も選ぶ番。
「よしじゃあ早速美味しいもの探すぞー!」
王国に並ぶイースター屋台をぐるりと張り切って見て回って。
確保した三人分の席のテーブルに、ずらりと並べてみせる。
「とりあえずラム肉のローストに春キッシュに巣ごもりサラダ! ひよこミルクセーキにイースタープリン!」
……第一陣はこんなもんかなー! なんて。
主食にサラダ、飲み物とデザートまで、ばっちりバランスよく選んだ、美味しそうな戦利品を。
「星斗は相変わらず旨いもの見つけるのがうまいよな」
マレスはそう感心したように口にしつつ、星斗が確保した席に座って。
リアも勿論一緒に……と思いきや、姿が見えない?
星斗が美味しいものを調達している間に。
「ご飯もそうだけど色んなものあるのね……ん? なんだかたまごがいっぱいの屋台……」
ふと見つけた、カラフルなたまごがたくさんあるお店を見つけて、立ち寄っていたのだ。
それから、ふたりの元へと戻って来れば。
「ほら皆の分買って席確保したから食べよ……ってリアどーしたのそれ?」
「ん? リアはどうした……魔法のたまご?」
星斗とマレスは、彼女がいつの間にか抱いているたまごに気づいて。
「あっ星斗にマレス……そう魔法のたまご!」
リアはこくりと頷いた後、ふたりにも、貰ったそのたまごを見せる。
何となく興味をひかれて覗いてみたリアだったが、たくさんある中で、どうしても気になるたまごを見つけたのだ。
「なんかこの柄? 色? がね見た瞬間ときめき?心惹かれちゃって……買ってきちゃった」
まるで雨のような雫柄のたまごを。
それに、飾りとしても可愛いのだけれど。
「しかも運が良ければ何かが孵るらしいのよ」
そんなリアの言葉に、マレスはこう言葉を向けるけれど。
「まぁ俺はいらないけどお前が気に入ったのなら貰っておけ……」
「イースターの魔法のたまご? ペットならマレスがいるじゃん」
そんな言葉を聞けば、マレスとリアは彼へと目を向けて。
「……おい星斗、確かに俺は鴉の獣妖だがペットじゃねぇぞ」
「うーんマレスはペットじゃないし鴉や鳥系が孵るかもわからないし……」
……ってジョーダンだよ! なんて、ふたりに笑ってみせてから
星斗はリアと一緒にいるたまごへと改めて見れば、こう笑みを咲かせる。
「ならたまごも一緒にイースター楽しもう!」
「うんそうねこのたまごもイースター楽しんでもらいましょうか!」
――それじゃイースターメニュー第一陣いただきます! って。
たまごも一緒に、美味しそうなイースターフードを目一杯楽しんじゃいます!
いや、これはあくまで、第一陣。
美味しく完食すれば、そう。
「まぁなんにせよそのたまごから何が生まれてくるのかは楽しみだな、ほら行くぞもっと食い倒れするんだろ?」
「ご飯は生まれてからね、そうそうイースター食い倒れするんだからさ!」
まだたまごの子は生まれるまでは食べられないけれど、勿論一緒に。
第二陣のイースターな美味探しに、いざ皆で出発です!
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

ヒイロ君(h02314)と
春です!イースター!お祭り…!
早速遊びに行きましょう?
わ〜いと冒険王国のイースター祭の様子を眺めて
何から見て行こうか?
もふもふなウサギもヒヨコも沢山可愛いくって
目移り迷って決められなさそうな…
クリームと苺なウサ耳付きクレープ買えたなら
ご満悦で…今回はご飯を食べに行きましょう
甘いものは別腹カウントで…!
色々お洒落なデビルドエッグも良いし
私も好きな春キッシュ食べられるお店を探して
のんびりご飯タイムとお喋り交えて
…あとはホットエッグノッグと
噂の「魔法のたまご」も気になってて
ふふ。春には楽しい事が沢山あるから
ヒイロ君も楽しんでくれてたら嬉しいな

同行:花鳥ちゃん(h00644)
イースター…兎とか卵のお祭りだっけ
いつになくテンション高めのような
幼馴染の姿は野ウサギみたいで
危なっかしいような…はいはい、
一緒に楽しみには行くから落ち着こうね
春の訪れ祝うような華やかな街並みの様子は
1日あっても全部楽しむのは大変そうな
何から気になってる?と聞こうとしたら
手には既にクレープ持ってた
動きが素早いなぁ。別腹なの…そっか
見かけて入った店内も春らしい雰囲気で
俺もデビルドエッグは気になるかな
イースターオムライスってのも美味しそうで
前菜だけで足りなそうなら
サラダやベイクドハムも足してみる?
お腹いっぱいになれそうな程
楽しんでいるとも
キミの表情を見ていると
訪れた冒険王国は、淡くて可愛らしい彩りでいっぱいで。
くるりと早速、香住・花鳥(夕暮アストラル・h00644)は視線を巡らせてみて。
「春です! イースター! お祭り……!」
「イースター……兎とか卵のお祭りだっけ」
「早速遊びに行きましょう?」
逸るようにそう、小さく首を傾けている入谷・飛彩(雨降る庭・h02314)へと促すように紡いで、うきうき。
そしてそんな姿を見遣りながら、飛彩はそっと思うのだった。
共に赴いた幼馴染の様子は、ぴょこりと跳ねる野ウサギみたいで。
(「いつになくテンション高めのような、危なっかしいような……」)
浮足立っている様子に、ちょっぴりだけ心配に。
だから、わ~いと冒険王国のイースター祭の風景をわくわく眺めつつも。
「何から見て行こうか?」
「はいはい、一緒に楽しみには行くから落ち着こうね」
さり気なく宥める飛彩が自分の挙動に不安を覚えているなんて、露知らず。
でも飛彩も、その気持ちはわかるのだ。
春の訪れ祝うような華やかな街並みの様子は、1日あっても全部楽しむのは大変そうなくらい、色々なものが用意されていて賑やかで。
足元にとてとてやってきた、もふもふなウサギもヒヨコも沢山可愛いくって。
目移り迷って決められなさそうな……なんて、思っていた花鳥であったのだけれど。
「……!」
ふと何かを見つけた屋台へと足を向けてみて。
「何から気になってる?」
飛彩がそう訊ねつつも隣を見遣れば、思わずぱちりと一瞬だけ瞬いてしまう。
花鳥の手には既にしっかりと、クリームと苺なウサ耳付きクレープが握られていたから。
「動きが素早いなぁ」
「今回はご飯を食べに行きましょう。甘いものは別腹カウントで……!」
「別腹なの…そっか」
甘い物は別腹だと、ほくほくな花鳥と一緒に入ってみるのは、歩いている最中に見かけた店。
扉を開いて足を踏みいれれば、店内も春らしい雰囲気で。
「色々お洒落なデビルドエッグも良いし、私も好きな春キッシュもメニューにあるから嬉しいな」
「俺もデビルドエッグは気になるかな。イースターオムライスってのも美味しそう」
花鳥ご所望であったイースターメニューも頼めるみたいだから。
飛彩も気になったものをいくつか選んでみて。
「前菜だけで足りなそうなら、サラダやベイクドハムも足してみる?
……お腹いっぱいになれそうな程、なんて。
別腹なスイーツとごはんの順番が逆な気はするけれど、花鳥と共に、美味しいイースターを満喫することにして。
花鳥も、飛彩とのんびりご飯タイムとお喋りを楽しんでいれば。
「……あとはホットエッグノッグと、噂の「魔法のたまご」も気になってて」
ほっこり甘くてあたたかいホットエッグノッグも追加して。
この後、噂の「魔法のたまご」を貰える店も、探してみることに。
それからほわりと花鳥は笑み咲かせながら、彼へとこう告げれば。
「ふふ。春には楽しい事が沢山あるから、ヒイロ君も楽しんでくれてたら嬉しいな」
「楽しんでいるとも」
飛彩はすぐに頷いて返して、こう続けるのだった。
――キミの表情を見ていると、なんて。
だって、ぴょこりと跳ねるようにはしゃぐ姿は楽しそうで、飛彩も一緒に楽しい気持ちになるから。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

ネィムさま【h05491】と
うさぎさんの、おみみ。ついているもの
おにあい。おそろいもね、うれし、です
えと、たまごをね。もらえるところ。さがしたい、のですけど…
クレープ、ドーナツ…ちょと、きになって
ぼうけん。おなかすいてたら、できない。ですし…いかが、でしょ?
たべながら、たまごのおみせ。さがします
みちをまがったり、うえきのしたを、のぞいてみたり…
あ。たまご、ありました
イースターエッグハント?
…(わったら、きっと。すてきなものがでてきます)
ほかにも、あるのかも…!えとえと、ありそうなの…
はっ…たまごさがすの。むちゅうでしたけど
おみせ、さがすのでした…!
ネィムさま、いそいで、さがしましょ…!

ナターリヤ【h05868】と
ちいさなうさぎさんの耳がついてる、かわいいぼうし
うれしい、ね?まいごにならないように、手をつなぎましょ
我のおなか、ぐーぐー。なんのおと?
ゆーわくおおいですから、あちらこちら
なたーりやと食べあるき!
わくわく、見たことないのたくさん
クレープ?たべる!ドーナツ?たべる!ぜんぶすき
いーすたー、いっしょはじめてうれしたのし
たまご、たまご。こっちもあったのです
ね、ね。いっしょにわろ?ぱかり
わ。なになにですか?おたがい見せあいっこ
わくわくが止まりません!
まって。まって。ナターリヤ!
いそげ。いそげ。ふしぎなおみせ、たまご!
ほかのたまごよりおっきなたまご、ふたりで1つくーださい!
春色の冒険王国の空に向かって、ぴこぴこ、ぴこり。
仲良くふたりお揃いで揺らすのは、あたまのうえ。
だって、ノー・ネィム(万有引力・h05491)もナターリヤ・アリーニン(夢魅入るクークラ・h05868)も、うきうき心が躍っちゃうから。
そう、ちいさなうさぎさんのお耳がついてる、かわいいぼうし。
「おにあい。おそろいもね、うれし、です」
「うれしい、ね? まいごにならないように、手をつなぎましょ」
はしゃぎすぎて迷子うさぎにならないように、おててをしっかりとつなげば。
ぴょこりと跳ねるような足取りで、春色の王国をくるり巡ってみることに。
今日の冒険王国は、春の訪れのお祝い――イースター祭りが開かれていて。
ナターリヤがこの祭りの話を聞いて、気になっているのは。
「えと、たまごをね。もらえるところ。さがしたい、のですけど……」
イースターといえば、たまご。
そして何やら、魔法のたまごとやらをもらえるお店があるらしい……?
けれど、そんな不思議なたまごも、もちろん気になるのだけれど。
ネィムはふいに、きょとりと首を傾ける。
「我のおなか、ぐーぐー。なんのおと?」
ふわり春風が運んでくる美味しそうな匂いに、正直に鳴るのはおなかのむしさん。
そして、ナターリヤも同じで。
「クレープ、ドーナツ……ちょと、きになって」
だからそろりと、こんな提案を。
「ぼうけん。おなかすいてたら、できない。ですし……いかが、でしょ?」
まずはおなかのむしさんを落ち着かせるための、イースタースイーツタイム作戦です。
そして、そんなナターリヤが気になっている屋台をネィムも一緒に覗いてみれば。
くるり花束みたいに果物やクリームが包まれたものや、まんまる穴のあいた可愛いお菓子。
わくわく、見たことないものがたくさんで。
「クレープ? たべる! ドーナツ? たべる! ぜんぶすき」
ネィムはこくりとすぐに頷いて返して。
ゆーわくおおいですから、あちらこちら、なんて。
ナターリヤといっぱい楽しむのは、食べ歩き!
そんな美味しいものがいっぱいなのも勿論のこと。
「いーすたー、いっしょはじめてうれしたのし」
そんなはじめてを一緒に楽しめることが、ドキドキうきうき、うれしくて。
クレープもドーナツも、当然両方買ってから、もぐもぐはむり。
口にしては、顔を見合わせてほわほわ、おいしいねって笑み咲かせ合いながら。
買ったおいしいものを食べつつも探してみるのはもちろん、魔法のたまごのおみせ。
そしてちょっぴり道をまちがっちゃったり、お花が咲いた植木の下をひょこりとのぞいてみたりしていたら――。
「あ。たまご、ありました」
「たまご、たまご。こっちもあったのです」
カラフルでかわいいたまご、発見です!
これは果たして、探している魔法のたまご……?
でも、聞いていた話では、お店でもらえるって言っていたような、なんて思っていれば。
同じようにたまごを見つけている王国の子たちを見つけて。
耳をそっと澄ましてみれば、聞こえてきたのはこんな言葉。
「イースターエッグハント?」
そして首をちょこりと傾けるナターリヤに、ネィムはそわそわこう告げる。
「ね、ね。いっしょにわろ?」
同じくたまごを見つけた人たちが、それを割っているのを見て。
ということで――ぱかり。
一緒に、せーので割ってみれば。
「わ。なになにですか? 我のは、きいろいふわふわ!」
「ふわふわ。ネィムさまと、おそろい……ピンクです」
中から顔をみせたのは、色違いの手乗りふわふわひよこさんぬいぐるみ。
それを見せ合えば、止まらないわくわく!
「ほかにも、あるのかも……! えとえと、ありそうなの……」
だからふたり、きょろきょろとたまごを探してみるけれど。
ナターリヤは顔を上げて、たたっと走り出す。
だって、思い出したのだから。
「はっ……たまごさがすの。むちゅうでしたけど。おみせ、さがすのでした……!」
エッグハントのたまごも、わくわくでドキドキだけれど。
でも本当の目的は、たまごはたまごでも、魔法のたまごなのだから。
そして、ふいにナターリヤにおててをひかれて。
「まって。まって。ナターリヤ!」
「ネィムさま、いそいで、さがしましょ……!」
そう促されれば、ネィムもこくり。
ふたりで並んで、うさぎさんのお耳をぴょこぴょこ揺らし、わぁわぁと駆ける。
――いそげ。いそげ。ふしぎなおみせ、たまご!
そして、なんとかセーフ!
たまごがいっぱい並ぶお店を見つければ、ナターリヤと顔を見合わせて。
ふたりが選ぶ子は、そう。
「ほかのたまごよりおっきなたまご、ふたりで1つくーださい!」
ふたりでひとつの、特別おっきなたまごです!
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【八千翔】
一緒に増し増しする?
邏傳とはぴょんこもする仲だから
うさ耳ってぴったりかも
邏傳、似合う。可愛い
食べられる花、綺麗
こんなに可愛いのにデビルドエッグ
悪魔的に美味しいってこと?(そわ
パフェ、うさぎもたまごもいる
超特大――オレ、いける(やろう、という顔
たまころ、してみたいときらきら
しよう、漢の戦いを(腕まくり
よいしょ…えい
額に手を当て眺めて
邏傳のたまご、頑張れ頑張れ
勝負を忘れて応援し出す
結果はお任せ
たまご。選んでみる?
特別な条件、見つけて
中の子たちと、友達になりたい
どれがいいかなときょろきょろ
あ。この子たち
同じ模様で色違いだ(詳細お任せ
もしかしたら、双子かもな
どんな子が孵るか、楽しみ

【八千翔】
いーすたー、て可愛えね
千羽ちゃんうさ耳似合いそ!可愛さ増し増ししませんかー?
俺も一緒に?似合うかなぁ(なんて、ノリノリで)
千羽ちゃんこそ超らぶり〜♡
いっぱい美味しそでワクワクなんよ
キッシュにお花咲いちょる〜!綺麗で美味そ♡
でびるどえっぐ?名前いかついけど可愛いん
やぱイースターパフェは外せんのよ
超特大サイズ……いっちゃおか!
面白そなのいっぱい
何かやってみる?
お、漢の戦いとあっちゃ黙っちょれんね!
そーらぁい!
千羽ちゃんの勇姿も目に焼き付けなぁね
おもしろ〜!!
魔法のたまご?選びたーい
色々なたまごちゃんいるん
ホントだ!お色違いのそっくりちゃん、一緒にくっついちょるんかわい
俺たちとお友達なろ♡
一面パステルカラーな冒険王国に、ぴよぴよひよこさんやふわふわうさぎさん。
そこかしこに置かれているたまごのオブジェも、そのカラフルな色や模様はひとつひとつ違って。
「いーすたー、て可愛えね」
八卜・邏傳(ハトでなし・h00142)は、やって来たイースター祭の風景をくるり見回してから。
翊・千羽(コントレイル・h00734)へと、こんなお誘いを。
「千羽ちゃんうさ耳似合いそ! 可愛さ増し増ししませんかー?」
そんなお誘いに、一緒に増し増しする? って。
「邏傳とはぴょんこもする仲だから、うさ耳ってぴったりかも」
千羽が逆に、そうお誘いのお返しをすれば。
「俺も一緒に? 似合うかなぁ」
早速、邏傳は手に取ったうさ耳を、すちゃ!
なんて、ノリノリで装着すれば。
「邏傳、似合う。可愛い」
千羽もおそろいのお耳を手に取って、ちょこり。
「千羽ちゃんこそ超らぶり〜♡」
可愛くてらぶり~なうさぎさんコンビの爆誕です!
それから、ふたりでうさぎさんのお耳をぴこぴこ揺らしながら。
「いっぱい美味しそでワクワクなんよ」
やはり心を擽られるのは、春風がふわり纏う美味しそうな匂い。
しかもイースター仕様なごはんは、どれも思わずじいと見つめちゃうくらい可愛くて。
「キッシュにお花咲いちょる〜! 綺麗で美味そ♡」
「食べられる花、綺麗」
ふたり、気になるものを色々と頼んでみれば。
「こんなに可愛いのにデビルドエッグ」
「でびるどえっぐ? 名前いかついけど可愛いん」
「悪魔的に美味しいってこと?」
悪魔的に可愛くて美味しいたまごに、そわ、としたりだとか。
「やぱイースターパフェは外せんのよ」
「パフェ、うさぎもたまごもいる」
イースターパフェはやはり頼むべき、と頷きあった後。
選ぶパフェのサイズは、勿論!
「超特大サイズ……いっちゃおか!」
「超特大――オレ、いける」
やろう、という顔の、やる気満々なうさぎさんズ!
そして勢いで頼んだ特大パフェに挑んで、ちょっぴりその強敵具合に悶えながらも。
でも楽しくふたりで完食して、ついに特大パフェを倒せば。
おなかもいっぱい、再びイースターな王国の冒険へ。
美味しいものだけでなく、イースターならではなイベントもいっぱい催されているようだから。
「面白そなのいっぱい。何かやってみる?」
「たまころ、してみたい」
千羽が見つけたのは、ひときわ盛り上がっている『たまころ』!
そしてぐぐっと腕まくりをして、きりり。
……しよう、漢の戦いを、って。
千羽が並々ならぬやる気をみせれば。
「お、漢の戦いとあっちゃ黙っちょれんね!」
邏傳も張り切って、同じように腕まくりして。
――そーらぁい!
――よいしょ……えい。
まずは、たまころという名の男の戦い、一投目です!
千羽は額に手を当て眺めて、ころころぽこんっとピンを倒していく自分の投じたたまごの行方をみながらも。
「邏傳のたまご、頑張れ頑張れ」
勝負を忘れて、邏傳のたまごの応援をしはじめて。
ふたりで、がんばれがんばれ! って応援した甲斐があって、なかなか同じくらいの高スコア!
そして満を持して、第二投目!
「千羽ちゃんの勇姿も目に焼き付けなぁね」
またまた大きなたまごを抱えて、狙い澄まして投げてみれば。
「あっ」
「おもしろ〜!!」
狙い澄ましたときに限って、まるでうさぎみたいに、ぴょこんと仲良くコースアウト。
というわけで、ふたり揃ってお揃いの参加賞に終わったけれど。
しょぼい景品を貰えば、思わず顔を見合わせては、ふたり笑いあっちゃう。
それから賑やかな王国をふたり、色々と楽しく寄り道しながら歩いていれば。
「たまご。選んでみる?」
「魔法のたまご? 選びたーい」
見つけたのは、色々な柄や大きさの不思議なたまごが並んだ、魔法のたまごやさん。
「色々なたまごちゃんいるん」
そしてそうたまごたちを見つめる邏傳と一緒に、千羽もひとつひとつ真剣に眺めてみる。
だって、魔法のたまごの話を聞いた時、そして実際にこうやって目の前にすれば、思ったから。
(「特別な条件、見つけて。中の子たちと、友達になりたい」)
だから、どれがいいかなときょろきょろと視線を巡らせてみれば。
「あ。この子たち、同じ模様で色違いだ」
「ホントだ! お色違いのそっくりちゃん、一緒にくっついちょるんかわい」
目に留まったのは、まるで雲が浮かぶ青空と翠空のような、同じマーブル模様の色違いの子たち。
そしてふたり、自分の瞳に似た色の子のほうに、それぞれ手を伸ばして。
「俺たちとお友達なろ♡」
「もしかしたら、双子かもな」
……どんな子が孵るか、楽しみ、って。
たまごの双子も、うさぎさんたちのイースターの冒険の仲間入り。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

聡士(h00259)と
ウサギと聞いたら、参加せずにはいられない
ね、貸衣装着てみない?
おれは衣装屋にお任せ
スカート以外で見繕って貰って
聡士は……腹立つくらい何でも着こなすよね、あんた
可愛らしいってなに、かっこいーでしょ
頬膨らませつつ、素直にうさ耳装着し
屋台に繰り出す
ちょと、欲しい物ある
垂れ耳にシルクハットを被ったカイゼル髭の、紳士風白ウサギを探す
見つけた紳士ウサギと貰った令嬢ウサギを機嫌良く抱っこして
巨大たまご転がすのも楽しそ
勝負、受けて立つ
その前に…仮装記念に、一緒、写真撮ろ、聡士
不意に近付く距離に、ウサギ達で照れた顔少し隠して
多分自然と笑みが浮かぶ

時兎(h00492)と
うさぎと聞くと…
思わず時兎を見つつ
貸衣装?いいよー
時兎が衣装に興味を示すのは意外な気がするけれど
特に断る理由もないのでそのままGO
僕も衣装屋に全てお任せしてそれっぽい服を着てみる
どう?似合う?
時兎もいいじゃん、可愛らしくて
ほら、兎耳もつけようよ
時兎がグッズを探している間
僕も一緒に見て回ろうかな
お、縦ロールのお嬢様風立ち耳うさぎいるじゃん
さくっと買って時兎にはい、と手渡して
せっかくだから紳士風うさぎと並べておきなよ
んじゃ、この後はたまころやってみる?
ここでも勝負しようか
写真?仕方ないなぁ、いいよ
ほら、写るようにもっと近づいて
と時兎を抱き寄せつつ
スマホのインカメで一枚パシャリ
イースターといえば、イメージするのはやはり、たまごとかひよことか。
それに何といっても、うさぎ。
そして、古賀・聡士(月痕・h00259)は思わずちらり。
(「うさぎと聞くと……」)
そう見つめるのは勿論、すぐ隣にいる彼女のこと。
そんな聡士の瞳に映る高城・時兎(死人花・h00492)自身も、気合十分?
(「ウサギと聞いたら、参加せずにはいられない」)
というわけで、きりりと聡士へと目を向ければ。
「ね、貸衣装着てみない?」
まずはやはり、格好から!
(「時兎が衣装に興味を示すのは意外な気がするけれど」)
聡士はそう一瞬、小さく首を傾けるも。
「貸衣装? いいよー」
特に断る理由もないから、彼女の提案に頷いて返してそのままゴー。
イースターっぽい衣装をそろえているという、貸衣装やさんへ足を運んでみれば。
「おれはスカート以外で見繕って欲しいな、あとはお任せで」
「僕もそれっぽい服で、全てお任せしようかな」
それからお互いに着替えれば、お待ちかねのお披露目タイム。
「どう? 似合う?」
「聡士は……腹立つくらい何でも着こなすよね、あんた」
「時兎もいいじゃん、可愛らしくて」
「可愛らしいってなに、かっこいーでしょ」
「ほら、兎耳もつけようよ」
ふたりが見立てて貰ったのは、アンティーク風な白黒うさぎコンビ。
白うさぎな時兎も、格好良い路線でお願いしたのだけれど。
黒うさぎ紳士な装いもさらっと着こなしている聡士に可愛いとにこにこ微笑まれれば、ぷくりと頬膨らませるも。
素直にぴょこりと、お揃いのうさ耳を装着。
準備ができれば、白黒うさぎ仲良く並んで、イースターな屋台巡りへと繰り出すことに。
そして……ちょと、欲しい物ある、って。
そうグッズを探す時兎と一緒に、聡士も並ぶ品々を見て回れば。
「お、縦ロールのお嬢様風立ち耳うさぎいるじゃん」
それから、それをさくっと買って……はい、と時兎に手渡す聡士。
だって、時兎のお目当ては、垂れ耳にシルクハットを被ったカイゼル髭の、紳士風白ウサギなのだから。
そして今の自分にも似ている紳士ウサギを見つければ、うきうき購入して。
聡士から渡された令嬢ウサギと一緒に、機嫌良く抱っこ。
それから、賑やかでカラフルな冒険王国を色々見て回れば。
ひときわギャラリーの多いイベントを発見。
「んじゃ、この後はたまころやってみる?」
「巨大たまご転がすのも楽しそ」
それは、抱えるほど大きなたまごを転がしてピンを倒す、たまころ!
勿論、ふたりも参加するつもりだけれど。
「ここでも勝負しようか」
「勝負、受けて立つ」
またまたふたりで、今回はたまころ勝負です!
でも、やっぱり忘れないうちに。
「その前に……仮装記念に、一緒、写真撮ろ、聡士」
「写真? 仕方ないなぁ、いいよ」
……ほら、写るようにもっと近づいて、って。
聡士が、時兎を抱き寄せつつそう耳元で紡げば。
不意に近付く距離に、照れた顔を少し隠して――スマ―トフォンのインカメラで、一枚パシャリ。
多分自然と笑みも浮かぶ……のだけれど。
でも、ちょっぴりまだどきどきもしちゃっている時兎は、聡士の策に既に嵌っている……のかも?
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

いーすたーというのはたしかEDENの方でも最近聞く祭りだな。
卵の祭だって言うのはしってるぞ。
卵料理は良い。菓子にもおかずにもつまみにもなる。
なにがいいかなぁ。さすがにしっかり重い肉料理は歳だし胃にもたれそうな気もするが(その限りではないけど気持ちの問題)…でもやっぱり肉には耐えがたい魅力がっ。
……。
ラム肉のローストとベイクドハムを頼む、付け合わせのパンはお任せで(魅力に負けた)
んーうまい。
こういう時あまり年齢性別に囚われない付喪神で良かったとしみじみ思うな。
男なら肉料理、女なら甘味、それぞれで思いっきり味わえる。歯も弱くならないし。
腹を満たしたら噂の魔法のたまごの店とやらを探してみるか。
春の訪れを祝う祭りは、何かしらの形で、どの世界でもあるものかもしれないけれど。
白・琥珀(一に焦がれ一を求めず・h00174)が今回赴いたのは、はじめての祭り。
「いーすたーというのはたしかEDENの方でも最近聞く祭りだな」
そう、訪れた冒険王国で開催されているのは、イースター祭。
参加したことはないのだけれど、でも琥珀はふんわりとは把握しているのだ。
「卵の祭だって言うのはしってるぞ」
現に、カラフルなたまごのモチーフがたくさん冒険王国内を彩っていて。
春らしいパステルカラーが、とても華やかなのだけれど。
やはり、琥珀にとって、たまごといえば。
「卵料理は良い。菓子にもおかずにもつまみにもなる」
美味しくいただくもの!
ということで……なにがいいかなぁ、なんて。
美味しそうな匂いが漂う沢山の屋台や店へと、目を向けて見れば。
(「さすがにしっかり重い肉料理は歳だし胃にもたれそうな気もするが」)
いや……付喪神なのだから、実際その限りではないのだけれど。
こういうのはそう、気持ちの問題というやつである。
とはいえ、やはり、ちらちらっとどうしても気になってしまうのだ。
……でもやっぱり肉には耐えがたい魅力がっ、と。
ということで。
「…………」
注文する直前まで、ちょこっとだけ迷いをみせたものの。
「ラム肉のローストとベイクドハムを頼む、付け合わせのパンはお任せで」
案の定、肉の魅力にさくっと負けました!
でもまぁ、付喪神なので。
「んーうまい」
頼んだからには、存分に美味しく味わっていただきます。
いや、付喪神だからこそ、こういう時しみじみと思うのだ。
(「あまり年齢性別に囚われない付喪神で良かった」)
だって、男なら肉料理、女なら甘味――それぞれで思いっきりどちらも味わえるのだから。
それに、多分胃もたれもしないし、歯も弱くならない。付喪神万歳である。
なので先程の葛藤は何だったのかというくらいに目一杯、肉と甘味の魅力を堪能することにして。
(「腹を満たしたら、探してみるか」)
やはり気持ち的な問題で腹ごなしも兼ねて、琥珀は探してみることにする。
不思議な生き物が生まれるかもしれないなんて噂の、魔法のたまごの店とやらを。
🔵🔵🔵 大成功

アドリブ◎
なんやかいらしいお祭りやねぇ
ハニーもぼんねっというんつけるー?
今日もお洒落さんやねぇ、よう似合とるよ
そうそう
ネムちゃんくれーぷいうん食べてみたかったんよ
見てみー、ハニー
ウサ耳付きやて、かいらしなぁ
ハニーにも一口お裾分け
もちもち甘酸っぱーておいしいなぁ
…どないしたんハニー?
なんや気になるんあった?
魔法のたまご…?
んー…せやねぇ…このコらは迷い子やなさそうやけど…
そないにキラキラなお顔されたら…なぁ
はいはい、抱っこやね
ハニーが選ぶんはどの子やろねぇ
選んだ子は毛ん中にでも…
…たまごにべったりさんやねぇ
…まあ、このまま抱っこしとればええか
ゆらゆら腕の中で眠る子を連れて
賑やかな空気を楽しみに
聞くところによれば、春の訪れを祝うためなのだという話なのだけれど。
ふわふわぴよぴよ、うさぎやひよこもいっぱいで。
冒険王国に満ちる色は、淡く優しいパステルカラー。
「なんやかいらしいお祭りやねぇ」
ネム・レム(半人半妖の駄菓子屋店主・h02004)はそう興味深げに、イースター祭が行われている王国の風景を眺めながら。
うさぎやひよこと一緒に並んで、ふわふわとてとて。
ご機嫌に歩くハニーにも訊ねてみる。
「ハニーもぼんねっというんつけるー?」
街の人たちがかぶっている、可愛い沢山の飾りや色合いの帽子――ボンネットをどうかと。
そしてふりふりとふわふわ尻尾を降る様子を見れば、頭にちょこんとつけてあげて。
こくこくと頷いて、ネムはとても満足げ。
「今日もお洒落さんやねぇ、よう似合とるよ」
自前のふわふわお耳もあるのだけれど、今日は帽子についた長いうさ耳をぴこぴこ揺らして。
隣をうきうき歩くハニーの姿を、微笑ましく眺めながら。
それから今日は、王国に並ぶ屋台や店も、イースター限定仕様なのだというから。
「そうそう、ネムちゃんくれーぷいうん食べてみたかったんよ」
ネムがそうわくわくとクレープを買ってみれば、ぴこり。
「見てみー、ハニー。ウサ耳付きやて、かいらしなぁ」
クレープにも、うさぎさんのお耳が。
だから今日はうさぎさんなハニーにも、ひとくちお裾分けして。
ネムもはむりと口にしてみれば、思わずほわほわ。
「もちもち甘酸っぱーておいしいなぁ」
口の中に広がるのは、クリームの甘さと絶妙に合っている、真っ赤なイチゴの春の味。
そして、もちもちはむはむ、クレープをちょうど食べ終わった頃。
何だかとても熱い視線を感じて、首を傾けながらも顔をあげてみれば。
「……どないしたんハニー? なんや気になるんあった?」
なんだかそわそわしている様子のハニーに気づいて。
こっち、と言わんばかりにとててっと駆け出すその後を追えば――。
「魔法のたまご……?」
尻尾をぶんぶん振ってお座りしているハニーに連れてこられたのはそう、噂の魔法のたまごやさん。
店先に並ぶ沢山のたまごたちを、一通りくるりとネムは見回してみてから。
「んー……せやねぇ……このコらは迷い子やなさそうやけど……」
そう紡げば向けられるのは、くぅん、と甘えたような鳴き声とキラキラな眼差し。
そして、そんなハニーにじいと見つめられれば。
「そないにキラキラなお顔されたら……なぁ」
……はいはい、抱っこやね、って。
沢山あるたまごを前に、もふっと抱っこしてあげれば。
「ハニーが選ぶんはどの子やろねぇ。ん? ……その子か?」
てしっとハニーがさしたのは、まるでさきほど食べたクレープみたいな、イチゴとクリーム色のマーブル模様のたまご。
そして、選んだ子は毛ん中にでも……なんて思ったネムなのだけれど。
「……たまごにべったりさんやねぇ」
……まあ、このまま抱っこしとればええか、と。
春の祭りの賑やかな空気を楽しみに、再び歩き出す。
ゆらゆら腕の中で眠る子と、魔法のたまごを連れて。
🔵🔵🔵 大成功

春は賑やかな催しが増える印象だな
実体の無い俺が出来る事に限りはあるが
魔法のたまごなるものには少し興味がある
…いや、幽体で在るからと言って
食への関心は薄れたにせよ
これだけ甘い香りばかりに当てられれば
多少の食指は動くというか……こほん
ドーナツを一つ、いただこう
視認されずとも代金はしっかり置いておく
着物に零れぬ様注意しながら食す
護霊白狐の新月が欲しがる素振りを見せれば
細かく千切り口元へ
美味いか?ゆっくり食べるといい
…生きていた頃はよく甘い物も食べていたな
ふむ…これが魔法のたまご、か
多種多様なる大きさや色柄に目が滑る
何かぴんとくるものがあれば良いが…
※選んだたまごの見目や孵化する生物はおまかせ
巡る季節の中でも、春におこなわれるイベントは特に華やかなものが多い気がするが。
やはり、今回訪れた冒険王国の祭りもそう。
(「春は賑やかな催しが増える印象だな」)
氷薙月・静琉(想雪・h04167)が足を運んだこのイースター祭とやらも、淡く優しく、賑やかな雰囲気で。
ふわりと春空を行く静琉には、幽霊ゆえに実体こそないのだけれど。
でも出来る事に限りはあるものの、好奇心を擽られたのだ。
……魔法のたまごなるものには少し興味がある、と。
そして、そんな不思議な噂がある魔法のたまごのことも、勿論なのだけれど。
(「……いや、幽体で在るからと言って、食への関心は薄れたにせよ」)
静琉は思わずゆうらり誘われる。
(「これだけ甘い香りばかりに当てられれば、多少の食指は動くというか……こほん」)
春風に乗って運ばれてくる、美味しそうな匂いに。
というわけで、静琉がやって来た店は。
「ドーナツを一つ、いただこう」
甘やかなドーナツが並ぶ屋台。
視認されずとも代金は当然しっかり置いておくつもりであったけれど。
大きく首を傾けながらも、霊感が多少ある店員なのか、指定したドーナツを不思議顔で宙へと差し出してくれたから。
引き換えに代金を渡して、無事にお買い上げ。
それから、着物に零れぬ様にと注意しながらも、はむり。
口に運んで食せば、狐尻尾がふいにぶんぶん。
そう、護霊白狐の新月が欲しがる素振りを見せれば、細かく千切って口元へ。
「美味いか? ゆっくり食べるといい」
そして嬉々として、はむはむ分けてあげたドーナツを食べる新月を見れば、静琉はふと思い出す。
……生きていた頃はよく甘い物も食べていたな、なんて。
実体がなくなった今も、ドーナツをそっと頬張ってみながら。
それから、新月と分けあいこしつつドーナツを食べ終われば、またふらり。
春色やイースターモチーフでいっぱいの冒険王国を、気の向くまま彷徨っていれば。
「ふむ……これが魔法のたまご、か」
見つけた店にずらりと並ぶのは、たくさんのたまごたち。
そのカラフルさや、多種多様なる大きさや色柄に、思わず目が滑りそうになるも。
(「何かぴんとくるものがあれば良いが……」)
そう思ったその時、ふと目に留まったのは、雪を思わせるような微か青みがかった、白い魔法のたまご。
何だか自然と、静琉はそのたまごに手を伸ばしていたから。
どんな子が孵化するかは、まだ今の段階では分からないけれど――そっと抱えて、祭り散策のお供に。
🔵🔵🔵 大成功

ライラ(h06574)と参加
ひょんな事でライラとここに来ることになったが、随分と賑やかな祭りなんだな。
√ウォーゾーンだとこんな季節の祭りをしている余裕なんて無かったし、こういう祭りは平和を実感できて良いもんだな。
はしゃぐ少女を見て可愛らしいなと思いながら、
「誘ってくれたお礼だ、お代は俺が出すから、好きなだけ買っていいぞ。」
憧れの目線に内心照れながらも表情には出さずに自分の分も購入する。
未成年と二人だし、俺も酒は控えてノンアルのカクテルとローストラムでも買うか。
苦笑いしながら、うさ耳カチューシャはさすがに遠慮しよう。けど、
「それを着けているライラはとても可愛らしいぞ。」

京介さん(h03096)と
クールで大人なイメージの京介さんが
わたしのような小娘と遊んでくださるだなんて
嬉しくてついはしゃいでしまうわ
その上お祭りの可愛らしいこと!
京介さん、ご覧になって?うさぎと卵で溢れているわ!
わくわく伝えてからはっと口を噤む
──わたし、はしゃぎすぎかしら!?
京介さんと屋台を巡って
どれも可愛くて目移りしていたところに
彼が伝えてくれた言葉に、すごく大人…!と思わず憧れの眼
ふふっ、それではお言葉に甘えて
うさみみいちごスムージーが飲みたいですっ
まあ、お礼を言うのはわたしの方こそ!
今日は着いてきてくださってありがとう…!
お礼に、京介さんにもうさ耳カチューシャを…やっぱりいらないかしら
春という季節のイメージも、明るくて華やかな印象だけれど。
訪れた√ドラゴンファンタジーの冒険王国の風景は、まさにその印象通りで。
「随分と賑やかな祭りなんだな」
周囲を見回し歩きながらもそう紡ぐのは、神代・京介(くたびれた兵士・h03096)。
今ちょうどこの冒険王国では、春の季節を祝う「イースター祭」が行なわれているが。
「√ウォーゾーンだとこんな季節の祭りをしている余裕なんて無かったし、こういう祭りは平和を実感できて良いもんだな」
物心ついた時から戦場で生きてきた歴戦の兵士である京介にとって、季節の祭り自体、身を置いている√を思えば馴染みがないもので。
今回はひょんな事でライラ・カメリア(白椿・h06574)と共にここに来ることになったわけであるが。
ライラはそんな隣を行く京介の姿をちらりと見れば、そわそわしてしまう。
(「クールで大人なイメージの京介さんが、わたしのような小娘と遊んでくださるだなんて」)
憧れのような気持ちを抱く優しい彼と一緒なのが嬉しくて、ついはしゃいじゃう。
それに、くるりと視線を巡らせれば、心踊らずにはいられない……その上お祭りの可愛らしいこと! って。
だから改めて京介へとキラキラと輝かせた瞳を向けて。
「京介さん、ご覧になって? うさぎと卵で溢れているわ!」
そうわくわく伝えるけれど。
自分を見つめる彼を見れば、はっとして口を噤む。
(「──わたし、はしゃぎすぎかしら!?」)
だから、大人な京介と並んで歩くのにふさわしく、お淑やかにしないと……なんて思うのだけれど。
イースターでいっぱいな屋台を一緒に巡れば、どれも可愛くてきょろりと目移りしてしまう。
そして、そんな隣ではしゃぐ少女を見て可愛らしいなと思いながらも。
「誘ってくれたお礼だ、お代は俺が出すから、好きなだけ買っていいぞ」
京介がそう伝えれば、すごく大人……! って。
はわぁとキラキラ向けられるのは憧れの眼差し。
それから心躍るまま、ライラが選んだのは、可愛くて美味しそうな一品。
「ふふっ、それではお言葉に甘えて。うさみみいちごスムージーが飲みたいですっ」
表情には出さないけれど、そんな彼女の目線に内心照れながらも。
(「未成年と二人だし、俺も酒は控えてノンアルのカクテルとローストラムでも買うか」)
京介は彼女の分のうさみみいちごスムージーと、そして自分の分も購入するのだけれど。
自分のノンアルコールのカクテルにもぴょこりと、サービスで可愛いうさ耳がついていたのは、ちょっぴりだけ予想外であった。
そして、誘ってくれたお礼にと買ったうさみみいちごスムージーを手渡されれば。
「まあ、お礼を言うのはわたしの方こそ! 今日は着いてきてくださってありがとう……!」
だからライラも、そのお礼にと。
「京介さんにもうさ耳カチューシャを……」
キュートなうさぎさんになれるお耳を彼にも……どうかと、思ったのだけれど。
苦笑いしながら、うさ耳カチューシャはさすがに遠慮する京介。
けれど……やっぱりいらないかしら、なんて。
ぴょこりとうさ耳を揺らしながらこてりと首を傾ける少女へと。
「それを着けているライラはとても可愛らしいぞ」
瞳を細めて告げれば、再びライラから向けられるのであった。
思わずやはり心の中で照れてしまうような、煌めく憧れの視線や嬉しさいっぱいの笑顔を。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

藍花h06110さんと共に
友人である藍花さんをお誘いして折角のイースター楽しみましょうか
愛らしい格好ですね。
「ふふ、よろしいですよ」
エスコートさせていただきますね?
兎耳のカチューシャも、イースターポンチも
魔法の卵も全部制覇してしまいましょう。
兎耳のカチューシャをつけて、ダンジョンの話をイースターポンチを買うついできいてみませんか?
あとは魔法の卵を探すのに費やしましょうか
「ふふ、ダンジョンに行く前から大忙しですよ、藍花さん」
つかれたら言ってくださいね?
休み休みいきましょう?

リチャードくん(h06496)に誘われて
たまごとウサギのお祭りっぽく白いワンピース姿で参加
リチャードくんの袖をギュッと握って
「いっぱい楽しむ為にも…こうしてて、いい?」こてりと首傾げ
よし、これで準備万端(ぐ
シャンパン入りのイースターポンチを「…美味しい、ね…?」とニコニコ顔で飲みながら
頭で揺れるウサ耳カチューシャに(…お揃い~…♪)とこっそり喜んで
はしゃぎすぎてバテたら素直に休憩を
「…うぅ、体力なくてゴメンねぇ…」
魔法のたまごのお店を見つけたら
藍色の入った子を「この子が、いい…」と大事に抱えて
ダンジョンの話には「…空、飛んでいくの…?」不思議そうな顔で空を見る
足を運んだきっかけは、星詠みから聞いたダンジョン攻略のためなのだけれど。
ダンジョンの最寄りにある冒険王国は今、春の訪れを祝う祭りで賑わっていて。
リチャード・マスクスフェル(青薔薇・h06496)は、華やかな春の色に満ちる街を歩きながらも思う。
誘いの声を掛けた友人、蓬平・藍花(彼誰行灯・h06110)とも一緒なのだから。
(「折角のイースター楽しみましょうか」)
それから、優しい春風にワンピースの裾をふわりと揺らす彼女へと、向けたその瞳を細める。
「愛らしい格好ですね」
そんな今日も紳士的な言葉や振る舞いの彼の袖を、藍花はふとギュッと握って。
「いっぱい楽しむ為にも……こうしてて、いい?」
見上げるような視線を向けながら、こてりと首を傾けて訊いてみれば。
「ふふ、よろしいですよ」
……エスコートさせていただきますね? と返る微笑みに。
今度はひとつ、藍花はこくりと頷いて。
ぐ、と密かに気合も十分――よし、これで準備万端、って。
リチャードだって、祭りでできることは、全て彼女と満喫するつもり。
――兎耳のカチューシャも、イースターポンチも、魔法の卵も、全部制覇してしまいましょう、と。
というわけで早速、こんな提案を。
「兎耳のカチューシャをつけて、ダンジョンの話をイースターポンチを買うついできいてみませんか?」
まずはお互い頭に、長くてもふもふな兎のお耳のカチューシャをぴょこりと着けてから。
情報収集がてら次に向かうのは、イースター色溢れた様々な飲み物を提供してくれる店。
ソフトドリンクからスイーツ系の飲み物、それに、アルコールもあるという話だから。
折角だからと頼んでみるのは、店のマスターもお勧めのカクテル、シャンパン入りのイースターポンチ。
街を彩るたまごたちみたいな果物が、しゅわりとシャンパンの中で踊って。
一口飲んでみれば、藍花はほわり。
「……美味しい、ね……?」
そうニコニコ顔になっちゃうのは、こうやって好きなお酒が楽しめて。
口に運んだイースターポンチが美味しいのも、勿論なのだけれど。
(「……お揃い~……♪」)
お互いの頭でぴょこんと揺れるウサ耳カチューシャに、こっそり喜んじゃう。
そして、ダンジョンの話もさり気なく聞いてみれば。
やはり出てくるのは、魔法のたまごの噂話。
だから、その噂の真偽はともかく、気になるのも確かだから。
「あとは魔法の卵を探すのに費やしましょうか」
リチャードはそう告げつつも、再び彼女と共に歩き出して。
冒険王国内を、ぐるりと巡ってみるつもりだけれど。
「ふふ、ダンジョンに行く前から大忙しですよ、藍花さん」
……つかれたら言ってくださいね? と気遣いの言葉をかけながらも。
程なくして疲れている様子を察すれば、ちょっぴりひと休み。
「……うぅ、体力なくてゴメンねぇ……」
「休み休みいきましょう?」
けれどふと、街の端に開かれた店に人が集まっていることに気づいて。
体力も少し復活した頃、藍花はリチャードと共に見つける。探していた、魔法のたまごのお店を。
それから、色々な大きさや色や柄がある、たくさんのたまごの中から。
「この子が、いい……」
藍花がそうそっと手に取って大事に抱っこしたのは、向けた瞳とお揃いの色をした藍色の入った子。
それからここでも、ダンジョンの話を訊いてみれば。
魔法のたまごがダンジョンで孵るかもしれないという噂があることと。
これから攻略しにいくダンジョンは、空のダンジョンであることを聞き出すけれど。
藍花は再び、首をこてんと傾げて。
「……空、飛んでいくの……?」
藍色のたまごを抱えたまま、ふと空を見上げてきょとりと不思議顔。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【wiz】【シャリス教団聖女のレティシア様(h06646)と同行】
イースター祭、たしかシャリス教とは違う宗教の聖人の復活祭だったと記憶してるわ。
本当は聖女様……じゃなかった、レティシア様と一緒に美味しいものを食べ歩きたかったけど、最近甘いもの食べすぎですよって忠告されちゃったし(しょぼん)。
他の宗教の祭りの由来を聞くのもまた勉強なり、よね!
流石にこの場で布教など空気を読まない行為はしないわ!
ふむふむ……、説明もわかりやすいわ……って、魔法のたまごにもふもふですって!?
レ、レティシア様!は、はやく、魔法のたまご、たまご!もふもふ、私達のもふもふを手に入れましょう!(アドリブ歓迎です)

【wiz シャリス教団教皇のリニエル様(h06433)とご一緒に…】
とても賑やかなお祭りですね、イースター祭り。
人並みに言われは知ってはいるものの、詳しい話は知りませんので、良ければ後学も兼ねてお勉強の機会と致しませんか、リニエル様?
ぇ?食べ歩き?……リニエル様、最近頂きすぎと具申します(年齢の割に妖艶なお身体を見て)
なるほど……そのような謂れが、本当に勉強になりました。
ありがとうござい……って、リニエル様!?
はい?魔法のたまご?もふもふ……?
わ、わかりましたから、そんなに慌てないでぇ!?
(その後、共に魔法のたまごのお店に向かいました)
(アドリブ歓迎いたします)
やって来た冒険王国で開かれているという、春の訪れを祝う祭り。
レティシア・ムグラリス(シャリス教団聖女・h06646)はその賑わいに瞳を細めて。
「とても賑やかなお祭りですね、イースター祭り」
「イースター祭、たしかシャリス教とは違う宗教の聖人の復活祭だったと記憶してるわ」
リニエル・グリューエン(シャリス教団教皇・h06433)も、そう思い返しつつ紡ぐのだけれど。
「人並みに謂れは知ってはいるものの、詳しい話は知りませんので、良ければ後学も兼ねてお勉強の機会と致しませんか、リニエル様?」
「本当は聖女様……じゃなかった、レティシア様と一緒に美味しいものを食べ歩きたかったけど」
人の多い祭りで聖女様は恥ずかしい、と以前レティシアが言っていたことを思い出してそっと言い直しながらも。
美味しそうなものが沢山並ぶ店の方を見遣って、そわりとリニエルは言ってみたものの。
「ぇ?食べ歩き? ……リニエル様、最近頂きすぎでは」
年齢の割に妖艶な身体を見たレティシアにそう忠告されてしまって。
一瞬しょぼんとするものの、それはそれとして。
「他の宗教の祭りの由来を聞くのもまた勉強なり、よね!」
気を取り直してそう紡げば、レティシアとともに、この冒険王国の人に色々と話を聞いてみることに。
それに勿論、シャリス教の信仰者が増えてくれれば、それは喜ばしいことなのだけれど。
(「流石にこの場で布教など空気を読まない行為はしないわ!」)
この冒険王国のイースター祭は宗教的な意味合いは薄めだとはいえ、リニエルはきっちりその辺は弁えて。
「なるほど……そのような謂れが、本当に勉強になりました」
「ふむふむ……、説明もわかりやすいわ……」
一通り、イースター祭の謂れやこの王国に伝わる話などを興味深く聞いてから。
「あとは、魔法のたまごですね。噂では、孵る生き物は様々で。大きかったり、もふもふだったりと、人によるようです」
「……って、魔法のたまごにもふもふですって!?」
「ありがとうござい……って、リニエル様!?」
付け加えられた言葉に素早く大きく反応を示したリニエルの勢いに、レティシアは思わず瞳を瞬かせてしまうけれど。
「レ、レティシア様! は、はやく、魔法のたまご、たまご!」
「はい? 魔法のたまご?もふもふ……?」
くるりと自分へと視線を向けては、逸るように続ける彼女の声に、再びきょとん。
それからリニエルは一度深呼吸をして、昂る気持ちをちょこっとだけ落ち着かせてから。
でもやはり、力強く勢いよく、こう紡ぐのだった。
――もふもふ、私達のもふもふを手に入れましょう! と。
というわけで、次の目標は、もふもふ……いえ、魔法のたまごの入手です!
そしてわくわくそわそわ、逸るように足早に向かわんとするリニエルに、レティシアはあたふた並んで。
「わ、わかりましたから、そんなに慌てないでぇ!?」
もふもふに滾る彼女を宥めつつも、共にいざ向かうのは勿論、噂に聞いた魔法のたまごの店。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【春雪】
イースターは、卵の、おまつり?
んん…卵と、うさぎ?
氷菜、俺魔法のたまご
探しに行きたい…
の前にこれ
うさ耳カチューシャそっと差出し
借りた
氷菜きっと、似合う
期待に尻尾を揺らし
やっぱり可愛い
おまつりだしみんなしてる
俺もって思ったけど…耳とぶつかる…
素敵に少し気分上げ
食べ物も卵と兎たくさん…
まずは腹ごしらえ
氷菜何か食べる?
俺はクレープ
カチューシャ付けれないから代わり
あといちごたっぷり嬉しい
ね美味しい
探索再開し
ここたまご屋さん?
すごい、ね…たまごたくさん
氷菜は?買う?
真剣にたまごを物色
うーん…
俺はこれ
空色のグラデーションに星がきらきら
とってもきれい
ちょっと似てる
きっと可愛くて綺麗な子達
楽しみ、だね

【春雪】
そうね…卵と兎と、何より春のお祭りみたい?
うん、私も魔法のたまごは気になってたわ
…ん?
え、私?着けるの?
そっと着けるけど…少し恥ずかしい…
ああ、晧は狼耳とぶつかりそう
…でも、晧は自前の耳が素敵だから良いのよ
食べ物も色々ね
んー…私もクレープにしよう
可愛過ぎると食べて崩すのは罪悪感があるけど
うさ耳だけなら大丈夫
…ん、おいし
食べ終えたら魔法のたまご屋さん探し
わ…聞いていたけど、本当に色々あるわね
晧のきらきらしていて綺麗
私は、どれにしよう…
…うん、この卵にする
夜空色のグラデ-ションに星や雪の小さな模様
落ち着いた色合いだけど手のひらサイズで可愛いし
こちらも綺麗よ
どんな子達が生まれるのか、楽しみね
やって来た冒険王国いっぱいに満ちる彩りは、優しいパステルカラー。
けれど可愛らしくて淡いそんな色たちは、とても華やかで。
そこかしこで目にするたまごの模様は、ひとつひとつ違うもの。
そんなイースターエッグを模した沢山の飾りを目にすれば、空廼・皓(春の歌・h04840)のお耳もぴこり。
「イースターは、卵の、おまつり?」
「そうね……卵と兎と、何より春のお祭りみたい?」
「んん……卵と、うさぎ?」
白椛・氷菜(雪涙・h04711)の言葉を聞きつつ、皓はこてりと首を傾けるけれど。
でも、このイースター祭のことはふんわりしか把握していなくても。
表情にこそ出ないけれど、聞いた話には興味深々。
「氷菜、俺魔法のたまご。探しに行きたい……」
「うん、私も魔法のたまごは気になってたわ」
その人それぞれの不思議な生き物が孵るかもしれないという噂の、魔法のたまごのことは。
というわけで、そんな魔法のたまごを探しに、いざ出発――。
「……の前にこれ」
そう皓がそっと差し出すのは。
「……ん? え、私? 着けるの?」
「借りた。氷菜きっと、似合う」
長いお耳がぴょこりと付いた、うさ耳カチューシャ。
そして、期待にふりふりと尻尾を揺らしながら、彼女のことを見つめる皓。
それから、そっと氷菜は受け取ったうさ耳を頭に着けてみるのだけれど。
「やっぱり可愛い」
こくりと大きく皓は頷いているものの、でもやっぱり。
「……少し恥ずかしい……」
ちょっぴり落ち着かない氷菜。
でも、皓はくるりと周囲を見回してみて告げる。
「おまつりだしみんなしてる」
そう、今日はお祭りなのだから大丈夫。
だから皓も満を持して、うさ耳をすちゃりと装着……しようとしたのだが。
「俺もって思ったけど……耳とぶつかる……」
「ああ、晧は狼耳とぶつかりそう」
何度か、えいえい、って試してはみたのだけれど。
どうしてもぴこぴこ、自分の狼耳と当たってしまうから、断念してちょっぴりしょんぼり。
けれどぺたりとする彼の耳や尻尾を見つつも、氷菜は思っていることを彼に告げる。
……でも、晧は自前の耳が素敵だから良いのよ、と。
それに、ふたりで王国を歩いていれば、皓も沢山の素敵を見つけては少し気分も上がって。
「食べ物も色々ね」
「食べ物も卵と兎たくさん……氷菜何か食べる?」
まずは腹ごしらえをすることに。
屋台や店の数も多くて、イースターモチーフのフードやスイーツも目移りするくらい沢山あるのだけれど。
皓は尻尾を揺らしながら、見つけた屋台に足を向けて。
「俺はクレープ」
……カチューシャ付けれないから代わり、って。
自分のかわりにうさ耳がぴこんと付いた、クリームといちごがたっぷりのクレープを選べば。
「んー……私もクレープにしよう」
氷菜も同じものにすることに。
可愛すぎる動物さんのスイーツだったら、食べて崩すのは罪悪感があるのだけれど。
でもうさ耳がついているだけならば、そういった気持ちにもならないし。
「あといちごたっぷり嬉しい」
「……ん、おいし」
「ね美味しい」
傍から見れば、あまり表情を変えないふたりが黙々とクレープを食べているように見えるかもしれないけれど。
皓の尻尾はゆらゆらご機嫌に揺れているし、氷菜もそっとクリームの甘さといちごの美味しさにほわり。
それから美味しくクレープを食べ終わったら、探索再開。
魔法のたまご屋さんを探して、王国を巡っていたのだけれど。
「ここたまご屋さん? すごい、ね……たまごたくさん」
「わ……聞いていたけど、本当に色々あるわね」
祭り会場の端っこにあっても、とても目立つほど、カラフルなたまごがいっぱい並ぶお店を見つけて。
「氷菜は? 買う?」
皓はそう訊ねながらも、真剣にたまごを物色してみて。
ふいにお耳がピン、そっとその手を伸ばす。
「うーん……俺はこれ」
空色のグラデーションに星がきらきら輝いているたまごを見つけて。
「晧のきらきらしていて綺麗。私は、どれにしよう……」
そして氷菜も、沢山のたまごたちを眺めてみれば。
「……うん、この卵にする」
優しく手に取ったのは、夜空色のグラデ-ションに星や雪の小さな模様が入ったたまご。
落ち着いた色合いだが、ころんと手のひらサイズで可愛いし……それに何よりも。
「こちらも綺麗よ」
「とってもきれい。ちょっと似てる」
ふたり選んだ子たちを並べてみればふたり、内心とてもそわそわしちゃう。
「どんな子達が生まれるのか、楽しみね」
「楽しみ、だね」
でも、並べたふたつのたまごを改めて見れば、間違いないって確信する――きっと可愛くて綺麗な子達、って。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

夢衣・李桜(h04291)と一緒に参加
そういえばこうして李桜と一緒にお祭りに
参加するのは初めてだったかな。
一応、女の子のでいる間はアイドルをしているみたいだけど、
そんな可愛い服装でバレたりしないのだろうか?
ダンジョン攻略の前に食べ歩きをしておこう。
なんだかんだで李桜にはお世話になっているし、
好きなのを選んでもらおうかな。
ひよこミルクセーキやエッグサンドとかを食べて腹ごしらえ。
沢山食べている李桜を見てつい目移りしてしまうけど、
食べ過ぎないようには注意だぞ。
そういえば竜である李桜も卵から生まれたのか?
魔法のたまごから何が生まれるのか、気になるけれど、
どこで手に入るのだったかな?
うん、任せたぞ。

雪願・リューリア(h01522)と参加
神聖竜でアイドルをしている儂とのデート、ありがたく思うのじゃ。
っていきなり失礼な事を聞いてくるのじゃな。
好きな物を食べていいと言われて機嫌を取り戻し、
お言葉に甘えさせてもらうのじゃ。
お洒落なデビルドエッグにベイクドハムといった定番料理から
イースターパフェやパンケーキのデザートまでフルコースを楽しませてもらうぞ。
リューはあまり食べていないようじゃが大丈夫かの?
ん、儂が卵から生まれたかじゃと?
やっぱり失礼じゃな。
魔法のたまごも手に入れ方もわからないようじゃし、
リューは儂が居ないと駄目なようじゃ。
儂に探せぬものなどないのじゃ…うむあっちに気配を感じるぞ。
√ドラゴンファンタジーの世界でも、春がくれば皆わくわく心が躍って。
お祭りとなれば、楽しそうな声でいっぱいに溢れる。
それに加えて今日は、春らしいパステルカラーや可愛いうさぎやたまごのモチーフでいっぱい。
そんな、イースター祭りが開催されている冒険王国を歩きながら。
「そういえばこうして李桜と一緒にお祭りに参加するのは初めてだったかな」
雪願・リューリア(願い届けし者・h01522)は、ふと隣を歩く夢衣・李桜(ドラゴン・ドリーム・h04291)と目を向けて。
「神聖竜でアイドルをしている儂とのデート、ありがたく思うのじゃ」
「一応、女の子のでいる間はアイドルをしているみたいだけど、そんな可愛い服装でバレたりしないのだろうか?」
小さく首を傾けつつ、思った疑問を口にしてみる。
「っていきなり失礼な事を聞いてくるのじゃな」
李桜はその声に、ちょっぴりむぅと返すも。
ダンジョン攻略の前に食べ歩きをしておこう、と周囲を見回しながらも、リューリアは続ける。
「なんだかんだで李桜にはお世話になっているし、好きなのを選んでもらおうかな」
そしてそんな、好きな物を食べていいという言葉を聞けば、機嫌を取り戻してうきうき。
「お言葉に甘えさせてもらうのじゃ」
李桜は早速、気になるものをあれもこれもと調達する。
お洒落なデビルドエッグにベイクドハムといったイースター定番料理から、イースターパフェやパンケーキのイースターデザートまで。
そう、楽しむのは、イースターメニューフルコース!
リューリアもキュートなひよこミルクセーキやエッグサンドを食べて腹ごしらえしながらも。
沢山食べている李桜を見ては、つい目移りしてしまうけど。
「リューはあまり食べていないようじゃが大丈夫かの?」
「食べ過ぎないようには注意だぞ」
李桜に告げつつも、自分に言い聞かせるように、そう口にした後。
再びリューリアは、ふと思った疑問を口にしてみるも。
「そういえば竜である李桜も卵から生まれたのか?」
「ん、儂が卵から生まれたかじゃと?」
李桜は、はむはむと美味しくて可愛い料理やスイーツを食べながらも紡ぐ……やっぱり失礼じゃな、なんて。
それからリューリアが気がかりなことといえば、もうひとつ。
「魔法のたまごから何が生まれるのか、気になるけれど、どこで手に入るのだったかな?」
そしてそんな言葉を聞けば、李桜は呆れたように溜息をついてみせるも、えっへん得意気に返す。
「魔法のたまごも手に入れ方もわからないようじゃし、リューは儂が居ないと駄目なようじゃ」
リューリアも、李桜に魔法のたまご入手のための探索は託して。
「うん、任せたぞ」
「……うむあっちに気配を感じるぞ」
李桜の所望するものをその行く足で何気に買い足しながら――いざ向かうは勿論、魔法のたまごの店。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

うぅ、うさぎもヒヨコも可愛い……!
ふふ、悔いのない様にいっぱい愛でて帰りましょう
ふわふわ、もふもふ、可愛いなぁ
連れて帰…かえ…う、ぐぐ、我慢です!
折角のお祭りですから、美味しい物も食べないと、ですね!
えっ…レモンひよこといちごうさぎのケーキ…?
レモンは僕の名前だし、ひよこも苺もうさぎもケーキも好きです
素敵な出会い!是非いただきましょう!
…あれ、ここは何のお店ですか?
「魔法のたまご」…そう言えば、『ドラグル』で聞いた気がします!
まさか本当にあるとは…
あの、僕も選んで良いですか?
連れて帰りたいので、掌サイズのたまごにしましょう
あ…これ
白色に、色とりどりの花模様
可愛いらしいですね
あの、この子下さい!
訪れた冒険王国が賑やかなのは、今日は春を祝う祭り――イースター祭の日だから。
そしてそんなお祭りにやって来た茶治・レモン(魔女代行・h00071)なのだけれど。
ふいに、ひょこりとしゃがんで。
ショート丈のズボンから見える膝小僧に両手を添えた格好で、じいと見つめ合う。
「うぅ、うさぎもヒヨコも可愛い……!」
王国をぴょこぴょこお散歩している、うさぎやヒヨコたちと。
でもそんな動物たちは気侭にお散歩しているくらいだから、人には良く慣れていて。
見つめ合った後、レモンへと近寄ってきてくれたから。
「ふふ、悔いのない様にいっぱい愛でて帰りましょう」
周囲の王国の人に予め聞いてみたら、触られるのが好きな子ばかりだというので。
……ふわふわ、もふもふ、可愛いなぁ。
なでなでしてあげれば、とても喜んでいるみたい。
だから、いっそのこと。
「連れて帰……かえ……う、ぐぐ、我慢です!」
いえ……せめて、今だけでも、悔いなく戯れます!
そして傍から見れば、少年がもふもふたちと戯れているという尊い絵が出来上がっていたのである。
それからもふもふたちとわかれ、途中店の人に渡されるまま、丸い頭にちょこりとウサ耳カチューシャを着けてから。
「折角のお祭りですから、美味しい物も食べないと、ですね!」
並ぶ店をくるり見てみれば、沢山のものが目移りするほど――。
「えっ……レモンひよこといちごうさぎのケーキ……?」
……いえ、目移りすることなどなく、レモンは即決定する。
「レモンは僕の名前だし、ひよこも苺もうさぎもケーキも好きです」
――素敵な出会い! 是非いただきましょう! って。
それから食べることが好きなレモンは、レモンひよこといちごうさぎシリーズのスイーツとの出会いに、表情は変わらないけれどほくほくしながらも。
「……あれ、ここは何のお店ですか?」
ふと再び足を止めたのは、たまごがずらりと並ぶ店の前。
それから、思い出す。
「「魔法のたまご」……そう言えば、『ドラグル』で聞いた気がします!」
あくまで噂かと思っていたけれど。
まさか本当にあるとは……と、瞳をぱちり瞬かせてから。
「あの、僕も選んで良いですか?」
早速、たまごたちに目を向けてみて。
連れて帰りたいので、掌サイズのたまごにしましょう――なんて思った、その時。
「あ……これ」
レモン色の瞳に飛び込んできたのは、白色に、色とりどりの花模様が咲いた子。
そのたまごをそっと手に取って、可愛いらしいですね、ってこくり頷いた後。
「あの、この子下さい!」
大事に手のひらで包んで、歩き出す。
また新たな素敵な出会いに、わくわくな気持ちで――これからの冒険は、この子も一緒に。
🔵🔵🔵 大成功

「ふむふむ、色々と楽しそうですね」
「ドラファングルメちゃんねる」を眺めながら呟く。
既に何件かお店を回ってるのだが相変わらずの健啖家ぶりでスイーツを中心にペロリと平らげては、また別な場所を見に行っている。スイーツや食事が気になるのは勿論だが「魔法のたまご」も気になるしダンジョンの噂も聞いておきたい。その為、お店でスイーツ等を購入する際は極力ダンジョンに関する噂とか魔法のたまごに関する噂とか聞いてみましょう。
特に「魔法のたまご」はスイーツ以上に実物を手にしてみたいと思ってるので最優先で探してみます。ただ、最優先なのですが、目の前のスイーツには勝てるはずも無く、もぐもぐと食べながらの捜索です。
春の訪れを祝うお祭り、イースター祭。
√ドラゴンファンタジーの冒険王国で催されるという春の祭典は、毎年話題のようで。
星詠みの話を聞いた後、伏見・那奈璃(九尾狐の巫女さん霊剣士。・h01501)もばっちり事前にチェック。
「ふむふむ、色々と楽しそうですね」
思わずこくこくと小さく頷きながらも、ゆらりと沢山の尻尾を揺らしつつ呟いて。
そんな那奈璃が眺めているのは勿論、この祭りの情報満載だという「ドラファングルメちゃんねる」の配信。
イースターの祭りということもあって、パステルカラーの春らしい彩りだとか。
ふわふわもふもふした、うさぎさんやひよこさんだとか。
イースターならではな楽しそうな参加型のイベントや催しなども盛り沢山のようだけれど。
でも――やはり、那奈璃の興味関心が大きいのは、イースタースイーツ!
スイーツとひとことにいっても、イースターモチーフの可愛い甘味はたくさんで。
どれにしようか、目移りしちゃうほどなのだけれど。
でも、実は今でさえ既に何件かお店を回っている那奈璃であるが。
相変わらずの健啖家ぶりで、はむはむもぐもぐ。
勿論スイーツを中心にペロリと平らげては、また別な場所へと美味しい物を求めて、見に行ってみたり。
それから、新たにイースターパフェを超特大で注文すれば、提供を待っている間に、店員や他の人にも訊いてみることに。
「「魔法のたまご」の噂やこの王国の近くにあるダンジョンの話を聞いたのですが」
「ああ、魔法のたまごはこの先の店で貰えるよ」
「不思議な生き物が孵るって噂だが、本当かねぇ」
「この王国の近くにある「空のダンジョン」で孵った、って聞いたことあるな」
そう、スイーツや食事が気になるのは勿論なのだけれど。
不思議な「魔法のたまご」のことも気になるし、攻略対象のダンジョンの噂も聞いておきたいって、那奈璃は思ったから。
他にも、イースターごはんを買った店でだったり、新しく見つけたスイーツの店でも、ダンジョンや魔法のたまごについてのことを訪ねてみて。
勿論自分でも、那奈璃は探して歩いてみる。
だって特に「魔法のたまご」は、スイーツ以上に実物を手にしてみたいと思ってるのだから。
というわけで、最優先にたまごの店を探す……のは勿論なのだけれど。
(「ただ、最優先なのですが……」)
目の前のスイーツの誘惑には勝てるはずも無く、たまごの店に向かう道すがらも。
心擽るも美味しそうなものを見つけては買ってみて――もぐもぐと食べながらの捜索です!
🔵🔵🔵 大成功

🐶組🍓
あたりを見渡すとうさ耳カチューシャ
みなさませっかくですのでご一緒に着けませんか?
えぇ、深琴さま!
こういうのはカタチからが大事!
とわはこの白いウサ耳帽子を選択
引っ張ると耳が動くのです…楽しい
ジャンさま!王冠付きのございましたよ
愛らしいうさぎさまがたくさんですね
ラムネさま写真を撮ってくださるの?
では、みなさまではいピース
イースターパフェは超特大サイズ
浪漫でございます
くるりさまの言葉に深く頷き
楽しいエッグハントを
今日のとわはエッグハンターですゆえ
スプーン片手にいざ!
小さなカラトリーとシルヴァさま!
あまりにも愛らしい…
たまごを探しはいかがでしたでしょう
良き、巡り合わせがあつたでしょうか?

【🐶組🥚】
🥚:4人
アドリブ歓迎
解釈お任せ
_
迷子が出ないように
皆より少し後方を歩くのは兄として生きてきた癖
カチューシャ?お、可愛い。折角だから写真撮ろうぜ
メグル、クレープ気になる?
うさ耳付きだって、かわいいな
一緒に食べに行こう
逸れないようにと手を差し出して
…だってさ、コノハ
ザネリさん、面倒見良さそうなのにと思いつつ眺め
ふと見たのは隅にある真夜中色のたまご
けど隣のコノハたちの声にハッと我に返り返事して
彼らの会話を横で聴きながら
この子が誰かに選ばれるならそれでいい
けど一人ぼっちなら、…それは寂しいよな
パフェ、俺が混じって大丈夫か…?
確認とりつつ
女性陣へ最大限の配慮をしながら加勢を

【🐶組🍓】
すごい人…皆いる?
付いていくなら、私よりザネリさんの方が目立つと思うけどな
年上側として卵組の引率よろしくね
恰好から入るのも大事…提案に乗ってうさ耳カチューシャ装着。お祭り気分が増してきたかも
目指すは超巨大パフェ。大きなパフェには夢が詰まっている
シルヴァちゃんと並ぶとパフェの存在感が際立つのね
甘いものはいける口よ。王様もくるりさんも頼りにしてるから
とわさんも気合十分ね、頼もしいな
エッグチョコを探しつつ、アイスにプリンと飽きないように場所を変えて楽しむ
とはいえ、限界はくるもの。気付けば一番小さい人が一番食べてるような…
卵組はおかえりなさい、丁度いいタイミング
疲れた身体に甘いものはどう

【🐶組🍓】
此処ではイースターをこんなに大々的にお祝いするんですのね
折角人数が集まったのです
挑んでみましょう――超特大パフェに
こんなに愛らしいと食べてしまうのがすこし可哀想ですけれど…
そうだわ、写真に残しておきましょう
《念動力》でスマートフォンを動かして全員が入る画角で撮ります
とわ様の仰るようカチューシャもつけて
人形用のものもあるかしら
…「実は:大食い」を発揮するときが来たようですわね
人形用食器でも食べるペースが皆様と変わらないあたりでバレている気がしますがそこはそれ
なんでも美味しく頂きます
後ほどエッグハントに行かれた皆様と合流しましょう
そうすればメニュー全制覇も夢ではありませんわよね!

【🐶組🥚】
ふーん、これがイースターか
初めて参加するけど皆浮かれてるね
うさ耳!?
迦楼羅としてのアイデンティティが…し、仕方ないなぁ
写真も撮るの!?
撮った写真を見れば面映ゆいものの…まあ悪くないか
みんな卵気になるんだね
だーかーらーコノハくんね?
ザネリってなんだかんだ面倒見良さそうなのにね
じゃあ僕たちで卵選ぼうか
…メグルの気持ちもわかる
でも不安よりも好奇心が勝っていて
じゃあ孵ったら一緒に育てようよ
それならなんとかなるかも
惹かれる卵に手を伸ばす
ラムネはその卵にするの?
ふふ、どんな子が孵るか楽しみだね
わっ、どんだけ大きいパフェ食べてるのさ!?
ていうかまだ食べるの?
まあ、甘いものは気になるし少しなら

【🐶組🥚】
…至る所で皆耳が生えてやがる
盛況じゃねえか
おい、逸れるなよ。迷ったらデカいのについてけ
俺じゃねえ、深琴だ
あ?耳なんざぜってえ付けねえ、が
まあ、ピースはする
…記念だからな
さて、メグル、良い案だ
隙あらば酒をと言いたいが
まずはたまごだ
つか普通に屋台で売ってんのがすげー
で、コノハちゃんはどいつを選ぶんだ?
あー。俺に子守は向いてねえ、んで
お前らが悩んでるのを後ろで眺めてるとしよう 面白。
まあ、子育ての手伝いぐらいならしてやる
ヒヒ、何が孵るか、早く見てえな
ん?パフェ食ってたんじゃねーのか、くるり
……ヒヒ、計画性がねえって言われるだろ
仕方ねえな
行け、らむらむ。男魅せて来い
…さて、酒はどこだ。

【🐶組🥚】
はなやかですね!
お友達とあそぶのもはじめてで、どきどき
お耳もつけるのですか?ふわふわのがいいですわ
かわいいクレープ…ラムネ、ごいっしょしてくださるの?
差し出された手を取って、買ったクレープをきらきら眺め
お酒を使ったスイーツもあるみたいですわ、ザネリ、いかが?
ほんもののお酒のほうが良いかしら
不思議な卵屋さん、さすがに大盛況ですわね
もし、孵す方法が分かっても…コノハは、育てようと思います?
こどものわたくしたちでも、大丈夫でしょうか
不安ながら、お返事に頷いて
好奇心のまま手を伸ばす
まあ、大きなパフェのお出迎えですね
どの部分がおいしかったですか?
たくさんは食べれなさそうですが、気になります

【🐶組🍓】
🐶9人/🍓🥚別行動
わー!すげえ、めっちゃ風船とか飛んでる!
本当にパレードって感じだな
着けるか耳。とわ、カッコいい王冠ついてる奴ある?
女性だけっていうのも心配だからな!
王様が同行してやろう、パフェに!
……え?超巨大?
シルヴァの背丈以上あるぞ、このパフェ
つーかプリンだけで背丈以上ある
パフェにケーキ類もチョコエッグも乗ってる…
…まあ、じゃあ、先にパフェエッグハントでもするか
中に入っていたミルクティ味のアイスを摘まみながら、スマホに向けてピースサイン
なんかしょっぱいもの食べたくなってきた
お、丁度たまご組も帰ってきたか
じゃあ早速他のも頼もうぜ!
え?まだパフェもある?細かいこと言うなよ

【🐶組🍓】🍓5人
みんなのウサ耳…いい…
私はやめと…うわとわちゃんかわいいつけますぅ!
ピース!
私達の戦いはでっかいパフェ!これは浪漫!
このパフェとシルヴァさんの組み合わせ、とてもいい…あれ、食べるの早くない?
わぁいピース!
深琴さんは甘いの好きですか?そっかぁ!はい、私も食べます!
…エッグハンターとわちゃん!
さてたまごは誰の手に!?(結果お任せ)
おいしいけど…これ食べきれる…?
あっ!ザネリさん達だ!不思議なたまご見つかりました?
ね、いっぱい歩いたよね?お腹空いたよね?ね?
食べてください!
えーんラムネちゃん頼む!メグルちゃんもコノハくんも手伝ってぇ!
王様さらに追加するの!?胃袋わんぱくかな!?
吹き抜ける風もすっかりあたたかくて、晴空から降る陽もぽかぽかと春めいているけれど。
その冒険王国に足を踏み入れれば、どこもかしこも春色でいっぱい。
そして、ジャン・ローデンバーグ(裸の王冠・h02072)が、眩くひかる翠の瞳をさらにキラキラと輝かせているのは。
王様として、皆が楽しそうで幸せそうだからであって、無邪気にはしゃいでいるわけでは――。
「わー! すげえ、めっちゃ風船とか飛んでる! 本当にパレードって感じだな」
ええ、たまごみたいな風船が空いっぱいに浮かんでいるのを見れば、わくわくそわそわ!
何せ今日は、春の訪れを祝うお祭りの日。
「此処ではイースターをこんなに大々的にお祝いするんですのね」
「ふーん、これがイースターか。初めて参加するけど皆浮かれてるね」
お互いきょろりと視線を巡らせるシルヴァ・ベル(店番妖精・h04263)や千桜・コノハ(宵鴉・h00358)の言うように、イースター祭が行われているのだ。
七・ザネリ(夜探し・h01301)も、賑やかな街をぴょこりと跳ねるように歩く、楽し気な人々を見遣って。
「……至る所で皆耳が生えてやがる。盛況じゃねえか」
「はなやかですね!」
メグル・シグナス(恵ㇽ白鳥座・h00484)もそわり、皆とともにイースターで盛り上がる街を歩く
……お友達とあそぶのもはじめてで、どきどき、って。
そんな浮足立つ皆よりも少し後方を歩くのは、祭那・ラムネ(アフター・ザ・レイン・h06527)。
お祭りの冒険王国は人も沢山だから、迷子が出ないようにと、兄として生きてきた癖で。
「すごい人……皆いる?」
「おい、逸れるなよ。迷ったらデカいのについてけ。俺じゃねえ、深琴だ」
「付いていくなら、私よりザネリさんの方が目立つと思うけどな」
兎沢・深琴(星華夢想・h00008)は皆が逸れていないか確認しつつも、それこそ背高な七・ザネリ(夜探し・h01301)を見上げてお願いを。
「年上側として卵組の引率よろしくね」
これからは一旦、二手に分かれてお祭りを楽しむ予定なのだけれど。
でも――その前に。
白・とわ(一足らず・h02033)はくるりと周囲を見回して、こんな提案を。
「みなさませっかくですのでご一緒に着けませんか?」
とわが見つめる先にあるのはそう、うさ耳カチューシャ。
「恰好から入るのも大事……」
「えぇ、深琴さま! こういうのはカタチからが大事!」
深琴の声にこくりと頷けば、提案者としてまず、白いウサ耳帽子を選んで。
「引っ張ると耳が動くのです……楽しい」
ぴこぴこ動く長いお耳にほわり和みながら、すちゃりとかぶって。
「みんなのウサ耳……いい……」
戀ヶ仲・くるり(Rolling days・h01025)は、とわの提案にそう呟くも。
自分がかぶるとなれば、それはまた別――。
「私はやめと……うわとわちゃんかわいいつけますぅ!」
かと思ったけれど、ぴこぴこウサ耳のとわを見れば、お揃いで即着けます!
深琴も、提案に乗ってうさ耳カチューシャをぴょこりと装着。
「お祭り気分が増してきたかも」
「着けるか耳。とわ、カッコいい王冠ついてる奴ある?」
「ジャンさま! 王冠付きのございましたよ」
そしてやはりジャンは、うさぎはうさぎでも、堂々たるうさぎの王様に。
「お耳もつけるのですか? ふわふわのがいいですわ」
「人形用のものもあるかしら」
メグルは一等ふわもふのものを、シルヴァもつけられる人形サイズだって勿論あります。
そして皆が着々とそれぞれ、イースターウサギになっていく中。
「うさ耳!? 迦楼羅としてのアイデンティティが……」
本当はウサギさんではなく、鳥さんなのだけれど……し、仕方ないなぁ、と。
今日だけ、迦楼羅ウサギになるコノハ。
そんな皆のウサ耳姿を見れば、とわはこくりとひとつ頷いて。
「愛らしいうさぎさまがたくさんですね」
「カチューシャ? お、可愛い。折角だから写真撮ろうぜ」
「ラムネさま写真を撮ってくださるの?」
「写真も撮るの!?」
そう思わず瞳を見開くコノハの、迦楼羅としてのアイデンティティが……いえ、撮りますけれど!
何せ、今日のコノハは既にもうウサギなのだから。
それに……あ? 耳なんざぜってえ付けねえ、とウサ耳は拒否したザネリだって。
「では、みなさまではいピース」
「……記念だからな」
まあ、ピースはしますし。
くるりも皆と一緒に、ピース!
ぱしゃりとシャッターを切って、コノハは皆と撮れた画像を確認しつつも、そっと思う。
「……まあ悪くないか」
ちょっぴり面映ゆいものの、でもウサギさんも悪くないって。
というわけで、二手にわかれて、たまごを探しに行った面々を見送ってから。
「女性だけっていうのも心配だからな! 王様が同行してやろう、パフェに!」
とわ、くるり、深琴、シルヴァについていくことにするジャン。
いや、彼女たちが、パフェを食べに行くということは聞いていたし。
同行と言いながらも、美味しそうで可愛いイースターパフェに、密かにわくわくしちゃうジャンであったのだけれど。
だが彼女達の目的は――パフェはパフェでも、ただのパフェではない。
「私達の戦いはでっかいパフェ! これは浪漫!」
「イースターパフェは超特大サイズ、浪漫でございます」
「目指すは超巨大パフェ。大きなパフェには夢が詰まっている」
「折角人数が集まったのです。挑んでみましょう――超特大パフェに」
「……え? 超巨大?」
超巨大イースターパフェです!
これから始まるのはそう、戦い。
そんなくるりの言葉に深く頷きつつも、とわが皆と楽しくはじめるのは、甘くて美味しいエッグハント!
そして嬉々と注文して暫し開戦までそわりと待てば、どんっとテーブルに置かれる超特大イースターパフェ。
「シルヴァちゃんと並ぶとパフェの存在感が際立つのね」
深琴はそう、超特大パフェとシルヴァを見て、その大きさをより実感しながらも。
「甘いものはいける口よ。王様もくるりさんも頼りにしてるから」
「深琴さんは甘いの好きですか? そっかぁ! はい、私も食べます!」
くるりも聳え立つ超特大パフェを前に、気合十分。
それからジャンは改めて、じいと超特大イースターパフェを眺めてみて。
「シルヴァの背丈以上あるぞ、このパフェ。つーかプリンだけで背丈以上ある。パフェにケーキ類もチョコエッグも乗ってる……」
確かにイースターモチーフいっぱいで、キュートなのだけれど。
いちいちどれもやたら大きかったり、盛り盛りだったり……いや、超特大なのだから、当然のこと。
それに、パフェの中にはイースターエッグが隠されているとのことだから。
「……まあ、じゃあ、先にパフェエッグハントでもするか」
「今日のとわはエッグハンターですゆえ」
すちゃりと、スプーン片手にいざ!
そうやる気満々なとわに続いて、くるりと深琴もスプーンを手にして。
「……エッグハンターとわちゃん!」
「とわさんも気合十分ね、頼もしいな」
早速、いただきます! ……の前に。
「こんなに愛らしいと食べてしまうのがすこし可哀想ですけれど……」
シルヴァはパフェを見上げつつ、首を小さく傾けるも。
ひらめいたのは、こんな名案。
「そうだわ、写真に残しておきましょう」
ということで、念動力でスマートフォンを動かして。
全員が入る画角で――ぱしゃり!
そして食べ始めた後も、思い出にとシャッターを切っていって。
「わぁいピース!」
くるりと一緒に、ジャンも中に入っていたミルクティ味のアイスを摘まみながら、スマートフォンに向けて王様ピース!
そして勿論、エッグハントな戦いだって白熱して。
深琴はエッグチョコを探しつつ、アイスにプリンと飽きないように場所を変えて楽しむ作戦。
皆も嬉々と、スプーンという得物で超特大パフェの牙城を崩さんと食べ進めていって。
――さてたまごは誰の手に!?
というのも、非常に気になるところなのだけれど。
「なんかしょっぱいもの食べたくなってきた」
早速、しょっぱいものが恋しくなってしまうジャン。
皆の気合も十分で、パフェもすごくかわいくて美味しいものの。
とはいえ、限界はくるもの……の、はずなのだけれど。
「小さなカラトリーとシルヴァさま! あまりにも愛らしい……」
「このパフェとシルヴァさんの組み合わせ、とてもいい……あれ、食べるの早くない?」
「気付けば一番小さい人が一番食べてるような……」
使用しているその人形用食器のキュートさも、さることながら。
皆の視線が自然と向くのは、シルヴァ。
そう……何せ彼女は「実は:大食い」。
それを、今こそ発揮するときが来たようである!
いえ、可愛らしい人形用食器でも、食べるペースが皆とかわらないことはもうバレているようであるが。
そこはそれ――なんでも美味しく頂きます!
一方同じ頃、メグル、ラムネ、ザネリ、コノハが向かうのは。
この祭りに出ているのだという、噂で聞いた不思議な店。
沢山の屋台が並ぶ賑やかな祭りの風景の中、魔法のたまごがもらえるという店を探してみるのだけれど。
「かわいいクレープ……」
メグルの足がふと止まったのは、クレープ屋さん。
そんな様子に気づいたラムネは、彼の視線を追いかけてみれば。
「メグル、クレープ気になる? うさ耳付きだって、かわいいな」
逸れないようにと手を差し出す。一緒に食べに行こう、って。
その言葉を聞けば、ほわっと嬉しさを咲かせて。
「ラムネ、ごいっしょしてくださるの?」
差し出された手を取って、一緒にクレープを買いに、嬉しくて楽しい寄り道を。
それから、手にしたクリームとイチゴたっぷりなうさぎさんのクレープをきらきら眺めながらも。
メグルはふと、あるお店を見つける。
そしてザネリへと、こう言葉と視線を向ける。
「お酒を使ったスイーツもあるみたいですわ、ザネリ、いかが?」
……ほんもののお酒のほうが良いかしら、なんて。
自分もクレープを買って嬉しいから、好きなものをみんなも買って食べたらきっと嬉しいだろうって。
そして、そんな提案を聞けば。
「さて、メグル、良い案だ」
大きくこくりと頷き、隙あらば酒を――と言いたいところなのだけれど。
ザネリは何気に興味津々な様子で、こう紡ぐ。
「まずはたまごだ」
けれどそう苦労せずとも、お目当てのお店は見つかるのだった。
「みんな卵気になるんだね」
「不思議な卵屋さん、さすがに大盛況ですわね」
「つか普通に屋台で売ってんのがすげー」
祭り会場の端にひっそりとある店に関わらず。
噂を聞いた人たちなのか、様々なたまごがずらりと並ぶ屋台は人気で、人だかりができていたから。
そしてザネリは見つけた店へと足を運びながらも、今度は逆にコノハへと目を向けて。
「で、コノハちゃんはどいつを選ぶんだ?」
「だーかーらーコノハくんね?」
返る言葉に楽し気に笑ってみせつつも、こう告げる。
「あー。俺に子守は向いてねえ、んで。お前らが悩んでるのを後ろで眺めてるとしよう」
それから――面白、なんて。
ラムネは楽しそうな彼を見た後、コノハへと視線を移して。
「……だってさ、コノハ」
……ザネリさん、面倒見良さそうなのに、なんて思っていれば。
「ザネリってなんだかんだ面倒見良さそうなのにね。じゃあ僕たちで卵選ぼうか」
コノハも全く同じことを思ったようだけれど。
沢山並ぶたまごたちへと、ラムネも改めて目を向ければ――ふと見たのは、隅にある真夜中色のたまご。
そしてその子へと、自然と手を伸ばさんとしたのだけれど。
刹那、ハッと我に返ったのは、皆の思いの声をきいたから。
メグルはたまごを眺めながらも、こうコノハへと訊ねる。
「もし、孵す方法が分かっても……コノハは、育てようと思います?」
……こどものわたくしたちでも、大丈夫でしょうか、なんて。
どのような生き物がうまれるかわからないから。
世話をしなくてもいいような生き物かもしれないし、逆に世話がとても必要な子かもしれない。
その際、孵したはいいけれど……きちんと育てられるのか。
冒険王国に引き取って育てて貰えることもできるようだけれど、でもやはり。
「……メグルの気持ちもわかる」
コノハはそう紡ぎながらも、でもそれでも。
眼前のたまごを見つめるのは――不安よりも好奇心が勝っているからで。
だから、優しいゆえに迷うメグルへとこう返すのだった。
「じゃあ孵ったら一緒に育てようよ。それならなんとかなるかも」
そして一見、面白がっている風であるけれど。
「まあ、子育ての手伝いぐらいならしてやる」
でもやはりそう続けるザネリは、何気に面倒見が良いのかもしれない。
ラムネも、そんな彼らの会話を横で聴きながら。
「この子が誰かに選ばれるならそれでいい」
色々と思うことはあるけれど。
改めて、真夜中色のたまごを見つめて口にする。
「けど一人ぼっちなら、……それは寂しいよな」
だからもう迷わずに、その子を手にして。
「ラムネはその卵にするの?」
コノハも、見つけた心惹かれるたまごに同じように手を伸ばす。
メグルもそんな返事に頷いてから。
不安ながらも、でもやっぱり皆と同じ気持ちだから――好奇心のままに、その手を伸ばす。
それから、それぞれのたまごを手にすれば。
「ふふ、どんな子が孵るか楽しみだね」
「ヒヒ、何が孵るか、早く見てえな」
瞳を細めてたまごを見つめるコノハや皆に、ザネリも笑み宿す。
一体何が生まれるのか、わくわくしながら。
というわけで、魔法のたまごを探していた面々もそれぞれの子を手に出来たから。
パフェを食べると言っていたスイーツ組と合流するべく、足を向けるのだけれど。
「おいしいけど……これ食べきれる……?」
くるりはまだまだ底が見えない超特大パフェをちまちま口にしながらも、思わずそう呟きを落とす。
けれど、此方へと向かってくるたまご組の姿を見つければ、手を振って。
「あっ! ザネリさん達だ! 不思議なたまご見つかりました?」
「ん? パフェ食ってたんじゃねーのか、くるり」
「お、丁度たまご組も帰ってきたか」
「たまごを探しはいかがでしたでしょう。良き、巡り合わせがあつたでしょうか?」
ジャンととわも、ザネリや皆へと目を向けて。
深琴はすかさず、合流した皆に勧める。
「卵組はおかえりなさい、丁度いいタイミング」
……疲れた身体に甘いものはどう、って。
その言葉に、くるりも全力で頷いて。
「ね、いっぱい歩いたよね?お腹空いたよね? ね? 食べてください!」
そんなパフェ組の姿を見れば、ザネリは状況を察するのだった。
「……ヒヒ、計画性がねえって言われるだろ」
そしてテーブルに聳える超特大イースターパフェを見て。
「わっ、どんだけ大きいパフェ食べてるのさ!?」
「まあ、大きなパフェのお出迎えですね。どの部分がおいしかったですか?」
コノハとメグルは、こうも続ける。
「まあ、甘いものは気になるし少しなら」
「たくさんは食べれなさそうですが、気になります」
そんな言葉を聞けば、ひとりペースが変わらずに食べつつも、嬉々と紡ぐシルヴァ。
「合流した皆様ともご一緒に食べれば、メニュー全制覇も夢ではありませんわよね!」
「じゃあ早速他のも頼もうぜ!」
ジャンもすかさずそう賛成するのは、やっとしょっぱいものが食べられそうだから……なのだけれど。
「え? まだパフェもある? 細かいこと言うなよ」
パフェがまだ残っていますので、ええ。
そんなふたりの言葉に、くるりはぱちりと瞳を瞬かせて。
「さらに追加するの!? 胃袋わんぱくかな!?」
「ていうかまだ食べるの?」
ちょこっとずつパフェを貰いつつ、コノハもそう首を傾けるも。
「仕方ねえな」
そう言うザネリは、本当は面倒見が良い……かもしれないから。
「行け、らむらむ。男魅せて来い」
ラムネに丸投げします。
でも、助っ人が参戦してくれたら大助かりだから。
「えーんラムネちゃん頼む! メグルちゃんもコノハくんも手伝ってぇ!」
「パフェ、俺が混じって大丈夫か……?」
くるりのお願いに、女性陣へ確認とりつつも最大限の配慮をしながら、加勢に入るラムネ。
コノハとメグルも、可愛くて美味しくて超特大なパフェを口に運んで。
そんな超特大パフェに再び挑む皆の様子に笑いながら、ザネリはきょろり。
……さて、酒はどこだ、なんて。
先程見かけた酒の屋台へと向かうべく、ふらり逃亡を。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【アリスと白兎】
【ミルフィ・h01077】と一緒に参加♪
『わあ♪…とってもにぎやかで、楽しそうなイースターのお祭りですね…♪』
まずは
ミルフィと催し物に参加♪
参加する催し物は
『エッグロール』
ミルフィ、とっても速いです…☆
――って、途中で
ミルフィは足がもつれて
卵と一緒に転がり落ちちゃって…!?
『大変ですっ!だ、大丈夫ですか…!?』
急いで追いかけ
√能力でお手当て
ふと見ると
付近に
見なれない建物――不思議な魔法のたまごの店が…
『あそこのお店って…』
お店で魔法のたまごを貰い
遊んだ後はお食事
私は
ラムのローストに
イースターパフェ
お飲み物は
うさぎさんのアニマルクリームソーダ
『とってもおいしいですねミルフィ♪』

【アリスと白兎】
【アリス姫様・h00831】と一緒に参加♪
『これは…何とも賑やかで盛大なイースター祭ですわね♪アリス姫様♪』
まずは
アリス姫様と催し物に参加♪
参加する催し物は
『エッグロール』
アリス姫様、わたくしに追い付いてみて下さいまし…♪
――って、途中で
足がもつれ
卵と一緒に転がり落ち…☆
『って…ひょえええ!?』
追いかけてきたアリス姫様に
√能力で手当して貰い
付近に
見なれない建物――不思議な魔法のたまごの店を見つけた
アリス姫様と共に
お店で其々魔法のたまごを貰い
遊んだ後は食事に
わたくしは
ラムのローストに
デビルドエッグ
飲物は
お揃いの
うさぎのアニマルクリームソーダ
『あらあら姫様、お口にクリームが…♪』
訪れた冒険王国は、まさに春色爛漫。
パステルカラーの彩りで満ち溢れていて、うさぎやたまごなどの可愛いモチーフでいっぱい。
そう、やって来た王国で開かれているのは、春の訪れを祝うお祭り。
「わあ♪ ……とってもにぎやかで、楽しそうなイースターのお祭りですね……♪」
「これは……何とも賑やかで盛大なイースター祭ですわね♪ アリス姫様♪」
イースター祭に心躍らせるアリス・アストレアハート(不思議の国の天司神姫アリス・h00831)の弾む声に、ミルフィ・タイムラヴィット(ストライダー白兎ホワイトラビット・h01077)も頷いて返して。
賑やかな街を歩けば、まずはふたりで参加してみることにする。
イベントも沢山催されているけれど、その中で選んだのは。
イースターエッグを割らないようにスプーンで転がしつつ、ゴールまで走る遊び――『エッグロール』!
どきどきわくわく、スプーンの上にちょこんとたまごを乗せてから。
いざ、エッグロールのスタートです!
そしてスタートと同時に、勢いよく駆けるミルフィの姿に、アリスは瞳をぱちりと瞬かせて。
「ミルフィ、とっても速いです……☆」
「アリス姫様、わたくしに追い付いてみて下さいまし…♪」
その身体能力を存分に発揮し、ぐんぐんスピードをあげていくのだけれど。
ちょっぴり張り切りすぎて――途中で足がもつれてしまって。
「って……ひょえええ!?」
たまごと一緒に、すごい勢いで転がり落ちるミルフィ!?
そんな姿を見れば、アリスは尚、びっくりしちゃうけれど。
「大変ですっ! だ、大丈夫ですか……!?」
慌てて追いかけて、ようやく転がり終えたミルフィに追いついてから。
「全てのものを……あるべき姿、あるべき状態、あるべき光景に――その理を……!」
ラウムツァイトプリンセス・キュアを発動して、お手当てを。
それからホッとしつつも、ふと見れば、アリスはこてりと首を傾ける。
「あそこのお店って……」
付近に見つけたのは、見なれない建物――噂で聞いた、不思議な魔法のたまごの店。
だからふたり、顔を見合わせて頷き合えば。
噂が本当かはわからないけれど、遠めからでもカラフルなたまごたちは可愛くて。
一緒にお店へと向かってみれば、それぞれ、気になった魔法のたまごを貰ってみる。
そして遊んだり、たまごを貰いに行ったりしていたら、おなかもすいてきたから。
次は、イースターメニューのお食事を楽しむことにして。
イースター定番のラムのローストに、ミルフィはデビルドエッグ、アリスもイースターパフェを注文して。
飲物はふたり一緒に、ぷかりと可愛いうさぎさんが浮かぶ、お揃いのアニマルクリームソーダに。
そんな可愛くて美味しいごはんを堪能しながらも。
「とってもおいしいですねミルフィ♪」
ほわりと笑むアリスを見れば、ミルフィは思わず微笑んじゃう。
「あらあら姫様、お口にクリームが……♪」
甘やかに飾られた、お姫様の口元に。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【双椿】
お祭り大好きー!!
うちらもうさ耳つけよ、はーちゃんは垂れ耳な♪(被せ
今日はいっぱい遊んで食べるでー!
卵に絵ぇ描くの、むずかし……むむむ、はみでるっ
でーけたっ☆
うちのはお日さんとうさぎさん!(豪快なタッチの絵
え、はーちゃんウマっ?!
こういうの大好きやもんなぁ、ほぇー……
あ、ええね! 換えことしよしよ♪
ちょっとお腹空いたし、おやつ食べよ?
うわわわ何これめっちゃ可愛いのいっぱい!
どうしよどうしよ……そっか、ほな分けっこ♪
うちはイースターパフェ!
お子様ランチみたいで豪華やんねぇ
全部かわいー! おいひー!!(もぐもぐ
へぇ、どんな子が孵るかわくわくすんね
よっし、次は魔法のたまご探しにしゅっぱーつ!

【双椿】
いーすたーのお祭りも、すぅちゃんとお出かけも、楽しみ、やね
わっ(うさ耳つけられ
あ、ほんなら椿にゃんこと、お揃いにしたげる、ね(鈴のうさ耳に椿飾り
えっぐぺいんと……やりたい
空と、桜と、うさぎさんと椿にゃんこ……(真剣
えへへ……ありがと、すぅちゃんのは元気いっぱい、やね♪
あ、記念にぼくのと、換えこと、しよ?
おやつ、ええね♪
んっと……好きなん選んで、分けっこしたら、いっぱい食べれる、かな?
ぼくは、レモンひよこといちごうさぎのケーキ
すぅちゃん可愛いの好き、やろ?
お花デコ、きれい……みんなおいし♪
魔法のたまご……?(噂話聞き
孵ったら、家族増えて嬉しい、ね
どこで貰えるん、かな?
ん、しゅっぱーつ♪
春のおでかけは、ぽかぽかでうきうきで。
それに、やって来た冒険王国は、カラフルな彩りでいっぱい。
だって今この王国では、春の訪れを祝う祭りが開かれているのだから。
(「いーすたーのお祭りも、すぅちゃんとお出かけも、楽しみ、やね」)
賑やかな街をきょろりと見回しつつ、坂堂・一(一楽椿・h05100)がほわほわな心地で歩いていれば。
「お祭り大好きー!!」
隣から聞こえるのは、わくわく元気に心躍らせている、坂堂・鈴(鈴鹿山椿・h05098)の声。
そして、くるりと鈴の視線が向いたかと思えば。
「うちらもうさ耳つけよ、はーちゃんは垂れ耳な♪」
「わっ」
すちゃりとかぶせられたのは、長くたれたうさぎさんのお耳。
そんな鈴からうさ耳をつけられて、一は思わずびっくりしちゃうけれど。
でも、そのお返しにと。
「あ、ほんなら椿にゃんこと、お揃いにしたげる、ね」
鈴のうさ耳に椿飾りをちょこんと咲かせて添えてあげる。
そしてふたりでお揃いのうさぎさんになったなら、ぴょこんと跳ねるように楽し気に。
「今日はいっぱい遊んで食べるでー!」
春のお祭りを目一杯、存分に楽しむつもり。
というわけで、まずやってみるのは。
「えっぐぺいんと……やりたい」
たまごに好きな色で模様を描いてイースターエッグを作る、エッグペイント!
一は、たまごをそっと手にしてから、慎重に作業を進めていって。
「空と、桜と、うさぎさんと椿にゃんこ……」
「卵に絵ぇ描くの、むずかし……むむむ、はみでるっ」
鈴は苦戦しつつも、大胆な手際……!?
それから一生懸命、たまごに筆を走らせれば。
「でーけたっ☆ うちのはお日さんとうさぎさん!」
鈴は、豪快なタッチの絵柄のイースターエッグを完成させて。
それから一のたまごへと目を遣れば、思わず声を上げてしまう。
「え、はーちゃんウマっ!? こういうの大好きやもんなぁ、ほぇー……」
「えへへ……ありがと、すぅちゃんのは元気いっぱい、やね♪」
一のたまごはさすが、とても綺麗な出来映えで。
それから一は鈴に、こんな提案を。
「あ、記念にぼくのと、換えこと、しよ?」
「あ、ええね! 換えことしよしよ♪」
ということで、ふたりの作ったたまごを仲良く交換こ。
それから頑張って作業をしたからか、ちょっぴり小腹がすいたから。
「ちょっとお腹空いたし、おやつ食べよ?」
「おやつ、ええね♪」
イースタースイーツでおやつタイム……にしようかと思ったのだけれど。
鈴は思わず、並ぶ屋台や店へと視線を巡らせては、きょろきょろ。
「うわわわ何これめっちゃ可愛いのいっぱい! どうしよどうしよ……」
あれもこれもそれも美味しそうで、迷っては目移りしてしまう。
でも、一が口にするのは、その悩みも解決の名案。
「んっと……好きなん選んで、分けっこしたら、いっぱい食べれる、かな?」
「そっか、ほな分けっこ♪」
ふたりで頼んで交換こすれば、少しずついっぱい食べられるだろうから。
だからそれぞれ、気になったイースタースイーツを選んでみて。
「うちはイースターパフェ! お子様ランチみたいで豪華やんねぇ」
「ぼくは、レモンひよこといちごうさぎのケーキ。すぅちゃん可愛いの好き、やろ?」
その味は勿論、見た目もとびきりかわいい、パフェとケーキにしてみてから。
ふたりで仲良く分け合いこしながら、もぐもぐはむり。
「全部かわいー! おいひー!!」
「お花デコ、きれい……みんなおいし♪」
かわいくて、きれいで、美味しくて――ほんわか、幸せ満開。
それからふたりでイースター祭を楽しんでいれば、ふと聞こえたのは。
「魔法のたまご……?」
不思議な生き物が孵るかもしれないという、魔法のたまごの噂。
それが本当の話なのかは、わからないのだけれど。
「へぇ、どんな子が孵るかわくわくすんね」
「孵ったら、家族増えて嬉しい、ね。どこで貰えるん、かな?」
折角だから、魔法のたまご屋さんを探してみることに。
というわけで。
「よっし、次は魔法のたまご探しにしゅっぱーつ!」
「ん、しゅっぱーつ♪」
ふたりうきうき、魔法のたまごを求めて――いざ、探索開始です!
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

アドリブ歓迎
【心情】
こんなに大きいお祭りがあったなんて……。
能力者になってから驚きでいっぱいです。
この異世界を、いっぱい楽しまないと!
【行動】
今日は楽しい露店巡りー♪
狙いはもちろんドラファングルメちゃんねるで見たあのイースターパフェ!
一目見た時から美味しそうで、絶対食べに来たいって……えへへ。
もちろんサイズは超特大!……は流石に無理なので、普通サイズです。
食べる前に写真をいっぱい撮って、後でお友達に美味しかったって伝えるんです。
もちろんSNSにも上げます、抜かりはありません。
食べ終わったら噂の魔法のたまご屋さん?を探します。
見つかるかわかりませんが、会えたらラッキー。
一期一会を楽しみましょう。
やって来た冒険王国に満ちるのは、人々の賑やかな声とカラフルなパステルの色たち。
並ぶ屋台は賑やかで、街は活気に溢れていて。
隠岐・結羽(人間(√EDEN)のサイコメトラー・h04927)はそんな祭りの風景を眺めて歩きながら、瞳を思わずぱちくり。
(「こんなに大きいお祭りがあったなんて……。能力者になってから驚きでいっぱいです」)
その賑やかさと盛り上がりに少しびっくりするも、でも気合を密かに入れて。
……この異世界を、いっぱい楽しまないと!
どこから回ろうかと、わくわく視線を巡らせてみる。
というわけで、結羽が楽しむと決めたのは。
(「今日は楽しい露店巡りー♪」)
美味しそうなイースターメニューがいっぱいだという、露店巡り!
その味はもちろん、イースターモチーフに飾られた限定のものも沢山だというから。
うきうきと早速、お目当ての店へと足を運んでみる結羽。
いや、目移りするほどたくさんのメニューがあるのだけれど。
(「狙いはもちろんドラファングルメちゃんねるで見たあのイースターパフェ!」 )
この祭りのことを詳しく紹介していた配信を見た時に、一番気になったもの。
「一目見た時から美味しそうで、絶対食べに来たいって……えへへ」
それに、それぞれの好みやお腹の具合にあわせて、サイズも選べるという話だから。
もちろんサイズは超特大!!
(「……は流石に無理なので、普通サイズです」)
いえ、超特大に心惹かれるも……どう見ても食べられる量では到底なさそうだから。
ここは無理せず美味しくいただけそうな、普通サイズを選択。
そして、いただきます! の、その前に。
すちゃっと取り出すのは、スマートフォン。
そして、ぱしゃぱしゃと色々な角度からパフェを激写する結羽。
(「写真をいっぱい撮って、後でお友達に美味しかったって伝えるんです」)
それから、その中でも映えているものを数枚ピックアップして。
――もちろんSNSにも上げます、抜かりはありません、と。
気合を入れて、しゅっと投稿完了!
早速反応があるのをみれば、嬉しい気持ちになりながら。
満を持して、いただきます!
そして美味しく食べ終われば、またまた配信で気になっていたお店へ。
賑やかな街を歩いて探してみるのはそう、噂の魔法のたまご屋さん。
不思議なたまごの話は、配信でも噂だと言っていたから。
(「見つかるかわかりませんが、会えたらラッキー」)
そんな宝探しみたいな気持ちで、気軽に歩いていれば。
何やら祭り会場の端に、人が集まっている店を見つけ、わくわく結羽は足を向けてみる。
……一期一会を楽しみましょう、って。
🔵🔵🔵 大成功

【マルサイ】計4名
手袋に術をかけつつ夜宵の反応を見て
何故蒔生達がそうもやる気なのかと思っていましたが…成程、うさぎの耳を付けるというのは一般的に受け入れ難い行為なのですね?
ならば是非とも勝利せねば
ご安心ください、卵の扱いには一日の長がありますので
→勝
楽しそうにカメラで記念撮影
ふむ…実際に身に付けている所を見れば思った以上に愛らしい
とてもお似合いです、二人とも
もう少し寄って、笑ってください
にっこりと、ほら
→敗
リーガルのスマホに笑顔を向けて
どうです?似合いますか?
夜宵様も素敵ですよ、簡単には狩れなさそうな凄みがあって
はいはい、幾らでも
私はスコッチエッグとキッシュを
笑い合う様子を自撮りに収めて満足気

【マルサイ】
すっげぇ華やか…なんか場違い感がする
タマゴ転がし?しかも罰ゲーム付き…勝つしかねぇか
潤、勝ちに行くぞ。うさ耳付けるなんざ、流石に遠慮したいんでな
たまごの扱いに慣れてんなら頼りにするぞ
[勝利]
大人げねぇ、なんて言われたとて知った事じゃない
俺はただ罰ゲーム回避したかっただけだしな。それにアンタらのが似合う
[敗北]
くっ、こんなの他の知り合いに見られたくねぇ…特に相棒には…
言っとくけど写真なんて撮るなよ…って、撮んなって言ってんだろ、っ
…ほら、飯にするぞ。
とはいえ、せっかく来たしな。飯に関しては全員に奢る、量も遠慮せず好きなのを選べよ
俺は…ローストラムにしとくか。
(勝敗結果はお任せ)

【マルサイ】
兄貴の術が掛かった手袋をして…これなら触っても錆させずに済むはず
よいしょとたまごを抱え、傍らのリーガルさんに視線を向ける
よし!勝つよリーガルさん!
夜宵さんには悪いけど、兄貴もうさ耳付けたら流石に恥ずかしがるかもしれないし!
→勝
あははっ、二人とも可愛いじゃん!
兄貴がノリノリなのは腹立つけど…
罰ゲームは罰ゲームだからね、買い出しよろしくお願いしまーすっ
→敗
うぐ…兄貴うるさいっ!
でも…ちょっとうさ耳付けてみたかったし、リーガルさんも可愛いし…役得だったかも
え、奢ってくれるの!?やった!
わたしオムライスとクリームソーダ!猫ちゃんのやつ!
あとその画像、わたしもほしいんだけど…印刷ってできる?

【マルサイ】
たまごの形状であるのなら、転がす時も闇雲ではなくある程度コツが……
たまごをじっくり観察
そうだな。男二人にうさ耳というファンシーアイテムを装備させる絶好の機会だ
巨大たまごの適切な転がし方は分析済み
蒔生、もう少し右側を押した方が
そうそう。このまま――うわあ!?
→勝
スマホの連写モードで激写
ふ……っくく。二人とも似合ってるぞ
撮れた画像をちらつかせ余裕の笑み
→負
かつてないほど不機嫌顔
可愛くない! 言われても嬉しくない! 見るな!
グレンデルを頭にのせ、潰れた耳先のみ辛うじて見える状態に
僕は一番高い食べ物とひよこミルクセーキにする
嫌がらせの注文にほくそ笑んでいると凄いのが来た
……みんなで食べよう
カラフルなパステルカラーに、キュートなたまごやうさぎやヒヨコ。
春の訪れを祝う祭りというだけあり、訪れた冒険王国は明るく華やかな雰囲気や彩りに溢れていて。
うさ耳やお花いっぱいのカチューシャやボンネットをつけた人たちが街を闊歩していて賑やか。
そんな、イースター祭で盛り上がっている王国の風景を見遣りながらも。
「すっげぇ華やか……なんか場違い感がする」
天使・夜宵(熱血を失った警官・h06264)はそう、華やかキュートな雰囲気に落ち着かない様子ではあるものの。
皆と共にやってきたのは、このイースター祭ならではなイベントが行われている会場。
古出水・蒔生(Flow-ov-er・h00725)は、兄の術が掛かった手袋をきゅっと嵌めて。
(「……これなら触っても錆させずに済むはず」)
そう小さくひとつ頷いた後、視線を向けるのは。
「たまごの形状であるのなら、転がす時も闇雲ではなくある程度コツが……」
じいと他者の様子を眺め、たまごをじっくり観察しているリーガル・ハワード(イヴリスの|炁物《きぶつ》・h00539)の姿。
だって、彼とは、これから挑む戦い――たまご転がしこと「たまころ」のチームメイトなのだから。
というわけで、よいしょと大きくてカラフルなたまごを抱えて。
「よし! 勝つよリーガルさん!」
そう蒔生が気合を入れるのは、こんな目論見や思惑があるから。
「夜宵さんには悪いけど、兄貴もうさ耳付けたら流石に恥ずかしがるかもしれないし!」
「そうだな。男二人にうさ耳というファンシーアイテムを装備させる絶好の機会だ」
リーガルもこくりと頷いて、翼をばさりと何気に気合十分。
そして、蒔生の手袋に術をかけつつも。
「タマゴ転がし? しかも罰ゲーム付き……勝つしかねぇか」
今回のたまころの相棒である夜宵の反応を見聞きして、古出水・潤(夜辺・h01309)はようやく察するのだった。
(「何故蒔生達がそうもやる気なのかと思っていましたが……」)
「潤、勝ちに行くぞ。うさ耳付けるなんざ、流石に遠慮したいんでな」
(「成程、うさぎの耳を付けるというのは一般的に受け入れ難い行為なのですね?」)
そう――今回のたまころ勝負は、罰ゲーム付き!
負けた方がうさぎさんのお耳をつける、ということになっていて。
夜宵が珍しく勝ちにいくというくらいには、そんな罰ゲームをどうしても何としても回避したいのが窺えるから。
「ならば是非とも勝利せねば」
潤もこくりと頷いて紡いだ後、夜宵へと目を向けて続ける。
「ご安心ください、卵の扱いには一日の長がありますので」
「たまごの扱いに慣れてんなら頼りにするぞ」
とはいえ、リーガルだって無策ではない。
巨大たまごの適切な転がし方は、じいと色々観察して分析済み。
だから、早速張り切って一投目を投じようとする蒔生に、すかさずアドバイス……していたのだけれど。
「蒔生、もう少し右側を押した方が」
「右側……こんな感じ?」
「そうそう。このまま――うわあ!?」
「あっ!?」
勢い余って、狙いを定める真にごろんごろんと転がっていくたまごは、障害物にぶつかって。
ぴょんっと跳ねては、コースアウトのガーターに!?
それから二投目こそ慎重にと転がせば、今度はこてんとピンを倒したものの。
堅実に狙いすぎて、微妙な本数しか倒れなかったのである。
一方、たまごの扱いに慣れているらしい潤と、どうしても負けられない夜宵は、スペアにストライクにと、なかなかの高スコア!
――というわけで。
「ふむ……実際に身に付けている所を見れば思った以上に愛らしい」
楽しそうにまじまじと、うさぎさんになった二人の姿や反応を眺めつつ。
潤はすちゃりと、記念撮影を撮ろうとカメラを構えて。
「とてもお似合いです、二人とも。もう少し寄って、笑ってください」
「うぐ……兄貴うるさいっ!」
「可愛くない! 言われても嬉しくない! 見るな!」
潤の言葉に、悔しそうな様子の蒔生とかつてないほど不機嫌顔なリーガルを見遣りながら。
夜宵はうさ耳をつけたふたりの姿を前に、改めて思うのだった。
「俺はただ罰ゲーム回避したかっただけだしな。それにアンタらのが似合う」
……大人げねぇ、なんて言われたとて知った事じゃない、と。
うさぎさんにならないといけなかった罰ゲームを見事に免れたことを。
そして、兄を恥ずかしがらせることは失敗したし、そもそも実際にうさ耳をつけたところで、潤が恥ずかしがるかと言えば甚だ疑問であるが。
実を言えば、ちょっぴりうさ耳をつけてもみたかったし。
「だから、可愛くない! 見るな!」
まだ不機嫌マックスな様子で、むぅとグレンデルをぽふりと頭に乗せて。
潰れた耳先のみ辛うじて見える状態なリーガルウサギさんを、何気にちらりと見れば。
(「でも……ちょっとうさ耳付けてみたかったし、リーガルさんも可愛いし……役得だったかも」)
密かにそうも思う蒔生であった。
それに、夜宵のこんな言葉を聞けば。
「とはいえ、せっかく来たしな。飯に関しては全員に奢る、量も遠慮せず好きなのを選べよ」
「え、奢ってくれるの!? やった!」
頭につけた長いお耳もゆらりぴこり。
たまころチャレンジの次は、美味しいご飯タイム。
「わたしオムライスとクリームソーダ! 猫ちゃんのやつ!」
「俺は……ローストラムにしとくか」
「はいはい、幾らでも。私はスコッチエッグとキッシュを」
潤は、そう自分のものと、夜宵と蒔生の注文を店員に伝えれば。
ちらりと見遣るのは、リーガルの姿。
そして嫌がらせのように、こう告げるリーガル。
「僕は一番高い食べ物とひよこミルクセーキにする」
それから、そんな注文にほくそ笑んでいれば――。
「お待たせしましたぁ! 超特大イースターパフェと肉盛りセット、ミルクセーキです!」
「凄いのが来た……みんなで食べよう」
どどんとテーブルに置かれた、一番高い盛り盛り増し増しなセットメニューを皆と分け合いっこして。
それから潤は抜かりなくぱしゃりと、わいわい楽しく笑い合う皆の様子を自撮りに収めては満足気に頷いて。
「その画像、わたしもほしいんだけど……印刷ってできる?」
蒔生は写真を撮る兄に、何気にそう訊いてみる。
満更でもなさそうに、ぴょこんとカチューシャのうさぎさんのお耳を揺らしながら。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【矢神親子】
ふふ、今日は夫を置いて零と2人でお出かけね
零はウサギが好きだから、イースターのお祭りがあってよかったわ
さあ、今日は色々巡って沢山楽しみましょう
でもその前に、はぐれない様にお母さんと手を繋ぎましょうか
先ずはどこから行こうか
選べないならブラブラ歩いて、目についたところを覗いてみる?
(手を繋いでしばらく歩き)
あ、イースターエッグ作りだって。絵を描くのが好きな零にピッタリじゃない?
やってみたい?ふふ、もちろんOKよ
お母さんと一緒にイースターエッグを作りましょうか
(パアステルイエローの卵に向日葵や波線模様を描いていく)
(上手くできたら疾風へのお土産にしようかしら)
※アドリブ大歓迎

【矢神親子】
(※アドリブ大歓迎)
(※小二幼女なので、気持ちひらがな多めでお送りします)
わーい、きょうはお母さんとお出かけだよぉ~~!
見てお母さん!うさぎさんがいっぱい!!
(ぱっと駆け出そうとしたら手を繋がれて、ハッとする)
そうだねお母さん、アタシまいごにならないように、ちゃんとおててつなぎする~~!
(しばらくキャッキャしながら歩いていると、ワークショップが目に入る。
母にOKをもらったので、早速大真面目に制作に取りかかる)
ねえお母さん、なんでイースターエッグって和風のものがないんだろぉ?
アタシが作っちゃおっかな~~
(鳥獣戯画風の兎を描いたり、富嶽三十六景の波っぽいものを描いたりする)
キュートな春色パステルに満ちたお出かけは、やっぱり女子同士で。
「わーい、きょうはお母さんとお出かけだよぉ~~!」
そうはしゃぐ矢神・零(矢神家の愛娘・h03025)に、矢神・霊菜(氷華・h00124)は笑んで返しながら。
(「ふふ、今日は夫を置いて零と2人でお出かけね」)
母子水入らずで、今日はお祭りを楽しむべく、この冒険王国にやって来たのだ。
だって今日は、春の訪れを祝うイースター祭だから。
「見てお母さん! うさぎさんがいっぱい!!」
そう、イースターといえば、零も好きなうさぎさんやうさぎモチーフがいっぱい。
「零はウサギが好きだから、イースターのお祭りがあってよかったわ」
だから……さあ、今日は色々巡って沢山楽しみましょう、って。
霊菜はそう、うさぎさんみたいにぴょこんとはしゃぐ姿に微笑みながらも。
わくわくして、ぱっと駆け出そうとした零の小さな手を取って、こうも続ける。
「でもその前に、はぐれない様にお母さんと手を繋ぎましょうか」
そんな手の感触と耳に届いた言葉に、零はハッとして。
きゅっと手を握り返せば、元気にこくりと頷いて返す。
「そうだねお母さん、アタシまいごにならないように、ちゃんとおててつなぎする~~!」
しっかりこうやってふたりでおててをつないでいれば、迷子になんてならないから。
そしてうきうきな零とともに、賑やかな街を歩きながらも。
「先ずはどこから行こうか」
霊菜は周囲を見回してみるも、色々なお店がたくさん。
あれもこれも楽しそうだから。
「選べないならブラブラ歩いて、目についたところを覗いてみる?」
ふたり手を繋いだまま、しばらく歩いてみることにして。
ふと、見つけたのは。
「あ、イースターエッグ作りだって。絵を描くのが好きな零にピッタリじゃない?」
「絵をかくの大好き! お母さん、イースターエッグ作りしてみたい~~!」
「やってみたい? ふふ、もちろんOKよ」
そう――たまごに色や柄を描く、イースターエッグ作りに挑戦です!
霊菜は、パステルイエローのたまごに、ぱっと向日葵を咲かせたり、ゆうらり波線模様を描いていって。
零も早速、きりりと大真面目に制作に取りかかる。
それから、絵を描いていきながらも、ふと首を傾けて訊いてみる。
「ねえお母さん、なんでイースターエッグって和風のものがないんだろぉ?」
くるりと見てみたイースターエッグたちの色や柄は、確かに和風のものはなさそうであるが。
でも、零は気合を入れて、絵筆をしゃきんっ。
「アタシが作っちゃおっかな~~」
その才能を存分に迸らせながら、鳥獣戯画風の兎さんや富嶽三十六景の波っぽいものを楽しく描いていって。
(「上手くできたら疾風へのお土産にしようかしら」)
そう思っていた霊菜は、思わず笑み零れてしまう。
大波に乗っている家族の皆の姿を、やはり秀逸なタッチでさらりと。
零がたまごに、るんるん描き加えたのを見て。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

ナギちゃん(h05496)と
卵食いにきたんかと思ったわぁ
孵すほうね、りょーかい
気合い入りまくりの背中を見ながら、クレープに春キッシュ、ローストラムうまそぉ!ってきとーにいっぱい買っちゃう
飲み物も買ぉ〜
ナギちゃん、これ持っててぇとどさどさ食い物もたせて
買うついでに店員さんたちに、魔法の卵屋さんしらねぇ?ってチップ渡しながら情報収集
教えてくれた店員には投げちゅ〜
ナギちゃん、お店見っけたから早く食いなぁ
あっはは、それ一個も悪口じゃねぇなぁ
てかひよこミルクセーキ似合ってんねぇ、うけるぅ
肉うまぁ〜
卵ねぇ
俺はあんま興味ねぇんだけど
死人が生き物飼うってどーなん?
…ま、いっか
んじゃ、このこにしよ(お任せで)

夜君(h06010)と
ナギだけの卵を探しに来ました
基本的に私の周りは爬虫類と両生類だらけ
不思議な魔法のたまごならきっと…!
さて、いくよ夜君
ぅ、おいしそうなものがたくさんあるよ
でも誘惑に負けてはいけませ、(夜君を振り返ってぎょっと)
君、いつの間にそんなに買って、
…おいしい(持たされたものをもぐもぐ)
は、?
今お店の場所聞いてきたって言いました?
くっ、これだから愛嬌があって要領が良くて顔の良い人は!
腹が立つけれど、食べ物とミルクセーキに罪はなく…
釈然としないけれど、卵を選ぼうね
…両手に乗る位の大きさのこにしようか
雲の流れる空のような色の、君がいい
ナギと一緒に生きてほしいな
夜君は?
どんな卵にしたのかな
イースターといえば、たまごモチーフであったり。
あとは、やって来たこの冒険王国にもたくさんいる、うさぎやひよこ。
そして、今この王国で開かれているイースター祭には、こんな噂があると聞いたのだ。
不思議な生き物が孵るかもしれない、魔法のたまごとやらが貰える店がある、と。
ということで。
「ナギだけの卵を探しに来ました」
その噂を耳にしたナギ・オルファンジア(■からの|堕慧仔《オトシゴ》・h05496)の目的のひとつは、この魔法のたまご。
聞いたところによれば、生まれる子はひとそれぞれというから、こんな期待をナギはしているのだ。
「基本的に私の周りは爬虫類と両生類だらけ」
だから――不思議な魔法のたまごならきっと……! って。
そんな気合い入りまくりなナギの言葉を聞いて。
「卵食いにきたんかと思ったわぁ。孵すほうね、りょーかい」
在間・夜市(茎之妙・h06010)はこくりとひとつ頷いてみせる。
いや、魔法のたまごは食べないけれど、たまご料理だっていっぱいあります!
「ぅ、おいしそうなものがたくさんあるよ」
あくまで魔法のたまごもちゃんと貰うつもりだけれど。
それはそれとして、ナギも美味しそうな匂いにつられ、ぐるりと視線を巡らせて。
「でも誘惑に負けてはいけませ、」
瞬間、夜市を振り返ってぎょっとしてしまう。
「クレープに春キッシュ、ローストラムうまそぉ! 飲み物も買ぉ〜」
適当にいっぱい、すでにあれもこれもと色々買っちゃっているその様子に。
いえ、それだけではなく。
「君、いつの間にそんなに買って、」
「ナギちゃん、これ持っててぇ」
さらにどさどさ戦利品をナギに持たせる夜市。
それから、屋台をさらにうきうき巡る彼を見遣りつつも――もぐもぐ。
「……おいしい」
持たされた、クリームといちごがたっぷりのウサ耳付きクレープにちょっぴりご満悦。
そして夜市は、色々と買うついでに、店員さんたちに訊ねてみる。
「魔法の卵屋さんしらねぇ?」
「……ん? ああ、それなら、そこの道を行った会場の端にあるわ。特別な店だから……あまり他言しないでね」
そう小声で教えてくれながらも、さり気なく渡したチップをちゃっかり受け取る店員。
そんな明確に教えてくれた店員さんに、夜市は投げちゅ〜してから。
「ナギちゃん、お店見っけたから早く食いなぁ」
「は、? 今お店の場所聞いてきたって言いました?」
はむりとクレープをちょうど食べきったナギは、思わず瞳をぱちりと瞬かせて。
「くっ、これだから愛嬌があって要領が良くて顔の良い人は!」
「あっはは、それ一個も悪口じゃねぇなぁ」
またもや抜かりなく渡されたひよこミルクセーキや、新たなる美味しそうな戦利品を手にしつつ、むぅ。
有能すぎる様にやたら腹が立つけれど、でも食べ物とミルクセーキに罪はなく……。
なんて、じいとミルクセーキのひよこさんと見つめ合っていれば。
「てかひよこミルクセーキ似合ってんねぇ、うけるぅ」
肉うまぁ〜と嬉々ともぐもぐしている夜市に、ナギは告げる。
「釈然としないけれど、卵を選ぼうね」
「卵ねぇ。俺はあんま興味ねぇんだけど、死人が生き物飼うってどーなん?」
夜市は教えて貰った道をナギと歩きつつ、そう首を傾けるのだけれど。
情報通り、祭り会場の最奥にそっと佇んでいるにもかかわらず、噂を聞きつけた人たちで賑わっている店へとやって来れば。
「……ま、いっか。んじゃ、このこにしよ」
とりあえず目についたたまごをひとつ、ひょいと夜市は手にしてみて。
「……両手に乗る位の大きさのこにしようか」
――雲の流れる空のような色の、君がいい、って。
ナギはその子をそっと両手で手にしながらも、思う。
(「ナギと一緒に生きてほしいな」)
それから、早々とたまごを選んだ様子の夜市の手元を覗き込んで。
「夜君は? どんな卵にしたのかな……あ、綺麗」
自分の選んだ子と、ナギは並べてみる。
同じ空は空でも――彼の名の様な、夜空のようなたまごと。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

◎分福
ふむ、春の祝いか。この賑わい悪くない。
珍しい装いの人々が多いな。本当に人を見てるだけで飽きない。
ほう、帽子屋か。おんりーわんわん? 世界で唯一か。
欲しくなるが、この服に合う帽子など……帽子に服を合わせればいい?
あ、隣、服屋だ。この商売上手どもが、ガザミ!(タスケテ)
店主、あいつの息の根を止められる帽子と服を頼む(訳:可愛いをギュッと濃縮したコーデをお願いする)
こっち見るな。恥ずかしいだろ(ガザミの顔に帽子を押し付け)
妾より似合うのではないか?
妾を気にせず食事は好きに食えばよいものを。
卵を一口。ん、これは美味い。
肉はガザミの好物だったな。口に運んでやろう。
おまえといると食事が美味くて困る。

◎分福
親しい友人の更紗さんとイースター祭ぶらり旅。
こちらの世界の服装は僕らの世界と異なっていて、ずっと眺めていられますね。
「売り切れちゃいますよ~」と更紗さんを一押し、僕は屋台の席と食事を確保です。
更紗さんの味覚は特別なので、本日は香りも美味しい香草を使った料理。
香草を使ったラム肉のロースト。僕の好物。
数種類のハーブとベーコンとチーズを包んだオムレツ。完コピしたい。
料理に合うアルコールとモクテルを、店員さんに選んでもらいます。
春色のかわいい服がお似合いですね。明るい感じが素敵で、ぶわ!
帽子?似合います?じゃあ、お借りしますね。
勿論、パックンです。
食事を楽しみつつ行先を相談するのも楽しいですね。
寒い冬が終わり、ぽかぽかあたたかな春がやって来れば、人々の心もわくわく浮足立って。
「ふむ、春の祝いか。この賑わい悪くない」
今日の冒険王国が一等楽し気な声で溢れているのは、神楽・更紗(深淵の獄・h04673)の言うように、イースター祭の真っ最中だから。
季節の祭りは、他の√でもよく行われているけれど。
でも、更紗は興味深げにきょろり。
「珍しい装いの人々が多いな。本当に人を見てるだけで飽きない」
「こちらの世界の服装は僕らの世界と異なっていて、ずっと眺めていられますね」
そんな親しい友人の言葉に、ガザミ・ロクモン(葬河の渡し・h02950)もこくりと頷いて。
ふたりでこれから楽しむのは、イースター祭ぶらり旅。
長いウサギのお耳や沢山のお花が咲いた、カチューシャやボンネットはイースターならではで。
道行くふたりにも、ひとつどうだい? って声がかかる。
そんな呼び込みに、更紗はふと足を止めて。
「ほう、帽子屋か。おんりーわんわん? 世界で唯一か」
それから、帽子や頭の装飾品などが並ぶ店を見てみるも。
「欲しくなるが、この服に合う帽子など……」
「それなら、服もお揃いのコーデにしちゃいましょう!」
「……帽子に服を合わせればいい? あ、隣、服屋だ」
そして、あれはどうですか、こちらもお似合いです、それは今年の新作で――なんて、完全につかまってしまって。
「この商売上手どもが、ガザミ!」
ちらりとそう、彼に何気に出すのは――タスケテ、というヘルプ!
……なのだけれど。
「売り切れちゃいますよ~」
そうにこにこと更紗を一押ししてから、屋台の席と食事を確保に向かってしまうガザミ。
そんな姿を見送りながらも、更紗はひとつ小さく頷いた後。
帽子屋と服屋にこうお願いするのだった。
「店主、あいつの息の根を止められる帽子と服を頼む」
要約すれば、可愛いをギュッと濃縮した悩殺コーデを、と!
そして更紗の所望する通り、店主たちが腕によりをかけて可愛すぎるコーデを真剣に吟味している間に。
(「更紗さんの味覚は特別なので、本日は香りも美味しい香草を使った料理」)
更紗の特殊な味覚と食欲のことを考えつつも、ガザミは選んでいく。
(「香草を使ったラム肉のロースト。僕の好物。数種類のハーブとベーコンとチーズを包んだオムレツ。完コピしたい」)
それから、店主の作る手際や技を盗むように見つめながらも。
「料理に合うアルコールとモクテルもお願いします」
そうお願いして、飲み物もゲット。
それから、ばっちり春らしく全身コーデしてもらった更紗と合流すれば。
「春色のかわいい服がお似合いですね。明るい感じが素敵で、ぶわ!」
「こっち見るな。恥ずかしいだろ」
にこにこ見つめていれば、顔に帽子をばふっと押し付けられて。
「帽子? 似合います?」
「妾より似合うのではないか?」
「じゃあ、お借りしますね」
ガザミも今日は、長いお耳のイースターウサギさんの仲間入り。
それから、確保した場所で戦利品を並べて。
「妾を気にせず食事は好きに食えばよいものを」
そのラインナップを見れば、更紗はそう言いつつも――卵を一口、ぱくり。
「ん、これは美味い」
それから、ふと彼にも差し出してあげる。
「肉はガザミの好物だったな。口に運んでやろう」
勿論、喜んで口元まで運ばれてきた肉を、パックン。
美味しそうに食べる姿を見れば、更紗も満足げに頷く。
「おまえといると食事が美味くて困る」
彼の選んでくれた料理は美味しいと感じるし、蟹の餌付けは趣味なのだから。
そして、料理に合わせて選んでもらった、たまご酒とノンアルコールのエッグノックで乾杯した後。
ほわほわ幸せいっぱい、ガザミはイースターごはんを堪能しながら。
次はどこに行くか、更紗と楽しくふたりで作戦会議。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

イースターの催しはこの√にもあるのですね
さすが王国規模でやっているのもあり、何処も賑やかです
気になるものがあるのですが、まずは催し物に参加しましょう
イースターエッグハントに参加します
探し物は仕事柄得意なもので、何らか見つけられるでしょう
家の屋根や店の装飾、建造物同士の隙間等を探してみます
エッグの中身はお土産として持ち帰りましょう
たまにはこうした遊びも良いものですね
エッグハントで時間を潰しましたら魔法のたまごの店へ
孵る条件は現時点で不明、孵る生物も不明……なかなか興味深いものです
人によるのなら、個々の生命力に影響するとか
条件は後々調べるとして、目に留まったものを一つ頂きましょう
カラフルなパステルカラーに、たまごやうさぎのモチーフ。
それは春になれば、他の√でも見かけることもあるもので。
道明・玻縷霞(黒狗・h01642)は、沢山の人が訪れている冒険王国を歩きながら、周囲を見回してみる。
(「イースターの催しはこの√にもあるのですね」)
そう、今日この地で行われているのは、イースター祭。
(「さすが王国規模でやっているのもあり、何処も賑やかです」)
美味しそうな食べ物やスイーツが並ぶ屋台に、うさ耳やボンネットなどの貸衣装等々、祭りは盛り上がりをみせているし。
配信動画で色々とこの祭りの情報を確認している際、気になるものもあったのだけれど。
でもまずは、イースターならではな催し物に参加してみることにする。
というわけで、玻縷霞が挑戦してみるのは、イースターエッグハント。
(「探し物は仕事柄得意なもので、何らか見つけられるでしょう」)
何せ彼は、黒の走狗「黒狗」と呼ばれているほど。
家の屋根や店の装飾、建造物同士の隙間等を抜かりなく手際良く探してみて。
「たまにはこうした遊びも良いものですね」
その両手には戦利品――沢山のイースターエッグが。
それをぱかりと試しに開けてみれば、中身はふわもこウサギやひよこのミニぬいぐるみ、マトリョーシカのように連なったエッグチョコ、謎に光るたまご型ライトなど様々で。
そんなエッグの中身はお土産として持ち帰ることにする。
それから、エッグハントで良い具合に時間を潰せば、次に向かうのは気になっていた店。
「孵る条件は現時点で不明、孵る生物も不明……なかなか興味深いものです」
そう、人によってそれぞれ異なる、不思議ないきものがうまれるかもしれないというたまごが貰えるらしい、魔法のたまごの店。
玻縷霞はくるりとまずは一通り、たくさんのたまごを見回してみつつ。
(「人によるのなら、個々の生命力に影響するとか」)
聞いた話を思い返しては、そう思考を巡らせてみたりもするけれど。
条件は後々調べるとして……と。
玻縷霞はその手をそっと伸ばしてみる――ふと目に留まった、魔法のたまごへと。
🔵🔵🔵 大成功

アドリブ・絡み歓迎
スイーツもイベントも気になるけど、一番気になるのは、やっぱり魔法のたまご!
地元の√世界じゃ見られないから、どんなのがあるか楽しみっ。
うさ耳カチューシャも着けたし、エッグハント気分でお店にれっつごー!(ぐー)
大きさや模様の違いを見比べるのも楽しそうだから、アレコレいっぱい見て回りたいな。
目当てのたまごを探してる人がいたら、一緒に探すのも楽しいかも。
やっぱり、こういう時は自分のお気に入りを見つけて帰りたいよねっ。
私はせっかくドラファンに来たし、パステルカラーでとびっきりファンタジーな模様の、かわいい見た目のたまご探してみよっ。
どんな子が生まれるんだろ。今からワクワクが止まらない♪
春色の冒険王国をお散歩中のうさぎさんと一緒に、尻尾やお耳をぴこぴこ。
春風が纏う美味しそうな甘い匂いは、やはり惹かれちゃうし。
イースターならではな催しも、とても楽しそう。
でも――そんなスイーツもイベントも、とても気になりつつも。
(「一番気になるのは、やっぱり魔法のたまご!」)
イリス・レーゲングランツ(搏景の迷い子・h04975)が一番興味を惹かれたのは、不思議な魔法のたまご。
「地元の√世界じゃ見られないから、どんなのがあるか楽しみっ」
ばっちりと、うさ耳カチューシャだって着けたし。
気合も十分、わくわくでいっぱいな気持ちで――エッグハント気分でお店にれっつごー!
そんなたまごは、ひとつひとつ、大きさも色も柄も違うのだという。
どれにしようか迷ってしまいそうだけれど、でも、様々な大きさや模様の違いを見比べるのも楽しそうだから、アレコレいっぱい見て回りたいって、イリスは思うし。
「やっぱり、こういう時は自分のお気に入りを見つけて帰りたいよねっ」
知る人ぞ知るお店だから、会場のわかりにくいところにあったにも変わらず、噂を聞きつけた人で盛況で。
ひとつたまごを貰いにきたのだという人たちと、一緒にたまごをさがしてみる。
そんなイリスが選ぶ、魔法のたまごは。
「私はせっかくドラファンに来たし、パステルカラーでとびっきりファンタジーな模様の、かわいい見た目のたまご探してみよっ」
そして、ぱっと瞳に飛び込んできた、まさに探していた通りの色柄の子を見つけて。
そのたまごを貰えば、どんな子が生まれるんだろ、と改めて見つめてみれば、尻尾もそわそわゆらゆら。
春のようにふわり、笑みも咲き零れちゃう――今からワクワクが止まらない♪ って。
🔵🔵🔵 大成功

(アドリブ連携歓迎、『機械』「人間」)
「お祭りね……ガキの頃の縁日以来か」
「せっかくの休暇旅行だ。楽しませてもらおう」
『では、目立たないように身なりを整えますか』
【イッツマイライフ】を宣言
ボディを鎧のような見た目に改造して祭りに参加します
飲食は出来ないので、宣伝ページにあったワークショップに行きましょう
仕事以外で物を作るのも久しぶりですしね
イースターですしウサギや、時節に合わせて桜を彫りましょう
後は情報にあった噂の魔法のたまご屋、探してみますか
おや、あちらで歌と踊りの催しですか
飛び入り参加して、十八番のダンシング・マシーンダンスを披露しましょう
では、ミュージックスタート
季節ごとの祭りは、他の√でも行われているし、沢山の人で賑わうものであるが。
これから訪れる冒険王国でも、今、春の訪れを祝う祭りが開催されていると聞いたから。
「お祭りね……ガキの頃の縁日以来か」
ボーア・シー(ValiantOnemanREbelCyborg・h06389)は、その脳に蘇る風景を思い返しながらも。
「せっかくの休暇旅行だ。楽しませてもらおう」
『では、目立たないように身なりを整えますか』
宣言するのは、|イッツマイライフ《アイアンマン》。
その身を鎧のような見た目に改造して、いざ祭りに参加することに。
王国内には沢山の店が並んでいて、美味しいと評判のイースターメニューもたくさん。
でもボーアは飲食は出来ないから、それらは味わうことはできないのだけれど。
イースター祭は、他にも楽しめることがいっぱいあるから。
(「仕事以外で物を作るのも久しぶりですしね」)
事前にチェックした配信動画の宣伝で見た、ワークショップへと行ってみることにする。
それから、どういうものを作ろうかと考えてみて。
(「イースターですしウサギや、時節に合わせて桜を彫りましょう」)
手元に完成させるのは、イースターでいっぱいな満開の春。
そしてワークショップで物作りを満喫すれば、再び王国内を歩いてみつつ。
ふと思い返すのは、配信でも言っていた、噂話のこと。
ということで。
(「後は情報にあった噂の魔法のたまご屋、探してみますか」)
噂で聞いた店――不思議な魔法のたまごがもらえる店を、ボーアは探してみることにしたのだけれど。
「おや、あちらで歌と踊りの催しですか」
楽しそうな音楽イベントを見かければ……では、ミュージックスタート、と。
飛び入り参加して披露するのは、十八番のダンシング・マシーンダンス!
魔法のたまごの店へ向かう道すがら――楽しい寄り道も勿論、たくさんいっぱい、楽しむつもり。
🔵🔵🔵 大成功

春をお祝いするお祭りがあるって聞いて
春は優しいお花の香りがたくさんで大好き
うさぎさんやひよこさんをイメージしたものがたくさんあるみたい
きっととっても可愛くて目移りしちゃいそう
道行く人たちを見て…お耳のカチューシャ、かわいいなあって
今日はうさぎさんになってみるのもいいかも…?
そしたらね、甘くて可愛いお揃いお耳のクレープを頬張るの
いつか誰かと一緒に食べ歩きしたり遊んでみたいな
って未来への希望も少し抱えながら
今日は予行練習、ひとりの大冒険
一番気になってるのは魔法のたまご
お友達も増えたら、きっと楽しい
肩に乗ってくれたりする人懐こい子だったりしたらいいなぁ
なんて思いながら
そわそわ、わくわくのたまご探しを
賑やかな冒険王国をそわりと心躍らせ歩くのは、春の彩りを纏う少女。
だって、千木良・玖音(九契・h01131)は、優しいお花の香りがたくさんの春が大好きだから。
春をお祝いするお祭りがあるって聞けば、わくわくいてもたってもいられない。
それに、イースター祭には、きれいなお花たちだけではなくて。
(「うさぎさんやひよこさんをイメージしたものがたくさんあるみたい」)
ふわふわキュートなうさぎさんやひよこさんもいっぱい、っていう話だから。
ストロベリーブロンドを躍らせながら、逸るように街を歩く……きっととっても可愛くて目移りしちゃいそう、って。
そしてカラフルな彩りで溢れる景色の中、まず目が向いちゃうのは。
(「……お耳のカチューシャ、かわいいなあ」)
道行く人たちがぴこりとつけている、うさぎさんのお耳のカチューシャ。
それから、チェリーピンクの色をきょろりと巡らせてみて。
(「今日はうさぎさんになってみるのもいいかも……?」)
とててっと駆け寄るのは、お耳を貸してくれるレンタル屋さん。
そして、お耳のカチューシャをちょこんとつけて、晴れてイースターうさぎさんの仲間入りをすれば。
次に見つけたのは、うさぎはうさぎでも、甘やかなうさぎさん。
甘くて可愛いお揃いお耳のクレープを買って、はむりと頬張れば、ほわっと笑みも咲いて。
大好きな甘いものに幸せ気分いっぱいになりながらも、玖音は思うのだった。
(「いつか誰かと一緒に食べ歩きしたり遊んでみたいな」)
なんて、未来への希望も少し抱えながら。
だから今日はその予行練習、ひとりの大冒険!
それからぴょこりと跳ねるように向かうのは、一番気になっているお店。
(「肩に乗ってくれたりする人懐こい子だったりしたらいいなぁ」)
……お友達も増えたら、きっと楽しい、って。
春色の王国で探してみるのはそう、不思議な生き物が孵るかもしれないという噂の、魔法のたまご。
そして色々と想像してみる今ももちろん、うきうき楽しみながら――そわそわ、わくわくのたまご探しへ。
🔵🔵🔵 大成功

イースター祭、楽しそうですね
折角ですしモルちゃんと一緒に参加してみましょう
本命はやはり魔法のたまごです!
ですが魔法のたまごを貰う前にモルちゃんと一緒にお祭りを楽しみましょう
一通り見て回ったら休憩がてらイースターパフェを食べに行きます
超特大サイズに挑戦! と行きたい所ですが
後の事を考えると普通サイズが無難ですね
飲み物は猫のアイスでしゅわりアニマルクリームソーダで
うーん、どちらも可愛らしくて食べるのが勿体ないです
記念にスマホで写真を一枚
他のお客様の邪魔にならないようにモルちゃんを膝の上に乗せてパフェを一口
美味しいです
なんだかパフェ対決した事を思い出しますね
懐かしく思いながらモルちゃんを撫でます
春の季節が巡ってきて、冒険王国にも咲くのは華やかな彩り。
それにこの王国は今、春の訪れを祝うお祭りで盛り上がっていて。
「イースター祭、楽しそうですね」
……折角ですしモルちゃんと一緒に参加してみましょう、って。
十二宮・乙女(泡沫の娘・h00494)は、猫の……本物と見間違える程の猫型の機械のモルちゃんと、イースター色でいっぱいの街を歩いてみる。
王国全体の祭りであるから、色々な美味しそうなものや楽しそうなことが、盛り沢山あるのだけれど。
でも、乙女の一番のお目当ては、やはりこれ。
(「本命はやはり魔法のたまごです!」)
不思議な生き物が生まれるかもしれないという噂の、魔法のたまご。
でも、貰えるお店を探しがてら、魔法のたまごを貰う前に。
勿論モルちゃんと一緒に、お祭りを目一杯楽しむつもり。
だから、ぐるりと賑やかな祭り会場を巡ってみて。
一通り見て回ったら休憩がてら、食べに行ってみるのは、春も美味も爛漫なイースターパフェ。
パフェの大きさも、好みで選べるというから――超特大サイズに挑戦!
「……と行きたい所ですが、後の事を考えると普通サイズが無難ですね」
というわけで、自分とモルちゃんでは超特大は食べるのも大変そうだから、手堅く美味しくいただける普通サイズを選んで。
飲み物は、アニマルクリームソーダに。
しゅわりと爽やかに弾けるソーダの上に浮かべるのは勿論、猫のアイス。
でも、ひとつここで、悩みが生じてしまう。
「うーん、どちらも可愛らしくて食べるのが勿体ないです」
可愛くて、なかなか食べられません……!
でも、溶けちゃったりするその前に――ぱしゃり。
記念にスマ―トフォンで写真を一枚撮れば、これでばっちり。
乙女は、他の人達の邪魔にならないように、モルちゃんをちょこんと膝の上に乗せてから。
まずははむりと、イースターパフェを一口。
刹那、甘やかで美味しい味が口の中に咲いて。
「美味しいです」
そうこくりと幸せそうに頷いて、スプーンでもうひと掬い。
(「なんだかパフェ対決した事を思い出しますね」)
モルちゃんをなでなでしてあげつつ、そうふわりと懐かしく思いながらも。
魔法のたまごを探すべく、甘い物の補充をと――パフェもクリームソーダも目一杯、存分に満喫します!
🔵🔵🔵 大成功

【樂園】
イースター…とても盛大なおまつり、ですね
エッグハントはあまり馴染みがなく
どこにあるでしょうか…
白玉さん…!すごいです…!
私はイースタープリンが気になります
ひよこさんとうさぎさん、どちらも美味しそうで
…今回は欲張ってみることにします
鴛海さんも何か気になるスイーツはありますか?
椿紅さん、ひとくち交換していただけませんか…?
ララさんも、どうぞ
あ…こんなところにイースターエッグ、です
手に取ったのは瞳と同じ青空
皆さんは、どんな柄でしたか?
どれも素敵、ですね…!
魔法のたまごは…普通のたまごとは違うのですね?
ぜひ貰ってみたいです
ララさんはどんな子が良いですか?
生まれてくる子…もふもふだといいなあ…

【樂園】
すごい賑わい…
イベントもスイーツも選取り見取りだ
イースターってそんなだったか?
なんて首傾げ、続く言葉に納得
何かイベント参加してみないか?
エッグハントならグルメ巡りしながらでもできそうだし
ラズリ、見つけるの上手いな…何かコツでもあるのか?
セレネはスイーツは何が好み?
私はうさ耳つきクレープかな
ララ、食べ過ぎてお腹壊さないようにな
…え?ほんとだ
何か圧を感じると思ったら白玉か
ん、勿論交換しよう
みんな無事に見つけられて良かった
それにしても色んな柄があって面白いな
手にしたラズベリー色に花が咲く卵と見比べ微笑み
「魔法のたまご」すごく気になる…
みんなも貰ってみないか
この卵から何が生まれるのか楽しみだな

【樂園】
わぁ
イースター祭、大盛り上がりね
春の喜びが満開ね
どのお菓子もとっても美味しそう
イースターといえばハッピーイースターの掛け声とともにお菓子を交換する習慣よね
今、ララが作ったわ
いい提案ね、玲空
イースターの醍醐味、エッグハントよ
あちらこちらしあわせのタマゴを探すわ
え?ラズリ、もうみつけたの?
白玉大活躍かしら
ララは美味しいスイーツの店をみつけたわ
イースターパフェよ
セレネはイースタープリンが気になるのね
なら両方食べましょう
勿論、玲空のクレープもよ
ふふん
甘いものは別腹なの
ララはまだまだ食べられるわ
ララもやっとたまごをみつけてご満悦
桜色のアネモネなの
魔法のたまご…いいわね
ララは手触りのいい子がいいわ

【樂園】
イースターの催しはこんなに華やかなのね
そこかしこ兎いっぱいで……
白玉も不思議そうな顔よ
エッグハント!玲空任せて、きっと直ぐに見つけるんだよ
ばばーん!これかも!瑠璃の星タマゴを兎耳に挟んで掲げて
白玉がくわえてきたの、エッグハンターなの
ララはスイーツ見つけるの上手
私はうさぎさんケーキが気になるかな
セレネのプリンどっちも美味しそうね
白玉にハントされないよう気を付けて
ほら、もう玲空の背後に……
ララ、私のも味見してみる?
ふふ、ハッピーイースター!
交換こ、するんでしょう?
魔法のたまご、何が孵るか楽しみ…!
白玉のお友達になれるかも
(たまごの動物お任せ)
くるり巡らせる花眸に重なっては咲く彩りは、淡く華やかな春のいろ。
だって、今日の冒険王国は、春の訪れを祝う祭りの真っ最中。
「わぁ、イースター祭、大盛り上がりね」
……春の喜びが満開ね、って。
赤き花一華を細めてみせるララ・キルシュネーテ(白虹・h00189)が咲かせた声に、セレネ・デルフィ(泡沫の空・h03434)もこくりと頷いて。
「イースター…とても盛大なおまつり、ですね」
「イースターの催しはこんなに華やかなのね。そこかしこ兎いっぱいで……」
鴛海・ラズリ(✤lapis lazuli✤・h00299)が見つめるのは、王国をぴょこりと気ままに散歩している兎さんと。
そんな兎さんたちをじいと見つめながらも、わふ、と。
「白玉も不思議そうな顔よ」
首をちょこりと傾けている、白ポメラニアンの白玉の様子。
それから、椿紅・玲空(白華海棠・h01316)も白い尻尾をゆるりと揺らして。
「すごい賑わい……イベントもスイーツも選取り見取りだ」
「どのお菓子もとっても美味しそう」
ララは、満を持してこう続ける。
「イースターといえばハッピーイースターの掛け声とともにお菓子を交換する習慣よね」
「イースターってそんなだったか?」
そう一瞬首を傾けたものの、直ぐに納得する玲空。
「今、ララが作ったわ」
そう、ちょっぴりえっへん得意顔で紡がれたララの言葉に。
そして、イースター色に染まった王国を折角歩くのならばと、玲空は皆にこう持ち掛けてみれば。
「何かイベント参加してみないか? エッグハントならグルメ巡りしながらでもできそうだし」
「いい提案ね、玲空。イースターの醍醐味、エッグハントよ」
「エッグハントはあまり馴染みがなく……どこにあるでしょうか……」
ララとセレネは、早速きょろり。あちらこちらしあわせのタマゴを探してみることに。
このイースター祭の期間中、街のいたるところにイースターエッグが隠されているという話で。
見つければ、お持ち帰りできるという催しなのだが。
そんな早々と簡単に見つかるなんてこと――。
「エッグハント! 玲空任せて、きっと直ぐに見つけるんだよ」
そうラズリが告げたかと思えば――ばばーん! これかも! って。
兎耳に挟んでぴょこりと抱えるのは、速攻で見つけた、瑠璃の星タマゴです!
そのあまりにも素早い発見に、思わずぱちり。
「え? ラズリ、もうみつけたの?」
「ラズリ、見つけるの上手いな……何かコツでもあるのか?」
ララや玲空は思わず瞳を瞬かせてしまうも、ラズリはたまごゲットの種明かしを。
「白玉がくわえてきたの、エッグハンターなの」
「白玉さん……! すごいです……!」
セレネが上げた声に、白玉はわふっと尻尾をふりふり。
「白玉大活躍かしら」
ララも、凄腕のエッグハンターにそう瞳を細めて。
負けじとハントするのは、そう。
「ララは美味しいスイーツの店をみつけたわ。イースターパフェよ」
「ララはスイーツ見つけるの上手」
ラズリはそんな、手練れスイーツハンターなララに微笑んで返して。
玲空は、きょろりと視線を巡らせているセレネに訊ねてみる。
「セレネはスイーツは何が好み?」
「私はイースタープリンが気になります。ひよこさんとうさぎさん、どちらも美味しそうで」
「セレネはイースタープリンが気になるのね」
ララも一緒に、ひよこさんとうさぎさんをふと見つめてから。
刹那紡ぐのは、セレネのお悩み解決策。
「なら両方食べましょう」
「……今回は欲張ってみることにします」
そしてこくりと頷いて、ひよこさんもうさぎさんも手にするセレネに、ラズリも笑み向ければ。
「セレネのプリンどっちも美味しそうね」
「鴛海さんも何か気になるスイーツはありますか?」
「私はうさぎさんケーキが気になるかな」
逆に訊かれてじいと見つめるその視線の先には、甘やかなうさぎさんケーキ。
それから玲空が、お耳をぴこりとさせながらも見つけたのは。
「私はうさ耳つきクレープかな」
そんなクリームとイチゴたっぷりの、美味しさも可愛さも抜群なウサ耳付きクレープを見れば。
「椿紅さん、ひとくち交換していただけませんか……?」
セレネが持ち掛けるのは、うさぎさん仲間なプリンとクレープの交換こ。
いや、お揃いや交換こは、何も玲空とだけではなくて。
「ララさんも、どうぞ」
ララのイースターパフェのうさぎさんとも、お裾分けし合いっこすれば。
聖女サマは当然所望する。
「勿論、玲空のクレープもよ」
「ララ、食べ過ぎてお腹壊さないようにな」
「甘いものは別腹なの。ララはまだまだ食べられるわ」
そして、そんな食いしん坊さんなララのお腹のことを心配する玲空なのだけれど。
ラズリはこう、そんな彼女に忠告を。
「白玉にハントされないよう気を付けて。ほら、もう玲空の背後に……」
「……え? ほんとだ」
その言葉にふと振り返れば、ぱちりと合う視線。
「何か圧を感じると思ったら白玉か」
虎視眈々、わふわふとクレープを見つめる、スイーツハンター白玉の眼差しが。
そして、そんなふたりのやり取りを微笑まし気に眺めつつも。
「ララ、私のも味見してみる? 交換こ、するんでしょう?」
うさぎさんケーキを差し出しながらも、ラズリが唱えるのは、イースターの合言葉。
……ふふ、ハッピーイースター! って。
イースターといえば、ハッピーイースターの掛け声とともにお菓子を交換するもの、と。
さっきララが作ったばかりの習慣に則って。
それから、イースタースイーツもいっぱいゲットできたのだけれど。
「あ……こんなところにイースターエッグ、です」
セレネが見つけて手に取ったのは、向ける瞳と同じ青空のいろのもの。
それから、よくよく目を凝らせば、たまごはそこかしこに隠されていて。
「皆さんは、どんな柄でしたか?」
「ララは、桜色のアネモネなの」
「みんな無事に見つけられて良かった」
ようやく自分のたまごをみつけてご満悦のララに、玲空も一層尻尾を揺らして続ける。
「それにしても色んな柄があって面白いな」
「どれも素敵、ですね……!」
セレネの声に同意するように、手にしたラズベリー色に花咲くたまごと見比べ微笑みながら。
でも――たまごはたまごでも、王国でも噂になっているというたまご。
玲空は、聞いた話や事前にチェックした配信動画の内容を思い返しつつ、皆に再び訊いてみる。
「「魔法のたまご」すごく気になる……みんなも貰ってみないか」
「魔法のたまご……いいわね」
「魔法のたまごは……普通のたまごとは違うのですね? ぜひ貰ってみたいです」
皆も噂のことは気になっていたから、勿論大賛成。
早速スターエッグを連れて、一緒に向かうは、魔法のたまごが貰えるという店。
「魔法のたまご、何が孵るか楽しみ……!」
「ララさんはどんな子が良いですか?」
「ララは手触りのいい子がいいわ」
数え切れないくらい沢山あるたまごの中から、気になった子をそれぞれ貰って。
「生まれてくる子……もふもふだといいなあ……」
「白玉のお友達になれるかも」
噂話ということだから、本当に不思議な生き物が孵るかは、まだわからないのだけど。
でもこうやって皆でわいわい自分だけの子を選んでみては、あれこれ想いを馳せたり紡いだりするのも楽しいし。
それにきっと――自分ならではな子が生まれるって、そんな予感がとてもするから。
玲空も、手にした魔法のたまごを見つめて紡ぐ。
……この卵から何が生まれるのか楽しみだな、って。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【紫の絆】で参加
イースターはある偉大な聖人にあやかる祭りだし、春の芽吹きを祝福する意味もあるって菫さんと昴さんに聞いた!!とても素敵な記念日だね。なので4人でイースターのお祭りに来ました!!あ、まず真っ先に魔法のたまごをゲットします。
育ち盛りにはおいしいもの!なので一杯食べちゃいます。デビルドエッグとスコッチエッグはもちろん、ホットクロスバンズもベイクドハムも食べちゃいます!!あ、栄養のバランスも考えて巣ごもりサラダも。デザートはひよことうさぎのケーキにプリン!!ああ、どの食べ物も可愛い!!
飲み物はスムージー!!彩綾もそれにする?菫さんと昴さんはアルコールかあ。早く大人になりたい。

【紫の絆】で参加
イースターはある偉大な聖人にあやかる日とともに寒い外国の春の始まりをお祝いするお祭りだって聞きました。すごくいい記念日でときめきました!!なのでお姉ちゃんと私でおねだりしてお祭りに連れてきてもらいました!!まず魔法のたまごゲット。
デビルドエッグもスコッチエッグももちろん、ホットクロスバンズも巣ごもりサラダも春の芽吹きを祝福する大事なメニューときいてありがたくいただきます!!お姉ちゃんはローストも食べれるみたいだけど私はベイクドハムが限界だなあ。それにケーキしか食べれない。昴さん甘いもの別腹なのがマカロンつけてるし。
うん、満足。飲み物はスムージーで!!

【紫の絆】で参加
故郷以外の事を知らない綾音と彩綾に教えてあげたが、イースターはある偉大な聖人に関係し、長い冬から春の生命の芽吹きをお祝いする記念のお祭りでもある。昴もそう思うらしいが、こういう始まりを大事にするのは素敵だよね。余裕があれば先に魔法のたまごを。
スコッチエッグもデビルドエッグも生命の象徴であり、イースターにかかせない。年的に肉は辛いので昴にお願いしてキッシュを取ってもらう。ああ、巣ごもりサラダは食べれるよ。
ケーキとプリンとマカロンを食べてしまう隠れ甘党の昴に苦笑しながら共にスパイシーエッグノッグを飲む。どうだい、綾音と彩綾。年相応にはしゃいでるのをみると守ってやりたいと思うよね。

【紫の絆】で参加。
綾音と彩綾はクリスマスもバレンタインもしらなかったしな。良くも悪くも日本風が強く根付いた生まれ故郷だったんだろうな。イースターのこと教えたら驚いて目キラキラさせてた。おおまかにいえば復活のお祭りだしな。俺も大事だと思ってる。
俺もラビットエッグとラビットエッグっは美味しくいただくし、ローストもハムも食べれるが、姉さんはさすがに肉は無理らしいな。なのでキッシュをとってあげて揚げ麺の巣を食べる。男としてはあ揚げ麺は見逃せない。
ケーキとアイスとプリンをいただいて、スパイシーエッグノックを飲む。そうだな、綾音と彩綾は美味しいもの大好きな年頃の女の子だ。守ってやらなきゃな。
足を踏み入れた冒険王国に満ちる彩りやその風景は、姉妹がはじめて目にするもの。
けれど、桐生・綾音(真紅の疾風・h01388)と桐生・彩綾(青碧の薫風・h01453)は、事前にばっちりこう聞いてきたし。
(「イースターはある偉大な聖人にあやかる祭りだし、春の芽吹きを祝福する意味もあるって菫さんと昴さんに聞いた!!」)
(「イースターはある偉大な聖人にあやかる日とともに寒い外国の春の始まりをお祝いするお祭りだって聞きました」)
それに教えて貰って、こう思ったから。
「とても素敵な記念日だね」
「すごくいい記念日でときめきました!!」
だから、姉妹でお強請りして――4人でやって来たのはそう、イースター祭!
この冒険王国のイースターは、宗教的側面よりも、春の訪れを祝うという意味合いのほうが強いようだが。
(「故郷以外の事を知らない綾音と彩綾に教えてあげたが、イースターはある偉大な聖人に関係し、長い冬から春の生命の芽吹きをお祝いする記念のお祭りでもある」)
藤原・菫(気高き紫の花・h05002)は、綾音と彩綾に教えてあげたことを再び思い返しながらも。
共にふたりにイースターのことを教えた海棠・昴(紫の明星・h06510)を見つつも思う。
(「昴もそう思うらしいが、こういう始まりを大事にするのは素敵だよね」)
そしてそんな昴も、改めて思い出す。
「綾音と彩綾はクリスマスもバレンタインもしらなかったしな。良くも悪くも日本風が強く根付いた生まれ故郷だったんだろうな」
……イースターのこと教えたら驚いて目キラキラさせてた、と。
「おおまかにいえば復活のお祭りだしな。俺も大事だと思ってる」
やはりその心に抱くのは、菫と同じ気持ち。
とはいえ、やはり綾音と彩綾がわくわく興味津々なことといえば。
「育ち盛りにはおいしいもの!」
……なので一杯食べちゃいます、なんて。
綾音がやる気満々、早速ほくほく手に入れるのは、可愛くて美味しそうなイースターメニューの数々。
デビルドエッグとスコッチエッグはもちろん、ホットクロスバンズもベイクドハムも食べちゃいます!
彩綾も同じく、デビルドエッグもスコッチエッグももちろん、ホットクロスバンズも巣ごもりサラダも。
春の芽吹きを祝福する大事なメニューときいてありがたくいただきます!!
でもふと彩綾は、幸せそうに戦利品を頬ばる綾音を見遣って。
(「お姉ちゃんはローストも食べれるみたいだけど私はベイクドハムが限界だなあ」)
そうベイクドハムの方を口にするのだけれど。
それは何も、彩綾だけではなくて。
スコッチエッグもデビルドエッグも生命の象徴であり、イースターにはかかせないから、美味しくいただきつつも。
(「年的に肉は辛いので昴にお願いしてキッシュを取ってもらおう」)
(「姉さんはさすがに肉は無理らしいな」)
やはり肉は少々重くて無理そうな菫に、昴はキッシュをとってあげて。
「あ、栄養のバランスも考えて巣ごもりサラダも」
「ああ、巣ごもりサラダは食べれるよ」
姉妹や菫と一緒に、巣ごもりサラダを食べる昴。
さっぱりしたサラダ部分は女性陣に任せて、揚げ麺の巣を主に……男としては揚げ麺は見逃せない、と。
というわけで、イースターごはんでおなかもいっぱいになったから、ご馳走様!
……をするには、当然まだ早くて。
「デザートはひよことうさぎのケーキにプリン!!」
甘い物は別腹、デザートも目一杯満喫します、ええ。
とはいえ……ああ、どの食べ物も可愛い!! と、あれもそれも沢山食べている綾音をまたもや見遣って。
彩綾はケーキをぱくりと口にしながらも思う。肉も、おなかのキャパ的に、ローストだと重たいし。
(「それにケーキしか食べれない」)
でも美味しいことには違いないから、ちまちまとケーキをゆっくりペースで食べながら。
彩綾は今度は、昴へと視線を向ける。
(「昴さん甘いもの別腹なのかマカロンつけてるし」)
そして菫も同じく、思わず苦笑してしまう。
ケーキとプリンとマカロンを食べてしまう、隠れ甘党の昴に。
それから、スイーツのお供に、飲み物も買うことにして。
「飲み物はスムージー!! 彩綾もそれにする?」
「うん、満足。飲み物はスムージーで!!」
姉妹は仲良くお揃いの、うさ耳がぴょこりとついたスムージーを。
そして昴と菫も同じ、スパイシーエッグノックにして。
綾音は、彩綾とスムージーを飲みつつも、思う。
「菫さんと昴さんはアルコールかあ」
……早く大人になりたい、って。
けれど、菫からこう言われれば。
「どうだい、綾音と彩綾」
ついはしゃいじゃうくらい、楽しいって笑みも姉妹で開き咲いて。
ふたりで新鮮なイースターをキャッキャ無邪気に楽しんでいるその姿を見れば、改めて菫は口にする。
「年相応にはしゃいでるのをみると守ってやりたいと思うよね」
そして勿論、昴も大きくひとつ頷いて。
「そうだな、綾音と彩綾は美味しいもの大好きな年頃の女の子だ」
それから姉妹を見遣りながらも、頷いて返すのだった――守ってやらなきゃな、と。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【五十鈴・珠沙(h06436)と一緒に】
僕も初めてだね、イースターは
あれが本場のイースターエッグかな、ゲーム以外で初めて見るよ
うーん、男にうさ耳似合うのかなぁ、と言いつつ素直につけて
へー、卵に絵を描くのか
ハードル上げられたし頑張りますかぁ
(狭いキャンパスなら、と、逆に緻密に細かく只管幾何学的な模様を敷き詰めて行って)
うんうん、タイトルは何にしよう
ん?まぁこういうのは楽しんだ勝ちだから
気にしない気にしない
はいはい、折角のお祭りだからね、花より団子と行きましょうねっと

【ビート先輩(h06435)と一緒に】
イースター!あたし、初めてのお祭り!
うさぎと卵?かわいいね!
あの帽子かわいい、お借りしてもいい?
はい、ビート先輩はうさ耳、あたしはボンネット!
あそこで、卵に絵を描いてるよ?
いーすたーえっぐぺいんと?
これは美大のビート先輩の出番じゃない?
あたしも描く、描く!
(数分後、手が絵の具まみれ)
わあ、ビート先輩の絵、とっても綺麗…!
え、あ、あたしの絵は…あの…う、うさぎを描いたんだけど…
(そっと隠す画伯)
卵は置いておいて、甘いもの食べに行こう、先輩!
つぶらな金の瞳をくるりと巡らせて、わくわくと冒険王国を歩くふたりは。
「イースター! あたし、初めてのお祭り!」
「僕も初めてだね、イースターは」
これがはじめてのイースターのお祭り!
うきうきな様子の五十鈴・珠沙(Bell the cat・h06436)と一緒に、浮石・尾灯(ウキヨエ・妖怪・ヒーロー・h06435)も周囲を見回してみて。
見たことは一応あるし、少しは知ってはいるのだ。
イースターといえば、カラフルなたまごだとか、ウサギやヒヨコがモチーフだとか。
「あれが本場のイースターエッグかな、ゲーム以外で初めて見るよ」
ゲームの季節もののイベントとかで。
珠沙も、色とりどりでキュートなイースターらしい風景に興味津々、目を向けながらも。
「うさぎと卵? かわいいね!」
ふと見つけたものを貸して貰えば。
「はい、ビート先輩はうさ耳、あたしはボンネット!」
自分の頭には春色のお花畑のようなボンネットを。そして隣の彼の頭にも、うさ耳カチューシャをぴょこり。
「うーん、男にうさ耳似合うのかなぁ」
そうは言いつつ首を傾ける尾灯だけれど、素直にうさ耳をつけて、今日はイースターウサギさんに変身。
それから、ばっちりお祭り仕様の見目になった後、祭り会場を巡ってみれば。
「あそこで、卵に絵を描いてるよ? いーすたーえっぐぺいんと?」
「へー、卵に絵を描くのか」
次に見つけたのは、イースターエッグペイントに挑戦できるスペース。
そんなイベントを見れば、珠沙は隣を彼へと視線を向けて。
「これは美大のビート先輩の出番じゃない?」
「ハードル上げられたし頑張りますかぁ」
彼女にそう言われれば、尾灯も張り切って挑戦です。
勿論、尾灯と共にチャレンジしてみる珠沙であるけれど。
「あたしも描く、描く!」
やる気は満々、だが数分後――たまごではなく、手が絵の具まみれに!?
そんな彼女の隣で尾灯は、狭いキャンパスなら、と。
逆に緻密に細かく、只管幾何学的な模様を敷き詰めていって。
「うんうん、タイトルは何にしよう」
「わあ、ビート先輩の絵、とっても綺麗……!」
流石は美大、綺麗にたまごを彩った尾灯に、思わず声を上げる珠沙であるけれど。
「え、あ、あたしの絵は……あの……う、うさぎを描いたんだけど……」
そう言いつつ、そっと自分作のイースターエッグを隠す珠沙。
何せ珠沙は、実はある意味、画伯なのだから。
たまごに描いたのは、うさぎ、のつもりだけれど……でも、うさぎとは少し違う生き物に見える気しかしない。
いや、先輩である尾灯はこう言うものの。
「ん? まぁこういうのは楽しんだ勝ちだから、気にしない気にしない」
「卵は置いておいて、甘いもの食べに行こう、先輩!」
自分の中では多分うさぎ柄なイースターエッグは、ちょっぴり封印しておくことにする珠沙。
そしてそんな後輩の言葉に、尾灯は瞳を細め頷いて返しながらも、うさ耳をぴこり揺らして。
「はいはい、折角のお祭りだからね」
春色いっぱいの冒険王国を再び、ふたりで並んで歩き出す……花より団子と行きましょうねっ、と。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【星花】
……イースターってタマゴ食べるイベントじゃなかったのか
世の中にはいろんなイベントがあるなぁ
なんて思いながら、はしゃぐ|姪《エリカ》にうさ耳をつけられて
こういう時どんな顔したらいいんかわからんな。ってなる
お目当ては、『密かに噂になっている、あの出店』
たまごから生き物が生まれるのか…
お迎えしたいっていうエリカの言葉の後に、店頭に並んだ大小模様もさまざまなたまごを見下ろして、
うちのアパート、一応ペットは飼っていいんだよなぁ
なんて思考をぐるぐるさせる
エリカに引き続き、金色の星が一個描かれた鶏卵程度の大きさのたまごを選ぶ
どんな子が孵っても、最後まで面倒見ろよ?
じゃぁ、ダンジョンとやらへ行きますか

【星花】
……イースターはタマゴを食べるイベントって、アカリ、それ本気で言ってるの?
って|叔父《アカリ》に訝しみをこめてツッコミながら
お祭りだって思えばいいわ
と、お揃いのウサ耳カチューシャでお祭りを楽しむわっ!
ここね
『不思議な魔法のたまごの店』!
可愛いたまごばっかりー
ねぇ、一個ずつお迎えしない?
って、思考が口からダダ漏れてるわよアカリ
言いながら直感で選ぶのは、ちょっとかかえるくらいの大きさの、夜空の絵が描かれたたまご
どんな子が生まれるのかしら。楽しみね、アカリっ!
たまごを孵す方法もバッチリ聞いたら、いざ、ダンジョンへ!
でもタマゴを割っちゃったら本末転倒だから、ちゃんと抱っこしてなくちゃね
つぶらな金の瞳をくるりと巡らせて、わくわくと冒険王国を歩くふたりは。
「イースター! あたし、初めてのお祭り!」
「僕も初めてだね、イースターは」
これがはじめてのイースターのお祭り!
うきうきな様子の五十鈴・珠沙(Bell the cat・h06436)と一緒に、浮石・尾灯(ウキヨエ・妖怪・ヒーロー・h06435)も周囲を見回してみて。
見たことは一応あるし、少しは知ってはいるのだ。
イースターといえば、カラフルなたまごだとか、ウサギやヒヨコがモチーフだとか。
「あれが本場のイースターエッグかな、ゲーム以外で初めて見るよ」
ゲームの季節もののイベントとかで。
珠沙も、色とりどりでキュートなイースターらしい風景に興味津々、目を向けながらも。
「うさぎと卵? かわいいね!」
ふと見つけたものを貸して貰えば。
「はい、ビート先輩はうさ耳、あたしはボンネット!」
自分の頭には春色のお花畑のようなボンネットを。そして隣の彼の頭にも、うさ耳カチューシャをぴょこり。
「うーん、男にうさ耳似合うのかなぁ」
そうは言いつつ首を傾ける尾灯だけれど、素直にうさ耳をつけて、今日はイースターウサギさんに変身。
それから、ばっちりお祭り仕様の見目になった後、祭り会場を巡ってみれば。
「あそこで、卵に絵を描いてるよ? いーすたーえっぐぺいんと?」
「へー、卵に絵を描くのか」
次に見つけたのは、イースターエッグペイントに挑戦できるスペース。
そんなイベントを見れば、珠沙は隣を彼へと視線を向けて。
「これは美大のビート先輩の出番じゃない?」
「ハードル上げられたし頑張りますかぁ」
彼女にそう言われれば、尾灯も張り切って挑戦です。
勿論、尾灯と共にチャレンジしてみる珠沙であるけれど。
「あたしも描く、描く!」
やる気は満々、だが数分後――たまごではなく、手が絵の具まみれに!?
そんな彼女の隣で尾灯は、狭いキャンパスなら、と。
逆に緻密に細かく、只管幾何学的な模様を敷き詰めていって。
「うんうん、タイトルは何にしよう」
「わあ、ビート先輩の絵、とっても綺麗……!」
流石は美大、綺麗にたまごを彩った尾灯に、思わず声を上げる珠沙であるけれど。
「え、あ、あたしの絵は……あの……う、うさぎを描いたんだけど……」
そう言いつつ、そっと自分作のイースターエッグを隠す珠沙。
何せ珠沙は、実はある意味、画伯なのだから。
たまごに描いたのは、うさぎ、のつもりだけれど……でも、うさぎとは少し違う生き物に見える気しかしない。
いや、先輩である尾灯はこう言うものの。
「ん? まぁこういうのは楽しんだ勝ちだから、気にしない気にしない」
「卵は置いておいて、甘いもの食べに行こう、先輩!」
自分の中では多分うさぎ柄なイースターエッグは、ちょっぴり封印しておくことにする珠沙。
そしてそんな後輩の言葉に、尾灯は瞳を細め頷いて返しながらも、うさ耳をぴこり揺らして。
「はいはい、折角のお祭りだからね」
春色いっぱいの冒険王国を再び、ふたりで並んで歩き出す……花より団子と行きましょうねっ、と。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功
**
(正しいリプレイはこちらです)
確かに、クリスマスとかバレンタインに比べれば、馴染みがないかもしれない。
それに一応、たまごな印象もふんわりとあるのだけれど。
実際に足を運んだイースター祭を見れば、御嶽・明星(推定・暁の明星・h00689)の口から漏れるのはこんな言葉。
「……イースターってタマゴ食べるイベントじゃなかったのか」
そんな|叔父《アカリ》――御嶽・明星(推定・暁の明星・h00689)に訝しみをこめてツッコミながらも。
(「世の中にはいろんなイベントがあるなぁ」)
……なんて思っていれば、ぴょこり。
「お祭りだって思えばいいわ」
ちょっぴりはしゃいだように、エリカ・バールフリット(海と星の花・h01068)が自分と明星につけるのは、お揃いのウサ耳カチューシャ!
そして、お祭りを楽しむわっ! とぴょこぴょこ長いお耳を揺らす|姪《エリカ》に、うさ耳をつけられれば。
されるがままうさぎになりつつ、明星はちょっぴり苦笑する……こういう時どんな顔したらいいんかわからんな。ってなる、なんて。
それから、見目もイースターっぽくなれば、ふたりが足を向けてみるお目当ては――『密かに噂になっている、あの出店』。
賑やかな王国を歩きながらも、聞いた噂話を明星は思い出してみる。
「たまごから生き物が生まれるのか……」
魔法のたまごからは、不思議な生き物が孵るのだといわれていて。
しかもどのような生き物が孵るかは、その人それぞれなのだという。
それにあくまで、噂話ではあるものの。
「ここね、『不思議な魔法のたまごの店』!」
魔法のたまごの店を見つければ、エリカは早速わくわく、ずらりと並ぶたまごたちを見回してみて。
「可愛いたまごばっかりー。ねぇ、一個ずつお迎えしない?」
そう明星に訊ねてみる。
明星も、そんなお迎えしたいっていうエリカの言葉の後、店頭に並んだたまごたちを見下ろして。
「うちのアパート、一応ペットは飼っていいんだよなぁ」
なんて思考をぐるぐる……させているつもりであったけれど。
「って、思考が口からダダ漏れてるわよアカリ」
エリカはそう再びツッコミを入れつつ、ふとその手を伸ばしてみる。
大小模様もさまざまな、たくさんのたまごの中から、直感で選ぶのは。
ちょっとかかえるくらいの大きさの、夜空の絵が描かれたたまご。
そして明星もエリカに引き続いて選んだのは、金色の星が一個描かれた鶏卵程度の大きさのたまご。
「どんな子が生まれるのかしら。楽しみね、アカリっ!」
「どんな子が孵っても、最後まで面倒見ろよ?」
不思議な生き物が、普通のペットと同じ感覚で良いのかも定かではないのだけれど。
わくわくしているエリカにそう言った後、明星は続ける。
「じゃぁ、ダンジョンとやらへ行きますか」
たまごを孵す方法もわかるかもしれないから、いざ、ダンジョンへ!
でも――タマゴを割っちゃったら本末転倒だから、って。
エリカは落としたりしないよう大事にたまごを抱えつつ、明星と一緒に再び歩き出す……ちゃんと抱っこしてなくちゃね、って。

🐰神桜
ハッピーイーーースターーー!
今日こそが!!桜時の復活祭ー!!!
桜花絢爛、イースターラビットたちはこの世の春ととびまわりイースターバードは祝福を歌う!!僕らにレモンひよこといちごうさぎのケーキを持ってきてくれたよ、神喰桜!
今日こそが本祭、僕らの祝祭だ!
僕なんでさっきからイースターそのものだと讃えられる
この素晴らしい日を祝おうじゃないか!
神喰桜の手をとり祭りへ駆け出す
咲き誇る春の花々が僕らの花道
プリンにクレープにと楽しみ
エッグハントだ!
僕の実力、みせてあげるよ!
なんて言ったのに神喰桜が先に見つけるんだもんなー
流石、僕の刀だけど
魔法のタマゴ?どんな子が生まれるか楽しみだね
これぞ、イースター!

️🗡神桜
イースター……本祭が!
いつもの数倍桜吹雪もイースター化もすごい事になっている
エオストレのあの嬉しそうな表情
今日ばかりは彼奴の厄災は祝祭になるのだろう……いや、なってほしい
私の頭上で歌う鳥も
やたらまとわりついてくる兎も、イースターに免じて許す
菓子をもってきてくれたのか?
桜花絢爛なエオストレの後に続く
やたら派手なものだから少しばかり気恥しいが
満開に喜ぶ姿を見るのは嬉しいものだ
プリンを楽しむ
私はドーナツも興味がある
ん?エッグハントか?
いいぞ、受けて立つ
いつも主を探し回る私にお前が勝てるかな?
見つけたイースターエッグはエオストレにやろう
……また増えるのか
イースターの仲間が
噫……イースターだな
いつだって、年中イースターな気がしないでもないけれど。
とはいえ、エオストレ・イースター(|桜のソワレ《禍津神の仔》・h00475)がいつも以上にイースター全開なのは、当然である。
「ハッピーイーーースターーー! 今日こそが!! 桜時の復活祭ー!!!」
そう!! 今日こそまさに、正真正銘のイースターなのだから……!
そんな普段よりも増し増しイースターなエオストレを、誘七・神喰桜(神喰・h02104)は見遣って。
「イースター……本祭が! いつもの数倍桜吹雪もイースター化もすごい事になっている」
けれどそんな激しく昂るイースター感を目の当たりにすると同時に、彼の顔を見れば思うのだ。
(「エオストレのあの嬉しそうな表情。今日ばかりは彼奴の厄災は祝祭になるのだろう」)
……いや、なってほしい、と切実に。
そんな神喰桜がそう思っているのを知ってか知らずか、相変わらず絶好調なエオストレ。
だってそう、今日はイースターの日なのだから!!
「桜花絢爛、イースターラビットたちはこの世の春ととびまわりイースターバードは祝福を歌う!!」
なので、神喰桜はイースターに免じて許すことにする。
私の頭上で祝福を歌っているらしい鳥も、やたらぴょこりと跳ねてはまとわりついてくる兎も。
「僕らにレモンひよこといちごうさぎのケーキを持ってきてくれたよ、神喰桜!」
「菓子をもってきてくれたのか?」
愛らしい菓子は、何気に嬉しい。
というわけで!
「今日こそが本祭、僕らの祝祭だ!」
エオストレはいつだってイースターだし、それに今日は本祭ということでイースターのブーストもかかりまくりだから。
冒険王国に足を踏み入れて以来、エオストレ曰く、イースターそのものだと讃えられていて。
だからこそ、改めて声高らかに告げるのだ。
「この素晴らしい日を祝おうじゃないか!」
そして神喰桜は、めっちゃ桜花絢爛なエオストレの後に続きながらも。
(「やたら派手なものだから少しばかり気恥しいが」)
……満開に喜ぶ姿を見るのは嬉しいものだ、と。
頭にとまって祝福をうたうイースターバードもそのままに、桜吹雪が舞いまくる中、歩んでいれば。
ふいに手を取られ、エオストレに導かれるまま、祭りへと駆け出す。
――咲き誇る春の花々が僕らの花道、と。
笑うエオストレと一緒に春をゆき、イースター仕様のプリンにクレープにと楽しんで。
神喰桜はふと見つけたそれに、興味を抱いてそわり。
イースターエッグみたいにカラフルな、イースタードーナツに。
それから勿論、イースターなドーナツだって、はむりと無事に堪能した後。
「エッグハントだ!」
「ん? エッグハントか? いいぞ、受けて立つ」
いざ、ふたりがはじめるのは、エッグハント対決!!
「いつも主を探し回る私にお前が勝てるかな?」
「僕の実力、みせてあげるよ!」
というわけで、イースターの化身という名の災厄と探し物に慣れている苦労人の、勝負の結果は――。
「……なんて言ったのに神喰桜が先に見つけるんだもんなー」
……流石、僕の刀だけど、と。
そう、楽しそうだけれど少し悔しそうに言ったエオストレに、神喰桜は見つけた桜色のイースターエッグをあげて。
気を取り直してうきうき、エオストレが足を向けたのは。
「魔法のタマゴ? どんな子が生まれるか楽しみだね」
不思議な生き物が孵るかもしれないとういう噂がある、魔法のたまご。
いや、もうイースターの仲間はいるのだけれど。
「……また増えるのか。イースターの仲間が」
神喰桜はそう、ぼそりと呟きながらも。
「これぞ、イースター!」
この晴れの日にうきうき全開、桜花爛漫なエオストレの声に、改めて実感しては、色々薄目で許すことにする。
桜吹雪が派手に舞い、頭の上で鳥がうたい、足元で兎が跳ねる今日に――噫……イースターだな、なんて。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

ダークグレー系狼ベースの獣人デッドマン
左目は前髪でメカクレ状態
“ドラちゃん”の情報片手に冒険王国へ
デビルドエッグ、スコッチエッグ、ホットクロスバンズ
それからラムとハムも頂けますか?
美味に舌鼓を打つのも執事の務めで御座いますから
主人に満足して頂く為には新たな美味の探究は不可欠
噂の出店についても聞き込みし、赴きたい処で御座います
そうですね。しげしげと不思議なたまごを見繕い
革手袋をした私の掌程のサイズの此方を頂きましょうか
何処からともなく取り出したクロスにて
ベビースリング代わりにたまごを包み込む
……何処から(クロス)を取り出したか、で御座いますか?
申し訳御座いません。企業秘密ゆえ私の口からは、何とも
賑やかな祭りの喧騒に浮足立つ人たちが多い中。
颯爽といつもの執事然な所作で、イースター祭が開催されている冒険王国へとやってきたのは、ヴィルベルヴィント・ヘル(RED HOOD・h02496)。
そして執事たるもの、事前の情報収集にも抜かりはなく。
この祭りを攻略するための配信『ドラファングルメちゃんねる』で得た情報を片手に。
「デビルドエッグ、スコッチエッグ、ホットクロスバンズ。それからラムとハムも頂けますか?」
目当ての品がある店を迷うことなく、無駄なく回っていく。
それから、購入した戦利品を早速美味しくいただいてみるヴィルベルヴィント。
(「美味に舌鼓を打つのも執事の務めで御座いますから」)
そう――主人に満足して頂く為には新たな美味の探究は不可欠、と。
あくまで執事たりうる行動を取りつつも、やはり気になるのは。
『ドラファン』でも取り上げられていた、噂の出店について。
何やら、不思議な生き物が孵るかもしれないという、魔法のたまごらしいが。
礼儀正しく聞き込みをし、教えて貰った店の場所に赴いてみれば。
すらりと数え切れないほど並んでいる魔法のたまごを、しげしげと見つめては見繕ってみて。
「此方を頂きましょうか」
革手袋をした己の掌程のサイズのたまごをひとつ、手にすれば。
スッと流れるような動作で、何処からともなく取り出したクロスで、くるり。
ベビースリング代わりにたまごをすぽっと包み込む。
それから、ぱちりと瞳を瞬かせる人達の様子に気づいて、こてりと首を傾けてみせるも。
「……何処から取り出したか、で御座いますか?」
あくまで丁寧に、ヴィルベルヴィントは続けるのだった。
……申し訳御座いません。企業秘密ゆえ私の口からは、何とも、と。
そう告げれば一礼して。そっと魔法のたまごをお供に、イースター祭を再び満喫するべく巡るため、歩き出す。
🔵🔵🔵 大成功

春らんらん…
皆が待ちわびたぽかぽかな季節ってやつだ
この√は緑も沢山で来るのが楽しいから
ふふん、私も堪能するぞー
お祭の賑わいもわくわくするけど
パステルカラーな飾りやふわふわ可愛い…
撮影が大丈夫な範囲で、スマホで撮らせてもらう
あと、配信でチェックしてた、
エディブルフラワーのキッシュは絶対…!
この√ならではのお花のあるかなぁ
なんて、屋台を探し巡っていたら
……魔法のたまご…?
…あ、空色の模様の可愛い
食用にしては大きい…違うの?
…不思議生物……
ウチにはもう
二足歩行で喋る兎さんが来店するからなぁ
でも、うん
…卵のキミもキューティーだけど…
折角ならお顔見せて欲しいな
ダンジョンかぁ…よし
*絡み、アドリブ歓迎です
季節もくるりと巡ってあたたかくなったし、それに今日は、お出かけ日和の良い天気。
降る春の陽光は眩くも優しく、吹く春風も心地良い。
そして、そんな春爛漫な中。
「春らんらん……皆が待ちわびたぽかぽかな季節ってやつだ」
この冒険王国へと、白水・縁珠(デイドリーム・h00992)がやって来たのは――春の訪れを祝う『イースター祭』がちょうど開催されているというから。
それに、園芸店店主である縁珠にとって、うきうきするのだ。
(「この√は緑も沢山で来るのが楽しいから」)
……ふふん、私も堪能するぞー、って。
そしてお祭の賑わいも勿論、わくわくするのだけれど。
「パステルカラーな飾りやふわふわ可愛い……」
特別な祭りで王国も気合いも入っているから、撮影はどこでもオッケーなことを確認しつつ。
気になったもの、かわいいもの、きれいなもの――スマ―トフォンでぱしゃりと、色々撮らせてもらって。
並ぶ出店を何気なく見ていれば、ハッと思い出して瞳をみひらく。
(「あと、配信でチェックしてた、エディブルフラワーのキッシュは絶対……!」)
そんな絶対外せないお目当ての、キッシュやさんを探すことにして。
(「この√ならではのお花のあるかなぁ」)
なんて、わくわくそわりと屋台を探しながら向かっていれば。
ふと目についたのは、たくさんのたまごがずらりと並ぶ店。
それから、やはり配信でみた話を思い出す縁珠。
「……魔法のたまご……?」
そう――その店は、不思議な生き物が孵るかもしれないと噂の、魔法のたまご屋さん。
それから何気なくくるりと見回して。
「……あ、空色の模様の可愛い」
目に留まった、ひとつのたまご。
その子を、縁珠は暫し熱い視線でじいとみていれば。
「食用にしては大きい……違うの?」
食べたら駄目なたまごです、ええ!
そして今度は改めて、配信などで聞いたことを頭に浮かべて。
(「……不思議生物……ウチにはもう、二足歩行で喋る兎さんが来店するからなぁ」)
縁珠はそうも思うも、それはそれ。
……でも、うん、と。
そっと手にした空色のたまごへと語りかけて。
「……卵のキミもキューティーだけど……折角ならお顔見せて欲しいな」
魔法のたまごが孵るかもしれないという手がかりを探すべく、こくりとひとつ頷く。
――ダンジョンかぁ……よし、って。
手の中にある、空色の子も一緒に。
🔵🔵🔵 大成功

※
いつもの帽子にウサ耳と花を咲かせて
穂からひよこ飾りがピヨピヨ覗くヴィヴィアンと一緒
僕だけの魔法のたまご…たのしみ〜!!
他にもたくさんイベントがあるんだね
おっ、エッグハントやってるんだ
じゃあ移動しながら探しちゃおっと!
(じっ…と周りに目を凝らす)
こうね、ピン!と来る所を探してるの
フィーリングを鍛えるのも魔法使いには大事だから…!
ハッ!
あれは…巣ごもりサラダ!
わー!鳥の巣みたい!
…おいしい〜!!
ハッ!
あれは…ホットエッグノッグ!
ドグファン注目のやつだ!
シナモンたくさん入れちゃおっと!
…おいしい〜!!
ハッ!
あれは…イースターパフェ!
超特大サイズ…挑むしかあるまい!
…おいしい〜!!
ハッ!
あれは…
今日の冒険王国も、イースターな彩りやモチーフでいっぱい飾られているけれど。
ネルネ・ルネルネ(ねっておいしい・h04443)のいつもの帽子にも、今日はふわりぴょこり。
ウサギのお耳とお花を咲かせて。
穂からひょこり、ぴよぴよと。ひよこ飾りが覗くヴィヴィアンも勿論一緒。
そんなネルネがわくわくしているのは、気になる噂話を耳にしたから。
「僕だけの魔法のたまご……たのしみ〜!!」
それは、不思議な生き物が孵るかもしれないという、魔法のたまご。
それが本当なのかあわからないが、生まれる子も、その人それぞれなのだという。
そんな魔法のたまごを入手することは勿論なのだけれど。
賑やかで華やかなイースター祭の会場を改めて見て回れば。
「他にもたくさんイベントがあるんだね。おっ、エッグハントやってるんだ」
王国中に、イースターエッグが隠されているのだというから。
折角だからと……じゃあ移動しながら探しちゃおっと! と。
エッグハントに、いざ挑戦!
それから、じっ……と周りに目を凝らしてみるのは、探っているから。
「こうね、ピン! と来る所を……フィーリングを鍛えるのも魔法使いには大事だから……!」
というわけで、魔法使いの感覚を研ぎ澄ませば――。
「ハッ! あれは……巣ごもりサラダ!」
見つけたのは、揚げた麺の上にサラダやたまごが盛られた、巣ごもりサラダ……?
「わー! 鳥の巣みたい! ……おいしい〜!!」
早速いただけば、パリパリの揚げ麺としゃきしゃきのサラダ、たまごの組み合わせが絶妙で美味。
いや、そんな巣ごもりサラダも美味しいけれど、探しているのは魔法のたまご。
それから改めて、集中して探してみればーー。
「ハッ! あれは……ホットエッグノッグ!」
ほっこりとろりとして美味な飲み物、ホットエッグノッグ発見……!
しかも、これは配信でもプッシュしていたもの。
「ドグファン注目のやつだ! シナモンたくさん入れちゃおっと! ……おいしい〜!!」
シナモンの風味とたまごを使った味が、ほっこりと癒されるような心地で、これまた美味です!
いやいや、そろそろ魔法のたまごも見つけないとと、再々度、目を凝らしてみれば――。
「ハッ! あれは……イースターパフェ!」
目に飛び込んできたのは、キュートなモチーフいっぱいなイースターパフェ!
さらに注目するのは、目に留まるもの頷いてしまうほどのその大きさ。
「超特大サイズ……挑むしかあるまい! ……おいしい〜!!」
めちゃめちゃでかいし、やはりすごく美味しいです!
ということで、今度こそ魔法のたまごを――。
「ハッ! あれは……」
ネルネが見つけられるまで、どうやらまだまだ時間がかかりそうな予感……?
🔵🔵🔵 大成功

◆方針
とにかく食べ歩き
◆行動
よくわかってないのですが、美味しそうなものが沢山あります……!
ここは知的好奇心を満たし(もぐもぐ)有意義な学習を行う為に(むぐむぐ)イースター祭の文化や歴史を学びながら(ごっくん)散策しましょう。ううん、デリシャス!
……気づくと、手元に食べ物があって、それを食べていました。
これがイースター祭のシステムなのですね!おかわりお願いします!
通りすがりの人に聞いたり、看板を読んだりした結果、イースター祭とは復活祭であると理解しました。
こんなに美味しいものが有れば復活するのも納得です。さぁ次は何を食べましょうか。
あ、この卵も美味しそうです!
え、これは食べられない?
魔法の卵?
足を運んだ冒険王国は、イースター祭でとても賑やかで。
パステルカラーの彩りや、うさぎやひよこなどのモチーフもいっぱい。
とはいえ、来てみたものの、リズ・ダブルエックス(ReFake・h00646)には正直イースターとやらがよくわかっていないのだけれど。
でも――これは、はっきりとわかるから。
「美味しそうなものが沢山あります……!」
というわけで、イースターというものを知る機会でもあるから。
まずは、ここは知的好奇心を満たし――もぐもぐ。
有意義な学習を行う為に――むぐむぐ。
イースター祭の文化や歴史を学びながら――ごっくん。
「ううん、デリシャス!」
しっかりちゃっかり、はむはむ美味しく散策します!
いや、これは、リズ本人も首を傾けてしまう状況なのだ。
「……気づくと、手元に食べ物があって、それを食べていました」
だから彼女は理解し、その流儀に則る。
「これがイースター祭のシステムなのですね! おかわりお願いします!」
引き続きイースターへの理解を深めるために……もぐもぐ、おかわりします!
いえ、はむりと食べながらも、通りすがりや店の人に聞いたりだとか、看板を読んだりして。
その結果、ようやくイースター祭とは復活祭であると理解したリズ。
それに実際に自分が身を置いてみて、イースターが復活祭であることにも大きく頷けるのだ。
だって、そう!
「こんなに美味しいものが有れば復活するのも納得です」
ということで、イースターの祭を全うするべく――さぁ次は何を食べましょうか、と。
張り切って屋台を巡っていれば、たまごがいっぱいの穴場感ある店を発見!
「あ、この卵も美味しそうです!」
そう近寄ってみれば、何だかとても、どれもカラフル……?
そしてリズは、店員や周囲の人達の話を聞けば、思わずきょとり。
「え、これは食べられない? 魔法の卵?」
その店は、王国で噂になっている、魔法のたまごのお店……なのだけれど。
やはりよくは分かっていないまま、食べられないことは理解しつつも――とりあえず気になったたまごをひとつ、貰ってみるのだった。食べられませんけれど!
🔵🔵🔵 大成功

どこを見てもカラフルでとってもかわいい!
それに…うさぎさんとひよこさん!
目線を合わせて、ちょこっと触ってもいいかな?って聞いてみます
きっとふわっふわなんだろうな…っ!
せっかくだしイースターパフェを食べてみようかな?
大きさは…中くらいのサイズで
…でもこれ、かわいすぎて食べられませんね…?
くずすのもったいな、ああっ溶けちゃう
いろんな味を楽しめるパフェをおいしくいただきながら
もし相席になったなら聞き込みもしてみます
あの、魔法のたまごがもらえるお店の噂を聞いたのですけれど、ご存知ですか?
ここにありそうだよって場所があったら、教えていただきたいのですが…
あ!あと他におすすめの食べ物があったらそちらも!
春の季節が巡って来れば、それだけでもわくわくそわりと心も躍っちゃうけれど。
廻里・りり(綴・h01760)が向けた青の瞳を彩るのは、淡くて華やかでとりどりのパステルカラー。
「どこを見てもカラフルでとってもかわいい!」
そううきうきと弾む心のまま、足取りも軽やかに。
春の訪れを祝う祭り、イースター祭で賑わう冒険王国を歩いていれば。
そんなカラフルな風景の中、とてとてお散歩しているのを見つける。
目に飛び込んできたのは、春色いっぱいの彩りと。
「それに……うさぎさんとひよこさん!」
イースターモチーフにもなっている、うさぎさんとひよこさんたち。
りりは、そんなふわもこさんたちの目線を合わせるべく、ひょこりとしゃがんで。
(「きっとふわっふわなんだろうな……っ!」)
そう、そわりとしてしまったから。
「ちょこっと触ってもいいかな?」
訊ねてみれば、とことこぴよぴよ、むしろ嬉しそうに寄って来てくれて。
人懐っこい子たちを、そうっと優しくなでなでぎゅー。
お散歩しておひさまに照らされた子たちは、ふわふわぽかぽか。
思った以上にふわふわな撫で心地です!
それから、そんなうさぎさんやひよこさん、お花もいっぱい咲いているような。
(「せっかくだしイースターパフェを食べてみようかな?」)
甘やか美味しいイースターを今度は味わってみようと、スイーツの店へとやって来たりりだが。
パフェの大きさを選べると知って、くるりと周囲を見回してみた後。
「大きさは……中くらいのサイズで」
ちょっと他の人達が食べている超特大サイズは、完食する自信がないから。
手堅く普通サイズにして……いざ、いただきます! と、したいところなのだけれど。
りりは刹那、ハッと気づくのだった。
「……でもこれ、かわいすぎて食べられませんね……?」
じいと見つめるうさぎさんやひよこさんのデコレーションをはむりと食べられるのか。
綺麗にお花畑みたいに咲いている甘いお菓子の花を崩すことができるのか……?
そうスプーン片手に、頭を悩ませていたりりは、再び大きく瞳を見開く。
「くずすのもったいな、ああっ溶けちゃう」
というわけで、ちょっぴり葛藤などしながらも、でもそれはそれとして。
いろんな味を楽しめるパフェを、おいしくはむはむいただきながらも。
「あの、魔法のたまごがもらえるお店の噂を聞いたのですけれど、ご存知ですか?」
この王国の住民っぽい、同じ年くらいの女の子と相席になったから、そう訊ねてみれば。
「魔法のたまご? あ、人気のちゃんねるのドラグルの配信でも言ってたから、有名になっちゃったかな?」
「ここにありそうだよって場所があったら、教えていただきたいのですが……」
「祭り会場の端にそっと店が出ているってきいたわ」
それから魔法のたまごについて、色々と情報も集められれば。
りりはもうひとつ、地元民の彼女に訊いてみるのだった。
……あ! あと他におすすめの食べ物があったらそちらも! って。
お腹が減っては、たまご探索もできないですから、ええ!
🔵🔵🔵 大成功

まぁまぁっ、とってもにぎやかなのね!
おまつりってはじめてだから、どこを見たらいいか迷ってしまうわ?
屋台やイベントをきょろきょろ見て回って
ここは笑顔がいっぱいで、すてきな場所ね
ひかれるものが多いけれど、チャーム作りにお邪魔してみましょ
淡い緑に白いお花が咲いたたまごに、ひよこを組み合わせて
これは私の分で…もうひとつ作ってもいいかしら?
淡い紫色に白いお花が咲いたたまごに、うさぎの組合せの子もおみやげにしたいわ
ふふっ、かわいくできたんじゃないかしら!
作っているときに周りのひとがしていた噂話
魔法のたまごのお店がすこぅしきになっちゃったから
おまつりで笑顔なひとたちを見ながら、お店も探してみようかしら
ふわふわカラフルなパステルカラーの風景に、真白の小さな花がひらり。
「まぁまぁっ、とってもにぎやかなのね!」
フルール・ペタル(花揺籠・h05932)がきょろりと視線を巡らせるのは、春の訪れを祝うお祭りの景色。
そんな楽し気な空気に、わくわくな気持ちが心にいっぱい咲くのだけれど。
でも、足取り軽やかに歩きながらも、ふと首をこてり。
「おまつりってはじめてだから、どこを見たらいいか迷ってしまうわ?」
お祭りというものがどういうものかは、よく知らなくて……何をすればいいか、ちょっぴり迷ってしまうのだけれど。
ずらりと並ぶ屋台や楽しそうなイベントをきょろきょろ見て回れば、こくりとひとつ頷く。
「ここは笑顔がいっぱいで、すてきな場所ね」
だからフルール自身も、その心が赴くままに、歩いて見てみて。
ひかれるものが多いのだけれど……その中でも特に、気になった催しに参加してみることに。
(「チャーム作りにお邪魔してみましょ」)
うさぎやひよこにたまご、イースターモチーフなものは勿論。
好きなチャームを色々と組み和わせて、オリジナルチャームが作れるのだという。
ということで早速、フルールは可愛いモチーフたちに手を伸ばしてみて。
イースターには欠かせないたまごは、淡い緑に白いお花が咲いたものを。
それに、まんまるぴよぴよ、ひよこを組み合わせてみて。
優しい春色に寄り添う、キュートな子が揺れるチャームの出来上がり。
でも、フルールはこう店の人に訊ねてみる。
「これは私の分で……もうひとつ作ってもいいかしら?」
そして、勿論どうぞ! と快い返事を聞けば、もうひとつ。
「ふふっ、かわいくできたんじゃないかしら!」
淡い紫色に白いお花が咲いたたまごに、うさぎの組合せの子。
この子もお土産にと、ふたつ仲良く並べてゆらりと眺めていれば。
ふと聞こえたのは、周囲のひとたちの楽しそうなお喋り。
そう――不思議な生き物が孵るかもしれないという、魔法のたまごの噂話。
この祭りのどこかに、そんな魔法のたまごをもらえるお店があるのだという。
それを聞けば、そわりと、そのお店がすこぅしきになっちゃったから。
春色のチャームたちを連れて、フルールは探してみることにする。
おまつりで笑顔なひとたちを見ながら、新しい出会いの物語の予感を辿って。
🔵🔵🔵 大成功

《水禽窟》
街中が色あざやかで…これがイースター祭、ですか
どの√でも春の訪れは喜ばしいものなのね
実はそうなの。ムジカさんはお詳しそうですね?
黒兎耳のカチューシャ付けて
ふふ、イースターらしい格好になれてます?
これでムジカさんとお揃いです!
出会えた通りすがりのひよこを思わず手に乗せ
愛らしい…ムジカさんのお耳に迫るふわふわでは!?
仔兎さんのふわふわも大変素晴らしくて
私、イースター大好きになりました!
あら、此方のお店は何でしょう
はて、魔法のたまご?
噂にまでなっているのなら行くしかありませんね
…もしかしてこれ、全てタマゴかしら
そうね…選んだたったひとつのタマゴから、
本当に唯一のいきものが生まれてくるならば正にご縁
楽しみですね
ムジカさんは早速見つけていらっしゃる
ふふ…綺麗な色のタマゴ
私も探さなくては
指先にふれるざらりとした感触
小さな藤色のタマゴに指が止まる
…では、此方に
冒険も楽しみに変えてしまう
旅人らしいお言葉にふ、と笑む
ええ、そうしましょう
折角選んだタマゴ達のお顔も見たいですし
いざダンジョン攻略へ!

《水禽窟》
わぁっ、この国のイースターはとっても賑やかだね
鳰ちゃん、イースター祭ははじめて?
うん!ばっちりだよ♪
これで鳰ちゃんもうさぎさんの仲間いり!
道の途中仔うさぎさんを抱っこして、ご挨拶!
み?ぼくのお耳のふわふわにひってき…
さすがはひよこさんっ…綿毛のようにふんわりが侮れないっ
にふふ、ほんと?
イースターは春告げと喜びを分かち合うハッピーなお祭り!
鳰ちゃんに大好きになってもらえて、ぼくも嬉しいっ
このお店!街で噂になってたよ
ぼく、気になってたの!入ってみよ♪
ほわぁ…いろんなたまご!
おっきいたまご、ちいさいたまご…模様もたくさん~!
持ち主さんごとの生き物が孵るんだって…
ぼくらにはどんな子が生まれてくるんだろう
ぼくはねぇ…あ!この子にしようかな?
優しい翡翠色に白の雫模様をしたたまご
大事に抱えて撫でてみる
噂では、ダンジョンにたまごの秘密があるみたい?
孵すには条件もあるっていうし、この子達と冒険をしてみよう♪
ふしぎを解き明かすのも冒険の醍醐味ってね!
うん!この子達に出会うためにも、攻略がんばろ~!
晴れた空から降る陽光はぽかぽかで、様々の花たちが咲き誇る季節。
ただでさえ、春はたくさんの彩りで溢れているというのに。
「わぁっ、この国のイースターはとっても賑やかだね」
ぴょこり、エメ・ムジカ(L-Record.・h00583)が黒兎のお耳を揺らして言うように、やって来た冒険王国で開かれているのはイースター祭。
ムジカと共に歩む香柄・鳰(玉緒御前・h00313)も、淡くも華やかなパステルカラーに染まる街へとくるり視線を巡らせて。
「街中が色あざやかで……これがイースター祭、ですか」
……どの√でも春の訪れは喜ばしいものなのね、と。
ふっと細めた輪郭を結ばぬ朧ないろにも、爛漫の春を移す。
そんな鳰の言葉に、ムジカは再びお耳をぴこり。
「鳰ちゃん、イースター祭ははじめて?」
「実はそうなの。ムジカさんはお詳しそうですね?」
彼のお耳を見つめながら、鳰もおもむりにすちゃり。
ぴこり、黒兎耳のカチューシャ付けて揺らして見せれば。
「ふふ、イースターらしい格好になれてます?」
「うん! ばっちりだよ♪ これで鳰ちゃんもうさぎさんの仲間いり!」
「これでムジカさんとお揃いです!」
鳰も今日は、ムジカとお揃いのイースター黒兎さん!
そしてふたり早速、イースター祭で賑やかな街を歩いてみれば。
鳰は、よちよちお散歩中の子たちと出会って。その姿を見れば、思わずそわりとその手を伸ばして。
「愛らしい……ムジカさんのお耳に迫るふわふわでは!?」
ちょこんと手に乗せたひよこのもふもふ感触に、声を上げちゃう。
そして道の途中、仔うさぎさんをぎゅうと優しく抱っこして、ご挨拶していたムジカは。
「み? ぼくのお耳のふわふわにひってき……」
その声に赤の宝石眼を瞬かせてから、じいと視線向ければ、ぱちりと目が合って。
鳰の手の上で、ぴぃ、と鳴くふわもこと見つめ合いながら、こくりとひとつ頷く。
「さすがはひよこさんっ……綿毛のようにふんわりが侮れないっ」
鳰も、ちょこりとムジカに抱っこされている子へと向けた瞳を細め、告げる。
「仔兎さんのふわふわも大変素晴らしくて」
――私、イースター大好きになりました! と。
ムジカはその声に……にふふ、ほんと? と笑み咲かせてから。
「イースターは春告げと喜びを分かち合うハッピーなお祭り! 鳰ちゃんに大好きになってもらえて、ぼくも嬉しいっ」
ムジカも鳰と一緒に目一杯、春の訪れをいっぱいお祝いするつもり。
それから、賑やかな声で溢れる風景の中、イースター色に染まった店々をわくわく巡っていれば。
「あら、此方のお店は何でしょう」
祭り会場の端にそっと開かれているのに、人の姿が沢山ある店を見つけて。
何の店なのかと目を向けて見れば、こてりと小さく首を傾げる鳰。
……はて、魔法のたまご? と。
その声に、ムジカのお耳がぴんっ。
「このお店! 街で噂になってたよ。ぼく、気になってたの! 入ってみよ♪」
「噂にまでなっているのなら行くしかありませんね」
ふたり、店へと足を向けてみれば。
「ほわぁ……いろんなたまご!」
「……もしかしてこれ、全てタマゴかしら」
「おっきいたまご、ちいさいたまご……模様もたくさん~!」
店の中は、くるりと見渡す限りのたまごだらけ。
それからムジカは、耳にした噂のことを思い返しつつも、改めて、並ぶたまごたちを見つめてみて。
「持ち主さんごとの生き物が孵るんだって……ぼくらにはどんな子が生まれてくるんだろう」
「そうね……選んだたったひとつのタマゴから、本当に唯一のいきものが生まれてくるならば正にご縁。楽しみですね」
鳰も頷いて返しながら、自分と縁結ばれるたまごを探してみる。
そして、まずはムジカが見つけて、その手を伸ばす。
「ぼくはねぇ……あ! この子にしようかな?」
手に取って、大事に抱えて撫でてみるのは、優しい翡翠色に白の雫模様をしたたまご。
鳰はそんなムジカと彼のたまごを微笑まし気に見つけた後。
「ムジカさんは早速見つけていらっしゃる。ふふ……綺麗な色のタマゴ」
私も探さなくては、と改めてたまごたちへと視線を戻した、その時。
指先にふれるざらりとした感触に指が止まって。
目を遣ればそこには、小さな藤色のタマゴが。
そして鳰は、その子を手の中に迎え入れる……では、此方に、って。
そんなふたりそれぞれ、選んだたまごを貰ったのだけれど。
「噂では、ダンジョンにたまごの秘密があるみたい?」
じいと見つめてみる子はまだ、生まれる気配はなさそうだから。
「孵すには条件もあるっていうし、この子達と冒険をしてみよう♪」
……ふしぎを解き明かすのも冒険の醍醐味ってね! って。
これからはじまる冒険の予感と不思議なたまごに、わくわく心躍らせて。
冒険も楽しみに変えてしまう、そんな旅人らしい言葉に、ふ、と鳰は笑んで。
「ええ、そうしましょう。折角選んだタマゴ達のお顔も見たいですし」
ふたり顔を見合わせて、頷き合えば。
「うん! この子達に出会うためにも、攻略がんばろ~!」
各々のたまごを連れて、気合も十分――いざダンジョンへ! と。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

アドリブ◎
イースター祭、か。別に興味はなかったんだけど。
「……すみません、それ、いただけますか?」
ひよこミルクセーキだけ楽しむか、と注文したけど……人当たり良い笑顔だけ向けて、受け取ったらさっさと立ち去る。
昔、可愛いものや甘いものが好きな|友人《リルディ》がいたのを思い出したとか、自分が甘いものが好きだとかじゃ……
……否定したいけど、まぁ、甘い物は好きだ。単純に美味しいし。
「魔法のたまご、ですか」
そう聞いて思い出すのは、数ヶ月前に手に入れていた|καρδιά《カルディア》。今は赤い卵の形をした、魔力結晶だ。ただ、時折生きているみたいに動くことがある。
そうだ、魔法のたまごがあれば……いっそたまごの餌にでも出来るかも?
「ははっ、怖がってます?」
手の中のカルディアがぷるぷる震えてる気がする。ちょっと可笑しい。
……って思ってたら、不意に僕の手を離れて魔法のたまごの店へ。飛んで動くとか全くもって想定外だ。
しかもこいつ、たまごに妙にくっついて離れない……仕方ない、貰っていこう。
カラフルな彩りに満ちたお祭りは、春の訪れを祝うもので。
住人達が盛り上げ、沢山の客も訪れている冒険王国は今、とても賑やかで活気に満ちている。
そんな楽しそうな人たちの声を聞きながら。
(「イースター祭、か」)
……別に興味はなかったんだけど、なんて。
ふらりと祭り会場を歩いていた、リオル・プラーテ(空うつろの夢・h01411)なのだけれど。
「……すみません、それ、いただけますか?」
ふと、屋台へと立ち寄って注文をしてみる。
……いや、ひよこミルクセーキだけ楽しむか、と。
それから、差し出されたものを受け取れば、人当たり良い笑顔だけ向けて。
甘くてキュートなミルクセーキのひよこさんを連れて、さっさと立ち去るリオル。
イースター祭を楽しもうとかは、思っていなかったのだけれど。
でもいざ、この賑やかさや華やかさに身を置けば――思い出したのだ。
昔、可愛いものや甘いものが好きな|友人《リルディ》がいたことだとか。
(「自分が甘いものが好きだとかじゃ……」)
そこまで思って、じいと買ったひよこミルクセーキへと視線を落とせば。
ひとくち飲んでみて、リオルは思い直す。
……否定したいけれど。
(「甘い物は好きだ。単純に美味しいし」)
たまには、ほんの少しくらい密かに楽しんでも、きっと問題ないだろうし。
それにリオルが話を聞いて、何気に気になっているのは。
「魔法のたまご、ですか」
そう、持ち主それぞれで違った、不思議な生き物が孵るかもしれないという、魔法のたまごの噂。
そしてそれを聞けば、リオルは思い出すのだ――数ヶ月前に手に入れていた|καρδιά《カルディア》のことを。
カルディアは、今は赤い卵の形をした、魔力結晶だ。ただ、時折生きているみたいに脈を打ったり動くことがある。
だから……そうだ、なんてちょっぴり笑ってみせて。
「魔法のたまごがあれば……いっそたまごの餌にでも出来るかも?」
そう言った刹那、手の中で震えるような感触を覚えれば。
「ははっ、怖がってます?」
ぷるぷるしているカルディアに、ちょっと可笑しくなる。
けれど……なんて、思っていたら。
ぴょんっと不意に手を離れたかと思えば、カルディアが何処かへと目指し飛んでいって。
飛んで動くとか全くもって想定外だ、とその後を追えば――そこは、魔法のたまごの店。
そして、沢山並ぶたまごたちの中にちゃっかり違和感なく紛れている、柘榴色をした卵型の結晶をリオルは見つけるのだけれど。
魔法のたまごの店に飛んでいったことも想定外であるのに、さらにそれに加えて。
(「しかもこいつ、たまごに妙にくっついて離れない……」)
ぴとりとたまごにくっついて、離れそうにないから。
リオルが伸ばしたその手で取ったのは――カルディアとたまごをふたつ、一緒に。
別に少しだけ気にはなっていたが興味はなかったんだけど、と……再び心の中で思いながらも。
(「……仕方ない、貰っていこう」)
何となくほわりと嬉しそうに脈打っている気がするカルディアと、たまごを連れて。
再び賑やかな冒険王国を歩き出すリオルであった。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【見上(h01537)と】
一介の料理人である見上の得意料理は卵料理。
そして多くの料理人の枠に漏れず、彼女は食べる事も好きだった。
俺と行動する時は”食べてばかりだ”なんて言っていたが……料理人としての知見を得るという意味ではある意味、それは才能ではないかと思う。
スワイプで現れる画像。どれもこれも珠玉の一品。
――時間はあるさ。片端から興味ある品、全部食おうぜ。
一人の時よりは歩幅を緩めて。
旨いな、コレ。次の賄いの研究メニューにしようぜ。
ああ、春キッシュは旬の野菜を入れて挑戦、デビルドエッグはもうちょいスパイス類を減らした方が一般人受けするかも知れないな。
分かった。今度の賄いは俺が作ってみよう。いつも食わせて貰ってばかりだから。この辺で一回、借りを返しとかないとな?
俺の家?……歴史だけが古いクソ馬鹿デケェ家さ。道場が併設されてる。
怪異や妖怪退治で一財産を築き上げてる。
魔法の卵は勿論、欲しい。
俺が貰う卵は――触れて。一際、生命力の鼓動の強いモノを。
手を通して伝わる生命の熱を帯びた卵を選ぶぜ。

【千影さん(h04810)と】
卵料理が山ほど食べられるなんて天国だよね
千影さんこれとかどうかな?(スマホを高速スワイプして)
優しい歩幅の隣を歩く
デビルドエッグとホットクロスバンズ食べたことないから食べたいし
ノンアルホットエッグノッグも飲んでみたいなぁ
いいね、春キッシュとか案外短時間で作れそうだし
デビルドエッグの黄身の味付け色々変えたら豪華な前菜になりそう
千影さんぜひ作って?お店のみんなにも食べてもらいたいよ
(彼の料理の腕前を信じてるから堂々とお願い。新しい味に感激しながらもりもり食べて)
ここ長閑だね
この国の空気を吸うと地元を思い出すよ
千影さんのお家はどんなとこ?
あ、もともと怪異とかを相手にしていた血筋なんだ
(彼の肩にいつもある”相棒”もそういうお家ならと納得して。彼を育ててくれた人はどんな人たちなんだろうと思いを馳せる)
魔法の卵気になる、せっかくだからひとつもらってみよ
私は空色の卵がいいなぁ(自分の感覚を信じて淡い波が描かれた卵を手に取る)
ここから命が生まれてくれたら嬉しいなぁ
春の訪れを祝う祭りは、淡く優しく華やかな彩りが沢山咲いていて。
イースターといえば、ウサギやひよこ、そしてなんといっても。
「卵料理が山ほど食べられるなんて天国だよね」
くるりと巡らせる見上・游(|D.E.P.A.S.《デパス》の護霊「佐保姫」・h01537)の瞳がわくわくと映すのは、イースターならではな卵料理の数々。
久瀬・千影(退魔士・h04810)はそんな彼女が心躍らせるだろうことも知っていた。
何せ、一介の料理人である游の得意料理は卵料理で。
そして多くの料理人の枠に漏れず、彼女は食べる事も好きだということを。
それから、嬉々と歩むその表情を見つつも千影は思うのだった。
(「俺と行動する時は”食べてばかりだ”なんて言っていたが……」)
……料理人としての知見を得るという意味ではある意味、それは才能ではないかと、なんて。
そして、彼がそんなことを考えているなど、勿論きっと知らずに。
「千影さんこれとかどうかな?」
しゅしゅっと、スマートフォンを高速スワイプして、千影にも事前にチェックして気になったものを見せてみせる游。
「デビルドエッグとホットクロスバンズ食べたことないから食べたいし、ノンアルホットエッグノッグも飲んでみたいなぁ」
そんなスワイプで現れる画像は、どれもこれも珠玉の一品で。
「――時間はあるさ。片端から興味ある品、全部食おうぜ」
一人の時より若干ゆるりと歩みながらも、千影はくるりと賑やかな冒険王国を見回してみて。
游も、そんな優しい歩幅の隣を歩く。でも、ちょっぴりだけ歩む速度が上がったのは、目当ての店が、すぐそこだから。
それから、気になる卵料理をいくつか注文して、早速実食。
「旨いな、コレ。次の賄いの研究メニューにしようぜ」
「いいね、春キッシュとか案外短時間で作れそうだし」
「ああ、春キッシュは旬の野菜を入れて挑戦、デビルドエッグはもうちょいスパイス類を減らした方が一般人受けするかも知れないな」
真剣にひとつひとつ味わっては、互いに思ったことやアイディアを出し合って。
「デビルドエッグの黄身の味付け色々変えたら豪華な前菜になりそう」
そう提案しながらも、游は千影にこうお願いを。
「千影さんぜひ作って? お店のみんなにも食べてもらいたいよ」
堂々とお願いするのは、彼の料理の腕前を信じているからで。
「分かった。今度の賄いは俺が作ってみよう」
デビルドエッグをもうひとくち、はむりと口にしてみながらも、頷いて返す千影。
「いつも食わせて貰ってばかりだから。この辺で一回、借りを返しとかないとな?」
そう快諾してくれた彼の賄いを楽しみににしながらも。
「ホットクロスバンズもスパイスが効いてるけど、ほんのり甘くて美味しい」
游は新しい味に感激しながらも、もりもり食べては幸せそうに笑みを咲かせる。
作るのも食べるのも、どっちもとても好きだから。
それから沢山美味しい物を堪能して、楽しくいっぱい意見や感想を交わし合って、おなかも満たされれば。
優しく柔い陽光が降る春のぽかぽか陽気の中、暫くふたり並んで祭りの風景を歩いてみて。
「ここ長閑だね。この国の空気を吸うと地元を思い出すよ」
游はくるりと巡らせた青をふと移して、彼へとこう訊ねてみれば。
「千影さんのお家はどんなとこ?」
「俺の家?……歴史だけが古いクソ馬鹿デケェ家さ。道場が併設されてる。怪異や妖怪退治で一財産を築き上げてる」
「あ、もともと怪異とかを相手にしていた血筋なんだ」
返る声を聞けば、そっと納得する。
……彼の肩にいつもある”相棒”も、そういうお家ならと。
そして思いを馳せてみる――彼を育ててくれた人はどんな人たちなんだろう、と。
それからゆったりお喋りして歩いていれば、街のはずれに、その店をふたりは見つける。
「魔法の卵気になる、せっかくだからひとつもらってみよ」
噂話で聞いた、魔法のたまごが貰える店を。
聞いた話では、持ち主によってそれぞれ違う、不思議な生き物が生まれるかもしれないのだという。
けれどどうやったらたまごが孵るか、そもそも本当のことがどうかもわからないのだけれど。
それでも千影は思うから――魔法の卵は勿論、欲しい、って。
そして千影は、ひとつずつ――触れて。
触れた瞬間、どくんと熱く脈を打ちはじめた気がした、一際生命力の鼓動の強いモノを見つけたから。
そっと手に取ってみれば、刹那掌に伝わるのは、生命の熱。
そして勿論、游も。
「私は空色の卵がいいなぁ」
手に取ってみたのは、淡い波が描かれた魔法のたまご。自分の感覚を信じて。
それから大切に優しく手のひらで選んだ子を包んで上げながらも、その心に愛おしさを咲かせる。
……ここから命が生まれてくれたら嬉しいなぁ、って。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功
第2章 冒険 『天空航路』

POW
気合で突破する。
SPD
精霊の力で素早く突き抜ける。
WIZ
安全なルートを予測し進む。
√ドラゴンファンタジー 普通7 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
●空飛ぶ天空ダンジョン
イースター祭で、お腹も心も楽しく美味しく満たされた後。
いざ向かうのは、冒険王国の近くに出現したダンジョン。
そしてダンジョン内へと足を踏み入れれば、そこは。
「あれ? ……ここ、ダンジョン内だよな?」
ダンジョンの中とは思えない、青空が広がる風景であった。
そして迷いようのない一本道を少し進めば、そこで道は途切れていて。
眼前は断崖絶壁、これ以上先には進めない……?
いや――だが実は、その逆で。
『このダンジョンの先に進みたいの? ダンジョンの最奥は、この天空航路の先にあるよ!』
そう教えてくれたのは、周囲を舞い飛ぶ精霊たち。
それを聞いて見遣れば、ダンジョンには、雲が浮かぶ空がずっと先まで続いていて。
精霊たちが言うには、この空を進めば、ダンジョンの最奥に辿りつくのだという。
では、どうやって空を征けばいいのだろうかと頭を悩ませるが。
『僕達は風の精霊! 一時的に空を飛ぶ力を貸してあげるね!』
『あとはね、大きな鳥さんも協力してくれるよ!』
精霊たちが、一時的に飛翔することができる風の力を貸してくれるのだという。
また、巨大な鳥の精霊も希望あればその背中に乗せて運んでくれるのだという。
けれど勿論、一筋縄ではいかない。
『でも、風の力も大きな鳥さんも、ずっと連続では飛べないから、ちょこちょこ休みつつ進んでね』
『雲の上には乗れるから、休んだり歩いたり移動に使ったり、上手に利用してね』
『あとは、空模様は変化するから……雨雲や雷雲を見つけたら、避けたり遠回りしてね』
『それにね、朝焼けから日中、夕方や夜空、ちゃんと時間によってダンジョンの空も変化するよ』
まず、精霊たちも言っているように、長時間連続で飛翔することはできないという。
よって、空にふわふわ浮かぶ雲に降り立って、休み休み進んでいくことになる。
雲の上には乗れるし下に落ちたりはしないため、大きな雲の上をふわふわ歩いて移動したり、ちょっとお昼寝やピクニックなどをして休憩したりもできるし。
風向きによっては、飛翔するよりも雲に乗っていた方が早く進めることもあるかもしれないし、逆にあらぬ方向に流されてしまうこともあるかもしれない。
そして、ダンジョンの最奥までは真っ直ぐに飛んでいけば辿り着くらしいが、時に雨雲や雷雲が発生したりもしていて、大雨や雷などの悪天候に見舞われてしまう危険性もあるというので、雨雲や雷雲を上手に避けつつ、天空航路を進んで欲しい。
天空航路を進む道のりは長くはなりそうだが、敵などは出現しないようなので、適切に休みつつ慎重に進めば最奥へと続く道に辿り着けるだろう。
なので、空飛ぶ冒険を折角なので楽しみつつ、最奥へ向けて進んで欲しい。
●ドラファングルメちゃんねる、号外配信!
皆さん、イースター祭、楽しんでいますか?
実は、ドラファングルメちゃんねるも、イースター祭へ潜入!
何と、あの噂の魔法のたまご屋さんの店主の、独占インタビューに成功しました!
ですので、号外配信を急遽しちゃいます!!
インタビュー時間も限られていたから、短い配信にはなりますが……店主さんに、気になることを聞いてみました!
『魔法のたまごが孵る方法ですか? それは、たまごと心を通わせること、ですね。たまごの子が、この人の元で孵りたいって思えば、孵るでしょう。たとえば、そうですね……共にわくわくどきどきな冒険をして、絆を深める、とか』
『どんな生物が孵るのか、ですか? ふふ、それは噂通りですよ。たまごの持ち主次第で、色々な生き物が生まれます。大雑把にいえば、精霊、のような存在ですね』
『なので、見目や能力はその子その子で様々ですし。中には、ひとつのたまごから双子や三つ子なども生まれるかもしれませんし。最初は赤ちゃんだったり、もう最初から大きな姿だったり、本当に人それぞれ千差万別……としか言いようがありませんので。あとは、孵ってからのお楽しみ、ですね』
『なんでそんなたまごを配っているのか、ですか? それはたくさん魔法のたまごがあっても、私たちだけでは孵すのに限界がありますからね。それに、出会いは一期一会、と言いますでしょう?』
『もし孵った子の面倒を見きれないという場合は、わたしたちで引き取って大事に育てますし、いつでも会いに来ていただけますので。その時は、冒険の後にでも、また王国の店に寄ってくださいね』
『おっと、もう時間ですね……お話できるのは、このくらいでしょうか。ふふ、では、たまごを手にしていただいた皆様に、良き出会いがありますように』
<ドラファングルメちゃんねる、概要欄補足(マスターより)>
第2章は天空航路のダンジョンとなり、詳細は断章通りです。
風の精霊の力で、一時的に空を飛翔して進める力を得ていますので、空の冒険を自由にお楽しみください!
雲の上で、イースター祭で買った食べ物や飲み物を食べたり飲んだりなど、天空ピクニックもできますし。
自分で空を飛んで進むのは勿論、大きな鳥の精霊さんが背中に乗せてくれたり、風向きが良ければ雲に運んでもらったりもできます。
悪天候の雲も発生していますが、注意深く避けて通れば問題はありません。
また、魔法のたまごに関してですが。
たまごノータッチで普通に空のダンジョンの冒険を楽しむ! でも勿論OKですし。
逆に、第2章からご参加いただいた方や第1章では特に魔法のたまごの件に触れなかった方でも、冒険王国の魔法のたまご屋さんに立ち寄ってからダンジョンに来たので魔法のたまごを所持している……ということでも勿論OKです。
たまごと一緒に冒険、に関しても、臨機応変、それぞれの手段でOKです。
大事に胸元にあたためるようにしまいつつも先に進むでも、精霊の鳥さんが運んでくれて一緒に冒険するでも、たまごもふわふわ飛ぶ力を得ている、等々でも……お好みでどうぞ!
この章、もしくは次の章で、ご希望の場合はたまごが孵ります。
その際は、どのような子が孵ったか、プレイングにて記載していただければ描写いたします。
ただし、どんな敵をも倒す最強精霊! など設定的に無理がある子はマスタリング対象になったり、どうしても採用できないと判断した際は返金の可能性もあります。
が、精霊のような存在として大丈夫そうな範囲内であれば、ご自由にお好みで設定していただけましたら、です。
お任せも可能ですが、その場合は、イースターにちなんだ子になりそうです。

【紫の絆】で参加
魔法のたまごをもらってお空の冒険です!!ドーナッツとマカロンとホットクロスバンズをお弁当に包んでもらいました!!私と彩綾は鳳凰の力を使えばとべなくはないですが、せっかくなのでこの世界の風の精霊さんの力を借りましょう!!
雲に乗れるなんて最高ですね!!天候が悪くなるというので魔法のたまごを抱っこしながらおやつを食べます!!菫さんは娘さんがいたんですよね・・・愛おしそうにたまごを抱っこしてます。
ふう、最奥にたどりつきました。卵から出てきた子は真っ赤な鳥!!彩綾は翠色の鳥だね。やっぱり持ち主の気質に似るのかなあ。菫さんの白虎と昴さんの黒豹をみてやっぱり同じ猫科なんだね、とにっこり。

【紫の絆】で参加
まず魔法のたまご屋さんでたまごをもらって、と。菫さんに「ドラファングルメちゃんねる」見せてもらって、ドーナッツとマカロンとホットクロスバンズをお弁当に包んでもらって、と。さあ天空への冒険へ!!
お姉ちゃんと私は鳳凰の力を使えば飛べるけど、この世界の風の精霊の力お願いしようかな。お勉強のために。やっぱり空には不意に天気悪くなることあるよね。たまごを頭の上でふわふわさせながらおやつ食べよう。昴さんも頭の上でふわふわさせてるみたいだけど、お母さんである菫さんが大事に卵を抱えているのが印象深い。
最奥についたら翠の鳥が卵から出てきてご挨拶。そうだね、生活忙しいので預かってもらうのがいいか。

【紫の絆】で参加
魔法のたまご屋さんからたまごをもらって大事に抱える。丁重に預からせてもらうよ。大事な命だ。これでも娘二人を育てた母親だ。おやつももったし、天空の冒険へ。
まあ、綾音と彩綾は自力で飛べるすべがあるが私と昴はそうはいかないからね。4人で風の精霊の力借りるか。空ってのは急な天候変化が多い。雲の上でおやつ食べながら休んでる間もずっと卵を抱えてしまうのは娘二人を重ねているかもね。もう失われた命だが。
最奥で綾音の赤い鳥と彩綾の翠の鳥をみながらやっぱり似てくるものなのかね、と出てきた白虎と昴の黒豹を見ながら微笑む。そうでね、生活忙しいから預けるのがいいか。いつでも会いにいけるなら。

【紫の絆】で参加
さて、まずは魔法のたまご屋さんでたまごをもらわないとな。確かに受け取った。責任もって運ばせてもらうぜ。大事な命だしな。おやつももったし、天空への旅へいくか。
自力で飛べる綾音と彩綾は俺と姉さんにあわせてこの世界の風の精霊の力借りるようだな。ありがたい。途中で雲の上でやすみながらたまごを頭の上でふよふよさせる。姉さんも子育てしたものな。命あるものは大事にしたいだろう。俺は・・・どうだったかな。どうも抜けているような。
最奥にいて鳥にご対面している綾音と彩綾に微笑みながら孵った黒豹をなでる。姉さんは白虎か。同じ猫科で獰猛な気質あるのは本当似てくるものだ。そうだな、預けるのがいいか
鮮やかで淡い彩りのイースター祭は盛況で、もっと楽しみたいのは山々なのだけれど。
賑やかな冒険王国の中、海棠・昴(紫の明星・h06510)が向かうのは。
「さて、まずは魔法のたまご屋さんでたまごをもらわないとな」
そう、魔法のたまごがもらえるという不思議な店。
そしてひとつ、たまごを手にすれば、店主へと告げる。
「確かに受け取った。責任もって運ばせてもらうぜ」
……大事な命だしな、と。
そんな昴と共に、魔法のたまごの店へと赴いて。
藤原・菫(気高き紫の花・h05002)もたまごを受け取れば、そっと大事に抱える。
「丁重に預からせてもらうよ。大事な命だ」
……これでも娘二人を育てた母親だ、と。
子を慈しむ母の表情を垣間見せながら。
そしてふたりと共に、桐生・綾音(真紅の疾風・h01388)と桐生・彩綾(青碧の薫風・h01453)も無事にそれぞれ、魔法のたまごをもらえば。
「菫さん、「ドラファングルメちゃんねる」、見せてもらっていいかな?」
彩綾が、イースター祭の情報満載なチャンネルで確認するのは。
「ドーナッツとマカロンとホットクロスバンズをお弁当に包んでもらって、と」
そう、ドーナッツとマカロンとホットクロスバンズの店!
そして綾音も満足げに大きくこくりと頷いて。
「ドーナッツとマカロンとホットクロスバンズをお弁当に包んでもらいました!!」
「おやつももったし、天空の冒険へ」
「おやつももったし、天空への旅へいくか」
「さあ天空への冒険へ!!」
各々、魔法のたまごを連れて、いざ天空ダンジョンの攻略へ!
そして足を踏み入れれば、そこは聞いていた通り、道が途切れた先に広がる空。
ダンジョンの最奥へと進むには、この空を飛んでいかないといけないと聞いているが。
「お姉ちゃんと私は鳳凰の力を使えば飛べるけど、この世界の風の精霊の力お願いしようかな。お勉強のために」
「私と彩綾は鳳凰の力を使えばとべなくはないですが、せっかくなのでこの世界の風の精霊さんの力を借りましょう!!」
彩綾と綾音は、自身の鳳凰の力で飛べるのだけれど。
でも、菫と昴は空を飛ぶ力は持っていないから。
「自力で飛べる綾音と彩綾は俺と姉さんにあわせてこの世界の風の精霊の力借りるようだな。ありがたい」
「まあ、綾音と彩綾は自力で飛べるすべがあるが私と昴はそうはいかないからね。4人で風の精霊の力借りるか」
力を貸してくれるという風の精霊に任せることに。
そして魔法をかけてもらえば、ふわりぷかり、空へと身体が浮いて。
準備が整えれば、揃って風の力で天空を進み始める。
けれどずっと連続では飛べないみたいだから、ちょっぴりひと休み。
「雲に乗れるなんて最高ですね!!」
もふもふふわふわ、雲に乗る感触は心地良くて。
綾音はそうわくわくふわりと、雲の上を行く。
だがふと見れば、真っ黒い雲や稲光がピカッと光る雲も目に入って。
綾音は、魔法のたまごを抱っこしながらも、おやつを食べます!
「やっぱり空には不意に天気悪くなることあるよね」
彩綾も、魔法のたまごを頭の上でふわふわさせながらおやつ食べることにして。
昴も雲の上でやすみながら、たまごを頭の上でふよふよ。
彩綾はそんな彼を見た後。
(「昴さんも頭の上でふわふわさせてるみたいだけど」)
ふと視線を移すのは、菫の姿。
「空ってのは急な天候変化が多い」
そう、雲の上でおやつ食べながら休んでいる間もずっと、大事に卵を抱えてしまうのは。
(「娘二人を重ねているかもね」)
自分でそう思いながらも、こうそっと続ける……もう失われた命だが、なんて。
そんな菫へと目を向けた彩綾は思う。
(「お母さんである菫さんが大事に卵を抱えているのが印象深い」)
(「姉さんも子育てしたものな。命あるものは大事にしたいだろう」)
昴も過去の彼女のことを思い返しつつ、自分のことも思い出してみようとしたが。
(「俺は……どうだったかな」)
……どうも抜けているような、なんて微か首を傾ける。
そして綾音も、菫へとそっと目を向ければ、同じように思う。
(「菫さんは娘さんがいたんですよね……」)
……愛おしそうにたまごを抱っこしてます、とその姿を見つめながら。
それから、悪天候も直撃を免れ、再び空の果てに地面の道が現れて。
「ふう、最奥にたどりつきました」
もう少し歩いていけば、ダンジョンの最奥。
だが刹那、綾音のたまごに亀裂が入ったかと思えば。
「卵から出てきた子は真っ赤な鳥!」
ぴょこりと出てきたのはそう、赤い鳥であった。
いや、綾音だけではなくて――彩綾のたまごから孵ったのは、翠の鳥。
そしてそんな翠の鳥さんとご対面する彩綾や自分の子を改めて見れば、綾音は思うのだった。
「やっぱり持ち主の気質に似るのかなあ」
だって、自分達姉妹が赤と翠の鳥さんに挨拶している間にも。
「菫さんは白虎で、昴さんは黒豹……やっぱり同じ猫科なんだね」
「姉さんは白虎か。同じ猫科で獰猛な気質あるのは本当似てくるものだ」
「やっぱり似てくるものなのかね」
孵った黒豹をなでる昴に、綾音がにっこり言えば、菫も姉妹の赤と翠の鳥たちと出てきた自分達の白虎と昴の黒豹を見ながら微笑んで。
それぞれ生まれてきた子達を見遣り、こう決めるのだった。
「生活忙しいので預かってもらうのがいいか」
「そうだな、預けるのがいいか」
「そうだね、生活忙しいから預けるのがいいか」
たまごから孵った子たちは、冒険王国で預かってもらおうと――いつでも会いにいけるなら、って。
でも少しの間だけれど、ダンジョン攻略を成すまでは、この子達も一緒に。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【wiz】教皇のリニエル様(h06433)と共に…
私達はダンジョンの中に入ったはずですが……なんて素敵な青空。
ふふ……精霊さんが力を貸してくれるのなら、遊覧飛行も楽しめそうですね。
(そっとリニエル様と手を繋ぎ)
時々お休みしつつも、航路につきましてはリニエル様が「執行者」を起動している間に、私も手持ちの機器(スマホ)を扱いつつ、風や雲の様子などを探り、安全航路を進みましょう。
卵は私に預けてもらいましたが、どんな子が孵るのでしょうね。
もふもふは……、わかりませんけど、何となく精霊の子が孵ってくれるような、そんな気がします。
仮に孵らなくても、私達の冒険の証として大事に持ちますよ。
(アドリブ歓迎)

【WIZ】聖女のレティシア様(h06646)と行動。
ダンジョンの中に入ったのに青空とは、摩訶不思議よね……。
どうやら飛ぶには風の精霊が力を貸してくれるみたい。
レティシア様、お手を繋ぎ空へ……ふふ(手を繋ぎ)
ゆったり進んだり、時には休憩したりだけど……、所々雷雲が心配ね。
こんな時は!さぁ、執行者の出番よ!(リモコンでドローンを操作しつつ、周辺の環境や写真撮影などをして)
レティシア様のスマホでの情報と合わせつつ、危険を回避しながら進みましょう!
卵は、レティシア様に優しく抱いてもらいつつ、ついつい孵るのを気にしちゃうわね。
きっと、聖女様のような穏やかな精霊が孵ったり、なんてね!
(アドリブ歓迎です)
入り口は確かに洞窟のようなダンジョンのものであったし。
中へと足を踏み入れて暫くは、地面も存在したのだけれど。
でも、道が途切れたその先を見遣れば、レティシア・ムグラリス(シャリス教団聖女・h06646)とリニエル・グリューエン(シャリス教団教皇・h06433)は思わず目をみはる。
「私達はダンジョンの中に入ったはずですが……なんて素敵な青空」
「ダンジョンの中に入ったのに青空とは、摩訶不思議よね……」
レティシアの言葉に、リニエルはそう続いてから。
こんにちは! なんて周囲を飛ぶ精霊たちの存在に気づいて。
「どうやら飛ぶには風の精霊が力を貸してくれるみたい」
「ふふ……精霊さんが力を貸してくれるのなら、遊覧飛行も楽しめそうですね」
レティシアはリニエルに笑んで返しつつも、差し出されたその手を取れば。
「レティシア様、お手を繋ぎ空へ……ふふ」
リニエルは重なった手と手を繋いで、いざ天空の冒険へ。
晴れ渡った青空の景色を楽しみつつ、ゆったりと進んでいったり。
連続では飛べないとのことだから、ぽふりと時々雲に降り立っては、ふわふわひと休み。
けれど、リニエルの瞳が捉えたのは。
「所々雷雲が心配ね」
近くではまだないけれど、遠くでピカッと走る稲光と雷雲。
でも――こんな時は! と。
満を持して操作するのは、そう!
「さぁ、執行者の出番よ! これが、シャリス教団の力よ!」
秘密小型無人兵器「執行者」に命令を下し、リモコンでドローンを操作しつつも、周辺の環境や写真撮影をして。
(「リニエル様が「執行者」を起動している間に、私も手持ちの機器を扱いつつ、風や雲の様子などを探り、安全航路を進みましょう」)
レティシアがスマホで得た情報と合わせつつ、危険を回避しながら慎重に進んでいく。勿論、手と手はしっかりと繋いで。
そしてそんなダンジョン内の天候を気にしながらも。
「卵は私に預けてもらいましたが、どんな子が孵るのでしょうね」
ふたりがやはり気にしちゃうのは、レティシアが優しく抱いている魔法のたまご。
「もふもふは……、わかりませんけど、何となく精霊の子が孵ってくれるような、そんな気がします」
「きっと、聖女様のような穏やかな精霊が孵ったり、なんてね!」
そんな予想をしてみるだけでも、楽しいし。
仮に孵らなくても、冒険の証として大事に持つつもりでいるのだけれど。
でも、レティシアが優しく抱いているのだから、きっと。
それに時折ぴくっと動く魔法たまごを見れば、予感はするのだ――孵るのもきっと、時間の問題でありそう、と。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

夢衣・李桜(h04291)と一緒に参加。
天空ダンジョン、凄い眺めだね。
風の精霊たちの力を借りつつ我の√能力で本来の神聖竜の姿になった
李桜の背中に乗って空を移動したいぞ。
長時間連続で飛翔は避けて休みながら移動するぞ。
李桜にも配慮して雨雲や雷雲は避けながら慌てずに
目的地を目指すとしようか。
お腹がすいたらイースター祭で買ったサンドイッチや
ジュースがあるから李桜と一緒に食事をしよう。
李桜の分は多めにかな。
高い所は実は苦手なのだが、怖がってばかりはいられないぞ。
魔法のたまごも風の精霊たちに保護してもらうぞ。
猫のような可愛いらしい子が却ってくれればと思うが、
この様子だとまだまだお預けかな。
アドリブ歓迎

雪願・リューリア(h01522)と一緒に参加。
久しぶりに気持ち良く飛べそうなダンジョンじゃな。
神聖竜の姿になり、リューリアを乗せて風の精霊たちと一緒に
天空ダンジョンを移動するのじゃ。
うむ風が気持ちいいのう。
リューリアは落ちないようしっかりと掴まっているのじゃ。
危険なルートは避け安全なルートで進むのじゃ。
長時間の飛行はリューリアの負担にもなるし、
雲の上で休ませてもらおう。
食事の時は人間の姿になって、美味しく栄養補給させてもらうのじゃ。
そういえば、リューリアは高い所が苦手じゃったのな。
これを機に少しでも克服できればいいのじゃが。
魔法のたまごも無事じゃな。
どんな子が孵るのか楽しみじゃの。
アドリブ歓迎
ダンジョンの中に入ったはずなのに、眼前に広がる風景は。
「天空ダンジョン、凄い眺めだね」
そう、ひたすらそらが広がっている、天空ダンジョン。
この空の先に、ダンジョン最奥があるのだというから。
雪願・リューリア(願い届けし者・h01522)は夢衣・李桜(ドラゴン・ドリーム・h04291)と共に、いざ天空航路へ。
そして今回、どのような手段で空を進むのかといえば。
「久しぶりに気持ち良く飛べそうなダンジョンじゃな」
そう紡ぐやいなや、リューリアの|夢を叶える願い《ドラゴン・ドリーム》が発動すれば、李桜を変じさせる――本来の神聖竜の姿に。
それから、風の精霊たちの力を借りつつ彼女のその背に乗って。
「うむ風が気持ちいいのう。リューリアは落ちないようしっかりと掴まっているのじゃ」
いざ、空の冒険へ!
神聖竜になれば、空を飛ぶことは容易い李桜なのだけれど。
リューリアは長時間連続で飛翔させることは避けて、休みながらも移動を試みる。
李桜にも配慮して、雨雲や雷雲は避けながら慌てずに。
(「目的地を目指すとしようか」)
ダンジョンを攻略するべく、ボスがいるだろう最奥へ。
李桜も、危険なルートは避けて安全なルートで進んでいって。
時折、雲の上にぽふりと身を預ければ、休みつつ慎重に航路を見極めつつも気遣う。
(「長時間の飛行はリューリアの負担にもなるじゃろうし」)
そう、お互いが、お互いの事を。
そんな空のダンジョンは、なかなか長い道のりのようだけれど。
でも、リューリアは準備万端。お腹がすいたって大丈夫!
「イースター祭で買ったサンドイッチやジュースがあるから一緒に食事をしよう」
……李桜の分は多めにかな、なんて。
ふわふわ雲の上で暫し、美味しいごはんタイム!
李桜も食事をする際には人間の姿になって、美味しく栄養補給を。
それから、はむりとサンドイッチを頬張りながら、李桜はリューリアを見遣り思うのだった。
(「そういえば、リューリアは高い所が苦手じゃったのな」)
……これを機に少しでも克服できればいいのじゃが、なんて。
そして、リューリアも密かに気合を入れなおす。
(「高い所は実は苦手なのだが、怖がってばかりはいられないぞ」)
それに今回の冒険は、自分達だけではないのだから。
風の精霊たちに保護をお願いするのはそう、魔法のたまご。
「魔法のたまごも無事じゃな。どんな子が孵るのか楽しみじゃの」
「猫のような可愛いらしい子が却ってくれればと思うが」
李桜の言葉に頷いて返しつつも、リューリアは魔法のたまごをじいと見つめてから口にする。
「この様子だとまだまだお預けかな」
でも、トクンと時折確実に魔法のたまごから、鼓動を感じるから――きっと孵る時も、近いはず。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

ヒイロ君(h02314)と
ダンジョンの最奥に向かうには
この天空航路の先を目指すみたいですね
…こんなこともあろうかと!
ジャーンと取り出したのは空飛ぶ魔法の箒
ヒイロ君も乗っていく?
前乗り、後ろ乗り…は!そういえば
二人乗り飛びの練習はしていない……?
大きな鳥の精霊さんの協力も得られて安心だね
背中に乗って運ばれる姿も
ちょっぴり羨ましくも思いつつ…
こんな幼馴染の様子を見られる方が激レア
ふふりと微笑みながら箒の上で景色楽しんで
わくわくどきどきな空の冒険
ふたりとも手にした魔法のたまごからは
どんな仔が孵ってくれるのかも楽しみね
1匹でも2匹でもいっぱいになっても
面倒を見るのは私にも任せてね
魔法の卵お任せ

同行:花鳥ちゃん(h00644)
危険少なそうなダンジョンとは言え空の上か…
あぁ、花鳥ちゃんは用意周到な様子で
ええ…空飛ぶのでも箒二人乗りはちょっと…
もうちょっとバイクとかでも
練習してからにしようね
…さて、どうしようか
親切そうな雰囲気していた
巨大な鳥の精霊の背中を借りることにして
何だかすごい状況になってしまったなぁ
魔法のたまごも安全優先、
一緒に運んで貰って冒険…の判定にはなるのかなぁ
ふと横目に見た幼馴染の姿は
箒から手を振りとても楽しそうな様相で
一緒に背中借りる?なんて提案は
不用で杞憂…だったのかもしれないな
広い空の先、天空航路を行く姿は
とても眩しくも見えるようで
此の景色も
魔法の卵お任せ
賑やかな冒険王国の近くに発生したというダンジョン。
けれど、足を踏み入れ暫く歩けば、道はぷつりと途切れて。
ただ広がっているのは、雲がふわふわ浮いている青空。
でも、香住・花鳥(夕暮アストラル・h00644)はちゃんと知っているから。
「ダンジョンの最奥に向かうには、この天空航路の先を目指すみたいですね」
……こんなこともあろうかと! と。
満を持して、ジャーンと取り出したのは――そう、空飛ぶ魔法の箒!
(「危険少なそうなダンジョンとは言え空の上か……」)
そしてそう思いつつも空の先を見遣っていた入谷・飛彩(雨降る庭・h02314)は、得意気な様子の幼馴染をちらり。
……あぁ、花鳥ちゃんは用意周到な様子で、なんて見ていれば。
「ヒイロ君も乗っていく?」
そんなかけられた誘いの声に苦笑しつつも返す。
「ええ……空飛ぶのでも箒二人乗りはちょっと……」
それから彼の返事を聞けば、ハッとする花鳥。
「前乗り、後ろ乗り……は! そういえば、二人乗り飛びの練習はしていない……?」
「もうちょっとバイクとかでも、練習してからにしようね」
バイクの二人乗りが、箒の二人乗りの練習になるかは定かではないのだが。
危うく、危険少なそうなダンジョンが途端にデンジャラスなものになるところでした……?
ということで、空飛ぶ魔法の箒に二人乗りするのはやめておいたものの。
「……さて、どうしようか」
天空航路を行く手段を探してみれば、飛彩はふいに、ぱちりと目が合う。
自分をじいと見ている、親切そうな雰囲気していた巨大な鳥の精霊と。
そしておもむろに、ひょこりと鳥さんが、乗ってもいいよと言わんばかりに屈んでみせたらから。
その背中を借りることにして、いざ空の冒険へ出発! なのだけれど。
(「何だかすごい状況になってしまったなぁ」)
何気にもっふりしている鳥さんの背で、飛彩は現状にそう思いながらも。
もうひとつ、気になっているのは。
(「魔法のたまごも安全優先、一緒に運んで貰って冒険……の判定にはなるのかなぁ」)
割れないよう大事に十分注意しながらも、鳥さんの背中に一緒に乗っている、魔法のたまご。
一応、貰った魔法たまごを見れば、何だかたまに動いては楽しそう……な気もする。
そんな飛彩へと、花鳥も箒で空を飛びつつ目を向けてから。
(「大きな鳥の精霊さんの協力も得られて安心だね」)
背中に乗って運ばれる姿を見れば、ちょっぴり羨ましくも感じるも……それ以上に思うのは。
――こんな幼馴染の様子を見られる方が激レア。
だから、ふふりと微笑みながらも、幼馴染のレアな姿と箒の上からの景色を花鳥は満喫することにして。
そんなふと横目に見た幼馴染の姿は飛彩から見ても、箒から手をふりふり、とても楽しそうな様相。
いや……一緒に背中借りる? なんて。
そう声をかけなきゃいけないかもなんて、実は思っていたのだけれど。
(「そんな提案は、不用で杞憂……だったのかもしれないな」)
飛彩は夕暮色を見守る瞳をそっと細める。
だって、広い空の先――とても眩しくも見えるようだと思うから。
天空航路を行くその姿と、そして眼前に広がる此の景色も。
それから、花鳥も鳥さんの上のたまごへと視線を向けて。
「ふたりとも手にした魔法のたまごからは、どんな仔が孵ってくれるのかも楽しみね」
わくわくどきどきな空の冒険を共にする魔法のたまごたちが孵るのを、心待ちにする。
……1匹でも2匹でもいっぱいになっても、面倒を見るのは私にも任せてね、って。
そして――空の旅が終わりに近づいた頃、ぴょこりと生まれたのは。
それぞれ、夜空と夕暮れ空のような彩りをした、もふもふの双子のうさぎさん。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

ほうほう。話には聞いてたがダンジョンとやらは常識が通じないのは本当なんだな。
抜けるような青空。…本当に抜けてるんだろうか?それともまやかし?
まぁ先に進んでみればわかるだろう。
先程求めた魔法の卵は懐に大事にしまい込んでゆっくりと進むとしよう。
移動は鳥や精霊頼み。
風は須佐に頼めばできなくもない気はするが加減が出来ないんだよなぁ。きっと俺が悪天候の目になってしまうだろうさ。
途中途中で休憩したり。
胸元で軽く衝撃を感じうっかり卵を割ってしまったかと焦るが、服の襟首から猫の子のように顔を出したのは正真正銘虎の子。
見つめ合う事しばし。もしかして孵ったのか?
子虎の頭を撫でて名前に悩むが先を進みながら考えるか。
ぽかりと開いた入り口から、確かに中へと足を踏み入れたはずなのだけれど。
「ほうほう。話には聞いてたがダンジョンとやらは常識が通じないのは本当なんだな」
白・琥珀(一に焦がれ一を求めず・h00174)はくるりと視線を巡らせ、そう興味深くダンジョン内の景色を見てみる。
眼前に広がるのは、抜けるような青空。
(「……本当に抜けてるんだろうか? それともまやかし?」)
ダンジョン内のはずなのに、まるで外のような風景。
けれど、考えても正解はわからないから――まぁ先に進んでみればわかるだろう、と。
先程貰った魔法のたまごはきちんと懐に大事にしまい込んで、ゆっくりと進むことにする。
そんな琥珀が行くのは、道なき天空航路なのだけれど。
移動は、鳥や風の精霊の力を借りることに。
いや、嵐の王、海の支配者、夜を照らすもの――それらの力を宿す刀をもってすれば、天空を征けるかもしてないけれど。
「風は須佐に頼めばできなくもない気はするが加減が出来ないんだよなぁ」
……きっと俺が悪天候の目になってしまうだろうさ、と。
そう思ったから、今回は精霊たち頼みで進むことにしたのだけれど。
ぷかりと空に浮かぶ雲に途中途中で降り立てば、急くことなくひと休み――。
なんてしていれば、ふいに琥珀はぱちりと瞳を瞬かせ、少々焦ってしまう。
魔法のたまごをしまった胸元で、軽い衝撃を感じたから。
もしや、うっかり卵を割ってしまったかと思いながら、視線を下ろしてみれば。
――ひょこり。
服の襟首から顔を出したのは、猫の子……?
いや、じいとよくよく目を向けてみれば、それは正真正銘虎の子で。
見つめ合う事しばし。
「もしかして孵ったのか?」
そう紡ぎ落としながらも、子虎の頭をそっと撫でてやれば、嬉しそうに瞳を細めて甘えたように小さく鳴くから。
共に空の冒険を続けながらも、琥珀はふと小さく首を傾ける……名前に悩むが先を進みながら考えるか、と。
🔵🔵🔵 大成功

おっ、ハニー起きた~?
なんやお空の散歩できるんやって
鳥さんに乗せてもろてゆっくり行こか
たまごはどないする?
毛ん中に…
はいはい、ネムちゃんがだ~いじに持っとるね
雲の上を散歩やなんて不思議なもんやねぇ
ふかふかふわふわでハニーみた…
これこれハニー
ひとりで行ったらあかんよ
はぐれたらネムちゃんさみしいて泣いてまうで
ほれほれ、この子もさみしいて
にしても…この子はどんな子やろなぁ…
数も見た目もネムちゃんは気にせんけど…
せやねぇ、ハニーのお友達になってくれる子やとええねぇ
ちゃ~んと仲良うするんやで?
…んー?なんや動いとる?
ほれ…よぉ見とり
今日から家族になるんやからね
名前、なんにしよなぁ…
アドリブ◎
孵る子お任せ
すやすや腕の中で眠っている時も、ぎゅうと片時も離さなかったから。
「おっ、ハニー起きた~? なんやお空の散歩できるんやって。鳥さんに乗せてもろてゆっくり行こか」
ネム・レム(うつろぎ・h02004)はそう、やって来たダンジョン内で目を覚ましたハニーにそう言った後。
「たまごはどないする?」
訊いてみれば、わふわふと返ってきた声にこくりと頷く。
「毛ん中に……はいはい、ネムちゃんがだ~いじに持っとるね」
何せハニーは、キラキラな顔で魔法のたまごにべったりさんだったのだから。
それから、鳥さんの背に乗せて貰って進みつつ、良い感じの雲があればひと休みするためにもふりと降り立って。
「雲の上を散歩やなんて不思議なもんやねぇ」
不思議な感覚にそう紡ぎつつ、いつも一緒のふわふわに目を遣れば。
「ふかふかふわふわでハニーみた……これこれハニー、ひとりで行ったらあかんよ」
ぽふりとはしゃぐように先を行くハニーの姿を見て、瞳を細めつつも声をかける。
「はぐれたらネムちゃんさみしいて泣いてまうで」
……ほれほれ、この子もさみしいて、なんて。
そう言えば効果も覿面、すたたっと慌てて戻ってくるハニー。
そんな様子に、もう一度笑ってから。
「にしても…この子はどんな子やろなぁ……数も見た目もネムちゃんは気にせんけど……」
改めて、魔法のたまごへと目を向けて見れば。
てしてしとしてくるハニーに頷いて返す。
「せやねぇ、ハニーのお友達になってくれる子やとええねぇ。ちゃ~んと仲良うするんやで?」
それから、そう言い聞かせた――その時だった。
「……んー? なんや動いとる?」
急にぷるぷる動き出した魔法のたまごの様子を見れば、ネムは察してハニーへと紡ぐ。
「ほれ……よぉ見とり。今日から家族になるんやからね」
そして、その予感通り――ぱかり。
割れたたまごから、ピィと顔を見せたのは。
ハニーとお揃いみたいにふわふわした、まんまるもふもふなひよこさん。
それから、早速ハニーの頭にちょこりと乗っている新しい家族の姿を見つめながら。
ネムは首を小さく傾ける――名前、なんにしよなぁ……なんて。
🔵🔵🔵 大成功

天空回廊ねぇ、大鴉の姿じゃないのに飛ぶのはなんか違和感あるなぁ、なんか二人はピクニック気分だけどちゃんと荒れた天気の雲は避けていくぞ
……なんで天候が悪い雲見て楽しんでるんだ?リアのそういうところはわからないな……って星斗はまだ食べるのかよ、さっきあんだけ食ったのに俺?俺はそのエルダーフラワージュースだけでいいや、もう入らねぇ
それにしても飛ぶのと違ってゆったりまったりで……これも悪くねぇな、お前も孵ったらもしかしたら飛べるようになるかもな(かごの中のたまごをちょっとこづく)……にしても何で孵るんだこいつ?楽しい雰囲気とかか?まぁもし孵ったら世話はしてやるよ
【アドリブ歓迎】

おー天空回廊!雲の上でピクニックしながら進むなんてなんてサイコーじゃん!(さっき買った沢山のイースター料理持ちながら)マレスはなんか食べる?あっもういらない?エルダーフラワージュースだけ?おけおけ〜リアは……って聞いてないし、あっほらほらたまごは遠慮しないで〜(籠の中のたまごの前にたまごプリンを置く)じゃあ余ったら持ち帰るから残りはまた後でみんなで食べよ(たまごたっぷりイースタークレープもぐもく)
それにしても凄い場所だよね、ここでたまご孵るの?雨模様のたまごからはどんなのが生まれるのかな〜?(たまごつんつん)
【アドリブ歓迎】

星斗の希望で雲に乗って風の精霊の力を借りながらゆっくりゆったり行きましょうか勿論危ないところは皆で避けていってね、まぁピクニックっていっても私ももうお腹いっぱいだけどねってわぁ……!すごい!すごい!!あっちは雪雲なのにこっちは雷雲!あっ!凄い大荒れの雨雲もある!それにあっちは朝焼けであっちは夜空!あの雨の降り方!あなたの模様にそっくりね!(たまごとプリンが入ったかごを雨を見せるように持つ)……プリン?あっ星斗が入れたのね
?だってマレスこんなに天候が変わるんだよ?物凄く楽しいわ!
ふふっそうねこのたまごからどんな子が産まれるのか……楽しみだね
(何が生まれるのかはおまかせします)
【アドリブ歓迎】
冒険王国でイースター祭を目一杯楽しんだ後は、ダンジョン攻略!
ということで、星詠みされたダンジョンへと足を運んでみれば。
道が途切れた先に広がるのは、空の世界。
ダンジョンの最奥に至るには、そんな目の前の空を征かねばならない。
そしてその手段は、いくつかあるのだけれど。
「おー天空回廊! 雲の上でピクニックしながら進むなんてなんてサイコーじゃん!」
七夜・星斗(願い星は夜空に煌めく・h04589)が選んだ移動手段は、ぷかりと浮かぶ雲。
「天空回廊ねぇ、大鴉の姿じゃないのに飛ぶのはなんか違和感あるなぁ」
「風の精霊の力を借りながらゆっくりゆったり行きましょうか」
マレス・クレフィント(美しい鴉は優美に舞う・h06283)と妹尾崎・リア(きつねあめは晴れ間に降る・h01915)もいざ雲に盛り込んで、出発!
そんな水晶の様に瞳をキラキラさせながらも雲に乗り込む星斗の手には、先程買った沢山のイースター料理が。
雲は3人で乗っても十分な大きさであり、何よりも雲に乗るだなんてわくわくするけれど。
その代わり、油断すればあらぬところに流されたりする危険性もあるし、話によれば、悪天候を引き起こす雲もあるみたいだから。
「なんか二人はピクニック気分だけどちゃんと荒れた天気の雲は避けていくぞ」
「勿論危ないところは皆で避けていってね」
きちんとそのあたりも注意しながらも、天空ピクニックです!
……とはいえ。
「まぁピクニックっていっても私ももうお腹いっぱいだけどね」
「って星斗はまだ食べるのかよ、さっきあんだけ食ったのに」
マレスとリアは、イースター祭で食べたばかりでおなかいっぱいではあるのだけれど。
「マレスはなんか食べる? あっもういらない?」
「俺? 俺はそのエルダーフラワージュースだけでいいや、もう入らねぇ」
「エルダーフラワージュースだけ? おけおけ〜」
星斗はマレスにエルダーフラワージュースを渡した後、次にリアへと視線を移すも。
おなかがいっぱいだということもあるが、何よりここは空の上。
「リアは……」
「ってわぁ……! すごい! すごい!! あっちは雪雲なのにこっちは雷雲! あっ! 凄い大荒れの雨雲もある! それにあっちは朝焼けであっちは夜空!」
日頃から、天気に関わる事なら基本的になんでもやっていたりしている彼女にとって、様々な空模様が見られるこの状況に興奮しないわけはなく。
「……って聞いてないし、あっほらほらたまごは遠慮しないで〜」
星斗はリアに食べ物を勧めるのはあきらめて。
手にしているたまごプリンをちょこりと置いてみる。籠の中のたまごの前に。
そして、あまりおかながすいてなさそうなふたりの様子を見れば。
「じゃあ余ったら持ち帰るから残りはまた後でみんなで食べよ」
そう告げつつも、星斗は口に運んで、もぐもぐ。
たまごたっぷりイースタークレープを頬張りながら、雲の上のピクニックを魔法のたまごも一緒に楽しむ。
そしてリアも、籠の中へと目を向けて。
「あの雨の降り方! あなたの模様にそっくりね!」
籠の中のたまごに、籠ごと雨を見せるように持つも……ふと気が付く。
「プリン? あっ星斗が入れたのね」
たまごと一緒に、イースターなプリンが何気に並んで入っていることに。
そんなもぐもぐしている星斗から受け取ったジュースを飲みつつ、キャッキャしているリアへとマレスは改めて目を向ければ、思わず首を傾ける。
「……なんで天候が悪い雲見て楽しんでるんだ?」
リアのそういうところはわからないな……って。
そんなマレスへと、リアも逆に首をこてりと傾げて返す。
「? だってマレスこんなに天候が変わるんだよ? 物凄く楽しいわ!」
何せリアは、天気に関わる事ならなんでもやってたりしているのだから……そう“なんでも”。
かえって、彼女がしっかり嬉々と天気を見ているから、悪天候の雲を見逃すことなどないだろうから。
マレスはもぐもぐキャッキャしているふたりを後目に、改めて目の前の空へと視線を巡らせながらも思う。
「それにしても飛ぶのと違ってゆったりまったりで……これも悪くねぇな」
それから、籠の中の魔法のたまごへと瞳を移した後。
「お前も孵ったらもしかしたら飛べるようになるかもな」
かごの中のたまごをちょっとこづいてみて。
向けた瞳を細めつつも、再びこう首を傾ければ。
「……にしても何で孵るんだこいつ? 楽しい雰囲気とかか?」
「それにしても凄い場所だよね、ここでたまご孵るの?」
……雨模様のたまごからはどんなのが生まれるのかな〜? なんて。
星斗も魔法のたまごをつんつん。
どういう原理で孵るのか、よくは分からない不思議なたまごだけれど。
「ふふっそうねこのたまごからどんな子が産まれるのか……楽しみだね」
……まぁもし孵ったら世話はしてやるよ、なんて。
マレスが口にした、その時だった。
ふるふるとたまごが揺れ出したかと思えば、ぴしっとひびが入って。
「あっ、たまごが」
――ぱかり。
ピィと孵って、割れた殻を頭に乗っけたまま、小さな羽をパタパタさせるのは。
まるで雲みたいな、ふわふわまんまるなひよこさん。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

藍花さんと共にh06110
空を飛ぶ機会なぞなかなかありませんが、エスコートさせていただけたら。
大切に受け取った空色の卵をポケットに入れてさて、共に参りましょうか
「ふふ、大丈夫ですよ」
少し飛ぶのがなれたら本格的に行きましょう
妖精さん達には感謝ですね。
時に雨雲などは避けつつ雲の上でもまったりと
どうやら私の卵は翼の生えたいぬのようですね。
「キミと似た子が家には居るんですよ」
ふふ、お互い可愛い子が孵ったようで何よりです

お祭りに続いて、リチャードくん(h06496)と
付喪神だし多少は浮けるとはいえ、初めての高所は、ちょっと怖くて
「…掴まってても、良き…?」と甘えて、手を繋いで空を飛んでもらう
でも最初の一歩の時、つい腕にしがみ付いちゃって「ごめん…ね?」と涙目
びっくりした…
でも慣れてしまえば妖精さんも一緒の旅路は楽しくて
妖精さんとリチャードくんと「楽しいね~…♪」と笑いあう
ふかふか雲での休憩の度に
風呂敷バックに包んでいるたまごちゃんにも
「楽しい…?」と笑顔で声かけ
生まれたのは翼猫に似た可愛らしい子
綺麗な藍色の翼と、漆黒の円らな瞳がとても可愛くて
「うちの子…なってくれる?」
付喪神だから、多少はふわっと浮けるのだけれど。
蓬平・藍花(彼誰行灯・h06110)は蕩けたブルーベリージャムの色を、そっと隣の彼へと向けて。
「……掴まってても、良き……?」
そう甘えるように紡いでみる。初めての高所は、ちょっと怖くて。
そんな彼女に手へと差し出して。
「空を飛ぶ機会なぞなかなかありませんが、エスコートさせていただけたら。」
リチャード・マスクスフェル(青薔薇・h06496)は、重なったその手を包み込むように繋いで。
藍花とともにダンジョンの最奥を目指す――共に参りましょうか、と。
いや、それは、手と手を繋いでいる彼女とだけではなくて。
大切に受け取ってポケットへと入れた、空色の卵も一緒に。
藍花も、くるりと風呂敷バックで包んだ魔法のたまごを連れて。
周囲を無邪気に飛ぶ風の精霊たちも力を貸してくれるというから、天空へと第一歩――彼と共に踏み出してみた、瞬間。
「……っ」
足元に何もなくなった感覚に、やっぱり怖さを感じてしまって。
つい、リチャードの腕にぎゅっとしがみ付いちゃう藍花。
そして、潤んでしまう藍の涙目を彼へと向けて紡ぐ。
「ごめん……ね?」
びっくりした……と、まだちょっぴりドキドキしてしまいながら。
そして、そんな姿を見て、向けられた声を聞けば。
「ふふ、大丈夫ですよ」
リチャードは彼女の不安が少しでも和らぐ様に、一緒にまずはゆっくりと飛ぶように心掛けて。
最初の一歩こそ、驚いてしまったけれど。
「楽しいね~……♪」
でも、暫く空を飛んでみれば、妖精さんも一緒の旅路は楽しくて。
妖精とリチャードと笑いあうほどに慣れてきた藍花。
そして少し飛ぶのに慣れてくれば、本格的に行きましょう、と。
「妖精さん達には感謝ですね」
リチャードは藍花を確りエスコートしつつ、精霊の風の魔法を借りて、先程よりも速度をあげてみる。
それから前方に雨雲を確認すれば、風の力でうまく避けつつ。
ずっと連続では飛べないということだから、ふわりと雲の上へ着地すれば、まったりひと休み。
そしてそれを繰り返しつつ、空の冒険を楽しみながらも。
「楽しい……?」
藍花は笑顔でそう声をかけてみる。
ふかふか雲での休憩の度に、風呂敷バッグに包んでいるたまごちゃんにも。
そして、また雲の上に降り立った、その時。
ふいに、風呂敷バッグが、ふるふるっと震えたから。
それに気付いた藍花が、魔法のたまごを出してあげれば――ぱかり。
風呂敷の上にちょこん、翼をぱたぱた。生まれたのはそう、翼猫に似た可愛らしい子。
藍の瞳に映る彩りは、綺麗な翼の藍色と、円らな瞳の漆黒。
そして何より、とても可愛くて。
「うちの子……なってくれる?」
そう抱っこしてあげれば、嬉しそうにふりふり揺れるお返事が。
それから、藍花のたまごと共鳴するかように、リチャードのポケットもふるふると揺れたかと思えば。
たまごが割れて、ぴょこりと顔を出したのは。
「どうやら私の卵は翼の生えたいぬのようですね」
藍花の子と同じように翼が映えた犬の子。
そして、わふわふぱたぱたする子を見つめながらも。
「キミと似た子が家には居るんですよ」
そう続けたリチャードは、藍花と翼猫の子へと視線を向け、瞳を細める。
そっと犬の子を撫でてあげながら……ふふ、お互い可愛い子が孵ったようで何よりです、って。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

天空航路…!
ダンジョン内で空だなんて、不思議で楽しいですね
僕の魔法でも飛べますが…折角です!雲の上を行きましょう
この辺りの空は…朝焼けですね
僕、朝の空が1番好きです
1日の始まり
誰に会いに行こうとか、どこに行こうとか
考えるだけでも楽しくなります
ふふ、聞こえてますか?
まだたまごだから、聞こえないかな…?
あなたが生まれたら、何を好きになるんでしょうね
僕か出会った素敵なものを、
あなたにもたくさん教えて上げたいです
…え、ヒビ?
あっ、待って!嘘!早い!!
こんなにすぐに孵るだなんて…!
わ、わぁ…!もふもふしてる、可愛い…!
えっと…初めまして
おはようございます、良い朝ですよ!
(たまごの詳細お任せです!)
イースター祭をたくさん楽しんだ冒険王国のすぐ傍にぽっかりと。
口を開けているダンジョンへと足を踏み入れ、少し歩めば。
茶治・レモン(魔女代行・h00071)の足が一瞬ぴたりと止まる。
歩いて進んでいた道が、途切れてしまったから。
いや、途切れたのではなく、むしろ眼前に大きくひらけたのは。
「天空航路……!」
ぷかぷか雲が浮かぶ、空の道。
そう、これから始まるのは空の冒険!
「ダンジョン内で空だなんて、不思議で楽しいですね」
レモンの表情筋は相変わらずだけれど、でもわくわくな色を宿す瞳をくるり巡らせれば。
「僕の魔法でも飛べますが……」
――折角です! 雲の上を行きましょう、と。
ぽふり、雲に乗って空を進んでいくことに。
そんな天空ダンジョンの空模様は、場所によって様々で。
雨雲や雷雲の悪天候の空は避けつつ、突き抜けるような青空や真っ赤な夕焼け空、星が煌めく夜空を経れば。
「この辺りの空は……朝焼けですね」
目の前に広がるのは、赤からピンク、オレンジから黄色へと――朝へと移ろう空。
そんな彩りを、レモン色の瞳に映して。
「僕、朝の空が1番好きです」
暫し、眼前の空を見つめるレモン。
だって、この空をみれば。
「誰に会いに行こうとか、どこに行こうとか、考えるだけでも楽しくなります」
1日の始まりに、わくわく心が踊るから。
そしてふとレモンは、花咲く白い子へと声をかけてみる。
「ふふ、聞こえてますか? まだたまごだから、聞こえないかな……?」
連れて帰りたいって、一目見てそう思った、自分で選んだ魔法のたまごに。
それから一緒に冒険を楽しむように、そっと掌に乗せて。
「あなたが生まれたら、何を好きになるんでしょうね」
……僕か出会った素敵なものを、あなたにもたくさん教えて上げたいです。
そう紡げば――ふるふる、ピシッ。
「……え、ヒビ?」
急に揺れたかと思えば、亀裂が入ったたまごに、レモンは思わず瞳を見開くも。
でも、これはうっかり割れたのではなくて。
「あっ、待って! 嘘! 早い!!」
表情こそさほど変わらないけれど、瞳を瞬かせてわたわた。
だって、レモンには分かったから。
「こんなにすぐに孵るだなんて……!」
もうすぐ、たまごが孵るということが。
それから――ぱかっ。
「わ、わぁ……! もふもふしてる、可愛い……!」
ひょこりと割れたたまごから顔をみせたのは、まっしろなもふもふの子。
そう、このたまごは持ち主によってその姿が違うというから。
レモンのたまごから生まれたのは、小さな翼が生えた、もっふりまんまる雲みたいに真っ白な、瞳にお花を咲かせた猫さん。
そんな猫さんと、ぱちりと目があえば。
「えっと……初めまして」
そうぺこりとお辞儀した後、レモンは朝焼けの空の只中で孵った子に、ご挨拶を。
――おはようございます、良い朝ですよ! って。
🔵🔵🔵 大成功

(アドリブ連携歓迎、『機械』「人間」)
(卵は3章で孵るかなと考えています)
WIZ
魔法の卵とやらをいただきました
持ち主次第で姿が変わる、面白い生態ですね
揺り籠を作って毛布に寝かせて連れていきます
それでは風の精霊さんと大鳥の精霊さん、よろしくお願いします
休み休み進みましょう、道は自分も探しますので
広がる青空に白い雲、緑の大地に輝く太陽
どれも俺の世界じゃ無くなったものだ
真っ暗闇で血塗れの戦場が俺の居場所だからな
そうだな……お前、鴉はどうだ?
鴉は太陽の化身らしい
イースターにゃ似合わんけどよ
お前は太陽と一緒に生きろ
すまねぇが、お前を連れていくことはできない
ダメな親ですまねぇな
イースター祭で賑わいをみせる冒険王国でのひとときを過ごした後。
王国の傍にあるダンジョンへと赴いたボーア・シー(ValiantOnemanREbelCyborg・h06389)の手には、ゆらゆら作った揺り籠が。
そして毛布を敷いたその中にそっと大事に寝かせているのは。
『持ち主次第で姿が変わる、面白い生態ですね』
……魔法の卵とやらをいただきました、と。
冒険王国でも噂になっていた店で貰った、不思議なたまご。
ボーアの言うように、そのたまごからどのような生き物が生まれるかは、孵す人次第なのだという。
そんなたまごも一緒の連れていきながら、ボーアは平坦な響きの機械音声で丁寧にお願いする。
『それでは風の精霊さんと大鳥の精霊さん、よろしくお願いします』
赴いたダンジョン――天空航路を征くべく、精霊さんたちに空飛ぶ力を借りるために。
そして風の魔法で空を進みながら、時折、ぽふりと雲の上に着地して。
『休み休み進みましょう、道は自分も探しますので』
確りと雨雲や雷雲を把握し避けながら、機械として正しい道を選択しつつ進んでいきながらも。
ふと眼前に広がる風景を改めて眺めてみれば、ぽつりと口にする。
そう、突き抜けるような青空に、ふわふわ浮かぶ白い雲、鮮やかな緑の大地に、降り注ぐ太陽の輝き――それは。
「どれも俺の世界じゃ無くなったものだ」
……真っ暗闇で血塗れの戦場が俺の居場所だからな、と。
そして大事に守りながらも、冒険を共にする子へと紡ぐ。
「そうだな……お前、鴉はどうだ? 鴉は太陽の化身らしい。イースターにゃ似合わんけどよ」
――お前は太陽と一緒に生きろ、と。
それから、こうボーアは続ける。
「すまねぇが、お前を連れていくことはできない」
……ダメな親ですまねぇな、って。
孵るのがどのような子で、その子自身がどう思い、どんな選択するかはわからないのだけれど。
でも――せめて太陽の化身として在って欲しいと、ボーアは親として、今はそう願うから。
🔵🔵🔵 大成功

【双椿】
わ、うちのたまご浮いてるんやけど!?
うちから離れへんね……あはは、甘えたさんなんかな♪
ぴぇっ この下もう崖やん!
(……さ、流石にちょっと怖いかも
鳥さん? わ、ほんまや安心する……鳥さん、お願いしてええかな?
ほら、はーちゃんも乗ろ♪(手を差し伸べ
ほぁあああ風が気持ちいー!
最初怖かったけど、慣れたら下も見れた!
きれいな景色見ながら休み休みゆっくり行こな♪
……雲、スカッて落ちひん?
(手を繋いでもらって)せぇので一緒に降りよ
およ、はーちゃんおねむ?
たまごもおいで、皆でお昼寝しよね
たまご:鈴と同じ色合いの、何故か宙に浮く小さなヘビ型精霊
甘えん坊で人に巻き付きどこでも一緒
孵化のタイミング等お任せ

【双椿】
たまご、大事に胸ポケットで、温めよ
一緒に世界を見てくれる子やと、ええな
精霊さんと、話しもって飛ぶのは、きっと楽しい
(けど……すぅちゃん怖がるんやない、かな
んと、鳥さん、もふもふであったかい、よ
一緒に乗せてもらお?
わぁ……魔法で飛ぶんと、全然違う……!
鳥さん、ダメな雲あったら教えて、ね
迂回したり、安全な雲に避難して休む、よ
大丈夫、落ちひんよ、ほら(手を繋いで勇気をお裾分け
ん……ちょっとおねむ、かも
風向き良さそうやし、少し流されながら、お昼寝しよ
起きた時の空も、きっときれい
たまご:背中に小さな羽根が生えたチンチラ型精霊
好奇心旺盛で人の肩に乗って同じ景色を見るのが好き
孵化のタイミング等お任せ
ひとつめのたまごは、それぞれが楽しくペイントしたもの。
そして――もうひとつのたまごは。
「わ、うちのたまご浮いてるんやけど!?」
坂堂・鈴(鈴鹿山椿・h05098)は足を踏み入れたダンジョンで、そうぱちりと思わず瞳を瞬かせる。
ふわふわ宙に浮いている魔法のたまごを見遣って。
そんな鈴の魔法のたまごは、すりすりぴたり。
「うちから離れへんね……あはは、甘えたさんなんかな♪」
鈴の側から片時も離れないのをみると、甘えん坊さん……?
そして、坂堂・一(一楽椿・h05100)はそうっと大事にすちゃり。
「たまご、大事に胸ポケットで、温めよ」
……一緒に世界を見てくれる子やと、ええな、なんて。
ほわりと思いながらも、貰った魔法のたまごを温めてみつつ。
ダンジョン内を歩いていれば、道の先を見つめて一は思う。
眼前に広がるは、何故か外のような空の世界。
そしてこのダンジョンは天空ダンジョン、進むには空を飛んで行く必要があるのだけれど。
先程から無邪気に周囲をぱたぱたと飛んでいる精霊さんを見れば、一は思うのだ。
……精霊さんと、話しもって飛ぶのは、きっと楽しい、って。
ただ、ちらりと視線を隣へと向けてみて。
(「けど……すぅちゃん怖がるんやない、かな」)
そう思い巡らせた、その時であった。
「ぴぇっ、この下もう崖やん!」
歩いていた道がふと途切れた断崖絶壁の上。
でも一時的に空を飛べる風の魔法を精霊さんがかけてくれるという話では、あるものの。
(「……さ、流石にちょっと怖いかも」)
空を飛んでいくなんて、足がぷるぷる、涙目になってしまう鈴。
そしてそんな、思った通りの様子である鈴に、一はこう提案する。
「んと、鳥さん、もふもふであったかい、よ」
一緒に乗せてもらお? って。
背中にのせてくれるという、もふもふ大きな鳥さんを見つけて。
鈴はそんな一の声に顔を上げ、彼が向ける視線を追いかければ。
「鳥さん? わ、ほんまや安心する……鳥さん、お願いしてええかな?」
そっと伸ばした手が、ふかっと埋もれるのは、鳥さんのもふもふ。
そして鳥さんがふいに、ひょいと身を屈めたから。
先程の涙目であった姿とはうってかわって、わくわくと鈴は口にして。
「ほら、はーちゃんも乗ろ♪」
一へと、その手を差し伸べる。
それからふたりで、もふもふな鳥さんの背中に、よいしょって乗って。
ちょこりと座ってしっかり掴まれば――いざ、空の冒険に出発!
勿論、魔法のたまごたちも一緒に。
それからばさりと空へと鳥さんが飛び立てば。
「ほぁあああ風が気持ちいー!」
「わぁ……魔法で飛ぶんと、全然違う……!」
鈴はやっぱり最初は怖かったけれど、そろりと……慣れたら下も見れるようになったから。
「きれいな景色見ながら休み休みゆっくり行こな♪」
空の世界の風景を、適度に休みつつ、一杯楽しむつもり。
一も、大丈夫そうな鈴にホッと安堵したようにほわりと笑んでから。
「鳥さん、ダメな雲あったら教えて、ね」
鳥さんをなでなで、そうお願いを。
それから、広い広い空の冒険、ひと休みも大事だから。
悪天候ではない安全な雲の上に降り立って、休憩……しようとしたのだけれど。
「……雲、スカッて落ちひん?」
やっぱりちょっぴり不安で、どきどきしてしまう鈴。
けれど、一は再び手を差し出して。
「大丈夫、落ちひんよ、ほら」
「せぇので一緒に降りよ」
声をかけつつも手と手を繋げばほら、勇気もお裾分け。
そしてふたり一緒にぽふりと雲の上に降りてみれば。
「ん……ちょっとおねむ、かも」
「およ、はーちゃんおねむ?」
鈴にこくりと頷いて返して、一はこう持ち掛ける。
「風向き良さそうやし、少し流されながら、お昼寝しよ」
鳥さんが悪天候の雲は回避してくれているから。
晴れ渡っている空を見上げて――起きた時の空も、きっときれい、って。
いや、ぽかぽかお昼寝するのは、勿論ふたりだけではなくて。
「たまごもおいで、皆でお昼寝しよね」
魔法のたまごたちも一緒に、すややかタイム。
そしてふわふわお布団みたいな雲の上で、仲良くみんなでしばらくお昼寝していれば。
もそもそ、ふるふる、何だかたまごたちが動いていることに、ふたり気が付いて。
顔を見合わせた後、たまごたちへと目を向ければ――ぱかっ、ぱかり。
「わぁ、うまれた……!?」
「すぅちゃんの子は、ヘビさん? えっと、ぼくの子は……羽根が生えたチンチラさん、やね」
鈴のたまごからは、鈴と同じ色合いの、やっぱり何故かふわふわ宙に浮いている小さなヘビっぽい精霊さん。
甘えん坊さんみたいでくるりと早速鈴に巻き付いて。
一のたまごから生まれたのは、背中にぴこりと小さな羽根が生えたチンチラ風な精霊さん。
きょろりと好奇心旺盛で、ぴょこりと一の肩に乗ってきたから。
ふたりは、生まれた子たちと一緒に雲の上から眺めてみる。
晴れた青空が真っ赤な夕焼け色に綺麗に染まってゆく、同じ空の景色を。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

ダンジョンというのは地下でしたり、堅牢な建物という印象がありましたが
……なるほど、このような所もあるのですね
私は鳥の精霊に手伝って貰いましょう
精霊が動物の扱いになるか分かりませんが
動物と会話が出来ますので、会話をしながら行きたいです
休憩を挟むなら尚更コミュニケーションを取る機会があるでしょうからね
この手伝いはいつからされているのかでしたり
ダンジョンのことでしたり……
魔法のたまごは心を通わせると孵るのこと
この移動で興味を持って頂けるかは分かりませんが
悪天候の時にはスーツの上着を脱いで包んでおきましょう
生き物が体を冷やすのは良くありませんからね
(魔法のたまごの精霊の種類、数はお任せします)
見た目と違って、結構長い年月、色々な案件を見てきたのだけれど。
空とお揃いの色をした瞳を巡らせながら、道明・玻縷霞(黒狗・h01642)は思わず紡ぎ落とす。
「ダンジョンというのは地下でしたり、堅牢な建物という印象がありましたが」
……なるほど、このような所もあるのですね、と。
イースター祭で賑やかな冒険王国に程近いダンジョン内に足を踏み入れ歩きながらも。
眼前に不思議に広がる空の風景を眺めて。
そして歩んでいた道が途切れ、断崖絶壁にさしかかるも、確りと事前の情報は得ているから。
大きな鳥の精霊に手伝って貰うことにする。
そんな鳥の精霊が動物の扱いになるかは最初は分からなかったが。
「この手伝いはいつからされているのですか? ……成程、ダンジョンが発生して間もなく、ですか」
動物と会話が出来るし、話も通じたので、言葉をかけつつも天空航路を行くことにする。
(「休憩を挟むなら尚更コミュニケーションを取る機会があるでしょうからね」)
「では、ダンジョン内には詳しいのですか? ……そうですか、ではお任せしても?」
鳥の精霊によれば、ダンジョン内はある程度熟知しているというので、進路は任せることにして。
途中、休憩するべく雲の上に降り立てば、そっと手にするのは――そう、たまご。
イースター祭のエッグハントでもたまごは沢山見つけたのだけれど。
これは、持ち主によって不思議な生き物が孵るかもしれないという噂を耳にしていた、魔法のたまご。
鳥の精霊がある程度、安全な航路は取ってくれているけれど……ふと少し曇ってきた気がするから。
「この移動で興味を持って頂けるかは分かりませんが、生き物が体を冷やすのは良くありませんからね」
玻縷霞はそっと魔法のたまごを、脱いだスーツで包んであげて。
休憩を挟みながら、天空航路を進んでいれば――ふるふる、ぴしぴしっ。
たまごが動いた気配を感じて、そっと上着を外してみれば……わふ、と。
顔をひょこりと見せたのは、もふもふまんまるな、黒い毛並みにつぶらな赤い瞳をした犬っぽい生き物。
そして一生懸命尻尾をふりふり、ちょこりと肩の上に乗ってきたから。
玻縷霞はダンジョンの最奥へと向かう――たまごから生まれたこの子と一緒に。
🔵🔵🔵 大成功

ここから先は零には危険だからお留守番よ
その代わり冒険譚を聞かせてあげるから楽しみにしていてね
(ダンジョンの前に魔法のたまごをお迎えしている)
上着をスリング状にしてたまごを包んでおきましょうか
安心して、絶対に落とさないから
あなたはどんな子かしら、会えるのが楽しみだわ
さあ、一緒に冒険をしましょう
たまごを抱え、氷翼漣璃に掴まり大空を翔る
んー、風が気持ちいい!
ねえこんな動きは好きかしら!(アクロバットな飛び方をする)
疲れたら雲の上に降りて少し休憩しましょうか
雲に乗るなんて何だか不思議ね
あら、直接外を見たくなった?(卵が動いている)
(兎に似た翼をもった生物が生まれる。幻術を使えるようだ)
賑やかなイースター祭を十分に楽しんだ後は、お仕事の時間。
だから、ここから先は危険だから、零はお留守番させることにして。
「その代わり冒険譚を聞かせてあげるから楽しみにしていてね」
矢神・霊菜(氷華・h00124)はそう約束した後、件のダンジョンへ。
零はお留守番なのだけれど、でもかわりに、冒険王国で貰った魔法のたまごと一緒に。
そんなたまごからは、不思議な生き物が孵るかもしれないって噂も聞いているから。
上着をスリング状にして魔法のたまごを包みこんでおく。
「安心して、絶対に落とさないから」
そう声をかけながらも、霊菜は少しだけ懐かしくなる。
……あなたはどんな子かしら、会えるのが楽しみだわ、って。
小さな愛娘をスリングに入れてお出かけした時のことや、おなかにいた娘に会えた時のことを、思い返しながら。
そして確りと準備が整えば、いざ。
「さあ、一緒に冒険をしましょう」
眼前に広がる、空の世界の冒険へ!
魔法たまごを大事に抱えれば、喚んだ2体1対の鷹――氷翼漣璃に掴まって。
「んー、風が気持ちいい!」
大空を翔けてゆく霊菜だけれど……でも、ただ飛ぶだけではなくて。
突き抜けるような青空をひらり、くるくる。
「ねえこんな動きは好きかしら!」
アクロバットな飛び方をしてみたりして、楽しく天空航路を進んで。
雨雲や雷雲なんかも、すいすいくるりと避けちゃいます!
そしてちょっぴり疲れれば、ぽふんと雲の上に降りて、休憩することも忘れずに。
「雲に乗るなんて何だか不思議ね」
そう改めて空を見上げていれば……ふるふると、魔法のたまごが動き出したから。
改めて視線を移せば――ぴこり。
「あら、直接外を見たくなった?」
スリング状にしていた上着から飛び出したのは、長いお耳。
そして、ぽふりと出てきた兎っぽいその子はどうやら幻術を使えるみたいであるし。
背中にある翼をぱたぱた、ぴとりとくっついてくる姿を見れば、どうやら甘えん坊さんみたい。
🔵🔵🔵 大成功

精霊、か
…俺が喚ぶのは神霊だが
世界や地域が違えば呼名や概念が変わるのは当然か
折角だしな…風の精霊の恩恵に甘えよう
飛ぶ事自体は俺にも出来る
適度に休息を取りながら奥地を目指す
貴重な力を借りられる事に感謝
…それにしても
これは何の卵なんだろうな
鳥類か、爬虫類か…蟲、という事は無いだろうが
どう思う?新月…
…おまえは狐だから卵に入ったことは無い、か
心做しか、ひんやりと冷たい気がするんだが
温めた方がいいのか?
一応、懐には仕舞っていたが…
どんな生物が生まれようと
…こんな主でも望んで此処に来るのなら
大切に迎えよう
名は体を表すと言う
良いものを考えなくては、な
※孵化する生物は人物・性質に合ったものでおまかせ
賑やかなイースター祭を十分に堪能した後、尻尾をふりふり。
そんなドーナツを食べてご機嫌っぽい護霊白狐の新月と、そして、冒険王国で受け取った魔法のたまごも一緒に。
氷薙月・静琉(想雪・h04167)が赴いたのは、王国の近くに発生したというダンジョン。
そしてゆうらりと進んでいれば、道がふと途切れたけれど。
(「精霊、か」)
周囲を飛んでいるその存在に目をむけつつも、思う。
……俺が喚ぶのは神霊だが、世界や地域が違えば呼名や概念が変わるのは当然か、と。
そして精霊は、このダンジョン――天空航路を進むことができる風の力を司るというから。
「折角だしな……風の精霊の恩恵に甘えよう」
静琉も、そんな風の魔法に頼ることにする。
いや、幽体で在るから、飛ぶ事自体は静琉にも出来るのだ。
けれど風の精霊たちはきっとダンジョン内を熟知しているだろうし、己の飛行能力に風の力が加われば、冒険も少し楽になるかもしれないから。
ふわり、空の世界へと身を投じて、風に導かれるように天空航路を進んでいく。
勿論、途中もふもふな雲を見つければ降り立って、適度に休息も取りつつ。
再びダンジョンの奥へと向かい、飛びながらも、静琉は思うのだった。
――貴重な力を借りられる事に感謝、と。
そして風の吹くまま、ゆらりと空を飛びながらも、やはり気になるのは。
「……それにしても、これは何の卵なんだろうな」
冒険王国も貰った、魔法のたまご。
そのたまごは懐にいれてあるが、ふと静琉は考察してみる。
「鳥類か、爬虫類か……蟲、という事は無いだろうが」
それから、どう思う? 新月……なんて、傍らの白狐の護霊へと目を向けてみるものの。
尻尾を揺らす姿を見れば、こう思い直す。
「……おまえは狐だから卵に入ったことは無い、か」
そんな魔法のたまごからは、何らかの生き物が孵るかのしれないという噂だが。
「温めた方がいいのか?」
……心做しか、ひんやりと冷たい気がするんだが、なんて。
ちょっぴり心配になって、そっと仕舞っている懐に目を向けるも。
(「どんな生物が生まれようと……こんな主でも望んで此処に来るのなら」)
――大切に迎えよう。
そう思った、その時だった。
懐がふいに震えだして、ぴしっとたまごが割れるような音がしたかと思えば。
ひょこりと顔を出したのは、氷の化身の如き鳥であった。
まだ幼鳥のようだが、どこか神々しさを感じるその子を見つめて。
空の冒険を共にしながら、静琉はこう紡ぐのだった。
「名は体を表すと言う」
……良いものを考えなくては、な、と。
🔵🔵🔵 大成功

【🐶9】
シルヴァさまが竜に…とってもかっこいいですわ!
シルヴァさまの背に乗せていただきます
くるりさま、大丈夫でございますか?
とわの尾鰭にお乗りくださいませ!
は!尾鰭は滑るかも…おててをお繋ぎいたしましょう!
落ち着きましたら、空を眺めましょうね
とても美しうございますよ
こんなに空高く飛ぶのは初めて!
シルヴァさまに改めて感謝でございます
雲の上を歩いてくださるサービスまで!
クッキー…せっかくでございますが
とわはしばらくは甘いものと距離を置きとうございます
…はりきりすぎました
心地良すぎて眠たくなってきましたね
我慢しながらもうとうと
みなさまの卵
どのような子が孵るのでしょうね
元気な顔が早く見とうございます

【🐶9】
ドラゴンの背に真っ先に乗るってる人が。シルヴァちゃん女の子よ
ドラゴンは男のロマンというやつ?
気持ちは分かる。空の冒険にドラゴン、物語のよう
私もシルヴァちゃんの背に乗せてもらってもいいかしら
空の冒険へいざ行かん…なんてね
慣れてきたら景色も楽しもうね
目の前には刻々と変わる空の表情。特別な時間
この先もあるから少し休憩していいと思う。飛んでると疲れるものね
クッキー…まぁ、うん。変身しての飛行は体力使うね。こっちは気にしないで食べて
卵を慈しむ姿に優しい眼差しで見守る。微笑ましい光景
皆の様子を見てたら、つられるように眠気が…
ふわふわの雲の誘惑は、お腹一杯になった身体には魅力的

【🐶9】
√能力で【ウェールズの赤い竜】に《変身》
要は大きなドラゴンですわね
皆様を背に乗せて運べますわ
自由に飛びたいかたは目印として使ってくださいな
黒雲や雷雲、風の強いところは遠目に見えるでしょうから大きく迂回しつつ
お天気のよろしいところでは折角ですので雲の上を歩いてみましょう
降りてみたいかたのために一旦伏せて…わたくしも少し休もうかしら
妖精の姿では雲の上までは飛べませんからこの風景は新鮮ですわ
それにこうして途中休み休み進んでゆけるのも助かります
こんなにたくさんのかたを乗せて飛ぶなんて初めてで、すこし緊張しますもの
そうだわ、先程クッキーを頂いて参りましたので…あら?皆様お食べにならない?

【🐶9】
竜か…
(迦楼羅の本能が反応しそうになる…!
けど、シルヴァは悪い竜じゃないし)
僕も自前の翼があるけど
卵も持ってるし乗せてもらうよ
空の上は慣れっこだけど
こうして誰かと一緒にゆるりと旅するのも悪くないものだね
卵は護るように懐に入れて
まだなにも反応ないね
温めてあげたほうがいいのかな?
うぅ…過保護になる…!
雲の上…ふわふわ…
なんだか夢でも見てる気分だ
名前!?気が早くない!?
でもそっか、人間って生まれる前に名前決めるんだっけ
うーん…でも生まれた子を見て決めたいような…
ラムネとメグルは決めた?
そうだね、出逢ったら名前が自然と浮かぶかも
お、親鳥じゃないけど!?
僕も寝る!
視線が気恥ずかしくて狸寝入り

【🐶9】
アドリブ歓迎
_
相手は女性だからかなり遠慮がちになるも
竜になったシルヴァの背に有難く同乗
メグル、大丈夫か?
逸れぬように手を伸ばし、繋いで
俺の前座る?
ん?写真?…って戀ヶ仲、危ねえ!
何とか無事そうで良かった。…はは、びっくりしたな。
おつかれシルヴァ、ありがとう
雲の上にいるなんて不思議な気分だ
俺の貰ったたまごは無反応だけど
時折密やかに小さく話しかけ
眠たげな面々に小さく微笑い
さっき沢山食べたもんな
ジャンの背中を優しくトントンしたりして
名前はどうしような
俺も生まれてから呼びたいかも
どんな子だっていい
元気に生まれてこい
空はこんなにも綺麗だぞ

【🐶9】
俺は勿論赤い竜に乗る、絶対だ
レディ?聞こえねえな、男が乗らねえわけねえだろ、浪漫だぞ
オイ!すげーーーな!
一頻り騒いだあとは、乗った分の仕事をする
シルヴァへと飛来物と悪天候の位置の共有だ
それから落ちそうなやつがいれば掴んでおくか
悪い、くるり。もう少しギリギリを狙ってやれば良かったな
ヒヒ…冗談だ
雲の上を歩くのか?
……信用ならねえが、数歩歩けば慣れるか
おい、ジャン。……いや、お前ら
危機感がねえと言いたいが、まあ、でかい巣だと思えば良いか
親鳥ども、寝ぼけて卵を落とすなよ
それで……名前、何にすんだ?
さて、クッキーでも食いながら昼寝の番をするか
俺にも一枚くれ
まあ、呑気な寝顔が並ぶのは、悪くねえな

【🐶9】
すごいですシルヴァ、こんな大きくなれるなんて
みなさまと並んで飛ぶのもたのしいものですね
卵を両手で抱えて、空の楽しさを知ってもらえるように
けれど、いつものように飛んでいると風に流されて…あらら、ラムネ、ありがとうございます
お手でだけ繋がせていただいて…あれ、もはや一緒に乗ってしまうのが良いのでは…
こちらの雲は、お外の雲よりふかふかしておりますね
これは良いおひるねすぽっと…ジャンもおねむなら、ちょっとくらいは大丈夫かしら…
うとうとしながら、卵を撫でる
なまえ、…名前って、つけるものなのですか
こ、コノハはどうですかしら
目が合ったら、浮かぶでしょうか
悩んでいたら、ゆめとうつつがあいまいに…

【🐶9】
わー!シルヴァさんすごーい!かっこいいー!是非乗せてください!
…でも風すごい!座席とかない!落ちない!?こわい!
誰かつかまらせて…!
とわちゃんの尾鰭乗っていいの!?本当に!?わぁ、ありがと…!
わぁ、手を繋いでる2人、絵になる~
はいポーズ(写真を撮る)(当然つかまっていた手が離れる)(体勢が崩れる)
し、心臓ヒュッとした…ザネリさん掴んでくれて感謝…!
なんでぇ!?
心配してくれてありがと、ラムネちゃん
雲の上歩けるの、ファンタジーだね!
悩むメグルちゃん、かわいい…
コノハくんが親鳥になってる…かわいいね…
(深琴さんの隣で慈愛の目)
雲ふかふか…王様が寝そう、分かる…私も寝ちゃっていいかなぁ
…ぐぅ

【🐶9】
すっげー。高ーい!
あんな上まで飛んでいけるのか?
心配ではある、けど――ドラゴン!乗ってみたい!
必要であればと思って、ちゃんと灯も借りてきた
大丈夫?重くない?
精霊さんたちも、シルヴァに力を貸してやってくれるか?
雲の上まできたら、一番手に降りてふかふかを満喫!
結構のぼってきたなあ
なあなあ、皆の卵どんな感じ?孵りそう?
孵ったら名前は何にするんだ?
なんて、つい質問攻めにしちゃう
見てから決めたいってのも分かるなあ
どんな姿で、どんな色で、どんな性格なのかって
考えるのも楽しみ
ところで皆
俺は足元がふかふかで……お腹がいっぱいで……つい瞼が……
緊張感がないかもと暫く耐え
でも、ふかふかって気持ちいいよな
イースター祭を思い切り皆で楽しんで、やって来たダンジョン。
そして、このダンジョンはどんなダンジョンなのかといえば――。
「すっげー。高ーい! あんな上まで飛んでいけるのか?」
ジャン・ローデンバーグ(裸の王冠・h02072)の眼前に広がっているのは、ダンジョンなのに空の世界。
歩んで進む道は途切れ、最奥へと進むためには、天空航路を征かねばならないという話で。
さて、ではどうやって空を進むか、なのだけれど。
心配ではある、けど――なんてそうもジャンは思うも、ふと視線を向けるのは。
「ドラゴン! 乗ってみたい!」
天空だって問題なく翔けることができるだろう、ウェールズの赤い竜の姿。
そして、七・ザネリ(夜探し・h01301)も同じく。
「俺は勿論赤い竜に乗る、絶対だ」
赤きドラゴンに乗る気満々!
そして――皆様を背に乗せて運べますわ、と。
そう身をかがめる大きなドラゴン、ウェールズの赤い竜の正体はといえば。
「シルヴァさまが竜に……とってもかっこいいですわ!」
「すごいですシルヴァ、こんな大きくなれるなんて」
白・とわ(月光藍・h02033)やメグル・シグナス(恵ㇽ白鳥座・h00484)がキラキラした瞳を向けて紡ぐ様に、|乙女妖精七変化《フェアリーズ・ワードローブ》を展開して姿を変じた、シルヴァ・ベル(店番妖精・h04263)である。
でも、その背にわくわく真っ先に乗らんとしている彼らに、兎沢・深琴(星華夢想・h00008)は念のため口にしておく。
「シルヴァちゃん女の子よ」
けれどそんな声に、ザネリは首を傾けてみせて。
「レディ? 聞こえねえな、男が乗らねえわけねえだろ、浪漫だぞ」
「ドラゴンは男のロマンというやつ?」
シルヴァ本人も、自分達を背中に乗せてくれるためにドラゴンに変身したのだし。
それに深琴にも、その気持ちは分かるから――空の冒険にドラゴン、物語のよう、って。
いや、ドラゴンがロマンなのは何も、男だけではなく。
「わー! シルヴァさんすごーい! かっこいいー! 是非乗せてください!」
戀ヶ仲・くるり(Rolling days・h01025)だって、わくわくの大興奮。
祭那・ラムネ(アフター・ザ・レイン・h06527)は大きなドラゴン姿とはいえ、元は女性だからと、かなり遠慮がちになるも。
でも折角竜になってくれたし、やはりドラゴンはロマンには違いないから、そっとその背に有難く乗せて貰うことに。
そしてジャンも心躍らせながらも、すちゃりと。
「必要であればと思って、ちゃんと灯も借りてきた。大丈夫? 重くない?」
灯りを手に、シルヴァも彼女を気遣いながらもその背に乗せて貰って。
ダンジョン内を飛んでいる風の精霊さんに、こうお願いを。
「精霊さんたちも、シルヴァに力を貸してやってくれるか?」
そして、もちろん! と風の魔法で力を貸してくれる精霊さんに礼を言いつつ、乗り込むジャンや皆の様子を。
「竜か……」
……いや、眼前の赤い竜を見れば、つい。
(「迦楼羅の本能が反応しそうになる……!」)
竜を食らうという迦楼羅としての本能が疼かんとする千桜・コノハ(宵桜よざくら・h00358)だけれど。
「卵も持ってるし乗せてもらうよ」
自前の翼もあるものの、今回は皆と共に、彼女の背に乗せて貰うことにする。
だって、魔法のたまごも一緒だし、何よりコノハは知っているから。
(「けど、シルヴァは悪い竜じゃないし」)
そして、とわと深琴も。
「シルヴァさまの背に乗せていただきます」
「私もシルヴァちゃんの背に乗せてもらってもいいかしら」
大きな背に乗り込めば、くるりも続くのだけれど。
「……でも風すごい! 座席とかない! 落ちない!? こわい!」
――誰かつかまらせて……!
思わずそうちょっぴりぷるぷるしちゃって助けを求めれば。
「くるりさま、大丈夫でございますか? とわの尾鰭にお乗りくださいませ!」
すかさず、夜空を内包する白磁の尾鰭がひらり。
「とわちゃんの尾鰭乗っていいの!? 本当に!? わぁ、ありがと……!」
でも、とわは刹那、ハッとして。
「は! 尾鰭は滑るかも……おててをお繋ぎいたしましょう!」
かわりにすちゃっとおててを差し出せば、手を繋いで一緒に並んで乗り込むことに。
それから、あとドラゴンの背に乗っていないのはメグルだけになるも。
「自由に飛びたいかたは目印として使ってくださいな」
「みなさまと並んで飛ぶのもたのしいものですね」
彼は自分の翼で、シルヴァと並んで飛ぶつもり。
ということで、出発の準備が整えば!
「空の冒険へいざ行かん……なんてね」
深琴の言うように、空の冒険へ――天空航路をいざ征かん!
そして地からぐんぐん離れ、空翔けるシルヴァの背の上から広がる景色を眺めれば。
「オイ! すげーーーな!」
「とても美しうございますよ」
やはりはしゃぐように声を上げるザネリと、そんな彼に頷くとわ。
「慣れてきたら景色も楽しもうね」
深琴も、そう不安そうな子に声を掛けながらも、勿論存分に楽しむことにする。
目の前の、刻々と変わる空の表情を――特別な時間を。
そしてメグルは、魔法のたまごを両手でしっかりぎゅっと抱えて、翼を羽搏かせる。
……空の楽しさを知ってもらえるように、って。
けれど、いつものように飛んでいれば、ふいに吹いた風に流されて――。
「メグル、大丈夫か?」
いや、逸れぬようにと、咄嗟にその手を伸ばして繋ぐのは、ラムネ。
「……あらら、ラムネ、ありがとうございます」
メグルはそんな彼に、お手でだけ繋がせていただいて……なんて紡ぐけれど、はたと気が付く。
「あれ、もはや一緒に乗ってしまうのが良いのでは……」
「俺の前座る?」
そしてそう手を引かんとするラムネと、メグルの姿を目にしたくるりは。
「わぁ、手を繋いでる2人、絵になる~」
……はいポーズ、なんて。
そう、ぱしゃりと写真を撮る――のだけれど。
「ん? 写真? ……って戀ヶ仲、危ねえ!」
「!?」
思わずラムネは声を上げる。
写真を撮るわけだから当然つかまっていた手が離れて、ぐらりと大きく体勢が崩れたくるりの姿に。
そんないまにも落ちんとしていた彼女を咄嗟に掴んだのは。
「し、心臓ヒュッとした……ザネリさん掴んでくれて感謝……!」
「何とか無事そうで良かった」
ラムネもホッと目を向ける、ザネリ。
けれどふと、くるりを助けたはずの彼の口から出たのは。
「悪い、くるり」
何故か、謝罪の言葉……?
いや、瞳を細め悪戯っ子の如く笑んで、こう続けるザネリ。
「もう少しギリギリを狙ってやれば良かったな」
「なんでぇ!?」
「ヒヒ……冗談だ」
「……はは、びっくりしたな」
ラムネはそんなやり取りにそう口にしながらも、くるりが無事で改めて安堵して。
「心配してくれてありがと、ラムネちゃん」
くるりはそんな彼にも、お礼を。
それから、コノハがじいと見つめるのは、己の手元。
「まだなにも反応ないね。温めてあげたほうがいいのかな?」
そう、その手にあるのは、イースター祭で貰った魔法のたまごであるが。
たまごが孵るかもしれないのならばあたためたらいいのか、それとも他に何かするべきか……なんて思っている自分に気が付いて。
「うぅ……過保護になる……!」
何気に心配性な親みたいな気持ちになっていることに、唸ってしまう。
でもラムネも、楽しいか? 寒くないか? なんて時折密やかに小さく話しかけてみる。
まだ貰った魔法たまごは無反応なのだけど、きっと聞こえているだろうから。
そして男のロマンに一頻り騒いだザネリであるが。
乗った分の仕事もきちんとするつもり。そう、シルヴァへと飛来物と悪天候の位置の共有である。
(「黒雲や雷雲、風の強いところは遠目に見えるでしょうから」)
シルヴァもそう航路の先を見つつ、ザネリの情報も確りと聞きながら、悪天候を引き起こす雲を見つければ、大きく迂回し避けて通りながら。
「こんなに空高く飛ぶのは初めて! シルヴァさまに改めて感謝でございます」
「空の上は慣れっこだけど、こうして誰かと一緒にゆるりと旅するのも悪くないものだね」
そんなとわやコノハの声を聞きながら、空の冒険を楽しみつつ。
天気の良い穏やかな空になれば、ぷかりと浮かぶ大きな雲へとふいに降り立ってみる。
……お天気のよろしいところでは折角ですので雲の上を歩いてみましょう、って。
そして、雲に降りてみたい人のために一旦伏せて。
(「……わたくしも少し休もうかしら」)
これまで進んできた疲れをいやすべく、シルヴァもひと休み。
それから、ひょこりと屈んだ彼女の背から、ぽふりっ。
雲の上に一番手に降りて、ふかふかを満喫するのはジャン。
「結構のぼってきたなあ」
「雲の上を歩いてくださるサービスまで!」
とわも続いて、雲の上に、わくわくぽふっと降りれば。
「妖精の姿では雲の上までは飛べませんからこの風景は新鮮ですわ」
空は飛べるシルヴァも、普段とはまた違った雲の上からの景色をまじまじと眺めてみて。
「それにこうして途中休み休み進んでゆけるのも助かります」
ほっと一息つくように続ける――こんなにたくさんのかたを乗せて飛ぶなんて初めてで、すこし緊張しますもの、って。
「おつかれシルヴァ、ありがとう」
ラムネはそんな自分達を乗せてくれる彼女に、労いと礼を告げてから。
「雲の上にいるなんて不思議な気分だ」
「雲の上歩けるの、ファンタジーだね!」
くるりもはしゃぐように、雲の上にぽふんっ。
そんなわいわい次々と雲の上に降り立つ皆を見遣りながら。
「雲の上を歩くのか?」
ザネリはどうにも不安を覚えるも。
「雲の上……ふわふわ……なんだか夢でも見てる気分だ」
そうそっと雲の上を歩むコノハに続いて、そろりとシルヴァの背から降りてみることに。
……信用ならねえが、数歩歩けば慣れるか、なんて。
そして深琴も、シルヴァへとこう告げれば。
「この先もあるから少し休憩していいと思う。飛んでると疲れるものね」
「そうだわ、先程クッキーを頂いて参りましたので……」
休憩といえばとすちゃり、シルヴァが取り出したのは、イースター祭で貰ったキュートなクッキーたち。
いや確かに、ひと休みに甘い物は、本来ならば喜ばしいものではあるのだけれど。
「クッキー……せっかくでございますが、とわはしばらくは甘いものと距離を置きとうございます」
……はりきりすぎました、と続けるとわのおなかは、もういっぱい。
そしてそれは、深琴も同じなのだけれど。
「……あら? 皆様お食べにならない?」
「クッキー……まぁ、うん。変身しての飛行は体力使うね。こっちは気にしないで食べて」
きょとりと小さく首を傾けつつも、はむりとクッキーを口にするシルヴァのことを見守ることに。
それから雲の上をぴょこりと飛ぶように満喫していたジャンだけれど。
「なあなあ、皆の卵どんな感じ? 孵りそう? 孵ったら名前は何にするんだ?」
やはり魔法のたまごのことは気になるから、つい質問攻めにしちゃって。
雲の上はまるでお布団のようにふわふわだから。
「親鳥ども、寝ぼけて卵を落とすなよ」
ザネリもこう、魔法のたまごを持っている面々に続ける。
「それで……名前、何にすんだ?」
そんなふたりの言葉に、メグルは瞳をぱちり。
「なまえ、……名前って、つけるものなのですか」
それから、ずっと何気にたまごのことを気にかけている様子のコノハに訊ねてみる。
「こ、コノハはどうですかしら」
「名前!? 気が早くない!?」
でも思ってもみなかったし、そうは言ったものの……コノハは改めてたまごを見つめて。
「でもそっか、人間って生まれる前に名前決めるんだっけ」
そう思えば、ちょっぴりだけ考えてみるものの。
「うーん……でも生まれた子を見て決めたいような……ラムネとメグルは決めた?」
「名前はどうしような。俺も生まれてから呼びたいかも」
「目が合ったら、浮かぶでしょうか」
返って来たふたりの言葉を聞けば、こくりと頷いて。
「そうだね、出逢ったら名前が自然と浮かぶかも」
「見てから決めたいってのも分かるなあ。どんな姿で、どんな色で、どんな性格なのかって、考えるのも楽しみ」
「みなさまの卵、どのような子が孵るのでしょうね。元気な顔が早く見とうございます」
ジャンととわも、そうわくわくそわり。
それに何より、深琴は微笑ましく思う。
たまごを慈しむその姿に優しい眼差しを向けながら。
そしてくるりもそんな深琴の隣で、たまごのパパたちに慈愛の目。
「悩むメグルちゃん、かわいい……コノハくんが親鳥になってる……かわいいね……」
「お、親鳥じゃないけど!?」
その言葉を聞けば、思わずそう口にするコノハだけれど。
しっかりとたまごを手にするその姿は、相変わらずたまごに過保護である。
そんな魔法のたまごにわくわくしながらも。
「――ところで皆」
ジャンはふいに、くるりと視線を巡らせて。
きりりと表情を頑張って引き締めてみたり……するものの。
「俺は足元がふかふかで……お腹がいっぱいで……つい瞼が……」
緊張感がないかもと暫く耐えていた瞳が、とろん。
そして、そんな今にもすやぁとしそうな様子を見遣るザネリだけれど。
「おい、ジャン」
「こちらの雲は、お外の雲よりふかふかしておりますね。これは良いおひるねすぽっと……」
「心地良すぎて眠たくなってきましたね」
「……ジャンもおねむなら、ちょっとくらいは大丈夫かしら……」
うとうとしながらたまごを撫でるメグルと一緒に、我慢していたとわもやはりうとうと。
「悩んでいたら、ゆめとうつつがあいまいに……」
「……いや、お前ら」
ザネリはジャンだけでなく、そうおねむな皆の姿に、危機感がないと言いたいところであるのだけれど。
でも、どう見ても、眠気に抗えそうになさそうであるし。
「……まあ、でかい巣だと思えば良いか」
ここは雲の上、まあ冒険に休息は必要だろうし、そういうことにしておくのだった。
そしてラムネも、眠たげな面々に小さく微笑って。
「さっき沢山食べたもんな」
ジャンの背中を優しくトントンしてあげたりすれば。
余計に心地良くなって――ころん。
「でも、ふかふかって気持ちいいよな」
「雲ふかふか……王様が寝そう、分かる……私も寝ちゃっていいかなぁ」
ついに雲に身を預けておやすみモードになった王様と一緒に、くるりもころりと横になれば……ぐぅ。
すぐにふわふわ、夢の中へ。
深琴もそんな皆の様子を見ていたら、ふわりと小さくあくびが漏れてしまう。
「つられるように眠気が……」
そう、ふわふわの雲の誘惑は、お腹一杯になった身体には魅力的すぎるから。
そして、コノハもすかさずころり。
「僕も寝る!」
皆の微笑まし気な視線が気恥ずかしくて、背中を向けて狸寝入り。
ザネリはそんなお昼寝タイムな皆を見遣りながら、はむはむ美味しそうに甘味補給しているシルヴァへと目を向けて。
「さて、クッキーでも食いながら昼寝の番をするか」
俺にも一枚くれ、とクッキーを所望し受け取れば、ひと齧り。
……まあ、呑気な寝顔が並ぶのは、悪くねえな、なんて瞳を細めながら。
そしてラムネもひと休みしつつ、穏やかで心躍る風景の只中で、魔法のたまごへとこう声をかける。
(「どんな子だっていい。元気に生まれてこい」)
きっと孵るだろうその時を楽しみに――空はこんなにも綺麗だぞ、って。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【マルサイ】
無理無理わたし三階より高いとこ行ったことないもん!兄貴達いつもこんな高さ飛んでるの!?落ちたら死んじゃうんだよ!?ばか!
うっ…そ、そうだよね
でも力抜くって言ったって…リーガルさん、ちょっと掴まっててもいい?慣れたら離すから
ちょっと照れつつ、背に腹はかえられず
夜宵さんは怖くないの?一緒に掴まる?
え?雷雲って
いやぁぁ!雷っ、雷ぃ!揺れっ…何やってんの兄貴!丸焦げになっても助けらんないからね!?
はぁっ、はぁ…ぜぇ…怖かった…
前まで生まれ変わったら鳥になりたいって言ってたけど、二度と言わない
来世も地に足つけて生きる…
言っとくけど兄貴のせいだからね!?
…ココア飲みたい。マシュマロ浮かべたやつ

【マルサイ】
飛ぶなんて自分の人生で有り得ねぇと思ったが…
…精霊の力?ンなもんでホントに飛べんのか?
怖いってのは無いが、妙に不安定で落ち着かねぇな
掴まらせてもらうと助かる。とりあえず、手ぇ貸してくれ
ここにきて雷雲とか、ツイてねぇとしか言えねぇ
…俺の腕、金属なの危険か?落ちねぇと思うしかないか
霊紙を開発とか流石…って、耐えれてねぇのかよ…っ
…蒔生に同感だ。来世が鳥までは考えなかったが、地に足つけるのが落ち着く
面倒でも、歩いて仕事するのがマシだと実感出来た…
煙草休憩ありなら、一本吸わせてくれ。変に気ぃ張って疲れたからな…
あー……あるなら珈琲貰っていいか。無かったら、甘いもんじゃなければ何でもいい

【マルサイ】計4名
梟ですからね、慣れれば楽なものですよ
数珠を外し、梟に変じながら首を傾げる
大丈夫ですよ蒔生、寧ろ力んでいてはひっくり返ってしまいます。力を抜いて、精霊にコントロールを委ねるつもりで
リーガルは面倒見がよくて優しい良い子ですね。さすが私の自慢のバディです
おや、あれは…雷雲?
最近金属を用いた蓄電できる霊紙を開発致しまして。これが雷に耐えられれば新たな術の可能性が…
ああ、耐久性が足りないようですね。まだまだ改良しなくては
皆が息を荒らげる中、優雅に雲へと降下して
初めての飛翔で緊張していたのですね、気付かずすみません
飲み物でもご用意しましょう。何が宜しいですか?
勿論、ご用意しておりますとも

【マルサイ】
僕も余程のことがない限り普段は徒歩移動だよ
飛ぶと目立つしそれなりに疲れる
夜宵も蒔生も懐疑的だなあ
そんなんじゃ飛べるものも飛べなくなるぞ?
意地悪い笑顔で脅した後は手を差し出そう
ああ。肩や腕に掴まってもいいよ
少しづつ手を離して感覚を掴むといい
バッ!? んなっ、これくらいは当たり前だろ!
耳が熱いのはきっと気のせいだ!
万が一を考え精霊の助けも借りる
そうそう、その調子
ふたりを励ましつつ潤にも時折視線を
うん、夜宵の腕も心配だし雷雲は迂回で
おい潤。迂回だって何をしてうわっ!
退避! 退避だ!!
這う這うの体で安全な雲に移動
あんたのせいだからな!?
僕はアイスカフェオレが欲しい……さっきので喉が乾いた
イースター祭で賑わう冒険王国を存分に堪能した後。
足を向けるのは、ダンジョン――なのだけれど。
眼前に広がる光景を眺めつつ、天使・夜宵(熱血を失った警官・h06264)は思わずこう呟きを落とす。
「飛ぶなんて自分の人生で有り得ねぇと思ったが……」
「無理無理わたし三階より高いとこ行ったことないもん!」
そして全力でぶんぶんと首を振る古出水・蒔生(Flow-ov-er・h00725)は、兄である古出水・潤(夜辺・h01309)とリーガル・ハワード(イヴリスの|炁物《きぶつ》・h00539)を涙目で交互に見遣って。
「兄貴達いつもこんな高さ飛んでるの!?」
「僕も余程のことがない限り普段は徒歩移動だよ。飛ぶと目立つしそれなりに疲れる」
「梟ですからね、慣れれば楽なものですよ」
リーガルに続いてそう返しつつも数珠を外せば、こてり。梟に変じながら首を傾げてみせる潤。
いや、そう何でもないようにふたりは言うけれど。
「落ちたら死んじゃうんだよ!? ばか!」
「……精霊の力? ンなもんでホントに飛べんのか?」
道が完全に途切れた断崖絶壁に佇む、蒔生と夜宵。
そう、やって来たダンジョンは天空ダンジョン、最奥に進むためには空を飛んでいかなければならないという。
そして精霊たちが一時的に風の力を貸してくれるという話だけれど……普段空を飛ぶことのない蒔生と夜宵が不安に思うのは無理もない。
けれどそんなふたりに、梟さんな潤はもう一度、こてんと首を傾けつつも。
「大丈夫ですよ蒔生、寧ろ力んでいてはひっくり返ってしまいます」
「うっ……そ、そうだよね」
「力を抜いて、精霊にコントロールを委ねるつもりで」
「夜宵も蒔生も懐疑的だなあ。そんなんじゃ飛べるものも飛べなくなるぞ?」
リーガルは意地悪い笑顔でちょっぴり脅してみたりするけれど。
「でも力抜くって言ったって…リーガルさん、ちょっと掴まっててもいい? 慣れたら離すから」
ちょっと照れつつ、背に腹はかえられない、と……そう蒔生にお願いされれば、手を差し出して。
「夜宵さんは怖くないの? 一緒に掴まる?」
「怖いってのは無いが、妙に不安定で落ち着かねぇな」
蒔生の声にそう返した後、夜宵はリーガルへと視線を移して紡ぐ。
「掴まらせてもらうと助かる。とりあえず、手ぇ貸してくれ」
「ああ。肩や腕に掴まってもいいよ」
そんな彼の言葉にこくりと頷いて返しつつも。
ひしっと自分に掴まるふたりへとこう告げる……のだが。
「少しづつ手を離して感覚を掴むといい」
「リーガルは面倒見がよくて優しい良い子ですね。さすが私の自慢のバディです」
「バッ!? んなっ、これくらいは当たり前だろ!」
ほのぼのにこにこしつつ言った潤の言葉に、ふるふる首を振ってリーガルは返す。
……耳がカアッと何だか熱いのはきっと気のせいだ! なんて、そうちょっぴりムキになって訴えながら。
それから気を取り直し、万が一を考えて、風の精霊の助けも借りながら。
「そうそう、その調子」
ふたりを励ましつつも、ちらり。
潤にも、時折視線を。何をするかわかったものではないから。
そんなリーガルの視線も勿論、全然気にすることなく。
ぱたぱた空を飛んでいた潤は、再び首をこてり。
「おや、あれは……雷雲?」
「ここにきて雷雲とか、ツイてねぇとしか言えねぇ」
そして兄と、一緒にリーガルに掴まっている夜宵の声を聞けば、蒔生は思わず大きく瞳をみはって。
「え? 雷雲って……いやぁぁ! 雷っ、雷ぃ!」
「……俺の腕、金属なの危険か? 落ちねぇと思うしかないか」
ただでさえ空を飛ぶなんて怖いのに、よりによって天候は雷。
しかも夜宵の腕では金属、雷が落ちる可能性もなきにしもあらず……かもしれないから。
「うん、夜宵の腕も心配だし雷雲は迂回で」
リーガルは頷いて、迂回しつつ回避……をはかろうとしたのだけれど。
「最近金属を用いた蓄電できる霊紙を開発致しまして」
潤がそう颯爽と取り出したのは、霊紙。
そんな効力があるアイテムを用いれば、もう安心――。
「霊紙を開発とか流石……」
「これが雷に耐えられれば新たな術の可能性が……」
「おい潤。迂回だって何をしてうわっ!」
――ごろごろ、ぴしゃーんっ。
「ああ、耐久性が足りないようですね。まだまだ改良しなくては」
「って、耐えれてねぇのかよ……っ」
「退避! 退避だ!!」
「揺れっ……何やってんの兄貴! 丸焦げになっても助けらんないからね!?」
のんきに首を傾ける潤の行動に案の定巻き込まれつつ、慌てて退避です……!
それから何とか雷雲から離れ、天候も回復すれば。
「はぁっ、はぁ……ぜぇ……怖かった……前まで生まれ変わったら鳥になりたいって言ってたけど、二度と言わない」
「……蒔生に同感だ。来世が鳥までは考えなかったが、地に足つけるのが落ち着く」
――来世も地に足つけて生きる……。
――面倒でも、歩いて仕事するのがマシだと実感出来た……。
そう息を荒らげて蒔生と夜宵が決意する中、潤は優雅に雲へと降下して。
「初めての飛翔で緊張していたのですね、気付かずすみません」
「言っとくけど兄貴のせいだからね!?」
「あんたのせいだからな!?」
「煙草休憩ありなら、一本吸わせてくれ。変に気ぃ張って疲れたからな……」
這う這うの体でなんとか無事に安全な雲に移動したリーガルも蒔生と同時にそう声を上げ、一服して落ち着きたい気持ちに駆られる夜宵。
けれど勿論、ひとりペースを崩すことなく、全く悪びれもない様子で。
「飲み物でもご用意しましょう。何が宜しいですか?」
そう告げられれば、ぐったりしつつも各々リクエストを口にする。
「……ココア飲みたい。マシュマロ浮かべたやつ」
「僕はアイスカフェオレが欲しい……さっきので喉が乾いた」
「あー……あるなら珈琲貰っていいか。無かったら、甘いもんじゃなければ何でもいい」
そんな3人に、やはり潤はにこにこ微笑んで。
晴空の雲の上で早速、皆の所望のものを淹れ始める――勿論、ご用意しておりますとも、って。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【アリスと白兎】
【ミルフィ・h01077】と一緒に参加
今度は
お空のダンジョンなんですね♪
ミルフィと、
大きな鳥の精霊さんに
乗せて貰い
(魔法のたまごさんも運んで貰い一緒に冒険)
【第六感】で
悪天候の雲を避け
【霊的防護】で
たまごさんを護り
お空を冒険…☆
途中で
雲の上で
ひと休み
イースター祭りで買ったお弁当やスイーツを広げて
お空のピクニック♪
『鳥の精霊さんもどうぞ…♪』
ひと休みしたら
再びお空の冒険に
『あ…ミルフィ、見て下さい…とってもきれいな虹がかかっています…♪』
――魔法のたまごさんは
まだ孵らないみたい…?
『どんな子が、生まれてくるんでしょうか…?』
孵るのを心待ちにして
お空のダンジョンを進んでいきます…♪

【アリスと白兎】
【アリス姫様・h00831】と一緒に参加
今度は
空のダンジョンですのね♪
アリス姫様と、
大きな鳥の精霊様に
乗せて貰い
(魔法のたまごも鳥の精霊様に
運んで貰い共に冒険)
【第六感】【情報収集】で
悪天候の雲を避けるルートを確保し
鳥の精霊様やアリス姫様に伝え
空を冒険
途中で
雲の上で
一休み
イースター祭りで買ったお弁当やスイーツを広げ
皆で天空ピクニックですわ♪
『ささ、鳥の精霊様も一休みされては…♪』
一休みしたら
再び天空の冒険に
『これは…何とも美しい虹ですわね♪』
――魔法のたまごは
まだ孵らない様ですわね
『孵るのを、楽しみに待ちましょう、アリス姫様…♪』
姫様と共に
孵るのを心待ちにし
天空ダンジョンを進行
噂通り盛況なイースター祭を、美味しく楽しく、ちょっぴりびっくりのハプニングもありつつ、満喫した後。
「今度は、空のダンジョンですのね♪」
ミルフィ・タイムラヴィット(ストライダー|白兎《ホワイトラビット》・h01077)がやって来たのはそう、不思議な天空ダンジョン!
それに、アリス・アストレアハート(不思議の国の天司神姫アリス・h00831)も頷いて返して。
「今度は、お空のダンジョンなんですね♪」
ダンジョンを攻略するべく、ボスがいる最奥へと向かわんとするのだけれど。
目の前の道は、地面などない天空航路。
つまり、空を飛んで先に進まないといけないダンジョンだというが。
アリスとミルフィは、大きな鳥の精霊さんにお願いしてみる。その背に乗せて貰えないかを。
そんな二人の声に、鳥さんは快くひと鳴きして頷いてくれたから。
ふたりは早速、鳥さんの背中に乗り込むことに。
勿論――魔法王国で貰った魔法のたまごも一緒に、空の冒険にいざ出発!
二人並んで、空を颯爽と飛ぶ風に吹かれながら、雄大な空の風景を眺めていたのだけれど。
「鳥の精霊様、アリス姫様、前方に雷雲がありますわ」
ミルフィが、第六感を使って情報収集し、悪天候の雲を避けるルートを確保して精霊やアリスに伝えれば。
「たまごさん、お護りしますね……♪」
アリスは第六で悪天候の雲を避け、霊的防護を施して魔法のたまごを護りながらも、引き続きお空を冒険!
でもずっと飛びっぱなしというわけにはいかないから、途中の雲の上でちゃんとひと休み。
「鳥の精霊さんもどうぞ……♪」
「ささ、鳥の精霊様も一休みされては……♪」
鳥さんにも勧めつつ、イースター祭りで買ったお弁当やスイーツを広げれば。
「皆で天空ピクニックですわ♪」
楽しく美味しく、お空のピクニック!
そしてふわふわ雲の上でひと休みして英気を養えば、再びお空の冒険へ。
途中、雨雲があったのだけれど、ばっちり迂回して回避すれば。
雨上がりの晴天の中、アリスは見つける。
「あ……ミルフィ、見て下さい……とってもきれいな虹がかかっています……♪」
「これは…何とも美しい虹ですわね♪」
そして虹の架かる空を飛んで、天空航路を征きながらも。
ふたりが気になっているのは、そう。
「――魔法のたまごさんは、まだ孵らないみたい……?」
「――魔法のたまごは、まだ孵らない様ですわね」
じいとふたりで並んで同時に、貰った魔法のたまごを見つめて。
「どんな子が、生まれてくるんでしょうか……?」
「孵るのを、楽しみに待ちましょう、アリス姫様……♪」
噂通り、たまごが孵るのを心待ちにしながら、ふたりで共に。
いや、魔法のたまごさんも一緒に――天空ダンジョンに広がる空を進んでいきます!
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【星花】
アカリが泣き言を言ってる
でも無理って言ってたらアカリのたまごは孵らないわ…
アカリにエリカのたまごが入った肩掛けカバンを渡して、
手を繋いで行こうと提案
仕方ないからエリカが精霊さんと一緒に誘導してあげる
感謝しなさいっ!
精霊さんにもよろしくねって挨拶して、より安全なルートで進んでいくわ
星空になったら、空を見上げるけど
エリカが見上げてきた星空と一緒で、ふと家族を思い出す
お母さんが初めて作ったパペットがうさぎなんだって
だから、たまごから孵ってくれるなら、真っ白なうさぎがいいな
ってアカリに預けたたまごを撫で
綺麗な朝焼け空になったら再びゴールを目指して進んでいく
アカリ、もう少しだから頑張って!

【星花】
雲と雲の感覚めっちゃ広いな…
それに段差もえぐいところあるし、この脚では飛べそうもない
これ俺、精霊の力を借りても無理かも…
感謝しなさいって…
今時そんなツンデレ仕草をお目にかかるなんて…と思いながら、エリカのたまごが入ったカバンをそっと受け取って肩にかけ
精霊にもお世話になりますって挨拶して、エリカが選んだコースを進んでいく
しかし、青空かと思ったら夕焼けになったり夜になったり忙しい空だな
夜の間に動くのは危険だから、朝になるまでじっと待機
確かに姉ちゃん、うさぎのパペット持ってたわ
俺のたまごは、自由に飛んでいける鳥だったらいいかな、なんて思ったり
え、もう朝?
…姪が頑張ってんだ
俺も負けてらんねぇな
足を踏み入れて少し歩けば、断崖絶壁の行き止まり……?
いや、ふたりが攻略するべくやって来たのは、空が広がる天空ダンジョン。
それは、事前に聞いてはいたのだけれど。
いざ、そんな地面のない空の光景を前にすれば、御嶽・明星(推定・暁の明星・h00689)は零さずにいられない。
「雲と雲の感覚めっちゃ広いな……それに段差もえぐいところあるし、この脚では飛べそうもない」
これ俺、精霊の力を借りても無理かも……なんて。
エリカ・バールフリット(海と星の花・h01068)はそんな声を聞けば、ちらり視線を向ける……アカリが泣き言を言ってる、と。
でも、だからといって。
(「無理って言ってたらアカリのたまごは孵らないわ……」)
ということで、エリカはおもむろにぽふりと。
明星へと渡すのは、魔法のたまごが入った肩掛けカバン。
それからようやく顔を上げて自分へと目を向ける彼に、手を繋いで行こうと提案した後。
「仕方ないからエリカが精霊さんと一緒に誘導してあげる」
そう、えっへん胸を張ってエリカは紡ぐ――感謝しなさいっ! って。
そんな姪の言葉に、一瞬きょとんとするも。
「感謝しなさいって……」
エリカのたまごが入ったカバンをそっと受け取って肩にかけつつも、明星は思うのだった。
(「今時そんなツンデレ仕草をお目にかかるなんて……」)
でもそれは、そっと胸の内だけにしておいて。
「精霊さん、よろしくね」
「……お世話になります」
ふたり挨拶もちゃんと済ませれば、エリカは風の精霊さんの力も借りつつ、より安全なルートを選択していって。
明星も、そんなエリカが選んだコースを進んでいくのだけれど。
きょろりと周囲を見回してから、小さく首を傾ける。
「しかし、青空かと思ったら夕焼けになったり夜になったり忙しい空だな」
そしてエリカの導くまま、程良い大きさの雲にぽふりと降り立てば。
夜の間に動くのは危険だからと、朝になるまでじっと待機することに。
それから雲の上から空を眺めていれば、煌めきはじめる満天の星。
そんな星空は、エリカが見上げてきたものと一緒で。
ふと思い出すのは、家族のこと。
「お母さんが初めて作ったパペットがうさぎなんだって」
そう紡ぎながらも、明星に預けた魔法のたまごをなでなでしてあげながら、続ける。
「だから、たまごから孵ってくれるなら、真っ白なうさぎがいいな」
「確かに姉ちゃん、うさぎのパペット持ってたわ」
明星も確かに、姉のうさぎのパペットのことを思い返したから。
そっと、こう思うのだった。
(「俺のたまごは、自由に飛んでいける鳥だったらいいかな」)
そして夜が深まり、次第にまた明るくなって。
様々な彩りを宿し移ろう、綺麗な朝焼け空になったなら。
「アカリ、もう少しだから頑張って!」
「え、もう朝?」
エリカは明星の手を引いて、再びゴールを目指して天空航路を進んでいく。
それから、朝を迎えた青空の只中で手を引かれながらも。
蠍の炎の瞳で見つめるその姿に、明星は思う。
(「……姪が頑張ってんだ」)
――俺も負けてらんねぇな、なんて。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【双星】
★アドリブ大歓迎
たまご。ネィムさまに、おまかせ
ぷかぷか、あんしん!
せいれいさま。おちから、かしてください。な
わっえへへ。とってもたのし、ですね
くも、ふわふわ。わたあめ、みたい!
せいれいさま。くも、たべられるでしょか
ごろごろ、ぴかって。してます、ね
ネィムさまと、て。つないで
あっち、こっち。わたわた、いどう
ちょと、へとへと。きゅうけー、しましょ
おまつり、の。ドーナツ、あります
せいれいさまも。ごいっしょ、どぞっ
ドーナツ。おいし、ですね
ターニャも。ネィムさまも、ドーナツも。だいすき
あっネィムさま、おそら!おほしさま!
ゆーえんち、も。きょーも。たのし、です!
いっぱい、おもいで。つくりましょ、ねっ

【双星】
大きなたまごは我のじゅうりょくまほうで
せいれいさん、こんにちは
あのね、ちからかしてほしです
おお、我のまほうじゃないふわふわ!ふしぎ
ナターリヤ、たのしいですね
ふわふわのくも!食べれないかな?
くらいくもいる、ナターリヤこっちこっち
こんどはあっちあっち
よいしょ、そろそろきゅうけーしよ?
あ、ドーナツ!ナターリヤはいつでもおいしいものもってる
もぐもぐ、おいし
ナターリヤも、ドーナツも好き!
あ...ほんとです。
あの時の、ゆうひ。きらきらのほし
すこし、ちがうけれど、きれいですね
我、あのときのことわすれない
もちろん、いまのだいぼうけんも
ナターリヤとなら、どこにいってもだいじょうぶ
これからも、おともだち!
魔法のたまごやさんで、とびきり一番おっきな子をふたりでえらんだのだけれど。
でも、ナターリヤ・アリーニン(夢魅入るクークラ・h05868)は何も心配していない。
だって――ぷかぷか、あんしん!
(「たまご。ネィムさまに、おまかせ」)
大きなこの子は、ノー・ネィム(万有引力・h05491)の重力魔法でぷかり、空飛ぶたまごさんに。
けれど、これから目指すダンジョンの奥に行くには、ふたりもお空を飛ばないといけないみたいだから。
ネィムはぺこりと、ちゃんとおじぎをして。優しい声を咲かせて、お願いを。
「せいれいさん、こんにちは。あのね、ちからかしてほしです」
「せいれいさま。おちから、かしてください。な」
ナターリヤもぺこりして、風の精霊さんへと一緒に告げれば。
快く、精霊さんたちは魔法をかけてくれて。
「おお、我のまほうじゃないふわふわ! ふしぎ」
……ナターリヤ、たのしいですね、って。
ふわふわ空に浮かびながら、そう隣を見れば。
「わっえへへ。とってもたのし、ですね」
こくりとうなずくナターリヤと、大きなたまごの子を連れて――いざ、お空のだいぼうけん!
そしてふたりがさっきから、ふと気になっているのは。
「ふわふわのくも! 食べれないかな?」
「せいれいさま。くも、たべられるでしょか」
あまいわたあめみたいな、ふわふわな雲。
はむりと食べてみたら、しゅわりと甘やかにとけちゃいそうで。
「せいれいさん、くも、食べられない?」
「でも、おそら、ぷかぷか。のれる、ですね」
風の精霊さんから食べられないっておしえてもらえば、ちょっぴり残念に思っちゃうけれど。
ふわふわな雲の上に、ぽふりと乗れるみたい。
けれどその時、ネィムは少しはなれたところに浮かぶ雲に気づいて、ハッとして。
「くらいくもいる、ナターリヤこっちこっち」
「ごろごろ、ぴかって。してます、ね」
雷がぴかぴか光っている暗い雲をさけ、ぐるりと遠回り。
けれど次は、ざあざあ大雨の雲がいて。
「こんどはあっちあっち」
小さなおてて同士、ふたりできゅっとしっかりつなげば。
一生懸命、あっちにこっちにと、わたわた移動して。
ようやくお天気がまたよくなれば、ふたりでお顔を見合わせて、ほっとひといき。
それから、精霊さんたちが教えてくれたから、ぽふっと雲の上に降り立って。
「よいしょ、そろそろきゅうけーしよ?」
「ちょと、へとへと。きゅうけー、しましょ」
ネィムの言葉にこくりとうなずいたナターリヤは、じゃーんと取り出す。
「おまつり、の。ドーナツ、あります。せいれいさまも。ごいっしょ、どぞっ」
「あ、ドーナツ!」
ネィムはそう声を響かせるも、でも、しっているから。
ナターリヤはいつでもおいしいものもってる、って。
だからドーナツも一緒に、はむはむもぐもぐ。
おいし、ってほわりとしあわせなきもちを咲かせながらも、お互い紡ぎ合う。
「ナターリヤも、ドーナツも好き!」
「ターニャも。ネィムさまも、ドーナツも。だいすき」
それからふわふわ雲の上で、おいしいひとやすみをしていれば。
今度は、ナターリヤが気づいて声を上げる。
「あっネィムさま、おそら! おほしさま!」
「あ…….ほんとです」
――あの時の、ゆうひ。きらきらのほし。
ネィムが思い出すのは、そんないっぱいの色の光たちで。
「すこし、ちがうけれど、きれいですね」
……我、あのときのことわすれない。
そう言の葉を咲かせてから、改めて思う。
「ゆーえんち、も。きょーも。たのし、です! いっぱい、おもいで。つくりましょ、ねっ」
……いっぱい、おもいで。つくりましょ、ねっ、って。
そう紡いで、ほわほわ咲く笑顔を見つめれば。
(「もちろん、いまのだいぼうけんも。ナターリヤとなら、どこにいってもだいじょうぶ」)
だってそう、自分とナターリヤは。
「これからも、おともだち!」
なんていったって、だいぼうけんをともにする、なかよしのおともだちなのだから。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【五十鈴・珠沙(h06436)と一緒に】
(恐る恐る雲に足を置きながら)
おー、凄いな絵画の世界に入ったみたいだ
雲を踏めるなんてシュールな気分
頼もしいねぇすずすずは…って
あららら、今助けるから落ち着いて!
こっちもポーチが動いたような?
こちらは白猫さんだ。可愛いねぇ
兄弟の卵だったのかなぁ?
2匹でくるくる回って楽しそう
そうだね、大事にしようね、すずすず

【ビート先輩(h06435)と一緒に】
わー!雲や鳥さんの上を乗れるんだねっ
ビート先輩、ここは珠沙さんにお任せあれ!
こっちの雲にぽん、あっちの鳥さんにぽんって
…あれ、あたし風で流されてる!?
わーん、ビートせんぱーい、助けてー!
そういえば、行きにもらってきたたまご
胸のところでほかほか温めてたら
なんだか動き出したような…?
あっ、翼の生えた猫さん!?
あたしのは黒猫さんだ、ビート先輩は?
かわいいー!大事にしようね、先輩!
冒険王国の春のお祭りを、ふたりで目一杯楽しんで。
次にやって来たのは、話に聞いていたダンジョン、なのだけれど。
「わー! 雲や鳥さんの上を乗れるんだねっ」
ぷかり雲が浮かぶ、鳥の精霊さんたちがいる天空ダンジョン。
五十鈴・珠沙(Bell the cat・h06436)はそんな空の世界に、思わずはしゃいじゃうけれど。
「おー、凄いな絵画の世界に入ったみたいだ」
美大生らしく浮石・尾灯(ウキヨエ・妖怪・ヒーロー・h06435)はそう紡ぎつつ。
でも恐る恐る、そろりと。雲の上に足を置きながらも、こう思うのだった。
……雲を踏めるなんてシュールな気分、なんて。
積極的に戦いの渦中へは飛び込んでいく彼だけれど、魔法で空を飛んだり雲に乗ったりということは、なかなかないから。
そんなちょっぴり慎重な尾灯に、珠沙はえっへんと得意気な顔で。
「ビート先輩、ここは珠沙さんにお任せあれ!」
こっちの雲にぽん、あっちの鳥さんにぽんっ。
軽快に天空航路を進んでいく――のだけれど。
「頼もしいねぇすずすずは……って」
「……あれ、あたし風で流されてる!?」
くるりと振り返った珠沙は、ハッと先輩の姿が遠ざかりかけていることに気が付いて。
……わーん、ビートせんぱーい、助けてー!
そう尾灯へとヘルプ! わたわたと助けを呼べば。
「あららら、今助けるから落ち着いて!」
流されかけている彼女が乗っている雲にぽんっ。
鳥さんにも協力して貰って、なんとか流される前の元の場所に、珠沙を救出!
それからホッと撫で下ろした胸が、ふいにふるふると震えて。
「そういえば、行きにもらってきたたまご。胸のところでほかほか温めてたら、なんだか動き出したような……?」
「こっちもポーチが動いたような?」
尾灯も小さく揺れているポーチに気づいて。
ふたり、それぞれの魔法のたまごに視線を向ければ――ぱかっ。
まずは珠沙の魔法のたまごが割れて、ぴょこりと顔を出したのは。
「あっ、翼の生えた猫さん!?」
ぱたぱた翼をさせている精霊。
「あたしのは黒猫さんだ、ビート先輩は?」
そんなもふもふな黒猫さんから、尾灯へと視線を移せば。
尾灯の持っていたポーチからも、同じようにぴょこと。
「こちらは白猫さんだ。可愛いねぇ」
顔を出しているのは、白猫さん。
そして、2匹でくるくる回って楽しそうなその姿を見れば、尾灯は思うのだった。
「兄弟の卵だったのかなぁ?」
「かわいいー! 大事にしようね、先輩!」
そんな珠沙の言葉に、空に浮かぶ雲の上で、尾灯はこくりと頷いて返す。
……そうだね、大事にしようね、すずすず、って。
なかよしの白と黒の子たちがじゃれあうのを、ほっこり眺めながら。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【春雪】
おおー…
どうやって、行く?
俺、鳥の精霊さん乗ってみたい
乗せて、貰う?
あっ乗り込む、前に!
たまごは大事に前抱っこ
これなら景色、見れるし
温めてもおける
一石二鳥、と頷く
氷菜の子、すごい、ね
とんでる!と目を丸くし
たまごを大事に抱えつつ
鳥さんよろしく、ね
ぺこっとおじぎしその背に乗り
ふおーっ
風、とってもきもちいい!
鳥さんすごいっ
景色もきれい
楽しい、ね、氷菜
たまごもきっと喜んでる
んっ鳥さん、そろそろ休憩だって
一旦降りよ
雲の上に降り立ち
雲ふわふわ
これはこれで楽しい
たまごは慎重に守りつつもぴょんぴょん飛び跳ね
あっ
そろそろ孵りそう?
がんばれと応援
現れたのは空色のもふもふ
猫…子虎?柄ないけど
氷菜の子も可愛い

【春雪】
…ダンジョン、とは
そうね
自前でも飛べるけど、鳥の精霊さんにも会いたいな
乗せて貰おう
卵…
どうしよう、落ちないかな…
でも、しっかり抱えたら割れそう…
一人で悩んでいたら…卵が浮いた
器用な子…気遣ってくれたの?
ほっとして殻を撫で
飛ばされない様に柔く卵を抱えよう
晧の子は特等席ね
晧に続き鳥さんによろしくとお辞儀をし
背中を借りるわ
わ、凄い
危なげも無いわ、安定感…
ありがとう、鳥さん
うん、楽しい
青の中を進む爽快感、卵も感じてると良いな
一旦鳥さんを降り
雲の感覚を楽しむ
お布団とはまた違う感触ね
跳ねる様に卵と歩き
今、音が…
卵から現れたのは
白くて丸っこい小鳥の姿
少しひんやりしてて…可愛い
はじめまして…よろしくね
冒険王国でイースター祭を楽しんだ後、いざダンジョンへとやって来たのだけれど。
白椛・氷菜(雪涙・h04711)はくるりと周囲を見回せば、こう紡がずにはいられない。
「……ダンジョン、とは」
ダンジョンといえば、洞窟みたいな、閉鎖的な空間だというイメージがあるのだけれど。
目の前に広がっているのは、どこまでも続きそうな青空。
けれど、最奥に行くには、歩けるような道は途切れているから。
「おおー……どうやって、行く?」
そうこてりと首を傾けていた空廼・皓(春の歌・h04840)はふと、お耳をぴこん。
尻尾をふりふりと揺らしながら、氷菜へと向けるのは、心なしかキラキラした瞳。
だって、皓は見つけたから。
「俺、鳥の精霊さん乗ってみたい。乗せて、貰う?」
背中に乗せてくれそうな大きな鳥の精霊さんを。
「そうね、自前でも飛べるけど、鳥の精霊さんにも会いたいな」
だから……乗せて貰おう、って氷菜も頷いて返せば。
いざ、鳥さんの背中へ――。
「あっ乗り込む、前に!」
皓は大切な準備をしておく。
魔法王国で貰った魔法のたまごを、大事に前抱っこして。
「これなら景色、見れるし。温めてもおける」
一石二鳥、とひとつ頷きながら。
そんな姿を見つつ、氷菜も首を傾けてみて。
「たまご……どうしよう、落ちないかな……でも、しっかり抱えたら割れそう……」
そう一人で悩んでいたら――ぷかり。
「……卵が浮いた」
「氷菜の子、すごい、ね」
ぱちりと瞳を思わず瞬かせる氷菜の隣で、皓も目を丸くする――とんでる! って。
そして、ふわふわ浮かびつつ、傍に寄ってくる子へとそっと手を伸ばして。
「器用な子…気遣ってくれたの?」
ほっとして、殻を撫でてあげてから。
氷菜は、飛ばされない様にと、柔くたまごを抱えて。
「晧の子は特等席ね」
同じように大事に、自分のたまごの子を前抱っこする皓に瞳を細めれば。
「鳥さんよろしく、ね」
ぺこっとおじぎした皓に続いて。氷菜もよろしくとぺこり、頭を下げた後。
「背中を借りるわ」
皓と一緒に、その背に乗せてもらえば。
ばさりと大きな翼を鳥さんが羽搏かせ――いざ、冒険へ出発!
「ふおーっ。風、とってもきもちいい! 鳥さんすごいっ」
「わ、凄い。危なげも無いわ、安定感……」
空を翔ける鳥さんに、ふたり感心しつつも。
景色もきれい……と空の世界を眺め、皓は氷菜へと視線を向けて。
「ありがとう、鳥さん」
「楽しい、ね、氷菜」
そうふたり顔を見合わせて瞳をそっと細めた後、それぞれたまごを見つめて紡ぐ。
「たまごもきっと喜んでる」
「青の中を進む爽快感、卵も感じてると良いな」
それから、すいすい空を飛んでいた鳥さんだけれど。
「んっ鳥さん、そろそろ休憩だって。一旦降りよ」
ひと休みするべく降り立つのは、ふわふわな雲の上。
「お布団とはまた違う感触ね」
「雲ふわふわ、これはこれで楽しい」
雲の感覚を楽しみながら、ぴょこりとたまごと一緒に、跳ねるように歩いていれば――。
ぴょんぴょん飛び跳ねながらも、たまごは慎重に守っていたのだけれど。
氷菜はふと、その足を止めて。
「今、音が……」
「あっ、そろそろ孵りそう?」
皓も、ふるりとたまごが揺れた気がしたから……がんばれと応援してみれば。
――ぱかりっ。
「猫……子虎? 柄ないけど」
皓のたまごから現れたのは、空色のもふもふ。
そして、同じようにぱかっと割れたもうひとつのたまごへと目を向ければ。
「氷菜の子も可愛い」
氷菜の卵から現れたのは。
「少しひんやりしてて……可愛い」
ピィと鳴いた、白くて丸っこい小鳥の姿をした子。
それから、その子をそっと抱きしめて、氷菜は生まれてきてくれた子にご挨拶を。
――はじめまして……よろしくね、って。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

◎分福
ガザミ、小腹が空いた。休憩だ。
ガザミのしおむすびを分けてもらい、雲の上で一休み。
祭りの賑わいも良いが、静かに風に吹かれるのが心地よい。
ふむ、まずいな(指に残るご飯粒を食べ)天気が変わる、急いで離れるぞ。
手早く荷物をまとめ、トンビの背中に飛び乗る。
雲の流れから風の流れを読み、雷雲から離れる気流へガザミを誘導。
雷はワクワクする。雹とか降るとさらにワクワクする。
何故か、今日は、鳥の背で風を斬る方が心地よく胸が高鳴る。
胸が熱い。魔法の卵が熱いのか。
熱さが引いた思えば、眼前に炎を纏う牡羊がいる。
前足で雲を引っ搔いてるのは、気が荒い。いや、空腹か。
ほう、ガザミも無事に孵ったか。
名前を考えないとな。

◎分福
白羊さんのような浮浪雲に乗って、しおむすびをぱくり。
疲れた体に染みわたる美味さよ。
空を飛ぶのが楽しくて、空腹も疲労も忘れてました。
更紗さんがいなかったら、疲れ果てて動けなくなっていたかも。
あ。黒羊さんみたいな雲。目立ちますね。
1匹、2匹、合体、融合~ンンン?
素早く大きなトンビに変身、更紗さんを背に乗せ、荷物を足で掴みテイクオフ!
気流を利用してほとんど羽ばたかずに急上昇、雷雲と距離を保ってゆっくり迂回&雷見物。
いつまでも見てられる。雷鳴が無ければ。
別の浮浪雲に降りて……更紗さん、虹です!嬉しい予感~。
あれ、僕の魔法の卵が砕けてるぅ!?
ホウと返事した白フクロウさん、嬉しくて笑っちゃいます。
賑やかな冒険王国の春の祭りも、満喫したのだけれど。
ガザミ・ロクモン(葬河の渡し・h02950)は訪れた天空ダンジョン――空を飛んで進む冒険が、わくわく楽しくて。
「ガザミ、小腹が空いた。休憩だ」
神楽・更紗(深淵の獄・h04673)の声に、ハッとする。
「空を飛ぶのが楽しくて、空腹も疲労も忘れてました」
……更紗さんがいなかったら、疲れ果てて動けなくなっていたかも、なんて。
そして、もこもこふわふわな白羊さんのような浮浪雲の上に降り立てば、取り出すのは、しおむすび。
勿論、更紗にもお裾分けして、ぱくりとふたりで食べながらも、雲の上でひとやすみ。
「疲れた体に染みわたる美味さよ」
そう尻尾をご機嫌に更紗が揺らすのは、ガザミのしおむすびが美味なことも勿論。
「祭りの賑わいも良いが、静かに風に吹かれるのが心地よい」
ただひたすら広がる空の世界の静けさや、さわりと吹く風が心地良いから。
けれど……ふと、指に残るご飯粒を食べてから、立ち上がって。
「ふむ、まずいな天気が変わる、急いで離れるぞ」
「あ。黒羊さんみたいな雲。目立ちますね」
ガザミもはむりとしおむすびを頬張れば――1匹、2匹、合体、融合~ンンン?
素早く変身したその姿は、大きなトンビ。
そして手早く荷物をまとめた更紗を背に乗せれば、その荷物を足でがしっと掴んで、テイクオフ!
雲の流れから風の流れを読む更紗の導くまま、ガザミは気流を利用して、ほとんど羽ばたかずに急上昇して。
雷雲から離れる気流へと乗りながらも、雷雲と距離を保ちつつ、ゆっくりくるりと迂回しつつも、しばし雷見物を。
「雷はワクワクする。雹とか降るとさらにワクワクする」
そうちょっぴり弾む更紗の声に、ガザミもトンビ姿でこくりと頷いてみせる。
……いつまでも見てられる。雷鳴が無ければ、と。
そして、そんなごろごろと轟く音も、じきに遠くなって。
ちょうど降り立つのに良さそうな別の浮浪雲を見つけ、降りてみれば。
ガザミは瞳を見開いて、更紗へと目を向けてわくわくと紡ぐ。
「……更紗さん、虹です! 嬉しい予感~」
そう、更紗だって感じている。
(「何故か、今日は、鳥の背で風を斬る方が心地よく胸が高鳴る」)
――胸が熱い、と。
でもその熱の元に、ふと気付く。
「魔法の卵が熱いのか」
そして魔法のたまごへと目を向けてみて。
暫くして、すうっと熱さが引いたかと思えば――。
「……!」
眼前にいるのは、炎を纏う牡羊。
そんな燃ゆるような羊をじいと見て、更紗は小さく首を傾ける。
「前足で雲を引っ搔いてるのは、気が荒い。いや、空腹か」
そう生まれた牡羊の様子を見ていれば。
耳に届いたのは、こんなガザミの声。
「あれ、僕の魔法の卵が砕けてるぅ!?」
もしかして、うっかり割れてしまったのかと、一瞬慌てて声を上げたけれど。
――ホウ。
ふいに聞こえた声に、嬉しくて笑っちゃう。
ぴょこりと顔をみせてお返事してくれた、白フクロウさんに。
それから、自分の炎の牡羊と、ガザミの白フクロウを交互に見て。
「ほう、ガザミも無事に孵ったか」
更紗は瞳を細め、ふわり揺蕩う雲の上でこう続けるのだった……名前を考えないとな、って。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

アドリブ歓迎
たまごの中からでも、キミは私のことを視てるんだね。
じゃあ今日は、ワクドキの冒険いっぱいしよっ。
大丈夫、無事に孵るまで私が一緒にいるよ!
ストールを結んでベビースリング代わりにしたら、袈裟懸けにして、たまごを中に入れて抱えよう。どう?あったかいかな?
私が見たもの、聞いたものは、言葉にしてたまごに話しかけるよ。
大きな鳥さんの背中に乗せてもらって、空からドラファンの風景を楽しもう。
私のいる√百鬼夜行とは、建物も自然の風景も全然違うねっ。
しばらく飛んでもらったら、行きがけにお祭りで買ったクッキーを食べて一休み。
雲の上だから天気も良くて気持ちいいね!
鳥さんもおやつ食べるかな。精霊でも食べれる?
冒険王国で出会ったのは、パステルカラーでとびっきりファンタジーな模様の、かわいい見た目の子。
まだ、貰ったそんな魔法のたまごは孵ってはいないのだけれど。
「たまごの中からでも、キミは私のことを視てるんだね」
イリス・レーゲングランツ(搏景の迷い子・h04975)は大事に手にしたその子に、そう声をかける。
噂では、このたまごから不思議な生き物が生まれるかもしれなくて。
そして孵る条件は、一緒に楽しく冒険することだと聞いたから。
「じゃあ今日は、ワクドキの冒険いっぱいしよっ」
尻尾をゆらりら、たまごの子へと声と笑みを向ける。
……大丈夫、無事に孵るまで私が一緒にいるよ! って。
でも、うっかり割れちゃったりしたら大変だし、やっぱりたまごを孵すといえば。
「どう? あったかいかな?」
ストールを結んでベビースリング代わりにしたら、袈裟懸けにして。
たまごを中に入れれば、優しくぬくぬくとあたためるかのように抱えて、いざダンジョン攻略へ!
そしてやって来たダンジョンは、歩けるような道が途切れている、空のダンジョンだけれど。
天空航路を運んでくれる案内人をイリスは見つけて。
「あ、大きな鳥さんの背中に乗せてもらおうねっ」
空からこの世界特有の、不思議なダンジョンの風景を楽しみながら進むつもり。
だって、√ドラゴンファンタジーの世界は、イリスにとっては珍しいものがいっぱいで。
「私のいる√百鬼夜行とは、建物も自然の風景も全然違うねっ」
見たもの、聞いたものは、全て言葉にする。
一緒に空の冒険をしている、たまごに話しかけながら。
そして、しばらく鳥さんに飛んでもらったら、ふわふわの雲の上に降りてもらって。
はむりとひと休みしながら食べようと取り出すのは、行きがけにお祭りで買った、春色満開なイースタークッキー。
賑やかなお祭りの会場で食べるのも、うきうき美味しかったのだけれど。
「雲の上だから天気も良くて気持ちいいね!」
静かな空にぽっかり浮かぶ雲の上でクッキーを食べるのも、また美味しくて楽しくて。
「鳥さんもおやつ食べるかな。精霊でも食べれる?」
そうそっとクッキーをひとつ差し出せば、尻尾をゆらゆら、イリスは笑み咲かせる。
たまごの子もきっとわくわく見つめる中――自分と同じように尻尾をふりふり揺らして、はむりと嬉しそうにおやつを食べる鳥さんを見れば。
🔵🔵🔵 大成功

【樂園】
天空のお散歩、見晴らしが良くて気持ちが良いね
鳥さんに乗ってびゅーん
たまごを抱っこして雲を抜け飛んでいく
空を飛ぶのは慣れてるの
ララは自由に飛んでいるのが似合うのよ
ふわふわ雲の上でおやつタイム…!
玲空さすが準備良い!
ドーナツを望遠鏡みたいに
星が近くてよく見えそうね
セレネが横になるなら私もころんとしちゃおうかな
ふふ、皆の星を探して見つけちゃうのよ
解説も任せて
あっ、ララがもう寝そうなの
少し温かいたまごに罅が……
セレネのも生まれそう
ララと玲空のはどんな子かな
皆もふもふだと良いな、なんて
真白の翼を持つ白い仔猫
紫水晶の瞳と目が合う
白玉と一緒に遊んでくれたら嬉しいのよ
初めまして、これから仲良くしてね?

【樂園】
空……
飛べない迦楼羅翼を、羽ばたく
ララはまだ一人ではとべないから
ぎゅとたまごを抱える
精霊の力をかりて
ぴょんと、飛び、滑空して
鳥の背に乗る
ララが鳥に乗るなんて変な感じする
平気よ玲空
お前がついてきてくれるでしょ?
雲の上で一休みしましょうか
ドーナツ、ララも食べたいわ
おかわりはあるかしら?
セレネ…こんな心地いい雲の上だもの
横になったら最後…眠ってしまうわよ
ラズリの星座解説は興味があるけれど
…やっぱり眠ってしまいそうだわ
器用に危ない雲を避けて進むのよ
あら、たまごが光って…?
セレネらしい可愛い子ね
玲空とラズリの子も素敵
ララのは…光ってる毛玉…シマエナガ?
これは、ぴぃころだわ
翼が蝶のようで綺麗な子ね

【樂園】
たまごを抱えて大冒険ですね
大きな鳥さんに乗って…出発、です
こんなに雲が近い場所を飛ぶなんて新鮮
鳥さん、皆さんから離れないよう…お願いしますね
わ、椿紅さん、さすがです…!
休憩に降り立った雲はふわふわしていてゆっくり休めそう
…横になって夜空を見たらとてもよく星が見れそうです
鴛海さんの星座解説…!
ぜひとも聞きたいです
ふふ、ララさんも横になって少しだけ休みませんか?
皆さん、たまごの様子はどうですか?
私のはなんだか動、光った…?
乗れそうなくらい、大きなもふもふ兎さん…!
えっ空も飛べて大きさも変われる…!?
すごいですね、よろしくおねがいします
皆さんの素敵な子たちにもご挨拶
ふふ、とても可愛いですね

【樂園】
まさか空を進むことになるとは
精霊達に協力してもらえて良かった
大事に卵を支え、ぐるりと周りを見回す
…空の探検、面白いな
ララ、一人で進むと迷子になるぞ
勿論。ララを一人にはしない
この辺りで少し休憩しないか?
さっきドーナツとミルクセーキ、買っておいたんだ
降り立つ雲の感触にソワソワ
寝転んで昼寝…気持ち良さそうだな……
確かに、遮るものが無いから星空鑑賞もできそうだ
ふふ、ラズリに解説してもらおうかな
卵はたまに動いてるような?
セレネ!卵が光ってる…!
へぇ…そうやって生まれてくるのか
私のにも罅が!
トルテと相性が良いといいんだが
お前は…(猫科・狼・鳥類の何れか任せ)
ふふ、みんなふわもふで可愛いな
楽しかったイースター祭が行われている冒険王国を後にして。
やって来たダンジョンに開かれた道は、そう。
「まさか空を進むことになるとは」
断崖絶壁の先を行く天空航路。
そんな空の下、椿紅・玲空(白華海棠・h01316)はふと風を感じてお耳をぴこり。
それはダンジョンに棲息している風の精霊のもの。
そしてそんな精霊さんたちが、風の魔法をかけてくれるというから。
「精霊達に協力してもらえて良かった」
ぐるりと周りを見回す玲空は大事に支える。イースター祭で貰った、魔法のたまごを。
セレネ・デルフィ(泡沫の空・h03434)のその手にも勿論、同じように。
「たまごを抱えて大冒険ですね」
お祭りで選んだたまごの子と一緒に、空の冒険を。
噂では、共にわくわく心躍る冒険をすれば、たまごからは不思議な生き物が孵るかもしれないと。
そしてダンジョンに広がる空を翔ける手段は、精霊さんの風の力と。
「大きな鳥さんに乗って……出発、です」
ばさりと翼を広げている鳥さんが、背中に乗せてくれるという。
そんな鳥さんが空へと飛び立てば、セレネは眼前に臨む景色に瞳を細めて。
「天空のお散歩、見晴らしが良くて気持ちが良いね」
「……空の探検、面白いな」
「こんなに雲が近い場所を飛ぶなんて新鮮」
ラズリや玲空の声に頷きながら、もふりと撫でる――鳥さん、皆さんから離れないよう……お願いしますね、って。
その視線の先には、ララ・キルシュネーテ(白虹迦楼羅・h00189)の姿が。
――空……。
そう見上げて紡いだ空へ、ララは羽搏かせる。
(「ララはまだ一人ではとべないから」)
その背に在る飛べない迦楼羅翼を。
それから、ぎゅとたまごを抱えて――精霊の魔法の風に乗って、ぴょんと。
「ララが鳥に乗るなんて変な感じする」
飛び、滑空して、ララも鳥の背に乗る。
そんなララに、玲空は声をかけるけれど。
「ララ、一人で進むと迷子になるぞ」
「平気よ玲空」
ララは向けた赤き花眸を細めてみせる。
――お前がついてきてくれるでしょ? って。
そんな声が届けば、玲空は迷いなく頷いて返して。
「勿論。ララを一人にはしない」
「ララは自由に飛んでいるのが似合うのよ」
ラズリも、鳥さんに乗ってびゅーん。たまごを抱っこして雲を抜け、一緒に飛んでいく。
……空を飛ぶのは慣れてるの、って笑って。
自由に飛ぶ彼女を一人になんて、させないから。
そして天空航路を進んでいれば、眼前には、青空にぷかりと浮かぶ大きな雲。
そんな雲の上には乗れるといし、まだダンジョンの最奥まで距離がありそうだから。
「この辺りで少し休憩しないか? さっきドーナツとミルクセーキ、買っておいたんだ」
玲空が提案するのは、ふわふわ雲の上でおやつタイム!
「玲空さすが準備良い!」
「わ、椿紅さん、さすがです……!」
ラズリとセレネはすぐに瞳を輝かせ、勿論大賛成。
ララも、こくりと頷いて返して。
「雲の上で一休みしましょうか。ドーナツ、ララも食べたいわ」
ぽふりと雲の上に降り立てば、おやつタイムの始まり。
ラズリはうきうきと貰ったドーナツを、ふと空へと掲げて。
「星が近くてよく見えそうね」
ドーナツの望遠鏡を覗けば、見つけるのは一番星。
そして、そんなラズリの隣で。
「おかわりはあるかしら?」
いつの間にかなくなっているララのドーナツ。
きっと差し出されたおかわりも、はむりと美味しくすぐになくなっちゃいそう。
それからおやつタイムが終われば、玲空は尻尾をゆるりら。
降り立つ雲の感触に、ソワソワしていたのだけれど。
「ふわふわしていてゆっくり休めそう」
「寝転んで昼寝……気持ち良さそうだな……」
セレネの声を聞けば、ますますそわりとしちゃって。
「セレネ……こんな心地いい雲の上だもの。横になったら最後……眠ってしまうわよ」
「ふふ、ララさんも横になって少しだけ休みませんか?」
「セレネが横になるなら私もころんとしちゃおうかな」
玲空もララもラズリも、もふもふな誘惑には抗えそうになくて。
ころんと一緒に雲の上に身を預ければ、思った以上にもっふりもこもこ。
そして刹那、一面に広がるのは。
「……横になって夜空を見たらとてもよく星が見れそうです」
「確かに、遮るものが無いから星空鑑賞もできそうだ」
いつの間にか満天の星が煌めく夜の空。
ラズリは、そんな星たちをひとつずつ指しながら。
「ふふ、皆の星を探して見つけちゃうのよ」
えっへん笑みを咲かせる……解説も任せて、って。
そしてそんな彼女が、素敵な星の先生になってくれるだろうことをセレネや玲空は知っているし。
「鴛海さんの星座解説……! ぜひとも聞きたいです」
「ふふ、ラズリに解説してもらおうかな」
ララだって、ラズリの星座解説は興味がある……のだけれど。
星を辿りながら紡がれる声は、ゆうらりとても心地良くて。
「あっ、ララがもう寝そうなの」
ララはいつの間にかすぅすぅ、すやぁ……眠ってしまいそうだわ、なんてやっぱり思った通りに。
それから、皆でおやつタイムやお昼寝タイムで英気をいっぱい養えば。
器用にすいっと、危ない雨雲や暗雲だって避けて進んで。
ダンジョンの最奥へと向かいながらも、何気にやはり気になっているのは。
「皆さん、たまごの様子はどうですか?」
セレネがそうくるりと目を向ける、魔法のたまご。
「たまごはたまに動いてるような?」
そんな玲空の声に、セレネも自分のたまごをふと見遣れば。
「私のもなんだか動、光った……?」
「あら、たまごが光って……?」
「セレネ! 卵が光ってる……!」
何だかぴかっと光り出しました……!?
そしてラズリも刹那、瞳をぱちりと瞬かせて。
「少し温かいたまごに罅が……セレネのも生まれそう」
それから皆がじいと注目していれば――ぱかり。
セレネのたまごから生まれた子は。
「乗れそうなくらい、大きなもふもふ兎さん…!」
さらに、ぱたりと背中の翼を羽搏かせてみせたり、ちまっとサイズになってみたりする兎さんに、目をみひらきながらも。
「えっ空も飛べて大きさも変われる……!?」
セレネはもふもふの子に、ご挨拶。
……すごいですね、よろしくおねがいします、って。
「セレネらしい可愛い子ね」
「へぇ……そうやって生まれてくるのか」
そんな兎さん誕生の瞬間を見届け、玲空とララがそれぞれ紡げば。
ラズリもそわりと、心躍っちゃう。
「ララと玲空のはどんな子かな」
……皆もふもふだと良いな、なんて。
そしてセレネに続いて、皆のたまごもふるふると揺れて、ぱかり。
「ララのは……光ってる毛玉……シマエナガ?」
ララのたまごからぴょこりと埋まれたのは、まんまるもふもふな子。
その子を両手の掌に乗せて、見つめるララはひとつ頷く。
「翼が蝶のようで綺麗な子ね」
――これは、ぴぃころだわ、と。
「私のにも罅が!」
……トルテと相性が良いといいんだが、なんて。
玲空も自分のたまごに視線を向ければ。
「お前は……犬、いや狼?」
トルテとお揃いの、もふもふの尾と椿模様が咲いた狼さんが。
そしてラズリとぱちりと目が合ったのは、紫水晶の瞳。
「初めまして、これから仲良くしてね?」
……白玉と一緒に遊んでくれたら嬉しいのよ、って。
そう声を掛ければ、真白の翼ともふもふ尻尾をぱたぱたゆうらりお返事をくれた、白い仔猫さん。
セレネは、そんな無事に孵った皆の素敵な子たちにもご挨拶を。
「ふふ、とても可愛いですね」
「ふふ、みんなふわもふで可愛いな」
これからの空の冒険は、もふもふ賑やか、もっと楽しくなりそうな予感。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【八千翔】
ん〜!良い風!
精霊ちゃんたちありがと
俺実は飛べちゃうんよ
普段隠しちょるけど
ちょーち気合い入れりゃあ翼ばっさぁよ!
照れるぅ
わぁぁ!千羽ちゃんの翼かっくいーーーっ!
うん、一緒に!れっつごー☆
たまごちゃん上着の懐ポケット中で
ぎゅっと温めて雨や雷きても守るからね
雷雲ちゃんとも仲良しな千羽ちゃんすごー!
めっちゃ景色きれー!!
青空はさ、千羽ちゃんて感じするんよ
だからかな〜俺もだいすき!
一緒に風を感じて、きもちよくって
しあわせー!
へへ、千羽ちゃんと雲に居るのふしぎ気分♪
言われてみれば、甘そに見えて食べたくなる〜
うぉ!こっちの子も動いちょんよ?
2人ともかっわええね〜〜〜♡(雲×竜な要素ありでお任せ)

【八千翔】
うん、気持ちいい
飛べるの?そうだったんだ
邏傳ってどんな――わ
ドラゴンだ。すごく、すごくかっこいい
邏傳、かっこいいな
自分の翼で飛べるなんて、素敵
ふふ、うん、オレも一緒に飛びたいから
(展開する機械の翼で浮かび)
行こう、邏傳
オレもたまごはぽっけへ
飛び出さないよに注意して
雷雲なら、任せて
いいこ、と触れれば雷気を吸収
きれいな青
オレ、青空、大好きなんだ
本当?じゃあオレのことも大好きってことだ
嬉しい。オレもな、邏傳のこと好き
一緒だと楽しい気持ちになるから
ふわふわしてる
綿菓子みたい、甘いかな(お腹抑え)
綿菓子だったらこの子達にも――
わ、たまご、動いてる?
精霊は雲×竜でお任せ
邏傳の子も…ふふ。かわいい
たくさんこれでもかって、春のお祭りを楽しみ尽くしたけれど。
まだまだ、ふたりのわくわくな冒険は、これからが本番!
やってきたダンジョンは、一面の空の世界で。
歩いて進めるところまで進んだ後、八卜・邏傳(ハトでなし・h00142)は空を仰いで瞳を細める。
「ん〜! 良い風!」
……精霊ちゃんたちありがと、って。
周囲で魔法の風を吹かせてくれている精霊たちに。
そんな邏傳と一緒に、同じ風を感じながら。
「うん、気持ちいい」
こくりと頷く翊・千羽(コントレイル・h00734)にだけ、特別に。
「俺実は飛べちゃうんよ」
邏傳は笑って続ける……普段隠しちょるけど、なんて。
そんなひみつを聞けば、千羽は改めて隣に在る彼へと目を向けて。
「飛べるの? そうだったんだ。邏傳ってどんな――わ」
邏傳が気合を入れてみせれば――翼ばっさぁ!
その姿を見た千羽は、ぱあっと太陽輝く晴空のように瞳を輝かせて。
「ドラゴンだ。すごく、すごくかっこいい」
そう弾む声で告げられれば……照れるぅ、なんて邏傳も翼をぱたぱた。
そんな彼に、千羽はさらにうんうんって頷いて返して。
「邏傳、かっこいいな。自分の翼で飛べるなんて、素敵」
そして千羽も、お披露目しちゃう。
だって、先まで続くこの空の道を。
「ふふ、うん、オレも一緒に飛びたいから」
共に翔けていきたいから――しゃきんと。
「わぁぁ! 千羽ちゃんの翼かっくいーーーっ!」
刹那展開した機械の翼で浮かんでみせる。
そしてふたり、翼をばさりと羽搏かせれば。
「行こう、邏傳」
「うん、一緒に! れっつごー☆」
いざ、空の大冒険に出発!
いや、今回の冒険を楽しむのは、ふたりだけではない。
「たまごちゃん、ぎゅっと温めて雨や雷きても守るからね」
邏傳の上着の懐ポケット中にいるたまごちゃんも一緒。
千羽も、自分のたまごをしっぱりぽっけに入れて。
飛び出さないよに注意しつつ、一緒にわくわく空の冒険へ。
そしてもくもく青空を覆う雷雲が、ぴかっとヤンチャしようとすれば。
「雷雲なら、任せて」
千羽はそっと伸ばした手で、いいこ、と。
悪戯しようとする雷気を吸収して宥めてあげて。
「雷雲ちゃんとも仲良しな千羽ちゃんすごー!」
邏傳はそう声を上げた後、改めて再び広がった晴空を眺める。
「めっちゃ景色きれー!!」
「オレ、青空、大好きなんだ」
そして……きれいな青、って。
瞳を細める千羽へと視線を移せば、邏傳はこう続ける。
「青空はさ、千羽ちゃんて感じするんよ。だからかな〜俺もだいすき!」
「本当? じゃあオレのことも大好きってことだ」
そして千羽は彼へと瞳を向ければ、ふわりと笑んじゃう。
だって、一緒に風を感じて、きもちよくって――しあわせー! って。
空を飛ぶ邏傳の表情がキラキラ楽しそうに輝いていて。
千羽もいっぱいに満ちる気持ちをふわり、優しく吹く風に乗せる。
「嬉しい。オレもな、邏傳のこと好き」
……一緒だと楽しい気持ちになるから、って。
それから、ふわふわ雲を見つければ、せーのでぽふんっと飛び込んで。
ころんと転がれば、きれいな青空をふたりじめ。
「へへ、千羽ちゃんと雲に居るのふしぎ気分♪」
そう翼を休めつつも笑う邏傳の隣で、千羽はふと、もふもふ。
「ふわふわしてる。綿菓子みたい、甘いかな」
冒険したらやっぱり、お腹もすいちゃうから。
そしてふたりで一緒にお腹を抑えながら。
「言われてみれば、甘そに見えて食べたくなる〜」
「綿菓子だったらこの子達にも――」
そこまで紡いだ千羽は瞬間、瞳を瞬かせる。
「わ、たまご、動いてる?」
「うぉ! こっちの子も動いちょんよ?」
お互いのたまごが共鳴するようにふるふるっと大きく揺れたかと思えば――ぱかりっ。
「2人ともかっわええね〜〜〜♡」
「邏傳の子も……ふふ。かわいい」
きゅーと泣いてぴょこりと同時に顔を見せたのは、ゆらり尻尾の先が雲みたいにもふもふとした。
お揃いの空模様の翼をぱたぱたさせる、それぞれ青と翠の瞳をもつ、雲のように真白なミニドラゴンの双子ちゃん。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

ナギちゃん(h05496)と
鳥にのってくん?
へぇ、精霊かぁ…そんじゃ落とされる心配はねぇか!(がっつり食べ物飲み物を持ち込んで)
ふっかふかな雲の上ってふっしぎー!
直にすわってもよさげで助かんねぇ
鳥ちゃんもなんか食うー?
つかさぁ、急に卵とかどしたよナギちゃん
特別…ほーん?(ドーナツもぐもぐ)
生後3カ月で人間関係は深まんないでしょお
ってかさぁ、その特別って俺じゃ駄目なわけ?
(じっと、苺色の瞳を見つめる)
……あっは!
そんな反応、夜君落ち込んじゃう〜(けらけら)
まぁでもなんかで玉砕したら慰めるくらいのことはしてやっから、安心しなぁ(モクテルを飲みながらウィンク)
(孵化の生き物はお任せで)

夜君(h06010)と
空の旅路は、大きな鳥の精霊さんに乗せていただこうね
ピクニック目当てですので、途中までで構いませんとも
穏やかな雲の上に、空色の卵と夜色の卵
そしてごはんを並べて
オムライスおいし…!
ふふ、風がきもちいいねぇ
ン、卵?
そうだなぁ、皆さん特別をお持ちだろう?
夜君にも相棒さんがいるように
ナギも、自分だけの何かが欲しくなりました
夜君を、特別に…?
ふっ、心にもないことを
見てください、この鳥肌を!
短い付き合いですが、夜君のナンパを幾度目撃したと思っているのかな?
その手は食いませんよ!
普通は慰めるより相談にのるのが先では?!
(じゃれている内に卵が孵化)
(鱗をもつ生き物をお任せで)
冒険王国でこれでもかと、美味しく食べたり飲んだり食べたり満喫して。
次に訪れたのは、一面の空が広がるダンジョン。
しかも、歩いては最奥までいけないようだから。
ナギ・オルファンジア(■からの|堕慧仔《オトシゴ》・h05496)は、ばさりと翼を羽搏かせる子にお願いする。
「空の旅路は、大きな鳥の精霊さんに乗せていただこうね」
……ピクニック目当てですので、途中までで構いませんとも、って。
天空のダンジョン攻略だって、勿論目一杯楽しむつもり。
そんなナギの声に、こてりと首を傾けながら。
「鳥にのってくん?」
在間・夜市(茎之妙・h06010)も、彼女が見つめる鳥の精霊へと目を向けてみて。
「へぇ、精霊かぁ……そんじゃ落とされる心配はねぇか!」
そう彼女と一緒に、鳥の背中に乗り込む。
がっつりと食べ物飲み物を持ち込んで。
というわけで、鳥さんに運んでもらったのは、空のピクニックに最適そうなもふもふな雲の上。
「ふっかふかな雲の上ってふっしぎー! 直にすわってもよさげで助かんねぇ」
そうもふっと早速座って寛ぐ夜市の隣に座って。
一緒にまず雲の上にぽふりと置いたのは、空色の卵と夜色の卵。
それから、ずらりとごはんも並べれば――いただきます!
「オムライスおいし……!」
「鳥ちゃんもなんか食うー?」
ふたりだけでなく、鳥さんやたまごも一緒に、わいわいもぐもぐ、ピクニックを楽しんで。
「ふふ、風がきもちいいねぇ」
そう笑むナギに、夜市が向けるのはこんな疑問。
「つかさぁ、急にたまごとかどしたよナギちゃん」
「ン、たまご?」
その声に、彼へと視線を向けて。
ナギは、こう答えて返す。
「そうだなぁ、皆さん特別をお持ちだろう? 夜君にも相棒さんがいるように、ナギも、自分だけの何かが欲しくなりました」
「特別……ほーん?」
そして夜市はドーナツをもぐもぐ頬張りながらも。
「生後3カ月で人間関係は深まんないでしょお」
そう首を傾けてみせたあと、じっと苺色の瞳を見つめて眼前の彼女へと紡ぐ。
「ってかさぁ、その特別って俺じゃ駄目なわけ?」
「夜君を、特別に……?」
ナギはその言葉を聞けば、ぱちりと一瞬瞳を瞬かせて。
ふるりと大きく首を横に振ってみせる。
「ふっ、心にもないことを」
――見てください、この鳥肌を! なんて。
それから、びしっと言い放つ。
「短い付き合いですが、夜君のナンパを幾度目撃したと思っているのかな?」
……その手は食いませんよ! って。
そして、そう返された夜市は、けらけら。
「……あっは! そんな反応、夜君落ち込んじゃう〜」
それからモクテルを飲みながら、ぱちりとウィンク。
「まぁでもなんかで玉砕したら慰めるくらいのことはしてやっから、安心しなぁ」
「普通は慰めるより相談にのるのが先では!?」
そんな雲の上で交わし合い、じゃれている楽し気な声につられてか。
ふるりとたまごたちも揺れたかと思えば――ぱかっ。
いつの間にか孵ったたまごからうまれたのは、空模様のイグアナさんと。
先程の祭りで見たミルクセーキの上にちょこりといたひよこさんにそっくりな、夜色のまんまるひよこさん。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

★アドリブ歓迎
鳥さん、背中に乗せていただけますか?
食べ歩きのおともにおすすめだよって
サンドイッチのバスケットを買ったので
たまごさんはそちらに!
わぁ!空が近い!
一度飛んでみたかったからうれしいな
風もとっても気持ちいい
…たまごさんも飛べる子なのかな?
休憩をしながら、しとしと雨音のする雲やぴかっと光る雲を避けて
そろそろサンドイッチを食べようかな
うさぎさんとひよこさんのピックかわいいですね
鳥さんもいっしょに食べますか?
背中に乗せてくれてありがとうございます!
いつのまにかお星さまがいっぱい!
…ちょこっと寝転がっちゃおうかな?
手を伸ばしたら届きそう
ねぇ、あなたも見てる?とってもきれいだね
はやく逢いたいなぁ
イースターのお祭りを目一杯楽しんだから、今度はお仕事のダンジョン攻略!
いや、お仕事なのだけれど、廻里・りり(綴・h01760)の心は、やっぱりわくわく。
「鳥さん、背中に乗せていただけますか?」
空の世界が広がる天空航路を案内してくれる鳥さんに乗せて貰って。
食べ歩きのおともにおすすめだよって買った、サンドイッチのバスケットにちょこり。
一緒に冒険するのはそう、魔法のたまごさん。
それから、鳥さんが翔けるそらを目にすれば、思わず上がる感嘆の声。
「わぁ! 空が近い! 一度飛んでみたかったからうれしいな」
頬を撫でる風も、とても気持ち良くて。
それからふと、バスケットをじい。
「……たまごさんも飛べる子なのかな?」
そしてもふもふ雲の上で休憩をしながらも、しとしと雨音のする雲やぴかっと光る雲もすいっと避けて。
「そろそろサンドイッチを食べようかな」
取り出したサンドイッチには、ぴょこり、可愛いうさぎさんとひよこさんのピックが。
それから……背中に乗せてくれてありがとうございます! って。
「鳥さんもいっしょに食べますか?」
嬉しそうに羽をぱたぱたさせる鳥さんも一緒に、はむはむもぐもぐ。
そう美味しく楽しく冒険をしていれば、キラキラと。
「いつのまにかお星さまがいっぱい!」
気付けば星空が広がっていて、そうなれば、やっぱり――ころん。
……ちょこっと寝転がっちゃおうかな? って、もふもふ雲の上に身を預ければ。
手を伸ばしたら届きそうって、そう思ったから、そっと星を掴んでみながらも。
「ねぇ、あなたも見てる? とってもきれいだね」
りりは待ち遠しさいっぱいに、バスケットの中の子に紡ぐ……はやく逢いたいなぁ、って。
🔵🔵🔵 大成功

共にわくどきすれば、かぁ…
(魔法の卵を服の中にしまい込む)
さぁーて冒険の舞台は…空のダンジョン!!
僕らの十八番だよヴィヴィアン!
…でもちょっと鳥さんにも乗ってみたくない?
せっかくだからね!
どの子にしようかなぁ…
こ、この子は!?
ばかでけぇシマエナガちゃん!!
すごくやる気に満ち溢れた顔をしている…!
よし、きみに決めた!!
かわいいねぇ…もふちゃんだねぇ…へへへ…(顔を埋める)
雲の上にも乗れるんだぁ!
エナガちゃんも疲れちゃうだろうし休みながら行こうねぇ
ふふ、ふかふか!
おやつもあるよ!いっぱい買ったからね!(帽子の中から取り出す)
こっちはねぇ、イースターエッグから出てきたひよこのおもちゃ!
※アドリブ歓迎
晴れ渡った空の下、ふと聞いた噂話を思い出しながら。
ネルネ・ルネルネ(ねっておいしい・h04443)は、そっと服の中にしまいこむ。
「共にわくどきすれば、かぁ……」
魔法王国のお祭りで貰った、魔法のたまごを。
一緒にわくどきな気持ちを共有すれば、不思議な生き物が孵ると耳にしたのだけれど。
祭りがおこなわれている冒険王国を後にして、ネルネが訪れたのはダンジョン。
そう、今回攻略するダンジョンは。
「さぁーて冒険の舞台は……空のダンジョン!! 僕らの十八番だよヴィヴィアン!」
何せ、しゃきんと手にしたヴィヴィアンは、魔法使いの相棒の、空を飛べる魔法の箒なのだから!
でもネルネは、ふとそわり。
「……でもちょっと鳥さんにも乗ってみたくない?」
――せっかくだからね! って。
そう足を向けるのは、背中に乗せてくれるのだという鳥さんがいる場所。
鳥さんも色々な子がいるけれど。
「どの子にしようかなぁ……」
きょろりとそう瞳を巡らせてみたネルネは瞬間、ハッと瞳を見開く。
だって、見つけてしまったのだから。
「こ、この子は!?」
――ばかでけぇシマエナガちゃん!!
そして、そんなでかでかシマエナガちゃんを見つめて、こくり。
「すごくやる気に満ち溢れた顔をしている…!」
――よし、きみに決めた!! って。
そして、挨拶もかねて、やはりやっておかねばと。
「かわいいねぇ……もふちゃんだねぇ……へへへ……」
ぽふりもふもふボディーに顔を埋めれば、幸せ気分。
そしてシマエナガちゃんに乗せてもらいつつ、天空航路を飛んでいれば。
目の前には、ぷかりと浮かぶ雲が。
「雲の上にも乗れるんだぁ! エナガちゃんも疲れちゃうだろうし休みながら行こうねぇ」
……ふふ、ふかふか! って。
もふもふな雲の上でひとやすみしつつ、シマエナガちゃんをもふもふ愛でながら。
帽子の中からひょいっと取り出す。
「おやつもあるよ! いっぱい買ったからね!」
イースター祭りで貰って来た、おやつだとか。
「こっちはねぇ、イースターエッグから出てきたひよこのおもちゃ!」
ぴょこぴょこ動く、ひよこさんの玩具だとか。
空の冒険をわくどき、目一杯楽しみ、そして楽しませながら。
🔵🔵🔵 大成功

空をお散歩たのしそうね!
精霊さんにたすけてもらおうかしら
あなた(たまご)はハンカチにくるんで胸元に
まぁ!びゅーんって飛ぶのかしら?
って思ったけれどふんわりね?
あらら?ここはとっても風が強いみたい
精霊さん、迷子になってしまうとこまってしまうから手を繋いでくれる?
くらい雲もあるみたいだけれど…どこを進んだらいいかしら
おすすめの道も聞きたいわ?
ここからは雲を歩くのね?
まぁ!とってもふわふわ!
ふふっちょっとたのしいわ
いっしょにふわふわできたらよかったわね
ってたまごを見たら目が合って
尾鰭が長い、ひらひらしたお魚さん
水族館で帯をひらめかせていた、あの子の姿を思い出すわ
これからいっしょにおでかけしましょうね
春色がいっぱい咲き誇る、賑やかなお祭りもとっても楽しかったのだけれど。
やって来たダンジョンだって、わくわくのどきどき。
「空をお散歩たのしそうね!」
でも、お空の道は飛ぶ力がないと先には進めないようだから。
フルール・ペタル(花揺籠・h05932)は、風の精霊さんの魔法に助けてもらうことにして。
……あなたは胸元に、って。
一緒に冒険を楽しむ魔法のたまごさんは、そっとハンカチにくるんで、準備もばっちり。
そして、風の魔法をかけてもらえば、いざ空へと躍る様に進んで。
「まぁ! びゅーんって飛ぶのかしら? って思ったけれどふんわりね?」
ふわりふわり、空に楽し気に咲く小さな白い花。
けれど、これは冒険、時には風さんも悪戯っ子に変身して。
「あらら? ここはとっても風が強いみたい」
びゅうと流されそうになっちゃうから、精霊さんにお願い。
「精霊さん、迷子になってしまうとこまってしまうから手を繋いでくれる?」
精霊さんが手を握ってくれれば、心強いから。
だって、強風に流されないし、こてりと首を傾げた時だって。
「くらい雲もあるみたいだけれど……どこを進んだらいいかしら。あら、おすすめの道はこっちなのね」
そうっと、雲の上でひと休みする時だって。
「ここからは雲を歩くのね? まぁ! とってもふわふわ!」
……ふふっちょっとたのしいわ、って笑顔を綻ばせちゃう。
そんな空のお散歩を楽しんでいれば、ふとフルールはぱちり。
「いっしょにふわふわできたらよかったわね」
たまごを見ていたら、目が合ったのだ。
魔法のたまごから孵って、ゆらりひらり――尾鰭が長い、ひらひたしたお魚さんを。
そして、その姿を見れば。
「水族館で帯をひらめかせていた、あの子の姿を思い出すわ」
思い出すのは、水族館で見たあの子の姿。
でも思い出すあの子が泳ぐのは水槽の中だったけれど、この子が泳ぐのは青い空。
そしてフルールはお魚の子に声を咲かせる……これからいっしょにおでかけしましょうね、って。
空の冒険をひらりひらひら、早速わくわく一緒に楽しみながら。
🔵🔵🔵 大成功

……食用、って言ってごめんね空色ちゃん
ようし、一緒に冒険だー
精霊さんたちも教えてくれてありがとう
鳥さんの背中をお借りするけど、
遠出になりそうなら…精霊さんのムリない程度に
私も、魔法具で少しなら空中浮遊できるからなんとか、なる
乗れる雲で休憩は確り挟んで
前方に雨雲見つけたら迂回か、一旦雲に降りようね
雨避けのタープなら即席だけど創造できるから
空色ちゃんは大きいから両手で抱えて、
落ちないよう不思議な蔓バラの蔓で支えるの
…触れてると、あったかい
見える?お空綺麗だよ
風の香り、水の香り、大地の香り…
ウチのお庭と似た匂いだ…ふふ、キミも早く感じれると良いね
*精霊はお任せ。庭仕事を一緒に楽しめるコだと嬉しいです
祭りで賑やかな冒険王国を後にしながら、じいと見つめる視線を向けて。
「……食用、って言ってごめんね空色ちゃん」
白水・縁珠(デイドリーム・h00992)が先程言ったことに謝っておくのは、手元にある空色のたまご。
そう告げれば、何だかふるりと空色ちゃんが揺れた気がしたけれど。
「ようし、一緒に冒険だー」
お祭りを楽しんだ後は、ダンジョン攻略!
けれど空が広がるダンジョンは、空を飛んで進まないといけないし、広くて迷子になりそうだったけれど。
「精霊さんたちも教えてくれてありがとう」
風の精霊さんが魔法をかけてくれたり、道案内してくれたりして。
鳥さんの背中をお借りしながらも、雨雲や雷雲を気を付ければ危険はさほどはなさそうとはいえ、遠出になりそうだから。
精霊さんにムリない程度に、って。
(「私も、魔法具で少しなら空中浮遊できるからなんとか、なる」)
自分でできることは、やってみる縁珠。
そして頑張って冒険するのは勿論なのだけれど、乗れる雲をみつければ、ぽふんっと。
ひと休みも確りと挟みつつ、前方に雨雲見つけたら迂回したり、一旦雲に降りてやりすごして。
雨避けのタープも即席だけど創造したりしながら、天空航路を進んでいく。
それに、空色ちゃんは大きいから両手でしっかりと抱えて、さらに落ちないよう不思議な蔓バラの蔓で支えておく。
そんな、ぎゅっと抱えている空色ちゃんは。
「……触れてると、あったかい」
そして、たまに揺れたり震えたりするから、自分の声は聞こえているみたいだから。
「見える? お空綺麗だよ」
そう声をかけながらも、ふわりと空の世界を吹き抜けた風に、縁珠は瞳を細める。
「風の香り、水の香り、大地の香り……ウチのお庭と似た匂いだ」
……ふふ、キミも早く感じれると良いね、って。
そして、またひと休みするべく、雲の上におりたって。
空色ちゃんをぽふりと雲の上に置いた、その時――ぱかりと。
割れたたまごから顔をだしたのは、雑草を食べて除草作業を助けてくれそうな、空模様をした仔ヤギさん。
🔵🔵🔵 大成功

ダンジョンを探索するのも初めてで
たまごからどんな子が生まれるのかもわからなくて
どきどきとわくわくの連続
わあ!大きな鳥さん!
魔法を使えば確かに飛べるけど
鳥さんに乗って飛ぶのも憧れるの
綺麗な青空が今は見えるけど…
雨や雷の雲さんの気配がしたら、鳥さんに伝えて避けながら
たまごもちゃんと守らなきゃ
大事に大事に守るように抱えて
鳥さんも疲れたら教えてね?
一緒に雲さんの上で羽休めするの
その最中、たまごにヒビが…?
たまごから生まれたのはまだ手乗りサイズの小さな花氷の子
カルミアの花色を纏った氷の精霊さん
わあ…!とっても可愛い子なの…!
見た目は……ちょっとリスさんに似てる……?かも?
はじめまして!これからよろしくね
春色ももふもふもいっぱいな冒険王国でも、たくさん初めてのわくわくに心躍らせたけれど。
千木良・玖音(九契・h01131)にとって今日は、どきどきとわくわくの連続!
だって、冒険王国の次に足を運んだダンジョンを探索することだって初めてで。
一緒に冒険する魔法のたまごからどんな子が生まれるのかも、わからないから。
そしてはじめて足を踏み入れたダンジョンに広がるのは、まるで外みたいに不思議な空の世界。
そんなダンジョンの最奥に続く天空航路を行くには、空を翔ける必要があるという話だし。
魔法を使えば、確かに飛べるのだけれど。
「わあ! 大きな鳥さん!」
背中に乗せてくれるという鳥さんに乗って飛ぶのも憧れちゃう。
それに、たくさんで冒険したほうがきっと楽しいから。
魔法のたまごと、そして鳥さんも一緒に出発!
鳥さんの上から眺める空は晴れ渡っていて、とても心地良い。
でも、これは冒険なのだから。
「綺麗な青空が今は見えるけど……」
聞いているのは、悪天候になるかもしれないこと。
だから、雨や雷の雲さんの気配がしたら、鳥さんに伝えてきっちりと避けながらも。
「たまごもちゃんと守らなきゃ」
そうぐっと気合を入れて、玖音はぎゅっと、大事に大事に守るように抱えて。
「鳥さんも疲れたら教えてね?」
一緒にみんなで、もふもふ雲さんの上で羽休めも忘れずに。
そして、ぽふっと再びひと休みするために、穏やかな空の中、雲の上に降り立った――その時だった。
玖音はハッと気が付く。雲の上にぽすりと置いたたまごが、ふるふる震えだしたかと思ったら。
「たまごにヒビが……?」
ぴしっとヒビが入って――ぱかり。
そして割れたたまごからひょこっと顔を出して生まれたのは。
「わあ……! とっても可愛い子なの……!」
まだ手乗りサイズの小さな花氷の子――カルミアの花色を纏った氷の精霊さん。
それから目が合って、じいと見つめ合えば。
「見た目は……ちょっとリスさんに似てる……? かも?」
そしてそう首を小さく傾けた後、くるり大きな尻尾をふりふりする子に、玖音は改めてご挨拶を。
会えた嬉しさを綻ばせながら――はじめまして! これからよろしくね、って。
🔵🔵🔵 大成功

アドリブ連携◎
僕の世界では、自分の魔力を使って飛ぶしかないのですが、ここは助力して貰えるんですね
でも大丈夫です。僕は自力で踏破しますよ
それに、精霊からすると、こんな捻くれ者の僕と触れ合うのは憚られるだろう
……だから、このたまごも孵らないかもな、なんて思いながら√能力発動
雲の速度を自在に操り、乗って進めて乗り越えて、の繰り返し。傍から見たら雲の指揮者かもしれないね
ふと、傍で浮いていた魔法のたまごが動いた気がしたから、そっちを見たら……
…………。『……?』
は? 赤い、鳥……?
(ケツァールに似た姿。胸の辺りに卵型の赤い石が嵌っている)
は? 嘘だろ、孵った……この程度の冒険で?
というか、|καρδιά《カルディア》は?
『食べた!』
お前と同じくらいの大きさのあの石を?
『美味しかった!』
お前な……。わ、分かったから擦り寄るな鬱陶しい!
『えー』えーじゃない。
後で冒険王国に返すか……
『……!!やだぁぁぁ!!!!』
おい泣くな騒ぐな!今はいいから!
『(ピタッ)ほんと?』
……嘘泣きかよ。先が思いやられる……
特に、興味があったわけではない、とのことだけれど。
活気溢れた春の祭り――イースター祭で何気に好きな甘いものだとかしっかり満喫してから。
リオル・プラーテ(空うつろの夢・h01411)が足を運んだのは、祭が行われている冒険王国に程近いダンジョン。
そしていざ、最奥目指しダンジョン内を進めば、すぐに歩けるような道は途切れて。
かわりに眼前に広がるのは、空の世界。
この空の向こう……天空航路の先が、ダンジョンの最深部だという。
だからダンジョンを攻略するためには、空を飛んでいかねばならない。
けれど、特にリオルは慌てることはなく、周囲を舞い飛ぶ風の精霊たちへをふと視線を向ける。
「僕の世界では、自分の魔力を使って飛ぶしかないのですが、ここは助力して貰えるんですね」
周囲の精霊たちは、空を飛べぬ者やその力を借りようと思う者たちに、飛行する風の魔法を施してくれるようだが。
リオルは精霊たちへと、こう告げる。
「でも大丈夫です。僕は自力で踏破しますよ」
そして、いってらっしゃいと言わんばかりにひらりら周囲を飛ぶ精霊たちを後目に。
(「それに、精霊からすると、こんな捻くれ者の僕と触れ合うのは憚られるだろう」)
……だから、このたまごも孵らないかもな、なんて。
ふと見遣るのは、今回の冒険を共にする、噂の魔法のたまご。
このたまごは話によれば、共にわくわくどきどきな冒険をして絆を深めたり、この人の元で孵りたいってたまごの子が思えば、孵るかもしれないということだから。
でも今回の任務は、たまごを孵すことではなくダンジョン攻略。
だからリオルはそう思いつつ、ふよふよ浮いている魔法のたまごを連れて。
ダンジョンの最奥へと向かうべく発動させるのは、【|ἀπὸ μηχανῆς θεός《アポ・メカネス・テオ》】。
そして空のダンジョンに浮かぶ雲の速度を自在に操りながら天空を進み、また次の雲に乗っては進んで。
悪天候を引き起こす雨雲や雷雲を確認すれば、進行に影響がないように広い空を避けていく。
そんな、繰り返し雲を巧みに操る様は……傍から見たら雲の指揮者かもしれないね、なんて思っていれば。
リオルはふと気配を感じて、視線を向けてみる。
傍で浮いていた魔法のたまごが、ふるりと動いた気がしたから。
そして。
「…………」
『……?』
ぱちりと、目と目が合う。
傍に浮いていた魔法のたまごと――ではなく。
「は? 赤い、鳥……?」
胸の辺りに卵型の赤い石が嵌っている、ケツァールに似た鳥と。
そんな鳥の出現に一瞬きょとんとしてしまったリオルだが、すぐに状況を理解すれば、尚更驚いてしまう。
だって、この赤い鳥は。
「は? 嘘だろ、孵った……この程度の冒険で?」
あの魔法のたまごから孵った子なのだから。
それから、リオルは改めて視線を巡らせてみつつも口にする。
「というか、|καρδιά《カルディア》は?」
『食べた!』
「お前と同じくらいの大きさのあの石を?」
『美味しかった!』
そうはしゃぐように翼をぱたぱたさせる姿を見れば、溜息も漏れるし。
くるくる周囲を回ったり、妙に距離感が近かったりする挙動をする鳥に、リオルは言い放つ。
「お前な……。わ、分かったから擦り寄るな鬱陶しい!」
『えー』
「えーじゃない。後で冒険王国に返すか……」
そしてそうぽつりと言えば、ふるふる大きく首を振りつつもピェェッと。
『……!! やだぁぁぁ!!!!』
盛大に、泣くように啼く鳥さん。
そんなじたばたして泣くような姿を見れば、ずっと騒がれてもなんだし、リオルはとりあえず今は宥めることにして。
「おい泣くな騒ぐな! 今はいいから!」
『ほんと?』
そう仕方なく言えば――ぴたっ。
動きを止めて、じいと見つめてくる鳥さん。
そして、またうきうきしている様子に、リオルはそっと頭を抱えるのだった。
「……嘘泣きかよ」
――先が思いやられる……なんて。
魔法のたまごから孵った子と一緒に、天空航路を進みながら。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

「ダンジョンとは言っても色々あるんですね、それではゆっくりと最奥を目指すこととしましょう」
折角手に入れた魔法のたまごも有るのだ、無理に進んで割ってしまっては元も子もない。
卵を胸元にそっとしまって暖めつつ進みだす。
黙々と進むのも気が滅入るし折角の景色が台無しなので「たまご」に話しかけながら
「貴方はどんな子に育つかしら空は気持ち良いですし、貴方も空が飛べるような子だと良いですね」
そんな他愛のない事を話しかけながら危険を避けて進む。
その内、胸元にしまった「たまご」が孵る事でしょう。
姿は、伝承に伝わる管狐のような小さい狐。
フワフワと那奈璃の周囲を飛んでいる。特に何が出来るのか今は分からないが話しかけると鳴いて応えてくれる良い子である。
「狐?私が暖めてたからでしょうか・・・管狐のような見た目ですけど精霊の一種なのですかね?・・・ふふ、でもとても可愛い。」
「一緒に来てくれますか?・・・そう、来てくれるのね・・・ありがとう。名前を考えないといけませんね」
う~んと考えながら一緒に進んでいく。
賑やかなイースター祭で、あれもこれもそれも、色々なものを食べて回ったし。
それに、伏見・那奈璃(九尾狐の巫女さん霊剣士。・h01501)が美味しいもの以上に特に興味を抱いた、魔法のたまご。
そんな噂の不思議なたまごも、ばっちり手に入れることができて。
追加配信された、魔法のたまごに関する情報も、ドラファングルメちゃんねるで確り確認したから。
那奈璃が次に向かうのは、冒険王国の近くに発生したのだというダンジョン。
ひとことにダンジョンといっても、その内部はダンジョンごとに違うことは知っているけれど。
くるりと赤の瞳を巡らせつつ、那奈璃は改めて実感しながらも紡ぐ。
「ダンジョンとは言っても色々あるんですね、それではゆっくりと最奥を目指すこととしましょう」
勿論、魔法のたまごも一緒に。
そして今回のダンジョンは、ダンジョンの中なのにまるで外のような――見渡す限り空が広がっている天空ダンジョン。
風の精霊が魔法をかけてくれるというから、天空航路を飛んで進んでいけることに関しては心配はないのだけれど。
那奈璃は、魔法のたまごを大切に胸元にしまう。
折角手に入れた魔法のたまご、無理に急いて進んで割ってしまっては元も子もないから。
だからあたためつつも、ダンジョンの最奥を目指す。
そんな道中は、ひたすら空ばかりが広がっているから。
黙々とただ進むのも気が滅入るし、そう思ってしまえば折角の景色が台無しだ。
だから那奈璃は、一緒に空を冒険をする「たまご」に。
「貴方はどんな子に育つかしら空は気持ち良いですし、貴方も空が飛べるような子だと良いですね」
そんな他愛のない事を話しかけながら、雨雲や雷雲などの危険な雲を避けて進む。
そして――どれほど進んだ頃だろうか。
ふるふるっと、胸元にしまった「たまご」が動き始めたかと思えば。
ぱかりと割れて、ひょこっと顔を見せる。
魔法のたまごから生まれた――伝承に伝わる管狐のような小さい狐が。
そしてその狐の子は、フワフワと那奈璃の周囲をくるり飛んで回っていて。
特に何が出来るのか今は分からないけれど。
「狐? 私が暖めてたからでしょうか……管狐のような見た目ですけど精霊の一種なのですかね?」
そう話しかければ、キュゥと鳴いて応えてくれる良い子であるから。
那奈璃は微笑まし気に瞳を細める……ふふ、でもとても可愛い、って。
そして改めて、狐の子へと告げる。
「一緒に来てくれますか?」
そんな自分の声に、再び鳴いてこたえるその声を聞けば……そう、来てくれるのね……ありがとう、って。
それから那奈璃は、う~んと考えながら天空航路を進んでいく。
空の冒険を一緒に楽しむ狐の子を見つめて……名前を考えないといけませんね、って。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

《水禽窟》
すごーい!こんな不思議もあるんだね。鳰ちゃんっ
うん!鳥さんにのってお空をとぶ!
ぼくも!絵本のよーなことあったらいいなぁってずっと思ってたんだ!
鳥さん、よろしくねっ
たまごはポンチョに包んで落とさないように抱く
これからドキドキの冒険だ!
ひゃーっ
ぼくら鳥さんといっしょに風になってる~!
風切りの音が気持ちよくてはしゃぐ
お空がこんなに近いよ!鳰ちゃん!
雨の湿った匂いと風向きを感じ
鳰ちゃんの言葉に頷くと
冒険で培ってきた勘と視力を駆使して
雨雲を捉えると、あっち!と指さす
たぶん、通り雨かな?少しここら辺でやりすごそっか
鳥さん!向こうの雲でおやすみしよう!
ぼくもね、マカロン買ってきたんだ~♪
疲れたときは、あまいもの!だねっ
鳥さんの翼を優しく撫でながら
マカロンもドーナツもおいしいよ!
たまごさん達も旅、たのしんでくれてるかなぁ
あ!雨が通りすぎるまで何か演奏でもしよっか?
鞘に納めてる剣の琴に触れて
それじゃあ…ぼくらのいる湖をイメージし
湖の涼やかさと森の木々が歌うような
爽やかな初夏の朝の旋律を即興しよう

《水禽窟》
ダンジョンの中に空が…!
身ひとつで空をゆくのも大変に惹かれます、が
今回は鳥さんにご協力頂こうかと
鳥に乗って飛ぶのって憧れだったのです
ムジカさんも…お揃いですね!
鳥の精霊さんにご挨拶して出発!
落とさないようにタマゴはそっと胸元へ
一緒に冒険を楽しみましょうね
底抜けの蒼穹に風切る羽音、空気を掴んで進む爽快感
これが飛ぶという事なの!楽しいわね、ムジカさん!
本当ね、空に手が届きそう
スン、と鼻を利かせると雨のにおい
雨雲が近いのかも
白雲は近くにあります?ムジカさん
目が必要な時は素直に頼って
分かりました。鳥さんも疲れたでしょうし休憩にしましょう
雲に降りるとふわふわ
のんびり出来そうですね
実は先程の街でドーナツを買っておいたのです。どうぞ!
ムジカさんはマカロン!ふふ、疲れた時の甘味は沁みますね
鳥さん達も食べます?
きっと楽しんでくれていますよ
服の外からタマゴを撫で
…親鳥はこんな気持ちなのかしら
あら素敵!そうね…
タマゴさん達の目覚めが良くなりそうな曲はあります?
美しい旋律に
手拍子と共に耳を傾けましょう
イースター色でいっぱいに溢れていた、春の冒険王国。
そして目一杯満喫すれば、次に向かったのは、この王国に程近いダンジョン……のはずなのだけれど。
ダンジョンの中へと足を踏み入れた香柄・鳰(玉緒御前・h00313)とエメ・ムジカ(L-Record.・h00583)は、思わずぱちりと瞳を瞬かせる。
「ダンジョンの中に空が……!」
「すごーい! こんな不思議もあるんだね。鳰ちゃんっ」
まるで外の世界かのように、眼前に広がっているのは青空。
そして歩いて進める道は途切れてしまっていて。
ダンジョンの最奥は、この広がる空のむこう。
空を征くために、風の妖精が飛ぶ力を貸してくれるようだけれど。
鳰とムジカが今回、空の冒険を手伝ってもらうのは。
「身ひとつで空をゆくのも大変に惹かれます、が。今回は鳥さんにご協力頂こうかと」
「うん! 鳥さんにのってお空をとぶ!」
その背に乗せてくれるという、大きな鳥さんの精霊。
お願いすれば、ひょこっと屈んでくれたから。
ふたり、背中に乗り込みつつも、わくわくと紡ぐ。
「鳥に乗って飛ぶのって憧れだったのです」
「ぼくも! 絵本のよーなことあったらいいなぁってずっと思ってたんだ!」
「ムジカさんも……お揃いですね!」
そう、まるで御伽噺の中に入りこんだみたいで。
「鳥さん、よろしくお願いしますね」
「鳥さん、よろしくねっ」
改めて鳥の精霊さんにご挨拶擦れば――空の冒険に、出発!
それに今回の旅は、ふたりと鳥さんだけではなくて。
「これからドキドキの冒険だ!」
「一緒に冒険を楽しみましょうね」
ムジカはポンチョに包んで落とさないように抱いて、鳰は落とさないようにそっと胸元へ。
そう、イースター祭の時にもらった、それぞれの魔法のたまごも一緒に大冒険!
それから刹那、鳥の精霊が大きく翼をはばたかせれば。
「ひゃーっ、ぼくら鳥さんといっしょに風になってる~!」
「これが飛ぶという事なの! 楽しいわね、ムジカさん!」
瞳に映るのはどこまでも広がる蒼穹、耳に聴こえるのは気持ちよく風切る羽音。
そして全身で感じる、空気を掴んで進む爽快感。
「お空がこんなに近いよ! 鳰ちゃん!」
「本当ね、空に手が届きそう」
そうふたりで笑い合えば、落ちないように気を付けつつ、一緒に空へと手を伸ばしてみる。
それから、すいっと空を軽やかに飛ぶ鳥さんの上で。
鳰がふと、スン、と鼻を利かせれば――雨のにおい。
「雨雲が近いのかも。白雲は近くにあります? ムジカさん」
目が必要な時は素直に彼に頼ることにして。
ムジカも、雨の湿った匂いと風向きを感じれば、鳰に頷いて返してから。
「――あっち!」
冒険で培ってきた勘と視力を駆使し、雨雲の位置を捉えて指さす。
「たぶん、通り雨かな? 少しここら辺でやりすごそっか」
「分かりました。鳥さんも疲れたでしょうし休憩にしましょう」
「鳥さん! 向こうの雲でおやすみしよう!」
ということで、雨雲を避けるように迂回しつつ、良い感じの雲を見つければ――ぽふり。
「のんびり出来そうですね」
雲に降りれば、足元がふわふわして。
腰を落とせば、ふっかふかのソファーのような気持ちよい座り心地。
そして、通り雨がすぎるまで、せっかくだから。
「実は先程の街でドーナツを買っておいたのです。どうぞ!」
「ぼくもね、マカロン買ってきたんだ~♪」
「ムジカさんはマカロン!」
お互い、冒険王国で買っておいたドーナツとマカロンを、分けっこして。
「ふふ、疲れた時の甘味は沁みますね」
「疲れたときは、あまいもの! だねっ」
鳰とムジカはそう頷き合った後、鳥さんの翼を優しく撫でながら。
「鳥さん達も食べます?」
「マカロンもドーナツもおいしいよ!」
鳥さんにもおやつを差し出せば、クエッと嬉しそうなひと声が。
そして鳥さんも一緒に、はむはむ、おやつタイムの雨宿りを楽みながらも。
ムジカがそっと見つめるのは、大事に包んだポンチョの中。
「たまごさん達も旅、たのしんでくれてるかなぁ」
「きっと楽しんでくれていますよ」
鳰はそう頷いて返して、服の外からタマゴを撫でてあげれば、ふと思うのだった。
……親鳥はこんな気持ちなのかしら、なんて。
そして、まだもう少し、雨宿りは続くみたいだから。
ムジカは、こんな提案を。
「あ! 雨が通りすぎるまで何か演奏でもしよっか?」
「あら素敵! そうね……タマゴさん達の目覚めが良くなりそうな曲はあります?」
そんな鳰のリクエストに、ムジカは鞘に納めてる剣の琴に触れて。
「それじゃあ……ぼくらのいる湖をイメージした曲を演奏するね!」
刹那、即興で奏でるのは――湖の涼やかさと森の木々が歌うような、爽やかな初夏の朝の旋律。
鳰は、そんなムジカの美しい旋律に瞳をそっと細めて。
きっと、たまごたちも横論で聴いているだろうって――空の世界の雲の上で、手拍子と共に耳を傾ける。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【見上(h01537)と】
氷雪魔法の効いた冷蔵用のバスケット。もう片手に生命の鼓動を感じる魔法の卵。
眼下に広がるのは果てまで見通せそうな青空。躊躇いなく崖から降りる見上の姿。思わず、青空の果てに落下して消えるのではないか、と焦り手を伸ばし――銀色の髪とジャケットを纏う姿が空へと浮かび、安堵する。
浮遊感が楽しかったのか、子供のように笑う彼女を前に、そいつは何よりだ、と肩を竦めて見せた。
俺も風の魔法を。鳥の精霊も一匹借りる。
荷物運び用と万一、飛ぶのが辛くなった時用の保険として。
口数が少なくなるのは空腹だから。笑わない見上は、本人曰く昔は他人の評価で”冷たそう”だったそうだ。俺はあんまりそう思った事はねぇけど。
観念したように言う見上に。口数が少なくなってきたからそろそろかと思った。
バスケットを広げ、イースターエッグに因んだアイスクリーム、ヒヨコミニプリン、シュークリーム……ウチのお嬢様のお腹を満たす準備は万端さ。
スパダリっつーか……見上は分かり易いと思うぜ?とは言わないでおくよ。

【千影さん(h04810)と】
疲れないようにゆっくり進むよ
どうか私達を落っことさないで運んでくださいね
風の精霊にお願いして躊躇いなく崖から飛び降りる
一瞬の落ちる感覚の後、身体は空へと舞い上がる
感じたことのない高揚感に普段の大人びた仮面が消えて子供のように彼に手を振る
千影さん、めっちゃくちゃ楽しいね…!
(言いながら笑って。懐の卵にも楽しいね、いっぱい楽しもうねと囁いた)
でも途中から大人しくなり口数が減る
何回目かの雲の上の休憩タイムで観念してポツリ
…千影さん、何か…甘いものとか持ってない?
(彼が手にしていたバスケットの中身にぱぁぁと笑顔になって)
それそんな素敵なものだったの?さすが千影さん準備カンペキだぁ
千影さんはスパダリ素質がめちゃくちゃあるよね、察しがよくて優しくてモテないわけない
シュークリーム好きなの?
今日のお礼に今度おいしいお店に連れて行くよと楽しい約束を重ねて
あそこら辺の積乱雲っぽい雲はキケンそうだからよけて行こっか
(卵はまだ眠り姫。生まれたらおいしいもの一緒に食べようと囁いた)
魔法王国のイースター祭も、沢山の美味しいと楽しいでいっぱいだったけれど。
王国を後にすれば足を踏み入れたのは、今回攻略対象となっているダンジョン。
久瀬・千影(退魔士・h04810)の片方の手には、氷雪魔法の効いた冷蔵用のバスケット。
そしてもう片手には、生命の鼓動を感じる魔法のたまごが。
バスケットの中身はまだ秘密、魔法のたまごからどんな子が孵るかもわからないけれど。
千影の見つめる眼下に広がるのは、果てまで見通せそうな、突き抜けるような青空と。
「どうか私達を落っことさないで運んでくださいね」
飛行する力を貸してくれるという風の精霊にお願いした後、躊躇いなく崖から降りる彼女――見上・游(D.E.P.A.S.デパスの護霊「佐保姫」・h01537)の姿。
それを見れば、千影は思わず、焦って手を伸ばす……青空の果てに落下して消えるのではないか、なんて。
でもすぐに、銀色の髪とジャケットを纏う姿が空へと浮かべば、ホッと密かに安堵する。
そんな一瞬の落ちる感覚の後、ふわりと浮遊感をおぼえれば、身体は空へと舞い上がって。
游は、疲れないようにゆっくり進むことを心掛けながらも、ふりふりと彼へと手を振って。
「千影さん、めっちゃくちゃ楽しいね……!」
感じたことのない高揚感に、普段の大人びた仮面がふっと消えて。
子供のような無邪気さと笑みを咲かせながら、懐のたまごにも囁く――楽しいね、いっぱい楽しもうね、って。
そして、浮遊感が楽しかったのか、子供のように笑う彼女を前に、千影は肩を竦めて見せる……そいつは何よりだ、と。
でも千影が今回力を借りるのは、游と同じ精霊の風の魔法と。
それに、鳥の精霊も一匹借りることに。
荷物運び用と万一、飛ぶのが辛くなった時用の保険として。
それから、わくわくうきうき、空の冒険を楽しんでいた游であるのだけれど。
でも何故か途中から、大人しくなって口数が減っています……?
いや、千影にはわかっているのだ、その理由が。
そして何回目かの雲の上の休憩タイムで、ついに游は観念してポツリ。
「……千影さん、何か……甘いものとか持ってない?」
そう、口数が少なくなるのは空腹だから。
千影は笑う余裕もなく腹ペコになっている彼女を見て、そっと以前聞いたことを思い返す。
笑わない游は、本人曰く昔は他人の評価で”冷たそう”だったそうだ、と。
(「俺はあんまりそう思った事はねぇけど」)
目の前の彼女は笑ってはないけれど、でも、不思議と今だって、冷たいだなんて思わないし。
観念したように言う彼女へと、こう返す。
「口数が少なくなってきたからそろそろかと思った」
そして、持っていたバスケットを広げれば、中から出てきたのは――イースターエッグに因んだアイスクリーム、ヒヨコミニプリン、シュークリーム。
「……ウチのお嬢様のお腹を満たす準備は万端さ」
「それそんな素敵なものだったの? さすが千影さん準備カンペキだぁ」
そんな並べられるバスケットの中身に、ぱぁぁと游は笑顔になって。
早速、どれをいただこうかとうきうき視線を巡らせながら、游は紡ぐ。
「千影さんはスパダリ素質がめちゃくちゃあるよね、察しがよくて優しくてモテないわけない」
「スパダリっつーか……」
そう口にしつつも千影は、彼女の言葉に再び肩を竦めるだけにして、言わないでおく。
……見上は分かり易いと思うぜ? なんて。
そして、そう思われているなんて露知らずに、嬉々としてはむり。
「シュークリーム好きなの?」
それから游が重ねるのは、こんな楽しい約束。
――今日のお礼に今度おいしいお店に連れて行くよ、と。
ということで、ばっちり甘いものチャージすれば、たまごを再び空の冒険へ。
「あそこら辺の積乱雲っぽい雲はキケンそうだからよけて行こっか」
游はそっと、まだ眠り姫の子へと空を翔けながら囁く――生まれたらおいしいもの一緒に食べよう、って。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

◆設定
・決戦気象兵器「レイン」を介した「人工的に操作された気象条件」という非常に限定的な範囲において精霊使いとしての力を発揮します
・ただし自覚が薄く「なんとなくレインの気持ちがわかる」くらいの認識です。
・今回は自分と精霊との関わり方を見つめ直しながら、空を目指します
◆行動
いつも空を飛んで戦っていますが、のんびりと空を往くのも良いですね!
今なら自前の光翼を切っても空が飛べます!
お弁当を沢山持って、風の精霊さんと一緒に飛んでいきましょう!
でも精霊さんと一緒にいる感覚が馴染みすぎるというか……。いつもの感覚? いえ、いつもの感覚とも違うでしょうか?
あっ。雷雲が見えますね
……確認も兼ねて行きましょうか
【決戦気象兵器「レイン」・精霊術式ver2】を使用して、敢えて刺激的な雷雲コースを通ります。
”私達”なら大丈夫です。ここで手助けしてくれる精霊さん。そして、いつも隣にいてくれた精霊さん。
改めて本当の意味で理解しました。私は精霊使いだったんですね。
(その明確な自覚と共に魔法の卵が震えた/孵化は3章)
冒険王国のイースター祭で、あれもこれもそれも、いっぱい美味しい物を。
とにかくもぐもぐ、ひたすら食べ歩いたリズ・ダブルエックス(ReFake・h00646)であるけれど。
魔法のたまごは食べずに、きちんと一緒に連れて。
次にやって来たのは、そう!
「いつも空を飛んで戦っていますが、のんびりと空を往くのも良いですね!」
ダンジョン内であるのに、一面空の光景が広がっている天空ダンジョン。
空を舞うことは、リズにとっては特に珍しいことではないのだけれど。
でも、思わずはしゃぐように声を上げるのは、そんないつもとは違うから。
「今なら自前の光翼を切っても空が飛べます!」
そう、リズを飛行させているのは、精霊さんの風の魔法。
お弁当もしっかりたくさん持ったから、そんな魔法をかけてくれる妖精さんたちと、いざ空の冒険へ!
そして青空を軽快にすいっと飛んでいきながらも、リズはこんな感覚をおぼえる。
(「でも精霊さんと一緒にいる感覚が馴染みすぎるというか……」)
妖精さん達は協力的で人懐っこい性格なのだけれど、そういうことではなくて。
何故かはわからないけれど、自分と妖精が共にいる今。
(「いつもの感覚? いえ、いつもの感覚とも違うでしょうか?」)
いつもの感覚なようであって、でも違うような気もするような……掴めそうで掴めない、そんな不思議な感覚。
それが何なのか、まだこの時のリズにはわからなかったけれど。
風の精霊さんと一緒に、ダンジョンの最奥を目指して、天空航路を飛んでいく。
そして暫く飛んでいれば、雲行きが少し怪しくなってきて。
「あっ。雷雲が見えますね」
眼前に発生しているのは、ピカッと稲妻が下に走る雷雲。
そんな黒い雲を避けて通ることだって、できたのだけれど。
「……確認も兼ねて行きましょうか」
リズは、決戦気象兵器「レイン」・精霊術式ver2を使用して、敢えて刺激的な雷雲の下を通ることを選択する。
そして、心配気な風の精霊さん達に告げる。
「”私達”なら大丈夫です」
ここで手助けしてくれる精霊さん。そして、いつも隣にいてくれた精霊さん。
そう、これまでも何となく気持ちがわかる気がしていた「レイン」。
この空の冒険を経て、リズは自覚する。
「改めて本当の意味で理解しました」
――私は精霊使いだったんですね、と。
そして、ふるりと魔法のたまごが震える。リズの明確な自覚と共に。
そんなリズと共に冒険している魔法のたまごもきっと、もうすぐ孵る予感。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

アドリブ歓迎
【心情】
ダンジョン!精霊!天空航路!
ゲームみたいな世界、夢みたいです!
こんなの楽しむしかないじゃないですか!
うへへ、小さいころからの夢も一緒に叶えちゃいましょう。
【行動】
鳥の精霊さんと風の精霊さんと一緒に天空航路を大冒険!
まずは自己紹介、挨拶は大事です。
そういえば、鳥さんも風さんも名前はあるんでしょうか?
挨拶が済んだら、念願の空を飛びます!
精霊さんとお話ししながら最奥を目指して進みましょう。
歌を歌ってもいいかもしれません。
この状況で思い浮かぶ曲はRPGとか冒険アニメばかりですが……。
風の精霊の飛翔、鳥の精霊の運搬、雲に乗っての休憩の順でローテーションしましょう。
空を飛ぶのも、大きな鳥さんに乗るのも、ゲームで憧れてたんです。
光る雲を突き抜けてフライアウェイ!
でも無理はしないで、休憩は大事に。
休憩中は持ってきたお菓子とお茶をいただきます。
でも、精霊さん達はお菓子食べるんでしょうか……?
勉強することがいっぱいです。
雨雲や雷雲は極力避けていきましょう。
雲の様子や空気の感じを精霊さんたちに聞けば、きっと分かるはずですから。
どうしても避けられない場合はエネルギーバリアで皆を守りながら進みます。
道中では魔法の卵に積極的に話しかけます。
実は出発前のお祭りで無事買えたんです。
首から袋を下げて大事にしながら、おしゃべりをすればきっと孵ってくれますよね。
早くお友達になりたいなー。
見るもの、食べるもの、それに体験すること全てが、わくわくの新鮮で。
イースター祭で盛り上がりをみせる冒険王国で過ごしたひとときは、隠岐・結羽 (人間(√EDEN)のサイコメトラー・h04927)にとって、また新たな世界を知れたドキドキの冒険。
でも、そんな王国を後にして、次に足を運んだ先。
結羽が目一杯瞳を輝かせ、心躍らせるのは無理もない。
――ダンジョン! 精霊! 天空航路!
(「ゲームみたいな世界、夢みたいです!」)
眼前に広がる世界を、結羽は知ってはいる。
でもそれは、いつも楽しんでいるゲームの中での話で。
(「こんなの楽しむしかないじゃないですか!」)
実際にこれからはじまるのは、ダンジョン攻略の大冒険!
ということで、これから目指すは、ダンジョンのボスがいるという最奥。
普段はちょっと引っ込み思案なタイプである結羽だけど、逸るように足取り軽やかに進んでいく。
いや、サブカル好きのいわゆるオタクだからこそ。
(「うへへ、小さいころからの夢も一緒に叶えちゃいましょう」)
より一層、うきうきが止まらないのかもしれない。
けれども、結羽が歩んでいた道が、ふいにぷつりと途切れて。
その先は、断崖絶壁の行き止まり……?
そこは一見するとその先には進めないように見えるのだけれど、でも、結羽は星詠みの話を聞いてちゃんと知っている。
行き止まりどころかこの先は、自由に翔けることのできる天空航路なのだと。
そしてそのために力を貸してくれるという精霊たち。
それは、その背に乗せてくれるのだという大きな鳥の精霊さんと、飛行する魔法をかけてくれる風の精霊さん。
そう、これから先は、鳥の精霊さんと風の精霊さんと一緒に征く、天空航路の大冒険!
そんな空の世界の冒険に心ときめかせながらも。
「こんにちは、隠岐・結羽といいます。このダンジョンを攻略しにきました」
ぺこり、まずはきちんと自己紹介。挨拶は大事です!
それから精霊さん達を見つめれば、思ったことをそっと口にする結羽。
「そういえば、鳥さんも風さんも名前はあるんでしょうか?」
そんな声に、鳥さんもクエッと翼を広げてひと鳴き、風の精霊さんもくるくると周囲を飛び回って、お返事を。
結局名前があるのかどうか、あるとしたらどんな名前かこそわからなかったけれど。
精霊さんたちの様子をみれば、これから一緒に向かう冒険にわくわくしているみたい。
ということで、挨拶が済んだらいよいよ、念願の空を飛びます!
……なのだけれど。
今回一緒に冒険するのは、精霊さんたちだけではなくて。
ふと結羽は、首から下げた袋を大事そうに見つめ、声を掛ける。
「たまごさん、今から空を飛びます。楽しみですね」
そう、中にいるのは、魔法のたまご。
(「実は出発前のお祭りで無事買えたんです」)
まさに一期一会、結羽も、この子だというたまごに出会えたから。
積極的に話しかけながら、一緒に冒険を楽しむつもり。
だって、追加されたドラファングルメちゃんねるで、魔法のたまごの店主さんも言っていたから。
(「おしゃべりをすればきっと孵ってくれますよね」)
共にわくわくどきどき、おしゃべりしながら冒険すれば、生まれてきてくれるだろうって。
そんな魔法のたまごや、精霊さん達とお話しながら。
「精霊さん達も、よろしくお願いします。わ、本当に飛んでる!」
ふわりと風の魔法で飛行すれば、思わずテンションもあがっちゃうから。
最奥を目指して天空航路を精霊さん達と飛びながら、結羽が自然と口遊むのは歌。
そして、歌うその曲たちはといえば、やっぱり。
(「この状況で思い浮かぶ曲はRPGとか冒険アニメばかりですが……」)
ダンジョン曲やフィールド曲のゲームのBGMや、冒険もののファンタジーアニメの主題歌。
けれど精霊さん達は、結羽の歌を聞けば嬉しそうでご機嫌で。
天候航路はまだまだ長そうだから、風の精霊の飛翔、鳥の精霊の運搬、雲に乗っての休憩の順でローテーションして進んでいく。
でも無理はしないけれど、結羽の心は終始わくわくどきどきしっぱなし。
だって、精霊さんや魔法のたまごさんに、弾む声で告げるように。
「空を飛ぶのも、大きな鳥さんに乗るのも、ゲームで憧れてたんです」
それは結羽にとって、小さいころからの夢であるのだから。
だから張り切ってみんなで――光る雲を突き抜けてフライアウェイ!
キラキラと輝く空を、昂る想いを胸いっぱい抱きながら、ぐんぐんと航路を翔けていく。
そして勿論、休憩は大事だから。
ぽっかり浮かぶ大きなふわふわ雲を見つければ、ぽふんっと降り立って。
ふかふかなその上で、しばしひと休み。
それから結羽が取り出していただくのは、持ってきたお菓子とお茶。
それを、精霊さん達にもお裾分け……しようと思うのだけれど。
「でも、精霊さん達はお菓子食べるんでしょうか……?」
そうこてりと首を傾ければ、ちょうだい! といったように。
鳥の精霊さんがすりすり、風の精霊さんもくるりと回ってアピールしてみせるから。
きっと精霊によって食べられるのかどうかは違うのだろうけれど、そっとお菓子を食べやすい大きさに割って差し出してみれば。
嬉々とはむはむ、美味しそうに食べる精霊さんたち。
そんな様子を見ながら、結羽もはむりと、一緒におやつタイムを楽しみつつも。
改めてこう口にするのだった――勉強することがいっぱいです、って。
それに、勿論。
「孵ったら、一緒にお菓子食べましょうね」
魔法のたまごに声をかけることも、忘れない。
ということで、雲の上の休憩が終われば、空の冒険の再開!
眼前をふと見遣れば、進む先の雲行きが怪しいようだから。
「精霊さん、雨雲や雷雲は極力避けていきましょう。雲の様子や空気の感じは、どうですか」
精霊さんたちに聞けば、きっと分かるはずって、聞いてみれば。
こっち! といわんばかりに、安全なルートを道案内してくれるから。
どうしても避けられない時のためにいつでもエネルギーバリアで皆を守れるようにしておきながらも。
土砂降りの雨やピカピカな雷だって、皆ですいっと回避していく。
それからまた晴れ間が戻って来れば、雲の上に降り立って。
雨が止んで虹が架かる眼前の景色を眺めながら、結羽はそっと首から下げた袋を抱きしめつつも紡ぐのだった。
ぴくりと、ちょっぴり動いた気がする魔法のたまごへ……早くお友達になりたいなー、って。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功
第3章 ボス戦 『ベンジャミン・バーニングバード』

POW
ディフェンス・タクティクス
予め、レベル坪までの【戦闘陣地】を建築しておく。【ダンジョン内のモンスターから採血した竜漿】を出している間、[戦闘陣地]内部に【ゆるキャラの兵站部隊】を召喚し、内部にある書籍等を調べ念話で報告させたり、好きな物を自身の手元に転送させたりできる。
予め、レベル坪までの【戦闘陣地】を建築しておく。【ダンジョン内のモンスターから採血した竜漿】を出している間、[戦闘陣地]内部に【ゆるキャラの兵站部隊】を召喚し、内部にある書籍等を調べ念話で報告させたり、好きな物を自身の手元に転送させたりできる。
SPD
ゆるキャラ竜漿楽団
【竜漿兵器を装備したゆるキャラの集団】を召喚し、攻撃技「【BBB式戦闘術(自動小銃やナイフなど)】」か回復技「【バーベキュー(BBQ)で英気を養う】」、あるいは「敵との融合」を指示できる。融合された敵はダメージの代わりに行動力が低下し、0になると[竜漿兵器を装備したゆるキャラの集団]と共に消滅死亡する。
【竜漿兵器を装備したゆるキャラの集団】を召喚し、攻撃技「【BBB式戦闘術(自動小銃やナイフなど)】」か回復技「【バーベキュー(BBQ)で英気を養う】」、あるいは「敵との融合」を指示できる。融合された敵はダメージの代わりに行動力が低下し、0になると[竜漿兵器を装備したゆるキャラの集団]と共に消滅死亡する。
WIZ
BBB式砲撃術
X基の【竜漿兵器加工を施した追加の重火器】を召喚し一斉発射する。命中率と機動力がX分の1になるが、対象1体にXの3倍ダメージを与える。
X基の【竜漿兵器加工を施した追加の重火器】を召喚し一斉発射する。命中率と機動力がX分の1になるが、対象1体にXの3倍ダメージを与える。
●空の最果て
長い空の大冒険も、無事に終わりを告げて。
再びその足で踏みしめる、久しぶりな感じがする地面の感覚。
風と鳥の精霊は、一緒にこの先――ダンジョンの最奥へはいけないようだけれど。
ダンジョン最奥の入り口で、皆の帰りを待っていてくれるというから。
精霊たちと一旦わかれて、今度は己の足で奥へと進んでいく。
この最奥にいるボスを倒せば、ダンジョン攻略完了。
果たして、このダンジョンのボスはどのような敵なのか。
慎重に進む√能力者達が見つけた、その姿は。
『ふんふふ~ん♪』
バーベキューをご機嫌で楽しむ、アヒルの可愛いマスコットキャラクター??
いや、このアヒルさんの正体は。
『!?』
ダンジョン防衛のために竜漿兵器を利用する、√ドラゴンファンタジーへ派遣された、悪の組織の傭兵怪人であった!
そして√能力者に気づいたアヒル――『ベンジャミン・バーニングバード』はすかさず竜漿兵器を構える。
『√能力者!? ま、まさか、ぼくのバーベキューの肉を奪いに来たのか!?』
何だか少しだけ勘違いしているようだが。
数人の能力者と共にある、魔法のたまごから生まれた精霊を見れば、さらに敵対心を燃やして。
『おのれ、√能力者達! お肉は奪わせないし、それに可愛いマスコットキャラは、ぼくだけで十分だ!』
やはり勘違いしているようであるけれど、誤解を解くも解かないも、どちらでも別にいいだろう。
眼前の『ベンジャミン・バーニングバード』を倒してダンジョンの攻略を完了するために、ここまでやってきたのだから。
<マスターより補足>
魔法のたまごが孵っているいる方、またはこの章で孵る方は、生まれた精霊とともに戦えます。
ですが、うまれたてということもあり、精霊の攻撃等は戦闘のフレーバー程度となります。まだ戦えずに応援だったり、隠れたりなどでも勿論構いません。
無敵つよつよ設定など判定に影響があるようなものでなければ、生まれた子に合わせて、ご自由に。
ここで生まれなくても、シナリオ後、帰還後に生まれる(リプレイでは生まれない)などでもOKです。
それ以外は、普通のボス戦と変わりありません。
真面目にでも、愉快にでも、ゆるかわ対決でも、お好みでどうぞ!

わわっなんだか、まだ雲を歩いているような
ふわふわしている感じがします…!
バスケットの中のたまごを落とさないように、気をつけて進みましょう
バーベキューたのしそうですね!
かわいいアヒルさんに強そうな武器…
これがギャップというものでしょうか?
かわいい子にいたいことするのは心苦しいですし、
お肉をいただく気はないのですが…
ダンジョンはあると困ってしまうので、心を鬼にして、いざ!
あ!ちなみにかわいいものは、あればあるだけいいと思いますっ
…アヒルさんってなんのお肉食べるんでしょうか
◾️
孵るタイミング・姿は、青い鳥以外でお任せ
逢えたら「かわいい…っ」
「いっしょに、いろんな景色を見ましょうね!」と声をかけます
鳥や風の精霊さんにお礼を告げて、元気にいってきますをして。
廻里・りり (綴・h01760)が魔法のたまごと一緒に歩いて向かうのは、ダンジョンの最奥。
でも、これまで空の上を冒険をしてきたから。
「わわっなんだか、まだ雲を歩いているような、ふわふわしている感じがします……!」
まだちょっぴり、ふわっと足元に浮遊感をおぼえるけれど。
(「バスケットの中のたまごを落とさないように、気をつけて進みましょう」)
ぎゅっと改めてしっかりと、たまごが入ったバスケットを握りしめて、足を踏みしめて慎重に歩んでいく。
それから暫く進んでいれば……ふわり漂ってくるのは、何だか美味しそうな香り?
『ふんふふ~ん♪』
それに聞こえてくるのは、陽気な鼻歌。
だから、そっと様子を窺って見れば……そこにいたのは、バーベキューを楽しむアヒルさん??
「バーベキューたのしそうですね!」
そう、そのアヒルさん――『ベンジャミン・バーニングバード』へと声をかけてみた、りりだけれど。
『! √能力者!? ま、まさか、ぼくのバーベキューの肉を奪いに来たのか!?』
じゃきんっとアヒルさんが構えるのは、その見目に反して、やたら物騒な得物!
そんなベンジャミン・バーニングバードをじいと見つめながら、りりはこてんと首を傾ける。
(「かわいいアヒルさんに強そうな武器……これがギャップというものでしょうか?」)
いや、いわゆるギャップ萌えなアヒルさんかもしれないけれど。
だがしかし、このアヒルはダンジョンのボスなのだから。
「かわいい子にいたいことするのは心苦しいですし、お肉をいただく気はないのですが……」
――ダンジョンはあると困ってしまうので、心を鬼にして、いざ!
アヒルさんを倒して、ダンジョン攻略を完了させます!
けれどアヒルも、肉を取られないようにと、予め建築しておいた戦闘陣地に満を持して喚び出す。
『いけ! ぼくのゆるキャラの兵站部隊!』
陣地内部にわらわらと、ゆるきゃら部隊を!
けれど、そんなアヒルさんやゆるきゃらたちへとひらり舞い降るのは、しあわせのあおのいろ。
――さあ、羽搏きに耳を澄まして。
刹那、ふわりと羽根が牽制するように舞い踊ったかと思えば。
『!? ふぎゃっ!』
鳥籠によって捕縛され、あおいとりにつんつん鋭く強い連撃をお見舞いされ、たまらず声を上げるアヒルさんたち。
そんな、りりにとってはしあわせな色に戦場が包まれる中。
もうひとつ、幸せの祝福が舞い降りる。
ふいにバスケットのふたが持ち上がったかと思えば――ひょこり。
顔を出したのは、雲のように真っ白ふわふわで、空のような色をした瞳の、羽の生えたウサギさん。
そして、孵った子とぱちりと目が合えば。
「かわいい……っ」
そっとバスケットから出してあげて、優しくぎゅっと抱きしめて。
出逢えた嬉しさを綻ばせながら、ウサギさんに告げるりり。
「いっしょに、いろんな景色を見ましょうね!」
それに応えるように、お耳や羽をぴこぴこさせる姿にまた微笑めば。
『なっ、かわいいキャラは、このぼくだけで……って、痛ッ!?』
「あ! ちなみにかわいいものは、あればあるだけいいと思いますっ」
つんつんと、あおいとりに引き続き容赦なく突かれている、アヒルさんやゆるきゃらさんたちを見遣りつつ。
「……アヒルさんってなんのお肉食べるんでしょうか」
ウサギさんと顔を見合わせ、こてりと一緒に首を傾けるのだった。
🔵🔵🔵 大成功

ばーにんぐ。
なるほど(まずそうな)焼き鳥だな。
さてどうする馨?
道中でつけた名前で子虎をよぶ。馨はあくびをしてまた胸元でもぞもぞ。
ふむどうでもいいのか。そうだな、他人様の食事にどうこう言うつもりはないよなぁ。
古龍降臨で機動力を上げて攻撃だ。
ついでに重火器をも攻撃対象にいれて少しでも数を減らすか。
ぶっ壊したうえでさらに召喚させたら、数はその時点で起動可能な数になるんだろうか?それとも召喚された総数なんだろうか?
…まぁ結局わからないし、検証する前に倒す事になるかもな。
俺は馨を連れ帰るつもりだけど、この戦い方を見て最終判断は馨に任せる事にしようか。
空の冒険を経て、再び地に足をつければ。
歩んで向かうのは、いよいよ到着するダンジョンの最奥。
そしてそこにいるという、攻略対象のボスとやらは――。
『ぼくの焼いた肉は渡さないぞ、√能力者!』
「ばーにんぐ。なるほど焼き鳥だな」
ばーにんぐな焼き鳥……!?
白・琥珀(一に焦がれ一を求めず・h00174)は、そんなまずそうな焼き鳥……もとい、『ベンジャミン・バーニングバード』から、視線をふと胸元に映して。
「さてどうする馨?」
よんだ子虎のその名は、道中でつけたもの。
その声に、ぴくりとお耳だけで返事はしたものの。
くぁ~っと再びあくびをすれば、また胸元でもぞもぞ。
そんな馨の様子を見れば……ふむどうでもいいのか、と。
眼前のアヒルにも、アヒルが焼いている肉にも、興味がいかにもなさそうなおねむの子虎に、小さく頷いて返す琥珀。
「そうだな、他人様の食事にどうこう言うつもりはないよなぁ」
だから、必死に肉を守ろうとするばーにんぐな勘違いアヒルの相手をするべく。
太古の神霊「古龍」を纏って、機動力を上げる。
いや、降ろした古龍の加護は何も、それだけではない。
『ぼくのBBB式砲撃術で、ばーにんぐ!』
刹那、アヒルがずらりと戦場に召喚したのは、追加の重火器。
だが、それに臆することもなく……ついでに攻撃対象にいれて少しでも数を減らすか、と。
『えっ、ちょ、ぼくの重火器ー!?』
装甲を貫通する威力を誇る「霊剣術・古龍閃」をもって、重火器も一緒にぶっ壊していく琥珀。
それから、予知で聞いたアヒルの攻撃手段を思い返しながら、ふと首を傾ける。
(「ぶっ壊したうえでさらに召喚させたら、数はその時点で起動可能な数になるんだろうか? それとも召喚された総数なんだろうか?」)
そして、慌てふためくアヒルと追加の重火器を、じいと見遣ってみるも。
「……まぁ結局わからないし、検証する前に倒す事になるかもな」
わかりそうになさそうだから、とりあえず、ぶっ壊してはぶん殴ることにして。
それからふと、胸元をちらりと見た琥珀は、思わず瞳を細める。
……俺は馨を連れ帰るつもりだけど、この戦い方を見て最終判断は馨に任せる事にしようか――なんて、思っていたのだけれど。
自分の居場所はここだといわんばかりに当然の如く、すぴーと安心しきったように寝息を立てる馨の姿に。
🔵🔵🔵 大成功

【紫の絆】で参加
(生まれたばかりの鳥の精霊を物陰に隠してから)
こらーっ!!ここは悪の鳥の怪人が勝手にバーベキュー焼いていい場所ではない!!それに物騒な兵器抱えている鳥がマスコットキャラとは許さない!!そのバーベキューセットごと叩き潰す!!
派遣されただけあって戦法を固められると大変なんだよね・・・。昴さん、機能する前に叩き壊そう!!司令塔と拠点は真っ先に潰すに限る!!昴さん、援護ありがとうね!!【迷彩】【残像】【ダッシュ】で接近し、容赦無く浄化の炎で戦闘陣地を燃やし尽くす!!不法に立てたんだから退去だ!!
ここは多くの精霊さんが生まれ、自由に生きるところだ。不法侵入の怪人はお帰りください!!

【紫の絆】で参加
(物騒な鳥の姿をみかけて精霊の鳥を物陰に隠す)
不法侵入して勝手に火を使ってるとは。誰に許可をとってバーベキュー焼いてるんですか?素敵なお祭りと様々な精霊がいるこの世界に物騒な鳥は必要ありません。即退去を!!
集団の攻撃に巻き込まれると大変ですね・・・菫さん、私が囮になりますので、確実に仕留めていってください。【残像】【第六感】【エネルギーバリア】で凌ぎながら疾風の魔弾を【スナイパー】【弾道計算】【クィックドロウ】を駆使しながら撃ち込んでいきます。菫さん、やっちゃってください!!
誰の命令でここに侵入したかわかりませんが、不法侵入は許しません!!討伐です!!

【紫の絆】で参加
(危険なので精霊の虎を物陰に隠す)
あ〜・・・侵略のための傭兵部隊か。雇い主は誰だろうね?本当、仕事もしないでこんなところでバーベキュー焼いているポンコツじゃね。私なら絶対雇わない。まあ武装は一丁前だね。油断せずいこうか。
そうだね、戦闘は彩綾の方が経験がある。囮をさせる分きっちり攻撃はするよ。深閑の一撃発動。敵の攻撃を【団体行動】【集団戦闘】を交えた【戦闘知識】で見抜き、【スナイパー】【レーザー射撃】で貫いていく。ゆるキャラが物騒な兵器振るうなんて私の世界では名誉毀損で訴えられるね。全く。
物騒な傭兵家業はそれなりの戦場でどうぞ。場違い不法侵入は討伐だ!!

【紫の絆】で参加
(自分と家族達が精霊達を無事に物陰に隠したのを確認して最後に出てくる)
確かに武装は整ってるみたいだし、外見で惑わすこともできるしな。侵略する傭兵部隊としては最適なはずだが、仕事もせずにバーベキュー焼いている馬鹿でよかった。雇い主には悪いが未帰還とさせてもらおう。
傭兵部隊は陣形を組むと厄介だ。整う前に潰すぞ!!綾音、いつでも【かばう】【拠点防御】してやるから陣地焼いてしまえ!!もちろんつゆ払いはするぞ。護霊「雷龍」発動!!雷龍に攻撃技でサポートさせながら【迷彩】【残像】【エネルギーバリア】で凌ぎながら【カウンター】で【切断】していく。
まあ、くるところを間違えたな。終わりだ。
空の冒険を無事に成せば、再び現れた地に降り立って。
今度は自分の足で、ダンジョンの最奥へと進んでいたのだけれど。
『ふんふふ~ん♪』
何だかご機嫌な鼻歌が聞こえれば、皆がまず取る行動は同じ。
桐生・綾音(真紅の疾風・h01388)と桐生・彩綾(青碧の薫風・h01453)は、物騒な鳥の姿をみかければ、生まれたばかりの鳥の精霊を物陰に隠して。
同じように、危険だからと精霊の虎を咄嗟に隠すのは、藤原・菫(気高き紫の花・h05002)。
そして海棠・昴(紫の明星・h06510)が、精霊達が無事に全員隠れたのを確認すれば、最後に最奥へと足を踏み入れる。
そんな、4人が辿り着いたダンジョンの最奥で繰り広げられていた光景は。
「こらーっ!! ここは悪の鳥の怪人が勝手にバーベキュー焼いていい場所ではない!!」
「不法侵入して勝手に火を使ってるとは。誰に許可をとってバーベキュー焼いてるんですか?」
『ふんふ~ん♪ ……って、√能力者!? く、ぼくのバーベキューの邪魔をして奪う気だな!』
何故かバーベキューを楽し気にしているアヒルであった。
いや、このアヒルこそダンジョンのボス、『ベンジャミン・バーニングバード』である。
しかも、その見目通りただのアヒルであれば、少しは可愛げもあったのだが。
綾音と彩綾は、眼前のアヒルへと言い放つ。
「それに物騒な兵器抱えている鳥がマスコットキャラとは許さない!! そのバーベキューセットごと叩き潰す!!」
「素敵なお祭りと様々な精霊がいるこの世界に物騒な鳥は必要ありません。即退去を!!」
じゃきんと重火器を構える、可愛さの欠片もない様子を見遣りながら。
そんな敵へと視線を向け、菫はふと小首を傾けて。
「あ〜……侵略のための傭兵部隊か。雇い主は誰だろうね?」
そのアヒルが、悪の組織の傭兵怪人であることを察しつつも、呆れたように続ける。
「本当、仕事もしないでこんなところでバーベキュー焼いているポンコツじゃね。私なら絶対雇わない」
とはいえ、本人はゆるキャラ風のアヒルではあるものの。
「まあ武装は一丁前だね。油断せずいこうか」
「確かに武装は整ってるみたいだし、外見で惑わすこともできるしな」
菫の言葉に昴も頷きつつ、こう続ける。
「侵略する傭兵部隊としては最適なはずだが、仕事もせずにバーベキュー焼いている馬鹿でよかった」
『なっ、ぼくが馬鹿だって!?』
そして、ぷんぷんしているアヒルを後目に……雇い主には悪いが未帰還とさせてもらおう、と。
そう、『ベンジャミン・バーニングバード』は、ただのアヒルではなくこのダンジョンのボス。
『ぼくのバーベキューの肉を守るんだ!』
予め建築しておいた戦闘陣地にて、竜漿を出し始めれば。
戦闘陣地内部に召喚されるのは――ゆるキャラの兵站部隊!?
そんな敵の能力を見遣りつつ、綾音は口にする。
「派遣されただけあって戦法を固められると大変なんだよね……」
いくらゆるキャラでも敵。数が多く、戦法通りの行動を許してしまえば、厄介なことになりかねないから。
「傭兵部隊は陣形を組むと厄介だ。整う前に潰すぞ!!」
「昴さん、機能する前に叩き壊そう!! 司令塔と拠点は真っ先に潰すに限る!!」
昴の声に綾音も頷いて、ふたり同時に動き出す。
「綾音、いつでもかばうし、拠点防御もしてやるから陣地焼いてしまえ!!」
「昴さん、援護ありがとうね!!」
「もちろんつゆ払いはするぞ」
――護霊「雷龍」発動!!
雷龍に攻撃技でサポートさせながら、昴自身も迷彩や残像を駆使し、エネルギーバリア】で凌ぎながらも。
カウンターで切断していきつつ、道を切り拓いていく。
そして支援に回ってくれる昴に礼を言えば、綾音も迷彩で身を隠しながら残像を駆使して。
地を蹴り、ダッシュで敵へと一気に接近した瞬間。
――全てを浄化し燃やし尽くす!!
「不法に立てたんだから退去だ!!」
『えっ、何ィッ!?』
綾音の浄化の炎が、アヒルの√能力を無効化する。
けれどそれでも、今度は竜漿兵器を装備したゆるキャラの集団を召喚し、BBB式戦闘術をもって攻撃を仕掛けてきたり、バーベキューで英気を養わんとするアヒルを見て。
「集団の攻撃に巻き込まれると大変ですね……菫さん、私が囮になりますので、確実に仕留めていってください」
「そうだね、戦闘は彩綾の方が経験がある。囮をさせる分きっちり攻撃はするよ」
こくりと頷く菫の声を聞きながら、意識を自分へと向けさせながらも、彩綾は撃ち込んでいく。
残像や第六感を用いながら、エネルギーバリアで敵の攻撃は凌ぎながら、疾風の魔弾を。
――私だって、やれる!!
スナイパーや弾道計算、クィックドロウを駆使しながらも、風属性の弾丸を。
そして敵を切断していきつつ、同時に菫には体を軽くする戦闘力強化の作用を与えれば。
「菫さん、やっちゃってください!!」
――こういう技も必要なのさ!!
彩綾の声と同時に菫が発動させるのは、深閑の一撃。
攻撃してくる対象へと逆に先制攻撃を浴びせ、藍白色のオーラを纏って。
『ぐっ、ぼくのバーベキューを邪魔する気か……!』
「ゆるキャラが物騒な兵器振るうなんて私の世界では名誉毀損で訴えられるね。全く」
よろめくアヒルに、呆れるように紡ぐ菫。
バーベキューどころか、これ以上このダンジョンを野放しにはできないから。
「ここは多くの精霊さんが生まれ、自由に生きるところだ。不法侵入の怪人はお帰りください!!」
「誰の命令でここに侵入したかわかりませんが、不法侵入は許しません!! 討伐です!」
綾音と彩綾に、菫も同意するように続いて。
「物騒な傭兵家業はそれなりの戦場でどうぞ。場違い不法侵入は討伐だ!!」
昴はアヒルへと、現実を教えるように言い放つ。
「まあ、くるところを間違えたな」
呑気にバーベキューなんてしているダンジョンのボスへと――終わりだ、と。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【双星】
こんにち、は?
えと。おにく。とりません、よ?
アヒルさん。すごく、かわいい。です、けど
ダンジョン。あると、こまってしまうひと、たくさん。なので…
「なにでるか、は。おたのしみ!」
ネィムさまにぴったり、なもの。でてきます、よー…に?
はっ。ネィムさま、たまご!ひび!
ターニャも。はじめて、みます!
じーっと、みていたら。ネィムさまと、ほっぺ
くっついちゃい、ました…!
ふたごさま?なかよく、しましょ。ね
えへへ。おまたせ、しました!
こうさん。ないなら、あらためて
わるいこ、めっ。て、しちゃいます。ね?
ネィムさま。よろしく、です!
⭐︎
まんまるボディの白い鳥
嘴と尾羽の先の色
ネィム:青色
ナターリヤ:水色

【双星】
えっと、こんにちは?
おにく、なんのことかわからない
ヒトにきがいをくわえるは、わるいこです
ナターリヤ、ありがとう!
我ののうりょくで、でてきたものをうまくつかうのです
ナターリヤ、たまご
我のおともだちは我がまもるの
ね、ね。かわいいはみんなじゃだめなのですか?
あと、ほんとうにおにく知らないのですよ
――えっ。ひび?
あの!おおきなとりさん少しまってて?
いのちのたんじょう、はじめてのけいけん
見のがすわけにはいかないのです!
ナターリヤほっぺた、ぷにぷに
ふたご!ふわふわかわいいおまえさま
ずっとなかよしするですよ
おまたせ、おまたせ
えーと、こうさんしませんか?
だめ?じゃあ、おきゅうをそえなきゃですね
力を貸してくれた精霊さんに、ぺこりとふたりでありがとうをして。
今度はふたり並んで歩いて、ナターリヤ・アリーニン(夢魅入るクークラ・h05868)とノー・ネィム(万有引力・h05491)が向かうのは、ダンジョンの最奥!
そこには、ダンジョンのボスがいるという話なのだけれど。
『ふんふふ~ん♪』
何だかおいしそうなにおいと、ご機嫌な鼻歌が……?
だから、辿り着いた最奥にいるダンジョンのボスさんに、ふたりは早速ご挨拶……しようとしたのだけれど。
『ハッ、√能力者!? く、またぼくのお肉を奪うつもりだな!?』
「えっと、こんにちは? おにく、なんのことかわからない」
「こんにち、は? えと。おにく。とりません、よ?」
お肉どろぼうと思われちゃっているみたい……?
そんな、ガーガー言っているアヒルさんを、改めてふたりはじいと見つめて。
「アヒルさん。すごく、かわいい。です、けど……ダンジョン。あると、こまってしまうひと、たくさん。なので……」
ナターリヤがそう言えば、アヒルさん――『ベンジャミン・バーニングバード』がぷんすか喚び出したのは、竜漿兵器加工を施した追加の重火器!
そんなあぶないものをいっぱい向けるアヒルさんを見て、ネィムは首をふるりと横に振って。
「ヒトにきがいをくわえるは、わるいこです」
言ってもわからないわるいこは、メッ! します!
ということで!
「なにでるか、は。おたのしみ!」
……ネィムさまにぴったり、なもの。でてきます、よー……に? って。
どうぶつのぬいぐるみを創り上げてみれば、今回出てきたのは、このどうぶつさん!
「ナターリヤ、ありがとう!」
そして刹那、そうお礼を告げたネィムが、指でお空をすいっとなぞれば。
『!? ふぎゃっ!!』
わるいアヒルさんの上に勢いよく落っこちるのは、おっきなゾウさんのぬいぐるみ!
ネィムはナターリヤが喚んだゾウさんを、重力を操る能力で、どーんっ! と。
上手に落として、アヒルさんを下敷きに!
だって、わるいことはしたらダメだし、それに何よりも。
ネィムはむん、と気合十分――ナターリヤ、たまご。我のおともだちは我がまもるの、と。
『ぐっ、この唯一無二のかわいいマスコットなぼくに、なんてことを!』
でもゾウさんの下でそう言っているアヒルさんの言葉を聞けば、首をこてり。
「ね、ね。かわいいはみんなじゃだめなのですか?」
『かわいいのはぼくだけでいいんだ! それにお肉は渡さないぞ!』
「あと、ほんとうにおにく知らないのですよ」
そんな、やっぱりガーガー言っているアヒルさんとそんなお喋りをしていたネィムだけれど。
ナターリヤは瞬間、おめめをぱちくり。
「はっ。ネィムさま、たまご! ひび!」
「――えっ。ひび?」
ネィムもその声にびっくり、ふたりで選んだおっきなたまごに目を向けてから。
「あの! おおきなとりさん少しまってて?」
ゾウさんの下にいるアヒルさんへとそう告げれば、たまごへといそいで目を向ける。
だってきっともうすぐ、ドキドキわくわくな瞬間だから。
「いのちのたんじょう、はじめてのけいけん。見のがすわけにはいかないのです!」
「ターニャも。はじめて、みます!」
『え、えっ?』
そしてじいとふたりで真剣にたまごを見守っていれば、ぷにぷに。
あまりにもじいと見つめすぎて、気が付けばふたりのほっぺたがぴとり、くっついちゃいました。
でも、ぷにぷにどきどき、ひびがさらにぴしぴしっと入ったたまごをそのまま見守っていれば。
――ピィッ。
――ピピッ。
「ふたご!」
「ふたごさま?」
たまごから孵ったのは、ふたごの鳥さん!
雲みたいにまんまる真っ白ふわっふわで、嘴と尾羽の先の色がそれぞれ青色と水色、おそろい色違いな空のいろ。
ネィムは青色の子を、ナターリヤは水色の子を、それぞれそっと抱っこして。
「ふわふわかわいいおまえさま。ずっとなかよしするですよ」
「なかよく、しましょ。ね」
一緒に冒険してきた空を思わせる双子の鳥さんをもふもふなでなでしてあげれば。
ピィ! チィ! と、うれしそうに双子そろって、おへんじも上手。
そして孵った子たちが生まれたのを見守って挨拶をすませれば。
「えへへ。おまたせ、しました!」
「おまたせ、おまたせ。えーと、こうさんしませんか?」
そういえば何気に謎に待っていてくれたアヒルさんに、ふたりは目を向けるのだけれど。
『降参? するわけないだろ! なんてったってお肉はぼくのものだし、かわいいマスコットもこのぼくだけで――』
「こうさん。ないなら、あらためて。わるいこ、めっ。て、しちゃいます。ね?」
「だめ? じゃあ、おきゅうをそえなきゃですね」
『……えっ?』
「ネィムさま。よろしく、です!」
『ちょ、まっ……ふぎゃあっ!?』
今度は、まっしろまんまる巨大な鳥さんぬいぐるみで、どーんっ! と。
うまれたての鳥さんを、チィチィちょこんとそれぞれ肩にとまらせながら。
わるいアヒルさんを、しっかりこらしめます!
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

藍花さん(h06110)と共に
小さな精霊さんには応援を頼みつつ、共に戦いましょう
(耳打ちに)ふむ、藍花さんはそのような技を使われるのですね
では続けて怪異殺しで攻撃を
できるだけ【傷口を抉るよう】にしてダメージの蓄積を狙いつつ、危なくなったら藍花さんを【かばい】ますね
ふふ、戦いが終わりましたら手を繋いで共に帰りましょう
小さなお供も増えましたし賑やかになりましたね

リチャードくん(h06496)と
一緒に美味しいした方が楽しそうなのに…と、ちょっとへんにょり
背伸びで耳打ち内緒話で事前に打ち合わせ
「あら…優しい子、ね…?」
タマゴから生まれた翼猫さんが甘えるように擦り寄って、してくれたのは優しい祝福
そっと額を撫でてから、にっこり笑って攻撃のターン
「さぁさ…誘われるまま、おいでなさい…?」
御伽之檻で語るのは、お菓子な家の物語。惑う相手へ霊力で模したお菓子が敵へと向かってぴょんぴょこコミカルに飛んでいく
御伽折本の効果で恐怖も与えて、連撃に繋がるように誘導しちゃう
戦闘後は今日の感想を話しながら手を繋いで、翼猫さんも一緒に帰るよ
「今日は一日、楽しかったね?」にっこり
ダンジョンを入った時は、ふたりだったけれど。
今はふたりと、それに、翼が映えた子たちが一緒。
蓬平・藍花(彼誰行灯・h06110)はリチャード・マスクスフェル(青薔薇・h06496)と共に、生まれた精霊たちと仲良く歩んで進んで。
ついに冒険の末、ダンジョンの最奥へとたどり着いたのだけれど。
『また、ぼくのお肉を奪いに来たんだな!?』
そうガーガーと最奥にいたアヒル――『ベンジャミン・バーニングバード』にそう一方的に言われれば、ちょっぴりへんにょり。
「一緒に美味しいした方が楽しそうなのに……」
けれど、ぱたぱた仲良くじゃれるように周囲をくるくる飛ぶ犬と猫っぽい子たちを見遣った後。
「小さな精霊さんには応援を頼みつつ、共に戦いましょう」
リチャードがそう紡げば、藍花は改めて気を取り直して。
ちょこりと背伸びして、ひそひそ耳打ち内緒話。
「……ふむ、藍花さんはそのような技を使われるのですね」
こくりと頷くリチャードとふたり、しっかり事前に作戦会議!
そしてふいに、もふりとした温もりを感じた後。
「あら……優しい子、ね……?」
藍花はへんにょりした気持ちも吹き飛んで、にっこり笑み咲かせる。
翼猫さんが甘えるようにすりすり擦り寄って――そしてしてくれたのは、優しい祝福。
だから、藍花は作戦通りに綴り語る。
「さぁさ……誘われるまま、おいでなさい……?」
世にも不思議な、お菓子な家の物語を。
霊力で模したお菓子たちがアヒルへと向かって、コミカルにぴょんぴょこ!
そして飛んでくるお菓子に、ベンジャミン・バーニングバードは惑わされて、最初こそキャッキャはしゃぐけれど。
『! お肉もおいしいけど、ぼくお菓子も好き! ……って!?』
それは実は、御伽折本に記された、こわーいお菓子の家の物語りだから。
ふるりと恐怖にふるえて追加の重火器を召喚したアヒルに、さらにリチャードは続けて綴り重ねる。
ゆるキャラの兵站部隊を召喚し、重火器で攻撃してこんとするアヒルの攻撃から藍花をすぐに庇えるような位置取りをしつつも。
――さぁ殺りましょうか、と。
(「では続けて怪異殺しで攻撃を」)
打ち合せした通り、藍花の御伽之檻に惑う敵へと、すかさず足払いで牽制し鎖で捕縛して。
『! ぎゃっ!?』
できるだけ傷口を抉るように振るうのは、魔導機械式斧による強烈な連撃。
そして堪らず転がる敵の様子に注意しながらも、視線合えばふたり改めて笑み合う。
「今日は一日、楽しかったね?」
「ふふ、戦いが終わりましたら手を繋いで共に帰りましょう」
そうにっこり笑む藍花に頷いて返した後、リチャードも瞳を細め続ける。
翼をぱたぱた、尻尾をふりふり、一生懸命応援してくれている子たちに改めて目を向けて……小さなお供も増えましたし賑やかになりましたね、って。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

肉にも、おまえにも
全くもって興味は無いんだが
…その形でマスコットは少々厳しいだろう
見るからに物騒、だぞ
巧く気を引く様にと新月へ指示
狐火や幻妖を状況に応じ使い分けさせ
前へ出過ぎぬよう気に留めつつ
無理はするな
刃や銃弾攻撃には水の神霊力で帳を張り防ぐ
霊力で生成した矢を番い、引き絞る
的を狙う最中
幼鳥より注がれる氷気を感じ取り
…手伝ってくれるか
未だ微弱な力なれど
此の矢が穿けば心強い氷結となる筈
ただ無心に研ぎ澄まし、静かに放つ
力添え、サンキュな
新月もよくやった
そういえば、名前を付けてやるんだった、か
暫し思案した後
…せつな……雪那はどうだ?
おまえに良く似合う、美しい名だ
改めて、これから宜しく頼む
空の旅を終え、さらに奥へと歩む氷薙月・静琉(想雪・h04167)の傍らには。
いつものように白き神使の狐と、そして孵ったばかりの冷気纏う幼鳥の姿。
そして辿り着いたダンジョンの最奥にいた、倒すべき敵の声を聞けば。
『ぐっ、ぼくの肉はあげないんだからな!』
「肉にも、おまえにも、全くもって興味は無いんだが」
『かわいいマスコットキャラの座だって、渡さないぞ!』
「……その形でマスコットは少々厳しいだろう」
じゃきんと重火器を構え、さらに追加で得物を増やしてくるアヒル『ベンジャミン・バーニングバード』に、静琉は現実を教えてあげつつも続ける――見るからに物騒、だぞ、と。
そもそも、霊体である身で肉泥棒をするかなんて、考えればすぐにわかることだろうに。
ガーガー喚くアヒルへと向かわせるのは白狐、巧く気を引く様にと指示した通りに、戦場に灯しては術を成す新月。
そして、燃ゆる狐火や揺らめく幻妖を使い分け、アヒルを翻弄するその姿を見守りながらも。
「前へ出過ぎぬよう、無理はするな」
静琉はそう声をかけ、新月の動きを気に留めつつ。
『ぐっ、もふもふ狐尻尾だからって、いい気になるなよ!』
アヒルが重火器を撃ってくれば、護るように張り巡らせるは、水の神霊力の帳。
そして巧く新月が気を引いてくれている間に、ぐっと引き絞るは、黒漆の艶めき美しい和弓。
霊力の矢を番い、狙いを確りと定めていれば。
「……手伝ってくれるか」
感じ取るは、注がれる氷気。
それは、凍てつく煌めきを放つ幼鳥のもの。
いや、孵りたての子が注ぐ冷気は、微弱な力ではあるのだけれど。
(「此の矢が穿けば心強い氷結となる筈」)
故に、ただ無心に感覚を研ぎ澄ませば、対象を確りと捉え――そして、静かに射放つ。
氷の力宿りし、その一矢を。
新月に気を取られていたアヒルは、狙い澄まし射られたそれに一歩気づくのが遅れて。
『! って、ふぎゃっ!!』
受けた氷の矢に身を凍らせ、じたばたもがいている。
そんな様子を見遣った後、静琉は視線を移し瞳を細めて。
「力添え、サンキュな。新月もよくやった」
尻尾を振る新月を労いつつも、幼鳥へと目を遣れば、ふと暫し思案する。
……そういえば、名前を付けてやるんだった、か、と。
そしてその姿を見て、浮かんだその名を告げる。
「……せつな……雪那はどうだ?」
――おまえに良く似合う、美しい名だ、と。
それからそれにこたえるように、嬉しそうにばさりと翼を羽搏かせる雪那に。
己を主として生まれてきた子に、静琉はこう続ける……改めて、これから宜しく頼む、と。
🔵🔵🔵 大成功

夢衣(h04291)と一緒に参加
何だか可愛らしいボスだと思っていたら、
物騒な武器を持っているね。
マスコット的存在に対応心を燃やしているようだし、
魔法のたまごが孵っても狙われたりしないよう
夢衣には安全場所で守ってもらわないとね。
その間に他の√能力者達と一緒にボスをやっけないとだぞ。
重火器とまともに戦うのは危険だし、ダンジョンの地形を
利用して身を隠しながら、隙を見て相手の居る場所を見てから
波動弾でチクチクと攻撃させてもらおうかな。
と手間取っていたら、たまごが孵りそうかな。
思っていた通りの可愛らしいモフモフな精霊さんだといいかな。
2人分で双子だったりして。
なおさら負ける訳にはいかないね。
アドリブ歓迎

リューリア(h01522)と一緒に参加
ワシは魔法のたまごを守る勤めを果たせてもらうのじゃ。
後ろでバーベキューにしてやるのじゃとリューリアを応援するのじゃ。
でも手間取っている様子に、
相変わらず一気に攻めれない性格なのじゃなと
気長に戦いの行方を見守らせてもらうのじゃ。
と気づいたらたまごが孵ってしまったのじゃ。
思わず抱きしめたくなるぐらいに
可愛らしいモフモフ精霊じゃの。
1体でも2体でも歓迎なのじゃ。
絶対にボスには手は出させないのじゃ。
皆で一緒に応援するのじゃ。
無事に終わったら、孵った子儂が育てるのじゃと、
リューリアに伝えるぞ。
神聖竜である儂でも子育ては出来るのじゃ。
アドリブ歓迎
イースター祭りを堪能し、空のダンジョンの冒険を経て。
辿り着いたダンジョンの最奥にいたのは。
『ふんふふ~ん、ふ~ん♪ かわいいマスコットはぼくだけ~♪』
ご機嫌にバーベキューをしている、アヒルさん……?
いや、雪願・リューリア(願い届けし者・h01522)はすぐに気づく。
「何だか可愛らしいボスだと思っていたら、物騒な武器を持っているね」
アヒルさんが携えている、ごつい重火器を。
それは勿論、バーベキューをするため火をおこす道具ではなく、れっきとした得物。
それに、アヒル――『ベンジャミン・バーニングバード』が言っていた言葉を思い出しながらも、ふと背後を振り返るリューリア。
(「マスコット的存在に対応心を燃やしているようだし、魔法のたまごが孵っても狙われたりしないよう、夢衣には安全場所で守ってもらわないとね」)
Ankerである夢衣・李桜(ドラゴン・ドリーム・h04291)は、ダンジョンのボスと直接は戦わないけれど。
(「ワシは魔法のたまごを守る勤めを果たせてもらうのじゃ」)
ここまで一緒に冒険してきた魔法のたまごを守る役目を。
そして、後ろでびしっとリューリアを応援する。
「バーベキューにしてやるのじゃ」
ということで、魔法のたまごを李桜に任せている間に、√能力者達と一緒に――ボスをやっけないとだぞ、と。
リューリアは改めて倒すべきダンジョンの主へと目をやれば。
『ぼくのお肉は渡さない!』
そう追加した重火器を撃ちまくらんとするアヒルとまともに戦うのは危険だと判断して。
身を隠すべくダンジョン内の地形を利用し、相手が居る位置を確認しつつも。
――我の攻撃はここからでも届く。
『!? くっ』
霊能波と電撃の力が込められた無数の弾丸、波動弾でチクチクと攻撃!
でもなかなか、様子を窺いながら戦っているから。
「相変わらず一気に攻めれない性格なのじゃな」
ちょっぴり手間取ってしまうリューリアに李桜はそう紡ぎつつも、でも、気長に戦いの行方を見守らせてもらうつもり――そう、思っていれば。
アヒルに攻撃をしながらも、リューリアはふと気が付く。
「あ、たまごが孵りそうかな」
……思っていた通りの可愛らしいモフモフな精霊さんだといいな、なんて視線向ければ。
――ぴこっ、ぴこり。
「と気づいたらたまごが孵ってしまったのじゃ」
李桜も割れた魔法のたまごに気づけば、思わず瞳を細める。
「2人分で双子?」
「思わず抱きしめたくなるぐらいに、可愛らしいモフモフ精霊の双子じゃの」
そう――お耳をのぞかせて生まれたのは、先程冒険した空に浮かんでいた雲のようにもふもふ真っ白な、双子の猫さんな子たち。
1匹は青空色、もう1匹は桜空色の瞳をしている。
そんな、尻尾をゆらゆらさせる子たちを見れば。
「絶対にボスには手は出させないのじゃ。皆で一緒に応援するのじゃ」
「なおさら負ける訳にはいかないね」
『くっ、かわいいのはぼくだけで……ふぎゃっ!』
リューリアは李桜や精霊たちの応援を受け、改めて気合を入れて、アヒルを攻撃!
そしてアヒルが攻撃を受けて悶えている間に、リューリアに伝える李桜。
「無事に終わったら、孵った子儂が育てるのじゃ」
もふもふ双子を撫でつつ、えっへん胸を張って……神聖竜である儂でも子育ては出来るのじゃ、って。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【星花】
たまごから生まれたのは、鳥……って言っても、ヒナだわ
こいつは保護対象。一緒に戦うなんて無理
俺やエリカをピヨピヨ応援してくれるだけでいいわ、多くは望まない
ひよこみたいなやつ倒せばいいんだな?
誰がお前の肉なんか奪うかよ勝手に食ってろ
って思うが、まず敵にBBB式戦闘術で先制攻撃を仕掛けさせるために、挑発
お前も焼き鳥にしてやろうか?
そしてその肉もろとも、エリカが喰らう!
挑発に乗って先制攻撃を仕掛けようとしたら、√能力発動
愛用の銃(どれかはお任せ)で攻撃
だけど、「|おまやき《お前も焼き鳥にしてやろうか?》」にヒナがビビってピヨピヨ言ってる……
大丈夫。お前は食わない

【星花】
たまごからは望んだ通りの赤目のしろうさぎが生まれたけど、……このこ臆病……
いいわ。エリカが守ってあげる
守らなきゃいけない存在がいるってだけで、強くなれるものっ!
……変なひよこいる
ひよこをアカリが挑発をし始めたから、便乗
焼肉焼いてるヒヨコをビシッと指差し
ちょっとそこのあんた!
そんな臭い撒き散らさないでよ!!
雲の上を飛んできたから、エリカ、超絶お腹空いてるのっ!
お前も、焼いてやろうかっ!
言いながら√能力で猫に大変身
驚かせ力爆上げでゆるキャラ集団を蹴散らして、アカリをアシストしてあげるわっ
にゃおー、にゃおー!!
あ、うさちゃんもびっくりしちゃったっ
よしよし
大丈夫、エリカだよー
空の冒険も終わりを告げ、再び地に足をつけたその時。
ふるりと、御嶽・明星(推定・暁の明星・h00689)が持っていた魔法のたまごが入っているかばんが大きく揺れた気がして。
エリカ・バールフリット(海と星の花・h01068)とふたり、取り出して手にした瞬間――ぱかっ、ぱかりっ。
割れた魔法のたまごから孵ったのは、うさぎと鳥であった。
エリカは自分のたまごから生まれた、望んだ通りの赤目のしろうさぎをじいと見つめて。
「……このこ臆病……」
何だかぷるぷるしている子をそっと抱きしめて、そして告げる。
「いいわ。エリカが守ってあげる」
……守らなきゃいけない存在がいるってだけで、強くなれるものっ! って。
ぷるぷるしつつも、自分を頼るようにそっとすりすりしてきた子に、煌めく海色の瞳を細めて。
そして、明星がお見合いしているのは、たまごから生まれた鳥――。
「鳥……って言っても、ヒナだわ」
チィ、と鳴いているちびっこな鳥のヒナ。
そしてそっと掌に乗せてみた、まんまるでまだちんまいその姿を見れば、思うのだった。
……こいつは保護対象。一緒に戦うなんて無理、と。
「俺やエリカをピヨピヨ応援してくれるだけでいいわ、多くは望まない」
そう言えばこたえるように、ピヨピヨ鳴いてみせるヒナさん。
でも――鳥は鳥でも。
『何度、何人きたって、お肉は全部ぼくのものだ!』
生まれた子たちも連れて辿り着いたダンジョン最奥にいたのは。
「……変なひよこいる」
バーベキューをしている、変なひよこさん……?
いや、この変なひよここそ『ベンジャミン・バーニングバード』、このダンジョンのボスである。
ということで。
「ひよこみたいなやつ倒せばいいんだな?」
そう、ボスを倒せばダンジョン攻略完了。
明星は改めて、姪曰く変なひよこへと目を遣って。
誰がお前の肉なんか奪うかよ勝手に食ってろ……って、そう思うのだけれど。
「お前も焼き鳥にしてやろうか?」
ベンジャミン・バーニングバードを挑発することにする。
敵にまず、先制攻撃を仕掛けさせるために。
それから、ぷんすかするベンジャミン・バーニングバードへとこう続けるのだった。
「そしてその肉もろとも、エリカが喰らう!」
いえ、特にその肉を奪って食べたいと彼自身は思わないので。
エリカも、変なひよこを挑発をし始めた明星に便乗して。
肉を焼いて独り占めしようとしている敵をビシッと指差し、言い放つ。
「ちょっとそこのあんた! そんな臭い撒き散らさないでよ!! 雲の上を飛んできたから、エリカ、超絶お腹空いてるのっ!」
――お前も、焼いてやろうかっ! って。
やはりおなかすいているから、エリカが全部喰らいます??
それから、なんだって!? と言ってくる変なひよこがゆるキャラ集団を召喚すれば――にゃおー、にゃおー!!
『!?』
『ピヨーッ!?』
ぽふりと、猫の姿に大変身!
明星をエリカはアシストする。驚かせ力爆上げで、鳴いたり威嚇したりと、ゆるキャラ集団を蹴散らして。
そして、そんな挑発にまんまと乗った敵の先制攻撃は、思惑通り。
『お肉はぼくだけのものだし、ぼくはお肉じゃ……ふぎゃ!!』
――闇よ、俺を隠せ!
跳躍して空から明星がお見舞いするのは、星屑のように煌めくスパークルを放ちながら撃ち出された炸裂弾!
そう星を降らせるように派手に煌めく銃弾をぶっ放して、変なひよこが声を上げるのを後目に。
ふと、聞こえる鳴き声に明星は気づく。
「だけど、「|おまやき《お前も焼き鳥にしてやろうか?》」にヒナがビビってピヨピヨ言ってる……」
焼かれちゃう!? なんてぷるぷるしている鳥さんに。
でもすぐに安心させるように言ってあげる――大丈夫。お前は食わない、と。
いや、驚いちゃったのは、鳥さんだけではなくて。
「あ、うさちゃんもびっくりしちゃったっ」
ふたたびふるふるするしろうさぎさんを、エリカは抱っこして。
「大丈夫、エリカだよー」
きゅーと鳴いてくっついてくる子を、もふもふよしよししてあげる。
生まれてきてくれたこの子に、守ってあげるって、そう約束したから。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【🐶】
可愛い…ようで可愛くないような…
あの、バーベキューの邪魔をしにきた訳では
困りました、お話が通じないようで…仕方ありませぬ。
大人しくなっていただきましょう
ついでにバーベキューのお肉もいただきます!
まだ、世を知らぬ雛さまたちには傷一つつけさせません
攻撃が卵や皆さまに向かいましたら『霊的防護』でお守りいたします
主に√能力でお怪我をされた皆さまと雛さま方の治癒をいたします
どうぞ、そのおこころのままにお力をお使いくださいませ
新しく産まれた命には祝福を
望まれ愛され産まれたあなたたちが
どうか幸福でありますように
優しい方々のもとに産まれたのですもの
きっとこれから楽しい毎日が待っておられますよ

【🐶】
やるのか?ばーべきゅー
じゃあ肉も奪わないとな……あいつ本人も食う?
まあ、鳥だしなあ。きっと美味いよ!
ラムネ、先駆け宜しく頼む!
見送れど、前も気になるし後ろの卵も気になる
握る剣は一本、影業は今日は大人しい
…本陣待機なんて性に合わないよな。俺たちも行くか、兄貴
結構ガッチリとゆるキャラの壁があるな
ちょっとずつでも剥がして行くか
鎧無視攻撃で前を走るものの道を開き
卵の罅を確認すれば
最後は力をあわせてせーのだな、と
ニヤと笑って
1分間みんなに任せ
よし、産まれたか!おめでとう!俺も後で撫でる!
――それじゃあ、次は祝砲だな
王様は案外地味な仕事も得意だ…が!
やっぱり最後は派手に決めたい!
さあ息を揃えてー!

【🐶】
何…この間抜けっぽい存在、想像した敵とのイメージが
じゃぁ、これが終わったらお疲れ様会でBBQね
って、あのアヒルを焼くのはちょっと…絶対美味しくないでしょ
前に立つメンバーを見送り、こちらも武器を構える
そこのアヒルは任せたわ、支援もありがとう
召喚物はこっちで処理しておくね
展開された夜の魔術を見て投げナイフを放つ
範囲攻撃で纏めて攻撃
無事に孵るよう流れる星に願いを込めて
もうすぐ孵る卵には触れさせないから
それに、BBQが待ってるんだから邪魔しないで
周りの手厚いサポートがありがたい
武器もいつもより輝いて見える
どの子も無事に生まれてよかった
気持ちが通じたのね
ええ、最後は皆で終わらせましょう

【🐶】
アドリブ歓迎
_
バーベキューいいな。今度俺たちもやらねえ?
呑気に言ったら何だか食材は現地調達の流れ
あ、あれ?と若干焦りつつも
皆の様子を視界で確認して仕事モードに切り替えて
いこうか
長槍携え、一番槍は俺が
ダッシュで切り込み、敵視と向きを味方が攻撃し易い様誘導し前線で盾役をやる
砲撃術を見切り地を駆け
「大丈夫」
味方へ向かう攻撃は鉄壁のオーラ防御で庇い
チーム全員の位置や戦況を常に冷静に把握
前衛組とは特に連携を意識
どくんと鼓動が重なり、瞳を細め
──おいで
猛き遠吠えと共に孵るのは、己の丈以上の黒焔纏う夜色の狼
最後は我らが王の号令にて
「ああ、任せてくれ」
狼の牙、輝く天槍、──《雲裂衝》にて、共に穿つ

【🐶】
バーベキュー肉奪うの!?なんで!?
敵も焼いて食べるの!?
…しまった、空の旅楽しそう〜!って着いてきちゃったけど、私、ほとんど戦えなかった…
ザネリさんの笑顔が刺さる!
わ、あ…すごい数の傘!?何も届かなそう…ありがとうございます!
とわちゃんの霊的防御、なんだか、あったかいねぇ
これだけ手厚いと安全…だろうけど…戦場、怖いよね。メグルちゃん、手、繋いでくれる?
ラムネちゃんもコノハくんも深琴さんも大活躍だぁ!
…メグルちゃんの雛ちゃん、こんにちは
私も守るよ、…ここ、何も攻撃来なそうだけどね…!
わぁ、シルヴァさんの魔術、星空の中みたい…!
がんばれみんな!雛ちゃん達も!
王様のかっこいいところ見た〜い!

【🐶】
バーニングバード?つまり炎の鳥ってこと?
|僕《迦楼羅》とちょっとかぶってるじゃん!
ザネリに賛成、あいつでBBQしよう
刃を抜いて炎を纏いラムネに続いて前に出る
皆が援護してくれてるし好きに暴れていいかな?
砲撃は見切って避けて
後ろに攻撃が及ぶようなら弾ごと斬る
ふふ、随分とのろまな弾だね
隙を見つけたら空中ダッシュで懐に飛び込んで燃やし斬りつける
連携して戦うって楽しいね
なんだかすごく動きやすいや
わっ!産まれた!?
翼が生えた垂れ耳の子兎に目をぱちくり
か、可愛い…でも君、戦える?
皆から祝福を受けてやる気に満ち溢れている
よし、一緒にがんばろっか
桜吹雪で攻撃してもらうよ
最後は皆で一緒に
上段から叩き斬る!

【🐶】
夢物語に浸っていたってのに台無しになったじゃねえか
…あいつを焼いてBBQを遂行する
深琴大丈夫だ、きっと中身は美味い
前線が厚いのであれば、だ
俺は後ろから茶々入れてやろうかね
くるりがビビってんのが見えるトコのが面白そうだしな
ひひ、礼はお前の悲鳴で充分だ
『廻雨』
並ぶは傘の群れ、
この指先で、指揮を執る
まあ、男としてガキと女を守るくらいの器量はある
この傘が広がる範囲に関しては、粛々と補助役を努めよう
ひひ、新しいガキも生まれたか
良かったな
妖精の星月夜の下とは、祝福と同義だ
……親鳥共、あとで絶対撫でさせろよ
精霊のチビ共は初陣だろ?
勝利を贈ってやらねえと
さて、時は満ちた
呼吸を合わせて、幕引きへの一助を

【🐶】
せっかく焼いたお肉を奪っては可哀そ…え?あれを焼くんですの?げ…げてものでは…?
でも!あんなに物々しい武器で襲いかかってくるのですから、迎え討つのは道理ですわね
《念動力》で敵の武器を取り上げて妨害します
こちらの頭数も敵の数も多いので√能力も積極的に使っていきますわ
後衛から流星での攻撃、支援を担いますわね
こがね色の夜の魔術、隕石のわざわいと流星の加護、その一端をお見せしましょう
たまごが孵化するころに強化を合わせられるようタイミングを見計らって参ります
皆様、どうぞ存分に畳みかけてくださいまし
わたくしはそのご活躍を後ろから見ております
新しいいのちに輝く星の加護がありますように

【🐶】
まあ、お邪魔して申し訳ないですわ
攻撃されてしまっては、身を護るしか
戦いは不得手…どころか、目の当たりにするのもはじめて
目が回りますけれど、守りや回復ならできる…かしら
きっとできます…たぶん、だいじょうぶ
とわを見て真似て、“ 霊的防護”でみなさまをお守りしつつ
怪我があれば、回復をかかさず
あわわ、ラムネもコノハも慣れてらっしゃる
だからこそ、怪我ないように祈り
みなさまの卵は特に守らせていただきたいです
それに、くるりも、大丈夫ですか?おててつないで、ザネリの傘の陰に
ふたりの卵に呼応するように世界に出てきたあなた、目が合うでしょうか
たたかいの緊張がはじけて、涙が出てしまいそう
(お任せいたします)
大きな赤い竜と化したシルヴァ・ベル(店番妖精・h04263)の背に乗せてもらって、皆で空を翔けた冒険のひととき。
ふわふわ雲の上でお昼寝もしたから、元気だっていっぱい。
ということで、いざ踏み込むのは、このダンジョンのボスがいるという最奥!
どんな強敵が居たって、皆で力を合わせれば攻略できる――には、違いないのだけれど。
白・とわ(月光藍・h02033)と兎沢・深琴(星華夢想・h00008)は、眼前に現れたダンジョンの主の姿を見て、思わず瞳を瞬かせる。
『ふんふ~ん、ぼくのお肉~♪』
「可愛い……ようで可愛くないような……」
「何……この間抜けっぽい存在」
……想像した敵とのイメージが、と。
そしてバーベキューをしていた敵、可愛いようで可愛くないような間抜けっぽい存在が、やって来た皆のことに気が付けば。
『はっ、能力者! またこのぼく――ベンジャミン・バーニングバードのバーベキューの邪魔をしにきたんだな!?』
ガーガー喚く、このダンジョンのボスらしき『ベンジャミン・バーニングバード』。
そしてその名を聞けば、千桜・コノハ(|宵桜《よざくら》・h00358)はじいと眼前のアヒルを見遣って。
「バーニングバード? つまり炎の鳥ってこと?」
それからふるりと首を横に振りつつも、声を上げずにはいられない――|僕《迦楼羅》とちょっとかぶってるじゃん! って。
そんなコノハと若干キャラかぶりしているアヒルも、ぷんすか怒りがバーニングしている様子で。
『どんどんお肉を焼こうとしてたのに、邪魔しないでよ!』
「あの、バーベキューの邪魔をしにきた訳では」
「まあ、お邪魔して申し訳ないですわ」
とわが改めて告げるのに続いて、メグル・シグナス(恵ㇽ白鳥座・h00484)もぷんぷんしているアヒルにそう首を傾けつつ紡ぐのだけれど。
ぷんすかしているアヒルが焼いている肉の良い香りに、祭那・ラムネ(アフター・ザ・レイン・h06527)はこう皆に提案を。
「バーベキューいいな。今度俺たちもやらねえ?」
「やるのか? ばーべきゅー」
ジャン・ローデンバーグ(裸の王冠・h02072)も、その提案にそわり。
深琴も、ラムネの声にこくりと頷いて返して。
「じゃぁ、これが終わったらお疲れ様会でBBQね」
これが終わったら、お疲れ様会で皆でバーベキュー……かと、思いきや。
ジャンはバーベキューをするアヒルを見遣って、こうぽつり。
「じゃあ肉も奪わないとな……」
『く、やっぱりぼくのバーベキューを邪魔しにきたんだな!?』
そうますます立腹するアヒルに、とわは首をこてりと傾けて。
「困りました、お話が通じないようで……仕方ありませぬ。大人しくなっていただきましょう」
何度言ってもぷんぷんしているばかりのアヒルに、言葉ではなく行動でわかってもらうことにして。
「ついでにバーベキューのお肉もいただきます!」
こうなったらもう、ついでにお肉もいただきます!?
そんな、バーベキューの邪魔どころか肉を強奪する展開に、戀ヶ仲・くるり(Rolling days・h01025)は思わずつっこまずにはいられずに。
「バーベキュー肉奪うの!? なんで!?」
呑気にバーベキューの提案をしたラムネも……あ、あれ? と若干焦ってしまう。
何だか食材を現地調達するという流れに。
いや、いくら敵でも、怒っているアヒルを目にすれば、シルヴァはちょっぴり気の毒に思うのだけれど。
「せっかく焼いたお肉を奪っては可哀そ……」
「夢物語に浸っていたってのに台無しになったじゃねえか」
七・ザネリ(夜探し・h01301)は、肉肉と喚くアヒルを見遣って、こう告げるのだった。
……あいつを焼いてバーベキューを遂行する、と。
コノハも、キャラがかぶっているアヒルを見遣って、ザネリの言葉に大きくこくり。
「ザネリに賛成、あいつでバーベキューしよう」
肉を奪うだけでなく、アヒル自体もバーニングしていただきます!?
それを聞けば、シルヴァは大きく瞳を見開いて。
「え? あれを焼くんですの? げ……げてものでは……?」
何気に容赦なくげてもの呼ばわりしつつも驚愕して。
肉を奪うよりももっと予想斜め上な提案に、くるりもさらにびっくり。
「敵も焼いて食べるの!?」
そしてジャンは、アヒルを改めてまじまじと見て。
「あいつ本人も食う? まあ、鳥だしなあ。きっと美味いよ!」
鳥なのだから、きっと焼き鳥にして食べたら美味しい……かも?
けれど深琴にとっては、やはりどこからどう見ても。
「って、あのアヒルを焼くのはちょっと……絶対美味しくないでしょ」
そんな言葉に、ザネリはひひ、と笑って。
「深琴大丈夫だ、きっと中身は美味い」
もしかしたらもしかして、案外美味しい……のかも??
いや、げてものを食べるかどうかは、まぁともかく。
シルヴァは改めて気を取り直し、敵を目にすれば。
「でも! あんなに物々しい武器で襲いかかってくるのですから、迎え討つのは道理ですわね」
ゆるキャラ風の見目に似合わぬ重火器をじゃきんと携えた姿に、改めて相手がダンジョンのボスだということを思い出しつつも。
本来の目的を達するべく、皆と迎え撃つことにして。
ラムネも皆の様子を視界で確認しつつも。
「――いこうか」
短く紡ぎ切り替えるは仕事モード。
ジャンもその声に頷いて返して。
「ラムネ、先駆け宜しく頼む!」
その声を背に受け、ラムネは長槍を手に、誰よりも早く地を大きく蹴る……一番槍は俺が、と。
『く、お肉もぼくも、√能力者になんて渡さないぞ!』
喚く敵へとダッシュで切り込めば、最前線で仲間達との間に立ちふさがって盾役を担う。
そして敵の意識や向きを、皆が攻撃し易い様に誘導するような立ち回りを。
だが、肉を奪われたり自分自身も食べられないようにと、ベンジャミン・バーニングバードもBBB式砲撃術を展開してきて。
竜漿兵器加工を施した重火器を追加で召喚し、一斉発射してくるが。
ラムネは決して一歩も後退せず、足を止めることなどなく。
「大丈夫」
撃ち出される砲撃術を見切り、地を駆け続ける。
そしてコノハも砲撃を見切ってはひらり避けながらも、すらりと刃を抜いて。
「皆が援護してくれてるし好きに暴れていいかな?」
燃ゆる炎を纏い、ラムネに続いて果敢に前へと躍り出れば。
敵前へと向かった皆を見送れど、ジャンはやはり前もそわりと気になるし。
かといって、後ろの魔法のたまごも気になるのだけれど。
改めて手元を見遣り――握る剣は一本、影業は今日は大人しい。
だから、こくりと大きくひとつ、頷いてから。
「……本陣待機なんて性に合わないよな」
――俺たちも行くか、兄貴。
そうふたりに続いて、ちょっと重さを感じる両刃剣をその手に、戦場を駆け出すジャン。
けれどその前にもふっと立ちはだかるのは、アヒルが成したゆるキャラ竜漿楽団。
「結構ガッチリとゆるキャラの壁があるな。ちょっとずつでも剥がして行くか」
いくらゆるキャラでも、それが障害となるのならば。
相手の守りをも無視するような攻撃で切り払い、前を走るものたちの道を開く刃となる。
『ぼくの肉を奪うやつは、みんな焼いちゃうぞ!』
そしてマスコットみたいな見目をしながらも、アヒルが重火器を無差別にぶっ放してくれば。
コノハはすかさず、ひらり墨染を鋭く閃き咲かせ、叩き斬る。
「ふふ、随分とのろまな弾だね」
後ろにまで及ぼうとした、撃ち出されたその弾ごとバサリと散らせて。
そんな前に出て戦う皆を見遣りながら。
「前線が厚いのであれば、だ」
……俺は後ろから茶々入れてやろうかね、とザネリが紡ぐと同時に。
深琴も前に立つメンバーを見送った後、己も護霊の色と力を宿した刃を構える。
「そこのアヒルは任せたわ、支援もありがとう。召喚物はこっちで処理しておくね」
そんな、目の前で始まった激しいどんぱちに、ハッとするくるり。
(「……しまった、空の旅楽しそう〜! って着いてきちゃったけど、私、ほとんど戦えなかった……」)
そして、ふと目に入ったのは、自分を見て笑み浮かべているザネリの姿。
そう、彼が後衛に位置取った理由のひとつは。
「くるりがビビってんのが見えるトコのが面白そうだしな」
そして……ザネリさんの笑顔が刺さる! なんて。
そんな反応をするのがまた愉快だと言わんばかりに、瞳を細めて返してから。
「ひひ、礼はお前の悲鳴で充分だ」
ザネリが戦場に並べ咲かせるのは、赤い傘たち。
それを意のままにくるくる――指先で、指揮を執って。
降り注ぐ雨を凌ぐかのように開き咲いた赤に、思わず声を上げるくるり。
「わ、あ……すごい数の傘!? 何も届かなそう…ありがとうございます!」
「まあ、男としてガキと女を守るくらいの器量はある」
そしてザネリはアヒルの動向を窺いつつも、傘たちを巧みに廻してみせる……この傘が広がる範囲に関しては、粛々と補助役を努めよう、と。
そしてシルヴァも念動力で、アヒルが喚んだゆるキャラの集団の竜漿兵器を取り上げて妨害しつつも。
(「こちらの頭数も敵の数も多いので√能力も積極的に使っていきますわ」)
――この星を彼方に。
後衛から刹那降り注がせるのは、流星。
「こがね色の夜の魔術、隕石のわざわいと流星の加護、その一端をお見せしましょう」
墜ちる星の魔術を披露すれば、煌めき流れる星の加護を皆へと降らせて。
「わぁ、シルヴァさんの魔術、星空の中みたい……!」
くるりのそんな声を聞きながら、展開された夜の魔術を見れば、深琴はすかさず手にした投げナイフを放つ。
そう、その軌道もまさに――流れて落ちる空の星。
流星の如き軌道を描く刃で、広い範囲のゆるキャラたちを纏めて斬り払っていきながらも、星に願いを込めて深琴は閃きを放つ。
これまで冒険を共にしてきた魔法のたまごたちが無事に孵るよう、と。
それは勿論、とわだって同じ気持ちだから。
「まだ、世を知らぬ雛さまたちには傷一つつけさせません」
攻撃が魔法のたまごや皆に向かったとしても――お守りいたします、と。
「とわちゃんの霊的防御、なんだか、あったかいねぇ」
展開するのは、ふわり皆を包み込む霊的防護。
そして――攻撃されてしまっては、身を護るしか、とメグルは思うのだけれど。
戦いは不得手……どころか、目の当たりにするのもはじめてで。
(「目が回りますけれど、守りや回復ならできる……かしら」)
目まぐるしく繰り広げられるアヒルとの戦闘を見つめていれば、目が回りそうになるけれど。
でも、そっと魔法のたまごを抱きしめながらも、ひとつこくりと頷いて。
――きっとできます……たぶん、だいじょうぶ。
だって皆も一緒だから。とわを見て真似て、霊的防護で皆を守りつつも。
怪我があれば、回復をかかさず、と降らせるのは|青冬の星座《フユ》――|星灯りからの祝福《シリウス》。
それから、視線を向けるのは。
「それに、くるりも、大丈夫ですか?」
「これだけ手厚いと安全……だろうけど……戦場、怖いよね」
そんな彼女の気持ちは、メグルもよくわかるから。
……メグルちゃん、手、繋いでくれる? って。
紡ぐ彼女とおててをつないで、ザネリが咲かせる傘の陰に身を寄せながらも、皆を頑張って支えて。
「もうすぐ孵る卵には触れさせないから。それに、BBQが待ってるんだから邪魔しないで」
深琴はゆるキャラ集団の数を流星の軌道で次々と排除していきながらも、思うのだった。
(「周りの手厚いサポートがありがたい」)
――武器もいつもより輝いて見える、って。
そしてそんな後ろでそれぞれ奮闘してくれる皆へと、決して攻撃は通さない、と。
鉄壁なる守りのオーラを纏い、ラムネは庇うように立ちまわしながらも。
バスケで培われ研ぎ澄まされた感覚をもって、チーム全員の位置や戦況を常に冷静に把握して。
特に、共にベンジャミン・バーニングバードと相対する前衛組とは連携を意識して。
手にした長槍を、気を引く様に大きく振ってみせれば。
『おっと、あぶないなぁ! ……!?』
ラムネに気を取られ生じた隙を逃さず、空中を駆け、その懐に飛び込んだのはコノハ。
そして花弁零れる桜色咲かせた浄化の炎をもって燃やし、魂を喰らい焼き尽くす破魔の閃きで容赦なく斬りつけて。
『なっ、ふぎゃっ!!』
「連携して戦うって楽しいね。なんだかすごく動きやすいや」
眼前の悪者を皆と一緒に討つべく、戦場に桜を満開に咲き綻ばせる。
「ラムネちゃんもコノハくんも深琴さんも大活躍だぁ!」
「あわわ、ラムネもコノハも慣れてらっしゃる」
手と手をつなぎながら、くるりと共に戦況を見守っているメグルは……だからこそ、怪我ないように、って祈りながらも。
(「みなさまの卵は特に守らせていただきたいです」)
大事に大事に、預かっている魔法のたまごを守るべく改めて決意を抱けば――その時だった。
「あっ、たまごが……」
ふるりと揺れて、ぴしっと小さな亀裂がはしる魔法のたまご。
ジャンはそんなたまごの罅を確認すれば、ニヤと笑って。
……最後は力をあわせてせーのだな、と。
「その時」を満を持して迎えるべく、1分間皆にアヒルの相手はお任せして。
ラムネは瞬間、瞳を細める。
どくんと鼓動が重なり、そして耳に聞こえるのは、猛き産声。
戦場に響く遠吠えと共に孵った、ラムネのたまごの子は。
「──おいで」
彼の丈以上の、黒焔纏う夜色の狼。
そして、コノハも刹那、思わず目をぱちくり。
「わっ! 産まれた!?」
割れたたまごからぴょこり飛び出してきた、翼が生えた垂れ耳の子兎の姿煮。
それから、広げた両手にもふんと乗ってきた子を、じいと改めて見つめて、ぽつり。
「か、可愛い……でも君、戦える?」
そしてふたりの魔法のたまごに呼応するように――ピィ、と。
メグルは、自分のたまごから世界に出てきてくれた子を見つめれば、ぱちりと目が合って。
その子――雲のようなもふもふのヒヨコと見つめ合えば、ぽろりと涙が出てしまう。
一緒に冒険している皆を思わせるような、たくさんの色を宿す無垢な虹色の瞳に見つめられれば、たたかいの緊張がはじけて。
そんな幼鳥の子に、くるりもご挨拶。
「……メグルちゃんの雛ちゃん、こんにちは」
そして、チィ、とお返事する雛の子に瞳を細めて約束を。
「私も守るよ、……ここ、何も攻撃来なそうだけどね……!」
皆で全力をもって、しっかり守ってあげる、と。
ジャンはその様子に、ぱっと表情を輝かせて。
「よし、産まれたか! おめでとう!」
「ひひ、新しいガキも生まれたか。良かったな」
ザネリも生まれた子たちへと目を向けて笑む……妖精の星月夜の下とは、祝福と同義だ、って。
それから、ふたり揃ってこう紡ぐ。
「……親鳥共、あとで絶対撫でさせろよ」
「俺も後で撫でる!」
「どの子も無事に生まれてよかった」
魔法のたまごから生き物が孵るというのは、噂話として言われていたことなのだけれど。
深琴は、きちんと孵った子達を見つめて続ける……気持ちが通じたのね、って。
そしてとわも、新しく産まれた命に祝福を――望まれ愛され産まれたあなたたちが、どうか幸福でありますように、って。
でも、そう祈りつつも、わかっているのだ。
「優しい方々のもとに産まれたのですもの」
……きっとこれから楽しい毎日が待っておられますよ、と。
けれど、そんな誕生を皆で心から喜びながらも。
「精霊のチビ共は初陣だろ? 勝利を贈ってやらねえと」
ザネリは、かわいいキャラはぼくだけでいいのに! なんてまたぷんぷんしているアヒルを見遣れば。
シルヴァは再び、流星の加護を降らせる。
こがね色の夜の魔術を、たまごから孵った子たちも受けられるようにと、タイミングを見計らって。
「皆様、どうぞ存分に畳みかけてくださいまし」
「どうぞ、そのおこころのままにお力をお使いくださいませ」
とわも、前へと出て戦う仲間や生まれたての子たちへと施すは、甘やかな罪禍がもたらす癒し。
そして癒しや強化での支援も、勿論なのだけれど。
「がんばれみんな! 雛ちゃん達も!」
「わたくしはそのご活躍を後ろから見ております」
……新しいいのちに輝く星の加護がありますように、と。
くるりと共に、シルヴァも、ありったけの気持ちや言の葉を贈って。
コノハは最初こそ、戦えるのかと首を傾けたのだけれど。
皆に声をかけられるたびに、翼をばさりと揺らして、ふんすとお鼻をひくひくさせるその姿を見れば。
(「皆から祝福を受けてやる気に満ち溢れている」)
「よし、一緒にがんばろっか」
そう声を掛ければ、ほわほわっと子兎が張り切って舞い踊らせるのは、共に敵を倒すために吹雪く桜花弁たち。
そしてラムネも、夜色の狼と並んで駆け、戦場を共に征けば。
メグルの雛の子も一生懸命にふるり、星をキラキラ煌めかせる。
そんな姿に、ジャンは笑って。
皆をぐるりと見回して告げる――それじゃあ、次は祝砲だな、って。
だって、ジャンは思うから。
「王様は案外地味な仕事も得意だ……が! やっぱり最後は派手に決めたい!」
「王様のかっこいいところ見た〜い!」
「ええ、最後は皆で終わらせましょう」
そう返すくるりや深琴――いや、全員が勿論、王様の声に頷いて。
ザネリも……さて、時は満ちた、と。
「さあ息を揃えてー!」
呼吸を合わせて、幕引きへの一助を。
そう、最後は完全にチャージした、我らが王の号令にて!
『えっ、ちょ、何……ッ!』
「ああ、任せてくれ」
「最後は皆で一緒に!」
狼の牙、輝く天槍──『雲裂衝』にて、ラムネは並び立つ狼と共に、敵を穿たんと地を蹴って。
コノハも子兎が舞わせる桜吹雪の中、上段から敵を叩き斬り焼き尽くすべく、燃ゆる炎と刃をもって。
王様の声に合わせて……せーので、一斉に。
『そんな大勢で!? ぅぎゃあっ!!』
ダンジョンの攻略を、この冒険を完了するために、そして皆でバーベキューをするために――アヒルへと全力で、連携攻撃をお見舞いします!
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【マルサイ】
こんなとこでバーベキュー…?
鳥が肉を食うなんざ、共喰いみたいなもんじゃねぇかよ
さっき飛んだ疲れで腹は減ってきてんだ。余ったなら、俺らで食っちまえばいい。
戦闘は得意分野。ようやく、本領発揮出来る
日本刀【無名】を片手に一気に駆け寄り、アヒルもどき目掛けて先制攻撃
避けられたり怯ませれたりと隙を作れたら、仲間がフォローしてくれるはず
いっそ、丸焼きにしてしまえばいいんじゃねぇの?
リーガルの槍なら、アレを串刺しにして焼き鳥に出来そうだ
流れ弾?あー…そういう事か
蒔生から処理を頼まれれば一気に攻める
そういや、チームでの連携戦は初だったな
これを機に、同じ所属だからこそ仲間の動きも把握しておくか

【マルサイ】
じゅうじゅう肉の焼ける音と匂いに、嫌な予感がして兄の方を見る
あー…やっぱり…絶対食べるって言い出すと思った
リーガルさんが兄貴に食われそうになったら助けようと密かに決意
へぇ、二人とも前衛?
じゃあわたしは自由に動かせてもらうね
兄貴、足止めよろしく
素手で一瞬触れた釘をネイルガンに装填し、アヒルの動きを制限するように狙い撃つ
当たんないでね、二人とも!
声を掛けた瞬間、地揺れに飛散する肉と炭
うわ、ベチョっていった…最悪だ…
リーガルさんもキレるんだね、なんか安心した
武器は任せて、壊すのは得意だから
ゆるキャラが銃なんて持ってんじゃないっての!
夜宵さん、こっちの処理もお願い!
……割と大惨事じゃない?

【マルサイ】
バーベキューも焼肉も匂いが服につきやすいんだよなあ
顔をしかめて上着をくんくん
……夜宵。それ以上は僕にもダメージがいくからダメだ
翼ぷるぷる
目の前のアヒルを倒して初めてダンジョン攻略は完了だろ
アヴィスを手に頷くよ
夜宵が作り出した隙を活かす攻撃を
だから! みだりにモノを飛び散らかすなって!
言ったそばから肉汁たっぷり生焼け肉が翼直撃
心のストレス急上昇
あ゛ーーーーー! 潤!!
ぐう、さっさと決着をおい焼き鳥って言うな僕にも流れ弾が当たる!!
当たり前だろ変なとこで安心するな!
√能力で兵站部隊ごと攻撃
そろそろ焼きアヒルになってくれ!
うん……大事だなあ
翼のタレを拭き取りながらしおしお顔で力なく頷く

【マルサイ】
この芳しい匂いは…バーベキュー?
しかも炭火焼とは、こだわりを感じられますね
もしや見た目に反して猛禽肉食なのでしょうか
奪うつもりで来た訳ではありませんが…
食べる者がいなくなれば、肉は余ってしまいますね
肉が余ると勿体ない、ですよね?
なるほど、皆様良いバランスですね
では私は足止めを
懐から取り出した霊紙を複雑に折り上げ、ついと地面に泳がせる
揺れる地面
飛び散る炭
宙を舞う肉
大丈夫です、状態回復は得意ですので
皆様、遠慮なくどうぞ
お仲間でしょうか
着ぐるみ?いえ、口が動いていますね
ともあれ各々物騒な物をお持ちの様子、ご注意を
さ、皆様。バーベキューですよ
霊紙術で状態回復しつつ笑顔
…おや、どうしました?
雷に直撃される危険性に色々と晒されたりしながらも、空のダンジョンの天空航路を辛くも突破すれば。
あとは、ダンジョン最奥にいるボスを倒せば、今回の依頼も完遂となる。
勿論ダンジョンのボスというのだから、強敵かもしれないが、あとは戦闘を残すだけ……と、この時は思っていた。
けれど、ダンジョンのボス『ベンジャミン・バーニングバード』が、ふんふ~ん♪ と鼻歌を歌いながらも。
これまでのダメージを回復するべく肉を焼いていたことが、全てのはじまりだった。
ダンジョンの最奥へと進むにつれて漂ってくるその匂いに、古出水・潤(夜辺・h01309)は当然気が付いていて。
「この芳しい匂いは……バーベキュー?」
辿り着いたその場でバーベキューを焼くアヒルを見遣れば、こてりと首を傾ける。
「しかも炭火焼とは、こだわりを感じられますね」
……もしや見た目に反して猛禽肉食なのでしょうか、なんて。
フクロウも肉食故にちょっぴり親近感を感じながらも、何気にこだわり派なアヒルさんに目を向けて。
そんな潤とは対照的に、顔を顰めているのはリーガル・ハワード(イヴリスの炁物きぶつ・h00539)。
「バーベキューも焼肉も匂いが服につきやすいんだよなあ」
そう育ちの良さも相まって、上着をくんくんしてみるのだけれど。
「こんなとこでバーベキュー……?」
天使・夜宵(熱血を失った警官・h06264)の次の言葉に、リーガルは思わずぷるぷるしてしまう。
「鳥が肉を食うなんざ、共喰いみたいなもんじゃねぇかよ」
「……夜宵。それ以上は僕にもダメージがいくからダメだ」
背中に生えている大きな翼を。
そして興味津々、バーベキューをしているベンジャミン・バーニングバードを見つめる兄へと目を向けて。
じゅうじゅう肉の焼ける音と匂いに、嫌な予感しかしない古出水・蒔生(Flow-ov-er・h00725)。
それからふと潤の視線に気づいたアヒルが、ガーガーと喚き出して。
『ぼくのお肉を奪おうって思っても、そうはいかないからな、√能力者!』
「奪うつもりで来た訳ではありませんが……」
確かに、潤の言うように、肉を奪う目的でここに赴いたのではない。
ダンジョンのボスである眼前のベンジャミン・バーニングバードを倒す……そうすれば依頼も完遂、ダンジョン攻略完了なわけだが。
それはそれとして、潤はふと気づいてしまう。
「食べる者がいなくなれば、肉は余ってしまいますね」
……肉が余ると勿体ない、ですよね? って。
そして夜宵は、そんな潤の言葉にこう答えて返す。
「さっき飛んだ疲れで腹は減ってきてんだ。余ったなら、俺らで食っちまえばいい」
ということで。
「あー……やっぱり……絶対食べるって言い出すと思った」
早速速攻で的中する気配しかない、蒔生の嫌な予感。
それから翼をぴるぴるさせているリーガルをちらりと見つめ、密かに蒔生は決意するのだった。
――リーガルさんが兄貴に食われそうになったら助けよう、と。
何せフクロウは肉食ですから、ええ。
というわけで目的は、じゅうじゅう焼かれている肉ではなく、ダンジョンのボス退治。
ちょっと空を飛んだりなんたりして、これまでの冒険は慣れないことだらけであったが。
ようやく、本領発揮出来ると。そう、妖刀『|──《無名》』を片手に、一気に敵前へと駆け寄るのは夜宵。
そしてゆるキャラ竜漿楽団を召喚し攻撃してこんとしたベンジャミン・バーニングバードへと跳躍からの先制攻撃をお見舞いすれば、ぷかり燻る煙草の煙を纏い、隠密状態に。
その狙いはただ振るう刀でアヒルを叩き斬るのではなく。
(「避けられたり怯ませれたりと隙を作れたら、仲間がフォローしてくれるはず」)
リーガルも、そんな夜宵に続いて。
「目の前のアヒルを倒して初めてダンジョン攻略は完了だろ」
アヴィスを手にこくりとひとつ頷けば、夜宵が作り出した隙を活かすような攻撃を繰り出していって。
「へぇ、二人とも前衛? じゃあわたしは自由に動かせてもらうね」
「なるほど、皆様良いバランスですね」
「兄貴、足止めよろしく」
蒔生に声を向けられれば……では私は足止めを、と。
潤がにこやかに頷いてみせる中。
「当たんないでね、二人とも!」
蒔生は、己の素手で一瞬触れた釘をネイルガンに装填し、そうふたりへと声を向けつつ狙い撃つ。
『ぼくの肉は、渡さない!』
まだガーガー言っているアヒルの動きを制限するように。
そして――声を掛けた瞬間であった。
潤は言われた通り、足止めをするために、ついと地面を泳がせる。
『えっ、やば、超大きな地震!?』
そう……複雑に折り上げた、懐から取り出した霊紙を。
そんな折紙は、鯰を模したもの。
そして刹那発生するのは、最大で震度7相当の震動!
ということで。
――揺れる地面!
――飛び散る炭!!
――宙を舞う肉!!!!
ぐらぐら容赦なく地面が揺れまくれば、飛散しまくる肉と炭!
「だから! みだりにモノを飛び散らかすなって!」
リーガルはそう潤へと声を上げるけれど。
――べちゃっ。
そう、つくのは匂いどころの話ではなく。
言ったそばから、肉汁たっぷり生焼け肉が翼を直撃!!
「あ゛ーーーーー! 潤!!」
リーガルの心のストレスがぐんと一気に急上昇……!
「うわ、ベチョっていった……最悪だ……」
蒔生は、心底気の毒そうな声と視線をリーガルへと向けつつ。
「大丈夫です、状態回復は得意ですので。皆様、遠慮なくどうぞ」
まさに誰が災厄なのかわからないような状況にも、ひとりいつもの如く、そうしれっと。
まるで何事もなかったかのように紡ぐ元凶の兄を後目に、蒔生はこう紡ぐのだった。
「リーガルさんもキレるんだね、なんか安心した」
「当たり前だろ変なとこで安心するな!」
さらに、そんなリーガルに、何気に追い打ちをかけるのは夜宵。
「ぐう、さっさと決着を……」
「いっそ、丸焼きにしてしまえばいいんじゃねぇの? リーガルの槍なら、アレを串刺しにして焼き鳥に出来そうだ」
「おい焼き鳥って言うな僕にも流れ弾が当たる!!」
それから、肉が直撃した翼を一生懸命拭き拭きしながら言ったリーガルに、夜宵はようやく気付くのだった。
「流れ弾? あー……そういう事か」
そして、そんなある意味賑やかしい3人の様子にも、やはり全くひとりマイペースに。
『って、ぼくのお肉がぁ!』
「お仲間でしょうか。着ぐるみ? いえ、口が動いていますね」
何気にリーガルと同じように、べちょっと肉汁たっぷり生焼け肉が直撃してじたばたしているアヒルを、潤はじいと見つめながら。
へちょりとなった毛並みで、じゃきんと重火器を構えるアヒルのその姿に、潤はこう皆に声を。
「ともあれ各々物騒な物をお持ちの様子、ご注意を」
というわけで、色々散乱はしているものの、とりあえず気を取り直して。
「武器は任せて、壊すのは得意だから」
――|錆禍解放《くちはてろ》。
『えっ、ぼ、ぼくの得物が~!』
「ゆるキャラが銃なんて持ってんじゃないっての!」
禍を付与した釘で牽制し、釘が着弾し周囲を錆びつかせ動きを封じ、フルオートネイルガンによる強烈な連撃を蒔生が敵へと見舞えば。
「夜宵さん、こっちの処理もお願い!」
まずはとにかく、こっち――敵の処理から、夜宵にもお願いして。
蒔生から頼まれれば一気に攻めに出て、アヒルを処理するべく相手を煙に巻きつつ妖刀を振るう夜宵。
さらには、キレておこな感情をぶつけるかように。
「そろそろ焼きアヒルになってくれ!」
『ちょ、いたっ、痛っ!?』
滂湃たる波濤を発動させ、兵站部隊ごとアヴィスでまとめて殴るリーガル。
そんな皆の戦いっぷりを目にしながら。
(「そういや、チームでの連携戦は初だったな」)
……これを機に、同じ所属だからこそ仲間の動きも把握しておくか、なんて。
アヒルや兵站部隊をぼこぼこにする仲間の動きを見遣る夜宵。
そしてアヒルが堪らず地に転がれば。
改めて蒔生はくるりと周囲を見回して、こう口にする。
「……割と大惨事じゃない?」
「うん……大事だなあ」
無残にもあっちこっちに飛び散った炭、宙を舞い地に落ちたりべちゃっと色々なところに直撃したりしている肉、散乱する道具。
そして何より、蒔生にしおしお顔で力なく頷くリーガル。
翼にもろについたタレを、ちょっぴり遠い目でごしごし必死に拭き取りながら。
それから潤は、霊紙術でさっと状態回復しつつ。
「さ、皆様。バーベキューですよ」
そうにこにこと、笑顔で皆へと告げた後。
物言いたげな視線をいくつも向けられれば、こてりと首を傾けてみせる。
きょとりと不思議そうな表情で……おや、どうしました? なんて。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【双椿】
えへへ、ヘビさん懐いてくれて嬉しー♪
帰ったら可愛い名前考えたらんとね!
(いっぱい撫でてから一に預け
そしたらボス退治ごーごー!
……でっかいアヒルさん?
は? うちら|他人様《ひとさま》のお肉手ぇ出さへんし、うちの子のほうがもっと可愛いもん!
甘えたさんやし瞳は柘榴石みたいで綺麗やし鱗は白銀でスベスベやし何でか浮いてるし!!
(後方で嬉しそうにハート作るヘビ
少しの間口喧嘩したら戦闘態勢へ
ムカつくー!
スパーッといくからはーちゃん援護して!!
√能力の【落花】で素早く移動しアヒルの背後へ
一と連携して【落花一閃】、ぶった斬る!
敵の攻撃は【第六感】で回避や支援魔法で耐えきる
はースッキリした、そしたら帰ろ♪

【双椿】
ぼくとチンチラさんも、仲良し、やんね
一緒にボス、見る?
じゃあ危ないから、背中のフードん中、入っとり
ヘビさんも、ぼくの後ろ隠れさして、ごーごー♪
あ、可愛いアヒルさ……
んん、すぅちゃんの可愛い判定外、かも?(首傾げ
口喧嘩始めたのを見て(あ、やっぱり)顔
ふふ、チンチラさんも、フードから顔出して、様子窺っとるとこ、めっちゃ可愛い、よ
そしたら、今のうちに【魔力溜め】とく、ね
あは、準備できとる、よ♪
【高速詠唱】で√能力【魔弾】
溜めた魔力を魔弾の支援魔法に籠め、鈴に【オーラ防御】付与
17発の魔弾を鈴の動きに合わせ、足止めや牽制に使う
ゆるキャラ集団の攻撃は【見切り】回避
うん、皆で帰って、歓迎会しよ、ね
空の冒険を乗り越えて、再び地に足が付けば、ちょっぴりホッとしつつも。
「えへへ、ヘビさん懐いてくれて嬉しー♪」
再び歩いてダンジョンの奥へと向かう坂堂・鈴(鈴鹿山椿・h05098)と一緒なのは、甘えん坊なヘビさん。
そして、坂堂・一(一楽椿・h05100)もチンチラさんを肩に乗せて歩きながら、ほわほわ。
「ぼくとチンチラさんも、仲良し、やんね」
それからついにダンジョンの最奥へとやって来れば、こう訊いてみるけれど。
「一緒にボス、見る?」
背中の羽をぱたりと縮めて、小さなお耳をぺたんとさせた様子を見れば。
「じゃあ危ないから、背中のフードん中、入っとり」
「帰ったら可愛い名前考えたらんとね!」
いっぱいなでなでしてキャッキャ戯れた後に鈴から預けられたヘビさんも、一緒にフードの中へ。
そしてしっかり、ヘビさんとチンチラさんを隠れさせば――ボス退治ごーごー!
このダンジョンのボスはどんな敵なんだろうと、ちょっぴりドキドキ向かえば。
『ふんふふん~♪』
辿り着いた最奥にいたのは、鼻歌を歌いながらバーベキューをしている――。
「あ、可愛いアヒルさ……」
「……でっかいアヒルさん?」
――おっきなアヒルさん??
いや、一としては、可愛い判定なのだけれど。
聞こえた鈴の声色を聞けば、こてりと首を傾ける。
(「んん、すぅちゃんの可愛い判定外、かも?」)
そして、そのイマイチな反応の通りに。
『! ぼくの肉をまた奪う気だな!? しかもかわいいマスコットはボクだけで十分!』
「は? うちら|他人様《ひとさま》のお肉手ぇ出さへんし、うちの子のほうがもっと可愛いもん!」
アヒルが喚き出せば、鈴はすかさず言い返して。
『ぼくの方がかわいいにきまってる!』
「うちの子のほうがもっともーーっと可愛いもん!」
口喧嘩を始めたのを見た一は……あ、やっぱり、って顔。
でも、その間に抜かりなく――そしたら、今のうちに魔力溜めとく、ね、って。
『肉だって焼けるし重火器ぶっ放せるしふわもこだし!!』
「甘えたさんやし瞳は柘榴石みたいで綺麗やし鱗は白銀でスベスベやし何でか浮いてるし!!」
アヒルと言い合いしている鈴の声を聞けば、後方で嬉しそうににょろり、ハートを作るヘビさん。
そんな姿を一は微笑まし気に見つめつつも。
……自分は? というように、ひょこりと顔を見せたチンチラさんの姿に笑み零す。
「ふふ、チンチラさんも、フードから顔出して、様子窺っとるとこ、めっちゃ可愛い、よ」
そして羽をぱたぱた嬉しそうにするチンチラさんも、ハートを作っていたヘビさんも、良い子に再びフードの中にかくれんぼして。
「ムカつくー! スパーッといくからはーちゃん援護して!!」
「あは、準備できとる、よ♪」
一通り口喧嘩して戦闘態勢へ入った鈴に、こくりと頷いて返した刹那。
溜めておいた魔力を魔弾の支援魔法に籠めて、鈴へとオーラ防御を付与すれば。
――……外さない、よ。
『かわいいキャラはぼくだけで……ッ、!?』
同時に地を蹴った鈴の動きに合わせて、17発の魔弾を足止めや牽制に使う一。
そして、アヒルが慌てて召喚したゆるキャラ集団の攻撃も、見切っては回避を試みながら。
落花の能力を開き咲かせ、素早くアヒルの背後へと移動した鈴は一と連携して。
――落花一閃、ぶった斬る!!
纏うは首元の鈴に未だ残る、亡き猫又剣士の妖力。そして閃かせるそれは、ずっと見ていた母の剣技。
『うぐ、ふぎゃっ!!』
そして堪らず声を上げて転がるアヒルに……はースッキリした、って。
機嫌を取り戻した鈴に、一は頷いて返す。
「でっかいアヒル倒したら帰ろ♪」
「うん、皆で帰って、歓迎会しよ、ね」
ヘビさんもチンチラさんももちろん一緒に、おうちに帰ろ、って。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【八千翔】
きゃわえーね〜♡
なんち呼んだらいいかなあ
お声がキュートなきゅーちゃん?尻尾がもふで、もふっぽちゃん?
さすが千羽ちゃん!ミキュちゃん&アキュちゃんってかわい!
て。ぅわ
やっべー鳥ちゃん
目合わせちゃらかんよ
奪いきた訳でないけどさ千羽ちゃん、肉食べたくない?
マスコットでもマスカットでもねーけど、俺らのが断☆然可愛えんだからね!
今の気分は夕空色のメラッと炎な|エレンちゃん《詠唱錬成剣》🧪で謎キャラ集団もろともBBQにしちゃらあ!
千羽ちゃんのパンチいかしてるぅ☆
(雲ブレス放つ双子竜みて)
ミキュちゃんたちそんな可愛いこと出来るん!?ステキじゃん
おうさ!もっとばしばしぶちかましてこー、千羽ちゃん♡

【八千翔】
ふふ、かわいい
どっちも素敵
――そうだな。折角双子だから
翠と青の瞳の文字を取って
みきゅーちゃんとあきゅーちゃんとか
ミキュちゃんアキュちゃん…(むむ
邏傳と悩むの楽しい
後でちゃんと決めような
目合わせたらダメ?(目を覆う
肉、食べたい
邏傳とこの子たちとBBQしたい(ぐっと手を握る
あ、目合っちゃった
(マスカットも食べたい)
この子たちも可愛いし、邏傳とオレもかわいい
つまり、負けないってこと
エレンちゃん、かっこいい
邏傳のこと、しっかり守りたいから
兵隊さんたちが出て来ても素早く雷雲パンチでえい
焼き鳥にして食べられそ――
(精霊が雲ブレスでお手伝い)
わ、すごい。ありがとう
邏傳、オレたちも負けてられないな
まるで空にぽかりと浮かぶ、もこもこな雲みたいに。
二匹じゃれ合いながら、先っぽが雲のような尻尾をふりふり。
「きゃわえーね〜♡ なんち呼んだらいいかなあ」
魔法のたまごから孵ったばかりのドラゴンの子たちを見つめながら、この子たちの名前を考えてみる八卜・邏傳(ハトでなし・h00142)。
「お声がキュートなきゅーちゃん? 尻尾がもふで、もふっぽちゃん?」
「ふふ、かわいい。どっちも素敵」
邏傳の考えた名を聞けば、翊・千羽(コントレイル・h00734)も楽し気に瞳を細めて。
そして同じように、うーんと考えてみれば。
「――そうだな。折角双子だから、翠と青の瞳の文字を取って、みきゅーちゃんとあきゅーちゃんとか」
ミキュちゃんアキュちゃん……なんて、改めて口にしてみては、むむ。
「さすが千羽ちゃん! ミキュちゃん&アキュちゃんってかわい!」
邏傳もそうはしゃぐ様に声を上げながら、今度は自分達の足でダンジョンを進んでいく。
そして千羽は、あれはこれはと、邏傳と一緒に色々と、名前の候補を出し合いながらも。
「邏傳と悩むの楽しい」
うきうき楽しく悩んでいたのだけれど……後でちゃんと決めような、って。
そう瞳を細め告げたのは、ダンジョンの最奥に辿り着いたから。
この場に居るというボスを倒せば、ダンジョン攻略も完了! なのだけれど。
『! またぼくの肉を奪いにきた!?』
邏傳は瞳をぱちりと見開き、そして咄嗟に目を逸らす。
「て。ぅわ、やっべー鳥ちゃん。目合わせちゃらかんよ」
「目合わせたらダメ?」
そう聞けば、慌ててがばっと手のひらで目を覆った千羽だけれど。
『この美味しいお肉は、ぼくが独り占めするんだ!』
「奪いきた訳でないけどさ千羽ちゃん、肉食べたくない?」
そんな邏傳の声や、ふわり漂ってくる美味しそうな匂いに、大きく頷いて。
「肉、食べたい。邏傳とこの子たちとバーベキューしたい」
ぐっと手を握れば――ぱちり。
「あ、目合っちゃった」
『ふふ、ぼくのマスコット的かわいさにおどろいたか!』
ドヤ顔しているのは、やっべー鳥ちゃんことダンジョンのボス『ベンジャミン・バーニングバード』。
でも、邏傳も負けずにビシィッ!
「マスコットでもマスカットでもねーけど、俺らのが断☆然可愛えんだからね!」
「この子たちも可愛いし、邏傳とオレもかわいい」
千羽も頷いて続ける……つまり、負けないってこと、って。
それに、それはそれとして、マスカットも食べたいです。
ということで、今の気分は夕空色のメラッと炎な|エレンちゃん《詠唱錬成剣》🧪!
「謎キャラ集団もろともバーベキューにしちゃらあ!」
肉やマスカットではなくて――戦闘錬金術ちーの、味わっちゃう〜? なんて。
邏傳がグッとすれば、アヒルをビュンッとしてバシュッとするメラメラ|エレンちゃん《詠唱錬成剣》🧪!
「エレンちゃん、かっこいい」
そう千羽は、夕空色のエレンちゃんに瞳をキラキラ向けるけれど。
『ぐっ、かわいいキャラのぼくに、こんな……っ』
アヒルがゆるキャラの兵站部隊をわらわら喚んだのを見れば、えい!
(「邏傳のこと、しっかり守りたいから」)
出てきた兵隊さんたちへと素早く、雷雲パンチ!
「千羽ちゃんのパンチいかしてるぅ☆」
そしてびりびりパンチで兵隊さんたちを蹴散らしながらも、千羽はぽつり。
「焼き鳥にして食べられそ――」
でもそう言いかけた刹那――ぷわぷわ、ぶわわーっと。
双子竜の精霊たちが、もこもこ雲ブレスを放って、お手伝い!
「ミキュちゃんたちそんな可愛いこと出来るん!? ステキじゃん」
「わ、すごい。ありがとう」
それから、お手伝いのお礼を双子竜たちに告げた後。
千羽は改めて、手をぐっと握って、邏傳へと視線向ければ。
「邏傳、オレたちも負けてられないな」
「おうさ! もっとばしばしぶちかましてこー、千羽ちゃん♡」
顔を見合わせて、ふたり頷き合う。
だって、目の前にいる敵よりもずっと、自分たちもこの子たちもかわいい――つまりはそう、負けるわけないのだから!
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

◎分福
フン!戯けた事をぬかす。マスコットはガザミだけで十分だ!
可愛いでは勝っている。自信を持て、ガザミ。
む、確かに、いい肉を焼いている匂いだ。酒がすすみそうだ。
ゆるキャラ対決で、相撲か。
ならば、行司を引き受けよう。
エコ贔屓などと言えぬくらい圧勝すればよかろう。
すまん。気持ちが抑えられなくて(しおしお)
がんばれ、ガザミ。鎌鼬三姉妹も負けるな。
牛鬼兄弟、高級和牛は目の前だ。
ふふ、手に汗握る熱い勝負であったな。敵もあっぱれだ。
最後は妾が相手だ。
相撲ではない。舞踊勝負だ。
桜狩を優雅に広げ、推して参る。
牡羊の姿をした飴の精霊「布良」が空から降らす飴玉で足元が悪くなろうとも、宙に浮けるから舞に影響ない。

◎分福 アドリブ歓迎
お肉を取ったりしませんよ、更紗さんも落ち着いて?(汗)
焼肉の香ばしい匂いがたまりません。
僕のしおむすびと焼肉が合体すれば、間違いなく美味しい!
ゆるきゃら対決で、お相撲を申し込みます。
里でお相撲して遊んでたので自信あります。
プレッシャーがえぐいです(汗)でも、更紗さんの言う通りですね。
牛鬼兄弟、鎌鼬三姉妹も、お相撲と聞いて大はしゃぎ。
オオカニボウズの姿で、はっけよい、のこった。
白梟の「シズク」と皆の声援に応えたい。気合でひっくり返す!
牛鬼兄弟と鎌鼬三姉妹もお相撲に参加して、焼肉お腹いっぱい楽しみます。
更紗さんの舞は美しいですね。
お肉なくなりますよ。餌付けしなくていいんですか?
辿り着いたダンジョンの最奥にいる、このダンジョンのボスとは。
『ぼくのお肉は渡さないし、かわいいマスコットはぼくだけしかいらない!』
散々√能力者にぼこられては、焼いた肉を食べそこなっているアヒル……もとい、『ベンジャミン・バーニングバード』であった。
だが、懲りずにまたバーベキューしつつも、そう主張する眼前のアヒルに物申すのは、神楽・更紗(深淵の獄・h04673)。
「フン! 戯けた事をぬかす。マスコットはガザミだけで十分だ!」
そんな更紗とアヒルを、ガザミ・ロクモン(葬河の渡し・h02950)は汗々と交互に見ながらも宥めれば。
「お肉を取ったりしませんよ、更紗さんも落ち着いて?」
「可愛いでは勝っている。自信を持て、ガザミ」
そう、力強く頷いてみせる更紗。
それからガザミがつい目を向けてしまうのは、ベンジャミン・バーニングバードが焼いている肉。
「焼肉の香ばしい匂いがたまりません。僕のしおむすびと焼肉が合体すれば、間違いなく美味しい!」
「む、確かに、いい肉を焼いている匂いだ。酒がすすみそうだ」
更紗も思わず、唯一味覚がある酒の誘惑に尻尾をゆらり。
けれど、ダンジョンを攻略するためには、ダンジョンのボスであるアヒルと戦わねばならないから。
ガザミはびしっと、ベンジャミン・バーニングバードといざ勝負!!
「里でお相撲して遊んでたので自信あります」
ゆるきゃら対決で、お相撲を申し込みます!!
そんなガザミの言葉に、更紗もこくりと頷いて。
「ゆるキャラ対決で、相撲か。ならば、行司を引き受けよう」
そして、こう続ける――エコ贔屓などと言えぬくらい圧勝すればよかろう、なんて。
それを聞けば、ガザミは思わず肩を竦めて。
「プレッシャーがえぐいです」
「すまん。気持ちが抑えられなくて」
ついつい昂ってしまったことに、しおしおとなる更紗なのだけれど。
「でも、更紗さんの言う通りですね」
そうも頷いて返して、再びお耳がぴこんとする様子に安心してから。
『ぼくだって負けないぞ!』
敵のアヒルは勿論、牛鬼兄弟や鎌鼬三姉妹も、お相撲と聞いて大はしゃぎ!
というわけで、お相撲大会イン天空ダンジョンの開催です!?
ガザミもオオカニボウズの姿で――はっけよい、のこった!
「がんばれ、ガザミ!」
更紗は勿論、白梟の「シズク」や皆の声援に応えたくて。
相手もなかなか手ごわいけれど――えいっ!
『なっ、ふぎゃっ!?』
気合でひっくり返して勝利!
そしてガザミの勝ちにえっへんとなりながらも、更紗は応援を続ける。
「鎌鼬三姉妹も負けるな。牛鬼兄弟、高級和牛は目の前だ」
『って、ぼくだけ何で連戦……ふぎゃ!』
ガザミだけでなく、牛鬼兄弟と鎌鼬三姉妹もお相撲に参加した後。
「ふふ、手に汗握る熱い勝負であったな。敵もあっぱれだ」
アヒルさんが焼いた肉をお腹いっぱい楽しみます??
そして更紗はお相撲観戦や酒を楽しみつつ、こう申し出る。
「最後は妾が相手だ」
『えっ、またお相撲!?』
「相撲ではない。舞踊勝負だ」
そう告げればひらり、桜狩を優雅に広げて――推して参る、と。
異国の神霊「吉祥ある者」を纏い、速度を増してひらりくるり。
『ぼくも踊りで勝負……って、うぎゃっ!』
踊るように絶え間なく、しれっと連続攻撃を浴びせながらも。
牡羊の姿をした飴の精霊「布良」が空から飴玉を降らせ、足元を悪くするけれど。
じたばたしているアヒルには効果があっても、宙に浮ける更紗の舞には影響ない。
「更紗さんの舞は美しいですね」
ガザミはそんな、結果が歴然な舞踊勝負を見守りながらも。
「お肉なくなりますよ。餌付けしなくていいんですか?」
お肉を補充して貰っては、じゃんじゃん焼いて、皆で美味しく楽しみます……?
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

精霊さんにありがとうって伝えて、一度お別れね
うまれたばかりの子のお名前も決めなくっちゃ
まぁまぁ!かわいらしいとりさんね?
それにバーベキュー?たのしそうだし、おいしそうだわ
でもね、私はあなたのお肉をとるつもりはないのよ?
あら?お魚さん(精霊)、こわいの?
だいじょうぶよ、あなたは私がまもってあげる
そう、今度こそまもってみせるわ
…今度こそ?いいえ、今は関係のないことね
私の後ろに隠れていてちょうだいね
ダンジョンはね、なくさないといけないの
もうしわけないけれど、たのしいおいしいバーベキューはここでおしまい
あなたを倒させてね?
イースターのおまつりはお花がいっぱいだったわね
幕引きもお花を降らせてもらいましょ
天空航路を一緒に冒険してくれた風の精霊さんに、ありがとうって伝えて。
フルール・ペタル(花揺籠・h05932)は、一度お別れしてから。
「うまれたばかりの子のお名前も決めなくっちゃ」
ゆうらりひらり、あの子の帯のような尾鰭を揺らす魚の子と一緒に、ダンジョンの奥へ。
そして辿り着いた最奥にいた、ダンジョンのボスだという存在の姿を見れば。
「まぁまぁ! かわいらしいとりさんね? それにバーベキュー? たのしそうだし、おいしそうだわ」
フルールは思わず、そうぱっと声を咲かせちゃう。
そこいにいたとりさん、バーベキューに勤しんでいる『ベンジャミン・バーニングバード』へと。
だがとりさんは、警戒心むき出して。
『また√能力者化か、ぼくのお肉を横取りにしきたんだろ!』
楽しそうで美味しそうとは言ったものの。
「でもね、私はあなたのお肉をとるつもりはないのよ?」
フルールがそう口にしていれば、目に入ったのはひらりひらひら、慌ててささっと背中に隠れる姿。
「あら? お魚さん、こわいの?」
けれどフルールは、お魚さんとこう約束を。
「だいじょうぶよ、あなたは私がまもってあげる」
――そう、今度こそまもってみせるわ、って。
それから、ゆらり不思議そうに尾を揺らす子にわらって。
「……今度こそ? いいえ、今は関係のないことね」
まもってあげたいって気持ちを伝え紡ぐ……私の後ろに隠れていてちょうだいね、って。
そして改めて、物騒な武器を携えているとりさんへと瞳を移して、お話を。
「ダンジョンはね、なくさないといけないの」
……もうしわけないけれど、たのしいおいしいバーベキューはここでおしまい、って。
「あなたを倒させてね?」
『なっ、そんなわけには……うぐっ!?』
「イースターのおまつりはお花がいっぱいだったわね」
だから――あなたにさいわいの花雪が降りますように、と。
とりさんへとそうフルールが咲かせるのは、眞白の雪花にも似た無数の可憐なカスミソウ。
ふわり、ひらひら……幕引きもお花を降らせてもらいましょ、って。
🔵🔵🔵 大成功

………そう言えば『ダンジョン攻略も忘れずに』って
配信で言ってた…?
空色ちゃんにメロメロで忘れてた
…けど……うん、ごめんねチキンさん
私、最推しともう出会っちゃったからー
仔ヤギちゃん…
笑いかけてくれてるようなお顔がたまらんぬ
お家帰って、たっぷりムシャムシャしてほしい…
牡牛さんみたいにね大きくなるんよ
シエル、シエル、私の後ろに付いていてね
雑な弾は、弾道計算すれば当たらんよ
だから、縁の後ろが安心
…応援してくれたらガッツ出るかも
重火器の発射対抗は狙撃銃
クイックドロウで反応して√能力発動
狙いは直線の弾道
こっちに届く前に破裂させる狙いで…
機動力はこっちが上
なら上手くいけば爆風でお返しだ
…二番花も忘れないでね
空の冒険もわくわく楽しかったし、魔法のたまごも孵ったし。
これで今回のお出かけは、おしまい――ではなくて。
白水・縁珠(デイドリーム・h00992)はこてりと首を傾けて、星詠みが告げていたことを思い返して。
「……そう言えば『ダンジョン攻略も忘れずに』って、配信でも言ってた……?」
ようやく思い出したのは、一応実は今回のメイン。
『ぼくこそ、唯一無二のかわいさをほこるマスコットだぞ!』
「空色ちゃんにメロメロで忘れてた」
そしてダンジョンの最奥に居た、アヒルのような『ベンジャミン・バーニングバード』へと縁珠は続ける。
「……けど……うん、ごめんねチキンさん」
私、最推しともう出会っちゃったからー、って。
そして、むきーっ! とぷんすかするチキンさんことベンジャミン・バーニングバードから、視線を移すのは。
「仔ヤギちゃん……笑いかけてくれてるようなお顔がたまらんぬ」
魔法のたまごから孵って、とことこついてくる空色ちゃんこと仔ヤギちゃん。
それから再びぱちりとおめめがあえば、やっぱりにこにこ笑いかけているような表情が可愛すぎて。
「お家帰って、たっぷりムシャムシャしてほしい……」
まだ今は小さな仔だけれど、美味しい草をいっぱいもぐもぐして欲しいってそう思う。
そして……牡牛さんみたいにね大きくなるんよ、って。
それから、こう口にすれば。
「シエル、シエル、私の後ろに付いていてね。雑な弾は、弾道計算すれば当たらんよ」
だから、縁の後ろが安心、とそう告げれば。
縁珠は刹那、俄然ガッツが湧いてくる。
メェメェ懸命に鳴いて、仔ヤギちゃんが応援してくれるから!
だから、追加でアヒルが召喚した追加の重火器だって。
『く、ぼく以外のかわいいは、みんな燃やして……ぎゃっ!?』
――ドカンと一発、未来に花を咲かせましょう。
すちゃっと構えた狙撃銃で発射対抗、クイックドロウで反応して。
(「狙いは直線の弾道、こっちに届く前に破裂させる狙いで……」)
機動力はこっちが上。
……なら上手くいけば爆風でお返しだ、と。
紡いだ通りに――ドカン!
『! うぎゃっ!?』
堪らず声を上げるベンジャミン・バーニングバードへと縁珠は銃撃をお見舞いする。
表情こそ薄いけれど、仔ヤギちゃんの応援でますますやる気になりながらも……二番花も忘れないでね、って。
🔵🔵🔵 大成功

なんでダンジョンでBBQしてるのかしらこのアヒル…
まあいいや、娘へのお土産話にするためにも倒されてちょうだいな
精霊さん、生まれたばかりだけど少し手伝ってくれる?
貴方の幻術であのアヒルに標的を誤認させてほしいの
ほんの数秒あれば大丈夫、お願いしてもいい?
妖精さんが幻術をかけるのと同時に√能力を使用するわ
上がった速度と【ダッシュ】で一気に接近して凍気を纏った刃と【貫通攻撃】で攻撃する
戦闘が終わったら頑張ってくれた妖精さんを褒めて労ってあげなくちゃね
生まれたばかりなのに幻術をしっかり使えて、賢い子ね
よく頑張ったわ
爽快で気持ち良い、空を翔ける冒険もクリアして。
魔法のたまごから孵ったうさぎさんみたいな子と一緒に、ダンジョンの最奥へと足を向ける矢神・霊菜(氷華・h00124)だけれど。
『はっ! ぼくのお肉は奪わせないぞ!』
「なんでダンジョンでバーベキューしてるのかしらこのアヒル……」
何故かダンジョンの最奥でほくほく肉を焼いているアヒル――『ベンジャミン・バーニングバード』の行動に首を傾けるも。
とにかく、目的はダンジョン攻略、眼前のアヒルを倒せば完了だから。
「まあいいや、娘へのお土産話にするためにも倒されてちょうだいな」
そう、肉肉と喚くアヒルに構わず、霊菜はこう、傍らの子へと紡ぐ。
「精霊さん、生まれたばかりだけど少し手伝ってくれる? 貴方の幻術であのアヒルに標的を誤認させてほしいの」
……ほんの数秒あれば大丈夫、お願いしてもいい? って。
それを聞けば、張り切って翼をぱたぱた。
『あれっ、ぼくのお肉がなくなっちゃった!? って、うぎゃっ!』
うさぎさんっぽい妖精さんが幻術をかけるのと同時に、霊菜は展開する。
共命――氷應降臨を。
そして氷雪の神霊「氷翼漣璃」を纏えば、上がった速度でダッシュし、一気に敵前へと躍り出て。
『……ぎゃあっ!! 痛っ、冷たっ!?』
貫通するかの如き、氷刃裂葬による凍気を纏った刃をアヒルへとお見舞いしてやれば。
堪らず声を上げて転がる敵の動きには注視しながらも。
(「きちんと褒めて労ってあげなくちゃね」
霊菜は、一生懸命頑張ってくれた妖精さんたちを、目一杯労ってあげる。
「生まれたばかりなのに幻術をしっかり使えて、賢い子ね」
嬉し気に、ちょこんとついた短い尻尾を懸命にぴこぴこ。
翼をばさりと大きく羽搏かせるうさぎの子へと労いの言葉を――よく頑張ったわ、って。
🔵🔵🔵 大成功

これは……驚きましたね
犬の見た目は私の力に反応しているのでしょう
そこまでは分かりますが、この瞳と毛色は……思い当たる所ばかりですね
この子はもう戦えると思いますが、どのような力か分かりません
このまま肩に乗せながら戦いましょう
落ちないように気を付けてくださいね
神威の力を使用、脚を強化して移動速度を上げます
敵の部隊全てを相手している暇はありません
必要最低限倒し、距離を積めて敵のリーダーを狙いましょう
喧嘩殺法による足技で攻撃し、敵からの攻撃は見切りにて回避
銃による攻撃はオーラ防御で凌ぎながら一時退避
弾が切れるのを待って反撃
戦いは速やかに終わらせましょう
この子の名前を付けなくてはなりませんからね
空の冒険を成し、再び己の足でダンジョンの最奥へと向かいながらも。
「これは……驚きましたね」
改めて道明・玻縷霞(黒狗・h01642)がじいと見遣るのは、共に征く、魔法のたまごから孵った子。
魔法のたまごから生まれる子はひとりずつ異なり、その人次第で見目も能力も違うとは聞いていたのだけれど。
(「犬の見た目は私の力に反応しているのでしょう。そこまでは分かりますが、この瞳と毛色は……」)
……思い当たる所ばかりですね、なんて。
思わず驚きつつもそう紡ぎ落しながら、ふと首を傾ける。
(「この子はもう戦えると思いますが、どのような力か分かりません」)
だから、辿り着いた最奥で、ダンジョンのボスこと『ベンジャミン・バーニングバード』と対峙すれば。
『また肉泥棒な√能力者! かわいいキャラつれきても、唯一無二のかわいいはぼく!』
どのみち倒さねばならないアヒルを見遣りつつ、玻縷霞は声を掛ける。
……このまま肩に乗せながら戦いましょう、と。
「落ちないように気を付けてくださいね」
そして、ちょこりと肩の上に乗った犬の子は尻尾をふりふろ、わふ、といい子にお返事して。
『いけ、ゆるキャラ兵站部隊!』
敵がディフェンス・タクティクスでゆるキャラ兵站部隊を喚ぶのに対抗し、使用するは神威の力。
知られざる神獣の力を覚醒させれば、強化した脚で地を蹴り、移動速度をぐんと上げて。
「仕方がありませんが……」
……敵の部隊全てを相手している暇はありません、と。
必要最低限のゆるキャラ兵站部隊を蹴散らした後、玻縷霞が喧嘩殺法による足技を見舞うのは。
『なっ、ぼくのゆるキャラたちが……、ぐうッ!!』
距離を積めて狙う、敵のリーダーのアヒル。
そして重火器を相手が撃ってくれば、すかさずオーラ防御で凌ぎながら、無理せず一時退避して。
『このっ! って、弾切れ!? ぐっ!』
玻縷霞は手を緩めずに、全力でベンジャミン・バーニングバードへと攻撃を仕掛けていく。
――戦いは速やかに終わらせましょう、って。今回は、特にそう思うから。
だって……この子の名前を付けなくてはなりませんからね、って。
玻縷霞は瞳を細めて紡ぐ。アヒルに猛攻を叩き込みつつ、わふと応援しているような肩の子の鳴き声を聞きながら。
🔵🔵🔵 大成功

【樂園】
光に透ける極彩の翼をはためかせ飛びまわる可愛いぴぃころ
みて
凶暴なアヒルがいるわ
ぴぃころ、お前の力を見せる時が来たわ
む…隠れたみたい
皆の精霊はどう?
怖いのかしら
戦い方を教えてあげないと
目玉落としよ
ぴぃころの先輩である金翅鳥達をよぶ
白玉もトルテもド派手で頼もしいわ
金翅鳥達と共に早業でかけて破魔の迦楼羅焔を
纏う銀災で串刺しにし窕で斬って、生命を喰らって
迦楼羅焔でこんがり焼却よ
お前がBBQになるの
ラズリも乗り気ね?
あらセレネ
食わず嫌いは…と言いたいところだけど
玲空が用意してくれるならそっちの方がいいわ
突然の閃光に瞬けば
ぴぃころ…!
どうやら光で撹乱してくれたみたい
頼もしい子達ね
皆、畳み掛けるわよ

【樂園】
ん?そんなに唸ってどうした
…あれ、アヒルか?
後ろに隠れ、隙間から唸る狼とアヒルとを見る
流石に生まれてすぐは怖いか
それぞれの子を見て苦笑
そうだな、白玉と手本を見せてやってくれ
トルテをつん、とつつく
巨獣化したトルテの咆吼と共に飛び出し
ララと連携して
敵の武器と竜漿を狙い切断
もしくは怪力の鎧無視攻撃で砕いてみる
ラズリも…バーキューはいいが
あのアヒルはやめておこうな
帰ったらちゃんとした材料を用意してみんなでやろう
その方が楽しいし、美味しいから
セレネも気合い充分だ
ん?なんか焦げた?
狼が吼えると小さな光と音を立ててアヒルが焦げた
今のは…電気?
へえ、それはいい
その技でみんなと協力して身を守っていてくれ

【樂園】
腕に抱けるほどのもふもふうささんを抱えて
ほわほわした気分で奥に進んだなら出てきたのはアヒルさん…?
うささん、ぷるぷるしてる…
つまり、悪いアヒルさんということですね
うささん…隠れていてくださいね
白玉さんも、トルテさんも頼もしいですね
私は後方に立ち、星夜ノ幻想を祈りましょう
煌めく蝶が皆さんと
その精霊さんを守ってくれますように
己の身は天映剣で攻撃を受け流して…
あら…?うささんその光は…
癒してくれるのですか?
一緒に頑張りましょうね
ララさん、鴛海さん、そのお肉はあまり美味しくなさそうです…
!椿紅さんがBBQを用意してくれるのですか…?
それはとてもたのしみ…!
その為には、急いでアヒルさんを倒さねば

【樂園】
パタパタ翼を広げて生まれたばかりの仔猫は
ぽふりと私の肩にしがみつき
…あら、震えている?
ひよこさんの眼力に負けちゃダメなのよ…!
ぴぃころも隠れちゃってるの
ぷるぷるうささん……!
そうね、まずはお手本を見せなきゃね
白玉先輩、出番なのよ
トルテも頼もしい
わおーんと飛び出しポメポメ・ロマンチカで
瑠璃色の弾丸を発射
皆と、皆が出逢った大切な子達を護ってね
新しい縁結びに強化を施し
ばーべきゅー!良いわね!
玲空が用意してくれるなら……ひよこはがまんするの
……冗談なのよ?
セレネもばーべきゅーしようね
ふわりと飛んだ仔猫さんが
火消しのように雪を降らせて
みんなといっしょに力を合わせたいみたいね
天空航路を征く空の冒険の後、再び自分達の足で歩みながら。
いざ目指すは、ダンジョンの最奥!
そして皆と向かいながらも、ララ・キルシュネーテ(白虹迦楼羅・h00189)は赤き花一華を微笑まし気に細める。
ぱたぱたと、光に透ける極彩の翼をはためかせ飛びまわる、可愛いぴぃころを見つめて。
そう、魔法のたまごから孵った子たちも一緒に、ダンジョンの奥へと進んでいたのだけれど。
椿紅・玲空(白華海棠・h01316)は、共にもふもふの尾を揺らしていた狼の子を見遣れば、ふと首を傾ける。
「ん? そんなに唸ってどうした」
「……あら、震えている?」
パタパタ翼を広げていた仔猫も、鴛海・ラズリ(✤lapis lazuli✤・h00299)の肩に急にぽふりとしがみついてきて、ぷるぷる。
腕にもふもふうささんを抱えて、セレネ・デルフィ(泡沫の空・h03434)も、ほわほわした気分で奥に進んでいたのだけれど。
辿り着いたダンジョンの最奥に出てきたのは。
『! かわいいマスコットは、ぼくだけで十分なんだぞ!』
「アヒルさん…?」
「みて、凶暴なアヒルがいるわ」
そう、生まれたての子たちの様子が変わった原因。
セレネとララが言うように、重火器を手に喚くアヒル――『ベンジャミン・バーニングバード』であった。
そして何故かバーベキューをしながらも、ベンジャミン・バーニングバードはたまごから生まれた子たちへと敵意を漲らせいて。
「……あれ、アヒルか?」
そう首を傾けつつ、さっと自分の後ろに隠れて隙間から唸る狼と現れたアヒルとを、交互に見る玲空。
セレネも、自分の腕の中のもふもふの子へと視線を向ければ。
「うささん、ぷるぷるしてる……」
そして改めて、凶悪な武器を自分達へと向けているベンジャミン・バーニングバードを見て続ける。
……つまり、悪いアヒルさんということですね、って。
そう、あのアヒルこそ、倒すべきダンジョンのボス。
というわけで、ダンジョン攻略完了のために、やっつけます!
だからすかさず、ララはびしっと。
「ぴぃころ、お前の力を見せる時が来たわ」
満を持して、そう言い放つ……のだけれど。
「む……隠れたみたい」
ピィッと慌てて隠れちゃったぴぃころ。
そして、皆の精霊はどう? とララはくるりと瞳を巡らせるのだけれど。
「怖いのかしら」
「ひよこさんの眼力に負けちゃダメなのよ……!」
ラズリはひしっと肩にしがみついて翼をしょんもりさせている猫さんを励ましつつ。
「ぴぃころも隠れちゃってるの。ぷるぷるうささん……!」
同じようにぴるぴるしている子たちに、瞳をぱちり。
「流石に生まれてすぐは怖いか」
「うささん……隠れていてくださいね」
それぞれの子を見て苦笑する玲空の隣で、震えるうさぎさんにそう声をかけるセレネ。
自分たちを目の敵にして物騒な得物を持っている大きなアヒルは、確かに小さな子たちにとっては、怖い存在かもしれないけれど。
「戦い方を教えてあげないと」
――墜ちて、堕として、花の珠。
目玉落としよ、と……戦場に喚ぶのは、ぴぃころの先輩である金翅鳥たち。
遍くを灼き喰らう、光の金翅鳥の群れが天を彩り、歌い囀れば。
「そうね、まずはお手本を見せなきゃね」
ラズリもこくりと頷いて、びしっ。
「白玉先輩、出番なのよ」
「そうだな、白玉と手本を見せてやってくれ」
玲空も、トルテをつん、とつつけば。
刹那轟くは、巨獣化したトルテの咆吼。
そんなトルテも頼もしいと、瞳細めるラズリの声にこたえて、白玉もわおーん。
ぴょんっともっふり飛び出せば、アヒルへとお見舞いするのはそう、ポメポメ・ロマンチカ――瑠璃色の弾丸を発射!
「皆と、皆が出逢った大切な子達を護ってね」
……わん! わわわおーん! って、新しい縁結びに強化も施して。
先輩として、しっかり戦いのお手本をみせてあげます!
「白玉もトルテもド派手で頼もしいわ」
「白玉さんも、トルテさんも頼もしいですね」
そしてララの言葉に、セレネもこくりと頷きつつも。
――星が瞬いて、煌めいて、流れていくの。
後方に立ち、星夜ノ幻想を発動すれば祈りを捧げる。
……煌めく蝶が皆さんとその精霊さんを守ってくれますように、って。
そして玲空も、巨獣化したトルテの咆吼と共に飛び出せば。
『なっ、かわいいマスコットの座は渡さない……、ッ!!』
金翅鳥達と共に早業で駆けるララと共に、狙い切断を試みるは敵の武器と竜漿。
アヒルが召喚したゆるキャラの兵站部隊もアヒル諸共、ララが纏う銀災で串刺しにして、窕で斬って、生命を喰らって。そして迦楼羅焔でこんがり焼却!
『……っ、熱ッ!?』
「お前がバーベキューになるの」
「ばーべきゅー! 良いわね!」
「ラズリも乗り気ね?」
そう、こんがり焼き鳥にアヒルをしてやりながらもうきうきなふたりに、セレネは首を小さく傾けて。
「ララさん、鴛海さん、そのお肉はあまり美味しくなさそうです……」
「ラズリも……バーキューはいいが、あのアヒルはやめておこうな」
玲空は苦笑しつつも、改めてこう続ける。
「帰ったらちゃんとした材料を用意してみんなでやろう」
……その方が楽しいし、美味しいから、って。
その声を聞けば、ララとラズリも今は我慢……?
「玲空が用意してくれるなら……ひよこはがまんするの」
「あらセレネ。食わず嫌いは……と言いたいところだけど、玲空が用意してくれるならそっちの方がいいわ」
いや、玲空の言うように、眼前のアヒルはこんがり焼いても美味しそうにないし。
一応、ラズリはこう付け加えておくのだった。……冗談なのよ? って。
そしてセレネも、玲空の言葉にぱっと瞳を煌めかせて。
「! 椿紅さんがBBQを用意してくれるのですか……?」
それはとてもたのしみ……! って。
だから改めて、眼前のダンジョンのボスへと視線を向けて、ぐっ。
「その為には、急いでアヒルさんを倒さねば」
「セレネも気合い充分だ」
「セレネもばーべきゅーしようね」
美味しいバーベキューのために、アヒルをさっさと倒します!
だがそうはさせまいと、追加の重火器を召喚して一斉発射してくるベンジャミン・バーニングバード。
セレネはそんな攻撃を、天映剣で攻撃を受け流しながらも。
「あら……? うささんその光は……」
ほわほわぴかっと光るうさぎを見遣れば、ダメージを受けた身体がほわり。
「癒してくれるのですか?」
まだ生まれたてで微力ではあるけれど、懸命に癒してくれる子へと声を向ける……一緒に頑張りましょうね、って。
そして一緒に、ぴかーっ!
ララも、突然生じた閃光に瞬けば。
「ぴぃころ……! どうやら光で撹乱してくれたみたい」
『ちょ、まぶし……ふぎゃっ!?』
「ん? なんか焦げた?」
耳に狼が吼える声が届いたと同時に、玲空も瞳をと向ける。
小さな光と音を立てて焦げたアヒルに。
それから尻尾を振る狼の子を見遣って、わしゃり。
「今のは……電気? へえ、それはいい。その技でみんなと協力して身を守っていてくれ」
「みんなといっしょに力を合わせたいみたいね」
ラズリも、薄氷の双眸に映る光景に笑み咲かせる。
ふわりと飛んだ仔猫さんが、火消しのように降らせた雪に。
ララはそんな一生懸命頑張る姿に赤のいろを細めて。
「頼もしい子達ね」
戦場を共に征く仲間達に、紡ぎ咲かせる……皆、畳み掛けるわよ、って。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【狐】
……なんだあいつ?アヒル??(前回孵ったひよこが入った籠持ってる※一番背が高いから) マスコット……??いやそういうセンスとかにあれこれ言いたくねぇが……可愛くないだろあれ、いや人によっては可愛いのか……?
おーい星斗は何物々交換しようとしてんだって……え?あーそうだな星斗のほうが可愛いかもな(身内贔屓)というかいやお前生まれたばかりの妖精?達の存在に嫉妬とか……ないわー、さすがに生まれたてのほうが可愛いだろ
まぁ俺は今は√能力者じゃないし簒奪者戦はリアに任せてこいつと離れて応援するわ、おい、星斗さっさとこっち来い、リア見た目に騙されないように気をつけろよー
【アドリブ共闘歓迎】

【狐】
なにあれ?アヒル?あっ!お肉!美味しそうだねー
僕の今渡せる唯一のデザートアヒルチョコと交換する?えーだってマレス、交換ワンチャンあるかもじゃん!……っていうか……あのアヒルよりも僕のほうが可愛くない?ってかえー……生まれたばかりの赤ちゃんに嫉妬とか流石に僕も僕よりも赤ちゃんのほうが可愛いってわかるよ??
んー?そうだね~簒奪者とか戦えないから応援係しよ!リアー負けちゃだめだよーあっそうだ帰ったらこのひよこの名前とかいろいろ決めないとね!(完全にリアが勝つのを疑ってないので早々にマレスとひよこと雑談してる)
【アドリブ共闘歓迎】

【狐】
アヒル?重装備?んーなんか意外だったわ……天気を操る龍とかイースターにちなんでうさぎとか想像してたけど……?あひるもある意味イースター?
星斗交換するのもっと別のもののほうが……えっ?…この雲みたいでふわふわな子に嫉妬してる……んー嫉妬深いの?けど赤ちゃんに嫉妬はするものじゃないと思うのよね
…さてとここまで来たからには申し訳ないけど倒しちゃわないとね、うん星斗とマレスと……ひよこちゃんは応援しててね
竜漿兵器加工を施した追加の重火器の一斉発射……ならその重火器とあなたに雷落とせば問題ないかな?『天雷』で300回以内に全ての重火器を壊して残った回数の雷をあひるに落とすわよ!
【アドリブ共闘歓迎】
ダンジョン攻略も、いよいよ佳境。
空の冒険を経てやってきたダンジョンの最奥で、待ち構えているボスを倒せば攻略完了というわけだが。
辿り着いた最奥にいた存在を見つけた七夜・星斗(願い星は夜空に煌めく・h04589)は、思わず首を傾けてしまう。
『ふんふーん♪ 体力回復には、やっぱりお肉……!』
「なにあれ? アヒル?」
そこにいるのは、アヒルさん??
そして一番背が高いからと、魔法のたまごから孵った子が入った籠を持っているマレス・クレフィント(美しい鴉は優美に舞う・h06283)も。
「……なんだあいつ? アヒル??」
何故かバーベキューをしているアヒルをじっと見遣って。
妹尾崎・リア(きつねあめは晴れ間に降る・h01915)もふたりと共に、瞳を瞬かせる。
「アヒル? 重装備? んーなんか意外だったわ……天気を操る龍とかイースターにちなんでうさぎとか想像してたけど……? あひるもある意味イースター?」
そう――このアヒル『ベンジャミン・バーニングバード』こそ、倒すべきダンジョンのボスなのだ。
けれど、ただでさえボスというには珍妙なアヒルであるのに、3人はさらに首を傾げてしまう。
『そう、ぼくはかわいいダンジョンのマスコットだぞ!』
「マスコット……??」
マレスは改めて、マスコットだというその姿を見てから。
いやそういうセンスとかにあれこれ言いたくねぇが……と言いつつも、続ける。
「可愛くないだろあれ、いや人によっては可愛いのか……?」
元々、身内以外には厳しいマレスであるが。
それはそれとして、彼の美的センスには全く刺さらない模様のアヒル。
そして星斗は、アヒルからふと視線を移して。
「あっ! お肉! 美味しそうだねー。僕の今渡せる唯一のデザートアヒルチョコと交換する?」
持ち掛けるのは、肉とデザートの交換こ!?
「おーい星斗は何物々交換しようとしてんだって……」
「えーだってマレス、交換ワンチャンあるかもじゃん!」
「星斗交換するのもっと別のもののほうが……」
それから、苦笑するマレスとリアの言葉を後目に、改めてアヒルをじいと見つめてみて。
「……っていうか……あのアヒルよりも僕のほうが可愛くない?」
『何だって!? マスコット的存在のぼくがかわいいに決まってるだろ!』
「え? あーそうだな星斗のほうが可愛いかもな」
マレスの身内贔屓が炸裂し、再びアヒルを言葉でぶった切れば。
籠の中から、ピィと、ちょっぴり顔を見せるひよこさん。
そんなまんまるまっしろで、雨の雫のような青い無垢な瞳を見たベンジャミン・バーニングバードは、さらにムキーッ。
『! ぼく以外のかわいいマスコットなんていらないんだからなっ』
その言動に、瞳を大きく見開くリア。
「えっ? ……この雲みたいでふわふわな子に嫉妬してる……」
「というかいやお前生まれたばかりの妖精?達の存在に嫉妬とか……ないわー、さすがに生まれたてのほうが可愛いだろ」
「ってかえー……生まれたばかりの赤ちゃんに嫉妬とか流石に僕も僕よりも赤ちゃんのほうが可愛いってわかるよ??」
マレスと星斗も、呆れたようにそう続けば。
「んー嫉妬深いの? けど赤ちゃんに嫉妬はするものじゃないと思うのよね」
『う、うるさいっ! かわいいマスコットの座も、お肉も、渡さないぞ!』
じゃきんっと重火器を構えるベンジャミン・バーニングバードに、リアは改めて目を向けて。
「……さてとここまで来たからには申し訳ないけど倒しちゃわないとね」
今は√能力者ではないマレスは、リアに簒奪者戦は任せて。
「おい、星斗さっさとこっち来い、リア見た目に騙されないように気をつけろよー」
「んー?そうだね~簒奪者とか戦えないから応援係しよ! リアー負けちゃだめだよー」
星斗に声をかけて、離れて応援します!
「うん星斗とマレスと……ひよこちゃんは応援しててね」
リアがそう距離を取る皆を確認すれば、アヒルがすかさず追加で増やすのは重火器。
けれど、事前に星詠みで、どんな攻撃を仕掛けてくるかはわかっているから。
特に慌てることなく、リアは展開する。
「竜漿兵器加工を施した追加の重火器の一斉発射……ならその重火器とあなたに雷落とせば問題ないかな?」
――この雷から逃げ切れる?
ということで、発動させた『天雷』で、まずは全ての重火器を壊すべく雷を轟かせて。
『え、ちょ、ふぎゃあ!!』
残った回数の雷をアヒルへと、どーん!
そして、そんなリアを応援しつつも。
「あっそうだ帰ったらこのひよこの名前とかいろいろ決めないとね!」
完全にリアが勝つのを疑ってない星斗は早々に、彼女がアヒルをさくっと倒すのを待ちながら、マレスとひよこと雑談しているのだった。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【アリスと白兎】
【ミルフィ・h01077】と一緒に参加
【WIZ】
私達は
お肉を奪いに来た訳では…
けど
折角のBBQ
お一人よりも
皆で食べた方が
美味しいし
楽しいと思いますよ…☆
自身の「無垢なる翼」で飛翔
【空中移動】【空中ダッシュ】等
空中戦も行い
立体的に立回り
敵の攻撃等
【第六感】【残像】【霊的防護】
【オーラ防御】で
防御行動や
【霊的防護】でたまごさん達を護りつつ
クイーンオブハートキーを手に
【ハートのA】も展開
【破魔】の
【全力魔法】や
【誘導弾】の【一斉発射】と共に
UCで攻撃
――と、
戦いの最中…
『え!?…ミルフィに、赤ちゃんが…!?あ☆ミルフィのたまごさんが…!?』
生まれた子を護りつつ戦い
私のは…まだかな…?

【アリスと白兎】
【アリス姫様・h00831】と一緒に参加
【POW】
何やら
ゆるキャラの方がBBQを…
はぁ…ゆるキャラ界隈も
骨肉の争いですのね…☆
自身の「淫魔の翼」で飛翔
【空中移動】【空中ダッシュ】等
空中戦も行い
立体的に立回り
敵の攻撃等
【第六感】【残像】【霊的防護】
【オーラ防御】で
防御行動や
【霊的防護】で卵達を護りつつ
アームドクロックワークス展開
忍刀「クロックシャイン」も手に
【誘導弾】の【一斉発射】と共に
UCで攻撃
…と
『う、生まれるっ!?…いえわたくしではなく、卵が…☆』
生まれた子は
小さな角を生やし
翼の様な耳で飛ぶ仔兎
生まれた子を
護りつつ戦い
『アリス姫様のも時々動いてますから…もうすぐですわ…☆』
天空ダンジョンを翔けて、やってきたダンジョンの最奥で。
ミルフィ・タイムラヴィット(ストライダー|白兎《ホワイトラビット》・h01077)は、その存在を見つける。
「何やら、ゆるキャラの方がバーベキューを……」
そしてそのゆるキャラ――『ベンジャミン・バーニングバード』は、やって来たミルフィとアリス・アストレアハート(不思議の国の天司神姫アリス・h00831)に気づいて。
『そう、ぼくはかわいいゆるキャラ! そしてかわいいマスコットはこのぼくだけで十分っ』
「はぁ……ゆるキャラ界隈も、骨肉の争いですのね……☆」
そんなゆるキャラなアヒルの言葉に、ミルフィもそう頷いて返すも。
ベンジャミン・バーニングバードは、慌てて焼いていた肉をひっくり返して。
『はっ、お肉が焦げちゃう! 欲しいって奪いにきたんだろうけど、お肉は全部ぼくのだから!』
「私達は、お肉を奪いに来た訳では……」
自分達から肉を死守しようとするその姿を見ながら告げつつも。
ふわりと笑んで、こうも続けるのだった。
「けど、折角のバーベキュー……お一人よりも、皆で食べた方が美味しいし、楽しいと思いますよ……☆」
だが、そんなアリスの言葉に、アヒルはぶんぶんと首を横に振って。
『みんなで食べるなんてとんでもない! お肉は全部、ぼくのもの!』
あくまでも、肉は独り占めする気のようだ。
いや、そもそもここに来た目的は肉ではなく、ダンジョン攻略。
そしてぷんすか怒りながらも肉を守るべく、予め建築しておいた戦闘陣地に、ゆるキャラの兵站部隊を召喚させるベンジャミン・バーニングバードだけれど。
ミルフィは刹那、己が背に生やした「淫魔の翼」で飛翔し、空中移動しつつ空中を翔けて。
空中戦も仕掛けていきつつ、立体的な立ち回りを心掛けながらも。
第六感を研ぎ澄ませ、残像を駆使しながら、霊的防護やオーラ防御で護るのは、魔法のたまごたち。
そして時計仕掛の兵装――アームドクロックワークスを展開すれば、その手に握るは、時計針の如き刀身に、光氣理力等を纏う忍刀。
そんなクロックシャインを手に、誘導弾の一斉発射と共に、ミルフィは牽制し、捕縛して、強撃の連続攻撃をアヒルへとお見舞いする。
――マーチヘア三月兎の魅惑の舞い……斬光の瞬刃の刻み舞い――とくと御覧じろ、ですわ……。
幻惑や囮能力など持つ分身、万物魅了、そして因果万象等も斬り滅する変幻自在の理力光刃を以て。
『ぐぅっ!! く……!』
ミルフィの流れるような華麗で強烈な攻撃に、ベンジャミン・バーニングバードは堪らず揺らぐけれど。
だがすかさず追加の重火器を召喚、一斉発射してこんとするも。
アリスも自身の背に顕現させた天使の翼、「無垢なる翼」で空へと飛翔すれば。
ミルフィ動揺に、空中移動し空中ダッシュして、立体的に動くことを意識しつつ空中戦も行なって。
同じく、駆使できる技能を最大限に用い、たまご達を護りつつも、手にするのはハート細工の長大な金の鍵。
――もの言う花たちの噂話は…あらゆる世界に広まっていくのです……。
そして刹那、クイーンオブハートキーを手に展開するは、ハートのA。
破魔の全力魔法や誘導弾の一斉発射と共に、展開変幻自在なトランプ達が戦場を飛翔すれば。
『なっ、ふぎゃっ!』
時空等も歪ませる衝嵐伴う花群が、ベンジャミン・バーニングバードへと見舞われる。
そして――そんな、戦いの最中。
突如戦場に響くのは、ミルフィの声。
「う、生まれるっ!? ……いえわたくしではなく、卵が……☆」
その声に、アリスもハッと、ミルフィと彼女の魔法のたまごへと瞳を向ければ。
「え!? ……ミルフィに、赤ちゃんが……!? あ☆ ミルフィのたまごさんが……!?」
ぴしぴしっとたまごに大きなひびが入った瞬間――ぱかりっ。
ぴょこりとたまごから飛び出したのは、小さな角を生やした、翼の様な耳で飛ぶ仔兎。
そしてアリスは生まれた子を護りつつ、引き続き戦いながらも、自分のたまごへと視線を移して。
「私のは……まだかな……?」
「アリス姫様のも時々動いてますから…もうすぐですわ……☆」
ミルフィの声を聞いているかのように、アリスの魔法のたまごもふるり。
ぴしっと小さなひびが入ったから――アリスのたまごが孵るのも、きっと時間の問題。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【春雪】
そんなに…かわいい、かな…
この子たちの方が断然かわいいし
何なら、氷菜の、方がかわいい
孵った卵の子たちと氷菜を見
んっ?俺も?
大体
かわいい、は、たくさんあってもいい
そして
かわいいは正義で
勝った方が正義
つまり勝った方がかわいい
だよね氷菜
…負けない
やる気で耳がぴん
まずあの陣地
邪魔…だな…?
たくさん、で
何となくかわいく見える…し
ダッシュで陣地に飛び込み衝撃波
陣地内を混乱させる
んっ…君、も手伝ってくれる、の?
陣地内を走り回る卵の子に気付き
かわいい、上にかしこい
…最強?
ともあれこれで手助け出来ないね
残りはアヒルさん
身体強化魔法で限界突破
一気に距離詰めアヒルさんに霊震
体勢崩した隙に二回攻撃で切り刻む

【春雪】
マスコット…?
そうね、精霊の子達は可愛いわ
…何故そこに私が混ざるのか…
心底不思議そうに首を傾げ
耳や尻尾から見ても、晧の方が可愛いのに
沢山あっていい、には同意
…うん?
ああ、勝てば官軍というやつね
おお…晧にやる気が
アヒルさん視て、晧の耳を…可愛いでしょ
私は沢山現れた重火器を対処するわ
命中が低くても、数があれば当たりそうだし
時間掛けても厄介だから、纏めて
拡大する妖術で私の拳銃から撃ち出す氷の妖力を広げるわ
竜漿兵器って血が必要なはずだし
器機でも、動力源でも
どちらかが凍るなり、壊れるように
アヒルさんも巻き込む様に撃つわね
あ、小鳥さんも手伝ってくれるの?
まだ小さいけど吹雪だわ…ん、光線も撃つの?
空の冒険を共にした魔法のたまごも、無事に孵って。
仲間入りした子たちを加えてふたりが向かうのは、ダンジョンの最奥。
ダンジョンを攻略するためには、ボスを倒さなくてはいけないのだけれど。
辿り着いたダンジョン最奥にいたのは――アヒル??
しかも。
『かわいいマスコットは、このぼくだけだよ!』
かわいいマスコットだと、ドヤ顔で自称している。
そんなアヒルこと『ベンジャミン・バーニングバード』を見遣りつつ、白椛・氷菜(雪涙・h04711)はこてりと。
「マスコット……? そうね、精霊の子達は可愛いわ」
心底不思議そうに首を傾げる。
……何故そこに私が混ざるのか……と。
そして同じく首を傾げているのは、空廼・皓(春の歌・h04840)。
「そんなに……かわいい、かな……。この子たちの方が断然かわいいし」
それから尻尾をゆらり、孵った卵の子たちと氷菜を見ながらこう続けるのだけれど。
「何なら、氷菜の、方がかわいい」
「耳や尻尾から見ても、晧の方が可愛いのに」
「んっ? 俺も?」
氷菜からそう返されれば、お耳をぴこぴこ。
それから皓は、かわいいマスコットは自分だけでいいと、ガーガー言い続けるアヒルに、まさに真理を言い放つ。
「大体、かわいい、は、たくさんあってもいい」
氷菜も、沢山あっていい、には同意した後。
「そして、かわいいは正義で……勝った方が正義。つまり勝った方がかわいい」
だよね氷菜、って視線向ける皓に頷いて返せば。
「……うん? ああ、勝てば官軍というやつね」
おお……と思わず目をみはる。
「……負けない」
ぴん、とお耳を立たせてやる気満々な皓の姿に。
それから氷菜は、アヒルへと紡ぐのだった。
「アヒルさん視て、晧の耳を……可愛いでしょ」
だが、それを見せつけられ、ぐぬぬとなりながらも。
『く……ぼくの方が、かわいいんだからな!』
予め建築しておいた戦闘陣地に、かわいいゆるキャラの兵站部隊を召喚するベンジャミン・バーニングバード。
けれど、それを見遣る皓は慌てることなどなく。
「まずあの陣地、邪魔……だな……? たくさん、で……何となくかわいく見える……し」
じいと目を向けた後、陣地に飛びこむようにダッシュ!
そして陣地内を混乱させるべく衝撃波を放って、ゆるキャラ兵站部隊を蹴散らしていきながらも。
ふと目を向ければ、お耳がぴこん。
「んっ……君、も手伝ってくれる、の?」
ゆるキャラ兵站部隊を、がうがうと威嚇しつつも陣地内をスタタッと走り回る、虎の子に気付いて。
思わずその姿を見つめれば、ぽつり。
「かわいい、上にかしこい」
……最強? って。
それでも、ベンジャミン・バーニングバードは歯噛みしつつ。
『ぐっ! く、ぼくのほうが、かわいいにきまってる!』
刹那、戦場に重火器をじゃきんと追加して。
一斉発射しようとしてくるも。
「私は沢山現れた重火器を対処するわ」
命中が低くても、追加で増えて数が多いため、当たりそうであるし。
時間掛けても厄介だから、纏めて……と。
――……幻では無くて、これは現。
氷菜は拡大する妖術ですかさず広げる。
(「竜漿兵器って血が必要なはずだし。器機でも、動力源でも……どちらかが凍るなり、壊れるように」)
妖力拳銃≪氷棘≫から撃ち出す、己の氷の妖力を。
そして勿論、重火器だけではなく。
『えっ、ぎゃふっ!?』
アヒルさんも巻き込む様に撃ちます!
そして、ゆるキャラ兵站部隊も重火器も、全て退ければ。
「ともあれこれで手助け出来ないね。残りはアヒルさん」
皓がそう、ベンジャミン・バーニングバードへと目を向けた、その時だった。
「あ、小鳥さんも手伝ってくれるの?」
白くて丸っこい小鳥が、ピィっとパタパタ空を飛んだかと思えば。
ほわほわ、ぶわわーと雪を巻き起こして。
「まだ小さいけど吹雪だわ……ん、光線も撃つの?」
さらに、びびびーと光線もお見舞いします!
そして怯んだアヒルへと、皓は一気に距離を詰めて。
身体強化魔法で限界突破!
『わわわ! って、ふぎゃっ!』
ぐらぐらと地を揺るがす霊震で体勢を崩した隙に、連撃で切り刻みます!
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

アドリブ歓迎
大空の下でやるバーベキューは気持ちいいよね。
楽しんでるトコ邪魔してゴメンだけど、少し大人しくしててもらおう。
あと、可愛いマスコットキャラをアピールするのに重火器を乱射するの、個人的にはどうかと思うな!
たまごを抱えたままだから、激しく動くと危ないかな?
戦闘は残像を作りながら回避優先で、合間に霊力攻撃。
避けきれない時は、霊的防護を張りながら身を盾にしてたまごを庇おう。
痛くっても平気な顔して笑って声をかけるよ。
言ったでしょ、孵るまで一緒だって。だから、キミのことは私が絶対護るよ。
どんな子が生まれても大事に育てよう。
生まれた後は一緒に壱之歩『紅雨』を舞うよ。
生まれる子、タイミングはお任せ。
ダンジョンの最奥に漂うのは、肉の焼けるいい匂い。
そしてそれを焼いているのはこのダンジョンのボス、『ベンジャミン・バーニングバード』。
そんなアヒルのような存在に、イリス・レーゲングランツ(搏景の迷い子・h04975)はこくりと頷いて。
「大空の下でやるバーベキューは気持ちいいよね」
『バーベキューはいいよね! でも全部、ぼくのお肉だから! って!?』
バーベキューは、もうおしまい!
……楽しんでるトコ邪魔してゴメンだけど、少し大人しくしててもらおう、って。
そうダンジョン攻略のために、改めて眼前のボスを見遣りながらも。
『かわいいマスコットのぼくに、何するの!?』
「あと、可愛いマスコットキャラをアピールするのに重火器を乱射するの、個人的にはどうかと思うな!」
そうじゃきんっとごつい重火器を構えるアヒルに、そうツッコまずにはいられない。
というわけで、いざアヒル退治! なのだけれど。
(「たまごを抱えたままだから、激しく動くと危ないかな?」)
魔法のたまごに配慮して、残像を作りながらも回避優先に立ち回って。
合間に霊力で攻撃を繰り出し、慎重に攻め込んでいきつつ。
追加された重火器の一斉発射に身を翻し躱しながらも、霊的防護を張って身を盾にしてたまごを庇っては護るイリス。
受けるダメージは当然痛いけれど、でも平気な顔をしてみせて。
「言ったでしょ、孵るまで一緒だって」
――だから、キミのことは私が絶対護るよ、って。
そう笑って声をかけた、その時だった。
向けた声に反応するように、たまごが大きくふるえて――ぱかりっ。
生まれたのは、雲のように真っ白でふわふわな、紅色の瞳をした仔狐。
どんな子が生まれても大事に育てようって、そう思っていたけれど。
はじめての連携とは思えないほどに、呼吸もぴったり。
――降り注ぎ、散り舞うのは春の彩り。
ひらりひらりと、共に春の舞いを舞えば、放たれるは紅き妖力の球体。
そしてお揃いで、狐耳をぴこぴこ、尻尾をゆうらり。
『!? うぎゃっ!!』
壱之歩『紅雨』を一緒に舞いながら、ダンジョンのボスをいざ、力を合わせて討ち取ります!
🔵🔵🔵 大成功

「う~ん、お肉を奪いに来たわけでもマスコットキャラの座を奪いに来たわけでも無いのですが・・・」
ダンジョン攻略の為に倒してしまえば目的は違えど同じかもしれない。
「まぁ、言っても仕方が無いでしょうから疾く退場願いましょう」
申し開きは諦め、霊剣を構えて戦闘態勢を取る。
魔法のたまごから孵った精霊、「夕月」と名付けたその狐は火の力を使うようだが蝋燭の火程度の大きさの火なので。目晦まし程度には使えるかもしれないがなるべく懐に隠れるように伝えて。自分は「神霊麒麟・雷光閃」を使い、「ベンジャミン・バーニングバード」を速度で撹乱しながら攻撃を仕掛ける。
「さぁ、夕月が怖がるといけません、速やかに倒れてください」
空の冒険を終えた後、ダンジョンの最奥へと向かうのは。
伏見・那奈璃(九尾狐の巫女さん霊剣士。・h01501)と、彼女の周囲をふわふわと飛んでいる小さな狐の子。
そしてたまごから孵った管狐のような仔と共に、最奥へと足を踏み入れれば。
那奈璃と仔狐は、お揃いでお耳をぴこり。
『また、ぼくのお肉と、かわいいマスコットのポジションを奪いにきたんだな!?』
「う~ん、お肉を奪いに来たわけでもマスコットキャラの座を奪いに来たわけでも無いのですが……」
いきなりガーガーと喚くダンジョンのボスのアヒル――『ベンジャミン・バーニングバード』へと、そう告げるのだけれど。
全く聞き耳を持たず、追加の重火器を増やしては一斉発射してこんとしている。
だからその姿を見れば、即座に那奈璃は判断する。
ダンジョン攻略の為に倒してしまえば、目的は違えど同じかもしれないと。
「まぁ、言っても仕方が無いでしょうから疾く退場願いましょう」
申し開きは諦め、霊剣を構えて戦闘態勢を取る。
そしてそんな那奈璃と一緒に、仔狐も尻尾をゆらゆら、戦う気満々の様子で。
魔法のたまごから孵ったその精霊――「夕月」と名付けた仔狐が刹那生み出したのは、火。
それを見れば、この子は火の力を使うようだと、把握した那奈璃であるけれど。
だがそれはまだ、蝋燭の火程度の小さなものだから。
目晦まし程度には使えるかもしれないと思いつつも。
「なるべく懐に隠れるようにしてくださいね」
夕月へと伝えれば、きゅっとお返事をして。
ぽぽぽっと小さな炎でアヒルの気を引けば、言われた通りに那奈璃の懐にさっと隠れて。
『なんだ、このちっちゃな火は。こんなのでぼくを倒せるとでも……、っ!!』
――神霊来りて、顕現せよ……麒麟。
「さぁ、夕月が怖がるといけません、速やかに倒れてください」
神霊麒麟を纏い、ベンジャミン・バーニングバードを、強化した速度で撹乱しながらも。
那奈璃が全力でお見舞いするのは、ボスを討ち取るべく放たれた――麒麟・雷光閃の強烈な斬撃。
🔵🔵🔵 大成功

生まれたての、まん丸もふもふ可愛い子
折角ですし、お名前は満丸でどうですか?
…僕の頭の上が良いの?
気に入ってくれたなら、僕は構わないけど…落ちないように気を付けてね
…はっ!この匂いは…!焼肉!!
もしかしてアヒルさん、あなた1人で食べる気なんですか…?
それはズルいですよ!
皆で食べた方が美味しいはずです
僕で良ければ一緒に食べます、お肉下さい
…ダメなんです?おのれ悪の怪人め!許さないぞ!
行っておいで、マンドレイク
あのアヒルおじさんの食事を邪魔するんです
あっ…え!?満丸、君も行くの!?
まぁ楽しそうなら良いんですが…
足と羽があるのに、転がったり跳ねたりが好きなんだ?
可愛いね
でも帰ったらお風呂に行こうか
空の冒険を終えた後、ダンジョンの最奥へと進んでいきながらも。
尻尾をふりふり、ゴキゲンな様子なのは、生まれたての、まん丸もふもふ可愛い子。
茶治・レモン(魔女代行・h00071)はそんな雲のような子猫とお喋りしつつ歩きながら。
「折角ですし、お名前は満丸でどうですか?」
こう提案してみれば、尻尾をさらにぶんぶん、気に入ったみたい!
そしてそんな満丸に、再度訊ねてみるレモン。
「……僕の頭の上が良いの?」
ちょこりと自分の頭の上に、ずっと座っているから。
そしてまた尻尾でご機嫌にこたえてくれたから。
「気に入ってくれたなら、僕は構わないけど……落ちないように気を付けてね」
そう声をかけていれば、ついに到着したダンジョンの最奥。
瞬間、表情こそ変わらないけれど、レモンはつぶらな瞳をさらに見開いて。
「……はっ! この匂いは……! 焼肉!!」
瞳をキラキラ、目を向ければ。
『! このお肉は、ぼくのだからね!』
そうすかさず言ったアヒル――『ベンジャミン・バーニングバード』に、レモンは首を傾けて。
「もしかしてアヒルさん、あなた1人で食べる気なんですか……?」
『言っただろ、これはぼくの!』
「それはズルいですよ! 皆で食べた方が美味しいはずです」
そして、こう持ち掛けてみるのだけれど。
「僕で良ければ一緒に食べます、お肉下さい」
『ダメったら、ダメ! 全ー部、ぼくの!』
「……ダメなんです?」
あくまで独り占めするアヒルに、びしィッ!
――おのれ悪の怪人め! 許さないぞ!
ということで!
「行っておいで、マンドレイク。あのアヒルおじさんの食事を邪魔するんです」
『誰がおじさん!? ぼくはかわいいマスコット……ぎゃあっ!?』
――そーれ! 遊んでおいで!
二足歩行の人参マンドレイク発射装置を召喚すれば、躊躇せずに一斉発射!
とててっと歩きつつ攻撃する人参マンドレイクに、堪らず悲鳴を上げるアヒルおじさんだが。
レモンは、急に軽くなった頭の上に気が付いて、瞳をぱちり。
「あっ……え!? 満丸、君も行くの!?」
ぴょこりと地に降りた満丸が、うきうきるんるん、ころころころーっと。
あそぼーっと言わんばかりに、人参マンドレイクとアヒルさんの元へ!
そんな様子を見つめれば。
「まぁ楽しそうなら良いんですが……足と羽があるのに、転がったり跳ねたりが好きなんだ?」
ころころぴょんぴょんする姿に……可愛いね、って、レモンはほっこり。
けれど、満丸は何せ、まっしろなもふもふさんだから。
レモンは無邪気に転がる子を見守りつつも告げるのだった――でも帰ったらお風呂に行こうか、って。
🔵🔵🔵 大成功

(アドリブ連携歓迎、『機械』「人間」)
目的地到着、最奥へ進軍します
精霊さん達、ありがとうございました
あとは自分にお任せください
卵の乗った揺り籠を大事に抱えながら進みます
ん?卵にヒビが――お、生まれた
ホントに思った通りに鴉がでてきたか
よしよしいい子だ、係の人に預けるまでは一緒だ
で、最奥に来てみればなんだこいつ
マスコットならマスコットらしく地域振興に汗水流そうぜ
こんなとこでコソコソ悪だくみしても知名度上がるわけないだろ
精霊を安全な場所に置いてから真っすぐ突っ込む
すまんねぇうちの子の安全のために黙ってもらう
戦闘陣地も楽団も真っ向から<盾受け>して【ゴーフォーブローク】でボスをぶん殴る
様々な景色が広がる空を翔け、天空航路を滞りなく進んだ先。
再び現れた陸地に、風と鳥の精霊と共に降り立ってから。
『目的地到着、最奥へ進軍します』
ボーア・シー(ValiantOnemanREbelCyborg・h06389)はぺこりと頭をさげて続ける。
『精霊さん達、ありがとうございました。あとは自分にお任せください』
この先は、風と鳥の精霊さん達は進めないようだから。
作った揺り籠の毛布に寝かせている魔法たまごと、これからはふたり旅。
時折、ふるりと震えるたまごの様子を確認しながらも、ボーアは最奥へと向かって歩き出す。大切に大事に、揺りかごを抱えながら。
それから暫し歩いていれば、今までで一番、たまごが揺れた気がして。
ふと立ち止まって目を向けてみた、瞬間。
「ん? 卵にヒビが――お、生まれた」
ぱかりと割れたたまごから出てきたのは、そう。
「ホントに思った通りに鴉がでてきたか」
やはり、親の心に呼応したのか、思い描いていた通りの鴉の子。
そして甘えるようにカァと鳴いて、周囲を嬉しそうに飛ぶ元気な姿に瞳を細めて。
「よしよしいい子だ」
ちょこりと肩に止まった鴉に、ボーアは続ける。
……係の人に預けるまでは一緒だ、って。
精霊だから特別な世話などはいらないだろうけれど、でも、そう告げて。
そして、共に辿り着いた最奥にいたボスを見つければ。
『かっこかわいいカラスにだって、ぼくのかわいいマスコットの座は奪わせないぞ!』
「なんだこいつ……マスコットならマスコットらしく地域振興に汗水流そうぜ。こんなとこでコソコソ悪だくみしても知名度上がるわけないだろ」
ツッコミどころ満載な、自称マスコットキャラだというアヒル――『ベンジャミン・バーニングバード』にそうアドバイスすれば。
聞く耳を全く持たず、竜漿兵器を装備したゆるキャラ集団を召喚してくるアヒルを後目に。
鴉の子を安全な場所へと退避させた後、立ちはだかるように真っすぐと敵へと突っ込んでいく。
「すまんねぇうちの子の安全のために黙ってもらう」
自動小銃やナイフなどを駆使した、ゆるキャラ集団のBBB式戦闘術も、真っ向から盾で受け止めて。
そして、60秒耐えてチャージを終えれば――真っすぐ行ってぶっ飛ばす! と。
『なっ、ぼくのゆるキャラ集団が……うぎゃっ!!』
眼前のアヒルへと、オーバーヒート状態で体当たりを放って。
よろめいたアヒルをぶっ飛ばすべく、全力でぶん殴ります!
やはり親である自分にとても懐いている様子の、懸命に応援してくれるように鳴く鴉の子の声に、背中を押されながら。
🔵🔵🔵 大成功

【wiz】教皇のリニエル様(h06433)と共に…
風と鳥の精霊様にお礼を述べ、今にも孵りそうな卵を優しく抱いたまま最奥へ向かいます。
リニエル様、どうかお気を付けくださいませ……って、あら……?
目に見えたのはお肉を頂いている見た目は可愛いアヒルさん。
来るところを間違えたのかしら?と疑問に思っていたのもつかの間……
「ご、誤解をされてるようですが、決してお肉を奪いに来たわけでは……っっ!!」
問答無用で放たれる攻撃に、私も覚悟を決めましょう。
卵を大事に抱えつつも、激しい攻撃を避けつつ、時には「idola」も使用。
リニエル様が何かを狙う様子……、であれば、一時的に私が相手をひきつけないと。
「Requiem」を唱え、私の攻撃を確実に当てながら相手の怯み、もしくはこちらへの注意をひきつけるなど油断を誘います。
「さぁ……私の歌とリニエル様の剣で……もう、眠りなさい」
戦い後、腕に抱く卵が孵る様子が……
私達の前に姿を現してくれるのは……
(アドリブや自由な描写、歓迎いたします)

【WIZ】聖女のレティシア様(h06646)と行動。
風と鳥の精霊と別れ。いざ最奥へ。
さて、わたし達究極のコンビでぱぱーっと片付けて……ぇ?
可愛いアヒル……?
と思ったのもつかの間!
「お肉って何!?外見は可愛いけど、その重火器はかわいくな~~~い!!」
見た目とは裏腹の凶悪武器をぶっぱなすひよこは、シャリス神の名のもとに断罪確定!
あの一斉射撃は侮れないわね……、『ディヴァインイリュージョン』を回避代わりに使用するわ。
打ち合いは持久戦になりそうね……。
レティシア様が注意をひきつけてる……、ならばわたしは隙をついて「神剣の戦乙女」にて一気に仕留めていくわ!
彼女が心配だけどそれでも気持ちを抑え、絶対的な隙を晒した瞬間にケリをつけるわ!
「激しい攻撃は、殲滅力もあるけど、その分隙も大きいわよ!」
無事戦いを終えた途端、卵が孵りそうな予兆!
さてさて、わたし達の前に現れてくれるのは!
(アドリブや自由な描写、孵る精霊のイメージも自由な描写歓迎です)
空の道を征くのに力を貸してくれた、風と鳥の精霊へと礼を述べてから。
精霊たちと別れ、リニエル・グリューエン(シャリス教団教皇・h06433)は、いざダンジョンの最奥へ。
そして共に征くレティシア・ムグラリス(シャリス教団聖女・h06646)が優しく抱いているのは、魔法のたまご。
一緒にこれまで冒険してきたたまごたちは、今にも孵りそうなのだけれど。
ともあれ、今回の目的であるダンジョン攻略を完了させるには、ダンジョンのボスを倒さないといけない。
ということで、ボスがいるという最奥へと足を踏み入れた、ふたりであったが。
「さて、わたし達究極のコンビでぱぱーっと片付けて……ぇ?」
「リニエル様、どうかお気を付けくださいませ……って、あら……?」
同時に、思わず瞳を瞬かせてしまう。
だって、ダンジョンの最奥にいたのは――。
『ふんふふ~ん♪』
「可愛いアヒル……?」
ゴキゲンで肉を焼いている、見た目可愛いアヒルさん??
そんなリニエルの声に、レティシアもまじまじと、バーベキューをしているアヒルさんを見れば、首をこてり。
(「来るところを間違えたのかしら?」)
でも……そう疑問に思っていたのも、束の間。
ふいに、肉を焼いているアヒル――『ベンジャミン・バーニングバード』が、ふたりに気づいて。
『ハッ、さては、このかわいいマスコット的キャラのぼくが焼く、美味しい肉を奪いにきた√能力者だな!?』
そうガーガー喚きながらもじゃきんっと構えるのは、ごつい火力の重火器!?
そしてレティシアは、勝手に勘違いしてぷんすかしているアヒルに必死に訴えるのだけれど。
「ご、誤解をされてるようですが、決してお肉を奪いに来たわけでは……っっ!!」
『このお肉は、全部ぼくのだぞ!』
「お肉って何!? 外見は可愛いけど、その重火器はかわいくな~~~い!!」
リニエルは全然可愛くない得物を向けてくるアヒルに、そう首を大きく横に振って。
話に訊く耳を持たず、問答無用で重火器をぶっ放してくる敵に、レティシアも覚悟を決める。
そしてリニエルは改めて気を取り直し、びしっと眼前のアヒルに、こう審判を下す。
――見た目とは裏腹の凶悪武器をぶっぱなすひよこは、シャリス神の名のもとに断罪確定! と。
だが、追加の重火器が戦場に召喚されるのを見遣れば。
「あの一斉射撃は侮れないわね……」
だから、きっちり回避するために。
――神よ、我が身を彼方へ。
――我が身は幻影……、幻影もまた我が身……。
各々ディヴァインイリュージョンとidolaを発動させて、視界内のインビジブルと自分達の位置を入れ替えてアヒルの攻撃を凌ぎながらも。
レティシアは魔法のたまごを大事に抱えつつ、しっかりと守りながらも。
(「打ち合いは持久戦になりそうね……」)
ふと心内でそう思いながらも、戦況を見遣るリニエルを見れば、察するのだった。
(「リニエル様が何かを狙う様子……」)
そして……であれば、と。
(「一時的に私が相手をひきつけないと」)
攻撃を確実に当てながら相手の怯み、もしくは自分への注意をひきつけるなどの油断を敵に誘うべく。
――さぁ……、惑いし者よ・……、眠りの刻、です……。
レティシアが唱え奏で、紅き空と無数の墓が立つ丘へと変じたダンジョンに響かせるは「Requiem」。
そしてリニエルも、そんなレティシアへと目を向ければ。
(「レティシア様が注意をひきつけてる……」)
……ならば、と。
「――神々の剣よ、我が手に宿れ」
刹那、神霊『神剣の戦乙女』を纏えば、神技・月影をもって一気に仕留めんと、果敢にアヒルへと仕掛けていく。
いや、共に在る彼女が心配であるのだけれど……でも、それでも。
「激しい攻撃は、殲滅力もあるけど、その分隙も大きいわよ!」
リニエルはぐっと気持ちを抑えて――絶対的な隙を晒した瞬間にケリをつけるわ! と。
「さぁ……私の歌とリニエル様の剣で……もう、眠りなさい」
『なっ! うわっ、ふぎゃあ!?』
レティシアとふたりでともに呼吸を合わせて連携しながら、ダンジョンのボスを討つべく攻め込んでいく。
そして攻撃をお見舞いし、堪らずアヒルがすっころんだ、その時。
レティシアは、ハッとする。ぴしっと刹那、腕に抱く魔法のたまごにひびが入って、いよいよ孵る気配に。
そしてふたりで、ドキドキわくわく。
(「私達の前に姿を現してくれるのは……」)
(「さてさて、わたし達の前に現れてくれるのは!」)
どんな子が孵るのか、じっと見守っていれば――ぱかっ、ぱかりっ。
レティシアのたまごからは、耳が垂れた穏やかそうなまっしろなうさぎが。
リニエルのたまごからは、まっしろまんまるひつじさんが。
生まれたのは、そう――お揃いの空色の瞳をした、雲みたいなもふもふな子たち。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【千影さん(h04810)と】
精霊達にお礼を言って奥へ入る
うっ…かわい…バーベキューしてるの?
千影さんの困ったような表情に優しさが滲む
わかるよ、でもカワイイけど悪の組織なんだ
怖い武器持ってるし
お肉奪っちゃうぞー、と悪役っぽく言って
Anagallis foeminaを唱える
化けたのは普通よりも数倍大きなピューマ
ひよこは猫が苦手じゃない?がおーっと脅かしてみる
千影さんは戦いに慣れている
早くて目で追うのすら大変で
そして私に攻撃が届かないように動いてくれる
ああ、いつか隣でちゃんと戦えるくらいの強さが欲しいな
ふと胸元が暖かくなり足を止める
目の前に真っ黒な子猫がふわふわ浮かんでいた
サーバルキャットだ、空を飛んでる
あっ、卵忘れてた…と、目が合った瞬間に
にゃーにゃーぴーぴー忘れるな!とばかりに鳴くから
ごめんっと笑って抱きしめた
嬉しい、猫大好きなの
千影さんみて、カワイイでしょ?
千影さんの子は?鷹…すっごいかっこいいね
きっと
きっと貴方に似ているのだと言ったら照れてしまうだろうからそれは秘密にしておこう

【見上(h01537)と】
精霊達に礼を告げて。
……どうにも斬り辛い相手だ。
見上は実戦経験は少し浅くて。だから、彼女に攻撃を届かせない為に。全て阻む為に俺が居る。ゆるキャラの集団もなんつーか、ビジュアルが力抜けるっつーか、斬りたくないっつーか。分かるだろ?俺は怪異以外は極力、斬りたくないんだ。例え敵でも、な。
甘々だとは思うけど、全て峰打ちで終わらせる。小銃やナイフなど武器類は全て【切断】するが、この場に居る誰にも――勿論、怪人にも血は流させない。ちょっとしたたんこぶぐらいはできるだろうけど、それぐらいで留めておくぜ。
卵が孵化する瞬間、ビシリ、と音がする。
溢れる生命の鼓動、命が燃え盛る熱が其処に在って。
――姿を見せたのは一羽の鷹だった。生まれたばかりだと言うのに雄々しく翼を広げる。その体格は既に野生に生息する大人の鷹とサイズ的には変わらない。
はためかせた翼で肩の上に乗る。
……俺のはどうやら、これがそうらしい。
見上のは……(抗議するように鳴いているのを目撃して)仲良くやって行けそうじゃないか。
様々な青を湛えた天空の道を翔け、辿り着いた終着点。
休み休み雲には降りたけれど、その足元はふわふわだったから。
まだ地に足をつけて歩んでも、ふわり感じる浮遊感。
そんな空の冒険の余韻を感じながらも、ここまで力を貸してくれた風の精霊達にお礼を告げてから。
いよいよダンジョンの冒険も佳境、最奥にいるボスを倒せば攻略完了……なのだけれど。
何故か漂ってくる美味しそうな匂いに誘われるように最奥へと足を踏み入れた見上・游(D.E.P.A.S.デパスの護霊「佐保姫」・h01537)は、思わずじいと見つめてしまう。
『う、体力消耗しちゃってるから、お肉を焼かないと!』
「うっ……かわい……バーベキューしてるの?」
ふんふ~ん♪ と鼻歌を歌いながらも、じゅうっと肉を焼いている黄色い鳥の姿に。
いや、その鳥こそダンジョンのボス『ベンジャミン・バーニングバード』であるのだけれど。
久瀬・千影(退魔士・h04810)は、そのゆるキャラ感溢れた見目に視線を向ければ、微か肩を竦めて声を落とす。
「……どうにも斬り辛い相手だ」
そして敵に対しそう紡ぐ彼を見れば、游は向けた青い瞳を細めちゃう。
その困ったような表情に優しさが滲んでいて。
それからこくりと頷いて返しながらも、改めて鳥さんを見遣って游は続ける。
「わかるよ、でもカワイイけど悪の組織なんだ。怖い武器持ってるし」
……お肉奪っちゃうぞー、と悪役っぽく言ってみたりして。
そんな游の声に、ベンジャミン・バーニングバードはぷんすか。
『なっ、お肉は全部ぼくのだ……、って!?』
喚きながらゆるキャラが普通持っていないような重火器をじゃきんと構えるけれど。
――どれが本当の私かな。
瞬間、游の姿を見たベンジャミン・バーニングバードはびくっと驚いたように瞳を見開く。
……ひよこは猫が苦手じゃない? がおーっ。
なんて、唱えて変じたその姿は――大きな猫さん!?
いえ、普通よりも数倍大きなピューマ!
その姿にちょっぴりびっくりはしたようだが、でも、一応眼前の鳥はダンジョンのボスであるから。
ぷんぷんしながらも、相変わらず肉を死守するべく戦場に召喚したのは、竜漿兵器を装備したゆるキャラの集団。
だが、すかさず千影が間に立ちはだかって、彼女の盾となる。
その胸に抱くのはそう、確固たる己の役割。
(「見上は実戦経験は少し浅くて。だから、彼女に攻撃を届かせない為に」)
……全て阻む為に俺が居る、と。
そして、游も知っている。千影は戦いに慣れていることを。
現に、目で追うのすら大変なほどに。
――それで不意を突いたつもりか? 遅すぎるぜ、アンタ。
そう敵へと紡ぐ彼の動きは、無駄な動きが一切ない速さで。
それに、何よりも。
(「私に攻撃が届かないように動いてくれる」)
だから、それがわかるから、游はもどかしくなる。
……ああ、いつか隣でちゃんと戦えるくらいの強さが欲しいな、と。
そしてわたわた、ベンジャミン・バーニングバードはBBB式戦闘術を展開しながらも。
『く、そうか、肉だけでなく、大きな猫に化けてマスコットキャラの座も奪う気だな!?』
やはり勝手に誤解したまま、ぷんすか怒っている。
千影は、そんなベンジャミン・バーニングバードは勿論のこと、決してゆるキャラ集団の一匹たりとも、後ろに通す気は毛頭ないのだけれど。
「ゆるキャラの集団もなんつーか、ビジュアルが力抜けるっつーか、斬りたくないっつーか」
闇纏いを発動させれば、何だかんだ今も握っている打刀を閃かせてぶった切る。
「分かるだろ? 俺は怪異以外は極力、斬りたくないんだ」
……例え敵でも、な、と――敵の小銃やナイフなどの武器類を。
いや、甘々だとは千影だって思うのだけれど。
でもそれで済むのならば、たとえ甘くったって、己の心に従って全て峰打ちで終わらせる。
そう、この場に居る誰にも――たとえ討伐対象のボスにだって、血は流させないから。
『えっ……ちょ、痛っ!?』
(「ちょっとしたたんこぶぐらいはできるだろうけど、それぐらいで留めておくぜ」)
彼らの得物の如く叩き斬るのではなく、危ない武器を向ける相手をぶん殴って大人しくさせます!
そして堪らずたんこぶができただろう頭を押さえてじたばた呻いている鳥を後目に。
游はふと、その足を止める。胸元が暖かくなるのを、感じたから。
瞬間、目の前にふわふわ浮かんでいるのは――真っ黒な子猫。
その姿を見れば、游は瞳を瞬かせつつも口にする。
「サーバルキャットだ、空を飛んでる」
あっ、たまご忘れてた……なんて紡いでじいと見つめれば、ぱちりと目が合って。
その瞬間、にゃーにゃーぴーぴー!
……忘れるな! とばかりに元気に鳴くものだから。
「ごめんっ」
そう笑って、ぎゅっと抱きしめてあげる。
……嬉しい、猫大好きなの、と喜びを開き咲かせながら。
そしてふりふり尻尾を振る子を抱きしめたまま、ふいに彼の方へと目を向ければ。
ビシリ、と音が聞こえたかと思えば、ぱかりと、もうひとつの魔法のたまごも割れて。
瞬間、千影は其処に在るものを肌で感じる。溢れる生命の鼓動、命が燃え盛る熱を。
そう――姿を見せたのは一羽の鷹。
生まれたばかりだと言うのに、ばさりと雄々しく翼を広げるその体格は、雛ではなく。
既に野生に生息する大人の鷹とサイズ的には変わらない。
そして悠然とはためかせた翼で、鷹は己を孵した主人の肩の上に。
そんな鷹の子を見遣ってそっと撫でてあげた後、千影は瞳を細める。
「……俺のはどうやら、これがそうらしい。見上のは……」
視線向けた先、抗議するようにぴーにゃーと鳴いている真っ黒な子猫を目撃したから。
「千影さんみて、カワイイでしょ?」
「仲良くやって行けそうじゃないか」
一緒に楽しく戯れつつも、嬉しそうな游とサーバルキャットの子を見つめて。
そして游も、彼の肩に乗っているその姿を見つめて。
「千影さんの子は? 鷹……すっごいかっこいいね」
千影と鷹の子をそっと交互に見つめて思うことは、敢えて口に出さないでおく。
(「きっと貴方に似ているのだと言ったら照れてしまうだろうから」)
可愛く愛しい子猫を抱っこしつつ、内緒ナイショ……それは秘密にしておこう、って。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【水琴窟】
あの、ムジカさん
私がよく見えてないだけかもしれませんけれども
あの方、巨大武器をお持ちじゃありません?
マスコットキャラ、とは
しかしあの得物、飾りではなさそう
お先に失礼しますね、ムジカさん
射線上に入れてしまわぬよう注意し駆ける
重く硬質な装填音がした時に
ぴぃ、と鋭く幼い鳴き声が胸元から聞こえて
あら!タマゴが孵っています
ぽわぽわ産毛の藤色チドリの雛
目は常盤松色かしら
しきり鳴く声は警戒の色を帯びていて
危ないと教えてくれるの?ふふふ、頼もしい
ありがとう
でもまだ、胸元に隠れたままでいらっしゃいね
古龍降臨
重火器を貫き切断、破壊します
そちらが数と火力ならば機動力で削ぎに行きましょう
ムジカさんの方からも新しい声が聞こえる
美しく、無垢で勇敢な声が
音が弾ける魔力弾
助かります、ムジカさん
それでは一緒に参りましょう?
動きが止まった隙は逃さず居合切り
先程そちらから鳴き声がしたのですが
まあ!なんと可愛らしい
初めまして、ようこそ世界へ
2人とも仲良くして下さいね!
そう、…そうね
この子は新しい家族、なのですね

《水禽窟》
えーっとね…?
アヒルさんが、連射できそーな重火器持ってるの
マスコットキャラの座をねらって、このダンジョンにいるの?
後ろは任せて、鳰ちゃん♪
彼女の戦闘サポート!
Sanctuaire de loi.を弓のように持ち
音響弾で敵を牽制
ぴよぴよいっぱいだぁっ
ぱきっ…ポンチョの中で音が鳴る
み…?わっ…!
素早く飛び出してきたのは
白の羽耳、背に小翼
翡翠色の瞳を持ったデグーのような姿の子
その子は綺麗な音色で高く鳴く
生まれたての頼もしい音は敵の注意を引く
でも、怪我をしないようにすぐにポンチョに包み
Code_Release――!
剣を”狙撃型竪琴剣”に展開
鳰ちゃんの立ち位置を確認して
――敵の動き、止めるよ!
構えた剣の弦を鳴らすと魔力を纏う音響弾となり敵に撃つ
動きを鈍らせるパラライズ
確実な一手は鳰ちゃんと息を合わせて
戦終えた後
ポンチョに包んだその子を抱え上げる
わぁっ、かぁいい~!
あ!鳰ちゃんのところにも、お友だちが生まれてきてるよ
ふたりとも、ハッピーバースデー!
にふふ♪あたらしい家族なのっ
鳥の精霊の背中に乗って、天空航路を翔けた先。
再び地に足がつけば、鳥さんに礼を告げた後、向かうのはダンジョンの最奥。
ダンジョン最奥にいるボスを倒せば、このダンジョンの攻略も完了するのだけれど。
『! また√能力者!? そんなにこのかわいいぼくのマスコットキャラの座を奪いたいのか!』
そこにいたのは……アヒル??
しかも何だかガーガーと文句を言っている謎のアヒルだけれど。
香柄・鳰(玉緒御前・h00313)はそんなアヒルを二度見して。
「あの、ムジカさん。私がよく見えてないだけかもしれませんけれども」
エメ・ムジカ(L-Record.・h00583)へと、一応訊いてみるのだった。
「あの方、巨大武器をお持ちじゃありません?」
ゆるキャラっぽい見目のくせに、ごつい重火器をじゃきんと構えているアヒルを見遣りながら。
ムジカも、喚いているアヒルさんをじいと見つめてから、こくりと鳰に頷いて返して。
「えーっとね……? アヒルさんが、連射できそーな重火器持ってるの」
『かわいいマスコットキャラは、このぼくだけでいいから!』
アヒルの放つ言葉に、きょとり。
「マスコットキャラの座をねらって、このダンジョンにいるの?」
「マスコットキャラ、とは」
鳰も思わずそうツッコまずにはいられない。
だがこのアヒル『ベンジャミン・バーニングバード』は、このダンジョンのボス。
ボスということは、ある意味このダンジョンのマスコットキャラ……かも、しれない。
だが、あのアヒルがかわいいかは、さておき。
『かわいいぼくの邪魔をするやつらは、みんな燃やしちゃうぞ!』
「しかしあの得物、飾りではなさそう」
追加で召喚された、竜漿兵器加工を施した重火器は全然可愛くはないから。
――お先に失礼しますね、ムジカさん。
アヒルがぶっ放してくるその射線上に入れてしまわぬよう、鳰は注意しつつ、地を大きく蹴っては駆けて。
緑を湛える髪が流れるように揺れるその背を押すように、ムジカは弓のように持ったソードハープ型の錬成剣を共鳴させる。
「後ろは任せて、鳰ちゃん♪」
敵前へと躍り出る鳰を支援するべく、牽制の音響弾を放ちながら。
『わっ、ゆるキャラ集団たちがびっくりするじゃないか!』
「ぴよぴよいっぱいだぁっ」
弾ける音にびっくりするベンジャミン・バーニングバードと、アヒルが喚んだゆるキャラなぴよぴよ集団を見つめるムジカ。
そして重く硬質な装填音が響く中、ふと鳰の耳に届いたのは――ぴぃ、と鋭く幼い鳴き声。
それから声が聞こえた胸元へと、鳰が視線を向ければ。
「あら! タマゴが孵っています」
瞳に飛び込んできたのは、ぽわぽわ産毛の藤色チドリの雛。
「目は常盤松色かしら」
ぱちりと目があったそのつぶらな瞳のいろは、常盤松色。
ぴぃぴぃ! としきりに鳴く声は警戒の色を帯びていて。
「危ないと教えてくれるの? ふふふ、頼もしい」
向けた紫の色を微笑まし気に細め、鳰はぽわぽわな子に……ありがとう、と笑んで返しながらも。
「でもまだ、胸元に隠れたままでいらっしゃいね」
太古の神霊「古龍」を纏えば、駆けるその速度がぐんと増して。
『! ああっ、ぼくの得物がぁ!?』
「そちらが数と火力ならば機動力で削ぎに行きましょう」
刹那閃かせた刃を以て、重火器を貫き切断し破壊してやる。マスコットキャラに重火器は不似合いだから。
そして、ぱきっ――そうムジカのポンチョの中で、音が鳴った瞬間。
「み……? わっ……!」
ぴょこっと素早く飛び出してきたのは、白の羽耳に翡翠色の瞳を持ったデグーのような姿の子。
そして背の小翼を懸命にぱたぱたさせながらその子が高く響かせるは、綺麗な音色の声。
そんな鳴き声や姿に、ベンジャミン・バーニングバードの意識が向いて。
『なっ、かわいいはぼくだけでいいって言ってるだろ!?』
でも、孵ったこの子が怪我をしないようにって、すぐにポンチョに包めば。
ムジカはすかさず、握る剣を”|狙撃型竪琴剣《スナイパー・ハープボウ》”へと展開。
……Code_Release――!
駆ける鳰の立ち位置をしっかりと確認して。
「――敵の動き、止めるよ!」
構えた剣の弦を爪弾き掻き鳴らせば、敵を撃つ魔力を纏う音響弾となる。
そして与えるは、動きを鈍らせるパラライズ!
『……!?』
「助かります、ムジカさん」
鳰は彼へと礼を告げつつも、動きを止めた敵を確りと紫湛える瞳で捉えながらも。
――それでは一緒に参りましょう?
確実な一手は、息を合わせてふたりで共に。
『なっ、ふぎゃっ!!』
敵へと同時に見舞われるは、生じた隙を決して逃さぬ居合切りと再び弾ける魔力弾。
そして、堪らず転がるアヒルを後目に。
ムジカはポンチョに包んだその子をひょこりと抱え上げて。
「わぁっ、かぁいい~!」
「先程そちらから鳴き声がしたのですが……まあ! なんと可愛らしい」
「あ! 鳰ちゃんのところにも、お友だちが生まれてきてるよ」
改めて、生まれてきてくれた子たちへと向ける。
――ふたりとも、ハッピーバースデー!
――初めまして、ようこそ世界へ。
無事に孵ってくれた喜びをいっぱいに込めた、祝福の声を。
だって、この子たちは。
「にふふ♪ あたらしい家族なのっ」
そんなムジカの言葉に、鳰もこれまで共に冒険し、そして孵った子たちを見つめて。
「そう、……そうね。この子は新しい家族、なのですね」
瞳を柔く細めれば、改めて告げる。
甘えるように鳴く新しい家族たちに……2人とも仲良くして下さいね! って。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

イースター祭とは復活祭……またの呼び方を再誕祭。
そして、ここには美味しいバーベキューのお肉があります。
条件は揃いました!!(1章で覚えたイースター祭の定義を続行中)
今までずっと私と一緒にいてくれた精霊達。
魔法の卵を介し、新たな姿を得て再誕の時です。
さぁ一緒に戦いましょう!
【BBB式砲撃術】対策
【決戦気象兵器「レイン」に宿る精霊達】を使用。
機動力の悪くなった敵を精霊達に翻弄して貰い、敵の攻撃を阻害するようにして戦います。
私自身は、大型ブレードを備えたエネルギー砲LXMを用いて攻撃します。
勝負どころで 【LXF・LXM並列高出力モード】からのプラズマブレイドを放ちます。
(補足)
魔法の卵から複数のアマツバメが実体化する。
以前からリズと共にいた精霊が、魔法の卵の影響とリズ自身が精霊使いとして自覚を持った事の合わせ技で実体を得た。バーベキューは関係ない。
定形(アマツバメの姿)と、今まで通りの不定形でレインに宿る精神体としての姿を使い分け可能。
アマツバメは、雨(Rain)の名を関する世界最速の鳥。
訪れた冒険王国で先程、もぐもぐごっくんと、有意義に学んだばかりである。
「イースター祭とは復活祭……またの呼び方を再誕祭」
リズ・ダブルエックス(ReFake・h00646)はそう、復活するのも納得なイースターのシステムを!
リズはそんな覚えたイースター祭の定義を引き続き続行しながらも。
辿り着いたダンジョンの最奥で見遣り、声高らかに紡ぐ。
「そして、ここには美味しいバーベキューのお肉があります」
……条件は揃いました!! と。
『!? これはぼくのお肉だから……って、聞いて!?』
何か喚いているアヒル『ベンジャミン・バーニングバード』を後目に、眼前に姿を現したその子へ。
だって、リズはもう完全に自覚したのだから。己が、精霊使いであることを。
そして、これまで冒険を共にした、魔法のたまごを介して。
(「今までずっと私と一緒にいてくれた精霊達」)
――新たな姿を得て再誕の時です、と。
眼前に改めて姿をみせた子……複数のアマツバメたちへと声を向ける。
「さぁ一緒に戦いましょう!」
そう、以前から共にいた精霊が実体を得たのだ。
魔法のたまごの影響と、リズ自身が精霊使いとして自覚を持った事の合わせ技で。
ちなみに、アヒルがしているバーベキューとは関係ありません。
そして再誕した生まれたてのアマツバメたちを見れば、ベンジャミン・バーニングバードはぷんぷん。
『かわいいマスコット的キャラは、ぼくだけでいいから!』
刹那、竜漿兵器加工を施した追加の重火器を召喚し、一斉発射してこようとするも。
そんなBBB式砲撃術対策として、リズはすかさず、決戦気象兵器「レイン」に宿る精霊達にお願いし展開する。
――精霊達、力を貸して下さい。一緒に戦いましょう!
その声と同時に青色のアマツバメたちが空を翔け、風の刃と化して敵へと突撃!
『!? わ、わっ!』
機動力が落ちた敵を精霊達に翻弄して貰いながらも、敵の重火器による攻撃を阻害するようにして立ち回る。
そう――定形のアマツバメの姿と、これまで通りの不定形でレインに宿る精神体としての姿が、使い分け可能になって。
アマツバメたちが翔ける中、確りと討つべきダンジョンのボスを視線で捉えれば。
『……くっ!』
精霊たちの攻撃に堪らず敵が揺らいだ勝負どころを見逃さずに。
――レイン兵器の出力を防具機動力と武装破壊力の2点に集中。高速近接戦へと移行します!
リズは発動させたLXF・LXM並列高出力モードから満を持して放つ。
光翼を展開する大型ブレードを備えたLXFを纏い、エネルギー砲LXMを用いた、強烈なプラズマブレイドを。
そう……共に戦うアマツバメたちは、|雨《Rain》の名を関する世界最速の鳥なのだから。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

アドリブ歓迎
・心情
楽しい冒険ももうおしまいですか
楽しかったですが、この冒険も終わらせなければいけません
さあ、最後のボス戦、油断せずに行きましょう!
きっと奥に居るはずです、恐ろしいドラゴンとかそういうのが!
……えっと、バイオレンスあひる?
なんか、想像してたボス戦と違う……
かっこよくも可愛くもない……
・行動
戦闘開始時に流星で魔力のチャージを開始
同時に星天で星の魔力を纏います
チャージ中の60秒は上昇した移動速度とエネルギーバリアで敵を翻弄しながら、右手の天魔刃と左手の虹蛇でゆるキャラ達や召喚された武器を制圧します
「ちっちゃいのがわらわら……ボス戦ってこんなのじゃないはずなのに!」
チャージ完了後にアヒルの懐にダッシュで潜り込み、流星の魔力を込めた長剣による渾身の突きの天衝を叩き込みます
「人の期待を裏切った勘違いアヒルにはきついお仕置きです!」
・たまご
戦闘後は魔法のたまごに勝利報告
それとと同時に卵が孵り、中からは小さな人型の星の属性の精霊が
どうやら星の魔力の影響を受けたみたいです
何でしょう、すごく可愛い……
「これからよろしくね、えっと……」
そういえば名前を決めないと
帰り道で考えないとですねー
とと、そういえばダンジョンにあるたまごの秘密って何なんでしょう
一番奥まで行けば見つかるんでしょうか…?
気になりますし、帰る前に調査しましょう
何か見つかれば持ち帰りますし、何もわからなければお土産話ですね?
天空航路を駆け抜けて、無事に空の大冒険はクリア!
再び地に降り立てば、力を貸してくれた鳥と風の精霊達とは一旦分かれて。
ここからはまた、首から下げた袋の中に大事に入れている魔法のたまごとのふたり旅。
「たまごさん、いよいよダンジョンの最奥です!」
勿論、引き続きたまごとおしゃべりしながら、わくわく進みつつも。
でも、ダンジョンの最奥を目前にすれば、つい隠岐・結羽(人間(√EDEN)のサイコメトラー・h04927)は意識してしまう。
(「楽しい冒険ももうおしまいですか」)
とても心躍る楽しい時間だからこその、冒険のおわりを。
けれど、ぐっと気合を入れて、結羽はたまごを連れて、ダンジョン攻略のためにその足を止めない。
……楽しかったですが、この冒険も終わらせなければいけません、って。
「さあ、最後のボス戦、油断せずに行きましょう!」
ゲームの世界だって、ボスを倒してハッピーエンドを迎えるなのだから。
というわけで、脳内に流れていた曲も、緊張感いっぱいのボス戦のものへと変わって。
最奥へと続く道を征きながらもドキドキしちゃう。
だって、冒険もののゲームのラスボスといえば、やはり。
「きっと奥に居るはずです、恐ろしいドラゴンとかそういうのが!」
何せこの世界は、√ドラゴンファンタジー。
ファンタジー世界で最強の存在といえばそう、ドラゴン!
大きくていかにも強そうで、炎とかぶわわーって吐いてきたりだとか、一度倒したかと思いきや第何形態とかまであるような?
そんな、つよつよなボスがこの先には待っている――と、思った結羽であったが。
ダンジョンの最奥に到着すれば、思わず瞳を瞬かせてしまう。
『ぐっ、√能力者め!! ぼくのお肉やかわいいキャラの座を奪おうとするなんて……黒焦げにしてやる!』
「……えっと、バイオレンスあひる?」
他の仲間にぼこられてすでにフラフラながらも、ガーガー文句を言っているアヒルを見つけて。
自分でかわいいキャラと言いながらも、その手に握られているのは全然可愛くない重火器。
そもそも、ラスボスがアヒルで、しかもバーベキューをしているという絵面自体シュールで。
多分ボスだろうそのアヒルをじろじろと見遣ってしまいつつも。
『どうした? ふ、ぼくの強そうな姿にびびったか!』
「なんか、想像してたボス戦と違う……」
結羽はふるりと首を横に振りつつ、こう呟きを落とすように続けるのだった。
「かっこよくも可愛くもない……」
『なっ……ぼ、ぼくはかわいいキャラだろ!?』
そんな結羽のガチな本音の声に、アヒルはちょっとショックを受けたようであるが。
『と、とにかく! ダンジョンとお肉と可愛いキャラポジション防衛のために、冒険者は重火器で燃やしちゃうぞ!』
気を取り直して、じゃきんっと物騒な得物を構えるアヒルこと『ベンジャミン・バーニングバード』!
ちょっと、いやかなり拍子抜けはして、ドラゴンじゃなくてがっかりはしたのだけれど。
でも、このアヒルがダンジョンのラスボスには違いないから。
竜漿兵器を装備したゆるキャラ集団を召喚してくるベンジャミン・バーニングバードを迎え撃つべく。
「集中、集中……全部を、ぶつけます!」
高濃度の魔力をチャージせんと、流星を発動させながら。
――纒うは銀河のヴェール、星の力をこの身に宿せ。
煌めく星の力を宿した魔力を纏い、夜空を流れる星の如き速度を得れば。
『いけ、ぼくのゆるキャラ軍団!』
「ちっちゃいのがわらわら……ボス戦ってこんなのじゃないはずなのに!」
やはりどう見てもボス戦とは思えぬ眼前の光景に、ぶんぶんと首を再び振りながらも。
速度とエネルギーバリアで敵を翻弄しながら、ばさりと魔法剣士感溢れるローブを靡かせつつ踏み出して。
ゆるキャラ達や召喚された武器も、右手の天魔刃「イブリース」と左手の術式切替式多属性銃「虹蛇」で制圧すれば。
『ぐっ、ち、近寄るな!』
慌てて竜漿兵器加工を施した追加の重火器を召喚するベンジャミン・バーニングバードであるが、それを一斉発射してくるその前に。
刹那、チャージも完了! 流星の魔力を込めた長剣をぐっと握りしめて。
「人の期待を裏切った勘違いアヒルにはきついお仕置きです!」
地を蹴り、ドラゴンとはかけ離れたゆるキャラの懐にすかさず潜り込めば、結羽は全力で叩き込む。
『ちょ、なっ……ガアッ!!』
期待していたラスボスとは違ったがっかり感をぶつけるように、全ての魔力を乗せた天衝による渾身の突きを。
そして、こてりとアヒルがついに地に倒れれば。
ゆるキャラではあったにしろ、ボス『ベンジャミン・バーニングバード』を撃破、ダンジョン攻略完了です!
あとは、じきに消滅するダンジョンから帰還すれば、今回の依頼は完遂となるけれど。
「たまごさん、ボスに勝利しました!」
首からさげている魔法のたまごに、勝利報告をすれば――次の瞬間。
ぴしっとたまごに亀裂が走ったかと思えば、ぱかりっ。
これまで大事に護ってきた魔法のたまごから生まれたのは、小さな人型の精霊であった。
そしてその精霊は、キラキラと輝きを纏っていて。
(「どうやら星の魔力の影響を受けたみたいです」)
星の精霊をじいと見つめれば、結羽は思わずほわり。
何でしょう、すごく可愛い……って。
それから、自分の周りを嬉しそうにくるくる飛ぶ星の精霊に、改めて声を向けてみるも。
「これからよろしくね、えっと……」
ふとその子を見つめたまま、結羽は思うのだった――そういえば名前を決めないと、と。
そして、帰り道で考えないとですねー、なんておしゃべりしつつも思い出す。
(「とと、そういえばダンジョンにあるたまごの秘密って何なんでしょう。一番奥まで行けば見つかるんでしょうか……?」)
この先に、もしかしたら隠しエリアがあったり……?
冒険を共にして心通わせればたまごが孵るかもという噂以外にも、何かがあるかもしれないと。
むしろ今度こそ、真のラスボスのドラゴン登場? なんて思いつつも。
「気になりますし、帰る前に調査しましょう」
結羽は星の精霊と一緒に、まだもう少しだけ冒険を続けてみる。
「何か見つかれば持ち帰りますし、何もわからなければお土産話ですね?」
ずっとおしゃべりしながら連れていた魔法のたまごの子も孵って、出会えてお友達にもなれたし、ダンジョンも無事に攻略したけれど。
でも、あともうちょっとだけ、ゲームみたいな時間は続く――だって帰るまでが、わくわくの冒険なのだから。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功